JP5505851B1 - 車両用座席クリーニングステーション - Google Patents

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【課題】車両の座席の表面素材として多く使用されている繊維材を用いた座席が、様々な要因により汚れた場合において、車両の利用者が座席を容易に洗浄可能とする。
【解決手段】車両の座席などの車内の洗浄および濯ぎ作業を、セルフ式で行える様に洗浄用の小型ポリッシャー11と濯ぎ用のリンサー13によって作業を行える機能を搭載した洗浄機械を設置したクリーニングステーション1であり、この洗浄機械は、液晶画面2での案内機能を備えているセルフ式の洗浄および濯ぎ作業を目的とした機械設備である。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の座席の洗浄をセルフ式で行えるクリーニングステーションに関する。
車両の座席は、通常に車両を使用していても外から汚れを持ち込んだり、食物や飲料水を不意に溢した場合など、車両の使用頻度とともに汚れる頻度も増える状況にある。座席の多くに使用されており座席表面を形成しているファブリック材は、材質が繊維であることもあり、細かな汚れが付着しやすく、飲料水などの液体を溢した場合は座席内部に浸透してしまう。
衣類など繊維類を洗うのであれば洗濯機を使用することが可能であるが、座席の形状と構造から洗濯機での洗濯は不可能である。
洗浄業者も存在しているので業者に洗浄を依頼することも可能だが、まだ普及していないので洗浄業者が少ない、または地域によっては業者の存在がない、実際に洗浄を依頼する際には車両を預ける期間が必要なので不便となり、作業工賃が高価などの背景もあり車両の利用者が座席を汚れたまま使用している不衛生な環境となっている。
実開昭62−46254 特開昭61−98660
解決しようとする問題点は、車両の座席の表面素材として多く使用されている繊維材を用いた座席が、様々な要因により汚れた場合において、衣類などのように洗濯などが出来ないため不衛生な状態になっている。洗浄業者に洗浄を依頼することも可能だが、業者数が極端に少なく認知されてなかったり、作業の際には車両を預ける期間が必要であったり、作業工賃が高めであったりといった背景もあり車両の利用者が座席を汚れたまま使用している点である。
上記課題を解決するために、本発明の車両用座席クリーニングステーションは、利用者がセルフサービスで座席クリーニング作業を行う車両用座席クリーニングステーションであって、前記車両用座席クリーニングステーションの本体部の洗浄機械は、利用者によるクリーニングの必要座席数に応じた料金支払いと、座席のクリーニング作業工程の説明及び作業手順の案内を表示する操作装置と、この操作装置からの指令により動作する残り使用時間を確認可能な洗浄作業用のポリッシャーを備えた洗浄装置と、残り使用時間及び汚水の状態を確認可能な濯ぎ作業用のリンサーを備えた濯ぎ装置とからなることを特徴とする。また、本発明の洗浄機械は、さらに前記操作装置により使用の有無を選択できる乾燥作業用のドライヤーを有する乾燥装置を備えたことを特徴とする。
本発明の車両用座席のセルフクリーニングによれば、セルフ式で車両の座席の洗浄と濯ぎ作業が可能となるよう液晶画面式の案内機能が備わった洗浄装置と濯ぎ装置を搭載した機械設備が設置してあるクリーニングステーションであるため、座席の洗浄を行いたい時に、利用者が容易に座席の洗浄作業を行うことができる。
本発明の車両用座席クリーニングステーションの本体部を示す。 本発明の車両用座席クリーニングステーションの操作装置の操作フローチャートを示す。 本発明の操作装置の画面を示す。 本発明の操作装置の洗浄作業開始の画面を示す。 本発明の洗浄機械の洗浄作業用のポリッシャーの上面図、正面図及び下面図を示す。 本発明の操作装置の濯ぎ作業開始の画面を示す。 本発明の洗浄機械の濯ぎ作業用のリンサーの正面図及び下面図を示す。 本発明の洗浄機械の乾燥作業用のドライヤーの正面図及び側面図を示す。
セルフ式で座席の洗浄と濯ぎを行うために、利用者が料金の支払い及び作業手順を液晶画面による案内によって進めることが出来る機能を備え、かつ洗浄作業用の小型ポリッシャーと濯ぎ作業用のリンサーを搭載した洗浄機械を設置したクリーニングステーションである。
図1は、本発明の車両用座席クリーニングステーションの本体部である洗浄機械1を示し、該洗浄装置1は、料金支払いと作業工程を案内するタッチパネル方式を用いた液晶画面を搭載した操作装置2と、洗浄作業用のポリッシャー11を備えた洗浄装置3と、濯ぎ作業用のリンサー13を備えた濯ぎ装置4と、乾燥作業用のドライヤー65を備えた乾燥装置64を搭載している。
また、図1において、5は料金投入口、6は釣銭口、7はマイク、8はスピーカー、9はレシート取出口、10は作業時間のカウンターである。
図2は、本発明の車両用座席クリーニングステーションの洗浄機械1の操作手順を示す操作フローチャートである。
車両の座席洗浄作業の利用者が洗浄機械1の前に立つと、操作装置2が人を感知し起動する。感知した操作装置2の液晶画面が図2のフローチャートで表すように、「座席数の入力要求の表示18」の画面に切り替わる。画面上に座席数に応じた料金設定が表示されるので利用者は任意の座席数を選び、必要金額を洗浄機械の料金投入口5に投入する。
金額の投入が完了して「確認20」実行後、図2のフローチャートの洗浄作業と濯ぎ作業の簡単な説明を開始する図3に示すような「作業の説明21」の画面に切り替わる。図3の画面右上に表示される「次の画面へ23」の文字をタッチすることにより、順番に作業内容を示す画面に切り替わる。作業の説明が必要ない場合は画面右下の「説明をスキップ22」の文字をタッチすることにより、作業説明の手順を省き作業開始の画面に切り替えることが出来る。
作業の説明が終わると、利用者は最初の作業である洗浄作業に進むことになる。図4の液晶画面は、洗浄作業開始を案内する画面であり、利用者が液晶画面の「洗浄作業を開始する33」をタッチすることにより洗浄装置3が起動する。
図5は洗浄装置3が備え、利用者が実際に洗浄作業を行うための小型ポリッシャー11である。小型ポリッシャー11は洗浄装置3からホース12を通じて洗剤が流れる仕組みになっており、レバー59を押すことでブラシ60を回転させながらホース12から洗剤が同時に流れる。利用者は小型ポリッシャー11を座席に添えて洗浄作業を開始する。1座席ごとの洗浄時間の設定は2分で、1座席ごとの洗浄作業が残り時間30秒毎にブザーが鳴り、利用者に残りの作業時間の目安を知らせる。作業中に一時的に作業を止めたい場合は、液晶画面の「一時停止」を押すことで機械が停止する。任意の座席数の洗浄作業が終了すると、小型ポリッシャー11の起動も終了し、利用者は案内装置2の指示に従って小型ポリッシャー11を洗浄装置3に戻す。
洗浄作業が終了すると、利用者は次の作業である濯ぎ作業に進むことになる。洗浄作業の説明と同じく作業の説明が画面に出るが、必要ない場合は図3に示す画面右下の「スキップ22」の文字をタッチすることにより、作業説明の手順を省き作業開始の画面に切り替わる事が出来る。
図6は濯ぎ作業を開始する為の画面であり、利用者は液晶画面の「濯ぎ作業を開始する52」をタッチすることにより濯ぎ装置4が起動する。
図7は濯ぎ装置4が備え、利用者が実際に濯ぎ作業を行うリンサー13である。リンサー13は濯ぎ装置4からホース14を通じて給水と脱水が同時に行える仕組みになっており、レバー61を押すことでノズル62を介して給水と脱水を同時に行い、ボタン63を押すことで脱水のみが行える。利用者はリンサー13のノズル62を座席の表面に添えて濯ぎ作業を開始する。1座席ごとの洗浄時間の設定は4分で、1座席ごとの洗浄作業が残り時間30秒毎にはブザーが鳴り、利用者に残りの作業時間の目安を知らせる。作業中に一時的に作業を止めたい場合は、液晶画面の「一時停止」をタッチすることで機械が停止する。任意の座席数の濯ぎ作業が終了すると、リンサー4の起動も連動して停止する。利用者は操作装置2の指示に従ってリンサー13を濯ぎ装置4に戻す。リンサー13により脱水された汚水は、汚水用の確認窓15内にある透明な汚水トラップ16を見ることで座席の汚れ具合を利用者が確認することが出来る。
洗浄と濯ぎ作業を終えた利用者は、次の作業である乾燥作業に進むことになる訳だが、乾燥作業に関しては、自然乾燥と図8に記載の乾燥作業用のドライヤー65を使用しての乾燥の2種類が選択可能である。自然乾燥を選択した場合、乾燥をしていない座席は完全には乾いていない水分を含んだ湿った状態となっている為、利用者は係員より座席に敷くビニールシートを受取り座席に被せる。これにより湿った座席に着座しても不快なく運転がすることが出来る。利用者は車両を日当たりの良い然るべき場所に停車しビニールシートを外した状態で座席を乾燥させるものとする。
乾燥装置64での乾燥作業を選択した場合は、利用者は乾燥用ドライヤー65を車内の足元の位置に置き、座席の乾燥作業を行う。乾燥用ドライヤー65は洗浄機械1からホース66を通じてドライエアーを吹出す仕組みになっており、ダイヤル式のタイマー67のダイヤルを回すことでドライエアーが吹き出し、座席の乾燥作業を行える。乾燥作業が終了すると、乾燥用ドライヤー65の起動も連動して停止する。これで洗浄機械1を使用した座席の洗浄作業は完了となる。
本発明によれば、車両の使用者が今まで行わなかった車両の座席の洗浄および濯ぎ作業を、セルフ式で出来る機械設備を備えたクリーニングステーションを利用することにより、多くの人が容易に車両座席の洗浄を行うことが出来る。
1 洗浄機械
2 操作装置
3 洗浄装置
4 濯ぎ装置
11 小型ポリッシャー
13 リンサー
64 乾燥装置
65 乾燥用ドライヤー

Claims (2)

  1. 利用者がセルフサービスで座席クリーニング作業を行う車両用座席クリーニングステーションであって、前記車両用座席クリーニングステーションの本体部の洗浄機械は、利用者によるクリーニングの必要座席数に応じた料金支払いと、座席のクリーニング作業工程の説明及び作業手順の案内を表示する操作装置と、この操作装置からの指令により動作する残り使用時間を確認可能な洗浄作業用のポリッシャーを備えた洗浄装置と、残り使用時間及び汚水の状態を確認可能な濯ぎ作業用のリンサーを備えた濯ぎ装置とからなることを特徴とする車両用座席クリーニングステーション。
  2. 前記洗浄機械は、さらに前記操作装置により使用の有無を選択できる乾燥作業用のドライヤーを有する乾燥装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両用座席クリーニングステーション。
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