JP5507768B1 - 排気処理ユニット及び排気処理ユニットの製造方法、並びに、作業車両 - Google Patents
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Abstract
少数の部品によって、ディーゼル微粒子捕集フィルター装置と選択還元触媒装置を安定的に支持する排気処理ユニット及び作業車両を提供する。排気処理ユニットは、作業車両のエンジンからの排気を処理する排気処理ユニットであって、第1排気処理装置と、第2排気処理装置と、第1ブラケットと、を備える。第1ブラケットには、第1排気処理装置と第2排気処理装置とが取り付けられる。第1ブラケットは、縁部と、本体部と、を有する。本体部は、縁部から下方に向かって膨らむ凸形状を有する。本体部は、第1支持部と第2支持部とを含む。第1支持部は、第1排気処理装置を直接支持する。第2支持部は、第2排気処理装置を直接支持する。
Description
本発明は、作業車両のエンジンからの排気を処理する排気処理ユニット及び排気処理ユニットの製造方法、並びに、排気処理ユニットを備えた作業車両に関する。
油圧ショベル等の作業車両には、排気処理装置が搭載されている。排気処理装置は、エンジンからの排気を処理するために、接続管を介してエンジンと接続される。排気処理装置は、ディーゼル微粒子捕集フィルター(Diesel Particulate Filter:DPF)装置と選択還元触媒(Selective Catalytic Reduction:SCR)装置とを含む。ディーゼル微粒子捕集フィルター装置は、排気中の粒子状物質を低減する。選択還元触媒装置は、排気中の窒素酸化物(NOx)を低減する。これら2つの排気処理装置は、メンテナンスの容易性を実現するために1つのユニットの中に配置され、そのユニットが作業車両に搭載されることがある。このようなユニットのことを排気処理ユニットと呼ぶ。
排気処理ユニットがエンジンによって支持されるように、排気処理ユニットをエンジンに取り付けると、エンジンの上部に重量物が配置されることになる。このため、排気処理ユニットをエンジンに取り付けるためのブラケットへの負担が大きくなる。ブラケットを強化するためにブラケットを大きくすると、ブラケットの重量が増大してしまう。
従って、排気処理ユニットはエンジン以外の支持物に取り付けることが好ましい。例えば、特許文献1では、アッパーフレーム上に支持脚を介してテーブルが設置されている。このテーブルの上方に、ディーゼル微粒子捕集フィルター装置と選択還元触媒装置とが配置されている。
具体的には、多くの構成部品から成る支持脚の上に、テーブルが配置される。ディーゼル微粒子捕集フィルター装置は、テーブルの上に直接にもしくはテーブル上に配置された別体の設置部の上に配置される。選択還元触媒装置は、テーブル上に配置された別体の設置部の上に配置される。もしくは、設置部の代わりに、テーブルの上方に吊りブラケットが設けられ、ディーゼル微粒子捕集フィルター装置と選択還元触媒装置とが吊りブラケットから吊り下げられている。
特許文献1に係る発明では、ディーゼル微粒子捕集フィルター装置と選択還元触媒装置とを固定するにあたり、テーブルとは別の設置部又は吊りブラケットを設けている。したがって、排気処理ユニットの部品点数が増加するため、製造コストの増加及び組み立て作業に時間を要する問題があった。
本発明の課題は、少数の部品によって、ディーゼル微粒子捕集フィルター装置と選択還元触媒装置を安定的に支持することができる排気処理ユニット及び排気処理ユニットの製造方法、並びに、作業車両を提供することにある。
本発明の第1の側面に係る排気処理ユニットは、作業車両のエンジンからの排気を処理する排気処理ユニットであって、第1排気処理装置と、第2排気処理装置と、第1ブラケットと、を備える。第1ブラケットには、第1排気処理装置と第2排気処理装置とが取り付けられる。第1ブラケットは、縁部と、本体部と、を有する。本体部は、縁部から下方に向かって膨らむ凸形状を有する。本体部は、第1支持部と第2支持部とを含む。第1支持部は、第1排気処理装置を直接支持する。第2支持部は、第2排気処理装置を直接支持する。
本体部は、本体部の側面に荷吊りフックを取り付け可能な第1取付部を有するとよい。
本体部は、第1膨出部と第2膨出部とをさらに有するとよい。第1膨出部は、第1支持部を除く、第1排気処理装置の下方に位置する場所において、第1支持部よりもさらに下方に膨らむ。第2膨出部は、第2支持部を除く、前記第2排気処理装置の下方に位置する場所において、前記第2支持部よりもさらに下方に膨らむ。
本体部は、第1膨出部と第2膨出部との間にリブをさらに有するとよい。
第1支持部は、第2支持部よりも下方に位置するとよい。
前述の排気処理ユニットは、第1排気処理装置と第2排気処理装置とを接続する中継接続管をさらに備えるとよい。中継接続管は、第1排気処理装置及び第2排気処理装置の上方に配置されるとよい。
第1支持部及び前記第2支持部は、第1排気処理装置及び第2排気処理装置の外周面に対応した接触面を有するとよい。
第1排気処理装置及び第2排気処理装置は、円筒状の形状を有するとよい。そして、第1支持部及び第2支持部の断面は、弧状であるとよい。
前述の排気処理ユニットは、第1排気処理装置を係止する第1U字ボルトをさらに備えるとよい。そして、本体部は、第1排気処理装置の中心軸線と垂直な方向における第1支持部の両側に第1U字ボルトを取り付ける第2取付部をさらに有するとよい。
前述の排気処理ユニットは、第2排気処理装置を係止する第2U字ボルトをさらに備えるとよい。そして、本体部は、第2排気処理装置の中心軸線と垂直な方向における第1支持部の両側に第2U字ボルトを取り付ける第3取付部をさらに有するとよい。
前述の排気処理ユニットは、第1補強板をさらに備えるとよい。第1補強板は、第1排気処理装置及び第2排気処理装置を支持する本体部の面と反対側の面において、第2取付部と接する。
前述の排気処理ユニットは、第2補強板をさらに備えるとよい。第2補強板は、第1排気処理装置及び第2排気処理装置を支持する本体部の面と反対側の面において、第3取付部と接する。
第1排気処理装置は、下方に向かって伸びる管状の接続口を有するとよい。そして、本体部は、接続口を挿通する第1孔部をさらに有するとよい。
本体部は、第1膨出部と第2膨出部の少なくとも一方の膨出部に、異物落下用の第2孔部をさらに有するとよい。
平面視において、第1排気処理装置の長手方向と垂直な第1方向における第1膨出部の最大幅は、第1方向における第1支持部の幅より長いとよい。
本発明の第2の側面に係る作業車両は、エンジンと、車体フレームと、第1排気処理装置と、第2排気処理装置と、第1ブラケットと、第2ブラケットとを備える。車体フレームは、複数の柱部材と、梁部材とを有する。複数の柱部材は、エンジンを支持する旋回フレーム上に立設される。梁部材は、柱部材の上端に設けられる。第1排気処理装置は、エンジンからの排気を処理する。第2排気処理装置は、エンジンからの排気を処理する。第1ブラケットには、第1排気処理装置と第2排気処理装置とが取り付けられる。第2ブラケットは、第1ブラケットを支持する。第1ブラケットは、縁部と、本体部とを有する。本体部は、縁部から下方に向かって膨らむ凸形状を有する。本体部は、第1支持部と、第2支持部と、第4取付部とを有する。第1支持部は、第1排気処理装置を直接支持する。第2支持部は、第2排気処理装置を直接支持する。第4取付部には、第2ブラケットが取り付けられる。第2ブラケットは、第5取付部と、第6取付部とを有する。第5取付部には、第1ブラケットが取り付けられる。第6取付部は、梁部材に取り付けられる。
第5取付部は、梁部材よりも下方に位置するとよい。
第6取付部は、第5取付部より上方に位置するとよい。
本体部は、本体部の側面に荷吊りフックを取り付け可能な第1取付部をさらに有するとよい。そして、第1取付部は、第1ブラケットが第2ブラケットに取り付けられた状態で梁部材よりも上方に位置するとよい。
第1取付部は、第1ブラケットが第2ブラケットに取り付けられた状態で第6取付部よりも上方に位置するとよい。
前述の作業車両は、第3補強板をさらに備えるとよい。第3補強板は、第1排気処理装置及び第2排気処理装置を支持する本体部の面と反対側の面において、第4取付部と第5取付部との間に設けられる。
前述の作業車両は、エンジンと第1排気処理装置とを接続する接続管をさらに備えるとよい。第1排気処理装置及び第2排気処理装置は、円筒状であるとよい。そして、第1排気処理装置の中心軸線と第2排気処理装置の中心軸線とを含む平面と平行となるように、接続管が伸びるとよい。
本発明の第3の側面に係る排気処理ユニットは、作業車両のエンジンからの排気を処理する排気処理ユニットであって、第1ブラケットと、第1排気処理装置と、第2排気処理装置とを備える。第1ブラケットは、第1工程と、第2工程とにより形成される。第1工程では、1枚の板材をプレスすることにより、縁部と、本体部とを有するブラケット原型が形成される。本体部は、縁部から下方に向かって膨らむ凸形状を有し、第1支持部及び第2支持部を有する。第2工程では、ブラケット原型のうち、縁部の周辺の板材がカットされる。第1排気処理装置は、第1支持部の直上に配置される。第2排気処理装置は、第2支持部に直上に配置される。
本発明の第4の側面に係る排気処理ユニットの製造方法は、第1工程と、第2工程と、第3工程と、第4工程とを含む。第1工程では、1枚の板材をプレスすることにより、縁部と、本体部とを有するブラケット原型が形成される。本体部は、縁部から下方に向かって膨らむ凸形状を有し、第1支持部及び第2支持部を有する。第2工程では、ブラケット原型のうち、縁部の周辺の板材がカットされ、第1ブラケットが形成される。第3工程では、第1排気処理装置が第1支持部の直上に配置される。第4工程では、第2排気処理装置が第2支持部に直上に配置される。
本発明に係る排気処理ユニット及び作業車両では、第1支持部と第2支持部が、第1ブラケットとともに一体成形される。よって、当該排気処理ユニット及び当該作業車両は、少数の部品によって、ディーゼル微粒子捕集フィルター装置と選択還元触媒装置を安定的に支持することができる。
[全体構成]
本発明の一実施形態に係る作業車両100を図1及び図2に示す。図1は、作業車両100の側面図である。図2は、作業車両100の平面図である。本実施形態では、作業車両として、油圧ショベルを例に挙げて説明する。作業車両100は、車両本体1と作業機4とを備えている。
本発明の一実施形態に係る作業車両100を図1及び図2に示す。図1は、作業車両100の側面図である。図2は、作業車両100の平面図である。本実施形態では、作業車両として、油圧ショベルを例に挙げて説明する。作業車両100は、車両本体1と作業機4とを備えている。
車両本体1は、走行体2と旋回体3とを有している。走行体2は、一対の走行装置2a,2bを有する。各走行装置2a,2bは、履帯2d,2eを有している。走行装置2a,2bは、後述するエンジン21(図3参照)からの駆動力によって履帯2d,2eが駆動されることによって、作業車両100を走行させる。なお、以下の説明において、前後方向とは、車両本体1の前後方向を意味する。言い換えれば、前後方向とは、運転室5に着座した操作者から見た前後方向を意味する。また、左右方向、或いは、側方とは、車両本体1の車幅方向を意味する。言い換えれば、左右方向、車幅方向、或いは、側方とは、上述の操作者から見た左右の方向である。また、図面においては、前後方向をX軸、左右方向をY軸、上下方向をZ軸で示している。
旋回体3は、走行体2上に載置されている。旋回体3は、走行体2に対して旋回可能に設けられている。また、旋回体3には運転室5が設けられている。旋回体3は、燃料タンク14と作動油タンク15とエンジン室16とカウンタウェイト18とを有している。燃料タンク14は、後述するエンジン21を駆動するための燃料を貯留する。燃料タンク14は、作動油タンク15の前方に配置されている。作動油タンク15は、後述する油圧ポンプ23(図3参照)から吐出される作動油を貯留する。作動油タンク15は、燃料タンク14と前後方向に並んで配置されている。
エンジン室16は、後述するようにエンジン21及び油圧ポンプ23などの機器を収納する。エンジン室16は、運転室5、燃料タンク14および作動油タンク15の後方に配置されている。エンジン室16の上方は、エンジンフード17によって覆われている。カウンタウェイト18は、エンジン室16の後方に配置されている。
作業機4は、旋回体3の前部中央位置に取り付けられている。作業機4は、ブーム7、アーム8、バケット9、ブームシリンダ10、アームシリンダ11およびバケットシリンダ12を有する。ブーム7の基端部は、旋回体3に回転可能に連結されている。また、アーム8の基端部は、ブーム7の先端部に回転可能に連結されている。アーム8の先端部には、バケット9が回転可能に連結されている。ブームシリンダ10、アームシリンダ11およびバケットシリンダ12は、油圧シリンダであり、後述する油圧ポンプ23から吐出された作動油によって駆動される。ブームシリンダ10は、ブーム7を動作させる。アームシリンダ11は、アーム8を動作させる。バケットシリンダ12は、バケット9を動作させる。これらのシリンダ10,11,12が駆動されることによって作業機4が駆動される。
[エンジン室の構成]
図3は、エンジン室16の内部構造を後方から見た図である。図3に示すように、エンジン室16には、エンジン21と、フライホイールハウジング22と、油圧ポンプ23と、排気処理ユニット24とが配置されている。また、エンジン室16には、ラジエータとオイルクーラーとを含む冷却装置25が配置されている。冷却装置25と、エンジン21と、フライホイールハウジング22と、油圧ポンプ23とは、車幅方向に並んで配置されている。
図3は、エンジン室16の内部構造を後方から見た図である。図3に示すように、エンジン室16には、エンジン21と、フライホイールハウジング22と、油圧ポンプ23と、排気処理ユニット24とが配置されている。また、エンジン室16には、ラジエータとオイルクーラーとを含む冷却装置25が配置されている。冷却装置25と、エンジン21と、フライホイールハウジング22と、油圧ポンプ23とは、車幅方向に並んで配置されている。
図3に示すように、作業車両100は、旋回フレーム26と車体フレーム27とを有している。旋回フレーム26は、前後方向に延びる一対のセンターフレーム26a,26bを含む。旋回フレーム26は、ゴムダンパーを介してエンジン21を支持している。
車体フレーム27は、旋回フレーム26上に立設されている。車体フレーム27は、エンジン21及び油圧ポンプ23などの機器の周囲に配置されている。車体フレーム27には、外装カバー28が取り付けられている。なお、図3では、外装カバー28の一部のみを図示している。図1及び図2に示すエンジンフード17も、車体フレーム27に取り付けられている。
図4は、エンジン室16の内部構造の一部を上方から見た図である。図3及び図4に示すように、車体フレーム27は、複数の柱部材31−36(柱部材34は、図12及び図13参照)と複数の梁部材37,38とを含む。柱部材31−36は、旋回フレーム26から上方に延びるように配置されている。梁部材37,38は、柱部材31−36の上端に設けられている。梁部材37,38は、柱部材31−36によって支持されている。具体的には、図4に示すように、複数の梁部材37,38は、第1の梁部材37と第2の梁部材38とを含む。第1の梁部材37と第2の梁部材38とは、互いに前後方向に離れて配置されている。第1の梁部材37は、エンジン21よりも前方に配置されている。第2の梁部材38は、エンジン21よりも後方に配置されている。
油圧ポンプ23は、エンジン21によって駆動される。図3に示すように、油圧ポンプ23は、エンジン21の側方に配置されている。すなわち、油圧ポンプ23は、車幅方向にエンジン21と並んで配置されている。油圧ポンプ23は、エンジン21の上面より低い位置に配置されている。
フライホイールハウジング22は、エンジン21と油圧ポンプ23との間に配置されている。フライホイールハウジング22は、エンジン21の側面に取り付けられている。また、油圧ポンプ23は、フライホイールハウジング22の側面に取り付けられている。
[排気処理ユニットの構成]
図3に示すように、排気処理ユニット24は、油圧ポンプ23の上方に配置されている。図3及び図4に示すように、排気処理ユニット24は、第1排気処理装置41と第2排気処理装置42と第1ブラケット43と第2接続管52とを有する。図4に示すように、排気処理ユニット24は、第1梁部材37と第2梁部材38との間に渡って配置されている。排気処理ユニット24は、第2ブラケット80、85に支持されている。第2ブラケット80,85は、それぞれ梁部材37,38に固定されている。このように、第1排気処理装置41と第2排気処理装置42とは、車体フレーム27に支持されている。図3及び図4に示すように、第1排気処理装置41と第2排気処理装置42とは車幅方向に並んで配置されている。
図3に示すように、排気処理ユニット24は、油圧ポンプ23の上方に配置されている。図3及び図4に示すように、排気処理ユニット24は、第1排気処理装置41と第2排気処理装置42と第1ブラケット43と第2接続管52とを有する。図4に示すように、排気処理ユニット24は、第1梁部材37と第2梁部材38との間に渡って配置されている。排気処理ユニット24は、第2ブラケット80、85に支持されている。第2ブラケット80,85は、それぞれ梁部材37,38に固定されている。このように、第1排気処理装置41と第2排気処理装置42とは、車体フレーム27に支持されている。図3及び図4に示すように、第1排気処理装置41と第2排気処理装置42とは車幅方向に並んで配置されている。
本実施形態では、第1排気処理装置41は、例えば、ディーゼル微粒子捕集フィルター装置であって、エンジン21からの排気を処理する。第1排気処理装置41は、排気中に含まれる粒子状物質をフィルターによって捕集する。第1排気処理装置41は、捕集した粒子状物質をフィルターに付設されたヒータによって焼却する。
第1排気処理装置41は、概ね円筒状の外形を有する。図4に示すように、第1排気処理装置41は、その中心軸線Ax1が前後方向に沿うように配置されている。従って、第1排気処理装置41は、その中心軸線Ax1がエンジン21と油圧ポンプ23とが並んでいる方向(以下、この方向を第1方向と呼ぶ)に対して垂直となるように配置されている。言い換えれば、第1排気処理装置41は、その長手方向が第1方向と直交した状態で配置されている。
本実施形態では、第2排気処理装置42は、例えば、選択還元触媒装置であって、エンジン21からの排気を処理する。第2排気処理装置42は、尿素水を加水分解して得られるアンモニアを用いて窒素酸化物NOxを還元する。第2排気処理装置42は、概ね円筒状の外形を有する。第2排気処理装置42は、その中心軸線Ax2が前後方向に沿うように配置されている。したがって、第2排気処理装置42は、その中心軸線Ax2が第1の方向に対して垂直となるように配置されている。言い換えれば、第2排気処理装置42は、その長手方向が第1方向と直交した状態で配置されている。また、第2排気処理装置42は、その中心軸線Ax2が第1排気処理装置41の中心軸線Ax1と平行となるように配置されている。
図5は、図3の排気処理ユニット24付近の拡大図である。なお、図5は、理解の容易のために、車体フレーム27などの一部の構成を表示していない。さらに、説明の便宜上、図5は、図4の切断面線A−Aから見た断面図で第1ブラケット43を表示している。また、図5は、柱部材31と第2梁部材38とを二点鎖線で表示している。
図3及び図5に示すように、第1排気処理装置41及び第2排気処理装置42は、油圧ポンプ23の上方に配置されている。図5に示すように、第1排気処理装置41の底部は、梁部材37,38よりも下方に位置している。図3及び図5に示されるように、第1排気処理装置41は、第1接続口44を有する。第1接続口44は、下方且つエンジン21側に向かって傾斜して配置される。
図3及び図5に示すように、作業車両100は、第1接続管51を備える。第1接続管51は、エンジン21と第1排気処理装置41とを連結している。
第1接続管51は、ベローズ部54、第1屈曲部55a、第2屈曲部55b、及び第3屈曲部55cを有する。図3〜図5に示すように、第1屈曲部55aは、第2屈曲部55bとエンジン21とを連結している。すなわち、第1接続管51の一端は、過給器29を介してエンジン21の排気ポートに接続されている。第2屈曲部55bは、ベローズ部54と第1屈曲部55aとを連結している。第3屈曲部55cは、ベローズ部54と第1接続口44とを連結している。すなわち、第1接続管51の他端は、第1排気処理装置41の第1接続口44に接続されている。
ベローズ部54は、蛇腹状で伸縮可能であり、複数のベローズ形伸縮管継手が連結されて構成されている。ベローズ部54は、油圧ポンプ23の上方に配置されている。ベローズ部54の一部は、第2排気処理装置42の下方に位置している。すなわち、第1接続管51は、第2排気処理装置42の下方を通っている。ベローズ部54は、過給器29から第1接続口44に向かって斜め下方に伸びている。より具体的には、ベローズ部54を含む第1接続管51の直線部分は、第1排気処理装置41と第2排気処理装置42が並ぶ方向に沿って傾斜している。つまり、図5に示すように、第1排気処理装置41の中心軸線Ax1と第2排気処理装置42の中心軸線Ax2とを含む平面Pと略平行となるように、第1接続管51が伸びている。
図4及び図5に示すように、第1排気処理装置41は、第2接続口45を有する。第2接続口45は、上方且つ第2排気処理装置42側へ向かって斜めに突出している。第2排気処理装置42は、第3接続口46を有する。第3接続口46は、上方且つ第1排気処理装置41側に向かって斜めに突出している。
排気処理ユニット24は、第2接続管52を有する。第2接続管52の一端は、第1排気処理装置41の第2接続口45に接続されている。第2接続管52の他端は、第2排気処理装置42の第3接続口46に接続されている。すなわち、第2接続管52は、第1排気処理装置41と第2排気処理装置42とを接続する中継接続管である。図3及び図5に示すように、第2接続管52は、第1排気処理装置41及び第2排気処理装置42の上方に配置されている。また、図4に示すように、平面視において、第2接続管52は、第1排気処理装置41と第2排気処理装置42とに重畳するように配置されている。
図4に示すように、第2接続管52は、直線部57と第3屈曲部58と第4屈曲部59とを有する。直線部57は、第1排気処理装置41の上方に位置している。第3屈曲部58は、直線部57と第2接続口45とを連結している。第4屈曲部59は、直線部57と第3接続口46とを連結している。第3屈曲部58には、尿素水噴射装置49が取り付けられている。尿素水噴射装置49は、第2接続管52内に尿素水を噴射する。
図5に示すように、第2排気処理装置42は、第4接続口47を有する。第4接続口47は、上方に突出している。作業車両100は、排気管53を備えている。排気管53は、第4接続口47に接続される。図1〜図3に示すように、排気管53の上部は、エンジンフード17から上方へ突出している。
エンジン21と、第1接続管51と、第1排気処理装置41と、第2接続管52と、第2排気処理装置42と、排気管53とは、順に直列に接続されている。したがって、エンジン21からの排気は、第1接続管51を通り、第1排気処理装置41に送られる。第1排気処理装置41では、主に粒子状物質が排気中から低減される。次に、排気は、第2接続管52を通り、第2排気処理装置42に送られる。第2排気処理装置42では、主にNOxが低減される。その後、清浄化された排気は排気管53を通って外部へ排出される。
[第1ブラケットの構成]
第1ブラケット43には、第1排気処理装置41と第2排気処理装置42とが取り付けられる。図4に示すように、第1排気処理装置41は、第1ブラケット43と第1U字ボルト95a,95bによって固定される。第2排気処理装置42は、第1ブラケット43と第2U字ボルト96a,96bによって固定される。
第1ブラケット43には、第1排気処理装置41と第2排気処理装置42とが取り付けられる。図4に示すように、第1排気処理装置41は、第1ブラケット43と第1U字ボルト95a,95bによって固定される。第2排気処理装置42は、第1ブラケット43と第2U字ボルト96a,96bによって固定される。
第1ブラケット43は、1つの部材をプレス成型して形成されたものである。図6〜図9は、それぞれ、第1ブラケット43の平面図、底面図、正面図、背面図である。図10は、図6における切断面線B−Bから見た第1ブラケット43の断面図である。図11は、図6の切断面線C−Cから見た第1ブラケット43の断面図である。なお、図7は、第1U字ボルト95a,95b、第2U字ボルト96a,96bが取り付けられる際に取り付けられる補強板73〜77、第1ブラケット43が第2ブラケット80、85に取り付けられる際に取り付けられる補強板78、79も合わせて図示している。また、図7では、補強板73〜79と第1ブラケット43の底面とをボルト及びナットによって締結することにより当接する面をハッチングで示している。
図6〜図11に示すように、第1ブラケット43は、本体部60と縁部72とを有する。図6、図10及び図11に示すように、本体部60は、第1支持部61a,61bと、第2支持部62a,62bと、第1取付部63a,63b,63cと、第2取付部64a,64b,64c,64dと、第3取付部65a,65b,65c,65dと、第4取付部66a,66b,66c,66d,66e,66fと、第1膨出部67a,67bと、第2膨出部67cと、リブ68と、第1孔部69と、第2孔部70a,70b,70c,70dと、第3孔部70eと、第4孔部70fと、第5孔部70g,70hとを含む。本体部60と縁部72は、ともに切り欠き部71を含む。
図4に示すように、縁部72は、平面視において第1排気処理装置41と第2排気処理装置42との周囲に配置される。より詳細には、縁部72は、平面視において第1排気処理装置41と第2排気処理装置42との前後左右のうち、少なくとも3方を囲むように配置される。
図8〜図11に示すように、本体部60は、縁部72から下方に向かって膨らむ凸形状を有する。ただし、図5に示すように、本体部60は、第1接続管51よりも上方に位置している。このため、第1排気処理装置41を取り外す際に、第1接続管51が干渉することを回避することができる。
図6、図10及び図11に示される第1支持部61a,61bは、第1排気処理装置41を直接支持する。つまり、第1排気処理装置41は、第1支持部61a,61bの直上に配置される。第1支持部61a,61bは、第1排気処理装置41の外周面に対応した、下方に向かって膨らむ接触面を有する。より具体的には、第1排気処理装置41は、概ね円筒形状の外形を有しているので、図10及び図11に示すように、第1支持部61a,61bの断面は、弧状である。本体部60と、第1支持部61a,61bの接触面とは、共に下方に向かって膨らむ凸形状を有しているので、本体部60のプレス成型と第1支持部61a,61bのプレス成型とを、同時に行うことができる。
図6、図10及び図11に示される第2支持部62a,62bは、第2排気処理装置42を直接支持する。つまり、第2排気処理装置42は、第2支持部62a,62bの直上に配置される。第2支持部62a,62bは、第2排気処理装置42の外周面に対応した、下方に向かって膨らむ接触面を有する。より具体的には、第2排気処理装置42は、概ね円筒形状の外形を有しているので、図10及び図11に示すように、第2支持部62a,62bの断面は、弧状である。本体部60と、第2支持部62a,62bの接触面とは、共に下方に向かって膨らむ凸形状を有しているので、本体部60のプレス成型と第2支持部62a,62bのプレス成型とを、同時に行うことができる。なお、図10及び図11に示すように、第2支持部62a,62bは、第1支持部61a,61bよりも上方に位置する。言い換えれば、第1支持部61a,61bは、第2支持部62a,62bよりも下方に位置する。
図10及び図11に示される第1取付部63a,63b,63cは、排気処理ユニット24の車両への取り付け及び取り外しに利用される。具体的には、第1取付部63a,63b,63cに荷吊り用具のフックを取り付け、排気処理ユニット24を吊り上げて、排気処理ユニット24の取り付け、取り外し作業を行う。したがって、第1取付部63a,63b,63cは、荷吊りフックを取り付け可能である。図10及び図11に示すように、第1取付部63a,63b,63cは、本体部60の側面に設けられる。図3に示されるように、荷吊り用具のフックの取り付け、取り外しの便宜のため、第1取付部63a,63bは、排気処理ユニット24が車体フレーム27に取り付けられた状態(すなわち、第1ブラケット43が第2ブラケット80,85に取り付けられた状態)で、梁部材38よりも上方に位置している。同様に、第1取付部63cも、排気処理ユニット24が車体フレーム27に取り付けられた状態(すなわち、第1ブラケット43が第2ブラケット80,85に取り付けられた状態)で、梁部材37よりも上方に位置している。(図13参照)
図6に示すように、第2取付部64a,64bは、第1排気処理装置41の中心軸線Ax1と垂直な方向における第1支持部61aの両側に設けられる。言い換えれば、第2取付部64a,64bは、第1支持部61aが形成する円弧の中心と第1支持部61bが形成する円弧の中心を結ぶ直線と垂直な方向における第1支持部61aの両側に設けられる。同様に、第2取付部64c,64dは、第1排気処理装置41の中心軸線Ax1と垂直な方向における第1支持部61bの両側に設けられる。言い換えれば、第2取付部64c,64dは、第1支持部61aが形成する円弧の中心と第1支持部61bが形成する円弧の中心を結ぶ直線と垂直な方向における第1支持部61bの両側に設けられる。
第2取付部64a〜64dは、第1排気処理装置41を係止する第1U字ボルト95a,95b(図4参照)を挿通させる孔を含む。第1U字ボルト95a,95bはその両端にネジ溝を有している。例えば、図5に示すように、第2取付部64a〜64dでは、第1排気処理装置41が支持される側と反対側の第1ブラケット43の底面に、第1補強板73〜75(図7参照)を介して、第1U字ボルト95a,95bがナットで固定される。第1補強板73〜75には、鋼材が用いられる。図10及び図11に示すように、第2取付部64a〜64dは、本体部60の最下面より上方に位置している。これにより、第1U字ボルト95a,95bを第2取付部64a〜64dに挿通しても、第1U字ボルト95a,95bの先端は本体部60の最下面より下方に位置しない。
図6に示すように、第3取付部65a,65bは、第2排気処理装置42の中心軸線Ax2と垂直な方向における第2支持部62aの両側に設けられる。言い換えれば、第3取付部65a,65bは、第2支持部62aの中央の最も窪んだ部分を通る直線と垂直な方向における第2支持部62aの両側に設けられる。同様に、第3取付部65c,65dは、第2排気処理装置42の中心軸線Ax2と垂直な方向における第2支持部62bの両側に設けられる。言い換えれば、第3取付部65c,65dは、第2支持部62bの中央の最も窪んだ部分を通る直線と垂直な方向における第2支持部62bの両側に設けられる。
第3取付部65a〜65dは、第2排気処理装置42を係止する第2U字ボルト96a,96b(図4参照)を挿通させる孔を含む。第2U字ボルト96a,96bはその両端にネジ溝を有している。例えば、図5に示すように、第3取付部65a〜65dでは、第2排気処理装置42が支持される側と反対側の第1ブラケット43の底面に、第2補強板76、77(図7参照)を介して、第2U字ボルト96a,96bがナットで固定される。第2補強板76,77には、鋼材が用いられる。図10及び図11に示すように、第3取付部65a〜65dは、本体部60の最下面より上方に位置している。これにより、第2U字ボルト96a,96bを第3取付部65a〜65dに挿通しても、第2U字ボルト96a,96bの先端は本体部60の最下面より下方に位置しない。
図6〜図9に示される第4取付部66a〜66fには、第2ブラケット80,85が取り付けられる。図8及び図9において二点鎖線で示すように、第4取付部66a〜66fは、同一平面上に位置する。第1ブラケット43と第2ブラケット80,85との取り付け方については後述する。
図6〜図11に示される第1膨出部67a,67bは、図8及び図9に示すように、第1排気処理装置41の下方に位置する場所において、第1支持部61a,61bよりもさらに下方に膨らむ。第1膨出部67aは、第1支持部61aと第1支持部61bとの間に設けられる。第1膨出部67bは、第1排気処理装置41の第1接続口44が設けられる端部と反対側の端部の下方に設けられる。図6に示すように、第1膨出部67a,67bは、第1支持部61a,61bよりも幅広となっている。つまり、平面視において、第1排気処理装置41の長手方向と垂直な第1方向における第1膨出部67a,67bの最大幅W1は、第1方向における第1支持部61a,61bの幅W0より長い。これにより、第1排気処理装置41が複数の円筒状の部材をクランプにより相互に結合して形成されるものであっても、クランプが本体部60の底面に当たることはない。
図6、図7及び図9に示される第2膨出部67cは、図9に示すように、第2排気処理装置42の下方に位置する場所において、第2支持部62a,62bよりもさらに下方に膨らむ。第2膨出部67cは、第2支持部62aと第2支持部62bとの間に設けられる。図6に示すように、第2膨出部67cは、第2支持部62a,62bよりも若干幅広となっている。
図6、図7、図10及び図11に示されるリブ68は、第1膨出部67aと第2膨出部67cとの間に設けられる。図10及び図11に示すように、リブ68は、第3取付部65a,65cよりも上方に突出し、第2膨出部67cから第1膨出部67aに向かって斜めに傾斜する。リブ68によって、第1膨出部67aと第2膨出部67cとの間の強度を増すことができる。
図6、図7、及び図11に示される第1孔部69は、第1接続口44を挿通する。図3及び図5に示されるように、第1接続口44は斜め下方に向かって伸びるので、第1孔部69は、第2取付部64a及び64bの中央よりも、第2取付部64b寄りに位置している。なお、第1接続口44は下方に向かって伸び、第1孔部69は、第2取付部64a及び64bの中央に位置してもよい。
図6及び図7に示される第2孔部70a,70b,70c,70dは、枯葉等の異物落下用の孔である。第2孔部70a〜70dは、第1膨出部67aと第2膨出部67cとに設けられる。つまり、第2孔部70a〜70dは、第1膨出部67aと第2膨出部67cの少なくとも一方の膨出部に設けられる。
図6〜図8に示される第3孔部70eも、枯葉等の異物落下用の孔である。第3孔部70eは、本体部60の側面及び底面に跨って設けられる。図6、図7及び図11に示される第4孔部70fは、第2排気処理装置42の下部に接続された管(不図示)を通す孔である。当該管からは、第2排気処理装置42に溜まった水が排出される。図6、図7及び図11に示される第5孔部70g,70hは、雨などによって第1ブラケット43に溜まる水を抜くための孔である。
図6、図7及び図9に示すように、本体部60及び縁部72には、切り欠き部71が設けられる。図3〜図5に示すように、第2排気処理装置42を、エンジン21に対して第1排気処理装置41よりも近くに配置する場合、第2支持部62a,62bの近くに切り欠き部71が設けられる。逆に、第1排気処理装置41を、エンジン21に対して第2排気処理装置42よりも近くに配置する場合、第1支持部61a,61bの近くに切り欠き部71が設けられるとよい。図4に示すように、切り欠き部71は、エンジン21のシリンダヘッド21aの上方に位置する。したがって、エンジン21のシリンダヘッド21aは、切り欠き部71を通して、上方からアクセス可能である。このため、排気処理ユニット24を作業車両100から取り外さなくても、エンジン21のメンテナンス作業を実施することができる。
[第1ブラケット、第2ブラケットの取り付け]
つぎに、第1ブラケット43、第2ブラケット80,85の車体フレーム27への取り付け方法について説明する。図12は、梁部材37,38に取り付けられた第2ブラケット80,85の斜視図である。図13は、図12の第2ブラケット80,85に取り付けられた第1ブラケット43の斜視図である。
つぎに、第1ブラケット43、第2ブラケット80,85の車体フレーム27への取り付け方法について説明する。図12は、梁部材37,38に取り付けられた第2ブラケット80,85の斜視図である。図13は、図12の第2ブラケット80,85に取り付けられた第1ブラケット43の斜視図である。
図12を参照すると、第2ブラケット80は、第1上部81と第1下部82とを有する。第2ブラケット85は、第2上部86と第2下部87とを有する。第1上部81は、第1下部82よりも上方に位置する。第2上部86は、第2下部87よりも上方に位置する。第1上部81、第1下部82、第2上部86、及び、第2下部87は、平面状の板材であり、第1上部81、第1下部82、第2上部86、及び、第2下部87により形成される面は全て水平である。また、第1上部81と第2上部86とは同一平面上にあり、第1下部82と第2下部とは同一平面上にある。
第1上部81は、ボルト及びナットによって第1梁部材37に固定される。同様に、第2上部86は、ボルト及びナットによって第2梁部材38に固定される。このようにして、第2ブラケット80,85は、それぞれ梁部材37,38に固定されている。なお、固定方法は上述したものに限らず、例えば、溶接によって、第1上部81が第1梁部材37に固定され、第2上部86が第2梁部材38に固定されてもよい。なお、以降の説明では、第1上部81,第2上部86のことを第6取付部とも呼ぶ。
第1下部82は、第5取付部83a,83b,83cを有する。図12及び図13に示すように、第5取付部83a〜83cは、第1ブラケット43の第4取付部66a〜66cの位置と対応している。第2下部87は、第5取付部88a,88b,88cを有する。図12及び図13に示すように、第5取付部88a〜88cは、第1ブラケット43の第4取付部66d〜66fの位置と対応している。図13に示すように、第5取付部83a〜83c,88a〜88cには、第1ブラケット43が取り付けられる。図5に示すように、本実施形態では、ボルト及びナットを利用して、第1ブラケット43が第2ブラケット80,85に取り付けられる。したがって、第4取付部66a〜66f及び第5取付部83a〜83c,88a〜88cは孔を含んでいる。しかし、掛止などの別の固定手段を採用する場合、第4取付部66a〜66f及び第5取付部83a〜83c,88a〜88cは、別の形状もしくはフックなどの部材を含んでいてもよい。
第5取付部83a〜83c,88a〜88cの直上には、平面確保のためのプレート84a〜84c,89a〜89cが配置される。プレート84a〜84c,89a〜89cには、例えば、鋼材が用いられる。図5及び図9に示すように、プレート84a〜84c,89a〜89cの直上には、第3補強板78,79が配置される。第3補強板78,79には、鋼材が用いられる。図9に示すように、第3補強板78,79の直上には、第4取付部66a〜66fが配置される。プレート84a〜84c,89a〜89cと、第3補強板78,79とは、第4取付部66a〜66f及び第5取付部83a〜83c,88a〜88cに対応する孔を含んでいる。以上のように、プレート84a〜84c,89a〜89cと第3補強板78,79とが第4取付部66a〜66fと第5取付部83a〜83c,88a〜88cとの間に設けられる。これによって、第1ブラケット43と第2ブラケット80,85との間の取付部の強度を確保することができるとともに、排気処理装置の位置のばらつきを抑制することができる。また、第1ブラケット43と第2ブラケット80,85との間が着脱可能であるため、排気処理ユニット24は、車体フレーム27に対して着脱可能である。
図3及び図13に示すように、第1ブラケット43が第2ブラケット80,85に取り付けられた状態では、縁部72が梁部材37,38よりも上方に位置する。さらに、第1取付部63a〜63cも、梁部材37,38よりも上方に位置する。別の言い方をすれば、縁部72は、第1上部81と第2上部86(第6取付部)よりも上方に位置する。また、取付部63a〜63cも、第1上部81と第2上部86(第6取付部)よりも上方に位置する。
図5に示すように、第1ブラケット43が第2ブラケット80,85に取り付けられた状態では、第1下部82及び第2下部87は、梁部材37,38よりも下方に位置する。すなわち、第5取付部83a〜83c,88a〜88cは、梁部材37,38よりも下方に位置する。
[排気処理ユニットの製造方法]
つぎに、本実施形態に係る排気処理ユニット24の製造方法について説明する。図14は、本実施形態に係る排気処理ユニット24の製造方法のフローチャートである。
つぎに、本実施形態に係る排気処理ユニット24の製造方法について説明する。図14は、本実施形態に係る排気処理ユニット24の製造方法のフローチャートである。
ステップS1において、1枚の板材をプレスすることにより、ブラケット原型を形成する。ブラケット原型は、3つのプレス工程により生成される。図15は、1回目のプレス工程により生成される板材の概形である。図15に示すように、1回目のプレスでは、本体部60として形成される板材90aが押し出される。図16は、2回目のプレス工程により生成される板材の概形である。図16に示すように、2回目のプレスでは、第1膨出部67a,67bと、第2膨出部67cの一部が形成された板材90bが生成される。図17は、3回目のプレス工程により生成される板材の概形である。図16に示すように、3回目のプレス工程により生成されるブラケット原型90cは、第1支持部61a,61bと、第2支持部62a,62bと、第1膨出部67a,67bと、第2膨出部67cと、リブ68と、切り欠き部71と、縁部72とを含んでいる。つまり、ブラケット原型90cは、縁部72と、縁部72から下方に向かって膨らむ凸形状を有し、第1支持部61a,61b及び第2支持部62a,62bを有する本体部60を含む。
ステップS2において、ブラケット原型90cのうち、縁部72周辺の板材をカットする。そして、孔あけ工程により、第1取付部〜第4取付部と、第1孔部、第2孔部とを形成する。このようにして、第1ブラケット43が形成される。
ステップS3において、第1支持部61a,61bの直上に第1排気処理装置41を配置する。このとき、第1U字ボルト95a,95bと、第1補強板73〜75が取り付けられてもよい。
ステップS4において、第2支持部62a,62bの直上に第2排気処理装置42を配置する。このとき、第2U字ボルト96a,96bと、第2補強板76,77とが取り付けられてもよい。
なお、以降の処理として、第2接続管52を第1排気処理装置41と第2排気処理装置42とにそれぞれ接続するステップ、第1ブラケット43を第2ブラケット80、85に取り付けるステップ、第1接続管51を第1排気処理装置41に接続するステップを含んでもよい。
[特徴]
本実施形態に係る排気処理ユニット24は、以下の特徴を備える。
本実施形態に係る排気処理ユニット24は、以下の特徴を備える。
(1)第1排気処理装置41を直接支持する第1支持部61a,61b、及び、第2排気処理装置42を直接支持する第1支持部62a,62bは、第1ブラケット43とともに一体形成される。したがって、排気処理ユニット24は、少数の部品によって、第1排気処理装置41と第2排気処理装置42とを安定的に支持することができる。
(2)第1ブラケット43の本体部60の側面には、第1取付部63a〜63cが設けられる。したがって、排気処理ユニット24全体を荷吊りフックによって取り外すことが可能となる。よって、排気処理ユニット24のメンテナンス作業が効率化される。
(3)第1膨出部67a,67bは、第1支持部61a,61bよりも更に下方に膨らみ、第2膨出部67cは、第2支持部62a,62bよりも更に下方に膨らむ。したがって、第1排気処理装置41、第2排気処理装置42の周囲に部品を取り付けることが可能となる。
(4)第1膨出部67a,67bと第2膨出部67cとの間にリブ68が形成される。したがって、第1膨出部67aと第2膨出部67cとの間の強度が高くなる。
(5)第1支持部61a,61bは、第2支持部62a,62bより下方に位置する。このため、第1排気処理装置41の底部が、排気処理ユニット24を支持する梁部材37,38より下方に位置する。これにより、排気処理ユニットの高さを低くすることができ、作業車両の大型化を抑えることができる。言い換えれば、エンジンフードの高さを抑えることができる。
(6)第2接続管52は、第1排気処理装置41及び第2排気処理装置42の上方に配置される。その結果、第2接続管52を吊り上げることによって、第2接続管52を排気処理ユニット24から取り外すことが容易となる。
(7)第1支持部61a,61b及び第2支持部62a,62bは、それぞれ、第1排気処理装置41及び第2排気処理装置42の外周面に対応した接触面を有する。したがって、第1排気処理装置41及び第2排気処理装置42は、それぞれ、第1支持部61a,61b及び第2支持部62a,62bによって安定的に支持される。
(8)第1排気処理装置41及び第2排気処理装置42は円筒状の形状を有し、第1支持部61a,61b及び第2支持部62a,62bの断面は弧状である。したがって、第1排気処理装置41の中心軸線Ax1周りの回転による、第1排気処理装置41の姿勢変化とは無関係に、第1排気処理装置41を第1支持部61a,61bに設置することができる。同様に、第2排気処理装置42の中心軸線Ax2周りの回転による、第2排気処理装置42の姿勢変化とは無関係に、第2排気処理装置42を第2支持部62a,62bに設置することができる。したがって、第1排気処理装置41及び第2排気処理装置42の設置作業が容易となる。
(9)第2取付部64a,64bは、第1排気処理装置41の中心軸線Ax1と垂直な方向における第1支持部61aの両側に設けられる。同様に、第2取付部64c,64dは、第1排気処理装置41の中心軸線Ax1と垂直な方向における第1支持部61bの両側に設けられる。そして、第2取付部64a〜64dには、第1U字ボルト95a,95bが取り付けられる。これにより、第1U字ボルト95a,95bと第1排気処理装置41との接触面積が増すので、第1排気処理装置41が安定的に固定される。
(10)第3取付部65a,65bは、第2排気処理装置42の中心軸線Ax2と垂直な方向における第2支持部62aの両側に設けられる。同様に、第3取付部65c,65dは、第2排気処理装置42の中心軸線Ax2と垂直な方向における第2支持部62bの両側に設けられる。そして、第3取付部65a〜65dには、第2U字ボルト96a,96bが取り付けられる。これにより、第2U字ボルト96a,96bと第2排気処理装置42との接触面積が増すので、第2排気処理装置42が安定的に固定される。
(11)第2取付部64a,64bには、ボルト及びナットによる締結によって生じる軸力を受ける第1補強板73〜75が取り付けられる。これによって、作業車両100の振動もしくは上述する軸力により、第2取付部64a,64bが変形することが抑止される。
(12)第3取付部65a,65bには、ボルト及びナットによる締結によって生じる軸力を受ける第2補強板76,77が取り付けられる。これによって、作業車両100の振動もしくは上述する軸力により、第3取付部65a,65bが変形することが抑止される。
(13)第1排気処理装置41は、第1接続口44を有し、本体部60の第1孔部69は、第1接続口44を挿通する。このため、排気処理ユニット24のメンテナンス時においては、第1排気処理装置41と第1接続管51との接続作業、もしくは分離作業を容易に行うことができる。これにより、第1排気処理装置41のメンテナンス性をさらに向上させることができる。
(14)第1膨出部67a,67bと第2膨出部67cとの少なくとも一方に、第2孔部70a,70b,70c,70dを有する。したがって、排気処理ユニット24に異物が落下したときに、異物を排気処理ユニット24から排出することができる。
(15)第1排気処理装置41の長手方向と垂直な第1方向における第1膨出部67a,67bの最大幅W1は、第1方向における第1支持部61a,61bの幅より長い。これにより、第1排気処理装置41が複数の円筒状の部材から形成され、クランプにより相互に結合したものであっても、クランプが本体部60の底面に当たることはない。
また、本実施形態に係る排気処理ユニット24を備える作業車両は、以下の特徴を備える。
(16)排気処理ユニット24は、梁部材37,38に取り付けられた第2ブラケット80,85によって支持される。これにより、排気処理ユニット24を、梁部材37,38を基準とした任意の高さに配置することが可能となる。したがって、油圧ポンプ23の高さに合わせて最適な高さに排気処理ユニット24を配置することが可能となる。
(17)第2ブラケット80,85の第5取付部83a〜83c,88a〜88cは、梁部材37,38よりも下方に位置する。このため、第1排気処理装置41の底部が、排気処理ユニット24を支持する梁部材37,38より下方に位置する。これにより、排気処理ユニット24の高さを低くすることができ、作業車両の大型化を抑えることができる。言い換えれば、エンジンフードの高さを抑えることができる。
(18)第2ブラケット80,85の第6取付部81,86は、第5取付部83a〜83c,88a〜88cよりも上方に位置する。言いかえれば、第5取付部83a〜83c,88a〜88cは、第6取付部81,86よりも下方に位置する。このため、第1ブラケット43の底部が、第2ブラケット80,85より下方に位置する。これにより、排気処理ユニット24の高さを低くすることができ、作業車両の大型化を抑えることができる。つまり、エンジンフードの高さを抑えることができる。
(19)第1ブラケット43が第2ブラケット80,85に取り付けられた状態で、第1取付部63a〜63cは、梁部材37,38よりも上方に位置する。さらに、第1ブラケット43が第2ブラケット80,85に取り付けられた状態で、第1取付部63a〜63cは、第6取付部81,86よりも上方に位置する。これにより、荷吊りフックを第1取付部63a〜63cに取り付ける際に、梁部材37,38及び第2ブラケット80,85が荷吊りフックと干渉しない。ゆえに、よって、排気処理ユニット24の取り付け及び取り外し作業が効率化される。
(20)第4取付部66d〜66fと第5取付部83a〜83c,88a〜88cとの間には、ボルト及びナットによる締結によって生じる軸力を受ける第3補強板78,79が設けられる。これによって、作業車両100の振動もしくは上述する軸力により、第4取付部66d〜66fが変形することが抑止される。
(21)第1接続管51は、第1排気処理装置41の中心軸線Ax1と第2排気処理装置42の中心軸線Ax2とを含む平面Pと略平行となるように伸びる。これにより、第1接続管51が傾斜して配置されるため、ベローズ部54の長さを大きく確保することができる。これにより、エンジン21とディーゼル微粒子捕集フィルター装置41との接続がさらに容易になる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上述の実施形態では、排気処理ユニット24を油圧ショベルに適用する例について説明したが、ブルドーザなどの他の作業車両に適用してもよい。
第2排気処理装置42は、梁部材37,38よりも下方に配置されてもよい。ただし、第2排気処理装置42は、第1排気処理装置41よりも上方に配置されることが望ましい。
第1排気処理装置41及び第2排気処理装置42は、円筒状等に限らず、楕円筒状、或いは直方体状など他の形状であってもよい。
第1の方向は車幅方向に限らず他の方向であってもよい。すなわち、第1排気処理装置41及び第2排気処理装置42は車幅方向と異なる方向に並んで配置されてもよい。例えば、第1の方向は車両前後方向であってもよい。すなわち、第1排気処理装置41と第2排気処理装置42とは車両前後方向に並んで配置されてもよい。
第1排気処理装置41は、柱部材31−36のいずれかに支持されてもよい。第2排気処理装置42は、柱部材31−36のいずれかに支持されてもよい。第1排気処理装置41及び第2排気処理装置42を支持する車体フレーム27は、外装カバー28を支持するものに限られない。例えば、第1排気処理装置41及び第2排気処理装置42を支持するための専用の車体フレームが設けられてもよい。
第1支持部61a,61b、第2支持部62a,62b、第1U字ボルト95a,95b、第2U字ボルト96a,96bの数はそれぞれ2つとは限らず、1つもしくは3つ以上であってもよい。これに対応して、第2取付部64a〜64d、第3取付部65a〜65dの個数が変更されてもよい。同様に、第1取付部63a〜63c、第4取付部66a〜66f、第5取付部83a〜83c,88a〜88cの個数等は適宜変更可能である。また、第1ブラケット43は、第1膨出部67a,67b、第2膨出部67c、リブ68、第1孔部69、第2孔部70a,70b,70c,70d、及び切り欠き部71の少なくとも1つを含まないものであってもよい。
第2ブラケット80,85は、2つの異なる部材から成るものとして説明したが、一体として形成されたものであってもよい。また、プレート84a〜84c,89a〜89c、及び/又は第1〜第3補強板が使用されなくてもよい。
本発明によれば、少数の部品によって、ディーゼル微粒子捕集フィルター装置と選択還元触媒装置を安定的に支持する排気処理ユニット及び作業車両を提供することができる。
Claims (20)
- 作業車両のエンジンからの排気を処理する排気処理ユニットであって、
第1排気処理装置と、
第2排気処理装置と、
前記第1排気処理装置と前記第2排気処理装置とが取り付けられる第1ブラケットと、
を備え、
前記第1ブラケットは、
縁部と、
前記縁部から下方に向かって膨らむ凸形状を有する本体部と、
を有し、
前記本体部は、
前記第1排気処理装置を直接支持する第1支持部と、
前記第2排気処理装置を直接支持する第2支持部と、
を含む、排気処理ユニット。
- 前記本体部は、前記本体部の側面に荷吊りフックを取り付け可能な第1取付部を有する、請求項1に記載の排気処理ユニット。
- 前記本体部は、
前記第1排気処理装置の下方に位置する場所において、前記第1支持部よりもさらに下方に膨らむ第1膨出部と、
前記第2排気処理装置の下方に位置する場所において、前記第2支持部よりもさらに下方に膨らむ第2膨出部と、
をさらに有する、請求項2に記載の排気処理ユニット。
- 前記本体部は、前記第1膨出部と前記第2膨出部との間に上方に突出するリブをさらに有する、請求項3に記載の排気処理ユニット。
- 前記第1支持部は、前記第2支持部よりも下方に位置する、
請求項1から4のいずれかに記載の排気処理ユニット。
- 前記第1排気処理装置と前記第2排気処理装置とを接続する中継接続管をさらに備え、
前記中継接続管は、前記第1排気処理装置及び前記第2排気処理装置の上方に配置される、請求項5に記載の排気処理ユニット。
- 前記第1支持部及び前記第2支持部は、前記第1排気処理装置及び前記第2排気処理装置の外周面に対応した接触面を有する、請求項6に記載の排気処理ユニット。
- 前記第1排気処理装置及び前記第2排気処理装置は、円筒状の形状を有し、
前記第1支持部及び前記第2支持部の断面は、弧状である、請求項7に記載の排気処理ユニット。
- 前記第1排気処理装置を係止する第1U字ボルトをさらに備え、
前記本体部は、前記第1排気処理装置の中心軸線と垂直な方向における前記第1支持部の両側に前記第1U字ボルトを取り付ける第2取付部をさらに有する、
請求項8に記載の排気処理ユニット。
- 前記第2排気処理装置を係止する第2U字ボルトをさらに備え、
前記本体部は、前記第2排気処理装置の中心軸線と垂直な方向における前記第2支持部の両側に前記第2U字ボルトを取り付ける第3取付部をさらに有する、
請求項7に記載の排気処理ユニット。
- 前記第1排気処理装置は、下方に向かって伸びる管状の接続口を有し、
前記本体部は、前記接続口を挿通する第1孔部をさらに有する、請求項5に記載の排気処理ユニット。
- 前記本体部は、前記第1膨出部と前記第2膨出部の少なくとも一方の膨出部に、異物落下用の第2孔部をさらに有する、請求項3又は4に記載の排気処理ユニット。
- 平面視において、前記第1排気処理装置の長手方向と垂直な第1方向における前記第1膨出部の最大幅は、前記第1方向における前記第1支持部の幅より長い、請求項3、4、又は12のいずれかに記載の排気処理ユニット。
- エンジンと、
前記エンジンを支持する旋回フレーム上に立設される複数の柱部材と、前記柱部材の上端に設けられる梁部材とを有する車体フレームと、
前記エンジンからの排気を処理する第1排気処理装置と、
前記エンジンからの排気を処理する第2排気処理装置と、
前記第1排気処理装置と前記第2排気処理装置とが取り付けられる第1ブラケットと、
前記第1ブラケットを支持する第2ブラケットと、
を備え、
前記第1ブラケットは、
縁部と、
前記縁部から下方に向かって膨らむ凸形状を有する本体部と、
を有し、
前記本体部は、
前記第1排気処理装置を直接支持する第1支持部と、
前記第2排気処理装置を直接支持する第2支持部と、
前記第2ブラケットが取り付けられる第4取付部と、
を含み、
前記第2ブラケットは、
前記第1ブラケットが取り付けられる第5取付部と、
前記梁部材に取り付けられる第6取付部と、
を有する、作業車両。
- 前記第5取付部は、前記梁部材よりも下方に位置する、請求項14に記載の作業車両。
- 前記第6取付部は、前記第5取付部より上方に位置する、請求項15に記載の作業車両。
- 前記本体部は、前記本体部の側面に荷吊りフックを取り付け可能な第1取付部をさらに有し、
前記第1取付部は、前記第1ブラケットが前記第2ブラケットに取り付けられた状態で前記梁部材よりも上方に位置する、請求項14から16のいずれかに記載の作業車両。
- 前記第1取付部は、前記第1ブラケットが前記第2ブラケットに取り付けられた状態で前記第6取付部よりも上方に位置する、請求項17に記載の作業車両。
- 前記エンジンと前記第1排気処理装置とを接続する接続管をさらに備え、
前記第1排気処理装置及び前記第2排気処理装置は、円筒状であり、
前記第1排気処理装置の中心軸線と前記第2排気処理装置の中心軸線とを含む平面と平行となるように、前記接続管が伸びる、請求項14から16のいずれかに記載の作業車両。
- 作業車両のエンジンからの排気を処理する排気処理ユニットであって、
1枚の板材をプレスすることにより、縁部と、前記縁部から下方に向かって膨らむ凸形状を有し、第1支持部及び第2支持部を有する本体部とを有するブラケット原型を形成する第1工程と、
前記ブラケット原型のうち、前記縁部の周辺の板材をカットする第2工程と、
により形成される第1ブラケットと、
第1支持部の直上に配置される第1排気処理装置と、
第2支持部に直上に配置される第2排気処理装置と、
を備える、排気処理ユニット。
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