JP5516570B2 - 装着型動作支援装置 - Google Patents

装着型動作支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5516570B2
JP5516570B2 JP2011500612A JP2011500612A JP5516570B2 JP 5516570 B2 JP5516570 B2 JP 5516570B2 JP 2011500612 A JP2011500612 A JP 2011500612A JP 2011500612 A JP2011500612 A JP 2011500612A JP 5516570 B2 JP5516570 B2 JP 5516570B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
support member
pressure sensor
forearm
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011500612A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010095619A1 (ja
Inventor
賢一 矢野
泰弘 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mie University NUC
Original Assignee
Mie University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mie University NUC filed Critical Mie University NUC
Priority to JP2011500612A priority Critical patent/JP5516570B2/ja
Publication of JPWO2010095619A1 publication Critical patent/JPWO2010095619A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5516570B2 publication Critical patent/JP5516570B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/0006Exoskeletons, i.e. resembling a human figure
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/01Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces
    • A61F5/0102Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces specially adapted for correcting deformities of the limbs or for supporting them; Ortheses, e.g. with articulations
    • A61F5/013Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces specially adapted for correcting deformities of the limbs or for supporting them; Ortheses, e.g. with articulations for the arms, hands or fingers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61HPHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
    • A61H1/00Apparatus for passive exercising; Vibrating apparatus ; Chiropractic devices, e.g. body impacting devices, external devices for briefly extending or aligning unbroken bones
    • A61H1/02Stretching or bending or torsioning apparatus for exercising
    • A61H1/0274Stretching or bending or torsioning apparatus for exercising for the upper limbs
    • A61H1/0277Elbow
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61HPHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
    • A61H2201/00Characteristics of apparatus not provided for in the preceding codes
    • A61H2201/16Physical interface with patient
    • A61H2201/1602Physical interface with patient kind of interface, e.g. head rest, knee support or lumbar support
    • A61H2201/165Wearable interfaces
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61HPHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
    • A61H2201/00Characteristics of apparatus not provided for in the preceding codes
    • A61H2201/50Control means thereof
    • A61H2201/5058Sensors or detectors
    • A61H2201/5071Pressure sensors

Description

本発明は、屈曲動作する関節を挟む身体部位に装着され、前記関節の屈曲動作を支援する装着型動作支援装置に関するものである。
身体に障害のある人の動作を支援する装置として、身体の障害部位に装着する各種の装着型動作支援装置が提案されている。この装着型動作支援装置は、例えば上肢における肘部を挟んだ上腕部および前腕部に装着して肘関節を中心とした前腕部の動作を支援する装置や、下肢における膝部を挟んだ大腿部および下腿部に装着して膝関節を中心とした下腿部の動作を支援する装置等である。
前記装着型動作支援装置は、関節の近位身体部位(関節より体幹に近い身体部位)に装着される第1サポート部材と、前記関節の遠位身体部位(関節より体幹から遠い身体部位)に装着される第2サポート部材とを備える。前記第2サポート部材は、前記第1サポート部材に対して前記関節の屈曲動作を許容するよう姿勢変位可能に連結され、第1サポート部材に対して第2サポート部材を姿勢変位させる作動手段を該第1サポート部材に装備している。
また、上肢用の装着型動作支援装置は、第2サポート部材の手首部や前腕部に対応する部位に、肘関節を中心とした該前腕部の動きを検知して検知信号を出力する検知手段が配設されたものがある。また、下肢用の装着型動作支援装置は、第2サポート部材の足首部や下腿部に対応する部位に、膝関節を中心とした該下腿部の動きを検知して検知信号を出力する検知手段が配設されたものがある。このような装着型動作支援装置は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2007-29113
従来の装着型動作支援装置は、装着時の身体に対するフィット感を高めるため、第1サポート部材の近位身体部位に対向する側および第2サポート部材の遠位身体部位に対向する側に、身体部位へ弾力的に当接するパッド部材を備えている。このため第2サポート部材は、パッド部材の遠位身体部位に当接する部分や、該第2サポート部材のパッド部材に当接する部分に、前記検知手段が配設されている。しかし、近位身体部位に対する遠位身体部位の動作時に、該遠位身体部位に押されたパッド部材が弾性変形するため、検知手段に加わる力を正確に検知できず、該検知手段による検知精度が低い問題を内在していた。
従って本発明では、ユーザーの身体動作の検知精度を向上させて、ユーザーの動作支援を適切に行ない得るようにした装着型動作支援装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の発明は、
関節を挟む近位身体部位に装着される第1サポート部材と、前記関節の遠位身体部位に
装着されると共に前記第1サポート部材に連結され、前記関節の屈曲動作に合わせて姿勢
変位可能な第2サポート部材と、前記第1サポート部材に対して前記第2サポート部材を
姿勢変位させる作動手段とを備え、前記作動手段が前記第2サポート部材を前記第1サポ
ート部材に対して姿勢変位させることで、前記関節の屈曲動作を補助する装着型動作支援
装置であって、
前記第2サポート部材は、
リング形状で手首全周を包囲して着脱され前記第1サポート部材に連結される固定部材
と、 前記固定部材の前記遠位身体部位側に該固定部材に対し近接・離間移動が可能に配設
され、該遠位身体部位に装着されるリング形状の移動部材と、
前記固定部材と前記移動部材との間に設けられ、固定部材に対して移動部材を相対的に
近接移動することで押圧されて押圧力を検知する圧力センサとを備え、
前記圧力センサが検知する押圧力に応じて前記作動手段を作動制御するよう構成したこ
とを特徴とする。
従って、請求項1に係る発明によれば、遠位身体部位に装着した移動部材が、該遠位身
体部位の動きにより固定部材に近接移動すると、該移動部材に押圧された圧力センサが押
圧力を精度よく検知することができる。そして、圧力センサが検知する押圧力に応じて作
動手段を作動制御することで、第2サポート部材の姿勢変位による関節の屈曲動作を適切
に補助し得る。
請求項2に記載の発明は、
前記圧力センサは、その圧力検知部に、前記固定部材または移動部材に向け突出する突出部を備えたことを要旨とする。
従って、請求項2に係る発明によれば、固定部材に近接移動する移動部材が突出部に接触することで、圧力センサによる検知精度を好適に高めることができる。
請求項3に記載の発明は、
前記固定部材および前記移動部材の間には、固定部材に対して移動部材を相対的に近接移動することで弾性変形する弾性部材が前記圧力センサに接触した状態で設けられ、
前記固定部材に対する前記移動部材の近接移動時に、前記圧力センサに接触する前記弾性部材が弾性変形して前記圧力センサを押圧するよう構成されたことを要旨とする。
従って、請求項3に係る発明によれば、移動部材の移動時に弾性部材材が弾性変形して圧力センサを押圧するので、該移動部材の移動の微小な移動を検知することができ、圧力センサによる検知精度を高めることができる。
請求項4に記載の発明は、
前記固定部材および前記移動部材の間に、前記圧力センサを複数備えると共に、前記固定部材および前記移動部材の間に、該固定部材に対して該移動部材を弾性的に付勢する弾性部材を複数備え、
前記移動部材を付勢する各弾性部材が均衡を保った状態において、前記移動部材と前記各圧力センサとの間隔が同等になるよう移動部材を保持することを要旨とする。
従って、請求項4に係る発明によれば、移動部材がどの方向へ移動しても、圧力センサが検知するまでの時間が一定となり、圧力センサによる検知にタイムラグが生ずることを防止し得る。また、弾性部材により、移動部材をがたつきなく保持することができる。
請求項5に記載の発明は、
前記固定部材は、前記移動部材に対向する円形の内周面を備えると共に、前記移動部材は、前記内周面に対向する円形の外周面を備え、
前記圧力センサは、前記内周面または外周面に、その周方向へ離間して複数個配設されていることを要旨とする。
従って、請求項5に係る発明によれば、遠位身体部位の動きにより移動部材が固定部材の内周面内側において径方向の何れの方向へ移動しても、圧力センサによる検知が可能である。
本発明に係る装着型動作支援装置によれば、遠位身体部位に装着した移動部材の動きを、第2サポート部材の固定部材と該移動部材との間に配設した圧力センサで検知するので、ユーザーの身体動作の検知精度を向上させることができる。従って、圧力センサの検知信号に応じて作動手段を作動させることで、ユーザーの動作支援を適切に行なうことができる。
本発明の第1実施例に係る装着型動作支援装置を、右腕に装着した状態で示す概略斜視図である。 図1に示した第1実施例の装着型動作支援装置の平面図である。 図1に示した第1実施例の装着型動作支援装置の側面図である。 第1実施例の装着型動作支援装置において、第1サポート部材に対して第2サポート部材を動作させる作動機構を示す平断面図である。 第1実施例の装着型動作支援装置において、第1サポート部材と第2サポート部材とを連結する構成を示す斜視図である。 (a)は、第1実施例の装着型動作支援装置において、第2サポート部材に配設した動作検知部材を示す斜視図であり、(b)は、(a)に示した動作検知部材を構成するアウター部材およびインナー部材を示す斜視図である。 アウター部材の第1アウター半体と第2アウター半体とを開放すると共に、インナー部材の第1インナー半体と第2インナー半体とを開放した状態を示す斜視図である。 動作検知部材を左右方向で破断した縦断面図であって、アウター部材に対してインナー部材が周方向および径方向へ動き得ることを示している。 図8のIX−IX線断面図である。 (a)は、アウター部材の第1アウター半体および第2アウター半体に設けた第1係合手段および第2係合手段を示す部分斜視図であり、(b)は、第1アウター半体と第2アウター半体とを当接させた状態を示す部分斜視図である。 (a)は、インナー部材の第1インナー半体および第2インナー半体に設けた第3係合手段および第4係合手段を示す部分斜視図であり、(b)は、第1インナー半体と第2インナー半体とを当接させた状態を示す部分斜視図である。 第2実施例の装着型動作支援装置に配設された動作検知部材を示す縦断面図である。 第3実施例の装着型動作支援装置に配設された動作検知部材を示す縦断面図である。 第4実施例の装着型動作支援装置に配設された動作検知部材を示す縦断面図である。 第5実施例に係る装着型動作支援装置を、右腕に装着した状態で示す概略斜視図である。 図15に示した第5実施例の装着型動作支援装置の平面図である。 図15に示した第5実施例の装着型動作支援装置の側面図である。 第5実施例の装着型動作支援装置において、第1サポート部材に対して第2サポート部材を動作させる作動機構を示す平断面図である。 第5実施例の装着型動作支援装置において、第1サポート部材と第2サポート部材とを連結する構成を示す斜視図である。 (a)は、第5実施例の装着型動作支援装置において、第2サポート部材における支持壁部の内壁面上部に配設した検知部を示した側面図であり、(b)は、(a)に示した検知部を下方から見た底面図である。
次に、本発明に係る装着型動作支援装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。実施例では、ユーザー(被補助者)の右腕Aにおける肘関節A3を挟む上腕部A1および前腕部A2に装着して、該肘関節A3の屈曲動作による右腕Aの屈伸動作を補助する装着型動作支援装置を例示して説明する。なお、実施例でいう装着型動作支援装置の各方向については、身体前方へ水平に伸ばして手のひらをユーザーから見て左側に向けた右腕Aに該装着型動作支援装置を装着した状態において、該右腕Aの長手方向を前後方向(手首側を前側、肩側を後側)とし、右腕Aの胸部を指向する内側を左側、右腕Aの胸部と反対を指向する外側を右側、垂直方向を上下方向と指称する。すなわち図1は、第1実施例の装着型動作支援装置SU1を、後方斜め右上方から見たものである。
(第1実施例)
図1は、第1実施例に係る装着型動作支援装置SU1の全体構成を概略的に示す斜視図であり、図2および図3は、装着型動作支援装置SU1の全体構成を概略的に示す平面図および左側面図である。第1実施例の装着型動作支援装置SU1は、右腕Aにおいて、肘関節A3に対して近位身体部位である上腕部A1に装着される第1サポート部材10と、該第1サポート部材10に姿勢変位可能に連結されて、肘関節A3に対して遠位身体部位である前腕部A2に装着される第2サポート部材12とを備えている。また第2サポート部材12は、前腕部A2の手首部A4に近接した部位に、前腕部A2を支持すると共に該前腕部A2の動きを検知する動作検知部材14を備えている。
前記第1サポート部材10は、図1〜図3に示すように、装着型動作支援装置SU1の右部に位置して、上腕部A1の外側において該上腕部A1の長手方向(前後方向)に延在する本体部20と、本体部20の左部から左側に向かって下方へ突出するよう湾曲状に形成され、上腕部A1を包み込むように該上腕部A1に装着される上腕装着部21とを備えている。本体部20は、上腕部A1に近接するベース部材22と、このベース部材22に右側外方から組付けられたカバー部材23とを備えている。これらベース部材22およびカバー部材23は、カーボン繊維または合成樹脂等を材質とした厚さ1.5〜2mm程度の成形部材であり、両部材22,23を組付けることで、本体部20には後方に開口する収容設置部24が画成される。この収容設置部24には、第1サポート部材10に対して第2サポート部材12を回転変位させる作動機構Mを構成する各部材が収容されている。なお、図4および図5に示すように、ベース部材22の前部には円形の支持孔25が形成されており、この支持孔25には、後述する回転支持部材50が回転可能に配設されている。
上腕装着部21は、本体部20の前記ベース部材22と一体的に形成されている。そして、ベース部材22の上縁部には、第1サポート部材10を上腕部A1に固定するための第1締付ベルト26が装着されている。また、上腕装着部21における左端部近傍の外面には面ファスナ27が配設されており、前記第1締付ベルト26の自由端側が分離可能に貼り付けられる。すなわち、上腕装着部21を上腕部A1に沿わせた状態において、第1締付ベルト26を上方から上腕部A1に沿わせながら前記面ファスナ27に貼り付けることで、第1サポート部材10が上腕部A1に装着される。なお上腕装着部21には、強度が低下しない範囲内で開口28が形成されており、第1サポート部材10の軽量化が図られると共に、上腕部A1への装着時における通気性の向上が図られている。
第1サポート部材10における本体部20および上腕装着部21の上腕部A1と対向する内面10Aには、上腕パッド部材29が着脱可能に配設されている。この上腕パッド部材29は、例えばウレタンゴムやスポンジゴム等を材質とする成形体であり、適度の弾力性および柔軟性を有すると共に形状保持性も有している。この上腕パッド部材29のパッド外面29Aは、第1サポート部材10の内面10Aに密着的に整合する形状とされると共に、該上腕パッド部材29のパッド内面29Bは、上腕部A1に対して適度に弾性変形しながら当接し得る。また上腕パッド部材29には、上腕装着部21に設けた開口28に整合するパッド開口29Cが形成されている。なお上腕パッド部材29は、図示しない面ファスナやフック等により、第1サポート部材10に着脱可能に装着される。また上腕パッド部材29は、パッド外面29Aの形状が同一で厚さが異なる複数サイズが準備され、体格(上腕部A1のサイズ)に適合する上腕パッド部材29を選択することで、第1サポート部材10は体格が異なるユーザーに共用可能となっている。
前記第2サポート部材12は、図1〜図3に示すように、装着型動作支援装置SU1の右部に位置して、前腕部A2の長手方向(前後方向)に延在する支持体部40と、支持体部40の左部から左側に向かって下方へ突出するよう湾曲状に形成され、前腕部A2を包み込むように該前腕部A2に装着される前腕装着部41と、前記動作検知部材14とを備えている。支持体部40は、第1サポート部材10に連結支持されるロッド部材42と、このロッド部材42の前腕部A2側にスライド機構44を介して配設され、該ロッド部材42に対して前後方向へスライド移動可能なスライド部材43とを備えている。これらロッド部材42およびスライド部材43は、カーボン繊維または合成樹脂等を材質とした厚さ1.5〜2mm程度の成形部材であり、より強度が要求される場合には、ロッド部材42を補強部材で補強する場合もある。なお、ロッド部材42の後端部には、第1サポート部材10に配設された第1連結支持部材60に連結される第2連結支持部材65が配設される。スライド機構44は、ロッド部材42に前後方向へ延在するよう固定されたガイドレール44Aと、スライド部材43に固定されて前記ガイドレール44Aに沿って往復移動可能なスライダ44Bとから構成され、スライダ44Bがガイドレール44Aに沿って前後方向へ所定のストロークでスライド移動することで、ロッド部材42に対してスライド部材43がスライド移動する。
前腕装着部41は、支持体部40の前記スライド部材43と一体的に形成されている。そして、前腕装着部41における右端部には、第2サポート部材12を前腕部A2に固定するための第2締付ベルト45が装着されている。また、前腕装着部41における左端部近傍の外面には面ファスナ46が配設されており、前記第2締付ベルト45の自由端側が分離可能に貼り付けられる。すなわち、前腕装着部41を前腕部A2に沿わせた状態において、第2締付ベルト45を前腕部A2に沿わせながら前記面ファスナ46に貼り付けることで、第2サポート部材12が前腕部A2に固定される。なお前腕装着部41には、強度が低下しない範囲内で開口47が形成されており、第2サポート部材12の軽量化が図られると共に、前腕部A2への装着時における通気性の向上が図られている。
第2サポート部材12におけるスライド部材43および前腕装着部41の前腕部A2と対向する内面12Aには、前腕パッド部材48が着脱可能に配設されている。この前腕パッド部材48は、例えばウレタンゴムやスポンジゴム等を材質とする成形体であり、適度の弾力性および柔軟性を有すると共に形状保持性も有している。この前腕パッド部材48のパッド外面48Aは、第2サポート部材12の内面12Aに密着的に整合する形状とされると共に、該前腕パッド部材48のパッド内面48Bは、前腕部A2に対して適度に弾性変形しながら当接し得る。また前腕パッド部材48には、前腕装着部41に設けた開口47に整合するパッド開口48Cが形成されている。なお前腕パッド部材48は、図示しない面ファスナやフック等により、第2サポート部材12に着脱可能に装着される。また前腕パッド部材48は、パッド外面48Aの形状が同一で厚さが異なる複数サイズが準備され、体格(前腕部A2のサイズ)に適合する前腕パッド部材48を選択することで、第2サポート部材12は体格が異なるユーザーに共用可能となっている。
前記第1サポート部材10と第2サポート部材12とは、図3〜図5に示すように、第1サポート部材10に配設した前記回転支持部材50に固定されて、本体部20から前方へ延出する前記第1連結支持部材60に、第2サポート部材12の後側に設けた前記第2連結支持部材65を連結することで、両サポート部材10,12が相互に連結される。前記回転支持部材50は、後述するように、作動機構Mにより正逆回転するようになっており、該回転支持部材50の回転により第1連結支持部材60が上下方向へ回動しながら姿勢変位し、これにより第1サポート部材10に対して第2サポート部材12が回転するよう構成されている。
前記回転支持部材50は、図4および図5に示すように、第1サポート部材10のベース部材22に収容設置部24側から当接する円形状のフランジ部51と、このフランジ部51より小径で前記支持孔25に嵌合する円形嵌合部52と、この円形嵌合部52の端面から矩形状に突出した矩形係止部53と、前記矩形係止部53の端面に形成されたビス孔54とを備えている。前記矩形係止部53は、前記第1連結支持部材60に設けた矩形穴部63と嵌合するようになっており、第1連結支持部材60は、ベース部材22を挟んで回転支持部材50と一体的に回転するよう構成される。また前記ビス孔54には、図4および図5に示すように、前記第1連結支持部材60の脱落防止を図る締結部材55を回転支持部材50に固定するためのもので、該締結部材55の円盤56に取付けたビス57を螺合するようになっている。すなわち回転支持部材50は、第1連結支持部材60を取付けた状態で締結部材55を締結させることで、円形嵌合部52が支持孔25に嵌合する状態で回転可能に保持される。また、締結部材55を外すことで、第1連結支持部材60を回転支持部材50から取り外すことができ、第1サポート部材10と第2サポート部材12とを簡易に分離させたり連結させ得る。なお、図4および図5に示すように、自己潤滑性樹脂を材質とするリング状のスリーブ58が支持孔25の内周端面に装着され、円形嵌合部52が該スリーブ58に接触しながら摺動することで回転支持部材50の円滑な回転が得られる。
前記第1連結支持部材60は、図4および図5に示すように、上下に離間して前方へ延出する連結片部61,61が形成されている。各連結片部61には、上下方向における同一軸線上に、係止孔62が形成されている。また第2連結支持部材65は、前記連結片部61,61間に前方から整合可能な連結ボス部66が形成されている。この連結ボス部66には、上下方向に貫通して前記各係止孔62に整合する挿通孔67が形成されている。従って、第1連結支持部材60の各連結片部61,61と第2連結支持部材65の連結ボス部66とを整合させたもとで、各係止孔62および挿通孔67へ連結ピン68を挿通することで第1連結支持部材60と第2連結支持部材65とが連結され、これにより第1サポート部材10に対して第2サポート部材12の連結が図られる。
なお第2連結支持部材65は、連結ピン68を中心として第1連結支持部材60に対して左右方向への揺動が可能である。従って第2サポート部材12は、第1サポート部材10に対して左右方向への姿勢変位が可能となっている。これにより、装着型動作支援装置SU1を右腕Aに装着した際に、第2サポート部材12の左右方向の向きを微調整して、該第2サポート部材12を前腕部A2に対して無理なく沿わせることができる。
前記作動機構Mは、図2〜図4に示すように、ギアボックス71を備えた作動手段としてのサーボモータ70と、該サーボモータ70の出力軸72に固定されたベベルギアタイプの第1ギア73と、前記回転支持部材50に回転不能に固定されて前記第1ギア73に噛合するベベルギアタイプの第2ギア74とを備えている。サーボモータ70は、図示しない制御手段により作動制御され、ケースが細長で軽量かつコンパクトに構成され、ベース部材22に設けたモータ固定部(図示省略)に対して出力軸72が前方へ延出する向きで装着される。そしてサーボモータ70は、ベース部材22および該ベース部材22に組付けたカバー部材23に挟持されて、収容設置部24内にがたつきなく適切に保持され、出力軸72に固定された第1ギア73と回転支持部材50に固定された第2ギア74とが適切に噛合する。なお、回転支持部材50の前記円形フランジ部51の前記円形嵌合部52とは反対側の端面には、右側方へ延出するシャフト75が設けられ、このシャフト75にはロータリーエンコーダ76が連結されている。
従って、サーボモータ70の正逆作動により出力軸72が正逆回転すると、第1ギア73および第2ギア74を介して回転支持部材50がベース部材22に対して正逆回転し、これにより第2サポート部材12が第1サポート部材10に対して姿勢変位する。そして、回転支持部材50と第2サポート部材12とが一体的に回転するよう構成されているので、該回転支持部材50の回転角度を前記ロータリーエンコーダ76で検知することで、第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の動作状態が適切に把握される。なお、ロータリーエンコーダ76の検知信号は、図示しない制御手段へ出力される。
第2サポート部材12の動作検知部材14は、図1〜図3および図6に示すように、第2サポート部材12におけるスライド部材43の前端部にビス等により固定され、前腕部A2の手首部A4に近接する部位に装着される。この動作検知部材14は、前記スライド部材43に固定される固定部材としてのアウター部材80と、前記アウター部材80の内側に該アウター部材80から取外し可能に配設され、前腕部A2に装着される移動部材としてのインナー部材81とを備えている。これらアウター部材80およびインナー部材81は、何れも前後方向に開口した円形リング形状に構成されている。そして、アウター部材80およびインナー部材81を後述するように構成することで、アウター部材80に対するインナー部材81の動作は、(1)周方向へは、装着型動作支援装置SU1の後側から見て右方向および左方向の両方向の回転変位が自在であり、(2)径方向へは、全ての方向(360度)に若干の移動が可能であり、(3)前後方向へは、前方向および後方向の両方向への移動が不可能となっている。
アウター部材80は、図6〜図8に示すように、各々が円の1/2の長さとなる円弧状をなす第1アウター半体82と第2アウター半体83とから2分割に構成され、両半体82,83の長手方向における一方の端部である第1端部82A,83A同士および他方の端部である第2端部82B,83B同士を夫々当接させることで円形リング形状をなすよう構成されている。第1アウター半体82および第2アウター半体83は、基本的な構成が同じで、外周サポート部材84と、この外周サポート部材84の湾曲内側に配設される内周ガイド部材85とを備えている。第1アウター半体82の外周サポート部材84は、内周ガイド部材85を保持すると共に、第2サポート部材12のスライド部材43にアウター部材80を確実に固定するためのものである。また、第2アウター半体83の外周サポート部材84は、内周ガイド部材85を保持すると共に、該第2アウター半体83を第1アウター半体82にヒンジ接合するためのものである。すなわち、第1アウター半体82と第2アウター半体83とは、図7に示すように、両半体82,83の第1端部82A,83Aに臨む外周サポート部材84,84の端部に形成された第1ヒンジ部86により連結され、第1アウター半体82に対して第2アウター半体83が回転可能になっている。従ってアウター部材80は、両半体82,83の第2端部82B,83B同士を当接させた閉成状態(図6参照)と、第2端部82B,83Bを離間させた開放状態(図7参照)とに開閉し得るようになっている。
各内周ガイド部材85,85は、金属または硬質合成樹脂等の変形困難でかつ軽量な素材から形成され、装着型動作支援装置SU1を右腕Aに装着した通常の使用時に想定される外力程度では容易に変形しない剛性を有している。そして内周ガイド部材85は、前後幅寸法W1が前記外周サポート部材84より大きく形成された内側壁部87と、この内側壁部87の外周前端部に、径方向外方へ突出すると共に周方向の全長に亘って延在形成された前端部88と、前記内側壁部87の外周後端部に、径方向外方へ突出すると共に周方向の全長に亘って延在形成された後端部89とを備えている。そして外周サポート部材84は、その前端縁および後端縁が前記前端部88と後端部89の各外周面に夫々当接した状態で内周ガイド部材85の外側に固定されており、これら外周サポート部材84と内周ガイド部材85と間に長手方向の全長に亘って内部空間90が画成されている。なお、内周ガイド部材85の前端面が、インナー部材81の後述する前当接面110と摺接する前ガイド面91であり、該部材85の後端面が、インナー部材81の後述する後当接面111と摺接する後ガイド面92である。
そして、第1アウター半体82の第2端部82Bと第2アウター半体83の第2端部83Bには、図7および図10に示すように、第4連結手段95および第3連結手段96からなるアウター半体連結手段(固定半体連結手段)L2が設けられ、両半体82,83を閉成状態に保持し得ると共に、簡単に開放状態となし得るようになっている。第4連結手段95は、第1アウター半体82の第2端部82Bにおいて、前端部88の周方向端部および後端部89の周方向端部に、両アウター半体82,83の開閉方向(周方向)に突出するよう設けた嵌合突部97,97と、第2アウター半体83の第2端部83Bにおいて、前端部88の周方向端部および後端部89の周方向端部に、前記開閉方向(周方向)へ凹設された嵌合凹部98,98とで構成される。すなわち第4連結手段95は、第1アウター半体82に対する第2アウター半体83の閉成時に、第1アウター半体82の第2端部82Bに対して第2アウター半体83の第2端部83Bを当接させる際に、各嵌合突部97,97が対応する嵌合凹部98,98へ夫々突入して嵌合するよう構成されている。従って、嵌合突部97と嵌合凹部98とは、前記開閉方向と交差する方向(径方向および前後方向)で重なり合っている。
第3連結手段96は、図10(a)に示すように、第2アウター半体83の第2端部83Bにおいて、内側壁部87の周方向端部に、両アウター半体82,83の開閉方向(周方向)に突出するよう設けた係合爪部99と、第1アウター半体82の第2端部82Bに、前記内部空間90に連通するよう形成された係合孔部100とを備えている。そして、係合爪部99の先端下部には、前記開閉方向と交差する方向に突出した球状突部(突部)101が形成されている。また、係合孔部100に臨む内側壁部87には、開閉方向と交差するよう凹設された凹部102が形成されており、係合爪部99が係合孔部100に係合された際に球状突部101が凹部102に嵌合するよう構成されている。すなわち第3連結手段96は、第1アウター半体82に対する第2アウター半体83の閉成時に、第1アウター半体82の第2端部82Bに対して第2アウター半体83の第2端部83Bを当接させる際に、係合爪部99が係合孔部100へ突入して係合すると共に、球状突部101と凹部102とが嵌合するよう構成されている。従って、係合爪部99と係合孔部100とは前記開閉方向と交差する方向(径方向および前後方向)で重なり合うと共に、球状突部101と凹部102前記開閉方向(周方向)で重なり合っている。
従って前記アウター部材80は、第4連結手段95の嵌合突部97,97と嵌合凹部98,98とが嵌合し、第3連結手段96の係合爪部99と係合孔部100が係合すると共に球状突部101と凹部102とが嵌合することで、第1アウター半体82および第2アウター半体83の第1端部82A,83Aの当接部分および第2端部82B,83Bの当接部分に段差や隙間が形成されず、内周面80A、前ガイド面91および後ガイド面92は全周に亘って平滑になるよう構成されている。そして、第4連結手段95の嵌合突部97と嵌合凹部98および第3連結手段96の係合爪部99と係合孔部100が、アウター部材80の径方向で重なり合って第2端部82B,83Bが径方向へずれるのを防止するように係合しており、アウター部材80に対し径方向外方から外力が加わっても、第2端部82B,83Bの当接部分に径方向への段差が形成されない。また、第4連結手段95の嵌合突部97と嵌合凹部98および第3連結手段96の係合爪部99と係合孔部100が、アウター部材80の前後方向で重なり合って第2端部82B,83Bが前後方向へずれるのを防止するように係合しており、アウター部材80に対し前方向外方または後方向外方から外力が加わっても、第2端部82B,83Bの当接部分に前後方向への段差が形成されない。更に、第3連結手段96の球状突部101と凹部102とが、アウター部材80の周方向において重なり合って第2端部82B,83Bが周方向へ離間するのを防止するように係合しており、アウター部材80に対し周方向外方から外力が加わっても、第2端部82B,83Bの当接部分に隙間が形成されない。
インナー部材81は、図6〜図8に示すように、各々が円の1/2の長さとなる円弧状をなす第1インナー半体105と第2インナー半体106とから2分割に構成され、両半体105,106の長手方向における一方の端部である第1端部105A,106A同士および他方の端部である第2端部105B,106B同士を夫々当接させることで円形リング形状をなすよう構成されている。第1インナー半体105および第2インナー半体106は、基本的な構成が同じで、金属または硬質合成樹脂等の変形困難でかつ軽量な素材から形成され、前記アウター部材80と同様に、装着型動作支援装置SU1を右腕Aに装着した通常の使用時に想定される外力程度では容易に変形しない剛性を有している。そして、第1インナー半体105および第2インナー半体106は、前記アウター部材80(内周ガイド部材85の内側壁部87)の前後幅寸法W1より幅広に形成された支持壁部材107と、この支持壁部材107の外周前端部に、径方向外方へ突出すると共に周方向の全長に亘って延在形成された前端部108と、前記支持壁部材107の外周後端部に、径方向外方へ突出すると共に周方向の全長に亘って延在形成された後端部109とを備えている。なお、前端部108の後端面が、前記アウター部材80の前ガイド面91と摺接する前当接面110であり、後端部89の前端面が、アウター部材80の後ガイド面92と摺接する後当接面111である。
前記第1インナー半体105と第2インナー半体106とは、両半体105,106の第1端部106A,106Aに臨む支持壁部材107の端部に形成された第2ヒンジ部112により連結され、第1インナー半体105に対して第2インナー半体106が回転可能になっており、両半体105,106の第2端部105B,106B同士を当接させた閉成状態(図6参照)と、第2端部105B,106Bを離間させた開放状態(図7参照)とに姿勢変位し得るようになっている。なお、第1インナー半体105の支持壁部材107内面および第2インナー半体106の支持壁部材107内面には、前腕部A2に接触する手首パッド部材113,113が配設されている。これら手首パッド部材113,113は、パッド外面113Aの形状が同一で厚さが異なる複数サイズが準備される。これにより、同一サイズのインナー部材81に対して厚さが異なる手首パッド部材113を選択して装着することで、体格が異なる(手首部A4の太さが異なる)ユーザーへの使用が可能となっている。
そして、第1インナー半体105の第2端部105Bと第2インナー半体106の第2端部106Bには、図7および図11に示すように、第2連結手段115および第1連結手段116からなるインナー半体連結手段(移動半体連結手段)L1が設けられ、両半体105,106を閉成状態に保持し得ると共に、簡単に開放状態となし得るようになっている。第2連結手段115は、第2インナー半体106の第2端部106Bにおいて、前端部108の周方向端部に、両インナー半体105,106の開放方向(周方向)に突出するよう設けた係合突部117と、第1インナー半体105の第2端部105Bにおいて前端部108の周方向端部に、前記開閉方向(周方向)へ凹設された係合凹部119を備えている。係合突部117には、先端で開口して周方向へ延在するスリット118が形成され、係合凹部119には、前後方向に延在して前後端が支持された係合ピン120が設けられている。また、第2インナー半体106の第2端部106Bにおいて、後端部109の周方向端部に設けた第2連結手段115は、第2インナー半体106の第2端部106Bにおいて後端部109の周方向端部から前記開閉方向へ突出するよう設けた係合突部124と、第1インナー半体105の第2端部105Bにおいて後端部109の周方向端部に、前記開閉方向に沿って凹設した係合凹部125とを備えている。すなわち、前者の第2連結手段115は、第1インナー半体105に対する第2インナー半体106の閉成時に、係合突部117が対応する係合凹部119へ突入すると共に係合ピン120にスリット118が係合するよう構成され、後者の第2連結手段115は、係合突部124が係合凹部125に係合するよう構成される。従って、係合突部117と係合凹部119および係合突部124と係合凹部125は、前記開閉方向と交差する方向(径方向および前後方向)で重なり合っている。
第1連結手段116は、図7および図11に示すように、第1インナー半体105の第2端部105Bにおいて、後端部109の周方向端部近傍に支持ピン121により枢支されて周方向外方へ揺動可能な係止レバー122と、第2インナー半体106の第2端部106Bにおいて、後端部109の周方向端面から周方向へ凹設された係止溝123とを備えている。係止レバー122は、L型に形成されて先端部に後方へ折曲した係止部122Aを備え、後端部109から径方向外方へ起立した状態(図11(a))と、該後端部109から周方向へ倒伏して前記係止溝123に係止可能な状態(図11(b))とに揺動する。また係止溝123は、前記係止レバー122の倒伏時の形状に合致するL型に形成され、前記係止部122Aが係合する係止受部123Aが、前後方向に延在すると共に後端部109の後端面に開口するように形成されている。すなわち第1連結手段116は、第1インナー半体105に対して第2インナー半体106を当接させたもとで、起立した係止レバー122を回転させて係止溝123へ嵌合させると共に、係合突部124が係合凹部125に突入するよう構成されている。従って、係止部122Aおよび係止受部123Aは、前記開閉方向(周方向)で重なり合っている。なお、係止溝123に嵌合した係止レバー122の係止部122Aが、第2インナー半体106の後端面から外方へ突出しているので、この突出した係止部122Aに指をかけることで該係止レバー122を起立状態へ姿勢変位させることが可能であり、該係止レバー122と係止溝123との係止状態を容易に解除させ得る。
前記インナー部材81は、各第2連結手段115,115の係合突部117,124と係合凹部119,125とが係合し、第1連結手段116の係止レバー122と係止溝123とが嵌合することで、第1インナー半体105および第2インナー半体106の第1端部105A,106Aの当接部分および第2端部105B,106Bの当接部分に段差や隙間が形成されず、外周面81A、前当接面110および後当接面111は全周に亘って平滑になるよう構成されている。そして、第2連結手段115,115の係合突部117,124と係合凹部119,125が、インナー部材81の径方向で重なり合って第2端部105B,106Bが径方向でずれるのを防止するように係合しており、インナー部材81に対し径方向外方から外力が加わっても、第2端部105B,106Bの当接部分に径方向への段差が形成されない。また、第2連結手段115,115の係合突部117,124と係合凹部119,125が、インナー部材81の前後方向で重なり合って第2端部105B,106Bが前後方向へずれるのを防止するように係合しており、インナー部材81に対し前方向外方または後方向外方から外力が加わっても、第2端部105B,106Bの当接部分に前後方向への段差が形成されない。更に、第1連結手段116の係止レバー122における係止部122Aと係止溝123の係止受部123Aとが、インナー部材81の周方向において重なり合って第2端部105B,106Bが周方向へ離間するのを防止するように係合しており、インナー部材81に対し周方向外方から外力が加わっても、第2端部105B,106Bの当接部分に隙間が形成されない。
そして、前記アウター部材80とインナー部材81との寸法関係は次のようになっている。先ず、図9に示すように、インナー部材81の外周面81Aにおける外径寸法d1は、アウター部材80の内周面80Aにおける内径寸法D1より小さく(d1<D1)設定されている。また、インナー部材81の前当接面110および後当接面111間の前後幅寸法W2は、アウター部材80の前ガイド面91および後ガイド面92間の前後幅寸法W1と同寸法とされ(W1=W2)、所謂「すきまばめ」の寸法公差とされている。従って、アウター部材80に装着されたインナー部材81は、前後方向へがたつくことがなく、かつ径方向へスムーズに回転変位し得る。更に、インナー部材81の前端部88および後端部89の外周直径d2は、アウター部材80の前記内径寸法D1より大きく、かつインナー部材81が径方向の何れの方向へ移動した状態であっても、インナー部材81の前当接面110および後当接面111が、アウター部材80の前ガイド面91および後ガイド面92に対して常に全周に亘って当接し得るように設定されている。例えば、インナー部材81が径方向上方へ最大に移動しても、径方向下方においては各当接面110,111が各ガイド面91,92に接しており、インナー部材81が径方向右方へ最大に移動しても、径方向左方においては各当接面110,111が各ガイド面91,92に接した状態となっている。
従って、アウター部材80に装着されたインナー部材81は、前述したように、該アウター部材80に対して周方向へは両方向(左方向、右方向)の回転変位が自在となっている。そしてインナー部材81は、アウター部材80に対して径方向の全ての方向に若干の移動が許容される。またインナー部材81は、前後方向へは両方向(前方向、後方向)の移動が不可能である。更にインナー部材81は、径方向の何れの方向へ移動しても、アウター部材80から脱落することがない。なお第1実施例では、アウター部材80およびインナー部材81をジュラルミンから形成すると共に、インナー部材81の前当接面110および後当接面111と、アウター部材80の前ガイド面91および後ガイド面92とに、陽極酸化処理(アルマイト処理)によりモリブデン配合の酸化皮膜潤滑層を20〜50μmの厚さで形成して、アウター部材80およびインナー部材81の接触面の潤滑性向上を図っている。但し、金属はジュラルミンでなくてもよく、また潤滑層は必要に応じて設ければよい。また潤滑層は、フッ素加工や、自己潤滑性を有する合成樹脂等で形成してもよい。
そして前記動作検知部材14は、図8および図9に示すように、アウター部材80における両内周ガイド部材85,85の内側壁部87に、インナー部材81が径方向へ動いてアウター部材80を押圧した際の押圧力の強さを検知する圧力センサ130が配設されている。第1実施例では、第1アウター半体82および第2アウター半体83に夫々2個ずつ配設され、合計4個の圧力センサ130(第1〜第4の圧力センサ130A,130B,130C,130D)を備えている。これら圧力センサ130(130A,130B,130C,130D)は、シート形態の圧力センサであり、各内側壁部87に周方向へ等間隔となるよう形成した設置部132に貼着して固定されている。
第1アウター半体82の内周ガイド部材85に配設された第1圧力センサ130Aは、図8に示すように、アウター部材80の中心から水平右方向の内周面に配設され、該半体82の内周ガイド部材85に配設された第2圧力センサ130Bは、アウター部材80の中心から垂直下方の内周面に配設されている。また、第2アウター半体83の内周ガイド部材85に配設された第3圧力センサ130Cは、アウター部材80の中心から水平左方向の内周面に配設され、該半体83の内周ガイド部材85に配設された第4圧力センサ130Dは、アウター部材80の中心から垂直上方の内周面に配設されている。
図8に示すように、第1アウター半体82に配設された2つの圧力センサ130A,130Bの各信号線133は、該第1アウター半体82内に画成された内部空間90を介して前記第2サポート部材12のスライド部材43側へ引き出された後、第1サポート部材10側へ延長されて図示省略した制御手段へ接続されている。また、第2アウター半体83に配設された2つの圧力センサ130C,130Dの信号線133は、該第2アウター半体83内に画成された内部空間90を第1ヒンジ部86側へ配線され、第1端部83A,82Aを介して第1アウター半体82内に画成された内部空間90へ引き出され、前記圧力センサ130A,130Bの信号線133と同様に制御手段側へ配線されている。
従って、アウター部材80に装着されたインナー部材81が上方へ移動すると第4圧力センサ130Dが押圧され、該第4圧力センサ130Dがその力の大きさを検知して検知信号が制御手段へ出力される。また、インナー部材81が下方へ移動すると第2圧力センサ130Bが押圧され、インナー部材81が右方へ移動すると第1圧力センサ130Aが押圧され、インナー部材81が左方へ移動すると第3圧力センサ130Cが押圧される。一方、インナー部材81が右上方へ斜めに移動すると第4圧力センサ130Dおよび第1圧力センサ130Aが同時に押圧され、インナー部材81が左上方へ斜め移動すると第4圧力センサ130Dおよび第3圧力センサ130Cが同時に押圧される。同様に、インナー部材81が右下方へ斜めに移動すると、第1圧力センサ130Aおよび第2圧力センサ130Bが同時に押圧され、インナー部材81が左下方へ斜めに移動すると、第2圧力センサ130Bおよび第3圧力センサ130Cが同時に押圧される。
従って、例えば第4圧力センサ130Dだけが検知信号を出力している場合は、ユーザーが上腕部A1に対して前腕部A2を上方へ挙げようとしているからであるので、前記サーボモータ70を作動制御して第2サポート部材12を上方へ姿勢変位させれば、前腕部A2を上方へ曲げようとするユーザーの動作支援をなし得る。また、第2圧力センサ130Bが検知信号を出力している場合は、ユーザーが前腕部A2を下方へ降ろそうとしているからであるので、前記サーボモータ70を逆に作動制御して第2サポート部材12を下方へ姿勢変位させれば、右腕Aを降ろそうとするユーザーの動作支援をなし得る。なお、第4圧力センサ130Dと第3圧力センサ130Cとが同時に検知信号を出力している場合や、第4圧力センサ130Dと第1圧力センサ130Aとが同時に検知信号を出力している場合は、必ずしもユーザーが前腕部A2を上方へ挙げようとしているとは限らないので、第4圧力センサ130Dが検知信号を出力していても前記サーボモータ70を作動させないよう制御することが可能である。同様に、第2圧力センサ130Bと第3圧力センサ130Cとが同時に検知信号を出力している場合や、第2圧力センサ130Bと第1圧力センサ130Aとが同時に検知信号を出力している場合は、必ずしもユーザーが前腕部A2を下方へ動かそうとしているとは限らないので、第2圧力センサ130Bが検知信号を出力していても前記サーボモータ70を作動させないよう制御することが可能である。更に、2個の圧力センサ130が検知信号を同時に出力している場合は、各々の検知圧力の数値を比較することで、サーボモータ70の作動制御の多様化を図り得る。
なお、例えば前腕部A2を上方へ挙げようとすると該前腕部A2が左方へ動き、前腕部A2を下方へ降ろそうとすると該前腕部A2が右方へ動くユーザー等もいる。このようなユーザーの場合には、第3圧力センサ130Cだけが検知信号を出力している場合は、ユーザーが上腕部A1に対して前腕部A2を上方へ挙げようとしているので、前記サーボモータ70を作動制御して第2サポート部材12を上方へ姿勢変位させれば、前腕部A2を上方へ曲げようとするユーザーの動作支援をなし得る。また、第1圧力センサ130Aが検知信号を出力している場合は、ユーザーが前腕部A2を下方へ降ろそうとしているからであるので、前記サーボモータ70を逆に作動制御して第2サポート部材12を下方へ姿勢変位させれば、右腕Aを降ろそうとするユーザーの動作支援をなし得る。すなわち、当該装着型動作支援装置SU1を使用するユーザーの動作傾向に合わせて、各圧力センサ130A〜130Dの検知信号に基づいたサーボモータ70の作動制御を行なうことで、当該ユーザーの動作支援を好適に行ない得る。
また、前記各圧力センサ130A,130B,130C,130Dにおける圧力検知部の中心には、アウター部材80の中心に向けて突出した突出部135が取り付けられている。この突出部135は、例えば硬質プラスチック等から形成されたもので、突出先端が球面状に形成されている。従って、アウター部材80に装着したインナー部材81の外周面81Aは、各突出部135の先端と点接触するようになる。すなわち、インナー部材81が突出部135に当接することで、当該突出部135が配設された圧力センサ130(130A,130B,130C,130D)が点で押されるようになり、力の強さ度合をより正確に検知して検知精度を高め得る。一方、インナー部材81が周方向へ回転変位する際に、該インナー部材81の外周面81Aが、各突出部135に接触してアウター部材80の内周面80Aには直接的に接触しないので、該突出部135はインナー部材81の回転変位がスムーズになされるよう機能する。
第1実施例の装着型動作支援装置SU1は、右腕Aへの装着に際して、前記動作検知部材14のアウター部材80およびインナー部材81を夫々開放させておく。そして、第1締付ベルト26を利用して第1サポート部材10を右腕Aの上腕部A1に装着し、第2締付ベルト45を利用して第2サポート部材12を前腕部A2に装着すると共に、インナー部材81およびアウター部材80夫々閉成して動作検知部材14を前腕部A2の手首部A4近傍に装着する。なお、動作検知部材14を装着するに際しては、第2サポート部材12が第1サポート部材10に対して連結ピン68を中心として左右方向へ旋回すると共に、該第2サポート部材12のスライド部材43が支持体部40に対して前後方向へスライド変位するので、該動作検知部材14を前腕部A2の適切な位置に装着することができる。
前述のように構成された第1実施例の装着型動作支援装置SU1によれば、次のような作用効果を奏する。
(1)前腕部A2の手首部A4近傍に対する動作検知部材14の着脱を簡易に行ない得る。すなわち、開放させたインナー部材81の第1インナー半体105に前腕部A2を載せたもとで、第2インナー半体106の第2端部106Bを第1インナー半体105の第2端部105Bへ当接させることで、インナー半体連結手段L1の第1連結手段116および第2連結手段115が夫々係合され、両インナー半体105,106をワンタッチの簡単な操作で固定することができる。そして、前腕部A2に装着したインナー部材81を、開放させたアウター部材80の第1アウター半体82に載せたもとで、第2アウター半体83の第2端部83Bを第1アウター半体82の第2端部82Bへ当接させることで、アウター半体連結手段L2の第4連結手段95および第3連結手段96が夫々係合し、両アウター半体82,83をワンタッチの簡単な操作で固定することができる。
(2)アウター部材80の前記各圧力センサ130A,130B,130C,130Dが貼着された内周面80Aと、インナー部材81の各圧力センサ130A,130B,130C,130Dを押す外周面81Aとが、何れも変形困難な素材から形成されているので、前腕部A2の動きに対して押圧される該圧力センサ130A,130B,130C,130Dの検知精度が向上し、検知信号に応じてサーボモータ70を適切に作動制御して右腕Aの動作支援を適切に行なうことができる。
(3)各圧力センサ130A,130B,130C,130Dの圧力検知部に前記突出部135が配設されているので、インナー部材81に押された各圧力センサ130A,130B,130C,130Dが点で力を受けるようになり、検知精度を更に高められる。
(4)ユーザーが手首部A4を回転させる捻り動作を行なう際には、アウター部材80に設けた各突出部135にインナー部材81の外周面81Aが点接触して、該インナー部材81が抵抗なくスムーズに回転変位するので、手首部A4を回転させる捻り動作を無理なく容易に行なうことができる。
(5)アウター部材80の第1アウター半体82および第2アウター半体83がアウター半体連結手段L2により適切に連結されるので、図10(b)に示すように、インナー部材81の回転を案内する前ガイド面91および後ガイド面92の境界部分に段差や隙間が形成されない。同様に、インナー部材81の第1インナー半体105および第2インナー半体106がインナー半体連結手段L1により適切に連結されるので、図11(b)に示すように、アウター部材80の前ガイド面91および後ガイド面92に摺接する前当接面110および後当接面111の境界部分に段差や隙間が形成されない。従って、アウター部材80に保持されたインナー部材81は、周方向における両方向へスムーズに回転するようになり、遠位身体部位A2の回転を伴う捻り操作を簡易に行なうことを可能とする。
(6)上腕部A1に対して前腕部A2を屈伸する動作を行なう際に、第1サポート部材10と第2サポート部材12との連結部(回転支持部材50)に対する手首部A4の位置および距離の変化に応じて、第2サポート部材12のスライド部材43が支持体部40に対して前後方向へスライドするので、前腕部A2に対する前腕装着部41および動作検知部材14の装着位置にずれが生じない。従って、前腕部A2を屈伸する動作が阻害されることがなく、また屈伸動作に際して違和感が生ずることもない。
(7)第2サポート部材12を姿勢変位させるサーボモータ70や、第1ギア73および第2ギア74からなる作動機構Mや、回転支持部材50およびロータリーエンコーダ76等が、第1サポート部材10に設けた収容設置部24内に配設されるので、装着型動作支援装置SU1の小型化およびコンパクト化が図られる。従って、装着感の向上が図られて、子供や老人であっても容易に使用することができる。また、作動機構M等が第1サポート部材10および第2サポート部材12の外側に殆ど露出しないので、これらの可動部分に指先や衣服の裾部等が挟み込まれる不都合の発生も好適に防止し得る。
(8)第2サポート部材12が第1サポート部材10に対して着脱可能なので、同一形状の第2連結支持部材65を設けた形状・サイズが異なる複数の第2サポート部材12を準備すれば、第1サポート部材10に対して形状・サイズが異なる第2サポート部材12を選択的に装着し得る。従って、ユーザーの体格変化に対応し得ると共に、肘関節A3を挟む上腕部A1と前腕部A2以外の身体部位に装着して、当該身体部位の動作補助を行なうことも可能である。
(第2実施例)
図12は、第2実施例に係る装着型動作支援装置SU2における第2サポート部材12の動作検知部材14を、左右方向で上下に破断した縦断面図である。第2実施例の装着型動作支援装置SU2は、動作検知部材14以外の構成が前記第1実施例の装着型動作支援装置SU1と同一である。従って、ここでは第1実施例と異なる動作検知部材14について詳細に説明し、第1実施例の装着型動作支援装置SU1と同一の構成を有する部材および部位は、同一の符号を付して説明を省略する。第2実施例における第2サポート部材12の動作検知部材14は、図12に示すように、アウター部材80とインナー部材81との間に、各圧力センサ130A,130B,130C,130Dと個別に対応した複数(第2実施例では4つ)の当接支持部材(弾性部材)138を追加して設け、アウター部材80に対してインナー部材81を相対的に近接移動することで、各当接支持部材138が弾性変形して対応の圧力センサ130A,130B,130C,130Dを押圧するよう構成されている。
各当接支持部材138は、細長の薄いバネ鋼から形成されて弾性変形が可能な板バネであり、長手方向の2箇所で同一方向に折曲げられている。この当接支持部材138は、長手方向の一端部に設けられてアウター部材80に取付けられる取付部138Aと、対応の圧力センサ130(130A,130B,130C,130D)を押圧する押圧部138Bと、長手方向の他端部に設けられてインナー部材81に当接する作動部138Cとを備える。なお押圧部138Bは、2カ所の折曲部における前記取付部138Aから遠い折曲部(作動部138Cに近い側)に位置している。各当接支持部材138は、図12に示すように、アウター部材80の内周ガイド部材85に対して取付部138Aを固定して片持ち状態に配設され、押圧部138Bが圧力センサ130に設けた突出部135に接触すると共に、作動部138Cがインナー部材81の支持壁部材107の外周面に弾力的に当接するようになっている。そして、各圧力センサ130A,130B,130C,130Dに対応して配設された4つの各当接支持部材138は、図12に示すように、アウター部材80に対してインナー部材81が径方向へ相対的に移動するに際し、常に支持壁部材107の外周面に当接した状態が維持される。従って、アウター部材80に対するインナー部材81の径方向における可動範囲内の何れの位置に該インナー部材81が移動しても、各圧力センサ130A,130B,130C,130Dには、対応する当接支持部材138が弾性変形して押圧力が加わった状態となっている。
このような第2実施例の装着型動作支援装置SU2は、インナー部材81に外力が付与されない場合に、各当接支持部材138が均衡を保った状態となる。そして、各当接支持部材138は、均衡を保った状態において、インナー部材81をアウター部材80と同心となるように位置させ、該インナー部材81と第1〜第4の各圧力センサ130A,130B,130C,130Dとの間隔が同等となるように該インナー部材81を保持する。また、第2実施例の装着型動作支援装置SU2は、アウター部材80に対するインナー部材81の近接移動時に、各当接支持部材138が弾性変形して各圧力センサ130A,130B,130C,130Dを押圧し、該圧力センサ130A,130B,130C,130Dが検知する押圧力に応じて作動機構Mのサーボモータ70を作動制御する。
例えば、インナー部材81が図12において上方へ移動すると、第4圧力センサ130Dおよび第3圧力センサ130Cに対する押圧力が増加する一方、第1圧力センサ130Aおよび第2圧力センサ130Bに対する押圧力は減少する。すなわち、第4および第3の各圧力センサ130D,130Cに対する押圧力が増加すると共に、第1および第2の各圧力センサ130A,130Bに対する押圧力が減少した場合には、前記サーボモータ70を作動制御して第2サポート部材12を上方へ姿勢変位させて、前腕部A2を上方へ曲げようとするユーザーの動作支援を行なうようになっている。また、インナー部材81が図12において下方へ移動すると、第2圧力センサ130Bおよび第1圧力センサ130Aに対する押圧力が増加し、第4圧力センサ130Dおよび第3圧力センサ130Cに対する押圧力は減少する。すなわち、第2および第1の各圧力センサ130B,130Aに対する押圧力が増加すると共に、第4および第3の各圧力センサ130D,130Cに対する押圧力が減少した場合には、前記サーボモータ70を作動制御して第2サポート部材12を下方へ姿勢変位させて、前腕部A2を降ろそうとするユーザーの動作支援を行なうようになっている。
従って、第2実施例の装着型動作支援装置SU2では、インナー部材81の径方向への移動を、各当接支持部材138を介して各圧力センサ130A,130B,130C,130Dで適切に検知し得る。すなわち、インナー部材81の動きが、当接支持部材138の弾性変形により各圧力センサ130A,130B,130C,130Dにダイレクトに伝達されるから、前腕部A2の微小な動作も各圧力センサ130A,130B,130C,130Dで適切に検知され、検知精度を高く維持することが可能である。また、各当接支持部材138が均衡に保たれた状態では、アウター部材80に対してインナー部材81が全周に亘って同等の距離で保持されるので、該インナー部材81と各圧力センサ130A,130B,130C,130Dとの間隔も同等となっており、該インナー部材81が径方向の何れの方向へ移動してもタイムラグなく検知し得る。また、各当接支持部材138により、インナー部材81を、がたつきなく保持することができる。
(第3実施例)
図13は、第3実施例に係る装着型動作支援装置SU3における第2サポート部材12の動作検知部材14を、左右方向で上下に破断した縦断面図である。第3実施例の装着型動作支援装置SU3は、動作検知部材14以外の構成が前記第1実施例の装着型動作支援装置SU1と同一である。従って、ここでは第1実施例と異なる動作検知部材14について詳細に説明し、第1実施例の装着型動作支援装置SU1と同一の構成を有する部材および部位は、同一の符号を付して説明を省略する。第3実施例における第2サポート部材12の動作検知部材14は、図13に示すように、アウター部材80の内側壁部87およびインナー部材81の支持壁部材107の間に複数(第3実施例では8個)のコイルバネ(弾性部材)136を、周方向へ等間隔に配設したものである。各コイルバネ136は、その一端がアウター部材80の内側壁部87に固定されており、他端がインナー部材81の外周面81Aに常に接触した状態となっている。
このような第3実施例の装着型動作支援装置SU3は、インナー部材81に外力が付与されない場合に、各コイルバネ136が均衡を保った状態となる。そして、各コイルバネ136は、均衡を保った状態において、インナー部材81をアウター部材80と同心となるように位置させ、該インナー部材81と第1〜第4の各圧力センサ130A,130B,130C,130Dとの間隔が同等となるように該インナー部材81を保持する。従って、インナー部材81が径方向における何れの方向へ移動しても、各圧力センサ130A,130B,130C,130Dが検知するまでの時間が一定となり、圧力センサ130A,130B,130C,130Dによる検知にタイムラグが生ずることを防止し得る。また、各コイルバネ136により、インナー部材81をがたつきなく保持することができる。
(第4実施例)
図14は、第4実施例に係る装着型動作支援装置SU4における第2サポート部材12の動作検知部材14を、左右方向で上下に破断した縦断面図である。第4実施例の装着型動作支援装置SU4は、動作検知部材14以外の構成が前記第1実施例の装着型動作支援装置SU1と同一である。従って、ここでは第1実施例と異なる動作検知部材14について詳細に説明し、第1実施例の装着型動作支援装置SU1と同一の構成を有する部材および部位は、同一の符号を付して説明を省略する。第4実施例における第2サポート部材12の動作検知部材14は、図14に示すように、インナー部材81の支持壁部材107と手首パッド部材113とを分離した構成となっている。そして、各手首パッド部材113は、支持壁部材107に対向する外面側に設けられた硬質の外殻部142と、この外殻部142の内側に設けられて前腕部A2に当接する軟質のパッド部143とからなり、コイルバネ(支持部材)140を介して支持壁部材107に弾力的に支持されている。
各手首パッド部材113は、図14に示すように、複数(第4実施例では2個)のコイルバネ140により支持壁部材107に連結されている。前記コイルバネ140は、例えば一端が手首パッド部材113の外殻部142に固定されており、他端が支持壁部材107の外周面に掛止されている。そしてコイルバネ140は、支持壁部材107に対する手首パッド部材113の径方向への移動は許容するが、支持壁部材107に対する手首パッド部材113の周方向への回転は規制するようになっている。なお、インナー部材81の支持壁部材107と、アウター部材80に配設された各圧力センサ130A,130B,130C,130Dとの関係は、図8に示した第1実施例の動作検知部材14と同じである。
前述のように構成された第4実施例の動作検知部材14では、第1インナー半体105の第1端部105Aと第2インナー半体106の第1端部106Aとを当接させると、各手首パッド部材113,113のパッド部143が、ユーザーの前腕部A2に隙間なく当接する。そして、ユーザーが前腕部A2を上方へ曲げるよう動作して手首パッド部材113が上方へ移動すると、コイルバネ140を介して支持壁部材107が上方へ押され、第1実施例と同様に第4圧力センサ130Dに押圧力が加わるので、前腕部A2を上方へ曲げようとするユーザーの動作支援を行なうようになっている。また、手首パッド部材113が下方へ移動すると、コイルバネ140を介して支持壁部材107が下方へ押され、第1実施例と同様に第2圧力センサ130Bに押圧力が加わるので、前腕部A2を下方へ降ろそうとするユーザーの動作支援を行なうようになっている。
従って、第4実施例の装着型動作支援装置SU4では、インナー部材81の径方向への移動を、各コイルバネ140を介して各圧力センサ130A,130B,130C,130Dで適切に検知し得る。すなわち、手首パッド部材113の動きが各コイルバネ140を介して支持壁部材107にダイレクトに伝達されるから、前腕部A2の微小な動作も各圧力センサ130A,130B,130C,130Dで適切に検知され、検知精度を高く維持することが可能である。なお、コイルバネ140の長さやサイズを変更することで、ユーザーの前腕部A2に適合した異なるサイズの手首パッド部材113の採用が可能である。
(第5実施例)
図15は、第5実施例に係る装着型動作支援装置SU5の全体構成を概略的に示す斜視図である。第5実施例の装着型動作支援装置SU5は、右腕Aにおいて肘関節A3より近位身体部位である上腕部A1に装着される第1サポート部材210と、該第1サポート部材210に回転変位可能に連結されて、肘関節A3より遠位身体部位である前腕部A2に装着される第2サポート部材212と、第1サポート部材210に対して第2サポート部材212を回転変位させる作動機構Mとを備えている。また第2サポート部材212は、前腕部A2の動きを検知する検知手段214を備えている。
第1サポート部材210は、図15〜図17に示すように、本体部220と、この本体部220に着脱可能に装着された上腕装着部221とを備えている。本体部220は、装着型動作支援装置SU5を右腕Aに装着した際に上腕部A1の右部に位置して、該上腕部A1の外側において該上腕部A1の長手方向(前後方向)に延在する。この本体部220は、上腕部A1に近接するベース部材222と、このベース部材222に右側外方から組付けられたカバー部材223とを備えている。そして本体部220は、ベース部材222とカバー部材223とを組付けることで、前記作動機構Mの各構成部材を収容する収容設置部224が内部に画成される。ベース部材222の前部には、図16および図17に示すように、左右方向に離間して前方へ平行に延出する2つの支持部225,226が設けられている。右側に位置する第1支持部225には円形の第1支持孔227が形成されており、第2サポート部材212の後述する支持体部(固定部材)240を第1サポート部材210に支持する回転支持部材260が、該第1支持孔227に回転可能に配設されている。左側に位置する第2支持部226には、第1支持孔227と左右方向で同一軸線上に位置する円形の第2支持孔228が形成されており、第2サポート部材212の後述する前腕装着部(移動部材)241を第1サポート部材210に支持する締結支持部材265が、該第2支持孔228に回転可能に配設されている。
上腕装着部221は、図15〜図17に示すように、後方から見た端面形状が「横C字形」をなして上部が左右に分離した湾曲状に形成され、右側外部が前記本体部220に着脱可能に取付けられている。この上腕装着部221は、本体部220のベース部材222に左側外方から着脱可能に固定される固定部材230と、この固定部材230に取付けられた上腕パッド部材231とを備えている。上腕パッド部材231は、外側に位置する外殻部232と、この外殻部232の内側に設けられて上腕部A1に接触するパッド部233とを備えている。外殻部232は、カーボン繊維または合成樹脂等を材質とした薄肉部分であり、形状保持性を有しつつ湾曲の曲率が変化するように弾性変形が可能となっている。パッド部233は、ウレタンゴムやスポンジゴム等を材質とする成形体であり、適度の弾力性および柔軟性を有しており、上腕部A1を下方から包み込んで該上腕部A1に密着し得る。従って上腕パッド部材231は、上部の両端が左右に近接・離間するよう変形が可能であり、上腕部A1に対して容易に着脱し得る。
上腕パッド部材231の左側上部には、図15〜図17に示すように、矩形リング状の掛止部材235を備えた面ファスナ形態のベルト部材234が、一端を固定した状態に取付けられている。また、上腕パッド部材231の右側上部には、前後方向に延在して左右方向の断面形状が「略コ字形」をなすバックル236が設けられている。従って、ベルト部材234に配設した掛止部材235をバックル236に引っ掛け、該バックル236で折り返した該ベルト部材234を締結することで、上腕パッド部材231を上腕部A1に締め付けながら固定し得る(図15参照)。なお、上腕パッド部材231には、該部材231の強度が低下しない範囲内で開口237が形成されており、上腕部A1への装着時における通気性の向上および軽量化が図られている。
前記第2サポート部材212は、図15〜図17に示すように、第1サポート部材210に対して回転可能に支持された支持体部240と、該第1サポート部材210に対して回転可能に支持された前腕装着部241とを備えている。支持体部240は、第1サポート部材210の本体部220の前方に位置する右壁部から、左上方および左下方へ湾曲して左側(体幹側)が開放した形状に形成されている。すなわち支持体部240は、第2サポート部材212の回転方向において、前記前腕装着部241を挟んで対向する第1支持壁部240Aおよび第2支持壁部240Bを備え、これら第1支持壁部240Aおよび第2支持壁部240Bが、外方から前腕装着部241に対面するように形成されている。この支持体部240は、例えば硬質の合成樹脂等を材質とする。そして、支持体部240の右壁部には、後方へ延出した板状の第1連結部材242が配設され、この第1連結部材242は第1サポート部材210に回転可能に連結されるようになっている。なお、図18および図19に示すように、第1連結部材242の後端近傍には、矩形穴部243が形成されている。
前腕装着部241は、前腕部A2に装着される前腕パッド部材245と、この前腕パッド部材245から後方へ延出した板状の第2連結部材248とを備えている。前腕パッド部材245は、前記上腕パッド部材231と同様に、外側に位置する外殻部246と、この外殻部246の内側に設けられて前腕部A2に接触するパッド部247とを備えている。外殻部246は、カーボン繊維または合成樹脂等を材質とした弾性変形が可能な薄肉部分であり、左側(体幹側)が開放する略円筒形状に形成されている。パッド部247は、ウレタンゴムやスポンジゴム等を材質とする成形体であり、適度の弾力性および柔軟性を有しており、前腕部A2を右方から包み込んで該前腕部A2に密着し得るようになっている。これにより前腕パッド部材245は、左側の上下端が上下に近接・離間するよう変形が可能であり、前腕部A2に対して容易に着脱し得る。前記第2連結部材248は、前腕パッド部材245における第1サポート部材210の本体部220前方に位置する右側部分に、該前腕パッド部材245から後方へ延出して配設されている。この第2連結部材248は、第1サポート部材210に回転可能に連結されるようになっており、図18および図19に示すように、該第2連結部材248の後端には円形穴部249が形成されている。
前記前腕パッド部材245は、図17および図20(a)に示すように、第2サポート部材212の回転方向において、前記支持体部240の第1支持壁部240Aとの間に、前記検知手段214を構成する後述の第1検知部280を配設し得る空間を画成すると共に、該支持壁部240の第2支持壁部240Bとの間に、該検知手段214を構成する後述の第2検知部281を配設し得る空間を画成した状態に配設されている。従って、前腕装着部241は、第2サポート部材212の回転方向で、第1支持壁部240Aと第2支持壁部240Bの間において支持体部240に対して相対移動が可能な可動範囲を確保した状態に配設され、前腕パッド部材245は、第1支持壁部240Aへの近接移動および第2支持壁部240Bへの近接移動が許容されるようになっている。
前腕パッド部材245の左側上部には、図15〜図17に示すように、矩形リング状の掛止部材251を備えた面ファスナ形態の2本のベルト部材250が、一端が固定された状態で前後に離間して取付けられている。また、前腕パッド部材245の左側下部には、前後方向に延在して左右方向の断面形状が「略コ字形」をなす2個のバックル252が、各ベルト部材250に対応するよう前後に離間して設けられている。従って、各ベルト部材250を、対応のバックル252に掛止部材251を引っ掛け、該バックル252で折り返した該ベルト部材250を締結することで、前腕パッド部材245を前腕部A2に締め付けながら固定し得る(図17参照)。
前記第1サポート部材210と第2サポート部材212とは、図18および図19に示すように、該第1サポート部材210に配設した回転支持部材260および締結支持部材265を利用して、互いに回転可能な状態で連結される。すなわち、支持体部240に設けた第1連結部材242が、第1連結部225に回転可能に係止した回転支持部材260に連結されると共に、前腕装着部241に設けた第2連結部材248が、第2連結部226に係止した締結支持部材265に回転可能に支持される。回転支持部材260は、後述するように、作動機構Mにより正逆回転するようになっており、該作動機構Mにより回転支持部材260が回転することで、第1サポート部材210に対して第2サポート部材212が回転変位するようになる。
回転支持部材260は、図18および図19に示すように、第1サポート部材210におけるベース部材222の第1支持部225に収容設置部224側(右側)から当接する円形状のフランジ部261と、このフランジ部261より小径で前記第1支持孔227に嵌合する円形嵌合部262と、この円形嵌合部262の端面から矩形状に突出した矩形係止部263と、この矩形係止部263の端面に形成されたビス孔264とを備えている。矩形係止部263は、前記第1連結部材242に設けた矩形穴部243と嵌合するようになっており、第1連結部材242は、第1サポート部材210に対して、回転支持部材260と一体的に回転するようになっている。
締結支持部材265は、図18および図19に示すように、第2サポート部材212における第2連結部材248に左側から当接する円形状のフランジ部266と、このフランジ部266より小径の円形嵌合部267と、この円形嵌合部267の端面に右方へ突出するよう設けたビス268とを備えている。円形嵌合部267は、第2連結部材248の厚みおよび第2支持部226の厚みを合わせた幅に形成されており、該第2連結部材248に設けた円形穴部249と、該第2支持部226に設けた第2支持孔228とに夫々嵌合する(図18)。またビス268は、回転支持部材260に設けた前記ビス孔264に螺合するようになっている。従って第2連結部材248は、円形穴部249と円形嵌合部267との嵌合により、第1サポート部材210に対して独立して回転可能に支持される。なお、図18および図19における符号269は、自己潤滑性樹脂を材質とするリング状のスリーブである。
前記作動機構Mは、図16〜図18に示すように、第1実施例と基本的に同じ構成である。従って、第1実施例の作動機構Mと同一部材および部位は同一の符号で指示し、詳細な説明は省略する。なお、作動機構Mの第2ギア74は、回転支持部材260に回転不能に固定されている。また、回転支持部材260の円形フランジ部261に、シャフト75を介してロータリーエンコーダ276が連結されている。
従って、サーボモータ70の正逆作動により出力軸72が正逆回転すると、第1ギア73および第2ギア74を介して回転支持部材260がベース部材222に対して正逆回転し、これにより第2サポート部材212が第1サポート部材210に対して回転変位する。そして、回転支持部材260と第2サポート部材212の支持体部240とが一体的に回転するよう構成されているので、該回転支持部材260の回転角度をロータリーエンコーダ76で検知することで、第1サポート部材210に対する第2サポート部材212の動作状態が適切に把握される。
次に、前記検知手段214について説明する。第5実施例の装着型動作支援装置SU5は、図15〜図17および図20に示すように、第2サポート部材212における支持体部240の前腕装着部242と対向する面に、該支持体部240に対する前腕装着部241の変位を検知する検知手段214が設けられている。この検知手段214は、支持体部240の第1支持壁部240Aから前腕パッド部材245側に突設した台座部240Cに、前腕パッド部材245に対向して設けた第1検知部280と、該支持体部240の第2支持壁部240Bから前腕パッド部材245側に突設した台座部240Dに、該前腕パッド部材245に対向して設けた第2検知部281とを備えている。第1検知部280および第2検知部281は、基本的に同じ構成であり、圧力センサ282と、該圧力センサ282および前腕パッド部材245の夫々に弾力的に当接して弾性変形が可能な当接支持部材(弾性部材)283とを備えている。
第1検知部280および第2検知部281の各当接支持部材283は、細長の薄いバネ鋼から形成された弾性変形が可能な板バネであり、長手方向の略中間部位で折曲げられている。この当接支持部材283は、長手方向の一端部に設けられて支持体部240の前記台座部240C(240D)に取付けられる取付部283Aと、対応の圧力センサ282を押圧する押圧部283Bと、長手方向の他端部に設けられて前腕装着部241の前腕パッド部材245に当接する作動部283Cとを備える。押圧部283Bは、作動部283Cに近い折曲部に位置している。各当接支持部材283は、図20(a),(b)に示すように、前記台座部240C(240D)に対して取付部283Aを固定して片持ち状態に配設され、押圧部283Bが圧力センサ282に接触すると共に、作動部283Cが前腕パッド部材245の外郭部246に弾力的に当接するようになっている。そして、各圧力センサ282に対応して配設された2つの各当接支持部材138は、図17および図20に示すように、支持体部240に対して前腕装着部241が第2サポート部材212の回転方向へ相対的に移動するに際し、常に前腕パッド部材245の外郭部246の外面に当接した状態が維持される。従って、支持体部240に対して前腕装着部241が可動範囲内の何れの位置に移動しても、各圧力センサ282には、対応する当接支持部材283が弾性変形して押圧力が加わった状態となっている。
前述のように構成された第5実施例の装着型動作支援装置SU5は、前腕装着部241に外力が付与されない場合に、各当接支持部材283が均衡を保った状態となる。そして、各当接支持部材283は、均衡を保った状態において、前腕パッド部材245と支持体部240の第1支持壁部240Aとの間隔と、該前腕パッド部材245と該支持体部240の第2支持壁部240Bとの間隔とが同一となるように前腕装着部241を位置させる(図17参照)。すなわち、各当接支持部材283は、均衡を保った状態において、前腕パッド部材245と各圧力センサ282,282との間隔が同等となるよう前腕装着部241を保持する。また、第5実施例の装着型動作支援装置SU5は、支持体部240の第1支持壁部240Aまたは第2支持壁部240Bに対する前腕装着部241の近接移動時に、各当接支持部材283が弾性変形して対応する各圧力センサ282を押圧し、該圧力センサ282が検知する押圧力に応じて作動機構Mのサーボモータ70を作動制御する。
例えば、支持体部240に対して前腕装着部241が上方へ移動すると、第1検知部280における当接支持部材283の弾性変形量が大きくなって、該第1検知部280の圧力センサ282に対する押圧力が増加する一方、第2検知部281における当接支持部材283の弾性変形量が小さくなって、該第2検知部281の圧力センサ282に対する押圧力が減少する。すなわち、第1検知部280の圧力センサ282に対する押圧力が増加して、第2検知部281の圧力センサ282に対する押圧力が減少した場合には、前記サーボモータ70を作動制御して第2サポート部材212を上方へ回転変位させて、前腕部A2を上方へ曲げようとするユーザーの動作支援を行なうようになっている。また、支持体部240に対して前腕装着部241が下方へ移動すると、第2検知部281における当接支持部材283の弾性変形量が大きくなって、該第2検知部281の圧力センサ282に対する押圧力が増加する一方、第1検知部280における当接支持部材283の弾性変形量が小さくなって、該第1検知部280の圧力センサ282に対する押圧力が減少する。すなわち、第2検知部281の圧力センサ282に対する押圧力が増加して、第1検知部280の圧力センサ282に対する押圧力が減少した場合には、前記サーボモータ70を作動制御して第2サポート部材212を下方へ回転変位させて、前腕部A2を下方へ曲げようとするユーザーの動作支援を行なうようになっている。
また、前記各圧力センサ282における圧力検知部の中心には、支持体部240の外面に向けて突出した突出部285が取り付けられている。この突出部285は、例えば硬質プラスチック等から形成されたもので、突出先端が球面状に形成されている。従って、当接支持部材283の押圧部283Bは、突出部285の先端と点接触するようになる。すなわち、当接支持部材283の押圧部283Bが突出部285に当接することで、当該突出部285が配設された圧力センサ282が点で押されるようになり、その押付け強さの度合をより正確に検知して検知精度を高め得る。なお、図20(b)中の符号284は、圧力センサ282から延出して支持体部240内に埋設された信号線である。
前述のように構成された第5実施例の装着型動作支援装置SU5によれば、次のような作用効果を奏する。
(1)第2サポート部材212に設けた検知手段214における第1検知部280および第2検知部281が、常に圧力センサ282および前腕パッド部材245に弾力的に当接する当接支持部材283を夫々備えているので、前腕パッド部材245の微小な動きを各圧力センサ282,282でダイレクトに検知することができるから、該圧力センサ282,282による検知精度が向上する。そして、各圧力センサ282,282の検知信号に応じてサーボモータ70が適切に作動制御されるので、右腕Aの動作支援を適切に行なうことができる。
(2)前腕装着部241は、該前腕装着部241に外力が付与されない状態において、第1検知部280の当接支持部材283および第2検知部281の当接支持部材283が均衡を保った状態となり、支持体部240に対する可動範囲の中間となる位置に弾力的に保持される。従って、前腕パッド部材245と各圧力センサ282,282の間隔が同等となり、前腕装着部241が第1検知部280側または第2検知部281のどの方向へ移動しても、圧力センサ282,282によりタイムラグなく検知し得る。
(3)各圧力センサ282の圧力検知部に突出部285が配設されているので、当接支持部材283を介して前腕パッド部材245で押された該圧力センサ282が点で力を受けるようになり、検知精度を更に高めることができる。
(4)第2サポート部材212を構成する支持体部240および前腕装着部241を利用して、前腕部A2の動作を検知するようにしたので、第1実施例の装着型動作支援装置SU1よりも軽量化を図り得る。
(5)第2サポート部材212を姿勢変位させるサーボモータ70、第1ギア73および第2ギア74からなる作動機構Mや、回転支持部材260およびロータリーエンコーダ76等が、第1サポート部材210の本体部220に設けた収容設置部224内に配設されるので、装着型動作支援装置SU5の小型化および軽量化が図られる。従って、装着感の向上が図られて、子供や老人であっても容易に使用することができる。また、作動機構M等が第1サポート部材210および第2サポート部材212の外側に露出しないので、これらの可動部分に指先や衣服の裾部等が挟み込まれる不都合の発生も好適に防止し得る。
(6)第2サポート部材212が第1サポート部材210に対して着脱可能なので、同一形状の第1連結部材242および第2連結部材248を備え、支持体部240および前腕パッド部材245の形状・サイズが異なる複数の第2サポート部材212を準備すれば、第1サポート部材210に対して形状・サイズが異なる第2サポート部材212を選択的に装着し得る。従って、ユーザーの体格変化に対応し得ると共に、肘関節A3を挟む上腕部A1と前腕部A2以外の身体部位に装着して、当該身体部位の動作補助を行なうことも可能である。
(7)第1サポート部材210は、上腕装着部221が本体部220に対して着脱可能なので、本体部220を共通に使用して、形状・サイズが異なる複数の上腕装着部221を準備すれば、該上腕装着部221の形状・サイズが異なる複数の第1サポート部材210を構成し得る。同様に、第2サポート部材212は、支持体部240と前腕装着部241とが分離していると共に、該前腕装着部241が第1サポート部材210に対して着脱可能なので、支持体部240を共通に使用して、形状・サイズが異なる複数の前腕装着部241を準備すれば、該前腕装着部241の形状・サイズが異なる複数の第2サポート部材212を構成し得る。従って、上腕装着部221および前腕装着部241の選択により、体格が異なるユーザーに対応し得る。
(変更例)
第1実施例〜第5実施例では、右腕Aの肘関節A3を挟む上腕部A1および前腕部A2に装着される装着型動作支援装置SUを例示したが、本願の装着型動作支援装置SUは、様々に変更して実施可能である。
(1)第1実施例、第2実施例、第3実施例および第4実施例では、アウター部材80に配設される圧力センサ130の配設数は4個に限定されるものではなく、3個以下または5個以上であってもよい。但し、インナー部材81が、上下、左右、斜め上方および斜め下方の全方向へ移動可能であるから、該インナー部材81の動きにより発生する力の検知精度を高めには、最低3個の圧力センサ130を周方向へ等間隔に配置するのが望ましい。すなわち、インナー部材81の全方向の動きに対する検知精度を向上させるには、圧力センサ130の配設数の多少に関係なく、周方向へ等間隔に配設するのが望ましい。但し、周方向において、圧力センサ130の配設間隔が狭い部分と広い部分とがあるように、圧力センサ130を不均等に配設するようにしてもよい。
(2)第1実施例、第2実施例、第3実施例および第4実施例では、検知手段としての圧力センサ130を、アウター部材80に配設した態様を例示したが、インナー部材81の径方向への回転位置を検知する位置検知センサを設ければ、インナー部材81における各インナー半体105,106の支持壁部材107(インナー部材81の外周面81A)に、所定数の圧力センサ130を配設することが可能である。この態様では、インナー部材81が径方向へ動いた際に、アウター部材80における各アウター半体82,83の内周ガイド部材85が圧力センサ130を押すようになり、前記第1実施例と同等の作用効果が得られる。
(3)第1実施例〜第5実施例では、圧力センサ130,282の圧力検知部に突出部135,285を設けたが、該突出部135,285はなくてもよい。
(4)第1実施例、第2実施例、第3実施例および第4実施例では、固定部材および移動部材として円形リング形状(環状)のアウター部材80およびインナー部材81からなる動作検知部材14を例示したが、これら固定部材および移動部材は円形リング状以外の形状であってもよい。
(5)アウター部材80の第1アウター半体82および第2アウター半体83とを連結するアウター半体連結手段L2は、第1実施例に示した第3連結手段96や第4連結手段95の形態に限定されない。例えば、第4連結手段95は、第1アウター半体82の第2端部82Bに嵌合突部97を突設し、第2アウター半体83の第2端部83Bに嵌合凹部98を凹設するようにしてもよい。第3連結手段96においても、係合爪部99を第1アウター半体82の第2端部82Bに設けると共に、係合孔部100を第2アウター半体83の第2端部83Bに嵌合凹部98を凹設するようにしてもよい。
(6)インナー部材81の第1インナー半体105および第2インナー半体106とを連結するインナー半体連結手段L1も、第1実施例に示した第1連結手段116や第2連結手段115の形態に限定されない。すなわち、第1連結手段116は、係止レバー122と係止溝123を逆に設けるようにしてもよいし、第2連結手段115は、係合突部117,124と係合凹部119,125とを逆に設けるようにしてもよい。
(7)第1実施例では、インナー部材81の前当接面110および後当接面111間の前後幅寸法W2を、アウター部材80の前ガイド面91および後ガイド面92間の前後幅寸法W1より小さく(W1>W2)設定して、インナー部材81とアウター部材80の前後寸法に余裕を持たせるようにしてもよい。
(8)第1実施例では、第2サポート部材12を左右方向へ旋回させる第2の作動機構を設けて、第2サポート部材12を、上下方向のみならず、左右方向や、右上・左下方向および左上・右下方向にも姿勢変位させ得るようにしてもよい。
(9)第1実施例〜第5実施例では、サーボモータ70と回転支持部材50の連係機構として、ベベルギアからなる第1ギア73および第2ギア74を示したが、この連係機構は、例えばウォームギアおよびホイルギアからなるギア機構や、プーリーおよびタイミングベルトからなるベルト機構等としてもよい。
(10)作動機構Mの作動手段は、サーボモータに限定されず、アクチュエーターモータ等を使用することも可能である。
(11)第1実施例において、第2サポート部材12の左右方向への姿勢変位を不要とする場合は、前記第2連結支持部材65を後方へ更に延長させ、該第2連結支持部材65に前記矩形穴部63を設けて、該第2連結支持部材65を前記回転支持部材50に直接連結するようにしてもよい。
(12)第2実施例では、弾性部材として板バネ形態の当接支持部材138を例示したが、該当接支持部材138はコイルバネやゴム等であってもよい。また、当接支持部材138の配設数は、圧力センサ130の配設数に合わせて3個以下または5個以上であってもよい。
(13)第2実施例では、当接支持部材138をアウター部材80に配設した形態を例示したが、圧力センサ130をインナー部材81における各インナー半体105,106の支持壁部材107に配設する場合には、該当接支持部材138を支持壁部材107に配設してもよい。
(14)第3実施例では、弾性部材としてコイルバネ136を例示したが、該弾性部材136は板バネやゴム等であってもよい。また、弾性部材136の配設数は7個以下または9個以上であってもよい。また、弾性部材136の配設間隔は均等でなくてもよい。
(15)第4実施例では、支持部材としてコイルバネ140を例示したが、該支持部材140は板バネやゴム等であってもよい。また、支持部材140の配設数は3個以下または5個以上であってもよい。また、支持部材140の配設間隔は均等でなくてもよい。
(16)第5実施例では、検知手段としての圧力センサ282を、支持体部240に配設した態様を例示したが、該圧力センサ282は、前腕装着部241における前腕パッド部材245の外殻部246に設けてもよい。
(17)第5実施例では、第2サポート部材212を左右方向へ旋回させる第2の作動機構を設けて、第2サポート部材212を、上下方向のみならず、左右方向や、右上・左下方向および左上・右下方向にも姿勢変位させ得るようにしてもよい。
(18)第5実施例では、当接支持部材283の配設数は、圧力センサ282の配設数に合わせて3個以上であってもよい。
(19)第1実施例〜第5実施例では、上肢用として右腕Aに装着される装着型動作支援装置を例示したが、第1サポート部材10、第2サポート部材12および動作検知部材14の形状およびサイズ等を変更することで、左腕用や、下肢の左脚用または右脚用として実施することも可能である。
10 第1サポート部材,12 第2サポート部材,
70 サーボモータ(作動手段) ,80 アウター部材(固定部材),
81 インナー部材(移動部材),80A 内周面,81A 外周面,
130 圧力センサ,135 突出部,
136 コイルバネ(弾性部材) ,138 当接支持部材(弾性部材),
210 第1サポート部材,212 第2サポート部材,
240 支持体部(固定部材),240A 内壁面,
282 圧力センサ,283 当接支持部材(弾性部材),
285 突出部,A1 上腕部(近位身体部位),
A2 前腕部(遠位身体部位),A3 肘関節(関節)

Claims (5)

  1. 関節(A3)を挟む近位身体部位(A1)に装着される第1サポート部材(10/210)と、前記関節(A3)の遠位身体部位(A2)に装着されると共に前記第1サポート部材(10/210)に連結され、前記関節(A3)の屈曲動作に合わせて姿勢変位可能な第2サポート部材(12/212)と、前記第1サポート部材(10/210)に対して前記第2サポート部材(12/212)を姿勢変位させる作動手段(70)とを備え、前記作動手段(70)が前記第2サポート部材(12/212)を前記第1サポート部材(10/210)に対して姿勢変位させることで、前記関節(A3)の屈曲動作を補助する装着型動作支援装置であって、
    前記第2サポート部材(12/212)は、
    リング形状で手首全周を包囲して着脱され前記第1サポート部材(10/210)に連結され
    る固定部材(80/240)と、
    前記固定部材(80/240)の前記遠位身体部位(A2)側に該固定部材(80/240)に対し近接・離間移動が可能に配設され、該遠位身体部位(A2)に装着されるリング形状の移動部材(81/241)と、
    前記固定部材(80/240)と前記移動部材(81/241)との間に設けられ、固定部材(80/240)に
    対して移動部材(81/241)を相対的に近接移動することで押圧されて押圧力を検知する圧力
    センサ(130/282)とを備え、
    前記圧力センサ(130/282)が検知する押圧力に応じて前記作動手段(70)を作動制御する
    よう構成した
    ことを特徴とする装着型動作支援装置。
  2. 前記圧力センサ(130)は、その圧力検知部に、前記固定部材(80)または移動部材(81)に向け突出する突出部(135/285)を備えた請求項1記載の装着型動作支援装置。
  3. 前記固定部材(80/240)および前記移動部材(81/241)の間には、固定部材(80/240)に対し
    て移動部材(81/241)を相対的に近接移動することで弾性変形する弾性部材(138/283)が前
    記圧力センサ(130/282)に接触した状態で設けられ、
    前記固定部材(80/240)に対する前記移動部材(81/241)の近接移動時に、前記圧力センサ
    (130/282)に接触する前記弾性部材(138/283)が弾性変形して前記圧力センサ(130/282)を
    押圧するよう構成された請求項1または2記載の装着型動作支援装置。
  4. 前記固定部材(80/240)および前記移動部材(81/241)の間に、前記圧力センサ(130/282)を複数備えると共に、前記固定部材(80/240)および前記移動部材(81/241)の間に、該固定部材(80/240)に対して該移動部材(81/241)を弾性的に付勢する弾性部材(136/138/283)を複数備え、
    前記移動部材(81/241)を付勢する各弾性部材(136/138/283)が均衡を保った状態におい
    て、前記移動部材(81/241)と前記各圧力センサ(130/282)との間隔が同等になるよう移
    動部材(81/241)を保持する請求項1〜3の何れか一項に記載の装着型動作支援装置。
  5. 前記固定部材(80)は、前記移動部材(81)に対向する円形の内周面(80A)を備えると共に、
    前記移動部材(81)は、前記内周面(80A)に対向する円形の外周面(81A)を備え、
    前記圧力センサ(130)は、前記内周面(80A)または外周面(81A)に、その周方向へ離間して
    複数個配設されている請求項1〜4の何れか一項に記載の装着型動作支援装置。
JP2011500612A 2009-02-19 2010-02-16 装着型動作支援装置 Active JP5516570B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011500612A JP5516570B2 (ja) 2009-02-19 2010-02-16 装着型動作支援装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009037186 2009-02-19
JP2009037186 2009-02-19
JP2011500612A JP5516570B2 (ja) 2009-02-19 2010-02-16 装着型動作支援装置
PCT/JP2010/052289 WO2010095619A1 (ja) 2009-02-19 2010-02-16 装着型動作支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010095619A1 JPWO2010095619A1 (ja) 2012-08-23
JP5516570B2 true JP5516570B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=42633899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011500612A Active JP5516570B2 (ja) 2009-02-19 2010-02-16 装着型動作支援装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5516570B2 (ja)
WO (1) WO2010095619A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104606027A (zh) * 2015-02-02 2015-05-13 浙江大学台州研究院 肘关节运动康复装置

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5643922B2 (ja) * 2010-09-17 2014-12-24 国立大学法人三重大学 装着型動作支援装置
JP5883256B2 (ja) * 2011-09-13 2016-03-09 川崎重工業株式会社 装着型動作支援装置
ITVR20120080A1 (it) * 2012-04-27 2013-10-28 Fgp Srl Ortesi per l¿ausilio con funzioni riabilitative degli arti
ITVR20120081A1 (it) * 2012-04-27 2013-10-28 Fgp Srl Ortesi per l¿ausilio del polso con funzioni riabilitative
JP5985974B2 (ja) * 2012-12-10 2016-09-06 株式会社クボタ 姿勢保持具
JP2015100527A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 パナソニック株式会社 アシストアーム
JP6269171B2 (ja) * 2014-03-05 2018-01-31 セイコーエプソン株式会社 指関節駆動装置
US9849001B2 (en) 2015-02-03 2017-12-26 RCM Enterprise, LLC Bio-mechanical finger brace assembly
US9707101B2 (en) 2015-02-03 2017-07-18 Rcm Enterprise Llc Bio-mechanical prosthetic finger with Y-shaped rocker
JP6637071B2 (ja) * 2015-02-03 2020-01-29 アールシーエム エンタープライズ, エルエルシーRcm Enterprise, Llc H形ロッカーを有する生体機械的義指
JP6720294B2 (ja) 2015-05-15 2020-07-08 アールシーエム エンタープライズ, エルエルシーRcm Enterprise, Llc Mcpピボットによる外転及び内転を行うように構成された生体力学的双方向フル義指
WO2016187133A1 (en) 2015-05-15 2016-11-24 RCM Enterprise, LLC Bidirectional biomechanical prosthetic full finger configured for abduction and adduction with mcp pivot and multiple-finger ring
CN109070355A (zh) * 2016-03-30 2018-12-21 国立大学法人香川大学 肌力辅助装置
JP2016190319A (ja) * 2016-08-04 2016-11-10 株式会社クボタ 姿勢保持具
JP2018122394A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 株式会社マキタ 作業補助具
CN107307974A (zh) * 2017-07-20 2017-11-03 上海理工大学 一种穿戴式肘关节康复训练和生活辅助装置
GB2567010A (en) 2017-10-02 2019-04-03 Univ Strathclyde Apparatus for the rehabilitation, assistance and/or augmentation of arm strength in a user
CN111714848A (zh) * 2020-07-08 2020-09-29 于鑫 一种手臂康复锻炼医疗器材
EP4173762A1 (en) * 2021-10-29 2023-05-03 ETH Zurich Device and method for arrangement on a body comprising an essentially rotation-symmetric portion, and method for moving and/or manipulation of an object using the device

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008006161A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Shinano Kenshi Co Ltd パワーアシスト装置およびセンサ
JP2009005764A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Osaka Prefecture Univ ダンパー機能付回転型アクチュエータおよびそれを用いた動作補助装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4110203B2 (ja) * 2005-10-11 2008-07-02 松下電器産業株式会社 動作支援装置
JP5209924B2 (ja) * 2006-10-03 2013-06-12 国立大学法人 筑波大学 動作補助装置及び動作補助装置の保守管理システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008006161A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Shinano Kenshi Co Ltd パワーアシスト装置およびセンサ
JP2009005764A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Osaka Prefecture Univ ダンパー機能付回転型アクチュエータおよびそれを用いた動作補助装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104606027A (zh) * 2015-02-02 2015-05-13 浙江大学台州研究院 肘关节运动康复装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010095619A1 (ja) 2010-08-26
JPWO2010095619A1 (ja) 2012-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5516570B2 (ja) 装着型動作支援装置
JP2010188018A (ja) 装着型動作支援装置
JP5074415B2 (ja) 義手
JP2009219650A (ja) 装着型動作補助装置
EP3984512A1 (en) Upper and lower limb rehabilitation exercise apparatus
JP2008521454A (ja) 協調的腕治療のためのシステムおよび方法ならびに対応する回転モジュール
CA2837860A1 (en) A hinge for an orthopedic brace
US20160303734A1 (en) Attachment apparatus for remote access tools
CN102854793A (zh) 用于手腕带的固定装置
CN109893306B (zh) 假肢
JP5793314B2 (ja) 歩行補助装置
JP5793313B2 (ja) 歩行補助装置
Bianchi et al. Optimization-based scaling procedure for the design of fully portable hand exoskeletons
CN108378968B (zh) 一种膝关节交叉韧带支具及其制作方法
EP4101435A1 (en) Motion assist device
JP7300168B2 (ja) 膝関節補助装置
KR20180038113A (ko) 손 재활을 위한 착용형 메커니즘
JP2009219648A (ja) 装着型動作補助装置
AU2016210013B2 (en) A force measurement mechanism
WO2017175618A1 (ja) 脈波検出装置及び生体情報測定装置
JP2007244703A (ja) 腕や肩の運動装置
JP2015006266A (ja) 身体動作補助装置
JP2009219649A (ja) 装着型動作補助装置
KR102217337B1 (ko) 탄성기어유닛 및 이를 구비하는 관절 구동기
KR102168226B1 (ko) 탄성기어유닛 및 이를 구비하는 관절구동기

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130110

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130215

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140317

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5516570

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250