JP5506513B2 - 誘導装置 - Google Patents
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Description
一般に、ロータリジョイントは、ジョイントの回転軸を導波路とするので、2軸のアンテナジンバル上に伝導することのできる高周波は2信号である。
しかし、たとえば、単一のアンテナを使用するデュアルバンドレーダのように、DIF系およびSUM系の信号をそれぞれ2セット(異なる周波数帯域)で必要とするアンテナの場合には、送信波も異なる周波数の2セットが必要となるので、ロータリジョイントで伝導可能な高周波信号数の制限により、局発信号をアンテナジンバル上に伝導することができなくなる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1が適用される誘導装置の基本構成を概略的に示すブロック図である。
このとき、アンテナジンバル1は、ロータリジョイント4を介して、アンテナ2のビームを指向調整する。
送受信切換部11は、送信時には、アンテナ2に送信波(高周波)を出力し、受信時には、信号経路を切換えて、アンテナ2からのSUM系受信信号をSUM系フロントエンド12に送出する。
アンテナジンバル1の外部のSUM系フロントエンド12は、アンテナ2により受信されたSUM系受信信号を、ロータリジョイント4および送受信切換部11を介して取り込み、発振器9からの局発信号を用いて受信信号をダウンコンバートし、SUM系IF信号を生成する。
温度センサ21により計測された発振器温度Tは、ケーブル(図示せず)を介して位相器制御部22に導かれる。また、発振器9からSUM系フロントエンド12への局発信号(高周波)は、導波管など(図示せず)を介して導かれる。
まず、図3(a)のように、発振器9の温度T(T1、T2、・・・)を、実運用する際の範囲で変化させ、その際に、SUM系IF信号の位相が基準温度(たとえば、20℃)での位相からどれだけ変化したかを計測して、発振器温度TとSUM系IF信号位相の温度変動φ(φ1、φ2、・・・)とのデータベース(テーブル)を作成する。
なお、発振器温度T、T1、T2に関しては、T1<T<T2の関係があるものとする。
図3(b)においては、発振器温度T1および温度変動φ1に対応したサンプル点P1と、発振器温度T2および温度変動φ2に対応したサンプル点P2とが示されている。
なお、DIF系温度t、t1、t2に関しては、t1<t<t2の関係があるものとする。
図3(d)においては、DIF系温度t1および温度変動ψ1に対応したサンプル点Q1と、DIF系温度t2および温度変動ψ2に対応したサンプル点Q2とが示されている。
なお、位相器23の設置場所は、DIF系フロントエンド3Aの後段側に限らず、SUM系フロントエンド12の後段側であってもよい。ただし、この場合、位相器制御部22は、予測した位相差θの符号を反転させずに、SUM系IF信号に対する位相補正量とすればよい。
一方、SUM系フロントエンド12は、発振器9からの局発信号(高周波)を用いてSUM系受信信号をダウンコンバートし、SUM系IF信号を生成する。
発振器9は、DIF系フロントエンド3Aに対する低周波の基準信号と、SUM系フロントエンド12に対する高周波の局発信号とを生成する。
位相器23は、位相補正量を用いて、DIF系IF信号とSUM系IF信号との間の位相差をキャンセルした位相補正後のDIF系IF信号を受信機13に入力する。
なお、上記実施の形態1(図2)では、温度センサ20、21を用いたが、図4のように、位相検波器25、26を用いてもよい。
図4はこの発明の実施の形態2に係る誘導装置の要部構成を具体的に示すブロック図であり、前述(図2参照)と同様のものについては、前述と同一符号を付して、または符号の後に「B」を付して詳述を省略する。
DIF系フロントエンド3Bの出力端子には、位相検波器25が設けられている。
位相検波器25は、DIF系フロントエンド3BからのDIF系IF信号の位相を検波して、位相器制御部22Bの一方の端子に入力するとともに、位相器23に対してDIF系信号をスルー入力する。
位相検波器26は、SUM系フロントエンド12からのSUM系IF信号の位相を検波して、位相器制御部22Bの他方の端子に入力するとともに、受信機13(図1)に対してSUM系IF信号をスルー入力する。
なお、この場合も、位相器23の設置場所は、DIF系フロントエンド3Bの後段側に限らず、SUM系フロントエンド12の後段側であってもよく、位相器制御部22Bは、位相差の符号を反転させずに、SUM系IF信号に対する位相補正量とすればよい。
これにより、前述と同様に、DIF系IF信号とSUM系IF信号との位相差を低減することができ、この結果、誘導信号の温度による変動を防ぐことができるので、角度追尾のレスポンス低下を防ぐことができる。
なお、上記実施の形態1、2(図2、図4)では、一方のフロントエンドの出力側に位相補正用の位相器23を設けたが、図5のように、前述の温度センサ20、21に加えて、DIF系フロントエンド3C内にヒータ制御部30およびヒータ31(温度調節手段)を設けてもよい。
また、発振器9には、発振器温度Tを計測する温度センサ21が設けられており、発振器温度Tは、温度センサ21から、ケーブルを介してアンテナジンバル1C上のヒータ制御部30に入力される。
具体的には、ヒータ制御部30は、DIF系温度tを基準とした発振器温度Tの差分を計算し、得られた差分に所定ゲインを乗算して指令値(電力値)とし、ヒータ31に入力する。
これにより、DIF系温度tと発振器温度Tとの温度差がキャンセルされるので、温度差に起因した各IF信号の位相差もキャンセルされることになる。
ヒータ制御部30およびヒータ31は、DIF系温度tと発振器温度Tとの温度差をキャンセルするようにDIF系温度tを調節する。
また、この結果、誘導信号の温度による変動を防ぐことができるので、角度追尾のレスポンス低下を防ぐことができる。
Claims (4)
- 高周波のDIF系受信信号およびSUM系受信信号を受信するためのアンテナが搭載されたアンテナジンバルと、
前記DIF系受信信号からDIF系IF信号を生成するDIF系フロントエンドと、
前記SUM系受信信号からSUM系IF信号を生成するSUM系フロントエンドと、
前記DIF系IF信号および前記SUM系IF信号からビデオ信号を生成する受信機と、
前記受信機に対する低周波の局発信号を生成する発振器と、を備え、
前記DIF系フロントエンドおよび前記SUM系フロントエンドのうちの一方のフロントエンドは、前記アンテナジンバルに搭載され、
前記DIF系フロントエンドおよび前記SUM系フロントエンドのうちの他方のフロントエンドは、前記アンテナジンバルの外部に配設され、
前記発振器は、前記アンテナジンバル上の前記一方のフロントエンドに対する低周波の基準信号と、前記アンテナジンバルの外部に配設された前記他方のフロントエンドに対する高周波の局発信号とを生成する誘導装置であって、
前記一方のフロントエンドに取り付けられて一方の系温度を検出する第1の温度センサと、
前記発振器に取り付けられて発振器温度を検出する第2の温度センサと、
前記一方の系温度と前記発振器温度との温度差に応じた位相補正量を算出する位相器制御部と、
前記一方のフロントエンドと前記受信機との間に挿入された位相器と
をさらに備え、
前記位相器は、前記位相補正量を用いて、前記DIF系IF信号と前記SUM系IF信号との間の位相差をキャンセルした位相補正後のIF信号を前記受信機に入力することを特徴とする誘導装置。 - 高周波のDIF系受信信号およびSUM系受信信号を受信するためのアンテナが搭載されたアンテナジンバルと、
前記DIF系受信信号からDIF系IF信号を生成するDIF系フロントエンドと、
前記SUM系受信信号からSUM系IF信号を生成するSUM系フロントエンドと、
前記DIF系IF信号および前記SUM系IF信号からビデオ信号を生成する受信機と、
前記受信機に対する低周波の局発信号を生成する発振器と、を備え、
前記DIF系フロントエンドおよび前記SUM系フロントエンドのうちの一方のフロントエンドは、前記アンテナジンバルに搭載され、
前記DIF系フロントエンドおよび前記SUM系フロントエンドのうちの他方のフロントエンドは、前記アンテナジンバルの外部に配設され、
前記発振器は、前記アンテナジンバル上の前記一方のフロントエンドに対する低周波の基準信号と、前記アンテナジンバルの外部に配設された前記他方のフロントエンドに対する高周波の局発信号とを生成する誘導装置であって、
前記一方のフロントエンドの出力端子に設けられて第1のIF信号位相を検出する第1の位相検波器と、
前記他方のフロントエンドの出力端子に設けられて第2のIF信号位相を検出する第2の位相検波器と、
前記第1のIF信号位相と前記第2のIF信号位相との位相差に応じた位相補正量を算出する位相器制御部と、
前記一方のフロントエンドと前記受信機との間に挿入された位相器と
をさらに備え、
前記位相器は、前記位相補正量を用いて、前記DIF系IF信号と前記SUM系IF信号との間の位相差をキャンセルした位相補正後のIF信号を前記受信機に入力することを特徴とする誘導装置。 - 高周波のDIF系受信信号およびSUM系受信信号を受信するためのアンテナが搭載されたアンテナジンバルと、
前記DIF系受信信号からDIF系IF信号を生成するDIF系フロントエンドと、
前記SUM系受信信号からSUM系IF信号を生成するSUM系フロントエンドと、
前記DIF系IF信号および前記SUM系IF信号からビデオ信号を生成する受信機と、
前記受信機に対する低周波の局発信号を生成する発振器と、を備え、
前記DIF系フロントエンドおよび前記SUM系フロントエンドのうちの一方のフロントエンドは、前記アンテナジンバルに搭載され、
前記DIF系フロントエンドおよび前記SUM系フロントエンドのうちの他方のフロントエンドは、前記アンテナジンバルの外部に配設され、
前記発振器は、前記アンテナジンバル上の前記一方のフロントエンドに対する低周波の基準信号と、前記アンテナジンバルの外部に配設された前記他方のフロントエンドに対する高周波の局発信号とを生成する誘導装置であって、
前記一方のフロントエンドは、
一方の系温度を検出する第1の温度センサと、
前記一方の系温度を調節する温度調節手段と、を有し、
前記発振器は、発振器温度を検出する第2の温度センサを有し、
前記温度調節手段は、前記一方の系温度と前記発振器温度との温度差をキャンセルするように前記一方の系温度を調節することを特徴とする誘導装置。 - 前記温度調節手段は、前記一方の系温度と前記発振器温度との温度差に応じた指令値を算出するヒータ制御部と、前記指令値にしたがって前記一方のフロントエンドを暖めるヒータとを含むことを特徴とする請求項3に記載の誘導装置。
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