JP5509828B2 - 画像分類装置と画像分類方法、及びプログラム - Google Patents

画像分類装置と画像分類方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、例えばデジタルカメラに用いて好適な画像の分類技術に関するものである。
従来、例えば下記特許文献1には、デジタルカメラで撮影した複数枚の画像(撮影画像)を、撮影画像に付加されている撮影時日と、撮影位置の位置データとに基づき、複数グループに分類する一方、画面上に地図を表示し、表示した地図上のランドマークの所在地に対応する位置に各グループの画像を表示する技術が記載されている。つまり、撮影画像を同じ日に同一のランドマークの所在地で撮影されたことを分類条件としてグループ化する技術が記載されている。
係る技術を用いれば、例えば「花火大会」や「夏祭り」等のイベントでの撮影はほぼ同一の場所で行われることが多いため、撮影後に画像を確認する際や、画像データを整理する際には都合がよい。
特開2007−322847号公報
しかしながら、上記従来の技術では撮影画像を撮影時日と撮影位置とに基づき分類するため、例えば撮影画像が人物写真であれば問題はないが、撮影画像が風景写真の場合には、以下の問題がある。すなわち風景や比較的大きな建造物等は遠距離から撮影される場合が多く、その場合には、同じ場所で撮影された画像であっても、撮影方向によって被写体は全く異なるものなる。そのため、上記従来の技術では、主要被写体が風景等である撮影画像を分類する場合、撮影画像を必ずしも適切にグループ化できるとは限らないという問題があった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、主要被写体が風景等である撮影画像をより適切な状態でグループ化することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1記載の発明に係る画像分類装置にあっては、撮影画像に関する撮影位置と撮影方向とを含む複数種の画像関連情報を取得する取得手段と、複数の撮影画像を、前記取得手段により取得された複数種の画像関連情報に含まれる撮影位置と撮影方向の両方を用いた分類条件に従って複数グループに分類する分類手段と、各撮影画像が遠距離にある被写体の撮影を意図した遠距離撮影により取得されたものであるか否かを判断する判断手段とを備え、前記分類手段は、前記判断手段によって遠距離撮影により取得されたものであると判断されたことを条件として、複数の撮影画像を撮影位置と撮影方向の両方を用いた分類条件に従って複数グループに分類することを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項2記載の発明に係る画像分類装置にあっては、前記判断手段は、撮影画像が、遠距離にある被写体の撮影を意図した遠距離撮影により取得されたものであるか、近距離にある被写体の撮影を意図した近距離撮影により取得されたものであるか否かを判断し、前記分類手段は、前記判断手段によって遠距離撮影により取得されたものであると判断された撮影画像については、撮影位置と撮影方向の両方を用いた分類条件に従って複数グループに分類し、前記判断手段によって近距離撮影により取得されたものであると判断された撮影画像については、前記撮影方向を用いない分類条件に従って複数グループに分類することを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項3記載の発明に係る画像分類装置にあっては、前記撮影画像における主要被写体の内容を示す識別情報を取得する識別情報取得手段をさらに備え、前記判断手段は、前記識別情報取得手段により取得された識別情報により示される主要被写体の内容に基づいて前記撮影画像が前記遠距離撮影により取得されたものであるか否かを判断することを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項4記載の発明に係る画像分類装置にあっては、前記識別情報取得手段は、前記撮影画像が予め決められた特徴を有するか否かを判断し、その判断結果を前記識別情報として取得することを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項5記載の発明に係る画像分類装置にあっては、前記撮影画像における主要被写体の内容を示す識別情報を取得する識別情報取得手段をさらに備え、前記識別情報は、少なくとも、前記主要被写体が風景であるか人物であるかを示し、前記判断手段は、前記識別情報により前記主要被写体が風景であると示されている場合には、前記撮影画像が前記遠距離撮影により取得されたものであると判断し、前記識別情報により前記主要被写体が人物であると示されている場合には、前記撮影画像が前記近距離撮影により取得されたものであると判断することを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項6記載の発明に係る画像分類装置にあっては、前記撮影画像における撮影時の被写体距離を示す距離情報を取得する距離情報取得手段をさらに備え、前記判断手段は、前記距離情報取得手段により取得された距離情報により示される被写体距離に基づいて前記撮影画像が前記遠距離撮影により取得されたものであるか否かを判断することを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項7記載の発明に係る画像分類装置にあっては、前記撮影画像における撮影時の被写体距離を示す距離情報を取得する距離情報取得手段をさらに備え、前記判断手段は、前記距離情報により示される被写体距離が所定距離以上である場合に、前記撮影画像が前記遠距離撮影により取得されたものであると判断し、前記距離情報により示される被写体距離が所定距離未満である場合に、前記撮影画像が前記近距離撮影により取得されたものであると判断することを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項8記載の発明に係る画像分類装置にあっては、表示手段に特定地域の地図を表示させる地図表示制御手段と、画像記憶手段に記憶されている複数の撮影画像のうちで、撮影位置が前記特定地域に含まれる複数の撮影画像を表示対象として特定する特定手段と、前記表示手段に、前記特定手段により表示対象として特定された複数の撮影画像を、前記分類手段により分類されたグループを単位として、前記特定地域の地図上における撮影位置に対応する位置に表示させる画像表示制御手段とをさらに備えたことを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項9記載の発明に係る画像分類装置にあっては、前記画像表示制御手段は、前記グループを単位とした前記複数の撮影画像の表示に際し、各グループを代表する撮影画像である代表画像を、前記特定地域の地図上における撮影位置に対応する位置に表示させることを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項10記載の発明に係る画像分類装置にあっては、前記特定手段により表示対象として特定された複数の撮影画像から、表示に最も適した撮影画像を予め決められた基準に従い前記代表画像としてグループ毎に選択する選択手段をさらに備え、前記画像表示制御手段は、前記選択手段により選択された各グループの代表画像を、前記特定地域の地図上における撮影位置に対応する位置に表示させることを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項11記載の発明に係る画像分類装置にあっては、前記分類手段は、前記画像記憶手段に記憶されている複数の前記撮影画像を前記取得手段により取得された複数種の画像関連情報に基づく分類条件に従って複数グループに分類することを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項12記載の発明に係る画像分類装置にあっては、前記分類手段は、前記画像表示制御手段が前記特定手段により表示対象として特定された複数の撮影画像を前記表示手段に表示させる際に、前記画像記憶手段に記憶されている、前記特定手段により表示対象として特定された複数の撮影画像を、前記取得手段により取得された複数種の画像関連情報に基づく分類条件に従って複数グループに分類することを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項13記載の発明に係る画像分類装置にあっては、前記特定手段により表示対象として特定された複数の撮影画像における、前記地図表示制御手段が表示手段に表示させる地図内での撮影位置の密集度を判定する判定手段をさらに備え、前記分類手段は、前記判定手段により判断された密集度に応じた数の複数種の画像関連情報に基づく分類条件に従って複数グループに分類することを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項14記載の発明に係る画像分類装置にあっては、前記特定手段により表示対象として特定された複数の撮影画像における、前記地図表示制御手段が表示手段に表示させる地図内での撮影位置の密集度を判定する判定手段をさらに備え、前記分類手段は、前記判定手段により判断された密集度が予め決められた基準よりも低いことを条件として、前記画像記憶手段に記憶されている、前記特定手段により表示対象として特定された複数の撮影画像を、前記取得手段により取得された複数種の画像関連情報に基づく分類条件に従って複数グループに分類することを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項15記載の発明に係る画像分類装置にあっては、前記判定手段は、前記予め決められた基準よりも低い側の前記密集度を2段階に分けて判定し、前記分類手段は、前記判定手段により判断された密集度が前記予め決められた基準よりも低く、かつ前記2段階のうち低い側であることを条件として、前記画像記憶手段に記憶されている、前記特定手段により表示対象として特定された複数の撮影画像を、前記取得手段により取得された、撮影位置及び撮影方向と、撮影位置及び撮影方向以外の画像関連情報とに基づく分類条件に従って複数グループに分類する一方、前記判定手段により判断された密集度が前記予め決められた基準よりも低く、かつ前記2段階のうち高い側であることを条件として、前記画像記憶手段に記憶されている、前記特定手段により表示対象として特定された複数の撮影画像を、前記取得手段により取得された撮影位置及び撮影方向のみに基づく分類条件に従って複数グループに分類することを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項16記載の発明に係る画像分類装置にあっては、前記地図表示制御手段が表示手段に表示させる地図の縮尺を変更する変更手段をさらに備えたことを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項17記載の発明に係る画像分類装置にあっては、被写体を撮影し撮影画像を取得する撮影手段と、この撮影手段により取得された撮影画像を記憶する画像記憶手段とをさらに備え、前記取得手段は、前記撮影手段により取得された撮影画像に関する撮影位置と撮影方向とを含む複数種の画像関連情報を取得し、前記分類手段は、前記撮影手段により取得された撮影画像を、前記取得手段により取得された複数種の画像関連情報に基づく分類条件に従って複数グループに分類し、分類したグループを単位として前記画像記憶手段に記憶させることを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項18記載の発明に係る画像分類装置にあっては、撮影画像に関する撮影位置と撮影方向とを含む前記複数種の画像関連情報には、撮影時刻と解像度とズーム倍率とのうち少なくともいずれか1つがさらに含まれることを特徴とすることを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項19記載の発明に係る画像分類方法にあっては、撮影画像に関する撮影位置と撮影方向とを含む複数種の画像関連情報を取得する取得処理と、複数の撮影画像を、取得した複数種の画像関連情報に含まれる撮影位置と撮影方向の両方を用いた分類条件に従って複数グループに分類する分類処理各撮影画像が遠距離にある被写体の撮影を意図した遠距離撮影により取得されたものであるか否かを判断する判断処理とを含み、前記分類処理は、前記判断処理によって遠距離撮影により取得されたものであると判断されたことを条件として、複数の撮影画像を撮影位置と撮影方向の両方を用いた分類条件に従って複数グループに分類することを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項20記載の発明に係るプログラムにあっては、コンピュータを、撮影画像に関する撮影位置と撮影方向とを含む複数種の画像関連情報を取得する取得手段と、複数の撮影画像を、前記取得手段により取得された複数種の画像関連情報に含まれる撮影位置と撮影方向の両方を用いた分類条件に従って複数グループに分類する分類手段と、各撮影画像が遠距離にある被写体の撮影を意図した遠距離撮影により取得されたものであるか否かを判断する判断手段として機能させ、前記分類手段は、前記判断手段によって遠距離撮影により取得されたものであると判断されたことを条件として、複数の撮影画像を撮影位置と撮影方向の両方を用いた分類条件に従って複数グループに分類することを特徴とする。
本発明によれば、主要被写体が風景等である撮影画像をより適切な状態でグループ化することが可能となる。
本発明に係るデジタルカメラのブロック図である。 画像記録部における静止画ファイルの格納構造を示す概念図である。 記録方法として分類記録が設定されているときの記録モードでの処理を示したフローチャートである。 図3に続くフローチャートである。 位置・方向グループにグループ分けされた各々の画像における撮影位置、及び撮影方向を便宜的に示す、図2に対応する図である。 再生モードでの処理内容を示したフローチャートである。 第3の分類条件により画像をグループ化するときの処理を示したフローチャートである。 作業用テーブルの一例を示す概念図である。 地図表示モードによる代表画像の表示形態を示す図である。 地図表示モードによる代表画像の他の表示形態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明を適用したデジタルカメラ1の電気的構成の概略を示すブロック図である。
図1に示したように、デジタルカメラ1は装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)2を有している。CPU2には、現在の日付と時刻とを得るためのカレンダー機能を有する内蔵時計2aが含まれる。
CPU2には、光学レンズ装置3と、イメージセンサ4、画像メモリ5、液晶モニタ6、画像処理部7、画像記録部8、プログラムコード記憶部9、キー入力部10、GPS部11、方位検出部12がそれぞれ接続されている。
光学レンズ装置3は、被写体の光学像を集光するフォーカスレンズを含む撮影レンズや、撮影レンズを駆動するアクチュエータ等から構成される。イメージセンサ4は、光学レンズ装置3で集光された光学像をデジタル化して取り込むためのCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Meta1 0xide Semiconductor)等の固体撮像素子である。画像メモリ5は、主としてイメージセンサ4が取り込んだ画像、つまりイメージセンサ4により撮像された画像のデータを一時記憶するためのメモリであり、SDRAM(Synchronous dynamic random-access memory)等である。
キー入力部10は、電源キーや、シャッターキー、記録/再生のモード切替キー、カーソルキー、決定キー等の複数の操作キーから構成される。キー入力部10における操作キーの操作状態はCPU2において随時監視される。
画像処理部7は、例えばDSP(Digital Signal Processor)により構成され、画像メモリ5に一時記憶された後、CPU2を介して供給される画像データをRGBデータに変換し、さらにRGBデータを輝度(Y)成分及び色差(UV)成分からなるYUVデータに変換する。変換後のYUVデータは、撮影用の記録モードで撮影待機状態にある間には、CPU2を介して液晶モニタ6へ供給され、液晶モニタ6の画面上にライブビュー画像として表示される。
また、画像処理部7は、記録モードでシャッターキーが押された撮影時に、YUVデータに変換後の画像データをJPEG(Joint Photographic Expert Group)方式により圧縮する。圧縮後の画像データは、CPU2によってカメラのモデル名や、撮影日時、被写体距離を含む複数種の撮影条件等からなる付属情報(画像関連情報)が付加され、Exif(Exchangeable Image File Format)規格に準拠した静止画ファイルとして画像記録部8に記憶される。なお、本実施形態においては、主としてイメージセンサ4と画像メモリ5と画像処理部7とが本発明の撮影手段として機能する。
画像記録部8は、例えばデジタルカメラ1に着脱自在な各種のメモリカードや、デジタルカメラ1に内蔵された内蔵フラッシュメモリによって構成され、本発明の画像記憶手段として機能する。図2は、画像記録部8における静止画ファイル(撮影画像)の格納構造を示した概念図である。
図2に示したように、画像記録部8には、撮影画像の格納場所としてカメラ画像フォルダ101が設けられ、さらにカメラ画像フォルダ101の下位にグループフォルダ102が必要に応じて設けられる。そして、静止画ファイル(「0001.JPG」等)は、カメラ画像フォルダ101とグループフォルダ102とのいずれか一方に記録される。
また、グループフォルダ102には、位置別フォルダと位置・方向別フォルダとの2種類が存在している。図2に示した例では、「B1」と記したグループフォルダ102が位置別フォルダであり、「A1」〜「A4」と記したグループフォルダ102が位置・方向別フォルダである。位置別フォルダと位置・方向別フォルダとは、例えばフォルダ名(ここでは「B1」等)によって区別される。
また、画像処理部7は、デジタルカメラ1に再生モードが設定されているときには、CPU2により画像記録部8から読み出された圧縮状態にある画像データを伸張する。伸張後の画像データ(YUVデータ)は、CPU2を介して液晶モニタ6へ供給され、液晶モニタ6の画面上に再生画像として表示される。
プログラム記憶部9は、記憶内容の書き替えが可能であるメモリであり、例えば内蔵フラッシュメモリである。プログラム記憶部9には、CPU2にデジタルカメラ1を制御させるためのプログラムと、地図データ、及びデジタルカメラ1の動作内容に関する設定データが記憶されている。
上記のプログラムには、一般的なコントラスト検出方式によって、光学レンズ装置13のフォーカスレンズを駆動して被写体にピントを合わせるAF(Auto Focus)制御をCPU2に実行させるための制御プログラム等が含まれる。
地図データは日本国内の各地の地図であり、複数段階の縮尺の地図データ、及び主な観光施設や建築物等のランドマークに関するデータ等である。
また、設定データは、使用者によって設定されたデジタルカメラ1の動作内容のデータや、CPU12が必要に応じて自動的に設定した動作内容に関するデータである。
使用者によって設定されるデジタルカメラ1の動作内容には、記録モードでの撮影画像の記録方法が含まれる。撮影画像の記録方法は通常記録と分類記録との2種類である。通常記録は、撮影した画像を画像記録部8のカメラ画像フォルダ101(図2参照)に記録する記録方法である。また、分類記録は、撮影した画像を決められた分類条件に従いグループ化(分類)するとともに、画像記録部8にグループ毎に作成したグループフォルダ102(図2参照)に記録する記録方法である。
GPS部11は、公知のGPS(Global Positioning System)を利用した測位を行う。すなわちGPS部11は、複数のGPS衛星から送られてくる電波を受信することにより、地球上の現在位置、つまり電波の受信位置を示す位置データ(緯度、経度)を計算し、計算結果を位置データとしてCPU2へ供給する。
方位検出部12は、主として地磁気を検出する2又は3軸の地磁気センサーにより構成され、2又は3軸の地磁気成分に基づいて撮影方向を示す角度情報を測定し、測定結果を方向データとしてCPU2へ供給する。方位検出部12が取得する角度情報は、真北を0°とした時計回りの回転角度である。
撮影時においてGPS部11により取得された位置データと、方位検出部12により取得された方向データとは撮影画像の圧縮画像データに付加される。具体的に述べると、位置データと方向データとは、静止画ファイルにおいてGPSに関する付属情報が記述される「GPS info IFD」に、撮影位置及び撮影方向のデータとして記述される。
次に、デジタルカメラ1に記録モードが設定されているときの動作について説明する。デジタルカメラ1においては、撮影時における撮影画像の記録方法として、通常記録と分類記録との2種類が用意されている。通常記録は、撮影した画像を画像記録部8のカメラ画像フォルダ101(図2参照)に記録する記録方法である。また、分類記録は、撮影した画像を決められた分類条件に従いグループ化(分類)するとともに、画像記録部8にグループ毎に作成したグループフォルダ102(図2参照)に記録する記録方法である。
ここでは、撮影画像の記録方法として分類記録が設定されている場合のデジタルカメラ1の動作について説明する。なお、撮影画像の記録方法として分類記録が設定されている場合には、CPU2がプログラム記憶部9に記憶されているプログラムに従い動作することにより本発明の取得手段、判断手段、分類手段、距離情報取得手段として機能し、以下の処理を実行する。
図3及び図4は、分類記録が設定されている場合にCPU2が実行する本発明に係る処理内容を示したフローチャートである。記録モードにおいて、CPU2はユーザーによるシャッターキーの押下の有無を逐次検出しており、シャッターキーが押下されると(ステップSA1:YES)、直ちにイメージセンサ4に被写体を撮像させて撮影画像を取得する(ステップSA2)。なお、ステップSA2の処理に際してCPU2はAF制御を実施する。
次に、CPU2は、GPS部11によって撮影位置(位置データ)を取得するとともに、方位検出部12によって撮影方向(方向データ)を取得する(ステップSA3)。しかる後、CPU2は、取得した撮影位置と撮影方向とを、撮影時日や被写体距離等の他の情報と共に付属情報として撮影画像(圧縮後の画像データ)に付加し、画像記録部8に一時的に記録する(ステップSA4)。
なお、CPU2は、被写体距離を、例えばAF制御時におけるフォーカスレンズの制御位置から計算するか、又は予め用意されているフォーカスレンズの位置と被写体距離との対応関係を示す距離取得テーブルを参照することにより取得する。
引き続き、CPU2は、今回取得した撮影画像における撮影時の被写体距離が閾値以上であるか否かを判断する(ステップSA5)。ここで、上記閾値は、風景や、比較的大きな建造物等を主要被写体とした遠距離撮影が行われたと判断できる距離であり、例えば10mである。
被写体距離が閾値以上でない場合(ステップSA5:NO)、すなわち人物撮影等の近距離撮影が行われたと判断できる場合、CPU2は、画像記録部8(メモリカード等)に位置別フォルダが存在するか否かを確認する(ステップSA6)。位置別フォルダは、撮影位置のみに基づきグループ化した画像、つまり位置別グループの画像を格納するフォルダであって、図2に示した例では「B1」と記したグループフォルダ102である。
そして、CPU2は、位置別フォルダが存在していなければ(ステップSA6:NO)、画像記録部8に、位置別フォルダを新たに作成した後(ステップSA7)、作成した位置別フォルダに、今回取得した撮影画像を移動する(ステップSA8)。
一方、位置別フォルダが存在する場合(ステップSA6:YES)、CPU2は、位置別フォルダが複数でなければ、つまり1つであれば(ステップSA9:NO)、その位置別フォルダを対象として直ちに後述するステップSA11の判断を行う。また、CPU2は、位置別フォルダが複数であれば(ステップSA9:YES)、今回の撮影位置と最も近い位置(場所)で撮影された画像が格納されている位置別フォルダを特定した後(ステップSA10)、特定した位置別フォルダを対象として以下の確認を行う。
すなわち、CPU2は、今回の撮影画像を含めた全画像の撮影位置が許容範囲に収まるか否かを判断する(ステップSA11)。つまり対象となっているフォルダ内に格納されている位置別グループの画像に今回の撮影画像を加えた場合に、当該グループの全画像の撮影位置が、互いに予め決められている広さを上限とする範囲の近い撮影位置(以下、同様の場所という。)となるか否かを判断する。なお、ステップSA11の処理において判断する許容範囲は例えば半径100mである。
そして、CPU2は、全画像の撮影位置が許容範囲に収まらない場合には(ステップSA11:NO)、画像記録部8に、位置別フォルダを新たに作成した後(ステップSA7)、作成した位置別フォルダに今回取得した撮影画像を移動する(ステップSA8)。これに対し、全画像の撮影位置が許容範囲に収まる場合(ステップSA11:YES)、CPU2は、今回取得した撮影画像を、ステップSA10の処理で特定した既存の位置別フォルダに移動する(ステップSA12)。
つまり上述したステップSA6〜SA12の処理によって、CPU2は、被写体距離が閾値未満の撮影画像については、撮影位置のみに基づいて、同一グループ内の画像を同様の場所で撮影された画像とすることを条件(分類条件)として撮影画像をグループ化(分類)し、各々の撮影画像をグループ毎に異なる位置別フォルダに記録する。図2の例では、「0021.JPG」〜「0023.JPG」の画像(静止画ファイル)が、同一の位置別グループに属する画像である。
一方、CPU2は、被写体距離が閾値以上である場合、つまり撮影画像が遠距離撮影であると判断できる場合においては(ステップSA5:YES)、以下の処理を行う。
まず、CPU2は、画像記録部8(メモリカード等)に位置・方向別フォルダが存在するか否かを確認する(ステップSA13)。位置・方向別フォルダは、撮影位置と撮影方向とに基づきグループ化した画像、つまり位置・方向別グループの画像を格納するフォルダであって、図2に示した例では「A1」〜「A4」と記したグループフォルダ102である。
そして、CPU2は、位置・方向別フォルダが存在していなければ(ステップSA13:NO)、図4に示したように、画像記録部8に、位置・方向別フォルダを新たに作成した後(ステップSA14)、作成した位置・方向別フォルダに今回取得した撮影画像を移動する(ステップSA15)。
一方、位置・方向別フォルダが存在する場合(ステップSA13:YES)、図4に示したように、CPU2は、位置・方向別フォルダが複数でなければ、つまり1つであれば(ステップSA16:NO)、その位置・方向別フォルダを対象として直ちに後述するステップSA18の判断を行う。また、CPU2は、位置・方向別フォルダが複数であれば(ステップSA16:YES)、今回の撮影位置と最も近い位置(場所)で撮影された画像が格納されている位置・方向別フォルダを特定した後(ステップSA17)、特定した位置・方向別フォルダを対象として以下の確認を行う。
すなわち、CPU2は、今回の撮影画像を含めた全画像の撮影位置が許容範囲に収まるか否かを判断する(ステップSA18)。つまり前述したステップSA11と同様に、対象となっているフォルダ内に格納されている位置・方向別グループの画像に今回の撮影画像を加えた場合に、当該グループの全画像の撮影位置が、予め決められている広さを上限とする範囲の同じ場所となるか否かを判断する。なお、ステップSA18の処理において判断する許容範囲は、ステップSA11の処理において判断する許容範囲と同一でもよいし、異なっていてもよい。
そして、CPU2は、全画像の撮影位置が許容範囲に収まらない場合には(ステップSA18:NO)、画像記録部8に、位置・方向別フォルダを新たに作成した後(ステップSA14)、作成した位置・方向別フォルダに今回取得した撮影画像を移動する(ステップSA15)。
これに対し、全画像の撮影位置が許容範囲に収まる場合(ステップSA18:YES)、引き続き、CPU2は、今回の撮影画像を含めた全画像の撮影方向が許容角度に収まるか否かを判断する(ステップSA19)。つまりCPU2は、対象となっているフォルダ内に格納されている位置・方向別グループの画像に今回の撮影画像を加えた場合に、当該グループの全画像の撮影方向(真北を0°とした角度)が、予め決められている幅を上限とする範囲の似通った撮影方向(以下、同様の方向という。)となるか否かを判断する。なお、許容角度は例えば15°である。
そして、CPU2は、全画像の撮影方向が許容角度に収まらない場合には(ステップSA19:NO)、画像記録部8に、位置・方向別フォルダを新たに作成した後(ステップSA14)、作成した位置別フォルダに今回取得した撮影画像を移動する(ステップSA15)。これに対し、全画像の撮影方向が許容範囲に収まる場合(ステップSA19:YES)、CPU2は、今回取得した撮影画像を、ステップSA18,SA19の処理で判断の対象とした既存の位置・方向別フォルダに移動する(ステップSA20)。
つまり上述したステップSA13〜SA20の処理によって、CPU2は、被写体距離が閾値を超える撮影画像については、撮影位置と撮影方向とに基づいて、同一グループ内の画像を、互いに同様の場所で、かつ同様の方向が撮影された画像とすることを条件(分類条件)として撮影画像をグループ化(分類)し、各々の撮影画像をグループ毎に異なる位置・方向別フォルダに記録する。図2の例では、「0001.JPG」、「0002.JPG」、「0005.JPG」の画像(静止画ファイル)が、同一の位置・方向別グループに属する画像である。
また、図5は、図2の位置・方向別フォルダ(「A1」〜「A4」)に格納されている各画像、つまり複数の位置・方向グループにグループ分けされた各々の画像における撮影位置、及び撮影方向を、東京タワーの周辺を示す地図上に便宜的に示した図である。図5に記した「1」〜「10」が各画像の撮影順で、かつ各画像のファイル名の下二桁(撮影順)であり、矢印で示した方向が撮影方向である。すなわち「1」、「2」、「5」の画像が第1の位置・方向グループに、「3」、「4」の画像が第2の位置・方向グループに、「6」、「9」、「10」の画像が第3の位置・方向グループに、「7」、「8」の画像が第4の位置・方向グループにそれぞれグループ分けされた画像である。
以上のようにデジタルカメラ1においては、撮影画像の記録方法として分類記録が設定されている場合には、撮影時点において、撮影画像が撮影位置と撮影方向とに基づいてグループ化され、各々の撮影画像がグループ毎に異なる位置・方向別フォルダに自動的に記録される。
係ることから、同様の場所で撮影された画像であっても、風景や比較的大きな建造物等が撮影された画像については、ほぼ同様の風景等が撮影された画像だけを同一グループに分類することができる。したがって、主要被写体が風景や比較的大きな建造物等である複数の撮影画像を、より適切な状態でグループ化することができる。その結果、例えば撮影後に画像データを整理する際の作業性が向上する。
しかも、デジタルカメラ1においては、撮影位置と撮影方向とに基づく撮影画像のグループ化が、風景や、比較的大きな建造物等を主要被写体とした遠距離撮影が行われたと判断できることを条件として行われる。そのため、風景等が撮影された画像のグルーブに、人物撮影等が撮影された画像が混在する可能性が僅かとなる。したがって、主要被写体が風景や比較的大きな建造物等である複数の撮影画像を、より一層適切な状態でグループ化することができる。
なお、本実施形態においては、撮影画像が、風景や比較的大きな建造物等が撮影された画像であるか否かを、CPU2が撮影時における被写体距離を取得し、取得した被写体距離に基づいて判断する構成とした。しかし、CPU2には、本実施形態とは異なる方法によって、撮影画像が風景や比較的大きな建造物等が撮影された画像であるか否かを判断させてもよい。
例えばデジタルカメラ1が撮影モードとして人物撮影用のモードや風景撮影用のモードといった複数種の撮影モードを備えた構成であれば、CPU2に、撮影モードの設定内容を、撮影画像の主要被写体の内容を示す識別情報として取得させ、撮影モードが風景撮影用のモードであった場合に、撮影画像が、風景や比較的大きな建造物等が撮影された画像であると判断させてもよい。
また、例えばCPU2に、撮影画像に人物の顔部分と判断できる特徴部分の有無を検出させ、その検出結果を撮影画像の主要被写体の内容を示す識別情報として、人物の顔部分が検出できたときには、撮影画像が、風景や比較的大きな建造物等が撮影された画像ではないと判断させてもよい。
上記のようにCPU2に本実施形態とは異なる方法によって、撮影画像が、風景や比較的大きな建造物等が撮影された画像であるか否かを判断させる場合であっても、風景等が撮影された画像のグルーブに、人物撮影等が撮影された画像が混在する可能性が僅かとなる。したがって、主要被写体が風景や比較的大きな建造物等である複数の撮影画像を、より一層適切な状態でグループ化することができる。
また、本実施形態では、撮影時点で撮影画像を複数のグループに分類する際には、単に撮影位置と撮影方向とを用いて撮影画像をグループ化したが、撮影時点における撮影画像のグループ化に際しては、撮影位置及び撮影方向以外の他の付属情報を用いて、撮影画像をグループ化するようにしてもよい。その場合における他の付属情報には、例えば撮影日や撮影時刻、撮影画像の解像度(画素数)、ズーム機能を有する構成であればズーム倍率を用いることができる。
次に、デジタルカメラ1に再生モードが設定されたときの動作について説明する。デジタルカメラ1においては、再生モードで画像記録部8に記録されている画像を表示する際の表示モードとして、個別表示モードとカレンダー表示モードと地図表示モードとの3種類が予め用意されており、ユーザーが表示モードを必要に応じて所望するモードに適宜設定することができる。
なお、個別表示モードは、ユーザーに選択された任意の画像を個別に表示する一般的な表示モードである。また、カレンダー表示モードは、カレンダー上の各々の日付け位置に、各日に撮影された画像を表示し、該当する画像が複数存在する場合には、最古又は最新の画像を代表画像として表示するモードである。
ここでは、主として表示モードに地図表示モードが設定されている場合のデジタルカメラ1の動作について説明する。なお、表示モードに地図表示モードが設定されている場合には、CPU2がプログラム記憶部9に記憶されているプログラムに従い動作することにより本発明の取得手段、分類手段、地図表示制御手段、特定手段、画像表示制御手段、選択手段、判定手段、変更手段として機能し、以下の処理を実行する。
図6は、再生モードでCPU2が実行する本発明に係る処理内容を示したフローチャートである。再生モードにおいて、CPU2は、まず地図表示モードが設定されているか否かを確認し、地図表示モードが設定されていないときには(ステップSB1:NO)、直ちに個別表示モードや、カレンダー表示モードによる表示処理に移行する(ステップSB2)。
一方、地図表示モードが設定されている場合(ステップSB1:YES)、CPU2は、地図表示エリアを設定する(ステップSB3)。なお、再生モードでの処理開始当初においてCPU2が設定する地図表示エリアは、例えば前回、地図表示モードでの動作を終了したとき設定していた特定地域や、GPS部11によって測位された現在位置を含む地域であって、予め決められた縮尺で表現されるエリアである。
地図表示エリアの設定後、CPU2は、画像記録部8に記録されている画像のうちで、撮影位置が設定した地図表示エリア(以下、設定エリアという。)内の画像を特定する(ステップSB4)。なお、ステップSB4の処理については、CPU2に、既説した位置別フォルダと位置・方向別フォルダとの双方を対象として該当する画像を特定させてもよいし、いずれか一方のグループフォルダ102のみを対象として該当する画像を特定させてもよい。
引き続き、CPU2は、該当する画像の撮影位置に基づいて、設定エリア内での画像の密集度を判定する(ステップSB5)。このとき、CPU2は密集度を高、中、低の3段階のレベルで判定する。密集度の判定方法は、設定エリア内での画像の撮影位置の偏りを考慮したものであり、CPU2は以下の方法により密集度を判定する。
すなわちCPU2は、設定エリアを複数ブロックに分割し、各ブロックについてブロック内の任意の地点で撮影された画像の数をそれぞれ取得し、最大であった画像数を確認する。複数ブロックの各ブロックの大きさ(広さ)は、後述する処理で地図上に表示する画像の大きさに応じて予め決められている大きさである。さらに、CPU2は、全ブロックの位置を上下方向、及び左右方向にそれぞれ半ブロック分ずつ移動させて、ブロックの位置毎に、最大であった画像数をそれぞれ確認する。しかる後、CPU2は、各ブロックの位置を変えて確認した3回分の最大の画像数の平均値、又は最高値から密集度が「高」、「中」、「低」のいずれのレベルであるかを判定する。
なお、ステップSB5の処理では、設定エリア内での画像の撮影位置の偏りを考慮せず、設定エリア内での画像の密集度を、単に設定エリアに該当する画像の数に基づき簡易的に判定してもよい。
次に、CPU2は、ステップSB5の処理で判定した密集度に応じた異なる分類条件に従い設定エリアに該当する画像をグループ化する。
まず、CPU2は、密集度が高レベルであった場合には(ステップSB6:「高」)、設定エリアに該当する画像を、撮影位置のみに基づく第1の分類条件に従いグループ化する(ステップSB7)。第1の分類条件は、先に説明した撮影画像の記録方法として分類記録が設定されているときの記録モードにおいて、被写体距離が閾値未満の撮影画像をグループ化する場合と同様であり、同一グループ内の画像を同様の場所で撮影された画像とすることである。なお、ステップSB7におけるCPU2の具体的な処理については後述する。
また、CPU2は、ステップSB5の処理で判定した密集度が中レベルであった場合には(ステップSB6:「中」)、設定エリアに該当する画像を、撮影位置と撮影方向とに基づく第2の分類条件に従いグループ化する処理を行う(ステップSB8)。第2の分類条件は、先に説明した撮影画像の記録方法として分類記録が設定されているときの記録モードにおいて、被写体距離が閾値以上の撮影画像をグループ化する場合と同様であり、同一グループ内の画像を、同様の場所で、かつ同様の方向が撮影された画像とすることである。なお、ステップSB8におけるCPU2の具体的な処理については後述する。
また、CPU2は、ステップSB5の処理で判定した密集度が低レベルであった場合には(ステップSB6:「低」)、設定エリアに該当する画像を、撮影位置と撮影方向と撮影時刻とに基づく第3の分類条件に従いグループ化する処理を行う(ステップSB9)。第3の分類条件は、先に説明した第2の分類条件に、撮影時刻に関する条件をさらに加えたものであり、同一グループ内の画像を、同様の時間帯に、同様の場所で、かつ同様の方向が撮影された画像とすることである。なお、撮影時刻は、実際には撮影日を含む撮影日時であるが、ここでは便宜上、撮影時刻として説明する。
上述したようにCPU2は、対象画像のグループ化に際しては、設定エリアに該当する全画像を、設定エリア内での密集度に応じた分割条件(第1〜第3の分類条件)に従いグループ化することにより、対象画像のグループ化後のグループ数を調整する。つまり表示する地図の縮尺が大きいときほど、または設定エリアに該当する画像が多いときほどグループ数が少なくなるようにする。
ここで、ステップSB9におけるCPU2の具体的な処理について説明する。図7は、第3の分類条件に従い画像をグループ化するときのCPU2の処理を示したフローチャートである。
第3の分類条件による画像のグループ化に際してCPU2は、まず、設定エリアに該当する画像において撮影(記録)順が最先の画像に最初のグループを設定した後(ステップSB101)、設定エリアに該当する画像において撮影(記録)順が次の画像を処理対象として、撮影時刻と撮影位置と撮影方向とを確認する(ステップSB102)。
次にCPU2は、設定済のグループが複数であれば(ステップSB103:YES)、撮影時刻が対象画像と最も近い画像を含むグループを確認対象として設定し(ステップSB104)、以下の処理を行う。なお、処理開始当初は設定済のグループが複数でないため(ステップSB103:NO)、撮影順が最先の画像に設定した最初のグループが確認対象となる。
その後、CPU2は、確認対象のグループ内における今回の対象画像を含めた全画像の撮影時刻が許容時間に収まるか否かを判断する(ステップSB105)。つまり確認対象となっているグループの全画像の撮影時刻が、互いに予め決められている時間を上限とする時間内の近い時刻(同様の時間帯)となるか否かを判断する。なお、ステップSB104の処理において判断する許容時間は数10分〜数時間であり、例えば30分である。
そして、CPU2は、全画像の撮影時刻が許容時間に収まらなければ(ステップSB105:NO)、対象画像が属するグループとして新たなグループを設定する(ステップSB106)。
一方、全画像の撮影時刻が許容時間に収まる場合(ステップSB105:YES)、引き続き、CPU2は、対象画像を含めた全画像の撮影位置が許容範囲に収まるか否かを判断する(ステップSB107)。つまり確認対象となっているグループの全画像の撮影位置が、予め決められている広さを上限とする範囲の同じ場所(同様の場所)となるか否かを判断する。なお、許容範囲は例えば半径100mである。
そして、CPU2は、全画像の撮影位置が許容時間に収まらなければ(ステップSB107:NO)、対象画像が属するグループとして新たなグループを設定する(ステップSB106)。
一方、全画像の撮影位置が許容範囲に収まる場合(ステップSB107:YES)、さらに、CPU2は、対象画像を含めた全画像の撮影方向が許容角度に収まるか否かを判断する(ステップSB108)。つまりCPU2は、確認対象となっているグループの全画像の全画像の撮影方向(真北を0°とした角度)が、予め決められている幅を上限とする範囲の似通った撮影方向(同様の方向)となるか否かを判断する。なお、許容角度は例えば15°である。
そして、CPU2は、全画像の撮影方向が許容角度に収まらなければ(ステップSB107:NO)、対象画像が属するグループとして新たなグループを設定する(ステップSB106)。これに対し、全画像の撮影方向が許容範囲に収まる場合(ステップSB107:YES)、CPU2は、対象画像が属するグループとして、確認対象となっているグループを設定する(ステップSB109)。
以後、CPU2は、設定エリアに該当する全ての画像にいずれかのグループを設定するまで、つまりグループ分けが完了するまで(ステップSB110:NO)、ステップSB102〜SB109の処理を繰り返す。なお、その間にCPU2は、設定エリアに該当する各々の各画像がいずれのグループに属するかを画像記録部8(又は内部メモリ)に順次記憶する。そして、全ての画像にいずれかのグループを設定した時点で(ステップSB110:YES)、第3の分類条件による画像のグループ化を完了する。
なお、CPU2が、ステップSB7において対象画像を第1の分類条件によりグループ化するときの処理は、以下の通りである。すなわちCPU2は、上述した図7の処理中、ステップSB102の処理を、次の対象画像の撮影位置を確認する処理に代え、ステップSB104の処理を、撮影位置が対象画像と最も近い画像を含むグループを確認対象として設定する処理に代えるとともに、ステップSB105,SB108の処理を廃止した内容の処理を行い、設定エリアに該当する全ての画像をグループ化する。
また、CPU2が、ステップSB8において対象画像を第2の分類条件によりグループ化するときの処理は、以下の通りである。すなわちCPU2は、上述した図7の処理中、ステップSB102の処理を、次の対象画像の撮影位置と撮影方向とを確認する処理に代え、ステップSB104の処理を、撮影位置が対象画像と最も近い画像を含むグループを確認対象として設定する処理に代えるとともに、ステップSB105の処理を廃止した内容の処理を行い、設定エリアに該当する全ての画像をグループ化する。
そして、CPU2は、前述したように設定エリアに該当する全画像を設定エリア内での密集度に応じた分割条件(第1〜第3の分類条件)に従いグループ化した後、引き続き以下の処理を行う。
まず、CPU2は、設定エリアに該当する全画像について、表示に適することを観点とした画質を、例えば各画像の明るさやコントラスト、被写体ぶれや被写体ボケの度合から評価し、かつ評価結果に従った順位付けを行うとともに、各グループにおいて順位が1位の画像(最良の画質を有する画像)を代表画像として設定する(ステップSB10)。なお、ステップSB10の処理においてCPU2は、各画像における画質の評価結果と、各グループの代表画像となる画像を示す情報とを記憶することにより、画像記録部8(又は内部メモリ)に作業用テーブルを作成する。
図8は、この時点で作成される作業用テーブル101の概念図である。なお、図8に示した作業用テーブル101は、設定エリアに該当する画像が図5に示した撮影位置、及び撮影方向で撮影された10枚の画像であり、かつ各々の画像が撮影位置と撮影方向とに基づく第2の分類条件に従いA〜Dの4グループにグループ化されたものとして便宜的に例示したものである。
しかる後、CPU2は、設定エリアの地図、つまり設定されている縮尺の地図を液晶モニタ6の画面上に表示するとともに、作業用テーブル101を参照して各グループの代表画像のデータを画像記録部8から読み出し、各々の代表画像を撮影位置に対応する地図上の位置に所定の大きさで表示させる(ステップSB11)。
図9(a)は、地図上に、作業用テーブル101に設定されている代表画像(「2」、「4」、「7」、「10」)が表示された状態を示した図である。また、図10は、図9(a)に示した場合に比べ、ステップSB3の処理で設定された地図表示エリア(表示される地域)が広く、かつ設定エリアに該当する画像が2グループにグループ化された場合の状態を示した図である。つまり液晶モニタ6に、図9(a)に示した地図よりも広域(大縮尺)の地図が表示され、かつ2枚の代表画像(「2」、「10」)が表示された状態を示した図である。
その後、CPU2は、所定のキー操作によって地図の縮尺が変更されたか否か、及び所定のキー操作によっていずれかの代表画像が指定されたか否かを逐次確認する(ステップSB12、ステップSB13)。
そして、CPU2は、代表画像の表示中に地図の縮尺が変更されたときには(ステップSB12:YES)、ステップSB3の処理へ戻り、変更後の縮尺に応じた範囲の地域を地図表示エリアとして再設定した後、ステップSB4以降の前述した処理を繰り返す。
また、CPU2は、代表画像の表示中に、いずれかの代表画像が指定されたときには(ステップSB13:YES)、表示中の他の代表画像に代えて、指定された代表画像と同一のグループに分類されている他の全ての画像を地図上に一覧表示させる。図9(b)は、図9(a)に示した状態において、「2」で示した代表画像が指定された後の状態を示した図であり、この場合、代表画像を含む同一グループ3枚の画像(「1」、「2」、「5」)が地図上に一覧表示される。
これによりCPU2は、地図表示モードによる画像の表示処理を終了する。なお、その後、CPU2は、例えば一覧表示した画像のいずれかが所定のキー操作によって指定されたら、指定された画像を全画面表示する処理に移行する。
以上のようにデジタルカメラ1においては、画像記録部8に記録されている画像を地図表示モードで表示する際には、複数の撮影画像が自動的にグループ化され、各グループの代表画像が、設定エリア(特定地域)の地図上の撮影位置に対応する位置にそれぞれ表示される。その後、ユーザーに指定された代表画像のグループに分類された複数の撮影画像がされる。
そして、複数の撮影画像のグループ化に際しては、設定エリア内に表示すべき画像の密集度が高、中、低の3段階のレベルの「中」また「低」、つまり予め決められた基準よりも低い場合、表示対象の撮影画像が撮影位置と撮影方向、又は撮影位置と撮影方向と撮影時といった複数種の付属情報(画像関連情報)に基づく第2又は第3の分類条件に従いグループ化される。
係ることから、設定エリア内での画像の密集度が予め決められた基準よりも低い場合においては、同様の場所で撮影された画像であっても、風景や比較的大きな建造物等が撮影された画像については、ほぼ同様の風景等が撮影された画像だけを同一グループに分類することができる。したがって、上記の場合については、主要被写体が風景や比較的大きな建造物等である複数の撮影画像を、より適切な状態でグループ化することができる。その結果、複数の撮影画像を地図上に表示する場合の使い勝手が向上する。
一方、デジタルカメラ1においては、前述したように設定エリア内に表示すべき画像の密集度に応じて、対象画像を分類した後のグループ数を調整し、表示する地図の縮尺が大きいときほど、また設定エリアに該当する画像が多いときほどグループ数を少なくする。そのため、各グループの代表画像を地図上の撮影位置に対応する位置に表示したときには、複数の代表画像が重なって見づらくなる状態をなくすことができる。これによっても、複数の撮影画像を地図上に表示する場合の使い勝手を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、設定エリア内に表示すべき画像の密集度が「高」レベルの場合には、対象画像を撮影位置のみに基づく第1の分類条件に従いグループ化する構成としたが、以下のようにしてもよい。
すなわち対象画像をグループ化する際には、常に撮影位置と撮影方向とを含む複数種の付属情報に基づく分割条件に従ったグループ化を行うとともに、設定エリア内に表示すべき画像の密集度に応じて、グループ化に際して使用する撮影位置及び撮影方向以外の他の付属情報の種類を増減することによって、グループ数を調整する構成としてもよい。撮影位置及び撮影方向以外の他の付属情報には、例えば本実施形態で使用した撮影日や撮影時刻の他にも、撮影画像の解像度(画素数)や、ズーム機能を有する構成であればズーム倍率を用いることができる。
また、本実施形態では、対象画像のグループ化に際して使用される撮影位置及び撮影方向等の複数種の画像関連情報が、静止画ファイルに格納されている付属情報である場合について説明したが、画像関連情報は画像本体に付加されているものである必要はなく、静止画ファイルとは別のデータファイルに記録されていても構わない。
また、図6及び図7に示した処理、つまり記録済の複数の画像をグループ化し、グループを単位として地図上に表示させる処理は、デジタルカメラに限らず、例えば汎用のパーソナルコンピュータ等の他の装置において実施しても構わない。
また、本発明は、撮影時に少なくとも撮影位置及び撮影方向が取得可能な構成を備えたものであれば、本実施形態のようにレンズ一体式の一般的なデジタルカメラに限らず、携帯電話端末等の他の携帯情報機器に内蔵されているデジタルカメラ、さらには静止画撮影が可能なデジタルビデオカメラにも適用することができる。
1 デジタルカメラ
2 CPU
3 光学レンズ装置
4 イメージセンサ
5 画像メモリ
6 液晶モニタ
7 画像処理部
8 画像記録部
9 プログラムコード記憶部
10 キー入力部
11 GPS部
12 方位検出部

Claims (20)

  1. 撮影画像に関する撮影位置と撮影方向とを含む複数種の画像関連情報を取得する取得手段と、
    複数の撮影画像を、前記取得手段により取得された複数種の画像関連情報に含まれる撮影位置と撮影方向の両方を用いた分類条件に従って複数グループに分類する分類手段と、
    各撮影画像が遠距離にある被写体の撮影を意図した遠距離撮影により取得されたものであるか否かを判断する判断手段と
    を備え、
    前記分類手段は、前記判断手段によって遠距離撮影により取得されたものであると判断されたことを条件として、複数の撮影画像を撮影位置と撮影方向の両方を用いた分類条件に従って複数グループに分類することを特徴とする画像分類装置。
  2. 前記判断手段は、各撮影画像が、遠距離にある被写体の撮影を意図した遠距離撮影により取得されたものであるか、近距離にある被写体の撮影を意図した近距離撮影により取得されたものであるか否かを判断し、
    前記分類手段は、前記判断手段によって遠距離撮影により取得されたものであると判断された撮影画像については、撮影位置と撮影方向の両方を用いた分類条件に従って複数グループに分類し、前記判断手段によって近距離撮影により取得されたものであると判断された撮影画像については、前記撮影方向を用いない分類条件に従って複数グループに分類することを特徴とする請求項1記載の画像分類装置。
  3. 前記撮影画像における主要被写体の内容を示す識別情報を取得する識別情報取得手段をさらに備え、
    前記判断手段は、前記識別情報取得手段により取得された識別情報により示される主要被写体の内容に基づいて前記撮影画像が前記遠距離撮影により取得されたものであるか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像分類装置。
  4. 前記識別情報取得手段は、前記撮影画像が予め決められた特徴を有するか否かを判断し、その判断結果を前記識別情報として取得することを特徴とする請求項3記載の画像分類装置。
  5. 前記撮影画像における主要被写体の内容を示す識別情報を取得する識別情報取得手段をさらに備え、
    前記識別情報は、少なくとも、前記主要被写体が風景であるか人物であるかを示し、
    前記判断手段は、前記識別情報により前記主要被写体が風景であると示されている場合には、前記撮影画像が前記遠距離撮影により取得されたものであると判断し、前記識別情報により前記主要被写体が人物であると示されている場合には、前記撮影画像が前記近距離撮影により取得されたものであると判断することを特徴とする請求項2記載の画像分類装置。
  6. 前記撮影画像における撮影時の被写体距離を示す距離情報を取得する距離情報取得手段をさらに備え、
    前記判断手段は、前記距離情報取得手段により取得された距離情報により示される被写体距離に基づいて前記撮影画像が前記遠距離撮影により取得されたものであるか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像分類装置。
  7. 前記撮影画像における撮影時の被写体距離を示す距離情報を取得する距離情報取得手段をさらに備え、
    前記判断手段は、前記距離情報により示される被写体距離が所定距離以上である場合に、前記撮影画像が前記遠距離撮影により取得されたものであると判断し、前記距離情報により示される被写体距離が所定距離未満である場合に、前記撮影画像が前記近距離撮影により取得されたものであると判断することを特徴とする請求項2記載の画像分類装置。
  8. 表示手段に特定地域の地図を表示させる地図表示制御手段と、
    画像記憶手段に記憶されている複数の撮影画像のうちで、撮影位置が前記特定地域に含まれる複数の撮影画像を表示対象として特定する特定手段と、
    前記表示手段に、前記特定手段により表示対象として特定された複数の撮影画像を、前記分類手段により分類されたグループを単位として、前記特定地域の地図上における撮影位置に対応する位置に表示させる画像表示制御手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載の画像分類装置。
  9. 前記画像表示制御手段は、前記グループを単位とした前記複数の撮影画像の表示に際し、各グループを代表する撮影画像である代表画像を、前記特定地域の地図上における撮影位置に対応する位置に表示させることを特徴とする請求項8記載の画像分類装置。
  10. 前記特定手段により表示対象として特定された複数の撮影画像から、表示に最も適した撮影画像を予め決められた基準に従い前記代表画像としてグループ毎に選択する選択手段をさらに備え、
    前記画像表示制御手段は、前記選択手段により選択された各グループの代表画像を、前記特定地域の地図上における撮影位置に対応する位置に表示させる
    ことを特徴とする請求項9記載の画像分類装置。
  11. 前記分類手段は、前記画像記憶手段に記憶されている複数の前記撮影画像を前記取得手段により取得された複数種の画像関連情報に基づく分類条件に従って複数グループに分類する
    ことを特徴とする請求項8又は9,10記載の画像分類装置。
  12. 前記分類手段は、前記画像表示制御手段が前記特定手段により表示対象として特定された複数の撮影画像を前記表示手段に表示させる際に、前記画像記憶手段に記憶されている、前記特定手段により表示対象として特定された複数の撮影画像を、前記取得手段により取得された複数種の画像関連情報に基づく分類条件に従って複数グループに分類する
    ことを特徴とする請求項8又は9,10記載の画像分類装置。
  13. 前記特定手段により表示対象として特定された複数の撮影画像における、前記地図表示制御手段が表示手段に表示させる地図内での撮影位置の密集度を判定する判定手段をさらに備え、
    前記分類手段は、前記判定手段により判断された密集度に応じた数の複数種の画像関連情報に基づく分類条件に従って複数グループに分類する
    ことを特徴とする請求項12記載の画像分類装置。
  14. 前記特定手段により表示対象として特定された複数の撮影画像における、前記地図表示制御手段が表示手段に表示させる地図内での撮影位置の密集度を判定する判定手段をさらに備え、
    前記分類手段は、前記判定手段により判断された密集度が予め決められた基準よりも低いことを条件として、前記画像記憶手段に記憶されている、前記特定手段により表示対象として特定された複数の撮影画像を、前記取得手段により取得された複数種の画像関連情報に基づく分類条件に従って複数グループに分類する
    ことを特徴とする請求項12記載の画像分類装置。
  15. 前記判定手段は、前記予め決められた基準よりも低い側の前記密集度を2段階に分けて判定し、
    前記分類手段は、前記判定手段により判断された密集度が前記予め決められた基準よりも低く、かつ前記2段階のうち低い側であることを条件として、前記画像記憶手段に記憶されている、前記特定手段により表示対象として特定された複数の撮影画像を、前記取得手段により取得された、撮影位置及び撮影方向と、撮影位置及び撮影方向以外の画像関連情報とに基づく分類条件に従って複数グループに分類する一方、前記判定手段により判断された密集度が前記予め決められた基準よりも低く、かつ前記2段階のうち高い側であることを条件として、前記画像記憶手段に記憶されている、前記特定手段により表示対象として特定された複数の撮影画像を、前記取得手段により取得された撮影位置及び撮影方向のみに基づく分類条件に従って複数グループに分類する
    ことを特徴とする請求項14記載の画像分類装置。
  16. 前記地図表示制御手段が表示手段に表示させる地図の縮尺を変更する変更手段をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項13又は14,15記載の画像分類装置。
  17. 被写体を撮影し撮影画像を取得する撮影手段と、
    この撮影手段により取得された撮影画像を記憶する画像記憶手段と
    をさらに備え、
    前記取得手段は、前記撮影手段により取得された撮影画像に関する撮影位置と撮影方向とを含む複数種の画像関連情報を取得し、
    前記分類手段は、前記撮影手段により取得された撮影画像を、前記取得手段により取得された複数種の画像関連情報に基づく分類条件に従って複数グループに分類し、分類したグループを単位として前記画像記憶手段に記憶させる
    ことを特徴とする請求項1乃至10いずれか記載の画像分類装置。
  18. 撮影画像に関する撮影位置と撮影方向とを含む前記複数種の画像関連情報には、撮影時刻と解像度とズーム倍率とのうち少なくともいずれか1つがさらに含まれることを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至17いずれか記載の画像分類装置。
  19. 撮影画像に関する撮影位置と撮影方向とを含む複数種の画像関連情報を取得する取得処理と、
    複数の撮影画像を、取得した複数種の画像関連情報に含まれる撮影位置と撮影方向の両方を用いた分類条件に従って複数グループに分類する分類処理
    各撮影画像が遠距離にある被写体の撮影を意図した遠距離撮影により取得されたものであるか否かを判断する判断処理と
    を含み、
    前記分類処理は、前記判断処理によって遠距離撮影により取得されたものであると判断されたことを条件として、複数の撮影画像を撮影位置と撮影方向の両方を用いた分類条件に従って複数グループに分類することを特徴とする画像分類方法。
  20. コンピュータを、
    撮影画像に関する撮影位置と撮影方向とを含む複数種の画像関連情報を取得する取得手段と、
    複数の撮影画像を、前記取得手段により取得された複数種の画像関連情報に含まれる撮影位置と撮影方向の両方を用いた分類条件に従って複数グループに分類する分類手段と、
    各撮影画像が遠距離にある被写体の撮影を意図した遠距離撮影により取得されたものであるか否かを判断する判断手段と
    して機能させ、
    前記分類手段は、前記判断手段によって遠距離撮影により取得されたものであると判断されたことを条件として、複数の撮影画像を撮影位置と撮影方向の両方を用いた分類条件に従って複数グループに分類することを特徴とするプログラム。
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