JP5514991B2 - インプラント - Google Patents

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本発明はインプラント関するものであり、例えば永久歯の歯根欠損等の際に顎の骨に埋め込まれる歯科用インプラント関するものである。
体内に埋め込まれるインプラントとして、特に歯科用インプラントが注目されている。歯科用インプラントは、一般に、虫歯や破損により永久歯の歯根が失われた場合、歯槽骨に設けた穴にインプラント体を挿入して固定するものである。この歯科用インプラントは、従来、歯槽骨に固定されるインプラント体と、インプラント体に螺着され人工歯冠を装着可能なアバットメントと、で構成されている。
アバットメントは、ネジ締結によってインプラント体に螺着されて保持されているが、極小のネジ構造であるため、ネジ締結時に一定以上の技量を必要とすると共に、繰り返しの使用によってネジ締結が緩んで回転方向にがたつきが生じるおそれがあった。このため、取り扱いに慣れた特定の歯科医等が取り付けを行わなければならないと共に、ネジ締結のトルク管理が必要になる等、取り扱いや管理が難しいという不都合があった。
これらに対して、従来、例えば特許文献1には、アバットメント自体にはネジ構造を設けず、アバットメントを回転制限すると共にインプラント体に着座させた状態で、アバットメントに挿通させたアバットメントねじで互いに締結したデンタルインプラントが提案されている。また、このデンタルインプラントでは、アバットメントをインプラント体に着座させる際に、アバットメントの先端に適正に着座したことを示し得るようにされたフィードバック作用部が設けられている。このフィードバック作用部としては、アバットメントの着座過程の間、変形しかつアバットメントが適正に着座したとき、復帰し得るようにされた複数の弾性指状部が設けられている。すなわち、アバットメントをインプラント体に挿入して適正な位置に着座した際に、弾性指状部が内部ボア内に嵌って位置決めすることが可能である。
特開2004−283552号公報(段落番号0035、図2)
上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
すなわち、特許文献1に記載の技術では、アバットメント自体にネジ構造を設けず、アバットメントねじによってネジ締結を行っているため、アバットメント自体にネジ構造を設けてインプラント体に直接螺着させたものよりは、繰り返しの使用によるアバットメントの回転方向へのがたつきは少ないが、やはりネジ締結方式を採用しているために、少なからずネジの緩みが生じてしまうと共に、取り付け作業の困難性を有し、さらにトルク管理が難しいという不都合があった。
また、従来、アバットメントの材料としては、純チタンが多く採用されているが、黒色のチタン色が人工骨表面に映ると共に、術後に歯茎が下がった場合、アバットメントが露出してチタン色が目立ってしまい、審美性に劣るという不都合もあった。このため、アバットメントを、審美性に優れた白色のセラミックスで形成することが検討されているが、アバットメント自体にネジ構造を設けた従来の固定方法では、非常に高硬度なジルコニア等のセラミックスでネジ締結を行うと、ネジが破損してしまうおそれがあった。また、特許文献1に記載の技術において、ネジ構造を設けていないアバットメントをセラミックスで形成することも考えられるが、アバットメントに複数の弾性指状部を設ける必要があり、やはり高硬度で弾性が極めて低いセラミックスでは弾性指状部として機能させることが不可能であるという不都合があった。
そこで本発明は、ネジ締結を使用することなく、容易にアバットメントをインプラント体に固定可能であると共に、セラミックス製アバットメントにも適用可能なインプラントおよびその着脱方法の提供を課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のインプラントは、骨に固定されるインプラント体と、前記インプラント体に対して着脱可能なアバットメントと、を備えたインプラントであって、前記アバットメントの中心穴の周縁部から立設され、前記インプラント体の嵌合穴に内挿される筒状部と、前記筒状部の筒壁を厚さ方向に貫通する貫通孔内に配置され、前記厚さ方向に移動可能とされた可動部材と、前記アバットメントから前記筒状部の内側にかけて連通する前記中心穴に配置された軸状のクランパと、前記クランパの中心軸方向の一方側に設けられ、前記筒状部に固定された固定部と、前記クランパの前記中心軸方向の他方側において前記クランパに設けられ、前記クランパの外径が前記一方側から前記他方側にかけて縮小するテーパ部と、前記固定部と前記テーパ部との間に設けられ、前記テーパ部を前記一方側から前記他方側に向けて付勢する付勢部と、を備え、前記可動部材は、前記筒状部の内面より内側に突出して前記クランパの前記テーパ部に当接するとともに、前記筒状部の外面より外側に突出して前記インプラント体の前記嵌合穴に当接していることを特徴とする。
この構成によれば、テーパ部におけるクランパの外径が前記一方側から前記他方側にかけて縮小しているので、可動部材が配置されているテーパ部と嵌合穴との隙間は、前記他方側から前記一方側にかけて狭くなっている。そのため、インプラント体に装着されたアバットメントに前記他方側への抜け力が作用しても、可動部材が隙間の狭い前記一方側に食い込むので、テーパ部および嵌合穴と可動部材との間にすべりが生じない。したがって、インプラント体からアバットメントが抜けることはない。一方、付勢部の付勢力に抗してテーパ部を前記一方側に移動させると、テーパ部と嵌合穴との隙間が広がるので、テーパ部または嵌合穴と可動部材との間にすべりが生じる。これにより、インプラント体に対してアバットメントを着脱することができる。したがって、ネジ締結を使用することなく、容易にアバットメントをインプラント体に固定することができる。
また、前記嵌合穴の周方向における前記アバットメントの回転を防止する回転防止機構が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、嵌合穴の周方向におけるアバットメントの回転を防止することができるので、ネジ締結を使用することなく、容易にアバットメントをインプラント体に固定することができる。
また前記可動部材は、前記筒状部の外面より外側に突出して、前記嵌合穴の内周面に形成された溝部に当接していることを特徴とする。
この構成によれば、インプラント体に装着されたアバットメントに前記他方側への抜け力が作用しても、可動部材が溝部の側壁に当接することで、アバットメントの前記他方側への移動が阻止される。そのため、インプラント体からアバットメントが抜けるのを確実に防止することができる。
また前記中心穴の内周面に、雌ネジが形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、外周に雄ネジが形成された着脱治具を、中心穴の雌ネジにねじ込むことで、付勢部の付勢力に抗してテーパ部を前記一方側に移動させることができる。したがって、インプラント体に対するアバットメントの着脱を簡単に行うことができる。
また前記可動部材は、ボールであることを特徴とする。
この構成によれば、ボールは貫通孔内を転がるので、前記厚さ方向にスムーズに移動させることができる。また、可動部材を簡単かつ低コストで形成することができる。
また、前記クランパの前記他方側の端部を前記一方側に向けて押圧することにより、前記付勢部の付勢力に抗して前記テーパ部を前記一方側に移動させる際に、前記クランパの前記一方側への移動を規制するストッパ部材を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、付勢部の過大な変形を防止することができる。これにより、クランパの付勢部やアバットメントの筒状部に過大な力が作用するのを阻止することができるので、クランパやアバットメントの破損を防止することができる。
また前記付勢部は、前記中心軸と交差する方向の両側から前記クランパに対して複数の切り込みを交互に入れることで形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、付勢部を極めて簡単かつ安価に形成することができる。
また前記インプラント体、前記アバットメントおよび前記可動部材が、セラミックスで形成されていることを特徴とする。
また前記インプラント体、前記アバットメントおよび前記可動部材が、ジルコニアで形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、審美性に優れたセラミックスで、インプラント体、アバットメントおよび可動部材を形成することができる。この場合でも、ネジ締結を使用することなく、容易にアバットメントをインプラント体に固定することができる。
また前記クランパが、チタンまたはチタン合金で形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、チタンまたはチタン合金は生体親和性に優れているため、クランパの生体親和性を確保することができる。
一方、本発明のインプラントの着脱方法は、前記付勢部の付勢力に抗して前記テーパ部を前記一方側に移動させる工程と、前記インプラント体に対して前記アバットメントを着脱する工程と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、テーパ部を前記一方側に移動させることで、テーパ部と嵌合穴との隙間が広がるので、テーパ部または嵌合穴と可動部材との間にすべりが生じる。これにより、インプラント体に対してアバットメントを簡単に着脱することができる。
また、外周面に雄ネジが形成された着脱治具を前記雌ネジに螺合させ、前記着脱治具の先端で前記クランパの前記他方側の端部を前記一方側に向けて押圧することにより、前記付勢部の付勢力に抗して前記テーパ部を前記一方側に移動させる工程と、前記インプラント体に対して前記アバットメントを着脱する着脱工程と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、着脱治具を雌ネジに螺合させることで、テーパ部を前記一方側に移動させることができる。したがって、インプラント体に対してアバットメントを極めて簡単に着脱することができる。
また、前記着脱治具の前記一方側への移動を規制するストッパ部材を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、着脱治具の過剰なねじ込みを阻止することができるので、付勢部の過大な変形を防止することができる。これにより、クランパの付勢部やアバットメントの筒状部に過大な力が作用するのを阻止することができるので、クランパやアバットメントの破損を防止することができる。
本発明によれば、テーパ部におけるクランパの外径が前記一方側から前記他方側にかけて縮小しているので、可動部材が配置されているテーパ部と嵌合穴との隙間は、前記他方側から前記一方側にかけて狭くなっている。そのため、装着されたアバットメントに前記他方側への抜け力が作用しても、可動部材は隙間の狭い前記一方側に食い込むので、テーパ部および嵌合穴とボールとの間にすべりが生じない。したがって、インプラント体からアバットメントが抜けることはない。一方、付勢部の付勢力に抗してテーパ部を前記一方側に移動させると、テーパ部と嵌合穴との隙間が広がるので、テーパ部または嵌合穴と可動部材との間にすべりが生じる。これにより、インプラント体に対してアバットメントを着脱することができる。したがって、ネジ締結を使用することなく、容易にアバットメントをインプラント体に固定することができる。
インプラントの歯科分野における使用例の説明図である。 実施形態のインプラントの分解斜視図である。 インプラントの側面断面図である。 (a)は図3のC−C線における平面断面図であり、(b)は図3のB−B線における平面断面図である。 (a)は図3のD部の拡大図であり、(b)は(a)のE部の拡大図である。 実施形態のインプラントの着脱方法の説明図である。 実施形態のインプラントの着脱方法の説明図である。 実施形態のインプラントの着脱方法の説明図である。 図8のD´部の拡大図である。 実施形態の第1変形例のインプラントの説明図であり、(a)は図3のD部に相当する部分の拡大図であり、(b)は可動部材の斜視図である。 実施形態の第2変形例のインプラントの説明図であり、(a)は図3のD部に相当する部分の拡大図であり、(b)は可動部材の斜視図である。 (a)はインプラントを使用した骨折治療方法の説明図であり、図12(b)は従来の骨折治療方法の説明図である。 インプラントを使用した骨折治療方法の変形例の説明図である。 インプラントを使用した人工関節の説明図である。
以下、本発明の実施形態につき図面を参照して説明する。
(インプラント)
図1は、インプラントの歯科分野における使用例の説明図である。インプラント10は、歯槽骨2に固定されるインプラント体11と、インプラント体11に対して着脱可能とされ、人工歯冠6が装着されるアバットメント20と、を備えている。
インプラント体11の外周面には雄ネジ14が形成され、この雄ネジ14を歯槽骨2に形成した穴に螺合することで、インプラント体11が歯槽骨2に固定される。また、アバットメント20の外周面に接着剤等を用いて人工歯冠6が装着される。インプラント体11とアバットメント20との当接部Sは、歯茎4または歯槽骨2によって覆われることになる。なお両者の当接部Sの当接面は精度良く仕上げられ、当接面が相互に密着して異物の侵入を防止している。
図2は、本実施形態のインプラントの分解斜視図である。本実施形態のインプラント10は、上述したインプラント体11およびアバットメント20に加えて、筒状のアバットメント20の内側に配置された軸状のクランパ30およびリング状のストッパ部材50を備えている。以下の説明では、クランパ30の中心軸をZ軸とし、クランパ30から見てインプラント体11側を+Z側(一方側)とし、その反対側を−Z側(他方側)とする。
図2に示すように、インプラント体11は、ジルコニア等のセラミックス材料で形成されている。インプラント体11は円柱状に形成され、その外周面には雄ネジ14が形成されている。インプラント体11の−Z側端面の中心には、嵌合穴18が形成されている。また、嵌合穴18の開口部から所定深さまでが拡径されて、周り止め穴16が形成されている。
図3は、インプラントの側面断面図である。
アバットメント20は、人工歯冠6が装着される本体部20aと、本体部20aから立設されインプラント体11の嵌合穴18に内挿される筒状部25と、を備えている。
アバットメント20は、審美性に優れた白色のセラミックス材料で一体的に形成されている。セラミックス材料として、本実施形態ではジルコニアが採用されている。
本体部20aは円筒状に形成され、Z軸を中心軸とする中心穴20bを備えている。中心穴20bの内周面における−Z側の端部には、雌ネジ23が形成されている。雌ネジ23の形成領域の+Z側には、中心穴20bの全周に渡って凹部24が形成されている。凹部24の+Z側の側壁は、ストッパ部材50と当接する座面24aとして機能する。
筒状部25は、本体部20aの+Z側端面における中心穴20bの周縁部から立設されている。中心穴20bは、Z軸を中心軸として、アバットメント20から筒状部25の内側にかけて連続形成されている。中心穴20bの+Z側端部は、筒状部25に固定された固定部27によって閉塞されている。この固定部27は、クランパ30の+Z側への移動を規制する規制部として機能する。
図2に示すように、筒状部25の基端部が拡径されて、周り止め軸26が形成されている。周り止め軸26は、インプラント体11の周り止め穴16と嵌合するものである。
図4(a)は、図3のC−C線における平面断面図である。図4(a)に示すように、周り止め軸26および周り止め穴16の形状は、−Z側から見て非円形状(本実施形態では略正六角形状)に形成されている。周り止め軸26および周り止め穴16は、インプラント体11に対する筒状部25のZ軸周りの回転を防止する回転防止機構として機能する。
図3に戻り、筒状部25におけるZ方向の中央部付近には、ボール48を回転自在に保持するボール保持部40が形成されている。
図4(b)は、図3のB−B線における平面断面図である。図4(b)に示すように、ボール保持部40は、筒状部25の周方向に等角度間隔で複数箇所(本実施形態では3箇所)に形成されている。ボール48は、インプラント体11および筒状部25と同様に、セラミックス材料で形成されている。セラミックス材料として、本実施形態ではジルコニアが採用されている。
図5(a)は図3のD部の拡大図であり、図5(b)は図5(a)のE部の拡大図である。図5(a)に示すように、ボール保持部40には、筒状部25の筒壁を厚さ方向に貫通する貫通孔42が形成されている。貫通孔42の直径はボール48の直径より大きく形成され、貫通孔42の内部でボール48が回転可能に保持されている。ただし図5(b)に示すように、筒状部25の外周面における貫通孔42の開口部44の直径は、ボール48の直径より小さくなっている。これにより、ボール48が筒状部25の外側に脱落するのを防止している。
図5(a)に示すように、筒状部25の筒壁の厚さ(貫通孔42の長さ)は、ボール48の直径より小さくなっている。そのためボール48は、筒状部25の内周面より内側に突出してクランパ30のテーパ部38に当接するとともに、筒状部25の外周面より外側に突出してインプラント体の嵌合穴18の内周面に当接している。すなわちボール48は、クランパ30のテーパ部38とインプラント体11の嵌合穴18の内周面との間で挟持されている。なお嵌合穴18の内周面には、嵌合穴18の周方向に伸びる溝部18aが形成されている。ボール48は、この溝部18aの底面および側壁に当接している。
図3に示すように、アバットメント20の中心穴20bには、クランパ30が配置されている。
クランパ30は、金属材料で形成されている。金属材料として、本実施形態では、耐アレルギー性(アレルギーを生じさせにくい性質)に優れたチタンが採用されている。クランパ30は円柱状の本体部30aを備えている。本体部30aの−Z側には、押圧ピン31が立設されている。押圧ピン31の直径は、本体部30aの直径より小さくなっている。
一方、本体部30aの+Z側には、クランパの外径が+Z側から−Z側にかけて縮小するテーパ部38が形成されている。テーパ部38の+Z側には、テーパ部38を+Z側から−Z側に向けて付勢する付勢部34が設けられている。付勢部34では、クランパ30をジグザグ形状とすることで、Z方向における弾性率(バネ定数)を、テーパ面28の角度に応じて(インプラント体11からのアバットメント20の抜け力を確保しうるように)最適な値に調整している。具体的には、Z方向に直交するY方向の両側から、クランパ30に対して複数の切り込み35が交互に形成されている。これにより、Z方向およびY方向に直交するX方向から見て、クランパ30がジグザグ形状になっている。そして付勢部34の+Z側端部は、筒状部25の+Z側端部を閉塞する固定部27に当接している。このようにクランパ30をジグザグ形状とすることで、付勢部34を極めて簡単かつ安価に形成することができる。また、クランパの構成材料として耐疲労性に優れたチタンを採用したので、付勢部のバネ定数が経時変化するのを抑制することができる。なお付勢部34の外形は円形に限られず、矩形状としてもよいし他の形状としてもよい。
図5(a)に示すように、インプラント体11の嵌合穴18にアバットメント20の筒状部25が嵌合された状態で、嵌合穴18(溝部18aの底面)とテーパ部38との隙間は、−Z側から+Z側にかけて狭くなっている。その隙間に配置されたボール48は、テーパ部38が付勢部34により−Z側に付勢されているため、隙間の狭い+Z側に食い込んでいる。
図3に示すように、クランパ30の−Z側には、後述する着脱治具の+Z側への移動を規制するストッパ部材50が配置されている。
ストッパ部材50は、クランパ30と同様にチタンで形成されている。ストッパ部材50の外周には、中心穴20bの雌ネジ23と螺合する雄ネジ53が形成されている。図2に示すように、ストッパ部材50の−Z側端面には、ストッパ部材50を中心穴20bにねじ込むための工具と嵌合する溝部52が形成されている。図3に示すように、ストッパ部材50の+Z側の表面は、アバットメント20の座面24aに当接している。ストッパ部材50はリング状に形成され、中央の貫通孔51にはクランパ30の押圧ピン31が挿通されている。なおストッパ部材50は、アバットメント20の中心穴20bからクランパ30が落下するのを防止している。
(インプラントの着脱方法)
次に、本実施形態のインプラントの着脱方法について説明する。ここでは、歯槽骨に埋め込まれたインプラント体11に対して、アバットメント20を着脱する方法について説明する。
図6ないし図8は、本実施形態のインプラントの着脱方法の説明図である。アバットメントの着脱には、図6に示す着脱治具70を使用する。着脱治具70は、軸部71と、軸部71の−Z側に形成された頭部72と、軸部71の外周面に形成された雄ネジ73と、を備えている。雄ネジ73は、アバットメント20の中心穴20bの内周面に形成された雌ネジ23と螺合するものである。頭部72には、着脱治具70をアバットメント20にねじ込むための工具と嵌合する嵌合凹部(不図示)が形成されている。
最初に、インプラント体にアバットメントを装着する方法について説明する。
図6に示すように、まず着脱治具70をアバットメント20の中心穴20bにねじ込む。すると、着脱治具70の軸部71の先端面71aが、クランパ30の押圧ピン31の先端面31aと当接する。
図7に示すように、付勢部34の付勢力に抗して着脱治具70を中心穴20bにねじ込むと、クランパ30の付勢部34が収縮して、押圧ピン31および本体部30aとともにテーパ部38が+Z方向に移動する。着脱治具70のねじ込みは、その先端面71aがストッパ部材50の−Z側面に当接するまで行う。ストッパ部材50の+Z側面はアバットメント20の座面24aに当接しているので、着脱治具70の過剰なねじ込みを確実に阻止することができる。これにより、付勢部34の過大な変形を防止することが可能になり、付勢部34やアバットメント20の固定部27に過大な力が作用するのを防止することができる。したがって、クランパ30やアバットメント20の破損を防止することができる。
次に図8に示すように、着脱治具70をねじ込んだままの状態で、アバットメント20の筒状部25をインプラント体11の嵌合穴18に内挿する。
図9は、図8のD´部の拡大図である。着脱治具70をねじ込むことで、図9に示すように、クランパ30のテーパ部38が+Z方向に移動し、テーパ部38と嵌合穴18との隙間が広がる。そのため、その隙間に配置されたボール48が、テーパ部38または嵌合穴18の表面から離れる。これにより、テーパ部38または嵌合穴18とボール48との間にすべりが生じ、ボール保持部40においてボール48が回転自在となる。したがって、筒状部25を嵌合穴18に内挿することが可能になり、アバットメント20をインプラント体11に装着することができる。
図8に示すように、筒状部25を嵌合穴18に内挿すると同時に、アバットメント20の周り止め軸26をインプラント体11の周り止め穴16に嵌合する。周り止め軸26および周り止め穴16は非円形状に形成されているので、両者を嵌合することにより、嵌合穴18の周方向(Z軸周り)におけるアバットメント20の回転を防止することができる。
最後に、アバットメント20から着脱治具70を取り外して、図3の状態とする。これにより、クランパ30の付勢部34が伸長(復元)して、テーパ部38が−Z方向に移動する。すると図3のD部の拡大図である図5(a)に示すように、テーパ部38と嵌合穴18(溝部18aの底面)との間でボール48が挟持される。なおテーパ部38の外径が+Z側から−Z側にかけて縮小しているので、ボール48が配置されているテーパ部38と嵌合穴18との隙間は−Z側から+Z側にかけて狭くなっている。そのため、インプラント体に装着されたアバットメント20に−Z方向の抜け力が作用しても、ボールが隙間の狭い+Z側に食い込むので、テーパ部38または嵌合穴18とボール48との間にすべりが生じない。また、ボール48が溝部18aの側壁19に当接することで、アバットメント20の−Z方向への移動が阻止される。そのため、インプラント体11からアバットメント20が抜けることはない。
次に、インプラント体11からアバットメントを離脱させる方法について説明する。
図8に示すように、インプラント体11にアバットメント20が装着された状態で、まずアバットメント20に着脱治具70をねじ込む。すると、クランパ30のテーパ部38が+Z方向に移動し、図9に示すようにボール48が自在に回転しうる状態となる。これにより、インプラント体11からアバットメント20を離脱させることができる。
図8に示すように、本実施形態のインプラントによれば、着脱治具70を中心穴20bにねじ込むだけで、インプラント体11に対してアバットメント20を簡単に着脱することができる。したがって、アバットメント20のメンテナンスを簡単に行うことができる。
また、本実施形態のインプラントによれば、ネジ締結を使用することなく、容易にアバットメント20をインプラント体11に固定することができる。そのため、ネジ取り付け作業におけるトルク管理等の困難性や、ネジの破損、ネジの緩み等の不都合を回避することができる。またネジ締結を使用しないので、アバットメント20を白色のセラミックス材料で形成することができる。そのため、人工歯冠にアバットメント色が映るのを防止することができる。また、歯茎が下がってアバットメント20が露出した場合でも、審美性を確保することができる。
(第1変形例)
図10は実施形態の第1変形例のインプラントの説明図であり、図10(a)は図3のD部に相当する部分の拡大図であり、図10(b)は可動部材の斜視図である。上述した実施形態のボールに代えて、図10(a)に示す第1変形例では可動部材148を採用している。
第1変形例の可動部材148は、ボールと同様にセラミックス材料で形成されている。図10(b)に示すように、可動部材148は、一定幅および一定高さのブロック状に形成されている。図10(a)に示すように、可動部材148は、断面矩形状の貫通孔142内に配置され、筒状部25の厚さ方向に沿って移動可能とされている。
可動部材148の内側面148aは、クランパ30のテーパ部38の外周面に沿って、この外周面と面接触しうるように形成されている。可動部材148の外側面148bは、インプラント体11の嵌合穴18の内周面に沿って形成されている。ただし、可動部材148の外側面148bと上面および下面との角部には、丸面取りが施されている。これにより、可動部材148の外側面148bとインプラント体11の嵌合穴18の内周面とは、図10(b)に示す線分Lにおいて線接触するようになっている。
上述した実施形態のボールは、クランパおよびインプラント体と点接触するものであったが、図10(a)に示す第1変形例の可動部材148は、クランパ30と面接触するとともにインプラント体11と線接触する。これにより、インプラント体11に対して可動部材148を確実に押付けることができるので、インプラント体11からアバットメント20が抜け出るのを確実に防止することができる。
(第2変形例)
図11は実施形態の第2変形例のインプラントの説明図であり、図11(a)は図3のD部に相当する部分の拡大図であり、図11(b)は可動部材の斜視図である。上述した実施形態のボールに代えて、図11(a)に示す第2変形例では可動部材248を採用している。
第2変形例の可動部材248は、ボールと同様にセラミックス材料で形成されている。図11(b)に示すように、可動部材248は、一定幅および一定高さのブロック状に形成されている。図11(a)に示すように、可動部材248は、断面矩形状の貫通孔242内に配置され、筒状部25の厚さ方向に沿って移動可能とされている。
可動部材248の内側面248aは、クランパ30のテーパ部38の外周面に沿って、この外周面と面接触しうるように形成されている。可動部材248の外側面248bは、インプラント体11の嵌合穴18の内周面に沿って、この内周面と面接触しうるように形成されている。これにより、可動部材248の外側面248bとインプラント体11の嵌合穴18の内周面とは、図11(b)に示す曲面Fにおいて面接触するようになっている。
上述した実施形態のボールは、クランパおよびインプラント体と点接触するものであったが、図11(a)に示す第2変形例の可動部材248は、クランパ30およびインプラント体11と面接触する。そのため、インプラント体11に対して可動部材248を確実に押付けることができるので、インプラント体11からアバットメント20が抜け出るのを確実に防止することができる。
(インプラントの医療分野での使用例、骨折治療方法)
次に、インプラントの医療分野における使用例について説明する。
図12(a)はインプラントを使用した骨折治療方法の説明図であり、図12(b)は従来の骨折治療方法の説明図である。図12(b)に示すように、骨100が第1骨101と第2骨102に折れた場合の治療方法として、従来では、第1骨101と第2骨102に渡し掛けた補強板108をボルト109で骨100に固定している。また、第1骨101および第2骨102の端部から中心軸に沿って中心穴101h,102hを設け、その中心穴にチタン等からなる補強棒105を挿入している。この状態で、第1骨101および第2骨102が成長して自然に再接合するのを待つ方法が取られている。
この場合、補強板108やボルト109等の異物が骨の外側に存在するので、異物に対する拒否反応が起こりやすく、また周囲の筋肉に負担をかけるおそれがある。加えて、骨101,102に複数のボルト109を埋設する必要があり、再接合部以外の部分に損傷を与え、二次的骨折を生起する可能性もある。また、補強板108を埋め込むため患部の切開が必要であり、筋肉等の組織の損傷が大きくなる。また、ボルト109の埋設に時間を要する。また、再接合する骨101,102の表面は平面ではなく、個体ごとに異なる複雑な曲面を形成しているから、個体ごとの骨101,102の表面に沿わせて補強板を付設するのに時間を要する。
これに対して、図12(a)に示すように、インプラント10を使用して骨折治療を行うことが可能である。この場合のインプラント10は、生体親和性に優れたチタン等でインプラント体11およびアバットメント20が形成されている。またインプラント体11の外周面には雄ネジがなく、アバットメント20は長い円筒状に形成されている。そして、第1骨101および第2骨102の中心軸に沿って中心穴101h,102hを設け、第1骨101の中心穴101hにインプラント11を挿入し、第2骨102の中心穴102hにアバットメント20を挿入する。次に、インプラント体11とアバットメント20とを連結し、第1骨101と第2骨102とを当接させる。この状態で、第1骨101および第2骨102が成長して自然に再接合するのを待てばよい。なお、第1骨101および第2骨102が再接合した後は、第2骨102の端部からインプラント10を引き抜くことができる。
このように、インプラント10を使用した骨折治療方法では、骨100の外側に補強板やボルト等の異物が存在しないので、異物に対する拒否反応が起こりにくく、また周囲の筋肉に負担をかけることもない。加えて、骨100に複数のボルトを埋設する必要がないので、二次的骨折を生起する可能性もない。また、患部の切開も最小限ですむため、筋肉等の組織の損傷が小さい。また、個体ごとの骨101,102の表面に沿わせて補強板を付設する必要がなく、施術時間を短縮することができる。
図13は、インプラントを使用した骨折治療方法の変形例の説明図である。
図13(a)に示す第1変形例のインプラント10は、インプラント体11が円筒状に形成され、その両端開口部に一対のアバットメント20a,20bを装着しうるようになっている。そして、インプラント体11が装着された第1アバットメント20aを第1骨101の中心穴101hに挿入する。次に、インプラント体11に第2骨102を外挿し、第1骨101と第2骨102とを当接させる。そして、第2骨102の端部から中心穴102hに第2アバットメント20bを挿入し、インプラント体11に装着する。なお、第1骨101と第2骨102とが再接合した後は、第2骨102の端部からインプラント10を引き抜くことができる。
図13(b)に示す第2変形例のインプラント10は、インプラント体11の外周面に雄ネジが形成され、このインプラント体11が第1骨101の中心穴101hにねじ込まれている。このインプラント10は、第1骨101と第2骨102とが再接合した後も、骨100の内部に埋設したままで使用される。
図13(c)に示す第3変形例のインプラント10は、インプラント体11に加えて、アバットメント20の外周面にも雄ネジが形成されている。このアバットメント20が、第2骨102の中心穴102hにねじ込まれている。このインプラント10は、第1骨101と第2骨102とが再接合した後も、骨100の内部に埋設したままで使用される。
(人工関節)
図14は、インプラントを使用した人工関節の説明図である。ここでは、骨盤111と大腿骨112との人工関節にインプラント10が使用されている。このインプラント10は、アバットメント20が大腿骨112に固定され、インプラント体11がジルコニア等により半球状に形成されている。一方、骨盤111にはチタン等からなるカップ113が固着され、カップ113の内面には超高分子ポリエチレン等からなるインサート114が装着されている。そして、インサート114の内側に半球状のインプラント体11が保持されている。このインサート114の内面上をインプラント体11が摺動することで、インプラント体11は自在に回転しうるようになっている。これにより、骨盤111に対して大腿骨112がヒンジ結合された状態になり、インプラント10は人工関節の一部として機能する。
この人工関節では、インサート114とインプラント体11との摺動により、インプラント体11の外周面に磨耗や傷などが発生する場合がある。この場合でも、アバットメント20からインプラント体11を取り外すことにより、インプラント体11のみを交換することができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な材料や層構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、実施形態ではインプラント体、アバットメント、ボールおよび可動部材を構成する生体適合性セラミックス材料としてジルコニア(酸化ジルコニウム)を採用したが、アルミナ(酸化アルミニウム)や酸化イットリウム、酸化ハフニウム、酸化シリコーン、酸化マグネシウム、酸化セリウム等を採用してもよい。なおインプラント体、アバットメント、ボールおよび可動部材は、チタンやチタン合金等の金属材料で形成してもよい。
また、実施形態ではクランパを構成する金属材料として生体親和性に優れたチタンを採用したが、チタン合金を採用してもよい。チタン合金として、例えばチタンとアルミニウムとの合金を採用することができる。
また、実施形態ではストッパ部材を構成する材料としてチタンを採用したが、チタン合金やセラミックス、樹脂等を採用することも可能である。
また、実施形態のクランパはテーパ部および付勢部を一体に形成していたが、テーパ部のみをクランパとして形成し、付勢部をクランパとは別体に形成してもよい。付勢部をクランパと別体に形成する場合には、付勢部としてゴム材料やシリコーン材料からなる弾性部材、またはコイルバネや板バネ等のバネ部材などを採用することができる。
+Z…一方側 −Z…他方側 2…歯槽骨 6…人工歯冠 10…インプラント 11…インプラント体 16…周り止め穴(回転防止機構) 18…嵌合穴 20…アバットメント 20b…中心穴 25…筒状部 26…周り止め軸(回転防止機構) 27…固定部 30…クランパ 34…付勢部 38…テーパ部 40…ボール保持部 42,142,242…貫通孔 48…ボール(可動部材) 50…ストッパ部材 70…着脱治具 73…雄ネジ 148,248…可動部材

Claims (1)

  1. 骨に固定されるインプラント体と、
    前記インプラント体に対して着脱可能なアバットメントと、を備えたインプラントであって、
    前記アバットメントの中心穴の周縁部から立設され、前記インプラント体の嵌合穴に内挿される筒状部と、
    前記筒状部の筒壁を厚さ方向に貫通する貫通孔内に配置され、前記厚さ方向に移動可能とされた可動部材と、
    前記アバットメントから前記筒状部の内側にかけて連続する前記中心穴に配置された軸状のクランパと、
    前記クランパの中心軸方向の一方側に設けられ、前記筒状部に固定された固定部と、
    前記クランパの前記中心軸方向の他方側に設けられ、前記クランパの外径が前記一方側から前記他方側にかけて縮小するテーパ部と、
    前記固定部と前記テーパ部との間に設けられ、前記テーパ部を前記一方側から前記他方側に向けて付勢する付勢部と、を備え、
    前記可動部材は、前記筒状部の内面より内側に突出して前記クランパの前記テーパ部に当接するとともに、前記筒状部の外面より外側に突出して前記インプラント体の前記嵌合穴に当接していることを特徴とするインプラント。
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