JP5504171B2 - P2y12アンタゴニストとしてのヘテロサイクリックピラゾール−カルボキサミド - Google Patents

P2y12アンタゴニストとしてのヘテロサイクリックピラゾール−カルボキサミド Download PDF

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Description

例えば、この発明は、式I:
Figure 0005504171
[式中、
R1;R2;Z;A;B;D;Q;J;V;GおよびMは、下記に示されている意味を有する]の化合物に関する。式Iの化合物は、価値のある薬理学的に活性をもつ化合物である。これらは、強力な血小板凝集抑制作用、すなわち抗血栓作用を示し、例えば血栓塞栓性疾患又は再狭窄のような心臓血管疾患の治療および予防に適している。これらは、可逆性の血小板ADP受容体P2Y12アンタゴニストであり、そして一般的に血小板ADP受容体P2Y12の望ましくない活性化が存在するか、又はその治療又は予防のために血小板ADP受容体P2Y12の阻害が意図されている状態に適用することができる。更に本発明は、式Iの化合物の製造方法、それらの使用、特に医薬における活性成分としての使用、およびこれらを含む医薬製剤に関する。
工業先進世界では、血栓合併症は、死の主原因のひとつである。病的血栓形成に関連する状態の例は、深部静脈血栓症、静脈および動脈血栓塞栓症、血栓性静脈炎、冠状および大脳動脈血栓症、脳塞栓症、腎塞栓症および肺塞栓症、播種性血管内凝固症、一過性脳虚血発作、脳卒中、急性心筋梗塞、不安定狭心症、慢性安定性狭心症、末梢血管疾患、子癇前症/子癇、および血栓性血小板減少性紫斑病を含む。また、血管内デバイス及び補綴の挿入、頚動脈血管内膜切除術、血管形成術、CABG(冠動脈バイパス移植)手術、血管移植手術、及びステント留置術を含む侵襲的手技の間又は後に、血栓および再狭窄合併症が起こりうる。
血小板粘着および凝集は、こうした血管内の血栓イベントにおいて重要な役割を演じている。血小板は、循環細胞及び血管の内側を覆う内皮細胞の傷害から放出されるメディエーターによって、又は曝露されたコラーゲンのような内皮細胞下のマトリクス分子によって、又は凝集カスケード中で形成されるトロンビンによって活性化することができる。更に、血小板は、病変血管の高せん断血流の条件の下で活性化することができる。活性化後、通例、血管系で自由に循環する血小板、および他の細胞は、血管傷害の部位で蓄積し、血栓を形成し、そしてより多くの血小板を進行途上にある血栓に集める。このプロセスの間に血栓は成長して、動脈血管を部分的に又は完全に遮断するのに十分なサイズになりうる。
静脈血栓は、また、鬱血か、又は遅い血流領域で形成しうる。こうした静脈血栓は、それらはそれ自体で部分的に容易に切り離すので、循環系中をくまなく移動する塞栓を創生しうる。こうした塞栓移動によって、例えば、肺又は冠動脈のような他の血管が遮断され、その結果肺又は冠動脈塞栓のような上記に述べられている病的結果になりうる。
要約すれば、静脈血栓の場合、病的状態および死は、主として塞栓又は血管の遠位遮断後に起こり、一方、動脈血栓は局所的遮断によって重篤な病的状態を引き起こす。
ADP(アデノシン 5’−ジホスファート)が、血小板活性化および凝集の重要なメディエーターであることが示された。これは、動脈血栓形成の開始および進行にキーとなる役割を演じている(非特許文献1、2)。
コラーゲンおよびトロンビンのような様々な作用物質によって活性化されると、ADPは血管系中の血小板から、並びに傷害された血管細胞、内皮又は組織から放出される。このADPによって誘発される血小板凝集は、ヒト血小板の原形質膜上で発現される二つの特異的なG−タンパク質結合受容体:P2Y1、及びP2Y12に結合することによって引き起こされる。ADPのこうした受容体との結合によって、アデニリルシクラーゼの阻害、及び細胞内Ca2+の流入並びに動員、ホスホイノシチド−3キナーゼ(PI3K)の活性化、形態変化、他のメディエーターの分泌、及び血小板凝集のような細胞内シグナル伝達経路のモジュレーションが誘発される(非特許文献3)。ADPによる活性化は、より多くの血小板の動員及び既存の血小板凝集の安定化に繋がる。P2Y1受容体の活性化により、細胞内貯蔵からのカルシウム動員、血小板形態変化および凝集の開始に至る。
ADPによってP2Y12受容体(また、HORK3、P2RY12、SP1999、P2TAC、P2T又はP2YACとも呼ばれている)が活性化されると、アデニリルシクラーゼの阻害およびP13Kの活性化がなされることになる。P2Y12活性化は、血小板分泌および血小板凝集の安定化に必要である(非特許文献4、5)。
ADP−依存性血小板凝集に直接的又は間接的に作用する、抗血栓活性を示す合成阻害剤についてのいくつかの報告がある。
経口的に薬理活性を持つチエノピリジン、チクロピジン及びクロピドグレルは、P2Y12受容体と共有結合的に反応し、そしてインビボで不可逆的な血小板阻害に至る。これらは、また、放射線標識ADP受容体アゴニスト、2−メチルチオアデノシン 5’−ジホスファートを血小板と結合させること及び他のADP−依存性イベントを阻害する(特許文献6)。
特許文献1では、血小板アデノシンジホスファート受容体アンタゴニストとして薬理活性を持つピペラジン誘導体が開示されている。特許文献2では、血小板凝集阻害において薬理活性をもつピラゾール誘導体が開示されている。
Houille et al.(特許文献3及び4)は、血小板ADP受容体の阻害を介する抗血栓剤として有用なピラゾリジンジオン誘導体を開示している。
しかしながら、その血小板ADP受容体に対する内因性のADPの作用に拮抗する有効なP2Y12アンタゴニストであることに加えて、こうしたアンタゴニストは、また、更に有利な特性、例えば、血漿及び肝臓中で安定であること、及びその作動性であれ、拮抗性であれ、所望のものではない他の受容体に対して選択性があることが望ましい。更に、有効であり、そして上述の利点もまた有している、低分子量のP2Y12のアンタゴニストのニーズが継続してして存在している。
WO 02/098856 EP 1698626 WO 2005/000281 WO 2005/002574
Maffrand, et al, Thromb Haemostas (1988); 59: 225-230 Herbert, et al, Arterioscl Thromb (1993), 13: 1171-1179 Dangelmaier, et al. Thromb. Haemost. (2001), 85: 341-348 Gachet, Thromb. Haemost. (2001), 86, 222-232 Andre, et al., J. Clin. Invest., (2003), 112, 398-406 Savi, et al., Thromb Haemost. (2000), 84: 891-896
この発明は、より優れたP2Y12のアンタゴニスト活性を示し、且つ高い生物学的利用性を有する好ましい薬剤である、新規な式Iの化合物を提供することによって上述のニーズを満足させる。
すなわち、この発明は、すべての立体異性体形態及びその任意の比率の混合物を包含する、式I;
Figure 0005504171
{式中、
Eは、
1個の窒素原子及び0、1、2、又は3個までの窒素、硫黄又は酸素から選択される更なるヘテロ原子を含む、3〜10員のヘテロサイクリック(heterocyclic)残基[ここで、前記ヘテロサイクリック残基は、単環式、二環式又はスピロ−ヘテロ環であり、且つその窒素原子によって、カルボニル炭素原子と結合しており、そしてここで、前記ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR3によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Dは、
1)1、2、又は3個の窒素、硫黄又は酸素から選択されるヘテロ原子を含む、3〜15員のヘテロサイクリック残基[ここで、前記ヘテロサイクリック残基は、単環式又は二環式であり、そしてここで、前記ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5若しくは6回置換されている]、
2)−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5又は6回置換されている]、
3)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5若しくは6回置換されている]、
又は
4)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5若しくは6回置換されている]であり、
Qは、
1)共有結合、
2)−(C2−C10)−アルケニレン−、
3)−(C2−C10)−アルキニレン−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−CH(OH)−(C0−C4)−アルキレン−、
5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、
10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
13)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
15)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−NR10−(C0−C4)−アルキレン−、
16)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、
17)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
18)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
19)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−、
21)−(C0−C4)−アルキレン−フェニル、又は
22)−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、単環式又は二環式であり、そして3〜15個の環炭素原子を含み、そして、1個又はそれより多い環炭素原子は、1、2、3又は4個の窒素、硫黄又は酸素から選択されるヘテロ原子によって置き換えられており、そして、前記ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており;そしてここで、アルキル残基は、非置換であり、そしてここで前記ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており;そしてここで、アルキル残基は、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2、−OH;若しくは−(C3−C6)−シクロアルキル(ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2又は−OHによって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Jは、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−フルオロアルキレン−CH2−O−(C1−C4)−アルキル、
4)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、
5)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、
6)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、
9)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、
10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−R10、
11)−(C0−C4)−アルキレン−S−R10、
12)−(C0−C4)−アルキレン−SOs−R11[ここで、sは、1又は2である]、
13)−(C0−C4)−アルキレン−SOt−N(R11)−R12[ここで、tは、1又は2である]、
14)−(C0−C4)−アルキレン−SOw−N(R11)−R13[ここで、wは、1又は2である]、
15)−(C0−C4)−アルキレン−R22、
16)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
17)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
18)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Zは、
1)−(C0−C8)−アルキレン−、
2)−(C2−C10)−アルケニル−、
3)−(C2−C10)−アルキニル−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、
5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
6)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
7)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
8)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
9)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレ
ン−、
12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
13)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、
14)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
15)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
16)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、又は
17)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−
であり、
Aは、
共有結合、−(C3−C8)−アルキレン、−(C3−C8)−シクロアルキレン又は−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、単環式又は二環式であり、且つ3〜15個の環炭素原子を含み、そして、1個又はそれより多い環炭素原子は、窒素、硫黄又は酸素から選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子によって置き換えられている]であり、
Bは、
1)共有結合、
2)−(C2−C10)−アルケニル−、
3)−(C2−C10)−アルキニル−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−CH(OH)−(C0−C4)−アルキレン−、
5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、
10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
13)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
15)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
16)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、
17)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
18)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
19)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−、又は
21)−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、単環式又は二環式であり、そして3〜15個の環炭素原子を含み、そして、1個又はそれより多い環炭素原子は、1、2、3又は4個の窒素、硫黄又は酸素から選択されるヘテロ原子によって置き換えられており、そしてここでヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており、そしてここで、アルキル残基は、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2、−OH;又は−(C3−C6)−シクロアルキル(ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2若しくは−OHによって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Vは、
単環式又は二環式の3〜15員のヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Gは、
1)共有結合、
2)−(C2−C10)−アルケニル−、
3)−(C2−C10)−アルキニル−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−CH(OH)−(C0−C4)−アルキレン−、
5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、
10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
13)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
15)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
16)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、
17)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
18)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
19)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−、又は
21)−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、単環式又は二環式であり、そして、3〜15個の環炭素原子を含み、そして1個又はそれより多い環炭素原子は、1、2、3又は4個の窒素、硫黄又は酸素から選択されるヘテロ原子によって置き換えられおり、ここでヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており;そしてここで、アルキル残基は、非置換であるか、ハロゲン、−NH2、−OH若しくは−(C3−C6)−シクロアルキル(ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2若しくは−OHによって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Mは、
1)水素原子、
2)−(C1−C8)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C1−C8)−アルキレン−N(R10)2
4)−C(O)−O−R12、
5)−C(O)−N(R11)−R12、
6)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、前記シクロアルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
7)−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、R14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
8)単環式又は二環式の3〜15員のヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
R1は、
水素原子又は−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−NH−R10又は−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−R10であり、
R2は、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、
4)ハロゲン、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、又は
6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
二つの−OR10残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員の環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3若しくは4回置換されている]を形成していてもよく、
二つの−(C1−C6)−アルキル残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員のシクロアルキル環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3若しくは4回置換されている]を形成していてもよく、
R3は、
1)水素原子、
2)ハロゲン、
3)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
4)=O、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19[ここで、R19は、
a)水素原子、
b)−(C1−C4)−アルキル(ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)、
c)−(C3−C8)−シクロアルキル(ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)、
d)フェニル(ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)、
e)−CF3、又は
f)−CHF2である]、
7)−NO2
8)−CN、
9)−(C0−C4)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−フルオロアルキレン−CH2−O−(C1−C4)−アルキル、
10)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、
11)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、
12)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
13)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
14)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、
15)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、
16)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N[(C0−C4)−アルキレン]−R13[ここで、アルキル及びシクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
17)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N[(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル]−R13[ここで、アルキル及びシクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
18)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12、
19)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、
20)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−R10、
21)−(C0−C4)−アルキレン−S−R10、
22)−(C0−C4)−アルキレン−SOs−R11[ここで、sは、1又は2である]、
23)−(C0−C4)−アルキレン−SOt−N(R11)−R12[ここで、tは、1又は2である]、
24)−(C0−C4)−アルキレン−SOw−N(R11)−R13[ここで、wは、1又は2である]、
25)−(C0−C4)−アルキレン−SOu−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R10[ここで、uは、1又は2である]、
26)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
27)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
28)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
29)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
30)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR13によって互
いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
31)−(C0−C4)−アルキレン−N(R13)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
32)−(C0−C4)−アルキレン−N(R13)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
R4は、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、
4)ハロゲン、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
7)−(C0−C4)−アルキレン−R13であり、
R10及びR20は、
互いに独立して、水素原子、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル又は−(C1−C3)−フルオロアルキルであり、
R11及びR12は、
互いに独立して、同一又は相異なり、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−O−R17、
4)−SOt−R10[ここで、tは、1又は2である]、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、アルキレン及びシクロアルキルは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
7)−(C0−C6)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アルキレン及びアリールは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって一、二若しくは三置換されている]、又は
8)−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、アルキレン及びヘテロシクリルは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって一、二若しくは三置換されている]であるか、又は
R11及びR12は、
それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7又は8員の単環式ヘテロサイクリック環[この環は、窒素原子に加えて、酸素、硫黄及び窒素から選択される一つ又は二つの同一又は相異なる環ヘテロ原子を含んでいてもよく、そしてここで前記環は、非置換であるか、又は、環原子の数に応じて、R13によって1、2、3若しくは4回置換されている]を形成し、
R13は、
ハロゲン、−NO2、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C2−C10)−アルケニル−、−(C2−C10)−アルキニル−、−O−CF3、−Si−(CH33、−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、−N(R10)−S(O)u−R10[ここで、uは、1又は2である]、−SOr−R10[ここで、rは、1又は2である]、−S(O)v−N(R10)−R20[ここで、vは、1又は2である]、−S−R10、−C(O)−R10、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ−、−(C1−C8)−アルコキシ−フェニル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−R17、−NH−C(O)−NH−R10、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−O−R17、−O−R15、−(C1−C3)−フルオロアルキル、−NH−C(O)−O−R10、又は−(C0−C4)−アルキレン−R22であり、
R14は、
ハロゲン、−OH、=O、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−CN、−NH2、−S−R18、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−NH2、−(C0−C8)−アルキレン−SO2−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキレン−SO2−(C1−C3)−フルオロアルキル、−(C0−C8)−アルキレン−SO2−N(R18)−R21、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−N−[(C1−C8)−アルキル]2、−N(R18)−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−N(R18)−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2、−(C2−C10)−アルケニル、又は−(C2−C10)−アルキニル[ここで、R18及びR21は、互いに独立して、水素原子、−(C1−C3)−フルオロアルキル又は−(C1−C6)−アルキルである]であり、
R15及びR16は、
互いに独立して、水素原子、−(C1−C6)−アルキル、又はそれらが結合している炭素原子と一緒になって−(C3−C6)−シクロアルキル[この−(C3−C6)−シクロアルキルは、非置換であるか、又はR10によって一、二若しくは三置換されている]を形成し、
R17は、
水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル、又は−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、前記シクロアルキル環は、非置換であるか、又は−OH、−O−(C1−C4)−アルキル又はR10によって、1、2若しくは3回置換されている]であり、そして
R22は、
次の羅列
Figure 0005504171
[ここで、Meは、メチルである]からの残基である}
式Iの化合物及びその生理学的に許容される塩に関する。
2)この発明は、また、式Iにおいて、
Eは、
アザ−ビシクロヘプタン、アザ−ビシクロヘキサン、アザ−ビシクロオクタン、アザ−スピロヘプタン、アザ−スピロヘキサン、アザ−スピロオクタン、アザ−スピロペンタン、アゼパン、アゼピン、アゼチジン、アジリジン、デカヒドロ−キノリン、ジアザ−ビシクロヘキサン、ジアザ−ビシクロヘプタン、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、1,2−ジアザパン、ジアザ−スピロヘキサン、ジアザ−スピロオクタン、ジアザ−スピロペンタン、ジアザ−スピロヘプタン、1,3−ジアゼパン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジヒドロアゼピン、2,3−ジヒドロ−1H−インドール、3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン、6,7−ジヒドロ−4H−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジン、ジヒドロ−ピリダジン、ジヒドロ−オキサゼピン、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾール、6,7−ジヒドロ−4H−チアゾロ[5,4−c]ピリジン、4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピリジン、ジオキサゾール、ヘキサヒドロ−ピリダジン、ヘキサヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリン、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソキノリン、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾリン、イソキオサゾリジン、ケトピペラジン、モルホリン、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール、1,4−オキサゼパン、1,2−オキサ−チエパン、オキサゼピン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、オキサゾリジン、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロ−アゼピン、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジン、1,2,3,4−テトラヒドロピラジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン、テトラヒドロ−ピリダジン、テトラヒドロピリジン、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジン、1,4,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チエタン、チオモルホリン、トリアザ−スピロオクタン、トリアゼパン、1,2,4−トリアジナン及び1,3,5−トリアジナン[ここで、前記ヘテロサイクリック残基は、その窒素原子によってカルボニル炭素原子と結合し、そして前記ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR3によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]から選択される3〜10員のヘテロサイクリック残基であり、
Dは、
1)アクリジニル、アザベンゾイミダゾリル、アザ−ビシクロヘプタニル、アザ−ビシクロヘキサニル、アザ−ビシクロオクタニル、8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタニル、アザスピロデカニル、アザ−スピロヘプタニル、アザ−スピロヘキサニル、アザ−スピロオクタニル、アザ−スピロペンタニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾオキサゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロ−キノリニル、ジアザ−ビシクロヘキサニル、ジアザ−ビシクロヘプタニル、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、1,2−ジアザパニル、ジアザ−スピロヘキサニル、ジアザ−スピロオクタニル、ジアザ−スピロペンタニル、ジアザ−スピロヘプタニル、1,3−ジアゼパニル、1,4−ジアゼパニル、1,2−ジアゼピニル、1,3−ジアゼピニル、1,4−ジアゼピニル、ジヒドロアゼピニル、ジヒドロフロ[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、2,3−ジヒドロ−1H−インドリル、3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリニル、6,7−ジヒドロ−4H−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジニル、ジヒドロ−ピリダジニル、ジヒドロ−オキサゼピニル、4,5−ジヒドロオキサゾリニル、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾリル、6,7−ジヒドロ−4H−チアゾロ[5,4−c]ピリジニル、4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピリジニル、ジオキサゾリル、ジオキサジニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキソレニル、3,3−ジオキソ[1,3,4]オキサチアジニル、6H−1,5,2−ジチアジニル、フラニル、フラザニル、ヘキサヒドロ−ピリダジン、ヘキサヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリン、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル(ベンゾイミダゾリル)、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリニル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2−オキサ−チエパニル、1,2−オキサチオラニル、1,4−オキサゼパニル、オキサゼピニル、1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニル、1,4−オキサジニル、オキサゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリル、オキセタニル、オキソカニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリニル、1H−ピロロピリジニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジニル、テトラヒドロピラニル、1,2,3,4−テトラヒドロピラジニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジニル、テトラヒドロ−ピリダジニル、テトラヒドロ−ピリジニル、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジニル、1,4,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラジニル、テトラゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、1,2−チアジニル、1,3−チアジニル、1,4−チアジニル、1,3−チアゾリル、チアゾリル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チエニル、チエタニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チエタニル、チオモルホリニル、チオフェノリル、チオフェニル、チオピラニル、トリアザ−スピロオクタニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル、及びキサンテニル[ここで、前記ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5又は6回置換されている]から選択される3〜15員のヘテロサイクリック残基、
2)−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、フェニル、ナフチル、ビフェニリル、インダニル、アントリル又はフルオレニルから選択され、前記アリール残基は、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5若しくは6回置換されている]、
3)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5若しくは6回置換されている]、又は
4)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5若しくは6回置換されている]であり、
Qは、
1)共有結合、
2)−(C2−C10)−アルケニレン−、
3)−(C2−C10)−アルキニレン−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−CH(OH)−(C0−C4)−アルキレン−、
5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、
10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
13)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
15)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−NR10−(C0−C4)−アルキレン−、
16)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、
17)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
18)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
19)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−、
21)−(C0−C4)−アルキレン−フェニル、又は
22)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、前記ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており;そしてここで、アルキル残基は、非置換であり、そして、ここで前記ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている;そしてここで、アルキル残基は、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2、−OH;若しくは−(C3−C6)−シクロアルキル(ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2又は−OHによって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり;
Jは、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−フルオロアルキレン−CH2−O−(C1−C4)−アルキル、
4)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、
5)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、
6)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、
9)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、
10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−R10、
11)−(C0−C4)−アルキレン−S−R10、
12)−(C0−C4)−アルキレン−SOs−R11[ここで、sは、1又は2である]、
13)−(C0−C4)−アルキレン−SOt−N(R11)−R12[ここで、tは、1又は2である]、
14)−(C0−C4)−アルキレン−SOw−N(R11)−R13[ここで、wは、1又は2である]、
15)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
16)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
17)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Zは、
1)−(C0−C8)−アルキレン−、
2)−(C2−C10)−アルケニル−、
3)−(C2−C10)−アルキニル−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、
5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
6)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
7)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
8)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
9)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
13)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、
14)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
15)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
16)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、又は
17)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−であり、
Aは、
共有結合、−(C3−C8)−アルキレン、−(C3−C8)−シクロアルキレン又は−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りである]であり、
Bは、
1)共有結合、
2)−(C2−C10)−アルケニル−、
3)−(C2−C10)−アルキニル−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−CH(OH)−(C0−C4)−アルキレン−、
5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、
10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
13)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
15)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
16)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、
17)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
18)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
19)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−、又は
21)−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており、そしてここで、アルキル残基は、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2、−OH;若しくは−(C3−C6)−シクロアルキル(ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2又は−OHによって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Vは、
単環式又は二環式の3〜15員のヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Gは、
1)共有結合、
2)−(C2−C10)−アルケニル−、
3)−(C2−C10)−アルキニル−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−CH(OH)−(C0−C4)−アルキレン−、
5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
13)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
15)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
16)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、
17)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
18)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
19)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−、又は
21)−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており;そしてここで、アルキル残基は、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2、−OH;若しくは−(C3−C6)−シクロアルキル(ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2若しくは−OHによって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Mは、
1)水素原子、
2)−(C1−C8)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C1−C8)−アルキレン−N(R10)2
4)−C(O)−O−R12、
5)−C(O)−N(R11)−R12、
6)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、前記シクロアルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
7)−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
8)単環式又は二環式の3〜15員のヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
R1は、
水素原子又は−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−NH−R10又は−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−R10であり、
R2は、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、
4)ハロゲン、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、又は
6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
二つの−OR10残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員の環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3又は4回置換されるている]を形成していてもよく、
二つの−(C1−C6)−アルキル残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員のシクロアルキル環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3若しくは4回置換されている]を形成していてもよく、
R3は、
1)水素原子、
2)ハロゲン、
3)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
4)=O、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19
[ここで、R19は、
a)水素原子、
b)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
c)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
d)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
e)−CF3、又は
f)−CHF2である]、
7)−NO2
8)−CN、
9)−(C0−C4)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−フルオロアルキレン−CH2−O−(C1−C4)−アルキル、
10)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、
11)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、
12)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
13)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
14)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、
15)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、
16)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N[(C0−C4)−アルキレン]−R13[ここで、アルキル及びシクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
17)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N[(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル]−R13[ここで、アルキル及びシクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
18)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12、
19)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、
20)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−R10、
21)−(C0−C4)−アルキレン−S−R10、
22)−(C0−C4)−アルキレン−SOs−R11[ここで、sは、1又は2である]、
23)−(C0−C4)−アルキレン−SOt−N(R11)−R12[ここで、tは、1又は2である]、
24)−(C0−C4)−アルキレン−SOw−N(R11)−R13[ここで、wは、1又は2である]、
25)−(C0−C4)−アルキレン−SOu−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R10[ここで、uは、1又は2である]、
26)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
27)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、上記に定義されている通りであり、そして、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
28)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテ
ロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
29)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
30)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
31)−(C0−C4)−アルキレン−N(R13)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13よって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
32)−(C0−C4)−アルキレン−N(R13)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
R4は、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、
4)ハロゲン、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
7)−(C0−C4)−アルキレン−R13であり、
R10は、
水素原子、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル又は−(C1−C3)−フルオロアルキルであり、そして
R11及びR12は、
互いに独立して、同一又は相異なって、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、R13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−O−R17、
4)−SOt−R10[ここで、tは、1又は2である]、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、アルキレン及びシクロアルキルは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
7)−(C0−C6)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アルキレン及びアリールは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって一、二若しくは三置換されている]、又は
8)−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、アルキレン及びヘテロシクリルは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって一、二若しくは三置換されている]であるか、又は
R11及びR12は、
それらが結合している窒素原子と一緒になって、アザ−ビシクロヘプタン、アザ−ビシクロヘキサン、アザ−スピロヘプタン、アザ−スピロヘキサン、アザ−スピロオクタン、アザ−スピロペンタン、アゼパン、アゼピン、アゼチジン、ジアザ−ビシクロヘプタン、ジアザ−ビシクロヘキサン、ジアザ−スピロヘプタン、ジアザ−スピロヘキサン、ジアザ−スピロペンタン、ジアザ−スピロオクタン、1,2−ジアザパン、1,3−ジアゼパン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジヒドロアゼピン、ジヒドロ−オキサゼピン、ジヒドロ−ピリダジン、ジオキサゾール、ヘキサヒドロ−ピリダジン、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾリン、イソキオサゾリジン、ケトピペラジン、モルホリン、1,4−オキサゼパン、1,2−オキサ−チエパン、オキサゼピン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロ−アゼピン、1,2,3,4−テトラヒドロピラジン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チエタン、チオモルホリン、トリアゼパン、1,2,4−トリアジナン及び1,3,5−トリアジナンから選択されるヘテロサイクリック環[そしてここで、前記環は、非置換であるか、又はR13によって、環原子の数に応じて1、2、3若しくは4回置換されている]を形成し、
R13は、
ハロゲン、−NO2、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C2−C10)−アルケニル−、−(C2−C10)−アルキニル−、−O−CF3、−Si−(CH33、−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、−N(R10)−S(O)u−R10[ここで、uは、1又は2である]、−SOr−R10[ここで、rは、1又は2である]、−S(O)v−N(R10)−R20[ここで、vは、1又は2である]、
−S−R10、−C(O)−R10、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ−、−(C1−C8)−アルコキシ−フェニル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−R17、−NH−C(O)−NH−R10、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−O−R17、−O−R15、−(C1−C3)−フルオロアルキル、又は−NH−C(O)−O−R10であり、
R14は、
ハロゲン、−OH、=O、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−CN、−NH2、−S−R18、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−NH2、−(C0−C8)−アルキレン−SO2−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキレン−SO2−(C1−C3)−フルオロアルキル、−(C0−C8)−アルキレン−SO2−N(R18)−R21、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−N−[(C1−C8)−アルキル]2、−N(R18)−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−N(R18)−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2、−(C2−C10)−アルケニル、又は−(C2−C10)−アルキニル[ここで、R18及びR21は、互いに独立して、水素原子、−(C1−C3)−フルオロアルキル又は−(C1−C6)−アルキルである]であり、
R15及びR16は、
互いに独立して、水素原子、−(C1−C6)−アルキルであるか、又はそれらが結合している炭素原子と一緒になって−(C3−C6)−シクロアルキル[この−(C3−C6)−シクロアルキルは、非置換であるか、又はR10によって、一、二若しくは三置換されている]を形成し、
R17は、
水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル、又は−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、前記シクロアルキル環は、非置換であるか、又は−OH、−O−(C1−C4)−アルキル若しくはR10によって、1、2、若しくは3回置換されている]であり、そして
R20は、
水素原子、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル又は−(C1−C3)−フルオロアルキルである、
すべての立体異性体形態及びその任意の比率の混合物を包含する、式Iの化合物及びその生理学的に許容される塩に関する。
3)この発明は、また、式Iにおいて、
Eは、
アザ−ビシクロヘキサン、アザ−ビシクロオクタン、アゼチジン、アジリジン、デカヒドロ−キノリン、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、1,4−ジアゼパン、2,3−ジヒドロ−1H−インドール、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾール、イミダゾリジン、モルホリン、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール、オキサゾリジン、ピペラジン、ピペリジン、ピラゾリジン、ピロリジン、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジン、1,3,8−トリアザ−スピロ[4.5]デカン又はトリアザ−スピロオクタンから選択される3〜10員のヘテロサイクリック残基[ここで、前記ヘテロサイクリック残基は、その窒素原子によってカルボニル炭素原子と結合し、そしてここで前記ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR3によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Dは、
1)アクリジニル、アザベンゾイミダゾリル、アザ−ビシクロヘプタニル、アザ−ビシクロヘキサニル、アザ−ビシクロオクタニル、8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタニル、アザスピロデカニル、アザ−スピロヘプタニル、アザ−スピロヘキサニル、アザ−スピロオクタニル、アザ−スピロペンタニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾオキサゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロ−キノリニル、ジアザ−ビシクロヘキサニル、ジアザ−ビシクロヘプタニル、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、1,2−ジアザパニル、ジアザ−スピロヘキサニル、ジアザ−スピロオクタニル、ジアザ−スピロペンタニル、ジアザ−スピロヘプタニル、1,3−ジアゼパニル、1,4−ジアゼパニル、1,2−ジアゼピニル、1,3−ジアゼピニル、1,4−ジアゼピニル、ジヒドロアゼピニル、ジヒドロフロ[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、2,3−ジヒドロ−1H−インドリル、3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリニル、6,7−ジヒドロ−4H−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジニル、ジヒドロ−ピリダジニル、ジヒドロ−オキサゼピニル、4,5−ジヒドロオキサゾリニル、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾリル、6,7−ジヒドロ−4H−チアゾロ[5,4−c]ピリジニル、4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピリジニル、ジオキサゾリル、ジオキサジニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキソレニル、3,3−ジオキソ[1,3,4]オキサチアジニル、6H−1,5,2−ジチアジニル、フラニル、フラザニル、ヘキサヒドロ−ピリダジン、ヘキサヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリン、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル(ベンゾイミダゾリル)、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリニル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2−オキサ−チエパニル、1,2−オキサチオラニル、1,4−オキサゼパニル、オキサゼピニル、1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニル、1,4−オキサジニル、オキサゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリル、オキセタニル、オキソカニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリニル、1H−ピロロピリジニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジニル、テトラヒドロピラニル、1,2,3,4−テトラヒドロピラジニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジニル、テトラヒドロ−ピリダジニル、テトラヒドロ−ピリジニル、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジニル、1,4,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラジニル、テトラゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、1,2−チアジニル、1,3−チアジニル、1,4−チアジニル、1,3−チアゾリル、チアゾリル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チエニル、チエタニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チエタニル、チオモルホリニル、チオフェノリル、チオフェニル、チオピラニル、トリアザ−スピロオクタニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル、及びキサンテニルから選択される3〜15員のヘテロサイクリック残基[ここで、前記ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5又は6回置換されている]、
2)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR4によって1、2又は3回置換されている]、
3)−(C3−C6)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR4によって1、2又は3回置換されている]、又は
4)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR4によって1、2又は3回置換されている]であり、
Qは、
1)共有結合、
2)−(C0−C4)−アルキレン−O−、
3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−NH−C(O)−(C0−C2)−アルキレン−、
5)−(C0−C4)−アルキレン−NH−C(O)−O−(C0−C2)−アルキレン−、
6)−(C0−C4)−アルキレン−NH−SO2−(C0−C2)−アルキレン−、又は
7)−(C3−C15)−ヘテロシクリル−[ここで、前記ヘテロシクリルは、アゼチジニル、フラニル、イミダゾリル、インドリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、テトラゾリル又はチエニルから選択され、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり;
Jは、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、又は
4)−(C0−C4)−アルキレン−フェニル[ここで、フェニルは非置換であるか、R13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Z−A−Bは、
カルボニル炭素原子と一緒になって、−O−CH2−C(O)−、−O−CH(CH3)−C(O)−又は−O−C(CH32−C(O)−[ここで、前記残基は、酸素原子を介してピラゾール残基と結合し、そしてカルボニル炭素原子によってEの窒素原子と結合する]から選択される残基を形成し、
Vは、
アゼチジニル、フラニル、イミダゾリル、インドリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、テトラゾリル又はチエニルから選択されるヘテロシクリルであり、そして、このヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって、互いに独立して一若しくは二置換されており、
Gは、
1)共有結合、
2)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−、
3)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、又は
4)−(C0−C2)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−であり、
Mは、
1)水素原子、
2)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、R14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C3−C6)−シクロアルキル[ここで、前記シクロアルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
4)−フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
R1は、
水素原子であり、
R2は、
水素原子であり、
R3は、
1)水素原子、
2)ハロゲン、
3)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
4)=O、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19
[ここで、R19は、
a)水素原子、
b)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
c)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
d)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
e)−CF3、又は
f)−CHF2である]、
7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、
8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、
9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、
10)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、
11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、
12)−(C0−C4)−アルキレン−SOs−R11[ここで、sは、1又は2である]、
13)−(C0−C4)−アルキレン−フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
14)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
R4は、
水素原子又はハロゲンであり、
R10は、
水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、
R11及びR12は、
互いに独立して、同一又は相異なって、
1)水素原子、
2)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって、互いに独立して、一若しくは二置換されている]、
3)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
4)−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[そしてここで、アルキレン及びシクロアルキルは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であるか、又は
R11及びR12は、
それらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジン、ピペリジン、又はピロリジンから選択されるヘテロサイクリック環[ここで、前記環は、非置換であるか、又はR13によって、環原子の数に応じて1、2、3若しくは4回置換されている]を形成し、
R13は、
ハロゲン、−OH、−(C3−C6)−シクロアルキル、−S−R10、−C(O)−R10、−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルコキシ又は−(C1−C3)−フ
ルオロアルキルであり、そして
R14は、
ハロゲン、−(C1−C6)−アルキル又は−(C1−C4)−アルコキシである、すべての立体異性体形態及びその任意の比率の混合物を包含する、式Iの化合物及びその生理学的に許容される塩に関する。
4)この発明は、また、式Iにおいて、
Eは、
アゼチジン、ピペラジン、ピペリジン又はピロリジンから選択される3〜10員のヘテロサイクリック残基[ここで、前記ヘテロサイクリック残基は、その窒素原子によってカルボニル炭素原子と結合し、そしてここで前記ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR3によって、互いに独立して、一若しくは二置換されている]であり、
Dは、
フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR4によって、1回若しくは2回置換されている]であり、
Qは、
1)共有結合、
2)−(C0−C4)−アルキレン−O−、
3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−NH−C(O)−(C0−C2)−アルキレン−、
5)−(C0−C4)−アルキレン−NH−C(O)−O−(C0−C2)−アルキレン−、
6)−(C0−C4)−アルキレン−NH−SO2−(C0−C2)−アルキレン−又は
7)−(C3−C15)−ヘテロシクリル−[ここで、前記ヘテロシクリルは、アゼチジニル、フラニル、イミダゾリル、インドリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、テトラゾリル又はチエニルから選択され、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり;
Jは、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、又は
4)−(C0−C4)−アルキレン−フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Z−A−Bは、
カルボニル炭素原子と一緒になって、−O−CH2−C(O)−、−O−CH(CH3)−C(O)−又は−O−C(CH32−C(O)−[ここで、前記残基は、酸素原子を介してピラゾール残基と結合し、そしてカルボニル炭素原子によってEの窒素原子と結合する]から選択される残基を形成し、
Vは、
アゼチジニル、ピペラジニル、ピペリジニル又はピロリジニルから選択されるヘテロシクリルであり、そしてこのヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって、互いに独立して、一若しくは二置換されており、
Gは、
1)共有結合、
2)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−、
3)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、又は
4)−(C0−C2)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−であり、
Mは、
1)水素原子、
2)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C3−C6)−シクロアルキル[ここで、前記シクロアルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
4)−フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
R1及びR2は、
それぞれ、水素原子であり、
R3は、
1)水素原子、
2)ハロゲン、
3)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
4)=O、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)−(C0−C4)−アルキレン−OH、
7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、
8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、
9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、
10)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、
11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、
12)−(C0−C4)−アルキレン−SOs−R11[ここで、sは、1又は2である]、
13)−(C0−C4)−アルキレン−フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって、互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
14)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
R4は、
水素原子又はハロゲンであり、
R10は、
水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、
R11及びR12は、
互いに独立して、同一又は相異なって、
1)水素原子、
2)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって、互いに独立して、一若しくは二置換されている]、
3)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
4)−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、アルキレン及びシクロアルキルは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であるか、又は
R11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジン、ピペリジン又はピロリジンから選択されるヘテロサイクリック環を形成し、そしてここで、前記環は、非置換であるか、又はR13によって、環原子の数に応じて、1、2、3若しくは4回置換されており、
R13は、
ハロゲン、−OH、−(C3−C6)−シクロアルキル、−S−R10、−C(O)−R10、−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルコキシ又は−(C1−C3)−フルオロアルキルであり、そして
R14は、
−(C1−C4)−アルキル又は−(C1−C4)−アルコキシである、
すべての立体異性体形態及びその任意の比率の混合物を包含する、式Iの化合物及びその生理学的に許容される塩に関する。
5)この発明は、また、式Iにおいて、
Eは、
アザ−ビシクロヘキサン、アザ−ビシクロオクタン、アゼチジン、アジリジン、デカヒドロ−キノリン、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、1,4−ジアゼパン、2,3−ジヒドロ−1H−インドール、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾール、イミダゾリジン、モルホリン、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール、オキサゾリジン、ピペラジン、ピペリジン、ピラゾリジン、ピロリジン、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジン、1,3,8−トリアザ−スピロ[4.5]デカン又はトリアザ−スピロオクタンから選択されるヘテロサイクリック残基[ここで、前記ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR3によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Dは、
フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR4によって1若しくは2回置換されている]であり、
Qは、
1)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、
2)−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−、
3)−(C1−C3)−アルキレン−O−又は
4)−(C1−C3)−アルキレン−SO2−であり、
Jは、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル、
3)−(C0−C2)−アルキレン−フェニル、
4)−(C0−C2)−アルキレン−インダニル、
5)−(C0−C2)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、又は
6)−(C0−C4)−アルキレン−モルホリニルであり、
Z−A−Bは、
カルボニル炭素原子と一緒になって、−O−CH2−C(O)−、−O−CH(CH3)−C(O)−又は−O−C(CH32−C(O)−[ここで、前記残基は、酸素原子を介してピラゾール残基と結合し、そしてカルボニル炭素原子によってEの窒素原子と結合する]から選択される残基を形成し、
Vは、
ピペラジニルであり、
GおよびMは、
一緒になって−C(O)−O−(C2−C4)−アルキルを形成し、又は
Gは、直接結合であり、そしてMは、フェニル残基であり、
R1は、
水素原子であり、
R2は、互いに独立して、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、
4)ハロゲン、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、又は
6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]から選択されるか、又は
二つの−OR10残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員の環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3又は4回置換されている]を形成していてもよく、
二つの−(C1−C6)−アルキル残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員のシクロアルキル環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3若しくは4回置換されている]を形成していてもよく、
R3は、
1)水素原子、
2)Cl、F又はBr、
3)−(C1−C4)−アルキル、
4)=O、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)−(C0−C2)−アルキレン−OH、
7)−(C0−C2)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル、
8)−CN、
9)−C(O)−(C1−C4)−アルキル、
10)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−O−R11、
11)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、
12)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、
13)−N(R11)−R12、
14)−N(R11)−R13、
15)−NH−C(O)−R10、
16)−SO2−(C1−C4)−アルキル、
17)−SO2−(C1−C2)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、
18)−(C3−C6)−シクロアルキル、
19)フェニル又は
20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、−(C3−C15)−ヘテロシクリルは、アゼチジニル、ベンゾイミダゾリル、フラニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピリジル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、1H−テトラゾリル又はチアゾリルから選択される]であり、
R4は、
互いに独立して、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、
4)ハロゲン、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
7)−(C0−C4)−アルキレン−R13
から選択され、
R10は、
水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、
R11及びR12は、
互いに独立して、同一又は相異なって、
1)水素原子、
2)−(C1−C4)−アルキル、
3)−(C1−C3)−フルオロアルキル又は
4)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキルであるか、又は
R11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジン、ピペリジン、ピロリジン又はモルホリンから選択される4〜8員の単環式ヘテロサイクリック環を形成し、
R13は、
F、Cl、Br、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−(C3−C6)−シクロアルキル、−C(O)−R10、フェニル、−(C0−C4)−アルキレン−O− R10又は−(C1−C4)−アルキルである、
すべての立体異性体形態及びその任意の比率の混合物を包含する、式Iの化合物及びその生理学的に許容される塩に関する。
6)この発明は、また、式Iにおいて、
Eは、
アザ−ビシクロヘキサン、アザ−ビシクロオクタン、アゼチジン、アジリジン、デカヒドロ−キノリン、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、1,4−ジアゼパン、2,3−ジヒドロ−1H−インドール、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾール、イミダゾリジン、モルホリン、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール、オキサゾリジン、ピペラジン、ピペリジン、ピラゾリジン、ピロリジン、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジン、1,3,8−トリアザ−スピロ[4.5]デカン又はトリアザ−スピロオクタンから選択されるヘテロサイクリック残基[ここで、前記ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR3によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Dは、
フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR4によって1若しくは2回置換されている]であり、
Qは、
1)共有結合、
2)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−、
3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、
4)−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−、
5)−(C1−C4)−アルキレン−O−又は
6)−(C1−C3)−アルキレン−SO2−であり、
Jは、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−R10、
5)−(C0−C2)−アルキレン−フェニル、
6)−(C0−C2)−アルキレン−インダニル、
7)−(C0−C2)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって、互いに独立して、一若しくは二置換されている]、又は
8)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、テトラヒドロフラン、モルホリン又はオキセタンから選択される残基であり、そして非置換であるか、又はR13によって一置換されている]であり、
Z−A−Bは、
カルボニル炭素原子と一緒になって、−O−CH2−C(O)−、−O−CH(CH3)−C(O)−又は−O−C(CH32−C(O)−[ここで、前記残基は、酸素原子を介してピラゾール残基と結合し、そしてカルボニル炭素原子によってEの窒素原子と結合する]から選択される残基を形成し、
Vは、
ピペラジニルであり、
Gは、
1)共有結合、
2)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、又は
5)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−であり、
Mは、
1)水素原子、
2)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、前記シクロアルキルは、非置換であるか、又はR14によって一置換されている]、
4)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR14によって一置換されている]、又は
5)ピロリジンであり
R1は、
水素原子であり、
R2は、
互いに独立して、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、
4)ハロゲン、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、又は
6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]から選択されるか、又は
二つの−OR10残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員の環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3又は4回置換されている]を形成していてもよく、
二つの−(C1−C6)−アルキル残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員のシクロアルキル環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3若しくは4回置換されている]を形成していてもよく、
R3は、
1)水素原子、
2)Cl、F又はBr、
3)−(C1−C4)−アルキル、
4)=O、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)−(C0−C2)−アルキレン−OH、
7)−(C0−C2)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル、
8)−CN、
9)−C(O)−(C1−C4)−アルキル、
10)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−O−R11、
11)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、
12)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、
13)−N(R11)−R12、
14)−N(R11)−R13、
15)−NH−C(O)−R10、
16)−SO2−(C1−C4)−アルキル、
17)−SO2−(C1−C2)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、
18)−(C3−C6)−シクロアルキル、
19)フェニル又は
20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、−(C3−C15)−ヘテロシクリルは、アゼチジニル、ベンゾイミダゾリル、フラニル、モルホリニル、[1,2,4]−オキサジアゾリル、ピペリジニル、ピリジル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、1H−テトラゾリル又はチアゾリルから選択され、そしてここで、−(C3−C15)−ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR13によって一置換されている]であり、
R4は、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、
4)ハロゲン、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
7)−(C0−C4)−アルキレン−R13であり、
R10は、
水素原子、−(C1−C3)−フルオロアルキル又は−(C1−C4)−アルキルであり、
R11及びR12は、
互いに独立して同一又は相異なって、
1)水素原子、
2)−(C1−C4)−アルキル、
3)−(C1−C3)−フルオロアルキル又は
4)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキルであるか、又は
R11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジン、ピペリジン、ピロリジン又はモルホリンから選択される4〜8員の単環式ヘテロサイクリック環を形成し、そして
R13は、
F、Cl、Br、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−(C3−C6)−シクロアルキル、−C(O)−R10、フェニル、−(C0−C4)−アルキレン−O−R10又は−(C1−C4)−アルキルであり、そして
R14は、
F、Cl、Br、又は−(C1−C4)−アルコキシである、
すべての立体異性体形態及びその任意の比率の混合物を包含する、式Iの化合物及びその生理学的に許容される塩に関する。
アルキルという用語は、本明細書中で使用されている場合、炭化水素残基であり、これは直線、例えば、直鎖、又は分枝状でありうる。“−(C1−C8)−アルキル”又は“−(C1−C8)−アルキレン”の例は、1、2、3、4、5、6、7又は8個の炭素原子を含むアルキル残基であり、メチル、メチレン、エチル、エチレン、プロピル、プロピレン、ブチル、ブチレン、ペンチル、ペンチレン、ヘキシル、ヘキシレン、ヘプチル又はオクチルであり、こうした残基のすべてのn−異性体には、イソプロピル、イソブチル、1−メチルブチル、イソペンチル、ネオペンチル、2,2−ジメチルブチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、イソヘキシル、第二級−ブチル、第三級−ブチル、第三級−ペンチル、第二級−ブチルがある。“−(C0−C8)−アルキル”又は“−(C0−C8)−アルキレン”という用語は、−(C1−C8)−アルキル又は−(C1−C8)−アルキレンの場合に定義されている1、2、3、4、5、6、7又は8個の炭素原子を含んでいるそれぞれの炭化水素残基であり、そして“−C0−アルキル”又は“−C0−アルキレン”という用語は、共有結合をそれぞれ意味しているものと理解される。
“−(C2−C10)−アルケニル”又は“−(C2−C10)−アルケニレン”という用語は、2、3、4、5、6、7、8、9又は10個の炭素原子を含んでいるアルキル残基を意味しているものと理解され、ここで前記アルキル残基は、鎖の長さに応じて1、2又は3個の二重結合を含む。こうした残基の例には、ビニル、1−プロペニル、2−プロペニル(=アリル)、2−ブテニル、3−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、5−ヘキセニル又は1,3−ペンタジエニルのような残基がある。
“−(C2−C10)−アルキニル”又は“−(C2−C10)−アルキニレン”という用語は、2、3、4、5、6、7、8、9又は10個の炭素原子を含んでいるアルキル残基を意味しているものと理解され、ここで前記アルキル残基は、鎖の長さに応じて、例えば、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル(=プロパルギル)又は2−ブチニルのように、1、2又は3個の三重結合を含む。
“−(C3−C8)−シクロアルキル”という用語は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルのような3、4、5、6、7又は8個の環炭素原子を含んでいるシクロアルキル残基を意味するものと理解される。
“6〜14員のアリール”又は“−(C6−C14)−アリール”という用語は、環に6〜14個の炭素原子を含んでいる単環又は二環式芳香族炭化水素ラジカルを意味するものと理解される。実例としては、フェニル、ナフチル、例えば、1−ナフチル及び2−ナフチル、ビフェニリル、例えば、2−ビフェニリル、3−ビフェニリル及び4−ビフェニリル、インダニル、アントリル又はフルオレニルがある。ビフェニリルラジカル、ナフチルラジカル及び、特に、フェニルラジカルが好ましいアリールラジカルである。
“1、2、3又は4個までのヘテロ原子を含む3〜7員のサイクリック残基”という用語は、アゼピン、アゼチジン、アジリジン、アジリン、1,4ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジアジリジン、ジアジリン、ジヒドロイミダゾロン、ジオキサゾール、ジオキサジン、ジオキソール、1,3−ジオキソレン、1,3−ジオキソラン、フラン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イミダゾリジノン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、モルホリン、1,2−オキサ−チエパン、1,2−オキサチオラン、1,4−オキサゼパン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、オキサゾロン、オキサゾール、[1,3,4]オキサチアジナン 3,3−ジオキシド、オキサジリジン、オキサゾリジノン、オキセタン、オキシラン、ピペラジン、ピペリジン、ピラン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリジノン、ピリミジン、ピリミジン−2,4−ジオン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジンチアジアゾール、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チエニル、チエタン、チオモルホリン、チオモルホリン1,1−ジオキシドチオピラン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾール又は1,2,4−トリアゾールのような化合物であるヘテロサイクル(ヘテロ環(heterocycle))の構造を意味する。
“単環式又は二環式の3〜15員のヘテロシクリル”又は“−(C3−C15)−ヘテロシクリル”という用語は、3〜15個の環炭素原子の中で一つ又はそれより多くが、窒素、酸素又は硫黄のようなヘテロ原子によって置き換えられている、ヘテロサイクルを意味し、例えば、アクリジニル、アザベンゾイミダゾリル、アザ−ビシクロヘプタニル、アザ−ビシクロヘキサニル、アザ−ビシクロオクタニル、8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタニル、アザスピロデカニル、アザ−スピロヘプタニル、アザ−スピロヘキサニル、アザ−スピロオクタニル、アザ−スピロペンタニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル(benztriazolyl)、ベンゾテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロ−キノリニル、ジアザ−ビシクロヘキサニル、ジアザ−ビシクロヘプタニル、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、1,2−ジアザパニル、ジアザ−スピロヘキサニル、ジアザ−スピロオクタニル、ジアザ−スピロペンタニル、ジアザ−スピロヘプタニル、1,3−ジアゼパニル、1,4−ジアゼパニル、1,2−ジアゼピニル、1,3−ジアゼピニル、1,4−ジアゼピニル、ジヒドロアゼピニル、ジヒドロフロ[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、2,3−ジヒドロ−1H−インドリル、3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリニル、6,7−ジヒドロ−4H−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジニル、ジヒドロ−ピリダジニル、ジヒドロ−オキサゼピニル、4,5−ジヒドロオキサゾリニル、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾリル、6,7−ジヒドロ−4H−チアゾロ[5,4−c]ピリジニル、4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピリジニル、ジオキサゾリル、ジオキサジニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキソレニル、3,3−ジオキソ[1,3,4]オキサチアジニル、6H−1,5,2−ジチアジニル、フラニル、フラザニル、ヘキサヒドロ−ピリダジン、ヘキサヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリン、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル(ベンゾイミダゾリル)、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリニル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2−オキサ−チエパニル、1,2−オキサチオラニル、1,4−オキサゼパニル、オキサゼピニル、1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニル、1,4−オキサジニル、オキサゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリル、オキセタニル、オキソカニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリニル、1H−ピロロピリジニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジニル、テトラヒドロピラニル、1,2,3,4−テトラヒドロピラジニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジニル、テトラヒドロ−ピリダジニル、テトラヒドロ−ピリジニル、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジニル、1,4,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラジニル、テトラゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、1,2−チアジニル、1,3−チアジニル、1,4−チアジニル、1,3−チアゾリル、チアゾリル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チエニル、チエタニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チエタニル、チオモルホリニル、チオフェノリル、チオフェニル、チオピラニル、トリアザ−スピロオクタニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル、及びキサンテニルがある。
“Eは、1個の窒素原子及び窒素、硫黄又は酸素から選択される0、1、2、又は3個までの更なるヘテロ原子を含む3〜10員のヘテロサイクリック残基である[ここで、前記へテロサイクリック残基は、単環式、二環式又はスピロ−ヘテロサイクルである]”という用語は、アザ−ビシクロヘプタン、アザ−ビシクロヘキサン、アザ−ビシクロオクタン、アザ−スピロヘプタン、アザ−スピロヘキサン、アザ−スピロオクタン、アザ−スピロペンタン、アゼパン、アゼピン、アゼチジン、アジリジン、デカヒドロ−キノリン、ジアザ−ビシクロヘキサン、ジアザ−ビシクロヘプタン、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、1,2−ジアザパン、ジアザ−スピロヘキサン、ジアザ−スピロオクタン、ジアザ−スピロペンタン、ジアザ−スピロヘプタン、1,3−ジアゼパン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジヒドロアゼピン、2,3−ジヒドロ−1H−インドール、3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン、6,7−ジヒドロ−4H−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジン、ジヒドロ−ピリダジン、ジヒドロ−オキサゼピン、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾール、6,7−ジヒドロ−4H−チアゾロ[5,4−c]ピリジン、4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピリジン、ジオキサゾール、ヘキサヒドロ−ピリダジン、ヘキサヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリン、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソキノリン、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、ケトピペラジン、モルホリン、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール、1,4−オキサゼパン、オキサゼピン、1,2−オキサ−チエパン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、オキサゾリジン、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラヒドロ−アゼピン、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジン、1,2,3,4−テトラヒドロピラジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン、テトラヒドロ−ピリダジン、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジン、1,4,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チエタン、チオモルホリン、トリアザ−スピロオクタン、トリアゼパン、1,2,4−トリアジナン及び1,3,5−トリアジナンのような化合物であるヘテロサイクルの構造を意味する。
“R11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4〜8員の単環式ヘテロサイクリック環[この環は、窒素原子に加えて、酸素、硫黄及び窒素から選択される一つ又は二つの同一又は相異なる環へテロ原子を含んでいてもよい]を形成していてもよい”という用語は、アザ−ビシクロヘプタン、アザ−ビシクロヘキサン、アザ−スピロヘプタン、アザ−スピロヘキサン、アザ−スピロオクタン、アザ−スピロペンタン、アゼパン、アゼピン、アゼチジン、ジアザ−ビシクロヘプタン、ジアザ−ビシクロヘキサン、ジアザ−スピロヘプタン、ジアザ−スピロヘキサン、ジアザ−スピロペンタン、ジアザ−スピロオクタン1,2−ジアザパン、1,3−ジアゼパン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジヒドロアゼピン、ジヒドロ−オキサゼピン、ジヒドロ−ピリダジン、ジオキサゾール、ヘキサヒドロ−ピリダジン、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、ケトピペラジン、モルホリン、1,4−オキサゼパン、1,2−オキサ−チエパン、オキサゼピン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロ−アゼピン、1,2,3,4−テトラヒドロピラジン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チエタン、チオモルホリン、トリアゼパン、1,2,4−トリアジナン及び1,3,5−トリアジナンのような化合物であるヘテロサイクルの構造を意味する。
“−(C1−C3)−フルオロアルキル”という用語は、1〜3個の炭素原子から成る、一部又は全部、フッ素化されたアルキル残基であり、例えば、−CF3、−CHF2、−CH2F、−CHF−CF3、−CHF−CHF2、−CHF−CH2F、−CH2−CF3、−CH2−CHF2、−CH2−CH2F、−CF2−CF3、−CF2−CHF2、−CF2−CH2F、−CH2−CHF−CF3、−CH2−CHF−CHF2、−CH2−CHF−CH2F、−CH2−CH2−CF3、−CH2−CH2−CHF2、−CH2−CH2−CH2F、−CH2−CF2−CF3、−CH2−CF2−CHF2、−CH2−CF2−CH2F、−CHF−CHF−CF3、−CHF−CHF−CHF2、−CHF−CHF−CH2F、−CHF−CH2−CF3、−CHF−CH2−CHF2、−CHF−CH2−CH2F、−CHF−CF2−CF3、−CHF−CF2−CHF2、−CHF−CF2−CH2F、−CF2−CHF−CF3、−CF2−CHF−CHF2、−CF2−CHF−CH2F、−CF2−CH2−CF3、−CF2−CH2−CHF2、−CF2−CH2−CH2F、−CF2−CF2−CF3、−CF2−CF2−CHF2又は−CF2−CF2−CH2Fのような残基である。
“−(C1−C3)−フルオロアルキレン”という用語は、一部又は全部、フッ素化されたアルキレン残基であり、−CF2−、−CHF−、−CHF−CHF2−、−CHF−CHF−、−CH2−CF2−、−CH2−CHF−、−CF2−CF2−、−CF2−CHF−、−CH2−CHF−CF2−、−CH2−CHF−CHF−、−CH2−CH2−CF2−、−CH2−CH2−CHF、−CH2−CF2−CF2−、−CH2−CF2−CHF−、−CHF−CHF−CF2−、−CHF−CHF−CHF−、−CHF−CH2−CF2−、−CHF−CH2−CHF−、−CHF−CF2−CF2−、−CHF−CF2−CHF−、−CF2−CHF−CF2−、−CF2−CHF−CHF−、−CF2−CH2−CF2−、−CF2−CH2−CHF−、−CF2−CF2−CF2−、又は−CF2−CF2−CHFのような残基から導かれうる1〜3個の炭素原子から成る残基である。
“二つの−(C1−C6)−アルキル残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員のシクロアルキル環を形成していてもよい”という用語は、シクロペンチルおよびシクロヘキシルのような残基を意味する。
“二つの−OR10残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員の環を形成していてもよい”という用語は、1,3−ジオキソール環及び2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシン環のような構造を意味する。
“Z−A−Bは、カルボニル炭素原子と一緒になって、−O−CH2−C(O)−、−O−CH(CH3)−C(O)−又は−O−C(CH32−C(O)−[ここで、前記残基は、酸素原子を介してピラゾール残基と結合し、そしてカルボニル炭素原子によってEの窒素原子と結合する]から選択される残基を形成する”は、次の式I:
Figure 0005504171
の構造を意味する。
−O−CH2−C(O)−という用語は、次の構造式:
Figure 0005504171
[式中、酸素原子は、ピラゾール残基と共有結合し、そしてカルボニル炭素原子は、残基Eの窒素原子と共有結合する]
を有する残基である。
−O−CH(CH3)−C(O)−という用語は、次の構造式:
Figure 0005504171
[式中、酸素原子は、ピラゾール残基と共有結合し、そしてカルボニル炭素原子は、残基Eの窒素原子と共有結合する]
を有する残基である。
−O−C(CH32−C(O)−という用語は、次の構造式:
Figure 0005504171
[式中、酸素 原子は、ピラゾール残基と共有結合し、そしてカルボニル炭素原子は、残基Eの窒素原子と共有結合する]
を有する残基である。
ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素である。
式Iの化合物中に存在する光学的に活性な炭素原子は、互いに独立して、R配置又はS配置を有しうる。式Iの化合物は、純粋なエナンチオマーまたは純粋なジアステレオマーの形態で、又はエナンチオマー及び/又はジアステレオマーの混合物の形態で、例えば、ラセミ体の形態で存在しうる。この発明は、純粋なエナンチオマーおよびエナンチオマーの混合物並びに純粋なジアステレオマー及びジアステレオマーの混合物に関する。本発明は、式Iの二つ又は二つより多い立体異性体の混合物を含んでなり、そして混合物においてすべての比率の立体異性体を含んでなる。式Iの化合物がE異性体又はZ異性体(すなわち、シス異性体又はトランス異性体)として存在しうる場合は、本発明は、純粋なE異性体および純粋なZ異性体の両方に関連し、そしてすべての比率のE/Z混合物に関連する。本発明は、また、式Iの化合物のすべての互変異性体形態を含んでなる。
E/Z異性体を含むジアステレオマーは、例えば、クロマトグラフィーによって、個々の異性体に分離することができる。ラセミ体は、通例の方法、例えば、キラル相クロマトグラフィーによって、又は分割、例えば、光学的に活性な酸又は塩基を加えて得られたジアステレオマー塩の結晶化によって二つのエナンチオマーに分離することができる。式Iの立体化学的に均一な化合物は、また、立体化学的に均一な出発物質を用いるか、又は立体選択的反応を用いることによって得ることができる。
式Iの化合物の生理学的に許容される塩は、生理学的に許容される、特に薬学的に利用可能な塩である非毒性塩である。酸基(例えば、カルボキシル基COOH)を含む式Iの化合物のこうした塩には、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩及びカルシウム塩のようなアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、及び、また、生理学的に許容されるテトラメチルアンモニウム又はテトラエチルアンモニウムのような第四級アンモニウムイオンとの塩、及びアンモニア及びメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、トリエチルアミン、エタノールアミン又はトリス−(2−ヒドロキシエチル)アミンのような生理学的に許容される有機アミンとの酸付加塩がある。式Iの化合物中に含まれている塩基性基、例えば、アミノ基又はグアニジノ基は、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸又はリン酸のような無機酸との塩、又はギ酸、酢酸、シュウ酸、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸、マロン酸、安息香酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、メタンスルホン酸又はp−トルエンスルホン酸のような有機カルボン酸及びスルホン酸と酸付加塩を形成する。同時に塩基性基と酸性基(例えば、グアニジノ基とカルボキシル基)を含む式Iの化合物は、また、この発明中に同様に含まれる双性イオン(ベタイン類)として存在することができる。
式Iの化合物の塩は、当技術分野の当業者に知られている通例の方法によって、例えば、溶媒又は分散剤中で式Iの化合物を無機又は有機の酸又は塩基と結合させることによるか、あるいは、陽イオン交換又は陰イオン交換によって他の塩から得ることができる。この発明は、また、低い生理学的許容性のために、直接的には医薬使用に適していないが、例えば、式Iの化合物を更なる化学的改変を行うための中間体として、あるいは、生理学的に許容される塩の調製のための出発物質として適している式Iの化合物の塩をすべて含む。
この発明は、更に、式Iの化合物の溶媒和物(例えば、水和物又はアルコールとの付加物)すべてを含む。
本発明は、また、式Iの化合物の誘導体及び改変体、例えば、プロドラッグ、保護された形態及び他の生理学的に許容される誘導体、並びに式Iの化合物の活性な代謝物を含む。本発明は、特に、式Iの化合物のプロドラッグ、及び保護された形態に関連し、これは、生理学的状態のもとで式Iの化合物に変換することができる。式Iの化合物の適切なプロドラッグ、すなわち、所望の様態、例えば、溶解性、生物学的利用性又は作用持続期間に関して改善されている特性を有している式Iの化合物の化学的に改変された誘導体は、当技術分野の当業者に知られている。プロドラッグに関するより詳細な情報は、例えば、Design of Prodrugs, H. Bundgaard (ed.), Elsevier, 1985; Fleisher et al., Advanced Drug Delivery Reviews 19 (1996) 115-130; 又は H. Bundgaard, Drugs of the Future 16 (1991) 443; 又は Hydrolysis in Drug and Prodrug Metabolism, B. Testa, J. M. Mayer, Wiley-VCH, 2003[これらはすべて、引用により本明細書中に組み込まれる]のような標準的な文献中に見出される。式Iの化合物の適切なプロドラッグは、殊にアミノ基及びグアニジノ基のようなアシル化可能な窒素含有の基のアシルプロドラッグおよびカルバマートプロドラッグであり、そして、また、式Iの化合物中に存在しうるカルボン酸基のエステルプロドラッグおよびアミドプロドラッグである。アシルプロドラッグ及びカルバマートプロドラッグでは、一つ又はそれより多い、例えば、こうした基の窒素原子に接している一つ又は二つの水素原子がアシル基又はカルバマート、好ましくは、−(C1−C6)−アルキルオキシカルボニル基で置き換えられる。アシルプロドラッグ及びカルバマートプロドラッグの場合の適切なアシル基及びカルバマート基は、例えば、基Rp1−CO−及びRp2O−CO−[ここで、Rp1は、水素、(C1−C18)−アルキル、(C3−C8)−シクロアルキル、(C3−C8)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル−、(C6−C14)−アリール、het−、(C6−C14)−アリール−(C1−C4)−アルキル−又はhet−(C1−C4)−アルキル−であり、そしてここでRp2は、水素をい除いてRp1の場合に示されている意味を有する]である。
また、好ましい式Iの化合物のすべてに関して、それらの立体異性体形態及び任意の比率のその混合物のすべて、及びその生理学的に許容される塩は、明確に、この発明の主題であり、並びにそれらのプロドラッグもこの発明の主題である。同様に、また好ましい式Iの化合物のすべてにおいて、分子中に1回より多く存在している残基は、すべて互いに独立しており、そして同一又は相異なりうる。
この式Iの化合物は、当技術分野の当業者によってそれ自体よく知られており、そして理解されている手順及び技法を利用することによって製造することができる。式Iの化合物の製造において適用されうる一般的な合成手順において使用する出発物質又は基幹化合物(building block)は、当技術分野における当業者に容易に入手可能である。多くの場合、それらは商業的に入手可能であるか、又は文献中に記載されてきている。そうでない場合は、それらは文献中に記載されている手順に準じて容易に利用できる前駆体化合物から製造するか、又は この出願中に記載されている手順若しくはそれに準じる手順によって製造することができる。
一般に、式Iの化合物は、式Iから逆合成的に誘導することができる二つ又はそれより多いフラグメントを結合させることによって、例えば、収束的合成の過程で製造することができる。より詳細には、適切に置換されている出発ピラゾール誘導体を、式Iの化合物の製造においてビルディングブロックとして用いる。商業上入手可能でない場合は、こうしたピラゾール誘導体は、ピラゾール環系の形成の場合のよく知られている標準的手順によって製造することができる。適切な前駆体分子を選択することによって、こうしたピラゾール合成では、所望の置換基パターンを有する式Iの分子に最終的に到達するために化学的に改変できる、ピラゾール系の様々な位置に様々な置換基の導入を可能にする。ピラゾール化学及びその製造のための合成手順に関する非常に多くの詳細及び文献参照が見出だされうるが、広範囲なレビューの一つとしては次のものがある、J. Eiguero in “Comprehensive Heterocyclic Chemistry II”; Eds. A. Katritzky, Ch. Rees, E. Scriven; Elsevier 1996, Vol. 3; K. Kirschke in Houben-Weyl, “Methoden der Organischen Chemie” (Methods of Organic Chemistry), Georg Thieme Verlag, Stuttgart, Germany 1994, Vol. E8b Hetarene; T. Nagai et al. Org. Prep. Proced. Int. (1993), 25, 403; M. Elnagdi et al. Heterocycles (1985) 23, 3121; K. Makino et al. J. Heterocycl. Chem. (1998) 35, 489; K. Makino et al. J. Heteterocycl. Chem. (1999) 36, 321。
出発ピラゾール誘導体が、商業上入手可能でなく、そして合成されなければならない場合には、このことは、例えば、上記に言及されているよく知られているピラゾール合成に従って行うことができる。この発明の実施態様の場合に特に関心のある次の手順において、列挙され、簡潔に言及されているが、しかしながら、それらは、広範囲に文献中で検討されている標準的な手順であり、そして当技術分野の当業者によく知られている。必ずしも常に明確に示されてはいないが、特定の場合には、位置異性体は、下記に言及されている反応の合成の間に起こるであろう。それにもかかわらず、こうした位置異性体の混合物は、例えば、分取HPLCのような現代分離技法によって分離することが可能である。
1)N. Kudo et al. Chem. Pharm. Bull. (1999) 47, 857。
Figure 0005504171
2)A. Padwa, J. Heterocycl. Chem. (1987) 24, 1225。
Figure 0005504171
3)N. K. Markova et al., Zh. Org. Khim. (1983) 19, 2281。
Figure 0005504171
4)P. Bravo et al., Tetrahedron (1994) 50, 8827。
Figure 0005504171
5)M. A. Martins et al., Synthesis (1995) 12, 1491。
Figure 0005504171
6)R. G. Jones et al., J. Org. Chem. (1955) 20, 1342。
Figure 0005504171
7)W. T. Ashton et al., J. Heterocycl. Chem. (1993) 30, 307。
Figure 0005504171
8)K. I. Bookermilburn, Synlett, (1992) 327。
Figure 0005504171
9)F. Farina et al., Heterocycles (1989) 29, 967。
Figure 0005504171
10)T. Haque et al., J. Med. Chem. (2002) 4669。
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11)H. V. Patel, Synth. Commun. (1991) 21, 1583。
Figure 0005504171
12)F. Farina et al., Heterocycles (1989) 29, 967。
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13)R. Huisgen et al., J. Am. Chem. Soc. (1979) 101, 3647。
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14)W. Sucrow et al., Angew. Chem., Int. Ed. (1975) 14, 560。
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15)C. Baldoli et al., J. Heterocycl. Chem. (1989) , 26, 241。
Figure 0005504171
16)G. M. Pilling et al., Tetrahedron Lett. (1988) 29, 1341。
Figure 0005504171
17)D. Sauer et al., J. Org. Chem. (1990) 55, 5535。
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18)K. Washizuka et al., Tetrahedron Lett. (1999) 40, 8849。
Figure 0005504171
19)F. Foti et al., Tetrahedron Lett. (1999) 40, 2605。
Figure 0005504171
20)M. Martins et al., Synthesis (2003) 15, 2353。
Figure 0005504171
21)J. Nef, Liebigs Ann. Chem. (1893) 276, 231。
Figure 0005504171
22)Leighton, J. Am. Chem. Soc. (1898) 20, 677。
Figure 0005504171
23)H. Ochi et al., Chem. Pham. Bull. (1983) 31, 1228。
Figure 0005504171
出発物質の置換基により、いくつかのピラゾール合成では位置異性体の混合物が得られうる可能性があるが、しかしながら、これらは、例えば、分取HPLCのような現代の分離手法によって分離することができる。
更に、式I中のピラゾール環系での所望の置換基を得るために、ピラゾール合成の間、環系に導入される官能基は、化学的に修飾することができる。殊に、ピラゾール環系上に存在する置換基は、様々な反応によって修飾することができ、すなわち、所望の残基を得ることができる。例えば、4−位に水素原子を持っているピラゾールは、また、鹸化そして引き続いて該当する位置にエステル基を持っているピラゾールの脱カルボキシル化によって得ることができる。加えて、3−位、4−位及び5−位のカルボン酸基および酢酸基は、カルボン酸の鎖延長のための通例の反応によってそのホモログに変換することができる。ハロゲン原子は、例えば、次の文献中に記載されているような手順によって、3−位、4−位及び5−位に導入することができる。ピラゾールをフッ素化する場合は、N−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウムトリフラートが、選択試薬である(T. Umemoto, S. Fukami, G. Tomizawa, K. Harasawa, K. Kawada, K. Tomita, J. Am. Chem. Soc. (1990) 112, 8563 see also K. Manko et al., J. Fluorine Chem. (1988) 39, 435; R. Storer et al. Nucleosides Nucleotides (1999) 18; 203)。しかしながら、他の適切なフッ素化剤も、また、適宜使用することもできる。ピラゾールのクロル化、ブロム化又はヨード化は、元素ハロゲンとの反応によるか、又はNCS、NBS又はNIS及び当技術分野の当業者によく知られている多くの他の試薬を使用することによって達成することができる。加えて、適切な手順は、例えば、M. Rodriguez-Franco et al., Tetrahedron Lett. (2001) 42, 863; J. Pawlas et al., J. Org. Chem. (2000) 65, 9001; Y. Huang et al., Org Lett (2000) 2, 2833; W. Holzer et al., J. Heterocycl. Chem. (1995) 32, 1351; N. Kudo et al., Chem. Pharm. Bull. (1999) 47, 857; G. Auzzi et al., Farmaco, Ed Sci (1979) 34, 743; K. Morimoto et al., J. Heterocycl. Chem. (1997) 34, 537; D. Jeon et al., Synth. Commun. (1998) 28, 2159によって報告されている。
反応条件、試薬、化学量論および置換パターンによって左右されるが、ハロゲンは、3−位、及び/又は4−位及び/又は5−位に導入される。選択的ハロゲン/金属交換又は選択的水素/金属交換による金属化及びそれに続く広範囲の求電子試薬との反応によって、広範囲の様々な置換基がヘテロサイクリック核に導入される(M. R. Grimmett, Heterocycles (1994) 37, 2087; V. D. Gardner et al., J. Heterocycl. Chem. (1984), 21, 121; D. Butler et al., J. Org. Chem. (1971) 36, 2542)。とりわけ、該当するピラゾロンは、ハロゲン原子の導入の場合に有用な前駆体でありうる。例えば、1H−ピラゾール−3−オールは、例えば、オキシ塩化リンを用いることによって5−クロロ−1H−ピラゾールに変換することができる。5−ブロモ−1H−ピラゾールは、オキシ臭化リン、三臭化リン又は五臭化リンを用いて同様の標準的手順によって、1H−ピラゾール−3−オールから得ることができる。ハロゲン、ヒドロキシ基(トリフラート又はノナフラートを介して)又は第一級アミン(ジアゾニウム塩を介して)は、あるいは、ピラゾール構造に存在する該当するスタンナン又はボロン酸に相互変換した後に、パラジウム又はニッケル触媒又は銅塩および例えば、下記に言及されている試薬のような遷移金属によって仲介されて、例えば、−CN、−CF3、−C25、エーテル類、酸類、アミド類、アミン類、アルキル−又はアリール−基のような様々な他の官能基に変換することができる(F. Diederich, P. Stang, Metal-catalyzed Cross-coupling Reactions, Wiley-VCH, 1998; or M. Beller, C. Bolm, transition Metals for Organic Synthesis, Wiley-VCH, 1998; J. Tsuji, Palladium Reagents and Catalysts, Wiley, 1996; J. Hartwig, Angew. Chem. 1998, 110, 2154; B. Yang, S. Buchwald, J. Organomet. Chem. 1999, 576, 125; T. Sakamoto, K. Ohsawa, J. Chem. Soc. Perkin rans I, 1999, 2323; D. Nichols, S. Frescas, D. Marona-Lewicka, X. Huang, B. Roth, G. Gudelsky, J. Nash, J. Med. Chem, 1994, 37, 4347; P. Lam, C. Clark, S. Saubern, J. Adams, M. Winters, D. Chan, A. Combs, Tetrahedron Lett., 1998, 39, 2941; D. Chan, K. Monaco, R. Wang, M. Winters, Tetrahedron Lett. 1998, 39, 2933; V. Farina, V. Krishnamurthy, W. Scott, The Stille Reaction, Wiley, 1994; F. Qing et al. J. Chem. Soc. Perkin rans. I 1997, 3053; S. Buchwald et al. J. Am. Chem. Soc. 2001, 123, 7727; S. Kang et al. Synlett 2002, 3, 427; S. Buchwald et al. Organic Lett. 2002, 4, 581; T. Fuchikami et al. Tetrahedron Lett. 1991, 32, 91; Q. Chen et al. Tetrahedron Lett. 1991, 32, 7689; M. R. Netherton, G. C. Fu, Topics in Organometallic Chemistry 2005, 14, 85-108; A. F. Littke, G. F. Fu, Angew. Chem. Int. Ed. 2002, 41, 4176-4211; A. R. Muci, S. L. Buchwald, Topics in Current Chemistry 2002, 219, 131-209。
例えば、ニトロ基は、硫化物、亜ジチオン酸塩、複合水素化物のような様々な還元剤を用いるか、あるいは触媒的水素添加によってアミノ基に還元することができる。ニトロ基のアミノ基への還元は、また、式Iの化合物の合成の後期に行うこともでき、そしてニトロ基の還元は、また、別の官能基でなされる反応、例えば、シアノ基のような基を硫化水素と反応させる場合、あるいは、一つの基を水素添加する場合と同時に行ってもよい。こうした残基を導入するためには、次いでアミノ基を、アルキル化の標準的な手順[例えば、(置換)アルキルハロゲン化物との反応によるか、又はカルボニル化合物の還元的アミノ化によって]に従って、アシル化の標準的な手順[例えば、酸クロリド、無水物、活性エステル又はその他のような活性化カルボン酸誘導体との反応、又は活性化剤の存在下でカルボン酸との反応によって]に従って、又はスルホニル化の標準的な手順[例えば、スルホニルクロリドとの反応によって]に従って変更することができる。
ピラゾール核中に存在するエステル基は、加水分解して、該当するカルボン酸にすることができ、これは、次いで活性化の後、標準的な条件の下でアミン又はアルコールと反応させることができる。更にこうしたエステル又は酸基は、多くの標準的な手順によって還元して、該当するアルコールにすることができる。ピラゾールに存在するエーテル基、例えば、ベンジルオキシ基又は他の容易に開裂可能なエーテル基は、開裂してヒドロキシ基を生ぜしめることができ、次いでこれを様々な薬剤、例えば、ヒドロキシ基を他の基に置き換えることが可能であるエーテル化剤又は活性化剤と反応させることができる。硫黄含有基は、同様に反応させることができる。
様々な反応と並行して、パラレル合成方法を適用することによってピラゾール環系に結合している基R100又はR102を変更するための合成の過程の間中、パラジウム、ニッケル又は銅触媒が非常に有用でありうる。こうした反応は、例えば、F. Diederich, P. Stang, Metal-catalyzed Cross-coupling Reactions, Wiley-VCH, 1998; 又は M. Beller, C. Bolm, transition Metals for Organic Synthesis, Wiley-VCH, 1998; J. Tsuji, Palladium Reagents and Catalysts, Wiley, 1996; J. Hartwig, Angew. Chem. 1998, 110, 2154; B. Yang, S. Buchwald, J. Organomet. Chem. 1999, 576, 125; P. Lam, C. Clark, S. Saubern, J. Adams, M. Winters, D. Chan, A. Combs, Tetrahedron Lett. 1998, 39, 2941; D. Chan, K. Monaco, R. Wang, M. Winters, Tetrahedron Lett. 1998, 39, 2933; J. Wolfe, H. Tomori, J. Sadight, J. Yin, S. Buchwald, J. Org. Chem. 2000, 65, 1158; V. Farina, V. Krishnamurthy, W. Scott, The Stille Reaction, Wiley, 1994; S. Buchwald et al., J. Am. Chem Soc. 2001, 123, 7727; S. Kang et al., Synlett 2002, 3, 427; S. Buchwald et al., Org. Lett. 2002, 4, 581中に記載されている。
官能基の変換のための前に言及した反応は、更に、一般的に、M. Smith, J. March, March's Advanced Organic Chemistry, Wiley-VCH, 2001 and in treatises like Houben-Weyl, “Methoden der Organischen Chemie” (Methods of Organic Chemistry), Georg Thieme Verlag, Stuttgart, Germany, 又は“Organic Reactions”, John Wiley & Sons, New York, 又は R. C. Larock, “Comprehensive Organic transformations”, Wiley-VCH, 2nd ed (1999), B. Trost, I. Fleming (eds.) Comprehensive Organic Synthesis, Pergamon,1991; A. Katritzky, C. Rees, E. Scriven Comprehensive Heterocyclic Chemistry II, Elsevier Science, 1996)のような有機化学のテキストブック中に広範に記載されており、これらの中で、反応及び一次資料文献の詳細を見出すことができる。本件の場合、官能基がピラゾール環に結合するという事実によって、特定の場合には、反応条件を具体的に調整することが必要となるか、又は変換反応中で原則として使用することができる様々な試薬から特定の試薬を選択すること、あるいは、さもなければ、所望の変換を達成するために特定の手段(例えば、保護基技術の使用)をとることが必要となるかもしれない。しかしながら、このような場合、適切な反応バリアントおよび反応条件を見出すことは、当技術分野の当業者にとってなんら問題が生じることはない。
式Iの化合物のピラゾール環の5−位で残基に存在し、ピラゾール環の3−位に存在するCOR102基中の構造エレメントは、上記に概説されている方法を用いて、それ自体、当技術分野の当業者によく知られている手順を用いて下記に概説されている手順のようなパラレル合成方法を用いて連続的な反応工程によって、出発ピラゾール誘導体に導入することができる。
Figure 0005504171
残基R102は、例えば、式IIの該当するカルボン酸を式HR102の化合物と濃縮することによって、式IIの化合物中に導入することができる[HR102は、式IVのアミンであり、これによって式IIIの化合物が生じる]。
Figure 0005504171
従って、得られた式IIIの化合物は、すでに所望の最終の基、すなわち、基R102を含むことができ、そしてR100は、式I中で定義されている、それぞれ、式VおよびVI
の基でありえ、又は場合により、このようにして得られた式IIIの化合物中で、残基R102又は残基R102及びR100は、後でそれぞれ、式V及びVIの残基に変換され、所望の式Iの化合物が生じる。
Figure 0005504171
すなわち、上記を考慮すると、残基R102及び式IV中に含まれている残基V’、G’、Q’、J’及びM’は、それぞれ、式Vの残基の意味を有することができ、又は加えて、式IVの残基では、官能基は、また、後で式Vの最終的な基に変換することができる基の形で存在することができ、すなわち、官能基は、前駆体基又は誘導体の形で、例えば、保護形態で存在することができる。式Iの化合物の製造の過程では、通例、その後に所望の官能基に変換する前駆体基の形で、それぞれの合成工程中で所望でない反応または副反応を減少又は防止する官能基を導入するか、あるいは、合成問題に適する保護基ストラティジーによって一時的に官能基をブロックすることは、有利であるか、又は必要でありうる。こうしたストラティジーは、当技術分野の当業者によく知られている(例えば、 Greene and Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis, Wiley, 1991, 又はP. Kocienski, Protecting Groups, Thieme 1994参照)。前駆体基の例には、シアノ基及びニトロ基がある。このシアノ基は、その後の工程で、カルボン酸誘導体に、又は還元によってアミノメチル基に変換することができる。ニトロ基は、触媒的水素添加のような還元によってアミノ基に変換することができる。保護基は、また、固相の意味を有することができ、そしてこの固相からの開裂は保護基の除去を表す。こうした手法を使用することは、当技術分野の当業者に知られている(Burgess K (Ed.) Solid Phase Organic Synthesis, New York, Wiley, 2000)。例えば、フェノール性のヒドロキシ基は、保護基として役立つトリチル−ポリスチレン樹脂に結合することができ、そしてこの分子は、その後の合成ステージでTFA又は他の酸で処理することによってこの樹脂から開裂される。
式II及びIIIの化合物中のこの残基R100は、最終的には、式Iの所望の標的分子に存在しうる上記に定義されている式VIの基を示していてもよいし、又は後で式VIの基に変換することができる基を示していてもよい[例えば、式VIの基の前駆体基又は誘導体であり、式VI中で官能基が保護されている形で存在しているか、又はR100が水素、酸素原子又は窒素、又は硫黄原子又はピラゾール環の前述した原子をマスキングする保護基を示していてもよい]。
同一又は相異なってもよい式IIの化合物中の残基R101は、例えば、ヒドロキシ又は(C1−C4)−アルコキシであってもよく、すなわち、式IIの化合物中に存在している基COR101は、例えば、式IIIの化合物中で基COR102でありうるアルキルエステルのような遊離のカルボン酸又はそのエステルであってもよい。
基COR101は、また、式HR102の化合物とアミド形成が可能である、カルボン酸のあらゆる他の活性誘導体であってもよい。この基COR101は、例えば、酸クロリド、置換フェニルエステルのような活性化エステル又はチオエステル、イミダゾリドのようなアゾリド、アジドまたは混合無水物、例えば、カルボン酸エステル又はスルホン酸との混合無水物でありうる。こうした誘導体は、すべて、標準的な方法によってカルボン酸から製造することができ、そして標準的な条件の下で、式HR102のアミンと反応することができる。式IIの化合物中で、COR101を代表するカルボン酸基COOHは、例えば、標準的な加水分解の手順によってピラゾール合成中にピラゾール系に導入されるエステル基から得ることができる。
式Iにおいて、基COR102がアミド基である式Iの化合物は、アミン類およびCOR101がカルボン酸基又はそのエステル若しくはチオエステルである式IIの化合物からよく使用されているアミノ化反応によって製造することができる。殊に、アミドの製造の場合には、COR101がカルボン酸基である式IIの化合物は、標準的な条件の下で、ペプチド合成に使用されているよく使用されているカップリング剤によって、アミンである式HR102の化合物と濃縮することができる。こうしたカップリング剤には、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)又はジイソプロピルカルボジイミドのようなカルボジイミド類、カルボニルジイミダゾール(CDI)のようなカルボニルジアゾール類及び類似の試薬、プロピルホスホン酸無水物(propylphosphonic anhydride)、O−((シアノ−(エトキシカルボニル)−メチレン)アミノ)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフフオロボレート(TOTU)、ジエチルホスホリルシアニド(DEPC)又はビス−(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)−ホスホリルクロリド(BOP−Cl)、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(HBTU)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(HATU)、ブロモ−トリス−ピロリジノ−ホスホニウムヘキサフルオロホスファート(Pybrop)及び他の多くのものがある。カルボン酸官能性の活性化が、また、行われうることが好ましく、例えば、カルボン酸基を、ジシクロヘキシルカルボジイミド及びペンタフルオロフェノールを用いてペンタフルオロフェニルエステルに変換することによるか、又はペンタフルオロフェニルトリフルオロアセタート、tert−ブチルペンタフルオロフェニルカルボナート、ビス(ペンタフルオロフェニル)カルボナート、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル 4−メチルベンゼンスルホナート、ペンタフルオロフェノール−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート、オクタフルオロアセトフェノンのような試薬を用いることによる。例えば、4−ニトロ−フェニルエステル又は2−ニトロ−フェニルエステルのような他のフェニルエステルへの変換によるカルボン酸官能性の活性化は、また、効果的でありうる。この活性化及びそれに続く式IXの基との反応は、通例、不活性溶媒又は希釈剤の存在下で行われ、例えば、DCM、クロロホルム、THF、ジエチルエーテル、n−ヘプタン、n−ヘキサン、n−ペンタン、シクロヘキサン、ジイソプロピルエーテル、メチルtBuエーテル、アセトニトリル、DMF、DMA、NMP、DMSO、ジオキサン、トルエン、ベンゼン、酢酸エチル又はこうした溶媒の混合物であり、適宜、例えば、カリウムtert−ブトキシド又はトリブチルアミン又はトリエチルアミン又はジイソプロピルエチルアミン又はN−エチルモルホリンのような塩基を加える。
Figure 0005504171
式Iのピラゾール中に存在する式VIの残基、又は式II又は式IIIのピラゾール中に存在する残基R100、又は式VI又はR100の残基内の官能基が保護された形又は前駆体基の形で存在する残基が、既に先行する工程中、例えば、ピラゾール核の合成中に導入されていない場合は、こうした残基は、例えば、当技術分野の当業者によく知られている標準的なアルキル化手順によってピラゾール系の5−位に導入することができる。こうした反応で使用することができるこの出発ピラゾール誘導体は、5−位に酸素、又は窒素、又は硫黄原子を持っている。上述の原子のアルキル化は、例えば、標準的な条件の下、好ましくは、K2CO3、Cs2CO3、NaH又はKOtBuのような塩基の存在下で式VII又は式R100−LG[ここで、式VIIの基A’中又はこの場合の基LGに結合している基R100中の原子は、アルキル部分の脂肪族炭素原子であり、そしてLGは、脱離基、例えば、塩素、臭素又はヨウ素のようなハロゲン、又はトシルオキシ、メシルオキシ又はトリフルオロメチルスルホニルオキシのようなスルホニルオキシ基である]のアルキル化化合物(alkylating compound)を用いて行うことができる。こうした標準的な手順は、例えば、M. Smith, J. March, March's Advanced Organic Chemistry, Wiley-VCH,
2001; Houben-Weyl, “Methoden der Organischen Chemie” (Methods of Organic Chemistry), Georg Thieme Verlag, Stuttgart, Germany, 又は“Organic Reactions”, John Wiley & Sons, New York, 又は R. C. Larock, “Comprehensive Organic transformations”, Wiley-VCH, 2nd ed (1999), B. Trost, I. Fleming (eds.) Comprehensive Organic Synthesis, Pergamon,1991のような論文中に記載されている。LGは、例えば、また、アルキル化反応を達成するために、光延手順(O. Mitsunobu, Synthesis 1981, 1)のよく知られている条件の下で、又は更に非常に有益な更なる修正された手順(A. Tunoori, D. Dutta, G. Gunda, Tetrahedron Lett. 39 (1998) 8751; J. Pelletier, S. Kincaid, Tetrahedron Lett. 41 (2000) 797; D. L.Hughes, R. A.Reamer, J. J.Bergan, E. J. J.Grabowski, J. Am. Chem. Soc. 110 (1998) 6487; D. J. Camp, I. D. Jenkins, J. Org. Chem. 54 (1989) 3045; D. Crich, H. Dyker, R. J. Harris, J. Org. Chem. 54 (1989) 257)によって活性化されるヒドロキシ基であってもよい。
式Iのピラゾール中に存在している式VIの残基又は式IIのピラゾール中に存在している残基R100、又は式VI又はR100の残基内の官能基が保護された形又は前駆体基の形で存在している残基は、例えば、当技術分野の当業者によく知られているピラゾールのアミノ化、エーテル化又はチオエーテル化の従来の文献の手順によってピラゾール系の5−位に導入することができる。こうした反応に有用な適切に置換されているピラゾールは、例えば、ハロゲン、トリフラート、ノナフラート、トシラート、アジド、又はジアゾニウム塩のようなピラゾールの5−位に脱離基を持っている。好ましくは、この反応は、K2CO3、Cs2CO3、NaH又はKOtBuのような塩基の存在下で行われる。所望の変換は、また、ハロゲン、ヒドロキシ基(トリフラート又はノナフラートを介して)又は第一級アミン(ジアゾニウム塩を介して)で達成することができるか、あるいは、ピラゾール構造の5−位に存在する該当するスタンナン又はボロン酸に相互変換した後に、パラジウム又はニッケル触媒又は銅塩および例えば、下記に言及されている試薬のような遷移金属によって仲介されて、例えば、−CN、−CF3、−C25、エーテル類、酸類、アミド類、アミン類、アルキル−又はアリール−基のような様々な他の官能基に変換することができる(F. Diederich, P. Stang, Metal-catalyzed Cross-coupling Reactions, Wiley-VCH, 1998; or M. Beller, C. Bolm, transition Metals for Organic Synthesis, Wiley-VCH, 1998; J. Tsuji, Palladium Reagents and Catalysts, Wiley, 1996; J. Hartwig, Angew. Chem. 1998, 110, 2154; B. Yang, S. Buchwald, J. Organomet. Chem. 1999, 576, 125; T. Sakamoto, K. Ohsawa, J. Chem. Soc. Perkin Tans I, 1999, 2323; D. Nichols, S. Frescas, D. Marona-Lewicka, X. Huang, B. Roth, G. Gudelsky, J. Nash, J. Med. Chem, 1994, 37, 4347; P. Lam, C. Clark, S. Saubern, J. Adams, M. Winters, D. Chan, A. Combs, Tetrahedron Lett., 1998, 39, 2941; D. Chan, K. Monaco, R. Wang, M. Winters, Tetrahedron Lett. 1998, 39, 2933; V. Farina, V. Krishnamurthy, W. Scott, The Stille Reaction, Wiley, 1994; F. Qing et al. J. Chem. Soc. Perkin Trans. I 1997, 3053; S. Buchwald et al. J. Am. Chem. Soc. 2001, 123, 7727; S. Kang et al. Synlett 2002, 3, 427; S. Buchwald et al. Organic Lett. 2002, 4, 581; T. Fuchikami et al. Tetrahedron Lett. 1991, 32, 91; Q. Chen et al. Tetrahedron Lett. 1991, 32, 7689; M. R. Netherton, G. C. Fu, Topics in Organometallic Chemistry 2005, 14, 85-108.). A. F. Littke, G. F. Fu, Angew. Chem. Int. Ed. 2002, 41, 4176-4211; A. R. Muci, S. L. Buchwald, Topics in Current Chemistry 2002, 219, 131-209)。
Figure 0005504171
同一又は相異なりうる、式VIIIの化合物中の残基R103は、例えば、ヒドロキシ又は(C1−C4)−アルコキシであってもよく、すなわち、式VIIIの残基中に存在している基が、例えば、アルキルエステルのような遊離のカルボン酸基又はそのエステルでありうる。こうした基は、また、式IXの化合物とのアミド結合形成を可能にするカルボン酸基のあらゆる他の活性化された誘導体でありうる。この基COR103は、例えば、アシルクロリド、置換フェニルエステルのような活性化エステル、イミダゾリドのようなアゾリド、アシルアジド又は混合無水物[例えば、炭酸エステルとの又はスルホン酸との混合無水物]でありうる。こうした誘導体はすべて、標準的な手順によってカルボン酸基から製造することができ、そして、標準的な条件の下、式IXのアミンと反応させることができる。こうしたカップリング剤は、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)又はジイソプロピルカルボジイミドのようなカルボジイミド類、カルボニルジイミダゾール(CDI)のようなカルボニルジアゾール類及び類似の試薬、プロピルホスホン酸無水物、O−((シアノ−(エトキシカルボニル)−メチレン)アミノ)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TOTU)、ジエチルホスホリルシアニド(DEPC)又はビス−(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)−ホスホリルクロリド(BOP−Cl)及び次の他の多くのものがある。O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(HBTU)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(HATU)、ブロモ−トリス−ピロリジノ−ホスホニウムヘキサフルオロホスファート(Pybrop)。
カルボン酸官能基の活性化が、また、行われうることが好ましく、例えば、カルボン酸基を、ジシクロヘキシルカルボジイミド及びペンタフルオロフェノールを用いてペンタフルオロフェニルエステルに変換することによるか、又はペンタフルオロフェニルトリフルオロアセタート、tert−ブチルペンタフルオロフェニルカルボナート、ビス(ペンタフルオロフェニル)カルボナート、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル 4−メチルベンゼンスルホナート、ペンタフルオロフェノール−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート、オクタフルオロアセトフェノンのような試薬を用いることによる。例えば、4−ニトロ−フェニルエステル又は2−ニトロ−フェニルエステルのような他のフェニルエステルへの変換によるカルボン酸官能基の活性化は、また、効果的でありうる。この活性化及びそれに続く式IXの化合物との反応は、通例、不活性溶媒又は希釈剤の存在下で行われ、それは、例えば、DCM、クロロホルム、THF、ジエチルエーテル、n−ヘプタン、n−ヘキサン、n−ペンタン、シクロヘキサン、ジイソプロピルエーテル、メチルtBuエーテル、アセトニトリル、DMF、DMA、NMP、DMSO、ジオキサン、トルエン、ベンゼン、酢酸エチル又はこうした溶媒の混合物であり、適宜、例えば、カリウムtert−ブトキシド又はトリブチルアミン又はトリエチルアミン又はジイソプロピルエチルアミン又はN−エチルモルホリンのような塩基を加える。式VIIIの残基の中で、COR103を代表するカルボン酸基COOHは、例えば、加水分解又は水素添加のような標準的な脱保護手順によってピラゾール合成中にピラゾール系に導入されるエステル基から得ることができる。COR103がカルボン酸基である式VIIIの残基とのアミド結合の形成の場合、それは、標準的な条件の下、ペプチド合成で使用される一般的なカップリング試薬によって、アミンである式IXの化合物と濃縮することができる。
Figure 0005504171
こうして得られた式VII、VIII、IX及びXの残基は、既に所望の最終的な基を含むことができ、すなわち、基E’、Z’、A’、B’、V’、G’及びM’は、式I中で定義されている式V及びVIの基でありうるか、場合により、その後こうして得られた式IIIの化合物では、残基又は残基R102及びR100は、それぞれ、式V及びVIの残基に変換され、式Iの所望の化合物を生ぜしめる。すなわち、その中に含まれている式VII、VIII,IX及びXの残基は、それぞれ、上記に与えられた式V及びVIの残基の意味を有することができ、又は加えて、式VII、VIII、IX及びXの残基はまた、その後式VおよびVIの最終的な基に変換されうる基の形で存在することもでき、すなわち、官能基は、前駆体基又は誘導体の形、例えば、保護された形で存在することができる。式Iの化合物の製造の過程では、通例、その後に所望の官能基に変換する前駆体基の形で、それぞれの合成工程中で所望でない反応または副反応を減少又は防止する官能基を導入するか、あるいは、合成問題に適する保護基ストラティジーによって一時的に官能基をブロックすることは、有利であるか、又は必要でありうる。こうしたストラティジーは、当技術分野の当業者によく知られている(例えば、 Greene and Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis, Wiley, 1991, 又はP. Kocienski, Protecting Groups, Thieme 1994参照)。保護基は、また、固相の意味を有することができ、そしてこの固相からの開裂は保護基の除去を表す。こうした手法を使用することは、当技術分野の当業者に知られている(Burgess K (Ed.) Solid Phase Organic Synthesis, New York, Wiley, 2000)。
上記の変換中に、位置異性体が生じうるが、それにもかかわらず、こうした位置異性体の混合物は、例えば、分取HPLCのような現代の分離手法によって分離することができる。
この発明の化合物は、血小板ADP P2Y12受容体アンタゴニストであり、血小板ADP P2Y12受容体活性の血小板凝集作用に拮抗する。特に、それらは、P2Y12受容体の高度に活性なアンタゴニストである。それらは、活性化又は阻害を所望しない他の受容体の活性を実質的に阻害又は促進しないので、特異的な血小板ADP受容体アンタゴニストである。式Iの化合物の活性は、例えば、下記に記載されているアッセイ、又は当技術分野の当業者に知られている他のインビトロ、エキソビボ、又はインビボアッセイで決定することができる。例えば、化合物がP2Y12受容体と結合する能力が、Gachet, C. et al., Br. J. Haemotol. (1995), 91, 434-444 and Mills, D. C., Thromb. Haemost (1996), 76, 835-856中に記載されている方法と同様な方法によって決定することができる。P2Y12結合親和性に関して、本発明の好ましい実施態様は、記載されているアッセイにおいて決定されているように、P2Y12結合親和性に対してIC50<1mMを有し、そしてその阻害又は活性化を所望しない(このアンタゴニストと同じ濃度を用いる)、好ましくは血小板凝集及び線維素溶解に関与している他の受容体の活性に実質的に影響を与えない化合物を含んでなる。この化合物が血小板のADPによって誘発される凝集を阻害する能力は、R. G. Humphries et al., Br. J. Pharm. (1995), Vol. 115, pp. 1110-1116 及び J. F. Mustard et al. Methods in Enzymology, Vol. 169, p. 3 中に記載されている方法と同様な方法及び下記に記載されている方法によって測定することができる。この化合物が、インビボ又はエキソビボで血栓形成を阻害する能力は、J. M. Herbert et al., Cardiovasc. Drug Rev. (1993), 11, 180-198 又は J. D. Folts et al., Circulation (1976), 54, 365中に記載されている方法と同様な方法によって測定することができる。こうしたアッセイの結果によって、本発明化合物は、血小板アデノシンジホスファート受容体の機能的アンタゴニストであり、それ故血小板凝集及び血栓形成を阻害するために有用であることがはっきりと示されている。
血小板ADP P2Y12受容体アンタゴニストとして、式Iの化合物及び/又はその生理学的に許容される塩及び/又はそのプロドラッグは、血小板ADP P2Y12受容体の活性が、その病態において役割を演じるか、又は好ましくない程度を有し、又はP2Y12受容体を阻害するか、又はその活性を低下させることによって影響が及ぼされうることが好ましく、又はその病態を防止、軽減または治療することに、血小板ADP P2Y12受容体の阻害又はその活性の低下が医師によって所望されている、病態を治療及び予防することに一般的に適している。血小板ADP P2Y12受容体の阻害は、血小板活性、血小板凝集及び血小板脱顆粒に影響を及ぼし、そして血小板脱凝集を促進するので、式Iの化合物及び/又はその生理学的に許容される塩及び/又はそのプロドラッグは、一般的に血液血栓形成を減少させることに、又は血小板ADP P2Y12受容体の活性が、その病態において役割を演じるか、又は好ましくない程度を有し、又はP2Y12受容体を阻害するか、又はその活性を低下させうることによって影響が及ぼされることが好ましい、その病態の防止、軽減または治療することに、又は血小板ADPP2Y12受容体の阻害又はその活性の低下が医師によって所望されている、病態を治療及び予防することに一般的に適している。従って、この発明の特定の対象は、有効な量の式Iの化合物及び/又はその生理学的に許容される塩及び/又はそのプロドラッグを投与することによる、特に個体における好ましからざる血栓形成の減少又は阻害であり、並びにその医薬製剤である。
この発明は、また、医薬(pharmaceuticals)(すなわち、薬剤(medicament))として使用するための、式Iの化合物及び/又はその生理学的に許容される塩及び/又はそのプロドラッグ、P2Y12受容体を阻害するか、又は血小板活性化、血小板凝集及び血小板脱顆粒及び血小板脱凝集の促進、炎症性応答に影響を及ぼす医薬の製造のための式Iの化合物及び/又はその生理学的に許容される塩及び/又はそのプロドラッグの使用、又は上記又は下記に言及されている疾患の治療又は予防のための使用、例えば、心臓血管疾患、血栓塞栓疾患又は再狭窄を治療及び予防する医薬の製造のための使用に関する。本発明は、また、P2Y12受容体を阻害するか、又は血小板活性、血小板凝集及び血小板脱顆粒に影響を及ぼし、そして血小板脱凝集を促進するか、又は上記又は下記に言及した疾患の治療又は予防、例えば、心臓血管疾患、血栓塞栓疾患又は再狭窄の治療及び予防において使用するための式Iの化合物及び/又はその生理学的に許容される塩及び/又はそのプロドラッグの使用、及び前期治療及び予防方法を含むこうした目的を照準とする処置方法に関する。この発明は、また、通例の薬学的に許容される担体、すなわち、一つ又はそれより多い薬学的に許容される担体物質又は賦形剤及び/又は補助的物質若しくは添加剤に加えて、有効な量の少なくとも一つの式Iの化合物及び/又はその生理学的に許容される塩及び/又はそのプロドラッグを含む医薬製剤(pharmaceutical preparation)(又は医薬組成物(pharmaceutical composition)に関する。
本発明は、また、異常血栓形成、急性心筋梗塞、不安定狭心症、血栓塞栓症、血栓溶解療法若しくは経皮経管冠動脈形成術(PTCA)、一過性脳虚血発作、脳卒中、間欠性跛行、若しくは冠若しくは末梢動脈バイパス移植に関連する急性血管閉塞、血管内腔狭窄、冠状動脈又は静脈血管形成術後の再狭窄、長期の血管透析患者における血管アクセス開存性の維持(maintenance of vascular access patency in long-term hemodialysis patients)、腹部、膝若しくは股関節部の手術後の下肢の静脈に起こる病的血栓形成、腹部、膝若しくは股関節部の手術後の下肢の静脈に起こる病的血栓形成、肺血栓塞栓症の危険性、又は敗血症ショック、特定のウイルス性感染症若しくはがんの間の血管系に起こる全身性播種性血管内コアギュラトパシー(disseminated systemic intravascular coagulatopathy occurring in vascular systems during septic shock)ような疾患状態の処置に関する。
この発明の化合物は、また、炎症反応を減少させるのに用いることができる。式Iの化合物が使用できる処置又は予防の特定の疾患の実例には、冠動脈心臓疾患、心筋梗塞、狭心症、血管再狭窄(例えば、PTCAのような血管形成術の後の血管再狭窄)、成人呼吸窮迫症候群、多臓器不全及び播種性血管内凝固障害がある。手術に伴う関連合併症の実例には、深部静脈及び近位静脈血栓のような血栓症があり、これは手術後に起こりうる。
式Iの化合物及びその生理学的に許容される塩及びそのプロドラッグは、動物、好ましくは哺乳類、特にヒトに治療又は予防のための医薬として投与することができる。これらは、これ自体で投与してもよいし、又は互いの混合物、又は医薬製剤の形で投与してもよく、これは、経腸又は非経口投与が可能である。
この医薬は、経口的、例えば、ピル、錠剤、ラッカー錠剤(lacquered tablets)、被覆錠剤、顆粒、ハード及びソフトゼラチンカプセル、溶液、シロップ、エマルション、懸濁液又はエアロゾル混合物の形態で投与することができる。しかしながら、投与は、また、例えば、坐剤の形である直腸的、又は、非経口的、例えば、静脈内、筋肉内又は皮下(注射溶液又は点滴溶液の形で)、マイクロカプセル、インプラント又はロッド(rods)、又は経皮的又は局所的(例えば、軟膏、溶液又はチンキ剤の形で)、または他の方法(例えば、エアゾール又は鼻スプレーの形で)で行われる。
本発明による医薬製剤は、式Iの化合物(compound(s))及び/又はその(それらの)生理学的に許容される塩及び/又はその(それらの)プロドラッグに加えて薬学的に許容される不活性な無機及び/又は有機担体を用いて、それ自体、当技術分野の当業者に知られており、普通の方法で調製される。ピル、錠剤、被覆錠剤及びハードゼラチンカプセルの製造の場合には、例えば、乳糖、とうもろこし澱粉またはその誘導体、タルク、ステアリン酸又はその塩などを使用することができる。ソフトゼラチンカプセル及び座薬の担体には、例えば、油脂、ワックス、半固体体及び液体ポリオール、天然又は硬化油などがある。溶液、例えば、注射用液体、又はエマルションまたはシロップの製造のための好適な担体には、例えば、水、食塩水、アルコール、グリセロール、ポリオール、蔗糖、転化糖、ブドウ糖、植物油、などがある。マイクロカプセル、インプラント、又はロッドのための好適な担体には、例えば、グリコール酸及び乳酸の共重合体がある。この医薬製剤は、通例、約0.5%〜90%(重量)の式Iの化合物及び/又はそれらの生理学的に許容される塩及び/又はそれらのプロドラッグを含む。医薬製剤中の式Iの活性成分及び/又はその生理学的に許容される塩及び/又はそのプロドラッグの量は、通例、約0.5mg〜約1000mgであり、好ましくは約1mg〜約500mgである。
式Iの活性成分及び/又はその生理学的に許容される塩及び/又はそのプロドラッグ及び担体物質に加えて、医薬製剤は、例えば、増量剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、湿潤剤、安定剤、乳化剤、保存剤、甘味剤、着色剤、矯味矯臭剤、芳香剤、増粘剤、希釈剤、バッファー物質、溶媒、可溶化剤、貯留効果(depot effect)を達成する薬剤、浸透圧を変化させる塩、コーティング剤又は抗酸化剤のような添加物を含むことができる。それらは、また、二つ又はそれより多い式Iの化合物及び/又はそれらの生理学的に許容される塩及び/又はそれらのプロドラッグを含むことができる。医薬製剤が二つ又はそれより多い式Iの化合物を含む場合は、一つ一つの化合物の選択は、医薬製剤の特定の全体の薬理学的プロファイルを意図することができる。例えば、作用持続時間がより短い高度に強力な化合物は、効力の低い長時間作用型の化合物と組み合わせることができる。式Iの化合物中の置換基の選択に関して可能であるフレキシビリティーによって、化合物の生物学的及び物理化学的特性に対する多くの制御が可能となり、すなわち、こうした所望の化合物の選択が可能となる。更に、少なくとも一つの式Iの化合物及び/又はその生理学的に許容される塩及び/又はそのプロドラッグに加えて、医薬製剤では、また、一つ又はそれより多い他の治療的に又は予防的に活性な成分を含むことができる。
式Iの化合物を用いる場合、投与量は、広範な範囲内で変化しうるが、このことは、通常起こりうることであり、医師に知られているところであり、それぞれの個体の場合に、それぞれの状態に合わせることが可能である。これは、例えば、使用される特定の化合物、処置される疾患の性質及び重篤度、投与様式及びスケジュール、又は急性か、又は慢性状態が処置されるのかどうか、又は予防が行われるか否かに左右される。適切な投与量は、医学分野においてよく知られている臨床アプローチを用いて確立することができる。一般に、約75kgの体重である成人において所望の結果を達成するための一日投与量は、0.01mg/kg〜100mg/kg、好ましくは、0.1mg/kg〜50mg/kg、特に、0.1mg/kg〜10mg/kg(それぞれの場合、体重1kg当たりのmg)である。一日の投与量は、特に、比較的多量投与の場合、数回、例えば、2、3又は4回の部分投与に分割することができる。通常の通り、個々の挙動(behaviour)次第で、指示された一日の投与量を上方又は下方に逸脱させることが必要でありうる。
この発明の化合物は、単独又は一つ若しくはそれより多い更なる治療剤と組み合わせて投与することができる。こうした他の薬剤は、抗凝固剤又は凝固阻害剤、他の抗血小板又は血小板阻害剤、あるいは血栓溶解又は線維素溶解剤を含むが、それらには限定されない。
“組み合わせで投与する(administered in combination)”又は“組み合わせ療法(combination therapy)”とは、この発明の化合物と、一つ又はそれより多い更なる治療剤が、処置されるべき哺乳類に同時に投与されることを意図している。組み合わせて投与される場合は、各成分は、同時でもよいし、又は異なる時点で任意の順番で順に投与してもよい。すなわち、各成分は、分離して投与することができるが、所望の治療効果を提供するように、時間的には十分接近して投与することができる。
こうした化合物と組み合わせて使用する好適な抗不整脈剤の実例には、次のものが含まれる:クラスI薬(例えば、プロパフェノン);クラスII薬(例えば、カルバジオール及びプロプラノロール);クラスHI薬(例えば、ソタロール、ドフェチリド、アミオダロン、アジミリド、及びイブチリド);クラスIV薬(例えば、ジチアゼム、及びベラパミル);K+チャネル開口薬(例えば、IAch阻害薬)、及びIkur阻害薬(例えば、WO 01/40231中に開示されているものなどの化合物)。
この発明の化合物と組み合わせて使用する好適な降圧剤の実例には、次のものが含まれる:アルファアドレナリンブロッカー;ベータアドレナリンブロッカー;カルシウムチャネルブロッカー(例えば、ジルチアゼム、ベラパミル、ニフェジピン、アムロジピン、及びミベフラジル);利尿薬(例えば、クロロチアジド、ヒドロクロロチアジド、フルメチアジド、ヒドロフルメチアジド、ベンドロフルメチアジド、メチルクロロチアジド、トリクロロメチアジド、ポリチアジド、ベンズチアジド、エタクリン酸トリクリナフェン、クロルタリドン、フロセミド、ムゾリミン、ブメタニド、トリアムテレン、アミロリド、スピロノラクトン);レニン阻害剤;アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤(例えば、カプトプリル、ゾフェノプリル、フォシノプリル、エナラプリル、セラノプリル、シラゾプリル、デラプリル、ペントプリル、キナプリル、ラミプリル、リシノプリル);アンジオテンシンAT−I受容体アンタゴニスト(例えば、ロサルタン、イルベサルタン、バルサルタン);ET−A受容体アンタゴニスト(例えば、シタクスセンタン、アトルセンタン、及び米国特許第5,612,359号及び6,043,265号中開示されている化合物);デュアルET−A/AT−Iアンタゴニスト(例えば、WO 00/01389中に開示されている化合物);中性エンドペプチダーゼ(NEP)阻害剤;バソペプシダーゼ阻害剤(vasopepsidase inhibitors)(デュアルNEP−ACE阻害剤)(例えば、オマパトリラート、ゲモパトリラート、及びニトレート類(nitrates));及びβ−ブロッカー(例えば、プロパノロール、ナドロール、又はカルベジロール)。
この発明の化合物と組み合わせて使用する好適な他の抗血小板剤の実例には、アセトアミノフェン、アスピリン、コデイン、ジクロフェナック、ドロキシカム、フェンタニル、イブプロフェン、インドメタシン、ケトロラック(ketorolac-)、メフェナメート(mefenamate)、モルヒネ(morphine)、ナプロキセン、フェナセチン、ピロキシカム、スフェンタニル、スルフィンピラゾン、スリンダク、及びその薬学的に許容される塩又はプロドラッグのような種々の公知の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)が含まれるが、これらには限定されない。このNSAIDSの中で、アスピリン(アセチルサルチル酸、すなわちASA)及びピロキシカムが好ましい。他の好適な血小板阻害剤には、糖タンパク質Ilb/IIIaブロッカー(例えば、アブシキシマブ、エプチフィバチド、チロフィバン、インテグレリン)、トロンボキサン−A2−受容体アンタゴニスト(例えば、イフェトロバン)、トロンボキサン−A2−合成酵素阻害剤、ホスフォジエステラーゼ−III(PDE−III)阻害剤(例えば、ジピリダモール、シロスタゾール)、及びPDEV阻害剤(例えば、シルデナフィル)、プロテアーゼ−活性化受容体1(PAR−I)アンタゴニスト(例えば、SCH−530348、SCH−203099、SCH−529153、及びSCH−205831)、及びその薬学的に許容される塩又はプロドラッグが含まれる。
この発明の化合物と組み合わせて使用する好適な抗凝固剤の実例には、ワーファリン及びヘパリン(エノキサパリン及びダルテパリンのような未分画ヘパリンか、又は任意の商業的に入手可能な低分子量ヘパリン、例えば、ロベノックス(LOVENOXTM)、合成ペンタサッカリド、ヒルジン及びアルガトロバンを含む直接作用トロンビン阻害剤(direct acting thrombin inhibitor)、VIIa因子阻害剤、IXa因子阻害剤、Xa因子阻害剤(例えば、アリクストラ(ArixtraTM))、アピキサバン、リバロキサバン、LY−517717、DU−176b、DX−9065a、及びWO98/57951、WO 03/026652、WO 01/047919、及びWO 00/076970に開示されているもの)、XIa因子阻害剤、及び当技術分野で知られている活性化TAFI及びPAI−I阻害剤が含まれる。トロンビン阻害剤(又は抗トロンビン剤)という用語は、本明細書中で使用されている場合、セリンプロテアーゼトロンビンの阻害剤を意味する。トロンビンを阻害することによって、トロンビン介在性血小板活性(すなわち、例えば、血小板凝集及び/又はセロトニンを含む血小板顆粒含量の放出(secretion)及び/又はフィブリン形成のような様々なトロンビン介在性プロセスが破壊される。多くのトロンビン阻害剤が、当技術分野の当業者に知られており、そしてこうした阻害剤は、この化合物と組み合わせて使用されることが意図される。こうした阻害剤には、ボロアルギニン誘導体、ボロペプチド類、ヘパリン類、ヒルジン、アルガトロバン、ダビガトラン、AZD−0837、及びWO 98/37075及びWO 02/044145中に開示されているもの、及びその薬学的に許容される塩およびプロドラッグが含まれるが、それらには限定されない。ボロアルギニン誘導体及びボロペプチドは、ボロン酸のN−アセチル及びペプチド誘導体、例えば、リシン、オルニチン、アルギニン、ホモアルギニン及びその対応するイソチオウロニウムアナログのC−末端a−アミノボロン酸誘導体を含む。ヒルジンという用語は、本明細書中で使用されている場合、例えば、ジスルファトヒルジン(disulfatohirudin)のようなヒルジンの適切な誘導体又はアナログを含み、本明細書では、ヒルログ(hirulogs)と呼ぶ。
血栓溶解(又は線維素溶解)剤(すなわち血栓溶解剤(thrombolytics)又は線維素溶解剤(fibrinolytics))という用語は、本明細書中で使用されている場合、凝血塊(血栓)を溶解する薬剤を意味する。こうした薬剤は、組織プラスミノーゲンアクティベーター(TPA、天然又は組み換え型)及びその改変形態、抗ストレプラーゼ、ウロキナーゼ、ストレプトキナーゼ、テネクテプラーゼ(TNK)、ラノテプラーゼ(nPA)、Vila(VIIa)因子阻害剤、トロンビン阻害剤、EKa、Xa、及びXIa因子阻害剤、PAI−1阻害剤(すなわち、組織プラスミノーゲンアクティベーターインヒビターの不活性化剤)、活性化TAFI阻害剤、アルファ−2−抗プラスミン阻害剤、及びアニソール化プラスミノーゲンストレプトキナーゼアクティベーター複合体(anisoylated plasminogen streptokinase activator complex)を含み、その薬学的に許容される塩又はプロドラッグも含まれる。アニストレプラーゼという用語は、本明細書中で使用されている場合、例えば、欧州特許出願第028,489(この開示は、これによって本明細書中に引用によって組み込まれている)に記載されているアニソール化プラスミノーゲンストレプトキナーゼアクティベーター複合物を意味する。ウロキナーゼという用語は、本明細書中で使用されている場合、二本又は一本鎖ウロキナーゼの双方を示すことを意図しており、後者は、また本明細書では、プロウロキナーゼと呼ぶこともある。
この発明の化合物と組み合わせて使用するための好適なカルシウムチャネルブロッカー(L−型又はT−型)の実例には、ジルチアゼム、ベラパミル、ニフェジピン、アムロジピン、及びミベフラジルが含まれる。
この発明の化合物と組み合わせて使用するための好適な強心配糖体の実例には、ジギタリス及びウアバインが含まれる。
この発明の化合物と組み合わせて使用するための好適な利尿剤の実例には、次のものが含まれる:クロロチアジド、ヒドロクロロチアジド、フルメチアジド、ヒドロフルメチアジド、ベンドロフルメチアジド、メチルクロロチアジド、トリクロロメチアジド、ポリチアジド、ベンズチアジド、エタクリン酸トリクリナフェン、クロルタリドン、フロセミド、ムゾリミン、ブメタニド、トリアムテレン、アミロリド、及びスピロノラクトン。
この発明の化合物と組み合わせて使用するための好適な鉱質コルチコイド受容体アンタゴニストの実例には、スプリオノラクトン及びエプリリノンが含まれる。
この発明の化合物と組み合わせて使用するための好適なコレステロール/脂質低下剤及び脂質プロフィール療法の実例には、次のものが含まれる:HMG−CoA還元酵素阻害剤(例えば、プラバスタチン、ロバスタチン、アトルバスタチン、シンバスタチン、NK−104(別名、イタバスタチン、又はニスバスタチン(nisvastatin)若しくはニスバスタチン(nisbastatin))及びZD−4522(別名、ロスバスタチン、又はアタバスタチ
ン又はビサスタチン));スクワレン合成酵素阻害剤;フィブラート類;胆汁酸封鎖剤(bile acid sequestrants)(例えば、クエストラン);ACAT阻害剤;MTP阻害剤;リポオキシゲナーゼ(lipooxygenase)阻害剤;ニコチン酸(nicotonic acid);フェノフィブリン酸誘導体(例えば、ゲムフィブロジル、クロフィブラート(clofibrat)、フェノフィブラート及びベンザフィブラート);プロブコール;コレステロール吸収阻害剤;及びコレステロールエステル輸送タンパク質阻害剤(例えば、CP−529414)。
この発明の化合物と組み合わせて使用するための好適な抗糖尿病薬の実例には、次のものが含まれる:ビグアニド類(例えば、メトホルミン);グルコシダーゼ阻害剤(例えば、アカルボース);インスリン(インスリン分泌促進剤類又はインスリン感受性改善薬類を含む);メグリチニド類(例えば、レパグリニド);スルホニルウレア類(例えば、グリメピリド、グリブリド及びグリピジド);ビグアニド/グリブリド配合薬類(combinations)(例えば、グルコバンス)、チアゾリジンジオン類(thiozolidinediones)(例えば、トログリタゾン、ロシグリタゾン、及びピオグリタゾン)、PPAR−アルファアゴニスト、PPAR−ガンマアゴニスト、PPARアルファ/ガンマデュアルアゴニスト、SGLT2阻害剤、WO 00/59506中に開示されているもののような脂肪酸結合タンパク質(aP2)阻害剤、グルカゴン様ペプチド−1(GLP−I)、及びジペプチジルペプチダーゼIV(DPP4)阻害剤。
この発明の化合物と組み合わせて使用するための好適な抗うつ剤の実例には、
ネファゾドン及びセルトラリンが含まれる。
この発明の化合物と組み合わせて使用するための好適な抗炎症剤の実例には、次のものが含まれる:プレドニゾン;デキサメタゾン;エンブレル;タンパク質チロシンキナーゼ(PTK)阻害剤;シクロオキシゲナーゼ阻害剤(NSAIDs、並びにCOX−I及び/又はCOX−2阻害剤を含む);アスピリン;インドメタシン;イブプロフェン;プリオキシカム;ナプロキセン;セレコキシブ;及び/又はロフェコキシブ。
この発明の化合物と組み合わせて使用するための好適な抗骨粗しょう症剤の実例には、アレンドロネート及びラロキシフェンが含まれる。
この発明の化合物と組み合わせて使用するための好適なホルモン補充療法の実例には、エストロゲン(例えば、結合型エストロゲン類(congugated estrogens))及びエストラジオールが含まれる。
この発明の化合物と組み合わせて使用するための好適な抗肥満剤の実例には、オルリスタット(orlistat)、aP2阻害剤(例えば、WO 00/59506中に開示されているもの)、及びカンナビノイド受容体CBIアンタゴニスト(例えば、リモナバント、AVE−1625、SR−147778、及びCP−945598)が含まれる。
この発明の化合物と組み合わせて使用するための好適な抗不安剤の実例には、ジアゼパム、ロラゼパム、ブスピロン、及びヒドロキシジンパモ酸塩が含まれる。
この発明の化合物と組み合わせて使用するための好適な抗増殖薬の実例には、シクロスポリンA、パクリタキセル、アドリアマイシン;エポシロン類(epithilones)、シスプラチン、及びカルボプラチンが含まれる。
この発明の化合物と組み合わせて使用するための好適な抗潰瘍及び胃食道逆流症剤の実例には、ファモチジン、ラニチジン、及びオメプラゾールが含まれる。
この発明の化合物(すなわち、第一の治療剤)を少なくとも一つの更なる治療剤(すなわち、第二の治療剤)と組み合わせて投与することは、好ましくは、それぞれのより低い投与量の使用を可能にしながら、化合物及び薬剤だけの場合を超えた有効な利点を与えることが好ましい。より低い投与量では、副作用の可能性を最小にし、それによって安全域の増大が提供される。少なくとも一つの治療剤は、治療用量以下で投与されることが好ましい。すべての治療剤は、治療用量胃以下で投与されることがなお一層好ましい。治療用量以下は、治療される状態又は疾患のための所望の治療効果が単独では与えられない治療剤の量を意味することを意図している。相乗的組み合わせは、観察される組み合わせ効果が個々の投与される薬剤だけの総計より大きいということを意味することを意図している。
この発明の化合物は、また、標準又は参照化合物として、例えば、血小板ADP受容体阻害を含む試験又はアッセイにおいて、品質標準又はコントロールとしても有用である。こうした化合物は、例えば、血小板ADP受容体を含む医薬リサーチにおいて使用する場合に商業上のキットで提供されうる。例えば、この発明の化合物は、アッセイにおける参照として使用することができ、知られている活性と、知られていない活性を有する化合物とを比較しうる。これによって、殊に、試験化合物が参照化合物の誘導体である場合には、実験者にアッセイが適切に行われており、比較のためのベースを提供することを保証することになるであろう。新規なアッセイ又はプロトコールを開発する場合、この発明による化合物は、その効果を試験するのに使用することができるであろう。
式Iの化合物は、また、個体以外では、抗凝集剤として使用するのが有利である。例えば、有効な量の本発明化合物は、採取したての血液サンプルと接触させ、血液サンプルの凝集を防止することができる。更に、式Iの化合物又はその塩は、診断目的、例えば、インビトロでの診断のために、そして生化学的検討における補助剤として使用することができる。例えば、式Iの化合物は、P2Y12受容体の存在を識別するか、又は実質的に純粋な形の組織を含んでいるP2Y12受容体を単離するため、アッセイで使用することができる。本発明の化合物は、例えば、放射性同位元素で標識することができ、次いでP2Y12受容体に結合する標識化合物を特定の標識を検出するために有用なルーチンな方法を用いて検出する。従って、式Iの化合物又はその塩は、プローブとして使用し、インビボ、インビトロ、又はエキソビボでのP2Y12受容体活性の位置又は量を検出することができる。
更に、式Iの化合物は、例えば、置換基の導入又は官能基の変更によって式Iの化合物から得ることができる他の化合物、特に他の医薬活性成分の製造の場合の合成中間体として使用することができる。
この発明において有用である化合物を製造するために一般的な合成シークエンスは、下記に与えられている実施例に概説されている。本発明の様々な局面の説明及び実際の手順の双方が、適宜述べられている。次の実施例は、単にこの発明を例示しており、そして範囲においても、又は精神においてもこれを制限することを意図していない。当技術分野の当業者であれば、実施例に述べられている条件及びプロセスの知られている変更が、この発明の化合物を合成するのに使用することができるということは、容易に理解できるであろう。
この発明の様々な実施態様の行為に実質的に影響を及ぼさない変更は、本明細書中に開示されている発明内に含まれることが理解される。すなわち、次の実施例は、この発明を例示する意図であって、制限する意図ではない。
化合物の合成の最終工程でトリフルオロ酢酸又は酢酸のような酸が使用された場合、例えばトリフルオロ酢酸が酸に不安定な保護基(例えば、tBu基)に対して使用された場合、又は化合物がこうした酸を含んでいる溶離剤を用いるクロマトグラフィーによって精製された場合は、いくつかの場合には、後処理手順次第で、例えば凍結乾燥プロセスの細部次第で、この化合物は、一部又は全面的に使用された酸の塩の形、例えば酢酸塩、ギ酸塩、トリフルオロ酢酸塩又は塩酸塩の形で得られた。同様に、例えば、塩基性窒素のような塩基中心を持つ出発物質又は中間体は、遊離の塩基として、又は例えばトリフルオロ酢酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、又は塩酸塩のような塩の形で得られ、そして使用される。
Figure 0005504171
実施例1:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
(i)4−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル(caronyl)アミノ−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
75mlのDMF中の15.0gの(S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−ペンタン二酸(pentanedionic acid)5−tert−ブチルエステルの溶液に、6.9mlの1−エトキシカルボニルピペラジン、22.6mlのN−エチルモルホリン及び14.6gのTOTUを加えた。12時間撹拌後、この溶液を酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4%)水及び飽和NaHCO3水で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は、更に精製することなく使用した。
収量:20.9g。
(ii)4−((S)−2−アミノ−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
120mlのエタノール中の20.9gの4−((S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、2.0gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)12時間撹拌した。反応混合物をセライト・プラグろ過し、エタノールで洗浄しそして濃縮すると、粗生成物が生じた(これは更に精製しなかった)。
収量:13.6g(無色油状物)。
(iii)4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−ヒドロキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
100mlのDMF中の7.2gの1−フェニル−3−カルボキシ−5−ピラゾロン及び12.1gの4−((S)−2−アミノ−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、5.4gのHOBT及び6.7gのEDCを加え、そして反応混合物を室温で12時間撹拌した。次いで反応混合物を酢酸エチルで希釈し、引き続いてLiCl(4% w/w)水溶液、0.1M HCl及びNaHCO3水溶液で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。こうして得られた粗生成物を次の反応に用いた。
収量:14.8g。
(iv)4−{(S)−2−[(5−ベンジルオキシカルボニルメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
110mlのDMF中の14.5gの4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−ヒドロキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、4.5mlのブロモ酢酸ベンジル及び17.8gの炭酸セシウムを加えた。室温で12時間撹拌後、溶液を50mlの容量まで濃縮し、400mlの酢酸エチルで希釈し、そしてLiCl(4% w/w)水で抽出した。溶媒を蒸発後得られる粗生成物を、n−ヘプタン/酢酸エチルのグラジエントを用いて溶離するシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:13.2g(黄色がかった非晶質固形物)。
(iii)4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−カルボキシメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
75mlの酢酸エチル中の13.2gの4−{(S)−2−[(5−ベンジルオキシカルボニルメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、アルゴン下で1.1gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)16時間撹拌した。懸濁液をセライト(R)プラグろ過し、
酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物を真空のもとで40℃、24時間乾燥した。
収量:12.1g(無色固形物)。
(iv)4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
80mlのDMF中の9.5gの4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−カルボキシメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、0℃で2.5gのHOBt、5.7mlのDIPEA及び3.9gのL−プロリンベンジルエステル・塩酸塩を加えた。この温度で3.1gのEDCを少しずつ加え、懸濁液を12時間かけて室温に温まるにまかせた。溶媒を蒸発させ、残留物を酢酸エチルに溶解し、そして引き続いてLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl及びNaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして溶媒を減圧下で除去した。こうして得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:非晶質固形物(11.6g)。
(v)4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
75mlの酢酸エチル中の11.6gの4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、アルゴン下、1gのPd/C(10%)を加え、懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)24時間撹拌した。懸濁液をセライト(R)プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発後、得られる粗生成物は次の反応に用いた。収量:9.9g。
(vi)4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのDMF中の133mgの4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、32μlのDIPEA及び74mgのHATUを加えた。20分後、14μlのシクロプロピルアミンを加え、そして反応混合物を12時間撹拌した。酢酸エチルで希釈後、反応混合物をLiCl(4% w/w)水及びNaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。粗生成物を、4mlのDCMに溶解し、133μlのTFAで処理した。12時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントで溶離)によって精製した。生成物をそのトリフルオロ酢酸塩として得た。収量:48mg、MS(ES+):m/e=668。
実施例2:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−オキソ−2−[(S)−2−(2,2,2−トリフルオロエチル−カルバモイル)ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりに2,2,2−トリフルオロエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:99mg、MS(ES+):m/e=710。
実施例3:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2−メチルスルファニル−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりに2−メチルスルファニル−エチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:122mg、MS(ES+):m/e=702。
実施例4:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−ジメチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにジメチルアミン・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:101mg、MS(ES+):m/e=656。
実施例5:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−シクロブチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにシクロブチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:91mg、MS(ES+):m/e=682。
実施例6:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりに2−フルオロエチルアミン・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:100mg、MS(ES+):m/e=674。
実施例7:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2−メチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにメチルアミン・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:46mg、MS(ES+):m/e=642。
実施例8:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−エチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:60mg、MS(ES+):m/e=656。
実施例9:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−プロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにプロピルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。収量:110mg、MS(ES+):m/e=670。
実施例10:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−イソプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにイソプロピルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:110mg、MS(ES+):m/e=670。
実施例11:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−ブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにブチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:130mg、MS(ES+):m/e=684。
実施例12:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−tert−ブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにtert−ブチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:85mg、MS(ES+):m/e=684。
実施例13:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−シクロペンチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにシクロペンチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:95mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例14:4−{(S)−2−[(5−{2−[(S)−2−(アゼチジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−4−カルボキシ−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにアゼチジンが用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:95mg、MS(ES+):m/e=668。
実施例15:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2,2−ジフルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりに2,2−ジフルオロエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:90mg、MS(ES+):m/e=692。
実施例16:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにアミノメチルシクロプロパンが用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:150mg、MS(ES+):m/e=682。
実施例17:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−オキソ−2−[(S)−2−(ピロリジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにピロリジンが用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:74mg、MS(ES+):m/e=682。
実施例18:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−オキソ−2−[(S)−2−(ピペリジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにピペリジンが用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:243mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例19:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりに4,4−ジフルオロピペリジン・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:230mg、MS(ES+):m/e=732。
実施例20:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロブチルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにシクロブチルメチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:204mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例21:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2,2−ジフルオロ−シクロプロピルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)2,2−ジフルオロシクロプロピルアミンヒドロトリフルオロアセタート
2.35mlのt−BuOH中の100mgの2,2−ジフルオロシクロプロパンカルボン酸の溶液に、212μlのジフェニルホスホリルアジド及び137μlのトリエチルアミンを加えた。混合物を90℃で8時間撹拌し、そして真空で濃縮した。こうして得られた粗生成物をヘプタン/酢酸エチル2/1で溶離するシリカ上でフラッシュクロマトグラフィーによって精製すると、150mgの(2,2−ジフルオロ−シクロプロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステルが無色針状物として生じた。引き続いて4mlのジクロロメタン中の576μlのトリフルオロ酢酸で4時間処理し、溶媒を蒸発させた後、表題化合物が生じた。
ii)4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2,2−ジフルオロ−シクロプロピルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりに2,2−ジフルオロシクロプロピルアミンヒドロトリフルオロアセタートが用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:180mg、MS(ES+):m/e=704。
実施例22:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロブチル−メチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにN−シクロブチル−N−メチルアミン・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例1中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:50mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例23:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのDMF中の90mgの4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−カルボキシメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、室温で23mgのHOBt、29mgのEDC及び53μlのDIPEAを加えた。20分後、19mgの(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩を加え、そして反応混合物を24時間撹拌した。酢酸エチルで希釈後、反応混合物をLiCl(4% w/w)水及び水で抽出し、有機層をMgSO4上で乾燥し、そして溶媒を減圧下で除去した。粗生成物を1.5mlのDCM中に溶解し、そして127μlのTFAで処理した。12時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCNを用いるグラジエントで溶離)によって精製した。生成物をそのトリフルオロアセタート塩として得た。
収量:45mg、MS(ES+):m/e=601。
実施例24:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((2S、4R)−2−エトキシカルボニル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩の代わりにL−ヒドロキシプロリンエチルエステル・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例23中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:55mg、MS(ES+):m/e=673。
実施例25:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−アゼチジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩の代わりにL−アゼチジンカルボン酸が用いられたという点は相違させて、実施例23中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:8mg、MS(ES+):m/e=615。
実施例26:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((2R,4R)−2−カルボキシ−4−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩の代わりにシス−4−ヒドロキシ−D−プロリンが用いられたという点は相違させて、実施例23中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:28mg、MS(ES+):m/e=645。
実施例27:4−[(S)−2−({5−[2−(4−アセチル−ピペラジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−カルボキシ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩の代わりに1−アセチルピペラジンが用いられたという点は相違させて、実施例23中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:57mg、MS(ES+):m/e=642。
実施例28:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩の代わりにN−エチルピペラジンが用いられたという点は相違させて、実施例23中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:56mg、MS(ES+):m/e=628。
実施例29:4−[(S)−2−({5−[2−(3−アセチルアミノ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−カルボキシ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩の代わりに3−アセトアミドピロリジンが用いられたという点は相違させて、実施例23中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:37mg、MS(ES+):m/e=642。
実施例30:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−オキソ−2−(3−オキソ−ピペラジン−1−イル)−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩の代わりにピペラジン−2−オンを、そしてカップリング剤としてのEDC/HOBtの代わりにHATU用いたという点は相違させて、実施例23中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:30mg、MS(ES+):m/e=614。
実施例31:4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−(2−オキソ−2−ピロリジン−1−イル−エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩の代わりにピロリジンが用いられたという点は相違させて、実施例23中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:74mg、MS(ES+):m/e=682。
実施例32:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩の代わりにL−プロリンtert−ブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例23中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:55mg、MS(ES+):m/e=629。
実施例33:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((2S、4R)−2−カルボキシ−4−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩の代わりにtrans−4−ヒドロキシ−L−プロリンメチルエステル・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例23中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:30mg、MS(ES+):m/e=659。
実施例34:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(3−メタンスルホニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩の代わりに3−(メチルスルホニル)ピロリジンが用いられたという点は相違させて、実施例23中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:52mg、MS(ES+):m/e=663。
実施例35:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((2S,4S)−4−ヒドロキシ−2−メトキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩の代わりにcis−4−ヒドロキシ−L−プロリンメチルエステル・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例23中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:5mg、MS(ES+):m/e=659。
実施例36:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[4−(2−ヒドロキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩の代わりに2−ピペラジン−1−イル−エタノールが用いられたという点は相違させて、実施例23中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:25mg、MS(ES+):m/e=644。
実施例37:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩の代わりに4−ヒドロキシピペリジン・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例23中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:27mg、MS(ES+):m/e=615。
実施例38:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−オキソ−2−((S)−2−トリフルオロメチル−ピロリジン−1−イル)−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩の代わりに(S)−2−(トリフルオロメチル)ピロリジンが用いられたという点は相違させて、実施例23中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:45mg、MS(ES+):m/e=653。
実施例39:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−カルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−カルボキシ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩の代わりにL−プロリンアミド・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例23中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:50mg、MS(ES+):m/e=628。
実施例40:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−アゼチジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩の代わりに(S)−アゼチジン−2−カルボン酸シクロプロピルアミド・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例23中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:26mg、MS(ES+):m/e=654。
実施例41:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−アゼチジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩の代わりに(S)−アゼチジン−2−カルボン酸シクロ(cyc)ブチルアミド・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例23中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:98mg、MS(ES+):m/e=668。
実施例42:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(3−シクロプロピルカルバモイル−アゼチジン−1−イル)−2−オキソ
−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩の代わりにアゼチジン−3−カルボン酸シクロプロピルアミド・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例23中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:66mg、MS(ES+):m/e=654。
実施例43:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(3−シクロブチルカルバモイル−アゼチジン−1−イル)−2−オキソ
−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(R)−3−ピロリジノール・塩酸塩の代わりにアゼチジン−3−カルボン酸シクロブチルアミド・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例23中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:63mg、MS(ES+):m/e=668。
実施例44:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1,1−ジメチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
(i)4−((S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−{[5−(1−カルボキシ−1−メチル−エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
100mlのDMF中の1gの4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−ヒドロキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、646μlのメチル 2−ブロモイソブチラート及び1.8gの炭酸セシウムを4時間にわたって続けて加えた。室温で2時間撹拌後、溶液を、1M HClを用いて酸性にし、100mlの酢酸
エチルで希釈し、そしてLiCl(4% w/w)水で抽出した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物をn−ヘプタン/酢酸エチルのグラジエントを用いて溶離するシリカ上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製すると、対応するメチルエステルが黄色の油状物として生じた(710mg)。このエステルをTHF/MeOH/H2O 4/1/1(6ml)に溶解し、そして0℃で45mgのLiOHで処理した。完全な変換後、反応混合物をpH5に酸性化して、そして減圧下で蒸発させた。こうして得られた粗生成物(610mg)は、更には精製しなかった。
(ii)4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1,1−ジメチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのDMF中の100mgの4−((S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−{[5−(1−カルボキシ−1−メチル−エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、37mgのHOBt、47mgのEDC及び65μlのDIPEAを加えた。20分後、47mgの(S)−ピロリジン−2−カルボン酸シクロプロピルアミド・塩酸塩を加え、混合物を室温で6時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残留物を酢酸エチルに溶解し、引き続いてLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl及びNaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。この粗生成物を2.5mlのDCMに溶解し、そして500μlのTFAで処理した。12時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントで溶離)によって精製した。生成物がそのトリフルオロ酢酸塩として得られた。
収量:80mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例45:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−メトキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−1,1−ジメチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(S)−ピロリジン−2−カルボン酸シクロプロピルアミド・塩酸塩の代わりにtrans−4−ヒドロキシ−L−プロリンメチルエステル・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例44中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:54mg、MS(ES+):m/e=687。
実施例46:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((3S,4S)−3,4−ジヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−1、1−ジメチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(S)−ピロリジン−2−カルボン酸シクロプロピルアミド・塩酸塩の代わりに(3S,4S)−3,4−ビス−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−ピロリジンを用い、そしてTFA処置の後、分取クロマトグラフィーの前に、粗生成物をTHF中のテトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリドを用いて脱シリル化するという点は相違させて、実施例44中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:20mg、MS(ES+):m/e=645。
実施例47:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((R)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1,1−ジメチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(S)−ピロリジン−2−カルボン酸シクロプロピルアミド・塩酸塩の代わりに(R)−ピロリジン−2−カルボン酸シクロプロピルアミド・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例44中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:140mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例48:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((2S、4R)−4−ヒドロキシ−2−メトキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
(i)4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−(1−カルボキシ−エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
12mlのDMF中の1.50gの4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−ヒドロキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、670μlのエチル 2−ブロモプロピオナート及び3.2gの炭酸セシウムを加えた。室温で24時間撹拌後、溶液を酢酸エチルで希釈し、LiCl(4% w/w)水で抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物をTHFに溶解し、そして1N NaOHで処理した。変換が完了した時(4時間)、アンバーライトIR−120(商標)を加え、懸濁液をろ過し、そしてろ液を蒸発させると、粗生成物が生じた(1.56g)。
(ii)4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−メトキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
2mlのDMF中の100mgの4−((S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−{[5−(1−カルボキシ−エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、38mgのHOBt、48mgのEDC及び63μlのDIPEAを加えた。20分後、45mgのトランス−4−ヒドロキシ−L−プロリンメチルエステル・塩酸塩を加え、そして混合物を室温で16時間撹拌した。飽和NaHCO3溶液(1.5ml)を加え、そして混合物をchem elute(商標)カートリッジに通してDCMを用いて溶離した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を1mlのDCMに溶解し、そして100μlのTFAで処理した。12時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントで溶離)によって精製した。生成物をそのトリフルオロ酢酸塩として得た。
収量:8mg、MS(ES+):m/e=673。
実施例49:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((3S,4S)−3,4−ジヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、trans−4−ヒドロキシ−L−プロリンメチルエステル・塩酸塩の代わりに(3S,4S)−3,4−ビス−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−ピロリジンを用い、DMF中のトリス(ジメチルアミノ)−硫黄−トリメチルシリル−ジフルオリドを用いて、TFA処理の前に脱シリル化を行うという点は相違させて、実施例48中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:10mg、MS(ES+):m/e=631。
実施例50:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、trans−4−ヒドロキシ−L−プロリンメチルエステル・塩酸塩の代わりに(S)−ピロリジン−2−カルボン酸シクロプロピルアミド・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例48中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:25mg、MS(ES+):m/e=682。
実施例51:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−アゼチジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、trans−4−ヒドロキシ−L−プロリンメチルエステル・塩酸塩の代わりに(S)−アゼチジン−2−カルボン酸シクロプロピルアミド・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例48中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:11mg、MS(ES+):m/e=668。
実施例52:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、trans−4−ヒドロキシ−L−プロリンメチルエステル・塩酸塩の代わりにL−プロリンベンジルエステル・塩酸塩を用い、粗生成物の精製はDCM/メタノール グラジエントを用いて溶離するシリカフラッシュクロマトグラフィーによって行うという点は相違させて、実施例48中で述べられている手順に適応させることによって製造された。このようにして得られた純粋な生成物(477mg)を、溶媒として酢酸エチルを用い、Pd/C(10%)及び水素を用いて脱ベンジル化した。反応混合物をセライト(R)プラグろ過し、そして酢酸エチルで洗浄した。DCM中でTFAを用いて最終的な脱保護を行うと、生成物が生じた。
収量:183mg、MS(ES+):m/e=643。
実施例53:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{1−メチル−2−オキソ−2−[(S)−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、脱ベンジル化、引き続いてEDC/HOBt及びDIPEAをカップリング試薬として用いて、2,2,2−トリフルオロエチルアミンと反応させるという点は相違させて、実施例48中で述べられている手順に適応させることによって製造された。収量:15mg、MS(ES+):m/e=724。
実施例54:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−ジメチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、2,2,2−トリフルオロエチルアミンの代わりにジメチルアミン・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例53中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:49mg、MS(ES+):m/e=670。
実施例55:4−{(S)−3−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−プロピオニル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
(i)4−{(S)−3−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−ヒドロキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−プロピオニル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
30mlのDMF中の6.6gの1−フェニル−3−カルボキシ−5−ピラゾロン及び10.6gの4−((S)−2−アミノ−3−tert−ブトキシカルボニル−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、4.9gのHOBT、10.6mlのDIPEA及び6.2gのEDCを加え、そして反応混合物を室温で16時間撹拌した。次いで反応混合物を蒸発させ、酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4% w/w)水及びNaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。こうして得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:14.0g。
(ii)4−{(S)−2−[(5−ベンジルオキシカルボニルメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−3−tert−ブトキシカルボニル−プロピオニル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
50mlのDMF中の8.0gの4−{(S)−3−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−ヒドロキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−プロピオニル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、2.5mlのブロモ酢酸ベンジル及び10.1gの炭酸セシウムを加えた。室温で12時間撹拌後、溶液を50mlの容量に減らし、400mlの酢酸エチルで希釈し、そしてLiCl(4% w/w)水及びNaHCO3水で抽出した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:11.6g。
(iii)4−{(S)−3−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−カルボキシメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−プロピオニル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
60mlの酢酸エチル中の11.6gの4−{(S)−2−[(5−ベンジルオキシカルボニルメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−3−tert−ブトキシカルボニル−プロピオニル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、アルゴン下、1.5gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)16時間撹拌した。懸濁液をセライト(R)プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物を真空のもとで乾燥した。収量:8.3g。
(iv)4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−tert−ブトキシカルボニル−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
10mlのDMF中の3.0gの4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−tert−ブトキシカルボニル−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、室温で0.8gのHOBt、1.8mlのDIPEA及び1.3gのL−プロリンベンジルエステル・塩酸塩を加えた。次いで1.0gのEDCを、少しずつ加え、そして懸濁液を室温で12時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl及びNaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして溶媒を減圧下で除去した。こうして得られた粗生成物は次の反応に用いた。収量:4.0g。
(v)4−[(S)−3−tert−ブトキシカルボニル−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
50mlの酢酸エチル中の4.0gの4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−tert−ブトキシカルボニル−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、アルゴン下、0.5gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)24時間撹拌した。懸濁液をセライト(R)プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:3.0g(無色泡状物)。
(vi)4−{(S)−3−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−プロピオニル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのDMF中の300mgの4−[(S)−3−tert−ブトキシカルボニル−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、76μlのDIPEA及び170mgのHATUを加えた。20分後39μlのアミノメチルシクロプロパンを加え、そして反応混合物を12時間撹拌した。溶媒を蒸発させた後、粗生成物を5mlのDCM中に溶解し、695μlのTFAで処理した。4時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を速やかに分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを速やかに凍結乾燥すると、そのトリフルオロ酢酸塩として純生成物が生じた。
収量:150mg、MS(ES+):m/e=668。
実施例56:4−[(S)−3−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、アミノメチルシクロプロパンの代わりにシクロプロピルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例55中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:156mg、MS(ES+):m/e=654。
実施例57:4−{(S)−3−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2,2−ジフルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−プロピオニル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、アミノメチルシクロプロパンの代わりに2,2−ジフルオロエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例55中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:157mg、MS(ES+):m/e=678。
実施例58:4−{(S)−3−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−プロピオニル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、アミノメチルシクロプロパンの代わりに2,2,2−トリフルオロエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例55中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:157mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例59:4−{(S)−3−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−プロピオニル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、アミノメチルシクロプロパンの代わりに2−フルオロエチルアミン・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例55中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:146mg、MS(ES+):m/e=660。
実施例60:4−[(S)−3−カルボキシ−2−({5−[2−オキソ−2−(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのDMF中の100mgの4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−ヒドロキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、31mgの1−(2−クロロ−アセチル)−ピロリジン−2−オン及び62mgの炭酸セシウムを加えた。室温で12時間撹拌後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして水で抽出した。溶媒を蒸発させた後、得られた生成物を、1.5mlのDCM中の0.4mlのTFAで処理した。24時間撹拌後、溶媒を蒸発させ、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いるによる溶離)によって精製した。生成物をそのトリフルオロ酢酸塩として得た。
収量:8mg、MS(ES+):m/e=599。
実施例61:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(R)−2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
(i)4−((S)−2−{[5−((R)−1−ベンジルオキシカルボニル−エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
30mlのDMF中の4.00gの4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(4−ヒドロキシ−6−フェニル−ピリジン−2−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、1.84gの(S)−2−ブロモ−プロピオン酸ベンジルエステル((S)−2−ブロモプロピオン酸とベンジルアルコール/p−TsOHを用いる標準的なベンジル化手順によって製造された)及び4.92gの炭酸セシウムを加えた。室温で12時間撹拌後、溶液を100mlの酢酸エ
チルで希釈し、そしてLiCl(4% w/w)水で抽出した。溶媒を蒸発させた後、得られた粗生成物は次の反応で使用された。
収量:5.90g。
(ii)4−((S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−{[5−((R)−1−カルボキシ−エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
30mlの酢酸エチル中の5.90gの4−((S)−2−{[5−((R)−1−ベンジルオキシカルボニル−エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、アルゴン下、1.0gのPd/C(10%)を加え、懸濁液を水素の雰囲気のもとで(1バール)16時間撹拌した。懸濁液をセライト(R)プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物を真空のもとで乾燥した。
収量:4.69g。
(iii)4−[(S)−2−({5−[(R)−2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
15mlのDMF中の2.000gの4−((S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−{[5−((R)−1−カルボキシ−エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、室温で0.509gのHOBt、1.4mlのDIPEA及び0.804gのL−プロリンベンジルエステル・塩酸塩を加えた。次いで0.637gのEDCを少しずつ加え、そして懸濁液を室温で12時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4% w/w)水、NaHCO3水及び塩水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。こうして得られた粗生成物は、次の反応に用いた。
収量:2.640g。
(iv)4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−({5−[(R)−2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
50mlの酢酸エチル中の2.640gの4−[(S)−2−({5−[(R)−2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、アルゴン下、0.5gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもと(1バール)で24時間撹拌した。懸濁液をセライト(R)プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:1.895g(無色泡状物)。
(v)4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(R)−2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
2mlのDMF中の200mgの4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−({5−[(R)−2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、20μlのDIPEA及び108mgのHATUを加えた。20分後、22μlのシクロプロピルアミンを加え、そして反応混合物を12時間撹拌した。溶媒を蒸発させた後、粗生成物を2mlのDCMに溶解し、そして200μlのTFAで処理した。4時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物がそのトリフルオロ酢酸塩として生じた。
収量:111mg、MS(ES+):m/e=682。
実施例62:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(R)−2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにシクロブチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例61中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:104mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例63:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(R)−2−((S)−2−シクロプロピルメチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにアミノメチルシクロプロパンが用いられたという点は相違させて、実施例61中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:104mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例64:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{(R)−1−メチル−2−オキソ−2−[(S)−2−(ピロリジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにピロリジンが用いられたという点は相違させて、実施例61中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:90mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例65:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(R)−2−((S)−2−(2,2,2−トリフルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりに2,2,2−トリフルオロエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例61中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:104mg、MS(ES+):m/e=724。
実施例66:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(S)−2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
(i)4−((S)−2−{[5−((S)−1−ベンジルオキシカルボニル−エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
30mlのDMF中の4.00gの4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(4−ヒドロキシ−6−フェニル−ピリジン−2−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、1.84gの(R)−2−ブロモ−プロピオン酸ベンジルエステル((R)−2−ブロモプロピオン酸とベンジルアルコール/p−TsOHを用いる標準的なベンジル化手順によって製造された)及び4.92gの炭酸セシウムを加えた。室温で12時間撹拌後、溶液を100mlの酢酸エチルで希釈し、そしてLiCl(4% w/w)水で抽出した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:5.84g。
(ii)4−((S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−{[5−((S)−1−カルボキシ−エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
30mlの酢酸エチル中の5.84gの4−((S)−2−{[5−((S)−1−ベンジルオキシカルボニル−エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、アルゴン下、1.0gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもと(1バール)で16時間撹拌した。懸濁液をセライト(R)プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物を真空のもとで乾燥した。
収量:4.59g。
(iii)4−[(S)−2−({5−[(S)−2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
15mlのDMF中の2.000gの4−((S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−{[5−((S)−1−カルボキシ−エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、室温で0.509gのHOBt、1.37mlのDIPEA及び0.804gのL−プロリンベンジルエステル・塩酸塩を加えた。次いで0.637gのEDCを少しずつ加え、そして懸濁液を室温で12時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、引き続いてLiCl(4% w/w)水、NaHCO3水及び塩水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして溶媒を減圧下で除去した。こうして得られた粗生成物を次の反応に用いた。
収量:2.177g。
(iv)4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−({5−[(S)−2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
50mlの酢酸エチル中の2.177gの4−[(S)−2−({5−[(S)−2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、アルゴン下、0.5gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(1バール)24時間撹拌した。懸濁液をセライト(R)プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:1.784g(無色泡状物)。
(v)4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(S)−2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
2mlのDMF中の200mgの4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−({5−[(S)−2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、20μlのDIPEA及び108mgのHATUを加えた。20分後、22μlのシクロプロピルアミンを加え、そして反応混合物を12時間撹拌した。溶媒を蒸発させた後、粗生成物を2mlのDCMに溶解し、そして200μlのTFAで処理した。4時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離))によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを速やかに凍結乾燥すると、そのトリフルオロ酢酸塩として純生成物が生じた。
収量:115mg、MS(ES+):m/e=682。
実施例67:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(S)−2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにシクロブチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例66中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:110mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例68:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(S)−2−((S)−2−シクロプロピルメチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにアミノメチルシクロプロパンが用いられたという点は相違させて、実施例66中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:108mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例69:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{(S)−1−メチル−2−オキソ−2−[(S)−2−(ピロリジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにピロリジンが用いられたという点は相違させて、実施例66中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:96mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例70:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(S)−2−((S)−2−(2,2,2−トリフルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりに2,2,2−トリフルオロエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例66中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:114mg、MS(ES+):m/e=724。
実施例71:4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
(i)4−((S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−{[1−(3−フルオロ−フェニル)−5−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
20mlのDMF中の2.500gの1−(3−フルオロ−フェニル)−5−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(3−フルオロフェニルヒドラジン・塩酸塩及びナトリウム ジエチル−2−オキソスクシナート(sodium diethyl-2-oxosuccinate)を用い、それに続くエステル加水分解を用いる標準的手順によって製造された)及び3.864gの4−((S)−2−アミノ−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、1.723gのHOBt、1.9mlのDIPEA及び2.157gのEDCを加え、そして反応混合物を室温で16時間撹拌した。次いで反応混合物を蒸発させ、酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4% w/w)水及びNaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして溶媒を減圧下で除去した。こうして得られた粗生成物を次の反応に用いた。
収量:7.2g。
(ii)4−((S)−2−{[5−ベンジルオキシカルボニルメトキシ−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
20mlのDMF中の3.000gの4−((S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−{[1−(3−フルオロ−フェニル)−5−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、0.908mlのブロモ酢酸ベンジル及び3.571gの炭酸セシウムを加えた。室温で12時間撹拌後溶液を50mlの容量に減らし、200mlの酢酸エチルで希釈し、そしてLiCl(4% w/w)水及びNaHCO3水で抽出した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:3.11g。
(iii)4−((S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−{[5−カルボキシメトキシ−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
20mlの酢酸エチル中の3.100gの4−((S)−2−{[5−ベンジルオキシカルボニルメトキシ−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、アルゴン下、0.5gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)16時間撹拌した。懸濁液をセライト(R)プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物を真空のもとで乾燥した。
収量:2.77g.
(iv)4−((S)−2−{[5−[2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
20mlのDMF中の2.000gの4−((S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−{[5−カルボキシメトキシ−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、室温で0.506gのHOBt、1.2mlのDIPEA及び0.798gのL−プロリンベンジルエステル・塩酸塩を加えた。次いで0.633gのEDCを少しずつ加え、そして懸濁液を室温で12時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl及びNaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして溶媒を減圧下で除去した。こうして得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:2.24g。
(v)4−((S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−{[5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
25mlの酢酸エチル中の2.24gの4−((S)−2−{[5−[2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、アルゴン下0.5gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもと(3バール)で24時間撹拌した。懸濁液をセライト(R)プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:1.80g(無色泡状物)。
(vi)4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのDMF中の200mgの4−((S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−{[5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、261μlのDIPEA及び108mgのHATUを加えた。20分後、20μlのシクロプロピルアミンを加え、そして反応混合物を12時間撹拌した。溶媒を蒸発させた後、粗生成物を5mlのDCMに溶解し、そして309μlのTFAで処理した。4時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、そのトリフルオロ酢酸塩として純生成物が生じた。
収量:16mg、MS(ES+):m/e=686。
実施例72:4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−(2−フルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりに2−フルオロエチルアミン・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例71中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:67mg、MS(ES+):m/e=692。
実施例73:4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにシクロブチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例71中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:70mg、MS(ES+):m/e=700。
実施例74:4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロプロピルメチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにアミノメチルシクロプロパンが用いられたという点は相違させて、実施例71中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:63mg、MS(ES+):m/e=700。
実施例75:4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−(2,2,2−トリフルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりに2,2,2−トリフルオロエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例71中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:65mg、MS(ES+):m/e=728。
実施例76:4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−(2,2−ジフルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりに2,2−ジフルオロエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例71中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:50mg、MS(ES+):m/e=710。
実施例77:4−((S)−3−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロプロピルメチル−カルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
(i)4−((S)−3−tert−ブトキシカルボニル−2−{[1−(3−フルオロ−フェニル)−5−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
26mlのDMF中の3.199gの1−(3−フルオロ−フェニル)−5−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(3−フルオロフェニルヒドラジン・塩酸塩及びナトリウムジエチル−2−オキソスクシナートを用い、それに続くエステル加水分解を用いる標準的手順によって製造された)及び4.743gの4−((S)−2−アミノ−3−tert−ブトキシカルボニル−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、2.205gのHOBt、2.5mlのDIPEA及び2.760gのEDCを加え、そして反応混合物を室温で16時間撹拌した。次いで反応混合物を蒸発させ、酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4% w/w)水及びNaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして溶媒を減圧下で除去した。こうして得られた粗生成物を次の反応に用いた。
収量:7.2g。
(ii)4−((S)−2−{[5−ベンジルオキシカルボニルメトキシ−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−3−tert−ブトキシカルボニル−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
20mlのDMF中の4.0gの4−((S)−3−tert−ブトキシカルボニル−2−{[1−(3−フルオロ−フェニル)−5−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、1.242mlのブロモ酢酸ベンジル及び4.884gの炭酸セシウムを加えた。室温で12時間撹拌後、溶液を50mlの容量に減らし、200mlの酢酸エチルで希釈し、そしてLiCl(4% w/w)水及びNaHCO3水で抽出した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:4.15g。
(iii)4−((S)−3−tert−ブトキシカルボニル−2−{[5−カルボキシメトキシ−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
30mlの酢酸エチル中の4.100gの4−((S)−2−{[5−ベンジルオキシカルボニルメトキシ−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−3−tert−ブトキシカルボニル−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、アルゴン下、0.5gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)16時間撹拌した。懸濁液をセライト(R)プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物を真空のもとで乾燥した。
収量:3.17g。
(iv)4−((S)−2−{[5−[2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−3−tert−ブトキシカルボニル−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
20mlのDMF中の2.000gの4−((S)−3−tert−ブトキシカルボニル−2−{[5−カルボキシメトキシ−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、室温で0.518gのHOBt、1.2mlのDIPEA及び0.817gのL−プロリンベンジルエステル・塩酸塩を加えた。次いで0.648gのEDCを少しずつ加え、そして懸濁液を室温で12時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl及びNaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。こうして得られた粗生成物を次の反応に用いた。
収量:2.5g。
(v)4−((S)−3−tert−ブトキシカルボニル−2−{[5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
25mlの酢酸エチル中の2.50gの4−((S)−2−{[5−[2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−3−tert−ブトキシカルボニル−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、アルゴン下、0.5gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)24時間撹拌した。懸濁液をセライト(R)プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:2.06g(無色泡状物)。
(vi)4−((S)−3−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロプロピルメチル−カルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのDMF中の300mgの4−((S)−3−tert−ブトキシカルボニル−2−{[5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、72μlのDIPEA及び166mgのHATUを加えた。20分後、38μlのアミノメチルシクロプロパンを加え、反応混合物を12時間撹拌した。溶媒を蒸発させた後、粗生成物を5mlのDCMに溶解し、400μlのTFAで処理した。4時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を速やかに分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥するとそのトリフルオロ酢酸塩として純生成物が生じた。収量:72mg、MS(ES+):m/e=686。
実施例78:4−((S)−3−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−(2−フルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、アミノメチルシクロプロパンの代わりに2−フルオロエチルアミン・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例77中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:42mg、MS(ES+):m/e=678。
実施例79:4−((S)−3−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−(2,2−ジフルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、アミノメチルシクロプロパンの代わりに2,2−ジフルオロエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例77中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:60mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例80:4−((S)−3−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロプロピル−カルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、アミノメチルシクロプロパンの代わりにシクロプロピルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例77中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:64mg、MS(ES+):m/e=672。
実施例81:4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
(i)4−((S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−{[1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−5−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
40mlのDMF中の4.400gの1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−5−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(3,4−ジフルオロフェニルヒドラジン・塩酸塩及びナトリウム ジエチル−2−オキソスクシナートを用い、それに続くエステル加水分解を用いる標準的手順によって製造された)及び6.292gの4−((S)−2−アミノ−3−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、2.806gのHOBt、3.2mlのDIPEA及び3.512gのEDCを加え、反応混合物を室温で16時間撹拌した。次いで反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl及びNaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして溶媒を減圧下で除去した。こうして得られた粗生成物を次の反応に用いた。
収量:11.0g。
(ii)4−((S)−2−{[5−ベンジルオキシカルボニルメトキシ−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
26mlのDMF中の4.000gの4−((S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−{[1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−5−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、1.172mlのブロモ酢酸ベンジル及び4.607gの炭酸セシウムを加えた。室温で12時間撹拌後、溶液を100mlの酢酸エチルで希釈し、そしてLiCl(4% w/w)水及びNaHCO3水で抽出した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:4.8g。
(iii)4−((S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−{[5−カルボキシメトキシ−1−(3,4−ジ−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
60mlの酢酸エチル中の4.800gの4−((S)−2−{[5−ベンジルオキシカルボニルメトキシ−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、アルゴン下、0.7gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)16時間撹拌した。懸濁液をセライト(R)プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物を真空のもとで乾燥した。
収量:4.0g。
(iv)4−((S)−2−{[5−[2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
30mlのDMF中の2.5gの4−((S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−{[5−カルボキシメトキシ−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、0.614gのHOBt、1.32mlのDIPEA及び0.969gのL−プロリンベンジルエステル・塩酸塩を室温で加えた。次いで0.769gのEDCを少しずつ加え、そして懸濁液を室温で12時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl及びNaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして溶媒を減圧下で除去した。こうして得られた粗生成物を次の反応に用いた。
収量:3.5g。
(v)4−((S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−{[5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
80mlの酢酸エチル中の3.5gの4−((S)−2−{[5−[2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、アルゴン下、1.5gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)24時間撹拌した。懸濁液をセライト(R)プラグろ過し、そして酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は次の反応に用いた。収量:2.5g無色泡状物。
vi)4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
3mlのDMF中の150mgの4−((S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−{[5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、34μlのDIPEA及び79mgのHATUを加えた。20分後、14μlのシクロプロピルアミンを加え、そして反応混合物を12時間撹拌した。溶媒を蒸発させた後粗生成物を5mlのDCMに溶解し、そして695μlのTFAで処理した。4時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を速やかに分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを速やかに凍結乾燥するとそのトリフルオロ酢酸塩として純生成物が生じた。
収量:36mg、MS(ES+):m/e=704。
実施例82:4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−(2−フルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりに2−フルオロエチルアミン・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例81中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:68mg、MS(ES+):m/e=710。
実施例83:4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにシクロブチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例81中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:43mg、MS(ES+):m/e=718。
実施例84:4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロプロピルメチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにアミノメチルシクロプロパンが用いられたという点は相違させて、実施例81中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:42mg、MS(ES+):m/e=718。
実施例85:4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−(2,2,2−トリフルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりに2,2,2−トリフルオロエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例81中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:56mg、MS(ES+):m/e=746。
実施例86:4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−(2,2−ジフルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりに2,2−ジフルオロエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例81中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:48mg、MS(ES+):m/e=728。
実施例87:4−[(S)−3−アセチルアミノ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)4−[(S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
50mlのDMF中の0.86mlの1−エトキシカルボニルピペラジン、0.83mlのN−エチルモルホリン及び2.50gのN−α−Fmoc−N−β−Boc−L−ジアミノプロピオン酸の溶液に、0℃で1.92gのTOTUを加えた。1時間後、反応混合物を100mlの酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4%)、半飽和NaHCO3水及び水で抽出した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:3.3g(無色泡状物)。
ii)4−((S)−2−アミノ−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
50mlのTHF中の1.71gの4−[(S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液を、4mlの1−オクタンチオール及び90μlのDBUの存在下で撹拌した。12時間後、混合物を濃縮し、残留物をジクロロメタンに溶解し、そして0.1M HClで抽出した。水相を、NaHCO3水溶液を加えることによってpH9にし、その後ジクロロメタンで抽出した。溶媒を蒸発させた後、生成物は得られ次の反応に用いた。
収量:0.83g(無色泡状物)。
iii)5−ベンジルオキシカルボニルメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチルエステル
100mlのDMF中の10.0gの5−ヒドロキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチルエステルの溶液に、7.1mlのブロモ酢酸ベンジル及び24.0gの炭酸セシウムを加えた。室温で16時間撹拌後、懸濁液をろ過し、DMFで洗浄し、そして濃縮した。残留物に酢酸エチルを加え、そしてLiCl(4%)水で抽出した。溶媒を蒸発させると粗生成物が生じ、粗生成物は、次の脱ベンジル化に用いられた。
収量:15.5g(黄色油状物)。
iv)5−カルボキシメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチルエステル
100mlの酢酸エチル中の15.5gの5−ベンジルオキシカルボニルメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチルエステルの溶液に、1gのPd/C(10%)を加え、そしてこの結果生じる懸濁液を、水素の雰囲気のもとで(1バール)24時間撹拌した。反応混合物をセライト・プラグろ過し、酢酸エチル及びメタノールで洗浄し、溶媒を蒸発させた後に、粗生成物が生じた。
収量:9.5g(無色プレートレット(platelets))。
v)5−[2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチルエステル
100mlのDMF中の9.5gの5−カルボキシメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチルエステルの溶液に、5.0gのHOBt、6.3gのEDC及び10.9mlのDIPEAを加えた。5分後7.9gのL−プロリンベンジルエステル・塩酸塩を加え、そしてこの結果生じる溶液を16時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、ジクロロメタンに溶解し、そしてLiCl(4%)及び飽和NaHCO3水で抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は、溶離剤として酢酸エチル/ヘプタン 1:1を用いるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:13.2g(無色泡状物)。
vi)5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチルエステル
100mlの酢酸エチル中の13.2gの5−[2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチルエステルの溶液に、1gのPd/C(10%)を加え、そしてこの結果生じる懸濁液を、水素の雰囲気のもとで(3バール)6時間撹拌した。反応混合物をセライト・プラグろ過し、エタノールで洗浄し、溶媒を蒸発させた後、粗生成物が生じるが、これは更に精製することなく使用した。
収量:8.9gの無色泡状物。
vii)5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチルエステル
105mlのDMF中の4.5gの5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチルエステルの溶液に、4.4gのHATU及び1.9mlのDIPEAを加えた。10分後、1.0mlのシクロブチルアミンを加え、そして30分後に反応混合物を濃縮した。残留物を、ジクロロメタン中に加え、そしてLiCl(4%)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3で抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、溶離剤として酢酸エチル/ヘプタン 4:1を用いるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:3.2g(無色油状物)。
viii)5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
40mlのTHF及び5mlの水中の3.2gの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチルエステルの溶液に、0℃で340mgのNaOHを少しずつ加えた。4時間後、溶液をアンバーライトIR−120イオン交換樹脂で中和し、ろ過し、そしてメタノールで洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を次の反応に用いた。
収量:3.0g。
ix)4−[(S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのDMF中の390mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、359mgのHATU及び156μlのDIPEAを加えた。10分後、2mlのDMF中の326mgの4−((S)−2−アミノ−3−tert−ブトキシカルボニル−アミノ−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液を加え、そして30分後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そしてLiCl(4%)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3で抽出した。溶媒を蒸発させた後、得られた粗生成物(600mg)は、次の工程で脱保護された。
x)4−[(S)−3−アミノ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルトリフルオロアセタート
20mlのジクロロメタン中の600mgの4−[(S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液を、600μlのTFAで処理した。12時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去すると、粗トリフルオロ酢酸塩が生じ、分析理由のためにそのアリコート(50mg)を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。
収量:29mg、MS(ES+):m/e=639。
xi)4−[(S)−3−アセチルアミノ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
2mlのジクロロメタン中の100mgの4−[(S)−3−アミノ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルトリフルオロアセタートの溶液に、0℃で32μlのピリジン、1.6mgのDMAP及び16μlのAc2Oを加えた。この温度で1時間撹拌後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、そして0.1M HCl及び半飽和NaHCO3水で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。
収量:35mg、MS(ES+):m/e=681。
実施例88:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−メタンスルホニルアミノ−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、Ac2Oの代わりにメタンスルホニルクロリドが、そしてピリジンの代わりにトリエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例87中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:35mg、MS(ES+):m/e=717。
実施例89:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−メトキシカルボニルアミノ−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、Ac2Oの代わりにメトキシカルボニルクロリドが、そしてピリジンの代わりにトリエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例87中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:50mg、MS(ES+):m/e=697。
実施例90:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−(エトキシオキサリル−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、Ac2Oの代わりにエチルオキサリルクロリドが用いられたという点は相違させて、実施例87中で述べられている手順に適応させることによって製造された。収量:23mg、MS(ES+):m/e=739。
実施例91:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、Ac2Oの代わりにシクロプロパンカルボニルクロリドが用いられたという点は相違させて、実施例87中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:44mg、MS(ES+):m/e=707。
実施例92:4−[(S)−4−アセチルアミノ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
40mlのDMF中の1.33mlの1−エトキシカルボニルピペラジン、1.27mlのN−エチルモルホリン及び4.0gのN−α−Fmoc−N−β−Boc−L−ジアミノ酪酸の溶液に、0℃で2.98gのTOTUを加えた。1時間後、反応混合物を100mlの酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4%)水、半飽和NaHCO3水及び水で抽出した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:4.96g(無色泡状物)。
ii)4−((S)−2−アミノ−4−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
30mlのTHFの1.71gの4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液を、8.9mlの1−オクタンチオール及び101μlのDBUの存在下で撹拌した。12時間後、混合物を濃縮し、残留物をジクロロメタンに溶解し、そして0.1M HClで抽出した。水相を、NaHCO3水を加えることによってpH9にし、その後ジクロロメタンで抽出した。溶媒を蒸発させた後に、生成物が得られ、次の反応に用いた。
収量:2.27g(無色泡状物)。
iii)4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのDMF中の705mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、648mgのHATU及び875μlのDIPEAを加えた。10分後、3mlのDMF中の612mgの4−((S)−2−アミノ−4−tert−ブトキシカルボニル−アミノ−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液を加え、そして30分後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、LiCl(4%)水、0.1MHCl及び飽和NaHCO3で抽出した。溶媒を蒸発させた後、このようにして得られたこの粗生成物(1.22g)を、次の工程で脱保護した。
iv)4−[(S)−4−アミノ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルトリフルオロアセタート
10mlのDCM中の1.22gの4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチル−カルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液を、1.2mlのTFAで処理した。12時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去すると、トリフルオロ酢酸塩が生じ、分析理由のためにそのアリコート(270mg)を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。
収量:79mg、MS(ES+):m/e=653。
v)4−[(S)−4−アセチルアミノ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのジクロロメタン中の302mgの4−[(S)−4−アミノ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルトリフルオロアセタートの溶液に、0℃で96μlのピリジン、5mgのDMAP及び48μlのAc2Oを加えた。1時間撹拌後、この温度で反応混合物をジクロロメタンで希釈し、そして0.1M HCl及び半飽和NaHCO3水で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。
収量:27mg、MS(ES+):m/e=695。
実施例93:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メトキシカルボニルアミノ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、Ac2Oの代わりにメトキシカルボニルクロリドが、そしてピリジンの代わりにトリエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例92中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:66mg、MS(ES+):m/e=711。
実施例94:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メタンスルホニルアミノ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、Ac2Oの代わりにメタンスルホニルクロリドが、そしてピリジンの代わりにトリエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例92中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:64mg、MS(ES+):m/e=731。
実施例95:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、Ac2Oの代わりにシクロプロパンカルボニルクロリドが用いられたという点は相違させて、実施例92中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:36mg、MS(ES+):m/e=721。
実施例96:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(エトキシオキサリル−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、Ac2Oの代わりにエチルオキサリルクロリドが用いられたという点は相違させて、実施例92中で述べられている手順に適応させることによって製造された。収量:65mg、MS(ES+):m/e=753。
実施例97:4−[(S)−4−(シクロブタンカルボニル−アミノ)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、Ac2Oの代わりにシクロブタンカルボニルクロリドが用いられたという点は相違させて、実施例92中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:1mg、MS(ES+):m/e=735。
実施例98:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(2,2,2−トリフルオロ−アセチルアミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、Ac2Oの代わりにピバロイルクロリドが用いられたという点は相違させて、実施例92中で述べられている手順に適応させることによって製造された。この場合、アミノ官能性は、ピバロイル化される代わりにトリフルオロアセチル化された。
収量:56mg、MS(ES+):m/e=749。
実施例99:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(2,2−ジメチル−プロピオニルアミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、Ac2Oの代わりにピバロイルクロリドが用いられ、
そしてアミンヒドロトリフルオロアセタートは、塩基性イオン交換樹脂で処理することによって反応の前にアミンに変換されたという点は相違させて、実施例92中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:43mg、MS(ES+):m/e=737。
実施例100:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−イソブチリルアミノ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、Ac2Oの代わりにイソブチリルクロリドが用いられ、そしてアミンヒドロトリフルオロアセタートは、塩基性イオン交換樹脂で処理することによって反応の前にアミンに変換されたという点は相違させて、実施例92中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:119mg、MS(ES+):m/e=723。
実施例101:(S)−4−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−[4−(3−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−5−オキソ−ペンタン酸
i)(S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−5−[4−(3−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−5−オキソ−ペンタン酸tert−ブチルエステル
10mlのDMF中の2.0gのZ−L−グルタミン酸−γ−tert−ブチルエステルの溶液に、1.14gの1−(3−メトキシフェニル)ピペラジン、3.0mlのN−エチルモルホリン及び1.95gのTOTUを加えた。室温で12時間撹拌後、溶液を酢酸エチルで希釈し、LiCl(4%)水及び飽和NaHCO3で洗浄した。溶媒を蒸発後得られる粗生成物は、更に精製することなく次の反応工程に直接使用した。
収量:4.0g。
ii)(S)−4−アミノ−5−[4−(3−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−5−オキソ−ペンタン酸tert−ブチルエステル
60mlのEtOH中の4.00gの(S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−5−[4−(3−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−5−オキソ−ペンタン酸tert−ブチルエステルの溶液に、0.7gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)12時間撹拌した。反応混合物をセライトろ過し、そしてEtOHで洗浄した。表題化合物は、溶媒を蒸発させた後、更に精製することなく使用した。
収量:2.90g。
iii)(S)−4−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−[4−(3−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−5−オキソ−ペンタン酸
3mlのDMF中の80mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、48μlのDIPEA、74mgのHATU及び73mgの(S)−4−アミノ−5−[4−(3−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−5−オキソ−ペンタン酸tert−ブチルエステルを加えた。2時間撹拌後、飽和NaHCO3溶液を加え、そして混合物をchem elut(R)カートリッジに充填し、そして粗生成物をジクロロメタンで溶離した。溶液を5mlの容量に濃縮し、そして144μlのTFAの存在下で撹拌した。4時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、そのトリフルオロ酢酸塩として純生成物が生じた。
収量:28mg、MS(ES+):m/e=716。
実施例102:(S)−5−(4−ブトキシカルボニルアミノ−ピペリジン−1−イル)−4−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−オキソ−ペンタン酸
i)4−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル
50mlのジクロロメタン中の4.94gのピペリジン−4−イル−カルバミン酸tert−ブチルエステル、300mgのDMAP及び5.2mlのトリエチルアミンの溶液に、6.3mlのクロロギ酸ベンジルを0℃で滴下して加えた。8時間後、懸濁液をジクロロメタンで希釈し、半飽和NaHCO3及び0.1M HClで洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物はヘプタン中に懸濁し、上清溶液をデカントすると、生成物が無色固形物として生じた。
収量:7.9g。
ii)4−アミノ−ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステルヒドロトリフルオロアセタート
90mlのジクロロメタン中の4.4gの4−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステルの溶液を、10mlのTFAの存在下で3時間撹拌した。生成物は、溶媒を蒸発させた後得られ、さらに精製することなく使用した。
収量:7.6g。
iii)4−ブトキシカルボニルアミノ−ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル
100mlのジクロロメタン中の4.4gの4−アミノ−ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル ヒドロトリフルオロアセタート及び5.3mlのトリエチルアミンの溶液に、1.8mlのブチルクロロホルマートを0℃で滴下して加えた。懸濁液を12時間撹拌し、ジクロロメタンで希釈し、そして0.1M HCl及びNaHCO3水で洗浄した。粗生成物を、溶離剤として酢酸エチル/ヘプタン1:2を用いるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:1.8g(無色泡状物)。
iv)ピペリジン−4−イル−カルバミン酸ブチルエステル
60mlのEtOH中の1.8gの4−ブトキシカルボニルアミノ−ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステルの溶液に、200mgのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を、水素の雰囲気のもとで(1バール)2時間撹拌した。反応混合物をセライト・プラグろ過し、EtOHで洗浄し、溶媒を蒸発させた後、生成物が無色油状物として生じた。
収量:1.0g。
v)(S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−5−(4−ブトキシカルボニルアミノ−ピペリジン−1−イル)−5−オキソ−ペンタン酸tert−ブチルエステル
25mlのDMF中の0.79gのZ−L−グルタミン酸−γ−tert−ブチルエステルの溶液に、0.47gのピペリジン−4−イル−カルバミン酸ブチルエステル、1.1mlのN−エチルモルホリン及び0.8gのTOTUを加えた。室温で1時間撹拌後溶液を酢酸エチルで希釈し、LiCl(4%)水及び飽和NaHCO3で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、溶離剤として酢酸エチル/ヘプタン70:30を用いるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:0.91g。
vi)(S)−4−アミノ−5−(4−ブトキシカルボニルアミノ−ピペリジン−1−イル)−5−オキソ−ペンタン酸tert−ブチルエステル
10mlのEtOH中の0.91gの(S)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノ−5−(4−ブトキシカルボニルアミノ−ピペリジン−1−イル)−5−オキソ−ペンタン酸tert−ブチルエステルの溶液に、0.2gのPd/C(10%)を加え、懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)12時間撹拌した。反応混合物をセライトろ過し、EtOHで洗浄した。表題化合物は、溶媒を蒸発させた後更に精製することなく使用した。収量:0.67g。
vii)(S)−5−(4−ブトキシカルボニルアミノ−ピペリジン−1−イル)−4−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−オキソ−ペンタン酸
3mlのDMF中の80mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、48μlのDIPEA、74mgのHATU及び74mgの(S)−4−アミノ−5−(4−ブトキシカルボニルアミノ−ピペリジン−1−イル)−5−オキソ−ペンタン酸tert−ブチルエステルを加えた。2時間撹拌後、飽和NaHCO3溶液を加え、そして混合物をchem elut(R)カートリッジに充填し、粗生成物をジクロロメタンで溶離した。溶液を5mlの容量に濃縮し、144μlのTFAの存在下で撹拌した。4時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精
製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥するとそのトリフルオロ酢酸塩として純生成物が生じた。
収量:24mg、MS(ES+):m/e=724。
実施例103:(S)−5−[4−(3−クロロ−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−4−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−オキソ−ペンタン酸
i)(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステル1−メチルエステル
20mlのDMF中の1.1gの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、1mlのDIPEA、0.41gのHOBt、0.51gのEDC及び0.68gのH−Glu(OtBu)−OMe・塩酸塩を加えた。24時間撹拌後、溶液を濃縮し、ジクロロメタンを加え、そして引き続いてLiCl(4%)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3で抽出した。粗生成物を酢酸エチル/ヘプタン 50:50〜100:0 グラジエントを用いるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:1.88g(無色泡状物)。
ii)(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステル
12mlのTHF中の1.88gの(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステル1−メチルエステルの溶液に、73mgのLiOH(4mlの水中の溶液として)を加えた。2時間後、反応混合物をアンバーライトIR−120で中和し、ろ過し、メタノールで洗浄した。
収量:1.80g(無色油状物)。
iii)(S)−5−[4−(3−クロロ−ベンゾイル)−ピペリジン−1−イル]−4−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−オキソ−ペンタン酸
7mlのDMF中の150mgの(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの溶液に、62μlのDIPEA、95mgのHATU及び56mgの4−(3−クロロベンゾイル)−ピペリジンを加えた。12時間撹拌後、飽和NaHCO3溶液を加え、そして混合物をchem elut(R)カートリッジに充填し、粗生成物をジクロロメタンで溶離した。溶液を1mlの容量に濃縮し、そして100μlのTFAの存在下で撹拌した。4時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:135mg、MS(ES+):m/e=747。
実施例104:(S)−5−(4−ベンゾイル−ピペラジン−1−イル)−4−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−オキソ−ペンタン酸
表題化合物は、4−(3−クロロベンゾイル)−ピペリジンの代わりに1−ベンゾイルピペラジンが用いられたという点は相違させて、実施例103中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:134mg、MS(ES−):m/e=714。
実施例105:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリルアミノ]−ピペリジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、4−(3−クロロベンゾイル)−ピペリジンの代わりにエチル 4−アミノ−1−ピペリジンカルボキシラートが用いられたという点は相違させて、実施例103中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:35mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例106:(S)−5−(4−ベンゾイル−ピペリジン−1−イル)−4−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−オキソ−ペンタン酸
表題化合物は、4−(3−クロロベンゾイル)−ピペリジンの代わりに4−ベンゾイルピペリジン・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例103中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:100mg、MS(ES+):m/e=713。
実施例107:3−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリルアミノ]−ピロリジン−1−カルボン酸ブチルエステル
i)3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
10mlのジオキサン/水 1:1中の2.05gの3−アミノ−1−N−Boc−ピロリジン、1.85gのNaHCO3及び3.17gのN−(ベンジルオキシカルボニルオキシ)スクシンイミドの混合物を、室温で12時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、相分離させ、そして有機相を飽和NaHCO3及び塩水で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は更に精製することなく次の反応工程で使用した。
収量:3.21g。
ii)ピロリジン−3−イル−カルバミン酸ベンジルエステル ヒドロトリフルオロアセタート(hydrotrifluoracetate)
40mlのジクロロメタン中の3.21gの3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの溶液に、11mlのTFAを加えた。16時間後、溶液を蒸発させると、粗ヒドロトリフルオロアセタートが生じた。
収量:3.20g。
iii)3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−カルボン酸ブチルエステル
50mlのジクロロメタン中の3.20gのピロリジン−3−イル−カルバミン酸ベンジルエステル ヒドロトリフルオロアセタートの溶液に、0℃で3.7mlのトリエチルアミン及び1.3mlのブチルクロロホルマートを滴下して加えた。12時間撹拌後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、0.1M HCl、飽和NaHCO3及び塩水で洗浄した。こうして得られた粗生成物を溶離剤として酢酸エチル/ヘプタン 1:2を用いるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:467mg。
iv)3−アミノ−ピロリジン−1−カルボン酸ブチルエステル
10mlの酢酸エチル中の467mgの3−ベンジルオキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液を、水素の雰囲気のもとで(1バール)50mgのPd/C(10%)の存在下で12時間撹拌した。反応混合物をろ過し、酢酸エチルで洗浄し、そして濃縮すると、表題化合物が無色油状物として生じた。
収量:255mg。
v)3−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリルアミノ]−ピロリジン−1−カルボン酸ブチルエステル
5mlのDMF中の303mgの(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの溶液に、34μlのDIPEA、193mgのHATU及び103mgの3−アミノ−ピロリジン−1−カルボン酸ブチルエステルを加えた。12時間撹拌後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、LiCl(4%)水及び飽和NaHCO3で洗浄した。溶液を濃縮し、ジクロロメタンに溶解し、そして384μlのTFAの存在下で撹拌した。4時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:290mg、MS(ES+):m/e=710。
実施例108:(S)−5−(3−ブトキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−イル)−4−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−オキソ−ペンタン酸
i)3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル
10mlのジオキサン/水 1:1中の2.05gの3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)ピロリジン、1.85gのNaHCO3及び3.17gのN−(ベンジルオキシカルボニルオキシ)スクシンイミドの混合物を、室温で12時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、相分離させ、そして有機相を飽和NaHCO3及び塩水で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を更に精製することなく次の反応工程で使用した。収量:3.81g。
ii)3−アミノ−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル ヒドロトリフルオロアセタート
40mlのジクロロメタン中の3.21gの3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステルの溶液に、13mlのTFAを加えた.16時間後、溶液を蒸発させると、粗ヒドロトリフルオロアセタートが生じた。
収量:3.20g。
iii)3−ブトキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル
50mlのジクロロメタン中の3.00gの3−アミノ−ピロリジン−1−カルボン酸
ベンジルエステル ヒドロトリフルオロアセタートの溶液に、3.7mlのトリエチルアミン及び1.3mlのブチルクロロホルマートを0℃で滴下して加えた。12時間撹拌後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、0.1M HCl、飽和NaHCO3水及び塩水で洗浄した。こうして得られた粗生成物を溶離剤として酢酸エチル/ヘプタン 2:3を用いるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:648mg。
iv)ピロリジン−3−イル−カルバミン酸ブチルエステル
10mlの酢酸エチル中の467mgの3−ブトキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステルの溶液を、水素の雰囲気のもとで(1バール)、100mgのPd/C(10%)の存在下で12時間撹拌した。反応混合物をろ過し、酢酸エチルで洗浄し、そして濃縮すると、表題化合物が無色油状物として生じた。
収量:337mg。
v)(S)−5−(3−ブトキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−イル)−4−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−オキソ−ペンタン酸
5mlのDMF中の303mgの(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの溶液に、34μlのDIPEA、193mgのHATU及び103mgのピロリジン−3−イル−カルバミン酸ブチルエステルを加えた。12時間撹拌後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、LiCl(4%)水及び飽和NaHCO3水で洗浄した。溶液を濃縮し、2mlのジクロロメタンに溶解し、そして384μlのTFAの存在下で撹拌した。4時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると純生成物が生じた。
収量:229mg、MS(ES+):m/e=710。
実施例109:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(3−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)ピロリジン−1,3−ジカルボン酸 3−ベンジルエステル 1−tert−ブチルエステル
10mlのトルエン中の1.00gのBoc−1−ピロリジン−3−カルボン酸の溶液に、0.61mlのベンジルブロミド及び0.76mlのDBUを加えた。12時間撹拌後、反応混合物を水で洗浄し、そして溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、溶離剤として酢酸エチル/ヘプタン 1:3を用いるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:1.20g。
ii)ピロリジン−3−カルボン酸ベンジルエステル ヒドロトリフルオロアセタート
10mlのジクロロメタン中の1.20gのピロリジン−1,3−ジカルボン酸 3−ベンジルエステル 1−tert−ブチルエステルの溶液に、2.9mlのTFAを加えた。12時間撹拌後、反応混合物を濃縮し、そして残留物をトルエン(3×)で共蒸留(codistilled)すると、粗トリフルオロ酢酸塩が無色油状物として生じた。収量:1.20g。
iii)4−[(S)−2−({5−[2−(3−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
10mlのDMF中の1.14gの4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−カルボキシメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、719mgのHOBt、900mgのEDC、1.6mlのDIPEA及び1.50gのピロリジン−3−カルボン酸ベンジルエステル ヒドロトリフルオロアセタートを加えた。12時間撹拌後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、LiCl(4%)水及び飽和NaHCO3水で洗浄した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は更に精製することなく使用した。収量:2.32g。
iv)4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−({5−[2−(3−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
50mlの酢酸エチル中の2.32gの4−[(S)−2−({5−[2−(3−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、1.0gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)、24時間撹拌した。反応混合物をセライト・プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄し、そして濃縮した。収量:2.0g。
v)4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(3−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのDMF中の200mgの4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−({5−[2−(3−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、48μlのDIPEA、11mgのHATU及び20μlのシクロプロピルアミンを加えた。12時間撹拌後、飽和NaHCO3水溶液を加え、そして混合物をchem elut(R)カートリッジに充填し、粗生成物をジクロロメタンで溶離した。溶液を5mlの容量に濃縮し、そして324μlのTFAの存在下で撹拌した。14時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:30mg、MS(ES+):m/e=668。
実施例110:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[3−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにアミノメチルシクロプロパンが用いられたという点は相違させて、実施例109中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:60mg、MS(ES+):m/e=682。
実施例111:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(3−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにシクロブチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例109中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:65mg、MS(ES+):m/e=682。
実施例112:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[3−(2,2−ジフルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりに2,2−ジフルオロエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例109中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:60mg、MS(ES+):m/e=692。
実施例113:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[3−(2,2,2−トリフルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりに2,2,2−トリフルオロエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例109中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:35mg、MS(ES+):m/e=710。
実施例114:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[3−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりに2−フルオロエチルアミン・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例109中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:67mg、MS(ES+):m/e=674。
実施例115:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−ヒドロキシ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)4−((S)−4−ベンジルオキシ−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
10mlのDMF中の900mgの(S)−4−ベンジルオキシ−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−酪酸の溶液に、1.5mlのN−エチルモルホリン、0.43mlの1−エトキシカルボニルピペラジン及び955mgのTOTUを加えた。溶液を12時間撹拌し、その後酢酸エチルで希釈し、次いでLiCl(4%)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3で抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は更に精製することなく使用した。
収量:1.23g。
ii)4−((S)−2−アミノ−4−ベンジルオキシ−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル ヒドロトリフルオロアセタート
7mlのジクロロメタン中の1.23gの4−((S)−4−ベンジルオキシ−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、2mlのTFAを加えた。12時間撹拌後、溶媒を蒸発させると、粗トリフルオロ酢酸塩が無色油状物として得られた。
収量:1.30g。
iii)4−[(S)−4−ベンジルオキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
3mlのDMF中の355mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、356μlのDIPEA、328mgのHATU及び400mgの4−((S)−2−アミノ−4−ベンジルオキシ−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル ヒドロトリフルオロアセタートを加えた。12時間撹拌後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4%)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は更に精製することなく使用した。
収量:543mg。
iv)4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−ヒドロキシ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
15mlの酢酸エチル中の543mgの4−[(S)−4−ベンジルオキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、200mgのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(1バール)12時間撹拌した。反応混合物をろ過し、酢酸エチルで洗浄し、そして濃縮した。粗生成物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:178mg、MS(ES+):m/e=654。
実施例116:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−ヒドロキシ−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
i)(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−ペンタン酸ベンジルエステル
50mlのDMF中の2.5gの(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−ヒドロキシ−ペンタン酸ベンジルエステル(Diederichsen et al., Org. Biomol. Chem., 2005, 3, 1058中に述べられている手順に適応させることによって製造された)の溶液に、2.0mlのTBDPSCl、1.2mlのトリエチルアミン及び95mgのDMAPを加え、この結果生じる懸濁液を4日間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残留物を酢酸エチルに溶解し、そしてLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は、溶離剤としてヘプタン/酢酸エチル 12/1を用いるシリカクロマトグラフィーによって精製した。
収量:2.0g(無色油状物)。
ii)(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−ペンタン酸
40mlの酢酸エチル中の1.9gの(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−ペンタン酸ベンジルエステルの溶液に、200mgのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)16時間撹拌した。反応混合物をセライト・プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄し、そして濃縮した。
このようにして得られた生成物は、次の反応に用いた。収量:1.6g。
iii)4−[(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
8mlのDMF中の1.6gの(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−ペンタン酸の溶液に、1.7mlのN−エチルモルホリン、1.0gの1−ブトキシ−カルボニルピペラジン ヒドロトリフルオロアセタート及び1.1gのTOTUを加えた。この溶液を12時間撹拌し、その後、酢酸エチルで希釈し、次いでLiCl(4%)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3水で抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は更に精製することなく使用した。
収量:1.8g。
iv)4−[(S)−2−アミノ−5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル・塩酸塩
5mlのジオキサン及び5mlのHCl(4M(ジオキサン中))中の900mgの4−[(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液を、室温で3時間撹拌した。この後、反応混合物を(ポリスチリル−メチル)トリメチルアンモニウムビカルボナートで中和し、懸濁液をろ過し、酢酸エチルで洗浄し、そして洗浄溶液を蒸発させると粗生成物が生じた。収量:760mg。
v)4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
10mlのDMF中の194mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、195μlのDIPEA、135mgのEDC、108mgのHOBt及び255mgの4−[(S)−2−アミノ−5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル・塩酸塩を加えた。12時間撹拌後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4%)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は次の脱保護反応に用いられた。
収量:400mg。
vi)4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−ヒドロキシ−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
40mlのTHF中の400mgの4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、0.6mlのTBAF(1M(THF中))を加え、そして溶液を12時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をジクロロメタンに溶解し、そして水(3×)で抽出した。有機層を蒸発させ、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:45mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例117:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4,5−ジヒドロキシ−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)4−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ペンタ−4−エノイル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのDMF中の540mgのBoc−L−アリルグリシンの溶液に、0℃で0.32mlのN−エチルモルホリン、0.37mlのエトキシカルボニルピペラジン及び0.83gのTOTUをを加えた。溶液を1時間撹拌し、その後酢酸エチルで希釈し、次いでLiCl(4%)水、0.1M HCl及び半飽和NaHCO3水で抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は、更に精製することなく使用した。
収量:859mg。
ii)4−((S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−ペンタ−4−エノイル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのジクロロメタン及び1.6mlのTFA中の767mgの4−((S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ペンタ−4−エノイル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液を、2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物を4mlのジオキサン/水(1:1)に溶解し、そして661mgのNaHCO3及び688mgのN−(ベンジルオキシカルボニルオキシ)スクシンイミドを加えた。12時間後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして水、0.1M HCl及び半飽和NaHCO3水溶液で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は、溶離剤として酢酸エチル/ヘプタン 1:2〜2:1を用いるシリカクロマトグラフィーによって精製した。
収量:640mg。
iii)4−((S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4,5−ジヒドロキシ−ペンタノイル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
10mlのアセトン/水 (4/1)中の640mgの4−((S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−ペンタ−4−エノイル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、0℃で2.1mlのOsO4(2.5%w/w(t−BuOH中))及び567mgの4−メチルモルホリン−N−オキシド・一水和物を加えた。1時間後、固体NaHSO3を加え、懸濁液を5分間撹拌し、ろ過しそしてろ液を濃縮した。残留物をジクロロメタンに再び溶解し、NaHSO3(5%)水及び塩水で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は、次の反応工程に直接使用した。
収量:755mg。
iv)4−[(S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イル)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
10mlのジクロロメタン中の755mgの4−((S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4,5−ジヒドロキシ−ペンタノイル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、10mgのp−トルエンスルホン酸及び10mlの2,2−ジメトキシプロパンを加え、そして溶液を1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留物をジクロロメタンに溶解し、そして飽和NaHCO3水及び塩水で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は、次の反応工程に直接使用した。
収量:612mg。
v)4−[(S)−2−アミノ−3−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イル)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
15mlの酢酸エチル中の612mgの4−[(S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イル)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、200mgのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(1バール)12時間撹拌した。反応混合物をセライト・プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄し、濃縮し、そして粗生成物は、更に精製することなく使用した。
収量:344mg。
vi)4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イル)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
3mlのDMF中の120mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、50μlのDIPEA、111mgのHATU及び96mgの4−[(S)−2−アミノ−3−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イル)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルを加えた。12時間撹拌後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4%)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3水で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は次の脱保護反応に用いられた。
収量:238mg。
vii)4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4,5−ジヒドロキシ−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのMeOH中の15mgの4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−(2,2−ジメチル−[1,3]ジオキソラン−4−イル)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、5mgのピリジニウムp−トルエンスルホナートを加え、溶液を2時間撹拌した後真空で濃縮した。こうして得られたこの残留物を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:6mg、MS(ES+):m/e=684。
実施例118:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
i)ピペラジン−1,4−ジカルボン酸ブチルエステルtert−ブチルエステル
145mlのジクロロメタン中の10.9gのtert−ブチル 1−ピペラジンカルボキシラートの溶液に、17.8mlのトリエチルアミンを加えた。この溶液を0℃に冷却し、そして8.3mlのブチルクロロ−ホルマートをこの温度で滴下して加えた。1時間撹拌後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、そして0.1M HCl及び飽和NaHCO3で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は、次の反応工程に直接使用した。
収量:18.0g。
ii)ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル ヒドロトリフルオロアセタート
70mlのジクロロメタン中の18.0gのピペラジン−1,4−ジカルボン酸ブチルエステル tert−ブチルエステルの溶液に、23mlのTFAを加えた。12時間撹拌後、溶液を濃縮し、そして残留物をトルエンで2回共蒸留した。収量:18.5g。
iii)4−((S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
100mlのDMF中の9.06gの(S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの溶液に、5.00gのピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル ヒドロトリフルオロアセタート、13.7mlのN−エチルモルホリン及び8.8gのTOTUを加えた。12時間撹拌後、溶液を酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4%)水及び飽和NaHCO3で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は更に精製することなく使用した。
収量:15.8g。
iv)4−((S)−2−アミノ−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
60mlのエタノール中の15.8gの4−((S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、1.8gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)12時間撹拌した。反応混合物をセライト・プラグろ過し、エタノールで洗浄し、そして濃縮すると、粗生成物が生じ、これを溶離剤としてジクロロメタン/メタノール 90:10を用いるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:9.6g(無色油状物)。
v)4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−ヒドロキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
15mlのDMF中の2.75gの1−フェニル−3−カルボキシ−5−ピラゾロン及び5.00gの4−((S)−2−アミノ−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、2.06gのHOBt、4.5mlのDIPEA及び2.58gのEDCを加え、そして反応混合物を室温で12時間撹拌した。次いで反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl及びNaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして溶媒を減圧下で除去した。こうして得られた粗生成物を次の反応に用いた。収量:10.70g。
vi)4−{(S)−2−[(5−ベンジルオキシカルボニルメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
45mlのDMF中の7.00gの4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−ヒドロキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、2.1mlのブロモ酢酸ベンジル及び8.2gの炭酸セシウムを加えた。室温で12時間撹拌後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そしてLiCl(4% w/w)水及び飽和NaHCO3水で抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は、更には精製しなかった。
収量:7.02g(黄色がかった油状物)。
vii)4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−カルボキシメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
70mlの酢酸エチル中の7.02gの4−{(S)−2−[(5−ベンジルオキシカルボニルメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−4−カルボキシ−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、アルゴン下、0.7gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)16時間撹拌した。懸濁液をセライト(R)プラグろ過し、そして酢酸エチルで洗浄した。粗生成物は、溶媒を蒸発させた後得られた。
収量:5.4g(黄色がかった油状物)。
viii)4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
30mlのDMF中の2.50gの4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−カルボキシメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、621mgのHOBt、1.3mlのDIPEA、778mgのEDC及び981mgのL−プロリンベンジルエステル・塩酸塩を加えた。12時間撹拌後、溶媒を蒸発させ、残留物を酢酸エチルに溶解し、そして引き続いてLiCl(4% w/w)水及びNaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして溶媒を減圧下で除去した。こうして得られた粗生成物を次の反応に用いた。
収量:3.9g。
ix)4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
80mlの酢酸エチル中の3.9gの4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、アルゴン下、2gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもと(3バール)で24時間撹拌した。懸濁液をセライト(R)プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:2.6g。
x)4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸
ブチルエステル
5mlのDMF中の300mgの4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、66μlのDIPEA及び160mgのHATUを加えた。20分後、29μlのシクロプロピルアミンを加えた。12時間撹拌後、飽和NaHCO3溶液を加え、そして混合物をcheme elut(R)カートリッジに充填し、粗生成物をジクロロメタンで溶離した。溶液を5mlの容量に濃縮し、そして476μlのTFAの存在下で撹拌した。4時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:142mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例119:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにシクロブチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例118中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:168mg、MS(ES+):m/e=710。
実施例120:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルメチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにアミノメチルシクロプロパンが用いられたという点は相違させて、実施例118中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:174mg、MS(ES+):m/e=710。
実施例121:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2,2−ジフルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりに2,2−ジフルオロエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例118中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:135mg、MS(ES+):m/e=720。
実施例122:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりに2−フルオロエチルアミン・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例118中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:172mg、MS(ES+):m/e=702。
実施例123:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりに2,2,2−トリフルオロエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例118中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:182mg、MS(ES+):m/e=738。
実施例124:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロブチル−メチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、シクロプロピルアミンの代わりにN−メチル−N−シクロブチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例118中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:64mg、MS(ES+):m/e=723。
実施例125:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)(S)−4−ベンジルカルバモイル−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−酪酸ベンジルエステル
15mlのDMF中の1.00gの(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−ペンタン二酸1−ベンジルエステルの溶液に、0℃で1.24gのHATU、1.1mlのDIPEA及び0.32mlのベンジルアミンを加えた。12時間撹拌後、反応混合物を濃縮し、残留物をジクロロメタンに溶解し、そして引き続いてLiCl(4%)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3で抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は溶離剤として酢酸エチル/ヘプタン 1:1を用いるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:1.18g(無色非晶質固形物)。
ii)(S)−4−(4−ベンジル−2H−テトラゾール−5−イル)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−酪酸ベンジルエステル
16mlのアセトニトリル中の0.83gの(S)−4−ベンジルカルバモイル−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−酪酸ベンジルエステル及び1.28gのトリフェニルホスフィンの懸濁液に、0℃で1.00mlのジイソプロピルアゾジカルボキシラートを、そして2分後、0.67mlのトリメチルシリルアジドを10分間にわたって滴下して加えた。30分後、混合物を室温に温まるにまかせ、そして12時間撹拌した。混合物を0℃に冷却し、そして0.67mlの亜硝酸ナトリウム水溶液(2.9M)を加え、30分後、10mlの水中の1.07gの硝酸セリウムアンモニウムの溶液を加え、更に20分間撹拌した。この後、混合物を氷中に注ぎ、そしてジクロロメタンで2回抽出した。溶媒を蒸発させた後、こうして得られた粗生成物を酢酸エチル/ヘプタン 1:3〜1:2を用いて溶離するシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:786mg(無色針状物)
iii)(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−4−(2H−テトラゾール−5−イル)−酪酸
20mlの酢酸エチル中の786mgの(S)−4−(4−ベンジル−2H−テトラゾール−5−イル)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−酪酸ベンジルエステルの溶液に、1.0gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(1バール)48時間撹拌した。反応混合物をセライト(R)・プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄した。
収量:516mg(無色固形物)。
iv)4−[(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸 エチルエステル
2mlのDMF中の82mgの(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−4−(2H−テトラゾール−5−イル)−酪酸の溶液に、115mgのHATU、100μlのDIPEA及び44μlの1−エトキシカルボニル−ピペラジンを加えた。1時間後、溶液を濃縮し、そして残留物は、次の反応工程に直接使用した。
収量:120mg。
v)4−[(S)−2−アミノ−4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル ヒドロトリフルオロアセタート
1.5mlのジクロロメタン中の120mgの4−[(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、0.4mlのTFAを加えた。室温で2時間撹拌後、溶媒を除去し、そして残留物は、更に精製することなく使用した。
収量:130mg。
vi)4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
2mlのDMF中の126mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、160μlのDIPEA、116mgのHATU及び130mgの4−[(S)−2−アミノ−4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル ヒドロトリフルオロアセタートを加えた。30分後、反応混合物を濃縮し、得られた粗生成物を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:29mg、MS(ES+):m/e=706。
実施例126:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
i)4−[(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
5mlのDMF中の222mgの(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−4−(2H−テトラゾール−5−イル)−酪酸の溶液に、300mgのHATU、541μlのDIPEA及び245mgのピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル ヒドロトリフルオロアセタートを加えた。1時間後、溶液を濃縮し、ジクロロメタンを加え、そしてLiCl(4%)水溶液及び0.1M HClで洗浄した。こうして得られた粗生成物は、更に精製することなく次の反応工程で使用した
収量:360mg。
ii)4−[(S)−2−アミノ−4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル ヒドロトリフルオロアセタート
5mlのジクロロメタン中の360mgの4−[(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、0.5mlのTFAを加えた。室温で2時間撹拌後、溶媒を除去し、そして残留物は、更に精製することなく使用した。
収量:360mg。
iii)4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
5mlのDMF中の327mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、415μlのDIPEA、302mgのHATU及び360mgの4−[(S)−2−アミノ−4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル ヒドロトリフルオロアセタートを加えた。30分後、反応混合物を濃縮し、そして得られた粗生成物を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。収量:180mg、MS(ES+):m/e=734。
実施例127:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−エトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
2mlのジクロロメタン中の60mgの4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、20mgのEDC、13mgのDMAP及び26μlのエタノールを加えた。3時間後、反応混合物を濃縮し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:37mg、MS(ES+):m/e=710。
実施例128:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−シクロプロピルメトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、エタノールの代わりにシクロプロピルカルビノールが用いられたという点は相違させて、実施例127中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:40mg、MS(ES+):m/e=736。
実施例129:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−シクロヘキシルオキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、エタノールの代わりにシクロヘキサノールが用いられたという点は相違させて、実施例127中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:36mg、MS(ES+):m/e=764。
実施例130:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−シクロペンチルオキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、エタノールの代わりにシクロペンタノールが用いられたという点は相違させて、実施例127中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:35mg、MS(ES+):m/e=750。
実施例131:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−シクロブトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、エタノールの代わりにシクロブタノールが用いられたという点は相違させて、実施例127中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:30mg、MS(ES+):m/e=736。
実施例132:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−ベンジルオキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、エタノールの代わりにベンジルアルコールが用いられたという点は相違させて、実施例127中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:38mg、MS(ES+):m/e=772。
実施例133:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−プロポキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、エタノールの代わりにプロパノールが用いられたという点は相違させて、実施例127中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:34mg、MS(ES+):m/e=724。
実施例134:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−ブトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、エタノールの代わりにブタノールが用いられたという点は相違させて、実施例127中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:34mg、MS(ES+):m/e=738。
実施例135:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−イソブトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、エタノールの代わりにイソブタノールが用いられたという点は相違させて、実施例127中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:34mg、MS(ES+):m/e=738。
実施例136:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、エタノールの代わりにメタノールが用いられたという点は相違させて、実施例127中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:31mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例137:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−イソプロポキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、エタノールの代わりにシクロプロピルカルビノールが用いられたという点は相違させて、実施例127中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:288mg、MS(ES+):m/e=724。
実施例138:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−シクロペンチルメトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、エタノールの代わりにシクロペンチルメタノールが用いられたという点は相違させて、実施例127中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:655mg、MS(ES+):m/e=764。
実施例139:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(2,2−ジメチル−プロピオニルオキシメトキシカルボニル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
7mlのアセトン中の150mgの4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、40mgのクロロメチルピバラート、8mgのテトラブチルアンモニウムヨージド、72mgの炭酸セシウム及び61μlのトリエチルアミンを加えた。反応混合物を、アルゴン下で4時間還流した。更に40mgのクロロメチルピバラート、8mgのテトラブチルアンモニウムヨージド、72mgの炭酸セシウム及び61μlのトリエチルアミンを加え、そして懸濁液を、更に7時間還流した。反応混合物を濃縮し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:75mg、MS(ES+):m/e=796。
実施例140:4−((S)−2−{[5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−4−エトキシオキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
30mlのジクロロメタン中の1.60gの4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、526mgのEDC、335mgのDMAP及び676μlのエタノールを加えた。3時間後、反応混合物を濃縮し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:295mg、MS(ES+):m/e=728。
実施例141:4−((S)−2−{[5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−4−イソプロポキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、エタノールの代わりにイソプロパノールが用いられたという点は相違させて、実施例140中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:530mg、MS(ES+):m/e=742。
実施例142:4−((S)−2−{[5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−4−エトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
25mlのジクロロメタン中の1.50gの4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、481mgのEDC、306mgのDMAP及び617μlのエタノールを加えた。3時間後、反応混合物を 濃縮し、そして残留物を 分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:520mg、MS(ES+):m/e=746。
実施例143:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−エトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
22mlのジクロロメタン中の1.30gの4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、421mgのEDC、268mgのDMAP及び541μlのエタノールを加えた。3時間後、反応混合物を濃縮し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:550mg、MS(ES+):m/e=738。
実施例144:(R)−4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)(R)−2−メチル−ピペラジン−1,4−ジカルボン酸 4−tert−ブチルエステル 1−エチルエステル
10mlのジクロロメタン中の1.50gの(R)−4−N−Boc−2−メチル−ピペラジンの溶液に、0℃で2.29mlのトリエチルアミン及び0.72mlのクロロギ酸エチルを加えた。12時間後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、そして0.1M
HCl及び飽和NaHCO3水溶液で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:2.05g。
ii)(R)−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
15mlのジクロロメタン中の2.05gの(R)−2−メチル−ピペラジン−1,4−ジカルボン酸4−tert−ブチルエステル 1−エチルエステルの溶液を、11.2mlのTFAで処理し、この結果生じる溶液を12時間撹拌した。溶媒を真空で除去し、粗ヒドロトリフルオロアセタートをMeCN中の(ポリスチリルメチル)トリメチルアンモニウムビカルボナートで処理することによって、遊離アミンに変換した。
収量:1.45g。
iii)(R)−4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのDMF中の100mgの(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの溶液に、28μlのDIPEA、64mgのHATU及び29mgの(R)−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルを加えた。36時間撹拌後、溶液を濃縮し、残留物を1.5mlのジクロロメタンに溶解し、そして186μlのTFAで処理した。4時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。収量:70mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例145:(R)−4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)5−{2−[(S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチルエステル
20mlのDMF中の1.3gの5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチルエステルの溶液に、1.28gのHATU及び0.56mlのDIPEAを加えた。10分後、334mgの2−フルオロエチルアミン・塩酸塩を加えた。2時間後、更に100mgの2−フルオロエチルアミン・塩酸塩及び400mgのHATUを加えた。反応混合物を更に12時間撹拌し、その後、ジクロロメタンで希釈し、そしてLiCl(4%)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3で抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、溶離剤として酢酸エチル/ヘプタン 80:20〜酢酸エチル/ヘプタン 100:0を用いるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:1.5g(無色油状物)。
ii)5−[2−((S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
28mlのTHF及び7mlの水中の1.50gの5−[2−((S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチルエステルの溶液に、0℃で1.7mlのNaOH(2M)水溶液を少しずつ加えた。2時間後、溶液をアンバーライトIR−120イオン交換樹脂で中和し、ろ過し、そしてメタノールで洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:1.38g。
iii)(S)−2−({5−[2−((S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステル 1−メチルエステル
15mlのDMF中の950mgの5−[2−((S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、0.39mlのDIPEA、893mgのHATU及び596mgのH−Glu(OtBu)−OMe・塩酸塩を加えた。24時間撹拌後、溶液を濃縮し、ジクロロメタンを加え、そして引き続いてLiCl(4%)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3で抽出した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:1.3g。
iv)(S)−2−({5−[2−((S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステル
9mlのTHF中の1.30gの(S)−2−({5−[2−((S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステル 1−メチルエステルの溶液に、52mgのLiOH(3mlの水中の溶液として)を加えた。2時間後、反応混合物をアンバーライトIR−120で中和し、ろ過し、そしてメタノールで洗浄した。
収量:0.82g(無色油状物)。
v)(R)−4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのDMF中の81mgの(S)−2−({5−[2−((S)−2−(2−フルオロエチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの溶液に、22μlのDIPEA、52mgのHATU及び24mgの(R)−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルを加えた。24時間撹拌後、溶液を濃縮し、残留物を1.5mlのジクロロメタンに溶解し、そして300μlのTFAで処理した。16時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:60mg、MS(ES+):m/e=688。
実施例146:(R)−4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)5−{2−[(S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチルエステル
20mlのDMF中の1.3gの5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチルエステルの溶液に、1.28gのHATU及び0.56mlのDIPEAを加えた。10分後、0.29mlのアミノメチルシクロプロパンを加えた。12時間後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、そしてLiCl(4%)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3水で抽出した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は次の反応に用いた。収量:1.45g。
ii)5−[2−((S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
18mlのTHF及び5mlの水中の1.45gの5−[2−((S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチルエステルの溶液に、0℃で2.3mlのNaOH(2M)水溶液を少しずつ加えた。12時間後、溶液をアンバーライトIR−120イオン交換樹脂で中和し、ろ過し、そしてメタノールで洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:1.50g。
iii)(S)−2−({5−[2−((S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステル 1−メチルエステル
22mlのDMF中の1.50gの5−[2−((S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、0.60mlのDIPEA、1.38gのHATU及び923mgのH−Glu(OtBu)−OMe・塩酸塩を加えた。24時間撹拌後、溶液を濃縮し、ジクロロメタンを加え、そして引き続いてLiCl(4%)水溶液、0.1M HCl及び飽和NaHCO3で抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は、溶離剤としてDCM/MeOH 97:3を用いるシリカクロマトグラフィーによって精製した。
収量:2.0g。
iv)(S)−2−({5−[2−((S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステル
13mlのTHF中の2.0gの(S)−2−({5−[2−((S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステル 1−メチルエステルの溶液に、78mgのLiOH(4mlの水中の溶液として)を加えた。2時間後、反応混合物をアンバーライトIR−120で中和し、ろ過し、そしてメタノールで洗浄した。
収量:1.6g。
v)(R)−4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロプロピルメチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
6mlのDMF中の100mgの(S)−2−({5−[2−((S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの溶液に、28μlのDIPEA、64mgのHATU及び29mgの(R)−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルを加えた。16時間撹拌後、溶液を濃縮し、残留物を1.5mlのジクロロメタンに溶解し、560μlのTFAで処理した。16時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:65mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例147:(S)−4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)(S)−2−メチル−ピペラジン−1,4−ジカルボン酸 4−tert−ブチルエステル 1−エチルエステル
10mlのジクロロメタン中の1.50gの(S)−4−N−Boc−2−メチル−ピペラジンの溶液に、0℃で2.29mlのトリエチルアミン及び0.72mlのクロロギ酸エチルを加えた。12時間後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、0.1M HCl及び飽和NaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:2.05g。
ii)(S)−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
15mlのジクロロメタン中の2.05gの(S)−2−メチル−ピペラジン−1,4−ジカルボン酸4−tert−ブチルエステル 1−エチルエステルの溶液を、11.2mlのTFAで処理し、この結果生じる溶液を12時間撹拌した。溶媒を真空で除去し、そして粗ヒドロトリフルオロアセタートを、MeCN中の(ポリスチリルメチル)トリメチルアンモニウムビカルボナートで処理することによって遊離アミンに変換した。
収量:1.70g。
iii)(S)−4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのDMF中の100mgの(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの溶液に、28μlのDIPEA、64mgのHATU及び29mgの(S)−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルを加えた。36時間撹拌後、溶液を濃縮し、残留物を1.5mlのジクロロメタン中に溶解し、そして186μlのTFAで処理した。4時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:65mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例148:(S)−4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの代わりに(S)−2−({5−[2−((S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例147中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:100mg、MS(ES+):m/e=688。
実施例149:(S)−4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの代わりに(S)−2−({5−[2−((S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例147中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:70mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例150:(R)−4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)(R)−2−メチル−ピペラジン−1,4−ジカルボン酸 1−ベンジルエステル 4−tert−ブチルエステル
10mlのジオキサン/水 1/1中の2.4gの(R)−4−N−Boc−2−メチル−ピペラジン、3.5gのN−(ベンジルオキシカルボニル−オキシ)スクシンイミド及び2.0gのNaHCO3の混合物を、12時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、相分離させ、そして有機相を水、飽和NaHCO3水、0.1M HCl及び塩水で洗浄した。得られた粗生成物は、MgSO4上で乾燥後、溶媒を蒸発させ次の反応に用いた。
収量:4.3g。
ii)(R)−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル ヒドロトリフルオロアセタート
20mlのジクロロメタン中の4.3gの(R)−2−メチル−ピペラジン−1,4−ジカルボン酸 1−ベンジルエステル 4−tert−ブチルエステルの溶液を、10mlのTFAの存在下で16時間撹拌した。溶液を濃縮し、そして残留物をトルエンで2回共蒸留すると、粗ヒドロトリフルオロアセタートが生じた。
収量:6.1g。
iii)(R)−2−メチル−ピペラジン−1,4−ジカルボン酸1−ベンジルエステル
4−エチルエステル
17mlのジクロロメタン中の3.0gの(R)−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル ヒドロトリフルオロアセタートの溶液に、0℃で3.5mlのトリエチルアミン及び1.2mlのクロロギ酸エチルを加えた。12時間後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、そして0.1M HCl及び飽和NaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして得られた粗生成物を、蒸発後、溶離剤としてヘプタン/酢酸エチル 2/1を用いるシリカクロマトグラフィーによって精製した。
収量:3.0g。
iv)(R)−3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
48mlの酢酸エチル中の3.0gの(R)−2−メチル−ピペラジン−1,4−ジカルボン酸 1−ベンジルエステル 4−エチルエステル及び0.4gのPd/C(10%)の懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)12時間撹拌した。混合物をセライト・プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄し、そして洗浄溶液を集めて濃縮すると、表題化合物が無色油状物として生じた。
収量:1.5g。
v)(R)−4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのDMF中の100mgの(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの溶液に、28μlのDIPEA、64mgのHATU及び28mgの(R)−3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルを加えた。36時間撹拌後、溶液を濃縮し、残留物を1.5mlのジクロロメタンに溶解し、そして360μlのTFAで処理した。4時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。収量:75mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例151:(R)−4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−(2−フルオロエチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの代わりに(S)−2−({5−[2−((S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例150中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:55mg、MS(ES+):m/e=688。
実施例152:(R)−4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの代わりに(S)−2−({5−[2−((S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例150中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:65mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例153:(S)−4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)(S)−2−メチル−ピペラジン−1,4−ジカルボン酸 1−ベンジルエステル 4−tert−ブチルエステル
10mlのジオキサン/水1/1中の2.5gの(S)−4−N−Boc−2−メチル−ピペラジン、3.5gのN−(ベンジルオキシカルボニル−オキシ)スクシンイミド及び2.0gのNaHCO3の混合物を、12時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、相分離させ、そして有機相を水、飽和NaHCO3水溶液、0.1M HCl及び塩水で洗浄した。MgSO4上で乾燥し、溶媒を蒸発させた後、得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:4.3g。
ii)(S)−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル ヒドロトリフルオロアセタート
20mlのジクロロメタン中の4.3gの(S)−2−メチル−ピペラジン−1,4−ジカルボン酸 1−ベンジルエステル 4−tert−ブチルエステルの溶液を、10mlのTFAの存在下で16時間撹拌した。溶液を濃縮し、そして残留物をトルエンで2回共蒸留すると、粗ヒドロトリフルオロアセタートが生じた。収量:6.4g。
iii)(S)−2−メチル−ピペラジン−1,4−ジカルボン酸 1−ベンジルエステル 4−エチルエステル
17mlのジクロロメタン中の3.0gの(S)−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル ヒドロトリフルオロアセタートの溶液に、0℃で7.1mlのトリエチルアミン及び1.2mlのクロロギ酸エチルを加えた。12時間後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、0.1M HCl及び飽和NaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして蒸発後得られた粗生成物を、溶離剤としてヘプタン/酢酸エチル 2/1を用いるシリカクロマトグラフィーによって精製した。
収量:3.5g。
iv)(S)−3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
56mlの酢酸エチル中の3.5gの(S)−2−メチル−ピペラジン−1,4−ジカルボン酸 1−ベンジルエステル 4−エチルエステル及び0.4gのPd/C(10%)の懸濁液を、水素の雰囲気のもとで(3バール)12時間撹拌した。混合物をセライト・プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄し、そして洗浄溶液を集めて濃縮すると、表題化合物が無色油状物として生じた。
収量:1.6g。
v)(S)−4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのDMF中の100mgの(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの溶液に、28μlのDIPEA、63mgのHATU及び28mgの(S)−3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルを加えた。36時間撹拌後、溶液を濃縮し、残留物を1.5mlのジクロロメタンに溶解しそして360μlのTFAで処理した。4時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。収量:75mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例154:(S)−4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−(2−フルオロ−エチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの代わりに(S)−2−({5−[2−((S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例153中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:50mg、MS(ES+):m/e=688。
実施例155:(S)−4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの代わりに(S)−2−({5−[2−((S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例153中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:70mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例156:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸フェニルエステル
i)ピペラジン−1,4−ジカルボン酸 tert−ブチルエステル フェニルエステル
5mlのジクロロメタン中の1.0gのtert−ブチル 1−ピペラジンカルボキシラート及び1.5mlのトリエチルアミンの溶液に、0℃で0.8mlのフェニル クロロホルマートを加えた。12時間撹拌後、2mlの水を加え、そして混合物をchem Elute(R)カートリッジに充填した。ジクロロメタンで溶離すると、粗生成物が生じ、これを次の反応に用いた。
ii)ピペラジン−1−カルボン酸フェニルエステル ヒドロトリフルオロアセタート
粗ピペラジン−1,4−ジカルボン酸 tert−ブチルエステル フェニルエステルを、10mlのジクロロメタンに溶解し、そして4mlのTFAで処理した。12時間撹拌後、溶液を濃縮し、そして残留物をトルエンで2回共蒸留した。
収量:3.0g。
iii)4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸フェニルエステル
5mlのDMF中の100mgの(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの溶液に、55μlのDIPEA、64mgのHATU及び54mgのピペラジン−1−カルボン酸フェニルエステル ヒドロトリフルオロアセタートを加えた。36時間撹拌後、溶液を濃縮し、残留物を1.5mlのジクロロメタンに溶解し、そして190μlのTFAで処理した。4時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:40mg、MS(ES+):m/e=730。
実施例157:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−(2−フルオロエチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸フェニルエステル
表題化合物は、(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの代わりに(S)−2−({5−[2−((S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例156中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:55mg、MS(ES+):m/e=722。
実施例158:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸フェニルエステル
表題化合物は、(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの代わり
に(S)−2−({5−[2−((S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例156中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:60mg、MS(ES+):m/e=730。
実施例159:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル
5mlのDMF中の100mgの(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの溶液に、55μlのDIPEA、64mgのHATU及び56mgのピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステルを加えた。24時間撹拌後、溶液を濃縮し、残留物を1.5mlのジクロロメタン中に溶解し、そして360μlのTFAで処理した。4時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:44mg、MS(ES+):m/e=744。
実施例160:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−(2−フルオロエチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル
表題化合物は、(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの代わりに(S)−2−({5−[2−((S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例159中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:35mg、MS(ES+):m/e=736。
実施例161:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル
表題化合物は、(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの代わりに(S)−2−({5−[2−((S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例159中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:39mg、MS(ES+):m/e=744。
実施例162:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル
i)ピペラジン−1,4−ジカルボン酸 プロピルエステル tert−ブチルエステル
64mlのジクロロメタン中の5.0gのtert−ブチル 1−ピペラジンカルボキシラートの溶液に、8.2mlのトリエチルアミンを加えた。溶液を0℃に冷却し、そしてこの温度で、3.3mlのクロロギ酸プロピルプロピルを滴下して加えた。12時間撹拌後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、そして0.1M HCl及び飽和NaHCO3で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は次の反応工程に直接使用した。
収量:7.5g。
ii)ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル ヒドロトリフルオロアセタート
70mlのジクロロメタン中の7.5gのピペラジン−1,4−ジカルボン酸プロピルエステル tert−ブチルエステルの溶液に、10mlのTFAを加えた。36時間撹拌後、溶液を濃縮し、そして残留物をトルエンで2回共蒸留した。
収量:9.2g。
iii)4−((S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル
70mlのDMF中の8.8gのN(S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの溶液に、4.5gのピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル ヒドロトリフルオロアセタート、13.3mlのN−エチルモルホリン及び8.6gのTOTUを加えた。12時間撹拌後、溶液を酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4%)水及び飽和NaHCO3水で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は更に精製することなく使用した。
収量:15.1g。
iv)4−((S)−2−アミノ−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル
100mlの酢酸エチル中の15.8gの4−((S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステルの溶液に、0.4gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)12時間撹拌した。反応混合物をセライト・プラグろ過し、エタノールで洗浄し、そして濃縮すると粗生成物が生じ、次の反応に用いた。
収量:10.2g。
v)4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル
10mlのDMF中の808mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、800μlのDIPEA、450mgのHOBT、563mgのEDC及び700mgの4−((S)−2−アミノ−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステルを加えた。16時間撹拌後、混合物を濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶解し、そしてLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3水で洗浄した。この有機相を濃縮し、得られた残留物を、再び20mlのジクロロメタンに溶解し、そして3mlのTFA存在下で撹拌した。16時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そしてこの残留物のアリコート(200mg)を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥するとそのトリフルオロ酢酸塩として純生成物が生じた。
収量:70mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例163:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル
i)ピペラジン−1,4−ジカルボン酸 ベンジルエステル シクロブチルエステル
40mlのジクロロメタン中の2.6gのトリホスゲン及び1.7mlのシクロブタノールの溶液に、6.2mlのトリエチルアミンを0℃で滴下して加えた。30分後、4.4mlのベンジル 1−ピペラジンカルボキシラート及び3.2mlのトリエチルアミンを0℃で加えた。反応混合物を、16時間、室温に温まるにまかせた。過剰のトリホスゲンを、200mlの水中の2gのNaOHの溶液を加え、そして2時間撹拌することによって消失させた。層分離し、有機層をMgSO4上で乾燥し、そして濃縮した。こうして得られた粗生成物を、溶離剤としてヘプタン/酢酸エチル4/1〜2/1を用いるシリカクロマトグラフィーによって精製した。
収量:5.9g。
ii)ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル
50mlの酢酸エチル中の5.90gのピペラジン−1,4−ジカルボン酸 ベンジルエステル シクロブチルエステル及び0.25gのPd/C(10%)の懸濁液を、水素の雰囲気のもとで(3バール)12時間撹拌した。混合物をセライト・プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄し、そして洗浄溶液を集めて濃縮すると、表題化合物が無色油状物として生じた。
収量:3.3g。
iii)4−((S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル
50mlのDMF中の6.0gの(S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−ペンタン二酸 5−tert−ブチルエステルの溶液に、3.3gのピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル、9.1mlのN−エチルモルホリン及び5.9gのTOTUを加えた。12時間撹拌後、溶液を酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4%)水及び飽和NaHCO3水で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は更に精製することなく使用した。
収量:11.1g。
iv)4−((S)−2−アミノ−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル
80mlの酢酸エチル中の11.1gの4−((S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステルの溶液に、0.6gのPd/C(10%)を加え、懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)12時間撹拌した。反応混合物をセライト・プラグろ過し、エタノールで洗浄し、そして濃縮すると粗生成物が生じ、次の反応で用いた。
収量:7.2g。
v)4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル
10mlのDMF中の782mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、783μlのDIPEA、435mgのHOBT、545mgのEDC及び700mgの4−((S)−2−アミノ−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステルを加えた。16時間撹拌後、混合物を濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶解し、そしてLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3水で洗浄した。有機相を濃縮し、得られた残留物を再度20mlのジクロロメタンに溶解し、そして2mlのTFAの存在下で撹拌した。16時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、残留物のアリコート(200mg)を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥するとそのトリフルオロ酢酸塩として純生成物が生じた。
収量:90mg、MS(ES+):m/e=708。
実施例164:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)(S)−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−2−カルボン酸メチルエステルヒドロトリフルオロアセタート
10mlのジクロロメタン中の650mgの(S)−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸 1−tert−ブチルエステル 2−メチルエステルの溶液に、1.5mlのTFAを加えた。12時間撹拌後、溶液を濃縮すると、粗ヒドロトリフルオロアセタートが生じた。
ii)4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−({5−[2−((S)−4,4−ジフルオロ−2−メトキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸 エチルエステル
35mlのDMF中の1.2gの4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−カルボキシメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、278mgのHOAt、1.6gのEDC、1.1mlのDIPEA及び684mgの(S)−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−2−カルボン酸メチルエステル ヒドロトリフルオロアセタートを加えた。36時間後、混合物を酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして溶媒を減圧下で除去した。こうして得られた粗生成物を、溶離剤としてヘプタン/酢酸エチル40/60〜33/67を用いるシリカクロマトグラフィーによって精製した。
収量:881mg。
iii)4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
24mlのTHF及び6mlのH2O中の881mgの4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−({5−[2−((S)−4,4−ジフルオロ−2−メトキシ−カルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、0℃で30mgのLiOHを加えた。反応混合物を室温に温まるにまかせ、次いで3時間撹拌し、その後、アンバーライトIR−120を用いることによって酸性にした。反応混合物をろ過し、MeOHで洗浄し、そして洗浄溶液を集め、濃縮すると粗生成物が生じ次の反応に用いた。
収量:711mg。
iv)4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのDMF中の100mgの4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、24μlのDIPEA、53mgのHATU及び12μlのシクロブチルアミンを加えた。4時間撹拌後、混合物を酢酸エチルに溶解し、そしてLiCl(4% w/w)水及び飽和NaHCO3水で洗浄した。溶媒を蒸発させ、残留物を1.5mlのジクロロメタンに溶解し、そして300μlのTFAで処理した。34時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:43mg、MS(ES+):m/e=718。
実施例165:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピル(proyl)カルバモイル−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロブチルアミンの代わりにシクロプロピルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例164中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:28mg、MS(ES+):m/e=704。
実施例166:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−(シクロプロピル(proyl)メチル−カルバモイル)−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、シクロブチルアミンの代わりにアミノメチルシクロプロパンが用いられたという点は相違させて、実施例164中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:36mg、MS(ES+):m/e=718。
実施例167:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−オキソ−2−(2−チオフェン−2−イル−ピロリジン−1−イル)−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
8mlのDMF中の250mgの4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−カルボキシメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、58mgのHOAt、162mgのHATU、0.22mlのDIPEA及び65mgの2−チオフェン−2−イル−ピロリジンを加えた。16時間後、混合物を酢酸エチルで希釈し、そして引き続いてLiCl(4% w/w)水及び飽和NaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、溶媒を減圧下で除去し、そして得られた残留物を再度8mlのジクロロメタンに溶解し、そして1.2mlのTFAの存在下で撹拌した。16時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そしてこうして得られた粗生成物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥するとそのトリフルオロ酢酸塩として純生成物が生じた。
収量:137mg、MS(ES+):m/e=667。
実施例168:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(2−フラン−2−イル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]
−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、2−チオフェン−2−イル−ピロリジンの代わりに2−フラン−2−イル−ピロリジン・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例167中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:57mg、MS(ES+):m/e=651。
実施例169:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[2−(5−メチル−フラン−2−イル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、2−チオフェン−2−イル−ピロリジンの代わりに2−(5−メチル−フラン−2−イル)−ピロリジン オキサラートが用いられたという点は相違させて、実施例167中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:15mg、MS(ES+):m/e=665。
実施例170:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−オキソ−2−((S)−2−フェニル−ピロリジン−1−イル)−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、2−チオフェン−2−イル−ピロリジンの代わりに(S)−2−フェニル−ピロリジンが用いられたという点は相違させて、実施例167中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:41mg、MS(ES+):m/e=661。
実施例171:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(4−メチル−オキサゾール−2−イル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)(S)−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸 1−ベンジルエステル 2−(2−オキソ−プロピル)エステル
20mlのジクロロメタン中の2.0gのZ−Pro−OHの溶液に、0.58mlのヒドロキシル−アセトン及び10mgのDMAPを加えた。溶液を0℃に冷却し、そして20mlのジクロロメタン中の1.7gのDCCの溶液を滴下して加えた。懸濁液を室温に、16時間温まるにまかせ、その後、セライトの短い小片(plug)上でろ過した。反応混合物をジクロロメタンで洗浄し、そして洗浄溶液を集め、蒸発させた。こうして得られた残留物を、溶離剤としてヘプタン/酢酸エチル 1:1を用いるシリカクロマトグラフィーによって精製した。
収量:1.95g。
ii)(S)−2−(4−メチル−オキサゾール−2−イル)−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル
10mlのAcOH中の412mgの(S)−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸 1−ベンジルエステル 2−(2−オキソ−プロピル)エステルの溶液に、978mgの酢酸アンモニウムを加え、そして溶液をマイクロウェーブ中、160℃で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製して、対応する生成物フラクションを凍結乾燥すると、100mgの表題化合物及び100mgの(S)−2−(4−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステルが生じた。
iii)4−メチル−2−(S)−ピロリジン−2−イル−オキサゾール
5mlのEtOH中の100mgの(S)−2−(4−メチル−オキサゾール−2−イル)−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステルの溶液を、15mgのPd/C(10%)の存在下で、水素の雰囲気のもとで(1バール)2時間撹拌した。反応混合物をセライト・プラグろ過し、EtOHで洗浄した。溶媒を蒸発させることによって、生成物が無色油状物として生じた。
収量:36mg。
iv)4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(4−メチル−オキサゾール−2−イル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、2−チオフェン−2−イル−ピロリジンの代わりに4−メチル−2−(S)−ピロリジン−2−イル−オキサゾールが用いられたという点は相違させて、実施例167中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:30mg、MS(ES+):m/e=666。
実施例172:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(4−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)4−メチル−2−(S)−ピロリジン−2−イル−1H−イミダゾール
5mlのEtOH中の100mgの(S)−2−(4−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステルの溶液を、15mgのPd/C(10%)の存在下で、水素の雰囲気のもとで(1バール)2時間撹拌した。反応混合物をセライト・プラグろ過し、EtOHで洗浄した。溶媒を蒸発させることによって、生成物が無色油状物として生じた。
収量:54mg。
ii)4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(4−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、2−チオフェン−2−イル−ピロリジンの代わりに4−メチル−2−(S)−ピロリジン−2−イル−1H−イミダゾールが用いられたという点は相違させて、実施例167中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:19mg、MS(ES+):m/e=665。
実施例173:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)(S)−1−ベンジル−ピロリジン−2−カルボン酸メチルエステル
40mlのジクロロメタン中の3.6gのH−Pro−OMe・塩酸塩の懸濁液に、6.7mlのトリエチルアミンを加えた。5分後、この反応混合物をセライト・プラグろ過し、ジクロロメタンで洗浄し、そしてろ液を3.1mlのベンジルブロミドで処理した。12時間撹拌後、反応混合物を飽和NaHCO3水溶液で洗浄し、そして溶媒を蒸発させた後得られた残留物を、溶離剤として酢酸エチル/ヘプタン 1/7を用いるシリカクロマトグラフィーによって精製した。
収量:2.9g(無色油状物)。
ii)1−((S)−1−ベンジル−ピロリジン−2−イル)−ブタン−1,3−ジオン 3−オキシム
0℃で、12.5mlのBuLi(1.6M(ヘキサン中))に、8mlのTHF中の0.73gのアセトンオキシムの溶液を加えた。30分後、5mlのTHF中の1.0gの(S)−1−ベンジル−ピロリジン−2−カルボン酸メチルエステルの溶液を、この温度で、20分にわたって滴下して加えた。この結果生じた懸濁液を、0℃で、更に3時間撹拌し、その後、21mlの3M HClにカニューレを挿入した。相分離し;水相を、固体NaHCO3を用いてpH8にし、そしてジクロロメタン(3×)で抽出すると、粗生成物が生じた。
収量:1.3g(E/Z異性体の混合物)
iii)5−((S)−1−ベンジル−ピロリジン−2−イル)−3−メチル−イソオキサゾール
50mlのジクロロメタン中の878mgの1−((S)−1−ベンジル−ピロリジン−2−イル)−ブタン−1,3−ジオン 3−オキシムの溶液に、0℃で、0.52mlのメタンスルホニルクロリド及び0.94mlのトリエチルアミンを加えた。溶液を、5時間以内で室温に温まるにまかせた。反応混合物を1M HCl(3×)で抽出し、水性抽出物を、固体NaHCO3で中和し、そしてジクロロメタンで抽出(3×)すると、粗生成物が生じ、これを、溶離剤として酢酸エチル/ヘプタン 1/2を用いるシリカクロマトグラフィーによって精製した。
収量:285mg。
iv)3−メチル−5−(S)−ピロリジン−2−イル−イソオキサゾール ヒドロトリフルオロアセタート
39mlの1,2−ジクロロエタン中の260mgの5−((S)−1−ベンジル−ピロリジン−2−イル)−3−メチル−イソオキサゾールの溶液に、0℃で0.12mlのクロロギ酸1−クロロエチル(1-chloroethylchlorodformate)を加えた。10分後、反応混合物を85℃で温まるにまかせ、溶液を4時間還流した。反応混合物を濃縮し、そして得られた残留物を26mlのMeOHに溶解し、そして50℃で45分間撹拌した。溶媒を減圧下で蒸発させた後、得られた残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥するとそのトリフルオロ酢酸塩として純生成物が生じた。
収量:10mg。
v)4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、2−チオフェン−2−イル−ピロリジンの代わりに3−メチル−5−(S)−ピロリジン−2−イル−イソオキサゾール ヒドロトリフルオロアセタートが用いられたという点は相違させて、実施例167中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:8mg、MS(ES+):m/e=666。
実施例174:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(3−メチル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)(S)−2−(3−メチル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル
4mlのDMF中の122mgのZ−Pro−OHの溶液に、5mlのDMF中の325mgの1,1’−カルボニルジイミダゾールを加え、溶液を室温で30分間撹拌し、その後、3mlのDMF中の148mgのアセトアミドオキシムの溶液を加えた。反応混合物を12時間撹拌し、その後、325mgの1,1’−カルボニルジイミダゾールを加え、そして混合物を115℃で、5時間撹拌した。次いで、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そしてLiCl(4% w/w)水溶液、飽和NaHCO3水溶液及び0.1M HClで洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は更に精製することなく次の反応工程で使用した。
収量:337mg。
ii)3−メチル−5−(S)−ピロリジン−2−イル−[1,2,4]オキサジアゾール
10mlのTFA中の150mgの(S)−2−(3−メチル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステルの溶液に、3mlのチオアニソールを加え、そして溶液を室温で5時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、そして残留物をトルエン(2×)で共蒸留すると、粗生成物が生じた。
iii)4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(3−メチル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、2−チオフェン−2−イル−ピロリジンの代わりに3−メチル−5−(S)−ピロリジン−2−イル−[1,2,4]オキサジアゾールヒドロトリフルオロアセタートが用いられたという点は相違させて、実施例167中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:104mg、MS(ES+):m/e=667。
実施例175:4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−フルオロ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル
i)2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−フルオロ−酪酸
4mlのジオキサン及び4mlの水中の500mgの2−アミノ−3−フルオロ酪酸の溶液に、694mgのNaHCO3を加えた。12時間撹拌後、これを2N HClを用いて酸性にし、pH2にし、そしてジクロロメタンで希釈した。有機層を分離し、塩水で洗浄し、そしてMgSO4上で乾燥した。溶媒を蒸発させると、粗生成物が生じ、更に精製
することなく使用した。
収量:1.51g。
ii)ピペラジン−1,4−ジカルボン酸 プロピルエステル ベンジルエステル
100mlのジクロロメタン中の15.0gのベンジル 1−ピペラジンカルボキシラートの溶液に、20.7mlのトリエチルアミンを加えた。溶液を0℃に冷却し、そして8.4mlのクロロギ酸プロピルをこの温度で滴下して加えた。1時間撹拌後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、そして0.1M HCl及び飽和NaHCO3で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、酢酸エチル/ヘプタン グラジエントを用いるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:19.3g。
iii)ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル
200mlのエタノール中の19.3gのピペラジン−1,4−ジカルボン酸プロピルエステル ベンジルエステルの溶液に、2.0gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)3時間撹拌した。反応混合物をセライト・プラグろ過し、エタノールで洗浄し、そして濃縮すると、粗生成物が生じ、次の反応に用いた。
収量:10.5g。
iv)4−(2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−フルオロ−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル
3mlのDMF中の500mgの2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−フルオロ−酪酸の溶液に、310mgの1−プロポキシカルボニルピペラジン、0.50mlのN−エチルモルホリン及び643mgのTOTUを加えた。12時間撹拌後、酢酸エチルで希釈し、そしてLiCl(4% w/w)水、NaHCO3水、0.1M HCl及び塩水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして濃縮すると、この粗カップリング生成物が提供され、これは更に精製することなく次の工程で使用した。収量:591mg。
v)4−(2−アミノ−3−フルオロ−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル
20mlのエタノール中の591mgの4−(2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−フルオロ−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステルの溶液に、0.1gのPd/C(10%)を加え、懸濁液を水素の雰囲気のもとで(1バール)1時間撹拌した。反応混合物をセライト・プラグろ過し、エタノールで洗浄し、そして濃縮すると粗生成物が生じ、次の反応に用いた。
収量:347mg。
vi)4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−フルオロ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル
4mlのDMF中の150mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、138mgのHATU、124μlのDIPEA及び100mgの4−(2−アミノ−3−フルオロ−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステルを加えた。12時間撹拌後、飽和NaHCO3溶液(1.5ml)を加え、そして混合物をchem elute(R)カートリッジに通し、DCMを用いて溶離させた。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:115mg、MS(ES+):m/e=670。
実施例176:4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−フルオロ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステルの代わりにピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例275中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:113mg、MS(ES+):m/e=684。
実施例177:4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
2mlのジクロロメタン中の100mgの4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、300μlのTFAを加えた。12時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:63mg、MS(ES+):m/e=665。
実施例178:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−ヒドロキシ−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
i)(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−ヒドロキシ−ペンタン酸ベンジルエステル
100mlのTHF中の7.0gのBoc−Glu−OBnの溶液に、アルゴン下、2.9mlのN−エチルモルホリン及び3.0mlのイソブチル クロロホルマートを−10℃で滴下して加えた。反応混合物を10分間撹拌し、その後、2.4gの水素化ホウ素ナトリウムを加えた。メタノール(400ml)を、この温度で70分間にわたりゆっくり加えた。これを更に室温で30分間撹拌し、その後1N HClを用いて中和した。混合物を濃縮し、酢酸エチルに溶解し、1N HCl及び塩水で洗浄したた。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、酢酸エチル/ヘプタン グラジエントを用いるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:5.3g。
(ii)(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−ペンタン酸ベンジルエステル
(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−ヒドロキシ−ペンタン酸ベンジルエステル(2.5g)を、50mlのDMFに溶解し、そして2.0mlのtert−ブチルジフェニルクロロシラン、1.2mlのトリエチルアミン及び95mgのDMAPで処理した。12時間撹拌後、等量部(equivalent portions)の試薬を加え、そして混合物を更に12時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶解し、そしてLiCl(4%)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3水で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、酢酸エチル/ヘプタン グラジエントを用いるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:2.0g。
(iii)(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−ペンタン酸
40mlの酢酸エチル中の1.92gの(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−ペンタン酸ベンジルエステルの溶液に、アルゴン下、0.2gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)16時間撹拌した。懸濁液をセライト(R)プラグろ過し、そして酢酸エチルで洗浄した。この溶媒を蒸発させた後に、粗生成物が得られた。
収量:1.61g(無色油状物)。
(iv)4−[(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
8mlのDMF中の1.61gの(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−ペンタン酸の溶液に、1.02gのピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル ヒドロトリフルオロアセタート、1.7mlのN−エチルモルホリン及び1.1gのTOTUを加えた。12時間撹拌後、溶液を酢酸エチルで希釈し、引き続いてLiCl(4%)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3水で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は、更に精製することなく使用した。
収量:1.80g。
(v)4−[(S)−2−アミノ−5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル・塩酸塩
5mlのジオキサン中の900mgの4−[(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、ジオキサン(4M)中の5mlのHClを加えた。2.5時間後、変換が完了し、そして反応混合物を、塩基性イオン交換樹脂III(Merck)を用いて中和し、ろ過し、そして濃縮した。
収量:760mg。
vi)4−[(S)−5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
10mlのDMF中の195mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、108mgのHOBt、135mgのEDC及び0.2mlのDIPEAを加えた。20分後、255mgの4−[(S)−2−アミノ−5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル・塩酸塩を加え、そして混合物を12時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、そしてLiCl(4%)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3水で洗浄した。こうして得られた粗生成物は、次の変換のために十分な純度であった。
収量:400mg。
(vii)4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−ヒドロキシ−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
40mlのTHF中の400mgの4−[(S)−5−(tert−ブチル−ジフェニル−シラニルオキシ)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、0.6mlのTBAF(1M(THF中))を加え、そして混合物を室温で12時間撹拌した。これを濃縮し、残留物をDCMに溶解し、そして水(3×)で洗浄した。溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:45mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例179:4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)5−ヒドロキシ−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチルエステル
120mlの酢酸中の6.83gの4−(トリフルオロメチル)フェニルヒドラジン及び9.05gのオキサル酢酸ジエチルナトリウム塩の溶液を、100℃で2時間撹拌した。析出した生成物をろ過し、トルエンで2回共蒸留し、そしてヘプタン/酢酸エチル 3:1で懸濁した。懸濁液を再びろ過し、そして得られた粗生成物を真空中で乾燥した。
収量:7.43g。
ii)5−ヒドロキシ−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸
20mlのTHF及び6mlの水中の4.00gの5−ヒドロキシ−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチルエステルの溶液に、480mgのLiOHを加えた。12時間後、更に2mlの2N NaOHを加え、エステル加水分解を完了させた。有機溶媒を真空で除去し、水相を酢酸エチルで1回抽出し、そして水相を、6M HClを用いて酸性にした。得られた懸濁液をろ過し、そしてろ液を、NaClで飽和させ、その後、酢酸エチルで抽出した。溶媒を蒸発させた後得られた残留物は、ろ過後粗生成物と混ぜ合わせ、これは次の変換に十分な純度であることが判明した。
収量:3.11g。
iii)4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−ヒドロキシ−1−(4−トリフルオロメチル)フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
25mlのDMF中の3.01gの5−ヒドロキシ−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボン酸及び3.80gの4−((S)−2−アミノ−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、1.51gのHOAT、2.12gのEDC及び4.2mlのDIPEAを加え、反応混合物を室温で12時間撹拌した。次いで反応混合物を酢酸エチルで希釈し、引き続いてLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl及びNaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして溶媒を減圧下で除去した。こうして得られた粗生成物を、ジクロロメタン/メタノール グラジエントを
用いるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:4.41g。
iv)4−{(S)−2−[(5−ベンジルオキシカルボニルメトキシ−1−(4−トリフルオロメチル)フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
20mlのDMF中の4.41gの4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−ヒドロキシ−1−(4−トリフルオロメチル)フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、1.17mlのブロモ酢酸ベンジル及び4.81gの炭酸セシウムを加えた。室温で48時間撹拌後、懸濁液をセライト・プラグろ過し、ろ液を酢酸エチルで希釈し、そしてLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl及びNaHCO3水で抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は、n−ヘプタン/酢酸エチル グラジエントを用いて溶離するシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:2.41g(黄色がかった非晶質固形物)。
v)4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−カルボキシメトキシ−1−(4−トリフルオロメチル)フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
25mlのEtOH中の2.41gの4−{(S)−2−[(5−ベンジルオキシカルボニルメトキシ−1−(4−トリフルオロメチル)フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、アルゴン下、0.3gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)16時間撹拌した。懸濁液をセライト(R)プラグろ過し、EtOHで洗浄した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物を真空のもとで、40℃で24時間乾燥した。
収量:2.02g(無色固形物)。
(vi)4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(4−トリフルオロメチル)フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
14mlのDMF中の2.02gの4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−カルボキシメトキシ−1−(4−トリフルオロメチル)フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、471mgのHOBt、1.3mlのDIPEA及び744mgのL−プロリンベンジルエステル・塩酸塩を室温で加えた。次いで590mgのEDCを少しずつ加え、そして溶液を12時間にわたって撹拌した。溶媒を蒸発させ、残留物を酢酸エチルに溶解し、引き続いてLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl、NaHCO3水及び塩水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして溶媒を減圧下で除去した。こうして得られた粗生成物は、次の反応に用いた。
収量:2.72g(非晶質固形物)。
(vii)4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(4−トリフルオロメチル)フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸 エチルエステル
25mlの酢酸エチル中の2.72gの4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−ベンジルオキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(4−トリフルオロメチル)フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−tert−ブトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、アルゴン下0.3gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)24時間撹拌した。懸濁液をセライト(R)プラグろ過し、そして酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は次の反応に用いた。
収量:2.15g。
viii)4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(4−トリフルオロメチル)フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
4mlのDMF中の300mgの4−[(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(4−トリフルオロメチル)フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、102μlのDIPEA及び152mgのHATUを加えた。20分後、34μlのシクロブチルアミンを加え、そして反応混合物を12時間撹拌した。ジクロロメタンで希釈後、反応混合物をLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl及びNaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして溶媒を減圧下で除去した。粗生成物を、3mlのDCMに溶解し、そして365μlのTFAで処理した。12時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:42mg、MS(ES+):m/e=750。
実施例180:4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(3−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)(S)−2−(3−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル
6mlのDMF中の500mgのZ−Pro−OHの溶液に、2mlのDMF中の325mgの1,1’−カルボニルジイミダゾールの溶液を加えた。30分撹拌後、2mlのDMF中の201mgのN−ヒドロキシ−シクロプロパンカルボキサミジンを加え、そして溶液を12時間室温で、LCMSが完全な中間体、O−アシルアミドオキシムへの変換を示すまで撹拌した。更に325mgのCDIを加え、そして混合物を115℃で5時間撹拌した。これを酢酸エチルで希釈し、LiCl(4% w/w)水、NaHCO3水及び0.1M HClで抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして濃縮すると、粗生成物が無色油状物として得た。
収量:228mg。
ii)3−シクロプロピル−5−(S)−ピロリジン−2−イル−[1,2,4]オキサジアゾール
228mgの(S)−2−(3−シクロプロピル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル、15mlのTFA及び4mlのチオアニソールの混合物を、室温で12時間撹拌した。これを濃縮し、そしてトルエンで完全に共蒸留すると粗アミンが無色油状物として生じた。
収量:130mg。
iii)4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(3−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
7mlのDMF中の213mgの4−{(S)−4−tert−ブトキシカルボニル−2−[(5−カルボキシメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、138mgのHATU、50mgのHOAT、0.19mlのDIPEA及び65mgの3−シクロプロピル−5−(S)−ピロリジン−2−イル−[1,2,4]オキサジアゾールを加えた。これを濃縮し、残留物をジクロロメタンに溶解し、そしてLiCl(4% w/w)水溶液、NaHCO3水溶液及び0.1M HClで抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして濃縮すると、粗カップリング生成物を無色油状物として得た。後者を、10mlのDCMに溶解し、403μlのTFAで処理した。12時間撹拌後、溶媒を減圧下で除去し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:30mg、MS(ES+):m/e=692。
実施例181:4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−酢酸tert−ブチルエステル
46mlのDMF中の920mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、342mgのHOBt、428mgのEDC、0.78mlのDIPEA及び374mgのグリシンtert−ブチルエステル・塩酸塩を加えた。12時間撹拌後、これを濃縮し、そして残留物をジクロロメタンに溶解した。これをLiCl(4% w/w)水、NaHCO3水及び0.1M HClで抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして濃縮すると、粗カップリング生成物を無色油状物として得た。収量:1.12g。
ii)({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−酢酸
20mlのジクロロメタン中の1.33gの({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−酢酸tert−ブチルエステルの溶液に、3.8mlのTFAを加えた。5時間撹拌後、これを濃縮し、トルエンで2回共蒸留すると粗生成物が生じた。
収量:1.58g。
iii)4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
2mlのDMF中の100mgの({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−酢酸の溶液に、0.15mlのDIPEA、81mgのHATU及び0.03mlの1−エトキシカルボニルピペラジンを加えた。1時間撹拌後、これをジクロロメタンで希釈し、そしてLiCl(4% w/w)水、NaHCO3水及び0.1M HCl抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物を生じた。
収量:25mg、MS(ES+):m/e=607。
実施例182:4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、1−エトキシカルボニルピペラジンの代わりに1−ブトキシカルボニルピペラジン ヒドロトリフルオロアセタートが用いられたという点は相違させて、実施例181中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:8mg、MS(ES+):m/e=638。
実施例183:4−[(R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)(R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオン酸tert−ブチルエステル
5mlのDMF中の500mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、186mgのHOBt、232mgのEDC、0.50mlのDIPEA及び220mgのD−Ala−OtBu×HClを加えた。12時間撹拌後、これを濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶解した。これをLiCl(4% w/w)水、NaHCO3水及び0.1M HClで抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして濃縮すると、粗カップリング生成物を無色油状物として得た。
収量:745mg。
ii)(R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオン酸
5mlのジクロロメタン中の745mgの(R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオン酸tert−ブチルエステルの溶液に、1.6mlのTFAを加えた。6時間撹拌後、これを濃縮し、トルエンで2回共蒸留すると粗生成物が生じた。
収量:770mg。
iii)4−[(R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
3mlのDMF中の190mgの(R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオン酸の溶液に、0.27mlのDIPEA、150mgのHATU及び0.06mlの1−エトキシカルボニルピペラジンを加えた。1時間撹拌後、これをジクロロメタンで希釈し、そしてLiCl(4% w/w)水、NaHCO3水及び0.1M HClで抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物を生じた。
収量:60mg、MS(ES+):m/e=624。
実施例184:4−[(R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、1−エトキシカルボニルピペラジンの代わりに1−ブトキシカルボニルピペラジン ヒドロトリフルオロアセタートが用いられたという点は相違させて、実施例183中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:56mg、MS(ES+):m/e=652。
実施例185:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオン酸tert−ブチルエステル
5mlのDMF中の500mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、186mgのHOBt、232mgのEDC、0.50mlのDIPEA及び220mgのL−Ala−OtBu×HClを加えた。12時間撹拌後、これを濃縮し、残留物を酢酸エチルに溶解した。これを、LiCl(4% w/w)水、NaHCO3水及び0.1M HClで抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして濃縮すると、粗カップリング生成物を無色油状物として得た。
収量:634mg。
ii)(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオン酸
5mlのジクロロメタン中の634mgの(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオン酸tert−ブチルエステルの溶液に、0.8mlのTFAを加えた。6時間撹拌後、これを濃縮し、そしてトルエンで2回共蒸留すると粗生成物が生じた。
収量:905mg。
iii)4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
4mlのDMF中の225mgの(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオン酸の溶液に、0.32mlのDIPEA、177mgのHATU及び0.07mlの1−エトキシカルボニル−ピペラジンを加えた。1時間撹拌後、これをジクロロメタンで希釈し、LiCl(4% w/w)水、NaHCO3水そして0.1M HClで抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:67mg、MS(ES+):m/e=624。
実施例186:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、1−エトキシカルボニルピペラジンの代わりに1−ブトキシカルボニルピペラジン ヒドロトリフルオロアセタートが用いられたという点は相違させて、実施例185中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:45mg、MS(ES+):m/e=652。
実施例187:4−{(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−[(2,2−ジフルオロ−シクロプロパンカルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)4−[(S)−4−アミノ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
10mlのMeCN中の362mgの4−[(S)−4−アミノ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル ヒドロトリフルオロアセタートの溶液を、(ポリスチリルメチル)トリメチルアンモニウム ビカルボナート(3当量)の存在下、10分間振とうした。これをろ過すして、溶媒を蒸発させた後、純粋なアミンが生じた。収量:295mg。
ii)4−{(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−[(2,2−ジフルオロ−シクロプロパンカルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
3mlのDMF中の19mgの2,2−ジフルオロシクロプロパンカルボン酸の溶液に、0.03mlのDIPEA、58mgのHATU及び100mgの4−[(S)−4−アミノ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルを加えた。12時間撹拌後、これをジクロロメタンで希釈し、そしてLiCl(4% w/w)水、NaHCO3水及び0.1M HClで抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:55mg、MS(ES+):m/e=756。
実施例188:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−トリフルオロメタンスルホニルアミノ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
5mlのジクロロメタン中の100mgの4−[(S)−4−アミノ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、−78℃で、26μlのトリエチルアミン及び27μlのトリフルオロメタンスルホン酸無水物を加えた。20分この温度で撹拌後、1mlのNaHCO3水を加え、この溶液を速やかに室温に温め、そして有機層を分離した。後者を塩水で洗浄し、そしてMgSO4上で乾燥し、その後濃縮した。粗生成物を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:35mg、MS(ES+):m/e=784。
実施例189:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル
3mlのDMF中の150mgの4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステルの溶液に、42mgのEDC、27mgのDMAP及び37μlのメタノールを加えた。3時間後、反応混合物を濃縮し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:45mg、MS(ES+):m/e=722。
実施例190:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル
3mlのDMF中の150mgの4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステルの溶液に、42mgのEDC、27mgのDMAP及び37μlのメタノールを加えた。3時間後、反応混合物を濃縮し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。収量:40mg、MS(ES+):m/e=710。
実施例191:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
3mlのDMF中の120mgの4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、39mgのEDC、25mgのDMAP及び34μlのメタノールを加えた。3時間後、反応混合物を濃縮し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを凍結乾燥すると、純生成物が生じた。
収量:47mg、MS(ES+):m/e=724。
実施例192:4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル
2mlのDMF中の100mgの({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−酢酸の溶液に、0.15mlのDIPEA、81mgのHATU及び0.03mgの1−シクロブトキシカルボニルピペラジンを加えた。1時間撹拌後、これをジクロロメタンで希釈し、LiCl(4% w/w)水、NaHCO3水及び0.1M HClで抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:12mg、MS(ES+):m/e=636。
実施例193:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル
2mlのDMF中の100mgの(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオン酸の溶液に、0.14mlのDIPEA、78mgのHATU及び0.38mgの1−シクロブトキシカルボニル−ピペラジンを加えた。1時間撹拌後、これをジクロロメタンで希釈し、LiCl(4% w/w)水、NaHCO3水及び0.1M HClで抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:14mg、MS(ES+):m/e=650。
実施例194:4−[(R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル
2mlのDMF中の100mgの(R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオン酸の溶液に、0.14mlのDIPEA、78mgのHATU及び0.38mgの1−シクロブトキシカルボニル−ピペラジンを加えた。1時間撹拌後、これをジクロロメタンで希釈し、そしてLiCl(4% w/w)水、NaHCO3水、そして0.1M HClで抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:11mg、MS(ES+):m/e=650。
実施例195:4−[(S)−6−ベンジルオキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)(S)−4−[6−ベンジルオキシ−2−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
7mlのDMF中の500mgの(S)−6−ベンジルオキシ−2−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ヘキサン酸の溶液に、0℃で172mgのピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、0.14mlのN−エチルモルホリン及び357mgのTOTUを加えた。3時間撹拌後、溶液を酢酸エチルで希釈し、引き続いてLiCl(4%)水及び半飽和NaHCO3水で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は、更に精製することなく使用した。
収量:663mg。
ii)(S)−4−(2−アミノ−6−ベンジルオキシ−ヘキサノイル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
4.9mlのDMF中の663mgの(S)−4−[6−ベンジルオキシ−2−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルの溶液に、室温で0.97mlのモルホリンを加えた。2時間撹拌後、反応混合物を蒸発させ、こうして得られた粗生成物は、更に精製することなく次の工程で使用された。
iii)4−[(S)−6−ベンジルオキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
10mlのDMF中の448mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、216mgのHOBt、271mgのEDC及び0.45mlのDIPEAを加えた。5分後、410mgの(S)−4−(2−アミノ−6−ベンジルオキシ−ヘキサノイル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルを加え、そして混合物を12時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、そしてLiCl(4%)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3水で洗浄した。粗生成物を溶媒を蒸発させることによって得た。アリコート(70mg)を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。収量:31mg、
MS(ES+):m/e=772。
実施例196:4−[(S)−6−ベンジルオキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
i)(S)−4−[6−ベンジルオキシ−2−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
7mlのDMF中の500mgの(S)−6−ベンジルオキシ−2−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ヘキサン酸の溶液に、0℃で172mgのピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル ヒドロトリフルオロアセタート、0.14mlのN−エチルモルホリン及び357mgのTOTUを加えた。3時間撹拌後、この溶液を酢酸エチルで希釈し、引き続いてLiCl(4%)水及び半飽和NaHCO3水で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は更に精製することなく使用した。
収量:650mg。
ii)(S)−4−(2−アミノ−6−ベンジルオキシ−ヘキサノイル)−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
3.6mlのDMF中の650mgの(S)−4−[6−ベンジルオキシ−2−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、室温で0.91mlのモルホリンを加えた。2時間撹拌後、この反応混合物を蒸発させ、そしてこうして得られた粗生成物は、更に精製することなく次の工程で使用された。
iii)4−[(S)−6−ベンジルオキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
10mlのDMF中の427mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、206mgのHOBt、258mgのEDC及び0.43mlのDIPEAを加えた。5分後、420mgの(S)−4−(2−アミノ−6−ベンジルオキシ−ヘキサノイル)−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルを加え、そして混合物を12時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、そしてLiCl(4%)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3水で洗浄した。粗生成物が溶媒を蒸発させることによって得られた。アリコート(70mg)を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。収量:37mg、MS(ES+):m/e=800。
実施例197:4−[(S)−6−ベンジルオキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル
i)(S)−4−[6−ベンジルオキシ−2−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル
7mlのDMF中の500mgの(S)−6−ベンジルオキシ−2−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ヘキサン酸の溶液に、0℃で172mgのピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル、0.14mlのN−エチルモルホリン及び357mgのTOTUを加えた。3時間撹拌後、溶液を酢酸エチルで希釈し、引き続いてLiCl(4%)水及び半飽和NaHCO3水で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は更に精製することなく使用した。
収量:726mg。
ii)(S)−4−(2−アミノ−6−ベンジルオキシ−ヘキサノイル)−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル
4.0mlのDMF中の726mgの(S)−4−[6−ベンジルオキシ−2−(9H−フルオレン−9−イルメトキシカルボニルアミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステルの溶液に、室温で1.0mlのモルホリンを加えた。2時間撹拌後、反応混合物を蒸発させ、そしてこうして得られた粗生成物は、更に精製することなく次の工程で使用された。
iii)4−[(S)−6−ベンジルオキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル
10mlのDMF中の480mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、232mgのHOBt、290mgのEDC及び0.48mlのDIPEAを加えた。5分後、470mgの(S)−4−(2−アミノ−6−ベンジルオキシ−ヘキサノイル)−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステルを加え、そして混合物を12時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、酢酸エチルで希釈し、そしてLiCl(4%)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3水で洗浄した。粗生成物を、溶媒を蒸発させることによって得られた。アリコート(80mg)を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:40mg、MS(ES+):m/e=798。
実施例198:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(2−エトキシ−エトキシカルボニル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、エタノールの代わりに2−エトキシエタノールが用いられたという点は相違させて、実施例127中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:55mg、MS(ES+):m/e=754。
実施例199:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメトキシカルボニル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、エタノールの代わりにテトラヒドロフルフリルアルコールが用いられたという点は相違させて、実施例127中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:60mg、MS(ES+):m/e=766。
実施例200:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(3−メトキシ−プロポキシカルボニル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、エタノールの代わりに3−メトキシ−1−プロパノールが用いられたという点は相違させて、実施例127中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:50mg、MS(ES+):m/e=754。
実施例201:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(2−モルホリン−4−イル−エトキシカルボニル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、エタノールの代わりにN−(2−ヒドロキシエチル)モルホリンが用いられたという点は相違させて、実施例127中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:67mg、MS(ES+):m/e=795。
実施例202:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(テトラヒドロ−フラン−3−イルメトキシカルボニル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、エタノールの代わりにテトラヒドロ−3−フランメタノールが用いられたという点は相違させて、実施例127中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:70mg、MS(ES+):m/e=766。
実施例203:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(3−メチル−オキセタン−3−イルメトキシカルボニル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、エタノールの代わりに3−メチル−3−オキセタンメタノールが用いられたという点は相違させて、実施例127中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:60mg、MS(ES+):m/e=766。
実施例204:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(3−エチル−オキセタン−3−イルメトキシカルボニル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、エタノールの代わりに3−エチル−3−オキセタンメタノールが用いられたという点は相違させて、実施例127中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:65mg、MS(ES+):m/e=780。
実施例205:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(3−メトキシ−ブトキシカルボニル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、エタノールの代わりに3−メトキシ−1−ブタノールが用いられたという点は相違させて、実施例127中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:61mg、MS(ES+):m/e=768。
実施例206:4−[(R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル
表題化合物は、1−シクロブトキシカルボニル−ピペラジンの代わりに1−プロポキシカルボニル−ピペラジンが用いられたという点は相違させて、実施例194中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:35mg、MS(ES+):m/e=638。
実施例207:5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸{(R)−2−[4−(3−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−1−メチル−2−オキソ−エチル}−アミド
表題化合物は、1−シクロブトキシカルボニル−ピペラジンの代わりに1−(3−メトキシフェニル)ピペラジンが用いられたという点は相違させて、実施例194中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:35mg、MS(ES+):m/e=638。
実施例208:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル
表題化合物は、1−シクロブトキシカルボニル−ピペラジンの代わりに1−プロポキシカルボニル−ピペラジンが用いられたという点は相違させて、実施例193中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:18mg、MS(ES+):m/e=638。
実施例209:5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸{(S)−2−[4−(3−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−1−メチル−2−オキソ−エチル}−アミド
表題化合物は、1−シクロブトキシカルボニル−ピペラジンの代わりに1−(3−メトキシフェニル)ピペラジンが用いられたという点は相違させて、実施例193中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:35mg、MS(ES+):m/e=658。
実施例210:4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル
表題化合物は、1−シクロブトキシカルボニル−ピペラジンの代わりに1−プロポキシカルボニル−ピペラジンが用いられたという点は相違させて、実施例192中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:39mg、MS(ES+):m/e=624。
実施例211:4−[(S)−5−アセトキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
4mlのジクロロメタン中の65mgの4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−ヒドロキシ−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、15μlのピリジン、10μlの無水酢酸及び触媒量のDMAPを加えた。室温で24時間撹拌後、反応混合物を濃縮し、そしてこうして得られた粗生成物を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:74mg、MS(ES+):m/e=738。
実施例212:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−イソブチリルオキシ−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、無水酢酸の代わりにイソブチリルクロリドが用いられたという点は相違させて、実施例211中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:73mg、MS(ES+):m/e=766。
実施例213:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−6−ヒドロキシ−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
20mlの酢酸エチル中の819mgの4−[(S)−6−ベンジルオキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、アルゴン下、100mgのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもと(3バール)で12時間撹拌した。懸濁液をセライト(R)プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物(8mg)と、未反応のベンジルエーテルの混合物が生じ、これは、上記に述べられているのと同じ水素化条件に処すると、表題化合物が生じた。
収量:308mg、MS(ES+):m/e=710。
実施例214:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−6−ヒドロキシ−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル
表題化合物は、4−[(S)−6−ベンジルオキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの代わりに4−[(S)−6−ベンジルオキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例213中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:369mg、MS(ES+):m/e=708。
実施例215:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メチル−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メチル−ペンタン酸tert−ブチルエステル
4mlのDMF中の250mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、124mgのHOAt、174mgのEDC、0.37mlのDIPEA及び136mgのロイシンtert−ブチルエステル・塩酸塩を加えた。12時間撹拌後、これを濃縮し、そして残留物をジクロロメタンに溶解した。これをLiCl(4% w/w)水、NaHCO3水及び0.1M HClで抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして濃縮すると、粗カップリング生成物を無色油状物として得た。
収量:422mg。
ii)(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メチル−ペンタン酸
5mlのジクロロメタン中の422mgの(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メチル−ペンタン酸tert−ブチルエステルの溶液に、1.5mlのTFAを加えた。16時間撹拌後、これを濃縮し、そしてトルエンで2回共蒸留すると粗生成物が生じ、これは次のカップリング工程で直接使用した。
iii)4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メチル−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
2.5mlのDMF中の116mgの(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メチル−ペンタン酸の混合物に、84mgのHATU、116μlのDIPEA及び32μlの1−エトキシカルボニルピペラジンを加えた。12時間撹拌後、これを濃縮し、そしてこうして得られた粗生成物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:70mg、MS(ES+):m/e=666。
実施例216:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、ロイシンtert−ブチルエステル・塩酸塩の代わりにノルバリンtert−ブチルエステル・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例215中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:74mg、MS(ES+):m/e=652。
実施例217:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−メチル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、ロイシンtert−ブチルエステル・塩酸塩の代わりにバリンtert−ブチルエステル・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例215中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:90mg、MS(ES+):m/e=652。
実施例218:4−[(2S,3S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−メチル−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、ロイシンtert−ブチルエステル・塩酸塩の代わりにイソロイシンtert−ブチルエステル・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例215中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:72mg、MS(ES+):m/e=666。
実施例219:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−2−シクロヘキシル−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)(S)−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−シクロヘキシル−酢酸メチルエステル
4mlのDMF中の250mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、124mgのHOAt、174mgのEDC、0.37mlのDIPEA及び126mgのアミノシクロヘキシル酢酸メチルエステル・塩酸塩を加えた。12時間撹拌後、濃縮し、残留物をジクロロメタンに溶解した。これをLiCl(4% w/w)水、NaHCO3水及び0.1M HClで抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして濃縮すると、粗カップリング生成物を無色油状物として得た。
収量:428mg。
ii)(S)−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−シクロヘキシル−酢酸
20mlのTHF及び5mlの水中の428mgの(S)−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−シクロヘキシル−酢酸メチルエステルの溶液に、0℃で30mgの水酸化リチウムを加えた。4時間撹拌後、1N
HClを用いて酸性にし、そして真空で濃縮すると、粗生成物が無色油状物として生じた。
収量:380mg。
iii)4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−2−シクロヘキシル−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
2.5mlのDMF中の122mgの(S)−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−シクロヘキシル−酢酸の混合物に、84mgのHATU、116μlのDIPEA及び32μlの1−エトキシカルボニルピペラジンを加えた。12時間撹拌後、これを濃縮し、そしてこうして得られた粗生成物を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:60mg、MS(ES+):m/e=692。
実施例220:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−シクロヘキシル−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、アミノシクロヘキシル酢酸メチルエステル・塩酸塩の代わりにシクロヘキシルアラニンメチルエステル・塩酸塩が用いられたという点は相違させて、実施例219中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:52mg、MS(ES+):m/e=706。
実施例221:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、1−エトキシ(ethoy)カルボニルピペラジンの代わりに1−ブトキシカルボニルピペラジンが用いられたという点は相違させて、実施例216中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:80mg、MS(ES+):m/e=680。
実施例222:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−メチル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、1−エトキシ(ethoy)カルボニルピペラジンの代わりに1−ブトキシカルボニルピペラジンが用いられたという点は相違させて、実施例217中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:85mg、MS(ES+):m/e=680。
実施例223:4−[(2S,3S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−メチル−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、1−エトキシ(ethoy)カルボニルピペラジンの代わりに1−ブトキシカルボニルピペラジンが用いられたという点は相違させて、実施例218中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:72mg、MS(ES+):m/e=694。
実施例224:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−2−シクロヘキシル−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、1−エトキシ(ethoy)カルボニルピペラジンの代わりに1−ブトキシカルボニルピペラジンが用いられたという点は相違させて、実施例219中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:60mg、MS(ES+):m/e=720。
実施例225:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−シクロヘキシル−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、1−エトキシ(ethoy)カルボニルピペラジンの代わりに1−ブトキシカルボニルピペラジンが用いられたという点は相違させて、実施例220中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:25mg、MS(ES+):m/e=734。
実施例226:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メチル−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、1−エトキシ(ethoy)カルボニルピペラジンの代わりに1−ブトキシカルボニルピペラジンが用いられたという点は相違させて、実施例215中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:73mg、MS(ES+):m/e=694。
実施例227:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−エトキシ−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
i)4−((S)−2−アミノ−3−エトキシ−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
2mlのDMF中の146mgの(S)−N−Boc−2−アミノ−3−エトキシプロピオン酸の溶液に、0.34mlのN−エチルモルホリン、200mgの1−ブトキシカルボニルピペラジンヒドロトリフルオロアセタート及び219mgのTOTUを加えた。12時間撹拌後、これに飽和NaHCO3水を加え、そして混合物をchem elute(R)カートリッジに充填し、粗生成物を酢酸エチルで溶離した。溶液を濃縮し、得られた残留物を5mlのジクロロメタンに溶解し、そして1mlのTFAの存在下で撹拌した。12時間撹
拌後、これを濃縮し、そしてこの残留物をトルエンで2回共蒸留した。
ii)4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−エトキシ−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
5mlのDMF中の75mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、37mgのHOAt、53mgのEDC、0.13mlのDIPEA及び55mgの4−((S)−2−アミノ−3−エトキシ−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルを加えた。12時間撹拌後、これを濃縮し、そして残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:86mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例228:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−ヒドロキシ−3−メチル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、(S)−N−Boc−2−アミノ−3−エトキシプロピオン酸の代わりにBoc−(S)−2−アミノ−3−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸が用いられたという点は相違させて、実施例227中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:52mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例229:4−[(2S,3R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−メチル−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、(S)−N−Boc−2−アミノ−3−エトキシプロピオン酸の代わりにBoc−アロ−イソロイシンが用いられたという点は相違させて、実施例227中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:15mg、MS(ES+):m/e=694。
実施例230:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−2−シクロプロピル−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、(S)−N−Boc−2−アミノ−3−エトキシプロピオン酸の代わりにBoc−シクロプロピルグリシンが用いられたという点は相違させて、実施例227中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:81mg、MS(ES+):m/e=678。
実施例231:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メトキシ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、(S)−N−Boc−2−アミノ−3−エトキシプロピオン酸の代わりに(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−4−メトキシ−酪酸が用いられたという点は相違させて、実施例227中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:63mg、MS(ES+):m/e=696。
実施例232:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−メトキシ−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、(S)−N−Boc−2−アミノ−3−エトキシプロピオン酸の代わりに(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−4−メトキシ−プロピオン酸が用いられたという点は相違させて、実施例227中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:50mg、MS(ES+):m/e=682。
実施例233:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、(S)−N−Boc−2−アミノ−3−エトキシプロピオン酸の代わりに(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−酪酸が用いられたという点は相違させて、実施例227中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:70mg、MS(ES+):m/e=666。
実施例234:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−シクロプロピル−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、(S)−N−Boc−2−アミノ−3−エトキシプロピオン酸の代わりに(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−シクロプロピル−プロピオン酸が用いられたという点は相違させて、実施例227中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:62mg、MS(ES+):m/e=692。
実施例235:4−[(S)−3−シクロブチル−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、(S)−N−Boc−2−アミノ−3−エトキシプロピオン酸の代わりに(S)−2−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−シクロブチル−プロピオン酸が用いられたという点は相違させて、実施例227中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:70mg、MS(ES+):m/e=706。
実施例236:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−6−ヒドロキシ−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、4−[(S)−6−ベンジルオキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの代わりに4−[(S)−6−ベンジルオキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例213中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:332mg、MS(ES+):m/e=682。
実施例237:4−[(S)−6−アセトキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
表題化合物は、4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−ヒドロキシ−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの代わりに4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−6−ヒドロキシ−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例211中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:57mg、MS(ES+):m/e=724。
実施例238:4−[(S)−6−アセトキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−ヒドロキシ−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの代わりに4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−6−ヒドロキシ−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例211中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:52mg、MS(ES+):m/e=752。
実施例239:4−[(S)−6−アセトキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル
表題化合物は、4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−ヒドロキシ−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの代わりに4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−6−ヒドロキシ−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例211中で述べられている手順に適応させることによって製造された。収量:50mg、MS(ES+):m/e=750。
実施例240:4−{(S)−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロブチル−メチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−6−ヒドロキシ−ヘキサノイル}−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル
5mlのTHF中の65mgの4−{(S)−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロブチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−6−ヒドロキシ−ヘキサノイル}−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステルの溶液に、−20℃で6μlのヨードメタン及び5mgの水素化ナトリウム(95%)を加えた。2時間及び12時間後に、等量の(equivalent amounts)ヨードメタン及び水素化ナトリウムを加え、その後、反応混合物を0.1M HClでクエンチし、そしてジクロロメタンで抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物がそのトリフルオロアセチルエステルとの混合物として生じた。MeCN/水から凍結乾燥を繰り返すと、純粋な表題化合物が生じた。
収量:17mg、MS(ES+):m/e=722。
実施例241:5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸[2−オキソ−2−(4−ペンタノイル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−アミド
i)4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル
100mlのDMF中の3.34gの({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−酢酸の溶液に、1.9mlのDIPEA、2.7gのHATU及び1.4mlの1−ベンジルオキシカルボニルピペラジンを加えた。1時間撹拌後、これを酢酸エチルで希釈し、そしてLiCl(4% w/w)水溶液、NaHCO3水溶液及び0.1M HClで抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、酢酸エチル/メタノール グラジエントを用いるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:2.5g(無色油状物)。
ii)5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(2−オキソ−2−ピペラジン−1−イル−エチル)−アミド
100mlのエタノール中の、2.5gの4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル及び0.5gのPd/C(10%)の懸濁液を、水素の雰囲気のもとで(3バール)12時間撹拌した。混合物をセライト・プラグろ過し、エタノールで洗浄し、そして洗浄溶液を集めて濃縮すると、表題化合物が無色油状物として生じた。
収量:2.3g。
iii)5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸[2−オキソ−2−(4−ペンタノイル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−アミド
4mlのジクロロメタン中の50mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(2−オキソ−2−ピペラジン−1−イル−エチル)−アミドの溶液に、0℃で15μlのピリジン、13μlのバレリルクロリド及び触媒量のDMAPを加えた。12時間撹拌後、これを濃縮し、そして得られた残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:31mg、MS(ES+):m/e=622。
実施例242:5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸{2−オキソ−2−[4−(3,3,3−トリフルオロ−プロピオニル)−ピペラジン−1−イル]−エチル}−アミド
表題化合物は、バレリルクロリドの代わりに3,3,3−トリフルオロプロピオニルクロリドが用いられたという点は相違させて、実施例241中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:26mg、MS(ES+):m/e=648。
実施例243:5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸[2−(4−シクロプロパンカルボニル−ピペラジン−1−イル)−2−オキソ−エチル]−アミド
表題化合物は、バレリルクロリドの代わりにシクロプロパンカルボニルクロリドが用いられたという点は相違させて、実施例241中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:26mg、MS(ES+):m/e=606。
実施例244:5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸[2−(4−シクロブタンカルボニル−ピペラジン−1−イル)−2−オキソ−エチル]−アミド
表題化合物は、バレリルクロリドの代わりにシクロブタンカルボニルクロリドが用いられたという点は相違させて、実施例241中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:32mg、MS(ES+):m/e=620。
実施例245:5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸{2−[4−((1R,2S)−2−フルオロ−シクロプロパンカルボニル)−ピペラジン−1−イル]−2−オキソ−エチル}−アミド
表題化合物は、バレリルクロリドの代わりに(1R,2S)−2−フルオロ−シクロプロパンカルボニルクロリドが用いられたという点は相違させて、実施例241中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:32mg、MS(ES+):m/e=624。
実施例246:5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸{2−オキソ−2−[4−((1R,2R)−2−フェニル−シクロプロパンカルボニル)−ピペラジン−1−イル]−エチル}−アミド
表題化合物は、バレリルクロリドの代わりに(1R,2R)−2−フェニル−シクロプロパンカルボニルクロリドが用いられたという点は相違させて、実施例241中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:35mg、MS(ES+):m/e=682。
実施例247:{1−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メチル−ペンタノイル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸ブチルエステル
表題化合物は、1−エトキシ(ethoy)カルボニルピペラジンの代わりにピペリジン−4−イル−カルバミン酸ブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例215中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:21mg、MS(ES+):m/e=708。
実施例248:{1−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタノイル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸ブチルエステル
表題化合物は、1−エトキシ(ethoy)カルボニルピペラジンの代わりにピペリジン−4−イル−カルバミン酸ブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例216中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:24mg、MS(ES+):m/e=694。
実施例249:{1−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−メチル−ブチリル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸ブチルエステル
表題化合物は、1−エトキシ(ethoy)カルボニルピペラジンの代わりにピペリジン−4−イル−カルバミン酸ブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例217中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:22mg、MS(ES+):m/e=694。
実施例250:{1−[(2S,3S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−メチル−ペンタノイル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸ブチルエステル
表題化合物は、1−エトキシ(ethoy)カルボニルピペラジンの代わりにピペリジン−4−イル−カルバミン酸ブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例218中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:26mg、MS(ES+):m/e=708。
実施例251:{1−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−2−シクロヘキシル−アセチル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸ブチルエステル
表題化合物は、1−エトキシ(ethoy)カルボニルピペラジンの代わりにピペリジン−4−イル−カルバミン酸ブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例219中で述べられている手順に適応させることによって製造された。収量:17mg、MS(ES+):m/e=734。
実施例252:{1−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸ブチルエステル
i)[1−(2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−アセチル)−ピペリジン−4−イル]−カルバミン酸ブチルエステル
5mlのDMF中の150mgのZ−Gly−OHの溶液に、0.4mlのN−エチルモルホリン、144mgのピペリジン−4−イル−カルバミン酸ブチルエステル及び236mgのTOTUを加えた。12時間撹拌後、これを酢酸エチルで希釈し、引き続いてLiCl(4%)水溶液、飽和NaHCO3及び0.1M HClで洗浄した。溶媒を蒸発させた後、こうして得られた粗生成物は、次の工程で直接使用した。収量:287mg。
ii)[1−(2−アミノ−アセチル)−ピペリジン−4−イル]−カルバミン酸ブチルエステル
25mlのエタノール中の287mgの[1−(2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−アセチル)−ピペリジン−4−イル]−カルバミン酸ブチルエステル及び0.1gのPd/C(10%)の懸濁液を、水素の雰囲気のもとで(3バール)12時間撹拌した。混合物をセライト・プラグろ過し、エタノールで洗浄し、そして洗浄溶液を集めて濃縮すると、表題化合物が無色油状物として生じた。
収量:156mg。
iii){1−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸ブチルエステル
4mlのDMF中の250mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、231mgのHATU、0.10mlのDIPEA及び156mgの[1−(2−アミノ−アセチル)−ピペリジン−4−イル]−カルバミン酸ブチルエステルを加えた。12時間撹拌後、これを濃縮し、そして残留物をジクロロメタンに溶解した。これをLiCl(4% w/w)水、NaHCO3水及び0.1M HClで抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして濃縮すると、粗カップリング生成物が提供され、これは、更に分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:176mg、MS(ES+):m/e=652。
実施例253:{1−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−シクロヘキシル−プロピオニル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸ブチルエステル
表題化合物は、1−エトキシ(ethoy)カルボニルピペラジンの代わりにピペリジン−4−イル−カルバミン酸ブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例220中で述べられている手順に適応させることによって製造された。収量:22mg、MS(ES+):m/e=748。
実施例254:4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸 2−メトキシ−エチルエステル
5mlのジクロロメタン中の100mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(2−オキソ−2−ピペラジン−1−イル−エチル)−アミドの溶液に、0℃で56μlのトリエチルアミン及び24μlのクロロギ酸 2−メトキシエチルエステルを加えた。12時間撹拌後、これを濃縮し、そして得られた残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:25mg、MS(ES+):m/e=672。
実施例255:4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルアミド
5mlのジクロロメタン中の100mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(2−オキソ−2−ピペラジン−1−イル−エチル)−アミドの溶液に、0℃で、56μlのDIPEA及び25μlのブチルイソシアネートを加えた。12時間撹拌後、これを濃縮し、そして得られた残留物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:55mg、MS(ES+):m/e=637。
実施例256:4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸 3,3,3−トリフルオロ−プロピルエステル
3mlのジクロロメタン中の22mgのトリホスゲン及び31μlの3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オールの溶液に、0℃で、37μlのDIPEAを滴下して加えた。2時間後、1mlのジクロロメタン中の93mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(2−オキソ−2−ピペラジン−1−イル−エチル)−アミド及び37μlのDIPEAの溶液を、0℃で加えた。反応混合物を終夜室温に温まるにまかせた。5mlの水中140mgのNaOHの溶液を加え、そして2時間撹拌することによって、過剰のトリホスゲンを壊した。層分離し、有機層を1M HClで洗浄し、そしてMgSO4上で乾燥し、そして濃縮した。粗生成物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:25mg、MS(ES+):m/e=678。
実施例257:4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸 2−エトキシ−エチルエステル
表題化合物は、3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オールの代わりに2−エトキシエタノールが用いられたという点は相違させて、実施例256中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:13mg、MS(ES+):m/e=654。
実施例258:4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸(2−エトキシ−エチル)−アミド
表題化合物は、3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オールの代わりに2−エトキシエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例256中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:47mg、MS(ES+):m/e=653。
実施例259:4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチル−メチル−アミド
表題化合物は、3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オールの代わりにN−メチル−ブチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例256中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:12mg、MS(ES+):m/e=651。
実施例260:4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸(2−メトキシ−エチル)−アミド
表題化合物は、3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オールの代わりに2−メトキシエチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例256中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:50mg、MS(ES+):m/e=639。
実施例261:4−[(R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−フルオロ−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
i)4−((R)−2−アミノ−3−フルオロ−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
2mlのDMF中の150mgの(R)−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−フルオロプロピオン酸の溶液に、115mgの1−エトキシカルボニルピペラジン、0.18mlのN−エチルモルホリン及び238mgのTOTUを加えた。12時間撹拌後、これを酢酸エチルで希釈し、LiCl(4%w/w)水、NaHCO3水、0.1M HCl及び塩水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして濃縮すると、粗カップリング生成物(これは、ジクロロメタン中の10当量のTFAを用いることによって脱保護された)を得た。12時間撹拌後、それを濃縮し、そしてトルエンで2回共蒸留した。
収量:216mg、無色油状物。
ii)4−[(R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−フルオロ−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
2mlのDMF中の164mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、152mgのHATU、0.20mlのDIPEA及び144mgの4−((R)−2−アミノ−3−フルオロ−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステルを加えた。3時間撹拌後、飽和NaHCO3溶液(1.5ml)を加え、そして混合物をchem elute(R)カートリッジに通し、DCMで溶離した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:93mg、MS(ES+):m/e=642。
実施例262:4−[(R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−フルオロ−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、1−エトキシカルボニルピペラジンの代わりに1−ブトキシカルボニルピペラジンが用いられたという点は相違させて、実施例261中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:118mg、MS(ES+):m/e=670。
実施例263:4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミド
表題化合物は、3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オールの代わりにN−(2−メトキシエチル)メチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例256中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:15mg、MS(ES+):m/e=653。
実施例264:4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸ベンジル−メチル−アミド
表題化合物は、3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オールの代わりにN−ベンジルメチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例256中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:40mg、MS(ES+):m/e=685。
実施例265:4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロプロピルアミド
表題化合物は、3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オールの代わりにシクロプロピルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例256中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:50mg、MS(ES+):m/e=621。
実施例266:4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルアミド
表題化合物は、3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オールの代わりにシクロブチルアミンが用いられたという点は相違させて、実施例256中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:50mg、MS(ES+):m/e=635。
実施例267:5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸{2−オキソ−2−[4−(ピロリジン−1−カルボニル)−ピペラジン−1−イル]−エチル}−アミド
表題化合物は、3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オールの代わりにピロリジンが用いられたという点は相違させて、実施例256中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:11mg、MS(ES+):m/e=635。
実施例268:4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロペンチルエステル
表題化合物は、3,3,3−トリフルオロプロパン−1−オールの代わりにシクロペンタノールが用いられたという点は相違させて、実施例256中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:11mg、MS(ES+):m/e=650。
実施例269:4−[2−({5−[(R)−2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
i)(S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル
100mlのDMF中の5.00gのピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−ベンジルエステルの溶液に、2.73gのHOAt、3.85gのEDC、6.9mlのDIPEA及び1.43gのシクロブチルアミンを加えた。24時間後、混合物を酢酸エチルで希釈し、引き続いてLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして溶媒を減圧下で除去すると、粗製物が生じた(これは、次の変換に十分な純度であった)。
収量:9.00g。
ii)(S)−ピロリジン−2−カルボン酸シクロブチルアミド
120mlのエタノール中の9.00gの(S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステルの溶液に、1.0gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を、水素の雰囲気のもとで(3バール)12時間撹拌した。反応混合物をセライト・プラグろ過し、エタノールで洗浄し、そして濃縮すると、粗生成物が生じ、次の反応に用いた。
収量:3.3g。
iii)4−(2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−アセチル)−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
100mlのDMF中の5.62gのZ−Gly−OH(ベンジルオキシカルボニルアミノ−酢酸)の溶液に、13.7mlのN−エチルモルホリン、8.8gのTOTU及び5.0gのピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルを加えた。12時間撹拌後、NaHCO3水を加え、そして反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そしてLiCl(4%)水及び0.1M HClで洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、酢酸エチル/ヘプタン グラジエントを用いるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:6.34g。
(iv)4−(2−アミノ−アセチル)−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
120mlのエタノール中の6.34gの4−(2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−アセチル)−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、200mgのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)12時間撹拌した。反応混合物をセライト(R)・プラグろ過し、エタノールで洗浄し、そして濃縮した。
収量:4.47g(無色固形物)。
v)4−{2−[(5−ヒドロキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−アセチル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
70mlのDMF中の2.77gの1−フェニル−3−カルボキシ−5−ピラゾロン及び3.3gの4−(2−アミノ−アセチル)−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、2.7gのHOBT、5.6mlのDIPEA及び3.4gのEDCを加え、反応混合物を室温で12時間撹拌した。次いで反応混合物を酢酸エチルで希釈し、引き続いてLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl及びNaHCO3水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして溶媒を減圧下で除去した。こうして得られた粗生成物は、次の反応に用いた。
収量:5.3g。
vi)4−(2−{[5−((R)−1−ベンジルオキシカルボニル−エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−アセチル)−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
10mlのDMF中の1.75gの4−{2−[(5−ヒドロキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−アセチル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、990mgの(S)−2−ブロモ−プロピオン酸ベンジルエステル((S)−2−ブロモプロピオン酸及びベンジルアルコール/p−TsOHを用いる標準的なベンジル化手順によって製造された)及び2.67gの炭酸セシウムを加えた。室温で12時間撹拌後、溶液を100mlの酢酸エチルで希釈し、そしてLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl及びNaHCO3水で抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は、次の反応のために十分純粋であった。
収量:2.1g。
vii)4−(2−{[5−((R)−1−カルボキシ−エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−アセチル)−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
60mlの酢酸エチル中の2.1gの4−(2−{[5−((R)−1−ベンジルオキシカルボニル−エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−アセチル)−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、0.4gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)12時間撹拌した。反応混合物をセライト・プラグろ過し、酢酸エチルで洗浄し、そして濃縮すると、粗生成物が生じ、次の反応に用いた。
収量:1.8g。
viii)4−[2−({5−[(R)−2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
40mlのDMF中の1.00gの4−(2−{[5−((R)−1−カルボキシ−エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−アセチル)−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、521μlのDIPEA及び758mgのHATUを加えた。20分後、336mgの(S)−ピロリジン−2−カルボン酸シクロブチルアミドを加え、そして反応混合物を3時間撹拌した。溶媒を蒸発させた後粗生成物を、ジクロロメタンに溶解し、そしてLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl及びNaHCO3水で抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを速やかに凍結乾燥すると、純粋な生成物が生じ、これをジクロロメタン中に加え、そしてNaHCO3水で1回洗浄した。溶媒を蒸発させた後、得られた残留物を、再び凍結乾燥すると、表題化合物が生じた。収量:517mg、MS(ES+):m/e=652。
実施例270:4−[2−({5−[2−((2S,4R)−2−シクロブチルカルバモイル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
i)(2S,4R)−2−シクロブチルカルバモイル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
20mlのDMF中の2.00gの(2S,4R)−4−ヒドロキシ−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸 1−tert−ブチルエステルの溶液に、1.18gのHOAT、615mgのシクロブチルアミン及び1.66gのEDCを加えた。12時間撹拌後、飽和NaHCO3溶液(3ml)を加え、混合物をchem elute(R)カートリッジに通し、DCMを用いて溶離する。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は、酢酸エチルで溶離するシリカの短尺サイズのプラグを用いてろ過することによって精製した。
収量:1.22g。
ii)(2S,4R)−4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−カルボン酸シクロブチルアミド ヒドロトリフルオロアセタート
31mlのジクロロメタン中の1.22gの(2S,4R)−2−シクロブチルカルバモイル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの溶液に、3.2mlのTFAを加えた。4時間撹拌後、反応混合物を濃縮し、そして残留物をトルエン(3×)で共蒸留すると、粗トリフルオロ酢酸塩が黄色がかった油状物として生じた。
収量:1.51g。
iii)4−[2−({5−[2−((2S,4R)−2−シクロブチルカルバモイル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
10mlのDMF中の700mgの4−{2−[(5−カルボキシメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−アセチル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、317mgのペンタフルオロフェノール及び330mgのEDCを加えた。混合物を、湿気を除去して、LCMSが対応するペンタフルオロフェノールエステルへの完全な変換を示すまで撹拌した。(2S,4R)−4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−カルボン酸シクロブチルアミド ヒドロトリフルオロアセタート(455mg)を、0.55mlのN−エチルモルホリン及び5mlのDMFと混合し、この混合物をペンタフルオロフェノールエステルの溶液に滴下して加えた。12時間後、反応混合物をDCMで希釈し、そしてLiCl(4%)水、飽和NaHCO3水及び塩水で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを速やかに凍結乾燥すると、純粋な生成物が生じ、これをジクロロメタン中に入れ、そしてNaHCO3水で1回洗浄した。溶媒を蒸発させた後得られた残留物を、再び凍結乾燥すると、表題化合物が生じた。
収量:454mg、MS(ES+):m/e=654。
実施例271:4−{2−[(5−{2−オキソ−2−[(S)−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−アセチル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
i)4−{2−[(5−ベンジルオキシカルボニルメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−アセチル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
23mlのDMF中の3.5gの4−{2−[(5−ヒドロキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−アセチル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、1.87gのブロモ酢酸ベンジル及び5.31gの炭酸セシウムを加えた。室温で12時間撹拌後、溶液を100mlの酢酸エチルで希釈し、そしてLiCl(4% w/w)水、0.1M HCl及びNaHCO3水で抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物は次の反応のために十分純粋であった。
収量:3.6g。
ii)4−{2−[(5−カルボキシメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−アセチル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
80mlのTHF中の3.6gの4−{2−[(5−ベンジルオキシカルボニルメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−アセチル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、0.6gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)12時間撹拌した。反応混合物をセライト・プラグろ過し、THFで洗浄し、そして濃縮すると、粗生成物が生じ、次の反応に用いた。
収量:2.6g。
iii)4−{2−[(5−{2−オキソ−2−[(S)−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−アセチル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
2mlのDMF中の193mgの4−{2−[(5−カルボキシメトキシ−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−アセチル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルの溶液に、150mgのHATU及び69μlのDIPEAを加えた。10分後、1mlのDMF中の54mgの(S)−5−ピロリジン−2−イル−1H−テトラゾールの溶液を加え、36時間後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、そしてLiCl(4%)水、0.1M HCl及び塩水で抽出した。溶媒を蒸発させた後、こうして得られた粗生成物を分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを速やかに凍結乾燥すると、表題化合物が生じた。
収量:24mg、MS(ES+):m/e=609。
実施例272:4−{2−[(5−{(R)−1−メチル−2−オキソ−2−[(S)−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−アセチル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
(i)(S)−2−ベンジルカルバモイル−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル
50mlのDMF中の5.00gのZ−Pro−OHの溶液に、0℃で3.84gのEDC、2.73gのHOAt、7.3mlのDIPEA及び2.2mlのベンジルアミンを加えた。2時間撹拌後、反応混合物を濃縮し、残留物をジクロロメタンに溶解し、引き続いてLiCl(4%)水、0.1M HCl及び飽和NaHCO3で抽出した。溶媒を蒸発後、得られた粗生成物は次の変換に十分純粋であった。
収量:7.11g(無色非晶質固形物)
(ii)(S)−2−(1−ベンジル−1H−テトラゾール−5−イル)−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル
30mlのアセトニトリル中の1.50gの(S)−2−ベンジルカルバモイル−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル及び2.91gのトリフェニルホスフィンの懸濁液に、0℃で2.3mlのジイソプロピル アゾジカルボキシラートを滴下し、そして2分後、1.5mlのトリメチルシリルアジドを20分間にわたって滴下して加えた。30分後に、混合物を室温に温まるにまかせ、12時間撹拌した。混合物を0℃に冷却し、そして1.5mlの亜硝酸ナトリウム(2.9M)水溶液を加え、30分後に、15mlの水中の2.4gの硝酸セリウムアンモニウムの溶液を加え、そして更に20分間撹拌した。この後、混合物を氷中に注ぎ、そしてジクロロメタンで2回抽出した。溶媒を蒸発させた後、こうして得られた粗生成物を、酢酸エチル/ヘプタン グラジエントを用いて溶離するシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:494mg(無色泡状物)。
(iii)(S)−5−ピロリジン−2−イル−1H−テトラゾール
50mlのエタノール中の494mgの(S)−2−(1−ベンジル−1H−テトラゾール−5−イル)−ピロリジン−1−カルボン酸ベンジルエステルの溶液に、100mgのPd(OH)2/C(10%)を加え、懸濁液を水素の雰囲気のもとで(4バール)6時間撹拌した。反応混合物をセライト(R)・プラグろ過し、エタノールで洗浄した。
収量:173mg(無色泡状物)。
iv)4−{2−[(5−{(R)−1−メチル−2−オキソ−2−[(S)−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−アセチル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、(S)−ピロリジン−2−カルボン酸シクロブチルアミドの代わりに(S)−5−ピロリジン−2−イル−1H−テトラゾールが用いられたという点は相違させて、実施例269中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:23mg、MS(ES+):m/e=623。
実施例273:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4,4,4−トリフルオロ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル
i)(S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4,4,4−トリフルオロ−酪酸
2mlのTHF及び0.5mlの水中の250mgの(S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4,4,4−トリフルオロ−酪酸メチルエステルの溶液に、0℃で20mgのLiOHを加えた。反応混合物をアンバーライトIR−120イオン交換樹脂を用いることによってpH3にし、その後、ろ過しそして濃縮すると、粗表題化合物が生じた。収量:236mg。
ii)ピペラジン−1,4−ジカルボン酸 プロピルエステル ベンジルエステル
100mlのジクロロメタン中の15.0gのベンジル 1−ピペラジンカルボキシラートの溶液に、20.7mlのトリエチルアミンを加えた。溶液を0℃に冷却し、そして8.4mlのクロロギ酸プロピルをこの温度で滴下して加えた。1時間撹拌後、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、そして0.1M HCl及び飽和NaHCO3で洗浄した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、酢酸エチル/ヘプタン グラジエントを用いるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:19.3g。
iii)ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル
200mlのエタノール中の19.3gのピペラジン−1,4−ジカルボン酸プロピルエステルベンジルエステルの溶液に、2.0gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)3時間撹拌した。反応混合物をセライト・プラグろ過し、エタノールで洗浄し、そして濃縮すると、粗生成物が生じ、次の反応に用いた。収量:10.5g。
iv)4−((S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4,4,4−トリフルオロ−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル
2mlのDMF中の118mgの(S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4,4,4−トリフルオロ−酪酸の溶液に、70mgの1−プロポキシカルボニルピペラジン、0.18mlのN−エチルモルホリン及び238mgのTOTUを加えた。12時間撹拌後、これを酢酸エチルで希釈し、LiCl(4% w/w)水、NaHCO3水、0.1M HCl及び塩水で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして濃縮すると、粗カップリング生成物を得、これは更に精製することなく次の工程で使用した。
v)4−((S)−2−アミノ−4,4,4−トリフルオロ−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル
20mlのエタノール中の170mgの4−((S)−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−4,4,4−トリフルオロ−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステルの溶液に、0.05gのPd/C(10%)を加え、そして懸濁液を水素の雰囲気のもとで(3バール)12時間撹拌した。この反応混合物をセライト・プラグろ過し、エタノールで洗浄し、そして濃縮すると、粗生成物が生じ、次の反応に用いた。
収量:106mg。
vi)4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4,4,4−トリフルオロ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル
3mlのDMF中の100mgの5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸の溶液に、92mgのHATU、82μlのDIPEA及び75mgの4−((S)−2−アミノ−4,4,4−トリフルオロ−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステルを加えた。3時間撹拌後、飽和NaHCO3溶液(1.5mlの)を加え、そして混合物をchem elute(R)カートリッジに通し、DCMを用いて溶離した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、分取HPLC(C18逆相カラム、0.1%TFAを加えた水/MeCN グラジエントを用いる溶離)によって精製すると、表題化合物が生じた。
収量:81mg、MS(ES+):m/e=706。
実施例274:4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4,4,4−トリフルオロ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
表題化合物は、ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステルの代わりにピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルが用いられたという点は相違させて、実施例273中で述べられている手順に適応させることによって製造された。
収量:85mg、MS(ES+):m/e=720。
実施例275:4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル
100mlのDMF中の3.34gの({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−酢酸の溶液に、1.9mlのDIPEA、2.7gのHATU及び1.4mlの1−ベンジルオキシカルボニルピペラジンを加えた。1時間撹拌後、これを酢酸エチルで希釈し、LiCl(4% w/w)水、NaHCO3水及び0.1M HClで抽出した。溶媒を蒸発後得られた粗生成物を、酢酸エチル/メタノール グラジエントを用いるシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。
収量:2.5g(無色油状物)、MS(ES+):m/e=672。
〔発明の効果〕
薬理試験
式Iの化合物のP2Y12受容体を阻害する能力は、33P 2MeS−ADPを用いる組み換え細胞膜結合アッセイでヒトP2Y12と結合する式Iの化合物の濃度を測定することによって評価することができる。
ヒトP2Y12組み換え細胞膜結合アッセイ
試験化合物のP2Y12受容体と結合する能力が組み換え細胞膜結合アッセイで評価された。この競合的結合アッセイでは、試験化合物は、細胞膜上で発現するP2Y12受容体に結合することに関し、放射性標識アゴニストと競合した。標識物質の結合阻害が測定され、試験化合物の量及び効力と相関していた。この結合アッセイは、Takasaki, J. et.
al, MoI. Pharmacol., 2001 , Vol. 60, pg. 432によって述べられている手順を変更したものである。膜の調製は、P2Y12源として標準的な手順によってヒトP2Y12の組み換え発現を用いてチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞から調製された。
96−ウェルマイクロタイタープレートに、次のものを加えた:a)24μlのアッセイバッファー(10mM HEPES、138mM NaCl、2.9mN KCl、12mM NaHCO3、1mM EDTA−Na、0.1% BSA、pH7.4)、b)DMSO中の1μlの化合物、c)50μL P2Y12CHO膜(20μg/ml)、そして15分後、室温、d)25μLの1.61nM 33P 2MeS−ADP(Perkin Elmer NEN 受託合成、比放射能(specific acitivity) 約2100Ci/mmol)(アッセイバッファー中で作製された)。
室温で20分インキュベーション後、サンプルを96−ウェルマクロタイターフィルタープレート(Millipore HTS GF/B)に移し、20分間、300μLの停止バッファー(10mM HEPES、138mM NaCl pH7.4)で予め加湿し、ミリポア・プレートバキュームを用いて完全にろ過した。次にウェルをプレートバキューム上で400μl/ウェルの停止バッファーで4回洗浄した。このプレートをはずし、そして一晩にわたってフィルター面を上にして終夜空気乾燥させた。フィルタープレートを、アダプタープレートに舐めこみ、そして0.1mLのMicroscint 20シンチレーション液(Perkin Elmer #6013621)を各ウェルに加えた。フィルタープレートの上端はプラスチックプレートカバーでシールされた。シールされたフィルタープレートを、室温で2時間インキュベートした。Microbeta Scintillation Counterがカウントを測定するのに使用された。化合物の結合は、1mM ADPの場合のバックグランドを差し引くことによって定義される特異的結合(specific binding)の阻害%として表される。
化合物は、10mMのDMSOストックとして希釈され、そして、4点の5倍希釈系列、10μMで開始、終濃度で、3連(triplicate)でおこない、試験した。データは、各プレートの平均ポジティブ及びネガティブコントロールとして実験的に定義されている固定した最小及び最大でのfour-parameter curve fitを用いて解析された。
この発明の典型的化合物の場合の、前記のヒトP2Y12組み換え膜結合アッセイのIC50データは、表1に示されている。
Figure 0005504171
Figure 0005504171
ヒト血小板凝集の阻害
化合物のP2Y12受容体との結合能を測定する結合アッセイの代替として、細胞機能に対する作用が、また、決定された。化合物のこの能力は、二つの血小板凝集アッセイにおいて評価された:96−ウェルプレート中及び単一のキュベットを用いる“ボーン(Born)”法。
96−ウェルアッセイ
全血を、2mlのACD−A(Aqua-Citrat-Dextrose-A, Fresenius)を含んでいる20mlシリンジを用いて、健康なボランティアから採取した。この抗凝固処理全血を15mlのポリプロピレン円錐管に移した(管当たり10ml)。この管を、遠心制動機を使用せずに15分間、室温、150×gで遠心分離した。この手順により、細胞成分ペレット、そして多血小板血漿(PRP)の上清がもたらされる。PRP層を、各管から収集し、そして各ドナーのために貯留した。遠心分離の後、細胞成分のキャリーオーバーを避けるため、およそ5mlのPRPを管に残した。血小板濃度を、コールター・カウンターを用いて決定した。
細胞成分のペレットを含んでいる15ml管を再び、1940×gで10分間遠心分離した。これによって、残っている大部分の微粒子血液構成成分がペレット化して分かれ(pelleted out)、少血小板血漿(PPP)の層は、そのままに残っていた。このPPPを各ドナーのために収集した。その前に蓄えられていたこのPRP層は、PPPで希釈され、最終濃度は、およそ3×E8 血小板/ml(PPP)になった。
ヒト血小板凝集アッセイは、マイクロタイタープレートリーダー(SpectraMax Plus 384 with SoftMax Pro software (Molecular Devices))を用いて96−ウェルプレートで行われる。プレート中、NaCl中の10×終濃度で15μlの試験化合物が、120μlの新鮮なPRPと混和され、そして5分間インキュベートする。このインキュベーション期間の後、1μlの40μM ADPを反応ミックスに加えた。このADPの添加は、阻害剤の不存在下で凝集を誘発するのに十分である。次いでプレートをマイクロプレートリーダーに移し、そして凝集が20分にわたって測定された。機器の設定は次のものを含む:650nmでの吸光度、1分間隔でリーディングする20分の稼動時間及びリーディングの間50秒振とう(すべて37℃で行われる)。アッセイの結果は、阻害%として表され、そして20分にわたる吸光度曲線下面積(AUC)を用いて計算された。
この発明の典型的化合物について、ヒト多血小板血漿を用いる前記の血小板凝集96−ウェルアッセイのIC50データは、表2に示されている。
Figure 0005504171
Figure 0005504171
“ボーン(Born)”−法
全血を、2mlのクエン酸バッファーを含む20mlのシリンジを用いて健常なボランティアから採取した。この抗凝固処理全血を15mlのポリプロピレン円錐管に移した(管当たり10ml)。この管を、遠心制動機を使用せずに15分間、室温、340×gで遠心分離した。この手順により、細胞成分ペレットと多血小板血漿(PRP)の上清がもたらされる。PRP層を、各管から収集し、そして各ドナーのために貯留する。遠心分離の後、細胞成分のキャリーオーバーを避けるため、およそ5mlのPRPを管に残した。血小板濃度を、コールター・カウンターを用いて決定した。
細胞成分のペレットを含んでいる15ml管を再び、1940×gで10分間遠心分離した。これによって、残っている大部分の微粒子血液構成成分がペレット化して分かれ(pelleted out)、少血小板血漿(PPP)の層はそのままに残っていた。このPPPを各ドナーのために収集した。その前に蓄えられていたがこのPRP層は、PPPで希釈され、およそ3×E8 血小板/ml(PPP)の最終濃度になった。
ヒト血小板凝集アッセイは、platelet aggregation profiler (PAP-4 又は -8、Bio/Data corporation)を用いて、単回使用キュベットで行われた。
このアッセイキュベットでは、DMSO中の100×終濃度での4μlの試験化合物を、392μlの新鮮なPRPと混和し、そして1.200rpm撹拌、37℃で、2分間インキュベートした。
このインキュベーション期間の後、4μlの250μM ADPを反応ミックスに加えた。このADPの添加は、阻害剤の不存在下で凝集を誘発するのに十分である。この後、凝集が6分にわたって、37℃、1.200rpm撹拌で測定された。アッセイの結果は、阻害%として表され、そして最大凝集(Tmax)又は6分にわたる吸光度曲線下面積(A
UC)を用いて計算された。
この発明の典型的化合物についての、ヒト多血小板血漿を用いる前記の血小板凝集アッセイのIC50データは、表3に示されている。
Figure 0005504171

Claims (3)

  1. すべての下記の化合物の立体異性体形態及びその任意の比率の混合物を包含する、式I:
    Figure 0005504171
    {式中、
    Eは、
    アゼチジン、ピペラジン、ピペリジン又はピロリジンから選択される3〜10員のヘテロサイクリック残基[ここで、該ヘテロサイクリック残基は、その窒素原子によってカルボニル炭素原子と結合し、そしてここで該ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR3によって、互いに独立して、一若しくは二置換されている]であり、
    Dは、
    フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR4によって、1回若しくは2回置換されている]であり、
    Qは、
    1)共有結合、
    2)−(C0−C4)−アルキレン−O−、
    3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
    4)−(C0−C4)−アルキレン−NH−C(O)−(C0−C2)−アルキレン−、
    5)−(C0−C4)−アルキレン−NH−C(O)−O−(C0−C2)−アルキレン−、
    6)−(C0−C4)−アルキレン−NH−SO2−(C0−C2)−アルキレン−又は
    7)−(C3−C15)−ヘテロシクリル−[ここで、該ヘテロシクリルは、アゼチジニル、フラニル、イミダゾリル、インドリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、テトラゾリル又はチエニルから選択され、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり;
    Jは、
    1)水素原子、
    2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
    3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、又は
    4)−(C0−C4)−アルキレン−フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
    Z−A−Bは、
    カルボニル炭素原子と一緒になって、−O−CH2−C(O)−、−O−CH(CH3)−C(O)−又は−O−C(CH32−C(O)−[ここで、該残基は、酸素原子を介してピラゾール残基と結合し、そしてカルボニル炭素原子によってEの窒素原子と結合する]から選択される残基を形成し、
    Vは、
    アゼチジニル、ピペラジニル、ピペリジニル又はピロリジニルから選択されるヘテロシクリルであり、そしてこのヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって、互いに独立して、一若しくは二置換されており、
    Gは、
    1)共有結合、
    2)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−、
    3)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、又は
    4)−(C0−C2)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−であり、
    Mは、
    1)水素原子、
    2)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
    3)−(C3−C6)−シクロアルキル[ここで、該シクロアルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
    4)−フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
    R1及びR2は、
    それぞれ、水素原子であり、
    R3は、
    1)水素原子、
    2)ハロゲン、
    3)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
    4)=O、
    5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
    6)−(C0−C4)−アルキレン−OH、
    7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、
    8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、
    9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、
    10)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、
    11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、
    12)−(C0−C4)−アルキレン−SOs−R11[ここで、sは、1又は2である]、
    13)−(C0−C4)−アルキレン−フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって、互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
    14)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテ
    ロシクリルは、アゼチジニル、フラニル、イミダゾリル、インドリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、テトラゾリル又はチエニルから選択され、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
    R4は、
    水素原子又はハロゲンであり、
    R10は、
    水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、
    R11及びR12は、
    互いに独立して、同一又は相異なって、
    1)水素原子、
    2)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって、互いに独立して、一若しくは二置換されている]、
    3)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
    4)−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、アルキレン及びシクロアルキルは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であるか、又は
    R11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジン、ピペリジン又はピロリジンから選択されるヘテロサイクリック環を形成し、そしてここで、該環は、非置換であるか、又はR13によって、環原子の数に応じて、1、2、3若しくは4回置換されており、
    R13は、
    ハロゲン、−OH、−(C3−C6)−シクロアルキル、−S−R10、−C(O)−R10、−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルコキシ又は−(C1−C3)−フルオロアルキルであり、そして
    R14は、
    −(C1−C4)−アルキル又は−(C1−C4)−アルコキシである}
    式Iの化合物、及びその生理学的に許容される塩。
  2. 式Iの化合物が、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−オキソ−2−[(S)−2−(2,2,2−トリフルオロエチル−カルバモイル)ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2−メチルスルファニル−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−ジメチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−シクロブチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2−メチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−エチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−プロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−イソプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−ブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−tert−ブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−シクロペンチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−2−[(5−{2−[(S)−2−(アゼチジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−4−カルボキシ−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2,2−ジフルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−オキソ−2−[(S)−2−(ピロリジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−オキソ−2−[(S)−2−(ピペリジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロブチルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2,2−ジフルオロ−シクロプロピルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロブチル−メチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((2S,4R)−2−エトキシカルボニル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−アゼチジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((2R,4R)−2−カルボキシ−4−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−(4−アセチル−ピペラジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−カルボキシ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−(3−アセチルアミノ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−カルボキシ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−オキソ−2−(3−オキソ−ピペラジン−1−イル)−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−(2−オキソ−2−ピロリジン−1−イル−エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((2S,4R)−2−カルボキシ−4−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(3−メタンスルホニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((2S,4S)−4−ヒドロキシ−2−メトキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[4−(2−ヒドロキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−オキソ−2−((S)−2−トリフルオロメチル−ピロリジン−1−イル)−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−カルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−カルボキシ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−アゼチジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−アゼチジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(3−シクロプロピルカルバモイル−アゼチジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(3−シクロブチルカルバモイル−アゼチジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1,1−ジメチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−メトキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−1,1−ジメチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((3S,4S)−3,4−ジヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−1,1−ジメチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((R)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1,1−ジメチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−メトキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((3S,4S)−3,4−ジヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−アゼチジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{1−メチル−2−オキソ−2−[(S)−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−ジメチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−3−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−プロピオニル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−3−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−3−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2,2−ジフルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−プロピオニル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−3−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−プロピオニル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−3−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−プロピオニル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−3−カルボキシ−2−({5−[2−オキソ−2−(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(R)−2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(R)−2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(R)−2−((S)−2−シクロプロピルメチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{(R)−1−メチル−2−オキソ−2−[(S)−2−(ピロリジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(R)−2−((S)−2−(2,2,2−トリフルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(S)−2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(S)−2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(S)−2−((S)−2−シクロプロピルメチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{(S)−1−メチル−2−オキソ−2−[(S)−2−(ピロリジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(S)−2−((S)−2−(2,2,2−トリフルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−(2−フルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロプロピルメチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−(2,2,2−トリフルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−(2,2−ジフルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−((S)−3−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロプロピルメチル−カルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−((S)−3−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−(2−フルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−((S)−3−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−(2,2−ジフルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−((S)−3−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロプロピル−カルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−(2−フルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロプロピルメチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−(2,2,2−トリフルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−(2,2−ジフルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−3−アセチルアミノ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−メタンスルホニルアミノ−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−メトキシカルボニルアミノ−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−(エトキシオキサリル−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
    −[(S)−4−アセチルアミノ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メトキシカルボニルアミノ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メタンスルホニルアミノ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
    −[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(エトキシオキサリル−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−(シクロブタンカルボニル−アミノ)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(2,2,2−トリフルオロ−アセチルアミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(2,2−ジメチル−プロピオニルアミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−イソブチリルアミノ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    (S)−4−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−[4−(3−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−5−オキソ−ペンタン酸、
    (S)−5−(4−ブトキシカルボニルアミノ−ピペリジン−1−イル)−4−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−オキソ−ペンタン酸
    S)−5−(4−ベンゾイル−ピペリジン−1−イル)−4−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−オキソ−ペンタン酸
    S)−5−(4−ベンゾイル−ピペリジン−1−イル)−4−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−オキソ−ペンタン酸
    S)−5−(3−ブトキシカルボニルアミノ−ピロリジン−1−イル)−4−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−オキソ−ペンタン酸、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(3−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[3−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(3−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[3−(2,2−ジフルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[3−(2,2,2−トリフルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[3−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−ヒドロキシ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−ヒドロキシ−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4,5−ジヒドロキシ−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルメチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2,2−ジフルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロブチル−メチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−エトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−シクロプロピルメトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−シクロヘキシルオキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−シクロペンチルオキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−シクロブトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−ベンジルオキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−プロポキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−ブトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−イソブトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−イソプロポキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−シクロペンチルメトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(2,2−ジメチル−プロピオニルオキシメトキシカルボニル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−((S)−2−{[5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−4−エトキシオキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−((S)−2−{[5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−4−イソプロポキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−((S)−2−{[5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3,4−ジフルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−4−エトキシカルボニル−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−エトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    (R)−4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    (R)−4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    (R)−4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    (S)−4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    (S)−4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    (S)−4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−2−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    (R)−4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    (R)−4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−(2−フルオロエチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    (R)−4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    (S)−4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    (S)−4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−(2−フルオロ−エチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    (S)−4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−3−メチル−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸フェニルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−(2−フルオロエチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸フェニルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸フェニルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−(2−フルオロエチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピル(proyl)カルバモイル−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−(シクロプロピル(proyl)メチル−カルバモイル)−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イル)−2−
    オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−オキソ−2−(2−チオフェン−2−イル−ピロリジン−1−イル)−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(2−フラン−2−イル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[2−(5−メチル−フラン−2−イル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−オキソ−2−((S)−2−フェニル−ピロリジン−1−イル)−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(4−メチル−オキサゾール−2−イル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(4−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(3−メチル−イソオキサゾール−5−イル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(3−メチル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−フルオロ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル、
    4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−フルオロ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−ヒドロキシ−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(3−シクロプロピル−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−{(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−[(2,2−ジフルオロ−シクロプロパンカルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−トリフルオロメタンスルホニルアミノ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メトキシカルボニル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル、
    4−[(R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル、
    4−[(S)−6−ベンジルオキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−6−ベンジルオキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−6−ベンジルオキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(2−エトキシ−エトキシカルボニル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
    −[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(3−メトキシ−プロポキシカルボニル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
    −[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−(3−メトキシ−ブトキシカルボニル)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル、
    5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸{(R)−2−[4−(3−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−1−メチル−2−オキソ−エチル}−アミド、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル、
    5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸{(S)−2−[4−(3−メトキシ−フェニル)−ピペラジン−1−イル]−1−メチル−2−オキソ−エチル}−アミド、
    4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル、
    4−[(S)−5−アセトキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−5−イソブチリルオキシ−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−6−ヒドロキシ−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−6−ヒドロキシ−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メチル−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−メチル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(2S,3S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−メチル−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル
    −[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−シクロヘキシル−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−メチル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(2S,3S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−メチル−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
    −[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−シクロヘキシル−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メチル−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−エトキシ−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−ヒドロキシ−3−メチル−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(2S,3R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−メチル−ペンタノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
    −[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メトキシ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−メトキシ−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−シクロプロピル−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−3−シクロブチル−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−6−ヒドロキシ−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−6−アセトキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(S)−6−アセトキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−6−アセトキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ヘキサノイル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル、
    4−{(S)−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロブチル−メチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−6−ヒドロキシ−ヘキサノイル}−ピペラジン−1−カルボン酸シクロブチルエステル、
    5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸[2−オキソ−2−(4−ペンタノイル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−アミド
    −[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸[2−(4−シクロプロパンカルボニル−ピペラジン−1−イル)−2−オキソ−エチル]−アミド、
    5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸[2−(4−シクロブタンカルボニル−ピペラジン−1−イル)−2−オキソ−エチル]−アミド
    1−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−メチル−ペンタノイル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸ブチルエステル、
    {1−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ペンタノイル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸ブチルエステル、
    {1−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−メチル−ブチリル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸ブチルエステル、
    {1−[(2S,3S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−メチル−ペンタノイル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸ブチルエステル、
    {1−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−2−シクロヘキシル−アセチル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸ブチルエステル、
    {1−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸ブチルエステル、
    {1−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−シクロヘキシル−プロピオニル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸ブチルエステル、
    4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸 2−メトキシ−エチルエステル、
    4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルアミド
    −[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸 2−エトキシ−エチルエステル
    −[(R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−フルオロ−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、
    4−[(R)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−3−フルオロ−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル
    −[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸シクロペンチルエステル、
    4−[2−({5−[(R)−2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[2−({5−[2−((2S,4R)−2−シクロブチルカルバモイル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−{2−[(5−{2−オキソ−2−[(S)−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−アセチル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−{2−[(5−{(R)−1−メチル−2−オキソ−2−[(S)−2−(1H−テトラゾール−5−イル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−アセチル}−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4,4,4−トリフルオロ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸プロピルエステル、
    4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4,4,4−トリフルオロ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸ブチルエステルまたは
    4−[2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−アセチル]−ピペラジン−1−カルボン酸ベンジルエステル.
    である、請求項1に記載の式Iの化合物。
  3. 請求項2に記載の、そのすべての立体異性体形態およびその任意の比率の混合物の少なくとも一つの式Iの化合物及び/又はその生理学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体を含んでなる、医薬製剤。
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