JP5505220B2 - 光伝送装置及び光減衰量制御方法 - Google Patents

光伝送装置及び光減衰量制御方法 Download PDF

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Description

本件は、信号光を伝送する光伝送装置及びその光減衰量制御方法に関する。
近年、通信トラフィックの増加を背景として、光波長多重(WDM:Wavelength Division Multiplex)の光伝送装置の導入が進んでおり、この光伝送装置を用いたリングネットワークやメッシュネットワークが増加している。
このような光ネットワークにおいて少数チャネル伝送が運用される場合、その少数チャネルは、偏波ホールバーニング(PHB:Polarization Hole-Burning)の影響により光SN比(OSNR:Optical Signal-to-Noise Ratio)が劣化し、伝送特性劣化を引き起こすことが知られている。
そこで、PHBの影響を少なくし、OSNRの劣化を抑制する光伝送装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この光伝送装置は、信号が立っていないチャネル(無信号チャネル)のうち、信号が立っているチャネル(信号光チャネル)と隣接するチャネルの光減衰器(VOA:Variable Optical Attenuator)の減衰量を小さくし、上流における増幅で発生した自然放出光(ASE:Amplified Spontaneous Emission)を透過させることによりPHBの抑圧を実現する。
光ネットワークでは、ファイバ抜けや回線断等の通信障害を回避するために現用系と予備系の冗長回線を有している。冗長回線には、例えば、OUPSR(Optical Unidirectional Path Switched Ring)がある。光伝送装置は、信号光のパワーを監視し、信号光のパワーが所定の閾値以下になると回線断等の通信障害が発生したと判断し、回線を現用系から予備系に切替える。
特開2009−290593号公報
しかし、従来の光伝送装置では、例えば、回線断等の通信障害で多数チャネル伝送から少数チャネル伝送に切り替わった場合、信号光チャネルから無信号チャネルになったチャネルにASE光を透過させる場合がある。この場合、下流の光伝送装置では、透過するASE光によって信号光が透過していると判断し、回線断等の通信障害を検出できず、冗長回線の切替えを行うことができないという問題点があった。
本件はこのような点に鑑みてなされたものであり、多数チャネル伝送から少数チャネル伝送に切り替わっても通信障害を検出することができる光伝送装置及び光減衰量制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1のチャネル数による第1のチャネル伝送を行う場合、信号光チャネルから所定の波長範囲内にある無信号チャネルにおいて自然放出光が透過するよう減衰量を制御する光伝送装置が提供される。この光伝送装置は、後段の光伝送装置のドロップするチャネルの情報を記憶した記憶部と、前記第1のチャネル数よりもチャネル数の多い第2のチャネル伝送から前記第1のチャネル伝送への切り替わりを判断する判断部と、前記判断部の前記判断に応じて前記記憶部を参照し、前記第1のチャネル伝送の信号光チャネルから所定の波長範囲内にある無信号チャネルが前記後段の光伝送装置でドロップされるチャネルである場合、ドロップされる無信号チャネルの減衰量を所定値より大きくする制御部と、を有する。
開示の装置及び方法によれば、多数チャネル伝送から少数チャネル伝送に切り替わっても通信障害を検出することができる。
第1の実施の形態に係る光伝送装置を示した図である。 少数チャネル伝送を行う光ネットワークの例を示した図である。 多数チャネル伝送を行う光ネットワークの例を示した図である。 図3の光ネットワークにおいて回線断が発生した例を示した図である。 通信障害検出の例を説明する図である。 第2の実施の形態に係る光伝送装置を適用した光ネットワークを示した図である。 ノードのブロック図のその1である。 VOA制御部のブロック図である。 ノードのブロック図のその2である。 下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその1である。 下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその2である。 下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその3である。 下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその4である。 チャネル設定情報の通知動作を示したフローチャートである。 VOA制御部の動作を示したフローチャートである。 OXCノードを含む光ネットワークの例を示した図である。 第3の実施の形態に係る光伝送装置を適用した光ネットワークを示した図である。 OXCノードのブロック図である。 下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその1である。 下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその2である。 下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその3である。 下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその4である。 第4の実施の形態に係る光伝送装置を適用した光ネットワークを示した図である。 インラインノードのブロック図を示した図である。 下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその1である。 下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその2である。 下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその3である。 第5の実施の形態に係る光伝送装置を適用した光ネットワークを示した図である。 NM装置の動作を示したフローチャートである。 第6の実施の形態に係る光伝送装置を適用した光ネットワークを示した図である。 NM装置の動作を示したフローチャートである。
以下、第1の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る光伝送装置を示した図である。図1には、光伝送装置であるノード1と、ノード1の信号光を受信するノード1の後段に接続されたノード2が示してある。ノード1,2及び図示していないノードは、例えば、OUPSRのリングネットワークやメッシュネットワークを形成している。
ノード1は、記憶部1a、判断部1b、制御部1c、及びOADM(Optical Add Drop Multiplexer)1dを有している。ノード2及び図示しないノードもノード1と同様の機能を有している。ノード1,2は、第1のチャネル数による少数チャネル伝送(PHBの影響を受けてOSNRが劣化する1チャネルの光伝送又は近隣のチャネルが数チャネル集まったチャネルの光伝送)を行う場合、その少数チャネル伝送の信号光チャネルから所定の波長範囲内にある無信号チャネルにおいてASE光が透過するよう減衰量を制御する。
OADM1dは、信号光をアッド・ドロップする。OADM1dは、光減衰器を有しており、チャネルごとに減衰量を制御できる。
記憶部1aは、後段のノード2のドロップするチャネルの情報を記憶する。例えば、後段のノード2が、チャネルa,bをドロップする場合、記憶部1aには、後段のノード2ではチャネルa,bがドロップされる旨の情報が記憶される。
判断部1bは、第1のチャネル数よりもチャネル数の多い多数チャネル伝送から少数チャネル伝送への切り替わりを判断する。例えば、判断部1bは、OADM1dから出力される信号光のチャネルごとのパワーを監視し、多数チャネル伝送から少数チャネル伝送への切り替わりを判断する。
多数チャネル伝送から少数チャネル伝送への切り替わりは、例えば、ノード1の上流で発生した回線断等の通信障害によって生じる。例えば、判断部1bは、チャネルa,b,c(チャネルa,b,cは隣接チャネルとする)の信号光の伝送を検出していたとする。そして、ノード1の上流の回線断によって、チャネルa,cが伝送されなくなったとする。この場合、判断部1bは、チャネルa,b,cの検出から、チャネルbの検出に切り替わることになり、多数チャネル伝送から少数チャネル伝送への切り替わりを判断する。
制御部1cは、判断部1bの判断に応じて記憶部1aを参照し、少数チャネル伝送の信号光チャネルから所定の波長範囲内にある無信号チャネルが後段のノード2でドロップされるチャネルである場合、その無信号チャネルの減衰量を所定値より大きくする。制御部1cは、例えば、OADM1dの有する減衰器を制御して、ノード2でドロップされる無信号チャネルの減衰量を所定値より大きくする。
例えば、上記例のように上流での回線断によって、チャネルa,b,cの多数チャネル伝送から、チャネルbの少数チャネル伝送に切り替わったとする。また、チャネルa,bは、後段のノード2でドロップされるチャネルとし、記憶部1aには、チャネルa,bの情報が記憶されているとする。この場合、判断部1bは、少数チャネル伝送の信号光チャネル‘b’に隣接する(所定の波長範囲内にある)、ノード2でドロップされる無信号チャネル‘a’の減衰量を所定値より大きくする。減衰量の所定値は、例えば、後段のノード2において、チャネルaで信号光が伝送されていないと判断されるパワーとなる値である。
これにより、ノード2でドロップされるチャネルaのパワーは小さくなり、ノード2は、チャネルaの信号光が通信障害によって伝送されていないことを認識できる。そして、ノード2は、現用系から予備系の回線に切替えることができる。
なお、チャネルaが後段のノード2でドロップされるチャネルでない場合は、制御部1cは、ASE光が透過するよう、チャネルaの減衰量を小さくする。
このように、ノード1は、多数チャネル伝送から少数チャネル伝送への切り替わりを判断し、少数チャネル伝送の信号光チャネルから所定の波長範囲内にある無信号チャネルが後段のノード2でドロップされるチャネルである場合、その無信号チャネルの減衰量を所定値より大きくするようにした。
これにより、後段のノード2は、上流で発生した回線断等の通信障害を検出することができる。また、ノード2は、通信障害を検出することにより、回線を現用系から予備系に切替えることができる。
次に、第2の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。その前に下流のノードが、透過するASE光によって信号光が透過していると判断し、回線断等の通信障害を検出できない例について説明する。
図2は、少数チャネル伝送を行う光ネットワークの例を示した図である。図2に示すように、光ネットワークは、光伝送装置であるノード11〜15を有している。図2の光ネットワークでは、図示を省略しているが、例えば、OUPSRのリングネットワークやメッシュネットワークを形成している。
ノード11は、上流から受信した信号光を増幅するプリアンプ11a、信号光をアッド・ドロップするOADM11b、及びアッド・ドロップされた信号光を増幅して下流に出力するポストアンプ11cを有している。ノード12〜15もノード11と同様のプリアンプ、OADM、及びポストアンプを有している。
ノード11には、送信機21が接続され、ノード15には、送信機21の信号を受信する受信機22が接続されている。ノード11は、伝送されている信号光にチャネルaの信号光をアッドし、チャネルaの信号光にて送信機21の信号を伝送する。このチャネルaの信号光は、ノード12〜14を経由してノード15に伝送され、ノード15は、チャネルaの信号光をドロップし、受信機22に出力する。なお、図2では、チャネルaの1波による少数チャネル伝送の例を示している。
図2には、ノード11〜15間の伝送路における信号光のスペクトルSP11〜SP14が示してある。また、受信機22で受信される信号光のスペクトルSP15が示してある。図2の光ネットワークは、少数チャネル伝送であるため、ノード11〜14は、チャネルaの近くのチャネルの減衰量を、例えば、チャネルaの減衰量より小さくし、プリアンプ及びポストアンプで発生するASE光を透過させる。
例えば、ノード11〜14は、スペクトルSP11〜SP14に示すように、チャネルaに隣接するチャネルa−1,a+1の減衰量を小さくする。これにより、チャネルaの信号光は、PHBの影響が低減され、OSNRの劣化が抑制される。
図3は、多数チャネル伝送を行う光ネットワークの例を示した図である。図3において、図2と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
図3では、図2に対し、ノード11に送信機23が接続され、ノード12に送信機24が接続されている。また、ノード15に送信機24の信号を受信する受信機25が接続されている。
ノード11は、伝送されている信号光にチャネルcの信号光をアッドし、チャネルcの信号光にて送信機23の信号を伝送する。ノード12は、伝送されている信号光にチャネルbの信号光をアッドし、チャネルbの信号光にて送信機24の信号を伝送する。ノード15は、チャネルaの信号光をドロップして受信機22に出力し、チャネルbの信号光をドロップして受信機25に出力する。図3の光ネットワークでは、隣接する3波のチャネルa,b,cによる多数チャネル伝送(PHBの影響が小さく、OSNRの劣化が小さい(データ伝送に影響がない)光伝送)を行っているものとする。
図3には、ノード11〜15間の伝送路における信号光のスペクトルSP21〜SP25が示してある。また、図3には、ノード15でドロップされる信号光のスペクトルSP26が示してある。図3の光ネットワークは、多数チャネル伝送であるため、ノード11〜14は、チャネルa,b,cに対して所望のパワーとなるように制御する。
図4は、図3の光ネットワークにおいて回線断が発生した例を示した図である。図4において、図3と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
図4に示すように、ノード11,12間の伝送路で回線断D11が発生したとする。この場合、チャネルa,cの信号光は、ノード11の下流のノード12〜15で伝送されず、チャネルbの信号光だけがノード15へ伝送される。
チャネルbの信号光は、ノード12〜15間で少数チャネル伝送となる。従って、ノード12〜14は、チャネルbのPHBによるOSNRの劣化を抑制するため、スペクトルSP32〜SP34に示すように、チャネルbに隣接するチャネルa,cの減衰量を小さくする。すなわち、ノード12〜14は、チャネルa,cでプリアンプ及びポストアンプで生じるASE光が透過するよう減衰量を小さくし、チャネルbの信号光のPHBの影響を低減し、OSNRの劣化を抑制する。
しかし、チャネルa,bの信号光をドロップするノード15では、チャネルaにてASE光を受信する。このため、ノード15は、上流で回線断D11が発生したことを認識することができない。
図5は、通信障害検出の例を説明する図である。ノード15は、ドロップするチャネルのパワーを監視し、そのパワーが所定の閾値以下になると通信障害が発生したと判断する。そして、ノード15は、回線を現用系から予備系に切替え通信障害を回避する。
例えば、ノード15は、図5に示すように、ドロップするチャネルa,bの信号光のパワーを監視し、そのパワーが閾値Pth以下になると、通信障害が発生したと判断する。しかし、図4の例では、チャネルaでは、ASE光が透過しているため、ノード15は、回線断D11を検出できない。
このように、ノード12〜14は、回線断D11によって無信号チャネルとなったチャネルa,cにおいて、ASE光を透過させる。このため、チャネルa,bをドロップする下流のノード15では、透過するASE光によってチャネルaのパワーが閾値以下にならず、冗長回線の切替えを行うことができない場合が生じる。
図6は、第2の実施の形態に係る光伝送装置を適用した光ネットワークを示した図である。図6に示すように、光ネットワークは、光伝送装置であるノード31〜35を有している。ノード31〜35は、例えば、光ファイバの伝送路によって接続されている。図6の光ネットワークでは、図示を省略しているが、例えば、OUPSRのリングネットワークやメッシュネットワークを形成している。
ノード31は、上流から受信した信号光を増幅するプリアンプ31a、信号光をアッド・ドロップするOADM31b、及びアッド・ドロップされた信号光を増幅して下流に出力するポストアンプ31cを有している。ノード32〜35もノード31と同様のプリアンプ、OADM、及びポストアンプを有している。
ノード31には、送信機41,42が接続され、ノード32には、送信機43が接続されている。ノード35には、送信機41の信号を受信する受信機44及び送信機43の信号を受信する受信機45が接続されている。なお、送信機42の信号を受信する受信機は、例えば、図6に示していないノード35の下流のノードに接続されている。
ノード31は、伝送されている信号光にチャネルaの信号光をアッドし、チャネルaの信号光にて送信機41の信号光を伝送する。また、ノード31は、伝送されている信号光にチャネルcの信号光をアッドし、チャネルcの信号光にて送信機42の信号光を伝送する。ノード32は、伝送されている信号光にチャネルbの信号光をアッドし、チャネルbの信号光にて送信機43の信号光を伝送する。チャネルa,b,cは、隣接チャネルであるとする。
ノード35は、チャネルaの信号光をドロップし、受信機44に出力する。また、ノード35は、チャネルbの信号光をドロップし、受信機45に出力する。
ノード31〜35は、少数チャネル伝送を行う場合、PHBによる信号光のOSNRの劣化を抑制するため、伝送する少数チャネルから所定の波長範囲内の無信号チャネルにてASE光を透過させる。
また、光ネットワークでは、多数チャネル伝送を行っていても、回線断などの通信障害が発生すると少数チャネル伝送となる場合がある。この場合、ノード31〜35は、回線断などで無信号チャネルとなったチャネルが、回線断の影響を受けずに伝送されている少数チャネルの所定の波長範囲内にあるときは、その無信号チャネルでASE光を透過させる。以下では、回線断などの通信障害によって信号光チャネルから無信号チャネルとなったチャネルを無信号遷移チャネルと呼ぶこともある。
さらに、無信号遷移チャネルをドロップするノードの1つ上流のノードは、その無信号遷移チャネルで伝送されているASE光を減衰する。これにより、無信号遷移チャネルをドロップするノードでは、無信号遷移チャネルの信号光のパワーが回線断を判断する閾値(以下、単に閾値と呼ぶこともある)より小さくなり、回線断などの通信障害を検出することが可能となる。
例えば、図6の光ネットワークにおいて、回線断などの通信障害が発生していないとする。この場合、図6の光ネットワークでは、チャネルa,b,cの多数チャネル伝送が行われている。
ここで、図6に示すように、ノード31,32間で回線断D21が発生し、チャネルa,cは、ノード32を含む下流ノードにおいて、無信号遷移チャネルとなったとする。この場合、ノード32〜35間では、チャネルbの少数チャネル伝送となる。なお、図6に示すスペクトルSP41〜SP45は、回線断D21が発生したときのノード31〜35間の伝送路における信号光のスペクトルを示している。スペクトルSP46は、ノード35でドロップされる信号光のスペクトルを示している。
無信号遷移チャネルa,cは、ノード32〜35間を伝送している少数チャネルbの隣接チャネル(所定の波長範囲内のチャネル)である。従って、ノード32,33は、スペクトルSP42,SP43に示すように、無信号遷移チャネルa,cでASE光が透過するよう、チャネルa,cの減衰量を小さくする。これにより、少数チャネルbの信号光は、PHBによるOSNRの劣化が抑制される。
また、無信号遷移チャネルaをドロップするノード35の1つ上流のノード34は、スペクトルSP44に示すように、その無信号遷移チャネルaのASE光を減衰する。これにより、ノード35でドロップされるチャネルa,bのスペクトルは、スペクトルSP46に示すようになり、ノード35は、回線断D21によって、無信号チャネルとなったチャネルaの信号断を検出できる。そして、ノード35は、現用系から予備系への回線切替えを行うことが可能となる。
図7は、ノードのブロック図のその1である。図7には、図6のノード34のブロックが示してある。図7に示すように、ノード34は、プリアンプ51,57、光分波器52、光スイッチ53a,53b,…,53n、VOA54a,54b,…,54n、光合波器55、ポストアンプ56,58、光監視制御部(図中のOSC:Optical Supervisory Channel)59,60、チャネル設定情報管理部61、下流ノード情報記憶部62、光チャネルモニタ63、及びVOA制御部64を有している。
プリアンプ51は、上流のノード33から送信された信号光を増幅する。プリアンプ51は、例えば、EDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier)である。プリアンプ51は、例えば、図6で説明したプリアンプ31aに対応する。
光分波器52は、プリアンプ51で増幅されたWDMの信号光を各波長(各チャネル)に分波する。
光スイッチ53a,53b,…,53nは、予め行われた設定に基づいて、光分波器52によって分波された信号光に代えて、外部ネットワークから入力された信号光を下流に伝送させるアッド処理を行う。また、光スイッチ53a,53b,…,53nは、予め行われた設定に基づいて、光分波器52によって分波された信号光を、外部ネットワークへ分岐させるドロップ処理を行う。また、光スイッチ53a,53b,…,53nは、予め行われた設定に基づいて、光分波器52によって分波された信号光を、そのまま下流に伝送させるスルー処理を行う。
VOA54a,54b,…,54nは、VOA制御部64の制御に基づいて、光スイッチ53a,53b,…,53nから出力される信号光のパワーを減衰する。
光合波器55は、VOA54a,54b,…,54nから出力される各チャネルの信号光を合波する。光分波器52、光スイッチ53a,53b,…,53n、VOA54a,54b,…,54n、及び光合波器55は、図6で説明したOADM31bに対応する。
ポストアンプ56は、光合波器55から出力される信号光を増幅し、伝送路を介して下流のノード35へ送信する。ポストアンプ56は、例えば、EDFAである。ポストアンプ56は、例えば、図6で説明したポストアンプ31cに対応する。
プリアンプ57は、下流のノード35から送信された信号光を増幅する。プリアンプ57は、例えば、EDFAである。図6では、図7のプリアンプ57の図示を省略している。
ポストアンプ58は、図示しないOADMによってアッド・ドロップされた信号光を増幅し、伝送路を介して上流のノード33へ送信する。図示しないOADMは、光分波器52、光スイッチ53a,53b,…,53n、VOA54a,54b,…,54n、及び光合波器55と同様の構成を有している。ポストアンプ58は、例えば、EDFAである。図6では、図7のポストアンプ58の図示を省略している。
OSC59には、上流のノード33から伝送されたOSC光が、図示していない光カプラによって信号光から分岐され、入力される。OSC59は、受信したOSC光に基づいて、所定の監視制御を行う。
また、OSC59は、OSC光を出力する。OSC59は、出力するOSC光に、チャネル設定情報管理部61から出力されるチャネル設定情報を含める。OSC59から出力されるOSC光は、図示していない光カプラによって、ポストアンプ58から出力される信号光に合波され、上流のノード33に伝送される。
OSC60には、下流のノード35から伝送されたOSC光が、図示していない光カプラによって信号光から分岐され、入力される。OSC60は、受信したOSC光に基づいて、所定の監視制御を行う。
下流のノード35から受信したOSC光には、ノード35のチャネル設定情報が含まれている。OSC60は、受信したOSC光に含まれるチャネル設定情報を下流ノード情報記憶部62に記憶する。
また、OSC60は、OSC光を出力する。OSC60から出力されるOSC光は、図示していない光カプラによって、ポストアンプ56から出力される信号光に合波され、下流のノード35に伝送される。
チャネル設定情報管理部61は、チャネル設定情報をOSC59に出力する。チャネル設定情報には、例えば、自装置に付与されたノード名などの識別子、伝送される信号光のチャネルの情報、信号光チャネルであるのか無信号チャネルであるのかの伝送チャネル情報、及びそのチャネルがアッド・ドロップされるのかスルーされるのかを示す経路情報が含まれる。これにより、上流のノード33では、1つ下流のノード34で、どのチャネルの信号光がアッド・ドロップされるのか認識することができる。チャネル設定情報は、例えば、光ネットワークの運用開始時に又は周期的に上流のノード33に通知される。
下流ノード情報記憶部62には、下流のノード35から伝送されたノード35のチャネル設定情報が記憶される。
光チャネルモニタ63には、光合波器55から出力される信号光の一部が、図示しない光カプラによって分岐され、入力される。光チャネルモニタ63は、入力される信号光のチャネルごとのパワーをモニタし、そのモニタ結果をVOA制御部64へ出力する。光チャネルモニタ63は、例えば、スペクトラムアナライザである。
VOA制御部64は、光チャネルモニタ63のモニタ結果に基づいて、VOA54a,54b,…,54nを制御する。例えば、VOA制御部64は、光チャネルモニタ63のモニタ結果に基づいて、伝送される信号光が少数チャネル伝送であると判断したときは、少数チャネル伝送される信号光チャネルから、所定の波長範囲内の無信号チャネルでASE光が透過するように、VOA54a,54b,…,54nの減衰量を小さくする。所定の波長範囲内は、例えば、少数チャネル伝送される信号光チャネルから±2.5nmの波長範囲である。
また、VOA制御部64は、光チャネルモニタ63のモニタ結果に基づいて、多数チャネル伝送から少数チャネル伝送に切り替わったことを判断すると、下流ノード情報記憶部62を参照し、少数チャネル伝送される信号光チャネルから、所定の波長範囲内にある無信号遷移チャネルが下流のノード35でドロップされるチャネルであるか否か判断する。VOA制御部64は、信号光チャネルから所定の波長範囲内にある無信号遷移チャネルが下流のノード35でドロップされるチャネルである場合、その無信号遷移チャネルの減衰量を所定値より大きくする。所定値は、下流のノード35が、ドロップするチャネルで信号光が伝送されていると判断しないパワーとなるための値である。
図8は、VOA制御部のブロック図である。図8に示すように、VOA制御部64は、判断部64a及び制御部64bを有している。
判断部64aは、光チャネルモニタ63から出力される信号光の各チャネルのパワーに基づいて、多数チャネル伝送から少数チャネル伝送への切り替わりを判断する。例えば、判断部64aは、信号光のパワーが所定の閾値以下になるかによって多数チャネル伝送から少数チャネル伝送への切り替わりを判断する。また、判断部64aは、信号光のパワーが所定の閾値以下でなくても、光チャネルモニタ63で測定されるスペクトル形状からASE光であるか信号光であるかを判断し、多数チャネル伝送から少数チャネル伝送への切り替わりを判断する。
制御部64bは、判断部64aによって多数チャネル伝送から少数チャネル伝送に切り替わったと判断された場合、下流ノード情報記憶部62を参照し、少数チャネル伝送の信号光チャネルから所定の波長範囲内にある無信号遷移チャネルが下流のノード35でドロップされるチャネルであるか判断する。制御部64bは、所定の波長範囲内にある無信号遷移チャネルが下流のノード35でドロップされるチャネルである場合、その無信号遷移チャネルの減衰量を所定値より大きくする。
図9は、ノードのブロック図のその2である。図9には、図6のノード35のブロックが示してある。図9において、図7と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
図9に示すように、ノード35は、光分波器71及び受信モニタ部72を有している。光分波器71には、プリアンプ51によって増幅された信号光の一部が、図示しないカプラによって分岐され、入力される。光分波器71は、入力された信号光からドロップするチャネルを分波し、受信モニタ部72に出力する。例えば、図6の例に従えば、光分波器71は、チャネルa,bの信号光を分波して受信モニタ部72に出力する。
受信モニタ部72は、ドロップするチャネルa,bの信号光のパワーを監視し、信号光のパワーが所定の閾値以下になると通信障害が発生したと判断する。そして、受信モニタ部72は、回線を現用系から予備系に切替え通信障害を回避する。
なお、光分波器71から出力されたチャネルa,bの信号光は、受信機44,45へ出力される。また、図9に示すチャネル設定情報管理部61は、図7で説明した下流ノード情報記憶部62に記憶されるチャネル設定情報をOSC59に出力する。また、図9に示す下流ノード情報記憶部62には、ノード35の下流のノードから送信されてくるチャネル設定情報が記憶される。
次に、図6のノード31〜34の下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報について説明する。
図10は、下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその1である。図10には、ノード31の下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報を示している。
図10に示すように、下流ノード情報記憶部は、下流ノード名、チャネル、伝送チャネル情報、及び経路情報の欄を有している。下流ノード名の欄には、ノード31の下流のノード32のノード名が記憶される。ノード32のノード名をノードBとすると、下流ノード名の欄には、ノードBが記憶される。
チャネルの欄には、ノード31の下流のノード32で伝送される信号光のチャネルが記憶される。例えば、ノード32で伝送される信号光のチャネルを‘1,2,…,a,b,c,…’とすると、チャネルの欄には、図10に示すように、1,2,…,a,b,c,…が記憶される。
伝送チャネル情報の欄には、ノード31の下流のノード32で伝送される信号光のチャネルが信号光チャネルであるか無信号チャネルであるかを示す情報が記憶される。例えば、信号光チャネルの場合‘1’が記憶され、無信号チャネルの場合‘0’が記憶される。図6の例では、ノード32は、チャネルa,b,cで信号を伝送するので、図10に示すように、チャネルa,b,cに対応する伝送チャネル情報は‘1’となる。
経路情報の欄には、ノード31の下流のノード32のドロップするチャネルの情報が記憶される。例えば、あるチャネルが下流のノード32でドロップされる場合、そのチャネルに対応する経路情報の欄には‘1’が記憶され、アッド及びスルーの場合は‘0’が記憶される。図6の例では、ノード31の下流のノード32は、チャネルをドロップしないので、図10に示すように、経路情報の欄は‘0’となる。
図11は、下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその2である。図11には、ノード32の下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報を示している。
ノード32の下流ノード情報記憶部も図10で説明した下流ノード情報記憶部と同様の欄を有している。各欄には、ノード32の下流のノード33の情報が記憶される。図6の例に従うと、ノード32の下流ノード情報記憶部には、図11に示すような情報が記憶される。なお、ノード32の下流のノード33のノード名をノードCとしている。
図12は、下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその3である。図12には、ノード33の下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報を示している。
ノード33の下流ノード情報記憶部も図10で説明した下流ノード情報記憶部と同様の欄を有している。各欄には、ノード33の下流のノード34の情報が記憶される。図6の例に従うと、ノード33の下流ノード情報記憶部には、図12に示すような情報が記憶される。なお、ノード33の下流のノード34のノード名をノードDとしている。
図13は、下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその4である。図13には、ノード34の下流ノード情報記憶部62に記憶されるチャネル設定情報を示している。
ノード34の下流ノード情報記憶部62も図10で説明した下流ノード情報記憶部と同様の欄を有している。各欄には、ノード34の下流のノード35の情報が記憶される。図6の例に従うと、ノード34の下流ノード情報記憶部62には、図13に示すような情報が記憶される。なお、ノード34の下流のノード35のノード名をノードEとしている。また、図6のノード35は、チャネルa,bの信号光をドロップするので、図13に示すように、チャネルa,bに対応する経路情報の欄には‘1’が記憶される。
なお、図6において回線断D21が発生した場合、ノード34のVOA制御部64は、多数チャネル伝送から少数チャネル伝送に切り替わったことを判断する。VOA制御部64は、多数チャネル伝送から少数チャネル伝送に切り替わったことにより、下流ノード情報記憶部62を参照し、少数チャネル伝送される信号光チャネル‘b’から、所定の波長範囲内にある無信号遷移チャネル‘a’が下流のノード35でドロップされるチャネルであるか否か判断する。チャネルaは、図13の経路情報より下流のノード35でドロップされるチャネルであるので、VOA制御部64は、無信号遷移チャネル‘a’の減衰量を所定値より大きくする。
これに対し、ノード32,33では、図11及び図12の経路情報に示すように、チャネルaは、下流のノード33,34でドロップされない。よって、ノード32,33は、チャネルaでASE光が透過するようにVOAの減衰量を小さく制御する。
図14は、チャネル設定情報の通知動作を示したフローチャートである。図14には、図7に示したノード34におけるチャネル設定情報の通知動作が示してある。
[ステップS1]チャネル設定情報管理部61は、ノード34に設定されたチャネル設定情報を管理している。チャネル設定情報は、例えば、ノード34を運用する前にオペレータによって設定される。チャネル設定情報管理部61は、光ネットワークの運用開始時又は周期的にチャネル設定情報を取得する。
[ステップS2]チャネル設定情報管理部61は、取得したチャネル設定情報をOSC59に出力する。
[ステップS3]OSC59は、チャネル設定情報管理部61から出力されたチャネル設定情報をOSC光に含め、ポストアンプ58から出力される信号光に合波して上流のノード33に送信する。
なお、ノード34のOSC60は、下流のノード35からOSC光を受信し、受信したOSC光に含まれるチャネル設定情報を取得し、下流ノード情報記憶部62に記憶する。他のノード31〜33,35も同様に、チャネル設定情報を上流のノードへ通知する。
図15は、VOA制御部の動作を示したフローチャートである。図15には、図7及び図8に示したVOA制御部64の動作が示してある。
[ステップS11]VOA制御部64の判断部64aは、光チャネルモニタ63から出力される各チャネルの信号光のパワーを監視している。
[ステップS12]判断部64aは、監視している各チャネルの信号光のパワーに基づき、多数チャネル伝送から少数チャネル伝送への切り替わりを判断する。判断部64aは、多数チャネル伝送から少数チャネル伝送へ切り替わっていない場合、ステップS11へ進む。判断部64aは、多数チャネル伝送から少数チャネル伝送へ切り替わった場合、ステップS13へ進む。
[ステップS13]制御部64bは、減衰量を制御するチャネル候補を決定する。例えば、制御部64bは、下流ノード情報記憶部62を参照し、少数チャネル伝送されている信号光チャネルから所定の波長範囲内にある無信号チャネルを、減衰量を制御するチャネル候補として決定する。
[ステップS14]制御部64bは、下流ノード情報記憶部62を参照し、決定したチャネル候補が、多数チャネル伝送から少数チャネル伝送へ切り替わる前、信号光チャネルであったか否か判断する。すなわち、制御部64bは、ステップS13で決定したチャネル候補が、回線断などの通信障害によって信号光チャネルから無信号チャネルとなった無信号遷移チャネルであるか判断する。元から無信号である無信号チャネル(判断部64aによって、多数チャネル伝送から少数チャネル伝送への切り替わりが判断される前から無信号である無信号チャネル)は、ノードでドロップされないからである。制御部64bは、チャネル候補が無信号遷移チャネルである場合、ステップS15へ進む。制御部64bは、チャネル候補が無信号遷移チャネルでない場合、ステップS17へ進む。
[ステップS15]制御部64bは、下流ノード情報記憶部62を参照し、無信号遷移チャネルが下流のノード35でドロップされるチャネルであるか判断する。制御部64bは、無信号遷移チャネルが下流のノード35でドロップされるチャネルである場合、ステップS16へ進む。制御部64bは、無信号遷移チャネルが下流のノード35でドロップされるチャネルでない場合、ステップS17へ進む。
[ステップS16]制御部64bは、ステップS15で判断した下流のノード35でドロップされるチャネルに対応するVOA54a,54b,…,54nの減衰量を所定値より大きくする。すなわち、制御部64bは、下流のノード35において、回線断等で信号光が到達していないにも関わらず、ASE光によって信号光が到達していると判断されないように、減衰量を大きくする。
[ステップS17]制御部64bは、ステップS14で判断した無信号遷移チャネルでないチャネル候補のチャネルの減衰量を小さくする。すなわち、制御部64bは、ASE光が透過するようにVOA54a,54b,…,54nの減衰量を小さくする。
このように、ノード34は、多数チャネル伝送から少数チャネル伝送への切り替わりを判断し、少数チャネル伝送の信号光チャネルから所定の波長範囲内にある無信号チャネルが下流のノード35でドロップされるチャネルである場合、その無信号チャネルの減衰量を所定値より大きくするようにした。
これにより、下流のノード35は、上流で発生した回線断等の通信障害を検出することができる。また、ノード35は、通信障害を検出することにより、回線を現用系から予備系に切替えることができる。
また、光分波器71から出力される信号光がASE光であるか否かを判断するための装置を設けずに、回線断等の通信障害を検出することができる。
なお、上流のノードが下流のノードへチャネル設定情報を通知し、上流のノードでチャネルがドロップされる場合、下流のノードがそのチャネルの減衰量を大きくするようにしてもよい。例えば、図7で説明したチャネル設定情報管理部61、下流ノード情報記憶部62、光チャネルモニタ63、及びVOA制御部64を下流から上流に伝送するプリアンプ、ポストアンプ、OADMのラインに設けてもよい。
また、上記では、ノード35が、自分に接続された受信機44,45の受信する信号光をドロップする場合について説明したが、OADMによって外部ネットワークに信号光をドロップする場合も上記と同様である。例えば、図6において、ノード35がチャネルa,bを外部ネットワークにドロップするとした場合も上記と同様になる。
次に、第3の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第3の実施の形態では、光ネットワークにOXC(Optical cross connect)ノードが含まれる場合について説明する。まず、OXCノードを含む光ネットワークの例について説明する。
図16は、OXCノードを含む光ネットワークの例を示した図である。図16に示すように、光ネットワークは、光伝送装置であるOADMノード81〜87及びOXCノード91〜93を有している。
OADMノード81〜87は、図6で説明したノード31〜35と同様に、信号光を波長単位でアッド・ドロップする装置である。OXCノード91〜93は、信号光の経路を波長単位で切替える装置である。例えば、OADMノード82でアッドされた信号光は、OXCノード91〜93によって経路が切替えられ、OADMノード87に伝送される。OADMノード87は、OADMノード82でアッドされた信号光をドロップする。また、OADMノード87でアッドされた信号光は、OXCノード91〜93によって経路が切替えられ、OADMノード82に伝送される。OADMノード82は、OADMノード87でアッドされた信号光をドロップする。
図17は、第3の実施の形態に係る光伝送装置を適用した光ネットワークを示した図である。図17において、図6と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
図17の光ネットワークは、OXCのノード101を有している。ノード101には、OADMのノード32,34,102が接続されている。
ノード101は、上流から受信した信号光を増幅するプリアンプ101a,101d、信号光の経路を波長単位で切替えるWSS(Wavelength Selectable Switch)101b,101e、及びポストアンプ101c,101fを有している。ノード101は、例えば、上流のノード32から受信した信号光の経路を、波長単位でノード34とノード102とに切替える。
図18は、OXCノードのブロック図である。図18に示すように、ノード101は、プリアンプ111,114,119,122、WSS112,120、ポストアンプ113,115,121,123、OSC116,117,124,125、分波器118、チャネル設定情報管理部126、下流ノード情報記憶部127、光チャネルモニタ128、及びVOA制御部129を有している。
プリアンプ111、WSS112、及びポストアンプ113は、図17に示したプリアンプ101a、WSS101b、及びポストアンプ101cに対応する。プリアンプ119、WSS120、及びポストアンプ121は、図17に示したプリアンプ101d、WSS101e、及びポストアンプ101fに対応する。図17では、図18のプリアンプ114,122及びポストアンプ115,123の図示を省略している。
プリアンプ111及びポストアンプ115には、伝送路を介して、図17で示したノード32が接続されている。ポストアンプ113及びプリアンプ114には、伝送路を介して、図17で示したノード34が接続されている。ポストアンプ121及びプリアンプ122には、伝送路を介して、図17に示したノード102が接続されている。プリアンプ119及びポストアンプ123には、伝送路を介して、図17に示していないノードが接続されている。
プリアンプ111,114,119,122、ポストアンプ113,115,121,123、及びOSC116,117,124,125は、図7で説明したプリアンプ51,57、ポストアンプ56,58、及びOSC59,60と同様であり、その説明は省略する。
WSS112は、波長単位で信号光の経路を切替える。例えば、WSS112は、下流のノード35でドロップされるチャネルの信号光を、ノード34に出力するよう切替える。WSS112は、図示していないが、波長ごとに信号光のパワーを減衰することができるVOAを有している。
分波器118には、プリアンプ111によって増幅された信号光が入力される。分波器118は、入力された信号光を分波してWSS120に出力する。分波器118は、例えば、WSS120が経路切替えする波長の信号光を分波してWSS120に出力する。
WSS120は、波長単位で信号光の経路を切替える。例えば、WSS120は、分波器118から入力される信号光及びプリアンプ119から入力される信号光を波長単位で分波する。例えば、WSS120は、ノード102に出力する信号光については、波長単位でポストアンプ121に出力するように経路を切替える。WSS120は、図示していないが、波長ごとに信号光のパワーを減衰することができるVOAを有している。
チャネル設定情報管理部126は、図7で説明したチャネル設定情報管理部61と同様に、自装置に関するチャネル設定情報を上流のノード32及びプリアンプ119と伝送路を介して接続された図示しない上流のノードへ通知する。
下流ノード情報記憶部127には、ポストアンプ113と接続される下流のノード34のチャネル設定情報と、ポストアンプ121と接続される下流のノード102のチャネル設定情報とが記憶される。
光チャネルモニタ128には、WSS112から出力される信号光の一部が、図示しない光カプラによって分岐され、入力される。また、光チャネルモニタ128には、WSS120から出力される信号光の一部が、図示しない光カプラによって分岐され、入力される。光チャネルモニタ128は、WSS112,WSS120のそれぞれから出力される信号光において、チャネルごとのパワーをモニタし、そのモニタ結果をVOA制御部129へ出力する。
VOA制御部129は、光チャネルモニタ128のWSS112から出力される信号光のモニタ結果に基づいて、WSS112のVOAを制御する。また、VOA制御部129は、光チャネルモニタ128のWSS120から出力される信号光のモニタ結果に基づいて、WSS120のVOAを制御する。
例えば、VOA制御部129は、光チャネルモニタ128のWSS112のモニタ結果に基づいて、伝送される信号光が少数チャネル伝送であると判断したときは、少数チャネル伝送される信号光チャネルから、所定の波長範囲内の無信号チャネルでASE光が透過するように、WSS112のVOAの減衰量を小さくする。また、VOA制御部129は、光チャネルモニタ128のWSS112のモニタ結果に基づいて、伝送される信号光が少数チャネル伝送であると判断したときは、少数チャネル伝送される信号光チャネルから、所定の波長範囲内の無信号チャネルでASE光が透過するように、WSS112のVOAの減衰量を小さくする。
また、VOA制御部129は、光チャネルモニタ128のWSS112のモニタ結果に基づいて、多数チャネル伝送から少数チャネル伝送に切り替わったことを判断すると、下流ノード情報記憶部127を参照し、少数チャネル伝送される信号光チャネルから、所定の波長範囲内にある無信号遷移チャネルが下流のノード34でドロップされるチャネルであるか否か判断する。VOA制御部129は、信号光チャネルから所定の波長範囲内にある無信号遷移チャネルが下流のノード34でドロップされるチャネルである場合、その無信号遷移チャネルの減衰量を所定値より大きくする。また、VOA制御部129は、光チャネルモニタ128のWSS120のモニタ結果に基づいて、多数チャネル伝送から少数チャネル伝送に切り替わったことを判断すると、下流ノード情報記憶部127を参照し、少数チャネル伝送される信号光チャネルから、所定の波長範囲内にある無信号遷移チャネルが下流のノード102でドロップされるチャネルであるか否か判断する。VOA制御部129は、信号光チャネルから所定の波長範囲内にある無信号遷移チャネルが下流のノード102でドロップされるチャネルである場合、その無信号遷移チャネルの減衰量を所定値より大きくする。
次に、図17のノード31,32,101,34の下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報について説明する。
図19は、下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその1である。図19には、図17のノード31の下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報を示している。
ノード31の下流ノード情報記憶部も図10で説明した下流ノード情報記憶部と同様の欄を有している。各欄には、ノード31の下流のノード32の情報が記憶される。図17の例に従うと、ノード31の下流ノード情報記憶部には、図19に示すような情報が記憶される。なお、ノード31の下流のノード32のノード名をノードBとしている。
図20は、下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその2である。図20には、図17のノード32の下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報を示している。
ノード32の下流ノード情報記憶部も図10で説明した下流ノード情報記憶部と同様の欄を有している。各欄には、ノード32の下流のノード101の情報が記憶される。図17の例に従うと、ノード32の下流ノード情報記憶部には、図20に示すような情報が記憶される。なお、ノード32の下流のノード101のノード名をノードCとしている。
図18のOXCのノード101は、信号光をドロップしない。従って、図20に示すように、経路情報は‘0’となっている。仮にノード101が信号光をドロップする場合には、ドロップするチャネルに対応する経路情報の欄に‘1’が記憶される。例えば、ノード101がチャネル2の信号光をドロップする場合、チャネル2に対応する経路情報の欄に‘1’が格納される。
なお、ノード101が信号光をドロップするノードである場合、図18に示すプリアンプ111,119の出力に、カプラを介して光分波器が接続される。すなわち、ノード101は、図9で示した光分波器71及び受信モニタ部72と同様の光分波器及び受信モニタ部を有する。そして、光分波器には、分波された信号光を受信する受信機が接続される。
図21は、下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその3である。図21には、図17のノード101の下流ノード情報記憶部127に記憶されるチャネル設定情報を示している。
ノード101の下流ノード情報記憶部127も図10で説明した下流ノード情報記憶部と同様の欄を有している。各欄には、ノード101の下流のノード34,102の情報が記憶される。図17の例に従うと、ノード101の下流ノード情報記憶部127には、図20に示すような情報が記憶される。なお、ノード101の下流のノード34,102のノード名をそれぞれノードD,Zとしている。
図22は、下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその4である。図22には、図17のノード34の下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報を示している。
ノード34の下流ノード情報記憶部も図10で説明した下流ノード情報記憶部と同様の欄を有している。各欄には、ノード34の下流のノード35の情報が記憶される。図17の例に従うと、ノード34の下流ノード情報記憶部には、図22に示すような情報が記憶される。なお、ノード34の下流のノード35のノード名をノードEとしている。
ノード101のチャネル設定情報の通知動作及びVOA制御部129の動作は、図14、図15で示したフローチャートと同様になる。ただし、光チャネルモニタ128は、WSS112,120から出力される信号光のレベルをモニタし、VOA制御部129は、WSS112,120のそれぞれのVOAを制御することになる。
このように、ノードがOXCノードであっても下流のノードでドロップされるチャネルの減衰量を制御することにより、下流のノードは上流で発生した回線断等の通信障害を検出することができる。また、OXCノードの下流のノードは、通信障害を検出することにより、回線を現用系から予備系に切替えることができる。
なお、OXCのノード101は、WSSを3以上有していてもよい。この場合も上記と同様に、光チャネルモニタ128は、各WSSの出力の信号光をモニタし、VOA制御部129は、各WSSの出力の信号光のモニタ結果に基づいて、各WSSの有するVOAを制御する。
次に、第4の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第4の実施の形態では、光ネットワークにILA(InLine Amplifier)ノードが挿入される場合について説明する。
図23は、第4の実施の形態に係る光伝送装置を適用した光ネットワークを示した図である。図23において、図6と同じものには同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図23では、ノード32,34の間にインラインのノード131が挿入されている。ノード131は、プリアンプ131a及びポストアンプ131bを有し、上流のノード32から受信した信号光を増幅して、下流のノード34に出力する。
図24は、インラインノードのブロック図を示した図である。図24に示すように、ノード131は、プリアンプ141,143、ポストアンプ142,144、及びOSC145,146を有している。
プリアンプ141は、ノード32から信号光を受信し、増幅してポストアンプ142に出力する。ポストアンプ142は、プリアンプ141から出力された信号光を増幅してノード34に出力する。
プリアンプ143は、ノード34から信号光を受信し、増幅してポストアンプ144に出力する。ポストアンプ144は、プリアンプ143から出力された信号光を増幅してノード32に出力する。
OSC145には、ノード32から伝送されたOSC光が入力される。OSC光は、プリアンプ141の前段で、図示しないカプラによって信号光から分岐されてOSC145に入力される。また、OSC145は、OSC146から出力されるチャネル設定情報を受信する。OSC145は、受信したチャネル設定情報を含むOSC光を出力する。OSC145から出力されるOSC光は、図示しないカプラによってポストアンプ144から出力される信号光に合波され、ノード32に伝送される。
OSC146には、ノード34から伝送されたOSC光が入力される。OSC光は、プリアンプ143の前段で、図示しないカプラによって信号光から分岐されてOSC146に入力される。また、OSC146は、OSC145から出力されるチャネル設定情報を受信する。OSC146は、受信したチャネル設定情報を含むOSC光を出力する。OSC146から出力されるOSC光は、図示しないカプラによってポストアンプ142から出力される信号光に合波され、ノード34に伝送される。
次に、図23のノード31,32,34の下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報について説明する。
図25は、下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその1である。図25には、図23のノード31の下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報を示している。
ノード31の下流ノード情報記憶部も図10で説明した下流ノード情報記憶部と同様の欄を有している。各欄には、ノード31の下流のノード32の情報が記憶される。図23の例に従うと、ノード31の下流ノード情報記憶部には、図25に示すような情報が記憶される。なお、ノード31の下流のノード32のノード名をノードBとしている。
図26は、下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその2である。図26には、図23のノード32の下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報を示している。
ノード32の下流ノード情報記憶部も図10で説明した下流ノード情報記憶部と同様の欄を有している。各欄には、ノード32の下流のノード34の情報が記憶される。図23の例に従うと、ノード32の下流ノード情報記憶部には、図26に示すような情報が記憶される。なお、ノード32の下流のノード34のノード名をノードDとしている。
図27は、下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報の構成例を示した図のその3である。図27には、図23のノード34の下流ノード情報記憶部に記憶されるチャネル設定情報を示している。
ノード34の下流ノード情報記憶部も図10で説明した下流ノード情報記憶部と同様の欄を有している。各欄には、ノード34の下流のノード35の情報が記憶される。図23の例に従うと、ノード34の下流ノード情報記憶部には、図27に示すような情報が記憶される。なお、ノード34の下流のノード35のノード名をノードEとしている。
このように、インラインノードは、下流のチャネル設定情報を上流のノードに通知する。これにより、インラインノードの上流のノードは、インラインノードの下流のノードでドロップされるチャネルの減衰量を制御し、インラインノードの下流のノードは、インラインノードの上流で発生した回線断等の通信障害を検出することができる。また、インラインノードの下流のノードは、通信障害を検出することにより、回線を現用系から予備系に切替えることができる。
次に、第5の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第2の実施の形態〜第4の実施の形態では、ノードは、OSCを用いてチャネル設定情報を上流のノードへ通知した。第5の実施の形態では、ネットワーク管理装置によって、下流のノードのチャネル設定情報を上流のノードへ通知する。
図28は、第5の実施の形態に係る光伝送装置を適用した光ネットワークを示した図である。図28に示すように、光ネットワークは、ノード151〜154を有している。図28の光ネットワークでは、図示を省略しているが、例えば、OUPSRのリングネットワークやメッシュネットワークを形成している。
ノード151〜154は、NM(Network Management)装置161に接続されている。NM装置161は、光ネットワークを形成しているノード151〜154の接続関係を把握している。例えば、ノード154の上流には、ノード153が接続されていると把握している。
ノード151〜154は、例えば、図7、図9、図18、図24で示したOADM、OXC、又はインラインのノードである。ノード151〜154のチャネル設定情報管理部は、自装置に関するチャネル設定情報をNM装置161に送信する。
NM装置161は、上記したように、ノード151〜154の接続関係を把握している。NM装置161は、ノード151〜154から受信したチャネル設定情報を、上流のノード151〜154に送信する。例えば、NM装置161は、ノード154からチャネル設定情報を受信した場合、ノード153にチャネル設定情報を送信する。
なお、上流にあるノードがインラインノードである場合、NM装置161は、そのインラインノードの上流にあるノードに受信したチャネル設定情報を送信する。
図29は、NM装置の動作を示したフローチャートである。
[ステップS21]NM装置161は、ノード151〜154からチャネル設定情報を受信する。
[ステップS22]NM装置161は、例えば、記憶装置に記憶しているノード151〜154の接続関係に基づいて、ノード151〜154から受信したチャネル設定情報を上流のノード151〜154に送信する。
なお、チャネル設定情報を受信したノード151〜154は、下流ノード情報記憶部にチャネル設定情報を記憶する。
このように、NM装置161を介して、チャネル設定情報を上流のノードに通知することができる。
次に、第6の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第5の実施の形態では、ノードと直接接続されたネットワーク管理装置によって、下流のノードのチャネル設定情報を上流のノードへ通知した。第7の実施の形態では、ノードとNM装置はGMPLS(Generalized Multi-Protocol Label Switching)のネットワークを介して接続されており、ノードとNM装置は、GMPLSを介してチャネル設定情報のやり取りを行う。
図30は、第6の実施の形態に係る光伝送装置を適用した光ネットワークを示した図である。図30において、図29と同じものには同じ符号を付し、その説明を省略する。
図30に示すように、ノード151〜154は、ネットワーク171を介してNM装置161と接続されている。ネットワーク171は、GMPLSネットワークであり、ノード151〜154とNM装置161は、GMPLSによってチャネル設定情報の送受信を行う。
なお、ノード151〜154とNM装置161のチャネル設定情報の送受信は、第5の実施の形態で説明したのと同様に行う。すなわち、ノード151〜154のチャネル設定情報管理部は、ネットワーク171を介してチャネル設定情報をNM装置161に送信する。NM装置161は、ノード151〜154の接続関係に基づき、受信したチャネル設定情報を上流のノード151〜154へ送信する。
図31は、NM装置の動作を示したフローチャートである。
[ステップS31]NM装置161は、GMPLSによってノード151〜154からチャネル設定情報を受信する。
[ステップS22]NM装置161は、例えば、記憶装置に記憶しているノード151〜154の接続関係に基づいて、ノード151〜154から受信したチャネル設定情報を、GMPLSによって上流のノード151〜154に送信する。
なお、チャネル設定情報を受信したノード151〜154は、下流ノード情報記憶部にチャネル設定情報を記憶する。
このように、NM装置161は、GMPLSによりチャネル設定情報を上流のノードに通知することができる。
1,2 ノード
1a 記憶部
1b 判断部
1c 制御部
1d OADM

Claims (9)

  1. 第1のチャネル数による第1のチャネル伝送を行う場合、信号光チャネルから所定の波長範囲内にある無信号チャネルにおいて自然放出光が透過するよう減衰量を制御する光伝送装置において、
    後段の光伝送装置のドロップするチャネルの情報を記憶した記憶部と、
    前記第1のチャネル数よりもチャネル数の多い第2のチャネル伝送から前記第1のチャネル伝送への切り替わりを判断する判断部と、
    前記判断部の前記判断に応じて前記記憶部を参照し、前記第1のチャネル伝送の信号光チャネルから所定の波長範囲内にある無信号チャネルが前記後段の光伝送装置でドロップされるチャネルである場合、ドロップされる無信号チャネルの減衰量を所定値より大きくする制御部と、
    を有することを特徴とする光伝送装置。
  2. 前記制御部は、前記第1のチャネル伝送の信号光チャネルから所定の波長範囲内にある無信号チャネルが、前記第2のチャネル伝送から前記第1のチャネル伝送へ切り替わる前、信号光チャネルであったか否か判断することを特徴とする請求項1記載の光伝送装置。
  3. 当該光伝送装置でドロップするチャネルの情報を前段の光伝送装置に送信する送信部をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光伝送装置。
  4. 前記送信部は、OSC光によって当該光伝送装置でドロップするチャネルの情報を前記前段の光伝送装置に送信することを特徴とする請求項3記載の光伝送装置。
  5. 当該光伝送装置でドロップするチャネルの情報をネットワーク管理装置に送信する送信部をさらに有し、
    当該光伝送装置でドロップするチャネルの情報は、前記ネットワーク管理装置によって前段の光伝送装置に送信されることを特徴とする請求項1又は2に記載の光伝送装置。
  6. 当該光伝送装置でドロップするチャネルの情報は、GMPLSによって前記ネットワーク管理装置に送信されることを特徴とする請求項5記載の光伝送装置。
  7. 各チャネルのパワーを制御する光減衰器を備えた波長選択スイッチを複数有し、
    前記判断部は、前記波長選択スイッチのそれぞれから出力される信号光をモニタして、前記第2のチャネル伝送から前記第1のチャネル伝送への切り替わりを判断し、
    前記制御部は、前記波長選択スイッチのそれぞれにおいて、前記判断部の前記判断に応じて前記記憶部を参照し、前記光減衰器の減衰量を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の光伝送装置。
  8. 前記記憶部は、前記後段の光伝送装置がインライン光伝送装置である場合、前記インライン光伝送装置の後段の光伝送装置のドロップするチャネルの情報を記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の光伝送装置。
  9. 第1のチャネル数による第1のチャネル伝送を行う場合、信号光チャネルから所定の波長範囲内にある無信号チャネルにおいて自然放出光が透過するよう減衰量を制御する光伝送装置の光減衰量制御方法において、
    前記第1のチャネル数よりもチャネル数の多い第2のチャネル伝送から前記第1のチャネル伝送への切り替わりを判断し、
    前記判断に応じて後段の光伝送装置のドロップするチャネルの情報を記憶した記憶部を参照し、前記第1のチャネル伝送の信号光チャネルから所定の波長範囲内にある無信号チャネルが前記後段の光伝送装置でドロップされるチャネルである場合、前記後段の光伝送装置でドロップされる無信号チャネルの減衰量を所定値より大きくする、
    ことを特徴とする光減衰量制御方法。
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