JP5502340B2 - タービンの冷却構造およびガスタービン - Google Patents

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本発明は、タービンの冷却構造およびガスタービンに関する。
近年ガスタービンにおいては、高出力化や高効率化を図るために、タービン静翼およびタービン動翼に導かれる燃焼ガスの温度が高くなる傾向にある。
そのため、タービン静翼およびタービン動翼における耐熱性を確保することを目的として、空気や蒸気などの冷却媒体がタービン静翼およびタービン動翼の内部の冷却流路に供給されている。
上述のように、タービン動翼の冷却流路に冷却媒体、例えば冷却空気を供給するために、静止しているケーシング側に設けられた貯気室から、回転するロータの内部へ冷却空気が導入されている。
単に、静止している貯気室から回転しているロータの内部に冷却空気を導入すると、ロータの回転方向の流速成分を持たない冷却空気がロータの内部に流入する際に、エネルギ損失(ディスクポンピングロス)が発生していた。さらに、冷却空気がロータの内部に流入する入口において入口圧損が発生していた。
上述の問題を解決するために、静止している貯気室から回転しているロータの内部に流入する冷却空気に、ロータの回転方向の流速成分を与える予旋回(Pre−swirl)ノズル、または、TOBI(Tangential OnBoard Injection)ノズルを設ける技術が提案されている(例えば、特許文献1から4参照。)。
上述のように、予旋回ノズルまたはTOBIノズルにより冷却空気にロータの回転方向の流速成分を与えることにより、冷却空気における回転方向の流速成分と、ロータの回転速度との差を小さくすることにより、ディスクポンピングロス等の発生を抑制することができた。
特許第4088557号公報 特許第4146257号公報 特開2007−298020号公報 特表2003−500585号公報
上述の特許文献1から4に記載の技術では、予旋回ノズルまたはTOBIノズルにより予旋回を与えられた冷却空気は、タービン動翼の冷却や、1段静翼(1C)と1段動翼(1S)との間のリムパージなどに用いられている。
ここで、予旋回ノズルなどにより予旋回を与えられた冷却空気の圧力と、タービン動翼およびタービン静翼の周囲を流れる燃焼ガスの圧力との圧力差が大きく、かつ、タービン動翼の冷却流路における流路抵抗と、リムパージに用いられる冷却媒体の流路における流路抵抗との差が大きいため、上述の特許文献1から4に記載の技術では、いわゆるシールディスク構造や、エアセパレータなどが用いられていた。
しかしながら、上述のようにシールディスク構造などを設けると、入口出口圧損が発生したり、Free Voltexチャンバが形成されなかったりすることから、予旋回ノズルなどの膨張比で損をしており、ガスタービンの性能が低下するおそれがあるという問題があった。
さらに、シールディスク構造などが複雑であるため、製作性が低下するおそれがあるという問題が合った。
その一方で、シールディスク構造などを設けることにより、予旋回ノズル等と、タービン動翼等との間の距離が長くなることから、冷却流体と接触する部分であって、静止部と回転部が向かい合う箇所の濡れぶち(濡れ面積)が大きくなる。
すると、冷却流体におけるドラッグ(せん断)による摩擦ロスが発生し、ガスタービンにおける性能損失を生じるという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、構造を簡略化するとともに、性能の低下を抑制することができるタービンの冷却構造およびガスタービンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明のタービンの冷却構造は、外周部に複数の動翼が周方向に並んで取り付けられるとともに、軸線まわりに回転自在に支持されたタービンディスクと、該タービンディスクの内部を内側から外側に向かって延びるとともに周方向に並んで配置され、前記動翼内部の冷却流路に冷却媒体を供給する複数の冷却孔と、前記冷却媒体が外部から供給されるとともに、前記複数の冷却孔と連通された入口空間と、が設けられ、一の動翼における前記冷却流路に対して、前記複数の冷却孔が連通されていることを特徴とする。
本発明によれば、入口空間に供給された冷却媒体は、複数の冷却孔を介して一の動翼内部に形成された冷却流路に供給される。
例えば、一の動翼における冷却流路に対して、一つの冷却孔が連通されている場合と比較して、冷却媒体が流れる流路面積を大きくすることができる。そのため、冷却孔を冷却媒体が流れる際の圧力損失を低減することができ、冷却孔を介して動翼の冷却流路に冷却媒体を供給する際に必要な圧力差を低減することができる。言い換えると、入口空間に供給される冷却媒体の圧力を低下させることができる。
さらに、入口空間における冷却媒体に必要な圧力が低下することにより、入口空間からそれ以外の空間へ冷却媒体が流出することを防止するシール構造を簡略化することができる。
そのため、例えば、シールディスク構造などを設ける必要がなくなり、冷却媒体を供給する際の圧損の発生を抑制することができ、かつ、製作性の悪化を防止することができる。
上記発明においては、前記入口空間を、外部から前記冷却媒体が供給される第1入口空間、および、前記複数の冷却孔と連通された第2入口空間に分割する仕切り部と、該仕切り部に配置され、前記第1入口空間から前記第2入口空間に向かって、前記タービンディスクの回転方向に傾斜して延びる流路を有するノズル部と、が設けられていることが望ましい。
本発明によれば、冷却媒体が第1入口空間から第2入口空間に流入する際に、ノズル部によって冷却媒体にタービンディスクにおける回転方向、言い換えると旋回方向の流速成分が与えられる。そのため、第2入口空間から複数の冷却孔に冷却媒体が流入する際に発生するエネルギ損失が抑制される。
さらに、例えば、シールディスク構造などを設けた場合と比較して、ノズル部を複数の冷却孔に接近して配置することができる。そのため、旋回方向の流速成分が与えられた冷却媒体と、シールディスク構造などの静止している部材との接触面積を減らすことができる。つまり、冷却媒体におけるドラッグ(せん断)による摩擦ロスの発生が抑制される。
上記発明においては、前記複数の動翼を内部に収納するケーシングの内周面に周方向に並んで取り付けられるとともに、前記軸線方向に沿って前記複数の動翼と交互に並んで取り付けられる静翼および前記動翼の隙間と、前記第2入口空間と連通されるとともに、前記タービンディスクに隣接されたリムシール空間と、前記タービンディスクから前記仕切り部に向かって円筒状に延び、前記第2入口空間と前記リムシール空間との間の前記冷却媒体の流れを規制するシール構造を構成する規制部と、が設けられていることが望ましい。
本発明によれば、第2入口空間に流入した冷却媒体の一部は、第2入口空間から、規制部および仕切り部から構成されるシール構造を通過して、リムシール空間を介して静翼および動翼の隙間から流出する。
例えば、一の動翼における冷却流路に対して、一つの冷却孔が連通されている場合と比較して、入口空間における冷却媒体に必要な圧力が低いため、第2入口空間とリムシール空間との間におけるシール構造に求められるシール性能が低くなる。そのため、タービンディスクから仕切り部に向かって延びる規制部を、エアセパレータなど比較して、小型化することができることから、規制部をタービンディスクと一体に構成することができる。
本発明のタービンの冷却構造は、隔壁流路を介して第1入口空間に接続された空間をリムシール空間に繋ぐジャンパチューブがさらに設けられている。
本発明のタービンの冷却構造は、ジャンパチューブを流れる冷却媒体の流量を調整するプラグ部がさらに設けられている。プラグ部は、前記ジャンパチューブに着脱可能に取り付けられている。
本発明のガスタービンは、空気を吸入して圧縮する圧縮部と、圧縮された空気および外部から供給された燃料からなる混合気を燃焼させて燃焼ガスを生成する燃焼部と、生成された燃焼ガスから回転駆動力を抽出するタービン部と、が設けられ、前記タービン部には上記本発明に記載のタービンの冷却構造が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、本発明のタービンの冷却構造が設けられているため、タービン部の構造を簡略化するとともに、ガスタービンにおける性能低下を抑制することができる。
本発明のタービンの冷却構造およびガスタービンによれば、入口空間に供給された冷却媒体は、複数の冷却孔を介して一の動翼内部に形成された冷却流路に供給されるため、構造を簡略化するとともに、性能の低下を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るガスタービンの構成を説明する模式図である。 図1のタービン部における構成を説明する部分断面視図である。 図2の1段動翼周辺の構成を説明する部分拡大断面視図である。 図3の1段動翼周辺の構成を説明するA−A線矢視断面図である。 図2の内側隔壁部周辺の構成を説明する部分拡大断面視図である。
この発明の一実施形態に係るガスタービンについて、図1から図5を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るガスタービンの構成を説明する模式図である。
本実施形態では、本願のガスタービン1を、発電機を駆動する用途に用いられるものに適用して説明するが、他の用途に用いるものであってもよく、特に限定するものではない。
ガスタービン1には、圧縮機(圧縮部)2と、燃焼器(燃焼部)3と、タービン部4と、回転軸5と、が主に設けられている。
圧縮機2は、図1に示すように、外部の空気である大気を吸入して圧縮し、圧縮された空気を燃焼器3に供給するものである。
なお、圧縮機2としては、公知の構成を用いることができ、特にその構成を限定するものではない。
燃焼器3は、図1に示すように、圧縮機2により圧縮された空気、および、外部から供給された燃料を混合させ、混合された混合気を燃焼させることにより、高温ガス(燃焼ガス)を生成するものである。
なお、燃焼器3としては、公知の構成を用いることができ、特にその構成を限定するものではない。
タービン部4は、図1に示すように、燃焼器3により生成された高温ガスの供給を受けて回転駆動力を発生させ、発生した回転駆動力を回転軸5に伝達するものである。
図2は、図1のタービン部における構成を説明する部分断面視図である。図3は、図2の1段動翼周辺の構成を説明する部分拡大断面視図である。図4は、図3の1段動翼周辺の構成を説明するA−A線矢視断面図である。図5は、図2の内側隔壁部周辺の構成を説明する部分拡大断面視図である。
タービン部4には、図2から図5に示すように、ケーシング13Sに固定された1段静翼(静翼)11Sと、1段タービンディスク(タービンディスク)31Rに取り付けられた1段動翼(動翼)21Rと、1段動翼21Rの冷却などに用いられる冷却空気(冷却媒体)が供給される入口キャビティ(第1入口空間)41Cおよび出口キャビティ(第2入口空間)42Cと、入口キャビティ41Cおよび出口キャビティ42Cを分割する内側隔壁部(仕切り部)61Sと、1段静翼11Sおよび1段動翼21Rの間に冷却空気を供給するリムシールキャビティ(リムシール空間)43Cと、が主に設けられている。
ここでは理解の容易化のために、燃焼器3の近くに配置され最も冷却が必要な1段静翼11Sおよび1段動翼21Rの周辺のみについて説明するが、タービン部4には、1段静翼11Sおよび1段動翼21Rのほかにも、回転軸5に沿って燃焼ガスの下流側に向かって2段静翼および2段動翼、3段静翼および3段動翼などが、必要に応じて設けられている。
1段静翼11Sは、図2および図3に示すように、1段動翼21Rとともに燃焼器3により生成された燃焼ガスから回転駆動力を発生させるものである。
1段静翼11Sは、円筒状に形成されたケーシング13Sから、回転軸5を中心とした径方向内側(図2の下側)、言い換えると、燃焼ガスが流れる流路側に延びて配置されるとともに、周方向に等間隔に並んで配置された翼である。
さらに、1段静翼11Sは、1段動翼21Rよりも燃焼器3側(図2の左側)、言い換えると、燃焼ガス流れの上流側に配置されている。
1段静翼11Sにおける内周側の端部には、内側シュラウド12Sが設けられている。
内側シュラウド12Sは、1段静翼11Sの端部から周方向に延びる板状の部材であり、燃焼ガスが流れる流路の一部を形成するものである。さらに、内側シュラウド12Sは、外側隔壁部51Sに固定されている。
外側隔壁部51Sは、回転軸5を中心とした筒状に形成された部材であり、内側隔壁部61S等とともに入口キャビティ41Cや、リムシールキャビティ43Cなどの壁面の一部を構成するものである。
1段動翼21Rは、図2および図3に示すように、1段静翼11Sとともに燃焼器3により生成された燃焼ガスから回転駆動力を発生させるものである。
1段動翼21Rは、円板状に形成された1段タービンディスク31Rにおける外周面から、径方向外側(図2の上側)、言い換えると、燃焼ガスが流れる流路側に延びて配置されるとともに、周方向に等間隔に並んで配置された翼である。
さらに、1段動翼21Rは、1段静翼11Sよりも燃焼ガス流れの下流側(図2の右側)に配置されている。
1段動翼21Rには、図3および図4に示すように、翼部22Rと、プラットフォーム23Rと、翼取付部24Rと、冷却流路25Rと、が主に設けられている。
翼部22Rは、図3および図4に示すように、燃焼ガスの流れを受けて回転駆動力を発生させる部分である。さらに、翼部22Rは、周方向に沿う断面視において凸状に湾曲した負圧面および凹状に湾曲した正圧面と、燃焼ガス流れにおける上流側の端部である前縁および下流側の端部である後縁から構成された部分である。
プラットフォーム23Rは、図3および図4に示すように、翼部22Rにおける径方向内側(図3の下側)の端部に配置された部分、言い換えると、翼部22Rおよび翼取付部24Rの間に配置された部分である。プラットフォーム23Rは、径方向に延びるとともに、燃焼ガスの流れる流路の一部を形成するものである。
翼取付部24Rは、図3および図4に示すように、1段タービンディスク31Rと嵌合される部分、言い換えると、1段動翼21Rにおける径方向内側の端部に配置される部分である。さらに、翼取付部24Rには、径方向に沿う断面視においていわゆるクリスマスツリー形に形成され、1段タービンディスク31Rと嵌合される部分が設けられている。
その一方で、翼取付部24Rにおける径方向内側の端部は、後述する軸方向連通路36Rの壁面の一部を構成している。
冷却流路25Rは、冷却空気を翼部22Rの内部に導き、翼部22Rの冷却を行う流路である。翼取付部24Rにおける軸方向連通路36Rの壁面を構成する面に開口し、翼取付部24Rから翼部22Rに延びて形成された流路である。
なお、翼部22Rの内部における冷却流路25Rの構成は、公知の構成を用いることができ、特に限定するものではない。
1段タービンディスク31Rは、図2および図3に示すように、円板状に形成された部材であって、回転軸5に回転駆動力を伝達可能に配置されたものである。1段タービンディスク31Rの外周面には、1段動翼21Rが周方向に等間隔に配置されている。
その一方で、1段タービンディスク31Rは、外側隔壁部51Sおよび内側隔壁部61Sとともにリムシールキャビティ43Cの壁面の一部を構成するものでもある。
1段タービンディスク31Rには、図3および図4に示すように、嵌合溝32Rと、第1冷却孔(冷却孔)33Rおよび第2冷却孔(冷却孔)34Rと、周方向連通路35Rと、軸方向連通路36Rと、シールアーム(規制部)37Rと、が設けられている。
嵌合溝32Rは、図3および図4に示すように、1段動翼21Rの翼取付部24Rが嵌合される部分である。そのため、嵌合溝32Rは翼取付部24Rにおけるいわゆるクリスマスツリー形と噛み合う形状に形成されている。
さらに、嵌合溝32Rは、1段タービンディスク31Rの外周面に等間隔に並んで形成されているとともに、回転軸5に沿って延びるように形成されている。
その一方で、嵌合溝32Rにおける径方向内側の端部は、軸方向連通路36Rを構成する溝と繋がっている。
第1冷却孔33Rは、図2から図4に示すように、第2冷却孔34Rなどとともに、冷却空気を出口キャビティ42Cから1段動翼21Rの冷却流路25Rに導く孔であって、冷却空気の流路を構成するものである。
第1冷却孔33Rは、1段タービンディスク31Rの内部を径方向に沿って延びる孔であって、1段動翼21Rと同様に、周方向に等間隔に配置されている。言い換えると、第1冷却孔33Rは、周方向において、1段動翼21Rと同じ位置に配置されている。
さらに、第1冷却孔33Rにおける一方の端部は、1段タービンディスク31Rにおける出口キャビティ42Cの壁面を構成する面に開口され、他方の端部は、1段タービンディスク31Rにおける軸方向連通路36Rの壁面を構成する面に開口されている。
第2冷却孔34Rは、図2から図4に示すように、第1冷却孔33Rなどとともに、冷却空気を出口キャビティ42Cから1段動翼21Rの冷却流路25Rに導く孔であって、冷却空気の流路を構成するものである。
第2冷却孔34Rは、1段タービンディスク31Rの内部を径方向に沿って延びる孔であって、第1冷却孔33Rの間に配置されている。
さらに、第2冷却孔34Rにおける一方の端部は、1段タービンディスク31Rにおける出口キャビティ42Cの壁面を構成する面に開口され、他方の端部は、1段タービンディスク31Rにおける周方向連通路35Rの壁面を構成する面に開口されている。
周方向連通路35Rは、図3および図4に示すように、第2冷却孔34Rを流れた冷却空気を軸方向連通路36Rに導く流路である。
周方向連通路35Rは、1段タービンディスク31Rにおける径方向外側の位置に、周方向に延びて環状に形成された流路であって、第1冷却孔33Rおよび第2冷却孔34Rを繋ぐ流路である。
軸方向連通路36Rは、図3および図4に示すように、回転軸5に沿って延び、第1冷却孔33Rおよび第2冷却孔34Rを流れた冷却空気を1段動翼21Rの冷却流路25Rに導く流路である。
軸方向連通路36Rは、1段タービンディスク31Rにおける径方向外側の位置に配置された通路であって、1段タービンディスク31Rに形成された溝部と、1段動翼21Rの翼取付部24Rとに囲まれた通路である。
シールアーム37Rは、図2および図3に示すように、1段タービンディスク31Rから内側隔壁部61Sに向かって円筒状に延び、出口キャビティ42Cからリムシールキャビティ43Cに流れる冷却空気の流量を規制するシール構造を構成するものである。
さらに、シールアーム37Rは、出口キャビティ42Cの壁面の一部を構成するものでもある。
入口キャビティ41Cは、図2および図5に示すように、冷却空気が供給される円筒状の空間であり、冷却空気を後述するTOBIノズル62Sを介して出口キャビティ42Cに供給するものである。
入口キャビティ41Cは、外側隔壁部51Sおよび内側隔壁部61Sとの間に形成された空間であり、出口キャビティ42Cおよびリムシールキャビティ43Cに対して、燃焼ガス流れの上流側(図2の左側)に形成されている。さらには、入口キャビティ41Cは、出口キャビティ42Cに対して径方向外側(図2に上側)に配置されている一方、リムシールキャビティ43Cに対して径方向内側(図2の下側)に配置されている。
その一方で、入口キャビティ41Cは、冷却空気を供給する供給流路52Sと接続されているとともに、後述するTOBIノズル62Sおよび隔壁流路63Sとも接続されている。
ここで、入口キャビティ41Cに供給される冷却空気は、圧縮機2から抽気され冷却された空気である。より具体的には、入口キャビティ41Cから1段動翼21Rの冷却流路25Rに冷却空気を供給するために必要な圧力を有する圧縮空気、または、リムシールキャビティ43Cから燃焼ガスの流路に冷却空気を流出させるために必要な圧力を有する圧縮空気を、圧縮機2から抽気している。
出口キャビティ42Cは、図2および図5に示すように、冷却空気が供給される円筒状の空間であり、冷却空気の一部を第1冷却孔33Rおよび第2冷却孔34Rに供給するものである。
出口キャビティ42Cは、内側隔壁部61S、接続ロータ38Rおよび1段タービンディスク31Rの間に形成された空間であり、燃焼ガス流れにおいて、入口キャビティ41Cの下流側(図2の右側)に形成され、リムシールキャビティ43Cと略同じ位置に配置されている。さらには、出口キャビティ42Cは、入口キャビティ41Cおよびリムシールキャビティに対して径方向内側(図2の下側)に配置されている。
その一方で、出口キャビティ42Cは、後述するTOBIノズル62Sや、内側隔壁部61Sおよび接続ロータ38Rの間の空間44Cと接続されているとともに、第1冷却孔33R、第2冷却孔34R、リムシールキャビティ43Cおよびディスク流路39Rとも接続されている。
内側隔壁部61Sは、図2,図3および図5に示すように、外側隔壁部51Sの内側に間隔をあけて配置されるとともに、接続ロータ38Rの外側に間隔をあけて配置された円筒状の部材である。内側隔壁部61Sは、外側隔壁部51Sとともに入口キャビティ41Cを形成するともに、接続ロータ38Rおよび1段タービンディスク31Rとともに出口キャビティ42Cを形成し、さらに、外側隔壁部51Sおよび1段タービンディスク31Rとともにリムシールキャビティ43Cを形成するものである。
さらに、内側隔壁部61Sは、燃焼ガス流れにおける上流側の回転軸5に沿って延びる円筒状部分と、下流側の径方向にリング板状に延びるツバ状部分と、が設けられている。
内側隔壁部61Sには、TOBIノズル(ノズル部)62Sと、隔壁流路63Sと、ジャンパチューブ64Sと、プラグ部65Sと、第1シール部66Sおよび第2シール部67Sと、突出部68Sと、が設けられている。
TOBIノズル62Sは、図2,図3および図5に示すように、内側隔壁部61Sにおける燃焼ガス流れの下流側に形成された流路であって、入口キャビティ41Cおよび出口キャビティ42Cを繋ぐ流路である。さらに、TOBIノズル62Sは、入口キャビティ41Cから出口キャビティ42Cに向かって延び、回転軸5や1段タービンディスク31Rの回転方向に冷却空気を噴出するノズルでもある。TOBIノズル62Sに形成された流路は、周方向に等間隔に配置されている。
隔壁流路63Sは、図2および図5に示すように、内側隔壁部61Sにおける燃焼ガス流れの上流側に形成された流路であって、入口キャビティ41Cと、内側隔壁部61Sおよび接続ロータ38Rの間の空間44Cとを繋ぐ流路である。さらに、隔壁流路63Sは径方向に延びて形成され、周方向に等間隔に配置されている。
ジャンパチューブ64Sは、図2,図3および図5に示すように、内側隔壁部61Sにおける燃焼ガス流れの下流側に形成された流路であって、内側隔壁部61Sおよび接続ロータ38Rの間の空間44Cと、リムシールキャビティ43Cとを繋ぐ流路である。さらに、ジャンパチューブ64Sは、空間44Cからリムシールキャビティ43Cに向かって、径方向外側に向かって傾斜する流路でもある。ジャンパチューブ64Sは、TOBIノズル62Sに形成された流路の間を、周方向に等間隔に配置されている。言い換えると、ジャンパチューブ64SおよびTOBIノズル62Sに形成された流路は、周方向に交互に配置されている。
プラグ部65Sは、図2,図3および図5に示すように、ジャンパチューブ64Sを流れる冷却空気の流量を調整するものであって、ジャンパチューブ64Sにおけるリムシールキャビティ43Cに対する開口部に着脱可能に取り付けられるものである。
プラグ部65Sには、冷却空気が流れる絞りが形成されており、この絞りによりジャンパチューブ64Sを流れる冷却空気の流量が調整される。
第1シール部66Sは、図2および図5に示すように、内側隔壁部61Sおよび接続ロータ38Rの間の空間44Cであって、隔壁流路63Sの開口部およびジャンパチューブ64Sの開口部の間に配置されたシール部である。言い換えると、隔壁流路63Sから空間44Cに流入した冷却空気であって、燃焼ガス流れの下流側に向かって流れる冷却空気の流れを遮るものである。
第2シール部67Sは、図2および図5に示すように、内側隔壁部61Sおよび接続ロータ38Rの間の空間44Cであって、ジャンパチューブ64Sの開口部および出口キャビティ42Cとの接続部の間に配置されたシール部である。言い換えると、隔壁流路63Sから空間44Cに流入した冷却空気であって、第1シール部66Sを通過して、燃焼ガス流れの下流側に向かって流れる冷却空気の流れを遮るものである。
第1シール部66Sおよび第2シール部67Sは、内側隔壁部61Sから接続ロータ38Rに向かって延びるシール部材であり、例えば、リーフシールや、ラビリンスシールや、ブラシシールなどから構成されたものであり、上述のシールを組み合わせたものであってもよく、特に限定するものではない。
突出部68Sは、図2,図3および図5に示すように、内側隔壁部61Sにおける燃焼ガス流れの下流端から1段タービンディスク31Rに向かって延びる略円筒状の部材であって、1段タービンディスク31Rのシールアーム37Rよりも径方向外側に配置された部材である。
さらに、突出部68Sには、シールアーム37Rとの間にシール構造を形成する第3シール部69Sが設けられている。
第3シール部69Sは、図2,図3および図5に示すように、突出部68Sおよびシールアーム37Rの間に配置されたシール部である。言い換えると、出口キャビティ42Cからリムシールキャビティ43Cに流入する冷却空気の流れを遮るものである。
第3シール部69Sは、突出部68Sからシールアーム37Rに向かって延びるシール部材であり、例えば、リーフシールや、ラビリンスシールや、ブラシシールなどから構成されたものであり、上述のシールを組み合わせたものであってもよく、特に限定するものではない。
リムシールキャビティ43Cは、図2および図3に示すように、1段タービンディスク31R,外側隔壁部51Sおよび内側隔壁部61Sにより囲まれた空間である。さらに、リムシールキャビティ43Cは、ジャンパチューブ64S、および、第3シール部69Sから冷却空気が流入する空間であり、1段静翼11Sおよび1段動翼21Rの隙間から、当該冷却空気を燃焼ガスの流路に流出させる空間でもある。
回転軸5は、図1に示すように、回転軸線(軸線)Lまわりに回転可能に支持される円柱状の部材であり、タービン部4により発生された回転駆動力を圧縮機2や発電機に伝達するものである。
なお、回転軸5としては、公知の構成を用いることができ、特にその構成を限定するものではない。
次に、上記の構成からなるガスタービン1における一般的な運転について説明し、その後に1段動翼21Rへの冷却空気の供給方法や、リムシールキャビティ43Cへの冷却空気の供給方法について説明する。
ガスタービン1は、図1に示すように、圧縮機2が回転駆動されることにより大気(空気)を吸入する。吸入された大気は、圧縮機2により圧縮されるとともに、燃焼器3に向かって送り出される。
燃焼器3に流入された圧縮された空気は、燃焼器3において外部から供給された燃料と混合される。空気および燃料の混合気は燃焼器3において燃焼され、燃焼熱により高温ガスが生成される。
燃焼器3において生成された高温ガスは、燃焼器3から下流のタービン部4に供給される。タービン部4は高温ガスにより回転駆動され、その回転駆動力は回転軸5に伝達される。回転軸5は、タービン部4において抽出された回転駆動力を圧縮機2や発電機に伝達する。
次に、本実施形態の特徴である1段動翼21Rへの冷却空気の供給方法や、リムシールキャビティ43Cへの冷却空気の供給方法について説明する。
図1に示すように、圧縮機2で圧縮された空気の一部は、冷却空気として用いるために圧縮機2から抽気されて冷却される。その後、冷却空気は、図2および図5に示すように、供給流路52Sから入口キャビティ41Cに圧力がP0の冷却空気として供給される。
入口キャビティ41Cに供給された冷却空気の一部は、入口キャビティ41C内の圧力と出口キャビティ42C内の圧力との差圧により、TOBIノズル62Sに流入して出口キャビティ42Cに流入する。このとき、冷却空気には、回転軸5や1段タービンディスク31Rの回転方向の流速成分が与えられ、旋回する流れとなる。
ここで、出口キャビティ42Cにおける冷却空気の圧力はP1であり、出口キャビティ42Cに流入した冷却空気には、入口キャビティ41C内の圧力P0と出口キャビティ42C内の圧力P2との差圧(P0−P1)に応じた流速が与えられている。
出口キャビティ42Cにおける冷却空気の周方向の流速成分は、第1冷却孔33Rおよび第2冷却孔34Rの出口キャビティ42C側の開口における回転速度と等しい、または、近い速度になっているため、冷却空気は第1冷却孔33Rおよび第2冷却孔34Rにエネルギ損失を発生させることなく流入する。
第1冷却孔33Rに流入した冷却空気は、図3および図4に示すように、径方向外側に向かって流れ、軸方向連通路36Rに流入する。その一方で、第2冷却孔34Rに流入した冷却空気は、径方向外側に向かって流れ、周方向連通路35Rおよび第1冷却孔33Rを介して軸方向連通路36Rに流入する。
軸方向連通路36Rに流入した冷却空気は、回転軸5の延びる方向に流れ、1段動翼21Rの冷却流路25Rに流入する。冷却流路25Rに流入した冷却空気は、1段動翼21Rの翼部22Rを冷却した後、例えば、燃焼ガスの流路に放出される。
その一方で、図5に示すように、入口キャビティ41Cに流入した冷却空気は、入口キャビティ41C内の圧力P0と、内側隔壁部61Sと接続ロータ38Rとの間の空間44C内の圧力P3の差圧(P0−P3)に応じて、隔壁流路63Sを介して空間44Cにも流入する。
空間44Cに流入した冷却空気の一部は、燃焼ガス流れの上流側に向かって、言い換えると圧縮機2に向かって流れ、圧縮機2の冷却に用いられる。残りの冷却空気は、空間44C内の圧力(P3)と、出口キャビティ42C内の圧力(P1)との差圧(P3−P1)に応じて第1シール部66S側に向かって流れる。
第1シール部66Sを通過した冷却空気は、ジャンパチューブ64Sに流入する冷却空気と、第2シール部67Sに向かって流れる冷却空気に分かれる。
ジャンパチューブ64Sに流入した冷却空気は、プラグ部65Sの絞りを通過してリムシールキャビティ43Cに流入する。
その他に、リムシールキャビティ43Cには、出口キャビティ42Cから第3シール部69Sを通過した冷却空気が流入する。
リムシールキャビティ43C内の圧力P4は、燃焼ガスが流れる流路内の圧力P2よりも高いため、その差圧(P4−P2)に応じて、リムシールキャビティ43C内の冷却空気は1段静翼11Sおよび1段動翼21Rの隙間から燃焼ガスの流路に流出する。
そのため、燃焼ガスはリムシールキャビティ43Cの内部に流入することがない。
上記の構成によれば、出口キャビティ42Cに供給された冷却空気は、第1冷却孔33Rおよび第2冷却孔34Rを介して1つの1段動翼21R内部に形成された冷却流路25Rに供給される。
そのため、1つの1段動翼21Rにおける冷却流路25Rに対して、1つの冷却孔が連通されている場合と比較して、冷却空気が流れる流路面積を大きくすることができる。その結果、冷却空気が第1冷却孔33Rおよび第2冷却孔34Rを流れる際の圧力損失を低減することができ、第1冷却孔33Rおよび第2冷却孔34Rを介して動翼の冷却流路25Rに冷却空気を供給する際に必要な圧力差を低減することができる。言い換えると、出口キャビティ42Cに供給される冷却媒体の圧力を低下させることができる。
さらに、出口キャビティ42Cにおける冷却空気に必要な圧力が低下することにより、出口キャビティ42Cからそれ以外の空間へ冷却空気が流出することを防止する第3シール部69Sやシールアーム37R等のシール構造を小型化し、簡略化することができる。
そのため、例えば、シールディスク構造などを設ける必要がなくなり、冷却空気を供給する際の圧損の発生を抑制することができることから、ガスタービン1の性能の低下を抑制することができる。さらに、ガスタービン1の構造を簡略化して、製作性の悪化を防止することができる。
冷却空気が入口キャビティ41Cから出口キャビティ42Cに流入する際に、TOBIノズル62Sによって冷却空気に1段タービンディスク31Rにおける回転方向、言い換えると旋回方向の流速成分が与えられる。そのため、出口キャビティ42Cから第1冷却孔33Rおよび第2冷却孔34Rに冷却空気が流入する際に発生するエネルギ損失が抑制される。
特に、出口キャビティ42Cにおける冷却空気に必要な圧力が低下することにより、入口キャビティ41Cおよび出口キャビティ42Cの間における冷却空気の圧力差を大きくすることができるため、TOBIノズル62Sによって冷却空気に与えられる旋回方向の流速成分を大きくすることができる。
さらに、第3シール部69Sやシールアーム37R等のシール構造を小型化していることから、シールディスク構造などを設けた場合と比較して、TOBIノズル62Sを第1冷却孔33Rおよび第2冷却孔34Rの開口端に接近して配置することができる。そのため、旋回方向の流速成分が与えられた冷却空気と、内側隔壁部61Sや、シールディスク構造などの静止している部材との接触面積を減らすことができる。その結果、冷却空気におけるドラッグ(せん断)による摩擦ロスの発生を抑制でき、ガスタービン1の性能の低下を抑制することができる。
出口キャビティ42Cに流入した冷却空気の一部は、出口キャビティ42Cから、シールアーム37Rおよび内側隔壁部61Sの突出部68Sから構成される第3シール部69Sを通過して、リムシールキャビティ43Cを介して1段静翼11Sおよび1段動翼21Rの隙間から、燃料ガスの流路に流出する。
ここで、1つの1段動翼21Rにおける冷却流路25Rに対して、一つの冷却孔が連通されている場合と比較すると、本実施形態では、出口キャビティ42Cにおける冷却空気に必要な圧力が低いため、出口キャビティ42Cとリムシールキャビティ43Cとの間における第3シール部69Sに求められるシール性能が低くなる。そのため、1段タービンディスク31Rから内側隔壁部61Sに向かって延びるシールアーム37Rを、エアセパレータなど比較して、小型化することができることから、シールアーム37Rを1段タービンディスク31Rと一体に構成することができる。つまり、ガスタービン1の構造を簡略化して、製作性の悪化を防止することができる。
1 ガスタービン
2 圧縮機(圧縮部)
3 燃焼器(燃焼部)
4 タービン部
11S 1段静翼(静翼)
13S ケーシング
21R 1段動翼(動翼)
25R 冷却流路
31R 1段タービンディスク(タービンディスク)
33R 第1冷却孔(冷却孔)
34R 第2冷却孔(冷却孔)
37R シールアーム(規制部)
41C 入口キャビティ(第1入口空間)
42C 出口キャビティ(第2入口空間)
43C リムシールキャビティ(リムシール空間)
61S 内側隔壁部(仕切り部)
62S TOBIノズル(ノズル部)
L 回転軸線(軸線)

Claims (3)

  1. 外周部に複数の動翼が周方向に並んで取り付けられるとともに、軸線まわりに回転自在に支持されたタービンディスクと、
    該タービンディスクの内部を内側から外側に向かって延びるとともに周方向に並んで配置され、前記動翼内部の冷却流路に冷却媒体を供給する複数の冷却孔と、
    前記冷却媒体が外部から供給されるとともに、前記複数の冷却孔と連通された入口空間と、
    前記入口空間を、外部から前記冷却媒体が供給される第1入口空間、および、前記複数の冷却孔と連通された第2入口空間に分割する仕切り部と、
    該仕切り部に配置され、前記第1入口空間から前記第2入口空間に向かって、前記タービンディスクの回転方向に傾斜して延びる流路を有するノズル部と、
    前記複数の動翼を内部に収納するケーシングの内周面に周方向に並んで取り付けられるとともに、前記軸線方向に沿って前記複数の動翼と交互に並んで取り付けられる静翼および前記動翼の隙間と、前記第2入口空間と連通されるとともに、前記タービンディスクに隣接されたリムシール空間と、
    前記タービンディスクから前記仕切り部に向かって円筒状に延び、前記第2入口空間と前記リムシール空間との間の前記冷却媒体の流れを規制するシール構造を構成する規制部と、
    隔壁流路を介して前記第1入口空間に接続された空間を前記リムシール空間に繋ぐジャンパチューブとが設けられ、
    一の動翼における前記冷却流路に対して、前記複数の冷却孔が連通されていることを特徴とするタービンの冷却構造。
  2. 前記ジャンパチューブを流れる冷却媒体の流量を調整するプラグ部が設けられ、
    前記プラグ部は、前記ジャンパチューブに着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のタービンの冷却構造。
  3. 空気を吸入して圧縮する圧縮部と、
    圧縮された空気および外部から供給された燃料からなる混合気を燃焼させて燃焼ガスを生成する燃焼部と、
    生成された燃焼ガスから回転駆動力を抽出するタービン部と、
    が設けられ、
    前記タービン部には請求項1から請求項2のいずれかに記載のタービンの冷却構造が設けられていることを特徴とするガスタービン。
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