JP5516405B2 - サービス移動方法、移動管理サーバ、端末、サービスサーバ、サービス移動プログラム、サービス移動システム - Google Patents

サービス移動方法、移動管理サーバ、端末、サービスサーバ、サービス移動プログラム、サービス移動システム Download PDF

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Description

本発明は、サーバから端末(クライアント)に対してセッション情報等を用いてサービスを提供するオンライン型のサービスシステムに関し、特に、端末上で利用している複数のサービスを端末間で容易に移動させるための端末間のサービス移動方法、端末、サーバ、サービスシステムに関する。
近年のノート型パソコン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機などを始めとするモバイル端末の機能向上に伴い、デスクトップ型パソコン、テレビ、カーナビゲーションシステムなどを含めた端末でWebやオンラインゲームなどの各種オンライン型サービスを利用している途中で、必要に応じて別の端末(例えば、モバイル端末)にサービスを移動し、移動先の端末でサービスの利用を継続したいというニーズが顕著になってきている。例えば、デスクトップパソコン上でWeb上のオンラインショップを利用している途中で、携帯電話にサービスを移動するといったことが考えられる。
このような処理を行うには、サービスを提供するサーバ上の個々のサービスアプリケーションにサービス移動のための機能(サービス移動機能)を組み込むのが一般的である。例えば、パソコンでオンラインショップを利用しているユーザが、途中から携帯電話でサービスの利用を継続する場合について説明する。
このようにパソコンでオンラインショップを利用しているユーザが、途中から携帯電話で利用を継続できるようにするためには、オンラインショップのサービスを提供するWebサイト(サービスアプリケーション)にサービス移動機能としてサービスの一時中断機能と利用再開機能を実装しておく。
ユーザがパソコンでの利用中に一時中断機能を選択すると、サービス利用中の状態を示す情報(セッション情報)がサーバ側に保存されるようになっている。この状態で続けてユーザがサービスの移動先である携帯電話で携帯電話用のWebサイトにアクセスしてユーザ認証を行い、さらに利用再開機能を選択すると、サーバ側で先ほど保存しておいたサービスのセッション情報を復元することで、一時中断した状態から利用を再開できる。
また、特許文献1には、サーバクライアントシステムにおいて、クライアント端末の持つデータをそのまま他の端末に移し、移動先の端末で切り替え前のクライアントアプリケーションの状態を引き継いでサーバからのサービスを受ける方法が開示されている。
この特許文献1に記載の方法によれば、移動元の端末におけるサービス利用中の状態を示す情報(セッション情報)を移動先の他の端末に移すことにより、移動先の端末で中断したセッション情報を復元してサービスの利用を継続することが可能となる。
さらに、サーバと端末の間に特殊なゲートウェイを設け、端末間でのサービスの移動を実現する方法が特許文献2に開示されている。この方法では、ゲートウェイがサーバと端末の間のセッション情報を管理しており、これに基づいてサーバと端末の間の通信を適宜切り替えることにより、端末間でのサービスの移動を実現している。
特開2007−140712号公報 特開2002−176432号公報
しかし、複数の事業者が提供する、互いに独立した複数のサービスを1台の端末上で利用し、それらのサービスを別の端末に移動する場合、次のような課題がある。
第1に、サービスアプリケーションに組み込まれた上述のようなサービス移動機能を利用して端末間のサービス移動を行う場合、ユーザにとって操作が非常に煩雑になるという問題がある。その理由は、サービス移動機能がサービスアプリケーションごとに用意されており、さらに、いずれか1つのサービスアプリケーションにおいて移動操作が行われても、その情報が他のサービスアプリケーションと共有されないため、ユーザが利用している各サービス毎に繰り返し移動操作を行う必要があるためである。
また、サービスを提供する事業者にとって開発負担が大きいという問題もある。その理由は、サービスアプリケーションごとにサービス移動機能を組み込む必要があるためである。
第2に、特許文献1に記載の方法によって、移動元の端末におけるサービス利用中の状態を示す情報(セッション情報)を移動先の他の端末に直接移す場合、サービスのセキュリティを保つことができない可能性があるという問題がある。その理由は、端末間でセッション情報を移すだけでサービスの切換えが可能となり、サーバ(サービスアプリケーション)側が端末のサービス移動を認識できないためである。例えば、あるユーザが利用しているサービスのセッション情報を第三者が無線LANや赤外線通信などの無線通信を利用して他の端末にコピーすることで、第三者がそのままサービスを利用するといった事態が起こり得る。
第3に、特許文献2に記載されるようなサーバと端末の間に特殊なゲートウェイを設け、端末間でのサービスの移動を実現する方法では、携帯電話網のように、サーバと端末の間のネットワークが通信事業者の管理下にあるような場合にサービスの移動が実現できないという問題がある。その理由は、ネットワークが通信事業者の管理下にある場合、端末ユーザやサービス事業者がサーバと端末の間にゲートウェイを設けることができないためである。
さらに、特許文献2記載の方法では、携帯電話とパソコンのように、複数の端末が異なるネットワークに接続されている場合にサービスの移動が実現できないという問題もある。その理由は、異なるネットワークに接続されている複数の端末と、複数のサーバの間に共通のゲートウェイを設けることは難しいためである。
加えて、広域網において端末間の移動を実現するために特殊なゲートウェイを設ける場合、通信上のボトルネックが発生する可能性がある。その理由は、サーバと端末の間のすべての通信がゲートウェイを経由するためである。
(発明の目的)
本発明の目的は、ある端末上で利用している複数の独立したサービスを他の端末に簡単に移動して利用することができる端末装置間のサービス移動方法、端末装置、サーバ、サービスシステムを提供することにある。
本発明の他の目的は、サービスの移動のために共通に必要となるサービス移動機能を各サービスアプリケーションから分離し、サービスアプリケーションの開発負担を低減できる端末装置間のサービス移動方法、端末装置、サーバ、サービスシステムを提供することにある。
本発明の他の目的は、サーバ側で端末の移動を認識することで、端末間のサービス移動におけるセキュリティを保つことができる端末装置間のサービス移動方法、端末装置、サーバ、サービスシステムを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、サーバと端末の間にゲートウェイを設けることが困難な環境下でも簡単にサービスの移動を実現でき、かつ通信上のボトルネックの発生を極力抑えることのできる端末装置間のサービス移動方法、端末装置、サーバ、サービスシステムを提供することにある。
本発明によるサービス移動方法は、移動元の端末で利用中のサービスを移動先の端末へ移動するサービス移動方法であって、サービスを提供するサービスサーバとサービスを利用中の移動元の端末との間のセッション情報を識別するセッションIDと、移動元の端末の端末IDとの関連付け情報を、サービスサーバと移動管理サーバの少なくともどちらか一方に記録するステップと、移動元と移動先の端末の一方が、自身の端末IDと他方の端末の端末IDを移動管理サーバに送信してサービスの移動を通知するステップと、サービスの移動の通知を受けて、サービスサーバまたは移動管理サーバのいずれかに記録されたセッションIDと端末IDの関連付け情報を更新するステップとを有する。
本発明による第1の移動管理サーバは、移動元の端末で利用中のサービスの移動先の端末への移動を管理する移動管理サーバであって、サービスを提供するサービスサーバとサービスを利用中の移動元の端末との間のセッション情報を識別するセッションIDと、移動元の端末の端末IDとの関連付け情報を記録する関連付け情報記憶手段と、移動先の端末からのサービス要求を受けたサービスサーバから移動前又は移動先の端末の端末IDと関連するセッションIDの取得要求があった場合に、関連付け情報を参照して移動前又は移動先の端末の端末IDと関連するセッションIDをサービスサーバに通知する移動管理手段とを含む。
本発明による第2の移動管理サーバは、移動元の端末で利用中のサービスの移動先の端末への移動を管理する移動管理サーバであって、サービスを提供するサービスサーバを含む少なくとも1つのサービスサーバの通知先情報を記憶する通知先情報記憶手段と、移動元の端末又は移動先の端末から、自身の端末IDと他方の端末の端末IDを伴うサービスの移動の通知を受信する移動管理手段と、サービスの移動の通知を受けた場合に、移動元の端末の端末IDと移動先の端末の端末IDを伴うサービス移動通知を、通知先情報記憶手段に記憶されたサービスサーバに送信するサービス移動通知送信手段とを含む。
本発明による第3の移動管理サーバは、移動元の端末で利用中のサービスの移動先の端末への移動を管理する移動管理サーバであって、サービスを提供するサービスサーバを含む少なくとも1つのサービスサーバの通知先情報を記憶する通知先情報記憶手段と、移動元の端末と移動先の端末から、自身の端末IDと、移動元の端末と移動先の端末の間で一意となる識別IDを伴うサービスの移動の通知を受信する移動管理手段と、サービスの移動の通知を受けた場合、移動元の端末の端末IDと識別IDの組と移動先の端末の端末IDと識別IDの組を対応させて端末変更情報として記録する端末変更情報記憶手段と、端末変更情報記憶手段を参照し、移動元の端末の端末IDと移動先の端末の端末IDを伴うサービス移動通知を、通知先情報記憶手段に記憶されたサービスサーバに送信するサービス移動通知送信手段とを含む。
本発明による第1の端末は、サービスサーバが提供するサービスを利用する端末であって、端末毎に付与された端末IDを記憶する端末ID記憶手段と、サービスサーバに対して端末IDを送信してサービス要求を行う少なくとも1つのクライアントアプリケーションと、サービスの移動元又は移動先である他方の端末の端末IDと自身の端末IDとを、サービスサーバとサービスを利用中の移動元の端末との間のセッション情報を識別するセッションIDと移動元の端末の端末IDとの関連付け情報を記憶する移動管理サーバに送信して端末間のサービスの移動を通知するサービス移動管理手段とを含む。
本発明による第2の端末は、サービスサーバが提供するサービスを利用する端末であって、端末毎に付与された端末IDを記憶する端末ID記憶手段と、サービスサーバに対して端末IDを送信してサービス要求を行う少なくとも1つのクライアントアプリケーションと、自身の端末IDと、移動元又は移動先である他方の端末との間で一意となる識別IDとを移動管理サーバに送信してサービスの移動を通知するサービス移動管理手段とを含む。
本発明による第1のサービスサーバは、端末に対してサービスを提供するサービスサーバであって、サービスを利用中の移動元の端末との間のセッション情報を記憶するセッション情報記憶手段と、セッション情報を識別するセッションIDと移動元の端末の端末IDとを、セッションIDと移動元の端末の端末IDとの関連付け情報を記録する移動管理サーバに送信する機能と、移動先の端末からのサービス要求を受けた際に、移動管理サーバの関連付け情報から移動前又は移動先の端末の端末IDと関連するセッションIDを取得し、取得したセッションIDを移動先の端末に送信する機能を有する。
本発明による第2のサービスサーバは、端末に対してサービスを提供するサービスサーバであって、サービスを利用中の移動元の端末との間のセッション情報と、移動元の端末の端末IDとを関連付けて記憶するセッション情報記憶手段と、移動管理サーバからのサービスの移動通知を受信するサービス移動通知受信手段と、サービス移動通知手段が移動管理サーバからサービスの移動通知を受信した際に、セッション情報記憶手段のセッション情報に関連付けられた端末IDを書き換える機能を有する。
本発明による第1のプログラムは、サービスサーバが提供するサービスを利用する端末上で実行されるプログラムであって、サービスサーバに対して端末毎に付与された端末IDを送信してサービス要求を行う処理と、サービスの移動元又は移動先である他方の端末の端末IDと自身の端末IDとを、サービスサーバとサービスを利用中の移動元の端末との間のセッション情報を識別するセッションIDと移動元の端末の端末IDとの関連付け情報を記憶する移動管理サーバに送信して端末間のサービスの移動を通知する処理とを、端末に実行させる。
本発明による第2のプログラムは、サービスサーバが提供するサービスを利用する端末で実行されるプログラムであって、端末毎に付与された端末IDを端末ID記憶手段から読み出す処理と、サービスサーバに対して端末IDを送信してサービス要求を行う少なくとも1つのクライアントアプリケーションと、自身の端末IDと、移動元又は移動先である他方の端末との間で一意となる識別IDとを移動管理サーバに送信してサービスの移動を通知する処理とを、端末に実行させる。
本発明による第3のプログラムは、移動元の端末で利用中のサービスの移動先の端末への移動を管理する移動管理サーバ上で実行されるプログラムであって、サービスを提供するサービスサーバとサービスを利用中の移動元の端末との間のセッション情報を識別するセッションIDと、移動元の端末の端末IDとの関連付け情報を関連付け情報記憶手段に記録する処理と、移動先の端末からのサービス要求を受けたサービスサーバから移動前又は移動先の端末の端末IDと関連するセッションIDの取得要求があった場合に、関連付け情報を参照して移動前又は移動先の端末の端末IDと関連するセッションIDをサービスサーバに通知する処理とを、移動管理サーバに実行させる。
本発明による第4のプログラムは、移動元の端末で利用中のサービスの移動先の端末への移動を管理する移動管理サーバ上で実行されるプログラムであって、サービスを提供するサービスサーバを含む少なくとも1つのサービスサーバの通知先情報を通知先情報記憶手段から読み出す処理と、移動元の端末又は移動先の端末から、自身の端末IDと他方の端末の端末IDを伴うサービスの移動の通知を受信する処理と、サービスの移動の通知を受けた場合に、移動元の端末の端末IDと移動先の端末の端末IDを伴うサービス移動通知を、通知先情報記憶手段から読み出したサービスサーバに送信する処理とを、移動管理サーバに実行させる。
本発明による第5のプログラムは、端末に対してサービスを提供するサービスサーバ上で実行されるプログラムであって、サービスを利用中の移動元の端末との間のセッション情報を記憶する処理と、セッション情報を識別するセッションIDと移動元の端末の端末IDとを、セッションIDと移動元の端末の端末IDとの関連付け情報を記録する移動管理サーバに送信する処理と、移動先の端末からのサービス要求を受けた際に、移動管理サーバの関連付け情報から移動前又は移動先の端末の端末IDと関連するセッションIDを取得し、取得したセッションIDを移動先の端末に送信する処理とを、サービスサーバに実行させる。
本発明による第1のサービス移動システムは、移動元の端末で利用中のサービスを移動先の端末へ移動するサービス移動システムであって、サービスを提供するサービスサーバと、サービスサーバとサービスを利用中の移動元の端末との間のセッション情報を識別するセッションIDと、移動元の端末の端末IDとの関連付け情報を記憶する移動管理サーバとを備え、移動元の端末と移動先の端末は、端末毎に付与された端末IDをサービスサーバに送信してサービス要求を行う少なくとも1つのクライアントアプリケーションと、自身の端末IDと他方の端末の端末IDを移動管理サーバに送信してサービスの移動を通知するサービス移動管理手段とを備え、移動先の端末からのサービス要求を受けたサービスサーバが、移動管理サーバの関連付け情報から移動前又は移動先の端末の端末IDと関連するセッションIDを取得し、取得したセッションIDを移動先の端末に送信する。
本発明による第2のサービス移動システムは、移動元の端末で利用中のサービスを移動先の端末へ移動するサービス移動システムであって、サービスを提供し、サービスを利用中の移動元の端末との間のセッション情報と移動元の端末の端末IDとの関連付け情報を記憶するサービスサーバと、サービスサーバを含む少なくとも1つのサービスサーバの通知先情報を記憶する移動管理サーバとを備え、移動元の端末と移動先の端末は、端末毎に付与された端末IDをサービスサーバに送信してサービス要求を行う少なくとも1つのクライアントアプリケーションと、自身の端末IDと他方の端末の端末IDを移動管理サーバに送信してサービスの移動を通知するサービス移動管理手段とを備え、移動先の端末又は移動元の端末からのサービスの移動の通知を受けた移動管理サーバが、サービスサーバにサービスの移動を通知する。
本発明によれば、1台の端末上で利用している複数の独立したサービスを、一度の操作で他の端末に簡単に移動させることができる。
また、本発明によれば、サービスの移動のために共通に必要となるサービス移動機能をサービスアプリケーションから分離でき、サービスアプリケーションの開発負担を低減できる。
また、本発明によれば、サーバ側で端末の移動を認識することで、端末間のサービス移動におけるセキュリティを保つことができる。
また、本発明によれば、携帯電話網のように、サービスサーバと端末の間のネットワークが通信事業者の管理下にあるような場合や、携帯電話とパソコンのように、複数の端末が異なるネットワークに接続されている場合でもサービスの移動が実現できる。
また、本発明によれば、広域網において端末間の移動を実現するような場合でも通信上のボトルネックが発生しにくい。
本発明の第1の実施の形態におけるシステムの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における端末の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態におけるサービスサーバの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における移動管理サーバの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による端末の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による端末の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態におけるセッション関連付け情報の具体例を示す図である。 第1の実施の形態における動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態による端末の構成を示すプロック図である。 第2の実施の形態における動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態による端末の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態における動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態におけるシステムの構成を示すブロック図である。 第4の実施の形態による端末の構成を示すブロック図である。 第4の実施の形態における動作を示すフローチャートである。 第5の実施の形態における移動管理サーバの構成を示すブロック図である。 第5の実施の形態におけるシステムの構成を示すブロック図である。 第5の実施の形態における動作を示すフローチャートである。 第6の実施の形態によるシステムの構成を示すブロック図である。 第6の実施の形態による端末の構成を示すブロック図である。 第6の実施の形態による動作を示すフローチャートである。 第7の実施の形態によるシステムの構成を示すブロック図である。 第7の実施の形態による移動管理サーバの構成を示すブロック図である。 第7の実施の形態による動作を示すフローチャートである。 第8の実施の形態によるシステムの構成を示すブロック図である。 第8の実施の形態によるサービスサーバの構成を示すブロック図である。 第8の実施の形態による移動管理サーバの構成を示すブロック図である。 第8の実施の形態によるセッション関連付け情報の具体例を示す図である。 第8の実施の形態による通知先情報の具体例を示す図である。 第8の実施の形態による動作を示すフローチャートである。 第8の実施の形態による動作を示すフローチャートである。 第9の実施の形態によるシステムの構成を示すブロック図である。 第9の実施の形態による移動管理サーバの構成を示すブロック図である。 第9の実施の形態による端末変更情報の具体例を示す図である。 第9の実施の形態による動作を示すフローチャートである。 第10の実施の形態によるシステムの構成を示すブロック図である。 第11の実施の形態によるシステムの構成を示すブロック図である。 第11の実施の形態による移動管理サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態によるシステムは、インターネットを含むネットワーク上で各種サービスを提供するための1つまたは複数のサービスサーバ21〜2nと、ユーザがサービスサーバ21〜2nにアクセスしてサービスの提供を受けるために用いる端末3a、3bと、端末3a、3bの間のサービスの移動を管理する移動管理サーバ10とを含んでいる。
なお、図1においては、端末3aをユーザが最初にサービスの提供を受けるために用いる移動元の端末とし、端末3bをその後ユーザがサービスを移動させる移動先の端末として説明する。
さらに図2を参照すると、端末3a及び端末3bは、サービスサーバ21〜2nに接続してユーザに対して各種サービスを提供する1つまたは複数のクライアントアプリケーション301〜30nと、端末ごとに付与された端末を一意に識別する端末ID(識別情報)を保持する端末ID記憶手段311と、端末間のサービスの移動処理を行うサービス移動管理手段312とを含んでいる。
また、Web上のオンラインショップのように、Webブラウザを利用するサービスの場合は、Webサーバ(Webサイト)がサービスサーバ21〜2nに相当し、Webブラウザ(及びオンラインショップを実現するコンテンツ)がクライアントアプリケーション301〜30nに相当する。1つの端末上で複数のWebサーバ(Webサイト)を同時に利用している場合は、便宜上、各々のWebサイトを表示しているWebブラウザ(及びコンテンツ)がそれぞれ独立したクライアントアプリケーションであるとみなされる。
サービスサーバ21〜2nの構成を図3に示す。サービスサーバ21〜2nは、ネットワーク上で各種サービスを提供するサービスアプリケーション201〜20nと、セッション情報記憶手段211とを含んでいる。
なお、図3では、サービスサーバ21〜2nがそれぞれ1つのサービスアプリケーション201〜20nを備える例を示したが、それぞれのサービスサーバ21〜2nが1つ又は複数のサービスアプリケーションを含んでいてもよい。
移動管理サーバ10の構成を図4に示す。移動管理サーバ10は、セッション関連付け情報記憶手段111と、端末変更情報記憶手段112、移動管理手段(移動管理アプリケーション)113とを含んでいる。
なお、図2に示す端末3a、3b、図3に示すサービスサーバ21〜2n、図4に示す移動管理サーバ10の構成においては、本実施の形態に関連する特徴的な構成要素を示しており、端末及びサーバとして一般的に備える他の構成要素については省略している。
端末3a、3b、サービスサーバ21〜2n、移動管理サーバ10の上記構成要素についてその機能を以下に説明する。
サービスサーバ21〜2nでは、各々のサービスを提供するためのサービスアプリケーション201〜20nがそれぞれ稼動している。
移動元端末3aの上で動作するクライアントアプリケーション301〜30nは、ユーザによる操作に基づいて適宜サービスサーバ21〜2nと通信しながらユーザにサービスを提供する(クライアントアプリケーション301〜30nの接続先は、それぞれサービスサーバ21〜2nであるとする。以下同様)。
移動元端末3aのサービス移動管理手段312は、移動先端末3bのサービス移動管理手段312と通信して相手の端末IDを取得し、さらに取得した端末IDと自身の端末IDとを移動管理サーバ10の移動管理手段113に送信してサービスの移動を通知することで、端末間でのサービスの移動処理を行う。
移動管理サーバ10の移動管理手段113は、サービスアプリケーションが利用するセッション情報と端末IDとを関連付けるセッション関連付け情報901をセッション関連付け情報記憶手段111に保持する。
ここで、セッション情報とセッション関連付け情報の保持方法の典型的な例について説明する。
図7に示されるように、サービスサーバ21、2nのセッション情報記憶手段211には、それぞれセッションIDが付与されたセッション情報902やセッション情報903が記憶されている。
移動管理サーバ10の移動管理手段113は、図5に示すように、セッションIDと、端末IDと、サービスサーバを識別するためのアプリケーションIDの組をセッション関連付け情報901としてセッション関連付け情報記憶手段111に記憶する。
これらの情報を用いることで、サービスサーバ21、2n(サービスアプリケーション201〜20n)は、端末IDからセッション情報を復元することができる。例えば、図7の例では、端末3aからサービスサーバ21への接続が行われたとき、サービスサーバ21は、自身のアプリケーションID(AID:1)と、端末ID(TID:100)とを移動管理サーバ10に送信する。移動管理サーバ10の移動管理手段113からは、セッション関連付け情報記憶手段111に記憶したセッション関連付け情報901に基づいてこれらアプリケーションIDと端末IDに対応するセッションID(SID:1230)が返却される。これにより、サービスサーバ21は正しいセッション情報を復元することができる。
さらにユーザが移動元端末3aから移動先端末3bへのサービスの移動操作を行うと、移動管理サーバ10の端末変更情報記憶手段112には、端末IDの変更が記録される。図6に示す端末変更情報904の例では、端末ID(TID:100)から端末ID(TID:100)への変更が端末変更情報記憶手段112に記録されている。
これにより、例えば、移動先の端末3bからサービスサーバ2nへの接続が行われたとき、サービスサーバ21は、自身のアプリケーションID(AID:1)と、端末3bの端末ID(TID:101)とを移動管理サーバ10に送信する。移動管理サーバ10からは、セッション関連付け情報901と端末変更情報904に基づいてこれらに対応するセッションID(SID:1230)が返却される。これにより、端末間でのサービス移動後もサービスサーバ2nは正しいセッション情報を復元することができる。
なお、端末間でのサービス移動操作時に、移動管理サーバ10で上記のような端末変更情報904を記録する代わりに、セッション関連付け情報901のうち端末IDの部分を直接書き換えるようにしてもよい(上記の例では、セッション関連付け情報901のTID:100をTID:101に書き換える)。この場合、移動管理サーバ10に端末変更情報記憶手段112を備える必要がなくなる。
(第1の実施の形態の動作)
次に、図1から図7及び図8のフローチャートを参照して本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
まず、ユーザが端末3aを操作してクライアントアプリケーションのうち1つ(ここでは、クライアントアプリケーション301とする)を起動すると(図8のステップS101)、クライアントアプリケーション301は、端末ID(TID:100)を引数としてサービスサーバ21に接続要求を送信する(ステップS102)。
接続要求を受信したサービスサーバ21は、送信された端末ID(TID:100)と自身のアプリケーションID(AID:1)に対応するセッションIDを取得するため、移動管理サーバ10に接続し、移動管理手段113に対応するセッションIDを問い合わせる(ステップS103)。ここでは、端末3aのサービスサーバ21への接続が初回でまだセッションIDが生成されていないため、移動管理サーバ10の移動管理手段113は、対応するセッションIDが存在しないとの応答をサービスサーバ21に返す(ステップS104)。
するとサービスサーバ21は、図7に示すセッション情報902の最初の行で示されるようなセッションIDを新規に生成する(ステップS105)。さらにサービスサーバ21は、この生成したセッションID(SID:1230)をアプリケーションID、端末IDと関連付けて移動管理サーバ10に登録を要求する(ステップS106)。
移動管理サーバ10の移動管理手段113は、サービスサーバ21からのセッションID(SID:1230)、アプリケーションID、端末IDを受け取り、それらをセッション関連付け情報901としてセッション関連付け情報記憶手段111に登録する(ステップS107)。さらに、移動管理サーバ10の移動管理手段113は、セッション関連付け情報の登録完了の通知をサービスサーバ21に対して返す(ステップS108)。
その後、サービスサーバ21はサービス提供に必要な処理を行い、必要に応じて将来必要となるセッション情報をセッション情報記憶手段211に保存し(ステップS109)、最後に端末3aに対してセッションID(SID:1230)と共に応答を返す(ステップS110)。端末3aはこれに基づいてサービスの提供を受けるための画面表示などの処理を行う。
さらにユーザが端末3aを操作し、再びサービスサーバ21に接続する必要が生じた場合は、セッションID(SID:1230)を引数としてサービスサーバ21に接続する(ステップS111)。サービスサーバ21は、セッション情報記憶手段211からセッションIDに対応するセッション情報を読み出し(ステップS112)、必要な処理を行ったのち端末3aに対して応答を返す(ステップS113)。
これ以降の動作は、ステップS111、S112、S113の処理を繰り返す。また、ユーザが他のクライアントアプリケーションを起動した場合は、起動したそのアプリケーションに対してステップS101〜ステップS113と同様の処理を行うことになる。
続いて、端末3aで利用しているサービスを移動先の端末3bに移動する際の動作について説明する。
まず、ユーザが移動元の端末3aを操作し、サービス移動操作を行う(図9のステップS114)。すると、移動元端末3aのサービス移動管理手段312が移動先の端末3bのサービス移動管理手段312と通信して、移動先の端末3bの端末ID(TID:101)を取得する(ステップS115、S116)。
そして、端末3aのサービス移動管理手段312は、取得した移動先の端末3bの端末ID(TID:101)と自身の端末ID(TID:100)を引数として移動管理サーバ10にサービスの移動を通知する(ステップS117)。
移動管理サーバ10の移動管理手段113は、端末3a(TID:100)から端末3b(TID:101)へとサービスが移動されたことを端末変更情報904として端末変更情報記憶手段112に記録し(ステップS118)、記録完了の通知を端末3aに返す(ステップS119)。
その後、ユーザが移動先の端末3bを操作して、例えばクライアントアプリケーション301を起動すると(ステップS120)、クライアントアプリケーション301が端末ID(TID:101)を引数としてサービスサーバ21に対して接続要求(サービス要求)を行う(ステップS121)。
サービスサーバ21は、送信された端末ID(TID:101)と自身のアプリケーションID(AID:1)に対応するセッションIDを取得するため、移動管理サーバ10に接続する(ステップS122)。
移動管理サーバ10の移動管理手段113は、セッション関連付け情報901(AID:1、TID:100、SID:1230の組)と、TID:100の端末からTID:101の端末へとサービスが移動されたという端末変更情報904を参照し、AID:1、TID:101に関連するセッションIDがSID:1230であると判断し、セッションID(SID:1230)をサービスサーバ21に返す(ステップS123)。
その後、サービス提供に必要な処理を行うために、サービスサーバ21は取得したセッションIDに対応するセッション情報をセッション情報記憶手段211から読み出し(ステップS124)、最後に端末3bに対してセッションID(SID:1230)と共に応答を返す(ステップS125)。端末3bはこれに基づいて必要な画面表示などの処理を行う。
さらにユーザが端末3bを操作し、再びサービスサーバ21に接続する必要が生じた場合は、上記のセッションIDを引数としてサービスサーバ21に接続する(ステップS126)。サービスサーバ21は、セッションIDに対応するセッション情報を読み出し(ステップS127)、必要な処理を行ったのち応答を端末3bに送信する(ステップS128)。
これ以降の動作は、ステップS126、S127、S128の処理を繰り返す。また、ユーザが端末3b上で他のアプリケーションを起動した場合は、起動したそのアプリケーションに対してステップS120〜ステップS128と同様の処理を行うこととなる。
なお、ステップS111、S126において、移動元の端末3a、及び移動先の端末3bは2回目以降のサービスサーバ21への接続要求ではセッションIDを送信しているが、セッションIDの代わりに毎回端末IDを送信するようにしてもよい。その場合は、ステップS110、S125においてサービスサーバ21が端末3a、あるいは端末3bにセッションIDを送信する必要はないが、その代わりにサービスサーバ21がステップS112、S127でセッション情報を読み出す処理を行う前に、端末IDからセッションIDを得るためステップS122、S123と同じ処理を行う必要がある。
また、ステップS115〜S116における移動元の端末3aのサービス移動管理手段312と移動先端末3bのサービス移動管理手段312との通信は、無線LANや赤外線通信などの無線通信のほか、ケーブルによる有線接続で行ってもよい。また、通信の際、互いに正当な端末であることを確認するためにパスワード等による認証を行うようにしてもよい。
また、ステップS116〜S119の処理において、移動元の端末3aが移動管理サーバ10への移動通知を行っているが、移動先の端末3bが行うようにしてもよい。このようにするためには、ステップS115において移動先の端末3bが移動元の端末3aの端末IDを取得する必要がある。
また、ステップS120において、ユーザが端末のクライアントアプリケーションを起動するが、移動元の端末3aで利用していたクライアントアプリケーションが、移動先の端末3bで自動的に起動されるようにしてもよい。
(第1の実施の形態による効果)
次に、第1の実施の形態による効果について説明する。
端末3a、3b間のサービスの移動処理を行う手段として、移動管理サーバ10と、端末3a、3bのサービス移動管理手段312を、サービス21〜2nから独立して設ける構成としたことで、移動元の端末3a上で利用している複数のサービスを別の移動先の端末に移動する操作を、サービス毎に行う必要がなくなり、一度の操作で完了させることができる。
サービスの移動のために共通に必要となるサービス移動機能を各サービス21〜2nのサービスアプリケーションから分離することができるので、サービスアプリケーションの開発負担を低減できる。
移動元の端末3aのセッションIDを移動先の他の端末3bに直接移すことでサービスの移動を実現する場合、関連技術ではサービスサーバ(サービスアプリケーション)側が端末のサービス移動を認識できないため、サービスのセキュリティを保つことができない可能性があったが、本実施の形態では、サービスサーバ側で端末間のサービス移動を認識することができるため、端末間のサービス移動におけるセキュリティを保つことができる。
サービスサーバと端末の間にゲートウェイを設けることが困難な環境下でも簡単にサービスの移動を実現することができる。例えば、携帯電話網のように、サービスサーバと端末の間のネットワークが通信事業者の管理下にあるような場合でもサービスの移動が実現できる。その理由は、サービスサーバと端末の間にサービスの移動のための特殊なゲートウェイなどを設ける必要がないためである。
また、携帯電話とパソコンのように、複数の端末が異なるネットワークに接続されている場合でもサービスの移動が実現できる。その理由は、サービス移動管理手段やサービスサーバがそれぞれ移動管理サーバと通信できればよく、サービスサーバと端末の間のネットワーク経路には依存しないためである。
また、広域網において端末間のサービス移動を行うような場合でも通信上のボトルネックが発生しにくい。その理由は、サービスサーバと端末の間の通信が、特定の装置を経由したりすることがないためである。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
第2の実施の形態によるシステムは、移動管理サーバ10と、1つまたは複数のサービスサーバ21〜2nと、移動元の端末4aと、移動先の端末4bとを含む構成であり、図1に示す第1の実施の形態と比較して、移動元端末4a、及び移動先端末4bの構成のみが異なる。
図10を参照すると、第2の実施の形態における移動元の端末4a及び移動先の端末4bは、サービスサーバ21〜2nに接続してユーザにサービスを提供するクライアントアプリケーション301〜30nと、各々のクライアントアプリケーションがサービスを提供する際に利用するサービスデータを端末内に保持するためのサービスデータ記憶手段321〜32nと、端末ごとに付与されたIDを保持する端末ID記憶手段311と、端末間のサービスの移動処理を行うサービス移動管理手段312と、サービスデータ記憶手段321〜32nに記憶されているサービスデータを消去するサービスデータ消去手段331とを含む。
なお、第1の実施の形態と同様に、Webブラウザを利用するサービスの場合にはWebブラウザがクライアントアプリケーション301〜30nに相当する。また、サービスデータ記憶手段321〜32nに保持するサービスデータには、例えばオンラインショッピングサービスであれば買い物かごの中に入っている商品に関する情報が、オンラインゲームであれば所持アイテムに関する情報などが含まれるが、何れの場合も少なくともセッションIDが含まれる。
本実施の形態において、端末4a、及び4bで動作するクライアントアプリケーション301〜30nは、それぞれに対応するサービスデータ記憶手段321〜32nに記憶されているデータを読み書きするとともに、適宜サービスサーバ21〜2nと通信しながらユーザにサービスを提供する。
端末4a及び4bのサービス移動管理手段312は、移動先の端末のサービス移動管理手段312と通信して相手の端末IDを取得し、さらに取得した端末IDと自身の端末IDとを移動管理サーバ10に送信してサービスの移動を通知することで、端末間でのサービスの移動処理を行う。
(第2の実施の形態の動作)
次に、図1、図10、図7、及び図11のフローチャートを参照して本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。なお、図1、図7の端末3a、及び3bは、端末4a、及び4bに読み替えるものとする。
初めにユーザが端末4aを操作してサービスを利用する手順は、図8で説明した第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
ここでは、端末4aで利用しているサービスを移動先の端末4bに移動する際の動作について図11を参照して説明する。
ユーザが移動元の端末4aを操作し、サービス移動操作を行う(図11のステップS201)。すると、移動元の端末4aのサービス移動管理手段312が移動先の端末4bのサービス移動管理手段312と通信して、移動先の端末4bの端末ID(TID:101)を取得する(ステップS202、S203)。
そして、端末4aのサービス移動管理手段312は、取得した移動先の端末4bの端末ID(TID:101)と自身の端末ID(TID:101)を引数として移動管理サーバ10にサービスの移動を通知する(ステップS204)。
移動管理サーバ10の移動管理手段113は、端末4a(TID:100)から端末4b(TID:101)へとサービスが移動されたことを端末変更情報904として端末変更情報記憶手段112に記録し(ステップS205)、記録完了の通知を端末3aに返す(ステップS206)。
さらに、移動元端末4aのサービスデータ消去手段331は、移動元の端末4aの全てのサービスデータ記憶手段321〜32nを操作して、保存しているサービスデータを消去する(ステップS207)。
なお、サービスデータ消去手段331がサービスデータ記憶手段321〜32nを直接操作してサービスデータを消去する代わりに、以下の方法も可能である。例えば、サービスデータ消去手段331がクライアントアプリケーション301〜30nにサービスデータの消去を要求する。そして、クライアントアプリケーション301〜30nがそれぞれの要求に対応するサービスデータ記憶手段321〜32nを操作してサービスデータを消去する。
その後、ユーザが移動先の端末4bを操作して、例えばクライアントアプリケーション301を起動するが(ステップS208)、これ以降の動作は第1の実施の形態の手順を示した図9のステップS121以降と同様であるので、説明は省略する。
(第2の実施の形態による効果)
第2の実施の形態によれば、上述した第1の実施の形態による効果に加えて次のような効果が得られる。
サービスの移動操作後に、ユーザが誤って移動元の端末4aを操作して利用を継続すると、クライアントアプリケーションからサービスサーバ21〜2nにセッションIDが送信され、サービスサーバで何らかの処理が行われ、サービスサーバ側の状態が変化してしまう。このようにサービスサーバ21〜2nの状態がサービスの移動操作を行った時点から変化してしまうと、移動先の端末4bでサービスを正常に継続できなくなる可能性がある。
しかし、本実施の形態によれば、ユーザがサービスの移動操作を行ったときに移動元の端末4aでサービスデータが消去されるため、サービスの移動操作後にユーザが誤って移動元の端末で利用を継続しようとしたときでもセッションIDがサービスサーバに送信されることがない。従って、サービスサーバ側の状態が変化することはなく、移動先の端末4bでサービスを正常に継続できる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
本第3の実施の形態によるシステムは、移動管理サーバ10と、1つまたは複数のサービスサーバ21〜2nと、移動元の端末5aと、移動先の端末5bとを含む構成であり、第2の実施の形態と比較して、移動元端末5a、及び移動先端末5bの構成が異なる。
図12を参照すると、第3の実施の形態における移動元の端末5a及び移動先の端末5bは、第2の実施の形態における端末4a、及び4bと比較して、サービスデータ再構築手段332をさらに含む構成となっている。
本実施の形態において、移動先端末5bのサービスデータ再構築手段332は、移動元端末5aから移動先端末5bにサービスが移動された後、移動先端末5bでユーザがクライアントアプリケーション301〜30nのいずれかを起動する時に、サービスデータ記憶手段321〜32nのうち対応するサービスデータ記憶手段に保存しているサービスデータの再構築を行う。
(第3の実施の形態の動作)
図13のフローチャートを参照して本実施の形態の動作について詳細に説明する。
初めにユーザが移動元端末5aを操作してサービスを利用する手順は、図8で説明した第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
端末5aで利用しているサービスを移動先の端末5bに移動する際、ユーザが移動元端末5aを操作し、サービス移動操作を行う(図13のステップS301)。これ以降、ユーザが移動先端末5bでクライアントアプリケーションのうち1つ(例えばクライアントアプリケーション301)を起動する(ステップS308)までの手順は、図11に示した第2の実施の形態の手順(ステップS201〜S208)と同様である。
ユーザがクライアントアプリケーション301を起動すると、移動先端末5bのサービスデータ再構築手段332は、サービスサーバ21に対して自身の端末ID(TID:101)を引数として移動元端末5aが利用していたサービスデータの再構築に必要なデータを要求する(ステップS309)。
サービスサーバ21は、移動管理サーバ10からセッションIDを取得し(ステップS310、S311)、必要に応じてセッション情報を読み書きしながら(ステップS312)、移動先端末5bのサービスデータ記憶手段321のサービスデータの再構築に必要な情報を移動先端末5bに返却する(ステップS313)。
移動先端末5bのサービスデータ再構築手段332は、サービスサーバ21から返却されたデータに基づいて、サービスデータ記憶手段321のサービスデータの再構築を実行する(ステップS314)。再構築が完了した後の動作は、第1の実施の形態の手順を示した図9のステップS121、あるいはステップS126以降と同様であるので、詳細な説明は省略する。
なお、サービスデータ再構築手段332がサービスデータ記憶手段321〜321nのサービスデータの再構築を直接行う代わりに、サービスデータ再構築手段332がクライアントアプリケーション301〜30nにサービスデータの再構築を要求し、クライアントアプリケーション301〜30nがサービスデータ記憶手段321〜321nのサービスデータの再構築を行うようにしてもよい。
(第3の実施の形態による効果)
第3の実施の形態によれば、上述した第1の実施の形態による効果に加えて次のような効果が得られる。
サービスの移動操作直後の移動先の端末5bのサービスデータ記憶手段は初期状態のままである。そのため、クライアントアプリケーション、あるいはサービスサーバのサービスアプリケーションが端末のサービスデータ記憶手段の状態を常に把握し、必要に応じて再構築を行う必要がある。しかし、本実施の形態では、移動先端末5bのサービスデータはサービスデータ再構築手段により自動的に再構築されるため、クライアントアプリケーション、あるいはサービスサーバのサービスアプリケーションの処理が複雑になることを防止することができる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図14を参照すると、本第4の実施の形態によるシステムは、移動管理サーバ10と、1つまたは複数のサービスサーバ21〜2nと、移動元の端末6aと、移動先の端末6bと、ID記憶装置7とを含む構成である。本第4の実施の形態によるシステムは、図1に示す第1の実施の形態と比較して、移動元の端末6a、及び移動先の端末6bの構成と、ID記憶装置7を用いる点が異なる。
図15を参照すると、第4の実施の形態における移動元端末6a、及び移動先端末6bは、サービスサーバ21〜2nに接続してユーザにサービスを提供するクライアントアプリケーション301〜30nと、端末ごとに付与されたIDを保持する端末ID記憶手段311と、端末間のサービスの移動処理を行うサービス移動管理手段312と、端末外部にあるID記憶装置7からIDを読み取る外部ID読み取り手段341とを含んでいる。
本実施の形態において、端末6a、及び6bのサービス移動管理手段312は、外部ID読み取り手段341を制御して、端末6a、及び6bの外部に存在するID記憶装置7に記憶されたIDを読み取ると共に、移動管理サーバ10と通信することで、端末間でのサービスの移動処理を行う。
ここで、ID記憶装置7と外部ID読み取り手段341は、移動元の端末6a、及び移動先の端末6bの関連付けを行うために用いるものであり、例えば他のIDと重複のないIDが記録されたICカードと、それを読み取るためのICカードリーダで実現できる。また、ID記憶装置7と外部ID読み取り手段341は、重複のないIDを表現するバーコードを付したIDカードと、それを読み取るためのバーコードリーダなどで実現することも可能である。前者のICカードとICカードリーダの例では、例えば、携帯電話のSIM(Subscriber Identity Module)カードを2台の携帯電話の間で差し替える方法が用いられる。この場合、携帯電話である端末にICカードリーダ(外部ID読み取り手段341)が備えられ、SIMがID記憶装置7に相当する。
(第4の実施の形態の動作)
次に、図14、図15、図7、及び図16のフローチャートを参照して本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。なお、図7の端末3a、及び3bは、端末6a、及び6bに読み替えるものとする。
初めにユーザが端末6aを操作してサービスを利用する手順は、図8で説明した第1の実施の形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
端末6aで利用しているサービスを移動先の端末6bに移動する際、ユーザが移動元の端末6aを操作し、第1のサービス移動操作を行う(図16のステップS401)。このとき、当該端末6aが移動元であることを指定する。
ユーザがID記憶装置7と移動元端末6aの外部ID読み取り手段341を操作して、ID記憶装置7から外部ID(EID:4001とする)を読み取る操作を行う(ステップS402)。そして、移動元端末6aのサービス移動管理手段312が、自身の端末ID(TID:100)と読み取った外部ID(EID:4001)を引数として、移動管理サーバ10にサービスの移動と移動元の端末IDを通知する(ステップS403)。
移動管理サーバ10の移動管理手段113は、端末ID(TID:100)と外部ID(EID:4001)の組を端末変更情報記憶手段112に記録し(ステップS404)、記録完了の通知を端末6aに返す(ステップS405)。
その後、ユーザが移動先端末6bを操作して、第2のサービス移動操作を行う(ステップS406)。このとき、当該端末が移動先であることを指定する。
ユーザが上記と同じID記憶装置7と移動先端末6bのID読み取り手段341を操作して、ID記憶装置7から外部ID(EID:4001)を読み取る操作を行う(ステップS407)。そして、移動先端末6bのサービス移動管理手段312が、自身の端末ID(TID:101)と読み取った外部ID(EID:4001)を引数として、移動管理サーバ10にサービスの移動と移動先の端末IDを通知する(ステップS408)。
移動管理サーバ10の移動管理手段113は、外部ID(EID:4001)とTID:100の組が端末変更情報記憶手段112に既に記録されていることから、TID:100からTID:101へとサービスを移動する操作が行われたと判断し、端末ID(TID:101)と外部ID(EID:4001)の組を外部ID(EID:4001)とTID:100の組に対応させて端末変更情報記憶手段112に記録する(ステップS409、S410)。
その後、ユーザが移動先端末6bを操作して、例えばクライアントアプリケーション301を起動するが(ステップS411)、これ以降の動作は第1の実施の形態の手順を示した図9のステップS121以降と同様であるので、詳細な説明は省略する。
なお、上記第1と第2のサービス移動操作において、ユーザが移動元、あるいは移動先の端末であることを併せて指定することとしているが、例えばID記憶装置7から外部IDを先に読み取って移動管理サーバ10と通信した端末が移動元の端末、後で読み取って移動管理サーバ10と通信した端末が移動先の端末であると決めることで、ユーザによる指定を省略してもよい。
(第4の実施の形態による効果)
第4の実施の形態によれば、上述した第1の実施の形態による効果に加えて次のような効果が得られる。
第4の実施の形態では、端末6a、6bがICカードリーダやカメラなどの外部ID読み取り手段341を備えていれば、無線LANや赤外線通信など、端末間で双方向通信を行う通信手段を持たなくても、端末間での複数のサービスの移動を一度の操作で完了させることができる。
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
第5の実施の形態によるシステムは、移動管理サーバ10と、1つまたは複数のサービスサーバ21〜2nと、移動元の端末7aと、移動先の端末7bとを含む構成である。第5の実施の形態によるシステムは、図1に示す第1の実施の形態と比較して、移動元の端末7aからの移動通知を移動管理サーバ10に対してではなく、サービスサーバに対して行う点と、移動管理サーバ10に端末変更情報記憶手段112を備えない点が相違する。
移動元の端末7aと移動先の端末7bの構成及びサービスサーバ21〜2nの構成について、第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。移動管理サーバ10については、図17に示すように、セッション関連付け情報記憶手段111と移動管理手段113を備える構成である。
本実施の形態において、端末7a及び7bのサービス移動管理手段312は、移動先の端末のサービス移動管理手段312と通信して相手の端末IDを取得し、さらに取得した端末IDと自身の端末IDとをサービスサーバ21〜2nに送信してサービスの移動を通知することで、端末間でのサービス移動を行う。
(第5の実施の形態の動作)
次に、図7、図18、図19のフローチャートを参照して本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
初めにユーザが端末7aを操作してサービスを利用する手順は、図8で説明した第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
ここでは、端末7aで利用しているサービスを移動先の端末7bに移動する際の動作について図18、19を参照して説明する。
まず、ユーザが移動元の端末7aを操作し、サービス移動操作を行う(図19のステップS501)。すると、移動元の端末7aのサービス移動管理手段312が移動先の端末7bのサービス移動管理手段312と通信して、移動先の端末7bの端末ID(TID:101)を取得する(ステップS502、S503)。
そして、端末7aのサービス移動管理手段312は、取得した移動先の端末3bの端末ID(TID:101)と自身の端末ID(TID:100)を引数として利用中のサービスサーバ21にサービスの移動を通知する(ステップS504)。図18に示すように、本実施の形態では、移動元の端末7aから移動管理サーバ10へサービスの移動を通知するのではなく、直接サービスサーバ21に対して移動を通知する。
サービスサーバ21は、端末7a(TID:100)から端末7b(TID:101)へのサービス移動の通知を受け取った旨の通知を端末7aに返す(ステップS505)。
その後、ユーザが移動先の端末7bを操作して、例えばクライアントアプリケーション301を起動すると(ステップS506)、クライアントアプリケーション301が端末ID(TID:101)を引数としてサービスサーバ21に対して接続要求を行う(ステップS507)。
サービスサーバ21は、送信された端末ID(TID:101)について移動前の端末7aの端末IDがTID:100であると通知されているので、自身のアプリケーションID(AID:1)と端末ID(TID:100)に対応するセッションIDを取得するため、移動管理サーバ10に接続する(ステップS508)。
移動管理サーバ10の移動管理手段113は、セッション関連付け情報901(AID:1、TID:100、SID:1230の組)を参照し、AID:1、TID:100に関連するセッションIDがSID:1230であると判断し、セッションID(SID:1230)をサービスサーバ21に返す(ステップS509)。
その後、サービス提供に必要な処理を行うために、サービスサーバ21は取得したセッションIDに対応するセッション情報をセッション情報記憶手段211から読み出し(ステップS510)、最後に端末7bに対してセッションID(SID:1230)と共に応答を返す(ステップS511)。端末7bはこれに基づいて必要な画面表示などの処理を行う。
さらにユーザが端末7bを操作し、再びサービスサーバ21に接続する必要が生じた場合の動作については、第1の実施の形態の手順を示した図10のステップS126以降と同様であるので、詳細な説明は省略する。
なお、ステップS504において、移動元の端末7aがサービスサーバへの移動通知を行っているが、移動先の端末7bが行うようにしてもよい。このようにするためには、ステップS502、S503において移動先の端末7bが移動元の端末7aの端末IDを取得する必要がある。
(第5の実施の形態による効果)
第5の実施の形態によれば、上述した第1の実施の形態による効果と同様の効果が得られると共に、移動管理サーバ10側に端末変更情報記憶手段112が不要となり、移動管理サーバ10の構成を簡略化することができる。
また、サービスサーバ21〜2nに対してサービスの移動通知を行うようにしたので、サービスサーバ21〜2n側で端末間のサービス移動をより明確に認識することができるため、端末間のサービス移動におけるセキュリティを保つことができる。
(第6の実施の形態)
次に、本発明の第6の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図20を参照すると、本第6の実施の形態によるシステムは、移動管理サーバ10と、1つまたは複数のサービスサーバ21〜2nと、移動元の端末8aと、移動先の端末8bとを含む構成である。本第6の実施の形態によるシステムは、図1に示す第1の実施の形態と比較して、移動元の端末8a、及び移動先の端末8bの構成が異なる。
図21を参照すると、第6の実施の形態における移動元端末8a、及び移動先端末8bは、サービスサーバ21〜2nに接続してユーザにサービスを提供するクライアントアプリケーション301〜30nと、端末ごとに付与されたIDを保持する端末ID記憶手段311と、端末間のサービスの移動処理を行うサービス移動管理手段312と、移動元端末と移動先端末との間で交換する一時鍵を生成するための一時鍵生成手段351とを含んでいる。
本実施の形態において、端末8a、及び8bのサービス移動管理手段312は、一時鍵生成手段351を制御して一時鍵を生成し、生成した一時鍵を端末8a、及び8bの間で交換すると共に、移動管理サーバ10と通信することで、端末間でのサービスの移動処理を行う。
ここで、一時鍵生成手段351で生成する一時鍵は、移動元の端末8a、及び移動先の端末8bの関連付けを行うのに用いるため、他のサービス移動時に生成される一時鍵と重複しないように、例えば十分な長さを持ち、偏りのない乱数生成器等を用いて生成された鍵であることが望ましい。なお、このように一時鍵を用いて端末間の関連付けを行うことは、第4の実施の形態において、移動元の端末6a、及び移動先の端末6bそれぞれの外部ID読み取り手段341でID記憶装置7に記録されたIDを読み取り、移動管理サーバ10で端末6a、及び端末6bの関連付けを行うことに相当する。
(第6の実施の形態の動作)
次に、図20、図21、図7、及び図22のフローチャートを参照して本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。なお、図7の端末3a、及び3bは、端末8a、及び8bに読み替えるものとする。
初めにユーザが端末8aを操作してサービスを利用する手順は、図8で説明した第1の実施の形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
端末8aで利用しているサービスを移動先の端末8bに移動する際、ユーザが移動元の端末8aを操作し、サービスの移動操作を行う(図22のステップS601)。すると、移動元の端末8aのサービス移動管理手段312が一時鍵生成手段351を制御して一時鍵(Key:XYZとする)を生成し(ステップS602)、さらに移動先の端末8bのサービス移動管理手段312と通信して、生成した一時鍵を送信する(ステップS603、S604)。
そして、端末8aのサービス移動管理手段312は、移動管理サーバ10に対して当該端末8aが移動元であることを指定して、生成した一時鍵を送信する(ステップS605)。
移動管理サーバ10の移動管理手段113は、端末ID(TID:100)と一時鍵(Key:XYZ)の組を端末変更情報記憶手段112に記録し(ステップS605)、記録完了の通知を端末8aに返す(ステップS606)。
移動先の端末8bのサービス移動管理手段312は、移動元の端末8aから一時鍵を受信した後、移動管理サーバ10に対して当該端末8bが移動先であることを指定して、生成した一時鍵を送信する(ステップS607)。
移動管理サーバ10の移動管理手段113は、一時鍵(Key:XYZ)とTID:100の組が端末変更情報記憶手段112に既に記録されていることから、TID:100からTID:101へとサービスを移動する操作が行われたと判断し、端末ID(TID:101)と一時鍵(Key:XYZ)の組を一時鍵(Key:XYZ)とTID:100の組に対応させて端末変更情報記憶手段112に記録する(ステップS608、S609)。
その後、ユーザが移動先端末8bを操作して、例えばクライアントアプリケーション301を起動するが(ステップS610)、これ以降の動作は第1の実施の形態の手順を示した図9のステップS121以降と同様であるので、詳細な説明は省略する。
なお、上記の説明では移動元の端末8aが移動先の端末8bよりも先に移動管理サーバ10と通信することを想定しているが、通信回線の状況などによっては、逆に移動先の端末8bが移動元の端末8aよりも先に移動管理サーバ10と通信することもあり得る。その場合でも、端末8a及び端末8bはそれぞれ移動元、移動先であることを移動管理サーバ10に通知しているため、一時鍵に基づいて移動元と移動先の2つの端末IDの対応付けを行う上記の処理に影響はない。
また、移動元の端末8aで一時鍵を生成することとしているが(ステップS602)、移動先の端末8bで生成してもよい。この場合、ステップS603では一時鍵を送信せず、ステップS603とS604の間で端末8bが一時鍵を生成し、生成した一時鍵をステップS604で端末8aに送信する。
また、上記のサービスの移動操作において、ユーザが移動元の端末を操作してサービスの移動操作を開始することとしているが、逆に移動先の端末を操作してサービスの移動操作を開始するようにしてもよい。
また、上記の説明では、ステップS603、S604で、生成した一時鍵を移動元の端末8aから移動先の端末8bに送信するのみであるが、このときさらに端末間で互いの端末の端末IDを交換するようにてもよい。さらにステップS605、及びS607で移動管理サーバ10に他方の端末IDも送信するようにしてもよい。このようにすることで、ステップS608で移動元の端末と移動先の端末の照合処理を確実に行うことができる。
(第6の実施の形態による効果)
第6の実施の形態によれば、上述した第1の実施の形態による効果に加えて次のような効果が得られる。
第1の実施の形態では、悪意のあるユーザが他のユーザの端末IDを事前に知った上で、端末ID記憶手段311の端末IDを故意に書き換え、あるいは偽の端末IDを移動管理サーバ10に送信させるように改造した端末を用いて、図9のステップS117から処理を行うことで、当該ユーザが利用しているサービスを悪意のあるユーザが不正に奪取することが可能である。本実施の形態では、移動元と移動先の端末間で一時鍵を交換し、移動管理サーバ10で照合するため、上述のような方法によるサービスの奪取が不可能となり、セキュリティ上のリスクを低減できる。
(第7の実施の形態)
次に、本発明の第7の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図23を参照すると、本第7の実施の形態によるシステムは、移動管理サーバ11と、1つまたは複数のサービスサーバ21〜2nと、移動元の端末3aと、移動先の端末3bとを含む構成である。本第7の実施の形態によるシステムは、図1に示す第1の実施の形態と比較して、移動管理サーバ11の構成のみが異なる。
図24を参照すると、第7の実施の形態における移動管理サーバ11は、セッション関連付け情報記憶手段111と、端末変更情報記憶手段112と、移動管理手段(移動管理アプリケーション)113と、ユーザ認証情報記憶手段121とを含む。このユーザ認証情報は、サービスサーバ21〜2nが提供するサービスで一般的に用いられるユーザ認証情報とは関係がなく、基本的には移動管理サーバが独自に管理するものであるが、前記サービスで用いられるユーザ認証情報と共通化してもよい。
本実施の形態において、移動管理サーバ11は、移動元の端末3a、及び移動先の端末3bからサービスの移動通知を受ける際、それぞれの端末に対してユーザ認証を要求する。このように双方の端末において同じユーザによるユーザ認証を行うことで、移動元の端末3aと移動先の端末3bの関連付けを行う。なお、このことは、第4の実施の形態において、移動元の端末6a、及び移動先の端末6bそれぞれの外部ID読み取り手段341でID記憶装置7に記録されたIDを読み取り、移動管理サーバ10で端末6a、及び端末6bの関連付けを行うことに相当する。
(第7の実施の形態の動作)
次に、図23、図24、図7、及び図25のフローチャートを参照して本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。なお、図7の移動管理サーバ10は移動管理サーバ11に読み替えるものとする。
初めにユーザが端末3aを操作してサービスを利用する手順は、図8で説明した第1の実施の形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
端末3aで利用しているサービスを移動先の端末3bに移動する際、ユーザが移動元の端末3aを操作し、第1のサービス移動操作を行う(図25のステップS701)。このとき、当該端末3aが移動元であることを指定する。
端末3aのサービス移動管理手段312は、ユーザに対してユーザIDとパスワードなどのユーザ認証情報を入力するように要求する(ステップ702)。認証情報が入力されると、移動元端末3aのサービス移動管理手段312が、自身の端末ID(TID:100)と入力されたユーザ認証情報(ユーザIDとパスワード)を引数として、移動管理サーバ11にサービスの移動と移動元の端末IDを通知する(ステップS703)。
移動管理サーバ11の移動管理手段113は、端末3aから受け取ったユーザ認証情報を元にユーザ認証情報記憶手段121を参照してユーザ認証を行い(ステップS704)、正しく認証されれば、ユーザID(UID:taro)と端末ID(TID:100)を端末変更情報記憶手段112に記録し(ステップS705)、記録完了の通知を端末3aに返す(ステップS706)。
その後、ユーザが移動先端末3bを操作して、第2のサービス移動操作を行う(ステップS707)。このとき、当該端末3bが移動先であることを指定する。
端末3bのサービス移動管理手段312は、上記と同様にユーザに対してユーザIDとパスワードなどのユーザ認証情報を入力するように要求する(ステップ708)。ユーザ認証情報が入力されると、移動先端末3bのサービス移動管理手段312が、自身の端末ID(TID:101)と入力されたユーザ認証情報を引数として、移動管理サーバ11にサービスの移動と移動先の端末IDを通知する(ステップS709)。
移動管理サーバ11の移動管理手段113は、端末3bから受け取ったユーザ認証情報を元にユーザ認証情報記憶手段121を参照してユーザ認証を行う(ステップS710)。正しく認証されれば、UID:taroとTID:100の組が端末変更情報記憶手段112に既に記録されていることから、TID:100からTID:101へとサービスを移動する操作が行われたと判断し、ユーザID(UID:taro)と端末ID(TID:101)の組をユーザID(UID:taro)とTID:100の組に対応させて端末変更情報記憶手段112に記録する(ステップS711、S712)。
その後、ユーザが移動先端末3bを操作して、例えばクライアントアプリケーション301を起動する(ステップS713)。これ以降の動作は第1の実施の形態の手順を示した図9のステップS121以降と同様であるので、詳細な説明は省略する。
なお、上記第1と第2のサービス移動操作において、ユーザが移動元、あるいは移動先の端末であることを併せて指定することとしているが、先に移動管理サーバ11と通信した端末が移動元の端末、後で移動管理サーバ11と通信した端末が移動先の端末であると決めておき、ユーザによる指定を省略することも可能である。
また、上記の説明では、ユーザが移動元の端末3aや移動先の端末3bにユーザ認証情報を入力してから移動管理サーバ11に接続することとしているが、一般的なWebのサービスと同様に、端末3aや端末3bが移動管理サーバ11に接続した後、移動管理サーバ11が端末3aや端末3bに対してユーザ認証情報の入力を要求するようにしてもよい。
(第7の実施の形態による効果)
第7の実施の形態によれば、上述した第1の実施の形態による効果に加えて次のような効果が得られる。
第7の実施の形態では、端末3a、3bが無線LANや赤外線通信など、端末間で双方向通信を行う通信手段や、ICカードリーダやカメラなどの特殊な装置を持たなくても、端末間での複数のサービスの移動を一度の操作で完了させることができる。
(第8の実施の形態)
次に、本発明の第8の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図26を参照すると、第8の実施の形態によるシステムは、移動管理サーバ12と、1つまたは複数のサービスサーバ91〜9nと、移動元の端末3aと、移動先の端末3bとを含む構成である。第8の実施の形態によるシステムは、図1に示す第1の実施の形態と比較して、移動管理サーバ12とサービスサーバ91〜9nの構成が異なる。
図27を参照すると、第8の実施の形態におけるサービスサーバ91〜9nは、ネットワーク上で各種サービスを提供するサービスアプリケーション201〜20nと、セッション情報記憶手段211と、端末ID更新手段221と、セッション関連付け情報記憶手段222とを含んでいる。
さらに図28を参照すると、第8の実施の形態における移動管理サーバ12は、移動管理手段(移動管理アプリケーション)113と、サービスの移動をサービスサーバ91〜9nに通知するサービス移動通知手段131と、通知先情報記憶手段132とを含む。
なお、図27に示すサービスサーバ91〜9n、図28に示す移動管理サーバ12の構成においては、本実施の形態に関連する特徴的な構成要素を示しており、サーバとして一般的に備える他の構成要素については省略している。
サービスサーバ91〜9n、移動管理サーバ12の上記構成要素についてその機能を以下に説明する。
サービスサーバ91〜9nでは、第1の実施の形態のサービスサーバ21〜2nと同様に、各々のサービスを提供するためのサービスアプリケーション201〜20nがそれぞれ稼動している。セッション情報記憶手段211は、図7に示すセッション情報902を記憶している。セッション関連付け情報記憶手段222は図29に示すような端末ID(TID)とセッションID(SID)の組を記憶している。サービスサーバ91〜9nは、この情報とセッション情報記憶手段211に記憶されたセッション情報902とを参照することで、端末IDからセッション情報を復元することができる。
ユーザが移動元端末3aから移動先端末3bへのサービスの移動操作を行うと、移動管理サーバ12の移動管理手段113は移動元の端末3aからサービスの移動通知を受信し、サービス移動通知手段131を通じてサービスサーバ91〜9nにサービスの移動を通知する。このとき通知すべきサービスサーバ91〜9nの宛先情報はあらかじめ通知先情報記憶手段132に記憶されている。図30は宛先情報の例であり、この例で宛先情報は、サービスサーバを識別するためのアプリケーションID(AID)と、サービスサーバのIPアドレスの組で構成される。ただし、本実施の形態においてアプリケーションIDは必須ではない。
サービスサーバ91〜9nの端末ID更新手段221は、移動管理サーバ12からサービスの移動通知を受信すると、セッション関連付け情報記憶手段222に記憶されているセッション関連付け情報911に含まれる移動元の端末IDを移動先の端末IDに書き換える。
なお、本実施の形態では、セッション関連付け情報911とセッション情報902を別々に記憶する形態としているが、例えばセッション情報902の中に端末IDを含め、セッション関連付け情報911を省略するようにしてもよい。
(第8の実施の形態の動作)
次に、図26から図30及び図31のフローチャートを参照して本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
まず、ユーザが端末3aを操作してクライアントアプリケーションのうち1つ(ここでは、クライアントアプリケーション301とする)を起動すると(図31のステップS801)、クライアントアプリケーション301は、端末ID(TID:100)を引数としてサービスサーバ91に接続要求を送信する(ステップS802)。
接続要求を受信したサービスサーバ91は、送信された端末ID(TID:100)に対応するセッション情報が存在するかどうか、セッション関連付け情報記憶手段222に記憶されたセッション関連付け情報911をチェックする(ステップS803)。ここでは、端末3aのサービスサーバ91への接続が初回でまだセッション情報が生成されていないため、サービスサーバ91は、図7に示すセッション情報902の最初の行で示されるようなセッションIDを新規に生成する(ステップS804)。さらに図29に示すように、このセッションID(SID:1230)を端末IDと関連付けてセッション関連付け情報記憶手段222に記憶する(ステップS805)。
その後、サービスサーバ91はサービス提供に必要な処理を行い、必要に応じて将来必要となるセッション情報をセッション情報記憶手段211に保存し(ステップS806)、最後に端末3aに対して応答を返す(ステップS807)。端末3aはこれに基づいてサービスの提供を受けるための画面表示などの処理を行う。
さらにユーザが端末3aを操作し、再びサービスサーバ91に接続する必要が生じた場合は、端末ID(TID:100)を引数としてサービスサーバ91に接続する(ステップS808)。サービスサーバ91は、セッション関連付け情報記憶手段222を検索して、端末3aから送信された端末ID(TID:100)に対応するセッションID(SID:1230)を読み出し(ステップS809)、さらに当該セッションIDに対応するセッション情報をセッション情報記憶手段211から読み出し(ステップS810)、必要な処理を行ったのち端末3aに対して応答を返す(ステップS811)。
これ以降の動作は、ステップS808〜S811の処理を繰り返す。また、ユーザが他のクライアントアプリケーションを起動した場合は、起動したそのアプリケーションに対してステップS801〜ステップS811と同様の処理を行うことになる。
続いて、端末3aで利用しているサービスを移動先の端末3bに移動する際の動作について説明する。
ユーザが移動元の端末3aを操作し、サービス移動操作を行う(図32のステップS812)。すると、移動元の端末3aのサービス移動管理手段312が移動先の端末3bのサービス移動管理手段312と通信して、移動先の端末3bの端末ID(TID:101)を取得する(ステップS813、S814)。
そして、端末3aのサービス移動管理手段312は、取得した移動先の端末3bの端末ID(TID:101)と自身の端末ID(TID:101)を引数として移動管理サーバ12にサービスの移動を通知する(ステップS815)。
移動管理サーバ12の移動管理手段113がサービスの移動通知を受信すると、サービス移動通知手段131が、サービスの移動を通知すべきサービスサーバの宛先情報を通知先情報記憶手段132から読み出し(ステップS816)、端末3a(TID:100)から端末3b(TID:101)へとサービスが移動されたことをサービスサーバに通知する。ここではまずサービスサーバ91に通知する(ステップS817)。
サービスサーバ91の端末ID更新手段221は、サービスの移動通知を受信すると、セッション関連付け情報記憶手段222に記憶されているセッション関連付け情報911の移動元の端末の端末ID(TID:100)を、移動先の端末の端末ID(TID:101)に更新して応答を返す(ステップS818、S819)。
移動管理サーバ12は、残りのサービスサーバについてもサービスの移動を通知して同様の処理を行い(ここでは、サービスサーバ9nについての処理S820〜S822のみを示してある)、最後に処理完了の通知を端末3aに返す(ステップS823)。
その後、ユーザが移動先の端末3bを操作して、例えばクライアントアプリケーション301を起動すると(ステップS824)、クライアントアプリケーション301が端末ID(TID:101)を引数としてサービスサーバ91に対して接続要求(サービス要求)を行う(ステップS825)。
サービスサーバ91は、セッション関連付け情報記憶手段222を検索して、端末3bから送信された端末ID(TID:101)に対応するセッションID(SID:1230)を読み出し(ステップS826)、さらに当該セッションIDに対応するセッション情報をセッション情報記憶手段211から読み出し(ステップS827)、必要な処理を行ったのち端末3bに対して応答を返す(ステップS828)。
これ以降の動作は、ステップS825〜S828の処理の繰り返す。また、ユーザが端末3b上で他のアプリケーションを起動した場合は、起動したそのアプリケーションに対してステップS824〜S828と同様の処理を行うこととなる。
なお、ステップS815〜S823において、移動管理サーバ12はすべてのサービスサーバへのサービスの移動通知が完了してから移動元の端末3aに応答を返しているが(ステップS823)、端末3aに先に応答を返してからサービスサーバへのサービスの移動通知(ステップS816〜S822)を行うようにしてもよい。
(第8の実施の形態による効果)
第8の実施の形態によれば、上述した第1の実施の形態による効果に加えて次のような効果が得られる。
第1の実施の形態では、サービスの移動操作後に、ユーザが誤って移動元の端末3aを操作して利用を継続すると、クライアントアプリケーションからサービスサーバ21〜2nにセッションIDが送信され、サービスサーバで何らかの処理が行われ、サービスサーバ側の状態が変化してしまう。このようにサービスサーバ21〜2nの状態がサービスの移動操作を行った時点から変化してしまうと、移動先の端末3bでサービスを正常に継続できなくなるおそれがある。
しかし、本実施の形態によれば、ユーザがサービスの移動操作を行ったときにサービスサーバ91〜9nでセッション関連付け情報記憶手段222に記憶されている端末IDとセッションIDの関連付け情報が更新される。このため、サービスの移動操作後にユーザが誤って移動元の端末で利用を継続しようとしたときでも、セッション関連付け情報記憶手段222には移動元の端末の端末IDに対応する関連付け情報が存在しないため、サービスサーバ側で異常を検出して処理を中断できる。従って、サービスサーバ側の状態が変化することはなく、移動先の端末3bでサービスを正常に継続できる。
なお、上述した効果と同様の効果は第2の実施の形態でも得られる。しかし、第2の実施の形態では、本来はアプリケーションの独立性という観点から各クライアントアプリケーションで独立して管理するのが望ましいサービスデータ記憶手段321を、移動元の端末4aに設けたサービスデータ消去手段331に制御させるという仕組みを必要とする。これに対して、本実施の形態ではサービス移動管理手段がクライアントアプリケーションを制御したりする必要がないため、クライアントアプリケーションの独立性を保ったまま、移動元の端末の誤操作を防止することができる。
(第9の実施の形態)
次に、本発明の第9の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図33を参照すると、本第9の実施の形態によるシステムは、移動管理サーバ13と、1つまたは複数のサービスサーバ91〜9nと、移動元の端末6aと、移動先の端末6bと、ID記憶装置7とを含む構成である。本第9の実施の形態によるシステムは、図26に示す第8の実施の形態と比較して、移動元の端末6a、移動先の端末6b、及び移動管理サーバ13の構成と、ID記憶装置7を用いる点が異なる。なお、端末6a、端末6b、及びID記憶装置7は図15に示す第4の実施の形態のものと同一の構成である。
図34を参照すると、第9の実施の形態における移動管理サーバ13は、第8の実施の形態の移動管理サーバ12と比較して、端末変更情報記憶手段112をさらに備える点が異なる。移動管理サーバ13の端末変更情報記憶手段112は、図35に示すような端末変更情報921を記憶している。
(第9の実施の形態の動作)
次に、図33、図34、図35、及び図36のフローチャートを参照して本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
初めにユーザが端末6aを操作してサービスを利用する手順は、図31で説明した第8の実施の形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
端末6aで利用しているサービスを移動先の端末6bに移動する際、ユーザが移動元の端末6aを操作し、第1のサービス移動操作を行う(図36のステップS901)。このとき、当該端末6aが移動元であることを指定する。
ユーザがID記憶装置7と移動元端末6aの外部ID読み取り手段341を操作して、ID記憶装置7から外部ID(EID:4001とする)を読み取る操作を行う(ステップS902)。そして、移動元端末6aのサービス移動管理手段312が、自身の端末ID(TID:100)と読み取った外部ID(EID:4001)を引数として、移動管理サーバ13にサービスの移動と移動元の端末IDを通知する(ステップS903)。
移動管理サーバ13の移動管理手段113は、端末ID(TID:100)と外部ID(EID:4001)の組を端末変更情報記憶手段112に記録し(ステップS904)、記録完了の通知を端末6aに返す(ステップS905)。
その後、ユーザが移動先端末6bを操作して、第2のサービス移動操作を行う(ステップS906)。このとき、当該端末が移動先であることを指定する。
ユーザが上記と同じID記憶装置7と移動先端末6bのID読み取り手段341を操作して、ID記憶装置7から外部ID(EID:4001)を読み取る操作を行う(ステップS907)。そして、移動先端末6bのサービス移動管理手段312が、自身の端末ID(TID:101)と読み取った外部ID(EID:4001)を引数として、移動管理サーバ13にサービスの移動と移動先の端末IDを通知する(ステップS908)。
移動管理サーバ13の移動管理手段113は、外部ID(EID:4001)とTID:100の組が端末変更情報記憶手段112に既に記録されていることから、TID:100からTID:101へとサービスを移動する操作が行われたと判断する(ステップS909)。サービス移動通知手段131がサービスの移動を通知すべきサービスサーバの宛先情報を通知先情報記憶手段132から読み出し(ステップS910)、端末3a(TID:100)から端末3b(TID:101)へとサービスが移動されたことをサービスサーバに通知する。
これ以降、ステップS911〜S916の動作は、第8の実施の形態の手順を示した図31のステップS817〜S822と同様であるので、詳細な説明は省略する。
その後、移動管理サーバ13は端末変更情報記憶手段112に記憶されている端末ID(TID:100)と外部ID(EID:4001)の組を削除した後(ステップS917)、最後に処理完了の通知を端末6bに返す(ステップS918)。
その後、ユーザが移動先端末6bを操作して、例えばクライアントアプリケーション301を起動するが(ステップS919)、これ以降の動作は第8の実施の形態の手順を示した図32のステップS825以降と同様であるので、詳細な説明は省略する。
なお、上記第1と第2のサービス移動操作において、ユーザが移動元、あるいは移動先の端末であることを併せて指定することとしているが、例えばID記憶装置7から外部IDを先に読み取って移動管理サーバ13と通信した端末が移動元の端末、後で読み取って移動管理サーバ13と通信した端末が移動先の端末であると決めておき、ユーザによる指定を省略してもよい。
(第10の実施の形態)
次に、本発明の第10の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図37を参照すると、本第10の実施の形態によるシステムは、移動管理サーバ13と、1つまたは複数のサービスサーバ91〜9nと、移動元の端末8aと、移動先の端末8bとを含む構成である。本第10の実施の形態によるシステムは、図26に示す第8の実施の形態と比較して、移動元の端末8a、移動先の端末8b、及び移動管理サーバ13の構成が異なる。なお、端末8a、端末8bは図21に示す第6の実施の形態のものと同一の構成であり、移動管理サーバ13は図34に示す第9の実施の形態のものと同一の構成である。
本実施の形態において、端末8a、及び8bのサービス移動管理手段312は、第9の実施の形態と同様に、一時鍵生成手段351を制御して一時鍵を生成し、端末8a、及び8bの間で交換すると共に、移動管理サーバ13と通信することで、端末間でのサービスの移動処理を行う。
(第10の実施の形態の動作)
次に、本実施の形態の全体の動作について説明する。
初めにユーザが端末8aを操作してサービスを利用する手順は、図31で説明した第8の実施の形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
さらに、端末8aで利用しているサービスを移動先の端末8bに移動する手順は、第6の実施の形態の手順を示した図22のうち、ステップS605とステップS608を、それぞれ第9の実施の形態の手順を示した図36のステップS904、ステップS909〜S917に読み替えたものとなる。ただし、ステップS904、S909で移動元の端末IDと移動先の端末IDの照合に用いる外部ID(EID)の代わりに一時鍵(Key)を用いるものとする。
その後、ユーザが移動先端末8bを操作してサービスの利用を継続する手順は、第8の実施の形態の手順を示した図32のステップS824以降と同様であるので、詳細な説明は省略する。
(第11の実施の形態)
次に、本発明の第11の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図38を参照すると、本第11の実施の形態によるシステムは、移動管理サーバ14と、1つまたは複数のサービスサーバ91〜9nと、移動元の端末3aと、移動先の端末3bとを含む構成である。本第11の実施の形態によるシステムは、図26に示す第8の実施の形態と比較して、移動管理サーバ14の構成のみが異なる。なお、端末3a、端末3bは図2に示す第1の実施の形態のものと同一の構成であり、サービスサーバ91〜9nは図27に示す第8の実施の形態のものと同一の構成である。
図39を参照すると、第11の実施の形態における移動管理サーバ14は、第9の実施の形態の移動管理サーバ13と比較して、ユーザ認証情報記憶手段121をさらに備える点が異なる。
本実施の形態において、移動管理サーバ14は、第7の実施の形態と同様に、移動元の端末3a、及び移動先の端末3bからサービスの移動通知を受ける際、それぞれの端末に対してユーザ認証を要求する。このように双方の端末において同じユーザによるユーザ認証を行うことで、移動元の端末3aと移動先の端末3bの関連付けを行う。
(第11の実施の形態の動作)
次に、本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
初めにユーザが端末3aを操作してサービスを利用する手順は、図31で説明した第8の実施の形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
さらに、端末3aで利用しているサービスを移動先の端末3bに移動する手順は、第7の実施の形態の手順を示した図25のステップS705、ステップS711を、それぞれ第9の実施の形態の手順を示した図36のステップS904、ステップS909〜S917に読み替えたものとなる。ただし、ステップS904、S909で移動元の端末IDと移動先の端末IDの照合に用いる外部ID(EID)の代わりにユーザID(UID)を用いるものとする。
その後、ユーザが移動先端末3bを操作してサービスの利用を継続する手順は、第8の実施の形態の手順を示した図32のステップS824以降と同様であるので、詳細な説明は省略する。
ここで、上記各実施の形態による端末のハードウェア構成について、図40を参照して説明する。
図40を参照すると、端末3a、3b〜7a、7bは、一般的なコンピュータ装置と同様のハードウェア構成によって実現することができ、CPU(Central Processing Unit)401、RAM(Random Access Memory)等のメインメモリであり、データの作業領域やデータの一時退避領域に用いられる主記憶部402、ネットワークを介して他の装置とデータの送受信を行う通信部403、キーボードやマウス等の入力装置405、表示装置等の出力装置406及び記憶装置407と接続してデータの送受信を行う入出力インタフェース部404、上記各構成要素を相互に接続するシステムバス408を備えている。記憶装置407は、例えば、ROM(Read
Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成されるハードディスク装置等で実現される。
各本実施の形態における端末は、サービス移動の処理を行うプログラムを組み込んだ、LSI(Large Scale Integration)等のハードウェア部品である回路部品を実装することにより、その動作をハードウェア的に実現することは勿論として、端末の備える各機能を提供するプログラムを、補助記憶部405に格納し、そのプログラムを主記憶部402にロードしてCPU401で実行することにより、ソフトウェア的に実現することも可能である。
サービスサーバ21〜2nと移動管理サーバ10のハードウェア構成についても、図40に示した端末の構成と同様であり、サービス移動の処理を行うプログラムを組み込んだ、LSI(Large Scale Integration)等のハードウェア部品である回路部品を実装してハードウェア的に実現するか、サービスサーバ21〜2nと移動管理サーバ10の各機能を提供するプログラムを、補助記憶部405に格納し、そのプログラムを主記憶部402にロードしてCPU401で実行することでソフトウェア的に実現することが可能である。
なお、上記各実施の形態において、サービスサーバ21〜2n又は移動管理サーバ10に、サービスサーバ21〜2nのサービスを利用する端末の端末IDを予め端末情報として登録しておき、端末からのサービス移動の通知を受けた場合に、サービスサーバ21〜2n又は移動管理サーバ10が予め登録された正当な端末からの移動通知であるかどうかを判定するように構成することも可能である。
このような構成とすることで、サービス移動の通知で送信された移動元の端末と移動先の端末の端末IDの少なくとも一方が予め登録されている端末IDと相違する場合に、そのような移動の通知を拒否することができ、端末間のサービス移動におけるセキュリティを一層向上させることができる。
また、上記各実施の形態においては、個別の移動管理サーバを備える構成について説明したが、サービスサーバの少なくとも1つに、上述した構成を有する移動管理サーバとしての機能を持たせることにより、移動管理サーバを省略した構成も可能である。
以上好ましい実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも、上記実施の形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
この出願は、2008年8月28日に出願された日本出願特願2008−220228と2009年2月9日に出願された日本出願特願2009−027642を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明によれば、パソコン、携帯電話、ゲーム機、テレビ、カーナビなどの端末を利用する各種オンラインサービスやオンラインゲームなどにおいて、サービスの利用中にユーザが簡単に別の端末に切り替えるといった用途に適用できる。

Claims (43)

  1. 移動元の端末で利用中のサービスを移動先の端末へ移動するサービス移動方法であって、
    前記サービスを提供するサービスサーバとサービスを利用中の前記移動元の端末との間のセッション情報を識別するセッションIDと、前記移動元の端末の端末IDとの関連付け情報を、前記サービスサーバと移動管理サーバの少なくともどちらか一方に記録するステップと、
    前記セッション情報を前記サービスサーバに記憶させるステップと、
    前記移動元と移動先の端末の一方が、自身の端末IDと他方の端末の端末IDを前記移動管理サーバに送信してサービスの移動を通知するステップと、
    前記サービスの移動の通知を受けて、前記サービスサーバまたは前記移動管理サーバのいずれかに記録された前記セッションIDと前記端末IDの関連付け情報を、前記セッションIDと前記移動先の端末の端末IDとを関連付けるよう更新するステップと、
    前記移動先の端末からのサービス要求を受けた前記サービスサーバが、前記関連付け情報から前記移動先の端末の端末IDと関連するセッションIDを取得し、取得した前記セッションIDにより識別される前記セッション情報を利用して前記移動先の端末に前記サービスを提供するステップと、
    を有することを特徴とする端末間のサービス移動方法。
  2. 前記セッションIDと前記端末IDの関連付け情報を前記移動管理サーバに記録し、
    前記移動先の端末からのサービス要求を受けた前記サービスサーバが、前記移動管理サーバの前記関連付け情報から前記移動元又は移動先の端末の端末IDと関連するセッションIDを取得し、取得した前記セッションIDを前記移動先の端末に送信するステップを有することを特徴とする請求項1に記載の端末間のサービス移動方法。
  3. 前記移動元の端末が前記サービスサーバに対して自身の端末IDを送信してサービス要求を行うステップと、
    前記サービスサーバが、前記移動元の端末との間で新規のセッションを開始し、前記移動元の端末との間のセッションに関する情報と、前記移動元の端末の端末IDとを前記移動管理サーバに送信するステップとをさらに有することを特徴とする請求項2に記載の端末間のサービス移動方法。
  4. 前記移動先の端末から前記サービスサーバに対して前記移動先の端末の端末IDを送信してサービス要求を行うステップと、
    前記移動先の端末からのサービス要求を受けた前記サービスサーバが、前記移動管理サーバに対して、前記移動先の端末の端末IDを送信するステップと、
    前記移動管理サーバが、前記関連付け情報を参照し、前記移動先の端末の端末IDと関連する前記セッションIDを前記サービスサーバに送信するステップを有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の端末間のサービス移動方法。
  5. 前記移動管理サーバが、前記サービスの移動の通知を受けた場合に、前記移動元の端末の端末IDと前記移動先の端末の端末IDを端末変更情報として記憶し、
    前記移動管理サーバが、前記関連付け情報と前記端末変更情報を参照し、前記移動先の端末の端末IDと関連する前記セッションIDを前記サービスサーバに送信することを特徴とする請求項4に記載の端末間のサービス移動方法。
  6. 前記移動元の端末又は前記移動先の端末の一方が、他方の端末から前記端末IDを取得するステップと、
    前記移動元の端末又は前記移動先の端末の一方が、自身の端末IDと取得した他方の端末の端末IDとを前記移動管理サーバに送信してサービスの移動を通知することを特徴とする請求項2から請求項5の何れかに記載の端末間のサービス移動方法。
  7. 前記移動元の端末又は前記移動先の端末の一方は、無線LANや赤外線通信を含む無線通信又はケーブルによる有線接続によって、他方の端末から前記端末IDを取得することを特徴とする請求項6に記載の端末間のサービス移動方法。
  8. 前記移動元の端末と前記移動先の端末が、
    自身の端末IDと、前記移動元の端末と前記移動先の端末との間で一意となる識別IDとを前記移動管理サーバに送信してサービスの移動を通知し、
    前記移動管理サーバが、前記サービスの移動の通知を受けた場合に、前記移動元の端末の端末IDと前記識別IDの組と前記移動先の端末の端末IDと前記識別IDの組を対応させて端末変更情報として記憶し、
    前記移動管理サーバが、前記関連付け情報と前記端末変更情報を参照し、前記移動先の端末の端末IDと関連する前記セッションIDを前記サービスサーバに送信することを特徴とする請求項4に記載の端末間のサービス移動方法。
  9. 前記セッションIDと前記端末IDの関連付け情報を前記サービスサーバに記録し、
    前記移動元の端末、又は前記移動先の端末からの前記サービスの移動の通知を受けて、前記移動管理サーバが前記サービスサーバを含む少なくとも1つのサービスサーバにサービスの移動を通知するステップを有することを特徴とする請求項1に記載の端末間のサービス移動方法。
  10. 前記移動元の端末と前記移動先の端末が、
    自身の端末IDと、前記移動元の端末と前記移動先の端末との間で一意となる識別IDとを前記移動管理サーバに送信してサービスの移動を通知し、
    前記移動管理サーバが、前記サービスの移動の通知を受けた場合に、前記移動元の端末の端末IDと前記識別IDの組と前記移動先の端末の端末IDと前記識別IDの組を対応させて端末変更情報として記憶し、
    前記移動管理サーバが、前記端末変更情報を参照し、前記移動元の端末の端末IDと前記移動先の端末の端末IDと共に前記サービスサーバにサービスの移動を通知することを特徴とする請求項9に記載の端末間のサービス移動方法。
  11. 前記移動元の端末が、前記移動管理サーバにサービスの移動を通知した後、サービスの利用中に保持したサービスに関するデータを消去することを特徴とする請求項1から請求項10の何れかに記載の端末間のサービス移動方法。
  12. 前記移動管理サーバにサービスの移動を通知した後、前記移動先の端末が、前記サービスサーバに対して、前記移動先の端末の端末IDを送信して前記移動元の端末が利用していたサービスに関するデータの再構築に必要なデータを要求し、
    前記サービスサーバが、前記移動先の端末の端末IDと関連するセッションIDに対応する前記セッション情報に基づいて、前記サービスに関するデータの再構築に必要なデータを前記移動先の端末に送信し、
    前記移動先の端末が、前記再構築に必要なデータに基づいて、サービスに関するデータを再構築することを特徴とする請求項1から請求項11の何れかに記載の端末間のサービス移動方法。
  13. 移動元の端末で利用中のサービスの移動先の端末への移動を管理する移動管理サーバであって、
    前記サービスを提供するサービスサーバとサービスを利用中の移動元の端末との間のセッション情報を識別するセッションIDと、前記移動元の端末の端末IDとの関連付け情報を記録する関連付け情報記憶手段と、
    前記移動先の端末からのサービス要求を受けた、前記サービスを利用中の前記移動元の端末との間のセッション情報を記憶し、前記セッションIDを取得すると取得した前記セッションIDにより識別される前記セッション情報を利用して前記移動先の端末に前記サービスを提供する前記サービスサーバから、前記移動元又は移動先の端末の端末IDと関連するセッションIDの取得要求があった場合に、前記関連付け情報を参照して前記移動元又は移動先の端末の端末IDと関連するセッションIDを前記サービスサーバに通知する移動管理手段と
    を備えることを特徴とする移動管理サーバ。
  14. 前記移動管理手段は、前記サービスサーバが前記移動元の端末との間で新規のセッションを開始した場合に、前記サービスサーバから送信される前記セッションIDと前記移動元の端末の端末IDを受信し、前記関連付け情報を前記関連付け情報記憶手段に記録することを特徴とする請求項13に記載の移動管理サーバ。
  15. 前記移動元の端末又は前記移動先の端末から、自身の端末IDと他方の端末の端末IDを伴うサービスの移動の通知を受けた場合に、前記移動元の端末の端末IDと前記移動先の端末の端末IDを端末変更情報として記録する端末変更情報記憶手段を備え、
    前記移動管理手段は、前記関連付け情報と前記端末変更情報を参照し、前記移動先の端末の端末IDと関連する前記セッションIDを前記サービスサーバに送信することを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の移動管理サーバ。
  16. 前記移動元の端末と前記移動先の端末から、自身の端末IDと、前記移動元の端末と前記移動先の端末の間で同一となる識別IDを伴うサービスの移動の通知を受けた場合に、前記移動元の端末の端末IDと前記識別IDの組と前記移動先の端末の端末IDと前記識別IDの組を対応させて端末変更情報として記録する端末変更情報記憶手段を備え、
    前記移動管理手段は、前記関連付け情報と前記端末変更情報を参照し、前記移動先の端末の端末IDと関連する前記セッションIDを前記サービスサーバに送信することを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の移動管理サーバ。
  17. さらに、前記サービスを提供するサービスサーバを含む少なくとも1つのサービスサーバの通知先情報を記憶する通知先情報記憶手段を備え
    前記移動管理手段は、前記移動元の端末又は前記移動先の端末から、自身の端末IDと他方の端末の端末IDを伴うサービスの移動の通知を受信し
    前記移動管理サーバは、前記サービスの移動の通知を受けた場合に、前記移動元の端末の端末IDと前記移動先の端末の端末IDを伴うサービス移動通知を、前記通知先情報記憶手段に記憶された前記サービスサーバに送信するサービス移動通知送信手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項13乃至16の何れかに記載の移動管理サーバ。
  18. さらに、前記サービスを提供するサービスサーバを含む少なくとも1つのサービスサーバの通知先情報を記憶する通知先情報記憶手段を備え
    前記移動管理手段は、前記移動元の端末と前記移動先の端末から、自身の端末IDと、前記移動元の端末と前記移動先の端末の間で一意となる識別IDを伴うサービスの移動の通知を受信し
    前記端末変更情報記憶手段は、前記サービスの移動の通知を受けた場合、前記移動元の端末の端末IDと前記識別IDの組と前記移動先の端末の端末IDと前記識別IDの組を対応させて端末変更情報として記録し
    移動管理サーバは、前記端末変更情報記憶手段を参照し、前記移動元の端末の端末IDと前記移動先の端末の端末IDを伴うサービス移動通知を、前記通知先情報記憶手段に記憶された前記サービスサーバに送信するサービス移動通知送信手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項13乃至16に記載の移動管理サーバ。
  19. サービスサーバが提供するサービスを利用する端末であって、
    端末毎に付与された端末IDを記憶する端末ID記憶手段と、
    前記サービスサーバに対して前記端末IDを送信してサービス要求を行う少なくとも1つのクライアントアプリケーションと、
    サービスの移動元又は移動先である他方の端末の前記端末IDと自身の前記端末IDとを、前記サービスサーバとサービスを利用中の移動元の端末との間のセッション情報を識別するセッションIDと前記移動元の端末の端末IDとの関連付け情報を記憶する移動管理サーバに送信して端末間のサービスの移動を通知するサービス移動管理手段と
    を備え、
    前記移動管理サーバは、前記端末から当該端末の前記端末ID及び前記他方の端末の前記端末IDを受信すると、受信した前記端末IDに関連する前記セッションIDを前記サービスサーバに通知し、
    前記サービスサーバは、前記サービスを利用中の前記移動元の端末との間のセッション情報を記憶し、前記移動先の端末から前記サービス要求を受信し前記セッションIDを取得すると、取得した前記セッションIDにより識別される前記セッション情報を利用して前記移動先の端末に前記サービスを提供する
    ことを特徴とする端末。
  20. 前記サービス移動管理手段は、移動元又は移動先である他方の端末から前記端末IDを取得し、自身の端末IDと取得した他方の端末の端末IDとを前記移動管理サーバに送信してサービスの移動を通知することを特徴とする請求項19に記載の端末。
  21. 前記サービス移動管理手段が、無線LANや赤外線通信を含む無線通信又はケーブルによる有線接続によって、他方の端末から前記端末IDを取得することを特徴とする請求項20に記載の端末。
  22. 前記サービス移動管理手段は、自身の端末IDと、移動元又は移動先である他方の端末との間で一意となる識別IDとを前記移動管理サーバに送信してサービスの移動を通知する
    ことを特徴とする請求項19乃至21の何れかに記載の端末。
  23. 利用中のサービスに関するデータを保持するサービスデータ記憶手段と、前記移動管理サーバにサービスの移動を通知した後、前記サービスデータ記憶手段に保持したサービスに関するデータを消去する消去手段を備えることを特徴とする請求項19から請求項22の何れかに記載の端末。
  24. 前記移動先の端末が、移動元の端末が利用していたサービスに関するデータの再構築に必要なデータに基づいて、サービスに関するデータを再構築するサービスデータ再構築手段を備え、
    前記移動管理サーバにサービスの移動を通知した後、前記サービスデータ再構築手段が、前記移動先の端末の端末IDを送信して前記サービスサーバから受け取った前記移動元の端末が利用していたサービスに関するデータの再構築に必要なデータに基づいて、サービスに関するデータを再構築することを特徴とする請求項19から請求項23の何れかに記載の端末。
  25. 端末に対してサービスを提供するサービスサーバであって、
    前記サービスを利用中の前記移動元の端末との間のセッション情報を記憶するセッション情報記憶手段と、
    前記セッション情報を識別するセッションIDと前記移動元の端末の端末IDとを、前記セッションIDと前記移動元の端末の端末IDとの関連付け情報を記録する移動管理サーバに送信する機能と、
    前記移動先の端末からのサービス要求を受けた際に、前記移動管理サーバの前記関連付け情報から前記移動元又は移動先の端末の端末IDと関連するセッションIDを取得し、取得した前記セッションIDを前記移動先の端末に送信し、前記セッションIDにより識別される前記セッション情報を利用して前記移動先の端末に前記サービスを提供する機能を備えることを特徴とするサービスサーバ。
  26. 前記移動元の端末からの端末IDを伴うサービス要求に対して、前記移動元の端末との間で新規のセッションを開始し、前記移動元の端末との間のセッションに関する情報の前記セッションIDと前記移動元の端末の端末IDとを前記移動管理サーバに送信する機能を有することを特徴とする請求項25に記載のサービスサーバ。
  27. 前記移動先の端末からのサービス要求を受けた際に、前記移動管理サーバに対して、前記移動先の端末の端末IDを送信し、前記移動管理サーバから前記移動先の端末の端末IDと関連する前記セッションIDを取得し、取得した前記セッションIDを前記移動先の端末に送信することを特徴とする請求項25又は請求項26に記載のサービスサーバ。
  28. 前記セッション情報記憶手段は、前記サービスを利用中の前記移動元の端末との間のセッション情報と、前記移動元の端末の端末IDとを関連付けて記憶し、
    前記サービスサーバは、
    移動管理サーバからのサービスの移動通知を受信するサービス移動通知受信手段と、
    前記サービス移動通知受信手段が前記移動管理サーバからサービスの移動通知を受信した際に、前記セッション情報記憶手段の前記セッション情報に関連付けられた前記端末IDを書き換える機能を備えることを特徴とする請求項25乃至27の何れかに記載のサービスサーバ。
  29. サービスサーバが提供するサービスを利用する端末上で実行されるプログラムであって、
    前記サービスサーバに対して端末毎に付与された端末IDを送信してサービス要求を行う処理と、
    サービスの移動元又は移動先である他方の端末の前記端末IDと自身の前記端末IDとを、前記サービスサーバとサービスを利用中の移動元の端末との間のセッション情報を識別するセッションIDと前記移動元の端末の端末IDとの関連付け情報を記憶する移動管理サーバに送信して端末間のサービスの移動を通知する処理とを、前記端末に実行させ、
    前記移動管理サーバは、前記端末から当該端末の前記端末ID及び前記他方の端末の前記端末IDを受信すると、受信した前記端末IDに関連する前記セッションIDを前記サービスサーバに通知し、
    前記サービスサーバは、前記サービスを利用中の前記移動元の端末との間のセッション情報を記憶し、前記移動先の端末から前記サービス要求を受信し前記セッションIDを取得すると、取得した前記セッションIDにより識別される前記セッション情報を利用して前記移動先の端末に前記サービスを提供する
    ことを特徴とするプログラム。
  30. 移動元又は移動先である他方の端末から前記端末IDを取得する処理と、
    自身の端末IDと取得した他方の端末の端末IDとを前記移動管理サーバに送信してサービスの移動を通知する処理を、前記端末に実行させることを特徴とする請求項29に記載のプログラム。
  31. サービスサーバが提供するサービスを利用する端末で実行される前記プログラムであって、
    端末毎に付与された端末IDを端末ID記憶手段から読み出す処理と、
    前記サービスサーバに対して前記端末IDを送信してサービス要求を行う少なくとも1つのクライアントアプリケーションと、
    自身の端末IDと、移動元又は移動先である他方の端末との間で一意となる識別IDとを前記移動管理サーバに送信してサービスの移動を通知する処理とを、前記端末に実行させることを特徴とする請求項29又は請求項30に記載のプログラム。
  32. 利用中のサービスに関するデータをサービスデータ記憶手段に保持する処理と、
    前記移動管理サーバにサービスの移動を通知した後、前記サービスデータ記憶手段に保持したサービスに関するデータを消去する処理を、前記端末に実行させることを特徴とする請求項29から請求項31の何れかに記載のプログラム。
  33. 前記移動先の端末において、前記移動管理サーバにサービスの移動を通知した後、前記移動先の端末の端末IDを送信して前記サービスサーバから受け取った前記移動元の端末が利用していたサービスに関するデータの再構築に必要なデータに基づいて、サービスに関するデータを再構築する処理を、前記端末に実行させることを特徴とする請求項29から請求項32の何れかに記載のプログラム。
  34. 移動元の端末で利用中のサービスの移動先の端末への移動を管理する移動管理サーバ上で実行されるプログラムであって、
    前記サービスを提供するサービスサーバとサービスを利用中の移動元の端末との間のセッション情報を識別するセッションIDと、前記移動元の端末の端末IDとの関連付け情報を関連付け情報記憶手段に記録する処理と、
    前記移動先の端末からのサービス要求を受けた、前記サービスを利用中の前記移動元の端末との間のセッション情報を記憶し、前記セッションIDを取得すると取得した前記セッションIDにより識別される前記セッション情報を利用して前記移動先の端末に前記サービスを提供する前記サービスサーバから、前記移動元又は移動先の端末の端末IDと関連するセッションIDの取得要求があった場合に、前記関連付け情報を参照して前記移動元又は移動先の端末の端末IDと関連するセッションIDを前記サービスサーバに通知する処理とを、前記移動管理サーバに実行させることを特徴とするプログラム。
  35. 前記サービスサーバが前記移動元の端末との間で新規のセッションを開始した場合に、前記サービスサーバから送信される前記セッションIDと前記移動元の端末の端末IDを受信し、前記関連付け情報を前記関連付け情報記憶手段に記録する処理を、前記移動管理サーバに実行させることを特徴とする請求項34に記載のプログラム。
  36. 前記移動元の端末又は前記移動先の端末から、自身の端末IDと他方の端末の端末IDを伴うサービスの移動の通知を受けた場合に、前記移動元の端末の端末IDと前記移動先の端末の端末IDを端末変更情報として端末変更情報記憶手段に記録する処理と、
    前記関連付け情報と前記端末変更情報を参照し、前記移動先の端末の端末IDと関連する前記セッションIDを前記サービスサーバに送信する処理とを、前記移動管理サーバに実行させることを特徴とする請求項34又は請求項35に記載のプログラム。
  37. 前記移動元の端末と前記移動先の端末から、自身の端末IDと、前記移動元の端末と前記移動先の端末の間で同一となる識別IDを伴うサービスの移動の通知を受けた場合に、前記移動元の端末の端末IDと前記識別IDの組と前記移動先の端末の端末IDと前記識別IDの組を対応させて端末変更情報として端末変更情報記憶手段に記録する処理と、
    前記関連付け情報と前記端末変更情報を参照し、前記移動先の端末の端末IDと関連する前記セッションIDを前記サービスサーバに送信する処理とを、前記移動管理サーバに実行させることを特徴とする請求項34又は請求項35に記載のプログラム。
  38. 移動元の端末で利用中のサービスの移動先の端末への移動を管理する移動管理サーバ上で実行される前記プログラムであって、
    前記サービスを提供するサービスサーバを含む少なくとも1つのサービスサーバの通知先情報を通知先情報記憶手段から読み出す処理と、
    前記移動元の端末又は前記移動先の端末から、自身の端末IDと他方の端末の端末IDを伴うサービスの移動の通知を受信する処理と、
    前記サービスの移動の通知を受けた場合に、前記移動元の端末の端末IDと前記移動先の端末の端末IDを伴うサービス移動通知を、前記通知先情報記憶手段から読み出した前記サービスサーバに送信する処理とを、前記移動管理サーバに実行させることを特徴とする請求項34乃至37の何れかに記載のプログラム。
  39. 移動元の端末で利用中のサービスの移動先の端末への移動を管理する移動管理サーバ上で実行される前記プログラムであって、
    前記サービスを提供するサービスサーバを含む少なくとも1つのサービスサーバの通知先情報を通知先情報記憶手段から読み出す処理と、
    前記移動元の端末と前記移動先の端末から、自身の端末IDと、前記移動元の端末と前記移動先の端末の間で一意となる識別IDを伴うサービスの移動の通知を受信する処理と、
    前記サービスの移動の通知を受けた場合、前記移動元の端末の端末IDと前記識別IDの組と前記移動先の端末の端末IDと前記識別IDの組を対応させて端末変更情報として端末変更情報記憶手段に記録する処理と、
    前記端末変更情報記憶手段を参照し、前記移動元の端末の端末IDと前記移動先の端末の端末IDを伴うサービス移動通知を、前記通知先情報記憶手段から読み出した前記サービスサーバに送信する処理とを、前記移動管理サーバに実行させることを特徴とする請求項34乃至37の何れかに記載のプログラム。
  40. 端末に対してサービスを提供するサービスサーバ上で実行されるプログラムであって、
    前記サービスを利用中の前記移動元の端末との間のセッション情報を記憶する処理と、
    前記セッション情報を識別するセッションIDと前記移動元の端末の端末IDとを、前記セッションIDと前記移動元の端末の端末IDとの関連付け情報を記録する移動管理サーバに送信する処理と、
    前記移動先の端末からのサービス要求を受けた際に、前記移動管理サーバの前記関連付け情報から前記移動元又は移動先の端末の端末IDと関連するセッションIDを取得し、取得した前記セッションIDを前記移動先の端末に送信し、前記セッションIDにより識別される前記セッション情報を利用して前記移動先の端末に前記サービスを提供する処理とを、前記サービスサーバに実行させることを特徴とするプログラム。
  41. 端末に対してサービスを提供するサービスサーバ上で実行される前記プログラムであって、
    前記サービスを利用中の前記移動元の端末との間のセッション情報と、前記移動元の端末の端末IDとを関連付けてセッション情報記憶手段に記憶する処理と、
    移動管理サーバからのサービスの移動通知を受信する処理と、
    前記移動管理サーバからサービスの移動通知を受信した際に、前記セッション情報記憶手段の前記セッション情報に関連付けられた前記端末IDを書き換える処理とを、前記サービスサーバに実行させることを特徴とする請求項40に記載のプログラム。
  42. 移動元の端末で利用中のサービスを移動先の端末へ移動するサービス移動システムであって、
    前記サービスを提供し、前記サービスを利用中の前記移動元の端末との間のセッション情報を記憶するサービスサーバと、
    前記サービスサーバとサービスを利用中の前記移動元の端末との間のセッション情報を識別するセッションIDと、前記移動元の端末の端末IDとの関連付け情報を記憶する移動管理サーバとを備え、
    前記移動元の端末と前記移動先の端末は、
    端末毎に付与された端末IDを前記サービスサーバに送信してサービス要求を行う少なくとも1つのクライアントアプリケーションと、
    自身の端末IDと他方の端末の端末IDを前記移動管理サーバに送信してサービスの移動を通知するサービス移動管理手段とを備え、
    前記移動先の端末からのサービス要求を受けた前記サービスサーバが、前記移動管理サーバの前記関連付け情報から前記移動元又は移動先の端末の端末IDと関連するセッションIDを取得し、取得した前記セッションIDを前記移動先の端末に送信し、前記セッションIDにより識別される前記セッション情報を利用して前記移動先の端末に前記サービスを提供することを特徴とするサービス移動システム。
  43. 移動元の端末で利用中のサービスを移動先の端末へ移動するサービス移動システムであって、
    前記サービスサーバは、前記サービスを提供し、サービスを利用中の前記移動元の端末との間のセッション情報と前記移動元の端末の端末IDとの関連付け情報を記憶し、
    前記移動管理サーバは、前記サービスサーバを含む少なくとも1つのサービスサーバの通知先情報を記憶し、
    前記移動先の端末又は前記移動元の端末からのサービスの移動の通知を受けた前記移動管理サーバが、前記サービスサーバにサービスの移動を通知することを特徴とする請求項42に記載のサービス移動システム。
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