JP5511555B2 - 大気圧プラズマ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、大気圧プラズマ処理装置に関する。
従来、大気圧下において、雰囲気制御を行いながら基板表面に成膜するプラズマ処理装置が提案されている。例えば対向する電極間に反応ガスを供給し、電圧を印加しプラズマ励起して発生したプラズマガスを基板の表面に接触させ、プラズマガスと基板との接触部の外周部を排気している。
つまり、発生するプラズマの周囲を供給量が反応ガスより多い不活性ガスをカーテンガスとして使用し、周辺雰囲気をパージガスで覆い、基板に向けて吹き出されたカーテンガス及びパージガスを排気ダクトにより吸引して排出する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−5007号公報
しかしながら、上記従来技術では、不活性ガスおよび反応ガスは、プラズマ処理部の最外周に位置する排気ダクトから排出される構成となるため、排気ダクトへの大気雰囲気の混入が生じてしまい、使用に関しての制約が大きいという問題があった。
たとえば、反応ガスとして、モノシランガスなどのように大気と混合すると自然発火するガスや、水素ガスのように大気と混合することで爆発の可能性が生じる爆発性気体などを使用する場合は、さらに周囲を不活性ガスからなるパージガスで覆い、反応ガスと大気との混合を防止する必要が生じる。さらに、大面積の基板に成膜するなどプラズマ処理ヘッドと基板を相対的に移動する必要が生じた場合、周囲の雰囲気制御に使用するカーテンガス量が大きくなるという問題もあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、大気雰囲気中におけるプラズマ処理において、大気との混合を避けるべき気体を反応ガスとして使用した場合においても、プラズマ処理後に排気されるガスを外部雰囲気である大気と混合させることなく排気可能な、大気圧プラズマ処理装置であって、プラズマ処理ヘッドと基板とを相対的に移動する際に、雰囲気制御に使用するカーテンガスの供給量を従来より低減させることにより、低コスト化を図った大気圧プラズマ処理装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、高周波電力が印加される第1電極と、接地された第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に形成され被処理部材の被処理面に反応ガスを供給する反応ガス流路と、前記反応ガス流路と前記第1および第2電極との外周に配置された排気流路と、前記反応ガス流路と前記第1および第2電極と前記排気流路の外周に前記反応ガス流路を挟んで互いに反対側に配置されカーテンガスを供給する第1および第2カーテンガス供給路とを備えた大気圧プラズマ処理ヘッドと、前記反応ガス流路から供給される前記反応ガスに前記被処理面が曝されるように前記大気圧プラズマ処理ヘッドに対向して前記被処理部材を保持する接地されたステージであって、前記大気圧プラズマ処理ヘッドの前記第1カーテンガス供給路から前記反応ガス流路を経て前記第2カーテンガス供給路へと向かう方向に相対移動可能なステージとを備え、大気雰囲気中において、前記高周波電力の印加によって前記第1電極と前記第2電極との間に電界を発生させた状態で前記反応ガス流路に前記反応ガスを供給することにより前記反応ガスがプラズマ化されたプラズマ流を生成し、前記プラズマ流により前記被処理面に対してプラズマ処理を行う大気圧プラズマ処理装置であって、前記反応ガスの流量よりも前記排気流路の排気の総流量が多く且つ前記排気の総流量よりも前記第1および第2カーテンガス供給路からのカーテンガスを含むカーテンガスの総供給量が多くなるよう制御し、前記大気圧プラズマ処理ヘッドに対して前記ステージを前記方向に相対移動させて前記プラズマ処理を実行する際には、相対移動させないときに比べて、カーテンガスの前記総供給量を増加させない条件下で前記第1カーテンガス供給路からのカーテンガスの供給量を増やし且つ前記第2カーテンガス供給路からのカーテンガスの供給量を減らすよう制御する制御手段を備えることを特徴とする。
この発明によれば、大気雰囲気中におけるプラズマ処理において、大気との混合を避けるべき気体を反応ガスとして使用した場合においても、当該反応ガスを外部雰囲気である大気と混合させることを防いだ上で、カーテンガスの使用量を必要最小限にして排気することが可能な、経済性に優れた大気圧プラズマ処理装置を提供することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる大気圧プラズマ処理装置の概略構成を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態1にかかる大気圧プラズマ処理装置を示す断面図である。 図3は、本発明の実施の形態1にかかる大気圧プラズマ処理装置を示す上面図である。 図4は、本発明の実施の形態1にかかる大気圧プラズマ処理装置においてステージと大気圧プラズマ処理ヘッドが互いに静止しているときの基板と大気圧プラズマ処理ヘッド間のガスの流れの様子を示す断面図である。 図5は、本発明の実施の形態1にかかる大気圧プラズマ処理装置においてステージと大気圧プラズマ処理ヘッドが相対移動しているときの基板と大気圧プラズマ処理ヘッド間のガスの流れの様子を示す断面図である。 図6は、本発明の実施の形態1にかかる大気圧プラズマ処理装置における第1のガス流速とステージ速度の関係を示すグラフである。 図7は、本発明の実施の形態2および4にかかる大気圧プラズマ処理装置を示す断面図である。 図8は、本発明の実施の形態3にかかる大気圧プラズマ処理装置において、基板と大気圧プラズマ処理ヘッド間のガスの流れの様子を示す断面図である。 図9は、本発明の実施の形態5にかかる大気圧プラズマ処理装置を示す断面図である。
以下に、本発明にかかる大気圧プラズマ処理装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる大気圧プラズマ処理装置100の概略構成を示す斜視図である。図1に示すように、大気圧プラズマ処理ヘッド1は、反応ガス2をプラズマ発生領域に供給する機能と、不活性ガスからなるカーテンガス3をプラズマ発生及び輸送領域の周囲に供給する機能と、未反応状態の反応ガス、プラズマで分解されたガス、基板と反応して生成された反応生成ガス、及びカーテンガス(以下、これらのガスを総称して未反応ガス等と呼ぶ場合がある)を排気4として排気する機能を有している。また、後述する冷却機構を通る冷却水5の流れも示してある。
図2および図3は、図1に示した大気圧プラズマ処理装置100の配管経路を省いた断面図及び上面図を示したものである。ただし、図2には、図1では示さなかったガス流量を制御する制御手段50を示してある。大気圧プラズマ処理装置100が備える制御手段50は、反応ガス2、カーテンガス3、および排気4の流量をそれぞれ制御する。以下、図2および図3を参照して本実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態1にかかる大気圧プラズマ処理装置100は、図2および図3に示すように、平板形状のターゲット14と接触して高周波電力を印加できる高周波電極11a(第1電極)および11b(第2電極)とアーク発生を防止する絶縁体12を備える。高周波電極11a、11bはそれぞれ冷却機構10を搭載している。
大気圧プラズマ処理装置100は、さらに絶縁体12の外周部に配置される流路形成部材13、高周波電力を投入されるターゲット14、高周波電極11a、11bに高周波電力を印加する電源15、反応ガス2を供給する反応ガス流路16、不活性ガスなどからなるカーテンガス3を供給するカーテンガス供給路17a、17b、17c、17d、未反応ガス等を排気する排気流路18a、18b、18c、18d、および、被処理部材である基板19の被処理面が反応ガス流路16と略垂直となるように基板19を保持し、且つ電気的に接地されたステージ20を備える。
高周波電極11aおよび11bの材料としては、例えば、銅、アルミニウム、ステンレス、真鍮などを使用可能であり、内部に冷却水5を導入して冷却を図る冷却機構10が備わっている。また、高周波電極11a、11bの周囲は、基板19側も含めて、高周波電極11aがターゲット14に接触している部分以外は、それぞれ絶縁体12で覆われており、アーク発生を防止している。
絶縁体12としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、酸化アルミニウム、酸化チタンや石英などが使用できる。反応ガス2は反応ガス流路16を通り、基板19側に噴出する。また、高周波電極11aおよび11bの間の領域がプラズマの発生する領域、即ち、プラズマ発生領域となり、このプラズマ発生領域から基板19に向けて、反応ガス2の流れに沿って、プラズマが輸送され、反応ガス流路16の出口近傍の基板19にプラズマが吹き付けられ、プラズマ処理させることになる。
流路形成部材13は、使用する未反応ガス等と反応しない材料により構成することが望ましく、アルミ、ステンレスや酸化アルミニウムなどが好ましい。また、排気流路18a〜18dは、プラズマ発生及び輸送領域を外側から囲うように設けられており、この排気流路18a〜18dを通して、排気4は排気ガス処理部(図示せず)へと排出される。
この排気流路18a〜18dの外側には、カーテンガス3を供給するカーテンガス供給路17a〜17dが設けられており、基板19側がカーテンガス3の噴出口となる。このカーテンガス供給路17a〜17dから噴出された不活性ガス(カーテンガス3)は、基板19に対して噴きつけられ、一部は排気流路18a〜18dから吸引され、残りは外部雰囲気中に放出される。
図4は、本実施の形態にかかる大気圧プラズマ処理装置100においてステージ20と大気圧プラズマ処理ヘッド1が共に静止しているときの基板19と大気圧プラズマ処理ヘッド1間のガスの流れの様子を示す断面図である。ステージ20と大気圧プラズマ処理ヘッド1とが互いに静止しているときは、図4に示される反応ガス2、カーテンガス3、及び排気4それぞれの総流量は以下の関係を満たす必要がある。
反応ガス2の流量<排気4の総流量<カーテンガス3の総流量
制御手段50は、上記関係が保持されるように反応ガス流路16、カーテンガス供給路17a〜17d、および排気流路18a〜18dを流れる反応ガス2、カーテンガス3、及び排気4それぞれの流量を流路毎に制御する。
つまり、プラズマ発生及び輸送領域が正圧となり、反応ガス2や未反応ガス等は、カーテンガス3の流れによりブロックされすべて排気流路18a〜18dから排気4として排気される。さらに、カーテンガス3は、外部雰囲気中にも放出され、外部雰囲気がプラズマ発生及び輸送領域に流入しない関係にある。即ち、ステージ20と大気圧プラズマ処理ヘッド1とが互いに静止しているとき(相対移動速度=0)は、基板19と大気圧プラズマ処理ヘッド1との間のガスの流れは図4に示すような関係になるように制御手段50によって制御される。
即ち、第1のガス流21aは反応ガス流路16の反応ガス2の供給口から排気流路18aへと流れ、第1のガス流21cは反応ガス流路16の反応ガス2の供給口から排気流路18cへと流れる。第2のガス流22aはカーテンガス供給路17aのカーテンガス3の供給口から排気流路18aへと流れ、第3のガス流23aはカーテンガス供給路17aのカーテンガス3の供給口から外部雰囲気側に流れる。
さらに、第2のガス流22cはカーテンガス供給路17cのカーテンガス3の供給口から排気流路18cへと流れ、第3のガス流23cはカーテンガス供給路17cのカーテンガス3の供給口から外部雰囲気側に流れる。そして、第4のガス流24aおよび24cは大気圧プラズマ処理ヘッド1から左右の外部雰囲気へと噴出するように制御手段50によって制御される。
これに対して図5は、実施の形態1にかかる大気圧プラズマ処理装置100においてステージ20と大気圧プラズマ処理ヘッド1が移動速度Vで相対移動しているときの基板19と大気圧プラズマ処理ヘッド1間のガスの流れの様子を示す断面図である。ステージ20と大気圧プラズマ処理ヘッド1が相対移動して基板19の全面を処理する際には、例えば大気圧プラズマ処理ヘッド1が静止して、ステージ20が図5で示した向きに移動する。
ここでは、ステージ20が大気圧プラズマ処理ヘッド1のカーテンガス供給路17a(第1カーテンガス供給路)から反応ガス流路16を経てカーテンガス供給路17c(第2カーテンガス供給路)へと向かう方向に移動している。このとき図4の静止状態の場合と同じ様に制御手段50が流量制御していると、図5の第1のガス流21a、第2のガス流22c、第4のガス流24aのように各流速の向きが図4で示した静止状態のときの流れの向きに対して逆転する箇所が生じてしまう。
上記した流れの逆転を回避するためには、このステージ20の移動速度Vに打ち勝つだけ、反応ガス2及びカーテンガス3の供給量を増加させればよいが、この方法では、移動速度Vを上昇させればその分に応じてこれらのガスの供給量を増加させる必要が生じてしまう。
このため、カーテンガス3のガス量の消費を抑えるためには、カーテンガス3の総供給量を増加させずに、上流側、即ちカーテンガス供給路17aからのカーテンガス3の供給量を増大させ、下流側、即ちカーテンガス供給路17cからのカーテンガス3の供給量を減少させるように制御手段50が流量制御する。そして、排気4の排気量をそれに応じて排気流路18a〜18dの間で適切に配分するようにして、各流速の向きが図4に示したガスの流れにする必要がある。
このようにステージ20と大気圧プラズマ処理ヘッド1の相対移動の方向に応じて、カーテンガス3の供給量、排気4の排気量を制御手段50によりコントロールして、図4に示すガスの流れが生じるようにする。これにより、最小のガス供給量で反応ガス2などを外部雰囲気へ流出させず、また、プラズマ発生及び輸送領域内に外部雰囲気が流入しない大気圧プラズマ処理装置100を構成することができる。
このような構成を有する大気圧プラズマ処理装置100での処理例をシリコン膜の成膜を例に説明する。まず、図2に示すように高周波電極11aおよび11bに電源15をつなぎ、ターゲット14に接触している高周波電極11a側に高周波電力を印加し、高周波電極11bを接地する。また、基板19を設置するステージ20も接地する。基板19はシリコンを成膜する面にプラズマ流が吹きつけられるように、被処理面を上にしてステージ20上に配置される。ターゲット14は、99.99999%以上のシリコン板で構成されている。
次に反応ガス2として水素ガス400sccmを反応ガス流路16へ、カーテンガス3(不活性ガス)としてヘリウム5000sccm(合計)をカーテンガス供給路17a、17b、17c、17dに各々1250sccmずつ流す。また、排気流路18a、18b、18c、18dの排気流量は合計1000sccmで、排気流路18a、18b、18c、18dともに各々250sccmを流す。
このときの流量関係は、上記した「反応ガス2の流量<排気4の総流量<カーテンガス3の総流量」の関係を満たしており、図4に示すように第1のガス流21a、21c、第2のガス流22a、22c、第3のガス流23a、23c、第4のガス流24a、24cが図の矢印の向きに流れている。
この場合、未反応ガス等は外部雰囲気へ流出せず、プラズマ発生及び輸送領域内に外部雰囲気が流入しない条件を満たしている。基板19と大気圧プラズマ処理ヘッド1が相対的に静止している場合は上記の流量でよいが、大型基板などに成膜する際には、大気圧プラズマ処理ヘッド1と基板19を相対移動させる必要がある。
たとえば、図5に示すように、ステージ20が速度Vで移動した場合、静止状態と同じガス量では、ステージ移動速度Vが第1のガス流21a、第2のガス流22c、第4のガス流24aの速度と同程度以上になった場合は、第1のガス流21a、第2のガス流22c、第4のガス流24aの流れの向きが図4とは逆向きになる。従って、未反応ガス等が外部雰囲気へ流出せず、プラズマ発生及び輸送領域内に外部雰囲気が流入しないという条件を満たさなくなる。
これを回避するためには、ステージ20の移動速度Vに打ち勝つ速度になるように、反応ガス2、カーテンガス3、排気4の流量を増加させる必要がある。しかし、カーテンガス3や反応ガス2の供給量を増加させると、コスト増につながってしまう。
したがって、コスト増とならないように上記問題を回避するためには、カーテンガス3および反応ガス2それぞれの供給量を増加させずに、カーテンガス3の供給量、排気4の排気量をステージ20の移動時の上流側、下流側で調節すればよい。たとえば、ステージが図5の矢印方向に移動している場合、上流側のカーテンガス供給路17aにヘリウム2000sccmを、下流側のカーテンガス供給路17cにヘリウム500sccmを、側面のカーテンガス供給路17bおよび17dには各々ヘリウム500sccmを供給する。
また、上流側の排気流路18aは1500sccm、下流側の排気流路18cは500sccm、側面の排気流路18bおよび18dには、各々500sccmの排気を行えば、第1のガス流21a、21c、第2のガス流22a、22c、第3のガス流23a、23c、および第4のガス流24a、24cの向きが図4に示す静止状態と同様の向きとなり、未反応ガス等は外部雰囲気へ流出せず、プラズマ発生及び輸送領域内に外部雰囲気が流入しない条件を満たす。
つまり、基板19と大気圧プラズマ処理ヘッド1との間のガス流の流れの方向が重要である。次に、ステージ20の移動速度Vと第1のガス流21aの速度の関係のグラフを図6に示す。ここでの流速は、基板19と大気圧プラズマ処理ヘッド1との間隔の中央での値とする。
静止状態(ステージ20の移動速度0m/s)での反応ガス流路16の流速0.6m/sとカーテンガス供給路(不活性ガス流路)17a〜17dそれぞれでの流速0.08m/s、排気流路18a〜18dそれぞれでの流速0.02m/sのときに、第1のガス流21aは−0.05m/sとなり、図4に示す向きに流れる。
ここで、ステージ20の移動速度を0.01m/sにしたときは、グラフに示すように第1のガス流21aの速度は絶対値が若干低下するだけで符号(向きの)反転は起こらず、未反応ガス等が外部雰囲気へ流出せず、プラズマ発生及び輸送領域内に外部雰囲気が流入しないという条件は維持される。
次にステージ移動速度を0.1m/sに増加させたときは、図6のグラフから第1のガス流21aの速度は0.03m/sとなり、図5で示したように、流速の向きが反対となり、未反応ガス等が外部雰囲気へ流出せず、プラズマ発生及び輸送領域内に外部雰囲気が流入しないという条件が満たされなくなる。
このとき、下流側の排気流路18cの流速を0.05m/sに増加させ、下流側のカーテンガス供給路17cの不活性ガスの流速を0.04m/sに減少させ、上流側の排気流路18aの流速を0.1m/sに増加、上流側のカーテンガス供給路17aの不活性ガスの流速を0.1m/sに増加させると、図6のグラフに示す上流下流の制御ありの第1のガス流21aの速度は−0.04m/sとなり、流速の向きが静止時と同じ向きに維持され、未反応ガス等は外部雰囲気へ流出せず、プラズマ発生及び輸送領域内に外部雰囲気が流入しないという条件を満たす。
つまり、第1のガス流21aの速度がステージ20の移動速度Vより十分速ければ、制御しなくても条件を満たすが、ステージ20の速度Vが第1のガス流21aの速度を超えると、条件を満たさなくなる。ここでは、第1のガス流21aを挙げて説明したが、他のガス流でも同様である。
従って、高速でステージ移動を行うためには、ガス流の制御に加え、第1から第4のガス流21a、21c、〜、24a、24cの各流速を上げる手段を講じればよい。たとえば、基板19と大気圧プラズマ処理ヘッド1との距離を小さくする、また、各流路の出口にしぼりを設け、流速を高速にすることで、高速でも安定した成膜が可能となる。
以上のようにして、プラズマ発生及び輸送領域内に酸素のない清浄な環境を作り出す。本実施の形態においてはさらに、シリコンターゲット14を冷却機構10で冷却し、低温を維持する。基板19は、ステージ20内に組み込まれたヒータ(図示せず)で加熱され高温を維持している。水素化物が揮発性であるシリコンターゲット14に電源15から高周波電極11aおよび11bに高周波電界を印加する。
すると、反応ガス流路16から流れてくる反応ガス2、例えば水素ガス流により、ターゲット14と基板19との間で、水素プラズマによる励起した原子状水素との化学反応によるターゲット物質シリコンの水素化物(SiHx)(x=1,2・・・.)の生成、揮発によるエッチング、及び、エッチングにより生成された水素化物がプラズマ中で再分解されることによるターゲット物質の堆積の両工程が同時に起こる。
この反応速度は、低温側のターゲット14の表面ではエッチングの方が大きく、堆積の方が小さい。一方、高温側の基板19の表面では、堆積の速度が大きく、エッチングの速度が小さい。したがって、両者の温度差を適度に大きくしておくことにより、エッチング及び堆積の速度差は非常に大きなものとなり、低温側のターゲット14から高温側の基板19への比較的高速の物質移動が生じ、基板19上にシリコンが堆積される。
このような密閉空間の減圧下ではない環境下で行われる物質移動は、大気圧プラズマ化学輸送法と呼ばれている。低温の温度としては、たとえば15℃、高温の温度としては、たとえば300℃などと、285℃程度の温度差があるのが好ましい。したがって、低温側を−35℃とすると、高温側は250℃程度が好ましいが、温度差が100℃以上あれば、低温側と高温側の温度の組み合わせは何℃でもかまわない。
また、基板19と大気圧プラズマ処理ヘッド1との間隔は、シリコンの水素化物が基板19まで到達しなければならないため、5mm程度以下が好ましい。可能であれば、1mm以下の方が、基板19と大気圧プラズマ処理ヘッド1との間の流速が高まるため、同じ流量でもスキャン速度を早くすることが可能となるので、より好適であることはいうまでもない。
以上説明したような構成にすることにより、周囲雰囲気をパージガスで覆う必要がなく、簡便な構成かつ低コストで大気圧プラズマ処理が可能な大気圧プラズマ処理装置を実現することが可能となる。即ち、スキャン時の不活性ガス使用量の増加を抑え、プラズマ発生及び輸送領域内に外部雰囲気を流入させず、外部雰囲気に未反応ガスなどを流出させない、安価で安全な大気圧プラズマ処理装置を提供することが可能となる。
また、本実施の形態においては、図1、図3に示したように大気圧プラズマ処理ヘッド1の形状を、四角柱形状として説明したが、四角柱形状に限定されず、円筒形状でも、他の形状であってもかまわない。また、排気流路18やカーテンガス供給路17は、図中では4か所に分割されているが、移動方向に対応して2か所以上に分割されていれば、いくつに分割されていてもかまわない。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2にかかる大気圧プラズマ処理装置200の概略構成を示す断面図である。実施の形態1にかかる図2と同じ構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。図1及び図2に示した大気圧プラズマ処理ヘッド1本体との違いは、固体のターゲット14を使用しない点である。
たとえば、反応ガス2として、モノシランガス、水素ガス、ヘリウムガスを反応ガス流路16に流し、カーテンガス3としてアルゴンをカーテンガス供給路17a〜17dに流し、排気流路18a〜18dから排気を行う。
排気流路18a〜18dからの各排気流量は、図4に示したガス流の向きになるように反応ガス2およびカーテンガス3の供給量と共に制御手段50によって調節される。次に、高周波電力を印加すると、高周波電極11aおよび11bの間にプラズマが発生し、反応ガス2の流れに沿って、プラズマが輸送され、反応ガス流路16の出口近傍の基板19にプラズマが吹き付けられ、プラズマ処理され、基板19上にシリコン膜を成膜することができる。
高周波電極11aおよび11bは冷却機構10により冷却することで、高周波電力による加熱を防ぐことができ、高周波電極11aおよび11bの発熱に起因した熱電子発生によるアーク転移を防止することができる。また、成膜する膜材質にもよるが、基板19を載せるステージ20に加熱機構(図示しないが、ヒータ等)を搭載することで、良好な膜を得ることができる。
たとえば、シリコン成膜では、基板19の温度を200℃から400℃の範囲とすることが望ましい。基板19と大気圧プラズマ処理ヘッド1を相対的に移動して、大面積に成膜する際には、実施の形態1で説明したように、上流側(カーテンガス供給路17a)および下流側(カーテンガス供給路17c)からのカーテンガス3の供給量や排気流路18aおよび18cからの排気量を調節する。
これにより、図4と同様なガス流の向きにすることで、スキャン時の不活性ガス使用量の増加を抑え、プラズマ発生及び輸送領域内に外部雰囲気を流入させず、外部雰囲気に未反応ガスなどを流出させない、安全で安価に成膜することが可能な大気圧プラズマ処理装置を提供することができる。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3にかかる大気圧プラズマ処理装置300の概略構成を示す断面図である。実施の形態1にかかる図4と同じ構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。図1及び図2に示した大気圧プラズマ処理ヘッド1本体との違いは、大気圧プラズマ処理ヘッド1の外周部に突起部31a、31cを設けている点である。
このようにすることで、カーテンガス供給路17aおよび17cから外部雰囲気へ流出するガス流23aおよび23cの速度を増大させて、より少ないカーテンガス3のガス供給量で、プラズマ発生及び輸送領域内への外部雰囲気の流入を抑える効果がある。つまり、安全で安価に成膜することが可能となる。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4にかかる大気圧プラズマ処理装置400の概略構成を示す断面図は、実施の形態2にかかる大気圧プラズマ処理装置200の概略構成を示す断面図である図7と同じである。
本実施の形態の実施の形態2との違いは、反応ガス流路16に水素を流し、水素プラズマを発生させ、基板19の表面処理を行う点である。たとえば、反応ガス2として、水素ガスを反応ガス流路16に流し、カーテンガス3として窒素をカーテンガス供給路17a〜17dに流し、排気流路18a〜18dから排気を行う。
排気流路18a〜18dからの各排気流量は、図4に示したガス流の向きになるように反応ガス2およびカーテンガス3の供給量と共に制御手段50によって調節される。次に、高周波電力を印加すると、高周波電極11aおよび11bの間に水素プラズマが発生し、反応ガス2の流れに沿って、水素プラズマが輸送され、反応ガス流路16の出口近傍の基板19に水素プラズマが吹き付けられる。つまり、基板19上に水素プラズマを照射することができる。
高周波電極11aおよび11bは冷却機構10により冷却することで、高周波電力による加熱を防ぐことができ、高周波電極11aおよび11bの発熱に起因した熱電子発生によるアーク転移を防止することができる。
また、成膜する膜材質にもよるが、基板19を載せるステージ20を移動して大面積に成膜する際には、実施の形態1で説明したように、上流側と下流側とで、制御手段50によりカーテンガス供給路17aおよび17cからのカーテンガス3の供給量や排気流路18aおよび18cからの排気量をそれぞれ個別に調節する。この流量制御によって図4と同様なガス流の向きにすることで、安全で安価に表面処理を行うことが可能となる。
実施の形態5.
図9は、本発明の実施の形態5にかかる大気圧プラズマ処理装置500の概略構成を示す断面図である。実施の形態4とは、大気圧プラズマ処理ヘッド1に流速を測定するエアフローセンサ25(流速測定センサ)を取り付けた点が異なる。
本実施の形態においては、基板19の被処理面と大気圧プラズマ処理ヘッド1の間のガス流の流速をエアフローセンサ25によって直接測定することができるため、制御手段50はこれらの実測値に基づいて上流側と下流側でのカーテンガス3(不活性ガス)の供給量や排気流路18aおよび18cからの排気量の調節をより適切かつ精密に行うことが可能となる。
これによって、カーテンガス3等の流量を従来より増加させることなく或いは従来より少なくした上で、未反応ガス等は外部雰囲気へ流出させず、プラズマ発生及び輸送領域内に外部雰囲気を流入させない条件を満たすことが可能となる。また、各部位での流速をエアフローセンサ25によって測定することにより、ガス流量の制御だけでなく、基板19の被処理面と大気圧プラズマ処理ヘッド1との間隔についてもフィードバック制御などの制御を加えることにより、さらに適切な調節が可能となる。このようにすることで、ステージ20の速度を高速にした際にも、より安価で安定したプラズマ処理が可能となる。
以上説明したように、プラズマ処理装置のプラズマ処理ヘッドに備えた排気流路のさらに外周にカーテンガス供給路を配置し、プラズマ処理ヘッドと被処理基板を相対的に移動するスキャニングの際に、カーテンガスの流量を相対移動の方向、即ちスキャニング方向に応じて、上流側及び下流側で個別に制御する。
これにより、大気雰囲気中におけるプラズマ処理において、大気との混合を避けるべき気体を反応ガスとして使用した場合においても、スキャニング時に当該反応ガスを外部雰囲気である大気と混合させることを防いだ上で、雰囲気制御に使用するカーテンガスの供給量を低減することが可能となる。従って、必要最小限のカーテンガスの供給量で経済性に優れた大気圧プラズマ処理を実施することが可能となる。
更に、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。
例えば、上記実施の形態1乃至5それぞれに示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。更に、上記実施の形態1乃至5にわたる構成要件を適宜組み合わせてもよい。
以上のように、本発明にかかるプラズマ処理装置は、被処理部材の被処理面に成膜を行うプラズマ処理装置に有用であり、特に、基板を被処理部材として、基板表面方向にカーテンガスを供給することにより大気圧下で雰囲気制御を行う大気圧プラズマ処理装置に適している。
1 大気圧プラズマ処理ヘッド
2 反応ガス
3 カーテンガス(不活性ガス)
4 排気
5 冷却水
10 冷却機構
11a、11b 高周波電極
12 絶縁体
13 流路形成部材
14 ターゲット
15 電源
16 反応ガス流路
17a、17b、17c、17d カーテンガス供給路
18a、18b、18c、18d 排気流路
19 基板
20 ステージ
21a、21c 第1のガス流
22a、22c 第2のガス流
23a、23c 第3のガス流
24a、24c 第4のガス流
25 エアフローセンサ
31a、31c 突起部
50 制御手段
100、200、300、400、500 大気圧プラズマ処理装置

Claims (9)

  1. 高周波電力が印加される第1電極と、接地された第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に形成され被処理部材の被処理面に反応ガスを供給する反応ガス流路と、前記反応ガス流路と前記第1および第2電極との外周に配置された排気流路と、前記反応ガス流路と前記第1および第2電極と前記排気流路の外周に前記反応ガス流路を挟んで第1方向に互いに反対側に配置されカーテンガスを供給する第1および第2カーテンガス供給路と、前記反応ガス流路と前記第1および第2電極と前記排気流路の外周に前記反応ガス流路を挟んで前記第1方向と垂直な第2方向に互いに反対側に配置されカーテンガスを供給する第3および第4カーテンガス供給路とを備えた大気圧プラズマ処理ヘッドと、
    前記反応ガス流路から供給される前記反応ガスに前記被処理面が曝されるように前記大気圧プラズマ処理ヘッドに対向して前記被処理部材を保持する接地されたステージであって、前記大気圧プラズマ処理ヘッドの前記第1カーテンガス供給路から前記反応ガス流路を経て前記第2カーテンガス供給路へと向かう前記第1方向に相対移動可能なステージと、
    を備え、
    大気雰囲気中において、前記高周波電力の印加によって前記第1電極と前記第2電極との間に電界を発生させた状態で前記反応ガス流路に前記反応ガスを供給することにより前記反応ガスがプラズマ化されたプラズマ流を生成し、前記プラズマ流により前記被処理面に対してプラズマ処理を行う大気圧プラズマ処理装置であって、
    前記反応ガスの流量よりも前記排気流路の排気の総流量が多く且つ前記排気の総流量よりも前記第1および第2カーテンガス供給路からのカーテンガスを含むカーテンガスの総供給量が多くなるよう制御し、前記大気圧プラズマ処理ヘッドに対して前記ステージを前記第1方向に相対移動させて前記プラズマ処理を実行する際には、相対移動させないときに比べて、カーテンガスの前記総供給量を増加させない条件下で前記第1カーテンガス供給路からのカーテンガスの供給量を増やし且つ前記第2カーテンガス供給路からのカーテンガスの供給量を減らすよう制御する制御手段を備える
    ことを特徴とする大気圧プラズマ処理装置。
  2. 前記第1電極と前記反応ガス流路との間にシリコンターゲットを配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載の大気圧プラズマ処理装置。
  3. 前記大気圧プラズマ処理ヘッドの前記第1および第2カーテンガス供給路よりも外側の外周部に、前記ステージに向けて突起部を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の大気圧プラズマ処理装置。
  4. 前記大気圧プラズマ処理ヘッドに、前記ステージとの間を流れるガスの流速を測定する流速測定センサを取り付けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の大気圧プラズマ処理装置。
  5. 前記反応ガスは、モノシランガス、水素ガス、およびヘリウムであり、前記カーテンガスはアルゴンである
    ことを特徴とする請求項1に記載の大気圧プラズマ処理装置。
  6. 前記反応ガスは、水素ガスであり、前記カーテンガスは窒素である
    ことを特徴とする請求項1に記載の大気圧プラズマ処理装置。
  7. 前記反応ガスは水素ガスであり、前記カーテンガスはヘリウムガスである
    ことを特徴とする請求項2に記載の大気圧プラズマ処理装置。
  8. 前記第1および第2電極は、銅、アルミニウム、ステンレス、真鍮のいずれかの材料からなる
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の大気圧プラズマ処理装置。
  9. 前記第1および第2電極は、それぞれ内部に冷却機構を備えている
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の大気圧プラズマ処理装置。
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