JP5509621B2 - 画像処理装置、カメラおよびプログラム - Google Patents

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本発明は、画像処理装置、カメラおよびプログラムに関する。
従来から、色情報に基づいて撮影画像から主要被写体を抽出する技術が知られている。一例として、特許文献1には、主要被写体が人物であることを前提として、色情報に基づいて撮影画像から肌の領域を抽出する技術が開示されている。
ところで、撮像装置による撮影ではあらゆる物体が被写体となりうる。しかし、従来の技術では、主要被写体の種類や色が予め特定されていない多様な撮影画像を対象として、色情報によって撮影画像から主要被写体の抽出を行うことは困難であった。
そこで、本発明は、主要被写体の種類や色が予め特定されていない多様な撮影画像を対象として、色情報により主要被写体の抽出を行うための手段を提供することを目的とする。
一の態様の画像処理装置は、注目領域設定部と、度数分布生成部と、色成分解析部と、領域分割部とを備える。注目領域設定部は、撮像装置で撮影された撮影画像と該撮影画像を撮影したときの焦点検出エリアの位置情報とを取得するとともに、焦点検出エリアの位置情報を用いて撮影画像の一部に、撮影画像のサイズよりも小さい注目領域を設定する。度数分布生成部は、注目領域での色成分の度数分布を求める。色成分解析部は、度数分布に基づいて、注目領域の主要色成分を少なくとも1以上設定する。領域分割部は、注目領域から色成分の度数分布を求めるときに用いた撮影画像を処理対象として、撮影画像の各位置の色成分が注目領域の主要色成分に属するか否かにより領域分割を行う。
一の態様のカメラは、上述した一の態様の画像処理装置を備える。
一の態様のプログラムは、注目領域設定処理と、度数分布生成処理と、色成分解析処理と、領域分割処理と、をコンピュータに実行させる。注目領域設定処理では、撮像装置で撮影された撮影画像と該撮影画像を撮影したときの焦点検出エリアの位置情報とを取得するとともに、焦点検出エリアの位置情報を用いて撮影画像の一部に、撮影画像のサイズよりも小さい注目領域を設定する。度数分布生成処理では、注目領域での色成分の度数分布を求める。色成分解析処理では、度数分布に基づいて、注目領域の主要色成分を少なくとも1以上設定する。領域分割処理では、注目領域から色成分の度数分布を求めるときに用いた撮影画像を処理対象として、撮影画像の各位置の色成分が注目領域の主要色成分に属するか否かにより領域分割を行う。

本発明では、注目領域の色成分の度数分布から主要色成分の範囲を設定し、この主要色成分の範囲に基づく領域分割によって、色情報を用いて撮影画像から主要被写体を抽出できる。
一の実施形態に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図 一の実施形態における領域分割処理の動作例を説明する流れ図 撮影画像における注目領域の設定例を示す図 図3の撮影画像に対応する色相成分のヒストグラム 注目領域の主要色成分の範囲に基づいて、図3の撮影画像を領域分割した例を示す図 撮影画像全体の色相から決定した主要色成分の範囲によって、図3の撮影画像を領域分割した比較例を示す図 他の実施形態における電子カメラの構成例を示すブロック図 他の実施形態の電子カメラにおける撮影モードでの動作例を示す流れ図
<一の実施形態の説明>
図1は、一の実施形態に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図である。一の実施形態の画像処理装置は、画像処理プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータである。この画像処理装置を構成するコンピュータは、画像処理プログラムの実行によって、電子カメラなどの撮像装置で生成された画像ファイルを読み込むとともに、この画像ファイルの撮影画像に対して領域分割処理を施す。
ここで、一の実施形態で処理対象となる画像ファイルは、例えばExif(Exchangeable image file format for digital still cameras)規格に準拠したファイル形式で生成される。そして、一の実施形態で処理対象となる画像ファイルには、撮像装置で撮影(撮像)されたカラーの撮影画像(本画像)と、この撮影画像に関する撮影情報(オートフォーカス(AF)による焦点検出エリアの位置情報など)とが対応付けされて記憶されている。
図1に示すコンピュータ11は、データ読込部12、記憶装置13、CPU14、メモリ15および入出力I/F16、バス17を有している。データ読込部12、記憶装置13、CPU14、メモリ15および入出力I/F16は、バス17を介して相互に接続されている。さらに、コンピュータ11には、入出力I/F16を介して、入力デバイス18(キーボード、ポインティングデバイスなど)とモニタ19とがそれぞれ接続されている。なお、入出力I/F16は、入力デバイス18からの各種入力を受け付けるとともに、モニタ19に対して表示用のデータを出力する。
データ読込部12は、上記の画像ファイルや、画像処理プログラムを外部から読み込むときに用いられる。例えば、データ読込部12は、着脱可能な記憶媒体からデータを取得する読込デバイス(光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスクの読込装置など)や、公知の通信規格に準拠して外部の装置と通信を行う通信デバイス(USBインターフェース、LANモジュール、無線LANモジュールなど)で構成される。
記憶装置13は、例えば、ハードディスクや、不揮発性の半導体メモリなどの記憶媒体で構成される。この記憶装置13には、上記の画像処理プログラムと、プログラムの実行に必要となる各種のデータとが記録されている。なお、記憶装置13には、データ読込部12から読み込んだ画像ファイルを記憶しておくこともできる。
CPU14は、コンピュータ11の各部を統括的に制御するプロセッサである。このCPU14は、画像処理プログラムの実行によって、注目領域設定部21と、度数分布生成部22と、色成分解析部23と、領域分割部24として機能する(なお、CPU14に含まれる各部の動作については後述する)。
メモリ15は、画像処理プログラムの演算結果などを一時的に記憶する。このメモリ15は、例えば揮発性のSDRAMなどで構成される。
次に、図2の流れ図を参照しつつ、一の実施形態における領域分割処理の動作例を説明する。なお、図2の処理は、ユーザによるプログラム実行指示に応じて、CPU14が画像処理プログラムを実行することで開始される。
ステップS101:CPU14は、データ読込部12を介して処理対象の画像ファイルを外部から取得する。S101で取得された画像ファイルは、CPU14の制御によって、記憶装置13またはメモリ15に記録される。なお、処理対象の画像ファイルが予め記憶装置13に記憶されている場合には、CPU14はS101の処理を省略してもよい。
ステップS102:CPU14は、処理対象の画像ファイルに含まれる撮影画像(本画像)の色空間をHSV色空間またはHLS色空間に変換する。一の実施形態でのCPU14は、RGB色空間(またはYUV色空間)のカラー撮影画像のデータを、HSV色空間に対応した8bitの画像のデータに変換するものとする。なお、撮影画像が予めHSV色空間に対応する形式である場合には、CPU14はS102の処理を省略してもよい。
ステップS103:注目領域設定部21は、処理対象の画像ファイルから撮影情報を読み出して、撮影画像の撮像前に予め行われたAFによる焦点検出エリアの位置情報(画像内での焦点検出エリアのXY位置とその大きさ)を取得する。
そして、注目領域設定部21は、上記の焦点検出エリアの位置を基準として、撮影画像の一部に注目領域を設定する。一の実施形態での注目領域設定部21は、焦点検出エリアを中心とする撮影画像内の矩形の部分領域を注目領域とする。このとき、注目領域設定部21は、撮影画像において焦点検出エリアに対応する範囲をそのまま注目領域としてもよい。なお、図3は、撮影画像における注目領域の設定例を示している。図3では、焦点検出エリアの情報を矩形の枠で示しており、この焦点検出エリアがそのまま注目領域として設定されるものとする。なお、図3での注目領域は、撮影画像上の岩の部分と重なっている。
ステップS104:度数分布生成部22は、撮影画像の注目領域に含まれる各画素の色相成分(H)に注目し、注目領域内での色相成分と画素数との対応関係を示す度数分布を求める。
ここで、図4は、図3の撮影画像に対応する色相成分のヒストグラムを示す。図4の横軸は、8bitの色相値(0−255)を示し、図4の縦軸は各々の色相値に対応する画素数(頻度)を示している。この図4の例では、縦軸の画素数を8bit(0−255)の範囲に正規化した状態で示している。また、図4において、注目領域内での色相成分と画素数との対応関係を示すヒストグラムは実線で示している。なお、図4では、上記の比較例として、撮影画像全体での色相成分と画素数との対応関係を示すヒストグラムを破線で示している。
図3の撮影画像は、画像全体において木や芝生による緑色の部分の比率が高く、注目領域に対応する岩の部分は相対的に比率が小さい。そのため、図4の破線で示す画像全体のヒストグラムでは、緑の色相の範囲(色相値50の周辺)における頻度が非常に高く、岩の色相の範囲(色相値100−180の周辺)における頻度は相対的に低くなってしまう。
一方、図3の撮影画像の注目領域では、岩の部分の比率が非常に高く、緑色の部分はほとんど含まれていない。そのため、図4の実線で示す注目領域のヒストグラムでは、岩の色相の範囲における頻度が非常に高く、緑の色相の範囲における頻度はゼロに近くなる。よって、注目領域での色相成分の度数分布には、焦点検出エリアの位置にある被写体(岩)の色相の特徴がよく反映されていることが分かる。
ステップS105:CPU14は、注目領域での色相成分の度数分布(S104で求めたもの)につき、隣接する色相間で頻度の変化を平滑化する。具体的には、CPU14は、度数分布の各色相成分に対して、色相値が1ずつ異なる2つの色相成分との間で頻度の平滑化を行う平滑化フィルタ(1/4[1,2,1]の平滑化フィルタ)をそれぞれ適用する。このS105の処理は、図4に示す実線のヒストグラムの横軸方向に平滑化フィルタをかけて、ヒストグラムの曲線を滑らかにすることに相当する。なお、CPU14は、上記の処理において周期境界条件を適用し、色相値の上限(色相値255)および下限(色相値0)を連続するものとして扱う。これにより、色相値の上限および下限でも頻度の平滑化が可能となる。
また、S105の処理において、度数分布の頻度の平滑化をある程度まで行うと、後述の主要色成分の範囲を設定し易くなる。その一方で、度数分布の頻度の平滑化を過度に行うと、色相成分に基づいて領域分割を行う位置があいまいとなる傾向がある。よって、S105の処理で平滑化を行う回数は、上記の事情を考慮してCPU14が適宜設定する。なお、一の実施形態の例では、CPU14が3回程度まで平滑化の処理を行うものとする。
ステップS106:色成分解析部23は、注目領域での色相成分の度数分布(S105で平滑化されたもの)に基づいて、注目領域における主要色成分の範囲を少なくとも1以上設定する。一例として、色成分解析部23は、以下の(イ)から(ハ)の処理により、主要色成分の範囲の設定を行う。
(イ)色成分解析部23は、平滑化後の度数分布において色相値と頻度との対応関係を示す分布関数(図4の実線のヒストグラムを平滑化したものに相当する)を参照し、上記の分布関数で頻度がピークとなる位置(色相値)を主要色成分の候補とする。勿論、上記の主要色成分の候補は複数であってもよい。
具体的には、まず、色成分解析部23は、上記の分布関数の横軸方向(色相値の変化する方向)において、頻度分布が極大値となる位置(あるいは分布関数の横軸方向で頻度の差分の符号が正から負へ変化する位置)を求める。そして、色成分解析部23は、分布関数から求めた上記の位置(色相値)のうち、頻度の値が閾値未満となるものを除外して主要色成分の候補とする。なお、一の実施形態では、主要色成分の候補を絞り込む閾値を8bitの階調(0−255)で70に設定した。
(ロ)色成分解析部23は、上記の主要色成分の候補のうちから、頻度の値の高さに注目して主要色成分の色相値を決定する。具体的には、色成分解析部23は、上記の主要色成分の候補のうちから、頻度の値が高い順に主要色成分の色相値を所定数まで選択する。なお、一の実施形態での色成分解析部23は、主要色成分の色相値を2つまで選択するものとする。
(ハ)色成分解析部23は、上記の分布関数を参照し、注目する主要色成分の色相値に基づいて主要色成分の範囲を設定する。なお、色成分解析部23は、上記(ロ)で選択された各々の主要色成分の色相値について、主要色成分の範囲をそれぞれ設定する。
具体的には、色成分解析部23は、上記の分布関数の横軸方向において、注目する主要色成分の色相値の周囲に生じる谷の位置を探索する。このとき、色成分解析部23は、頻度分布が極小値となる位置(あるいは分布関数の横軸方向で頻度の差分の符号が負から正に変化する位置)を求めればよい。また、色成分解析部23は、上記の谷を探索するときも、頻度の値が閾値(例えば8bitの階調で70)以上となる位置を除外するものとする。そして、色成分解析部23は、注目する各主要色成分の色相値を中心として、それぞれ左右に隣接する2つの谷までの色相値の範囲を各主要色成分の範囲とする。
なお、一の実施形態では、複数の主要色成分の範囲のうち、主要色成分での色相値の頻度が1番高くなったものを第1の主要色成分の範囲と称する。また、主要色成分での色相値の頻度が2番目高いものを第2の主要色成分の範囲と称する。
ステップS107:領域分割部24は、撮影画像の各画素の色相値に基づいて、撮影画像の領域分割を行う。具体的には、領域分割部24は、撮影画像の各画素の色相値がいずれの主要色成分の範囲(S106)に属するかによって分類する。次に、領域分割部24は、上記の分類結果に基づいて、撮影画像で同一の主要色成分の範囲に属する画素をそれぞれグループ化して領域分割を行う。
また、S107での領域分割部24は、以下のいずれかの方法(あるいはその組み合わせ)により、撮影画像から主要被写体の領域を抽出してもよい。
例えば、領域分割部24は、撮影画像において、第1の主要色成分の範囲に属する領域を主要被写体の領域としてもよい。また、領域分割部24は、主要色成分の範囲に属する領域のうち、注目領域と重なる度合いの高い領域(あるいは注目領域により近い領域)を主要被写体の領域としてもよい。さらに、領域分割部24は、撮影情報に含まれる撮像装置のシーンモードの設定情報を考慮して、主要被写体の領域を決定してもよい。
一例として、シーンモードが「ポートレート撮影」である場合、領域分割部24は、画像内でのまとまりが大きな領域を優先的に主要被写体の領域としてもよい。また、領域分割部24は、シーンモードが「風景撮影」である場合、画像内に大きく広がっている領域を優先的に主要被写体の領域としてもよい。
なお、画像内での領域のまとまりや広がりを判断するときには、領域分割部24は、各領域で画像の2次モーメントを求めればよい。このとき、重心周りのモーメントが小さければ領域が広がっている傾向にあると判断でき、重心周りのモーメントが大きければ領域がまとまっている傾向にあると判断できる。
ここで、図5は、注目領域の主要色成分の範囲に基づいて、図3の撮影画像を領域分割した例を示す図である。図5の赤色の箇所は、第1の主要色成分の範囲に対応する。また、図5の緑色の箇所は、第2の主要色成分の範囲に対応する。また、図5の黒色の箇所は、色相値がいずれの主要色成分の範囲にも属さない部分を示している。
一般的に、電子カメラなどの撮像装置で撮影画像を取得する場合、主要被写体にピントを合わせた状態で撮影が行なわれる。そのため、焦点検出エリアに対応する被写体は、主要被写体である可能性が非常に高い。図5の例によれば、第1の主要色成分の範囲(赤色)は、焦点検出エリアの位置にある被写体(岩)の部分によく一致し、岩の周囲にある芝生や木の部分は黒色となっている。そのため、一の実施形態による領域分割処理では、撮影画像から主要被写体を精度よく抽出できていることが分かる。
また、図5の比較例として、撮影画像全体の色相の度数分布情報から決定した主要色成分によって、図3の撮影画像を領域分割した例を図6に示す。この図6の例では、主要色成分の範囲を赤色で示し、主要色成分の範囲に属さない部分は黒色で示している。この図6の比較例では、焦点検出エリアの位置にある被写体が黒色で示されており、主要色成分によって主要被写体を抽出できていないことが分かる。
ステップS108:CPU14は、S107の処理による領域分割結果を出力する。一例として、CPU14は、領域分割した撮影画像(図5)をモニタ19に表示させる。また、CPU14は、上記の領域分割結果を、処理対象の画像ファイルと対応付けて記憶装置13などに記録してもよい。なお、CPU14は、領域分割の結果を用いて、画像ファイルに含まれる撮影画像に対して各種の画像処理(例えば、主要被写体を除いた背景領域に対するぼかし処理など)を施すこともできる。以上で、図2の流れ図の説明を終了する。
上記の一の実施形態の画像処理装置は、焦点検出エリアの位置に基づいて、撮影画像の一部に注目領域を設定し(S103)、この注目領域内での色相成分と画素数との対応関係を示す度数分布から主要色成分の範囲を設定する(S104、S106)。そして、画像処理装置は、各画素の色相値が主要色成分の範囲に属するかによって、撮影画像の領域分割を行う(S107)。これにより、一の実施形態では、主要被写体の種類や色が予め特定されていない撮影画像を対象として、色相の情報による領域分割で主要被写体の抽出を行うことができる。
<他の実施形態の説明>
図7は、他の実施形態における電子カメラの構成例を示すブロック図である。電子カメラ31は、フォーカシングレンズ32と、レンズ駆動部33と、撮像素子34と、制御部35と、ROM36と、メインメモリ37と、モニタ38と、記録I/F39と、レリーズ釦40とを有している。ここで、レンズ駆動部33、撮像素子34、ROM36、メインメモリ37、モニタ38、記録I/F39およびレリーズ釦40は、それぞれ制御部35に接続されている。
フォーカシングレンズ32は、焦点調節を行うためのレンズである。このフォーカシングレンズ32のレンズ位置は、レンズ駆動部33によって光軸方向に調整される。
撮像素子34は、フォーカシングレンズ32を含む撮像光学系によって結像される被写体の像を撮像し、カラーの撮影画像の画像信号を生成する。なお、撮像素子34から出力された画像信号は、A/D変換回路(不図示)を介して制御部35に入力される。
ここで、電子カメラ31の撮影モードにおいて、撮像素子34はレリーズ釦40の全押し操作に応答して記録用の静止画像(本画像)を撮像する。また、撮影モードでの撮像素子34は、撮影待機時にも所定間隔毎に観測用の画像(スルー画像)を連続的に撮像する。ここで、時系列に取得されたスルー画像のデータは、モニタ38での動画像表示や制御部35による各種の演算処理に使用される。
制御部35は、電子カメラ31の動作を統括的に制御するプロセッサである。例えば、制御部35は、スルー画像のデータを用いて、それぞれ公知のオートフォーカス(AF)制御や自動露出(AE)演算を実行する。また、制御部35は、ROM36に格納されたプログラムの実行により、画像処理部41、注目領域設定部42、度数分布生成部43、色成分解析部44、領域分割部45として機能する。
画像処理部41は、撮影画像のデータに対して各種の画像処理(色補間処理、階調変換処理、輪郭強調処理、ホワイトバランス調整、色変換処理など)を施す。なお、注目領域設定部42、度数分布生成部43、色成分解析部44、領域分割部45の機能は、上記の一の実施形態とほぼ同様である。
ROM36には、制御部35によって実行されるプログラムが記憶されている。なお、このプログラムによる撮影モードでの動作例については後述する。また、メインメモリ37は、画像処理部41による画像処理の前工程や後工程で画像のデータを一時的に記憶する。また、モニタ38は、制御部35の指示に応じて各種画像を表示する。
記録I/F39は、不揮発性の記憶媒体39aを接続するためのコネクタを有している。そして、記録I/F39は、コネクタに接続された記憶媒体39aに対してデータの書き込み/読み込みを実行する。上記の記憶媒体39aは、ハードディスクや、半導体メモリを内蔵したメモリカードなどで構成される。なお、図7では記憶媒体39aの一例としてメモリカードを図示する。
レリーズ釦40は、半押し操作による撮影前のAF動作開始の指示入力と、全押し操作による撮像動作開始の指示入力とをユーザから受け付ける。
次に、図8の流れ図を参照しつつ、他の実施形態の電子カメラ31における撮影モードでの動作例を説明する。
この撮影モードでの電子カメラ31は、注目領域から求めた主要色成分の範囲に基づいてスルー画像の領域分割を行うとともに、この領域分割の結果に基づいてAEのアルゴリズムを切り替える。なお、図8の流れ図の処理は、制御部35の制御によって、ユーザの撮影モードの起動操作に応じて開始される。
ステップS201:制御部35は、撮像素子34を駆動させてスルー画像の撮像を開始する。その後、スルー画像は所定間隔ごとに逐次生成されることとなる。なお、撮像素子34から出力されたスルー画像のデータは、制御部35に入力される。
また、撮影モードでの制御部35は、スルー画像から生成された表示用の画像(ビュー画像)をモニタ38に動画表示させる。したがって、ユーザは、モニタ38のビュー画像を参照して、撮影構図を決定するためのフレーミングを行うことができる。
ステップS202:制御部35は、レリーズ釦40の半押し操作を受け付けたか否かを判定する。上記要件を満たす場合(YES側)にはS203に処理が移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)には、制御部35はレリーズ釦40の半押し操作を待機する。
ステップS203:制御部35は、スルー画像を用いて、公知のコントラスト検出方式によるAFを行う。上記のAFにおいて、制御部35は、至近優先や中央優先などのアルゴリズム(またはユーザのマニュアルでの指定)に基づいて撮影画面(スルー画像の撮影範囲)内に焦点検出エリアを設定し、この焦点検出エリアの被写体にピントが合うようにフォーカシングレンズ32の位置を調整する。そして、制御部35は、AF後に処理対象のスルー画像を取得するものとする。
ステップS204:画像処理部41は、処理対象のスルー画像(S203)の色空間をHSV色空間(またはHLS色空間)に変換する。なお、S204の処理は、図2のS102の処理に対応するので重複説明を省略する。
ステップS205:注目領域設定部42は、S203の焦点検出エリアの位置(撮影画面内での焦点検出エリアのXY位置)を基準として、処理対象のスルー画像の一部に注目領域を設定する。S205での注目領域設定部42は、撮影画面内で焦点検出エリアに対応する範囲をそのまま注目領域とする。
ステップS206:度数分布生成部43は、処理対象のスルー画像の注目領域に含まれる各画素の色相成分(H)に注目し、注目領域内での色相成分と画素数との対応関係を示す度数分布を求める。なお、S206の処理は、図2のS104の処理に対応するので重複説明を省略する。
ステップS207:制御部35は、注目領域での色相成分の度数分布(S206で求めたもの)につき、隣接する色相間で頻度の変化を平滑化する。なお、S207の処理は、図2のS105の処理に対応するので重複説明を省略する。
ステップS208:色成分解析部44は、注目領域での色相成分の度数分布(S207で平滑化されたもの)に基づいて、注目領域における主要色成分の範囲を少なくとも1以上設定する。なお、S208の処理は、図2のS106の処理に対応するので重複説明を省略する。
ステップS209:領域分割部45は、処理対象のスルー画像における各画素の色相値に基づいて、スルー画像の領域分割を行う。そして、領域分割部45は、領域分割後のスルー画像から主要被写体の領域を抽出する。なお、S209の処理は、図2のS107の処理に対応するので重複説明を省略する。
ステップS210:制御部35は、主要被写体の領域(S209で求めたもの)の情報を用いて撮影条件を調整する。
一例として、S210での制御部35は、撮影画面に対する主要被写体の領域の広がり具合に応じてAEのアルゴリズムを変更する。具体的には、主要被写体の領域がまとまっている場合には、制御部35はスポット測光でAE演算を行う。一方、主要被写体の領域が広がっている場合には、制御部35は分割測光でAE演算を行う。
他の例として、S210での制御部35は、主要被写体の領域の広がりと色相成分とに基づいて、シーンモードの設定を切り替えてもよい。具体的には、主要被写体の領域がまとまっており、かつ、主要被写体の領域の色相が肌色に近い場合には、制御部35は、シーンモードを「ポートレート撮影」に設定する。また、主要被写体の領域が広がっており、かつ、主要被写体の領域の色相が緑色に近い場合には、制御部35は、シーンモードを「風景撮影」に設定する。
ステップS211:制御部35は、レリーズ釦40の全押し操作を受け付けたか否かを判定する。上記要件を満たす場合(YES側)にはS213に処理が移行する。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)にはS212に処理が移行する。
ステップS212:制御部35は、レリーズ釦40の半押し操作が解除されたか否かを判定する。上記要件を満たす場合(YES側)には、制御部35はS202に戻って上記動作を繰り返す。一方、上記要件を満たさない場合(NO側)には、制御部35はS211に戻ってレリーズ釦40の全押し操作を待機する。
ステップS213:制御部35は、レリーズ釦40の全押しに応じて、撮像素子34を駆動させて本画像の撮像処理を実行する。本画像のデータは、画像処理部41で所定の処理が施された後に記録I/F39を介して記憶媒体39aに記録される。以上で、図8の流れ図の説明を終了する。
他の実施形態の電子カメラ31は、一の実施形態とほぼ同様のアルゴリズムによって、スルー画像の領域分割を行うとともに、主要被写体の領域を抽出する。そして、電子カメラ31は、主要被写体の領域の情報を用いて、AE演算やシーンモードの設定などを行う。したがって、他の実施形態の電子カメラ31は、スルー画像の情報から多様な主要被写体の抽出を精度よく行うことができ、かつ主要被写体に合わせた撮影条件で良好な撮影画像を取得できる。
<実施形態の補足事項>
(1)上記の各実施形態では、注目領域設定部、度数分布生成部、色成分解析部、領域分割部の機能をプログラムによってソフトウエア的に実現する例を説明したが、ASICを用いて上記の各部をハードウエア的に実現しても勿論かまわない。
(2)上記の他の実施形態では、コンパクト型の電子カメラでの構成例を説明した。しかし、本発明の撮像装置は、レンズ交換可能な一眼レフレックス型の電子カメラにも適用することが勿論可能である。なお、本発明を一眼レフレックス型の電子カメラに適用する場合には、本画像を撮像する撮像素子によってスルー画像を撮像してもよく、また、本画像を撮像する撮像素子とは別にスルー画像を撮像するための撮像素子を設けてもよい。
また、本発明の撮像装置は、例えば、携帯電話などの電子機器に内蔵されるカメラモジュールに適用することも可能である。
(3)上記の一の実施形態において、撮影情報から焦点検出エリアの位置を取得できない場合、注目領域設定部21は、例えば撮影画像の中心位置で縦横がそれぞれ1/4のサイズの注目領域を設定してもよい。
(4)上記の一の実施形態において、画像処理装置は、画像ファイルの撮影画像よりも画像サイズが小さい縮小画像(例えば、撮影画像を間引いた画像など)を処理対象として、上記の領域分割処理を行ってもよい。
(5)上記の各実施形態では、処理対象の画像をHSV色空間またはHLS色空間に変換する例を説明したが、他の色空間に変換するものでもよい。一例として、L色空間の場合、度数分布生成部は注目領域の各画素をa平面上にマッピングし、a平面の色座標(0,0)を中心とする回転方向での度数分布を求めればよい。
(6)上記の一の実施形態において、S106での色成分解析部23は、分布関数上のピークおよび谷の位置を予め探索した後に、頻度の値の高さに応じて主要色成分の範囲を順次決定してもよい。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲が、その精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずであり、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物によることも可能である。
11…コンピュータ、14…CPU、21,42…注目領域設定部、22,43…度数分布生成部、23,44…色成分解析部、24,45…領域分割部、31…電子カメラ、35…制御部
特開2001−14457

Claims (5)

  1. 撮像装置で撮影された撮影画像と該撮影画像を撮影したときの焦点検出エリアの位置情報とを取得するとともに、前記焦点検出エリアの位置情報を用いて前記撮影画像の一部に、前記撮影画像のサイズよりも小さい注目領域を設定する注目領域設定部と、
    前記注目領域での色成分の度数分布を求める度数分布生成部と、
    前記度数分布に基づいて、前記注目領域の主要色成分を少なくとも1以上設定する色成分解析部と、
    前記注目領域から色成分の度数分布を求めるときに用いた撮影画像を処理対象として、前記撮影画像の各位置の色成分が前記注目領域の主要色成分に属するか否かにより領域分割を行う領域分割部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記色成分として色相の情報を用いることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記領域分割部は、前記度数分布での色成分の頻度が最も高い値を示す前記主要色成分に基づいて、前記撮影画像から主要被写体の領域を抽出することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置を備えることを特徴とするカメラ。
  5. 撮像装置で撮影された撮影画像と該撮影画像を撮影したときの焦点検出エリアの位置情報とを取得するとともに、前記焦点検出エリアの位置情報を用いて前記撮影画像の一部に、前記撮影画像のサイズよりも小さい注目領域を設定する注目領域設定処理と、
    前記注目領域での色成分の度数分布を求める度数分布生成処理と、
    前記度数分布に基づいて、前記注目領域の主要色成分を少なくとも1以上設定する色成分解析処理と、
    前記注目領域から色成分の度数分布を求めるときに用いた撮影画像を処理対象として、前記撮影画像の各位置の色成分が前記注目領域の主要色成分に属するか否かにより領域分割を行う領域分割処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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