JP5512159B2 - 圧力開放弁 - Google Patents

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本発明は、流体圧力が一定値を超えた場合に開弁動作して圧力を開放する圧力開放弁に関する。本発明の圧力開放弁は例えば、電気温水機用の圧力逃がし弁として用いられ、あるいは水用の圧力逃がし(リリーフ)を必要とする機器に用いられる。また本発明の開放弁は例えば、燃料電池用の圧力開放弁として用いられる。
従来からこの種の圧力開放弁として、図9に示すものが知られており(特許文献1参照)、この開放弁はその構造ないし機能として、1次側圧力をダイアフラム51によって受圧すると、ダイアフラム51を付勢するスプリング52の荷重に抗して弁座部53が開放方向へリフトする。弁体54の位置は上部のシャフト55の規制により一定位置より移動できないため、1次側圧力が一定値を超えた場合(貯湯タンク内圧の異常上昇)で弁部は開放され、1次側圧力を一定値以下に保持することが可能とされている。また、手動で弁部を強制的に開放するため、レバー56を操作することによりシャフト55を伝達した荷重で弁体54自身を開放方向に移動させることにより、ダイアフラム51の受圧荷重がなく弁座部53の位置が無負荷状態であっても、弁部を開放させることが可能とされている。
しかしながら、上記従来技術では、上記機能を発揮するため、スプリング52,57,58を3つ必要とすることから、部品点数が多く、構造が複雑で、コストが高いと云う不都合がある。スプリング52,57,58は、以下に列記する3つである。
(1)ケーシング59およびダイアフラム51間に配置され、ダイアフラム51を介して弁座部53を弁体54に押し付ける1つ目のスプリング52。
(2)シャフト55外周のスナップリング60およびダイアフラム51内周のリング61間に配置され、シャフト55を介して弁体54を弁座部53に押し付ける2つ目のスプリング57。またこのスプリング57は、強制開弁の終了時に弁体54を復帰動させるものでもある。
(3)ケーシング59および調整ネジ62間に配置され、強制開弁の終了時に調整ネジ62を復帰動させる3つ目のスプリング58。
特開2008−138784号公報
本発明は以上の点に鑑みて、上記従来技術と同様に自動開弁機能(1次側圧力が一定値を超えた場合に自動で開弁して圧力を開放する機能)および強制開弁機能(圧力の高低如何にかかわらず手動で強制的に開弁できる機能)を備える圧力開放弁において、スプリングの設置数を2つに減らし、もって部品点数を削減することが可能な圧力開放弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による圧力開放弁は、流体の流入ポートおよび流出ポートを設けたケーシングと、前記ケーシングの内部空間を前記流入ポートに通じる流入室(1次側圧力室)と前記流出ポートに通じる流出室(2次側圧力室)とに仕切るように配置された円環状のダイアフラムと、前記ダイアフラムの内周縁部に固定されるとともに前記流入室側の端部に環状突起状の弁座を設けた環状のセンタープレートと、前記流入室に設けられるとともに前記センタープレートが当接することによって前記センタープレートの前記流入室側へ向けてのストローク限度を規定するストッパと、前記弁座の前記流入室側に配置されるとともに前記弁座に対し接離可能とされた環状のゴム状弾性体製の弁体と、前記流入室に設けられるとともに前記弁体と前記ケーシング間に配置されて、前記弁体を前記弁座の方向へ向けて弾性付勢する第一スプリングと、前記流出室に設けられるとともに前記センタープレートと前記ケーシング間に配置されて、前記ダイアフラムを介して前記センタープレートを前記弁体の方向へ向けて弾性付勢する第二スプリングと、前記弁体に固定されるとともに前記センタープレートの内周に配置されたシャフトと、前記ケーシングに設けた貫通穴内に配置され、前記ケーシングに対し回転可能かつ軸方向ストローク可能とされるとともに、外周にOリング等のシール材を備え、上端部に雄ネジ部を備えたピストンと、前記貫通穴内に配置され、前記雄ネジ部に螺合するとともに前記ケーシングに対し回り止めされかつ軸方向ストローク可能とされた調整ネジと、前記ケーシングの外部に配置されるとともに揺動操作され、操作時に前記調整ネジを押圧し、前記調整ネジ、前記ピストン、前記シャフト、前記弁体が前記第一スプリングを圧縮しながら軸方向にストロークして前記弁体を前記弁座から離間させる強制開弁用レバーとを有し、定常時は、前記第一スプリングと前記第二スプリングとにより押圧されて前記弁体および前記弁座が互いに接触して閉弁状態とされ、1次側圧力が一定値を超えたときに、前記弁座を設けた前記センタープレートが前記第二スプリングを圧縮しながらストロークし前記弁座が前記弁体から離れて開弁し、このときの開弁圧力の大きさは前記調整ネジに対する前記雄ネジ部のねじ込み量により予め調整可能とされ、強制開弁時前記レバーを揺動操作したときに、前記調整ネジ、前記ピストン、前記シャフトおよび前記弁体が前記第一スプリングを圧縮しながらストロークし前記弁体が前記弁座から離れて開弁し、前記強制開弁後前記レバーを揺動操作し定常位置へ戻すと、前記第一スプリングの弾性によって前記調整ネジ、前記ピストン、前記シャフトおよび前記弁体が前記流出室方向へ復帰動し、前記弁体が前記弁座に当接して閉弁し、圧力開放が終了する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2による圧力開放弁は、上記した請求項1記載の圧力開放弁において、円環状の平面部の外周縁部に前記流出室側に向けた筒状部が形成されるとともに前記筒状部の内周側に前記弁体を保持する弁体カバーを有し、前記第一スプリングは前記弁体カバーを介して前記弁体を前記弁座の方向に押圧し、弁閉時、前記弁体カバーと前記センタープレートとが互いに当接することにより前記弁体に対する前記弁座の沈み込み量が規制される構造が設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3による圧力開放弁は、上記した請求項1または2記載の圧力開放弁において、前記レバーは、樹脂製のレバー本体に該レバー揺動の中心軸が一体に設けられ、該中心軸を前記ケーシングの軸孔にワンタッチ圧入により組付けるスナップフィット構造により前記ケーシングに組み付けられていることを特徴とするものである。
更にまた、本発明の請求項4による圧力開放弁は、上記した請求項1、2または3記載の圧力開放弁において、前記レバーは、治具を差し込む貫通穴状の貫通部を定常位置における上下方向に有し、前記レバーが定常位置にあるときに前記貫通部から治具を差し込んで前記雄ネジ部を回転させることにより、前記調整ネジに対する前記雄ネジ部のねじ込み量を調整する構造が設けられていることを特徴とするものである。
上記構成を備える本発明の圧力開放弁は、上記従来技術における1つ目のスプリング52に相当する第二スプリングと、2つ目および3つ目のスプリング57,58に相当する第一スプリングとよりなる2つのスプリングを有している。後者の第一スプリングは、その配置が特有であってすなわち弁体およびケーシング間に配置されており、定常時に弁体を弁座に押し付ける働き(以下、「第一の働き」とも称する)と、強制開弁の終了時に弁体、シャフト、ピストンおよび調整ネジを復帰動させる働き(以下、「第二の働き」とも称する)とを兼ね備えている。したがって本発明によれば、スプリングの設置数が2つであるため、部品点数の削減が実現される。
尚、上記従来技術では、調整ネジ62は3つ目のスプリング58によって保持されているため、特に回り止め構造を設けなくてもケーシング59に対し回転することはなかったが、本発明では、調整ネジはスプリングによって直接保持されていないため、回り止め構造を別途設ける必要がある。そこで本発明は、請求項1に記載のとおり「ケーシングに対し回り止めされかつ軸方向ストローク可能とされた調整ネジ」を有することとし、すなわち調整ネジがケーシングによって直接回り止めされる構造を有することとした(構造の具体例は後記する)。
また、上記のように第一スプリングが第一の働きと第二の働きとを兼ね備えると、第一の働きよりも第二の働きでは大きなバネ荷重が必要とされるため、第一の働きをするときにバネ荷重が大き過ぎてしまい、具体的には弁体を弁座に押し付けるバネ荷重が大き過ぎて弁体に弁座が深く沈み込んでしまい(食い込んでしまい)、粘着などより離れなくなってしまう事態が発生することが懸念される。
そこで、この懸念を解消するため、本発明では、弁体を保持する弁体カバーを有し、弁閉時、弁体カバーとセンタープレートとが互いに当接することにより弁体に対する弁座の沈み込み量を規制する構造とした(請求項2)。この構造によれば、弁体カバーとセンタープレートとが剛体同士で当接するため、第一スプリングのバネ荷重が大きくても弁体に弁座が深く沈み込むのが抑制される。
また、レバーをスナップフィット構造によりケーシングに組み付ける構造とすると、レバー揺動の中心軸が単独部品としては不要となるため、この点からも部品点数を削減することが可能となる(請求項3)。
更にまた、レバーに治具を差し込む貫通部を設け、レバーが定常位置にあるときに貫通部から治具を差し込んで雄ネジ部を回転させることにより調整ネジに対する雄ネジ部のねじ込み量を調整する構造とすると、調整に際していちいちレバーを揺動させる必要がないため、調整作業の作業性を向上させることが可能なる(請求項4)。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明の圧力開放弁においては上記したように、第一スプリングが、弁体およびケーシング間に配置されていて、定常時に弁体を弁座に押し付ける働きと、強制開弁の終了時に弁体、シャフト、ピストンおよび調整ネジを復帰動させる働きとを兼ね備えているために、スプリングの設置数を従来よりも減らすことが可能とされている。したがって従来対比で、部品点数が削減され、構造が簡単で、コスト的にも有利な開放弁装置を提供することができる。
また、請求項2の構造によれば、弁体カバーとセンタープレートとが剛体同士で当接するため、第一スプリングのバネ荷重が大きくても弁体に弁座が深く沈み込むのを抑制することができ、もって開弁作動の円滑性を確保することができる。
また、請求項3の構造によれば、スナップフィット構造の採用によりレバー揺動の中心軸が単独部品としては不要となるため、この点からも部品点数を削減することができる。
更にまた、請求項4の構造によれば、レバーに貫通部を設けて治具を差し込む構造とすることにより調整に際していちいちレバーを揺動させる必要がないため、調整作業の作業性を向上させることができる。
本発明の実施例に係る圧力開放弁の斜視図 同圧力開放弁の正面図 同圧力開放弁の平面図 同圧力開放弁の無圧時の状態を示す断面図 (A)および(B)とも弁座と弁体の接触構造を示す要部拡大断面図 同圧力開放弁の低圧作用時(弁閉)の状態を示す断面図 同圧力開放弁の高圧作用時(弁開)の状態を示す断面図 同圧力開放弁の強制開放時(弁開)の状態を示す断面図 従来例に係る圧力開放弁の断面図
本発明には、以下の実施形態が含まれる。
(1)上記したように従来品においては、部品点数が多く、コスト的に問題がある。そこで、部品点数を減らし、安価な逃がし弁構造とするため、低圧(無負荷)時に弁体と弁座を付勢するバネと強制開放時に定常位置に復帰するために必要なバネを共用化する。共用化のため、弁体と弁座の軸方向(押し当てる方向)の荷重が大きくなるため、弁体カバーとセンタープレートのクリアランスを制御して、弁体の過度な沈み込みを防止する。また、調整ネジに回り止めを設けることで調整ネジが無負荷状態でも確実にピストンのネジ調整(弁体の位置調整)ができる構造とする。レバー操作部については、レバーとカバーをスナップフィットで一体化することにより、部品の削減を図る。また、レバーの中心部の肉を抜くことにより、レバーが定常状態で組み付けされた状態においてもピストンの調整ネジの調整が可能となる構造とする。
(2)バネの共用化のため、弁座封止用バネを削減実施(削減実施のため調整ネジに回り止め追加)。レバー水平ポジション(定常位置)での開放圧の調整が可能。レバーの樹脂化により、スナップフィット構造での部品点数削減。弁体への沈み込み防止のため、弁体カバーとセンタープレートのクリアランスで最大沈み込み量を規定。
(3)上記の構造とすることで、部品点数を削減することが可能となり、コスト面で有利なバルブを提供することが可能となる。
(4)ケーシング内に架設したダイアフラムによって保持されるとともに第二スプリングで付勢された弁座と、前記ケーシングに組み合わされる揚弁軸によって保持されるとともに第一スプリングで付勢された弁体とが互いに当接することにより定常時の弁閉状態とされ、1次側圧力が一定値を超えたときに前記弁座が前記第二スプリングを圧縮しながら前記弁体から離れることにより開弁し、強制開弁時前記揚弁軸がストロークしたときに前記弁体が前記第一スプリングを圧縮しながら前記弁座から離れることにより強制開弁する圧力開放弁であって、前記第一スプリングは、前記弁体およびケーシング間に配置されていて、前記定常時に前記弁体を前記弁座に押し付ける働きと、前記強制開弁の終了時に前記弁体および揚弁軸を復帰動させる働きとを兼ね備えていることを特徴とする圧力開放弁。
(5)ケーシング内に架設したダイアフラムによって保持されるとともに第二スプリングで付勢された弁座と、ケーシングに組み合わされる揚弁軸によって保持されるとともに第一スプリングで付勢された弁体とが互いに当接することにより定常時の弁閉状態とされ、1次側圧力が一定値を超えたときに自動開弁し、前記揚弁軸を手動でストロークさせたときに強制開弁する圧力開放弁であって、前記第一スプリングは、前記弁体およびケーシング間に配置されていて、前記定常時に前記弁体を前記弁座に押し付ける働きと、前記強制開弁の終了時に前記弁体および揚弁軸を復帰動させる働きとを兼ね備えていることを特徴とする圧力開放弁。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の実施例に係る圧力開放弁の外観斜視図、図2は正面図、図3は平面図をそれぞれ示している。図4は同圧力開放弁の無圧時の状態(初期状態)の断面図を示している。同圧力開放弁は以下のように構成されている。
すなわち先ず図4に示すように、図上下半分のボディ2と上半分のカバー3とが組み合わされて当該圧力開放弁のケーシング1が設けられており、ケーシング1は、そのボトム位置に流体の流入ポート4を備えるとともに側面位置に流出ポート5を備えている。またケーシング1の内部に、その内部空間を流入ポート4に通じる流入室(1次側圧力室)6と流出ポート5に通じる流出室(2次側圧力室)7とに仕切るように円環状のダイアフラム21が架設されており、ダイアフラム21の内周縁部に環状のセンタープレート22がプレート(スプリングリテーナ)25および止めネジ26とともに固定されている。センタープレート22の流入室6側の端部には、環状突起状の弁座23が図上下向きに設けられている。
弁座23の流入室6側に、弁座23に対し接離可能とされる環状の弁体27が配置されており、弁体27は弁体カバー28によって保持されている。弁体カバー28は、センタープレート22と同様に剛質材よりなり、円環状の平面部の外周縁部に流出室7側へ向けて筒状部を一体成形してその内周側にゴム状弾性体製の弁体27を保持したものであって、図5(A)に拡大して示すように、弁座23および弁体27が接触した当初は、弁体カバー28およびセンタープレート22間に所定の大きさのクリアランス(軸方向間隙)cが設定され、この状態から同図(B)に示すように、流体圧力を受けて弁座23が弁体27に沈み込み始めるとクリアランスcがなくなって弁体カバー28およびセンタープレート22が当接し、当接後はそれ以上、弁座23が弁体27に沈み込むことがないように構成されている。したがって弁閉時、弁体カバー28とセンタープレート22とが互いに当接することにより弁体27に対する弁座23の沈み込み量が規制される構造が設けられている。
図4の説明に戻って、流入室6に、弁体27を弁座23の方向へ向けて弾性付勢する第一スプリング(復帰スプリング)29が設けられ、流出室7に、弁座23を設けたセンタープレート22を弁体27の方向へ向けて弾性付勢する第二スプリング(排水スプリング)30が設けられている。前者の第一スプリング29は、弁体27およびケーシング(流入ポート4周縁部)1間に配置され、弁体カバー28を介して弁体27を図上上方へ押圧している。一方、後者の第二スプリング30は、センタープレート22およびケーシング1間に配置され、プレート25およびダイアフラム21を介してセンタープレート22を図上下方へ押圧している。尚、流入室6には、センタープレート22が当接することによりセンタープレート22のストローク限(流入室6側へ向けてのストローク限)を規定するストッパ8が設けられているので、センタープレート22は無圧時このストッパ8に当接することにより停止している。ストッパ8としては、図示するように別体部品をケーシング1内に配置するほか、ケーシング1内面に設ける突起や段差部などの類であっても良い。
弁体27および弁体カバー28の内周にシャフト(第一揚弁軸)41が挿し通されて六角ナット42により固定されている。シャフト41はセンタープレート22の内周に配置されて図上上方へ延びている。センタープレート22の内周面には、シャフト41を同軸上に保持するための軸受24が設けられている。
シャフト41の上方にピストン(第二揚弁軸)43が設けられている。ピストン43は、ケーシング1に設けた貫通穴9内に配置され、ケーシング1に対し回転可能かつ軸方向ストローク可能とされている。ピストン43の外周はOリング等のシール材44によってシールされている。ピストン43の上端部には小径の雄ネジ部45が一体に設けられ、雄ネジ部45に調整ネジ46が螺合している。
調整ネジ46は、雌ネジ部を備える筒状体であって、ピストン43と同じく貫通穴9内に配置されてケーシング1に対し軸方向ストローク可能とされているが、回転はしないようケーシング1に対して回り止めされている。回り止めの構造としては例えば、貫通穴9の内周面に軸方向に沿って設けられたガイド溝(図示せず)と、調整ネジ46の外周面に設けられるとともにガイド溝に嵌まり込んだ突起(図示せず)との組み合わせよりなり、ガイド溝に対し突起は軸方向スライド可能であるが回転はできないので、これにより調整ネジ46の回り止め構造とされている。
尚、シャフト41とピストン43の間には、低圧作用時(図5)に弁部(弁座23を備えるセンタープレート22、プレート25、止めネジ26、弁体27、弁体カバー28、六角ナット42およびシャフト41)を弁閉状態のままフロートさせるため(センタープレート22をストッパ8から離間させるため)、初期的なクリアランス(軸方向間隙)cが設定されている。
調整ネジ46の上端部はケーシング1の外部に突出しており、この調整ネジ46を押圧操作するためのレバー47がケーシング1の外部に設けられている。レバー47は、手動で操作され、図1ないし図3に示す水平向きの中心軸47bを中心として、図4に示す定常位置(横倒し状態)から図8に示す作動位置(垂直状態)までほぼ90度の角度範囲に亙って揺動回転するものであって、図8の作動位置となったときに調整ネジ46を下方へ向けて押圧し、第一スプリング29の弾性に抗してピストン43、シャフト41、六角ナット42、弁体カバー28および弁体27を下方へ変位させ、弁体27を弁座23から離間させて弁を強制開放する。
また、レバー47は樹脂製であって、レバー本体47aの左右側面部に一対の中心軸(回転軸)47bを一体に有している。一対の中心軸47bは、ケーシング1の頭部に対応して設けた一対の切欠状の軸穴10に圧入され、すなわち樹脂によるスナップフィット構造によってケーシング1の軸穴10にワンタッチ圧入により組み付けられる構造とされている。
また、レバー47は、ネジ回し等の治具を差し込むための貫通穴状の貫通部47cを定常位置における上下方向に有し、その下方に調整ネジ46のネジ穴とピストン43の雄ネジ部45とが配置されている。したがってレバー47が定常位置にあるときに、貫通部47cから治具を差し込んで雄ネジ部45を回転させることが可能とされ、これによりこの状態で調整ネジ46に対する雄ネジ部45のねじ込み量を調整することが可能とされている。
つぎに、上記圧力開放弁の作動を説明する。
<無圧時>
図4は、上記したように当該圧力開放弁の無圧時の状態(初期状態)を示している。この状態において、弁座23を備えるセンタープレート22は、第二スプリング30によってストッパ8に押し付けられている。弁体27は第一スプリング29によって弁座23に押し付けられている。弁体カバー28とセンタープレート22の間には、図5(A)に示すにクリアランスcが設定されている。シャフト41とピストン43の間にはクリアランスcが設定されている。レバー47は横倒しの定常位置に置かれている。
<低圧時>
当該圧力開放弁が配管(図示せず)に接続されて、流入ポート4から低圧の流体が流入すると、流体圧力(1次側圧力)がシャフト41、六角ナット42、弁体カバー28、センタープレート22およびダイアフラム21に作用するので、図6に示すようにこれらが弁体27、プレート25および止めネジ26とともに第二スプリング30を圧縮しながら流出室7方向へ移動し、クリアランスcがなくなってシャフト41がピストン43に当接すると移動が停止する。またこれと前後して、流体圧力によって弁体27が弁座23に強く押し付けられるので、図5(A)から(B)へと示すように弁体27に弁座23が沈み込み、クリアランスcがなくなって弁体カバー28がセンタープレート22に当接すると沈み込みが停止する。弁部は閉じたままで、圧力は開放されない。
<高圧時(自動開弁時)>
流体圧力(1次側圧力)が高まって一定値を上回ると、図7に示すようにセンタープレート22がプレート25および止めネジ26とともに更に第二スプリング30を圧縮しながら流出室7方向へ移動する。弁体27は、シャフト41がピストン43に当接していて移動できないので、弁体27から弁座23が離れ、開弁する。したがって圧力が開放される(図6→図7)。また流体圧力(1次側圧力)が一定値を下回ると、センタープレート22がプレート25および止めネジ26とともに第二スプリング30の弾性によって流入室6方向へ復帰動し、弁座23が弁体27に当接し、閉弁する。したがって圧力開放が終了する(図7→図6)。
尚、このときの開弁圧力の大きさは、レバー47に設けた貫通部47cにネジ回し等の治具を差し込んで、調整ネジ46に対する雄ネジ部45のねじ込み量を調整することにより、あらかじめ調整可能とされている。
<強制開弁時>
また、必要に応じて当該開放弁を強制開弁するときには、図8に示すようにレバー47を手動で回転させると、レバー47が調整ネジ46を押圧し、調整ネジ46、ピストン43、シャフト41、六角ナット42、弁体カバー28および弁体27が第一スプリング29を圧縮しながら流入室6方向へ移動し、弁体27が弁座23から離れるので開弁し、圧力が開放される(図6→図8)。開放後、レバー47を定常位置へ戻すと、第一スプリング29の弾性によって調整ネジ46、ピストン43、シャフト41、六角ナット42、弁体カバー28および弁体27が流出室7方向へ復帰動し、弁体27が弁座23に当接するので閉弁し、圧力開放が終了する(図8→図6)。
上記圧力開放弁は、以上のように作動するものであって、発明として以下の作用効果を発揮する点に特徴を有している。
すなわち先ず、上記構成の圧力開放弁は、上記従来技術における1つ目のスプリング52に相当する第二スプリング30と、2つ目および3つ目のスプリング57,58に相当する第一スプリング29とよりなる2つのスプリングを有している。後者の第一スプリング29は、その配置が特有であってすなわち弁体27およびケーシング1間に配置されており、定常時(上記<低圧時>)に弁体27を弁座23に押し付ける働きと、強制開弁の終了時に調整ネジ46、ピストン43、シャフト41および弁体27等を復帰動させる働きとを兼ね備えている。したがって従来対比で、スプリングについて部品点数が削減され、構造が簡単で、コスト的にも有利な圧力開放弁を提供することができる。
また、弁体27を保持する弁体カバー28が設けられ、弁閉時、弁体カバー28とセンタープレート22とが互いに当接することにより弁体27に対する弁座23の沈み込み量を規制する構造が設けられているために、弁閉時、弁体27に弁座23が深く沈み込むのが抑制される。したがって粘着などが発生するのを抑制し、開弁作動の円滑性を確保することができる。
また、樹脂製のレバー本体47aに中心軸47bが一体に設けられ、樹脂によるスナップフィット構造によって中心軸47bをケーシング1の軸穴10にワンタッチ圧入により組み付ける構造が設けられているために、レバー47揺動の中心軸が単独部品として不要とされる。したがってこの点からも部品点数を削減することができる。またスナップフィットによる組み付けは、その作業が極めて容易である。
また、レバー47に貫通部47cが設けられて治具を差し込む構造が設けられているために、調整に際していちいちレバー47を揺動させる必要がない。したがって調整作業の作業性を向上させることができる。
1 ケーシング
2 ボディ
3 カバー
4 流入ポート
5 流出ポート
6 流入室
7 流出室
8 ストッパ
9 貫通穴
10 軸穴
21 ダイアフラム
22 センタープレート
23 弁座
24 軸受
25 プレート
26 止めネジ
27 弁体
28 弁体カバー
29 第一スプリング
30 第二スプリング
41 シャフト
42 六角ナット
43 ピストン
44 シール材
45 雄ネジ部
46 調整ネジ
47 レバー
47a レバー本体
47b 中心軸
47c 貫通部
,c クリアランス

Claims (4)

  1. 流体の流入ポートおよび流出ポートを設けたケーシングと、前記ケーシングの内部空間を前記流入ポートに通じる流入室(1次側圧力室)と前記流出ポートに通じる流出室(2次側圧力室)とに仕切るように配置された円環状のダイアフラムと、前記ダイアフラムの内周縁部に固定されるとともに前記流入室側の端部に環状突起状の弁座を設けた環状のセンタープレートと、前記流入室に設けられるとともに前記センタープレートが当接することによって前記センタープレートの前記流入室側へ向けてのストローク限度を規定するストッパと、前記弁座の前記流入室側に配置されるとともに前記弁座に対し接離可能とされた環状のゴム状弾性体製の弁体と、前記流入室に設けられるとともに前記弁体と前記ケーシング間に配置されて、前記弁体を前記弁座の方向へ向けて弾性付勢する第一スプリングと、前記流出室に設けられるとともに前記センタープレートと前記ケーシング間に配置されて、前記ダイアフラムを介して前記センタープレートを前記弁体の方向へ向けて弾性付勢する第二スプリングと、前記弁体に固定されるとともに前記センタープレートの内周に配置されたシャフトと、前記ケーシングに設けた貫通穴内に配置され、前記ケーシングに対し回転可能かつ軸方向ストローク可能とされるとともに、外周にOリング等のシール材を備え、上端部に雄ネジ部を備えたピストンと、前記貫通穴内に配置され、前記雄ネジ部に螺合するとともに前記ケーシングに対し回り止めされかつ軸方向ストローク可能とされた調整ネジと、前記ケーシングの外部に配置されるとともに揺動操作され、操作時に前記調整ネジを押圧し、前記調整ネジ、前記ピストン、前記シャフト、前記弁体が前記第一スプリングを圧縮しながら軸方向にストロークして前記弁体を前記弁座から離間させる強制開弁用レバーとを有し、
    定常時は、前記第一スプリングと前記第二スプリングとにより押圧されて前記弁体および前記弁座が互いに接触して閉弁状態とされ、1次側圧力が一定値を超えたときに、前記弁座を設けた前記センタープレートが前記第二スプリングを圧縮しながらストロークし前記弁座が前記弁体から離れて開弁し、このときの開弁圧力の大きさは前記調整ネジに対する前記雄ネジ部のねじ込み量により予め調整可能とされ、強制開弁時前記レバーを揺動操作したときに、前記調整ネジ、前記ピストン、前記シャフトおよび前記弁体が前記第一スプリングを圧縮しながらストロークし前記弁体が前記弁座から離れて開弁し、前記強制開弁後前記レバーを揺動操作し定常位置へ戻すと、前記第一スプリングの弾性によって前記調整ネジ、前記ピストン、前記シャフトおよび前記弁体が前記流出室方向へ復帰動し、前記弁体が前記弁座に当接して閉弁し、圧力開放が終了する、ことを特徴とする圧力開放弁。
  2. 請求項1記載の圧力開放弁において、
    円環状の平面部の外周縁部に前記流出室側に向けた筒状部が形成されるとともに前記筒状部の内周側に前記弁体を保持する弁体カバーを有し、
    前記第一スプリングは前記弁体カバーを介して前記弁体を前記弁座の方向に押圧し、
    弁閉時、前記弁体カバーと前記センタープレートとが互いに当接することにより前記弁体に対する前記弁座の沈み込み量が規制される構造が設けられていることを特徴とする圧力開放弁。
  3. 請求項1または2記載の圧力開放弁において、
    前記レバーは、樹脂製のレバー本体に該レバー揺動の中心軸が一体に設けられ、該中心軸を前記ケーシングの軸孔にワンタッチ圧入により組付けるスナップフィット構造により前記ケーシングに組み付けられていることを特徴とする圧力開放弁。
  4. 請求項1、2または3記載の圧力開放弁において、
    前記レバーは、治具を差し込む貫通穴状の貫通部を定常位置における上下方向に有し、
    前記レバーが定常位置にあるときに前記貫通部から治具を差し込んで前記雄ネジ部を回転させることにより、前記調整ネジに対する前記雄ネジ部のねじ込み量を調整する構造が設けられていることを特徴とする圧力開放弁。
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