JP2015006266A - 身体動作補助装置 - Google Patents

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矢野 賢一
Kenichi Yano
賢一 矢野
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LUMINOUS JAPAN KK
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Abstract

【課題】小型軽量化を図りつつ身体動作を補助可能とする。【解決手段】装着型動作補助装置SUは、肘関節A3を挟む上腕部A1に装着される第1サポート部材10と、前腕部A2に装着されると共に第1サポート部材10に連結され、肘関節A3の屈伸動作に合わせて姿勢変位可能な第2サポート部材12とを備える。第1サポート部材10の本体部20には、第2サポート部材12の姿勢変位を規制する規制状態および姿勢変位を許容する規制解除状態に変位可能な規制手段14が設けられる。第2サポート部材12には、前腕部A2の動きを検知して制御手段に検知信号を送出する検知手段16が設けられる。規制手段14は、検知手段16からの検知信号を受けた制御手段により制御されるアクチュエータ86,87により、規制状態および規制解除状態に変位する。【選択図】図2

Description

本発明は、屈伸動作する関節を挟む身体部位に装着され、前記関節の屈伸動作を補助する身体動作補助装置に関するものである。
身体障害者や高齢者等の使用者の動作を補助する補助装置として、身体の障害部位に装着する各種の身体動作補助装置(特許文献1)が提案されている。この身体動作補助装置は、例えば上肢における肘関節を挟んだ上腕部および前腕部に装着して肘関節を中心とした前腕部の動作を補助する装置や、下肢における膝関節を挟んだ大腿部および下腿部に装着して膝関節を中心とした下腿部の動作を補助する装置等である。
前記身体動作補助装置は、使用者の関節を挟んだ近位身体部位(関節より体幹に近い身体部位で、前記上腕部や大腿部等)に装着される第1サポート部材と、前記関節の遠位身体部位(関節より体幹から遠い身体部位で、前記前腕部や下腿部等)に装着される第2サポート部材とを備える。前記第2サポート部材は、前記第1サポート部材に対して前記関節の屈伸(屈曲および伸展)動作を許容するよう姿勢変位可能に連結されている。
特開2007-29113号公報
特許文献1に開示された身体動作補助装置は、第1サポート部材に対して第2サポート部材を姿勢変位させるモータや駆動機構等を含む作動手段や、該モータを駆動させる駆動用電源(バッテリー)が、該第1サポート部材に装備されているため、該装置が大型になると共に重量が嵩み、身体障害者や高齢者等の使用者においては装着するだけで負担となってしまう。このため、身体動作補助装置の小型軽量化が希求されているが、身体の動作に力を与えるものには一定程度のトルクが必要とされるため、モータおよび駆動機構の大型化およびバッテリーの高容量化が避けられず、充分な小型化や軽量化が図られていない現状である。
従って、本発明では、小型軽量化を図りつつ身体動作を補助し得る身体動作補助装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の発明は、
関節を挟む近位身体部位に装着される第1サポート部材と、前記第1サポート部材に前記関節の屈伸動作を許容するよう姿勢変位可能に連結され、該関節の遠位身体部位に装着される第2サポート部材とを備えた身体動作補助装置であって、
前記第1サポート部材および第2サポート部材の相対的な姿勢変位に連動して変位する可動係合部と、
作動手段の作動に伴い、前記可動係合部の変位を規制する規制状態および前記関節の屈伸動作に伴う該可動係合部の変位を許容する規制解除状態に変位する可動規制部と、
前記近位身体部位に対する遠位身体部位の動作を検知する検知手段からの検知信号に基づいて前記作動手段を作動制御する制御手段とを備え、
前記可動規制部の規制解除状態では、前記関節の屈曲または伸展動作に伴う前記第1サポート部材および第2サポート部材の相対的な姿勢変位が許容され、
前記可動規制部の規制状態では、前記関節の屈曲または伸展動作に伴う前記第1サポート部材および第2サポート部材の相対的な姿勢変位が規制されて、屈曲または伸展動作する関節を該第1サポート部材および該第2サポート部材の姿勢変位規制位置で保持するよう構成されたことを要旨とする。
従って、請求項1に係る発明によれば、可動規制部の規制解除状態では、可動係合部の変位が許容されるので、関節の屈曲または伸展動作に伴う第1サポート部材および第2サポート部材の相対的な姿勢変位が許容され、関節の屈伸動作が可能となって遠位身体部位に対して近位身体部位を動かすことができる。また、可動規制部の規制状態では、可動係合部の変位が規制されるので、関節の屈曲または伸展動作に伴う第1サポート部材および第2サポート部材の相対的な姿勢変位が規制され、遠位身体部位に対して近位身体部位が動かないように関節を保持して該近位身体部位を補助することができる。そして、作動手段は、可動規制部を規制状態および規制解除状態に姿勢変位させるだけであるから、小型かつ軽量のものが採用可能である。
請求項2に記載の発明は、
前記可動規制部は、前記作動手段の作動に伴い、前記関節の屈曲動作に伴う前記可動係合部の変位を規制する一方で該関節の伸展動作に伴う該可動係合部の変位を許容する第1の規制状態と、前記関節の伸展動作に伴う可動係合部の変位を規制する一方で該関節の屈曲動作に伴う該可動係合部の変位を許容する第2の規制状態とに切り替え可能に構成されたことを要旨とする。
従って、請求項2に係る発明によれば、作動手段の作動に伴って可動規制部を第1の規制状態とすることで、関節の屈曲動作を伴う身体の動きを規制して身体を補助することができ、作動手段の作動に伴って可動規制部を第2の規制状態とすることで、関節の伸展動作を伴う身体の動きを規制して身体を補助することができる。
請求項3に記載の発明は、
前記可動係合部は、前記第1サポート部材および第2サポート部材の相対的な姿勢変位に連動して変位する第1係合部および第2係合部を備え、
前記可動規制部は、前記第1係合部との係合により前記関節の屈曲動作に伴う前記可動係合部の変位を規制する第1規制部と、前記第2係合部との係合により前記関節の伸展動作に伴う前記可動係合部の変位を規制する第2規制部とを備えると共に、前記作動手段の作動に伴って、対応する第1係合部および第2係合部との係合位置および係合解除位置に当該第1規制部および第2規制部を独立して変位させ得るよう構成され、
前記第1規制部および第2規制部の夫々を係合位置および係合解除位置に変位させることで、前記第1の規制状態および第2の規制状態に切り替えられることを要旨とする。
従って、請求項3に係る発明によれば、第1規制部を係合位置とすると共に第2規制部を係合解除位置とすることで、可動規制部が第1の規制状態となって、関節の屈曲動作を伴う身体の動きを規制して身体を補助することができる。また、第1規制部を係合解除位置とすると共に第2規制部を係合位置とすることで、可動規制部が第2の規制状態となって、関節の伸展動作を伴う身体の動きを規制して身体を補助することができる。すなわち、可動規制部を第1の規制状態および第2の規制状態とすることで、関節の屈曲動作を伴う身体の動作および関節の伸展動作を伴う身体の動作を各々補助することができる。
請求項4に記載の発明は、
前記第1係合部および第2係合部は、前記第1サポート部材に対する前記第2サポート部材の姿勢変位に伴う前記可動係合部の変位方向に各々複数設けられており、
前記第2サポート部材は、前記各第1係合部および第1規制部の係合または前記各第2係合部および第2規制部の係合により、前記第1サポート部材に対する姿勢変位の範囲内において複数の姿勢変位規制位置で保持されることを要旨とする。
従って、請求項4に係る発明によれば、第2サポート部材を、第1サポート部材に対する姿勢変位の範囲内における複数の姿勢変位規制位置で保持することができるから、近位身体に対して遠位身体部位を、該遠位身体部位が動き得る範囲内の適宜位置で保持することができる。
本発明に係る身体動作補助装置によれば、小型軽量化を図り得ると共に、身体動作を補助し得る。
本発明の実施例に係る身体動作補助装置を、支持体部の蓋部材を取り外して右腕に装着した状態で示す概略斜視図である。 図1に示す実施例の身体動作補助装置の平面図である。 図1に示す実施例の身体動作補助装置の右側面図である。 身体動作補助装置における第1サポート部材を構成する本体部および第2サポート部材を構成する支持体部を、本体部のカバー部材および支持体部の蓋部材を取り外した状態で示す側面図である。 図4において、支持体部が2点鎖線位置にある状態でのV−V線断面図である。 規制手段における第1規制機構の作動態様を示す説明図であって、(a)は、第1可動規制部材を係合位置に姿勢変位させることで該第1可動規制部材が第1可動係合部材に係合した状態を示し、(b)は、第1可動規制部材を係合解除位置に姿勢変位させることで該第1可動規制部材が第1可動係合部材から離間して係合が解除された状態を示している。 規制手段における第2規制機構の作動態様を示す説明図であって、(a)は、第2可動規制部材を係合位置に姿勢変位させることで該第2可動規制部材が第2可動係合部材に係合した状態を示し、(b)は、第2可動規制部材を係合解除位置に姿勢変位させることで該第2可動規制部材が第2可動係合部材から離間して係合が解除された状態を示している。 第2サポート部材における支持体部を構成する第1支持体部および第2支持体部を分離して示す側面図である。 (a)は、第2サポート部材の第1支持体部に対して肘関節を屈曲動作させる方向に外力が加わって第1検知部の圧力センサに押圧力が作用すると、第1規制機構の第1可動規制部材が係合位置に姿勢変位した第1の規制状態となることを示す説明図であり、(b)は、第2サポート部材の第1支持体部に対して肘関節を伸展動作させる方向に外力が加わって第2検知部の圧力センサに押圧力が作用すると、第2規制機構の第2可動規制部材が係合位置に姿勢変位した第2の規制状態となることを示す説明図である。 第1変更例に係る規制手段の概略構成図である。 第2変更例に係る規制手段の概略構成図である。
次に、本発明に係る身体動作補助装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。実施例では、使用者(被補助者)の右腕Aにおける肘関節A3を挟む上腕部A1および前腕部A2に装着して、該肘関節A3の屈伸(屈曲、伸展)動作による右腕Aの動作を補助する身体動作補助装置を例示して説明する。なお、実施例でいう身体動作補助装置の各方向については、身体前方へ水平に伸ばして手のひらを使用者から見て左側に向けた右腕Aに該身体動作補助装置を装着した状態において、該右腕Aの長手方向を前後方向(手首側を前側、肩側を後側)とし、右腕Aの胸部を指向する内側を左側、右腕Aの胸部と反対を指向する外側を右側、垂直方向を上下方向と指称する。すなわち図1は、実施例の身体動作補助装置SUを、右後方斜め上方から見たものである。
図1は、実施例に係る身体動作補助装置SUの全体構成を概略的に示す斜視図、図2および図3は、実施例の係る身体動作補助装置SUの全体構成を概略的に示す平面図および右側面図である。実施例の身体動作補助装置SUは、右腕Aにおいて肘関節A3より近位身体部位である上腕部A1に装着される第1サポート部材10と、該第1サポート部材10に回転変位可能に連結されて、肘関節A3より遠位身体部位である前腕部A2に装着される第2サポート部材12とを備えている。そして、身体動作補助装置SUは、第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の回転変位を規制可能な規制手段14を備えると共に、前腕部A2の動きを検知する検知手段16を、第2サポート部材12に備えている。
第1サポート部材10は、図1〜図3に示すように、規制手段14を構成する各種部材が配設された本体部20と、この本体部20に着脱可能に設けられて上腕部A1に装着される上腕装着部21とを備えている。本体部20は、身体動作補助装置SUを右腕Aに装着した際に上腕部A1の右部に位置して、該上腕部A1の長手方向(前後方向)に延在する。本体部20は、上腕部A1に近接するベース部材22と、このベース部材22の右側に組み付けられたカバー部材23とを備えている。ベース部材22は、前後に長く右方へ開口した形状に形成され、上腕部A1に近接する左壁部22Aと、該左壁部22Aの外縁に沿って延在すると共に右方へ延出する周壁部22Bとからなる。そして本体部20は、ベース部材22に対してカバー部材23を組み付けることで、規制手段14の各構成部材や後述する制御手段84等を収容可能な収容設置部24が内部に画成される。なお、本体部20のベース部材22およびカバー部材23は、アルミニウム等の軽量金属や、強化プラスチック等の合成樹脂から成形されたものである。
ベース部材22の前部には、図2および図5に示すように、左右方向に離間して前方へ平行に延出する2つの第1支持部25および第2支持部26が設けられ、両支持部25,26の間には、前方、上方および下方へ開口する連結空間部27が画成されている。右側に位置する第1支持部25は、本体部20に一体に形成されて該本体部20を構成しており、連結空間部27に隣接する壁面には、円形の第1支持孔28が形成されている。第1支持孔28には、第2サポート部材12における後述する支持体部40を第1サポート部材10に連結する回転支持軸75が、該第2サポート部材12の回転を許容した状態で挿通されている。左側に位置する第2支持部26は、ベース部材22の左壁部22Aにおける左前部にネジにより固定された板部材であり、第1支持部25と平行となるように前方へ延出しており、第1支持孔28と左右方向で同一軸線上に位置する円形の第2支持孔29が形成されている。第2支持孔29には、回転支持軸75の左端部を回転可能に支持する軸受部材30が固定されている。
上腕装着部21は、図1〜図3に示すように、本体部20のベース部材22の左側に着脱可能に取り付けられ、後方から見た端面形状が「逆C字形」をなす部材であり、上腕部A1の周囲の2/3〜3/4周部分を包み込む形状に形成される。すなわち、上腕装着部21は、ベース部材22に取り付けられ、上腕部A1における体幹と反対側の右部に沿う取付部31と、該取付部31に一体的に設けられ、上腕部A1を上下に抱持した状態で該上腕部A1に着脱可能に装着される上装着部32および下装着部33とからなり、上装着部32および下装着部33は体幹側が上下に分離した湾曲状に形成されている。このような形状の上腕装着部21は、例えばエチレン−酢酸ビニル(EVA)、シリコーンゴムまたはウレタンゴム等を材質として柔軟性および形状復元性を有し、外力が付与されない状態では図1に示す形状に保持され、外力が付与されると容易に変形すると共に、外力の付与が解除されると復元力により元の形状に弾性復帰する。従って上腕装着部21は、上装着部32および下装着部33が上下に近接・離間するよう変形が可能であり、上腕部A1に対する容易な着脱が可能となっている。
また、上腕装着部21には、図1〜図3に示すように、面ファスナ形態の脱落防止ベルト34が、下装着部33に一端が固定した状態に取り付けられていると共に、該脱落防止ベルト34の他端側が分離可能に掛止される係着部35が、上装着部32に設けられている。従って、上腕装着部21は、上腕部A1に装着した状態で脱落防止ベルト34の他端を係着部35に係着させることで、上装着部32および下装着部33が適度に締め付けられた状態で該上腕部A1に脱落不能に装着される。ここで、上腕装着部21は、取付部31および上下の装着部32,33のサイズおよび形状が異なる複数のものが準備され、使用者の体格に適合した上腕装着部21が、本体部20に固定されるようになっている。なお、上腕装着部21は、本体部20のベース部材22に螺合されるネジ(図示せず)により該本体部20に取り付けられ、該ネジを外すことで該本体部20から取り外すことが可能となっている。
第2サポート部材12は、図1〜図3に示すように、第1サポート部材10に対して回転可能に支持された支持体部40と、該支持体部40を構成する第1支持体部42に着脱可能に設けられて前腕部A2に装着される前腕装着部41とを備えている。支持体部40は、前述した回転支持軸75に対して回転可能に連結支持され、前腕装着部41が取り付けられる第1支持体部42と、該回転支持軸75に対して回転不能に連結支持され、第1支持体部42の右側に沿って延在する第2支持体部43とを備えている。
第1支持体部42は、図1〜図5および図8に示すように、前腕装着部41が取り付けられる第1支持部50と、第1支持部50の後部から後方へ延出し、該第1支持部50に一体に形成された第1アーム部51とを備えている。第1支持部50は、前後に細長く形成された板状の固定台座部50Aと、該固定台座部50Aから右側へ突出すると共に前後に延在する取付台座部50Bとを備え、該固定台座部50Aの左面に前腕装着部41がネジ(図示せず)により着脱可能に取り付けられる。固定台座部50Aの前部右側には、右方へ延出した支持軸52に、ローラ53が回転自在に配設されている。そして、取付台座部50Bの上面には、検知手段16を構成する第1検知部105が配設されていると共に、該取付台座部50Bの下面には、該検知手段を構成する第2検知部106が配設されている。なお、検知手段16の詳細については後述する。
第1アーム部51は、図3、図5および図8に示すように、該第1アーム部51の後部が、第1サポート部材10の本体部20における連結空間部27に前方から差し込み得る左右幅に形成されている。そして、第1アーム部51の後端近傍には、円形の第1支持孔54が、左右方向に貫通して形成されている。この第1支持孔54には回転支持軸75が回転可能に挿通され、該第1支持体部42は、該回転支持軸75に対し回転可能に連結支持される。また、第1アーム部51の後部は、図5に示すように、後方に向かうにつれて左右幅が徐々に小さくなるように形成されており、回転支持軸75により本体部20に連結された状態において、該第1アーム部51がその前部が左方向へ変位することが許容されるよう構成されている(図5に矢印で表示)。なお、第1支持体部42は、アルミニウム等の軽量金属や、強化プラスチック等の合成樹脂から成形されたものである。
第2支持体部43は、図1〜図5および図8に示すように、第1支持体部42の第1支持部50を収容可能な枠状をなす第2支持部60と、第2支持部60の後部から後方へ延出し、該第2支持部60に一体に形成された第2アーム部61とを備えている。第2支持部60は、左右に開口した略矩形状をなし、第1支持体部42の第1支持部50が左側から内側へ収容されるよう構成されている。なお、図1〜図3等では、第1支持体部42に配設された検知手段16が露出した状態で表示したが、第2支持部60の右側には図示省略した蓋部材が装着され、該第2支持部60内に収納された第1支持体部42の第1支持部50および検知手段16が右方へ露出しないよう構成されている。
第2支持部60の前部に形成された板状部62には、第1支持体部42に配設した前述のローラ53が転動可能なガイド孔63が、上下方向に延在するように形成されている。これにより、第2支持体部43の前部は、ガイド孔63にローラ53が係合することで、第1支持体部42に移動可能に支持されている。なお、図5、図8および図9に示すように、第2支持部60の板状部62の左側上縁には、第1支持体部42の第1支持部50における固定台座部50Aの前部上端が当接可能な第1当接受部64が形成されると共に、第2支持部60の板状部62左側下縁には、第1支持体部42の第1支持部50における固定台座部50Aの前部下端が当接可能な第2当接受部65が形成されている。すなわち、後述するように、規制手段14により回転支持軸75の回転を規制した際に、該回転支持軸75に回転不能に支持された第2支持体部43の回転が規制されることで、回転支持軸75に回転可能に支持された第1支持体部42は、固定台座部50Aが第1当接受部64または第2当接受部65することで回転支持軸75に対する回転が不能となるよう構成されている。
第2アーム部61は、図5および図8に示すように、左方へ開口した凹部が左側面に形成されており、該凹部に第1支持体部42の第1アーム部51が、上下に隙間が画成された状態で収容されるようになっている。そして、第2アーム部61の後端近傍には、円形の第2支持孔66が、左右方向に貫通して形成されている。この第2支持孔66には回転支持軸75が挿通され、該第2支持体部43は、回転支持軸75に連結支持されるようになっている。そして、第2アーム部61は、イモネジや回り止めキー等(図示せず)により回転支持軸75に対して空回り不能に固定され、第2支持体部43は回転支持軸75と一体に回転するようになっている。なお、第2支持体部43は、アルミニウム等の軽量金属や、強化プラスチック等の合成樹脂から成形されたものである。
支持体部40を構成する第1支持体部42および第2支持体部43は、前述したように、第2サポート部材12の回転方向において、第1支持部50の上側と第2支持部60との間に隙間が画成されると共に、第1支持部50の下側と第2支持部60との間に隙間が画成されている。従って、前腕装着部41を取り付けた第1支持体部42は、図9(a)および図9(b)に示すように、第2サポート部材12の回転方向で、第2支持体部43に対して相対変位が可能に配設されている。
前腕装着部41は、図1〜図3に示すように、支持体部40の第1支持体部42における第1支持部50の側面に着脱可能に取り付けられ、後方から見た端面形状が「逆C字形」をなす部材で、前腕部A2における肘関節A3の前方から手首関節A4の後方に至る長さで、該前腕部A2の外周の2/3〜3/4周部分を包み込む形状に形成されている。すなわち、前腕装着部41は、第1支持体部42の第1支持部50における固定台座部50Aに取り付けられ、前腕部A2における体幹と反対側の右部に沿う取付部68と、該取付部68に一体的に設けられ、前腕部A2を上下に抱持した状態で該前腕部A2に着脱可能に装着される上装着部69および下装着部70とを有し、上装着部69および下装着部70は体幹側が上下に分離した湾曲状に形成されている。また、前腕装着部41は、前腕部A2の形状に合わせて、肘関節A3に隣接する後部が曲率が小さく、前方にいくにつれて徐々に細くなり、手首関節A4に隣接する前部が最も曲率が大きくなっており、前腕部A2を包み込むようにして該前腕部A2に装着される。このような前腕装着部41は、上腕装着部21と同様に、エチレン−酢酸ビニル(EVA)、シリコーンゴムまたはウレタンゴム等を材質として柔軟性および形状復元性を有し、外力が付与されない状態では図1に示す形状に保持され、外力が付与されると容易に変形すると共に、外力の付与が解除されると復元力により示す元の形状に弾性復帰する。従って、前腕装着部41は、上装着部69および下装着部70が上下に近接・離間するよう変形が可能であり、前腕部A2に対する容易な着脱が可能となっている。
また、前腕装着部41には、図1〜図3に示すように、面ファスナ形態の脱落防止ベルト71,71が、下装着部70における後部側および前部側の各々に一端が固定した状態に取り付けられると共に、該脱落防止ベルト71,71の他端側が分離可能に掛止される係着部72,72が、上装着部69の後部側および前部側の各々に取り付けられている。従って、前腕装着部41は、各脱落防止ベルト71,71を対応する係着部72,72に係着させることで、上装着部69および下装着部70が適度に締め付けられた状態で該前腕部A2に脱落不能に装着される。ここで、前腕装着部41は、取付部68および上下の装着部69,70のサイズおよび形状が異なる複数のものが準備され、使用者の体格に適合した前腕装着部41が、第1支持体部42に固定されるようになっている。なお、前腕装着部41は、第1支持体部42の第1支持部50の固定台座部50Aに螺合されるネジ(図示せず)により該第1支持体部42に取り付けられ、該ネジを外すことで該第1支持体部42から取り外すことが可能となっている。
前述した上腕装着部21における上腕部A1側となる内側面および前腕装着部41における前腕部A2側となる内側面は、多数個の小凸部または小凹部による凹凸模様や、網目状または格子状のローレット模様等が形成され、所謂ノンスリップ加工が施されている。これにより、上腕装着部21および前腕装着部41は、衣服に対して滑り難くなっており、肘関節A3の屈曲動作に際して上腕装着部21および前腕装着部41に対する衣服のずれが起こり難くなっている。
回転支持軸75は、図5に示すように、本体部20のベース部材22における第1支持部25に形成された第1支持孔28および第2支持部26に形成された第2支持部29に、回転可能に支持される。ここで、回転支持軸75は、第1支持部25から収容設置部24内へ突出した第1支持軸部75Aと、第1支持部25および第2支持部26の間に位置する第2支持軸部75Bとを有する。第1支持軸部75Aには、規制手段14を構成する後述の第1可動係合部材88および第2可動係合部材89が、該第1支持軸部75Aに対して空回り不能に取り付けられる。第2支持軸部75Bには、前述したように、第1支持体部42の第1アーム部51が回転可能に連結されると共に、第2支持体部43の第2アーム部61が回転不能に連結される。なお、第1支持孔28には、自己潤滑性樹脂を材質とするリング状のスリーブ76が装着され、該スリーブ76が回転支持軸75に接触している。
前記第1サポート部材10および第2サポート部材12は、回転支持軸75を介して互いに相対変位が可能な状態で連結される。ここで、回転支持軸75は、後述するように、本体部20に対して回転可能に支持されているが、該本体部20内に配設された規制手段14により回転が規制可能な構造となっている。従って、身体動作補助装置SUは、規制手段14が回転支持軸75の回転を規制しない状態では、第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の回転変位が許容され、規制手段14が回転支持軸75の回転を規制した状態では、第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の回転変位が規制されるよう構成されている。
次に、第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の回転を規制可能な規制手段14について説明する。実施例の規制手段14は、図2〜図7に示すように、第1サポート部材10および第2サポート部材12の相対的な姿勢変位に連動して変位する可動係合部80と、作動手段としてのアクチュエータ86,87の作動に伴い、可動係合部80の変位を規制する規制状態および肘関節A3の屈伸動作に伴う該可動係合部80の変位を許容する規制解除状態に変位する可動規制部82と、上腕部A1に対する前腕部A2の動作を検知する検知手段16からの検知信号に基づいてアクチュエータ86,87を作動制御する制御手段84とを備えている。このような規制手段14は、可動規制部82の規制解除状態では、肘関節A3の屈曲動作または伸展動作に伴う第1サポート部材10および第2サポート部材12の相対的な姿勢変位を許容する。すなわち、可動規制部82の規制解除状態では、肘関節A3の屈曲動作に伴った上腕部A1に対する前腕部A2の動きを規制手段14が規制せず、当該身体動作補助装置SUを装着した使用者が右腕Aを自由に動かし得る。また、規制手段14は、可動規制部82の規制状態では、肘関節A3の屈曲動作または伸展動作に伴う第1サポート部材10および第2サポート部材12の相対的な姿勢変位を規制して、屈曲動作または伸展動作する肘関節A3を該第1サポート部材10および該第2サポート部材12の姿勢変位規制位置で保持するよう構成されている。
ここで、実施例の規制手段14は、前述した可動係合部80および可動規制部82が所謂ラチェット機構となっている。そして、規制手段14は、肘関節A3の屈曲動作に伴う第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の回転変位を規制すると共に該肘関節の伸展動作に伴う第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の回転変位を許容する第1規制機構R1と、肘関節A3の屈曲動作に伴う第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の回転変位を許容すると共に該肘関節A3の伸展動作に伴う第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の回転変位を規制する第2規制機構R2とを備えている。
(可動係合部)
実施例の規制手段14における可動係合部80は、図2、図5〜図7に示すように、前述した回転支持軸75の第1支持軸部75Aに固定され、第1規制機構R1を構成する第1可動係合部材88および第2規制機構R2を構成する第2可動係合部材89を備えている。第1可動係合部材88は、円板状の剛性を有する部材であり、左右端面の中央に開口した第1軸支孔88Aが貫通形成されており、該第1軸支孔88Aに第1支持軸部75Aを挿通させることで回転支持軸75に対して固定される。そして、第1可動係合部材88は、その外周面から径方向外方へ鋭角的に突出した多数の第1係合爪(第1係合部)90が、該外周端面の周方向へ所定ピッチで並んで形成されている。ここで、各第1係合爪90は、図6において、先端に行くに連れて反時計方向へ偏倚する三角形をなしている。一方、第2可動係合部材89は、第1可動係合部材88と同径の円板状で剛性を有する部材であり、左右端面の中央に開口した第2軸支孔89Aが貫通形成されており、該第1軸支孔88Aに第1支持軸部75Aを挿通させることで回転支持軸75に固定される。そして、第2可動係合部材89は、その外周面から径方向外方へ鋭角的に突出した多数の第2係合爪(第2係合部)91が、該外周端面の周方向へ所定ピッチで並んで形成されている。ここで、各第2係合爪91は、図7において、先端に行くに連れて時計方向へ偏倚する三角形をなしており、第1係合爪90とは逆方向へ偏倚している。
第1可動係合部材88および第2可動係合部材89は、図5に示すように、回転支持軸75の第1支持軸部75Aに左右へ並べて配設されると共に、第2可動係合部材88の右端面から挿通させた複数(実施例では4個)のネジ92が第1可動係合部材88にねじ込まれ、第1可動係合部材88と第2可動係合部材89とが締結される。なお、第1可動係合部材88、第2可動係合部材89および第1支持軸部75Aには、キー溝が形成されている。従って、第1可動係合部材88および第2可動係合部材89は、キー溝に差し込んだ回り止めキー93(図4、図6、図7参照)により、第1支持軸部75Aに対して空回り不能となっている。
実施例の規制手段14における可動規制部82は、図3、図4、図6および図7に示すように、第1規制機構R1を構成して第1可動係合部材88に係脱する第1可動規制部材(第1可動規制部)95と、第2規制機構R2を構成して第2可動係合部材89に係脱する第2可動規制部材(第2可動規制部)96とを備える。第1可動規制部材95および第2可動規制部材96は、本体部20におけるベース部材22の左壁部22Aから右方へ延出した支持ピン97に回動可能に取り付けられている。第1可動規制部材95は、支持ピン97から上方へ延出したレバー状部材であって、支持ピン97から離間した先端部に、第1係合爪90に係合可能に突出した第1規制爪98が設けられていると共に、該先端部の近傍に、第1アクチュエータ86の第1ホーン86Aに一端が連結された第1ロッド部材99の他端が連結されている。これにより、第1可動規制部材95は、第1アクチュエータ86の駆動により第1ホーン86Aが旋回動することで、第1規制爪98が第1係合爪90に係合した係合位置(図6(a)参照)および第1規制爪98が第1係合爪90から離間した係合解除位置(図6(b)参照)とに回転変位するようになっている。一方、第2可動規制部材96は、支持ピン97を挟んで上下に延出したレバー状部材であって、支持ピン97から離間した下方の先端部に、第2係合爪91に係合可能に突出した第2規制爪100が設けられていると共に、上方の先端部に、第2アクチュエータ87の第2ホーン87Aに一端が連結された第2ロッド部材101の他端が連結されている。これにより、第2可動規制部材96は、第2アクチュエータ87の駆動により第2ホーン87Aが旋回動することで、第2規制爪100が第2係合爪91に係合した係合位置(図7(a)参照)および第2爪部99が第2係合爪91から離間した係合解除位置(図7(b)参照)とに回転変位するようになっている。
作動手段としての第1アクチュエータ86および第2アクチュエータ87は、通電により収縮すると共に非通電で元の形状に復帰する形状記憶合金からなる伸縮部材を駆動源として備え、該伸縮部材の伸縮変形に基づいて第1、第2ホーン86A,86Bの往復旋回動が可能なアクチュエータであり、図2〜図4に示すように、本体部20のベース部材22に対して前後反対向きに取り付けられている。略矩形状のケース内には、伸縮部材、該伸縮部材の伸縮変形により回転する回転軸、伸縮部材を伸縮変形させるユニットが配設されており、該回転軸に第1ホーン86Aまたは第2ホーン87Aが固定されている。従って、第1アクチュエータ86および第2アクチュエータ87は、制御手段84からの信号を受けたユニットにより伸縮部材を伸縮変形させることで、第1ホーン86Aまたは第2ホーン87Aが回転軸を中心として旋回動するように構成されている。これにより、第1アクチュエータ86および第2アクチュエータ87を制御手段84により個別に作動制御することで、第1可動規制部材95および第2可動規制部材96を、各々の係合位置および係合解除位置に独立して変位させ得るよう構成される。ここで、第1アクチュエータ86および第2アクチュエータ87は、第1可動規制部材95または第2可動規制部材96を係合位置および係合解除位置に回転させるだけであるから、小型かつ軽量で、小電力タイプのものが採用されている。なお、前記伸縮部材は、所謂「人工筋肉」とも称され、該伸縮部材を形状変形させる方式として圧電式、静電式、圧空式等があり、材質として形状記憶合金の他に、イオン導電性高分子ゲル、誘電エラストマ、電気粘性流体および磁気粘性流体等がある。
前述のように構成された実施例の規制手段14は、第1アクチュエータ86および第2アクチュエータ87の両方を作動させない状態においては、第1規制機構R1では第1可動規制部材95が係合解除位置に停止して第1規制爪98と第1係合爪90とが離間すると共に、第2規制機構R2では第2可動規制部材96が係合解除位置に停止して第2規制爪100と第2係合爪91とが離間して、可動係合部80の変位を許容する非規制状態となる。規制手段14が非規制状態における身体動作補助装置SUは、第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の回転変位が肘関節A3の屈曲動作方向および伸展動作方向の両方向において許容されるから、肘関節A3の屈伸動作を伴った右腕Aの曲げ動作や伸ばし動作を規制しない。
また、規制手段14は、第1アクチュエータ86を作動させると共に第2アクチュエータ87を作動させない場合には、第1規制機構R1では第1可動規制部材95が係合位置に姿勢変位して第1規制爪98と第1係合爪90とが係合すると共に、第2規制機構R2では第2可動規制部材96が係合解除位置に停止して第2規制爪100と第2係合爪91とが離間した第1の規制状態となる。規制手段14が第1の規制状態となっている身体動作補助装置SUは、第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の回転変位が肘関節A3の屈曲動作方向で規制されると共に伸展動作方向で許容されるから、肘関節A3の伸展動作を伴った右腕Aの伸ばし動作を規制しないが、肘関節A3の屈曲動作を伴った右腕Aの曲げ動作を規制する。従って、規制手段14の第1の規制状態では、前腕部A2に外力が加わっても、肘関節A3が更に屈曲しないように右腕Aを保持可能となる。
一方、規制手段14は、第2アクチュエータ87を作動させると共に第1アクチュエータ86を作動させない場合には、第1規制機構R1では第1可動規制部材95が係合解除位置に停止して第1規制爪98と第1係合爪90とが離間すると共に、第2規制機構R2では第2可動規制部材96が係合位置に姿勢変位して第2規制爪100と第2係合爪91とが係合した第2の規制状態となる。規制手段14が第2の規制状態となっている身体動作補助装置SUは、第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の回転変位が肘関節A3の屈曲動作方向で許容されると共に伸展動作方向で規制されるから、肘関節A3の屈曲動作を伴った右腕Aの曲げ動作を規制しないが、肘関節A3の伸展動作を伴った右腕Aの伸ばし動作を規制する。従って、規制手段14の第2の規制状態では、前腕部A2に外力が加わっても、肘関節A3が更に伸展しないように右腕Aを保持可能となる。
また、実施例の規制手段14では、前述したように、第1可動係合部材88の外周面に、複数の第1係合爪90が周方向へ所定ピッチで多数形成されると共に、第2可動係合部材89の外周面に、複数の第2係合爪91が周方向へ所定ピッチで多数形成されている。すなわち、各第1係合爪90および各第2係合爪91は、第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の姿勢変位に伴う第1可動係合部材88の変位方向に並んで設けられている。ここで、第1可動係合部材88の外周面における第1係合爪90が形成された範囲は、右腕Aを最大に曲げた状態および最大に伸ばした状態に対応した第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の姿勢変位の範囲内において、第1可動規制部材95の第1規制爪98が係合可能な範囲内に設けられている。同様に、第2可動係合部材89の外周面における第2係合爪91が形成された範囲は、右腕Aを最大に曲げた状態および最大に伸ばした状態に対応した第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の姿勢変位の範囲内において、第2可動規制部材96の第2規制爪100が係合可能な範囲内に設けられている。なお、実施例では、第1可動係合部材88の外周面における約1/2よりやや長い範囲に第1係合爪90が形成されていると共に、第2可動係合部材89の外周面における約1/2周よりやや長い範囲に第2係合爪91が形成されている。従って、第2サポート部材12は、第1サポート部材10に対する姿勢変位の範囲内において、第1係合爪90および第2係合爪91の形成間隔と等間隔毎となる複数の姿勢変位規制位置で保持される。
前述した検知手段16は、支持体部40の第1支持体部42における第1支持部50の取付台座部50B上面に配設された第1検知部105と、該取付台座部50B下面に配設された第2検知部106とを備える。第1検知部105は、取付台座部50Bの上面における前後略中央に配設された圧力センサ107と、該取付台座部50Bの上面後部に後端部が固定される共に前方へ延出して、第2支持体部43の第2支持部60の内部上面および該圧力センサ107の夫々に弾力的に当接して弾性変形が可能な当接支持部材108とを備えている。また、第2検知部106は、取付台座部50Bの下面における前後略中央に配設された圧力センサ107と、該取付台座部50Bの下面後部に後端部が固定される共に前方へ延出して、第2支持体部43の第2支持部60の内部下面および該圧力センサ107の夫々に弾力的に当接して弾性変形が可能な当接支持部材108とを備えている。第1検知部105および第2検知部106の各当接支持部材108,108は、細長の薄いバネ鋼から形成された弾性変形が可能な板バネであり、長手方向の略中間部位で折り曲げられており、対応の圧力センサ107を押圧する押圧部108Aと、長手方向の前端部に設けられて第2支持部50に当接する作動部108Bとを備える。
前述のように構成された検知手段16は、各圧力センサ107,107に対応して配設された2つの各当接支持部材108,108が、前腕装着部41を取り付けた第1支持体部42が第2支持体部43に対して第2サポート部材12の回転方向へ相対的に回転する際に、対応する圧力センサ107を押圧部108Aで押圧し、該前腕装着部41の動きを該圧力センサ107に伝達する。具体的には、図9(a)に示すように、前腕装着部41を取り付けた第1支持体部42が、第2支持体部43に対して肘関節A3の屈曲動作方向に動くと、第1検知部105において当接支持部材108による圧力センサ107の押圧力が増加するようになり、該関節A3の屈曲動作に伴った前腕部A2の動きを検知し得る。また、図9(b)に示すように、前腕装着部41を取り付けた第1支持体部42が、第2支持体部43に対して肘関節A3の伸展動作方向へ動くと、第2検知部106において当接支持部材108による圧力センサ107の押圧力が増加するようになり、該関節A3の伸展動作を伴った前腕部A2の動きを検知し得る。
(実施例の作用)
前述のように構成された実施例の身体動作補助装置SUは、前腕部A2に外力が付与されない場合や、前腕部A2をゆっくりと動かした場合に、検知手段16の各当接支持部材108,108が略均衡を保った状態となる。各当接支持部材108,108は、均衡を保った状態において、第1支持体部42の第1支持部50における取付台座部50Bの上面および第2支持体部43の第2支持部60の内部上面の間隔と、第1支持部50における取付台座部50Bの下面および第2支持体部43の第2支持部60の内部下面との間隔とが、略同一となるように保持する。このように均衡を保った状態においては、両圧力センサ107,107が検知した圧力の差(検知圧力差)が僅かであるから、該制御手段84は、第1アクチュエータ86および第2アクチュエータ87の両方を作動させない。これにより、規制手段14は前述した非規制状態に保持され、第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の回転が肘関節A3の屈曲動作方向および伸展動作方向の両方向で許容されるから、身体動作補助装置SUは、肘関節A3の屈伸動作を伴った右腕Aの曲げ動作および伸ばし動作を許容する。
また、前腕部A2に対して肘関節A3の屈曲動作方向へ外力が付与され、使用者の意志に反して右腕Aが曲げられそうになった場合には、図9(a)に示すように、前腕装着部41を取り付けた第1支持体部42が第2支持体部43に対して上方へ回転するから、第1検知部105における当接支持部材108の弾性変形量が大きくなって、該第1検知部105の圧力センサ107に対する押圧力が増加する一方、第2検知部106における当接支持部材108の弾性変形量が小さくなって、該第2検知部106の圧力センサ107に対する押圧力が減少する。すなわち、第1検知部105の圧力センサ107では検知した圧力が増加すると共に第2検知部106の圧力センサ107では検知した圧力が減少して、両圧力センサ107,107の検知圧力差が所定以上となった場合には、制御手段84は、第1アクチュエータ86のみを駆動して規制手段14を前記第1の規制状態とする。これにより、身体動作補助装置SUは、肘関節A3の屈曲動作方向において第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の回転変位が規制され、前腕部A2に外力が付与された時点から更に右腕Aが曲げられないように該右腕Aを補助する。
一方、前腕部A2に対して肘関節A3の伸展動作方向へ外力が付与され、使用者の意志に反して右腕Aが伸ばされそうになった場合には、図9(b)に示すように、前腕装着部41を取り付けた第1支持体部42が第2支持体部43に対して下方へ回転するから、第2検知部106における当接支持部材108の弾性変形量が大きくなって、該第2検知部106の圧力センサ107に対する押圧力が増加する一方、第1検知部105における当接支持部材108の弾性変形量が小さくなって、該第1検知部105の圧力センサ107に対する押圧力が減少する。すなわち、第2検知部106の圧力センサ107で検知した圧力が増加すると共に第1検知部105の圧力センサ107では検知した圧力が減少して、両圧力センサ107,107の検知圧力差が所定以上となった場合には、制御手段84は、第2アクチュエータ87のみを駆動して規制手段14を前記第2の規制状態とする。これにより、身体動作補助装置SUは、肘関節A3の伸展動作方向において第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の回転変位が規制され、前腕部A2に外力が付与された時点から更に右腕Aが伸ばされないように該右腕Aを補助する。
なお、実施例の身体動作補助装置SUは、制御手段84により第1アクチュエータ86および第2アクチュエータ87を同時に駆動して、第1規制機構R1および第2規制機構R2の両方を規制状態とすることで、肘関節A3の屈曲動作方向および伸展動作方向の両方向において、第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の回転変位を規制することも可能である。すなわち、第2サポート部材12を、適宜位置で固定させることもできる。
前述のように構成された実施例の身体動作補助装置SUによれば、次のような作用効果を奏する。
(1)実施例の身体動作補助装置SUは、規制手段14の非規制状態において、第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の回転変位が何等規制されないから、肘関節A3の屈伸動作を伴った右腕Aの動きが阻害されず、該右腕Aを自由に動かすことができる。また、前腕部A2に対し外力が付与して肘関節A3の屈曲動作を伴った右腕Aの動きを検知手段16が検知した場合には、制御手段84の制御により規制手段14が第1の規制状態となることで、肘関節A3の屈曲動作方向における第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の回転変位を規制するから、肘関節Aの屈曲動作を伴った右腕Aの動きを規制して該右腕Aを適切に補助し得る。一方、前腕部A2に対し外力が付与して肘関節A3の伸展動作を伴った右腕Aの動きを検知手段16が検知した場合には、制御手段84の制御により規制手段14が第2の規制状態となることで、肘関節A3の伸展動作方向における第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の回転変位を規制するから、肘関節Aの伸展動作を伴った右腕Aの動きを規制して該右腕Aを適切に補助し得る。すなわち、実施例の身体動作補助装置SUを装着した使用者が右腕Aの筋力が弱い場合であっても、使用者の意志に反して外力により該右腕Aが動いてしまうことを規制でき、重い物を持ったり、自身の身体を支えること等が可能となる。
(2)作動手段としての第1アクチュエータ86および第2アクチュエータ87は、第1サポート部材10に対して第2サポート部材12を動かすためのものではなく、第1可動規制部材95または第2可動規制部材96を係合位置および係合解除位置に回転させるだけであるから、小型かつ軽量で、小電力タイプのものが採用可能である。従って、第1サポート部材10の本体部20における第1アクチュエータ86および第2アクチュエータ87の設置スペースが小さくて済むから、該本体部20を小型かつ軽量に構成し得る。また、可動係合部80および可動規制部82からなる規制手段14は、ラチェット構造によりコンパクトに構成されるから、規制手段14のコンパクト化によっても本体部20の小型化を図り得る。従って、身体動作補助装置SUが小型かつ軽量に構成されているから、身体障害者や高齢者等の使用者が負担なく装着することを可能とする。
(3)作動手段として、小電力タイプの第1アクチュエータ86および第2アクチュエータ87が採用されることで、各アクチュエータ86,87の作動源としてのバッテリーも小型で小容量のものが採用でき、本体部20の収容設置部24内に当該バッテリーを内蔵することが可能である。これにより、身体動作補助装置SUを単一のユニットとして構成されて取扱いが容易となり、右腕Aに装着した際に、本体部20から引き出された電源コードが身体に絡まって動作に支障を来たしたり、行動範囲が限定される等の不都合が発生しない。
(4)規制手段14は、可動係合部80および可動規制部82がラチェット機構であるから、第2サポート部材12が強く押された場合でも、第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の姿勢変位を確実に規制して、右腕Aの前腕部A2を適切し補助し得る。これにより、重い物を持ったり、自身の身体を支える際等に、第2サポート部材12が逆戻りすることを防止し得る。
(5)第1可動係合部材88の外周面における周方向へ複数の第1係合爪90が形成されていると共に、第2可動係合部材89の外周面における周方向へ複数の第2係合爪91が形成されているから、第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の可動範囲内における適宜位置で該第2サポート部材12を保持できる。従って、身体動作補助装置SUは、右腕Aを最大に伸ばした状態や、最大に曲げた状態や、適宜曲げた状態において、該右腕Aを支えて保持することができる。
(変更例)
実施例では、右腕Aの肘関節A3を挟む上腕部A1および前腕部A2に装着される身体動作補助装置SUを例示したが、本願の身体動作補助装置SUは、様々に変更して実施可能である。
(1)第1サポート部材10と第2サポート部材12との相対的な姿勢変位を規制する規制手段14は、実施例に例示した構成のものに限らず、図10に示す形態であってもよい。ここで、図10に示す第1変更例に係る規制手段14は、可動係合部80を、1つの円形状部材で構成したものである。すなわち、実施例の身体動作補助装置SUは、第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の回転範囲が180°以下であることから、円形状に形成された可動係合部80は、その外周端面の半周部分に複数の第1係合爪90を形成すると共に、該外周端面の残りの半周部分に、複数の第2係合爪91を形成してある。また、可動規制部92は、第1係合爪90に係脱する第1可動規制部材95と、可動係合部80を挟んで第1可動規制部材95と対向する位置に設けられ、第2係合爪91に係脱する第2可動規制部材96とから構成される。これにより、肘関節A3の屈曲動作方向における第2サポート部材12の回転変位を第1規制機構R1で規制し得ると共に、該肘関節A3の伸展動作方向における第2サポート部材12の回転変位を第2規制機構R2で規制し得る。なお、第1変更例の規制手段14では、可動係合部80の左右幅を小さくすることができ、第1サポート部材10における本体部20の左右幅を小さくするのに有効である。
(2)また、規制手段14は、図11に示す形態であってもよい。図11に示す第2変更例に係る規制手段14は、可動係合部80が、本体部20に設けられたガイド111に対して往復スライド移動が可能に支持された可動係合バー110からなり、可動規制部82が、可動係合バー110と直交する向きに配設された作動手段としてのアクチュエータ113のロッドに設けられた可動規制ピン114からなる。可動係合バー110は、直線の棒形状に形成されて、長手方向へ複数の係合爪117が並んで形成されている。そして、可動係合バー110は、回転支持軸75に固定されたレバー部材115に対し連結ロッド112を介して連係されており、第2サポート部材12に連動して回転支持軸75およびレバー部材115が回転することでガイド111,111に沿って往復スライドする。また、可動規制ピン114は、アクチュエータ113のロッドが延出すると係合爪117に係合すると共に該ロッドが後退すると該係合爪117から離間する規制爪118を備えている。このような形態の規制手段14では、アクチュエータ113の非作動状態(ロッドが後退した状態)では、可動規制ピン114の規制爪118が可動係合バー110の係合爪117から離間して回転支持軸75の回転を規制せず、アクチュエータ113が作動状態(ロッドが延出した状態)となると、可動規制ピン114の規制爪118が可動係合バー110の係合爪117に係合して可動係合バー110のスライド移動を規制することで回転支持軸75の回転を規制し、これにより第2サポート部材12の回転変位を規制することが可能である。なお、第2変更例の規制手段14では、1つの規制爪118が係合爪117に係合することで、可動係合バー110の両方向のスライド移動を規制して回転支持軸75の両方向の回転を規制できるから、肘関節A3の屈曲動作方向および伸展動作方向の両方向において第1サポート部材10に対する第2サポート部材12の回転変位を規制し得る。
(3)規制手段14は、実施例および各変更例で例示したラチェット機構に限らず、可動係合部80としてのディスク板および可動規制部82としてのパッドからなるディスクブレーキ機構や、可動係合部80としてのドラムおよび可動規制部82としてのシューからなるドラムブレーキ機構等であってもよい。
(4)検知手段16は、使用者の身体の動きを検知し得るものであれば、実施例に例示した圧力センサに限るものではなく、例えば筋電センサや近接センサ等の各種センサが採用可能である。また、検知手段16は、身体動作補助装置SUに配設されるものに限らず、身体動作補助装置SUと別体に構成されて該装置SUから離れた身体の所要位置に装着されるものであってもよい。
(5)作動手段は、実施例で例示した伸縮部材を駆動源として備えたアクチュエータに限らず、可動規制部14を規制状態および規制解除状態に姿勢変位させ得るものであれば、サーボモータ、ステッピングモータ、電磁ソレノイド等、各種タイプのものが実施可能である。
(6)身体動作補助装置SUは、規制手段14および作動手段等が第2サポート部材12に配設されると共に検知手段16が第1サポート部材10に配設するよう構成してもよい。
(7)実施例では、右腕Aに装着される上肢用の身体動作補助装置を例示したが、第1サポート部材10および第1装着部21、第2サポート部材12および第2装着部41等の形状およびサイズ等を変更することで、左腕用や、下肢の左脚用または右脚用として実施することも可能である。
10 第1サポート部材,12 第2サポート部材,16 検知手段,80 可動係合部
82 可動規制部,84 制御手段,86 第1アクチュエータ(作動手段)
87 第2アクチュエータ(作動手段),90 第1係合爪(第1係合部)
91 第2係合爪(第2係合部),95 第1可動規制部材(第1規制部)
96 第2可動規制部材(第2規制部),A1 上腕部(近位身体部位)
A2 前腕部(遠位身体部位),A3 肘関節(関節)

Claims (4)

  1. 関節(A3)を挟む近位身体部位(A1)に装着される第1サポート部材(10)と、前記第1サポート部材(10)に前記関節(A3)の屈伸動作を許容するよう姿勢変位可能に連結され、該関節(A3)の遠位身体部位(A2)に装着される第2サポート部材(12)とを備えた身体動作補助装置であって、
    前記第1サポート部材(10)および第2サポート部材(12)の相対的な姿勢変位に連動して変位する可動係合部(80)と、
    作動手段(86,87)の作動に伴い、前記可動係合部(80)の変位を規制する規制状態および前記関節(A3)の屈伸動作に伴う該可動係合部(80)の変位を許容する規制解除状態に変位する可動規制部(82)と、
    前記近位身体部位(A1)に対する遠位身体部位(A2)の動作を検知する検知手段(16)からの検知信号に基づいて前記作動手段(86,87)を作動制御する制御手段(84)とを備え、
    前記可動規制部(82)の規制解除状態では、前記関節(A3)の屈曲または伸展動作に伴う前記第1サポート部材(10)および第2サポート部材(12)の相対的な姿勢変位が許容され、
    前記可動規制部(82)の規制状態では、前記関節(A3)の屈曲または伸展動作に伴う前記第1サポート部材(10)および第2サポート部材(12)の相対的な姿勢変位が規制されて、屈曲または伸展動作する関節(A3)を該第1サポート部材(10)および該第2サポート部材(12)の姿勢変位規制位置で保持するよう構成された
    ことを特徴とする身体動作補助装置。
  2. 前記可動規制部(82)は、前記作動手段(86,87)の作動に伴い、前記関節(A3)の屈曲動作に伴う前記可動係合部(80)の変位を規制する一方で該関節(A3)の伸展動作に伴う該可動係合部(80)の変位を許容する第1の規制状態と、前記関節(A3)の伸展動作に伴う可動係合部(80)の変位を規制する一方で該関節(A3)の屈曲動作に伴う該可動係合部(80)の変位を許容する第2の規制状態とに切り替え可能に構成された請求項1記載の身体動作補助装置。
  3. 前記可動係合部(80)は、前記第1サポート部材(10)および第2サポート部材(12)の相対的な姿勢変位に連動して変位する第1係合部(90)および第2係合部(91)を備え、
    前記可動規制部(82)は、前記第1係合部(90)との係合により前記関節(A3)の屈曲動作に伴う前記可動係合部(80)の変位を規制する第1規制部(95)と、前記第2係合部(91)との係合により前記関節(A3)の伸展動作に伴う前記可動係合部(80)の変位を規制する第2規制部(96)とを備えると共に、前記作動手段(86,87)の作動に伴って、対応する第1係合部(90)および第2係合部(91)との係合位置および係合解除位置に当該第1規制部(95)および第2規制部(96)を独立して変位させ得るよう構成され、
    前記第1規制部(95)および第2規制部(96)の夫々を係合位置および係合解除位置に変位させることで、前記第1の規制状態および第2の規制状態に切り替えられる請求項2記載の身体動作補助装置。
  4. 前記第1係合部(90)および第2係合部(91)は、前記第1サポート部材(10)に対する前記第2サポート部材(12)の姿勢変位に伴う前記可動係合部(80)の変位方向に各々複数設けられており、
    前記第2サポート部材(12)は、前記各第1係合部(90)および第1規制部(95)の係合または前記各第2係合部(91)および第2規制部(96)の係合により、前記第1サポート部材(10)に対する姿勢変位の範囲内において複数の姿勢変位規制位置で保持される請求項3記載の身体動作補助装置。
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