JP5510270B2 - プロジェクター - Google Patents
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Description
一方、第2ソレノイドがオン状態になると、規制部材は、移動部材との係合が解除され、移動部材は、第1付勢部に付勢されて移動する。つまり、羽根板は、開放状態から閉塞状態、あるいは閉塞状態から開放状態に切り換えられる。
さらに、第1ソレノイドおよび第2ソレノイドは、永久磁石を備える必要がないので、小型、軽量なタイプのソレノイドの採用が可能となり、開閉機構の小型化、軽量化、ひいてはプロジェクターの小型化、軽量化が図れる。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調してスクリーン等に拡大投写する。
図1は、本実施形態のプロジェクターの概略構成を示す模式図である。
プロジェクター1は、図1に示すように、外装筐体2、制御部(図示省略)、光源311を有する光学ユニット3、電源装置4、排気ファン5、シャッター装置6、および外気を取り込むための吸気ファン(図示省略)等を備えている。
光学ユニット3は、図1に示すように、光源装置31、インテグレーター照明光学系32、色分離光学系33、リレー光学系34、電気光学装置35、投写レンズ36、およびこれらの部材31〜36を光路上の所定位置に配置する光学部品用筐体37を備える。
第1レンズアレイ321は、光源装置31から射出された光束を複数の部分光束に分割する光学素子であり、光源装置31から射出された光束の光軸Lに対して略直交する面内にマトリクス状に配列される複数の小レンズを備えている。
偏光変換素子323は、第2レンズアレイ322から射出されたランダム偏光光を液晶ライトバルブ351で利用可能な略1種類の偏光光に揃える機能を有する。
ここで、シャッター装置6について、詳細に説明する。
図2は、シャッター装置6を模式的に示す平面図であり、開放状態におけるシャッター装置6を示す図である。図3は、開放状態におけるシャッター装置6の斜視図であり、後述する開閉機構8の規制部材85、圧縮コイルバネ86、第2ソレノイド87、および検出スイッチ88を省略した図である。
シャッター装置6は、図2、図3に示すように、Y方向に沿って複数配置された羽根板7、および開閉機構8を備えている。開閉機構8は、羽根板7を回転させることによって排気口22を開閉させる。
図4は、羽根板7の斜視図である。図5は、羽根板7を上方から見た平面図である。具体的に、図5は、開放状態の羽根板7(図5において実線で示す)、および閉塞状態の羽根板7(図5において2点鎖線で示す)を示す図である。
羽根板7は、図4、図5に示すように、羽根板本体部71、回転軸72、およびカムピン73を有している。
羽根板本体部71は、上下方向が長手方向となる平面視矩形の板状に形成され、短手方向の先端部分は、クランク状に屈曲されている。
カムピン73は、この突起部74から+Z方向に突出しており、中心軸Aと同一方向に延出する中心軸Bを中心として円柱状に形成されている。
カムピン73には、開閉機構8の後述する移動部材82が係合される。羽根板7は、移動部材82が移動されることによって、カムピン73が移動し、中心軸Aを中心に回転する。
開閉機構8は、図2に示すように、フレーム81、移動部材82、第1付勢部としての引張コイルバネ83、第1ソレノイド84、規制部材85、第2付勢部としての圧縮コイルバネ86、第2ソレノイド87、および検出部としての検出スイッチ88を備えている。
移動部材82は、図3に示すように、Y方向が長手方向となる長尺状に形成され、案内溝8111、および案内用突起8112に遊嵌されている。移動部材82には、長手方向に沿って等間隔(複数の羽根板7の配設間隔)に長孔82Aが形成されている。長孔82Aは、図5に示すように、短手方向が羽根板7のカムピン73と係合するような大きさに設定され、長手方向が移動部材82の移動方向に直交する方向(X方向)となるように形成されている。
先端部851は、係止部822に係合される部位であり、係止部822の−Y側の面に係合されるように形成されている。
バネ受部852は、圧縮コイルバネ86によって押圧される部位であり、規制部材85の+Y側に突出して形成されている。
スイッチ押圧部853は、規制部材85の−Y側に突出しており、検出スイッチ88の後述するレバー881を押圧可能に形成されている。
検出スイッチ88は、図2に示すようにレバー881を有して構成され、規制部材85のスイッチ押圧部853が移動する軌跡内にこのレバー881が位置するように配置される。
具体的に、検出スイッチ88は、規制部材85が移動部材82に係合された係合状態において、レバー881がスイッチ押圧部853によって押圧されてオンの状態となる。一方、検出スイッチ88は、規制部材85が移動部材82に係合されていない非係合状態において、レバー881がスイッチ押圧部853からの押圧が解除されてオフの状態となる。制御部は、検出スイッチ88の結果に基づいて、係合状態および非係合状態を検知する。
ここで、シャッター装置6の動作について、図6を加えて説明する。
図6は、シャッター装置6を模式的に示す平面図であり、閉塞状態を示す図である。
プロジェクター1は、非動作時にシャッター装置6を閉塞状態にする。
シャッター装置6は、図6に示すように、非係合状態において、各羽根板本体部71がY方向に沿うように配置されて閉塞状態となる。具体的な図示は省略するが、移動部材82は、閉塞状態において、引張コイルバネ83によって−Y方向に付勢され、案内溝8111(図3参照)の−Y側の内面に当接し、この閉塞状態が維持される。
(1)開閉機構8は、第1ソレノイド84、第2ソレノイド87による直線運動を利用して羽根板7を回転させ、排気口22を開閉させることができる。よって、簡単な構造で電動式による排気口22の開閉を可能とし、プロジェクター1を使用しない際の排気口22からの塵埃の侵入を抑制することが可能となる。
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態の規制部材85は、X方向に移動可能に構成されているが、この方向に限らず、例えば、規制部材85をZ方向に移動させことによって、係合状態と非係合状態とが切り換えられるように構成してもよい。
図7は、変形例の規制部材185の動作を説明するための模式図である。
規制部材185は、図7に示すように、Z方向に沿って延出する中心軸Cを中心に回転移動するように構成されている。中心軸Cは、規制部材185の+Y方向側に位置し、規制部材185は、図7の図面視において、反時計回りに回転移動するように、図示しない第2付勢部に付勢されている。
移動部材182の係止部1821は、係合状態において、規制部材185の+X方向への移動が抑制されるように、傾斜面を有して形成されている。
そして、規制部材185は、第2付勢部によって付勢され、先端部1851が係止部1821に噛み合うように係合する。
これによって、規制部材185は、直線的に移動する構成に比べ、移動部材182との係合が強固になり、移動部材182から外れにくく構成される。したがって、規制部材185と移動部材182との係合状態をより確実なものとし、シャッター装置6の耐振動性や耐衝撃性の向上が図れる。
Claims (4)
- 内部の空気が排出される排気口を有する外装筐体と、
前記排気口に備えられ、第1方向に延出するカムピンを有し、前記第1方向を回転軸として回転可能な羽根板と、
前記羽根板を回転させることによって前記排気口を開閉させる開閉機構と、
を備え、
前記開閉機構は、
前記カムピンに係合され、前記第1方向に直交する第2方向に移動することで前記羽根板を回転させる移動部材と、
前記第2方向における一方の側に前記移動部材を付勢する第1付勢部と、
前記第1付勢部の付勢力に抗して前記移動部材を前記第2方向における他方の側に移動させる第1ソレノイドと、
前記第1ソレノイドによって移動された前記移動部材に係合し、前記移動部材の前記一方の側への移動を規制する規制部材と、
前記規制部材を前記移動部材側に付勢する第2付勢部と、
前記第2付勢部の付勢力に抗して前記規制部材を移動させ、前記規制部材と前記移動部材との係合を解除させる第2ソレノイドと、
を備えることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記開閉機構は、前記規制部材と前記移動部材との係合が解除された状態において、前記排気口を閉塞させ、前記規制部材と前記移動部材とが係合された状態において、前記排気口を開放させることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1または請求項2に記載のプロジェクターであって、
前記規制部材は、前記移動部材に係合される状態と、前記移動部材との係合が解除される状態とが回転移動によって切り換えられることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
前記規制部材が前記移動部材に係合されているか否かを検出する検出部を備えていることを特徴とするプロジェクター。
Priority Applications (1)
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JP2010243293A JP5510270B2 (ja) | 2010-10-29 | 2010-10-29 | プロジェクター |
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