JP5513335B2 - 金型装置のファンネルおよびガラス容器成形用の金型装置 - Google Patents

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この発明は、ガラス製品を製造するための金型装置において、ゴブと称される溶融ガラスの塊を受け入れて金型内へ導くためのファンネルと、そのファンネルが用いられたびんなどのガラス容器成形用の金型装置とに関する。
例えば、ガラスびんを製造するための典型的な製びん機は、粗型装置と仕上型装置とを含んでおり、粗型工程と仕上型工程とを順次実施してガラスびんを成形するものである。ガラスびんの成形には、ブローアンドブロー方式、プレスアンドブロー方式、ナロー・ネック・プレスアンドブロー方式などが知られており、いずれの方式も、粗型内に導入された溶融ガラスの塊(以下「ゴブ」という。)より半製品としてのパリソンを成形した後、このパリソンを粗型から仕上型へ移し、仕上型内でパリソンに空気を吹き込んでびんを成形するものである(例えば特許文献1参照)。
特開2007−126295号公報
図10(1)〜(4)は、ブローアンドブロー方式によりゴブGからパリソンPを成形する手順を示している。同図中、100は粗型、101,102は粗型100の下方に配置される口型およびプランジャ、103,104は粗型100上にセットされるファンネルおよびバッフルである。ファンネル103をガイドとして粗型100内にゴブGが導入されると(図10(1))、つぎにファンネル103上にセットされたバッフル104の送気孔105より粗型100内へ空気が吹き込まれてゴブGが押圧される(図10(2))。この空気の吹込みは「セッツルブロー」と呼ばれ、この工程によりゴブGが粗型100の下部位置まで押圧され、口型101とプランジャ102との間でパリソンPの口部が形作られる。
つぎに、ファンネル103を待機位置へ戻し、バッフル104を粗型100上にセットした後、降下させたプランジャ102の送気孔106よりパリソンPの口部の空洞内へ空気が吹き込まれる。この空気の吹込みは「カウンターブロー」と呼ばれ、この工程により空洞が拡張しつつゴブGが押され、溶融ガラスが粗型100内に行きわたることにより、粗型100とバッフル104との間でパリソンPの胴部および底部とが形作られる(図10(3))。
パリソンPの成形が終わると、粗型100が開放され、パリソンPは口型101で支えられた状態で反転装置107により上下反転させられて仕上型108へ移される(図10(4))。仕上型108ではパリソンPに対する最終の空気の吹込みが行われてガラスびんの成形が完了する。
上記した粗型工程において、ゴブGがファンネル103に受け入れられると、図11に示すように、ゴブGはファンネル103を上下に貫通するゴブ案内通路109を落下して粗型100内に送り込まれるが、ゴブGの落下とともに、粗型100内に溜まっていたガス110が粗型100内を上方へ押し出され、ゴブGの周囲の粗型100との間の隙間sおよびファンネル103との間の隙間tを通って外部へ排出される。
ところが、ゴブGがファンネル103のゴブ案内通路109へ真っ直ぐに入り込まずに落下中の姿勢が傾くなどすると、ファンネル103のゴブ案内通路109ではゴブGの周囲に均一かつ十分な隙間sが形成されず、粗型100内に溜まっていたガスが抜け切れずに排気不十分となる。ガスが残留する結果、粗型100内でのゴブGのおさまりが悪く不安定となり、パリソンP、さらには、成形されたガラスびんの胴部の肉厚が場所によって不均一となったり、口部の形態が楕円状に歪んだりして、ガラスびんの品質を低下させたり不良品を発生させたりする要因となっている。
この発明は、上記の問題に着目してなされたもので、ゴブの落下中の姿勢が傾くなどしてゴブ案内通路においてゴブの周囲に均一かつ十分な隙間が形成されなくても、金型内に溜まっていたガスを確実に排出させて金型内でのゴブのおさまりを良好となすことにより、成形品の品質を低下させず、不良品の発生を防止した金型装置のファンネルおよびガラス容器成形用の金型装置を提供することを目的とする。
この発明は、ゴブを受け入れて金型内へ導くためのファンネルにおいて、上下方向に貫通し上下各面にそれぞれ開口するゴブ案内通路と、ゴブ案内通路の周囲に形成された複数のガス抜き孔とを有するものである。ゴブ案内通路のゴブの入口側の開口部にはバッフルの下端部が嵌合可能な嵌合面、ゴブ案内通路のゴブの出口側の開口部には金型の上面に当接される下面に対して段をなす開放端面がそれぞれ形成されるとともに、前記開放端面に各ガス抜き孔の入口が開口されている。
上記した構造を有するファンネルでは、ゴブがファンネルのゴブ案内通路へ真っ直ぐに入り込まずに落下中の姿勢が傾くなどして、ゴブ案内通路においてゴブの周囲に均一かつ十分な隙間が形成されなくても、金型内に溜まっていたガスはガス抜き孔を通って円滑に外部へ排出される。その結果、金型内でのゴブのおさまりが不安定にならず、成形品の肉厚が場所によって不均一となったり、口部の形態が楕円状に歪んだりするのを防止できる。
この発明の好ましい実施態様においては、各ガス抜き孔は、ゴブ案内通路の周囲の等角度位置にゴブ案内通路に沿って設けられている。この実施態様によると、金型内に溜まっていたガスはいずれかのガス抜き孔より確実に抜かれ、ガスの一部が金型内に残留するおそれがない。また、隣り合うガス抜き孔に一定の間隔が設けられているので、ガス抜き孔を形成することでファンネルの強度が損なわれることもない。
この発明のさらに好ましい実施態様においては、各ガス抜き孔の出口は、ゴブ案内通路のゴブの入口側の開口部を外周方向へ押し拡げて形成された傾斜面に開口されている。この実施態様によると、ゴブが受け入れられる部分に各ガス抜き孔の出口が開口するものの、ゴブ案内通路の中心から離れて位置するので、ゴブを受け入れる位置が多少ずれても、ゴブによってガス抜き孔の出口が塞がれる可能性は低い。
この発明の他の好ましい実施態様においては、各ガス抜き孔の出口は、リング状のアームにより支持される外周面に開口されている。この実施態様によると、ゴブが受け入れられる部分に各ガス抜き孔の出口が開口されていないので、ガス抜き孔の出口がゴブにより塞がれるおそれが全くない。この実施態様では、アームの内周面に各ガス抜き孔の出口と連通する溝を周設するとともに、アームの内部に溝と外部とを連通させる連通路を形成する。
この発明によるガラス容器成形用の金型装置はゴブよりパリソンを成形するものであって、上記したいずれかの態様のファンネルと、セッツルブロー時は下端部がファンネルの嵌合面に嵌められてゴブ案内通路のゴブの入口側の開口部を塞ぎ、カウンターブロー時は下面が粗型の上面に当接されて粗型の上面の開口部を塞ぐバッフルとを有するものであって、バッフルを介して粗型内へ吹き込まれた空気によりゴブを押圧して口型およびプランジャとの間でパリソンの口部を形成し、プランジャを介してパリソンの口部の空洞内へ吹き込まれた空気によりゴブを押圧して粗型とバッフルとの間でパリソンの胴部および底部を形成するものである。
上記した金型装置によると、ゴブがファンネルのゴブ案内通路から粗型内へ入るとき、粗型内に溜まっていたガスはファンネルの各ガス抜き孔を通って外部へ確実に排出されるので、粗型内にガスが残留せず、ゴブのおさまりが不安定にならず、その粗型で成形されたパリソン、およびそのパリソンから得られるガラス容器は胴部の肉厚が場所によって不均一となったり、口部の形態が楕円状に歪んだりするのを防止できる。
この発明によると、ゴブの落下中の姿勢が傾くなどしてゴブ案内通路においてゴブの周囲に均一かつ十分な隙間が形成されなくても、金型内に溜まっていたガスが確実に抜かれるので、金型内でのゴブのおさまりが良好となり、ガラスびんなどのガラス容器の品質を低下させず、不良品の発生を防止できる。
この発明の一実施例であるガラスびん成形用の粗型装置の正面図である。 この発明の一実施例であるファンネルの構造を示す断面図である。 図2に示したファンネルの平面図である。 この発明の他の実施例であるファンネルの構造を示す断面図である。 この発明の実施例によるパリソン成形手順を説明するための断面図である。 ガラスびんの肉厚のバラツキを検査したときの肉厚測定箇所を示すびんの胴部の断面図である。 従来の粗型装置で成形されたガラスびんとこの発明による粗型装置で成形されたガラスびんについての肉厚測定結果を示す説明図である。 ガラスびんの口部の歪み度合を検査したときのガラスびんの口外径測定箇所を示すびんの口部の断面図である。 従来の粗型装置で成形されたガラスびんとこの発明による粗型装置で成形されたガラスびんについての口外径測定結果を示す説明図である。 従来のガラスびん成形用の粗型装置によるパリソン成形手順を説明するための断面図である。 従来のガラスびん成形用の粗型装置の断面図である。
図1は、この発明の一実施例であるガラスびん成形用の粗型装置1の外観を示すもので、粗型2上にファンネル3がセットされてゴブGの投入に待機している。ファンネル3はゴブGを受け入れて粗型2内へ導くためのもので、下方に向けて細くなっている筒状の本体部30の上端にフランジ31が一体形成されている。図中、9は本体部30を嵌めてフランジ31を支えるためのリング状のアームであり、アーム9はファンネル3を支持して粗型2上と待機位置との間を往復動する。
図2および図3は、この発明の一実施例であるファンネル3の構造を示している。図示例のファンネル3は、上下方向に貫通し上下各面33,34にそれぞれ開口する真っ直ぐなゴブ案内通路35と、ゴブ案内通路35の周囲にゴブ案内通路35に沿って形成された複数のガス抜き孔4とを有するものである。ファンネル3が粗型2上に位置決めされてセットされたとき、ゴブ案内通路35および各ガス抜き孔4は粗型2内と連通している。ゴブGはゴブ案内通路35を通過して粗型2内へ導かれるもので、このとき、粗型2内に溜まっていたガスはゴブGに押し上げられガス抜き孔4より外部へ排出される。
ゴブ案内通路35の内径は、ゴブGがゴブ案内通路35の中心線に沿って真っ直ぐに落下するとき、ゴブGがゴブ案内通路35の通路壁に触れないように、ゴブGの径よりわずかに大きめに設定されている。また、各ガス抜き孔4は粗型2内に溜まっていたガスが円滑かつ一挙に排出し得るような内径に設定される。なお、ガス抜き孔4の個数はこの実施例では8個に設定しているが、これに限られるものではない。
ゴブ案内通路35の上面33の開口部はゴブGを受け入れる入口側であり、下面34の開口部はゴブGを粗型2内へ導出する出口側である。ゴブ案内通路35は上方から下方に向けて次第に通路径が細くなっている。入口側の開口部は外周方向へ径が押し拡げられて形成された漏斗状の傾斜面36になっている。この傾斜面36の上端部分はバッフル5の下端部が嵌合可能な嵌合面36aであり、この嵌合面36aに緩やかな傾斜の棚状部36bが続いている。
ゴブ案内通路35の出口側の開口部には、粗型2の上面20に当接されるフラットな下面34に対して段をなす開放端面37が一周形成されている。開放端面37と下面34との間には段差があり、粗型2の上面20にファンネル3の下面34が当接したとき、粗型2の上面20の内周縁に沿う一定幅がはみ出て開放端面37と対向するもので、両者間には段差に相当する隙間部分38が形成される。
各ガス抜き孔4は、ゴブ案内通路35の周囲の等角度位置にゴブ案内通路35とほぼ平行に直線状に形成されている。この実施例では、合計8個のガス抜き孔4が45度等角の位置に配置されているが、例えば、合計6個のガス抜き孔4を60度等角の位置に配置するなど、種々の設計変更が可能である。各ガス抜き孔4の入口41はゴブ案内通路35の出口側の開口部内の前記開放端面37に開口している。また、各ガス抜き孔4の出口42はゴブ案内通路35の入口側の開口部内の前記棚状部36bに開口している。
なお、ガス抜き孔4の出口42は、図4に示す実施例のように、ファンネル3の外周面に開口させてもよく、図示していないが、フランジ31の外周面に開口させてもよい。図4に示す実施例では、各ガス抜き孔4は入口41からゴブ案内通路35に沿って真っ直ぐに延び、途中で外周方向へ方向転換して出口42に至っている。各ガス抜き孔4はアーム9の内周面によって塞がれるので、アーム9の内周面に各ガス抜き孔4の出口42と連通する溝91が周設されるとともに、アーム9の内部に溝91と外部とを連通させる連通路92が形成されている。なお、図4の実施例では、セッツルブロー時に粗型2内へ吹き込まれた空気がガス抜き孔4より漏れ出るのを防止するために、セッツルブローのタイミングに合わせて、例えばアーム9の連通路92を塞ぐようにする。
図5は、上記のファンネル3が用いられた粗型装置によりブローアンドブロー方式によってパリソンPを成形する手順を示している。
図5(1)において、粗型2の下方には口型6とプランジャ7とが位置し、粗型2上にファンネル3がセットされている。トラフ、スクープなどのゴブ搬送部材によってゴブGが供給されると、ゴブGはファンネル3に受け入れられ、ファンネル3のゴブ案内通路35を落下し、粗型2内に送り込まれる(図5(2))。
ゴブGがファンネル3のゴブ案内通路35を理想状態で真下へ落下すれば、粗型100内に溜まっていたガスは、ゴブGの落下に伴って押圧され、ゴブGの周囲の粗型2との間の隙間およびファンネル3との間の隙間を通って粗型100内より外部へ排出されるが、ゴブGの落下中の姿勢が傾くなどすると、ゴブ案内通路35を落下するゴブGの周囲に均一かつ十分な隙間が形成されず、粗型2内に溜まっていたガスgはファンネル3のガス抜き孔4を通って外部へ排出される(図5(2)中、矢印で示す)。その結果、粗型2内でのゴブGのおさまりが不安定にならず、パリソンPは胴部の肉厚が場所によって不均一となったり、口部の形態が楕円状に歪んだりするのが防止される。
次に、ファンネル3上にバッフル5がセットされてゴブの入口側の開口部が塞がれ、バッフル5の送気孔50より空気aがファンネル3のゴブ案内通路35を経て粗型2内へ吹き込まれてゴブGが押圧される(図5(3))。このセッツルブローによりゴブGは粗型2の下方へ押され、口型6とプランジャ7との間でパリソンPの口部が形作られる。
つぎに、ファンネル3を待機位置に戻し、図5(4)に示すように、バッフル5を粗型2上に再度セットして粗型2の上面の開口部を塞いだ後、プランジャ7をわずかに降下させてプランジャ7を介してパリソンPの口部の空洞内へ空気が吹き込まれる。このカウンターブローによって空洞が拡張しつつゴブGが押され、溶融ガラスが粗型2内に行きわたることにより、粗型2とバッフル5との間でパリソンPの胴部と底部とが形作られる。パリソンPが成形されると、パリソンPは図示しない反転装置により上下反転させられて仕上型へ移され、仕上型内で最終の空気の吹込みが行われてガラスびんが得られる。
図6は、ガラスびんの胴部Aの肉厚を周方向に沿う複数箇所で測定して肉厚のバラツキを検査する実験例を示している。この実験例は、45度等角の8箇所で肉厚d〜dを測定するもので、従来の粗型装置で成形されたガラスびんとこの発明にかかる粗型装置で成形されたガラスびんについて、それぞれのガラスびんを2本づつサンプル抽出し、2本のガラスびんについて、異なる複数の高さ位置について、それぞれ周囲8箇所の肉厚d〜dをデータ取得し、その測定データの平均値、最大値、最小値、および標準偏差を算出している。
図7(1)は、従来の粗型装置で成形された型番2つのガラスびんについて測定された肉厚d〜dの平均値、最大値、最小値、および標準偏差を示し、図7(2)は、この発明にかかる粗型装置で成形されたガラスびんについて測定された肉厚d〜dの平均値、最大値、最小値、および標準偏差を示している。
図7(1)(2)の演算結果を比較すると、この発明にかかる粗型装置で成形されたガラスびんの胴部についての肉厚の方が、従来の粗型装置で成形された2本のガラスびんの胴部についての肉厚よりも、バラツキが小さいことがわかる。
図8は、ガラスびんの口部Bの口外径の最大値(長径R1)と最小値(短径R2)(ただし、R2<R1)とを測定して口部の歪みを検査する実験例を示している。この実験例は、従来の粗型装置で成形されたガラスびんとこの発明にかかる粗型装置で成形されたガラスびんについて、それぞれのガラスびんを4本づつサンプル抽出し、4本のガラスびんについて、長径R1、短径R2、および両者の差(R1−R2)を2回づつ測定し、合計8個の測定データの平均値、最大値、最小値、および標準偏差を算出するものである。
図9(1)は従来の粗型装置で成形された4本のガラスびんについての長径R1、短径R2、および両者の差(R1−R2)の平均値、最大値、最小値、および標準偏差を示し、図9(2)はこの発明にかかる粗型装置で成形されたガラスびんについての長径R1、短径R2、および両者の差(R1−R2)の平均値、最大値、最小値、および標準偏差を示している。なお、上記の各ガラスびんは、口外径寸法の基準値が24.9mmであり、図9(1)(2)における長径R1および短径R2の平均値、最大値、および最小値の各データは基準値と比較した値(実測値と基準値との差)である。
図9(1)(2)の演算結果を比較すると、この発明にかかる粗型装置で成形された4本のガラスびんについてのびんの口部の歪み度合(長径R1と短径R2との差)の方が、従来の粗型装置で成形された4本のガラスびんについてのびんの口部の歪み度合(長径R1と短径R2との差)よりも小さいことがわかる。
1 粗型装置
2 粗型
3 ファンネル
4 ガス抜き孔
5 バッフル
35 ゴブ案内通路
37 開放端面
41 入口
42 出口

Claims (5)

  1. ゴブを受け入れて金型内へ導くためのファンネルにおいて、上下方向に貫通し上下各面にそれぞれ開口するゴブ案内通路と、ゴブ案内通路の周囲に形成された複数のガス抜き孔とを有し、ゴブ案内通路のゴブの入口側の開口部にはバッフルの下端部が嵌合可能な嵌合面、ゴブ案内通路のゴブの出口側の開口部には金型の上面に当接される下面に対して段をなす開放端面がそれぞれ形成されるとともに、前記開放端面に各ガス抜き孔の入口が開口されて成る構造を有する金型装置のファンネル
  2. 各ガス抜き孔は、ゴブ案内通路の周囲の等角度位置にゴブ案内通路に沿って設けられている請求項1に記載された金型装置のファンネル
  3. 各ガス抜き孔の出口は、ゴブ案内通路のゴブの入口側の開口部を外周方向へ押し拡げて形成された傾斜面に開口されている請求項1または2に記載された金型装置のファンネル
  4. 各ガス抜き孔の出口は、リング状のアームにより支持される外周面に開口されている請求項1または2に記載された金型装置のファンネル
  5. ゴブよりパリソンを成形するガラス容器成形用の金型装置であって、請求項1〜4のいずれかに記載された構造を有するファンネルと、セッツルブロー時は下端部がファンネルの嵌合面に嵌められてゴブ案内通路のゴブの入口側の開口部を塞ぎ、カウンターブロー時は下面が粗型の上面に当接されて粗型の上面の開口部を塞ぐバッフルとを有し、バッフルを介して粗型内へ吹き込まれた空気によりゴブを押圧して口型およびプランジャとの間でパリソンの口部を形成し、プランジャを介してパリソンの口部の空洞内へ吹き込まれた空気によりゴブを押圧して粗型とバッフルとの間でパリソンの胴部および底部を形成するガラス容器成形用の金型装置。
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