JP5516017B2 - 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、および電子機器 - Google Patents

電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、および電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、および電子機器に関する。
溶液中に電気泳動粒子を分散させてなる分散液に電界を印加した際に、クーロン力によって電気泳動粒子が泳動する現象(電気泳動現象)が知られており、当該現象を利用した、例えば、電子ペーパーなどの電気泳動表示装置が開発されている。
これらの電気泳動表示装置は、複数の画素毎に設けられた画素電極と、複数の画素電極に対向して共通に設けられた共通電極とを備えており、画素電極と共通電極との電位差により生じた電界によって、電気泳動粒子を泳動させるように駆動される。そして、電気泳動表示装置は、このような駆動方法によって泳動した電気泳動粒子の状態が表示画像として表示されている。
また、従来から、液晶ディスプレイや他のディスプレイなどの表示装置における代表的な駆動方法として、各画素電極の電位を切り替えるとともに、共通電極の電位も切り替える、いわゆる「コモン振り駆動」という駆動方法が知られている。また、コモン振り駆動を電気泳動表示装置に適用した技術が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に開示された技術によれば、コモン振り駆動によって、画素電極と共通電極との電位を、高電位と低電位との2値で制御することが可能となり、電気泳動表示装置の低電圧化が図れる。そして、電気泳動表示装置を、簡単な回路構成で、安価に製造することができる。さらに、電気泳動表示装置の駆動回路としてTFT(薄膜トランジスター:Thin Film Transistor)を用いた場合においては、低電圧の駆動を可能とするため、TFTの信頼性を確保することができるということである。
さらに、各画素にメモリーセルを備えることによって、各画素に書き込まれたデータを保持することができる回路も開示されている(特許文献2参照)。この回路構成である画素の駆動回路では、画素に書き込むデータが同一であれば、その画素へのデータ転送が不要となるため、周辺回路を停止させることができるので、大幅な消費電力の低下を期待することができる。
ここで、コモン振り駆動について説明する。図10は、従来の電気泳動表示装置におけるコモン振り駆動のタイミングチャートの一例である。まず、図10の説明に先立って、電気泳動表示装置を以下のように仮定する。まず、電気泳動表示装置内の各画素は、白色の電気泳動粒子(以下、「白色粒子」という)と、黒色の電気泳動粒子(以下、「黒色粒子」という)とを含む複数のマイクロカプセルで形成されているものとする。また、各マイクロカプセル内の黒色粒子は正(プラス:+)、白色粒子は負(マイナス:−)に帯電しているものとする。この場合、画素電極が高電位(例えば、10V)である場合、共通電極の電位が低電位のときに、マイクロカプセル内の黒色粒子が共通電極側に電気泳動して、画素が黒色の表示となる。また、画素電極が低電位(例えば、0V)である場合、共通電極の電位が高電位のときに、マイクロカプセル内の白色粒子が共通電極側に電気泳動して、画素が白色の表示となる。
なお、画素電極と共通電極との電位が等しい(共に低電位、または高電位)である場合、マイクロカプセル内の黒色粒子および白色粒子は電気泳動せず、現在の表示状態を保持する。
従来の電気泳動表示装置におけるコモン振り駆動のタイミングでは、図10に示したように、まず、表示設定期間において、黒色を表示したい画素(例えば、図10における画素B)のメモリーセルに、黒表示のためのデータを書き込み、白色を表示したい画素(例えば、図10における画素W)のメモリーセルに、白表示のためのデータを書き込む。表示設定期間においては、全ての画素電極の電位を共通電極の電位と等電位としておく。その後、表示書き換え期間において、各画素の画素電極の電位を書き込んだデータに応じて変化させるとともに、共通電極の電位VCOMを周期的に高電位と低電位とにする。これにより、各画素内のマイクロカプセルに画素電極と共通電極との電位差によって生じた電場によって、各画素に黒色の表示と白色の表示とが交互に書き込まれる。このように、共通電極の電位VCOMを高電位と低電位とに周期的に選択することによって、各画素が書き込まれることによって、電気泳動表示装置に書き込んだデータに応じた画像が表示される。
上述のように、電気泳動表示装置では、画素電極の電位と、共通電極の電位VCOMの電位とに応じて、黒色粒子または白色粒子が交互に電気泳動することによって、各画素が黒色表示または白色表示となる。そして、コモン振り駆動では、共通電極の電位VCOMを高電位と低電位とに周期的に選択する周期(電位選択周期)を速くすると、実際には黒色表示となる画素と白色表示となる画素とが交互に変化しているにも関わらず、人間の目には同時に黒色と白色が書き込まれているように見えるという利点を得ることができる。
特開昭52−70791号公報 特開昭58−143389号公報
上述のように、電気泳動表示装置には、黒色表示をするための黒色粒子と、白色表示をするための白色粒子との2種類の電気泳動粒子が存在する。そして、この白色粒子と黒色粒子とがマイクロカプセル内で電気泳動するときの泳動速度は、同じ速度ではなく、白色粒子と黒色粒子とで異なっている場合がある。
例えば、白色粒子の泳動速度の方が速く、黒色粒子の泳動速度が遅い場合を考える。このとき、白色粒子の泳動速度の特性に合わせてコモン振り駆動による画素の書き込み時間を決定すると、泳動速度の遅い黒色粒子の電気泳動が不充分となり、黒色が充分に表示されない可能性がある。また、逆に、黒色粒子の泳動速度の特性に合わせてコモン振り駆動による画素の書き込み時間を決定した場合には、白色表示する画素に対する書き込みが過剰となり、電気泳動表示装置の信頼性を低下させてしまう可能性がある。
しかしながら、従来のコモン振り駆動では、電気泳動粒子における泳動速度の特性が考慮されていない、という問題がある。
本発明は、上記の課題認識に基づいてなされたものであり、電気泳動粒子の泳動速度の特性を考慮して、電気泳動表示装置の各画素を駆動することができる電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、および電子機器を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の電気泳動表示装置の駆動方法は、複数の画素電極と、前記複数の画素電極に対向する共通電極と、前記複数の画素電極と前記共通電極との間に配置された正に帯電した第1の電気泳動粒子及び負に帯電し前記第1の電気泳動粒子と泳動速度が異なる第2の電気泳動粒子と、を含む表示部を有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、前記表示部に表示する画像データに応じて、各前記画素電極に第1の電位または第2の電位を印加した後の、該表示部に表示する画像を書き換える期間に、前記共通電極に印加する前記第1の電位と前記第2の電位とを周期的に切り替えるステップを有し、前記共通電極に前記第1の電位と前記第2の電位とを周期的に印加する際に、前記第1の電位を第1の印加時間印加し、前記第2の電位を前記第1の印加時間と異なる第2の印加時間印加することを繰り返す、ことを特徴とする。
この発明によれば、画素の共通電極に第1の電位を印加する第1の印加時間と第2の電位を印加する第2の印加時間とが異なる時間とすることができる。これにより、画素の共通電極に印加する電位の周期のデューティー比を変更することができる。その結果、共通電極に印加される電位の1周期の期間を例としてみた場合、電気泳動粒子が電気泳動する速度が電気泳動粒子毎に異なる場合でも、全ての電気泳動粒子が同じ移動距離で電気泳動するものとして、電気泳動表示装置のコモン振り駆動を行うことができる。このことにより、電気泳動表示装置の使用者には、電気泳動表示装置が表示する各色が同時に書き込まれているように見せることができる。
また、本発明の電気泳動表示装置の駆動方法において、前記第1の印加時間と前記第2の印加時間とは、前記第1の電気泳動粒子が、前記第1の印加時間にわたって印加された前記第1の電位と前記第2の電位との電位差に応じて電気泳動する距離は、前記第2の電気泳動粒子が、前記第2の印加時間にわたって印加された前記電位差に応じて電気泳動する距離と等しい、ことが望ましい。
この発明によれば、電気泳動粒子の泳動速度の特性を考慮して、画素の共通電極に印加する電位の周期のデューティー比を決定することができる。これにより、電気泳動粒子が電気泳動する速度が電気泳動粒子毎に異なることによって電気泳動表示装置の各色で書き込みが完了する時間が異なる場合でも、各色の書き込み時間が同じ時間である場合と同様に電気泳動表示装置のコモン振り駆動を行うことができる。その結果、電気泳動表示装置の使用者には、電気泳動表示装置が表示する各色が同時に書き込まれているように見せることができるとともに、特定の画素への書き込み不足や、特定の画素への過剰な書き込みによる信頼性の低下を軽減した最適な表示を実現することができる。
また、本発明の電気泳動表示装置の駆動方法において、前記第1の印加時間と前記第2の印加時間とは、前記第1の印加時間と前記第2の印加時間とを加算した時間が、50ms以下である、ことが望ましい。
この発明によれば、コモン振り駆動によって電気泳動表示装置が画像の表示を書き換える際に発生する反射率が低下している時間を、人間に視認されない程度の短い時間とすることができ、例えば、コモン振り駆動におけるフリッカーなど、使用者に視覚的なストレスを与えてしまうことを抑えることができる。これにより、表示品質に優れた電気泳動表示装置を提供することができる。
また、本発明の電気泳動表示装置は、複数の画素電極と、前記複数の画素電極に対向する共通電極と、前記複数の画素電極と前記共通電極との間に配置された正に帯電した第1の電気泳動粒子及び負に帯電し前記第1の電気泳動粒子と泳動速度が異なる第2の電気泳動粒子と、を含む表示部と、前記複数の画素電極及び前記共通電極に電位を供給する駆動回路と、前記駆動回路を制御する制御部とを有する電気泳動表示装置であって、前記制御部は、前記表示部に表示する画像データに応じて、各前記画素電極に第1の電位または第2の電位を印加した後の、該表示部に表示する画像を書き換える期間に、前記共通電極に印加する前記第1の電位と前記第2の電位とが周期的に切り替わるように前記駆動回路を制御し、前記共通電極に前記第1の電位と前記第2の電位とが周期的に印加される際に、前記第1の電位が第1の印加時間印加され、前記第2の電位が前記第1の印加時間と異なる第2の印加時間印加されることを繰り返すように前記駆動回路を制御する、ことを特徴とする。




この発明によれば、画素の共通電極に第1の電位を印加する第1の印加時間と第2の電位を印加する第2の印加時間とが異なる時間にデューティー比を変更したコモン振り駆動を行うことができる電気泳動表示装置を提供することができる。これにより、共通電極に印加される電位の1周期の期間を例としてみた場合、電気泳動粒子が電気泳動する速度が電気泳動粒子毎に異なる場合でも、全ての電気泳動粒子が同じ移動距離で電気泳動するものとして、電気泳動表示装置をコモン振り駆動によって制御することができる。その結果、電気泳動表示装置の使用者には、電気泳動表示装置が表示する各色が同時に書き込まれているように見せることができる電気泳動表示装置を実現することができる。
また、本発明の電子機器は、上記本発明の電気泳動表示装置を備える、ことを特徴とする。
また、本発明の電気泳動表示装置の駆動方法は、複数の画素電極と、前記複数の画素電極に対向する透光性の共通電極と、前記複数の画素電極と前記共通電極との間に配置された第1の極性に帯電した第1の電気泳動粒子及び前記第1の極性と逆の第2の極性に帯電し前記第1の電気泳動粒子より泳動速度が遅い第2の電気泳動粒子と、を含む表示部を有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、前記共通電極に、第1の電位と該第1の電位と異なる第2の電位とを周期的に切り替えて印加するとともに、前記画素電極に前記第1の電位を印加することで、前記第1の電気泳動粒子を前記共通電極側に移動し、前記画素電極に前記第2の電位を印加することで、前記第2の電気泳動粒子を前記共通電極側に移動させる表示書き換えステップを有し、前記共通電極に前記第1の電位が印加される期間は、前記第2の電位が印加される期間より長い、ことを特徴とする。
この発明によれば、電気泳動表示装置が表示する各色が同時に書き込まれているように見せることができ、使用者に視覚的なストレスを与えない、表示品質に優れた電気泳動表示装置を備えた電子機器を提供することができる。
本発明によれば、電気泳動粒子の泳動速度の特性を考慮して、電気泳動表示装置の各画素を駆動することができる。
本発明の実施形態による電気泳動表示装置の概略構成を示したブロック図である。 本実施形態の電気泳動表示装置の画素回路の構成の一例を示したブロック図である。 本実施形態の電気泳動表示装置の表示部の構成の一例を示した図である。 本実施形態の電気泳動表示装置における電気泳動素子の動作の一例を示した図である。 本実施形態の電気泳動表示装置におけるコモン振り駆動のタイミングチャートの一例である。 本実施形態の電気泳動表示装置の反射率を時系列で測定したグラフを示す図である。 本実施形態の電気泳動表示装置および従来の電気泳動表示装置における画像の表示の一例を模式的に示した図である。 本実施形態の電気泳動表示装置および従来の電気泳動表示装置における画素書き込みの一例を模式的に示した図である。 本実施形態の電気泳動表示装置を適用した電子機器の一例を示した図である。 従来の電気泳動表示装置におけるコモン振り駆動のタイミングチャートの一例である。
<電気泳動表示装置>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数などを異ならせている。
図1は、本発明の実施形態による電気泳動表示装置の概略構成を示したブロック図である。図1では、本実施形態の一例として、アクティブマトリクス方式の電気泳動表示装置を示している。図1に示した電気泳動表示装置1は、複数の画素2がマトリクス状に配列された表示部3と、表示部3の周辺領域に走査線駆動回路6と、データ線駆動回路7と、共通電源変調回路8と、コントローラー9とを備えている。
表示部3は、Y軸方向に沿ってm個、X軸方向に沿ってn個の画素2が配列されている。表示部3内の各画素2は、走査線駆動回路6から延びる複数の走査線4と、データ線駆動回路7から延びる複数のデータ線5との交差位置にそれぞれ配置されている。
走査線駆動回路6は、コントローラー9によって指定された画素2を選択するための選択信号を、表示部3のX軸方向(行方向)に配置された画素2の行毎に出力する。走査線駆動回路6が選択信号を出力する際には、表示部3のX軸方向に沿って配線された複数の走査線4(Y1、Y2、・・・、Ym)に順次、選択信号を出力する。この選択信号によって選択された画素2に、データ線駆動回路7から出力されたデータ線5の電位が書き込まれる。
なお、本実施形態においては、画素2を選択する場合には、走査線4の電位を高電位(“High”レベル)とし、画素2を選択しない場合には、走査線4の電位を低電位(“Low”レベル)とするものとする。
データ線駆動回路7は、コントローラー9から入力された画像データを、表示部3のY軸方向(列方向)に配置された画素2の列毎に、表示部3のY軸方向に沿って配線された複数のデータ線5(X1、X2、・・・、Xn)にそれぞれ出力する。データ線駆動回路7からデータ線5に出力された画像データは、走査線駆動回路6から出力された選択信号によって選択された列の画素2に書き込まれる。
なお、本実施形態においては、画像データ“0”を画素2に書き込む場合には、データ線5の電位を低電位(“Low”レベル)とし、画像データ“1”を画素2に書き込む場合には、データ線5の電位を高電位(“High”レベル)とするものとする。
共通電源変調回路8は、全ての画素2で共通に用いられる画素回路グラウンド線10と、画素回路電源線11とに、各画素2内の画素回路の電源となる電位を供給する。また、共通電源変調回路8は、コントローラー9の制御に応じて、全ての画素2で共通に用いられる共通電極電源線12と、画素制御線13と、画素制御線14とに、各画素2を駆動するために必要な電位を供給する。各画素2は、書き込まれた画像データ、および共通電源変調回路8から供給された共通電極電源線12と、画素制御線13と、画素制御線14とに応じて、画素2内の電気泳動粒子がそれぞれ電気泳動し、電気泳動表示装置1に表示画像が表示される。
共通電源変調回路8から画素制御線13に供給される電位S1と、画素制御線14に供給される電位S2とは、各画素2に書き込まれた画像データに応じて各画素2の表示を変更するために、コントローラー9の制御によって、それぞれ供給する電位が切り替えられる。また、共通電源変調回路8から画素制御線13に供給される電位S1と、画素制御線14に供給される電位S2とは、各画素2に表示している現在の表示状態を保持するために、コントローラー9の制御によって、それぞれハイインピーダンス状態(Hi−Z)とされる。
共通電源変調回路8から共通電極電源線12に供給される電位VCOMは、各画素2に書き込まれた画像データに応じて各画素2の表示を変更するために、コントローラー9の制御によって、供給する電位が切り替えられる。例えば、共通電極電源線12に供給する電位VCOMは、画素2のコモン振り駆動を行うために、周期的に高電位(“High”レベル)と低電位(“Low”レベル)とに交互に切り替える。これにより、各画素2内の電気泳動粒子が移動する距離を制御して、電気泳動表示装置1の使用者に対して黒色と白色とが同時に書き込まれているように見せる。また、共通電源変調回路8から共通電極電源線12に供給される電位VCOMは、各画素2に表示している現在の表示状態を保持するために、コントローラー9の制御によって、ハイインピーダンス状態(Hi−Z)とされる。
コントローラー9は、図示しないCPU(Central Processing Unit)などの電気泳動表示装置1の制御部から入力される制御信号に基づいて、走査線駆動回路6、データ線駆動回路7、共通電源変調回路8のそれぞれの動作を制御する。
次に、本実施形態の電気泳動表示装置における画素回路の構成について説明する。図2は、本実施形態の電気泳動表示装置1の画素2の回路構成の一例を示したブロック図である。図2において、画素2は、選択トランジスター(薄膜トランジスター:Thin Film Transistor)21と、ラッチ回路22と、スイッチ回路23と、画素電極24と、共通電極25と、電気泳動素子26とによって構成されている。また、各画素2には、走査線4と、データ線5と、画素回路グラウンド線10と、画素回路電源線11と、共通電極電源線12と、画素制御線13と、画素制御線14とが接続されている。図2に示した構成によって、画素2は、9つのトランジスターによって構成された、いわゆる9T(9トランジスター)型の画素構造となっている。また、画素2は、ラッチ回路22によって画像データの電位を保持するSRAM(Static Random Access Memory)方式の構成である。
選択トランジスター21は、画素2を選択するための画素スイッチング素子であり、例えば、N型のMOS(Metal Oxide Semiconductor:金属酸化膜半導体)で形成されている。選択トランジスター21のゲート端子には走査線4、ソース端子にはデータ線5、ドレイン端子にはラッチ回路22の入力端子N1がそれぞれ接続されている。選択トランジスター21は、走査線駆動回路6から走査線4を介して選択信号が入力されている期間中、データ線5とラッチ回路22とを接続させることによって、データ線駆動回路7からデータ線5を介して入力される画像データをラッチ回路22に入力させる。
ラッチ回路22は、画素2に入力された画像データを保持する回路であり、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補型金属酸化膜半導体)で形成された転送インバータ22tと帰還インバータ22fとによって構成されている。また、転送インバータ22tと帰還インバータ22fとの電源およびグラウンド端子には、それぞれ、画素回路電源線11と画素回路グラウンド線10とが接続されている。転送インバータ22tと帰還インバータ22fとは、互いの入力に他方の出力が接続されたループ構造となっている。ラッチ回路22は、このループ構造によって、選択トランジスター21を介してラッチ回路22の入力端子N1である転送インバータ22tの入力端子に入力された、データ線駆動回路7からの画像データを保持する。そして、転送インバータ22tの出力端子はラッチ回路22の出力端子N2として、帰還インバータ22fの出力端子はラッチ回路22の出力端子N3としてそれぞれ、スイッチ回路23のゲート端子に接続される。
スイッチ回路23は、ラッチ回路22に保持された画素2の画像データに応じて、画素制御線13または画素制御線14の電位を選択して画素電極24に出力するセレクタ回路であり、例えば、CMOSで形成されたトランスミッションゲート231とトランスミッションゲート232とによって構成されている。トランスミッションゲート231とトランスミッションゲート232とのゲート端子には、ラッチ回路22の出力端子N2と出力端子N3とがそれぞれ接続されている。また、トランスミッションゲート231のソース端子には画素制御線13が、トランスミッションゲート232のソース端子には画素制御線14が、それぞれ接続されている。トランスミッションゲート231のドレイン端子とトランスミッションゲート232のドレイン端子は、共に画素電極24に接続されている。
スイッチ回路23は、ラッチ回路22の出力端子N2と出力端子N3とに出力された画像データ(“0”=“Low”レベル、または“1”=“High”レベル)に応じて、トランスミッションゲート231またはトランスミッションゲート232のいずれか一方がオン状態となる。そして、オン状態となっているトランスミッションゲート231またはトランスミッションゲート232に接続されている画素制御線13の電位S1または画素制御線14の電位S2が、画素電極24に出力される。
ここで、画素電極24に出力される電位について具体的に説明する。画素2の画像データとして“0”(“Low”レベル)を書き込む場合は、データ線駆動回路7は、データ線5の電位を低電位(“Low”レベル)とする。そして、走査線駆動回路6は、走査線4によって画素2を選択する。これにより、選択トランジスター21がオン状態となり、ラッチ回路22内の転送インバータ22tの出力が“High”レベルとなる。また、転送インバータ22tの“High”レベルの出力によって、ラッチ回路22内の帰還インバータ22fの出力が“Low”レベルとなり、帰還インバータ22fの“Low”レベルの出力によって転送インバータ22tの“High”レベルの出力が維持される。
このようにして、データ線5の“Low”レベルがラッチ回路22に保持される。そして、転送インバータ22tの出力端子であるラッチ回路22の出力端子N2の“High”レベルと、帰還インバータ22fの出力端子であるラッチ回路22の出力端子N3の“Low”レベルとに応じて、トランスミッションゲート231がオン状態、トランスミッションゲート232がオフ状態となり、画素制御線13の電位S1が、画素電極24に出力される。
一方、画素2の画像データとして“1”(“High”レベル)を書き込む場合は、データ線駆動回路7は、データ線5の電位を高電位(“High”レベル)とする。そして、走査線駆動回路6は、走査線4によって画素2を選択する。これにより、選択トランジスター21がオン状態となり、ラッチ回路22内の転送インバータ22tの出力が“Low”レベルとなる。また、転送インバータ22tの“Low”レベルの出力によって、ラッチ回路22内の帰還インバータ22fの出力が“High”レベルとなり、帰還インバータ22fの“High”レベルの出力によって転送インバータ22tの“Low”レベルの出力が維持される。
このようにして、データ線5の“High”レベルがラッチ回路22に保持される。そして、転送インバータ22tの出力端子であるラッチ回路22の出力端子N2の“Low”レベルと、帰還インバータ22fの出力端子であるラッチ回路22の出力端子N3の“High”レベルとに応じて、トランスミッションゲート231がオフ状態、トランスミッションゲート232がオン状態となり、画素制御線14の電位S2が、画素電極24に出力される。
このようにして、画像データに応じて画素制御線13または画素制御線14が選択され、選択された画素制御線13の電位S1または画素制御線14の電位S2が、スイッチ回路23を介して画素電極24に出力される。
電気泳動素子26は、画素電極24と共通電極25との間に挟持され、画素電極24と共通電極25との電位差によって電気泳動素子26に備えた複数のマイクロカプセル内の白色粒子と黒色粒子とが電気泳動する。そして、白色粒子と黒色粒子とが電気泳動した距離に応じた階調の画像が表示される。
コモン振り駆動においては、白色粒子と黒色粒子とが電気泳動する方向を、画素電極24に入力される画素制御線13の電位S1または画素制御線14の電位S2によって制御することができる。また、白色粒子と黒色粒子とが電気泳動する距離を、共通電極25に入力される電位VCOMによって制御することができる。
この白色粒子と黒色粒子とが電気泳動する方向と距離とを制御することによって、画素2が表示する画像の階調を制御することができる。
次に、本実施形態の電気泳動表示装置の表示部3について説明する。図3は、本実施形態の電気泳動表示装置1の表示部3の構成の一例を示した図である。図3(a)には、表示部3の部分断面図を示している。また、図3(b)には、マイクロカプセルの構成図を示している。
図3(a)に示したように、表示部3は画素電極24を備えた素子基板30および共通電極25を備えた対向基板31により、電気泳動素子26を挟持する構成となっている。電気泳動素子26は、複数のマイクロカプセル260によって構成されている。電気泳動素子26は、接着剤35を用いて素子基板30と対向基板31との間に固定されている。すなわち、電気泳動素子26と素子基板30、対向基板31との間に接着剤層35が形成されている。
なお、素子基板30側の接着剤層35は画素電極24面と接着するために必用なものであるが、対向基板31側の接着剤層35については必須ではない。これは、予め、対向基板31に対して、共通電極25と複数のマイクロカプセル260と対向基板31側の接着剤層35とを、一貫した製造工程で造り込んだあと、電気泳動シートとして取り扱う場合においては、接着剤層として必用となるのは、素子基板30側の接着剤層35のみとなる場合が想定されるからである。
素子基板30は、例えば、ガラスやプラスティックなどからなる基板である。素子基板30上には、それぞれの画素2毎に矩形に形成された画素電極24が形成されている。図示は省略しているが、各画素電極24の間の領域や画素電極24の下面(図3(a)においては、素子基板30側の層)には、図1および2で示した走査線4、データ線5、画素回路グラウンド線10、画素回路電源線11、共通電極電源線12、画素制御線13、画素制御線14、選択トランジスター21、ラッチ回路22、スイッチ回路23などが形成されている。
対向基板31は、画像を表示する側となるため、例えば、ガラスなどの透光性を有する基板である。対向基板31上に形成された共通電極25には、透光性と導電性とを備えた材質である、例えば、MgAg(マグネシウム銀)、ITO(インジウム・スズ酸化物)、IZO(登録商標:インジウム・亜鉛酸化物)などが用いられる。
なお、電気泳動素子26は、あらかじめ対向基板31側に形成され、接着剤層35までを含めた電気泳動シートとして取り扱われるのが一般的である。また、接着剤層35側には、保護用の剥離紙が貼り付けられている。
製造工程においては、別途製造された、画素電極24や回路などが形成された素子基板30に対して、剥離紙を剥がした当該電気泳動シートを貼り付けることによって、表示部3を形成している。このため、一般的な構成では、接着剤層35は画素電極24側のみに存在することになる。
図3(b)は、マイクロカプセル260の構成図である。マイクロカプセル260は、例えば、50μm程度の粒径である。また、マイクロカプセル260の外郭部は、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチルなどのアクリル樹脂、ユリア樹脂、アラビアゴムなどの透光性を有する高分子樹脂を用いて形成されている。このマイクロカプセル260は、共通電極25と画素電極24との間に挟持されており、1つの画素内に1つまたは複数のマイクロカプセル260が縦横に配列されている。マイクロカプセル260の周囲を埋めるように、当該マイクロカプセル260を固定するバインダ(図示は省略)が設けられている。
また、マイクロカプセル260の内部には、分散媒261と、電気泳動粒子として複数の白色粒子262、複数の黒色粒子263の帯電粒子が封入されている。
分散媒261は、白色粒子262と黒色粒子263とをマイクロカプセル260内に分散させる液体である。
分散媒261としては、例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール、メチルセルソルブなどのアルコール系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの各種エステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類、ぺンタン、ヘキサン、オクタンなどの脂肪族炭化水素、シクロへキサン、メチルシクロへキサンなどの脂環式炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキシルベンゼン、ヘブチルベンゼン、オクチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ウンデシルベンゼン、ドデシルベンゼン、トリデシルベンゼン、テトラデシルベンゼンなどの長鎖アルキル基を有するベンゼン類などの芳香族炭化水素、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素、カルボン酸塩、またはその他の種々の油類などの単独またはこれらの混合物に界面活性剤などを配合したものを挙げることができる。
白色粒子262は、例えば、二酸化チタン、亜鉛華、三酸化アンチモンなどの白色顔料からなる粒子(高分子あるいはコロイド)であり、例えば、負(マイナス:−)に帯電されている。
黒色粒子263は、例えば、アニリンブラック、カーボンブラックなどの黒色顔料からなる粒子(高分子あるいはコロイド)であり、例えば、正(プラス:+)に帯電されている。
このため、白色粒子262および黒色粒子263は、分散媒261中で画素電極24と共通電極25との間の電位差によって発生する電場中を移動することができる。
これらの顔料には、必要に応じ、電解質、界面活性剤、金属石鹸、樹脂、ゴム、油、ワニス、コンパウンドなどの粒子からなる荷電制御剤、チタン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シラン系カップリング剤などの分散剤、潤滑剤、安定化剤などを添加することができる。
次に、本実施形態の電気泳動表示装置における電気泳動素子の動作について説明する。図4は、本実施形態の電気泳動表示装置1における電気泳動素子26の動作の一例を示した図である。図4(a)は、画素2が白色表示をする場合、図4(b)は、画素2が黒色表示をする場合をそれぞれ示している。
なお、以下の説明においては、白色粒子262は負(マイナス:−)、黒色粒子263は正(プラス:+)に帯電しているものとする。また、画素制御線13の電位S1は、常に高電位(“High”レベル)、画素制御線14の電位S2は、常に低電位(“Low”レベル)であるものとする。本実施形態では、正に帯電した黒色粒子263が第1の電気泳動粒子に対応し、負に帯電した白色粒子262が第2の電気泳動粒子に対応する。
図4(a)に示すように、画素2に白色を表示する場合、画像データとして“1”(“High”レベル)を書き込む。これにより、画素電極24に画素制御線14の電位S2(低電位)が入力されて、画素電極24が”Low“レベルとなる。その後、共通電極25に共通電極電源線12から高電位(”High“レベル)の電位VCOMを入力すると、画素電極24と共通電極25との間に電位差が生じ、白色粒子262は共通電極25側に、黒色粒子263は画素電極24側にそれぞれ電気泳動して、画素2が白色(W)の表示となる。
一方、この場合において、共通電極25に共通電極電源線12から低電位(”Low“レベル)の電位VCOMを入力したときには、画素電極24と共通電極25との間に電位差が生じないため、白色粒子262および黒色粒子263は共に電気泳動せず、現在の表示状態を保持する。
また、図4(b)に示すように、画素2に黒色を表示する場合、画像データとして“0”(“Low”レベル)を書き込む。これにより、画素電極24に画素制御線13の電位S1(高電位)が入力されて、画素電極24が“High”レベルとなる。その後、共通電極25に共通電極電源線12から低電位(“Low”レベル)の電位VCOMを入力すると、画素電極24と共通電極25との間に電位差が生じ、白色粒子262は画素電極24側に、黒色粒子263は共通電極25側にそれぞれ電気泳動して、画素2が黒色(B)の表示となる。
一方、この場合において、共通電極25に共通電極電源線12から高電位(”High“レベル)の電位VCOMを入力したときには、画素電極24と共通電極25との間に電位差が生じないため、白色粒子262および黒色粒子263は共に電気泳動せず、現在の表示状態を保持する。
このように、電気泳動素子26は、画素2に書き込まれる画像データに基づいて選択され、画素電極24に入力された画素制御線13の電位S1または画素制御線14の電位S2と、共通電極25に入力された共通電極電源線12の電位VCOMとによって、白色粒子と黒色粒子との電気泳動を制御することができる。
以下、図4(a)に示したような、画像データを書き込んで共通電極25の電位VCOMを高電位とすることによって画素2に白色を表示させる動作を、「白書き込み」という。また、図4(b)に示したような、画像データを書き込んで共通電極25の電位VCOMを低電位とすることによって画素2に黒色を表示させる動作を、「黒書き込み」という。
<電気泳動表示装置の駆動方法>
次に、本実施形態の電気泳動表示装置の駆動方法であるコモン振り駆動について説明する。図5は、本実施形態の電気泳動表示装置1におけるコモン振り駆動のタイミングチャートの一例である。
なお、以下の説明においては、図4の説明と同様に、白色粒子262は負(マイナス:−)、黒色粒子263は正(プラス:+)に帯電しているものとする。ただし、同じ電位差が同じ期間だけ生じているときに、白色粒子262、黒色粒子263が電気泳動するときの泳動速度がそれぞれ異なる。この泳動速度の違いによって、電気泳動表示装置1において白書き込みが完了するまでの時間と黒書き込みが完了するまでの時間とが異なる。以下の説明においては、黒色粒子263の泳動速度の方が、白色粒子262の泳動速度よりも遅いものと仮定し、白書き込みの合計時間が200ms、黒書き込みの合計時間が300msでそれぞれの書き込みが完了するものとして説明を行う。
また、図4の説明と同様に、画素制御線13の電位S1は、常に高電位(“High”レベル)、画素制御線14の電位S2は、常に低電位(“Low”レベル)であるものとする。
また、図5に示した表示書き換え期間txよりも前の期間(表示設定期間)においては、図10に示した従来の電気泳動表示装置におけるコモン振り駆動のタイミングと同様に、黒色を表示したい画素(例えば、図5における画素B)の画素電極24の電位を高電位、白色を表示したい画素(例えば、図5における画素W)の画素電極24の電位を低電位に、それぞれ設定してあるものとする。すなわち、画素Bの画素電極24には画素制御線13の電位S1(高電位)が入力され、画素Wの画素電極24には画素制御線14の電位S2(低電位)が入力されているものとする。
その後、表示書き換え期間txにおいて、図に示したように、共通電極25に入力される共通電極電源線12の電位VCOMを周期的に高電位(“High”レベル)と低電位(“Low”レベル)とに交互に切り替える。これにより、各画素2内のマイクロカプセル260に画素電極24と共通電極25との電位差による電場が生じ、各画素2に黒色の表示と白色の表示とが交互に書き込まれる。
その後、表示保持期間thにおいて、共通電極25に入力される共通電極電源線12の電位VCOMをハイインピーダンス状態(Hi−Z)またはディスチャージ状態(GND)とする。これにより、各画素2に書き込まれた状態を保持する。なお、表示保持期間thにおいては、画素電極24に入力される画素制御線13の電位S1および画素制御線14の電位S2もハイインピーダンス状態(Hi−Z)またはディスチャージ状態(GND)とする。
本実施形態の電気泳動表示装置1におけるコモン振り駆動では、図に示したように、表示書き換え期間txにおいて、共通電極25に入力される共通電極電源線12の電位VCOMを高電位と低電位と周期的に切り替える。このとき、電位VCOMを高電位(“High”レベル)とする時間と電位VCOMを低電位(“Low”レベル)とする時間とを異なる時間とする。すなわち、共通電極25に入力される電位VCOMの周期のデューティーを変更する。
この共通電極25に入力される電位VCOMの周期のデューティー比は、白色粒子262の電気泳動によって白書き込みが完了するまでの時間と、黒色粒子263の電気泳動によって黒書き込みが完了するまでの時間との比によって決定する。すなわち、黒色粒子263の泳動速度と白色粒子262の泳動速度との比によって決定することができる。
本実施形態においては、白書き込みが完了するまでの時間が200ms、黒書き込みが完了するまでの時間が300msであるため、電位VCOMを高電位(“High”レベル)とする合計時間と電位VCOMを低電位(“Low”レベル)とする合計時間とは、それぞれ下式(1)によって決定することができる。
W時間:B時間=H合計時間:L合計時間=200ms:300ms ・・・(1)
上式(1)において、W時間は、白書き込みが完了するまでの時間、B時間は、黒書き込みが完了するまでの時間、H合計時間は、電位VCOMを高電位(“High”レベル)とする合計の時間、L合計時間は、電位VCOMを低電位(“Low”レベル)とする合計の時間を表す。
上式(1)からもわかるように、本実施形態においては、白色粒子262の泳動速度と黒色粒子263の泳動速度との比は、2:3であるため、共通電極25に入力される電位VCOMの周期のデューティー比もH:L=2:3となる。
また、共通電極25に入力される電位VCOMが高電位である時間(“High”レベルの幅)と、低電位である時間(“Low”レベルの幅)とは、共通電極25の電位VCOMの周期に基づいて決定する。この共通電極25に入力される電位VCOMの周期は、例えば、コモン振り駆動における表示のちらつき(フリッカー)に基づいて決定することができる(図6に示した反射率を時系列で測定したグラフを参照)。電気泳動表示装置1の表示画像のフリッカーは、人間が視認可能なレベルのものであると、電気泳動表示装置1の使用者に視覚的なストレスを与えてしまうため、極力抑えられていることが望ましい。
コモン振り駆動におけるフリッカーについては、後述するが、反射率の低下が生じたときでも、反射率が低下している時間が人間に視認されない程度の短い時間であり、電気泳動表示装置1の使用者に視覚的なストレスを与えない、共通電極25に入力される電位VCOMの周波数が20Hz以上であることが望ましい。すなわち、下式(2)のように、共通電極25に入力される電位VCOMの“High”レベルの幅と“Low”レベルの幅との合計の時間が50ms以下であることが望ましい。
VCOM周波数≦20Hz
H時間+L時間≦50ms ・・・(2)
上式(2)において、VCOM周波数は、共通電極25に入力される電位VCOMの周波数、H時間は、電位VCOMの“High”レベルの幅、L時間は、電位VCOMの“Low”レベルの幅を表す。
従って、図に示した本実施形態のコモン振り駆動においては、上記に述べたように、電位VCOMの周期のデューティー比が、H:L=2:3であるため、共通電極25に入力される電位VCOMの“High”レベルの幅を20ms、“Low”レベルの幅を30msとしている。そして、“High”レベルの幅=20ms、“Low”レベルの幅=30msの電位VCOMが共通電極25に入力されることによって、各画素2に黒色の表示と白色の表示とが交互に書き込まれる。そして、本実施形態においては、白書き込みが完了するまでの時間が200ms、黒書き込みが完了するまでの時間が300msであるため、電位VCOMが10周期で、各画素2に対する白書き込みと黒書き込みとが完了する。
ここで、電気泳動表示装置のコモン振り駆動におけるフリッカーについて説明する。図6は、本実施形態の電気泳動表示装置1において、共通電極25の電位VCOMを矩形波とし、画素2を白色表示させたときの反射率を時系列で測定したグラフを示す図である。図6において、横軸は経過時間を示しており、約2秒のタイミングから始まる表示書き換え期間txにおいて、コモン振り駆動が行われ、その後、表示保持期間thが続いている。なお、表示書き換え期間txを開始する約2秒のタイミングは、反射率の計測における起点を示すものであり、また、表示保持期間thは、測定時における画像データの保持期間を示すものであり、それぞれ他意はない。また、縦軸は、画素2を白色表示させ、共通電極25側から観察したときの反射率を示している。なお、表示書き換え期間txが経過した時点における反射率が50%に達していないのは、電気泳動素子26の表示特性に起因するものである。白色の標準反射板に対する電気泳動素子26の反射率は、仕様によっても異なるが概ね50%前後を示すのが一般的である。
図6のグラフにおいて点線の○で囲まれた領域は、矩形波の1周期目が印加されたタイミングを示したものである。このタイミングにおいて、共通電極25に入力される電位VCOMが低電位(“Low”レベル)であるときには、白色を表示する画素2(例えば、図5における画素W)の画素電極24と共通電極25とには共に低電位(“Low”レベル)が印加されているため、画素電極24と共通電極25との間に電位差が生じず、白色粒子262および黒色粒子263は共に電気泳動せずに現在の場所に留まるはずである。しかしながら、実際には図6のグラフに示した点線の○内に示されるように、反射率が低下している。これは、画素電極24に接続されている選択トランジスター21、ラッチ回路22、スイッチ回路23などの画素回路からの電流リークなどに起因する電位差によるものであり、白色粒子262が逆流してフリッカーが発生していることを示している。
共通電極25に入力される電位VCOMの周波数が20Hz以下の場合、表示書き換え期間txにおいて反射率が低下している時間が比較的長く、人間が視認可能なレベルであるため、フリッカーとして視認されてしまい、電気泳動表示装置1の使用者に視覚的なストレスを与えてしまう。
また、フリッカーは、1周期目だけで発生するものではなく、フリッカーの程度は小さくなるものの、図6のグラフにおいて点線の□で示した矩形波の2周期目においても発生し、さらにその後の3〜5周期目においても若干ではあるが発生している。
なお、図6の説明においては、白色粒子262に関して説明したが、本実施形態のコモン振り駆動においては、共通電極25の電位VCOMの周期のデューティー比を変えることによって、1周期における白色粒子262および黒色粒子263の泳動速度が同じ移動距離となるように制御しているため、黒色粒子263においても同様にフリッカーが発生する。
上記に述べたように、本実施形態の電気泳動表示装置1におけるコモン振り駆動では、共通電極25に入力される電位VCOMの周期のデューティー比を変更することができる。これにより、電気泳動表示装置1において電気泳動素子26内の白色粒子262と黒色粒子263との泳動速度(書き込み時間)が異なっている場合でも、電位VCOMの一周期の期間における白色粒子262と黒色粒子263との泳動距離が同一となり、取り扱い上、粒子の泳動速度差を考慮しなくとも、それぞれの書き込みを制御することができる。換言すれば、本実施形態のように電位VCOMのデューティー比を設定することにより、見かけ上、白色粒子262と黒色粒子263との泳動速度が同一であるように取り扱うことができる。その結果、電気泳動表示装置1の使用者に、黒色と白色が同時に書き込まれているように見せることができ、かつ、画素2への書き込み不足や、過剰な書き込みによる信頼性の低下を軽減した最適な表示を実現することができる。
また、本実施形態の電気泳動表示装置1におけるコモン振り駆動では、白色粒子262と黒色粒子263との泳動速度が見かけ上同じであるものとして書き込みを制御することができるため、電気泳動表示装置1に表示する画像の階調を、より正確に制御することができる。
ここで、電気泳動表示装置における表示画像の階調制御について説明する。図7は、本実施形態の電気泳動表示装置1および従来の電気泳動表示装置における画像の表示の一例を模式的に示した図である。ここでは、現在、黒色表示をしている画素Bと白色表示をしている画素Wとを制御して白と黒の中間の階調であるグレーを表示させる場合を考える。そして、グレーを表示させために、画素Bと画素Wとを同時に駆動すると仮定する。また、黒色粒子の泳動速度の方が、白色粒子の泳動速度よりも遅いものと仮定する。
従来の電気泳動表示装置においては、電気泳動素子内の白色粒子と黒色粒子との泳動速度が異なっている場合があるため、図7(a)に示したように、同じグレーの階調を表示したいのにもかかわらず、電気泳動素子内の白色粒子と黒色粒子との泳動速度の差によって、白色粒子と黒色粒子とが移動する距離が異なってしまう。これにより、画素Bと画素Wとが異なるグレーの階調となってしまう。図7(a)においては、目標とするグレーの階調よりも、暗いグレーの表示となってしまう。
本実施形態の電気泳動表示装置1では、白色粒子262と黒色粒子263との泳動速度が見かけ上、または取り扱い上同じであるように制御することができるため、図7(b)に示したように、画素Bと画素Wとを同じグレーの階調とすることができる。
また、さらに、複数の階調を表示することを考える。例えば、「黒」、「ダークグレー(濃いグレー、DG)」、「ライトグレー(淡いグレー、LG)」、「白」というような、4つの階調の表示を考える。
従来の電気泳動表示装置においては、電気泳動素子内の白色粒子と黒色粒子との泳動速度が異なっている場合があるため、図7(c)に示したように、「ダークグレー(DG)」、「ライトグレー(LG)」との階調の差が少ない表示となってしまう。図7(c)においては、目標とするライトグレー(LG)の階調よりも、ダークグレー(DG)に近い階調となってしまう。また、電気泳動素子内の白色粒子と黒色粒子との泳動速度の差が大きい場合には、「黒」から「ダークグレー(DG)」に書き換えた画素Bの表示よりも、「白」から「ライトグレー(LG)」に書き換えた画素Wの表示の方が暗い色となり、表示する階調が反転してしまうこととなる。
本実施形態の電気泳動表示装置1では、白色粒子262と黒色粒子263との泳動速度が見かけ上、または取り扱い上同じであるように制御することができるため、図7(d)に示したように、画素Bを「黒」から「ダークグレー(DG)」に、画素Wを「白」から「ライトグレー(LG)」に、電気泳動表示装置1が表示する階調を、より正確に制御することができる。
また、本実施形態の電気泳動表示装置1におけるコモン振り駆動では、白色粒子262と黒色粒子263との泳動速度が見かけ上、または取り扱い上同じであるものとして書き込みを制御することができるため、電気泳動表示装置1に表示する画像の複数の階調を同時に制御することができる。これにより、従来の電気泳動表示装置に比べて、階調制御をする際に白粒子と黒粒子の移動距離を同一画像データで制御可能となるため、画像データを画素に書き込む回数を少なくすることができる。その結果、電気泳動表示装置の消費電力を削減することができる。
ここで、電気泳動表示装置の表示画像の階調制御における画像データについて説明する。図8は、本実施形態の電気泳動表示装置1および従来の電気泳動表示装置における画素書き込みの一例を模式的に示した図である。ここでは、図8(a)に示すように、4つの画素をそれぞれ制御して、1番目の画素を「黒(B)」、2番目の画素を「ダークグレー(DG)」、3番目の画素を「ライトグレー(LG)」、4番目の画素を「白(W)」という、4つの階調の表示させることを考える。そして、各画素を同時に駆動すると仮定する。また、黒色粒子の泳動速度の方が、白色粒子の泳動速度よりも遅いものと仮定する。
従来の電気泳動表示装置においては、最初に、図8(b−1)に示したように、1番目の画素と2番目の画素とに画像データ“0”を書き込んで、画素電極に入力される電位を高電位(“High”レベル)とする。また、3番目の画素と4番目の画素とに画像データ“1”を書き込んで、画素電極に入力される電位を低電位(“Low”レベル)とする。これにより、1番目の画素と2番目の画素との表示を「黒(B)」とし、3番目の画素と4番目の画素との表示を「白(W)」とする。
続いて、図8(b−2)に示したように、1番目の画素と、3番目の画素と、4番目の画素とに画像データ“0”を書き込んで、画素電極に入力される電位をハイインピーダンス状態(Hi−Z)とする。また、2番目の画素に画像データ“1”を書き込んで、画素電極に入力される電位を低電位(“Low”レベル)とする。これにより、1番目の画素と、3番目の画素と、4番目の画素との表示は保持され、2番目の画素の表示を「ダークグレー(DG)」とする。
最後に、図8(b−3)に示したように、1番目の画素と、2番目の画素と、4番目の画素とに画像データ“0”を書き込んで、画素電極に入力される電位をハイインピーダンス状態(Hi−Z)とする。また、3番目の画素に画像データ“1”を書き込んで、画素電極に入力される電位を高電位(“High”レベル)とする。これにより、1番目の画素と、2番目の画素と、4番目の画素との表示は保持され、3番目の画素の表示を「ライトグレー(LG)」とする。
このように、従来の電気泳動表示装置においては、電気泳動素子内の白色粒子と黒色粒子との泳動速度が異なっている場合があるため、画素に表示する階調毎に、それぞれの画素を制御する必要がある。
本実施形態の電気泳動表示装置1では、最初に、図8(c−1)に示したように、1番目の画素2と2番目の画素2とに画像データ“0”を書き込んで、画素電極24に入力される電位を電位S1(“High”レベル)とする。また、3番目の画素2と4番目の画素2とに画像データ“1”を書き込んで、画素電極24に入力される電位を電位S2(“Low”レベル)とする。そして、1番目の画素2と2番目の画素2との表示を「ダークグレー(DG)」とし、3番目の画素2と4番目の画素2との表示を「白(W)」とするように制御する。
最後に、図8(c−2)に示したように、1番目の画素2と3番目の画素2とに画像データ“0”を書き込んで、画素電極24に入力される電位を電位S1(“High”レベル)とする。また、2番目の画素2と4番目の画素2とに画像データ“1”を書き込んで、画素電極24に入力される電位を電位S2(ハイインピーダンス状態(Hi−Z))とする。そして、1番目の画素2の表示を「黒(B)」とし、3番目の画素2の表示を「ライトグレー(LG)」とするように制御する。
なお、本実施形態の電気泳動表示装置1における階調制御では、画像データを各画素2に書き込んだ後に行う、コモン振り駆動によって共通電極25に入力される電位VCOMの周期数によって制御することもできる。例えば、電位VCOMが10周期で、各画素2に対する白書き込みと黒書き込みとが完了する場合において、黒色が表示されている状態から電位VCOMを3周期だけ共通電極25に入力した状態をダークグレー(DG)の表示とし、電位VCOMを7周期だけ共通電極25に入力した状態をライトグレー(LG)の表示とすることもできる。このように考えると、現在表示されている状態から次に表示する状態に基づいて、共通電極25に入力する電位VCOMの周期を容易に算出することができ、電気泳動表示装置1における階調制御を容易にすることができる。
このように、本実施形態の電気泳動表示装置1では、白色粒子262と黒色粒子263との泳動速度が見かけ上、または取り扱い上同じであるように制御することができるため、白色粒子262と黒色粒子263とが電気泳動する距離を制御することができる。従って、本実施形態の電気泳動表示装置1では、画素に表示する階調毎にそれぞれの画素を制御する必要がなく、白色粒子262と黒色粒子263とが電気泳動する距離が同じ画素2を、同時に制御することができる。このことにより、電気泳動表示装置1の消費電力において大きな割合を占める、画素2への画像データの書き込み時の消費電力を削減することができる。
<電子機器>
次に、本発明の電気泳動表示装置を電子機器に適用した場合について説明する。図9は、本実施形態の電気泳動表示装置1を適用した電子機器の一例を示した図である。
図9(a)は、電子機器の一例である腕時計1000の正面図である。腕時計1000は、時計ケース1002と、時計ケース1002に連結された一対のバンド1003とを備えている。
時計ケース1002の正面には、本発明の電気泳動表示装置からなる表示部1005と、秒針1021と、分針1022と、時針1023とが設けられ、時計ケース1002の側面には、操作子としての竜頭1010と操作ボタン1011とが設けられている。竜頭1010は、ケース内部に設けられる巻真(図示は省略)に連結されており、巻真と一体となって多段階(例えば2段階)で押し引き自在、かつ、回転自在に設けられている。
表示部1005では、背景となる画像、日付や時間などの文字列、あるいは秒針、分針、時針などを、本発明の電気泳動表示装置の駆動方法によって表示することができる。
本発明の電気泳動表示装置を表示部1005として備えることによって、表示の書き換えが同時に行われているように見せることができ、最適な表示の腕時計1000とすることができる。
図9(b)は、電子ペーパー1100の構成を示す斜視図である。電子ペーパー1100は、可撓性を有し、従来の紙と同様の質感及び柔軟性を有する書き換え可能なシートからなる本体1101と、本発明の電気泳動表示装置からなる表示部1102と、を備えている。この電子ペーパー1100は、本発明の電気泳動表示装置の駆動方法によって最適に書き換えが行われる。
図9(c)は、電子機器の一例である電子ノート1200を示す斜視図である。電子ノート1200は、図9(b)に示した電子ペーパー1100が複数枚束ねられ、カバー1201に挟まれているものである。カバー1201は、例えば、外部の装置から送られる表示データを入力する表示データ入力手段(図示は省略)を備えている。これにより、その表示データに応じて、電子ペーパーが束ねられた状態のまま、表示内容の変更や更新を行うことができる。
電子ペーパー1100および電子ノート1200に本発明の電気泳動表示装置を備えることによって、表示の書き換えが同時に行われているように見せることができ、最適な表示の電子ペーパー1100および電子ノート1200とすることができる。
なお、図9に示した電子機器は、本発明に係る電子機器を例示するものであって、本発明の技術範囲を限定するものではない。例えば、電子ペーパー1100および電子ノート1200の他に、携帯電話、携帯用オーディオ機器などの電子機器の表示領域にも、本発明に係る電気泳動表示装置は好適に用いることができる。
これにより、表示の書き換えが同時に行われているように見せることができ、最適な表示の電子機器とすることができる。
上記に述べたように、本発明を実施するための形態によれば、電気泳動粒子の泳動速度の特性を考慮して、画素の共通電極に印加する電位の周期のデューティー比を変更することができる。これにより、電気泳動粒子の泳動速度が電気泳動粒子の色毎に異なる場合においても、全ての電気泳動粒子が見かけ上、または取り扱い上同じ泳動速度の特性であるものとして、電気泳動表示装置のコモン振り駆動を行うことができる。その結果、電気泳動表示装置の使用者に、電気泳動表示装置が表示する各色が同時に書き込まれているように見せることができ、かつ、特定の画素への書き込み不足や、特定の画素への過剰な書き込みによる信頼性の低下を軽減した最適な表示を実現することができる。
また、本発明を実施するための形態によれば、全ての電気泳動粒子が同じ泳動速度の特性であるものとして、電気泳動表示装置のコモン振り駆動を行うことができるため、従来の電気泳動表示装置に比べて、表示する画像の階調を、より正確に制御することができる。また、異なる階調を表示する電気泳動粒子を同時に制御することができるため、従来の電気泳動表示装置に比べて、各画素に画像データを書き込む回数を少なくすることができ、電気泳動表示装置の消費電力を削減することができる。
なお、本実施形態においては、白色粒子262が負(マイナス:−)、黒色粒子263が正(プラス:+)に帯電している場合について説明したが、本発明を実施するための形態に限定されるものではなく、白色粒子262と黒色粒子263とが逆の極性、すなわち、白色粒子262が正(プラス:+)、黒色粒子263が負(マイナス:−)に帯電している場合でも、本実施形態と同様に考えることもできる。
また、本実施形態においては、黒色粒子263の泳動速度の方が白色粒子262の泳動速度よりも遅い場合について説明したが、本発明を実施するための形態に限定されるものではなく、白色粒子262の泳動速度の方が黒色粒子263の泳動速度よりも遅い場合や、それぞれの書き込み完了する時間が異なる場合でも、本実施形態と同様に考えることもできる。
また、本実施形態においては、白色粒子262と黒色粒子263とによって白色表示の状態と黒色表示の状態との2つの状態、または白と黒の中間の階調であるグレー(ダークグレー(DG):濃いグレーやライトグレー(LG):淡いグレーも含む)を表示する、いわゆるモノクロの表示の電気泳動表示装置1について説明したが、本発明を実施するための形態に限定されるものではなく、白色粒子262と黒色粒子263とに用いる顔料を、例えば、赤色、緑色、青色等の顔料に代えることによって、赤色、緑色、青色などを表示することができる電気泳動表示装置に対しても、本発明の駆動方法を適用することができる。
また、本実施形態においては、画素制御線13の電位S1または画素制御線14の電位S2のいずれかの電位を画素電極24に入力することによって、画素2内の画素電極24の電位の状態を同時に2つの状態とする場合について説明したが、本発明を実施するための形態に限定されるものではなく、例えば、複数の画素制御線によって、低電位(“Low”レベル)、高電位(“High”レベル)、ハイインピーダンス状態(Hi−Z)、電位VCOMと同位相、電位VCOMと逆位相など、画素の画素電極の電位の状態を同時に複数の状態とすることができる構成の画素に対しても、本発明の駆動方法を適用することができる。
なお、本実施形態においては、アクティブマトリクス方式の電気泳動表示装置1に本発明のコモン振り駆動を適用した場合について説明したが、本発明の電気泳動表示装置の駆動方法は、本発明を実施するための形態に限定されるものではなく、コモン振り駆動を行うことができる電気泳動表示装置であれば、他の方式の電気泳動表示装置にも本発明の駆動方法を適用することができる。
例えば、画素2にスイッチ回路23を備えておらず、ラッチ回路22の出力端子N2に画素電極24が接続されている、いわゆる5トランジスター型の画素構造である電気泳動表示装置や、ラッチ回路22およびスイッチ回路23に代えて、キャパシタが設けられた、いわゆる1トランジスター1キャパシタ型の画素構造、あるいは、各画素の画素電極を駆動回路によって直接駆動する構成である、いわゆるセグメント方式の電気泳動表示装置などにも、本発明のコモン振り駆動を適用することができる。
以上、本発明の実施形態について、図面を参照して説明してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲においての種々の変更も含まれる。
1・・・電気泳動表示装置(電子機器)
2,W,B・・・画素
21・・・選択トランジスター
22・・・ラッチ回路
22t・・・転送インバータ
22f・・・帰還インバータ
23・・・スイッチ回路
231・・・トランスミッションゲート
232・・・トランスミッションゲート
24・・・画素電極
25・・・共通電極
26・・・電気泳動素子
260・・・マイクロカプセル
261・・・分散媒
262・・・白色粒子(電気泳動粒子)
263・・・黒色粒子(電気泳動粒子)
3・・・表示部
30・・・素子基板
31・・・対向基板
35・・・接着剤
4,Y1,Y2,Ym・・・走査線
5,X1,X2,Xn・・・データ線
6・・・走査線駆動回路
7・・・データ線駆動回路
8・・・共通電源変調回路(制御部)
9・・・コントローラー(制御部)
10・・・画素回路グラウンド線
11・・・画素回路電源線
12・・・共通電極電源線
VCOM・・・共通電極の電位
13,14・・・画素制御線
S1・・・画素電極の電位
S2・・・画素電極の電位
1000・・・腕時計(電子機器)
1002・・・時計ケース
1003・・・バンド
1005・・・表示部
1010・・・竜頭
1011・・・操作ボタン
1021・・・秒針
1022・・・分針
1023・・・時針
1100・・・電子ペーパー(電子機器)
1101・・・本体
1102・・・表示部
1200・・・電子ノート(電子機器)
1201・・・カバー

Claims (6)

  1. 複数の画素電極と、前記複数の画素電極に対向する共通電極と、前記複数の画素電極と前記共通電極との間に配置された正に帯電した第1の電気泳動粒子及び負に帯電し前記第1の電気泳動粒子と泳動速度が異なる第2の電気泳動粒子と、を含む表示部を有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    前記表示部に表示する画像データに応じて、各前記画素電極に第1の電位または第2の電位を印加した後の、該表示部に表示する画像を書き換える期間に、前記共通電極に印加する前記第1の電位と前記第2の電位とを周期的に切り替えるステップを有し、
    前記共通電極に前記第1の電位と前記第2の電位とを周期的に印加する際に、前記第1の電位を第1の印加時間印加し、前記第2の電位を前記第1の印加時間と異なる第2の印加時間印加することを繰り返す、
    ことを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  2. 前記第1の印加時間と前記第2の印加時間とは、
    前記第1の電気泳動粒子が、前記第1の印加時間にわたって印加された前記第1の電位と前記第2の電位との電位差に応じて電気泳動する距離は、前記第2の電気泳動粒子が、前記第2の印加時間にわたって印加された前記電位差に応じて電気泳動する距離と等しい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動方法。
  3. 前記第1の印加時間と前記第2の印加時間とは、
    前記第1の印加時間と前記第2の印加時間とを加算した時間が、50ms以下である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の駆動方法。
  4. 複数の画素電極と、前記複数の画素電極に対向する共通電極と、前記複数の画素電極と前記共通電極との間に配置された正に帯電した第1の電気泳動粒子及び負に帯電し前記第1の電気泳動粒子と泳動速度が異なる第2の電気泳動粒子と、を含む表示部と、前記複数の画素電極及び前記共通電極に電位を供給する駆動回路と、前記駆動回路を制御する制御部とを有する電気泳動表示装置であって、
    前記制御部は、前記表示部に表示する画像データに応じて、各前記画素電極に第1の電位または第2の電位を印加した後の、該表示部に表示する画像を書き換える期間に、前記共通電極に印加する前記第1の電位と前記第2の電位とが周期的に切り替わるように前記駆動回路を制御し、
    前記共通電極に前記第1の電位と前記第2の電位とが周期的に印加される際に、前記第1の電位が第1の印加時間印加され、前記第2の電位が前記第1の印加時間と異なる第2の印加時間印加されることを繰り返すように前記駆動回路を制御する、
    ことを特徴とする電気泳動表示装置。
  5. 請求項4に記載の電気泳動表示装置を備える、
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 複数の画素電極と、前記複数の画素電極に対向する透光性の共通電極と、前記複数の画素電極と前記共通電極との間に配置された第1の極性に帯電した第1の電気泳動粒子及び前記第1の極性と逆の第2の極性に帯電し前記第1の電気泳動粒子より泳動速度が遅い第2の電気泳動粒子と、を含む表示部を有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    前記共通電極に、第1の電位と該第1の電位と異なる第2の電位とを周期的に切り替えて印加するとともに、前記画素電極に前記第1の電位を印加することで、前記第1の電気泳動粒子を前記共通電極側に移動し、前記画素電極に前記第2の電位を印加することで、前記第2の電気泳動粒子を前記共通電極側に移動させる表示書き換えステップを有し、
    前記共通電極に前記第1の電位が印加される期間は、前記第2の電位が印加される期間より長い、
    ことを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
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