JP5517151B2 - モータの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両に搭載されるモータジェネレータに印加する駆動電圧を、大気圧の高低に応じて可変する制御を行うモータの制御装置に関する。
従来、高地では低気圧となり空気の誘電率が低下するため、モータジェネレータにおける電機子巻線の絶縁被覆等の絶縁体の絶縁性能が劣化する。そこで、特許文献1の移動体の制御装置においては、制御手段が、検知された大気圧に応じて電動機及び電気機器に供給される電圧値を設定し、この設定された電圧値に基づいて電動機を制御する。例えば、検知された大気圧において、後述する部分放電量が、絶縁体の絶縁性能の劣化の促進が抑制できる許容範囲内になるように電動機及び電気機器に供給される電圧値を設定することが記載されている。
部分放電とは、例えばモータの巻線の絶縁被覆が絶縁低下した際に、その低下した部分の巻線間で放電が生じることである。その巻線間電圧差の最大値をモータ内最大電圧差といい、これを図1に示す。図1は縦軸をモータ内最大電圧差ΔV、横軸を相電流実効値Iとした際の両者の関係図である。但し、相電流実効値とは、インバータからモータジェネレータに供給する3相電流の実効値である。
平地での通常の大気圧(常気圧)では、部分放電開始電圧は線分DNで示す特性線の通りであり、モータ内最大電圧差ΔV1は、常気圧での部分放電開始電圧DNよりも低く且つモータで予め定められた必要トルクが得られる電圧値が当該モータに印加されるように通常設定されている。この状態では、部分放電が開始する電圧DNがモータ内最大電圧差ΔV1よりも高いので、部分放電は開始されず巻線の絶縁被覆は劣化しない。しかし、高地などの比較的大気圧の低い(低気圧)環境下では、線分DLで示す特性線の通り部分放電開始電圧が、通常設定時のモータ内最大電圧差ΔV1よりも下がってしまうので、部分放電によって絶縁被覆が劣化する。
そこで、特許文献1の装置においては、高地などの低気圧の環境下では、部分放電量が許容範囲内になる電動機への電圧値を設定することにより(例えば、通常大気圧における電圧値よりも低い電圧値を設定することにより)、放電電圧が低下しても部分放電量の増加を抑制するようになっている。図1では、モータ内最大電圧差を線分ΔV2で示す通り、部分放電開始電圧DLよりも低い位置に設定する。これによって電動機及び電気機器の内部の絶縁体の絶縁性能の悪化を抑制するようになっている。
特開2006−288170号公報
しかし、上記の特許文献1の装置においては、大気圧が低い低気圧の環境下では、通常大気圧における電圧値よりも低い電圧値を設定し、この設定された電圧値でモータを駆動するので、その電圧値を下げた分、モータの駆動トルクが低下し、ドライバーの車両加速上昇等の要求に答えられなくなるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、低気圧の環境下でも駆動トルクが低下しないようにモータを駆動させることができ、これによってドライバーの車両加速上昇等の要求に答えることができるモータの制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、バッテリの直流電力を昇圧するコンバータと、このコンバータでの昇圧電力を交流電力に変換し、この変換された交流電力でモータを駆動するインバータと、当該コンバータの昇圧動作及び当該インバータの電力変換動作を制御する制御手段とを有し、この制御手段は、予め定められた常気圧の場合に、モータの巻線間電圧差の最大値であるモータ内最大電圧差が、モータ巻線間で部分的に生じる放電の開始電圧である部分放電開始電圧よりも低く且つモータで予め定められた必要トルクが得られる電圧値が当該モータに印加されるように通常設定されていることに基づき、当該インバータの電力変換動作を制御するモータの制御装置において、前記制御手段は、前記モータへの供給電流の実効値と前記通常設定時のモータ内最大電圧差との関係を前記常気圧よりも低い低気圧の際の前記部分放電開始電圧と関連付けたデータマップを記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、前記低気圧下で前記部分放電開始電圧が前記通常設定時のモータ内最大電圧差よりも下がった際に、前記インバータからモータに供給される電流が、少なくともモータを前記必要トルクで駆動するに必要な実効値となるように、当該インバータの電力変換動作を制御するとともに、前記低気圧の際に前記記憶手段のデータマップをもとに、当該低気圧で前記常気圧時より低レベルに下がった部分放電開始電圧と前記通常設定時のモータ内最大電圧差との交点における実効値を超える電流が前記インバータから前記モータに供給されるように制御し、更に、そのモータへの供給電流の位相を、当該モータのトルクを前記必要トルクと同一にする位相にシフトする制御を行うことを特徴とする。
この構成によれば、低気圧の環境下で部分放電開始電圧が通常設定時のモータ内最大電圧差よりも下がった場合でも、制御手段によるインバータの電力変換動作の制御によって、少なくともモータを必要トルクを発生するに必要な電流がモータへ供給される。従って、低気圧下においても、モータで必要トルクを発生させることができる。
また、低気圧の環境下で部分放電開始電圧が通常設定時のモータ内最大電圧差よりも下がった場合に、この下がった部分放電開始電圧と、通常設定時のモータ内最大電圧差との交点での電流の実効値を越える電流がモータへ供給される。その常気圧時に比べ、下がった部分放電開始電圧を回避するためにはモータへの供給電流の実効値が、常気圧の部分放電開始電圧時よりも増加させる必要があるので、常気圧時よりも多くの電流がモータに供給される。更に、この際、モータへ供給される電流の位相が、モータのトルクを常気圧時のあらかじめ定められた必要トルクと同じにする位相にシフトされるので、モータは常気圧時の必要トルクを発生することが可能となる。
従来の縦軸のモータ内最大電圧差ΔVと、横軸の相電流実効値Iとの関係図である。 本発明の実施形態に係るモータジェネレータの制御装置により制御されるモータジェネレータ駆動システムを示すブロック図である。 本実施形態の縦軸のモータ内最大電圧差ΔVと、横軸の相電流実効値Iとの関係図である。 縦軸のモータ発生トルクTと、横軸の相電流実効値Iとの関係図である。 縦軸のモータ発生トルクTと、横軸の電流位相絶対値│β│との関係図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。但し、本明細書中の全図において相互に対応する部分には同一符号を付し、重複部分においては後述での説明を適時省略する。
図2は、本発明の実施形態に係るモータジェネレータの制御装置により制御されるモータジェネレータ駆動システムを示すブロック図である。
図2に示すモータジェネレータ駆動システムは、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両に搭載されており、直流電力を蓄積するバッテリ10と、コンバータ20と、インバータ30と、モータジェネレータMGと、記憶部40aを有するECU(電子制御ユニット:制御手段)40とを備えて構成されている。
コンバータ20には、バッテリ10が接続されており、バッテリ10はコンバータ20に直流電力を供給すると共に、コンバータ20から回生される直流電力を蓄電する。また、コンバータ20は、バッテリ10から供給された直流電力を昇圧してインバータ30へ出力し、またインバータ30から出力された直流電力を降圧してバッテリ10へ出力する。更に、コンバータ20は、コンデンサ23と、リアクトル24と、高圧側の半導体素子である上アーム用のスイッチング素子(電力変換用スイッチング素子)21と、高圧GND(グランド)側の半導体素子である下アーム用のスイッチング素子(電力変換用スイッチング素子)22と、ダイオードD1,D2を含んで構成されている。
これら構成要素は、バッテリ10の正極側にコンデンサ23及びリアクトル24の一端が接続され、負極側にコンデンサ23の他端とスイッチング素子22のエミッタ端子が接続されている。スイッチング素子21とスイッチング素子22とは直列に接続されており、リアクトル24の他端は、その間、つまりスイッチング素子21のエミッタ端子及びスイッチング素子22のコレクタ端子に接続されている。
上アーム用のスイッチング素子21のコレクタ端子は、インバータ30の一端側に接続されている。下アーム用のスイッチング素子22のエミッタ端子は、インバータ30の他端側に接続されている。スイッチング素子21のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側に電流を流すダイオードD1が接続され、同様にスイッチング素子22のコレクタ−エミッタ間にもダイオードD2が接続されている。
モータジェネレータMGは、インバータ30に接続されており、バッテリ10から供給される電力により駆動する。発電機として働く場合は、交流電力をインバータ30に出力する。
インバータ30は、U相、V相及びW相からなり、U相、V相及びW相はコンバータ20に並列に接続され、このコンバータ20によって昇圧された直流電力を三相交流電力に変換して、モータジェネレータMGに出力する。また、モータジェネレータMGが発電機として働く場合は、モータジェネレータMGから出力される交流電力を直流に変換してコンバータ20に出力する。更に、インバータ30は、コンバータ20との接続側に、蓄電の役割も有するサージ電圧吸収用のコンデンサ31を備えている。
インバータ30のU相は、高圧側の半導体素子の上アーム用のスイッチング素子34と高圧GND側の半導体素子の下アーム用のスイッチング素子35とが直列に接続されてなる。同様に、V相は上アーム用のスイッチング素子36と下アーム用のスイッチング素子37、W相は上アーム用のスイッチング素子38と下アーム用のスイッチング素子39が直列に接続されてなる。
各スイッチング素子34〜39のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD3〜D8がそれぞれ接続されている。UVW各相の中間点は、モータジェネレータMGの各相コイル(図示略)の各相端に接続されている。ここで、コンバータ20及びインバータ30にそれぞれ含まれるスイッチング素子は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等のパワーデバイスが用いられているとする。
更に、コンバータ20の各スイッチング素子21,22及びインバータ30の各スイッチング素子34〜39は、上アーム用のスイッチング素子がオンの場合は下アーム用のスイッチング素子がオフ、上アーム用のスイッチング素子がオフの場合は下アーム用のスイッチング素子がオンとなるように、ECU40でスイッチング制御(オン/オフ制御)される。
このような構成によれば、ECU40によるコンバータ20の各スイッチング素子21,22及びインバータ30の各スイッチング素子34〜39のスイッチング制御によって、バッテリ10の直流電力がコンバータ20で昇圧されてインバータ30で三相交流電力に変換され、この三相交流でモータジェネレータMGが駆動される。一方、モータジェネレータMGが発電機として働く場合は、モータジェネレータMGから出力される交流電力がインバータ30で直流電力に変換され、更にコンバータ20で降圧されてバッテリ10に回生される。
次に、ECU40は、上記のようにコンバータ20及びインバータ30を制御してモータジェネレータMGを駆動するが、この際、モータジェネレータMGへは、インバータ30から3相電流が供給される。3相電流の実効値(相電流実効値)がモータジェネレータMGを駆動する電流となるので、ECU40は、インバータ30からモータジェネレータMGへ、データマップに基づき必要トルクを発生できるような電流が流れるよう制御する。
この場合、図3に示すように、モータ内最大電圧差ΔV1は、常気圧での部分放電開始電圧DNよりも低く且つモータで必要トルクが得られる電圧値が当該モータに印加されるように通常設定されている。この通常設定では、モータ内最大電圧差ΔV1の最大レベルA点での相電流実効値IAがモータジェネレータMGへ供給され、予め定められた必要トルクが得られる。つまり、図4に示すように、相電流実効値IAに応じた必要トルクTAがモータ出力トルクTとして得られる。
しかし、低気圧の環境下では、部分放電開始電圧がDLで示すように、通常設定時のモータ内最大電圧差ΔV1よりも下がってしまうので、モータジェネレータMGの巻線間の部分放電によって巻線の絶縁被覆が劣化していた。そこで、従来では図1に線分ΔV2で示した通りモータ内最大電圧差を部分放電開始電圧DLよりも低い位置に設定していたが、モータへの供給電圧値上限値を制限することになるのでモータの発生トルクが低下する場合があった。
本実施形態では、ECU40が、大気圧データD1に基づき低気圧となったことを検出した場合、記憶部40aに記憶されたデータマップに基づき次の制御を行う。但し、データマップは、図3に示した相電流実効値Iと通常設定時のモータ内最大電圧差ΔVとの関係に、低気圧の際の部分放電開始電圧DLを各々データとして関連付けたものである。
即ち、ECU40は、低気圧の際の部分放電開始電圧DLと通常設定時のモータ内最大電圧差ΔV1との交点Bでの相電流実効値IBを越える電流が、インバータ30からモータジェネレータMGへ供給されるように制御を行う。更に、この制御時に、図4に示すように、相電流実効値IBに対応するモータ出力トルクTは、TBで示す通り必要トルクTAを越えてしまうので、その超過トルクTBが必要トルクTAと同一となるように、相電流実効値IBの電流の位相をβ1からβ2へシフトさせる制御を行う。
この電流位相をシフトする理由を図5を参照して説明する。図5は、モータジェネレータMGへの各々の相電流実効値IA,IB,ICにおけるモータ発生トルクの絶対値│T│と、電流位相の絶対値│β│との関係である。但し、各相電流実効値の大きさは、IA<IB<ICであり、電流位相絶対値│β│は、モータ無負荷時の巻線の永久磁石磁束鎖交数の位相角を0として示している。この図5から分かるように、相電流実効値IBの際の電流位相β1をβ2にシフトすることによって、モータ発生トルクTが必要トルクTAと同一となる。
このように本実施形態のモータの制御装置は、基本構成として、バッテリ10の直流電力を昇圧するコンバータ20と、このコンバータ20での昇圧電力を交流電力に変換し、この変換された交流電力でモータジェネレータMGを駆動するインバータ30と、当該コンバータ20の昇圧動作及び当該インバータ30の電力変換動作を制御するECU40とを有する。ECU40は、予め定められた常気圧の場合に、モータジェネレータMGの巻線間電圧差の最大値であるモータ内最大電圧差ΔV1が、巻線間で部分的に生じる放電の開始電圧である部分放電開始電圧DNよりも低く且つモータジェネレータMGで予め定められた必要トルクが得られる電圧値が当該モータジェネレータMGに印加されるように通常設定されていることに基づき、当該インバータ30の電力変換動作を制御するようになっている。
本実施形態では、ECU40が、常気圧よりも低い低気圧下で部分放電開始電圧DLが通常設定時のモータ内最大電圧差ΔV1よりも下がった際に、インバータ30からモータジェネレータMGに供給される電流が、少なくともモータジェネレータMGが必要トルクを発生するに必要な実効値(相電流実効値)となるように、当該インバータ30の電力変換動作を制御するようにした。
これによって、低気圧の環境下で部分放電開始電圧DLが通常設定時のモータ内最大電圧差ΔV1よりも下がった場合でも、ECU40によるインバータ30の電力変換動作の制御によって、少なくともモータジェネレータMGで最大必要トルクを発生するに必要な電流がモータジェネレータMGへ供給される。従って、低気圧下においても、モータジェネレータMGで必要トルクを発生させることができる。
また、ECU40は、モータ10への供給電流の実効値Iと通常設定時のモータ内最大電圧差ΔV1との関係を低気圧の際の部分放電開始電圧DLと関連付けたデータマップを記憶する記憶部40aを備える。そして、ECU40は、低気圧の際に記憶部40aのデータマップをもとに、当該低気圧で常気圧時より低レベルに下がった部分放電開始電圧DLと通常設定時のモータ内最大電圧差ΔV1との交点における実効値を超える電流がインバータ30からモータ10に供給されるように制御し、更に、そのモータ10への供給電流の位相β1を、当該モータ10のトルクを必要トルクTAとする位相β2にシフトする制御を行う。
これによって、低気圧の環境下で部分放電開始電圧DLが通常設定時のモータ内最大電圧差ΔV1よりも下がった場合に、この下がった部分放電開始電圧DLと、通常設定時のモータ内最大電圧差ΔV1との交点での電流の実効値を越える電流がモータジェネレータMGへ供給される。その交点はモータジェネレータMGへの供給電流の実効値が、常気圧の部分放電開始電圧DN時よりも増加する位置にあるので、常気圧時よりも多くの電流がモータジェネレータMGに供給される。更に、この際、モータジェネレータMGへ供給される電流の位相β1が、モータジェネレータMGのトルクを必要トルクTAと同一となる位相β2にシフトされるので、モータジェネレータMGは必要トルクTAを発生する。これによって低気圧下でも、ドライバーの車両加速上昇等の要求に答えることができる。
10 バッテリ
20 コンバータ
21,22,34〜39 スイッチング素子
23 コンデンサ
24 リアクトル
30 インバータ
40 ECU
D1〜D8 ダイオード
MG モータジェネレータ

Claims (1)

  1. バッテリの直流電力を昇圧するコンバータと、このコンバータでの昇圧電力を交流電力に変換し、この変換された交流電力でモータを駆動するインバータと、当該コンバータの昇圧動作及び当該インバータの電力変換動作を制御する制御手段とを有し、この制御手段は、予め定められた常気圧の場合に、モータの巻線間電圧差の最大値であるモータ内最大電圧差が、モータ巻線間で部分的に生じる放電の開始電圧である部分放電開始電圧よりも低く且つモータで予め定められた必要トルクが得られる電圧値が当該モータに印加されるように通常設定されていることに基づき、当該インバータの電力変換動作を制御するモータの制御装置において、
    前記制御手段は、前記モータへの供給電流の実効値と前記通常設定時のモータ内最大電圧差との関係を前記常気圧よりも低い低気圧の際の前記部分放電開始電圧と関連付けたデータマップを記憶する記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記低気圧下で前記部分放電開始電圧が前記通常設定時のモータ内最大電圧差よりも下がった際に、前記インバータからモータに供給される電流が、少なくともモータを前記必要トルクで駆動するに必要な実効値となるように、当該インバータの電力変換動作を制御するとともに、前記低気圧の際に前記記憶手段のデータマップをもとに、当該低気圧で前記常気圧時より低レベルに下がった部分放電開始電圧と前記通常設定時のモータ内最大電圧差との交点における実効値を超える電流が前記インバータから前記モータに供給されるように制御し、更に、そのモータへの供給電流の位相を、当該モータのトルクを前記必要トルクと同一にする位相にシフトする制御を行うことを特徴とするモータの制御装置。
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