JP5504025B2 - コンベヤ用ベルト及び土砂搬送用ベルトコンベヤ - Google Patents

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本発明は、トンネルの掘削により生じた土砂を坑外へ搬送するための土砂搬送用ベルトコンベヤ及びこの土砂搬送用ベルトコンベヤに取り付けられるコンベヤ用ベルトに関する。
従来より、トンネルの掘削により生じた土砂は、土砂搬送用ベルトコンベヤによって坑外へ搬出されている。
例えば、特許文献1には、一般的な土砂搬送用ベルトコンベヤが記載されている。しかし、小断面のトンネル内では、人間の移動や資機材運搬を阻害しないようにこれよりも幅の狭い土砂搬送用ベルトコンベヤの設置が要求される。また、大断面のトンネル内にも大型の土砂搬送用ベルトコンベヤを設置するとトンネル内が狭くなるので、やはり幅の狭い土砂搬送用ベルトコンベヤの設置が要求される。
土砂搬送用ベルトコンベヤの幅を狭くするには、コンベヤ用ベルトの幅も狭くなるが、その場合、キャリアローラーの馴染み(コンベヤ用ベルトの撓み量H)が小さくなるため、コンベヤ用ベルトの幅BWと撓み量Hの比率H/BWで求められるトラフ指数(JIS K6322)も小さくなって、土砂がコンベヤ用ベルトからこぼれ落ちてしまい、搬送性能が低下してしまう。一方、搬送性能を向上させるためには、コンベヤ用ベルトを軟らかくして撓み量Hを大きくし、トラフ指数を大きくすることが考えられるが、そうするとコンベヤ用ベルトが伸びやすくなって引張り強度が低下してしまい耐久性が劣化したり、コンベア用ベルトを途中で支持しながら回転を補助するための駆動プーリーが多数必要になる。
特開2000−177822号公報
このように、従来、トラフ指数が大きく、かつ、引張り強度が大きいという性能を満たすコンベヤ用ベルトを実現することが困難であったため、トラフ指数及び引張り強度を共に両立させるという発想が無く、幅の狭い土砂搬送用ベルトコンベヤは存在しなかった。
そこで、本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、幅が狭くてもトラフ指数が大きく、かつ、引張り強度が大きいコンベヤ用ベルト及びそれを備えた土砂搬送用ベルトコンベヤを提供することを目的とする。
本発明者らは、コンベヤ用ベルトの心体帆布の密度係数やカバーゴムの硬度及び厚さがそれぞれ異なる複数のベルトを作成し、それらの強度試験等を行うことにより、所定の条件において、トラフ指数及び引張り強度を両立させることができるという知見を得て本発明の構成としたものである。
なお、密度係数とは、図6に示すように、心体帆布の詰まり方の程度を示すものであり、次式(1)にて算出される。
密度係数=縦密度係数×横密度係数 ・・・(1)
ここで、縦密度係数及び横密度係数は、それぞれ次式(2)、(3)にて算出される。
縦密度係数=縦糸打込本数(本/50mm)×(縦糸直径(mm)+横糸直径(mm))/50mm ・・・(2)
横密度係数=横糸打込本数(本/50mm)×(縦糸直径(mm)+横糸直径(mm))/50mm ・・・(3)
また、硬度は、JIS K 6253デュロメータ硬さタイプAで定められた試験方法により測定する。
すなわち、本発明は、トンネルの掘削により生じた土砂を搬送するための土砂搬送用ベルトコンベヤに用いられるコンベヤ用ベルトであって、
縦糸と横糸とを編み込むことにより形成され、これら両糸の密度係数が0.42以上0.531以下である心体帆布と、
硬度が57以上63未満で、前記心体帆布の上面及び下面をそれぞれ覆うように設けられた一対のカバーゴムと、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、コンベヤ用ベルトのトラフ指数を従来品と比べて大きくすることができるため、幅の狭い土砂搬送用ベルトコンベヤに設置しても、土砂をこぼれ落とすことなく搬送することができる。したがって、大断面のトンネルには勿論のこと、小断面のトンネルにも土砂搬送用ベルトコンベヤを設置することができる。
また、引張り強度を従来品と比べて大きくすることができるため、従来よりもコンベヤ用ベルトの耐久性が向上するので、接着作業や交換作業等の手間及び時間を低減することができる。したがって、トンネルの掘削を効率良く行うことができる。
また、カバーゴムの硬度が57以上63未満でコンベヤ用ベルトはあまり撓まないため、駆動プーリー間の距離を長くして、駆動プーリーの数を低減することができる。
また、本発明は、土砂搬送用ベルトコンベヤであって、上述したコンベヤ用ベルトを備えることを特徴とする。
本発明によれば、幅の狭いコンベヤ用ベルトを用いることによって従来品よりも幅の狭い土砂搬送用ベルトコンベヤを製作することができる。そして、土砂搬送用ベルトコンベヤの幅を狭くできたことにより、大断面のトンネルには勿論のこと、小断面のトンネル内にも土砂搬送用ベルトコンベヤを設置することができる。
本発明によれば、幅が狭くてもトラフ指数が大きく、かつ、引張り強度が大きいコンベヤ用ベルト及びこのベルトを備えた土砂搬送用ベルトコンベヤを提供することができる。
本実施形態にかかるコンベヤ用ベルトを備えた土砂搬送用ベルトコンベヤを示す図である。 コンベヤ用ベルトの斜視断面図である。 コンベヤ用ベルトを備えた土砂搬送用ベルトコンベヤを小断面のトンネル内に設置した状態を示す図である。 土砂搬送用ベルトコンベヤの送り側ベルト付近を拡大して示す断面図である。 上半部が各試験体No.1〜No.6及び従来品No.0の仕様を示し、下半部が試験体No.1〜試験体No.6及び従来品No.0のトラフ指数、心体帆布の引張り強度、カバーゴムの引張り強度及び引裂強度の値を示す図である。 心体帆布の密度係数の算出方法を説明するための図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施形態にかかるコンベヤ用ベルト1を備えた土砂搬送用ベルトコンベヤ2を示す図である。
図1に示すように、土砂搬送用ベルトコンベヤ2は、上流側端部に配置されたヘッドプーリー3と、下流側端部に配置された駆動用プーリー4と、両プーリー3、4間を回転するように巻き付けられたコンベヤ用ベルト1と、駆動用プーリー4を駆動するための駆動手段6と、を備えている。
図2は、コンベヤ用ベルト1の斜視断面図である。
図2に示すように、コンベヤ用ベルト1は、縦糸7と横糸8とを編み込むことにより形成された心体帆布9と、心体帆布9の上面及び下面をそれぞれ覆うように設けられたカバーゴム10、11と、を備えている。
心体帆布9は、縦糸7及び横糸8の密度係数が0.42以上0.531以下の範囲になるように形成されたものを用いる。
心体帆布9の上面及び下面を覆うカバーゴム10、11は、心体帆布9に接着材で固着されている。心体帆布9の上面に固着されたカバーゴム10上に土砂が載置される。
このカバーゴム10、11は、硬度が57以上63未満の範囲になるように形成されたものを用いる。
なお、本実施形態においては、心体帆布9の上面及び下面を覆うカバーゴム10、11として、厚さがそれぞれ5.0mm、2.0mmのものを用いたがこれに限定されるものではなく、例えば、上面のカバーゴム10の厚さを4.0mmとしても良い。
図3は、コンベヤ用ベルト1を備えた土砂搬送用ベルトコンベヤ2を小断面のトンネルT内に設置した状態を示す図である。また、図4は、土砂搬送用ベルトコンベヤ2の送り側ベルト1a付近を拡大して示す断面図である。
図3及び図4に示すように、小断面のトンネルT内に設置されている土砂搬送用ベルトコンベヤ2の幅は、約450mmであり、一般的な土砂搬送用ベルトコンベヤの幅(約600mm)よりも小さい。
コンベヤ用ベルト1の送り側ベルト1aは、土砂を両側から挟み込んで落とさないように、キャリアローラー5に沿って略コの字形に変形することが望ましい。コンベヤ用ベルト1の変形性能を評価するために、本実施形態においては、トラフ指数を用いた。
土砂搬送用ベルトコンベヤ2は、送り側ベルト1aの幅方向中央部分がメインキャリアローラー5aに載置され、幅方向左右両側部分がサイドキャリアローラー5bにそれぞれ載置される。かかる際に、図4に向かって送り側ベルト1aの幅方向左側部分、幅方向中央部分、幅方向右側部分はそれぞれ1/3ずつ均等にメインキャリアローラー5a及びサイドキャリアローラー5bに載置される。本実施形態においては、メインキャリアローラー5aに対するサイドキャリアローラー5bの傾斜角度を30°としたが、この値に限定されるものではなく、搬送する土砂の土質等に基づいて設計等により決定される。
幅が、例えば、450mmのコンベヤ用ベルト1をメインキャリアローラー5a及びサイドキャリアローラー5b上に載置した場合におけるコンベヤ用ベルト1のトラフ指数を次式(4)にて算出する。
T= H/BW ・・・(4)
=(SINα×BW/3)/BW
=(SIN30×450/3)/450
= 75/450
= 0.167
ここで、T:トラフ指数、H:コンベヤ用ベルト1の撓み量、α:メインキャリアローラー5aに対するサイドキャリアローラー5bの傾斜角度(°)、BW:コンベヤ用ベルト1の幅(mm)である。
この結果より、トラフ指数が、0.167(以下、この値を目標値という)以上になるコンベヤ用ベルト1を用いることが望ましい。
次に、上述したコンベヤ用ベルト1の性能について検討した結果について説明する。心体帆布9の密度係数、カバーゴム10、11の硬度及び厚さの異なる複数のコンベヤ用ベルト1の試験体を製作し、これらの試験体のトラフ指数、引張り強度、引裂強度を測定した。まず、各試験体を構成する心体帆布9の密度係数、カバーゴム10、11の硬度及び厚さについて説明し、次に、各試験体の測定結果について説明する。
図5は、上半部が各試験体No.1〜No.6及び従来品No.0の仕様を示し、下半部が試験体No.1〜No.6及び従来品No.0のトラフ指数、心体帆布9の引張り強度、カバーゴム10、11の引張り強度及び引裂強度の測定結果を示す図である。
図5の上半部に示すように、心体帆布9の密度係数、カバーゴム10、11の硬度及び厚さがそれぞれ異なる複数の試験体No.1〜No.6を作成した。
そして、これらの各試験体No.1〜No.6のトラフ指数、心体帆布9の引張り強度、カバーゴム10、11の引張り強度及び引裂強度をJIS規格に定められた手法にて測定する。具体的には、心体帆布9の引張り強度、カバーゴム10、11の引張り強度及び引裂強度は、それぞれJIS K 6322、JIS K 6251、JIS K 6252で定められた試験方法により測定する。
なお、比較検討のために、従来の土砂運搬用ベルトNo.0(以下、従来品の試験体No.0という。)の測定結果についても記載した。この測定結果は、既に測定済みのデータを用いた。従来品の試験体No.0は、図5の下半部に示すように、JIS等で定められた条件(心体帆布9の引張り強度が630N/mm以上、カバーゴム10、11の引張り強度が18Mpa以上、カバーゴム10、11の引裂強度が50N/mm以上であること)は満たしているが、トラフ指数が目標値よりも小さいため、本実施形態にかかるコンベヤ用ベルト1としての使用には適していない。
<試験体No.1及びNo.2について>
送り側ベルト1aが略コの字の形状(図4参照)になるようにトラフ指数を大きくする(すなわち、土壌搬送用ベルト1の撓み量Hが大きくなるようにする)ためには、従来品No.0と比べて、心体帆布9の密度係数を小さくすれば良いと考えて、心体帆布9の密度係数を従来品No.0よりも小さくした。具体的には、試験体No.1及びNo.2の心体帆布9の密度係数をそれぞれ、0.531、0.454とした。
なお、本発明者らは、心体帆布9の密度係数を0.42未満にすると、ベルトとして機能しないという知見を得ているので、密度係数は0.42(以下、この値を管理値という)以上とする。
<試験体No.3及びNo.4について>
トラフ指数を大きくするためには、従来品No.0と比べて、カバーゴム10の厚さを薄くすれば良いと考えて、カバーゴム10の厚さを従来品No.0よりも薄くした。具体的には、試験体No.3及びNo.4のカバーゴム10の厚さを4.0mmとした。
なお、カバーゴム10の厚さの影響を明確にするために、試験体No.3及び試験体No.4の心体帆布9の密度係数をそれぞれ試験体No.1、試験体No.2と同じ値にした。
<試験体No.5及びNo.6について>
トラフ指数を大きくするためには、従来品No.0と比べて、カバーゴム10、11の硬度を小さくすれば良いと考えて、カバーゴム10、11の硬度を従来品No.0よりも小さくした。具体的には、試験体No.5及びNo.6のカバーゴム10、11の硬度をそれぞれ54、57とした。
なお、カバーゴム10、11の硬度の影響を明確にするために、試験体No.5及びNo.6の心体帆布9の密度係数を試験体No.2と同じ値にした。
次に、試験体No.1〜No.6のトラフ指数、心体帆布9の引張り強度、カバーゴム10、11の引張り強度及び引裂強度を測定した結果について説明する。
<試験体No.1及びNo.2について>
図5の下半部に示すように、試験体No.1及びNo.2のトラフ指数は、従来品No.0のトラフ指数よりもやや大きくなったが、目標値よりも小さかった。具体的には、試験体No.1及びNo.2のトラフ指数は、それぞれ0.140、0.148であった。
したがって、心体帆布9の密度係数を小さくすることにより、トラフ指数は大きくなることがわかる。
<試験体No.3及びNo.4について>
試験体No.3及びNo.4のトラフ指数は、従来品No.0のトラフ指数よりもやや大きくなったが、目標値よりも小さかった。具体的には、試験体No.3及びNo.4のトラフ指数は、それぞれ0.137、0.150であった。
また、カバーゴム10の厚さのみが異なる試験体No.3と試験体No.1と、試験体No.4と試験体No.2と、をそれぞれ比較すると、カバーゴム10を薄くしても、トラフ指数は、多少大きくなるもののほとんど変化していない。
したがって、カバーゴム10を薄くしてもトラフ指数を大きくする効果は小さいことがわかる。
<試験体No.5及びNo.6について>
試験体No.5及びNo.6のトラフ指数は、従来品No.0のトラフ指数よりも大きく、かつ、目標値を超えていた。具体的には、試験体No.5及びNo.6のトラフ指数はそれぞれ0.215、0.194であった。
したがって、カバーゴム10、11の硬度を小さくすることにより、トラフ指数は大きくなることがわかる。
しかしながら、試験体No.5の引裂強度が規定値よりも小さくなった。この結果より、カバーゴム10、11の硬度を54(試験体No.5の硬度)よりも大きくすることが好ましい。
一方、試験体No.6は、トラフ指数が目標値よりも大きく、かつ、その他の項目についても上記JIS等で定められた条件よりも大きくなった。したがって、試験体No.6は、本実施形態にかかるコンベヤ用ベルト1としての使用に適している。
<試験体No.1〜No.6全体についてのまとめ>
===心体帆布9の密度係数について===
心体帆布9の密度係数を従来品No.0よりも小さくした試験体No.1〜No.6は、すべてトラフ指数が従来品No.0よりも小さくなった。
本実験では、試験体No.1〜No.6のうち、最も大きい密度係数を0.531(試験体No.1及びNo.3)としたので、これを考慮して、密度係数の上限を0.531以下とした。また、心体帆布9の下限を管理値である0.42以上とした。
===カバーゴム10、11の硬度について===
上述したように、試験体No.5の結果より、カバーゴム10、11の硬度を54にすると引裂強度が規定値を満たさなくなるため、カバーゴム10、11の硬度の下限を54よりも大きくすることとした。さらに、安全性を考慮して57(試験体No.6の硬度)以上とした。
また、カバーゴム10、11の硬度の上限を63(試験体No.1〜No.4の硬度)未満とした。上述したように、カバーゴム10、11の硬度を変化させるとトラフ指数が大きく変化するため、カバーゴム10、11の硬度の上限を63(試験体No.1〜No.4の硬度)未満とし、かつ、心体帆布9の密度係数を上記範囲内にすることにより、トラフ指数の目標値を超えることができると考えられる。
===カバーゴム10の厚さについて===
カバーゴム10の厚さが異なる試験体No.1と試験体No.3と、試験体No.2と試験体No.4と、をそれぞれ比較すると、カバーゴム10の厚さを薄くしても、トラフ指数はほとんど変化していないことがわかる。
また、カバーゴム10の厚さ及び硬度が異なる試験体No.4と試験体No.5と、試験体No.4と試験体No.6と、をそれぞれ比較すると、カバーゴム10が厚くても硬度が小さいNo.5及びNo.6のトラフ指数が大きくなっている。
これらの結果より、カバーゴム10を薄くしてもトラフ指数を大きくする効果は小さいと考えられる。
したがって、上述した試験結果より、コンベヤ用ベルト1は、密度係数が0.42以上0.531以下の心体帆布9と、硬度が57以上63未満のカバーゴム10、11と、を備えることによって、トラフ指数が0.167以上になることがわかる。
本実施形態にかかるコンベヤ用ベルト1によれば、トラフ指数を従来品と比べて大きくすることができるため、幅の狭い土砂搬送用ベルトコンベヤ2に設置しても、土砂をこぼれ落とすことなく搬送することができる。したがって、小断面のトンネルT内に土砂搬送用ベルトコンベヤ2を設置することができる。
また、カバーゴム10、11の引張り強度を従来品と比べて大きくすることができるため、従来よりもコンベヤ用ベルト1の耐久性能が向上するので、接着作業や交換作業等の手間及び時間を低減することができる。したがって、トンネルTの掘削を効率良く行うことができる。
1 コンベヤ用ベルト
1a 送り側ベルト
2 土砂搬送用ベルトコンベヤ
3 ヘッドプーリー
4 駆動用プーリー
5 キャリアローラー
5a メインキャリアローラー
5b サイドキャリアローラー
6 駆動手段
7 縦糸
8 横糸
9 心体帆布
10 カバーゴム
11 カバーゴム
T トンネル

Claims (2)

  1. トンネルの掘削により生じた土砂を搬送するための土砂搬送用ベルトコンベヤに用いられるコンベヤ用ベルトであって、
    縦糸と横糸とを編み込むことにより形成され、これら両糸の密度係数が0.42以上0.531以下である心体帆布と、
    硬度が57以上63未満で、前記心体帆布の上面及び下面をそれぞれ覆うように設けられた一対のカバーゴムと、
    を備えることを特徴とするコンベヤ用ベルト。
  2. 請求項1に記載のコンベヤ用ベルトを備えることを特徴とする土砂搬送用ベルトコンベヤ。
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