JP5511568B2 - 製氷機 - Google Patents
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Description
これにより、ユーザに不要な不安を喚起させることなく、修理サービス時における異常原因の特定を容易にすることができる。
これにより、2つの表示モード間の区切りが明確になる。
この発明の実施の形態に係る製氷機1の外観を図1に示す。
製氷機1は、いわゆるオーガ式製氷機と呼ばれるものであり、製氷水を冷却して図示しない製氷筒の内周壁に薄氷層を形成し、この薄氷層を製氷筒の内部に配置されたオーガをギヤドモータによって回転駆動させることによって削り取り、適当な大きさに切断して氷片を生成するものである。
図5の状態遷移図に示されるように、表示部9には、通常表示モードM1、エラー履歴表示モードM2、発生中エラー表示モードM3という3つの表示モードがある。
制御部10は、製氷機1に異常が発生したことを検知すると、そのエラー情報をエラー記録領域13に記録する。また、そのエラー情報が製氷機1の重大な異常を示すエラー情報E0〜E4である場合には、そのエラー情報を表示部9にも併せて表示する。例えば、図4に示されるエラー情報が示す異常が「E1」→「C1」→「C3」→「E4」→「C0」→「E0」の順に発生した場合には、表示部9にはエラー情報が「E0」→「E4」→「E1」の順に表示される。
また、制御部10は、製氷機1を停止させる必要のある異常(図4に示される例では、エラー情報「E0」、「E2」、「E3」)が発生した場合には、製氷機1を停止させる。ユーザは、製氷機1が停止して表示部9にエラー情報が表示されると、表示されているエラー情報を確認し、サービスマンに修理サービスを依頼する(サービスコール)。
図5に示されるように、制御部10は、通常表示モードM1にあるときにオプションボタン7と停止ボタン5が共に押下さたことを検知すると、表示部9の表示モードをエラー履歴表示モードM2に切り替える。エラー履歴表示モードM2は、製氷機1に発生した異常の履歴を表示するモードであり、エラー記録領域13に記録されているエラー情報が直近に発生したものから最大8個抽出され、1つずつ順次表示される。例えば、先と同様に図4に示されるエラー情報が示す異常が「E1」→「C1」→「C3」→「E4」→「C0」→「E0」の順に発生した場合には、図6に示されるようにエラー情報が「E0」→「C0」→「E4」→「C3」→「C1」→「E1」の順に1秒ずつ0.5秒の消灯を挟んで表示され、最後のエラー情報である「E1」が表示された後に、最後のエラー情報まで表示し終えたことを示す終端コード「−−」が継続して表示される。
従って、サービスマンは表示部9に表示されるエラー情報を確認することで、製氷機1に発生した異常の履歴を確認することができる。
制御部10は、このような操作が行われたことを検知すると、図5に示されるように、表示部9の表示モードをエラー履歴表示モードM2から発生中エラー表示モードM3に切り替える。発生中エラー表示モードM3では、エラー記録領域13に記録されているエラー情報の中から、現在発生中の異常のエラー情報が表示される。例えば、エラー情報「E1」が示す異常が現在発生中である場合には、エラー情報「E1」が表示部9に表示される。また、エラー情報「E1」が示す異常とエラー情報「C1」が示す異常とが共に発生中である場合には、エラー情報「E1」、「C1」が2つ続けて表示される。ただし、この際の表示の順序に特別な意味はなく、例えば図4に示されるエラー情報の一覧において上段にあるエラー情報から先に表示される。また、過去に発生した異常が全て解消して現在発生中の異常が何も無い場合には、終端コード「−−」が表示される。
従って、サービスマンは上記操作を行った際に表示部9に表示されるエラー情報を確認することで、製氷機1において現在発生中の異常を確認することができる。
また、表示モードの切り替えがサービスマンに明確に伝わるようにするために、表示モードが切り替わった際に表示部9のLEDを0.5秒程度消灯させるようにしてもよい。そのようにすることによって、サービスマンはオペレーションボード2が操作入力を受け付けて表示部9の表示モードが切り替わったことをより明確に認識することができる。
さらに、上記の実施の形態では、この発明をオーガ式製氷機に適用した例を説明したが、この発明は、ドラム式製氷機等のその他の製氷機や飲料ディスペンサ等にも同様に適用することができる。
Claims (2)
- 製氷機に発生した異常をエラー情報として記録部に記録して、該記録部に記録されている前記エラー情報を表示部に表示可能な製氷機であって、
前記エラー情報は、ユーザに通知する第1のエラー情報と、ユーザに通知しない第2のエラー情報とから成り、
前記記録部に記録されている前記第1のエラー情報のみを前記表示部に表示する第1の表示モードと、前記記録部に記録されている前記第1、第2のエラー情報を前記表示部に表示する第2の表示モードと、前記記録部に記録されている前記エラー情報の中から製氷機において現在発生中の異常のエラー情報のみを前記表示部に表示する第3の表示モードとを有する、製氷機。 - 前記第2の表示モードから前記第3の表示モードへの切り替えを指示する外部入力手段をさらに備え、
前記第2の表示モードにおいて、前記記録部に記録されている前記第1、第2のエラー情報を表示した後に、終端コードを前記表示部に表示し、該終端コードを前記表示部に表示している状態で前記外部入力手段が操作されると、前記第2の表示モードから前記第3の表示モードに切り替わる、請求項1に記載の製氷機。
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JP2010164956A JP5511568B2 (ja) | 2010-07-22 | 2010-07-22 | 製氷機 |
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Publications (2)
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Family Applications (1)
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