JP5509122B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、ドラム式洗濯機に関する。
従来、ドラム式洗濯機においては、外箱内に水槽が設けられ、この水槽内にドラムが回転可能に設けられている。この種のドラム式洗濯機は、水槽、ドラム、ドラムを駆動するモータなどからなる被支持構造物を弾性支持するサスペンションを備え、このサスペンションによってドラムの振動に伴う被支持構造物の振動、特に上下方向の振動の減衰を図っている。
また、サスペンションによって水槽を前上がりの傾斜状に配置し、この水槽の前部下部に動吸振器を備えたドラム式洗濯機が提案されている。この種の動吸振器は、例えば、水槽の前部下部に弾性支持体を介して重量体が吊下げられて構成されている。この動吸振器を備えたドラム式洗濯機は、弾性支持体の弾性作用によって重量体に作用する力が被支持構造物の振動を打ち消す逆向きの力となることを利用して、被支持構造物の振動、特に設置面に平行な水平方向の振動の減衰を一層図っている。
特開2003−230792号公報
重量体が弾性支持体を引っ張る構成の動吸振器を備えたドラム式洗濯機では、重量体が重い場合に弾性支持体の伸びが不十分となりやすく、動吸振器による被支持構造物の振動、特に水平方向の振動の減衰の効果が十分に発揮されないことが考えられる。
そこで、動吸振器を備え、この動吸振器による被支持構造物の振動の減衰の効果を十分に発揮させることができるドラム式洗濯機を提供する。
本実施形態のドラム式洗濯機は、外箱と、前記外箱内に設けられ、水を受ける水槽と、前記水槽内に回転可能に設けられ、洗濯物が収容されるドラムと、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記水槽を前上がりの傾斜状に弾性支持するサスペンションと、重量体、および、前記重量体の下方に設けられて前記重量体を下側から支持するとともに前記重量体の荷重によって弾性変形する弾性支持体を有し、前記水槽の側面の外側の上部に設けられている動吸振器と、を備え、前記動吸振器は、前記弾性支持体を下側から支持する固定ベース部を有し、前記固定ベース部の前記弾性支持体と接する面は、前記外箱が設置される設置面に平行であることを特徴とする。
第1の実施形態を示すドラム式洗濯機の縦断側面図 サスペンション単体の縦断側面図 水槽に設けられた動吸振器の一部を破断して示す側面図 水槽に設けられた動吸振器の一部を破断して示す正面図 動吸振器の平面図 電気的構成を示すブロック図 第2の実施形態の動吸振器を拡大して示す図3相当図 第3の実施形態の動吸振器の一部を破断し拡大して示す側面図 図6相当図 脱水行程時の弾性支持体の弾性の制御を示すフローチャート
本実施形態のドラム式洗濯機について図面を参照して説明する。なお、下記の複数の実施形態において、ドラム式洗濯機の扉がある側すなわち図1の紙面に対して右側をドラム式洗濯機の「前側」とし、図1の紙面に対して手前側をドラム式洗濯機の「左側」とし、ドラム式洗濯機の外箱が設置される設置面側すなわち図1の紙面に対して下側をドラム式洗濯機の「下側」として説明する。また、外箱が設置される設置面を「設置面Z」として説明するとともに、この設置面Zは地面に平行であるとして説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態のドラム式洗濯機につき、図1から図6を参照して説明する。
図1に示すドラム式洗濯機は、外郭を構成する外箱1を備えている。外箱1は、箱状をなし、設置面Z上に設けられている。また、外箱1の縦断側面は、長方形状をなしている。すなわち、外箱1の上面は、設置面Zに平行である。
外箱1の前部の中央には、洗濯物出入口2が形成されている。外箱1の前部のうち洗濯物出入口2の近傍には、この洗濯物出入口2を開閉する扉3が設けられている。外箱1の前部の上部には、操作パネル4が設けられている。操作パネル4には、例えば各種運転コースを選択したり運転を開始させたりするための各種スイッチが設けられている。操作パネル4の裏側である外箱1内には、制御装置5が設けられている。制御装置5は、ドラム式洗濯機の運転全般を制御する制御手段として機能するものであり、マイクロコンピュータなどを備えている。
外箱1内には、水槽6が設けられている。水槽6は、洗濯物を洗濯するための水を受けるものであり、後端部が閉塞された有底円筒状をなし、一端部この場合前端部が開放している。具体的には、水槽6は、槽周板6aと、槽後板6bとを有している。槽周板6aは、前面および後面のそれぞれが開口する円筒状をなしている。槽後板6bは、槽周板6aの後端部を閉鎖する円形状をなしている。これにより、水槽6の前端部に開口部6cが形成された構成となっている。
水槽6は、左右1対のサスペンション7,7によって前上がりの傾斜状に弾性支持されている。よって、水槽6の中心軸も前上がりとなっている。図1において、水槽6の中心軸を「Lc」として示す。また、図1では右側のサスペンション7のみを図示する。サスペンション7の詳細構造は、後に述べる。
水槽6の後端部の外側には、後述するドラム10を回転駆動する洗濯用モータ8が設けられている。洗濯用モータ8は、例えば直流のブラシレスモータからなるもので、アウターロータ形である。洗濯用モータ8の図示しない回転軸部は、ロータ8aの中心部に取付けられ、軸受ハウジング9内を通り、水槽6の後端部である槽後板6bの中心部を貫通して水槽6内に突出している。これにより、洗濯用モータ8の回転軸部の中心軸は、水槽6の中心軸Lcと一致している。
水槽6内には、ドラム10が回転可能に設けられている。ドラム10は、内部に洗濯物を収容することができる大きさの有底円筒状をなし、一端部この場合前端部が開放している。具体的には、ドラム10は、ドラム周板10aと、ドラム後板10bとを有している。ドラム周板10aは、前面および後面のそれぞれが開口する円筒状をなしている。ドラム後板10bは、ドラム周板10aの後端部を閉鎖する円形状をなしている。これにより、ドラム10の前端部に開口部10cが形成された構成となっている。
ドラム後板10bの中心部は、洗濯用モータ8の回転軸部の先端部に取付けられている。これにより、ドラム10の回転の中心軸は水槽6の中心軸Lcおよび洗濯用モータ8の回転軸部の中心軸と一致し、ドラム10は前上がりの傾斜状に支持された構成となっている。また、洗濯用モータ8の駆動力が回転軸部を介してドラム10に伝わって、ドラム10が回転駆動される構成となっている。
ドラム10の円周側の側面であるドラム周板10aの全域には、小孔11が多数形成されている。また、ドラム10のドラム周板10aの前端部である開口部10cの近傍には、液体バランサ12が設けられている。
洗濯物出入口2と水槽6の開口部6cとの間には、ゴム製で環状のベローズ14が設けられている。これにより、ドラム10の開口部10cは、ベローズ14を介して水槽6の開口部6cと連なっている。そして、洗濯物出入口2は、ベローズ14、水槽6の開口部6cおよびドラム10の開口部10cを介してドラム10内に連なっている。
水槽6の最低部である槽周板6aの後端部の下部には、排水弁15を介して排水管16が接続されている。
水槽6の上方には、乾燥装置17が設けられている。乾燥装置17は、除湿器18と、送風機19と、加熱器20と、循環ダクト21とを有している。循環ダクト21は、水槽6の後部と前部とを連通する経路を形成するものであり、水槽6の後方、上方および前方にわたって設けられている。除湿器18、送風機19および加熱器20は、循環ダクト21内に設けられている。除湿器18は、例えば水冷により循環ダクト21内の空気を除湿するものであり、水槽6の後方に設けられている。送風機19は、水槽6内の空気を循環ダクト21内に供給した後に水槽6内に戻す送風作用をするものであり、水槽6の後方上方に設けられており、図示しない送風羽根と、送風羽根を回転駆動する送風用モータ19a(図1および図6参照)とを有している。加熱器20は、循環ダクト21内の空気を加熱するものであり、水槽6の前方上方に設けられている。したがって、送風機19の送風作用によって水槽6内の空気が循環ダクト21に供給されることにより、循環ダクト21内の空気は除湿、加熱されて、水槽6内のドラム10内に供給される。これにより、ドラム10内に収容されている洗濯物の乾燥が行われる。
次に、上記サスペンション7の構造について図1および図2を参照して説明する。サスペンション7は、ダンパ23と、圧縮コイルスプリングからなるコイルばね24とを有している。ダンパ23は、ドラム式洗濯機の上下方向に延びている円筒状をなすシリンダ25と、このシリンダ25の軸方向すなわち上下方向延びている磁性材製で円柱状のシャフト26とを有している。シャフト26の下部は、シリンダ25内に上下方向に往復動可能に挿入されている。
シリンダ25の軸方向の一端部である下端部には、図2に示すように、下部連結部材28が設けられている。下部連結部材28は、蓋部28aと、連結軸部28bとを有している。蓋部28aは、シリンダ25の下端の開口部を塞ぐものであり、円形状をなし、シリンダ25の下端の開口部に固定されている。連結軸部28bは、蓋部28aから下方へ突出する円柱状をなしている。連結軸部28bは、図1に示すように、外箱1の底板1aに固定された取付部材29に、ゴムなどからなる弾性座板30を介してナット31で締結されている。したがって、サスペンション7の下端部は、外箱1の底部である底板1aに固定された構成となっている。
シャフト26の軸方向の他端部である上端部には、図2に示すように、上部連結部材32が設けられている。上部連結部材32の上端部である連結軸部32aは、図1に示すように、水槽6の前後方向の長さの中心よりもやや後方であって水槽6の左側面および右側面に設けられた取付部材33に、ゴムなどからなる弾性座板34を介してナット35で締結されている。したがって、各サスペンション7の上端部は、水槽6の槽周板6aの前後方向の中心よりもやや後方の位置であって当該水槽6の左側面および右側面に接続された構成となっている。なお、水槽6において、中心軸の前後方向の長さの中心よりも前半分を「水槽6の前部」とし、残りの後ろ半分を「水槽6の後部」とする。また、水槽6において、当該水槽6の軸方向に垂直な断面のうち上半分を「水槽6の上部」とし、残りの下半分を「水槽6の下部」とする。
上部連結部材32の下部には、図2に示すように、ばね受け座36が設けられている。ばね受け座36とシリンダ25の上端部との間には、コイルばね24がシャフト26の外周を囲って設けられている。
シリンダ25内において軸方向の中間部には、円環状の下部軸受ケース37が設けられている。下部軸受ケース37の内周部には、円環状の軸受38が設けられている。軸受38は、シャフト26をシリンダ25の軸方向、すなわち、上下方向へ往復動可能に支持するものである。シャフト26の下端部には、抜止め部材39が設けられている。抜止め部材39は、シャフト26の上下方向の往復動の移動範囲を規制するものであり、シャフト26が上方に所定距離移動した際に下部軸受ケース37の下面に当接する構成となっている。
シリンダ25内において軸方向の上端部にも、円環状の上部軸受ケース40が設けられている。上部軸受ケース40は、コイルばね24の下端部を受けるものである。上部軸受ケース40の内周部のうち上部には、円環状の軸受41が設けられている。軸受41は、シャフト26をシリンダ25の軸方向、すなわち、上下方向へ往復動可能に支持するものである。上部軸受ケース40の内周部のうち軸受41の下側には、円環状の摩擦部材42が圧入状態で設けられている。この摩擦部材42の内周部には、シャフト26が上下方向へ往復動可能に設けられている。
シリンダ25内において下部軸受ケース37と上部軸受ケース40との間には、モールドコイルユニット50が収容されている。モールドコイルユニット50は、下部軸受ケース37および上部軸受ケース40により挟み付けられた状態で固定されている。モールドコイルユニット50は、全体として円筒状をなし、中央部が軸方向に貫通している。具体的には、モールドコイルユニット50は、下部ヨーク51と、第1のコイル52と、第1のボビン53と、中間部ヨーク54と、第2のコイル55と、第2のボビン56と、上部ヨーク57と、これらを一体化するための成形用の樹脂成形部58とを備えている。
下部ヨーク51、中間部ヨーク54および上部ヨーク57は、磁性材製であって円環状に形成されている。下部ヨーク51は下部軸受ケース37上に設けられ、中間部ヨーク54は下部ヨーク51から所定距離離れた上方に設けられ、上部ヨーク57は中間部ヨーク54から所定距離離れた上方に設けられている。
第1のコイル52は、円筒状の第1のボビン53に巻かれている。第1のボビン53は、軸方向がシリンダ25の軸方向と一致して、下部ヨーク51と中間部ヨーク54との間に設けられている。また、第2のコイル55は、第1のコイル52と直列に設けられ、円筒状の第2のボビン56に巻かれている。第2のボビン56は、軸方向がシリンダ25の軸方向と一致して、中間部ヨーク54と上部ヨーク57との間に設けられている。
樹脂成形部58は、例えば、ナイロン、PBT、PET、PPなどの熱可塑性樹脂製である。モールドコイルユニット50の軸方向の両端部となる下部ヨーク51および上部ヨーク57において、これら下部ヨーク51の内周側および上部ヨーク57の内周側には、円環状のシール部材59,59がそれぞれ圧入状態で装着されている。シール部材59は、摩擦部材42と同じ部材である。このシール部材59の内周部には、シャフト26が上下方向へ往復動可能に設けられている。このように、モールドコイルユニット50の中央部には、軸方向に貫通した貫通孔が形成され、この貫通孔の軸方向がシリンダ25の軸方向と一致した構成となっている。そして、この貫通孔には、シャフト26が上下方向へ往復動可能に設けられている。
第1のコイル52および第2のコイル55は、それぞれリード線60,61を有している。第1のコイル52から延びているリード線60および第2のコイル55から延びているリード線61は、それぞれサスペンション7の外周面を通って、第1のコイル52および第2のコイル55に電力を供給する図示しない電源装置に接続されている。
シャフト26の外周面と3個のヨーク51,54,57の内周面との隙間、およびシャフト26の外周面と2個のボビン53,56の内周面との隙間には、磁気粘性流体62が注入されている。なお、磁気粘性流体62は、シャフト26の軸方向においては上下のシール部材59,59間に注入されている。また、以下、シャフト26の外周面と3個のヨーク51,54,57の内周面との各隙間、およびシャフト26の外周面と2個のボビン53,56の内周面との隙間を「隙間X」として説明する。また、図2においては、隙間Xの一箇所を図示する。
磁気粘性流体62は、例えばポリアルファオレフィンなどのベース液の中に、例えば鉄粉などの強磁性粒子、およびこの強磁性粒子の表面を覆う界面活性剤を混合した磁性コロイド溶液である。磁気粘性流体62は、磁界が作用されると、強磁性粒子が磁力線に沿って鎖状に凝集してクラスタを形成することで粘度が一時的に上昇する特性を有するものである。この場合、磁気粘性流体62の粘度は、作用させる磁界の強さに応じて上昇する。このため、ダンパ23における磁気粘性流体62の粘性による摩擦抗力、すなわち、減衰力は、磁気粘性流体62に作用させる磁界の強さ、すなわち第1のコイル52および第2のコイル55に通電する電流の大きさに応じて発生し、変化する。この実施形態では、第1のコイル52および第2のコイル55が通電されることにより、磁気粘性流体62の粘度が増して、ダンパ23すなわちサスペンション7の減衰力は大きくなる構成となっている。
シリンダ25内において下部連結部材28の蓋部28aと下部軸受ケース37との間には、シャフト26の上下方向の往復動を可能にする空間部63(図2参照)が形成されている。
この実施形態において、水槽6が外箱1内に前上がりの傾斜状に設けられているため、図1に示すように、水槽6の後部上部に空きスペースが形成される。そして、この空きスペースすなわち水槽6の側面の外側である槽周板6aの外側であって後部上部には、支持部材70を介して動吸振器71が設けられている。より詳しくは、これら支持部材70および動吸振器71は、水槽6の前後方向の長さの中心の位置よりも後方の上部であり、サスペンション7の上端部が水槽6に接続している位置よりも後方の上部であり、左右方向の中央に設けられている。
支持部材70は、動吸振器71を設置面Zに平行に支持するためのものである。支持部材70は、図3および図4にも示すように、1対の前部支持部材72,72と、1対の後部支持部材73,73とを有している。前部支持部材72および後部支持部材73は、ともに水槽6の上部と動吸振器71との間に設けられている。そして、前部支持部材72の上端面と、後部支持部材73の上端面とは、動吸振器71を設置面Zに平行に設けるために、同じ高さに設定されている。
1対の前部支持部材72,72は、水槽6の前後方向に直交する左右方向に並んで設けられている。このときの前部支持部材72,72の中心間の寸法をPとする(図4および図5参照)。寸法Pの中心は、水槽6の左右方向の長さの中心と一致している。前部支持部材72は、図3に示すように、前部支持板74、ボルト75およびナット76を有している。前部支持板74は、水槽6の槽周板6aの外側の後部上部に設けられ、後部支持部材73よりも前方に設けられている。前部支持板74は、縦断側面において中央部74aが上方に膨出した逆U字状をなし、逆U字状の両端部74b,74bが水槽6に固定されている。なお、図3では、両端部74b,74bが水槽6の前後方向に並んで設けられた構成を示しているが、両端部74b,74bが水槽6の左右方向に並んで設けられていてもよい。この前部支持板74の中央部74aの上面は、平らであり、設置面Zに平行に設けられている。前部支持板74の中央部74aには、貫通孔が形成されており、ボルト75がこの貫通孔を貫通して設けられている。
ボルト75は上下方向に延びており、ボルト75の頭部75aが下側に位置している。また、前部支持板74の中央部74aの上側には、ボルト75に螺合するナット76が設けられている。前部支持板74は、頭部75aとナット76とによって挟まれ、ボルト75の軸部75bの先端が上側に位置している。
1対の後部支持部材73,73は、水槽6の左右方向に並んで設けられている。この実施形態では、1対の後部支持部材73,73が1対の前部支持部材72,72の後方にそれぞれ位置しているため、後部支持部材73,73の中心間の寸法も寸法Pとなる。また、前部支持部材72の中心と後部支持部材73の中心との間の寸法をQとする(図3および図5参照)。このとき、寸法P<寸法Qに設定されている。
後部支持部材73は、後部支持板77、ボルト78およびナット79を有している。後部支持板77は、水槽6の槽周板6aの外側の後部上部に設けられ、前部支持板74よりも後方に設けられている。後部支持板77は、縦断側面において中央部77aが上方に膨出した逆U字状をなし、逆U字状の両端部77b,77bが水槽6に固定されている。なお、図3では、両端部77b,77bが水槽6の前後方向に並んで設けられた構成を示しているが、両端部77b,77bが水槽6の左右方向に並んで設けられていてもよい。この後部支持板77の中央部77aの上面は、平らであり、設置面Zに平行であり、且つ、前部支持板74の中央部74aの上面と同一平面状に設けられている。
後部支持板77の中央部77aには、貫通孔が形成されており、ボルト78がこの貫通孔を貫通して設けられている。ボルト78は上下方向に延びており、ボルト78の頭部78aが下側に位置している。また、後部支持板77の中央部77aの上側には、ボルト78に螺合するナット79が設けられている。後部支持板77は、頭部78aとナット79とによって挟まれ、ボルト78の軸部78bの先端が上側に位置している。
動吸振器71は、図1、図3から図5に示すように、固定ベース部81と、弾性支持体82と、重量体83とを有している。固定ベース部81は、弾性支持体82を下側から支持するものである。固定ベース部81は、例えば鉄板製の取付板である。具体的には、固定ベース部81の平面方向から見た形状は、前後方向の寸法が左右方向の寸法よりも長い矩形状である。固定ベース部81の弾性支持体82と接する面である上面81aは、設置面Zに平行に設けられている。これにより、弾性支持体82の弾性作用する方向は固定ベース部81に対して垂直な上下方向となりやすく、弾性支持体82に均一な圧縮の力が加わりやすい構成となっている。
固定ベース部81の四隅付近には、板厚方向に貫通する取付け用の貫通孔がそれぞれ形成されている。固定ベース部81の四隅付近に形成されている4つの貫通孔には、図3に示すように、ボルト75,78が貫通している。そして、ボルト75,78の軸部75b,78bのうち固定ベース部81の下側にはナット80が螺合しており、固定ベース部81がナット80上に載置された構成となっている。また、軸部75b,78bのうち固定ベース部81の上側には、弾性支持体82の下部が螺合している。これにより、固定ベース部81は、ナット80と弾性支持体82とに挟まれた構成となっている。さらに、固定ベース部81の貫通孔の軸方向は、ボルト75,78の軸方向と一致している。すなわち、固定ベース部81の左右方向の貫通孔の中心間の寸法は寸法Pであり、また、固定ベース部81の前後方向の貫通孔の中心間の寸法は寸法Qである。
弾性支持体82は、重量体83と水槽6との間、すなわち重量体83の下方に設けられている。弾性支持体82は、重量体83を下側から支持するとともに重量体83の荷重によって弾性変形するものである。弾性支持体82は、例えばゴム製であり、円柱状をなし、弾性支持体82の軸方向が上下方向に延びている。この実施形態では、弾性支持体82は、固定ベース部81上に4個設けられ、上述したように下端部がボルト75,78の上端部に螺合している。よって、水槽6の左右方向に並ぶ2個の弾性支持体82,82の中心の距離すなわち中心間(2点間)の寸法は寸法Pとなり、水槽6の前後方向に並ぶ2個の弾性支持体82,82の中心の距離すなわち中心間(2点間)の寸法は寸法Qとなっている。したがって、水槽6の前後方向に並ぶ2個の弾性支持体82,82の中心の距離すなわち2点間の寸法は、左右方向に並ぶ2個の弾性支持体82,82の中心の距離すなわち2点間の寸法よりも大きい構成となっている。
重量体83は、ウエイトベース部84と、ウエイト部85とを有している。ウエイトベース部84は、ウエイト部85を下側から支持するとともに弾性支持体82によって下側から支持されるものである。ウエイトベース部84は、図5に示すように、前後方向の寸法が左右方向の寸法よりも長い矩形板状であり、平面の形状が固定ベース部81よりも小さい形状である。すなわち、ウエイトベース部84は、固定ベース部81よりも前後方向の寸法および左右方向の寸法がともに短く設定されている。ウエイトベース部84の四隅付近には、板厚方向に貫通する取付け用の貫通孔が形成されている。この貫通孔の軸方向は、ボルト75,78および弾性支持体82の軸方向と一致している。すなわち、ウエイトベース部84の左右方向に位置する2つの貫通孔の中心間の寸法は寸法Pであり、ウエイトベース部84の前後方向に位置する2つの貫通孔の中心間の寸法は寸法Qである。
ウエイト部85は、図3および図4にも示すように、動吸振器71の錘として機能するものであり、例えば鉄製もしくはコンクリート製からなる矩形板状の単位ウエイト85aを複数枚、この実施形態では5枚積層して構成されている。単位ウエイト85aは、平面の形状がウエイトベース部84よりも小さい形状である。すなわち、単位ウエイト85aは、ウエイトベース部84よりも前後方向の寸法および左右方向の寸法がともに短く設定されている。また、単位ウエイト85aは、前後方向の寸法が左右方向の寸法よりも長く設定されている。単位ウエイト85aの四隅付近には、板厚方向に貫通する取付け用の貫通孔が形成されている。単位ウエイト85aの四隅付近に形成されている貫通孔の軸方向は、ボルト75,78の軸方向と一致している。すなわち、単位ウエイト85aの左右方向の貫通孔の中心間の寸法は寸法Pとなり、単位ウエイト85aの前後方向に位置する貫通孔の中心間の寸法は寸法Qとなっている。
この実施形態では、ウエイトベース部84および5枚の単位ウエイト85aを一体に固定するために、単位ウエイト85aに形成された貫通孔およびウエイトベース部84に形成された貫通孔には、これらの貫通孔に挿入されるボルト86が設けられている。ボルト86の下端部は、弾性支持体82の上端部に螺合している。これにより、ボルト86の軸方向は、ボルト75の軸方向と一致している。また、ウエイトベース部84は、水槽6の前後方向において複数個この場合2個の弾性支持体82,82によって支持され、且つ、左右方向においても2個の弾性支持体82,82によって支持された構成となっている。さらに、重量体83は、ボルト86と弾性支持体82とが螺合しない状態にボルト86を緩めることにより、弾性支持体82から取外すことが可能となる。
重量体83の重さ、この場合単位ウエイト85aの積層枚数は、サスペンション7が支持する被支持構造物87の重さに基づいて決定されている。この実施形態での被支持構造物87は、水槽6、洗濯用モータ8およびドラム10である。また、この実施形態では、重量体83の重さが被支持構造物87の重さの5〜20%、好ましくは10%になるように、単位ウエイト85aの積層枚数が決定されている。なお、上述したように、洗濯用モータ8が水槽6の後端部の外側に設けられているため、被支持構造物87の重心は、水槽6の軸方向の長さの中央よりも後方であって、この実施形態ではサスペンション7が水槽6を支持している位置付近のやや後方に位置している。また、動吸振器71は、被支持構造物87の重心よりも後方に位置している。
次に、制御装置5を中心とした電気的構成について図6を参照して説明する。制御装置5には、操作パネル4からの各種操作信号、水槽6内の水位を検知する水位センサ90からの水位検知信号、洗濯用モータ8の回転を検知する回転センサ91からの回転検知信号、水槽6の振動を検知する振動検知手段である振動センサ92,93からの振動検知信号などが入力されるようになっている。
回転センサ91は、例えば永久磁石およびホール素子を利用したもので、図1に示すように、洗濯用モータ8内に設けられ、ロータ8aの回転数を検知することで洗濯用モータ8の回転数(回転速度)すなわちドラム10の回転数(回転速度)を検知するようになっている。以下、回転数を用いて説明するが、回転速度を用いても同様の制御が行われる。
振動センサ92,93は、この場合、加速度センサであり、図1に示すように、水槽6の前部と後部の各上部にそれぞれ設けられている。なお、図1以外の側面図では、振動センサ92,93の図示を省略する。
制御装置5は、それらの入力と検知結果並びにあらかじめ記憶された制御プログラムに基づいて、洗濯用モータ8、排水弁15、送風用モータ19a、加熱器20、サスペンション7の第1のコイル52および第2のコイル55、水槽6内に給水するように設けられた給水弁94などを駆動する駆動回路95に駆動制御信号を与えるようになっている。
次に、上記構成のドラム式洗濯機の作用を述べる。
制御装置5は、操作パネル4の操作に基づき、洗濯運転の洗い行程およびすすぎ行程、脱水行程、乾燥行程などの制御を実行する。例えば、標準的な運転コースが選択されると、制御装置5は、最初に洗濯運転の洗い行程およびすすぎ行程の制御を実行する。この洗濯運転では、制御装置5は、給水弁94を開放して水槽6内に水を適宜供給し、洗濯用モータ8を駆動して洗濯物が収容されているドラム10を低速で正逆両方向に交互に回転させ、また、排水弁15を適宜開放して排水を行う。これにより、洗濯運転が行われる。
洗濯運転が終了すると、制御装置5は、脱水行程を実行する。この脱水行程では、制御装置5は、給水弁94を閉塞し、排水弁15を開放し、洗濯用モータ8を駆動してドラム10を高速で一方向に回転させる。
脱水行程が終了すると、制御装置5は、乾燥行程を実行する。この乾燥行程では、制御装置5は、洗濯用モータ8を駆動してドラム10を低速で正逆両方向に回転させつつ、乾燥装置17の送風機19を駆動して水槽6内の空気を除湿器18および加熱器20に通して、除湿、乾燥した空気を水槽6内に戻す制御を行う。
上記制御によって、洗濯運転の洗い行程およびすすぎ行程、脱水行程、乾燥行程が終了する。
ここで、この実施形態では、洗濯物が収容されたドラム10の回転による振動に伴い被支持構造物87が振動、特に上下方向に振動すると、サスペンション7のシャフト26も、コイルばね24の伸縮を伴いながら、シリンダ25に対して相対的に軸方向である上下方向に往復動する構成となっている。シャフト26の上下の往復動が行われると、シリンダ25内の隙間Xに充填された磁気粘性流体62の粘性により生じる摩擦力により、サスペンション7において減衰力が発生し、被支持構造物87の振動は減衰される。また、第1のコイル52および第2のコイル55に通電して磁気粘性流体62に磁界を与えると、磁気粘性流体62の粘度が上昇する。これにより、シャフト26と磁気粘性流体62との間の摩擦力が増加するため、減衰力が大きくなる。つまり、サスペンション7において、第1のコイル52および第2のコイル55に通電することにより減衰力を変化、この実施形態では減衰力を増加させることができる。
この実施形態では、脱水行程の初期および終期において、制御装置5は、回転センサ91からの信号に基づき、例えばドラム10の回転数が予め設定されたしきい値未満例えば0rpm以上400rpm未満の低速脱水の範囲では第1のコイル52および第2のコイル55を断電する制御を行い、このしきい値以上例えば400rpm以上の高速脱水の範囲では第1のコイル52および第2のコイル55に通電する制御を行う。
具体的には、脱水行程の初期において、ドラム10の回転数が停止状態の0rpmから上昇していくときに、ドラム10の回転数が所定の速度になると、被支持構造物87の共振が生じる。この被支持構造物87の共振が生じやすい場合のドラム10の回転数は、約100〜約300rpmである。また、被支持構造物87の共振が生じやすい回転数を超えて、被支持構造物87の共振が生じにくいドラム10の回転数は、400rpm以上である。以下、脱水行程において、ドラム10の回転数が0rpm以上400rpm未満の範囲を低速脱水の範囲とし、ドラム10の回転数が400rpm以上であって脱水が行われる値、例えば1300rpm以下までを高速脱水の範囲として説明する。この場合、被支持構造物87の共振が生じやすい回転数は低速脱水の範囲に含まれる。
この実施形態では、ドラム10の回転数が低速脱水の範囲において、制御装置5が第1のコイル52および第2のコイル55に通電(ON)する制御を行うことにより、磁気粘性流体62に磁界が与えられ、磁気粘性流体62の粘度は上昇する。これにより、シャフト26が隙間Xの磁気粘性流体62を通過する際に、シャフト26と磁気粘性流体62との間の摩擦力が増加し、ダンパ23の減衰力が大きくなる。このようにして、脱水行程時においてサスペンション7による被支持構造物87の振動、特に上下方向の振動が減衰される。
また、脱水行程の中期すなわちドラム10の回転数が高速脱水の範囲では、ドラム10の振動が小さくなり、被支持構造物87の振動も低速脱水の範囲のときよりも小さくなる。このとき、制御装置5は、第1のコイル52および第2のコイル55を断電(OFF)する制御を行う。
また、脱水行程の終期すなわちドラム10の回転数を高速脱水の範囲から停止状態の0rpmまで下げていくときにおいて、制御装置5は、第1のコイル52および第2のコイル55に通電(ON)する制御を行う。これにより、低速脱水の範囲において、サスペンション7による被支持構造物87の振動、特に上下方向の振動は、減衰される。
さらに、この実施形態では、動吸振器71が水槽6の後部上部に設けられているので、脱水行程時に生じる被支持構造物87の振動が動吸振器71の弾性支持体82および重量体83に伝わる。このとき、重量体83に作用する力は、弾性支持体82の弾性によって、被支持構造物87の振動を打ち消す逆向きすなわち逆位相の力となり、これにより、被支持構造物87の振動、特に設置面Zに平行な水平方向の振動が一層減衰される。
また、弾性支持体82が重量体83の下方に設けられ重量体83を下側から支持する構成であるため、弾性支持体82に対して圧縮方向に荷重が加わりやすく、引っ張り方向には荷重が加わりにくい。
上記構成によれば、次の効果を得ることができる。
動吸振器71が水槽6の上部に設けられているので、脱水行程時に生じる被支持構造物87の振動、特に設置面Zに平行な水平方向の振動を動吸振器71によって減衰させることができる。このとき、弾性支持体82が重量体83の下方に設けられ重量体83を下側から支持する構成であるため、弾性支持体82に対して圧縮方向に荷重が加わりやすく、引っ張り方向には荷重が加わりにくい。したがって、弾性支持体82の弾性作用が十分に発揮されやすく、動吸振器71による被支持構造物87の振動の減衰の効果を十分に発揮させることができる。
水槽6が外箱1内に前上がりの傾斜状に設けられているため、水槽6の後部上部に空きスペースが形成される。この実施形態では、この空きスペースに動吸振器71が設けられている。これにより、動吸振器71が内部に設けられている外箱1の寸法を、動吸振器71を設けていない従来の外箱の寸法と、ほぼ同じにすることができる。
また、水槽6が前上がりの傾斜状に設けられているため、ドラム10内に収容されている洗濯物は、ドラム10内の後部下部に位置しやすくなる。その結果、ドラム10の後端部の重量が増して、ドラム10の後端部および水槽6の後端部の振動は大きくなりやすい。ここで、この実施形態では、動吸振器71が、振動が大きくなりやすい水槽6の前後方向の長さの中心の位置よりも後方である後部、より詳しくはサスペンション7が支持している位置の後方であり、被支持構造物87の重心よりも後方に設けられている。すなわち、この実施形態の動吸振器71は、振動の発生源の近くに位置している。よって、この実施形態によれば、水槽6の振動を効率よく小さくでき、被支持構造物87の振動をより一層減衰させることができる。
さらに、この実施形態では、被支持構造物87は、その下方をサスペンション7を介して外箱1に支持された片持ち梁状態であり、下方が動きにくい分、反対側の上方の動きが大きくなりやすい。そのため、水槽6の上部に設けた動吸振器71の効果を、水槽6の他の位置に設ける場合よりも大きく得ることができる。
この実施形態では、固定ベース部81の上面81aが設置面Zに平行に設けられているので、弾性支持体82の圧縮方向は固定ベース部81の上面81aに対して垂直の方向になりやすい。これにより、弾性支持体82には重量体83の荷重が均等に加わりやすくなり、弾性支持体82の一部のみが変形してしまうことを極力抑制することができる。これにより、弾性支持体82の弾性作用を長期にわたって発揮させることができる。また、重量体83も設置面Zに平行に設けられているので、重量体83は設置面Zに平行な水平方向に振動しやすくなる。これにより、被支持構造物87の水平方向の振動に対して、動吸振器71による振動の減衰の効果を十分に発揮させることができる。
動吸振器71の重量体83は、ウエイトベース部84と、ウエイト部85との簡単な構成であるため、動吸振器71の重量体83を安価に製造することができるとともに、水槽6の後部上部に容易に取付けることができる。
この実施形態では、重量体83のウエイトベース部84が複数個、この場合4個の弾性支持体82で支持され、2個の弾性支持体82,82の2点間の寸法Qが2個の弾性支持体82,82の2点間の寸法Pよりも大きく設定されている。これにより、弾性支持体82によって支持されている重量体83は、前後方向よりも左右方向に振動しやすくなる。したがって、動吸振器71の減衰の効果によって被支持構造物87の水平方向の振動の振幅のうち左右方向の振動を特に減衰させることができる。
重量体83のウエイト部85は、単位ウエイト85aを板厚方向に積層して構成されているので、単位ウエイト85aの積層枚数を変更することにより、重量体83の重量を容易に変更することができる。また、単位ウエイト85aの積層枚数を変更することにより、他の機種のドラム式洗濯機にもこの動吸振器71を備えることができる。
動吸振器71の固定ベース部81は、ボルト75,78の軸部75b,78bに螺合しているナット80上に設けられる構成であるため、このナット80の高さを変えることにより、固定ベース部81の上面81aの水平状態の調整を容易に行うことできる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について、図7を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
第2の実施形態では、動吸振器71上に、少なくとも1個以上、この実施形態では1個の動吸振器100が積んで設けられている。この動吸振器100は、固定ベース部101、弾性支持体102、および、重量体103を有している。
具体的には、第2の実施形態のドラム式洗濯機は、第1の実施形態と同様に、水槽6の後部上部に支持部材70を介して動吸振器71を備えている。ここで、第1の実施形態のボルト86の代わりに、スタッドボルト104およびナット105が用いられている。スタッドボルト104は、頭部がない全ねじである。スタッドボルト104の下部は、ボルト86と同様に、積層された複数枚の単位ウエイト85a、ウエイトベース部84を貫通しており、弾性支持体82の上端部に螺合している。そして、スタッドボルト104の中央部この場合最も上側に位置する単位ウエイト85aの上面上にナット105が螺合している。したがって、重量体83は、弾性支持体82とナット105によって挟まれた構成となっている。
このスタッドボルト104上には、動吸振器100が設けられている。すなわち、スタッドボルト104およびナット105は、動吸振器100を下側から支持する支持部材として機能するものである。動吸振器100の固定ベース部101は、第1の実施形態の固定ベース部81と同様の構成のものであり、固定ベース部101の弾性支持体102と接する面この場合上面101aは、設置面Zに平行である。
固定ベース部101の四隅付近には、板厚方向に貫通する取付け用の貫通孔がそれぞれ形成されている。固定ベース部101の四隅付近に形成されている4つの貫通孔には、スタッドボルト104の上部が貫通して設けられている。そして、スタッドボルト104の軸部のうち固定ベース部101の下側にはナット106が螺合しており、固定ベース部101がナット106上に載置されることにより支持されている。また、スタッドボルト104の軸部のうち固定ベース部101の上側には、弾性支持体102の下部が螺合している。これにより、固定ベース部101は、ナット106と弾性支持体102とに挟まれた構成となっている。
弾性支持体102は、重量体103を下側から支持するとともに重量体103の荷重によって弾性変形するものである。弾性支持体102は、例えば弾性支持体82と同じ成分のゴム製であり、円柱状をなし、弾性支持体102の軸方向が上下方向に延びている。弾性支持体102は、下方に設けられている他の動吸振器この場合動吸振器71の弾性支持体82よりも、剛性が小さく設定されている。ここでは、剛性が小さいほど、弾性変形しやすいことを表している。この実施形態では、弾性支持体102の軸方向に直交する断面の直径が弾性支持体82の軸方向に直交する断面の直径よりも小さく設定されている。すなわち、弾性支持体102の軸方向に垂直となる断面の面積が弾性支持体82の軸方向に垂直となる断面の面積よりも小さく設定されている。
弾性支持体102は、スタッドボルト104上にそれぞれ位置している。したがって、水槽6の左右方向に並ぶ2個の弾性支持体102,102の2点間の寸法は寸法P(図示せず)となり、水槽6の前後方向に並ぶ2個の弾性支持体102,102の2点間の寸法は寸法Qとなる。
重量体103は、第1の実施形態の重量体83と同様の構成のものであり、弾性支持体102上に設けられている。具体的には、重量体103は、ウエイトベース部107と、ウエイト部108とを有している。ウエイトベース部107は、第1の実施形態のウエイトベース部81と同様の構成のものである。
ウエイト部108は、第1の実施形態のウエイト部85と同様の構成のものである。すなわち、ウエイト部108は、第1の実施形態の単位ウエイト85aと同様の構成の単位ウエイト108aを複数枚積層して構成され、第1の実施形態のボルト86と同様の構成のボルト109によって複数枚の単位ウエイト108aとウエイトベース部107とが一体に固定されている。また、ボルト109の下端部は、ウエイト部108およびウエイトベース部107を貫通して弾性支持体102の上端部に螺合しており、これにより、重量体103は弾性支持体102に固定された構成となっている。
上記構成によれば、動吸振器71上に動吸振器100が積んで設けられているので、脱水行程時に生じる被支持構造物87の振動、特に水平方向の振動を、動吸振器71および動吸振器100によって減衰させることができる。ここで、動吸振器71は弾性支持体82を有し、動吸振器100は弾性支持体102を有しているので、動吸振器71および動吸振器100は互いに独立して振動する。したがって、被支持構造物87の共振が生じるドラム10の回転数の広範囲において当該被支持構造物87の振動を一層減衰させることができる。
また、動吸振器100の弾性支持体102が、動吸振器71の弾性支持体82よりも、剛性が小さく設定されているので、弾性支持体102は弾性支持体82よりも変形しやすく、動吸振器100は動吸振器71よりも振動しやすい。これにより、被支持構造物87の共振が生じるドラム10の回転数の広範囲において当該被支持構造物87の振動をより一層減衰させることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態について、図8〜図10を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
第3の実施形態では、図3に示すように、動吸振器110の弾性支持体111の構成が第1の実施形態の動吸振器71の弾性支持体82の構成と異なる。以下、弾性支持体111を前部支持部材72上にあるものとして説明するが、後部支持部材73上に位置する図示しない弾性支持体にも適用される。
弾性支持体111は、磁気粘性流体112と、弾性支持体用容器部113と、第3のコイル114とを有している。
磁気粘性流体112は、磁界の強さに応じて粘性が変化するものであり、例えば第1の磁気粘性流体62と同じものである。弾性支持体用容器部113は、重量体83の荷重によって弾性変形するもの、例えばゴム製であり、円柱状をなしている。弾性支持体用容器部113の内部には、磁気粘性流体112が収容されている。第3のコイル114は、弾性支持体用容器部113の外周部に図示しない円筒状のボビンを介して巻回して設けられている。
第3のコイル114は、通電されることにより磁界を発生して磁気粘性流体112の粘性を変化、例えば通電されることにより磁気粘性流体112の粘性を高めるものである。この第3のコイル114は、図示しない電源装置に接続されている。そして、第3のコイル114は、図9に示すように、駆動回路95を介して制御装置5からの信号の制御によって通電または断電される構成である。例えば、制御装置5が第3のコイル114に通電を行う制御をして、第3のコイル114が通電されると、第3のコイル114は磁界を発生する。これにより、磁気粘性流体112の粘度は高くなり、弾性支持体用容器部113は変形しにくくなって、当該弾性支持体用容器部113の剛性は大きくなる。したがって、第3のコイル114が通電されると、弾性支持体111も変形しにくく、剛性が大きくなる。
なお、動吸振器110の弾性支持体111以外は、構成が第1の実施形態の動吸振器71と同じ構成である。
第3の実施形態の制御装置5は、脱水行程時に図10に示す制御を実行する。すなわち、制御装置5は、洗濯用モータ8を駆動し、ドラム10を回転させて脱水行程を開始するとともに(スタート)、回転センサ91によって洗濯用モータ8の回転数すなわちドラム10の回転数(回転速度)を検知する(ステップS1)。
洗濯用モータ8の回転数すなわちドラム10の回転数が低速脱水の範囲の場合、具体的には予め設定されたしきい値の400rpm未満である場合には(ステップS2:NO)、制御装置5は、第3のコイル114に通電をする制御を行わず、引き続き洗濯用モータ8の回転数を検知する(ステップS1)。これにより、低速脱水の範囲の場合に動吸振器110の弾性支持体111は弾性変形しやすい状態であり、動吸振器110は、被支持構造物87の振動、特に水平方向の振動の減衰の効果を十分に発揮する。よって、洗濯用モータ8の回転数が低速脱水の範囲では、被支持構造物87の振動は、特に上下方向の振動がサスペンション7によって減衰されるとともに、特に設置面Zに平行な水平方向の振動が動吸振器110によって減衰される。
一方、洗濯用モータ8の回転数が高速脱水時の場合、具体的には予め設定されたしきい値の400rpm以上である場合には(ステップS2:YES)、制御装置5は、第3のコイル114に通電する制御を行う(ステップS3)。これにより、動吸振器110の弾性支持体111は、低速脱水のときに比べて弾性変形しにくい状態となり、動吸振器110は、被支持構造物87と一体に振動しやすくなる。よって、洗濯用モータ8の回転数が高速脱水の範囲では、被支持構造物87の振動は、主にサスペンション7によって減衰される。
次に、制御装置5は、回転センサ91からの出力によって高速脱水が終了したかを判断する(ステップS4)。すなわち、洗濯用モータ8の回転数が予め設定されたしきい値の400rpm以上である場合には(ステップS4:NO)、制御装置5は、高速脱水が行われていると判断し、引き続き第3のコイル114に通電する制御を行う(ステップS3)。
一方、洗濯用モータ8の回転数が予め設定されたしきい値の400rpm未満である場合には(ステップS4:YES)、制御装置5は、高速脱水が終了したすなわち低速脱水が行われていると判断し、第3のコイル114を断電する制御を行う(ステップS5)。これにより、高速脱水が終了した後の洗濯用モータ8の回転数が低速脱水の範囲では、被支持構造物87の振動は、特に上下方向の振動がサスペンション7によって減衰されるとともに、特に設置面Zに平行な水平方向の振動が動吸振器110によって減衰される。
そして、制御装置5は、例えば、脱水行程の開始から所定時間後に脱水行程を終了する(エンド)。
上記構成によれば、制御装置5が第3のコイル114に通電、または第3のコイル114を断電する制御を行うことにより、弾性支持体用容器部113の剛性の大きさを変更することができる。したがって、この実施形態では、弾性支持体111の剛性の大きさを、被支持構造物87の振動を効率よく減衰することができる大きさに設定することができ、被支持構造物87の振動を効率よく減衰させることができる。
制御装置5は低速脱水の範囲のときに第3のコイル114を断電する制御を行う構成であるため、弾性支持体111は変形しやすくなり、低速脱水の範囲での被支持構造物87の振動を、サスペンション7および動吸振器110によって減衰させることができる。
また、制御装置5は高速脱水の範囲のときに第3のコイル114に通電する制御を行う構成であるため、弾性支持体111は変形しにくくなり、高速脱水の範囲での被支持構造物87の振動を、主にサスペンション7によって減衰させることができる。このとき、動吸振器110は、被支持構造物87と一体に振動しやすくなる。したがって、高速脱水時に動吸振器110が振動によって他の部品などに当たって当該部品などが破損してしまうことを極力防止することができる。
以上のように本実施形態のドラム式洗濯機は、動吸振器が水槽の上部に設けられているので、脱水行程時に生じる被支持構造物の振動を動吸振器によって減衰することができる。このとき、弾性支持体が重量体の下方に設けられて当該重量体を下側から支持する構成であるため、弾性支持体に対して圧縮方向に荷重が加わりやすく、引っ張り方向には荷重が加わりにくくなる。したがって、弾性支持体の弾性作用が十分に発揮され、動吸振器による被支持構造物の振動の減衰の効果を十分に発揮させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
前部支持部材および後部支持部材は、前部支持板、後部支持板、ボルトおよびナットを用いて説明したが、動吸振器を設置面Zに平行に支持するものであれば、その他の構成のものでもよい。例えば、前部支持部材および後部支持部材は、水槽に一体に設けられた構成のもの、水槽に係合して設けられた別部材のものでもよい。
第1および第2の実施形態では、弾性支持体としてゴム製のものを用いて説明したが、重量体の荷重によって変形するもの、例えばばねでもよい。
第2の実施形態では、弾性支持体の剛性の大きさを当該弾性支持体の断面の直径の大きさを変えて説明したが、弾性支持体の材料の変更例えばゴムの成分を変更、あるいは、弾性支持体の断面の形状を変更して当該弾性体の剛性の大きさを変更させてもよい。また、水槽の上部に動吸振器が3個以上積んで設けられた構成においては、動吸振器が上段に位置するほど、当該動吸振器の弾性支持体の剛性を小さくする構成としてもよい。
第1から第3の実施形態では、4個の弾性支持体で重量体を支持する構成として説明したが、弾性支持体は4個以外でもよい。なお、弾性支持体が4個以外の場合、左右方向に並び最も離れた位置にある2個の弾性支持体の2点間の寸法が寸法Pとなり、水槽の前後方向に並び最も離れた位置にある2個の弾性支持体の2点間の寸法が寸法Qとなる。また、弾性支持体の2点間の距離は、弾性支持体の中心間の距離として説明したが、弾性支持体の外周面の部位同士間でもよい。
被支持構造物は、一例として水槽、洗濯用モータおよびドラムであるとして説明したが、サスペンションが支持するものとして、例えば乾燥装置なども含めてもよい。また、第3の実施形態において、第1のコイル、第2のコイル、第3のコイルの通電パターンは、被支持構造物などの重さ、水槽、ドラムの大きさなどによって適宜変更してもよい。
弾性支持体は、支持部材の真上になくてもよい。
動吸振器は、水槽の上部であれば、水槽の左右方向の中央以外に設けてもよい。
ウエイトベース部は、第1の実施形態の弾性支持体および第3の実施形態の弾性支持体を適宜組み合わせて支持される構成としてもよい。
その他、上記した実施形態は一例に過ぎず、材料、形状、数量、位置などについても、適宜変更することができる。
図面中、1は外箱、5は制御装置(制御手段)、6は水槽、7はサスペンション、8は洗濯用モータ(モータ)、10はドラム、112は磁気粘性流体、71,100,110は動吸振器、81は固定ベース部、82,103,111は弾性支持体、83,102は重量体、84,107はウエイトベース部、85,108はウエイト部、113は弾性支持体用容器部、114は第3のコイル(コイル)を示す。

Claims (9)

  1. 外箱と、
    前記外箱内に設けられ、水を受ける水槽と、
    前記水槽内に回転可能に設けられ、洗濯物が収容されるドラムと、
    前記ドラムを回転駆動するモータと、
    前記水槽を前上がりの傾斜状に弾性支持するサスペンションと、
    重量体、および、前記重量体の下方に設けられて前記重量体を下側から支持するとともに前記重量体の荷重によって弾性変形する弾性支持体を有し、前記水槽の側面の外側の上部に設けられている動吸振器と、
    を備え
    前記動吸振器は、前記弾性支持体を下側から支持する固定ベース部を有し、
    前記固定ベース部の前記弾性支持体と接する面は、前記外箱が設置される設置面に平行であることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 前記動吸振器は、前記水槽の前後方向の長さの中心の位置よりも後方に設けられていることを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記動吸振器は、前記サスペンションが前記水槽に接続している位置よりも後方に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のドラム式洗濯機。
  4. 前記重量体は、錘をなすウエイト部と、前記ウエイト部を下側から支持するとともに前記弾性支持体によって下側から支持されるウエイトベース部と、を有していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載のドラム式洗濯機。
  5. 前記ウエイトベース部は、前記水槽の前後方向において複数個の前記弾性支持体によって支持され、且つ、前記前後方向に直交する左右方向において複数個の前記弾性支持体によって支持され、
    前後方向に並び最も離れた位置にある前記弾性支持体の2点間の寸法は、左右方向に並び最も離れた位置にある前記弾性支持体の2点間の寸法よりも大きいことを特徴とする請求項記載のドラム式洗濯機。
  6. 前記動吸振器上に、少なくとも1個以上の動吸振器が積んで設けられ、
    前記動吸振器上に積んで設けられている前記動吸振器は、重量体、および、前記重量体を下側から支持する弾性支持体を有していることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載のドラム式洗濯機。
  7. 前記動吸振器上に積んで設けられている前記動吸振器の前記弾性支持体は、下方に設けられている他の前記動吸振器の前記弾性支持体よりも、剛性が小さいことを特徴とする請求項記載のドラム式洗濯機。
  8. 前記弾性支持体は、磁界の強さに応じて粘性が変化する磁気粘性流体と、内部に前記磁気粘性流体を収容するとともに前記重量体の荷重によって弾性変形する弾性支持体用容器部と、通電されることにより磁界を発生して前記磁気粘性流体の粘性を高めて前記弾性支持体用容器部の剛性を高めるコイルと、を有していることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載のドラム式洗濯機。
  9. 脱水行程時の前記ドラムの回転数が、予め設定されたしきい値未満の低速脱水の範囲では前記コイルを断電する制御を行い、前記しきい値以上の高速脱水の範囲では前記コイルに通電する制御を行う制御手段を有していることを特徴とする請求項記載のドラム式洗濯機。
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