JP5518816B2 - 摩擦攪拌接合方法 - Google Patents

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本発明は、摩擦攪拌接合技術に係り、特に、接合部材としての捨て代を有効利用した摩擦攪拌接合技術に関する。
新しい固相接合法として、英国のThe Welding Institute (TWI) において摩擦熱を利用した接合技術である摩擦攪拌接合(Friction Stir Welding、FSW)が発明された。
研究と実用化が図られ、現在では、アルミニウムの外にマグネシウム、チタン、これらの複合材料、異種材料、発泡材料にも適用が可能になり、応用分野も自動車、鉄道車両、宇宙航空工業に拡大している(非特許文献1)。
FSWツールとしては、高温においても高強度となる金属間化合物Co3(Al,W)を分散したコバルト基合金製のFSWツールが開発され、従来のセラミック系FSWツールに比して、高い耐久性と耐磨耗性を実現している。コバルト基合金製のFSWツールは、鉄、チタン合金、ジルコニウム合金などの接合も可能であることから、電力プラント、化学プラント、自動車などの産業分野への応用展開が期待されている(非特許文献2)。
特許文献1には、凹所を備えたタブ板を、2つの板状部材における突合せ部の接合終端側の端面に当接せしめて、回転治具が突合せ部から凹所を経てタブ板に達した後、摩擦攪拌接合操作を終了することが示されている。
特許文献2には、ロータバーと短絡環を該短絡環の外周面上のロータバーに沿って設けた溶接開先に溶接することによって、溶接欠陥と強度低下の少ないロータバーと短絡環の溶接構造を得ることが示されている。
特開2004−154798号公報 特開2000−166197号公報
摩擦攪拌接合(Friction Stir Welding、FSW)の進歩と適用、NMCニュース、第8号(7)、2004年12月 鉄やチタン合金など融点の高い金属を接合できる摩擦攪拌接合用ツールを開発、プレスリリース、東北大、2010年3月26日
摩擦熱を利用する摩擦攪拌接合(FSW)は、入熱が少なく、また接合部の強度低下やひずみの少ない接合方法として利用されている。
図15、16は、摩擦攪拌接合により突き合わせ部材を接合する例を説明する図である。 接合する2枚の被接合材A101、被接合材B102に対し、これらの被接合材よりも硬い金属で作られた回転ツール40を加重Wを印加した状態で高速回転させ、その先端のピン402を、2枚の被接合材A101、被接合材B102の突き合わせ部200に差し込み、突き合わせ部200の表面に沿って移動させる。これにより、接合部210周辺に生じた摩擦熱と塑性流動によって被接合材を溶融させることなく、2枚の被接合材を接合させることができる。
図17、18、19は、摩擦攪拌接合していない部分を切除する処理を説明する図、図20は、摩擦攪拌接合した後に曲げ荷重Mを加えた例を説明する図である。
図17に示すように、摩擦攪拌接合の開始点213と終了点214は、一般の溶接と同様に、2枚の被接合材の突き合わせ部の端面から接合条件に応じた所定の距離だけ離れており、図17に示されるように接合していない部分201が残る。その理由は、回転ツールによって摩擦攪拌された塑性流動状態の金属が接合材の端面から湧き出ることによって接合部に接合欠陥が発生することを阻止するためである。そのため、接合作業の終了後に、そのような接合していない部分を捨て代300として図18のように鎖線にしたがって切除する。あるいは接合していない部分に溶接による手直しを施す。
これらの後処理は生産性を悪くするだけでなく、溶接による熱影響により、残留ひずみや溶接欠陥が発生する可能性がある。また、摩擦攪拌接合特有の課題として、回転ツールを引き抜いたときにピンが占めていた部分が凹み215として残留することがある。
図19は、2枚の長方形の被接合材A101、被接合材B102の短辺同士を接合し、捨て代材300を切り離した状態を示している。
図20は、接合強度を評価するために曲げ荷重Mを加えた例を示す図であり、接合部210の引張側の最外端の被接合材Bとの境界にき裂cが生じている。
本発明は、これらの問題点に鑑みてなされたもので、摩擦攪拌接合の開始点、あるいは終了点として設定した部分を強度部材として活用することにより、強度及び生産性の向上を図るものである。
本発明は上記課題を解決するため、次のような手段を採用した。
被接合部材の端部同士を衝合し、衝合部を前記接合部材よりも硬度および耐熱性が高い材料で作成した摩擦攪拌接合ツールを用いて接合する摩擦攪拌接合方法において、前記接合部材の一方の端部を他方の端部よりも幅広に形成するとともに、前記一方の端部に他方の端部が入り込む凹形の切欠き部を形成し、該切欠き部に他方の接合部材の端部を嵌入し、前記一方の接合部材の端部の前記幅広に形成された部分で形成された凸部と接合端の中央部間の前記衝合部を摩擦攪拌接合するとともに、前記他方の接合部材を、幅の狭い複数の接合部材の集合体で形成されたものとする。
本発明は、以上の構成を備えるため、摩擦攪拌接合における強度が増加し、また生産性が向上する。
実施形態1に係る摩擦攪拌接合方法を説明する図である。 接合前の接合材を説明する図である。 実施形態2に係る摩擦攪拌接合方法を説明する図である。 実施形態3に係る摩擦攪拌接合方法を説明する図である。 実施形態4に係る摩擦攪拌接合方法を説明する図である。 実施形態5に係る摩擦攪拌接合方法を説明する図である。 接合前の被接合材を説明する図である。 実施形態6に係る摩擦攪拌接合方法を説明する図である。 接合前の接合材を説明する図である。 実施形態7を説明する図である。 実施形態7を説明する図である。 実施形態7を説明する図である。 実施形態8を説明する図である。 従来のロータバーと短絡環を溶接で接合した例を説明する図である。 摩擦攪拌接合により突き合わせ部材を接合する例を説明する図である。 摩擦攪拌接合により突き合わせ部材を接合する例を説明する図である。 摩擦攪拌接合していない部分を切除する処理を説明する図である。 摩擦攪拌接合していない部分を切除する処理を説明する図である。 摩擦攪拌接合していない部分を切除する処理を説明する図である。 接合強度を評価するために曲げ荷重を加えた例を示す図である。
以下、実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
[実施形態1]
本実施形態では、荷重として曲げ荷重Mを想定し、応力が零となる中央部に終了点214の穴(凹み)215が来るように接合している例を説明する。
図1は、実施形態1に係る摩擦攪拌接合方法を説明する図、図2は、接合前の接合材を説明する図である。
図1,2に示すように、被接合材A101の接合端の両端に凸部104を設け、被接合材B102が入り込む凹部を形成する。凸部を設けることにより、応力が高く、き裂が生じる可能性の高い接合部210の端を補強することができる。また、前記凸部に接合の開始点213を設定し、曲げ応力が小さい中央に終了点214を設定して摩擦攪拌接合を実施する。
この構成によれば、従来強度上問題となっていたFSWの開始点213を接合部材Aの補強部分に設けるため、強度上の問題を解決できる。また、終了点214を接合部分の中央の曲げ応力が零の位置に設けるため、強度上問題となる終了点214の穴(凹み)215には応力が加わらず、強度の問題が無くなる。
このように、被接合材A101の接合端の両端には、凸部104を設け、また、曲げ応力が小さいと考えられる凸部104の先端の角は削り取って滑らかに幅が増加するようにした。また、接合端の両端に設けた凸部104により形成される凹部には、被接合材B102を嵌入する。
[実施形態2]
図3は、実施形態2に係る摩擦攪拌接合方法を説明する図である。本実施形態では、荷重として曲げ荷重Mを想定し、応力が零となる被接合材A101の中央部を摩擦攪拌接合の開始点213に設定し、接合端の凸部104に終了点214を設定して摩擦攪拌接合を実施する。接合端の凸部104に形成される穴(凹み)215には加工を施して貫通孔を形成し、貫通孔は、き裂停留孔216として利用する。
図3に示すように、被接合材A101の接合端の両端に凸部104を設け、被接合材B102が入り込む凹部を形成する。凸部を設けることにより、応力が高く、き裂が生じる可能性の高い接合部210の端を補強することができる。
このように、被接合材A101の接合端の両端には、凸部104を設け、また、曲げ応力が小さいと考えられる凸部104の先端の角は削り取って滑らかに幅が増加するように形成する。また、接合端の両端に設けた凸部104により形成される凹部には、被接合材B102を嵌入する。
摩擦攪拌接合に際しては、曲げ応力が小さい被接合材Aの接合端の中央に摩擦攪拌接合の開始点213を設定し、接合端の両端の凸部104に終了点を設定する。接合端の凸部104に形成される穴(凹み)215には加工を施して貫通孔を形成し、貫通孔は、き裂停留孔216として利用する
本実施形態によれば、従来強度上問題となっていた摩擦攪拌接合の終了点214を接合部材Aの補強部分に設け、さらに終了点に形成される穴(凹み)215に貫通加工を施してき裂停留孔216としたため、終了点における強度上の問題を解決できる。また、開始点213を接合部分の中央の曲げ応力が零の位置に設けるため、開始点213における強度上の問題をなくすることができる。
[実施形態3]
本実施形態は、一方の被接合材(図4では被接合材B102)を複数の接合部材の集合体103とした。
図4は、実施形態3に係る摩擦攪拌接合方法を説明する図である。図4に示すように、被接合材B103は複数の被接合部材の集合体で構成する。また、被接合材A101の接合端の両端に凸部104を設け、被接合材B103が入り込む凹部を形成する。被接合材A101の接合端の両端に凸部を設けることにより、応力が高く、き裂が生じる可能性の高い接合部210の端を補強することができる。また、前記凸部に接合の開始点213を設定し、曲げ応力が小さい中央に終了点214を設定して摩擦攪拌接合を実施する。
[実施形態4]
図5は、実施形態4に係る摩擦攪拌接合方法を説明する図である。本実施形態では、荷重として引張り荷重Fを想定し、被接合材A101の中央部を摩擦攪拌接合の開始点213を設定し、接合端の凸部104に終了点214を設定して摩擦攪拌接合を実施する。なお、終了点214は、応力が生じないと考えられる被接合材A101の接合端の凸部104の先端に設定して摩擦攪拌接合を施す。
摩擦攪拌接合に際しては、被接合材Aの接合端の中央に摩擦攪拌接合の開始点213を設定し、接合端の両端の凸部104に終了点を設定し、被接合材Aと被接合材Bとの接合端、および被接合材Aの凸部104に摩擦攪拌接合を施す。
[実施形態5]
本実施形態では、一方の接合材A101に形成する凹部をV字状に形成し、被接合材B102が入り込む凹部を形成する。前記一方の接合部材の端部の前記幅広に形成された部分で形成された凸部を始点とし、終了点214が被接合材A101に位置するように摩擦攪拌接合を施す。
図6は、実施形態5に係る摩擦攪拌接合方法を説明する図、図7は、接合前の被接合材101と被接合材102である。
図に示すように、一方の被接合材A101にV字状の凹部を形成し、他方の被接合材B103に前記凹部に嵌合するV字状の凸部を形成する。なお、被接合材B103として、集合材を用いることもできる。
摩擦攪拌接合に際しては、被接合材A101の接合端の両端形成された凸部104を始点とし、接合端の中央部のV字形の折れ曲がり点を通り過ぎた点を終点として摩擦攪拌接合を施す。
このように、集合体としての被接合材B103の突き合わせ部200をV字形(凸側)形成し、被接合材Bの突き合わせ部200をV字形(凹側)204とし、両端の凸部を開始点とし、V字形の尖端部分で接合路が交差するように接合して終了点を2箇所設ける。このようにすれば、強度上問題となる終了点214を突き合わせ部200から離れた強度上問題とならない被接合材A上に設けることができる。また、接合部210の長さを長くすることができるので接合部210の強度上の負担も軽くすることができる。
[実施形態6]
本実施形態では、実施形態5において、開始点近傍の被接合材A101と被接合材B102の突き合わせ部200を被接合材の長手方向に対して直角とした。
図8は、実施形態6に係る摩擦攪拌接合方法を説明する図、図9は、接合前の接合材を説明する図である。
図に示すように、開始点近傍の被接合材A101と被接合材B102の突き合わせ部200を被接合材の長手方向に対して直角としている。このようにすることによって、被接合材A101の凸部104と被接合材B102との接合部分がFSWツールの進行方向に対して直角となって接合を容易にすることができる。
[実施形態7]
本実施形態は、誘導電動機の回転子に設けた短絡環とロータバーの接続に摩擦攪拌接合を適用した例を説明する。
図10,11,12は、実施形態7を説明する図である。図に示すように誘導電動機の短絡環106の溝の幅を、該溝に嵌入するロータバー105の厚みを狭くし、ロータバーの溝に挿入する部分の厚みを溝にあわせて薄く加工して挿入する。これにより形成される、ロータバーと短絡環外周とが接合する接合線を延長したロータバー表面に摩擦攪拌接合の開始点213を設定し、ロータバーと短絡環の外周との接合線に沿って軸方向に摩擦攪拌接合する。これにより接合できない部分201(図14)を無くすることができる。
これらの図において、短絡環106は、図11に示すように同心円状にほぼ等間隔にロータバーが外周から挿入される複数の半径方向の溝を備え、短絡環106と、その短絡環106の各溝に挿入されたロータバー105との接合部210を摩擦攪拌接合する。このとき、短絡環106の溝の幅をロータバー105の厚さよりも狭くし、溝に挿入される部分のロータバーの厚さを溝にあわせて薄く加工して挿入する。また、摩擦攪拌接合に際しては、図10に示すように、ロータバー105と短絡環106の外周との接合線を延長したロータバー105表面に摩擦攪拌接合の開始点213を設け、ロータバー105と短絡環106の外周との接合線に沿って軸方向に摩擦攪拌接合することによって電気的及び機械的に接合している。
図12は接合前のロータバーと短絡環106を示す図であり、ロータバー106には厚みが減少する段差部107がある。
図14は従来のロータバー105と短絡環106を溶接で接合した例であり、接合されない部分201からき裂cが進展していることを説明している。なお、図1のうち、図10ないし図12に示される部分と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
[実施形態8]
本実施形態は、実施形態7において、開始点を短絡環106表面に設けた例である。
図13は本実施形態8を説明する図であり、実施形態7において、開始点213を短絡環106表面に設けている。なお、図13のうち、図10ないし図12に示される部分と同一部分については同一符号を付してその説明を省略する。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、突き合わせ接合部材の一方の接合端の中央に他方の接合端が入り込む凹部を形成し、該凹部を形成する両端の凸部104に摩擦攪拌接合の開始又は終了点214を設定して接合する。
この接合方法によれば、摩擦攪拌接合に際して、捨て代あるいは捨て代材300が不要となるため、信頼性の高い摩擦攪拌接合を得ることができる。また、終了点214に残留する穴215を貫通孔に形成し、この貫通孔を、き裂発生を想定したき裂進展の停留孔216として活用することができる。
100 被接合材
101 被接合材A
102 被接合材B
103 複数の接合部材の集合体としての被接合材B
104 被接合材Aの接合端の凸部
105 ロータバー
106 短絡環
107 ロータバーの幅が減少する段差部
200 突き合わせ部
201 接合していない部分
202 直線状接合端
203 楔形接合端(凸側)
204 楔形接合端(凹側)
210 接合部(FSWビード又は溶接ビード)
211 直線形接合部
212 楔形接合部
213 接合開始部
214 接合終了部
215 接合終了部の穴(凹み)
216 き裂停留孔
300 捨て代材
01 回転ツール
402 ピン
403 ショルダー
M 曲げ荷重
F 引張り荷重
σ 応力
c き裂

Claims (8)

  1. 被接合部材の端部同士を衝合し、衝合部を前記接合部材よりも硬度および耐熱性が高い材料で作成した摩擦攪拌接合ツールを用いて接合する摩擦攪拌接合方法において、
    前記接合部材の一方の端部を他方の端部よりも幅広に形成するとともに、前記一方の端部に他方の端部が入り込む凹形の切欠き部を形成し、該切欠き部に他方の接合部材の端部を嵌入し、前記一方の接合部材の端部の前記幅広に形成された部分で形成された凸部と接合端の中央部間の前記衝合部を摩擦攪拌接合するとともに、前記他方の接合部材を、幅の狭い複数の接合部材の集合体で形成されたものとすることを特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  2. 請求項1記載の摩擦攪拌接合方法において、
    前記一方の接合部材の端部の前記幅広に形成された部分で形成された凸部を始点とし、接合端の中央部を終点として摩擦攪拌接合することを特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  3. 請求項1記載の摩擦攪拌接合方法において、
    前記一方の接合部材の端部の前記幅広に形成された部分で形成された凸部を終点とし、接合端の中央部を始点として摩擦攪拌接合することを特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  4. 請求項1記載の摩擦攪拌接合方法において、
    摩擦攪拌接合の終点に形成される穴を貫通孔に形成して、亀裂の進展を停留する構造としたことを特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  5. 請求項1記載の摩擦攪拌接合方法において、
    前記切欠き部は、V字状の切欠きであり、前記一方の接合部材の端部の前記幅広に形成された部分で形成された凸部を始点とし、接合端の中央部のV字形の折れ曲がり点を通り過ぎた点を終点として摩擦攪拌接合することを特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  6. 請求項1記載の摩擦攪拌接合方法において、
    前記一方の接合部材は電動機のロータバーであり、他方の接合部材はロータバーの端部間を接続する短絡環であることを特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  7. 接合部材の端部同士を衝合した部分を前記接合部材よりも硬度および耐熱性が高い材料で作成した摩擦攪拌接合ツールを用いて接合する摩擦攪拌接合方法により接合可能とした接合部材であって、
    前記接合部材の一方の端部は他方の端部よりも幅広に形成されるとともに、前記一方の端部には他方の端部が入り込む凹形の切欠き部が形成され、
    該切欠き部に他方の接合部材の端部を嵌入し、前記一方の接合部材の端部の前記幅広に形成された部分で形成された凸部と接合端の中央部間を摩擦攪拌接合方法により接合可能とし、前記他方の接合部材は、幅の狭い複数の接合部材の集合体で形成されたものとしたことを特徴とする接合部材。
  8. 複数のロータバーが同心円状に等間隔に外周から挿入される半径方向の溝を複数設けた短絡環と、該短絡環と該短絡環の各溝に挿入されたロータバーとの接合線上を接合部材よりも硬度及び耐熱性が高い材料で作られた摩擦攪拌接合ツールで接合する摩擦攪拌接合方法において、
    短絡環の溝の幅をロータバーの厚みよりも狭く設定し、ロータバーの前記溝に挿入される部分の厚みを溝にあわせて薄く加工して挿入することにより形成されるロータバーと短絡環外周との接合線を延長したロータバー表面に摩擦攪拌接合の開始点又は終了点を設定し、
    ロータバーと短絡環の外周との接合線に沿って軸方向に摩擦攪拌接合することによってロータバーと短絡環を電気的及び機械的に接合することを特徴とする摩擦攪拌接合方法。
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