JP5509535B2 - 磁石埋込型回転子 - Google Patents

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この発明は、積層鉄心に備えられた永久磁石挿入穴に埋設された永久磁石と、永久磁石が埋設された永久磁石挿入穴を閉塞する閉塞部からなる磁石埋込型回転子に関するものである。
この種の従来の磁石埋込型回転子としては、永久磁石の外周部に接着材を含侵または塗布した接着シートを配することにより、永久磁石を積層鉄心に設けられた穴に固定する方法が用いられてきた。しかしながら、接着剤が硬化するまで時間がかかることや作業性が悪いなどといった問題点の他、永久磁石の位置が一定せず、磁気特性が悪化し性能低下の原因になるなどの問題があった。また、永久磁石にNd-Fe-Bのような希土類焼結磁石を使用した場合では、永久磁石が空気に曝されると錆びてしまうため、永久磁石表面にメッキや塗装などの表面処理が必要であった。この問題点を改善するため、積層鉄心の中心側に沿って軸方向に貫通し、永久磁石と対応する位置で、永久磁石が埋設される永久磁石挿入穴と連通する樹脂注入用穴を形成し、この樹脂注入用穴を介して樹脂部材を充填し永久磁石を固定する方法を提案している。(例えば特許文献1参照)
特開2002−34187号公報
従来の磁石埋込型回転子では、以上のように構成され、永久磁石の埋設される積層鉄心に備えられた永久磁石挿入穴に樹脂を充填し永久磁石を固定するようにしている。よって、永久磁石は樹脂により覆い隠された状態となっており、仮に永久磁石が埋設されてない場合は、目視で不良品の判別はできなかった。また、永久磁石の幅面、高さ面などで寸法が近似していた場合での永久磁石の埋設する方向の誤りや、永久磁石の極性を間違えて埋設されていた場合についても、目視での判別はできなかった。さらには、上記の問題点による磁石埋込型回転子単体での検査は、磁束の方向を検出する高価な検査機器を用いるか、または、磁石埋込型回転子を電動機として完成状態まで組み立てて検査する必要があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、磁石埋込型回転子単体の状態で、永久磁石を視認し磁石埋込型回転子が正常品か不良品の判別を容易におこなうことを目的とするものである。
発明に関わる磁石埋込型回転子では、積層鉄心と、積層鉄心に備えられた永久磁石挿入穴に埋設された永久磁石と、永久磁石が埋設された永久磁石挿入穴を填塞し永久磁石を固定する非磁性物質からなる閉塞部とを備え、この閉塞部を複数配置し閉塞部間の空隙により永久磁石を視認するための覗き孔を備えたものである。
また、覗き孔より視認できる永久磁石のいずれかの面に標識や、極性を示す標識を備え、永久磁石が埋設された方向や、極性の方向を視認できるようにしたものである。
この発明は、閉塞部に永久磁石を視認するための覗き孔を設けたことにより、この覗き孔を介して、永久磁石の埋設の有無や、埋設された永久磁石の方向や極性などの状態を容易に視認することが可能である。このため、磁石埋込型回転子単体にて正常品か不良品かの判別ができることから、品質の向上や、作業性の向上が図られるものである。
実施の形態1
図1は、この発明の実施の形態1における磁石埋込型回転子を示す正面図である。また、図2は図1におけるA−A線での断面を表す断面図である。
図1、図2において、1は、複数枚の電磁鋼板を積層して、例えばかしめなどで固着一体化し形成された積層鉄心を表す。また、積層鉄心1の中心には貫通された、磁石埋込回転子の軸を挿入する軸穴2を備え、磁石埋込型回転子はこの軸穴2を中心に回転駆動する。積層鉄心1の軸穴2の周囲には生産時の位置決めに用いる2箇所の位置決め穴3が設けられる。この2箇所の位置決め穴3を取り巻く周囲には、所定の間隔を介し4箇所に配置された永久磁石挿入穴4を備える。この永久磁石挿入穴4は、平面は帯状をなし、細長い矩形部分と、この矩形部分の両側から伸びた円弧状の部分より構成される。なお、位置決め穴3と、永久磁石挿入穴4は、積層鉄心1の軸方向に貫通されている。
図3は、この発明の実施の形態1における永久磁石5の概略の形状を示す斜視図である。この永久磁石5には、例えばNd−Fe−Bで構成された希土類焼結磁石を用いる。また、永久磁石5は、板状の直方体の形状で、前記永久磁石挿入穴4の細長い矩形部分より幅、厚さなどが小さい寸法からなり、4箇所の永久磁石挿入穴4にそれぞれ埋設される。なお、図1、図2では永久磁石5は永久磁石挿入穴4に所定の方向で埋設された状態を表している。
図2の、積層鉄心1の軸方向の両端面には、永久磁石挿入穴4を填塞し永久磁石5を所定の位置に固定する閉塞部6を備える。この閉塞部6は非磁性物質よりなる例えばPPS樹脂を用いて形成される。また、閉塞部6は各永久磁石挿入穴4を填塞する部分6aと積層鉄心1の両端面に台形状の断面を有し円環状に成形される部分6bとからなる。
また、図1に示すように、閉塞部6の片側には、4枚の埋設された永久磁石5のほぼ中心で、なお且つ、それぞれの永久磁石5を視認するための覗き孔7を4箇所に丸孔で設ける。また、覗き孔7は、図2に示すように、永久磁石5の端面から閉塞部6の表面まで貫通して設けられている。
次に上記のように構成される、この発明の実施の形態1における磁石埋込型回転子の製造方法について図4により説明する。
図4は、この発明の実施の形態1における磁石埋込型回転子を製造する、射出成形機を用いた樹脂金型と積層鉄心1を示す概略図である。図4に示されるように、樹脂金型は主に下型8と、上型9により構成される。この下型8と上型9には、それぞれ閉塞部6の6bの形状を成型する断面が台形状の凹部を有しており、この凹部は、下型8の8aと上型9の9aとで示される。また、上型9の凹部9aには、溶融されたPPS樹脂を吐出するゲート口10が設けられ、下型8の凹部8aには、永久磁石5を視認するための覗き孔7を閉塞部6に形成する円筒状のピンからなる覗き穴形成ピン11を備えている。
次ぎに上記の樹脂金型の構成を備えた磁石埋込型回転子の製造方法の動作について説明する。
まず、積層鉄心1を下型8に固定する、この際、下型8の覗き孔形成ピン11は積層鉄心1の永久磁石5のほぼ中心の位置で、なお且つ、永久磁石5の端面に接するように位置が決められる。次に、積層鉄心1を下型8と上型9とで挟み込むように上型9が下降する。上型9の下降後、上型9のゲート口10より溶融されたPPS樹脂を下型8の凹部8aと上型9の凹部9aにそれぞれ押圧により充填する。なお、下型8では凹部8aに覗き孔形成ピン11が設けられており、この覗き孔形成ピン11の箇所を除いた凹部8aの部分にPPS樹脂が充填されることとなる。
以上のように、図2に示される閉塞部6を積層鉄心1の軸方向の両端面に成形する。また、図1、図2に示されるように、閉塞部6の成型後、覗き孔形成ピン11が挿入されていた箇所が覗き孔7として閉塞部6に形成されることとなる。
このように、この発明の実施の形態1によれば、閉塞部6の永久磁石5を視認できる箇所に覗き孔7が形成され、磁石埋込型回転子単体にて覗き孔7を介して、永久磁石5を視認することが可能となる。この構成により、磁石埋込型回転子単体にて正常品か不良品かの判別が目視で容易におこなえることから、磁石埋込型回転子の品質を向上させ、また作業性の向上も図れるものである。さらには、閉塞部6は積層鉄心1の軸方向の端面に環状に形成されることから、機械的強度の向上も図ることができる。
この発明の実施の形態1では、4枚の永久磁石を用いた4極の磁石埋込型回転子を表したが、永久磁石挿入穴4の数や永久磁石5の枚数により磁石埋込型回転子の極数が異なっても、同様の効果が得られる。また、覗き孔形成ピン11を円筒状にし、覗き孔7を丸孔で形成したが、覗き孔7は半円上や、角孔などでも同様の効果が得られ、永久磁石5は板状としたが、円弧状、半円状、なども同様の効果を得られるものである。
実施の形態2
図5は、この発明の実施の形態2における永久磁石5の概略の形状を示す斜視図である。図5に示されるように、永久磁石5には面5aと面5bとがあり、この面5aの幅寸法と面5bの高さ寸法が近似しているものである。よって永久磁石5の面5aおよび面5bの区別をわかりやすくするために、実施の形態2では面5aにマジックなどで付された標識12を備える。
図6は、この発明の実施の形態2における磁石埋込型回転子を示す正面図である。また、図7はこの発明の実施の形態2に係る図6の変形例を示す磁石埋込型回転子の正面図である。なお、実施の形態1と同一の構成には、同一の符号を付しており、説明を省略する。図6に示されるように、閉塞部6には、4枚の埋設された永久磁石5のほぼ中心で、なお且つ、それぞれの永久磁石5の面5aの標識12を視認するための覗き孔7a〜7dを4箇所に丸孔で設ける。
この発明の実施の形態2では、例えば図6に示されるように、覗き孔7a〜7dでは永久磁石5の面5aに備えた標識12が視認されており、永久磁石5が正しく埋設されているものと判断できる。これに対し図7に示すように、覗き孔7a〜7cについては永久磁石5の面5aに備えた標識12が視認されることは、図6と同様である。ところが、覗き孔7dについては、永久磁石5の面5aに備えた標識12が視認されず、永久磁石5の埋設された方向が誤っており、永久磁石5の面5bが視認されているものと判断できる。以上の構成により、永久磁石5の面5aの幅寸法および面5bの高さ寸法が近似していた場合、上記永久磁石5の面5aと面5bを間違えて永久磁石挿入穴4に挿入された場合でも、閉塞部6に備えた覗き孔7a〜7dを介して、永久磁石5の挿入された面が面5aか面5bかが容易に視認することが可能となる。
このように、この発明の実施の形態2によれば、永久磁石5の埋設の有無と、さらに永久磁石5の埋設された方向についても判別可能となり、磁石埋込型回転子単体にて正常品か不良品かの判別が目視でおこなえることから、磁石埋込型回転子の信頼性を向上させることが可能である。
実施の形態3
図8は、この発明の実施の形態3における永久磁石5の概略の形状を示す斜視図である。図8に示されるように実施の形態3では、永久磁石5の極性を示す標識12a、12bを永久磁石5の面5aの両端にマジックなどで付したものである。
図9は、この発明の実施の形態3における磁石埋込型回転子を示す正面図である。また、図10はこの発明の実施の形態3に係る図9の変形例を示す磁石埋込型回転子の正面図である。なお、実施の形態1と同一の構成には、同一の符号を付しており、説明を省略する。図9に示されるように、閉塞部6には、4枚の各永久磁石5の両端で、なお且つ、それぞれの永久磁石5の極性を示す標識12a、標識12bを視認するための覗き孔7e〜7lを8箇所に丸孔で設ける。
この発明の実施の形態3では、例えば図9に示すように、覗き穴7eからは永久磁石5の極性を示す標識12aが、覗き孔7fからは永久磁石5の極性を示す標識12bがそれぞれ視認可能である。また同様に覗き孔7g、7i、7kからは永久磁石5の極性を示す標識12aが、覗き孔7h、7j、7lからは永久磁石5の極性を示す標識12bがそれぞれ視認されており、永久磁石5の極性が正しく埋設されているものと判断できる。これに対し図10に示すように、覗き孔7e、7g、7iからは永久磁石5の極性を示す標識12aが、覗き孔7f、7h、7jからは永久磁石5の極性を示す標識12bが、それぞれ視認されることは図9と同様である。ところが、覗き孔7kからは永久磁石5の極性を示す標識12bが視認され、覗き孔7lからは永久磁石5の極性を示す標識12aが視認されている。よって、この覗き孔7k、覗き孔7lの箇所に埋設された永久磁石5については、永久磁石5の極性を誤って埋設されたものと判断できる。
このように、この発明の実施の形態3によれば、永久磁石5の極性を示す標識12a,12bについても覗き孔7e〜7lを介し視認することが可能となり、永久磁石5の埋設の有無と、さらに永久磁石5の極性の誤りを判別できることが可能となる。これより、磁石埋込型回転子単体にて正常品か不良品かの判別が目視でおこなえることから、磁石埋込型回転子の信頼性をさらに向上させることが可能である。
なお、この発明の実施の形態3では図8に示すように、永久磁石5の両端にそれぞれ永久磁石5の極性を示す標識12a,12bを付してあるが、どちらか片側に表示をおこなっても、同様の効果を得ることができる。
実施の形態4
図11は、この発明の実施の形態4における磁石埋込型回転子を示す正面図である。また、図12は図11におけるB−B線での断面を表す断面図である。なお、実施の形態1と同一の構成には、同一の符号を付しており、説明を省略する。図11、図12に示されるように、覗き孔7m、7nは、図8に示す永久磁石5の極性を示す標識12a,12bを視認できる位置より、積層鉄心1の軸中心側に内向される方向に、閉塞部6の8箇所に設けられた凹部により形成されている。この発明の実施の形態4では、この閉塞部6に設けた凹部の覗き孔7mからは図8に示す永久磁石5の極性を示す標識12aが、覗き孔7nからは図8に示す永久磁石5の極性を示す標識12bがそれぞれ視認されるように構成したものである。
このように構成された、この発明の実施の形態4についても、実施の形態3と同様の効果を得ることができる。また、閉塞部6の強度を維持しながら、成形される樹脂材料の低減をはかることが可能となる。なお、閉塞部6に設けた凹部は略角穴形状で覗き孔7m、7nを形成しているが、各角を面取りし半円状としても同様の効果が得られる。
実施の形態5
図13は、この発明の実施の形態5における磁石埋込型回転子を示す正面図である。また、図14は図13におけるC−C線での断面を表す断面図である。なお、実施の形態1と同一の構成には、同一の符号を付しており、説明を省略する。図13、図14に示されるように、覗き孔7m、7nは、図8に示す永久磁石5の極性を示す標識12a,12bを視認できる位置より積層鉄心1の外縁方向に、閉塞部6の8箇所に設けられた凹部により形成されている。この発明の実施の形態5では、この閉塞部6に設けた凹部の、覗き孔7mからは図8に示す永久磁石5の極性を示す標識12aが、覗き孔7nからは図8に示す永久磁石5の極性を示す標識12bが視認されるように構成したものである。
このように構成された、この発明の実施の形態5についても、実施の形態4と同様の効果を得ることができる。なお閉塞部6に設けた凹部形状は実施の形態4と同様に半円状としても可能である。
実施の形態6
図15は、この発明の実施の形態6における磁石埋込型回転子を示す正面図である。なお、実施の形態1と同一の構成には、同一の符号を付しており、説明を省略する。図15に示されるように、閉塞部6c〜6fは、積層鉄心1に備えられた複数の永久磁石挿入穴4の隣り合う同士をそれぞれ連結される位置で、円弧状に4箇所配置される。また、覗き孔7o〜7rは、閉塞部6cと閉塞部6dの空隙より覗き孔7oが、閉塞部6dと閉塞部6eの空隙より覗き孔7pが、閉塞部6eと閉塞部6fの空隙より覗き孔7qが、閉塞部6fと閉塞部6cの空隙より覗き孔7rがそれぞれ形成される。実施の形態6では、この各覗き孔7o〜7rを介して永久磁石5、および図5に示す永久磁石5の面5aの標識12を視認されるように構成したものである。
このように構成された、この発明の実施の形態6についても、実施の形態1、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。また、閉塞部6の強度を維持しながら、成形される樹脂材料の低減をはかることが可能となる。
実施の形態7
図16は、この発明の実施の形態7における図2の変形例を示す断面図である。また、実施の形態1と同一の構成には、同一の符号を付しており、説明を省略する。実施の形態1では図2に示されるように、覗き孔7は、積層鉄心1の軸方向の両端面に成形した閉塞部6のどちらか一方に備えられている。これに対し図16に示されるように、覗き孔7s、7tは、積層鉄心1の軸方向の両端面に成形された閉塞部6のどちらにも備えることも可能である。この発明の実施の形態7では、この軸方向の両端面に成形された閉塞部6のどちらかの覗き孔7s、7tを介して、永久磁石5および図5に示す永久磁石5の面5aの標識12が視認されるように構成したものである。
このように構成された、この発明の実施の形態7についても、実施の形態1、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。また、覗き孔7s、7tは、積層鉄心1の軸方向の両端面に成形された閉塞部6のどちらにも備えられていることから、視認性が向上し、作業性の向上が図れるものである。
実施の形態8
図17は、この発明の実施の形態8における磁石埋込型回転子を示す正面図である。また、図18は図17におけるD−D線での断面を表す断面図である。なお、実施の形態1と同一の構成には、同一の符号を付しており、説明を省略する。実施の形態1では図1、図2に示されるように、覗き穴7を備えた閉塞部6は、各永久磁石挿入穴4を填塞する部分6aと、積層鉄心1の軸方向の両端面に台形状の断面を有し円環状に成形する部分6bとで構成した。これに対し、この発明の実施の形態8では図17、図18に示されるように、閉塞部6は積層鉄心1の両端面の磁石挿入穴4を填塞する部分6aのみとし、また、この深さは永久磁石5の端面から積層鉄心1の端面までとしたものである。
このように構成された、この発明の実施の形態8についても、実施の形態1、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。また、閉塞部6が必要最小限の大きさで成形されることから、大幅な材料低減が図れるものである。
この発明の実施の形態1を示す磁石埋込型回転子の正面図である。 図1のA−A線における断面図である。 この発明の実施の形態1における永久磁石の概略の斜視図である。 この発明の実施の形態1における磁石埋込型回転子を製造する射出成形機を用いた概略図である。 この発明の実施の形態2における永久磁石の概略の斜視図である。 この発明の実施の形態2を示す磁石埋込型回転子の正面図である。 この発明の実施の形態2に係る図6の変形例を示す磁石埋込型回転子の正面図である。 この発明の実施の形態3における永久磁石の概略の斜視図である。 この発明の実施の形態3を示す磁石埋込型回転子の正面図である。 この発明の実施の形態2に係る図9の変形例を示す磁石埋込型回転子の正面図である この発明の実施の形態4を示す磁石埋込型回転子の正面図である。 図11のB−B線における断面図である。 この発明の実施の形態5を示す磁石埋込型回転子の正面図である。 図13のC−C線における断面図である。 この発明の実施の形態6を示す磁石埋込型回転子の正面図である。 この発明の実施の形態7における図2の変形例を示す磁石埋込型回転子の断面図である。 この発明の実施の形態8を示す磁石埋込型回転子の正面図である。 図17のD−D線における断面図である。
符号の説明
1 積層鉄心
2 軸穴
3 位置決め穴
4 永久磁石挿入穴
5 永久磁石
5a 永久磁石の面、5b 永久磁石の面
6 閉塞部
6a〜6f 閉塞部
7 覗き孔
7a〜7t 覗き孔
8 下型
8a 下型の凹部
9 上型
9a 上型の凹部
10 ゲート口
11 覗き孔形成ピン
12 永久磁石の標識
12a、12b 永久磁石の極性を示す標識

Claims (4)

  1. 積層鉄心と、積層鉄心に備えられた穴に埋設された永久磁石と、前記永久磁石が埋設された穴を填塞し前記永久磁石が固定される非磁性物質よりなる閉塞部と、を備えた磁石埋込型回転子において、前記閉塞部を複数配置し閉塞部間の空隙により前記永久磁石を視認するための覗き孔を備えたことを特徴とする磁石埋込型回転子。
  2. 前記覗き孔より視認できる永久磁石のいずれかの面に標識を備えたことを特徴とする請求項1記載の磁石埋込型回転子。
  3. 前記覗き孔より視認できる永久磁石のいずれかの面に永久磁石の極性を示す標識を備えたことを特徴とする請求項記載の磁石埋込型回転子。
  4. 前記閉塞部は、積層鉄心の軸方向の端面に円環状に形成したことを特徴とする請求項1記載の磁石埋込型回転子。
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