以下、本発明のデジタルブック提供システムの実施形態を、図面を参照して説明する。
なお、以下において(注1)を付したものについては、商標、商品名のいずれかである。
図1Aは、本発明の一実施形態であるデジタルブック提供システムを簡略的に示すブロック図である。図1Aに示すデジタルブック提供システム1は、サーバ(管理装置)2と、該サーバ2が接続する通信手段(通信ネットワーク)3と、該通信手段3に接続可能な1以上の端末装置4とを含んで構成される。各端末装置4は、通信手段3を介してサーバ2にアクセスすることにより、サーバ2に蓄積されたデジタルブックのデータ250のうち必要となるデータ(配信ブックデータ)250’をダウンロードし、そのデータ250’に基づいて、デジタルブック(ブック型デジタルコンテンツ)を、自身の表示部47にて表示する。なお、表示されるデジタルブックの閲覧の際には、必要に応じて音声出力部46からの音声出力等を行ってもよい。また、各端末装置4のうち所定のものについては、サーバ2にアクセスすることにより、デジタルブックを作成することが可能である。
なお、通信手段(通信ネットワーク)3は、インターネットやイントラネット、パソコン通信網、公衆電話回線網、LAN(Local Area Network)等から構成することができる。
以下では、まずは図1Bに示す、端末装置4とサーバ2とがインターネット等の外部通信手段3I(通信手段3)を介して接続するシステム1Iについて説明する。
サーバ2は、所定のプラットフォームを有したコンピュータであって、対応するオペレーティングシステム(図示なし)をベースに動作するものであり、上述のように、端末装置4からの要求に基づいてデジタルブックを作成するとともに、作成されたデジタルブックを端末装置4にて閲覧できるよう配信する。ここでのサーバ2は、図2に示すように、CPU21に対し、ROM23、RAM22、ハードディスクドライブ(HDD)で構成された記憶装置25、ネットワーク接続のための周知の通信インターフェース29等が接続する構成を有し、さらに、キーボード、マウス、その他のポインティングデバイス等からなる入力部28、液晶ディスプレイ等の表示部27、スピーカ等の音声出力部26等が接続する形で構成されている。
記憶装置25には、サーバ2のCPU21が実行する種々のプログラムと共に、それらプログラムの実行に必要な種々のデータを記憶している。具体的にいえば、図3Aに示すように、記憶装置25には、ユーザ登録プログラム251と、登録されたユーザに係るユーザ情報(登録ユーザ情報)255と、グループ作成プログラム256と、作成されたグループに係るグループ情報257と、権限設定プログラム258と、デジタルブック作成プログラム252と、デジタルブック配信プログラム253と、各デジタルブックのデータ250と、サイトデータ254とが記憶されている。
サイトデータ254は、ユーザの登録、デジタルブックの作成・閲覧の窓口となるユーザ用サイト300(公開ページ:図10〜図15参照)を、通信手段3を介して公開するためのデータである。当該サイト300を介してサーバ2に端末装置4がアクセスすることにより、サーバ2に上述したプログラム251,252,253を実行させることができ、通信手段3を介した形での、ユーザ登録、デジタルブックの作成、作成済みデジタルブックの閲覧、閲覧するデジタルブックの絞り込み等が可能となる。
端末装置4は、周知のパーソナルコンピュータ4P(4W,4L,4M:図4参照)、携帯型端末装置4K(4A,4I:図6参照)等、複数種のものがあり、これらからサーバ2にアクセスすることにより、サーバ2の上述のプログラム251,252,253を実行して、ユーザ登録、デジタルブックの作成、作成済みデジタルブックの閲覧、閲覧するデジタルブックの絞り込み等が可能となる。なお、端末装置4、特に携帯型端末装置4Kについては、デジタルブックの閲覧のみ可能に構成されてもよい。
端末装置4Pは、図4に示すように、CPU41に対し、ROM43、RAM42、ハードディスクドライブ(HDD)で構成された記憶装置45、ネットワーク接続のための周知の通信インターフェース49等が接続する構成を有し、さらには、キーボード、マウス、その他のポインティングデバイス等からなる入力部48、液晶ディスプレイ等の表示部47、スピーカ等の音声出力部46等が接続する形で構成されている。
端末装置4Pは、複数種のものが通信手段3を介してサーバ2と接続しており、それぞれを互いに異なるプラットフォームを有したコンピュータとすることができ、例えば、オペレーティングシステム45OSであるWindows(注1)45Wをベースにして動作する端末装置4W、Mac OS(注1)45Mをベースにして動作する端末装置4M、Linux(注1)45Lをベースにして動作する端末装置4L等とすることができる。これらの端末装置4W,4L,4Mには、各々のオペレーティングシステム45OSに依存する各種アプリケーションプログラムが記憶装置45に記憶されており、その中には、上記サイト300を閲覧するためのブラウザ45WBや、そのブラウザ45WB上で上記デジタルブックを表示させるためのビューワ(ここではFlash Player(注1)等のプラグイン)45Fが含まれている。さらには、デジタルブックの作成にあたって、その元となるファイル(以下、元ファイルという)を作成するための所定の画像作成ソフト(ここでは、Microsoft Office(注1)のWord(注1)やExcel(注1)やPowerPoint(注1)等)45Sも含まれている。
携帯型端末装置4Kは、図6に示すように、CPU41に対し、ROM43、RAM42、フラッシュメモリで構成された不揮発性の記憶装置45が接続し、さらにはネットワーク接続のための通信インターフェース49や通話機能部44が接続する構成を有する。
携帯型端末装置4Kは、音声通話モード時において、音声入力部(マイクロフォン)44aにより集音した音声信号が、通話機能部44にてデジタル音声信号に変換・圧縮された上でスペクトラム拡散処理が施され、さらにそれが送受信部44cにてD/A変換処理・周波数変換処理された上で、アンテナ44dから無線送信される。また、音声通話モード時において、アンテナ44dで受信した受信信号は、送受信部44cで増幅してA/D変換処理・周波数変換処理が施され、通話機能部44にてスペクトラム逆拡散処理が施された上で伸張され、アナログ音声信号に変換された後、変換されたアナログ音声信号が音声出力部(スピーカ)44bを介して外部に出力される。
携帯型端末装置4Kは、複数種のものが通信手段3を介してサーバ2と接続しており、それぞれを互いに異なるプラットフォームを有したコンピュータとすることができ、例えば、オペレーティングシステム45OSとして、携帯電話専用の様々なオペレーティングシステムを搭載したものとすることができる。ここでは、携帯型端末装置4Aが、スマートフォンのオペレーティングシステムであるandroid(注1)45Aをベースにして動作する携帯電話機であり、携帯型端末装置4Iが、iOS(注1)45Iをベースにして動作する、いわゆるアイフォン(注1)である。なお、携帯型端末装置4Kは、上記とは異なるプラットフォームを有したものであってもよく、それに対応する周知の様々な携帯電話機用のオペレーティングシステムが搭載されたものであってもよい。
携帯型端末装置4Kは、平板状の外形を備えタッチパネル式等の表示/入力部を持った携帯可能なコンピュータである、iPad(注1)等のいわゆるタブレットコンピュータとすることもできる(小型POS端末も含む)。この場合、通話機能に係る部分を省略し、端末装置4Pに近い構成とすることができる。オペレーティングシステム45OSについては、当該端末装置に対応するもの(例えばiPad(注1)の場合であれば上述の45I)が適宜採用される。
これらの携帯型端末装置4K(4A,4I)は、各々のオペレーティングシステム45OSに依存する各種アプリケーションプログラムが記憶装置45に記憶されており、その中には、上記デジタルブックを閲覧するための端末専用の閲覧用アプリケーション(ビューワ)45APが含まれている。携帯型端末装置4Kがスマートフォン等のハイスペック装置である場合には、デジタルブックにおける各ページの元となる画像データとして用意される元ファイルを作成するための所定の画像作成ソフト(ここでは、Microsoft Office(注1)のWord(注1)やExcel(注1)やPowerPoint(注1)等)45S’、さらには、上記サイト300を閲覧するためのブラウザソフト45WB’等も含むことができる。
上述した端末装置4P(4W,4L,4M)及び4K(4A,4I)の記憶装置45には、上記デジタルブックを閲覧するためにサーバ2から配信(送信)されてくるデジタルブックデータ250’が記憶される。端末装置4P及び4KのCPU41が、ブラウザ45WBやアプリケーション45APを実行して、それらにより表示部47上に表示される画面を介してサーバ2にアクセスすることにより、当該サーバ2に記憶されているデジタルブックデータ250のうち自身の端末での閲覧に必要なデータ250’をダウンロードでき、それが記憶装置45に記憶される。また、上記のブラウザ45WB及びプラグイン4Fや、閲覧用アプリケーション45APといった閲覧用プログラム45Eを実行することによって、ダウンロードした当該データ250’に基づいて、表示部47上にデジタルブックを表示して閲覧することができる。即ち、端末装置4をデジタルブック閲覧装置として機能させることができる。
ここで、本実施形態のデジタルブックについて説明する。
デジタルブックは、ページ単位での閲覧が可能なブック型デジタルコンテンツである。本実施形態においては、図8及び図9に示すように端末装置4の表示部47上にて表示され、ページ送りをページめくり動画(図16参照)を表示する形で(ページめくり形式)で、ページ単位で(さらに言えばここでは見開きページ単位で)閲覧可能に構成される。こうしたデジタルブックには、カタログやパンフレット、書籍、新聞、資料等といったブック型デジタルコンテンツを含むことができる。本実施形態のデジタルブックは、図8及び図9に示すように、カタログを電子書籍化した、いわゆるデジタルカタログであり、複数種の閲覧端末4によって閲覧可能である。
なお、本実施形態におけるページめくり動画は、ページがめくられていく各過程においてページの形状に応じた座標系を定め、それら各座標系を順に切り替えていくと共に、そのときどきの座標系に対し、めくられるページの画像ファイルの画像データを当てはめていくことにより、ページめくりの様子を表すアニメーションとして表現されるものである(特開2010−278905参照)。
また、各端末装置4の閲覧用プログラム45Eは、各端末装置4の種別毎に固有のものであるから、端末装置4毎の種別毎にその表示形態が異なっている。例えば、比較的画面サイズの大きい端末装置4(例えば端末装置4P)では、デジタルブックが見開き形式で表示され、比較的画面サイズの小さい端末装置4K(4A,4I)では、デジタルブックが片頁のみで表示されるよう、各端末装置4の閲覧用プログラム45Eが構成されている。図8及び図9は、端末装置4P(4W)におけるデジタルブックの表示の一例である。
なお、ここでいう端末装置4の種別(端末種別)とは、閲覧端末4のそれぞれに対し予め定められている、画面に表示される表示画像の規格の違いによって分類されるものであり、こうした規格は、端末形状やオペレーティングシステムの違いや、各種製造メーカーの違い、さらにはそれら製造メーカー毎の製品品番の違い等によって、さまざまな種別に分類されるものである。例えば、画面表示される画像の画像サイズ(画角や解像度)や画像ファイル形式等が端末間で異なる。
サーバ2に記憶されている各デジタルブック「A」,「B」,「C」,・・・のそれぞれのデータ(デジタルブックデータ)250は、図3Bに示すように、それらデジタルブックの各ページを表示するためのページ表示用データ(ページ画像データ)250Lとして、図3Cに示すような各ページを表示するためのページ毎の画像ファイル(ページ画像ファイル)250Kの一群(ページ画像ファイル群)250Lを、端末装置4の種別毎にそれぞれ有する。
なお、図3Bでは、デジタルブック「A」のデータ250として、3種類の端末装置4P,4A,4Iのそれぞれのページ表示用データ(ページ画像ファイル群)250P,250A,250Iを有したものを例示しているが、これは実際には、端末形状やオペレーティングシステムの違いや、各種製造メーカーの違い、さらにはそれら製造メーカー毎の製品品番の違い等によって区分けされるより多数の種別の機種毎に、ページ表示用データ(ページ画像ファイル群)250Lを有している。
また、本実施形態のデジタルブック「A」,「B」,「C」,・・・では、それら端末装置4P,4A,4Iの種別毎のページ表示用データ250Lとして、各端末装置4P,4A,4Iに対応する画像サイズ(画角と解像度のうちのいずれか又は双方)の画像ファイル群250P,250A,250Iをそれぞれ有する。デジタルブックを閲覧するための各端末装置4P,4A,4Iは、その種別毎に画面サイズが異なっており、表示に最適な画像サイズがそれぞれ異なって定められているから、ここでは各端末装置4に最適な画像サイズを有した各ページの画像ファイル250Kを、各端末装置4に対応するページ表示用データ250L(250P.250A,250I)としてそれぞれ有する。デジタルブックが閲覧のためにダウンロードされる際には、ページ表示用データ250Lとして、閲覧する端末装置4に対応する画像サイズのページ表示用データ250Lのみがダウンロードされ、表示に供される。
つまり、本実施形態のサーバ2の記憶装置25には、1つのデジタルブックのページ表示用データ250Lとして、閲覧対象装置として予め定められている端末装置4の種別毎に、当該デジタルブックの全ページ分の画像ファイル250Kからなる画像ファイル群250P,250A,250Iがそれぞれ予め用意(記憶)されている。図3Bのデジタルブックデータ「A」の場合、端末装置4Pに対応する全ページの画像ファイル「AP」、端末装置4Aに対応する全ページの画像ファイル「AA」、端末装置4Iに対応する全ページの画像ファイル「AI」とを有している。そして、それら画像ファイル群「AP」,「AA」,「AI」において、同一ページの画像ファイル250Kに基づいて表示される画像(描画内容)は同じであり、その画像サイズのみが異なっている。図3Bにおける他のデジタルブック(例えばデジタルブック「B」、「C」、…)のデジタルブックデータ250も同様に構成されている。なお、端末装置4の種別毎に、ファイル形式が異なっていてもよい。
また、サーバ2に記憶されている各デジタルブックデータ250は、デジタルブックの各ページを表示するためのページ表示用データ250Lと共に、それらページ表示用データ250Lと各ページのページ番号との対応関係を特定するためのページ番号情報250p,250a,250iとを有する。ここでのページ番号情報250p,250a,250iは、ページ表示用データ250Lをなす各ページ画像ファイル250Kのファイル名として与えられている。
さらに、サーバ2に記憶されている各デジタルブックのデータ250は、ページ画像ファイル群250P,250A,250I)とページ番号情報250p,250a,250iとに基づいてデジタルブックをページ単位で表示させるプログラムとして機能する、所定のプログラム言語にて記述された表示制御データ(ここではFlashデータ)250Cを有する。即ち、本実施形態の表示制御データ(閲覧制御プログラム)250Cは、各端末装置4固有の閲覧用プログラム45Eによって読み込まれることにより、図8及び図9に示すように、所定のブックコンテンツ表示枠200内に、デジタルブックの各ページの画像をページ単位(通常のパーソナルコンピュータの場合は見開きページ単位)で表示させるブック型のデジタルコンテンツ(ここではデジタルカタログ)として閲覧可能に表示される。
具体的に言えば、表示制御データ(Flashデータ)250Cは、端末装置4PのCPU41がブラウザ45WBを実行したときに、当該ブラウザ45WBの中で動作するビューワ(Flash Player(注1)等のプラグイン)45Fにより実行(再生)されるプログラムであり、当該端末装置4Pの種別に対応するページ表示用データ250P(250L)をなす各画像ファイル250Kを含む各種の設定ファイルを読み込んで、表示部47の画面上のブックコンテンツ表示枠200内にページ表示部201を設け、そのページ表示部201内に、閲覧対象とされたページを、そのページの画像ファイル250Kに基づいて表示させるとともに、ページ移動の操作がなされた際には移動先のページが開かれるようにページがめくられる様子を動的に描画するページめくり動画の再生を伴う形で表示させるものである。
一方で、表示制御データ(Flashデータ)250Cは、携帯型端末装置4KのCPU41が閲覧用アプリケーション45APを実行することにより実行(再生)されるプログラムでもあり、当該端末装置4Kの種別に対応するページ表示用データ250A(250L)や250I(250L)をなす各画像ファイル250Kを含む各種の設定ファイルを読み込んで、表示部47の画面上のブックコンテンツ表示枠200内にページ表示部201を設け、そのページ表示部201内に、閲覧対象とされたページを、そのページの画像ファイル250Aや250Iに基づいて表示させるとともに、ページ移動の操作がなされた際には移動先のページが開かれるようにページがめくられる様子を動的に描画するページめくり動画の再生を伴う形で表示させるものである。
なお、ここでの表示制御データ250CはFlashデータであるが、これに限られる必要はない。
本実施形態においては、図8及び図9に示すように、ブックコンテンツ表示枠200に、デジタルブックにおける閲覧対象ページを表示するページ表示部201と、ページ表示部201内に表示されるデジタルブックに対し所定のコマンド操作を行うための操作ボタン(操作画像)200a〜200jを表示する操作ボタン表示部(操作画像表示部:図8及び図9の左端部及び上端部)202とを有する。
ページ表示部201には、ダウンロードされたページ表示用データ250Lのうち、閲覧対象とされたページの画像ファイル250Kに基づいて、デジタルブックの閲覧対象とされた1ページが、もしくは閲覧対象とされた見開きページが、表示される。
操作ボタン表示部202には、各種コマンドに対応する操作ボタンが表示される。入力部48へのユーザによる所定のボタン選択操作によって、それら各種操作ボタンへの選択・決定操作がなされると、選択・決定された操作ボタンに対応する操作コマンドが実行される。
図8及び図9における操作ボタンは、200a〜200jまで存在しており、各々の操作ボタンには、操作コマンドとして、ページ戻し機能(200a)、ページ送り機能(200b)、トップページへのページ移動機能(200c)、ラストページへのページ移動機能(200d)、拡大表示機能(200e)、縮小表示機能(200f)、ページ表示領域200A内の所定領域をコピーする機能(200g)、ヘルプ表示を行う機能(200h)、各ページに描画される文章(文字列)200tに対する文字列検索を行うための文字列検索機能(200i)と、当該デジタルブックの目次を表示するための目次表示機能(200j)とが割り当てられている。上記操作ボタンとして他の機能の操作ボタンがあってもよい。
なお、入力部48へのユーザによる所定のボタン選択操作は、端末装置4が入力部48としてポインティングデバイスを有するもの(例えばパーソナルコンピュータ4P)であれば、画面上を任意に移動操作可能なポインタによって操作ボタンを位置指示した状態で所定の選択決定操作をするようにしてもよいし、入力部48として上下キーや十字キーを有するもの(例えば携帯電話機)であれば、それらのキー操作により隣接する操作ボタンへと移り変わるカーソルによって操作ボタンを位置指示した状態で所定の選択決定操作をするようにしてもよいし、画面へのタッチ入力により選択・決定がなされるようにしてもよい。
また、デジタルブックデータ250は、デジタルブック(ここではデジタルカタログ)の各ページを表示するためのページ表示用データ250L(端末装置4の種別毎のページ画像ファイル群250P,250A,250I)と共に、それら各ページに描画された文字列のテキストデータである文字データ(検索用テキストデータ)250Mと、それら各ページに描画された文字列の表示位置(ここではページ内に設定される座標上での座標)を示す表示位置データ250Nとを有しており、端末装置4において、当該文字データ250Mに基づく文字列検索(キーワード検索)と、検索された文字列(キーワード)のページ上における位置特定と、特定された位置周辺の強調表示とを可能としている。本実施形態のサーバ2の記憶装置25には、1つのデジタルブックのデータ250として、当該デジタルブックの各ページに対応する文字データ(テキストファイル)250Mと、それら各ページに対応する表示位置データ(テキストファイル)250Nとを有する形で予め用意(記憶)されている。さらに、それら文字データ250M及び表示位置データ250Nは、ページ毎に区分されており、区分された各データとページ番号との対応関係を特定可能とするページ番号情報250m,250nを有する。これにより、同じくページ番号情報250p,250a,250iを有するページ表示用データ250P,250A,250Iとの対応関係が設けられている。
本実施形態の表示制御データ250Cは、端末装置4のCPU41によって実行される閲覧用プログラム45E(45WB及び45Fや、45AP)により実行(再生)されるプログラムであり、ページ表示用データ250P,250A,250I、検索用テキストデータ250M、及び表示位置データ250Nをなす各ファイルを含む各種設定ファイルを読み込んで、検索用テキストデータ250Mに基づく文字列検索を可能とし、検索された文字列の、表示位置データ250Nに基づく強調表示を可能とするデジタルブックを、表示部47に画面表示させるプログラムである。具体的に言えば、本実施形態の表示制御データ250Cは、閲覧用プログラム45E(45WB,45F)により実行されることにより、図8に示す文字列検索用の操作ボタン200iへの所定の選択・決定操作によりブック内での文字列検索(キーワード検索)が可能で、なおかつ検索された文字列(キーワード)が表示位置データ250Nに基づいてデジタルブック内での表示位置を特定されて、特定された表示位置の強調表示が可能なプログラムとされている。
本実施形態においては、図3Bに示すように、デジタルブックデータ「A」が、文字列検索用の文字データ250Mとして検索用テキストファイル「AM」を有する。これにより、図8において操作ボタン200iへの選択・決定操作がなされると、図9のような形で文字列検索が実行される。即ち、図8において操作ボタン200iへの選択・決定操作がなされると、図9に示すように、ページ表示領域202上に重なる形で、検索する文字列を入力する検索文字列入力部200mと、検索実行操作ボタン200nと、検索結果を表示する検索結果表示部200kが表示される。さらにここでは、検索状態(検索実行状態及び検索結果表示状態)を解除して図8の状態に戻す機能が割り当てられた検索解除操作ボタン200lも表示される。検索文字列入力部200mに検索する文字列が入力され、検索実行操作ボタン200nが操作されると、検索結果表示部200kには、図9に示すように、検索結果が一覧表示の形で表示される。
また、検索結果は、ページ表示部201上にも視覚的に表示される。具体的に言えば、少なくとも検索された検索文字列を含む形で所定の方法で定められる当該検索文字列の周辺領域にマーキング画像200sが表示され、残余の領域よりも強調される。本実施形態における検索文字列の周辺領域は、当該検索文字列を含む「行」として定められている。なお、このマーキング画像200sの表示状態は、さらに、検索状態が解除されなければ継続される。例えば図8から図9に示すようにページ移動があったとしても、移動した先のページにおいて、マーキング画像200sを表示すべき検索文字列が表示されている場合には、そのページにおいてもマーキング画像200sは表示される。本実施形態においては、検索解除のための操作ボタン(検索解除操作画像)200lへの上記選択・決定操作、ブック型デジタルコンテンツの閲覧を終了するための操作、別の文字列検索を実行する操作のうちのいずれかがなされた場合等に、その直前になされた検索結果であるマーキング画像の表示は終了する。なお、別の文字列検索が実行された場合には、それまでのマーキング画像200sの表示は終了するが、新たに行われた検索にてヒットする文字列があると、当該文字列に対応するマーキング画像200sの表示が新たになされる。
なお、ここでいう文字データ250Mとは、言葉を表記するために社会習慣として用いられる記号(表意文字・表音文字、また表語文字(単語文字)・音節文字・単音文字等)、並びに数を表すのに用いる記号や文字(アラビア数字(「1、2」等)・ローマ数字(「、」等)・漢数字(「一、二」等)等)のデータを含むテキストデータである。この文字データ250Mについては、ページ表示用データ250P,250A,250Iのように、端末装置4の種別毎に用意される必要は無く、ページ表示用データ(ページ画像ファイル群)250P,250A,250Iの各ページのデータ(各画像ファイル250Kのデータ)と、文字データ250M及び表示位置データ250Nの各ページのデータとの対応関係が設けられていればよい。ここでは、ページ番号情報250p,250a,250i,250m,250nによって対応付けがなされている。
このように、本実施形態のデジタルブックは、各端末装置4(4P,4K)がそれぞれに有する固有の閲覧用プログラム45Eを実行することにより、デジタルブックデータの表示制御データ250Cが読み込まれ、読み込まれた表示制御データ250Cに基づいて、デジタルブックの表示と、当該デジタルブックへの予め定められた各種のコマンド操作とが可能とされている。
ここで、本発明の第一の特徴部分である、上述したデジタルブック(デジタルブックデータ250)を作成する処理(デジタルブック作成手段)について説明する。
デジタルブックの作成は、デジタルブックの作成・閲覧の窓口となる上述のサイト300における登録ユーザのみが可能であり、当該登録ユーザが端末装置4によってサイト300にアクセスし、ログインすることで可能となる。なお、サイト300上では、予め定められたユーザ情報(個人情報や法人情報)の入力を必須とする形での所定のユーザ登録処理を行うことが可能とされている。
本実施形態におけるユーザ登録処理では、図12に示すように、上記サイト300における所定の会員登録ページ303上で、「メールアドレス」、「ログインパスワード」、「氏名」、「性別」、「法人/個人」、「住所」、「生年月日」といったユーザ情報を、入力部48への所定のユーザ操作(ユーザ情報入力操作)によって入力させる。その上で、入力部48に対し、所定の規約に同意させる形での所定のユーザ操作(ここでは入力部48によって登録ボタン303Bを選択する操作:ユーザ情報登録操作)を行うことにより、それらの入力を受け付け、ユーザ登録が完了する。このとき入力されたユーザ情報は、サーバ2のCPU21により登録ユーザ情報255として記憶装置(登録ユーザ記憶部)25に記憶される。
また、本実施形態における上記サイト300へのログインは、上記サイト300におけるログインページ302(図11参照)上、もしくは各ページ301〜306上で、「メールアドレス」、「ログインパスワード」といったログイン情報を、入力部48への所定のユーザ操作(ログイン情報入力操作)によって所定の入力欄300I,300P,302I,302Pに入力させる。その上で、所定のユーザ操作(ここでは入力部48によってログインボタン302Bや300Lを選択する操作:ログイン決定操作)を行うことによりログインが完了する。なお、ログインページ302は、上記サイト300の各ページに設けられているブック作成ボタン300Bを入力部48によって選択操作することにより表示される。このログインページ302ページが表示された段階で、未だユーザ登録処理が行われていない場合には、ログインページ302の操作ボタン302Cを入力部48によって選択操作することにより、図12の会員登録ページ303へ移動し、ユーザ登録処理を行うことができる。
以下、登録ユーザによるログイン状態を前提に、デジタルブックを作成するための具体的な処理の流れを、図18及び図19を用いて説明する。
ここでは図3のデジタルブックデータ「A」の作成を例示する。なお、デジタルブックデータ「A」によって表示されるデジタルブックは、デジタルカタログである。
まずは、上述のサイト300のログインページ302にてログインが完了すると、図13に示すカタログ作成ページ304に移動する。
S1では、そのカタログ作成ページ304上において、入力部(キーボードやテンキー等)48への所定のユーザ操作(ブック情報入力操作)によって、作成するカタログに係る必要情報(ブック情報)250Bを入力させる。ここでは、必要情報(ブック情報)250Bとして、以下の情報入力がなされる。なお、以下のものに限らず、他の情報(例えばブックの紹介文等)があってもよいし、以下のもののうちいずれかが省略されていてもよい。
・「カタログ名(ブック名)」
カタログのタイトル(符号304Nはその入力領域)
・「制作日(ブック制作日)」
制作された日付(符号304Jはその入力領域)
・「説明(ブック説明文)」
カタログの内容の説明(符号304Eはその入力領域)
・「業種(制作ユーザ種別情報)」(符号304Cはその入力領域)
例えば、アパレル、繊維/医療、病院/飲食・飲食店舗/食品・スーパー/日用・生活雑貨・家電/百貨店・小売業/印刷、出版/学校、教育、語学/官公庁、役所/金融機関・銀行/製造業、建設業/乗り物・車・バイク/不動産・不動産業/インターネット・IT関連/サービス業/美容・健康/スポーツ・施設
旅行・観光/ホテル・宿泊施設/レジャー・アウトドア/カルチャー・スクール・塾/イベント・施設/その他・・・といった各種業種の中から選択させる(符号304Cはそれらの選択用表示領域:プルダウンメニュー表示領域)
・「カタログの種類(ブック種別情報、即ちカテゴリー)」
例えば、会社概要/メーカーカタログ/通販カタログ/製品案内/雑誌・写真集/エコ関連/研究資料/チラシ・広告
アルバム/日記/文学・評論/人文・思想/社会・政治 ノンフィクション/歴史・地理/ビジネス・経済/投資・金融・会社経営/科学・テクノロジー/医学・薬学/コンピュータ・IT アート・建築・デザイン/実用・スポーツ・ホビー/資格・検定/暮らし・健康・子育て/旅行ガイド/語学・辞事典・年鑑/教育・学参・受験/こども/漫画・アニメ・BL/ゲーム攻略本/エンターテイメント/新書・文庫/雑誌/楽譜・スコア・音楽書/ポスター/その他・・・といった各種業種の中から選択させる(符号304Dはそれらの選択用表示領域:プルダウンメニュー表示領域)
・「閉じ方(ブック表示形態情報)」
「左閉じ」や「右閉じ」等(符号304Sはそれらの選択用表示領域:ラジオボタン領域)
さらにS1では、図13に示すカタログ作成ページ304上において、入力部48への所定のユーザ操作(アップロードファイル指定操作:ここでは参照ボタン304Cを操作して元ファイルを指定する操作)により、作成予定のデジタルブックの、各ページの画像となるデータとして用意された元ファイル250Qを指定する(図19参照)。つまり、この元ファイル250Qは、デジタルブックにおける各ページの元となる元画像データ(各ページを表示するためのページ表示用データ)と、該元画像データにより描画される文字情報をなす元文字データ(該ページ表示用データにより描画される文字列を示す文字データ)と、該元画像データにより描画される文字情報の表示位置情報をなす元表示位置データとをそれぞれ対応付けた形で有したファイルである。
続くS2では、CPU21が、S1にて入力されたカタログに係る必要情報(ブック情報)250Bを受け付けるとともに(ブック情報受付手段)、指定された元ファイル250Q(図19参照)の入力を受け付ける(ファイル受付手段)。ここでは、図13に示すカタログ作成ページ304上において、入力部48への所定のユーザ操作(作成決定操作:ここでは作成ボタン304Bへの決定入力操作)がなされることにより、当該操作入力を受けたCPU21が、S1で入力されたカタログに係る各種の必要情報「AB」(ブック情報250B)と、S1で指定された1つの元ファイル250Qの入力を受け付ける。
続くS3では、S2で入力を受け付けた元ファイル250Qが、予め定められた第一の受付可能ファイルであるか否かを、CPU21が判定する(第一のファイル判定手段)。第一の受付可能ファイルとは、画像データと、該画像データにより描画される文字情報をなす文字データと、該元画像データにより描画される文字情報の表示位置情報をなす表示位置データとをそれぞれ対応付けた形で有する複数種のファイルのうちの、予め定められた複数のファイル形式(第一ファイル形式)のファイルのことである。
本実施形態における第一の受付可能ファイルは、後述する統一変換後ファイル250Rに変換可能な画像ファイルである(ただし、統一変換後ファイルそのものも含む)。ここでは第一の受付可能ファイルとして、予め定められた拡張子を有した複数種のファイル形式のファイルが定められており、具体的には、以下の拡張子のファイルが定められている。
・PDFファイル(拡張子「.pdf」)
・Wordファイル(拡張子「.doc」「.docx」)
・Excelファイル(拡張子「.xls」「.xlsx」)
・PowerPointファイル(拡張子「.ppt」「.pptx」)
なお、本実施形態の第一の受付可能ファイルは、異なる所定のオペレーティングシステム(例えばWindows(注1)やMac、Linux(注1)等)上で同じ仕様で動作するようそれら所定のオペレーティングシステム毎に供されている、画像作成可能な予め定められたソフトウェア(ここではMicrosoft Office(注1)のWord(注1)やExcel(注1)やPowerPoint(注1))で読み込むことができ、表示及び編集が可能なファイル形式のファイルが含まれている。上述の予め定められたソフトウェアとは、例えば、所定のプレゼンテーション資料作成ソフトウェア(ここではPowerPoint(注1))、所定の文章作成ソフトウェア(ここではWord(注1))、所定の表計算ソフトウェア(ここではExcel(注1))を含む。
なお、上記予め定められたソフトウェア(Microsoft Office(注1)のWord(注1)やExcel(注1)やPowerPoint(注1))により作成されるファイルであれば当然、それらソフトウェアで読み込むことにより、各ページがそれぞれ予め定められたページ枠内に表示され、かつそれら各ページに対し画像及び文字列を形成可能であって、上記ページ枠内に各ページの画像及び文字列を表示させる元画像データと、その元画像データに基づいて表示される各ページの文字列を示す元文字データとを対応付けて有し、かつそれら双方のデータにページ設定がなされている。
ただし、第一の受付可能ファイルは、上述の予め定められたソフトウェア(ここではMicrosoft Office(注1)のWord(注1)やExcel(注1)やPowerPoint(注1))で表示・編集が可能なファイル(Word/Excel/PowerPoint)のみである必要はなく、上述のソフトウェア以外のソフトウェアで読み込み可能なファイル(PDF)であっても、上述の拡張子のものであればよい。また、元ファイル250Qのデータ作成に当たっては、上述のソフトウェア以外のソフトウェアで作成されていてもよく、作成後に保存されるファイル形式が上記拡張子を有するものであればよい。
S2で入力を受け付けた1つの元ファイル250Qが、上述の第一の受付可能ファイルであると判定された場合(S3:Yes)には、CPU21は、当該1つの元ファイル250Qを、画像データに対応付けて文字データ及び表示位置データを格納可能な所定ファイル形式のファイル250Rに統一的に変換し、元画像データ250Qを統一変換後画像データ、元文字データを統一変換後文字データ、元表示位置データを統一変換後表示位置データとしてそれぞれを対応付けた形で有する1つの統一変換後ファイル250Rを生成して(S5:第一のファイル変換手段)、S6に進む。ただし、S2で入力を受け付けた元ファイル250Qが、統一変換後ファイル250Rと同じファイル形式であれば(S4:Yes)、S5を省略して、S6に進む。
S5における統一変換後ファイル250Rへのファイル変換処理は、上述した画像作成可能な予め定められたソフトウェアと互換性を有するオープンソースソフトウェア(ここではOpenOffice.org(注1))が予め備えているファイル変換機能を利用し、元ファイル250Qを統一変換後ファイル250Rに統一的に変換する形でなされる。具体的にいえば、上記のファイル変換機能を有した所定のソフトウェアにより、画面表示を伴わない形で元ファイル250Qを仮想的に開き、上記統一変換後ファイルのファイル形式に変換・保存する処理を自動的に行うようプログラミングされたプログラムを、CPU21が実行する形でなされる。
なお、上記ソフトウェア(Microsof Office(注1)のWord(注1)やExcel(注1)やPowerPoint(注1))により作成される1つの元ファイル250Qを、それらソフトウェアと互換性を有するオープンソースソフトウェア(OpenOffice.org(注1))で読み込めば当然、元ファイル250Qの元画像データを上記ソフトウェア(Microsoft Office(注1)のWord(注1)やExcel(注1)やPowerPoint(注1))で読み込んで表示させたときの各ページの表示レイアウト及びページ設定に従い各ページの画像及び文字列が同様に表示される。さらに、当該オープンソースソフトウェア(OpenOffice.org(注1))のファイル変換機能を利用して、1つの元ファイル250Qを1つの統一変換後ファイル250Rに変換れば当然、統一変換後ファイル250Rにおける統一変換後画像データは、変換前の元ファイル250Qの元画像データを、上記ソフトウェア(Microsoft Office(注1)のWord(注1)やExcel(注1)やPowerPoint(注1))で読み込んで表示させたときの各ページの表示レイアウト及びページ設定を引き継ぐ形で各ページの画像及び文字列を表示する画像データとなる。
本実施形態においては、上述の第一の受付可能ファイルであると判定された元ファイル250Qを、オープンソースソフトウェアであるOpenOffice.org(Word(注1)やExcel(注1)やPowerPoint(注1)等のMicrosoft Officeファミリーのファイルフォーマットの読み書きをサポートしている)のPDF変換機能を利用して、統一変換後ファイル250RであるPDFファイルに統一的に変換する。これにより、元ファイル250Qの画像データがPDF画像データ(統一変換後画像データ)に変換され、当該元ファイル250Qの文字データが文字列検索用のPDF文字データ(統一変換後文字データ:テキストデータ)に変換され、当該元ファイル250Qの表示位置データが文字列検索における表示用のPDF表示位置データ(統一変換後表示位置データ:テキストデータ)に変換される。そして、PDF画像データに、PDF文字データ及びPDF表示位置データが対応付けられたPDFファイル250Rが生成される。当然、このPDFファイルは、元ファイル250Qを、上記ソフトウェア(Microsoft Office(注1)のWord(注1)やExcel(注1)やPowerPoint(注1))で読み込んで表示させたときの各ページの表示レイアウト及びページ設定を引き継ぐ形で各ページの画像及び文字列を表示させるPDF画像データを有したファイルとして生成される。
なお、本実施形態における元ファイル250Qには、ファイル内に含まれる各ページ用の画像データにページ番号情報250qとして、例えば印刷用のページ設定等のような形で予めページ番号が付されている。S5にて、元ファイルが統一変換後ファイル(ここではPDFファイル)250Rに統一的に変換されるにあたっては、元ファイル250Qのページ番号情報250qに基づいて、統一変換後ファイル250R内の各ページ用の画像データにも、ページ番号情報250rとしてページ番号が付される。
即ち、上述した第一の受付可能ファイルに属するファイルには、ページ設定が既になされている複数種のファイル(ここではPDF/Word/Excel/PowerPointのファイル)が定められており、これらは表示領域がページ単位で区分され、その先頭ページから最終ページまで順にページ番号250qが付されている。このため、S5では、元ファイル250Qのページ設定を変更することなく、当該元ファイル250Qを統一変換後ファイル(PDFファイル)250Rに変換する。これにより、元ファイル250Qにおける各ページの画像データは、各ページのページ番号と描画内容との関係と、各ページのページ番号と文字データとの関係とが双方とも不変となる形で、統一変換後ファイル(PDFファイル)250Rに変換される。つまり、元ファイル250Qにおける各ページの画像データと、統一変換後ファイル250Rにおける各ページの画像データとでは、同じページ番号の画像データ同士で描画内容が一致し、さらには対応付けられる文字データが一致している。
なお、元ファイル250Qのページ番号と統一変換後ファイル250Rのページ番号は、変換の過程でずれる可能性がある。これは、元ファイル250Qを統一変換後ファイル250Rに統一的に変換する際に利用するソフトウェアにおいて定められているページ設定情報が、元ファイルのページ設定情報と異なる場合に生じる。このため、当該ソフトウェアにおいて開いた元ファイル250Qのページ設定状態は、統一変換後ファイル250Rに変換されても保持されるが、元ファイルのページ設定情報とは異なる可能性がある。こうしたずれを防止するためには、統一的に変換する際に利用するソフトウェアのページ設定情報を必要に応じて予め調整しておけばよい。
また、元ファイル250Q(元画像データ)を上記ソフトウェア(Microsoft Office(注1)のWord(注1)やExcel(注1)やPowerPoint(注1))で読み込んで表示させたときの各ページの表示内容と、統一変換後ファイル250R(変換後画像データ)をそのファイルのビューワソフトで読み込んで表示したときの表示内容は、変換の過程で一致しなくなる可能性が全く無いわけではない。例えば、位置ズレ、表示領域の端部の欠落等が生じる可能性がわずかながら存在する。しかしながら、本発明において「各ページの表示レイアウト及びページ設定を引き継ぐ形で」とは、これらの発生を許容し、これらの状態を含むこととする。少なくとも、上記ソフトウェア(Microsoft Office(注1)のWord(注1)やExcel(注1)やPowerPoint(注1))のファイル250Qを、上記ソフトウェア(Microsoft Office(注1)のWord(注1)やExcel(注1)やPowerPoint(注1))で読み込んで、統一変換後ファイル250Rに変換したのであれば、表示レイアウト及びページ設定が大幅に変更されるようなことはなく、この変換で生じる程度のわずかな不一致については許容されるものとする。
続くS6では、CPU21が、図17に示すように、統一変換後ファイル250R(290)における予め定められた表示範囲291から外にはみ出る画像データ部分292を排除して、当該表示範囲291内の画像293のみとする処理を行う(はみ出し領域画像排除手段)。当該処理は、CPU21が、PDFファイル250R(290)における予め決められた表示範囲291から外にはみ出ていない画像データ部分293を特定し、それを除く画像データ部分292を削除するようプログラミングされたはみ出し領域排除プログラムを実行する形でなされる。これにより、PDFファイル250R(290)における予め決められた表示範囲291から外の部分292が自動的に排除され、画像293が残る。ただし、S6の処理は必ずしも必要な処理ではなく、表示範囲291からはみ出る部分が無いことが予め想定できていれば、S6を省略して、統一変換後ファイル250RのままS7、S8へと進んでもよい。
続くS7では、CPU21が、予め定められた表示範囲291から外にはみ出る画像データ部分292が排除されて当該表示範囲291内の画像293のみとなったファイル250R’の画像データに基づいて、当該画像データによって表示される画像の縦横比を示す画像縦横比情報を取得する(抜き取る)。
続くS8では、CPU21が、上記ファイル250R’内の各ページの画像データ250L’を抽出するとともに(画像データ抽出手段)、当該ファイル250R’内の各ページの画像データ250P’に対応付けられている文字データ250M及び表示位置データ250Nを抽出する(文字データ抽出手段及び表示位置データ抽出手段)。
即ち、S8では、上記ファイル250R’を読み込んで表示可能なソフトウェア(ここではImageMagick(注1))が予め備えている、当該所定形式のファイル250R’から画像データ250P’を抽出する周知の画像データ抽出機能を利用して、上記ファイル250R’から画像データ250L’を抽出する。具体的にいえば、上記のファイル250R’から、画像データに対し文字データを対応付けが不可となる所定のファイル形式(ここではJPEGファイル)の画像に変換する機能を有するようにプログラミングされた所定のソフトウェア(ここではImageMagick(注1))をCPU21が実行することにより、画面表示を伴わない形で上記ファイル250R’が仮想的に開かれ、当該ファイル250R’を所定のファイル形式(ここではJPEGファイル)に変換する処理が自動的になされる。その結果、上記ファイル250R’から文字データ及び表示位置データが排除されたファイルが生成される。言い換えれば、上記ファイル250R’から画像データ250L’のみが抽出された状態となる。
なお、上記ファイル250R’は、デジタルブックをなす全ページの画像を有した1つの画像ファイルであるが、画像データ250L’のみが抽出されるときには、1ページずつの画像ファイル(JPEGファイル)として抽出(生成)される。
また、S8では、上記ファイル250R’を読み込んで表示可能なソフトウェア(ここではPDFtet(注1))が予め備えている、当該所定形式のファイル250R’から、その画像データ250L’に対応付けて格納されている文字データ250Mを抽出する周知の文字データ抽出機能と、その画像データ250L’に対応付けて格納されている表示位置データ250Nを抽出する周知の表示位置データ抽出機能とを利用し、上記ファイル250R’から文字データ250M及び表示位置データ250Nを抽出する。具体的にいえば、上記ファイル250R’からテキストデータを抽出する抽出機能を有するようプログラミングされた所定のソフトウェア(ここではPDFtet(注1))をCPU21が実行することにより、画面表示を伴わない形で上述の上記ファイル250R’が仮想的に開かれ、当該ファイル250R’からテキストデータである文字データ250Mと表示位置データ250Nをそれぞれ別のテキストファイルとして抽出する処理が自動的になされる。
なお、上述の統一変換後ファイル250R及び上記ファイル250R’には、ページ番号(ページ番号情報250r,250r’)が付されており、上記ファイル250R’から抽出された画像データ250L’及びテキストデータ(文字データと表示位置データ)250M,250Nにもそれぞれ、当該ファイル250R’のページ番号情報250r’に基づいて、ページ番号(ページ番号情報250l’,250m,250n)が付される。なお、画像データ250L’は、1ページずつ生成された画像ファイル(ここではJPEGファイル)であるから、これらの画像ファイルには、上記ファイル250R’のページ番号情報250r’に基づいて、ページ番号情報250l’が順次付与されていく。ここでは、生成されていく各ページの画像ファイルのファイル名としてページ番号情報250l’が付与される。
そして、S9では、CPU21が、S8で抽出された画像データ250L’から、デジタルブック「A」の各ページを表示するための画像データ250Lを、複数種の端末装置4P,4A,4I毎にそれぞれ生成する(端末対応画像データ生成手段)。ここでは、S8で抽出された画像データ250L’から、複数種の端末装置4P,4A,4Iのそれぞれの表示規格・画面規格に対応する端末対応画像データ「AP」(250P),「AA」(250A),「AI」(250I)が生成され(図3参照)、それら端末対応画像データ「AP」,「AA」,「AI」がそれぞれ、デジタルブック「A」の各ページを表示するための画像データ250Lとなる。具体的に言えば、複数種の端末装置4P,4A,4Iは、その種別毎に画面サイズ(画角や解像度)が異なっているから、CPU21は、S7で抽出された画像縦横比情報に基づいて、画像データ250L’を、予め定められた複数種の端末装置4P,4A,4Iの各表示部47の画面サイズ(画角や解像度)に適する所定の画像サイズの画像データにそれぞれ変更し、サイズ変更された画像データが、端末装置4P,4A,4I毎の端末対応画像データ「AP」,「AA」,「AI」とされる。ただし、ここで生成される端末対応画像データ「AP」,「AA」,「AI」の縦横比は、S7で取得した画像縦横比情報に基づいて定められる。
さらに具体的に言えば、S8で抽出された画像データ250L’は、デジタルブックにおける各ページに対応する画像ファイル(ここではJPEGファイル)として1つずつ生成された、全ページ分の画像ファイル(JPEGファイル)からなるページ画像ファイル群である。S9では、CPU21によって、当該ページ画像ファイル群250L’が、予め定められた複数種の端末装置4P,4A,4I毎に生成される。ただし、端末装置4P,4A,4I毎に生成されるページ画像ファイル群250Lの各ページの画像ファイル250Kは、対応する端末装置4P,4A,4Iの表示部47の画面サイズに適した所定の画像サイズ及びファイル形式を有する形で生成されている。なお、端末装置4P,4A,4I毎に生成されたそれらページ画像ファイル群250Lが、上述の端末対応画像データ「AP」(250P),「AA」(250A),「AI」(250I)である(図3及び図19参照)。
また、S9では、CPU21によって、S8で抽出された画像データ250L’から、デジタルブックにおける各ページの画像ファイルが1つずつ生成されていく際に、生成されていく各ページの画像ファイルに対し、S8で抽出された当該画像データのページ番号情報250l’に基づいて、ページ番号情報250lが順次付与されていく。ここでは、生成されていく各ページの画像ファイルのファイル名としてページ番号情報250lが付与される。
続くS10では、CPU21が、S9にて生成された端末対応画像データ(ページ画像)「AP」,「AA」,「AI」と、S8にて抽出された文字データ「AM」及び表示位置データ「AN」とを対応付け、さらに、上述した表示制御データ「AC」と、ログイン中の登録ユーザの識別情報(デジタルブックを作成している登録ユーザの識別情報)「AU」と、S2で受け付けた必要情報(ブック情報)「AB」とを対応付け、これをデジタルブックデータ250として記憶装置(デジタルブック記憶部)25に記憶・蓄積させる。なお、ここでの表示制御データ「AC」には、左閉じ用のものと右閉じ用のものがそれぞれ用意されており、S10においては、S1で入力されたブックの「閉じ方」に対応するものが選択され、デジタルブックデータ250として記憶装置(デジタルブック記憶部)25に記憶される。なお、「閉じ方」は右閉じ、左閉じに限らず、上閉じ、下閉じでもよい。また、ここでの「閉じ方」とは、デジタルブックのページ移動方法を規定するものであり、本実施形態においては、少なくともページ単位でのページ移動操作が可能であればよく、必ずしもページめくりが生じるものでなくともよい。場合によってはページ単位でスライド移動するページ移動形態のものでもよい。
他方、S2で入力を受け付けた元ファイル250Qが、上述の第一の受付可能ファイルでないと判定された場合(S3:No)には、S10にて、CPU21は、当該元ファイル250Qが、所定の第二の受付可能ファイルであるかを判定する(第二のファイル判定手段)。第二の受付可能ファイルとは、画像データに対し文字データを対応付け不可な複数種のファイル形式のうちの予め定められた形式(第二ファイル形式)のファイルのことである。
本実施形態における第二の受付可能ファイルは、予め定められた拡張子を有したファイルである。本実施形態においては、例えば、デジタルブックにおけるページ毎に画像ファイルをばらばらに有し、それら複数の画像ファイルを圧縮した圧縮ファイル等とすることができる。ここでは第二の受付可能ファイルとして、以下の拡張子のファイルが定められている。
・zip(拡張子「.zip」)
なお、ここでの第二の受付可能ファイルをなすzip内のファイルは全てのみとされており、それら各JPEGファイルには、デジタルブックにおいてページ番号となるページ番号情報250qが付されている。具体的にいえば、それら各JPEGファイルのファイル名が「000.jpg」から始まり「001.jpg」「002.jpg」というように、000〜999の連番で付されており、これがページ番号情報250l’とされている。
S2で入力を受け付けた元ファイル250Qが、上述の第二の受付可能ファイルであると判定された場合(S11:Yes)にはS12に進む。S12にて、CPU21は、当該元ファイル250Qであるzipファイル内から個々のJPEGファイル(jpg画像)を抽出(解凍)し、S13にて、抽出したJPEGファイルの画像データに基づいて、jpg画像の縦横比を示す画像縦横比情報を取得する(抜き取る)。
S13に続いて実行されるS9は、既に述べたS9の処理と同様である。
さらに、これに続くS10でも、既に述べたS10と同様、CPU21が、S9にて生成された端末対応画像データ(ページ画像)「AP」,「AA」,「AI」に対し、上述した表示制御データ「AC」と、ログイン中の登録ユーザの識別情報(デジタルブックを作成している登録ユーザの識別情報)「AU」と、S2で受け付けた必要情報(ブック情報)「AB」とを対応付け、これをデジタルブックデータ250として記憶装置(デジタルブック記憶部)25に記憶・蓄積させる。ただし、この場合のS109においては、デジタルブックデータ250に文字データが含まれていないので、キーワード検索のできないデジタルブックデータ250となる。
なお、S2で入力を受け付けた元ファイルが、上述の第一の受付可能ファイルでも第二の受付可能ファイルでもないと判定された場合(S11:No)には、入力された元画像データが所定の拡張子の画像ファイルでないとして、図13のカタログ作成ページ304上にエラー表示する(S14)。
S10及びS14の終了に伴い本処理は終了する。
ここで、本発明の第二の特徴部分である、上述したデジタルブック(デジタルブックデータ)を閲覧させる処理について説明する。
端末装置4には、ブラウザ45WB,45WB’が記憶されており、これを実行する形で、上記サイト300を表示部47に画面表示することができる。例えば、上記サイト300のメインページ301(図10参照)には、新着情報として、最近作成されたデジタルブックが一覧表示されるし、ブック管理ページ305(図14参照)には、上記サイト300にログインしている登録ユーザ(ログインユーザ)が過去に作成したデジタルブックの一覧が所定の表示領域305R内に表示される。これらサイト300内のページ上に一覧表示されたデジタルブックには、それを表示させるための閲覧ボタン(見るボタン)が対応して表示されており、端末装置4の入力部48への所定のユーザ操作により当該閲覧ボタンを選択することにより、図8のようなデジタルブックを表示部47に画面表示することができる。
以下、デジタルブックの閲覧処理を、図20及び図21のフローチャートを用いて説明する。
本実施形態においては、端末装置4の入力部48へのユーザによる所定の操作(閲覧ブック指定操作)がなされて、閲覧対象のデジタルブックが指定されると、図21のような処理(デジタルブック配信手段)が実施される。
即ち、まずは、端末装置4のCPU41が、通信手段3を介して、閲覧対象となったデジタルブックの閲覧要求信号をサーバ2に無線又は有線で送信する(S101:閲覧要求信号送信手段)。この閲覧要求信号には、閲覧対象となるデジタルブックを特定するブック特定情報と、当該閲覧端末の端末種別に対応する端末対応画像データを特定する端末対応画像特定情報と、が含まれている。
これに対しサーバ2は、そのCPU21が、端末装置4にて送信されたデジタルブックの閲覧要求信号を、通信手段3を介して無線又は有線で受信(取得)する(S201:Yes:閲覧要求信号取得手段)。上述の閲覧要求信号を受信したサーバ2は、そのCPU21が、当該閲覧要求信号に含まれるブック特定情報に基づいて、閲覧対象となるデジタルブックを、具体的に言えば、閲覧対象として指定されているデジタルブックのデータ250を特定する(S202:閲覧ブック特定手段)。さらに、特定されたデジタルブックのデータ250の端末対応画像データの中から、当該閲覧要求信号に含まれる前記端末対応画像指定情報に基づいて、配信元の閲覧端末に対応する端末対応画像データとして指定されているものを特定する(閲覧端末種別特定手段)。そして、特定された端末対応画像データを含んだ配信ブックデータ250’を配信する(S203)。ここでは、CPU21が、特定されたデジタルブック「A」のデータ250のうち、特定された閲覧端末の種別に対応する端末対応画像データ(「AP」,「AA」,「AI」のいずれか1つ)と、文字データ「AM」と、表示位置データ「AN」と、表示制御データ「AC」(閲覧制御プログラム)とを記憶装置(デジタルブック記憶部及び閲覧制御プログラム記憶部)25から読み出し、受信した閲覧要求信号の送信元である端末装置4に、それらを配信ブックデータ250’として無線又は有線で送信(配信)する。
端末装置4は、閲覧要求信号を無線又は有線で送信すると、当該閲覧要求信号に対応する配信ブックデータ250’の受信待機状態となる。そして、サーバ2から送信された配信ブックデータ250’を受信すると(S102:Yes:配信ブックデータ受信手段)、配信ブックデータ250’に含まれる各種データが、閲覧用プログラム45E(45WB及び45Fや,45AP及び45F’)によって読み込まれ、図8及び図9のような形でデジタルブック「A」が表示される。
具体的にいえば、閲覧用プログラム45Eが表示制御データ(Flashデータ)250Cを実行すると、当該端末装置4の種別に対応するページ表示用データ250Lをなす各画像ファイル250K(図3C参照)を含む各種の設定ファイルを読み込む。設定ファイルには、表示部47の画面上に、ブック閲覧用の図8及び図9のようなブックコンテンツ表示枠200を形成する表示制御プログラムが含まれており、これが読み込まれて実行されることで、表示部47の画面上に、デジタルブックにおける閲覧対象ページを表示するページ表示部201と、ページ表示部201内に表示されるデジタルブックに対し所定のコマンド操作を行うための操作ボタン(操作画像)200a〜200iを有した操作ボタン表示部(操作画像表示部)202とが、予め決められた位置及び表示形態にて形成される。さらに、閲覧対象とされたページのページ番号情報250lが特定され、特定されたページ番号情報250lに対応する画像ファイル(特定されたページ番号のファイル名を有する画像ファイル)250Kが特定され、ページ表示部201内に、閲覧対象とされたページが、そのページの画像ファイル250Kに基づいて表示される。また、設定ファイルには、当該ブックコンテンツ表示枠200内への所定操作がなされたときに操作に対応する制御を実行させる操作制御プログラムが含まれており、例えば、ページ移動の操作や拡大操作、キーワード検索の操作や検索キーワードの強調表示等の各種操作に対応する制御を実行する。なお、操作制御プログラムは、ページ表示用データ250Lをなす各画像ファイル250Kが読み込まれた際に、最終のページ番号情報250l(最も大きいページ番号)を認識し、制御に反映する。例えば、最終ページの表示中に次ページへのページ移動操作を受け付けない等である。
また、本実施形態においては、制作したデジタルブックデータ250を記憶装置25に新規に記憶するに際して、当該デジタルブックデータ250には、これを制作したユーザの識別情報「AU」が対応付けて記憶される。これにより、同一のユーザが制作したデジタルブックデータ250について、例えば図14のように、それらを一覧表示することができる。
次に、図1Bに示す、端末装置4とサーバ2とが企業の社内LAN等のようなローカルネットワーク等の内部通信手段3L(通信手段3)を介して接続するシステム1Lについて説明する。なお、上記したシステム1Iと共通の構成については、同符号を付することで説明を省略する。
デジタルブック提供システム1Lにおいても、システム1Lを利用するユーザは、自らのユーザ情報をサーバ2に登録した登録ユーザであることが前提となる。ただし、ユーザ情報の登録は、後述するユーザ登録の権限を有した管理ユーザのみが可能である。本システム1Lにおいては、図21〜図27に示すサイト500のログインページ501において、事前に登録されたユーザ情報に従う所定のログイン情報を、入力部48により入力欄500J,500Pに入力させる。その上で、入力部48によりログインボタン(操作画像)500Lを選択することによりログインが完了する。なお、ここでのログイン情報も、「メールアドレス」と「ログインパスワード」である。なお、サイト500を表示するためのデータ259は記憶装置25に記憶されている(図3A参照)。
なお、図21〜図27に示す各ページ501〜507は、内部通信手段3L(通信手段3)を介してサーバ2と接続する端末装置4においてのみ閲覧可能とされている。
ここで、ユーザ情報の登録について説明する。ユーザ情報の登録は、まずはユーザ登録権限を有した管理ユーザがログインし、その後に表示される図22〜図27に示すサイト500の各ページ502〜507において、操作ボタン(操作画像)500Eを入力部28により選択して図22のユーザ管理ページ502を表示する。その上で、入力部28によりユーザ新規登録ボタン(操作画像)502Aを選択して図23のユーザ登録ページ(権限設定ページともいえる)503を表示する。そして、入力部28により、ユーザ登録ページ503の各入力欄503A〜503Eに必要な情報を入力し、さらに権限設定欄503Fの各種権限に対応したチェックボックスのうち権限設定をするものにチェックをして、その上で、新規登録ボタン(操作画像)503Hを選択する。これにより、それらの入力情報(入力欄503A〜503Eへの入力情報や権限設定)をサーバ2が受け付け、ユーザ登録が完了する(権限設定手段)。このとき入力されたユーザ情報は、サーバ2においてCPU21が記憶装置(登録ユーザ記憶部)25に登録ユーザ情報255として記憶する。
また、上記ユーザ登録処理の際、入力部28により、登録するユーザに対し当該ユーザが所属する1又は複数のグループ5(図28参照)を選択した上でユーザ登録を完了するが、このときサーバ2のCPU21は、選択された1又は複数のグループ5を当該ユーザの所属グループ5として登録する(グループ登録手段)。各グループ5には、所属ユーザに設定可能な権限の設定範囲が定められているので、各グループ5では、その定められた権限の範囲内で、所属する登録ユーザ毎に権限を設定できる。なお、登録ユーザに対し設定される権限とは、登録ユーザの所属グループ5のグループ用ブック群に対するブック使用に係る予め定められた権限である。
これらのグループ5は、後述するグループ登録(グループ作成)の権限を有した管理ユーザのみが新規作成可能である。具体的に言えば、グループ5の新規登録(新規作成)は、グループ登録(グループ作成)の権限を有した管理ユーザがログインし、その後に表示される図22〜図27に示すサイト500の各ページ502〜507において、入力部28により操作ボタン(操作画像)500Gを選択して、図26のグループ管理ページ506を表示する。その上で、入力部28によりグループ新規登録ボタン(操作画像)506Aを選択して、図27のグループ登録ページ507を表示する。そして、入力部28により、グループ登録ページ507の入力欄507Aにグループ名を直接入力し、さらに権限設定欄507Bの各種権限に対応したチェックボックスのうち権限設定を可能とする権限種別(以下、設定可能権限という)にチェックをして、その上で、新規登録ボタン(操作画像)507Dを選択する。これにより、それらの入力(グループ名や設定可能権限の設定状態)をサーバ2が受け付け、それら入力情報が対応付けられたグループ5の登録が完了する(グループ作成手段及び設定可能権限設定手段)。このときの入力情報は、サーバ2においてCPU21が記憶装置(グループ記憶部)25にグループ情報257として記憶する。
なお、上記のグループ登録処理において、グループ5に対応付けられる設定可能権限とは、そのグループ5内の登録ユーザにより設定可能な権限範囲を定めるものであり、最終的には、ユーザ登録ページ503上で、そのグループ5に所属する登録ユーザ毎に、そのグループ5に設定された権限範囲の中で、各種権限が個別に設定される。
また、サーバ2での上記のユーザ登録処理や上記のグループ登録処理は、端末装置4でのユーザ登録やグループ登録の権限を有した管理ユーザのログインを前提に、端末装置4から実行させてもよい。
グループ5に対応付けて設定される設定可能権限(権限範囲)は、ここでは図27に示すように、ブック一覧機能に係る権限、ブック作成機能に係る権限、ブックアップロード機能に係る権限、ユーザ管理機能に係る権限、及びグループ管理機能に係る権限の設定を許可するか否かを定めるものであり、グループ5毎に個別に設定される。
各グループ5においては、許可された権限のみを所属する登録ユーザに対し付与することができ、許可されていない権限については所属する登録ユーザに付与することはできない。つまり、図22のユーザ管理ページ502において各グループ5の権限設定欄503Fに表示されている各種権限は、各グループ5において許可された権限のみであり、許可されていない権限については非表示とされて権限設定はできない。なお、必ずしも非表示とする必要は無く、権限設定不可とされていればそれでよい。
ブック一覧機能とは、ブックの閲覧と、ブックの編集および削除と、そのブックの元ファイル(原文)250Qのダウンロードといった機能のことである。システム1Lでは、ブック一覧機能に対し設定可能権限(図27の権限設定欄507Bにおける「ブック一覧機能」に対応する権限)が与えられていると、入力部48によるブック一覧ボタン500Bへの選択操作が許可(ここでは有効化)され、ブック一覧表示ページ504へのページ遷移が可能となる。そして、そのページ504上で、キーワード検索を含む条件の絞り込み等操作が可能となり、その操作に基づいたデジタルブックの一覧表示が可能となる。そして、ブックの閲覧の権限(図23の権限設定欄503Fにおけるブック一覧機能の「閲覧」に対応する権限)が与えられていれば、一覧表示されたデジタルブックの中から、入力部48によりタイトル(リンク)を1つ選択することで、選択したブックの配信処理(図20)を実行して、配信されたデジタルブックを表示部47にて図8や図9のように表示し、閲覧することができる。他方、ブックの編集および削除の権限(図23の権限設定欄503Fにおけるブック一覧機能の「編集」及び「削除」に対応する権限)が与えられることにより、一覧表示されたデジタルブックの中からデジタルブックを指定し、指定したデジタルブックの編集および削除するための操作が可能となる。
ここでは図24に示すように、ブック一覧表示ページ504の各入力欄504A〜504Fに対し、入力部48により必要箇所に入力をして、例えばブック名やカテゴリ、キーワード、詳細、ブックタイプ(右綴じ/左綴じ等)、ブック作成(本システムでブック作成されたものであるか否か)の入力をして、入力情報に該当するブックを絞り込み、絞り込まれたデジタルブックを一覧表示欄504Hにて一覧表示する。そして、一覧表示された各デジタルブックに対応する詳細ボタン504I、編集ボタン504J及び削除ボタン504Kのいずれかを入力部48により選択し、選択されたボタン504I,504J,504Kに対応する処理を実行するページへとページ遷移する。
詳細ボタン504Iが選択された場合には、そのボタンに対応するブックの詳細情報を表示・編集するページが表示される。ただし、詳細情報を編集するには、編集の権限(図23の権限設定欄503Fにおけるブック一覧機能の「編集」に対応する権限)が設定されていなければならない。
編集ボタン504Jが選択された場合には、そのボタンに対応するブックのデータ250を直接編集することが可能となる。例えば、各ページの画像ファイル250Kの差し替えやブック情報250Bの編集等が可能となる。ただし、編集するには、編集の権限(図23の権限設定欄503Fにおけるブック一覧機能の「編集」に対応する権限)が設定されていなければならない。
原文ダウンロードボタン(DLボタン)504Lが選択された場合には、そのボタンに対応するブックの元ファイル(原文)250Qがダウンロードされ、これを対応するソフトウェアにより読み込むことでその編集が可能となる。編集後には、図25のデジタルブック作成ページ505において、図18を利用したデジタルブックの作成機能を利用して、編集後の元ファイル250Qに基づくデジタルブックのデータ250を作成し、サーバ2の記憶装置25に記憶できる。ただし、元ファイル(原文)250Qのダウンロードをするには、当該ダウンロードの権限(図23の権限設定欄503Fにおけるブック一覧機能の「原文ダウンロード」の権限)が設定されていなければならない。また、デジタルブック(データ250)の作成には、デジタルブック作成の権限(図23の権限設定欄503Fにおけるブック作成機能の「作成」に対応する権限)が設定されていなければならない。
削除ボタン504Kが選択された場合には、そのボタンに対応するブックのデータ250がサーバ2の記憶装置25から削除される。ただし、削除するには、編集の権限(図23の権限設定欄503Fにおけるブック一覧機能の「削除」に対応する権限)が設定されていなければならない。
ブック作成機能とは、図18のデジタルブック作成処理を利用し、元ファイル250Qからデジタルブックのデータ250を作成する機能のことである。システム1Lでは、ブック作成機能に対し設定可能権限(図27の権限設定欄507Bにおける「ブック作成機能」に対応する権限)が与えられることにより、入力部48によるブック一覧ボタン500Cへの選択操作が許可(ここでは有効化)され、ブック作成ページ505へのページ遷移が可能となる。そして、ブック作成機能の権限(図23の権限設定欄503Fにおけるブック作成機能の「作成」に対応する権限)が与えられている登録ユーザであれば、そのページ505上での元ファイル250Qのアップロード操作(図18のS1及びS2)が可能となり、アップロードされた元ファイル250Qに基づいたデジタルブックの作成が可能となる。
ここでは図25に示すように、入力部48により、ブック作成ページ505の元ファイル指定欄504Aにて元ファイル250Qを指定し(図18のS1)、その上でブック作成開始ボタン505Bを選択する操作を行うことにより、指定した元ファイル250Qがサーバ2に受け付けられ(図18のS2)、図18のS3以降の処理に従いデジタルブックのデータ250へと変換するデジタルブック作成処理が実行される。デジタルブックの作成状況(進捗率)は作成ブック表示欄505Cにて表示される。作成済みもしくは作成中のデジタルブックを削除する場合には、入力部48により削除ボタン504Kを選択し、そのボタンに対応するブックのデータ250がサーバ2の記憶装置25から削除される。
ブックアップロード機能とは、作成済みのデジタルブックのデータ250を記憶装置25に登録する機能のことである。システム1Lでは、ブックアップロード機能に対し設定可能権限(図27の権限設定欄507Bにおける「ブックアップロード機能」に対応する権限)が与えられることにより、入力部48によるブック一覧ボタン500Dへの選択操作が許可(ここでは有効化)され、図示しないブックアップロードページへのページ遷移が可能となる。そして、ブックアップロード機能の権限((図23の権限設定欄503Fにおけるブックアップロード機能の「登録」に対応する権限))が与えられたユーザであれば、そのページ505上で、作成済みのデジタルブックのデータ250(もしくはそれを有するフォルダ)を指定し、その上でアップロード開始ボタン(図示なし)を選択する操作を行うことにより、指定したデジタルブックのデータ250を、サーバ2の記憶装置25に記憶させることができる。
ユーザ管理機能とは、登録ユーザのユーザ情報(所属グループ5や設定された権限を含む)の閲覧、編集、及び削除と、新規ユーザの登録をする機能のことである。システム1Lでは、ユーザ管理機能の設定可能権限が与えられることにより、入力部48によるユーザ管理ボタン500Eへの選択操作が許可(ここでは有効化)され、図22のユーザ管理ページ502へのページ遷移が可能となる。ページ502上では、登録ユーザの一覧表示欄502Dが表示される。入力欄502Bにユーザ名又はその一部を入力して検索ボタン502Cを選択することにより、一覧表示されるユーザを絞り込むこともできる。
ユーザ管理機能における閲覧の権限(図23の権限設定欄503Fにおけるユーザ管理機能の「閲覧」に対応する権限)が設定されていれば、一覧表示されるユーザ(全ユーザ、もしくは一部のユーザ、もしくはユーザ自身のみ)に対応する詳細ボタン502Eの選択操作が許可(有効化)される。ここでは登録作業をしているユーザ自身の所属グループ5のうちユーザ管理機能における閲覧の権限が設定されているグループ5のユーザのみ選択できる。入力部48によりそれらのうちいずれかを選択すると、図23に示すページ503と同様のページが表示され、そのボタンに対応するユーザのユーザ情報(登録ユーザ情報)255を閲覧できる。ただし、各入力欄502A〜502Fへの入力・編集はできない。
ユーザ管理機能における編集の権限(図23の権限設定欄503Fにおけるユーザ管理機能の「編集」に対応する権限)が設定されていれば、一覧表示されるユーザ(全ユーザ、もしくは一部のユーザ、もしくはユーザ自身のみ)に対応する編集ボタン502Fの選択操作が許可(有効化)される。ここでは登録作業をしているユーザ自身の所属グループ5のうちユーザ管理機能における編集の権限が設定されているグループ5のユーザのみ選択できる。入力部48によりそれらのうちいずれかを選択すると、図23に示すページ503が表示され、入力部48により各入力欄502A〜502Fを編集することができる。その上で、編集完了ボタン503Iを選択することで、編集内容を確定し、ユーザ情報(登録ユーザ情報)255を更新することができる。なお、このとき登録ボタン503Hは操作できないよう無効化されている。
ユーザ管理機能における削除の権限(図23の権限設定欄503Fにおけるユーザ管理機能の「削除」に対応する権限)が設定されていれば、一覧表示されるユーザ(全ユーザ、もしくは一部のユーザ、もしくはユーザ自身)に対応する削除ボタン502Gの選択操作が許可(有効化)される。ここでは登録作業をしているユーザ自身の所属グループ5のうちユーザ管理機能における削除の権限が設定されているグループ5のユーザのみ選択できる。入力部48によりそれらのうちいずれかを選択すると、選択されたボタンに対応する登録ユーザ(登録ユーザ情報255)が削除される。
ユーザ管理機能における登録の権限((図23の権限設定欄503Fにおけるユーザ管理機能の「登録」に対応する権限))が設定されていれば、ユーザ新規登録ボタン502Aの選択操作が許可(有効化)され、入力部48によりこれを選択することで、既に述べたように、図23に示すページ503上にて、新規ユーザ(新たな登録ユーザ情報255)を登録することができる。なお、新規ユーザのグループ5の設定は、グループ表示欄503Eに一覧表示されるグループ(全グループもしくは一部のグループ)5の中から、1以上を選択した状態でグループ追加ボタン503Gを選択することにより、選択状態のグループ5をそのユーザの所属グループ5とすることができる。ここでは登録作業をしているユーザ自身の所属グループ5のうちユーザ管理機能における登録の権限が設定されているグループ5のみの中から所属グループ5を選択できる。そして、所属グループ5が設定されると、所属する各グループ5における権限を設定するための権限設定欄503Fが、所属するグループ5毎に表示され、所属するグループ5毎に権限設定が可能となる。所属するグループ5を減じる場合は、グループ表示欄503Eに一覧表示される全てのグループ5の中から、削除するグループ5を選択した状態でグループ削除ボタン503Gを選択する。これにより、そのグループ5は所属グループ5から外れ、そのグループ5の権限設定欄503Fも消去される。なお、このとき編集完了ボタン503Iは操作できないよう無効化されている。
グループ管理機能とは、登録(作成)済みのグループ5と、それらグループ5のグループ情報(グループ名や、グループ5に対応付けられる設定可能権限(権限範囲)等を含む)の閲覧と、それらグループ情報の編集および削除と、新たなグループ5の登録をする機能のことである。システム1Lでは、グループ管理機能の設定可能権限が与えられることにより、入力部48によるグループ管理ボタン500Fへの選択操作が許可(ここでは有効化)され、図26のグループ管理ページ506へのページ遷移が可能となる。ページ506上では、登録済みのグループ5の一覧表示欄506Dが表示される。入力欄506Bにグループ名又はその一部を入力して検索ボタン506Cを選択することにより、一覧表示されるグループ5を絞り込むこともできる。
グループ管理機能における閲覧の権限((図23の権限設定欄503Fにおけるグループ管理機能の「閲覧」に対応する権限))が設定されていれば、一覧表示される(全グループもしくは一部のグループ)5に対応する詳細ボタン506Eの選択操作が許可(有効化)される。ここでは登録作業をしているユーザ自身の所属グループのうちグループ管理機能における閲覧の権限が設定されているグループのみ選択できる。入力部48によりそれらのうちいずれかを選択すると、図27に示すページ507と同様のページが表示され、そのボタンに対応するユーザのグループ情報257を閲覧できる。ただし、各入力欄507A,507Bへの入力・編集はできない。
グループ管理機能における編集の権限((図23の権限設定欄503Fにおけるグループ管理機能の「編集」に対応する権限))が設定されていれば、一覧表示されるグループ(全グループもしくは一部のグループ)5に対応する編集ボタン506Fの選択操作が許可(有効化)される。ここでは登録作業をしているユーザ自身の所属グループ5のうちグループ管理機能における編集の権限が設定されているグループ5のみ選択できる。入力部48によりそれらのうちいずれかを選択すると、図27に示すページ507が表示され、入力部48により、入力欄502Aにて編集対象のグループ5を切り替える形で選択し、選択されたグループ5に対する権限設定欄502Fでの権限設定状態を編集(変更)することができる。その上で、編集完了ボタン503Cを選択することで、編集内容を確定し、グループ情報257を更新することができる。なお、このとき登録ボタン503Dは操作できないよう無効化されている。
グループ管理機能における削除の権限(図23の権限設定欄503Fにおけるグループ管理機能の「削除」に対応する権限)が設定されていれば、一覧表示されるグループ(全グループもしくは一部のグループ)5に対応する削除ボタン507Gの選択操作が許可(有効化)される。ここでは登録作業をしているユーザ自身の所属グループ5のうちグループ管理機能における削除の権限が設定されているグループ5のみ選択できる。入力部48によりそれらのうちいずれかを選択すると、選択されたボタンに対応するグループ5(グループ情報257)が削除される。
グループ管理機能における登録の権限((図23の権限設定欄503Fにおけるグループ管理機能の「登録」に対応する権限))が設定されていれば、グループ新規登録ボタン506Aの選択操作が許可(有効化)され、入力部48によりこれを選択することで、既に述べたように、図27に示すページ507上にて、新規グループ5を登録(作成)することができる。
ところで、各グループ5には、図28に示すように、記憶装置(デジタルブック記憶部)25に記憶されているデジタルブックのうちの1以上のデジタルブックが、グループ用ブック群として対応付けられており、その対応関係がグループ情報として257として記憶装置(グループ用ブック群記憶部)25に記憶されている。
本実施形態においては、ブック作成機能(図18)及びブックアップロード機能により、作成又はアップロードされて記憶装置25に記憶されるデジタルブック(デジタルブックのデータ250)は、作成又はアップロードをした登録ユーザの所属グループ5に対応付けられ(S10)、それら所属グループ5のグループ用ブック群となる(グループ用ブック群登録手段)。さらに本実施形態においては、作成又はアップロードされて記憶装置25に記憶されるデジタルブックは、作成又はアップロードをした登録ユーザの所属グループ5のうち、デジタルブックの作成権限が有効に設定されたグループのグループ用ブック群として対応付けられる。
また、本実施形態においては、各グループ5にて、所属する登録ユーザに対し設定される予め定められた権限の中に、そのグループ5のグループ用ブック群に対するブック使用に係る権限が含まれる。そして、各グループ5にて、所属する登録ユーザに対し設定される権限は、当該登録ユーザが所属する1以上のグループ毎に、対応するグループ用ブック群に係る権限が設定される。ここでは、図23のユーザ登録ページ(権限設定ページ)503において、権限設定欄503Fが所属グループ5毎に表示されており、それらグループ毎の権限設定欄503Fにおいて、それぞれのグループでの権限設定がなされる。
本実施形態においては、各グループ5にて、所属する登録ユーザに対し設定される予め定められた権限の中に、少なくとも閲覧権限(図23の権限設定欄503Fにおけるブック一覧機能の「閲覧」に対応する権限)が含まれている(閲覧権限が設定可能な権限として存在するという意味であって、常に設定可能な状況にあるという意味ではない)。仮に、登録ユーザが所属する全てのグループ5においてデジタルブックの閲覧権限が与えられている場合には、それら所属する全てのグループ5のグループ用ブック群が閲覧可能になる。また、登録ユーザは、グループ5に所属していても、そのグループ5において閲覧権限が与えられていなければ、そのグループ5のグループ用ブック群は閲覧できない。一方、所属しないグループ5のグループ用ブック群は閲覧権限を設定するまでもなく閲覧不可であり、閲覧権限の設定もできない。
また、本実施形態においては、記憶装置25に記憶された各デジタルブックに係る予め定められたブック情報が、通信手段3を介して閲覧可能となる予め定められたブック情報公開サイト600(ブック情報公開ページ:図29参照)において公開・表示されている。サイト600を公開・表示するためのサイトデータ950は、本実施形態においては図31に示すように、通信手段3に接続するページ公開用の端末装置9の記憶装置95に記憶されており、サイト600は、そのサイトデータ950に基づいて通信手段3上で公開されている。そして、上記グループ5の中には、図28に示すように、当該サイト600にて表示・公開されるブック情報を更新するための情報更新グループ5Iが含まれており、当該グループ5Iに対応付けられたグループ用ブック群の各ブックのブック情報に基づいて、上記サイト600に表示されているブック情報を更新する(情報更新手段)。
サイトデータ950は、ブック情報公開サイト600の表示レイアウトを定め、その所定位置に各デジタルブックの表示要素データであるブック情報を表示させる表示プログラムと、表示プログラムによって表示される各デジタルブックの表示要素データ(図中の表示要素)と、それら表示要素データを更新させる更新プログラムとを有して構成される。ブック情報公開サイト600は通信手段3上で公開されており、通信手段3に接続する各閲覧端末4では、サイトデータ950の表示プログラムに従い当該サイト600を表示部47に画面表示して閲覧することができる。
本実施形態の表示要素データ(ブック情報)は、図30に示すように、情報更新グループ5Iのグループ用ブック群に属する各デジタルブック250のブック情報250Bのうちの予め定められたものである。ブック情報250Bは内容変更可能であるから、変更があるとその変更内容がブック情報公開サイト600に反映されることになる。
また、本実施形態においては、1以上の情報更新グループ5Iを有する場合には、各情報更新グループ5Iに対しブック情報公開サイト600が対応付けられており、各情報更新グループ5Iの表示要素データに基づいて、対応するブック情報公開サイト600の表示内容が更新されるように定められている。
なお、端末装置9は、CPU91に対し、ROM93、RAM92、ハードディスクドライブ(HDD)で構成された記憶装置95、ネットワーク接続のための周知の通信インターフェース99等が接続する構成を有し、さらには、キーボード、マウス、その他のポインティングデバイス等からなる入力部98、液晶ディスプレイ等の表示部97、スピーカ等の音声出力部96等が接続する形で構成された周知のものである。
以下、ブック情報公開サイト600に公開・表示されている各デジタルブックのブック情報の更新処理について、図33を用いて説明する。
まずS951にて、CPU91は、予め定められたブック情報公開サイト600の更新タイミングが到来したか否かを判定する。更新タイミングは、1ヶ月に1回の所定日所定時刻や、外部からの更新信号の受信したとき等と定めることができる。更新タイミングが到来したと判定された場合には、S952にて、CPU91は、サーバ2に対し、ブック情報公開サイト600の更新用データを要求する要求信号を、通信手段3を介して送信する。更新用データとは上述した情報更新グループ5Iのデジタルブック250における表示要素データのことである。また、要求信号と共に、当該端末装置9の認証情報も送信される。
このときサーバ2のCPU21は、その要求信号を受信すると(S251:Yes)、共に受信する認証情報に基づいて認証処理を開始して(S252)、認証OKの場合には(S253:Yes)、要求された更新用データ(表示要素データ)を特定し(S254)、特定したデータを要求元の端末装置9に返信する。認証NGの場合は(S253:No)、データを送信することなく処理は終了となる。
S953にて、CPU91は、要求した更新用データ(表示要素データ)を受信すると、S954にて、受信したデータに基づいて記憶装置95に記憶されているサイトデータ950の表示要素データを更新し、本処理を終了する。これにより、この後に端末装置4でブック情報公開サイト600が表示される際には、更新された内容のブック情報公開サイト600が表示されることになる。例えば、図30のカタログ「A」というデジタルブック250の表紙画像がサーバ2において変更されていれば、図29のブック情報公開サイト600におけるカタログ「A」の表紙の画像が変更される。
なお、本実施形態においては、表示要素データを要求するにあたって(S952)、情報更新グループ5Iの全てのデジタルブック250における全表示要素データを要求し、受信したデータにより記憶装置95に記憶されているサイトデータ950の表示要素データを全て上書きすることにより更新される。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
例えば上記実施形態は、システム1Iとシステム1Lとの双方を有した実施形態であったが、本発明のデジタルブック提供システム1は、システム1Iのみを想定してもよいし、システム1Lのみを想定してもよい。サーバ2が複数あってもよいし、システム1Iを構成するサーバ2と、システム1Lを構成するサーバ2が異なっていてもよい。
また、サーバ2に登録されるユーザは、閲覧端末4を介して閲覧する人でもよいし、その閲覧端末そのものでもよい。
また、デジタルブックを閲覧する端末装置4が1種類である場合には、端末種別毎にページ表示用データ250Lを用意しない構成としてもよい。
また、グループの設定に関して、図32に示すように、グループにグループを所属させる、即ち1以上の小グループを有した大グループを設定可能としてもよい。これにより、グループの所属ユーザ全員を一括して別のグループに所属させることが可能となる。
また、グループの設定は、インターネット等の通信手段3Iを介してサーバ2に接続する端末装置4同士でも可能である。これにより、例えば会社をまたいでグループを設定することが可能となる。具体的にいえば、この客先には、このデジタルブック群のみを、閲覧のみ可能に設定して、別の客先には、このデジタルブック群とさらに別のデジタルブック群を、閲覧と編集を可能に設定する等、権限設定により、客先との関係に応じて自由な閲覧・編集体系を構築したデジタルブック管理システムとすることができる。
このように、本発明のデジタルブック提供システムは、グループ設定を可能とすることで、デジタルブック管理システムとしての機能を果たすことが可能になる。
また、図34は、上記実施形態のデジタルブック提供システム1を学校や塾等の教育現場に導入した事例である。学校は、上記実施形態におけるサーバ2を導入している。サーバ2には、教科書販売業者から既にデジタルブックとして作成された教科書を記憶しており、生徒の端末装置4においてその閲覧を可能としている。しかしながら、授業では、教科書だけでなく、教師がそれぞれに作成した資料を用いて授業がなされることがしばしばあるため、教師はこれを元ファイル250Qとなるよう作成するようにし、作成後には、上記デジタルブック作成ページ304や505からサーバ2にアップロードして、デジタルブック250としておく。これにより、教師が個人的に作成した資料を、授業中に、学校内の端末装置4において、教科書と同様、デジタルブックとして閲覧できる。また、個人宅の端末装置4や、携帯端末4Kからも閲覧可能にすることもできる。