JP5515969B2 - 送信装置及び方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、送信装置及び方法、並びにプログラムに関し、特に、送信データの送信時におけるユーザの利便性を向上させることができるようにした送信装置及び方法、並びにプログラムに関する。
近年、デジタルスチルカメラ等の撮像装置の性能の向上に伴って、記録画素数が増大傾向にあり、撮影された静止画のデータサイズは増大する傾向にある。
また、デジタルスチルカメラにより撮影された静止画を、無線通信により他の機器に転送することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−102845号公報
ところで、機器間で静止画を大量に転送する場合において、記録された静止画のオリジナルデータを転送すると、転送に時間がかかるため、ユーザの利便性が損なわれてしまう。
特に、近接通信により静止画の転送を行う場合、転送を行う2つの機器を近づける必要があるだけでなく、通信を確立している間は、2つの機器が近接している状態を維持しておく必要がある。このため、近接通信では転送時間が短いほうが望ましく、この転送時間を短縮することが求められている。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、近接通信により静止画などの送信データを送信するに際し、送信データの送信時間を短縮して、ユーザの利便性を向上させることができるようにするものである。
本発明の一側面の送信装置は、送信先の機器に送信する送信データを選択する選択手段と、選択された前記送信データの送信目標時間を設定する設定手段と、前記送信目標時間に基づいて決定される、前記送信データの総転送データサイズに基づいて、前記送信データに含まれるそれぞれのデータをリサイズする目標データサイズを決定する決定手段と、決定された前記目標データサイズを超える前記送信データのオリジナルデータが、前記目標データサイズ以下となるようにリサイズ処理を行う制御手段と、決定された前記目標データサイズ以下となる前記送信データのオリジナルデータ及び前記リサイズ処理により得られたリサイズデータに関する送信情報の画面への表示を制御する表示制御手段と、決定された前記目標データサイズ以下となる前記送信データのオリジナルデータとともに、前記リサイズ処理により得られたリサイズデータを、前記送信先の機器に送信する送信手段とを備え、前記表示制御手段は、前記送信情報として、オリジナルデータで送信される送信データと、リサイズデータで送信される送信データに対応する送信画像を前記画面に表示させ、前記選択手段は、前記画面に表示された前記送信画像に対するユーザの指示に基づいて、前記目標データサイズを超える前記送信データのオリジナルデータの中から、前記リサイズ処理を行わずに、オリジナルデータのまま送信する前記送信データを選択し、前記決定手段は、選択された前記送信データのオリジナルデータのデータサイズに基づいて、前記目標データサイズを修正し、前記制御手段は、選択された前記送信データのオリジナルデータのデータサイズを基に修正された目標データサイズを超える前記送信データのオリジナルデータが、修正された目標データサイズ以下となるようにリサイズ処理を行う
前記送信手段は、前記送信先の機器と近接通信可能な状態にある場合、前記送信データを、近接通信により前記送信先の機器に送信する。
前記表示制御手段は、前記制御手段による前記リサイズ処理が行われている間、送信準備が行われている旨を示すメッセージを前記画面に表示させる。
前記表示制御手段は、前記制御手段による前記リサイズ処理が完了して、送信準備が完了した場合、前記送信装置と前記送信先の機器とが、近接通信可能な状態に配置されることを促すメッセージを前記画面に表示させる。
前記表示制御手段は、前記送信手段による近接通信が開始した場合、送信が行われている旨を示すメッセージを前記画面に表示させる。
前記表示制御手段は、前記送信手段による近接通信が完了した場合、送信が完了した旨を示すメッセージを前記画面に表示させる。
被写体を撮像する撮像手段をさらに備え、前記送信データは、前記撮像手段により撮像された静止画のデータである。
前記近接通信は、トランスファージェット規格に準拠している。
送信装置は、独立した装置であってもよいし、情報処理装置又は通信装置の送信処理を行うブロックであってもよい。
本発明の一側面の送信方法は、上述した本発明の一側面の送信装置に対応する送信方法である
本発明の一側面のプログラムは、上述した本発明の一側面の送信装置に対応するプログラムである
本発明の一側面においては、送信先の機器に送信する送信データが選択され、選択された前記送信データの送信目標時間が設定され、前記送信目標時間に基づいて決定される、前記送信データの総転送データサイズに基づいて、前記送信データに含まれるそれぞれのデータをリサイズする目標データサイズが決定され、決定された前記目標データサイズを超える前記送信データのオリジナルデータが、前記目標データサイズ以下となるようにリサイズ処理が行われ、決定された前記目標データサイズ以下となる前記送信データのオリジナルデータ及び前記リサイズ処理により得られたリサイズデータに関する送信情報の画面への表示が制御され、決定された前記目標データサイズ以下となる前記送信データのオリジナルデータとともに、前記リサイズ処理により得られたリサイズデータが前記送信先の機器に送信される。また、前記送信情報として、オリジナルデータで送信される送信データと、リサイズデータで送信される送信データに対応する送信画像が前記画面に表示され、前記画面に表示された前記送信画像に対するユーザの指示に基づいて、前記目標データサイズを超える前記送信データのオリジナルデータの中から、前記リサイズ処理を行わずに、オリジナルデータのまま送信する前記送信データが選択され、選択された前記送信データのオリジナルデータのデータサイズに基づいて、前記目標データサイズが修正され、選択された前記送信データのオリジナルデータのデータサイズを基に修正された目標データサイズを超える前記送信データのオリジナルデータが、修正された目標データサイズ以下となるようにリサイズ処理が行われる。
以上のように、本発明の一側面によれば、送信データの送信時におけるユーザの利便性を向上させることができる。
デジタルスチルカメラ間で行われる近接通信の概要について説明する図である。 デジタルスチルカメラの一実施の形態の外観構成例を示す図である。 デジタルスチルカメラの内部構成例を示す図である。 デジタルスチルカメラの機能的構成例を示す図である。 図4のデジタルスチルカメラにより実行される静止画転送処理について説明するフローチャートである。 転送対象画像の選択の画面の一連の流れを示す模式図である。 リサイズ要否判定・リサイズ処理の概要について説明する図である。 転送準備中の画面を示す模式図である。 転送時の画面の一連の流れを示す模式図である。 リサイズ要否判定・リサイズ処理の詳細について説明するフローチャートである。 リサイズ要否判定・リサイズ処理の詳細について説明するフローチャートである。 修正後の目標データサイズの詳細について説明する図である。 転送データのディレクトリ構造の例を示す模式図である。 デジタルスチルカメラの機能的構成の他の例を示す図である。 図14のデジタルスチルカメラにより実行される静止画転送処理について説明するフローチャートである。 転送対象画像の再選択時の画面の一連の流れを示す模式図である。 リサイズ要否判定・リサイズ処理の詳細について説明するフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.変形例
<1.第1の実施の形態>
最初に、図1乃至図13を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。
[機器間で行われる近接通信の概要]
図1は、2台のデジタルスチルカメラ間で行われる近接通信の概要について説明する図である。
デジタルスチルカメラ1は、ユーザの操作にしたがって、被写体を撮影し、その被写体の撮影画像(以下、静止画ともいう)のデータを蓄積する。デジタルスチルカメラ1とデジタルスチルカメラ2には、他の機器と通信するための通信部(後述する図2のTJ通信部13)が設けられており、近接通信により相互に通信することで、蓄積された静止画を転送することができる。そして、デジタルスチルカメラ2では、デジタルスチルカメラ1から転送された静止画が受信され、蓄積されることになる。
具体的には、デジタルスチルカメラ1は、蓄積された静止画を転送する場合、近接通信を開始する前に、所定の条件により、転送する静止画の目標データサイズを決定し、リサイズ処理を行って転送用のデータ(以下、転送データという)を生成する。この目標データサイズを決定するための条件としては、例えば、通信時間と通信帯域、転送する静止画のデータサイズ、及び転送する静止画の枚数が用いられ、それらの条件に基づいて、転送する静止画の目標データサイズが決定される。
デジタルスチルカメラ1は、転送データを生成した後、デジタルスチルカメラ2との近接通信を開始して、生成した転送データを転送する。このように、転送する静止画の目標データサイズを決定し、その目標データサイズに基づいたリサイズ処理を行ってから転送を行うことで、転送する静止画のデータサイズや、転送する静止画の枚数によらず、固定時間で近接通信の完了を実現することが可能となる。
なお、デジタルスチルカメラ1とデジタルスチルカメラ2との間で行われる近接通信は、例えば、TransferJet(トランスファージェット)による無線通信(以下、TJ通信という)などの各種の通信方式を採用することができる。以下の説明では、近接通信として、TJ通信を行う場合を例にして説明する。このTJ通信の詳細については、後述する「3.変形例」の中で説明する。
また、本実施の形態では、デジタルスチルカメラ1により撮影されて蓄積されている静止画をデジタルスチルカメラ2等の受信機に送信することを、転送と称して説明するが、この「転送」には、「送信」の意味を含むものとする。
[デジタルスチルカメラの外観構成例]
図2は、本発明を適用したデジタルスチルカメラ1の一実施の形態の外観構成例を示す前面図と背面図である。
図2左側では、正面、すなわち被写体に向けられるレンズ面が手前側になるように、デジタルスチルカメラ1が図示されている。また、図2右側では、背面、すなわちデジタルスチルカメラ1のユーザに向けられるパネル面が手前側になるように、デジタルスチルカメラ1が図示されている。
図2左側に示されるデジタルスチルカメラ1の正面の、向かって左側には、レンズ部11が設けられている。レンズ部11は、被写体からの光を集光するレンズやフォーカス(ピント)の調整をするためのフォーカスレンズ、絞りなどの光学系その他から構成されており(いずれも図示せず)、デジタルスチルカメラ1の電源がオンにされたときに、デジタルスチルカメラ1の筐体から露出し、デジタルスチルカメラ1の電源がオフにされたときに、デジタルスチルカメラ1の筐体内部に収納されるようになっている。図2では、レンズ部11は、デジタルスチルカメラ1の筐体内部に収納された状態になっている。
デジタルスチルカメラ1の上部の、正面側から見て左側には、撮像されている画像を記録するときに操作されるシャッタボタン12が設けられている。
また、デジタルスチルカメラ1の右側面には、TJ通信のリーダ機能を備える他の機器との間で、TJ通信を行うためのチップを内蔵したTJ通信部13が設けられている。TJ通信部13は、他の機器と近接通信が可能となった場合、所定の周波数(中心周波数:4.48GHz帯)の電波を利用して、非接触でのデータの送受信を行う。
図2右側に示されるデジタルスチルカメラ1の背面には、液晶パネルなどから構成される表示部14や、表示部14に表示されたメニュー画面の項目を選択するカーソルを移動させるときや、項目の選択を確定するときなどに操作される操作ボタン(不図示)が設けられる。表示部14は、デジタルスチルカメラ1におけるビューファインダとして用いられるとともに、記録された静止画の再生用のモニタや各種の設定を行うためのメニュー画面用のモニタとして用いられる。なお、表示部14はタッチパネルディスプレイとして構成することも可能であり、その場合には、各種キーがソフトウェアキーとして表示部14に表示されることになる。
[デジタルスチルカメラの内部構成例]
図3は、図2のデジタルスチルカメラ1の内部構成例を示している。
デジタルスチルカメラ1は、図2のTJ通信部13及び表示部14の他、システム制御部31、操作部32、カメラ部33、カメラ制御部34、音声入力部35、A/D変換部36、RAM37、静止画用エンコーダ38、静止画用デコーダ39、ビデオベースバンド制御部40、動画用エンコーダ41、動画用デコーダ42、記録媒体43、表示制御部44、D/A変換部45、音声出力部46、及びTJ通信制御部47を備えるように構成される。
なお、図3では、図2のレンズ部11及びシャッタボタン12の図示は省略している。また、図中の各ブロックを結ぶ線のうち、実線はデータ(Data)の流れを示し、点線は制御(Control)の流れを示す。
システム制御部31は、例えば、不図示のCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)などが相互に接続して構成される。システム制御部31においては、CPUによって、RAMをワークメモリとして用いて、ROMに予め記録されているプログラムが実行されることにより、デジタルスチルカメラ1の各部の動作が制御され、また、操作部32からの信号に応じた各種の処理が行われる。また、システム制御部31にはメモリ31Aが内蔵されており、各種のデータを記憶することができる。
操作部32は、ユーザによって操作され、その操作に対応した信号を、システム制御部31に供給する。なお、操作部32は、図2に示したシャッタボタン12の他、不図示の操作ボタンや、電源スイッチ、ズームボタンなどに相当する。
カメラ部33は、レンズ系や絞り機構、フォーカス機構、ズーム機構を有する光学系を含み、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を撮像素子として用いている。カメラ部33は、カメラ制御部34の制御にしたがって、上記の光学系を介して入射する被写体からの光を受光して光電変換を行い、(光の)受光量に応じた電気信号としてのアナログの画像信号を、カメラ制御部34に供給する。
カメラ制御部34は、アナログの画像信号をA/D(Analog/Digital)変換し、その結果得られるデジタル信号で示される画像データに対し、ノイズ除去などのデジタル信号処理を施して、システム制御部31に供給する。
音声入力部35は、例えば、マイクロフォンであり、外部の音声を集音して、アナログの音声信号に変換し、A/D変換部36に供給する。A/D変換部36は、音声入力部35又は外部(Line in)から供給されたアナログの音声信号を、デジタルの音声データに変換し、システム制御部31に供給する。
システム制御部31は、カメラ制御部34から供給された画像データと、A/D変換部36から供給された音声データをRAM37に一時的に記憶させる。
RAM37は、例えばSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)であって、画像記録時には、システム制御部31から供給されたから供給された画像データや音声データを記憶する。
静止画記録時には、静止画用エンコーダ38は、RAM37から供給された画像データを、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式などで圧縮し、その結果得られる圧縮画像データ(圧縮静止画データ)をRAM37に供給する。システム制御部31は、RAM37に記憶された圧縮画像データに対して付帯情報を付加して書き戻した後、JPEGファイルとして、記録媒体43に供給して記録させる。
記録媒体43は、例えば、記憶内容が書き換え可能で、かつ着脱可能な半導体メモリや、固定的に設けられたハードディスクを用いることができる。また、これに限定されず、Blu-ray Disc(ブルーレイディスク:登録商標)などの光ディスクを用いることも可能である。
一方、静止画再生時には、システム制御部31は、記録媒体43から読み出されてRAM37に記憶されたJPEGファイルを、圧縮画像データ(圧縮静止画データ)と付帯情報に分離して、静止画用デコーダ39に供給する。静止画用デコーダ39は、RAM37から供給された圧縮画像データを、静止画用エンコーダ38による圧縮符号化方式に対応した復号化方式でデコードする。例えば、静止画用エンコーダ38が、JPEG方式で圧縮符号化を行った場合には、静止画用デコーダ39は、静止画用エンコーダ38に対応して、JPEG方式でデコード処理を行う。デコードされた画像データ(静止画データ)は、RAM37に出力される。そして、表示制御部44は、システム制御部31を介してRAM37から供給される画像データを、表示部14に表示可能な形式の信号に変換して、表示部14に供給して表示させる。
ビデオベースバンド制御部40は、静止画用デコーダ39によりデコードされてRAM37に記憶されている画像データをリサイズする処理を行う。リサイズされた画像データは、RAM37に一時的に保持され、静止画用エンコーダ38により、再びJPEG方式などで圧縮され、付帯情報が付加された後、RAM37に書き戻された後、記録媒体43に記録される。
動画記録時には、動画用エンコーダ41は、RAM37から供給された画像データを、所定の圧縮符号化方式で圧縮し、その結果得られる圧縮画像データ(圧縮動画データ)をRAM37に供給する。また、不図示の音声用エンコーダは、RAM37から供給された音声データを、所定の圧縮符号化方式で圧縮し、その結果得られる圧縮音声データをRAM37に供給する。システム制御部31は、動画用エンコーダ41により圧縮符号化された圧縮画像データと、音声用エンコーダにより圧縮符号化された圧縮音声データとをRAM37から読み出して、所定の方式で多重化してデータストリームを生成して、RAM37に書き戻した後に、記録媒体43に記録する。この多重化方式としては、例えば、MPEG2(Moving Picture Experts Group 2)システムが適用される。
一方、動画再生時には、システム制御部31は、RAM37を介して記録媒体43から供給されたデータストリームを圧縮画像データ(圧縮動画データ)と、圧縮音声データとに分離し、RAM37を介して動画用デコーダ42及び音声用デコーダ(不図示)に供給する。そして、各デコーダにより伸張された画像データ(動画データ)及び音声データは、RAM37に一時的に記憶され、画像データが表示制御部44に供給されるとともに、音声データがD/A(Digital/Analog)変換部45に供給される。
D/A変換部45は、デジタルの音声データを、アナログの音声信号に変換し、音声出力部46又は外部(Line out)に出力する。音声出力部46は、例えばスピーカであり、D/A変換部45から供給された音声信号を、表示制御部44により表示部14に表示される画像データと同期するように出力する。
システム制御部31は、TJ通信により静止画を転送する場合、記録媒体43に記録された画像データ(例えばJPEGファイルなど)をRAM37に読み出し、ビデオベースバンド制御部40によるリサイズ処理により得られる転送データを、TJ通信制御部47に供給する。TJ通信制御部47は、TJ通信部13を制御して、システム制御部31から供給される転送データを、TJ通信のリーダ機能を備える他の機器に転送する。
以上のように、デジタルスチルカメラ1は構成される。
なお、システム制御部31を構成するCPUに実行させるプログラムは、あらかじめROMなどにインストール、すなわち記憶させておく他、記録媒体43に記録しておき、パッケージメディアとしてユーザに提供して、その記録媒体43から、システム制御部31を構成するROMに記憶させ、デジタルスチルカメラ1にインストールすることができる。また、CPUに実行させるプログラムは、ダウンロードサイトから、図3のデジタルスチルカメラ1に直接ダウンロードし、あるいは、不図示のパーソナルコンピュータでダウンロードして、図3のデジタルスチルカメラ1に供給し、ROMに記憶させ、デジタルスチルカメラ1にインストールすることも可能である。
[デジタルスチルカメラの機能的構成例]
図4は、図3のデジタルスチルカメラ1の機能的構成の例を示すブロック図である。
本実施の形態では、デジタルスチルカメラ1は、上述した図3のハードウェア構成を有しているので、図4において、通信時間設定部100、転送対象静止画選択部101、目標データサイズ決定部102、総転送データサイズ決定部103、及びリサイズ要否判定部104は、例えば、システム制御部31のCPUによりプログラムが実行されることにより実現される。
また、図4において、リサイズ処理部106は、例えば、図3のビデオベースバンド制御部40に相当し、転送フォルダ105は、例えば、図3のシステム制御部31に内蔵されたRAM(不図示)若しくはメモリ31A、RAM37、又は記録媒体43などの記憶装置における転送データを格納するための領域に相当する。なお、図4では、図3と同様の箇所には、同一の符号が付してあり、処理が同じ部分に関しては、その説明は繰り返しになるので省略する。
なお、以下の説明では、リサイズ処理が施された静止画のデータをリサイズデータ、リサイズ処理が施されていない撮影蓄積時の静止画のデータをオリジナルデータとも称して説明する。
転送対象静止画選択部101には、ユーザの操作に対応した信号が、操作部32から供給される。転送対象静止画選択部101は、ユーザの操作にしたがって、転送対象となる静止画を選択し、選択の結果を目標データサイズ決定部102に供給する。
また、操作部32から供給されるユーザの操作に対応した信号は、通信時間設定部100に供給される。通信時間設定部100は、ユーザの操作にしたがって、上述した転送データの転送時間である通信時間を設定する。設定された通信時間は、総転送データサイズ決定部103に供給される。換言すれば、この通信時間は、ユーザにより選択される、送信目標時間であるとも言える。なお、通信時間設定部100により設定される通信時間としては、ユーザが選択する以外にも、例えば、予め設定されている所定の通信時間を用いることも可能である。
総転送データサイズ決定部103は、通信時間設定部100により設定された通信時間に基づいて、転送先となる受信機に転送するデータの総転送データサイズを決定し、目標データサイズ決定部102に供給する。なお、詳細は後述するが、この総転送データサイズは、設定された通信時間(送信目標時間)の他、例えば、通信帯域などに基づいて決定される。
目標データサイズ決定部102には、転送対象静止画選択部101から転送対象の静止画の選択の結果と、総転送データサイズ決定部103からの総転送データサイズが供給される。目標データサイズ決定部102は、静止画の枚数と総転送データサイズから、目標データサイズを求めて、リサイズ要否判定部104に供給される。
リサイズ要否判定部104は、記録媒体43から処理対象の静止画(オリジナルデータ)のデータサイズを取得して、静止画のデータサイズと、目標データサイズ決定部102から供給された目標データサイズと比較することで、リサイズの要否を判定する。リサイズ要否判定部104は、リサイズの要否の判定結果を目標データサイズ決定部102及びリサイズ処理部106に供給する。
目標データサイズ決定部102は、リサイズ要否判定部104から供給されるリサイズの判定結果に基づいて、目標データサイズに満たないと判定された静止画のデータサイズを用いて目標データサイズを修正し、修正後の目標データサイズをリサイズ要否判定部104に供給する。
リサイズ要否判定部104には、目標データサイズ決定部102から修正後の目標データサイズが供給される。リサイズ要否判定部104は、静止画のデータサイズと、修正後の目標データサイズとを比較することで、リサイズ要否判定の処理を再度実行する。
リサイズ要否判定部104は、静止画のデータサイズが修正後の目標データサイズ以下になると判定された場合、転送フォルダ105に処理対象の静止画(オリジナルデータ)のリンク情報を保持させる。このリンク情報は、静止画のデータそのものではなく、静止画のオリジナルデータの格納された場所を示す情報である。従って、転送フォルダ105に保持されたリンク情報によって、静止画のオリジナルデータが特定されることになる。
一方、リサイズ要否判定部104は、静止画のデータサイズが修正後の目標データサイズを超えると判定された場合、処理対象の静止画にリサイズ処理が必要であることを示す判定結果を、リサイズ処理部106に供給する。
リサイズ処理部106は、リサイズ要否判定部104からの判定結果がリサイズ要であることを示す処理対象の静止画のオリジナルデータを記録媒体43から取得し、取得した静止画を修正後の目標データサイズにリサイズする処理を行う。このリサイズ処理としては、例えば、静止画がJPEGで圧縮されている場合には、一度ビットマップ形式に変換してから、修正後の目標データサイズとなるように再度JPEG圧縮する方法などがあるが、その他の公知の技術を用いることができる。
換言すれば、リサイズ処理部106は、通信時間(送信目標時間)に基づいて決定される総転送データサイズ以下となるように、転送対象となる静止画のリサイズ処理を行っているとも言える。
また、本実施の形態では、リサイズ処理部106は、取得した静止画を修正後の目標データサイズにリサイズする処理を行うとして説明するが、実際には、目標データサイズ以下となるようにリサイズ処理が行われればよい。すなわち、目標データサイズ以下となるようにリサイズ処理が行われることで、設定された通信時間(送信目標時間)以内で、データを転送することが可能となる。
修正後の目標データサイズにリサイズされた処理対象の静止画(リサイズデータ)は、転送フォルダ105に供給され、保持される。
転送フォルダ105は、転送先となる受信機に転送するための転送データを保持する。転送フォルダ105は、転送データとして、リサイズ要否判定部104によりリサイズ要と判定され、リサイズされた静止画(リサイズデータ)と、リサイズ要否判定部104によりリサイズ否と判定された静止画のリンク情報を保持する。
TJ通信制御部47は、転送フォルダ105に保持された転送データを取得し、取得したリンク情報に対応する静止画のオリジナルデータを記録媒体43から取得する。すなわち、TJ通信制御部47では、リサイズ要否判定部104によりリサイズ要と判定された静止画のリサイズデータと、リサイズ否と判定された静止画のオリジナルデータが取得される。
TJ通信制御部47は、転送先の受信機とTJ通信可能な状態にある場合、TJ通信部13を制御して、リサイズデータと、リンク情報に対応するオリジナルデータを、転送先の受信機に転送する。
以上のようにして、デジタルスチルカメラ1は構成される。
[静止画転送処理]
次に、図5のフローチャートを参照して、図4のデジタルスチルカメラ1により実行される静止画転送処理について説明する。
図5のフローチャートの処理は、ユーザの操作によりTJ転送の処理が指示された場合に開始する。
ステップS11において、転送対象静止画選択部101は、ユーザの操作に応じて、転送対象となる静止画を選択する。
図6は、TJ転送の対象となる静止画の選択の画面の一連の流れを示す模式図である。図6に示す画面は表示制御部44によって表示部14に表示され、この画面に表示される各種のボタンや画像は、ユーザが操作部32を操作することで選択される。
図6Aの画面は、「USB接続」又は「TJ転送」のいずれの方法により静止画を転送するかを選択させる画面である。静止画の転送を開始する場合、表示部14には、まず、図6Aの画面が表示される。図6Aの画面において「TJ転送」が選択されると、図6Bの画面が表示され、「オリジナル転送」又は「5秒転送」のいずれの「TJ転送」により静止画を転送させるかを選択させる。
ここで、「オリジナル転送」は、静止画のオリジナルデータを転送するモードであり、このモードであると、転送時間はかかるが、データサイズの大きいオリジナルデータを転送することが可能となる。一方、「5秒転送」は、固定時間(この例の場合、5秒)で静止画を転送するモードであり、このモードであると、リサイズされてデータサイズの小さくなる静止画もあるが、固定時間で転送を完了することが可能となる。
図6Bの画面において、「5秒転送」が選択されると、図6Cの画面が表示され、記録媒体43に記録された静止画の中から、転送する静止画を選択させる。静止画の選択方法としては、例えば、記録媒体43に記録されている静止画のサムネイル画像や一覧を表示させて、それらのサムネイル画像や一覧の中から所望の静止画を選択させる方法を用いることができるが、その他の公知の方法を用いてもよい。図6Cの画面において、転送対象となる静止画A乃至静止画Fが選択され、OKボタンが押下されると、選択された静止画A乃至静止画Fが、5秒間のTJ転送により転送されることになる。
図5のフローチャートに戻り、ステップS12において、目標データサイズ決定部102乃至リサイズ処理部106は、リサイズ要否判定・リサイズ処理を行う。
ここで、図7を参照して、リサイズ要否判定・リサイズ処理の概要について説明する。
例えば、図7Aの1枚の静止画を1枚だけ転送する場合、大きなサイズのオリジナルデータを転送することができるが、同じサイズの9枚の静止画を転送しようとすると、1枚の転送時間と同じ時間内に転送することは不可能である。この場合、9枚分の転送時間を考慮すれば、オリジナルデータを転送することも可能であるが、転送時間が長くかかってしまう。
一方、図7Bに示すように、1枚当たりのデータサイズを小さくして、9枚(3×3枚)のサイズの小さい静止画であれば、9枚の静止画であっても、図7Aの1枚の静止画の転送時間と同じ時間内に転送することが可能となる。
リサイズ要否判定・リサイズ処理(図5のステップS12の処理)では、転送対象の静止画を、所定の固定時間内(例えば5秒)で転送するために、静止画のデータサイズを縮小するリサイズ処理が行われ、それにより得られる転送データが、転送フォルダ105に保持される。このリサイズ要否判定・リサイズ処理は、所定の条件に基づいて行われるが、その詳細については、図10及び図11のフローチャートを参照して後述する。
また、このリサイズ要否判定・リサイズ処理には、静止画のリサイズ処理等にある程度の時間を要するため、かかる処理を実行している間、表示部14には、表示制御部44によって、図8の「転送準備中」などのメッセージが表示される。このように、TJ通信開始前に、リサイズ要否判定・リサイズ処理が行われ、転送データが転送フォルダ105に保持されることになる。
なお、図7の説明では、静止画のサイズを概念的に分かり易くするために、静止画の高さ(Height)と幅(Width)によりリサイズ処理の概要を説明したが、実際には、各静止画のデータ容量を考慮したリサイズ処理が行われることになる。例えば、TJ通信で5秒間に転送できるデータサイズを270MBとすると、この場合、27MBの静止画を10枚転送するときには、そのまま転送することができる。ところが、27MBの静止画を90枚転送する場合には、オリジナルデータの静止画を転送すると、45秒かかってしまう。これを5秒間で転送するためには、1枚の静止画あたり3MBとなるようにリサイズ処理を行ってから、転送すればよいことになる。
図5のフローチャートに戻り、TJ通信制御部47は、転送先の受信機とTJ通信可能な状態にある場合、ステップS13において、転送先の受信機との間で行われるTJ通信接続の制御を開始し、ステップS14において、転送フォルダ105内の転送データを、TJ通信部13により転送させる。
なお、転送フォルダ105には、転送データとして、リンク情報とリサイズデータが保持されているので、TJ通信制御部47は、リンク情報に対応するオリジナルデータを記録媒体43から読み出してから、リサイズデータとともに転送することになる。
図9は、TJ転送時の画面の一連の流れを示す模式図であり、これらの画面は、表示制御部44によって、表示部14に表示される。例えば、リサイズ要否判定・リサイズ処理が完了すると、表示部14には、図9Aの「転送準備ができました。転送相手と近づけてください。」などのメッセージが表示される。このメッセージを確認したユーザは、デジタルスチルカメラ1を手に持って、デジタルスチルカメラ2などの転送先の受信機に近づけることになる。そして、TJ通信接続が行われ、転送データの転送が開始されると(ステップS13,S14の処理)、表示部14には、図9Bの「転送中」などのメッセージが表示される。
図5のフローチャートに戻り、転送データの転送が完了すると、TJ通信制御部47は、ステップS15において、接続していた受信機との間のTJ通信を切断する。このTJ通信にかかる時間が、5秒などの固定時間となるのは先に述べたとおりである。これにより、受信機側では、デジタルスチルカメラ1からの転送データが受信され、蓄積されることになる。
1つの受信機に対する転送データの転送が完了すると、ステップS16において、続けて他の受信機と通信を行って、転送データの転送を行うか否かが判定される。例えば、転送データの転送が完了すると、図9Cの画面が表示され、このメッセージを確認したユーザは、他の受信機に対して続けて転送を行う場合には、その受信機に対してデジタルスチルカメラ1を近接させればよい。一方、転送を終了する場合には、図9Cの画面のキャンセルボタンが押下される。
図5のフローチャートに戻り、続けて他の受信機との通信を行うと判定された場合(ステップS16の「Yes」)、処理は、ステップS13に戻り、上述したステップS13乃至S15の処理が繰り返される。この場合、リサイズ要否判定・リサイズ処理(ステップS12の処理)は行われず、既に転送フォルダ105に保持されている転送データが、転送先の受信機とTJ通信可能な状態にある場合、他の受信機にも転送されることになる。
一方、続けて他の受信機との通信を行わないと判定された場合(ステップS16の「No」)、ステップS17において、転送フォルダ105に保持された転送データが削除され、図5の静止画転送処理は終了する。
以上のようにして、図4のデジタルスチルカメラ1により静止画転送処理が実行される。
[リサイズ要否判定・リサイズ処理の詳細]
次に、図10及び図11のフローチャートを参照して、図5のステップS12の処理に対応する、リサイズ要否判定・リサイズ処理の詳細について説明する。
ステップS31において、総転送データサイズ決定部103は、転送先となる受信機に転送するデータの総転送データサイズ(D1)を決定し、目標データサイズ決定部102に供給する。この総転送データサイズ(D1)は、例えば、下記の式(1)により、求められる。
D1=通信帯域×通信時間・・・(1)
なお、通信帯域は、TJ通信などの所定の規格により規定された固定値、又はユーザにより設定された値となる。例えば、TJ通信の場合、TJ通信を開始する前にリサイズ要否判定・リサイズ処理が行われるため、TJ通信における実効転送レートを、リサイズ要否判定・リサイズ処理の時点では取得することができない。このため、TJ通信の仕様上の実効転送レートにより、総転送データサイズ(D1)を決定するようにする。この仕様上の実効転送レートは、実機の実効転送レートを上回っていることは保証されているため、仕様上の実効転送レートから算出された転送時間を実機での転送時間が上回ることはない。
また、通信時間は、通信時間設定部100により設定される転送データの転送時間である。例えば、図6Bの画面の「5秒転送」がユーザにより選択された場合には5秒が通信時間として設定される。この通信時間(送信目標時間)としては、例えば、ユーザにより選択された通信時間又は予め設定された通信時間が用いられることは、先に述べた通りである。
以上のように、通信帯域や通信時間を大きくすれば、その分、総転送データサイズは大きくなる。
ステップS32において、目標データサイズ決定部102は、目標データサイズと、転送対象の静止画のオリジナルデータのデータサイズとの差分の積算値(以下、データサイズ差分積算値という)を求めるための変数(D2)と、リサイズ処理を施す静止画の枚数をカウントするためのリサイズカウント(ResizeCount)を初期化する。この初期化処理により、D2=0,ResizeCount=0が設定される。
目標データサイズ決定部102は、ステップS33において、転送対象静止画選択部101から転送対象の静止画の枚数(TotalCount)を取得し、ステップS34において、静止画1枚あたりの目標データサイズ(TargetSize)を決定する。この目標データサイズ(TargetSize)は、下記の式(2)により求められるものであって、総転送データサイズ(D1)に対する1枚の転送対象の静止画のデータサイズ(平均データサイズ)となる。
TargetSize=D1/TotalCount・・・(2)
決定された目標データサイズ(TargetSize)は、リサイズ要否判定部104に供給され、処理は、ステップS35に進む。
リサイズ要否判定部104は、ステップS35において、処理対象となる静止画を転送先頭の静止画とすることで、処理対象とする静止画の初期化をし、ステップS36において、転送対象となる全ての静止画に対して処理を行ったか否かを判定する。
ステップS36において、全ての静止画に対して処理を行っていないと判定された場合、ステップS37において、リサイズ要否判定部104は、記録媒体43に記録された静止画のオリジナルデータから、転送対象となる静止画のオリジナルデータのデータサイズ(OriginalSize)を取得する。
ステップS38において、リサイズ要否判定部104は、取得した静止画のデータサイズ(OriginalSize)が、目標データサイズ(TargetSize)を超えるか否かを判定する。
ステップS38において、静止画のデータサイズ(OriginalSize)が目標データサイズ(TargetSize)を超えると判定された場合、ステップS39において、リサイズ要否判定部104は、処理対象の静止画をリサイズ対象として予約する。この予約に関する情報は、例えば、図3のシステム制御部31に内蔵されたRAM(不図示)若しくはメモリ31A、RAM37、又は記録媒体43などの記憶装置に記憶される。また、目標データサイズ決定部102は、リサイズ要否判定部104からのリサイズ要否判定結果に基づいて、リサイズ対象となる静止画が1枚増えたので、ステップS39において、リサイズカウント(ResizeCount)を1インクリメントする。
これにより、1枚の静止画に対するリサイズ要否判定が完了し、続いて、ステップS41において、リサイズ要否判定部104は、処理対象の静止画を、リサイズ要否判定の完了した静止画から次の静止画に変更して、処理は、ステップS36に戻る。
そして、全ての静止画に対して処理が行われていないと判定された場合(ステップS36の「No」)、次の静止画のデータサイズ(OriginalSize)が取得され、次の静止画のデータサイズ(OriginalSize)が、目標データサイズ(TargetSize)を超えるか否かが判定される(ステップS37,S38)。
ステップS38において、静止画のデータサイズ(OriginalSize)が目標データサイズ(TargetSize)以下になると判定された場合、処理は、ステップS42に進む。
ステップS42において、リサイズ要否判定部104は、転送フォルダ105に処理対象の静止画のリンク情報を保持させる。すなわち、このリンク情報に対応する静止画は、目標データサイズ(TargetSize)よりも小さいデータサイズとなるため、データサイズを縮小する必要はなく、リサイズ処理は施されないことになる。また、リサイズ要否判定部104は、目標データサイズ(TargetSize)と、静止画のオリジナルデータのデータサイズ(OriginalSize)との差分値を、目標データサイズ決定部102に供給する。
ステップS43において、目標データサイズ決定部102は、リサイズ要否判定部104から供給されるデータサイズの差分値を、データサイズ差分積算値(D2)に加算する。すなわち、データサイズ差分積算値(D2)は、下記の式(3)により求められる。
D2=D2+TargetSize-OriginalSize・・・(3)
続いて、処理は、ステップS41に進み、処理対象の静止画が、要否判定の完了した静止画から次の静止画に変更され、上述したステップS36乃至S43の処理が繰り返される。
すなわち、ステップS36乃至S43の処理が繰り返されることで、リサイズ要否判定部104によって、処理対象の静止画を順次変更しながら、処理対象の静止画のリサイズの要否が判定され、リサイズが必要であると判定された静止画がリサイズ対象として予約され、リサイズが必要ないと判定された静止画がリンク情報として保持される。また、目標データサイズ決定部102では、リンク情報として保持される静止画の場合には、データサイズ差分積算値(D2)が加算され、目標データサイズ(TargetSize)に満たない静止画のオリジナルデータのデータサイズ(OriginalSize)の、目標データサイズ(TargetSize)に対して不足していた分のデータサイズが順次積算される。
そして、処理対象の静止画を順次変更してリサイズの要否判定が行われ、ステップS36において、ユーザにより選択された全ての静止画に対して処理を行ったと判定された場合、処理は、ステップS44に進む。ステップS44において、目標データサイズ決定部102によって、リサイズカウント(ResizeCount)が0であるか否かが判定され、ResizeCount=0であると判定された場合、リサイズ処理を行う対象の静止画が存在しないので、処理は、図5のステップS12の処理に戻り、ステップS13以降の処理が実行される。この場合、すべての静止画は、オリジナルデータにより、転送先の受信機に転送されることになる。
一方、ステップS44において、ResizeCount=0ではないと判定された場合、1回目のリサイズ要否判定の処理は終了し、処理は、図11のステップS45に進む。
ステップS45において、目標データサイズ決定部102は、1回目のリサイズ要否判定の結果に基づいて、目標データサイズ(TargetSize)を修正し、修正後の目標データサイズ(TargetSize)を決定する。この修正後の目標データサイズ(TargetSize)は、下記の式(4)により求められる。
TargetSize=TargetSize+D2/ResizeCount・・・(4)
なお、式(4)において、D2は、図10のステップS43の処理で求められるデータサイズ差分積算値であり、ResizeCountは、図10のステップS40の処理で求められるカウント値である。
ここで、図12を参照して、修正後の目標データサイズ(TargetSize)の詳細について説明する。
図12において、横軸は処理対象となる各静止画を表し、縦軸は静止画のデータサイズを表している。すなわち、図12の例では、12枚の静止画A乃至静止画Lのそれぞれのデータサイズを示している。また、図中のTH1は、目標データサイズ(TargetSize)を示し、TH2は、TH1を修正した後の目標データサイズ(TargetSize)を示している。
すなわち、図中の目標データサイズTH1は、図10のステップS34の処理で求められる静止画A乃至静止画Lの平均データサイズであり、1回目のリサイズの要否判定の処理(図10のステップS38の処理)の判定条件となる。図12の例では、静止画A,D,F,I,K,Lは、データサイズが目標データサイズTH1を超えているので、リサイズが必要であると判定され、リサイズ対象として予約される。一方、静止画B,C,E,G,H,Jは、データサイズが目標データサイズTH1を超えていないので、リサイズは必要ないと判定され、リンク情報が保持される。
そして、先に述べたように、1回目のリサイズの要否判定の処理では、リサイズカウント値(ResizeCount)と、データサイズ差分積算値(D2)が求められるので、これらの値を使って、上述した式(4)により、目標データサイズ(TargetSize)の修正が行われる(ステップS45の処理)。すなわち、目標データサイズTH1よりもデータサイズの小さい静止画が転送対象に含まれていたことにより、総転送データサイズに余裕が生まれた分を、リサイズ対象として予約された静止画に反映させるようにする。そのような目的で、余裕が生まれた分のデータサイズ(データサイズ差分積算値(D2))が、1回目のリサイズの要否判定の処理によりリサイズ対象として予約された各静止画に割り振られることになる。
修正後の目標データサイズTH2を用いることで、後述する2回目のリサイズ要否判定の処理において、例えば、静止画Lは、目標データサイズTH1を用いた場合にはリサイズが必要であると判定されるが、目標データサイズTH2を用いた場合にはリサイズは必要ないと判定される。これにより、静止画Lをリサイズせずに、リンク情報を保持して、オリジナルデータとして転送することができる。
以上のような目的で修正後の目標データサイズ(TargetSize)が求められ、リサイズ要否判定部104に供給される。そして、リサイズ要否判定部104では、この修正後の目標データサイズを用いた2回目のリサイズ要否判定の処理が行われることになる。
図11のフローチャートに戻り、ステップS46,S47において、図10のステップS35,S36と同様に、処理対象の初期化が行われた後、全ての静止画に対して処理が行われたか否かが判定される。
ステップS47において、全ての静止画に対して処理を行っていないと判定された場合、ステップS48において、リサイズ要否判定部104は、処理対象の静止画が図10のステップS39の処理によりリサイズ対象として予約されているか否かを判定する。
ステップS48において、リサイズ対象として予約されていないと判定された場合、再度、リサイズ要否判定をする必要はないため、ステップS49乃至S53の処理はスキップされ、処理は、ステップS54に進む。
一方、ステップS48において、処理対象の静止画がリサイズ対象として予約されていると判定された場合、ステップS49,S50において、図10のステップS37,S38と同様に、取得した静止画のオリジナルデータのデータサイズ(OriginalSize)が、修正後の目標データサイズ(TargetSize)(例えば図12のTH2)を超えるか否かが判定される。
ステップS50において、静止画のデータサイズ(OriginalSize)が、修正後の目標データサイズ(TargetSize)を超えると判定された場合、リサイズ要否判定部104は、判定結果をリサイズ処理部106に供給する。ステップS51において、リサイズ処理部106は、リサイズ要否判定部104からの判定結果に基づいて、記録媒体43から処理対象の静止画のオリジナルデータを取得し、そのオリジナルデータのデータサイズ(OriginalSize)を、修正後の目標データサイズ(TargetSize)にリサイズする処理を行う。
ステップS52において、リサイズ処理部106は、修正後の目標データサイズにリサイズされた静止画のリサイズデータを、転送フォルダ105に供給して、保持させる。
一方、ステップS50において、静止画のデータサイズ(OriginalSize)が、修正後の目標データサイズ(TargetSize)以下になると判定された場合、ステップS53において、図10のステップS42と同様に、リサイズ要否判定部104は、転送フォルダ105に処理対象の静止画のリンク情報を保持させる。
ステップS52又はS53の処理が終了すると、処理は、ステップS54に進む。ステップS54において、処理対象の静止画が、2回目のリサイズ要否判定の処理の完了した静止画から次の静止画に変更され、処理は、ステップS47に戻り、上述したステップS47乃至S54が繰り返される。
すなわち、ステップS47乃至S54が繰り返されることで、リサイズ要否判定部104によって、処理対象の静止画を順次変更しながら、1回目のリサイズ要否判定の処理により、リサイズ対象として予約されている静止画に対する2回目のリサイズ要否判定の処理が行われる。そして、2回目のリサイズ要否判定の処理においてもリサイズが必要であると判定された静止画が修正後の目標データサイズ(TargetSize)にリサイズされてから保持され、リサイズの必要がないと判定された静止画がリンク情報として保持される。例えば、図12の例では、静止画A,D,F,I,Kは、修正後の目標データサイズ(TargetSize)にリサイズされてから転送フォルダ105に保持され、静止画B,C,E,G,H,J,Lは、リンク情報として転送フォルダ105に保持される。
図13は、転送フォルダ105に一時的に保持される転送データのディレクトリ構造の例を示す模式図である。
なお、図13のディレクトリ構造の例では、「root」、「DCIM」、「TJ_TMP」、「101MSDCF」はフォルダであり、「DSC00001.JPG」、「DSC00002.JPG」、「DSC00003.JPG」、「DSC00004.JPG」、「DSC00005.JPG」、・・・などのように拡張子が付されている文字は、JPEG形式で圧縮された静止画を格納したファイルを意味する。また、それらのファイルのうち、通常の実線で記載された文字はファイルの実体を意味し、下線が引かれた太い実線で記載された文字は、そのフォルダ内にはファイルの実体は存在せず、ファイルへのリンクを示すリンク情報が存在することを意味する。
図13に示されるディレクトリ構造において、「root」は、階層構造の最上位を示し、この「root」の下位のディレクトリには、「DCIM」と、「TJ_TMP」が配置される。また、「root」の下位の「DCIM」の「101MSDCF」には、「DSC00001.JPG」、「DSC00002.JPG」、「DSC00003.JPG」、「DSC00004.JPG」、「DSC00005.JPG」、・・・が配置される。また、「root」の下位の「TJ_TMP」の「101MSDCF」には、「DSC00001.JPG」、「DSC00002.JPG」、「DSC00003.JPG」、「DSC00004.JPG」、「DSC00005.JPG」、・・・が配置される。
ここで、「DCIM」は、記録媒体43に記録された静止画のオリジナルデータを格納するフォルダに相当し、このフォルダに配置されるファイルは、全て実体のオリジナルデータとなる。
また、「TJ_TMP」は、転送先の受信機に転送を行う際に、一時的に転送データ(リンク情報、リサイズデータ)を保持するための転送フォルダ105(例えば、メモリ31A内の領域)に相当する。「TJ_TMP」の「101MSDCF」に配置されるファイルのうち、「DSC00001.JPG」、「DSC00004.JPG」、「DSC00005.JPG」は、実体のリサイズデータとなり、「DSC00002.JPG」、「DSC00003.JPG」は、「DCIM」の「101MSDCF」に配置されるオリジナルデータと関連付けられたリンク情報となる。図13の例では、「TJ_TMP」の「101MSDCF」の「DSC00002.JPG」は、「DCIM」の「101MSDCF」の「DSC00002.JPG」と、「DSC00003.JPG」は、「DCIM」の「101MSDCF」の「DSC00003.JPG」とそれぞれ関連付けられている。
以上のディレクトリ構造を有することで、転送時には、「TJ_TMP」(転送フォルダ105)内の一時的に保持されたファイルが転送されることになるが、リンク情報として格納された「DSC00002.JPG」、「DSC00003.JPG」は、転送時に関連付けられた実体ファイル(オリジナルデータ)が読み出されて、その実体のオリジナルデータが転送されることになる。
このように、転送フォルダ105としての「TJ_TMP」の「101MSDCF」には、オリジナルデータの実体データは格納されないため、転送時に、「DCIM」の「101MSDCF」から、「TJ_TMP」の「101MSDCF」にオリジナルデータをコピーする時間を省略することができる。
説明は、図11のフローチャートに戻る。その後、全ての静止画に対して処理が完了したと判定された場合(ステップS47の「Yes」)、処理は、図5のステップS12の処理に戻り、ステップS13以降の処理が実行される。この場合、転送フォルダ105内の転送データが、転送先の受信機とTJ通信可能な状態にある場合、転送先の受信機に転送されることになる。
以上のように、デジタルスチルカメラ1においては、転送データを所定の固定時間で転送するための目標データサイズが決定され、決定された目標データサイズを超えたデータサイズの静止画に対するリサイズ処理が行われ、それにより得られた転送データが転送されるので、常に固定時間で転送データの転送が完了することになり、転送時間を短縮することができる。また、静止画を機器間で転送する際に、静止画のデータサイズや枚数が増加しても、固定時間で必ず転送が完了することになる。その結果、ユーザの待ち時間を一定時間内に抑えることができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
例えば、図1に示したように、TJ通信などの近接通信により静止画を転送する場合、転送元のデジタルスチルカメラ1と、転送先のデジタルスチルカメラ2をある程度近づけてから転送を行う必要があるだけでなく、通信が確立されている間は、それらの機器が近接している状態を維持する必要がある。通常、ユーザは、これらの近接状態を維持するために、デジタルスチルカメラ1とデジタルスチルカメラ2を手に持って近接状態を維持することになる。そのため、例えば5秒や10秒などの固定時間で静止画の転送が完了とすると、デジタルスチルカメラを手に持ったまま長時間待たせるといったことを解消できる。
また、1回目のリサイズ要否判定の処理で得られるデータサイズ差分積算値を用いて、目標データサイズを修正してから、2回目のリサイズ要否判定の処理を行って最終的なリサイズ対象の静止画を決定するため、ユーザの利便性を損ねないまま、大きなデータサイズの静止画を可能な限り大きなデータサイズで転送することが可能となる。
<2.第2の実施の形態>
次に、図14乃至図17を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。
[デジタルスチルカメラの機能的構成例]
図14は、図4のデジタルスチルカメラ1の機能的構成の他の例を示す図である。図14のデジタルスチルカメラ1(第2の実施の形態)は、図4のデジタルスチルカメラ1(第1の実施の形態)と比較して、転送対象静止画選択部101の代わりに、転送対象静止画選択部151が設けられている点が異なる。
転送対象静止画選択部151は、ユーザの操作にしたがって、転送対象となる静止画又はオリジナルデータで転送する静止画を選択する。転送対象静止画選択部151は、選択結果を目標データサイズ決定部102又は総転送データサイズ決定部103に供給する。
総転送データサイズ決定部103は、転送対象静止画選択部151からの選択の結果に基づいて、総転送データサイズを変更し、目標データサイズ決定部102に供給する。これにより、目標データサイズ決定部102では、転送対象静止画選択部151の選択結果に応じた目標データサイズが決定(修正)される。
なお、図14では、図4と同様の箇所には、同一の符号が付してあり、処理が同じ部分に関しては、その説明は繰り返しになるので省略する。
[静止画転送処理] 次に、図15のフローチャートを参照して、図14のデジタルスチルカメラ1により実行される静止画転送処理について説明する。
ステップS71において、転送対象静止画選択部151は、図5のステップS11と同様に、ユーザ操作に応じた転送対象の静止画を選択する。すなわち、上述した図6A乃至図6Cで説明した画面遷移と同様にして、TJ転送の対象となる静止画が選択される。
ステップS72において、目標データサイズ決定部102乃至リサイズ処理部106は、図5のステップS12と同様に、1回目のリサイズ要否判定・リサイズ処理を行う。このリサイズ要否判定・リサイズ処理は、図10及び図11のフローチャートを参照して説明したリサイズ要否判定・リサイズ処理と同様である。また、このリサイズ要否判定・リサイズ処理を実行中は、図8の「転送準備中」などのメッセージが表示部14に表示される。
ステップS73において、転送対象静止画選択部151は、オリジナルデータとして転送する静止画を変更するか否かを判定する。すなわち、リサイズ要否判定・リサイズ処理(ステップS72の処理)によりリサイズが必要と判定される静止画は、ユーザの判断とは関係なく、目標データサイズを用いてデジタルスチルカメラ1側で勝手に決定したものであるため、ユーザが望んでいた静止画がオリジナルデータで転送されるとは限らない。そこで、転送データの転送前に、リサイズデータではなく、オリジナルデータを転送したい静止画を、ユーザが選択できるようにする。
ステップS73において、オリジナルデータとして転送する静止画を変更すると判定された場合、ステップS74において、転送対象静止画選択部151は、ユーザの操作にしたがって、オリジナルデータで転送する静止画を変更する。ステップS74の処理が終了すると、処理は、ステップS72に戻る。そして、ステップS72において、再度、オリジナルデータで転送する静止画を変更した条件での2回目のリサイズ要否判定・リサイズ処理が行われる。
図16は、転送対象画像の再選択時の画面の一連の流れを示す模式図である。図16に示す画面は、表示制御部44によって、表示部14に表示される。
図16Aの画面は、1回目のリサイズ要否判定・リサイズ処理(図15のステップS72の処理)の完了後に表示される画面である。図16Aの画面には、サムネイル画像として、4枚の静止画が表示されているが、太枠211,211で囲まれている左側から1枚目の静止画Aと、3枚目の静止画Cが、リサイズ処理が必要であると判定された静止画となる。ユーザは、例えば、太枠211で囲まれた静止画Cをリサイズデータではなく、オリジナルデータとして転送したい場合、静止画Cを、オリジナルデータで転送したい静止画として選択する(図15のステップS73,S74の処理)。すると、2回目のリサイズ要否判定・リサイズ処理(図15のステップS72の処理)が行われ、表示部14には、図16Bの「転送準備中」などのメッセージが表示される。
そして、2回目のリサイズ要否判定・リサイズ処理が完了すると、表示部14には、図16Cの画面が表示される。図16Cの画面には、1回目のリサイズ要否判定・リサイズ処理の完了時の画面(図16Aの画面)と同様に、4枚の静止画が表示されているが、左側から1枚目と4枚目の静止画A,Dがそれぞれ太枠211,211により囲まれ、左側から3枚目の静止画Cは太枠212に囲まれている。すなわち、太枠212に囲まれた静止画Cは、ユーザの指示に応じてリサイズデータではなく、オリジナルデータを転送することになった静止画を意味する。一方、新たに太枠211により囲まれた静止画Dは、静止画Cをオリジナルデータで転送する影響で、リサイズデータで転送することになった静止画を意味する。
なお、図16Cの画面では、リサイズデータで転送される静止画を、オリジナルデータで転送されるように変更する例を説明したが、その逆に、オリジナルデータで転送される静止画を、リサイズデータで転送されるように変更することも可能である。
図15のフローチャートに戻り、ステップS73において、オリジナルデータとして転送する静止画を変更しないと判定された場合、処理は、ステップS75に進む。
ステップS75乃至S79において、図5のステップS13乃至S17と同様に、TJ通信制御部47によって、転送先の受信機とTJ通信可能な状態にある場合、転送先の受信機との間でTJ通信が行われ、転送データとして、転送フォルダ105に保持されたリンク情報に対応したオリジナルデータと、リサイズデータが転送される。なお、TJ通信が行われ、転送データの転送が開始されると(図15のステップS75,S76の処理)、表示部14には、図16Dの「転送中」などのメッセージが表示される。また、図15のステップS78において、他の受信機に対して転送データの転送を行うか否かの判定処理においては、図5のステップS16と同様に、例えば、図16Eの画面が表示される。
以上のようにして、図14のデジタルスチルカメラ1により静止画転送処理が実行される。
[リサイズ要否判定・リサイズ処理の詳細]
次に、図17のフローチャートを参照して、図15のステップS72に対応する、第2の実施の形態におけるリサイズ要否判定・リサイズ処理について説明する。なお、図17のフローチャートは、オリジナルデータで転送する静止画の選択処理(図15のステップS74の処理)が行われた後の2回目のリサイズ要否判定・リサイズ処理を示している。
ステップS91において、総転送データサイズ決定部103は、転送対象静止画選択部151からの選択の結果に基づいて、総転送データサイズ(D1)を変更し、目標データサイズ決定部102に供給する。この総転送データサイズ(D1)は、下記の式(5)により、求められる。
D1=通信帯域×通信時間−オリジナルデータでの転送を指示された静止画のデータサイズ・・・(5)
なお、式(5)において、「オリジナルデータでの転送を指示された静止画のデータサイズ」は、上述した図15のステップS74の処理によって選択されたオリジナルデータで転送する静止画のデータサイズとなる。すなわち、ユーザによりオリジナルデータでの転送を指示された静止画を除外して、リサイズ要否判定が行われるようにしている。
ステップS92においては、図10のステップS32と同様に、目標データサイズ決定部102によって、D2,ResizeCountの初期値が設定される。
ステップS93において、目標データサイズ決定部102は、オリジナルデータでの転送を指示された静止画を考慮した転送対象の静止画の枚数(TotalCount)を、下記の式(6)から求める。
転送対象の静止画の枚数(TotalCount)=転送対象の静止画の枚数(TotalCount)-オリジナルデータでの転送を指示された静止画の枚数・・・(6)
そして、ステップS94において、目標データサイズ決定部102によって、図10のステップS34と同様に、式(2)が演算されることで、静止画1枚あたりの目標データサイズ(TargetSize)が決定され、修正される。
すなわち、この目標データサイズ(TargetSize)は、式(6)により、TotalCountからオリジナルデータでの転送を指示された静止画の枚数を除いた静止画における、総転送データサイズ(D1)に対する1枚の転送対象の静止画のデータサイズとなる。
図17のステップS95乃至S105においては、図10のステップS35乃至S44と同様に、1回目のリサイズ要否判定の処理が行われるが、図17のフローチャートには、ステップS98の処理が追加されている。すなわち、リサイズ要否判定部104は、ステップS98において、処理対象の静止画についてオリジナルデータでの転送が指示されているか否かを判定する。
オリジナルデータでの転送が指示されていないと判定された場合(ステップS98の「No」)、処理は、ステップS99に進み、ステップS99乃至S104の処理が実行される。つまり、ステップS99乃至S104においては、図10のステップS38乃至S43と同様に、リサイズ要否判定部104によって、処理対象の静止画を順次変更しながら、処理対象の静止画のリサイズの要否が判定され、リサイズが必要であると判定された静止画がリサイズ対象として予約され(ステップS100の処理)、リサイズが必要ないと判定された静止画がリンク情報として保持される(ステップS104の処理)。また、目標データサイズ決定部102では、リンク情報として保持される静止画については、データサイズ差分積算値(D2)が加算され、目標データサイズ(TargetSize)に満たない静止画のデータサイズ(OriginalSize)の、目標データサイズ(TargetSize)に対して不足していた分のデータサイズが順次積算される(ステップS103の処理)。
一方、オリジナルデータでの転送が指示されたと判定された場合(ステップS98の「Yes」)、処理は、ステップS104に進む。そして、リサイズ要否判定部104は、転送フォルダ105に処理対象のオリジナルデータでの転送が指示された静止画のリンク情報を保持させる。すなわち、このオリジナルデータでの転送が指示された静止画は、リサイズ処理を行わすに、オリジナルデータとして転送するため、強制的に転送フォルダ105にリンク情報が保持されるようにする。
以上のようにして、リサイズ要否判定が行われ、全ての静止画に対して処理が行われると、処理は、ステップS105に進む。ステップS105は、図10のステップS44の処理に対応し、ステップS44以降の処理(図11のフローチャートの処理)は、上述した説明と同様である。すなわち、2回目のリサイズ要否判定・リサイズ処理において、1回目のリサイズ要否判定の処理で得られるデータサイズ差分積算値を用いて、目標データサイズをさらに修正してから、2回目のリサイズ要否判定の処理が行われ、リサイズが必要であると判定された静止画がリサイズされることになる。
以上のように、デジタルスチルカメラ1においては、常に固定時間で転送データの転送が完了させて、ユーザの待ち時間を一定時間以下に抑えるたけでなく、ユーザが、オリジナルデータを転送したい静止画を選択できるため、例えば、ユーザの気に入っている静止画などをオリジナルデータで転送することができる。そのため、所望の静止画を高精細な画像として転送できることとなり、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
<3.変形例>
以上の説明では、デジタルスチルカメラ1を例にして説明したが、本発明は、例えば、携帯電話機やゲーム機などの撮影手段を有する機器の他、パーソナルコンピュータなどのデータを転送先の受信機に転送可能な機器に適用することができる。また、転送先の機器もデジタルスチルカメラ2に限らず、静止画をパーソナルコンピュータに転送する場合などにも適用することができる。また、以上の説明では、静止画を例に説明したが、例えば、動画や音声データにも適用することができる。動画に適用する場合、静止画のように画サイズを変更するだけでなく、コーデック形式を変換したり、画サイズを維持したままで、圧縮率を高めて符号量を削減したりすることもできる。
また、以上の説明では、転送対象の静止画はユーザが選択するとして説明したが、例えば、記録媒体43に記録された全ての静止画を転送対象としたり、日付が同じ静止画を転送対象とする、といったように、転送する静止画の決定方法は、任意である。さらに、リサイズ処理の対象となる静止画を決定するに際し、例えば、静止画に付加されたExif情報やメタデータ、又は静止画に対して所定の画像処理を施して得られる情報などを用いて、リサイズ処理の対象となる静止画を決定してもよい。
また、図6,図8,図9,図16に示す各画面は、静止画の転送時の画面の構成例を示すものであり、レイアウトやアスペクト比などは、それらの図面に示される以外のものであっても勿論よい。例えば、それらの画面には、転送対象の静止画に対してリサイズ要否判定・リサイズ処理を行わずに、全ての静止画をオリジナルデータとして転送した場合に転送時間が何秒かかるか、あるいは、5秒などの固定時間で静止画のオリジナルデータを何枚転送できるかなどの情報を表示することができる。
また、以上の説明では、機器間の近接通信の一例として、TJ通信について説明したが、他の通信方式を採用することも勿論可能である。
ここで、TJ通信の詳細について説明する。TJ通信では、最大560Mbps、実効スループットで375Mbpsの高速データ転送が可能となる。また、操作可能な距離は最大でも数センチ、接続形態(ネットワークトポロジー)は常に1対1(point-to-point、P-Pと記述する)となる。この距離と接続形態が、システムを大いにシンプルにしている。また、距離が短いので、-70dBm/MHz以下の非常に小さな送信電力で近距離無線信号が操作できるという特徴を有している。そして、P-Pのトポロジーなので、ネットワークの設定や管理が大幅に簡素化されるというメリットもある。
また、近接のフィールドは偏光がないため、2つの機器を精度よく正しく向き合わせなくてもしっかり接続することができる。スペクトルは4.48GHzを中心とし、560MHzの帯域幅を占有している。このスペクトルで、かつ転送電力は非常に低いため、日本、ヨーロッパ、アメリカ、その他の規制のある国でも認可は不要となる。またエラーの検出・訂正やパケットの認識・再送を含むロバストなプロトコルを持っていることも、TJ通信の特徴である。これらすべての特性が、複雑さや干渉を最小限にしている。加えて、低送信電力とP-Pのトポロジーが消費電力を抑える働きをする。それぞれのTJ通信に対応した機器は、他の機器が自分の通信距離範囲に入ってきたときにのみ検出する。そのため、他の機器が検出されたとき以外は送信しないので省電力が可能となる。これもタッチモデルの利点である。
TJ通信では、この原則を実行するために3つの階層、すなわち、PCL(Protocol Conversion Layer)、CNL(Connection Layer)、PHY(Physical layer)が定義されている。物理層(PHY)は実際の無線通信を実行する。この層は、デジタル情報をトランスファージェットカプラへの通信に適したRF信号に変換する。接続層(CNL)は接続とデータ配信を管理する。接続管理においては、CNLは通信相手となるTJ通信に対応した機器との接続を確立したり、切断したりといった点を担っている。データ配信においては、データのペイロードを伝送するパケットを提供し、それらのパケットが相手方のデバイスに無事に配信されたことを確認する。
なお、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1 デジタルスチルカメラ, 13 TJ通信部, 14 表示部, 31 システム制御部, 31A メモリ, 32 操作部, 33 カメラ部, 34 カメラ制御部, 37 RAM, 40 ビデオベースバンド制御部, 43 記録媒体, 44 表示制御部, 47 TJ通信制御部, 100 通信時間設定部, 101,151 転送対象静止画選択部, 102 目標データサイズ決定部, 103 総転送データサイズ決定部, 104 リサイズ要否判定部, 105 転送フォルダ, 106 リサイズ処理部

Claims (10)

  1. 送信先の機器に送信する送信データを選択する選択手段と、
    選択された前記送信データの送信目標時間を設定する設定手段と、
    前記送信目標時間に基づいて決定される、前記送信データの総転送データサイズに基づいて、前記送信データに含まれるそれぞれのデータをリサイズする目標データサイズを決定する決定手段と、
    決定された前記目標データサイズを超える前記送信データのオリジナルデータが、前記目標データサイズ以下となるようにリサイズ処理を行う制御手段と、
    決定された前記目標データサイズ以下となる前記送信データのオリジナルデータ及び前記リサイズ処理により得られたリサイズデータに関する送信情報の画面への表示を制御する表示制御手段と、
    決定された前記目標データサイズ以下となる前記送信データのオリジナルデータとともに、前記リサイズ処理により得られたリサイズデータを、前記送信先の機器に送信する送信手段と
    を備え
    前記表示制御手段は、前記送信情報として、オリジナルデータで送信される送信データと、リサイズデータで送信される送信データに対応する送信画像を前記画面に表示させ、
    前記選択手段は、前記画面に表示された前記送信画像に対するユーザの指示に基づいて、前記目標データサイズを超える前記送信データのオリジナルデータの中から、前記リサイズ処理を行わずに、オリジナルデータのまま送信する前記送信データを選択し、
    前記決定手段は、選択された前記送信データのオリジナルデータのデータサイズに基づいて、前記目標データサイズを修正し、
    前記制御手段は、選択された前記送信データのオリジナルデータのデータサイズを基に修正された目標データサイズを超える前記送信データのオリジナルデータが、修正された目標データサイズ以下となるようにリサイズ処理を行う
    送信装置。
  2. 前記送信手段は、前記送信先の機器と近接通信可能な状態にある場合、前記送信データを、近接通信により前記送信先の機器に送信する
    請求項に記載の送信装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記制御手段による前記リサイズ処理が行われている間、送信準備が行われている旨を示すメッセージを前記画面に表示させる
    請求項に記載の送信装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記制御手段による前記リサイズ処理が完了して、送信準備が完了した場合、前記送信装置と前記送信先の機器とが、近接通信可能な状態に配置されることを促すメッセージを前記画面に表示させる
    請求項に記載の送信装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記送信手段による近接通信が開始した場合、送信が行われている旨を示すメッセージを前記画面に表示させる
    請求項に記載の送信装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記送信手段による近接通信が完了した場合、送信が完了した旨を示すメッセージを前記画面に表示させる
    請求項に記載の送信装置。
  7. 被写体を撮像する撮像手段をさらに備え、
    前記送信データは、前記撮像手段により撮像された静止画のデータである
    請求項1に記載の送信装置。
  8. 前記近接通信は、トランスファージェット規格に準拠している
    請求項に記載の送信装置。
  9. 送信装置が、
    送信先の機器に送信する送信データを選択し、
    選択された前記送信データの送信目標時間を設定し、
    前記送信目標時間に基づいて決定される、前記送信データの総転送データサイズに基づいて、前記送信データに含まれるそれぞれのデータをリサイズする目標データサイズを決定し、
    決定された前記目標データサイズを超える前記送信データのオリジナルデータが、前記目標データサイズ以下となるようにリサイズ処理を行い、
    決定された前記目標データサイズ以下となる前記送信データのオリジナルデータ及び前記リサイズ処理により得られたリサイズデータに関する送信情報の画面への表示を制御し、
    決定された前記目標データサイズ以下となる前記送信データのオリジナルデータとともに、前記リサイズ処理により得られたリサイズデータを、前記送信先の機器に送信し、
    前記送信情報として、オリジナルデータで送信される送信データと、リサイズデータで送信される送信データに対応する送信画像を前記画面に表示させ、
    前記画面に表示された前記送信画像に対するユーザの指示に基づいて、前記目標データサイズを超える前記送信データのオリジナルデータの中から、前記リサイズ処理を行わずに、オリジナルデータのまま送信する前記送信データを選択し、
    選択された前記送信データのオリジナルデータのデータサイズに基づいて、前記目標データサイズを修正し、
    選択された前記送信データのオリジナルデータのデータサイズを基に修正された目標データサイズを超える前記送信データのオリジナルデータが、修正された目標データサイズ以下となるようにリサイズ処理を行う
    ステップを含む送信方法。
  10. コンピュータに実行させるプログラムであって、
    送信先の機器に送信する送信データを選択
    選択された前記送信データの送信目標時間を設定
    前記送信目標時間に基づいて決定される、前記送信データの総転送データサイズに基づいて、前記送信データに含まれるそれぞれのデータをリサイズする目標データサイズを決定し、
    決定された前記目標データサイズを超える前記送信データのオリジナルデータが、前記目標データサイズ以下となるようにリサイズ処理を行
    決定された前記目標データサイズ以下となる前記送信データのオリジナルデータ及び前記リサイズ処理により得られたリサイズデータに関する送信情報の画面への表示を制御
    決定された前記目標データサイズ以下となる前記送信データのオリジナルデータとともに、前記リサイズ処理により得られたリサイズデータを、前記送信先の機器に送信し、
    前記送信情報として、オリジナルデータで送信される送信データと、リサイズデータで送信される送信データに対応する送信画像を前記画面に表示させ、
    前記画面に表示された前記送信画像に対するユーザの指示に基づいて、前記目標データサイズを超える前記送信データのオリジナルデータの中から、前記リサイズ処理を行わずに、オリジナルデータのまま送信する前記送信データを選択し、
    選択された前記送信データのオリジナルデータのデータサイズに基づいて、前記目標データサイズを修正し、
    選択された前記送信データのオリジナルデータのデータサイズを基に修正された目標データサイズを超える前記送信データのオリジナルデータが、修正された目標データサイズ以下となるようにリサイズ処理を行う
    ステップを含むプログラム。
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