JP2002102130A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JP2002102130A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の車内のシート等に対して、超音波に
より液滴の細かなスチームの噴霧で、少ない消費電力
で、効果的な洗浄を行える。 【解決手段】 移動可能な台車1上に、貯水槽4の内部
に超音波振動子7aを配設し、該貯水槽4に給水口5と
スチームの吐出口6を設けた超音波霧化ユニット7と、
先端に吸引ノズル10を取り付けた吸引ホース11を着
脱自在に接続するバキューム式掃除機ユニット15と、
これら超音波霧化ユニット7およびバキューム式掃除機
ユニット15を制御する制御ユニット17とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガソリン給油所等
に設置するもので、自動車の車内用の洗浄装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車内用の清掃装置とし
て、ハウジング内に真空発生装置を配設し、ハウジング
上部から先端にエアーノズルを有するバキュームホース
を導出して車内のゴミを吸い取る掃除機が用いられてい
る。
【0003】この掃除機で、車内のシートをクリーニン
グするにはバキュームホースで大まかなゴミを吸い取っ
た後に、専用の洗剤等を噴霧したり、ヒータ式噴霧器に
よりスチームを噴霧して汚れを浮き出させて拭き取って
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、専用洗剤を噴
霧した場合、拭き取りが不十分であると搭乗者の衣服に
それが染み込んだり、車内に臭いが残る等の問題があっ
た。また、ヒータ式噴霧器によるスチームは液滴が大き
いために、洗い残しが生じる等の問題がある。
【0005】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、自動車の車内のシート等に対して、液滴の細かなス
チームの噴霧と、少ない消費電力で、効果的な洗浄を行
える洗浄装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、移動可能な台車上に、貯水槽内部に超音波振
動子を配設し、該貯水槽に給水口とスチームの吐出口を
設けた超音波霧化ユニットと、先端に吸引ノズルを取り
付けた吸引ホースを着脱自在に接続するバキューム式掃
除機ユニットと、これら超音波霧化ユニットおよびバキ
ューム式掃除機ユニットを制御する制御ユニットとを設
けたこと、および、超音波霧化ユニットは、貯水槽内部
でスチームの吐出口下面より下方に上限センサを、超音
波振動子の上面より上方に下限センサを取り付け、これ
ら上限センサおよび下限センサの出力信号を制御ユニッ
トに導入し、報知器を作動させることを要旨とするもの
である。
【0007】請求項1記載の本発明によれば、超音波霧
化ユニットでの超音波振動子の駆動は、液体に超音波の
振動エネルギーを与え、液面や液内部に周波数固有の毛
細表面波やキャビテーションを発生させることにより、
液面に無数の毛細表面波をつくり、液体の表面張力を減
少させ、規則的分裂を行う。そこで、超音波により液滴
の細かいスチームを噴霧して、シート等の隅々まで浸透
させて洗浄効果を向上させる。また、ヒータ式の噴霧器
に比べて電力消費は少なくてすむ。
【0008】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、上限センサおよび下限センサで、貯水槽への
水の入れ過ぎ、もしくは水の不足を検知し、報知器によ
り知らせることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の洗浄装置
の1実施形態を示す一部切欠いた側面図、図2は同上斜
視図を示すものであり、図中1は枠組まれた本体の下面
にキャスター2を有し、後方に手押し用のハンドル3を
設けた台車である。
【0010】この台車1上に、タンク構造の貯水槽4を
設置し、この貯水槽4に給水口5とスチームの吐出口6
とを設け、また、内部に超音波振動子7aを配設して超
音波霧化ユニット7とした。
【0011】前記貯水槽4内には、貯水槽4の内部でス
チームの吐出口6の下面より下方に水位センサとしての
上限センサ8を、超音波振動子7aの上面より上方に水
位センサとしての下限センサ9を取り付けた。
【0012】さらに、貯水槽4の上に、先端に吸引ノズ
ル10を取り付けた吸引ホース11を集塵タンク13の
吸引口12に着脱自在に接続し、また、吐出口(ブロ
ー)14を設けたバキューム式掃除機ユニット15と、
前記超音波霧化ユニット7およびバキューム式掃除機ユ
ニット15を制御する制御ユニット17とを載置した。
【0013】制御ユニット17は図3に示すような、電
源、スチーム、掃除機等の各種スイッチ16a〜16c
やこれらのスイッチのオン、オフを示す表示ランプおよ
び満タン、空の表示ランプ16eを有する操作パネル1
6を有し、また、図示は省略するがマイコンによる制御
機構や超音波振動子7aの電気駆動回路としてトランジ
スタを含む電圧発生回路、およびブザー・音声等による
報知器等を内蔵する。
【0014】このようにして、超音波霧化ユニット7の
上限センサ8および下限センサ9の出力信号を制御ユニ
ット17に導入し、報知器を作動させるものとした。
【0015】使用に際しては、超音波霧化ユニット7の
スチームの吐出口6に先端にノズル18aを設けたホー
ス18を接続し、また、バキューム式掃除機ユニット1
5の吸引口12に先端に吸引ノズル10を取り付けた吸
引ホース11を接続し、給水口5を介して貯水槽4に水
を貯える。水の入れ過ぎは、上限センサ8がこれを検知
し、表示ランプ16eもしくは報知器で報知する。
【0016】自動車の車内シートを洗浄するには、バキ
ューム式掃除機ユニット15で適宜ゴミを吸い取った後
で、超音波霧化ユニット7を作動させてスチームをホー
ス18のノズル18aから吐出して吹き付け、その後、
中性洗剤やブラシでのブラッシングで汚れを落とす。
【0017】バキューム式掃除機ユニット15を作動さ
せ、吸引ホース11の吸引ノズル10で前記洗浄液等を
吸引し、第2回目のスチームを噴射し、再度、吸引ホー
ス11で吸引する。
【0018】貯水槽4の水が少なくなった場合は、下限
センサ9がこれを検知して、表示ランプ16eもしくは
報知器で報知する。
【0019】以上が使い方の一例を示したものである
が、これに限定されず、バキューム式掃除機ユニット1
5の吸引と超音波霧化ユニット7のスチームの吐出とを
組み合わせた適宜の利用が可能である。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明の洗浄装置は、
自動車の車内のシート等に対して、超音波により液滴の
細かなスチームの噴霧で、少ない消費電力で、効果的な
洗浄を行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄装置の1実施形態を示す一部切欠
いた側面図である。
【図2】本発明の洗浄装置の1実施形態を示す斜視図で
ある。
【図3】操作パネルの正面図である。
【符号の説明】
1…台車 2…キャス
ター 3…ハンドル 4…貯水槽 5…給水口 6…吐出口 7…超音波霧化ユニット 7a…超音
波振動子 8…上限センサ 9…下限セ
ンサ 10…吸引ノズル 11…吸引
ホース 12…吸引口 13…集塵
タンク 14…吐出口 15…バキューム式掃除機ユニット 16…操作
パネル 16a〜16c…スイッチ 16e…表
示ランプ 17…制御ユニット 18…ホー
ス 18a…ノズル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な台車上に、貯水槽内部に超音
    波振動子を配設し、該貯水槽に給水口とスチームの吐出
    口を設けた超音波霧化ユニットと、先端に吸引ノズルを
    取り付けた吸引ホースを着脱自在に接続するバキューム
    式掃除機ユニットと、これら超音波霧化ユニットおよび
    バキューム式掃除機ユニットを制御する制御ユニットと
    を設けたことを特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 超音波霧化ユニットは、貯水槽内部でス
    チームの吐出口下面より下方に上限センサを、超音波振
    動子の上面より上方に下限センサを取り付け、これら上
    限センサおよび下限センサの出力信号を制御ユニットに
    導入し、報知器を作動させる請求項1記載の洗浄装置。
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