JP5505124B2 - 電池残量推定装置、それを搭載した電子機器及び電池残量推定方法、並びにプログラム - Google Patents

電池残量推定装置、それを搭載した電子機器及び電池残量推定方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電池残量推定装置、それを搭載した電子機器及び電池残量推定方法、並びにプログラムに関し、特に、電池残量推定装置について、高精度を確保したまま、低コスト化及び小型化を図ることが可能な技術に関する。
従来より、各種電子機器の小型化が進み、デジタルカメラ等の携帯型電子機器が普及しつつある。このような携帯型電子機器は、商用電源が存在しない場所であっても動作できるように、電源として電池を利用できるようになっている。
しかしながら、電池は、商用電源とは異なり、永続的に電力を供給し続けることはできない。即ち、携帯型電子機器は、電池を電源として用いている場合には、その動作に必要な電力が電池から供給されなくなると突然、その動作を停止してしまうおそれがある。
このため、今後どの程度電池が電力を供給可能であるのかを示す指標として、電池残量が広く用いられている。電池残量とは、電池が保有している電力量であり、電池の残容量とも呼ばれている。
また、従来、このような電池残量を推定する装置(以下、「電池残量推定装置」と呼ぶ)も幾つか提案されている。
図8は、従来の電池残量推定装置の概略構成の一例を示す図である。
図8に示す従来の電池残量推定装置は、電池101と、当該電池101の電池残量を推定する制御部102と、当該電池101を電源として動作する負荷103と、を備えている。
制御部102には、電池101の出力電圧を検出する電圧検出部111が設けられている。
制御部102は、電圧検出部111の検出電圧を監視することで、電池101の電圧降下量を特定し、当該電圧降下量に基づいて電池101の電池残量を推定する。
図8に示す従来の電池残量推定装置には、次のような問題が存在する。
即ち、負荷103が軽負荷である場合や、負荷103が動作していない場合には、制御部102は電池残量の推定が困難になる、という問題が存在する。電池101から負荷103に流れる負荷電流が少なく、その結果、電圧降下量が小さくなり、電位差が生じにくくなるためである。
図9は、このような問題を解決可能な従来の電池残量推定装置の概略構成の一例であって、図8とは異なる例を示す図である。
図9に示す従来の電池残量推定装置は、電池121と、当該電池121の電池残量を推定する制御部122と、ダミー負荷としての抵抗123と、ダミー負荷を回路に接続したり回路から遮断するためのスイッチ回路124と、負荷125と、を備えている。
図9の例では、抵抗123及びスイッチ回路124の直列接続と、負荷125と、が並列接続されている。
制御部122には、電池121の出力電圧を検出する電圧検出部131と、スイッチ回路124のオンオフの切り替えを制御する接続制御部132と、が設けられている。
制御部122は、電池121の電池残量の推定を開始するとき、接続制御部132を制御して、スイッチ回路124をオンにする。これにより、ダミー負荷としての抵抗123が回路に接続されて、ある程度の電流が電池121から抵抗123に流れる。この状態で、制御部122は、電圧検出部131の検出電圧を監視することで、電池121の電圧降下量を特定し、当該電圧降下量に基づいて電池121の電池残量を推定する。
ここで、ダミー負荷としての抵抗123が常に回路に接続されていると、電力の無駄な消費が多くなり、その結果、電池121の電池寿命が短縮されてしまう。そこで、制御部102は、電池残量の推定を終了すると、接続制御部132を制御して、スイッチ回路124をオフにすることで、ダミー負荷としての抵抗123を回路から遮断する。
特許文献1にも、図9の例と同様に、ダミー負荷として抵抗を採用している電池残量推定装置(電池残量監視装置)が開示されている。
特開平09−297164号公報
しかしながら、電池残量推定装置を携帯型電子機器に搭載するためには、高精度を確保したまま、低コスト化及び小型化を図ることが要求されるが、従来の電池残量推定装置では、当該要求に応えることは困難であった。
即ち、図8に示す従来の電池残量推定装置では、上述したように、そもそも高精度を確保することが困難である。
一方、図9に示す従来の電池残量推定装置や、特許文献1に記載の電池残量推定装置では、上述したように、ダミー負荷として抵抗を採用しているので、高精度を確保すること自体は可能になる。
しかしながら、ダミー負荷として抵抗を採用すると、消費電力が大きくなり、かつ、当該抵抗の発熱対策が必要となるため、電池残量推定装置全体からみて、高コスト化や、大型化が避けられない。
ここで、消費電力が大きいという点に対しては、上述の如く、スイッチ回路を設ける対策が有効となる。即ち、スイッチ回路のオンオフにより、電池残量の推定時にのみダミー負荷を回路に接続させ、それ以外の時にはダミー負荷を回路から遮断させることができるので、その結果として、消費電力を抑制することができる。
しかしながら、ダミー負荷である抵抗の発熱対策という点に対しては、スイッチ回路がショート故障した時等、異常時の安全性も考慮する必要がある。従って、たとえスイッチ回路を設けて消費電力を抑制できたとしても、ダミー負荷である抵抗の発熱対策をしっかりと施すためには、むやみに小型化や低コスト化を図ることはできない。
その他、高精度を確保したまま、低コスト化及び小型化が図られた電池残量推定装置は、見受けられない状況である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、電池残量推定装置について、高精度を確保したまま、低コスト化及び小型化を図ることを目的とする。
本発明の一態様によると、
電池の負荷と並列接続されるコンデンサと、
前記電池から前記コンデンサに流れる充電電流に起因して電圧降下が生じたときの前記電池の出力電圧に対応する電圧を保持する電圧保持手段と、
前記電圧保持手段に保持された前記電圧に基づいて、前記電池の電池残量を推定する推定手段と、
を備える電池残量推定装置を提供する。
本発明の他の態様によると、上述した本発明の一態様に係る電池残量推定装置を搭載した電子機器を提供する。
また、本発明の他の態様によると、上述した本発明の一態様に係る電池残量推定装置に対応する方法及びプログラムを提供する。
本発明によれば、電池残量推定装置について、高精度を確保したまま、低コスト化及び小型化を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る電池残量推定装置の構成例を示す図である。 図1の電池残量推定装置が電池残量を推定する動作をする際に、制御部が実行する電池残量推定処理の流れを説明するフローチャートである。 図1の電池残量推定装置のメモリに格納されたデータテーブルの構造の一例を示している。 本発明の第2実施形態に係る電池残量推定装置の構成例を示す図である。 図4の電池残量推定装置が電池残量を推定する動作をする際に、制御部が実行する電池残量推定処理の流れを説明するフローチャートである。 図4の電池残量推定装置のメモリに格納されたデータテーブルの構造の一例を示している。 図1又は図4の電池残量推定装置の制御部のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 従来の電池残量推定装置の概略構成の一例を示す図である。 従来の電池残量推定装置の概略構成の一例であって、図8とは異なる例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る電池残量推定装置の構成例を示す図である。
図1に示すように、第1実施形態の電池残量推定装置は、電池11と、電圧保持回路12と、制御部13と、コンデンサ14と、スイッチ回路15と、負荷16と、を備えている。
電池11は、電池残量が一定以上の場合には、負荷16の動作に必要な電力を供給することが可能であるが、電池残量が一定未満になると、負荷16の動作に必要な電力を供給することが不可能になる。
電圧保持回路12は、抵抗21と、ダイオード22と、コンデンサ23と、を備えている。
コンデンサ23のうち、一端は電池11の負極端に接続されており、他端は、抵抗21の一端及びダイオード22のアノードに接続されている。抵抗21の他端及びダイオード22のカソードは、電池11の正極端に接続されている。
換言すると、抵抗21とダイオード22とが並列接続されており、当該並列接続とコンデンサ23とが直列接続されており、当該直列接続が、電池11の正極端及び負極端の間に接続されている。
詳細については、後述するが、電圧保持回路12は、このような構成を有することにより、過渡的に電圧降下した電池11の出力電圧に対応する電圧を保持することができる。なお、「電池11の出力電圧に対応する電圧」とは、電池11の出力電圧そのものも含む電圧であって、電池11の出力電圧に連動して可変する電圧をいう。
制御部13は、例えばマイクロコンピュータ等で構成され、電圧検出部31と、接続制御部32と、メモリ33と、タイマ34と、を備えている。
電圧検出部31は、電圧保持回路12に保持された電圧、即ち、過渡的に電圧降下した電池11の出力電圧に対応する電圧を検出する。
接続制御部32は、スイッチ回路15のオンオフの切り替えを制御する。
メモリ33は、制御部13が各種処理を実行する際に必要な各種情報を記憶しており、例えば後述する図3のデータテーブルを記憶している。
タイマ34は、初期化されると計時動作を開始し、予め設定された時間だけ計時すると、その計時動作を停止する。なお、このように「予め設定された時間だけ計時すると、その計時動作を停止する」ことを、以下、「タイムアップする」と表現する。
コンデンサ14は、ダミー負荷としての機能を有するコンデンサ素子である。
スイッチ回路15は、例えばスイッチング素子を含むように構成され、オンの場合には、電池11及び負荷16を含む回路に対して、ダミー負荷としてのコンデンサ14を接続し、オフの場合には、当該回路から、ダミー負荷としてのコンデンサ14を遮断する。
図1の例では、コンデンサ14とスイッチ回路15とが直列接続され、当該直列接続と負荷16とが並列接続されている。
負荷16は、例えば携帯型電子機器の各種部品等で構成され、電池11から一定以上の電力が供給された場合、当該電力により動作する。
次に、図2を適宜参照して、このような図1の構成を有する第1実施形態の電池残量推定装置の動作について説明する。
図2は、第1実施形態の電池残量推定装置が電池残量を推定する動作を行う際に、制御部13が実行する処理(以下、「電池残量推定処理」と呼ぶ)の流れを説明するフローチャートである。
例えば、第1実施形態の電池残量推定装置が搭載された携帯型電子機器(図示せぬ)の電源が投入された後、所定の条件が満たされると、図2の電池残量推定処理は開始する。
ステップS1において、制御部13は、接続制御部32を制御して、コンデンサ14の接続用のスイッチ回路15をオンにする。
ステップS2において、制御部13は、タイマ34を初期化することで、タイマ34の計時動作を開始させる。
ステップS3において、制御部13は、タイマ34がカウントアップしたか否かを判定する。
タイマ34が未だカウントアップしていない場合、ステップS3においてNOであると判定されて、処理はステップS3に戻される。即ち、タイマ34がカウントアップするまでの間、ステップS3の判定処理が繰り返し実行されることで、制御部13の動作は待機状態になる。
この間の制御部13以外の動作に着目すると、ステップS1の処理でスイッチ回路15がオンになると、電池11とコンデンサ14とが接続され、コンデンサ14に大きな充電電流が流れる。この充電電流の負荷が電池11のダミー負荷となり、電池11の内部状態に応じて電圧降下が発生し、その結果、電池11の出力電圧も低下する。
ここで、コンデンサ14の充電に従って、その充電電流は減少していき最終的には0になるため、電池11の電圧降下は過渡的なものである。このような過渡的な電圧降下を検出することは困難である。
そこで、電圧保持回路12は、ダミー負荷としてのコンデンサ14に流れる充電電流に起因して電圧降下が生じたときの電池11の出力電圧に対応する電圧を一定時間保持する。
制御部13は、このようにして電圧保持回路12に保持された電圧、即ち、ダミー負荷(コンデンサ14)による強負荷時の電池11の出力電圧に対応する電圧に基づいて、電池11の電池残量を推定する。なお、このような制御部13の処理の詳細については、ステップS2以降の処理として後述する。
ここで、電圧保持回路12の電圧保持の機能について、さらに詳しく説明する。
スイッチ回路15がオフからオンに切り替わる前の状態を、初期状態とすると、当該初期状態では、コンデンサ23は、電池11の正極端と略同一の電位となるまで充電されている。
その後、上述したように、制御部13のステップS1の処理により、スイッチ回路15がオンになると、電池11の電圧降下が発生する。即ち、電池11の正極端の電位が低下する。このとき、コンデンサ23の電位(抵抗21及びダイオード22側の端の電位)もまた、ダイオード22により、電池11の正極端との電位差が電圧VF(ダイオード22の順電圧VF)となる電位まで、コンデンサ23の放電が即座に行われる。
その後、ダミー負荷としてのコンデンサ14の充電が進むと、上述の如く、電池11の出力電圧は上昇する。即ち、電池11の正極端の電位が上昇する。
しかしながら、電池11の正極端の電位が上昇しても、電圧保持回路12のコンデンサ23の電位は、抵抗21との充電時定数があるために緩慢に上昇していく。これにより、電圧保持回路12は、電池11の正極端の電位が過渡的に低下したとしても、その低下後の電位(より正確には、ダイオード22の順電圧VFを加えた分の電位)を一定時間保持することが可能になる。
このような一定時間、即ち、電池11の正極端の低下後の電位を電圧保持回路12が保持可能な一定時間以下の範囲内で、タイマ34の設定時間が設定されている。
このため、電池11の正極端の低下後の電位を電圧保持回路12が保持している段階で、タイマ34がカウントアップして、ステップS3においてYESであると判定されて、処理はステップS4に進む。
ステップS4において、制御部13は、電圧検出部31により検出された電圧値を読み込む。
即ち、ステップS4の処理時点では、電圧保持回路12は、上述したように、電池11の電圧降下後の出力電圧(より正確には、ダイオード22の順電圧VFを加えた電圧)を保持している。この電圧保持回路12に保持されている電圧の値が、電圧検出部31により検出される。このようにして電圧検出部31により検出された電圧値が、ステップS4の処理で読み込まれる。
ステップS5において、制御部13は、メモリ33に記憶されたデータテーブルを参照して、電池残量の推定値を取得する。
図3は、メモリ33に記憶されたデータテーブルの構造の一例を示している。
第1実施形態において、データテーブルは行列構造を有しているため、以下、図3中横方向の項目の集合体を「行」と呼び、同図中縦方向の項目の集合体を「列」と呼ぶ。
図3のデータテーブルでは、「電圧読み値(V)」と「電池残量(%)」とが各行毎に対応付けられて格納されている。
即ち、所定の行の「電圧読み値(V)」の項目には、電圧検出部31に検出されて制御部13により読み込まれ得る所定の電圧値が格納されている。当該所定の行(同一行)の「電池残量(%)」の項目には、当該所定の電圧値が読み込まれた際の電池残量の推定値が格納されている。
なお、データテーブルに格納される電池残量の推定値は、所定のアルゴルズムに従って演算された演算値であってもよいし、事前評価等で取得された実測値であってもよい。
具体的には例えば、図2のステップS4の処理で電圧値として「4.19V」が読み込まれたものとする。この場合、ステップS5において、制御部13は、「電圧読み値(V)」の項目に「4.19V」が格納されている行を参照して、当該行の「電池残量(%)」の項目の格納値、即ち「99.8%」を電池残量の推定値として取得する。
また例えば、ステップS4の処理で電圧値として「2.48V」が読み込まれたものとする。この場合、ステップS5において、制御部13は、「電圧読み値(V)」の項目に「2.48V」が格納されている行を参照して、当該行の「電池残量(%)」の項目の格納値、即ち「5.2%」を電池残量の推定値として取得する。
このようにして、ステップS5の処理で電池残量の推定値が取得されると、処理はステップS6に進む。
ステップS6において、制御部13は、電池残量の推定値を、図示せぬ携帯型電子機器の所定の部品等に出力する。
すると、図示せぬ携帯型電子機器は、電池残量の推定値を、画像として表示する等してユーザに提示する。
ステップS7において、制御部13は、接続制御部32を制御して、コンデンサ14の接続用のスイッチ回路15をオフにする。
これにより、電池残量推定処理が終了し、ダミー負荷としてのコンデンサ14が回路から遮断されるので、電池残量推定処理の実行時以外で電力が無駄に消費されることが防止され、その結果、電池11の電池寿命の短縮化が防止される。
以上説明したように、第1実施形態の電池残量推定装置は、コンデンサ14と、電圧保持回路12と、制御部13と、を備えている(図1)。
コンデンサ14は、電池11の負荷16と並列接続される。
電圧保持回路12は、電池11からコンデンサ14に流れる充電電流に起因して電圧降下が生じたときの電池11の出力電圧に対応する電圧を保持する。
制御部13は、電圧保持回路12に保持された電圧に基づいて、電池11の電池残量を推定する。
換言すると、第1実施形態の電池残量推定装置は、コンデンサ14をダミー負荷として、当該ダミー負荷に流れた充電電流に起因して生じた電池11の電圧降下に基づいて、当該電池11の電池残量を推定する。
このように、ダミー負荷として、発熱する抵抗(従来における図9の抵抗123等)を採用するのではなく、発熱が生じないコンデンサ14を採用している。このため、ダミー負荷を回路に接続したり遮断するスイッチ回路(従来では図9のスイッチ回路124であり、第1実施形態ではスイッチ回路15)がショート故障する等、異常が発生しても、安全性を確保することができる。その結果、従来のように、部品を大型化したり発熱対策を施す必要もなくなり、低コストかつ小型化が容易に可能になる。
さらに、コンデンサ14は、非常に安価で簡素な素子であり、場合によっては、第1実施形態の電池残量推定装置が搭載される携帯型電子機器内の部品をそのまま流用することができる。この点も、低コストかつ小型化が容易に可能になることに大きく寄与する。
また、ダミー負荷を使用しているので、高い精度を確保したまま、電池11の電池残量を推定することができる。
以上まとめると、高精度を確保したまま、低コスト化及び小型化を図ることが可能な電池残量推定装置を容易に提供できるようになる。
なお、第1実施形態の電池残量推定装置が搭載される携帯型電子機器内の部品を流用するという観点では、携帯型電子機器の電源スイッチ用のスイッチ回路を、スイッチ回路15として流用できる場合もある。例えば、スタンバイ状態を持つ、ソフトスイッチ方式の携帯型電子機器の場合、電源を接続することと、オンして(動作を開始して)消費電流が増加することとは別なことであるので、当該携帯型電子機器の電源スイッチ用のスイッチ回路をスイッチ回路15として流用することが可能になる。これにより、さらに低コストかつ小型化が図られる。
以上、本発明の第1実施形態に係る電池残量推定装置について説明した。
次に、本発明の第2実施形態に係る電池残量推定装置について説明する。
[第2実施形態]
図4は、本発明の第2実施形態に係る電池残量推定装置の構成例を示す図である。
なお、図4において、図1に示す第1実施形態の構成と同様の箇所には、同一の符号が付されている。
図4に示す第2実施形態の電池残量推定装置と、図1に示す第1実施形態の電池残量推定装置とを比較するに、電池11と、電圧保持回路12と、コンデンサ14と、スイッチ回路15と、負荷16と、を備えている点が一致する。また、これらの接続形態の点でも一致する。よって、これらの一致点については、その説明は省略する。
一方、差異点は、図1に示す第1実施形態の電池残量推定装置では制御部13が設けられていたのに対して、図4に示す第2実施形態の電池残量推定装置では制御部41が設けられている点である。
ただし、第2実施形態の制御部41は、例えばマイクロコンピュータ等で構成されており、図4に示すように、電圧検出部31と、接続制御部32と、メモリ33と、タイマ34と、を備えている。ここまでの構成は、図1に示す第1実施形態の制御部13と基本的に同様であり、それらの説明は省略する。
そこで、以下、第2実施形態の制御部41のうち、第1実施形態の制御部13との差異点についてのみ説明する。
第2実施形態の制御部41は、電圧検出部31乃至タイマ34に加えてさらに、電池温度検出部51と、電圧検出部52と、判断部53と、を備えている。
電池温度検出部51は、電池11の温度(以下、「電池温度T」と呼ぶ)を検出する。
電圧検出部52は、コンデンサ14の電圧の値(以下、「コンデンサ電圧値Vc2」と呼ぶ)を検出する。
判断部53は、上述した電圧検出部31により検出された電圧の値(以下、「電圧値Vc1」と呼ぶ)の他、さらに、電池温度検出部51により検出された電池温度Tや、電圧検出部52により検出されたコンデンサ電圧値Vc2等を総合的に判断して、電池11の電池残量を推定する。
即ち、電池11の電池残量を決定付ける要因としては、先ず、上述した電池11の電圧降下量が存在し、これが主要因となる。さらに、副要因として、電池温度Tや、スイッチ回路15がオンになる前のコンデンサ電圧値Vc2(コンデンサ14の残留電荷に起因するコンデンサ電圧値Vc2)等も存在する。換言すると、主要因である電池11の電圧降下量が同一の場合であっても、これらの副要因が異なる場合には、電池11の電池残量が異なってくる。
そこで、第2実施形態の制御部41は、電池11の電圧降下量を主要因として判断しつつ、第1実施形態では考慮されていなかった1以上の副要因もさらに併せて総合的に判断することによって、電池11の電池残量をより高精度に推定するようにしている。
なお、電池11の電池残量を決定付ける副要因として、ここでは、電池温度T、及びスイッチ回路15がオンになる前のコンデンサ電圧値Vc2の組み合わせのみを説明するが、当然ながら、これは例示である。即ち、電池温度T、及びスイッチ回路15がオンになる前のコンデンサ電圧値Vc2のうち、何れか一方を単体で採用してもよい。或いはまた、電池温度T、及びスイッチ回路15がオンになる前のコンデンサ電圧値Vc2を含む複数の副要因のうち、任意の数の任意の種類の副要因を採用してもよい。
次に、図5を参照して、このような第2実施形態の制御部41が実行する電池残量推定処理について説明する。
図5は、第2実施形態の電池残量推定装置が電池残量を推定する動作を行う際に、制御部41が実行する電池残量推定処理の流れを説明するフローチャートである。
例えば、第2実施形態の電池残量推定装置が搭載された携帯型電子機器(図示せぬ)の電源が投入された後、所定の条件が満たされると、図5の電池残量推定処理は開始する。
ステップS21において、制御部13は、電池温度検出部51により検出された電池温度Tを読み込む。
ステップS22において、制御部13は、電圧検出部52により検出されたコンデンサ電圧値Vc2を読み込む。
ステップS23において、制御部13は、コンデンサ電圧値Vc2は所定範囲内であるか否かを判定する。
例えば、コンデンサ14の残留電荷が一定以上存在する場合、即ちコンデンサ電圧値Vc2が一定以上の場合、スイッチ回路15がオンされても、コンデンサ14に充電電流が充分に流れずに、電池11の電圧降下量が小さくなる。このような場合には、電池11の電池残量を精度よく推定することが困難になる。換言すると、電池11の電池残量の推定精度を一定以上に確保するためには、コンデンサ電圧値Vc2が所定範囲内に入っている必要がある。
そこで、コンデンサ電圧値Vc2が所定範囲内に入っていない場合、ステップS23においてNOであると判定されて、処理はステップS22に戻される。即ち、コンデンサ電圧値Vc2が所定範囲内に入るまでの間、ステップS22及びS23のループ処理が繰り返し実行されることで、制御部41の動作は待機状態になる。この場合、図示しない放電回路によって、コンデンサ14の残留電荷が一定以下となるように残留電荷を放電させてもよい。
その後、コンデンサ電圧値Vc2が所定範囲内に入ると、ステップS23においてYESであると判定されて、処理はステップS24に進む。
図5と図2とを比較すると容易にわかるが、第2実施形態のステップS24乃至S30の処理の流れは、第1実施形態のステップS1乃至S7の処理の流れと基本的に同様である。従って、第2実施形態のステップS24乃至S30の処理の流れについては、その説明は省略する。
ただし、第2実施形態のステップS28の処理で参照されるデータテーブルと、第1実施形態のステップS5(図2)の処理で参照されるデータテーブル(図3)とは異なる。
そこで、以下、第2実施形態のステップS28の処理で参照されるデータテーブル、及び、当該データテーブルを参照して実行されるステップS28の処理について説明する。
図6は、第2実施形態のメモリ33(図4)に記憶されたデータテーブルの構造の一例を示している。
図6に示すように、第2実施形態では、スイッチ回路15がオンになる前のコンデンサ電圧値Vc2毎に、データテーブル61乃至64の各々がメモリ33に記憶されている。
なお、図6では、説明の便宜上、4個のデータテーブル61乃至64が図示されているが、これは例示である。即ち、ステップS23の処理で用いられる「所定範囲内」で、コンデンサ電圧値Vc2が離散的にN個に分割された場合(Nは、1以上の整数値)には、N個のデータテーブルがメモリ33に記憶される。
この場合、ステップS28の処理では、N個のデータテーブル(図6の例ではN=4個のデータテーブル61乃至64)のうち、直前のステップS22の処理で読み込まれたコンデンサ電圧値Vc2に対応するデータテーブルが参照される。
ここで、図6においては、データテーブル61については、その全体の構造が図示されているが、他のデータテーブル62乃至64については、一部の構造のみしか図示されていない。そこで、以下、データテーブル61に着目し、データテーブル61の構造についてのみ説明する。
ただし、これは説明の便宜上のためであり、第2実施形態においては、図6に示されているデータテーブル61乃至64も含めてN個のデータテーブルは何れも、以下に説明するデータテーブル61の構造と同一の構造を有している。
図6のデータテーブル61は、行列構造を有しているので図3と同様に、図6中横方向の項目の集合体を「行」と呼び、同図中縦方向の項目の集合体を「列」と呼ぶ。
図6のデータテーブル61においては、「電圧読み値Vc1(V)」と、複数の電池温度T(参照温度T)毎の「電池残量(%)」の各々とが、各行毎に対応付けられて格納されている。
即ち、所定の行の「電圧読み値(V)」の項目には、電圧検出部31により検出されて制御部41により読み込まれ得る所定の電圧値が格納されている。当該所定の行(同一行)の右方の複数の「電池残量(%)」の項目のそれぞれには、複数の電池温度T毎に、当該所定の電圧値が読み込まれた際の電池残量の推定値が格納されている。
なお、電池残量の推定値は、所定のアルゴルズムに従って演算された演算値であってもよいし、事前評価等で取得された実測値であってもよい。
具体的には例えば、ステップS21の処理で電池温度Tとして「49℃」が読み込まれ、ステップS27の処理で電圧値Vc1として「4.19V」が読み込まれたものとする。この場合、ステップS28において、制御部13は、「電圧読み値(V)」の項目に「4.19V」が格納されている行を参照して、当該行の参照温度T[℃]が「49」である「電池残量(%)」の項目の格納値、即ち「99.8%」を電池残量の推定値として取得する。
また例えば、ステップS21の処理で電池温度Tとして「−9℃」が読み込まれ、ステップS27の処理で電圧値Vc1として「2.48V」が読み込まれたものとする。この場合、ステップS28において、制御部13は、「電圧読み値(V)」の項目に「2.48V」が格納されている行を参照して、当該行の参照温度T[℃]が「−8」である「電池残量(%)」の項目の格納値、即ち「5.2%」を電池残量の推定値として取得する。
以上説明したように、第2実施形態の電池残量推定装置は、第1実施形態と同様に、コンデンサ14と、電圧保持回路12と、制御部41と、を備えている。
従って、第2実施形態の電池残量推定装置も、第1実施形態と全く同様の効果、即ち、高精度を確保したまま、低コスト化及び小型化を図れる電池残量推定装置を容易に提供できる、という効果を奏することが可能になる。
さらに、第2実施形態の電池残量推定装置は、電池11の電池残量を決定付ける主要因である電池11の電圧降下量を考慮するのみならず、さらに、電池11の電池残量を決定付ける1以上の副要因を考慮して、電池11の電池残量を推定する。
副要因としては、例えば、電池温度T、及び、スイッチ回路15がオンになる前のコンデンサ電圧値Vc2(コンデンサ14の残留電荷に起因するコンデンサ電圧値V2)を採用することができる。なお、これらの副要因は例示に過ぎないことは上述したとおりである。
このように、第2実施形態では、主要因を判断の基礎としつつ、第1実施形態では考慮されていなかった副要因も併せて総合的に判断することができるので、電池11の電池残量をより高精度に推定することが可能になる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上述の実施形態では、電圧保持回路12は、図1や図4に示す構成を取っているが、この構成に特に限定されない。即ち、電圧保持回路12は、電池11からコンデンサ14に流れる充電電流に起因して電圧降下が生じたときの電池11の出力電圧に対応する電圧を保持する機能を有していれば、任意の構成を取ることができる。
また例えば、上述の実施形態では、図1の制御部13や図4の制御部41は、電圧保持回路12に保持された電圧と、図3や図6のデータテーブルとを用いて、電池残量を推定した。
しかしながら、電池残量の推定手法は、上述の実施形態の例に特に限定されず、電圧保持回路12に保持された電圧を用いる手法であれば足りる。
例えば、データテーブルを用いずに、所定のアルゴルズムに従って電池残量を推定演算する手法を採用してもよい。
また例えば、データテーブルとは別の補正データを予め保持しておき、当該補正データに基づいて電池残量を推定する手法を採用してもよい。
また例えば、上述した実施形態では、本発明が適用される電池残量推定装置は、携帯型電子機器に搭載される構成を取る場合を例として説明した。
しかしながら、本発明は、特にこれに限定されず、電源として電池を採用可能な機器一般に搭載又は接続される電池残量推定装置に広く適用することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
図7は、上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合の、制御部13(図1)や制御部41(図4)のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
即ち、制御部13や制御部41は、上述の例では、マイクロコンピュータとして構成されたが、特にこれに限定されず、例えば、専用のハードウェア(図示せず)として構成することもできるし、図7に示すコンピュータとして構成することもできる。
ここで、図7に示すコンピュータ自体が、電池残量推定装置が搭載される機器であってもよい。換言すると、制御部13や制御部41は、電池残量推定装置が搭載される機器の部品(ここではCPU71等)を流用して構成してもよい。
制御部13や制御部41は、CPU(Central Processing Unit)71と、ROM(Read Only Memory)72と、RAM(Random Access Memory)73と、バス74と、入出力インターフェース75と、入力部76と、出力部77と、記憶部78と、通信部79と、ドライブ80と、を備えている。
CPU71は、ROM72に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。又は、CPU71は、記憶部78からRAM73にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RA73にはまた、CPU71が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
例えば第1実施形態の制御部13(図1)の場合には、電圧検出部31、接続制御部32、及びタイマ34の各機能を実現するプログラムが、ROM72や記憶部78に記憶されている。従って、CPU71が、これらのプログラムに従った処理を実行することで、電圧検出部31、接続制御部32、及びタイマ34の各機能を実現することができる。
また、例えば第2実施形態の制御部41(図4)の場合には、電圧検出部31、接続制御部32、及びタイマ34に加えてさらに、電池温度検出部51、電圧検出部52、及び判断部53の各機能を実現するプログラムが、ROM72や記憶部78に記憶されている。従って、CPU71が、これらのプログラムに従った処理を実行することで、電圧検出部31、接続制御部32、及びタイマ34に加えてさらに、電池温度検出部51、電圧検出部52、及び判断部53の各機能を実現することができる。
CPU71、ROM72、及びRAM73は、バス74を介して相互に接続されている。このバス74にはまた、入出力インターフェース75も接続されている。入出力インターフェース75には、入力部76、出力部77、記憶部78、及び通信部79が接続されている。
入力部76は、各種釦等の操作部で構成され、ユーザの指示操作を受け付ける他、各種情報を入力する。
出力部77は、ディスプレイ等の表示部や、スピーカ等の音声出力部で構成され、各種情報、例えば、電池残量の推定結果を示す情報等を出力する。
記憶部78は、ハードディスクやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。例えば記憶部78には、上述した図1や図4のメモリ33が設けられ、図3や図6に示すデータテーブルが記憶される。
通信部79は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
入出力インターフェース75にはまた、必要に応じてドライブ80が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなるリムーバブルメディア81が適宜装着される。ドライブ80によってリムーバブルメディア81から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部78にインストールされる。また、リムーバブルメディア81は、記憶部78に記憶されている各種データも、記憶部78と同様に記憶することができる。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布されるリムーバブルメディア81により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア81は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されているROM72や記憶部78に含まれるハードディスク等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
11・・・電池、12・・・電圧保持回路、13・・・制御部、14・・・コンデンサ15・・・スイッチ回路、16・・・負荷、21・・・抵抗、22・・・ダイオード、23・・・コンデンサ、31・・・電圧検出部、32・・・接続制御部、33・・・メモリ、34・・・タイマ、41・・・制御部、51・・・電池温度検出部、52・・・電圧検出部、53・・・判断部

Claims (9)

  1. 電池の負荷と並列接続される第1コンデンサと、
    前記電池から前記第1コンデンサに流れる充電電流に起因して電圧降下が生じたときの前記電池の出力電圧に対応する電圧を保持する電圧保持手段と、
    前記電圧保持手段に保持された前記電圧に基づいて、前記電池の電池残量を推定する推定手段と、
    を備える電池残量推定装置。
  2. 前記電圧保持手段は、
    一端が前記電池の負極端に接続される第2コンデンサと、
    一端が、前記第2コンデンサの他端に接続され、他端が、前記電池の正極端に接続される抵抗と、
    アノードが、前記第2コンデンサの他端側となるように、前記抵抗と並列接続されるダイオードと、
    を備え、
    前記推定手段は、前記抵抗及び前記ダイオードの並列接続と、前記第2コンデンサの他端の接続点の電位を、前記電圧保持手段に保持された前記電圧として用いる、
    請求項1に記載の電池残量推定装置。
  3. 前記推定手段は、前記電池の電池残量を決定付ける主要因として、前記電圧保持手段に保持された前記電圧を利用するとともにさらに、前記電池の電池残量を決定付ける1以上の副要因を利用して、前記電池の電池残量を推定する、
    請求項1又は2に記載の電池残量推定装置。
  4. 前記推定手段は、前記副要因として、前記電池の電池温度を少なくとも利用する、
    請求項3に記載の電池残量推定装置。
  5. 前記推定手段は、前記副要因として、前記電池から充電電流が流れ込む前の前記第1コンデンサの電圧を少なくとも利用する、
    請求項3又は4に記載の電池残量推定装置。
  6. オンの場合、前記第1コンデンサを、前記電池の前記負荷の回路に接続し、オフの場合、前記第1コンデンサを、前記電池の前記負荷の回路から遮断するスイッチ手段
    をさらに備える請求項1乃至5の何れか1項に記載の電池残量推定装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載の電池残量推定装置と、
    当該電池残量推定装置が搭載される電子機器本体と
    を備える電子機器。
  8. 電池の負荷と並列接続される第1コンデンサと、
    前記電池から前記第1コンデンサに流れる充電電流に起因して電圧降下が生じたときの前記電池の出力電圧に対応する電圧を保持する電圧保持手段と、
    を備える電池残量推定装置の電池残量推定方法であって、
    前記電圧保持手段に保持された前記電圧に基づいて、前記電池の電池残量を推定する推定ステップ
    を含む電池残量推定方法。
  9. 電池の負荷と並列接続される第1コンデンサと、
    前記電池から前記第1コンデンサに流れる充電電流に起因して電圧降下が生じたときの前記電池の出力電圧に対応する電圧を保持する電圧保持手段と、
    を備える電池残量推定装置を制御するコンピュータに、
    前記電圧保持手段に保持された前記電圧に基づいて、前記電池の電池残量を推定する推定機能
    を実現させるプログラム。
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