JP5500630B2 - 地上−衛星周波数共用通信システムの干渉評価方法 - Google Patents

地上−衛星周波数共用通信システムの干渉評価方法 Download PDF

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Description

地上端末と基地局間で無線通信する地上回線、並びに衛星端末と衛星間で無線通信する衛星回線、との間で同一周波数を共用する地上−衛星周波数共用通信システムに対してその電波干渉量を予測するための電波干渉量予測方法及び装置に関する。
従来、電波伝搬の状態を計算して通信性能を予測する無線通信シミュレータとしては、例えば、特許文献1に記載の電磁環境設計方法および設計プログラムを記録した記録媒体が知られている。この特許文献1の開示技術によれば、電波伝搬特性を解析し、電界強度分布と遅延特性分布を求めて記憶装置に記憶するステップと、この情報に基づいて通信特性を解析し、誤り率分布と実効伝送速度分布を求め、記憶装置に記憶するステップと、前記記憶装置に記憶された各記憶情報に対して所定のしきい値を設定して無線通信システムの基地局の通信可能エリアと通信可能な基地局数を求めるステップとを有している。
ところで、近年において地上端末と基地局間で無線通信する地上回線、並びに衛星端末と衛星間で無線通信する衛星回線、との間で同一周波数を共用する地上−衛星周波数共用通信システムが研究されつつある。当該地上−衛星周波数共用通信システムを設計する上においては、地上回線における他の端末による干渉解析に加え、これと同一周波数を共用する衛星回線における干渉解析も必要となる。しかしながら、上述した特許文献1の開示技術では、あくまで地上回線の電波伝搬状態を計算するための技術である。従って当該特許文献1の開示技術のみでは、衛星回線により及ぼされる干渉特性を把握することができない。
特に通信システムの干渉量を求めることができなければ、当該システムとしての最大通信回線数を求めることができない。この最大通信回線数は、システムの設計を効率的に行っていく上で重要なパラメータであるが、これをより精度よく把握することができなければ、地上回線と衛星回線への適切な周波数分配や、衛星電力の各ビームへの配分等を求めることができない。
特開2001−94502号公報
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、地上端末と基地局間で無線通信する地上回線、並びに衛星端末と衛星間で無線通信する衛星回線、との間で同一周波数を共用する地上−衛星周波数共用通信システムに対してその電波干渉量を精度よく評価し、その当該システムにおける最大通信回線数を求めることが可能な地上−衛星周波数共用通信システムの干渉評価方法を提供することにある。
本発明を適用した地上−衛星周波数共用通信システムの干渉評価方法は、上述した課題を解決するために、地上端末と基地局間で無線通信する地上回線、並びに衛星端末と衛星間で無線通信する衛星回線、との間で同一周波数を共用する地上−衛星周波数共用通信システムに対し、上記地上回線又は上記衛星回線における一の無線通信の電波干渉を、上記地上回線及び/又は上記衛星回線における少なくとも一以上の他の無線通信に基づいて計算する電波干渉計算ステップと、上記計算ステップにおいて計算された電波干渉の計算結果に基づいて上記地上−衛星周波数共用通信システムに収容可能な最大通信回線数を算出する通信回線数算出ステップとを有し、上記電波干渉計算ステップは、干渉評価を実施したい被干渉回線数を示す所望回線数iと、送信を希望する無線信号である希望波に対して干渉しえる干渉波の数を示す干渉源数jとを設定し、受信電力をC、単位帯域あたりの熱雑音電力No、単位帯域あたりの干渉波電力をIoとし、i個の所望回線のそれぞれについて、j個の干渉源の各々のC/(No+Io)の値を閾値と比較し、C/(No+Io)の値が上記閾値以上の場合には被干渉回線が成立可能であるとして通信回線とカウントし、C/(No+Io)の値が上記閾値未満の場合には通信回線としてカウントせず、前記通信回線数算出ステップは、上記C/(No+Io)の値が上記閾値を上回る回線数の総和を上記地上−衛星周波数共用通信システムに収容可能な最大通信回線数として算出することを特徴とする。
上述した構成からなる本発明によれば、地上回線又は衛星回線における一の無線通信の電波干渉を、地上回線及び/又は衛星回線における少なくとも一以上の他の無線通信に基づいて計算するため、その電波干渉量を精度よく評価することができ、ひいては当該システムにおける最大通信回線数を高精度に求めることが可能となる。
本発明を適用した干渉評価方法により干渉量を評価するための地上−衛星周波数共用通信システムの概念図である。 衛星回線内にある衛星端末から衛星へ衛星無線信号を送信するケースで生じえる干渉波について説明するための図である。 衛星回線内にある衛星端末に対して衛星から衛星無線信号を送信するケースで生じえる干渉波について説明するための図である。 地上回線にある地上端末から基地局に対して地上無線信号を送信するケースで生じえる干渉波について説明するための図である。 地上回線にある基地局から地上端末に対して地上無線信号を送信するケースで生じえる干渉波について説明するための図である。 干渉評価装置のブロック構成図である。 地上−衛星周波数共用通信システムの干渉評価方法を示すフローチャートである。 本発明に係る干渉評価方法に基づいて、実際に最大回線数を算出するためのフローチャートである。 本発明に係る干渉評価方法に基づいて、実際に最大回線数を算出するための他のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態として、地上−衛星周波数共用通信システムの干渉評価方法について詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した干渉評価方法により干渉量を評価するための地上−衛星周波数共用通信システム100の概念図を示している。この地上−衛星周波数共用通信システム100は、地上端末51と基地局52間で無線通信する地上回線と、衛星62のマルチビームの地上における複数のサービスエリア6のいずれかにおいて衛星端末61と衛星62間で無線通信する衛星回線を備えている。
地上端末51は、地上回線を介して基地局52との間で地上無線信号を送受信する携帯情報端末を始めとしたデバイスである。
衛星回線を構成する衛星62は、衛星端末61との間で衛星無線通信の信号を送受信する。この衛星62は、いわゆる地球の自転周期と一致する軌道周期をもつ地球周回軌道としての対地同期軌道(GEO:Geostationary Earth Orbit)を周回し、或いは地上高約500〜2000kmに位置する軌道上にあって地球の自転周期とは無関係に回る低軌道(LEO: Low Earth Orbit)を周回する。なお、この衛星62の周回軌道はこれに限定されるものではなく、いかなる軌道であってもよい。
衛星端末61は、衛星回線を介して衛星62との間で衛星無線信号を送受信する携帯情報端末を始めとしたデバイスである。
このような地上−衛星周波数共用通信システム100は、地上回線と衛星回線との間で、通信周波数について同一の周波数を共用する場合がある。仮に図2に示すように衛星回線が利用可能なサービスエリアは、衛星62との間で、周波数f1で無線通信するサービスエリア6_1、周波数f2で無線通信するサービスエリア6_2、周波数f3で無線通信するサービスエリア6_3、周波数f4で無線通信するサービスエリア6_4、周波数f5で無線通信するサービスエリア6_5等の各領域に区切られているのが一般的である。
このような衛星回線において、図2に示すように、特に衛星回線6_6内にある衛星端末61aから衛星62へ衛星無線信号を送信するケースについて考えてみる。以下、衛星端末61aから衛星62へ送信を希望する衛星無線信号を希望波という。サービスエリア6_6において割り当てられている周波数がf1であるとき、この希望波の周波数もf1となる。この衛星無線信号において周波数f1を用いる場合には、そのサービスエリア6_6における地上回線は、電波干渉を避けるため周波数f1を用いないのが一般的である。しかしながら、このサービスエリア6_6以外の他のサービスエリア6_3の領域内にある地上端末51から基地局52に対して地上無線信号を送信した場合には、当該サービスエリア6_3の衛星回線において周波数f3を用いるため、これとは異なる周波数である周波数f1を介して地上無線信号を送受信する場合もありえる。このため、衛星端末61aからの希望波は、この地上端末51からの周波数f1からなる地上無線信号が干渉波となりえる。また、他のサービスエリア6_7について衛星回線に周波数f1が割り当てられていた場合、そのサービスエリア6_7の領域にある他の衛星端末61bからこの衛星62に対して衛星無線信号を送信した場合には、同様にその周波数f1となる。このため、衛星端末61aからの希望波は、この衛星端末61bからの衛星無線信号が干渉波となりえる。
このような衛星回線において、図3に示すように、特に周波数f1が割り当てられているサービスエリア6_6内にある衛星端末61aに対して衛星62から衛星無線信号を送信するケース(いわゆる衛星回線の下り回線)について考えてみる。かかる場合には、希望波は、衛星62から衛星端末61aへ送信される衛星無線信号である。上述したようにサービスエリア6_6の衛星回線に割り当てられている周波数はf1であるが、仮に同一の周波数f1が衛星回線に割り当てられたサービスエリア6_7における衛星端末61bに対して衛星62から衛星無線信号を送信した場合には、同様にその周波数はf1となる。このため、衛星端末61aへの希望波は、他の衛星端末61bへの衛星無線信号が干渉波となりえる。また、衛星62との間で周波数f2により衛星無線信号を送受信する他のサービスエリア6_2において、地上端末51へ基地局52から地上無線信号を送信した場合には、地上無線信号は、上記割り当てられた周波数f2以外の周波数f1を使用するケースも考えられる。このため、衛星端末61aへの希望波は、この基地局52から地上端末51への地上無線信号が干渉波となりえる。
また、図4に示すように、周波数f3が衛星回線に割り当てられているサービスエリア6_8にある地上端末51aから基地局52aに対して地上無線信号を送信するケース(いわゆる地上回線の上り回線)について考えてみる。かかるケースにおいて希望波は、地上端末51aから基地局52aへ送信される地上無線信号であり、地上端末51aは、周波数f3が衛星回線に割り当てられたサービスエリア6_8にあることから、その希望波の周波数はf3以外であり、周波数f1が希望波となる場合もある。ここで、仮に衛星の周波数f1が衛星回線に割り当てられたサービスエリア6_9の領域内にある衛星端末61aから衛星62へ衛星無線信号を送信する場合、その衛星無線信号はf1であることからこれが希望波に対する干渉波になりえる。また、サービスエリア6_8にある他の地上端末51bから他の基地局52bに対して地上無線信号を送信した場合には、当該サービスエリア6_8の衛星回線にに割り当てられている周波数がf3であることから、その地上無線信号の周波数は、f3以外の周波数f1となる場合もある。かかる場合には、地上端末51aから基地局52aへの希望波は、他の地上端末51bからの地上無線信号も干渉波となりえる。
また図5に示すように、周波数f3が衛星回線に割り当てられているサービスエリア6_8にある基地局52aから地上端末51aに対して地上無線信号を送信するケース(いわゆる地上回線の下り回線)について考えてみる。かかるケースにおいて希望波は、基地局52aから地上端末51aへ送信される地上無線信号であり、地上端末51aは、周波数f3が衛星回線に割り当てられたサービスエリア6_8にあることから、その希望波の周波数はf3以外であり、周波数f1が希望波となる場合もある。ここで、仮に衛星の周波数f1が衛星回線に割り当てられたサービスエリア6_9の領域内にある衛星端末61aへ衛星62から衛星無線信号を送信する場合、その衛星無線信号はf1であることからこれが希望波に対する干渉波になりえる。また、同一のサービスエリア6_8にある他の地上端末51bへ他の基地局52bから地上無線信号を送信した場合には、当該サービスエリア6_8の衛星回線に割り当てられている周波数がf3であることから、その地上無線信号の周波数は、f3以外の周波数f1となる場合もある。このため、基地局52aから地上端末51aへの希望波は、他の基地局52bから他の地上端末51bへの地上無線信号も干渉波となりえる。
図2から図5で示したのは、地上−衛星周波数共用通信システムの取りうる周波数関係のうち、地上回線と衛星回線が上り回線同士、下り回線同士で同一周波数を使用するケースであるが、その逆に地上回線の上り回線と衛星回線の下り回線、地上回線の下り回線と衛星回線の上り回線が同一の周波数を使用するケースについても、同様の考え方に基づき希望波と干渉波の関係が存在する。以下では前者のケースについて説明するが、本発明を適用した干渉評価方法は、後者のケースについても適用可能である。
本発明を適用した干渉評価方法は、このような地上−衛星周波数共用通信システム100における、希望波に対する各干渉波を評価し、当該システム100における最大通信回線数を求める。この干渉評価方法は、例えば図6に示すような干渉評価装置2として具体化される。干渉評価装置2は、演算部21と、この演算部21にそれぞれ接続されているユーザインタフェース(UI)22と、表示制御部23と、記憶部25と、外部インターフェース24とを備えており、さらにこの干渉評価装置2には出力装置3が接続されている。この干渉評価装置2は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等により具体化されるものである。
演算部21は、この干渉評価装置2内に実装された各構成要素を制御するためのいわゆる中央演算ユニットであり、CPU(Central Processing Unit)として具体化されるものである。この演算部21は、干渉評価装置2全体のハードウェア資源を制御するためのプログラムが格納されているROM(Read Only Memory)、データの蓄積や展開等に使用する作業領域としてのRAM(Random Access Memory)を含むものである。この演算部21が実際に干渉波による干渉量の評価を行い、地上−衛星周波数共用通信システム100における最大通信回線数を求める。
UI22は、例えばマウスやキーボード等で具体化され、実際に解析を行うオペレータが各種情報を入力するために使用される。このUI22は、干渉評価解析を開始する旨の命令がオペレータにより入力された場合には、これを演算部21に通知する。この通知を受けた演算部21は、記憶部25又は自身のROMに格納されている干渉評価プログラムを読み出して、これを実行する。
表示制御部23は、演算部21による制御に基づいて表示画像を作り出すグラフィックコントローラにより構成されている。この表示制御部23に接続される出力装置3は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)等によって実現される。
また外部インターフェース24は、解析を行う上で干渉評価装置外部で生成された情報(例えば、他のソフトウェアで生成された衛星アンテナパターンなど)を入力するためのインターフェースであり、例えばUSB(Universal Serial Bus)メモリを挿入するためのスロットや、LANケーブルを装着するためのスロット等の物理的インタフェースと、入力情報を演算部21にて読みだすことが可能なファイル形式等の論理的インタフェースとして具体化されるものである。
記憶部25は、ハードディスクで構成される場合において、演算部21による制御に基づき、各アドレスに対して所定の情報が書き込まれるとともに、必要に応じてこれが読み出される。またこの記憶部25に、本発明を実行するためのプログラムが格納されている場合には、当該プログラムが演算部21により読み出されて実行されることになる。
なお、本発明を適用した干渉評価方法は、上述した干渉評価装置2として具体化される場合に加えて、その動作をコンピュータに実行させるためのプログラムとして具体化させるものであってもよい。
次に、上述した構成からなる干渉評価装置2により、実際に地上−衛星周波数共用通信システム100における、希望波に対する各干渉波を評価する方法について詳細に説明する。
図7に示すように、処理開始後、先ずステップS11において、地上回線、衛星回線の各種回線パラメータ(衛星回線、地上回線の周波数配置、アクセス方式、変調方式、誤り訂正方式など、また、衛星62、基地局52、衛星端末61、地上端末51の送信電力、受信機雑音、アンテナ利得など、さらには衛星回線、地上回線の降雨、フェージング等に起因する伝搬路の損失など)の情報を入力する。また、回線成立の判定に用いる閾値も入力する。次に、ステップS12に移行して干渉解析を実施し、解析対象たる地上−衛星周波数共用通信システム100において収容可能な最大回線数を求める。このとき、ステップS13へ移行して最大回線数を目的関数とし、各種パラメータを最適化するための計算を随時行う。そして最後にステップS14へ移行し、出力を地図上などに表示し、処理を終了する。
以上の図7に示すフローチャートが大まかな流れであり、具体的には以下の方法に基づいて干渉評価を行う。以下では、図2に示すように、サービスエリア6_6内にある衛星端末61aから衛星62へ衛星無線信号を送信する場合(いわゆる衛星回線の上り回線)についての干渉量の算出方法について説明をするが、図3に示すような衛星回線の下り回線、図4に示すような地上回線の上り回線、図5に示すような地上回線の下り回線についても、同様の方法で干渉評価を行うことができる。
干渉解析においては、ステップS11において入力された情報に基づいて無線伝送路における、一回線受信点でのC/(N+I)を算出する。ここでCは、希望波の受信電力、Nは単位周波数あたりの熱雑音、Iは単位周波数あたりの干渉雑音である。ここでいうIは、希望波と同一周波数を使用する地上回線における地上端末51から送信される地上無線信号の衛星62における受信電力と、他の衛星端末61bから送信される衛星無線信号の衛星62における受信電力の和である。これらC、N、Iから求められるC/(N+I)と、閾値を比較することにより回線成立の判定を行う。そして、干渉源となる地上端末及び/又は衛星端末数を増加させていくなかでこのC/(N+I)が、閾値を下回らない範囲の通信回線数が収容可能な回線数となる。
衛星上り回線における干渉シミュレーションの詳細は以下の式(1)で表される。
(C/(N+I))up ・・・・・・・・・・・・(1)
C:受信電力
:単位帯域あたりの熱雑音電力
:単位帯域あたりの干渉波電力
ここで、(1)式のIの詳細は、以下の(2)式により表すことができる。
=I0s+I0g・・・・・・・・・・・(2)
0s:他の衛星端末61bから送信される衛星無線信号の衛星62における受信電力(衛星上り回線の寄与分)
0g:希望波と同一周波数を使用する地上回線における地上端末51から送信される地上無線信号の衛星62における受信電力(地上上り回線の寄与分)
ここで、I0s、I0gは、以下の(3)、(4)式で表すことが可能となる。
0s=Σ(EIRPsi・Gsi・L)・・・・・・・・・・・(3)
0g=Σ(EIRPgj・Gsj・L)・・・・・・・・・・・(4)
ここで、EIRPは、Equivalent Isotropically Radiated Power(等価等方輻射電力)の略であり、送信機出力電力に送信アンテナ利得を掛けたものである。
EIRPs:他の衛星端末61bの単位帯域あたりの衛星62方向へのEIRP
EIRPg:地上端末51の単位帯域あたりの衛星62方向へのEIRP
s :衛星62の受信アンテナにおける、干渉源となる衛星端末61b、地上端末51の各方向への利得
L :伝搬損失
i :干渉波として考慮する衛星回線数(i番目の干渉波)
j :干渉波として考慮する地上回線数(j番目の干渉波)
衛星62までの距離を考慮すると、衛星受信電力(I0s)は極めて軽微と考えられるが、地上端末数及び/又は衛星端末数が非常に大きくなると無視できない量となる可能性がある。(3)、(4)式により、干渉雑音の総和、即ちI0s並びにI0gを求め、C/(N+I)が、所定の閾値を下回らない範囲の回線数が収容可能な回線数となる。
図8に、本発明に係る干渉評価方法に基づいて、実際に最大回線数を算出するためのフローを示す。
先ず処理開始後、ステップS21、ステップS22においてそれぞれ初期設定を行う。この初期設定においては、先ずステップS21において所望回線数(i)の設定を行う。この所望回線とは、実際にこの地上−衛星周波数共用通信システム100に配設するために干渉評価を実施したい被干渉回線である。処理開始後の最初のステップS21において、所望回線数i=1として設定されることになる。またステップS22において、干渉源数(j)の設定を行う。この干渉源数(j)は、希望波に対して干渉しえる干渉波の数を意味している。処理開始後の最初のステップS22において、この干渉源数j=1として設定されることになる。このステップS22においては、希望波に対して干渉しえる干渉波を1回線分特定することを実際に行っている。
次にステップS23へ移行し、干渉源の情報に基づいて(1)式におけるC/(N+I)を算出する。上述したステップS22において干渉波の回線を1回線分特定しており、その特定した干渉波の回線について(1)式に基づいてC/(N+I)を算出することになる。
次にステップS24へ移行し、求めたC/(N+I)と、閾値とを比較する。その結果、この求めたC/(N+I)が閾値以上の場合には、jに1を加算して干渉源数を1つ増やし、再びステップS22へと戻る。これに対して求めたC/(N+I)が閾値を下回る場合には、ステップS25へと移行する。
このステップS24においてC/(N+I)が閾値以上の場合、ステップS22において特定した一の干渉源を含む全ての干渉源からの干渉波による衛星62の受信電力が、希望波の受信電力と比較して小さく、被干渉回線が成立可能であることを意味している。このため、この一の干渉源は、地上−衛星周波数共用通信システム100において収容しえる通信回線としてカウントできるため、再度ステップS22へ戻る。ステップS22に戻る際には、jに1を加算し干渉源数を1つ増やす。そして、上述の如く再度ステップS23、24へ移行して処理を実行していくことになる。
また、このステップS24においてC/(N+I)が閾値未満の場合、ステップS22において特定した一の干渉源を含む全ての干渉線からの干渉波の衛星62による受信電力が、希望波の受信電力と比較して相対的に大きく、被干渉回線が成立しないことを意味している。このため、この一の干渉源は、地上−衛星周波数共用通信システム100において収容しえる通信回線としてカウントすべきでないため、これをカウントせず、ステップS25へと移行する。
ステップS25においては、所望回線(i)をカウントする。このステップS25では、iに1を加算してカウンターを1つ増やし、他の所望回線に移行して、。ステップS21へと戻る。そして、次のステップS21〜S25では、他の所望回線に対して収容可能な通信回線を計算していく。
このステップS21〜ステップS25を繰り返し実行していくことにより、C/(N+I)が閾値を上回る回線数の総和を求めることが可能となる。このC/(N+I)が閾値を上回る回線数の総和が、地上−衛星周波数共用通信システム100において収容しえる通信回線の総和となる。ステップS26においては、地上−衛星周波数共用通信システム100に収容可能な最大通信回線数を算出し、これを出力装置3を介して出力する。この算出においては、C/(N+I)が閾値を上回る干渉波の干渉源の組合せ数を求めこれを表示するようにしてもよい。その出力の完了後、演算処理自体が終了となる。
実際に上述した各ステップにおいて行っている処理は、地上回線又は衛星回線における一の希望波の電波干渉を、地上回線及び/又は衛星回線における少なくとも一以上の他の無線通信(干渉波)に基づいて計算することを行っている。
図3のケースでは、衛星62から一の衛星端末61aへの無線通信に対する電波干渉を計算する際に、基地局52から地上端末51への無線通信による電波干渉量並びに衛星62から他の衛星端末61bへの無線通信による電波干渉量に基づいて計算することを行う。
図4のケースでは、一の地上端末51aから一の基地局52aへの無線通信に対する電波干渉を計算する際に、他の地上端末51bから他の基地局52bへの無線通信による電波干渉量並びに衛星端末61aから衛星62への無線通信による電波干渉量に基づいて計算することを行う。
図5のケースでは、一の基地局52aから一の地上端末51aへの無線通信に対する電波干渉を計算する際に、他の基地局52bから他の地上端末51bへの無線通信による電波干渉量並びに衛星62から衛星端末61aへの無線通信による電波干渉量に基づいて計算することを行う。
上述した処理においては、本発明の最大回線数を実現するリソース最適化演算を行う。実際には、図9に示すように、このステップS31において、最大化する目的関数と、最適化変数の定義を行う。ここでいう目的関数とは、収容可能な最大の回線数を意味するものである。また、この収容可能回線数は、個々のビームに割り当てられる周波数帯域、各ビームへの衛星62からの電力、衛星62のアンテナのパターン、地上領域における空間ガードバンド等の関数となる。ここでいう空間ガードバンドとは、衛星スポットビームの周囲に設けられた空間的なガードバンドであり、その衛星スポットビームに割り当てられた周波数を地上システムにおいて使用しない領域を規定する。また、衛星62のアンテナのパターンは、衛星回線と同一周波数を使用する地上回線からの干渉波に対するアイソレーション量を決める変数のひとつである。
これらの各変数を通じて、最大回線数を求めた多変数関数の最適解を求めることにより、最大収容回線数となる変数を見出すことが可能である。これには準ニュートン法などの手法を用いる。例えば、ステップS32に示すように、目的関数の最大値を求めるための繰り返し演算を行い、ステップS33に示すように、目的関数の最大値と最適化された変数の表示といったフローを通じてこれを実現するようにしてもよい。
2 干渉評価装置
6 サービスエリア
21 演算部
22 ユーザインタフェース(UI)
23 表示制御部
24 外部インタフェース
25 記憶部
51 地上端末
52 基地局
61 衛星端末
62 衛星
100 地上−衛星周波数共用通信システム

Claims (7)

  1. 地上端末と基地局間で無線通信する地上回線、並びに衛星端末と衛星間で無線通信する衛星回線、との間で同一周波数を共用する地上−衛星周波数共用通信システムに対し、上記地上回線又は上記衛星回線における一の無線通信の電波干渉を、上記地上回線及び/又は上記衛星回線における少なくとも一以上の他の無線通信に基づいて計算する電波干渉計算ステップと、
    上記計算ステップにおいて計算された電波干渉の計算結果に基づいて上記地上−衛星周波数共用通信システムに収容可能な最大通信回線数を算出する通信回線数算出ステップとを有し、
    上記電波干渉計算ステップは、干渉評価を実施したい被干渉回線数を示す所望回線数iと、送信を希望する無線信号である希望波に対して干渉しえる干渉波の数を示す干渉源数jとを設定し、受信電力をC、単位帯域あたりの熱雑音電力No、単位帯域あたりの干渉波電力をIoとし、i個の所望回線のそれぞれについて、j個の干渉源の各々のC/(No+Io)の値を閾値と比較し、C/(No+Io)の値が上記閾値以上の場合には被干渉回線が成立可能であるとして通信回線とカウントし、C/(No+Io)の値が上記閾値未満の場合には通信回線としてカウントせず、
    前記通信回線数算出ステップは、上記C/(No+Io)の値が上記閾値を上回る回線数の総和を上記地上−衛星周波数共用通信システムに収容可能な最大通信回線数として算出すること
    を特徴とする地上−衛星周波数共用通信システムの干渉評価方法。
  2. 上記電波干渉計算ステップでは、一の上記衛星端末から上記衛星への無線通信に対する電波干渉を計算する際に、上記地上端末から上記基地局への無線通信による電波干渉量並びに他の上記衛星端末から上記衛星への無線通信による電波干渉量とに基づくこと
    を特徴とする請求項1記載の地上−衛星周波数共用通信システムの干渉評価方法。
  3. 上記電波干渉計算ステップでは、上記衛星から一の上記衛星端末への無線通信に対する電波干渉を計算する際に、上記基地局から上記地上端末への無線通信による電波干渉量並びに上記衛星から他の上記衛星端末への無線通信による電波干渉量とに基づくこと
    を特徴とする請求項1記載の地上−衛星周波数共用通信システムの干渉評価方法。
  4. 上記電波干渉計算ステップでは、一の上記地上端末から一の上記基地局への無線通信に対する電波干渉を計算する際に、他の上記地上端末から他の上記基地局への無線通信による電波干渉量並びに上記衛星端末から上記衛星への無線通信による電波干渉量とに基づくこと
    を特徴とする請求項1記載の地上−衛星周波数共用通信システムの干渉評価方法。
  5. 上記電波干渉計算ステップでは、一の上記基地局から一の上記地上端末への無線通信に対する電波干渉を計算する際に、他の上記基地局から他の上記地上端末への無線通信による電波干渉量並びに上記衛星から上記衛星端末への無線通信による電波干渉量とに基づくこと
    を特徴とする請求項1記載の地上−衛星周波数共用通信システムの干渉評価方法。
  6. 地上端末と基地局間で無線通信する地上回線、並びに衛星端末と衛星間で無線通信する衛星回線、との間で同一周波数を共用する地上−衛星周波数共用通信システムに対し、上記地上回線又は上記衛星回線における一の無線通信の電波干渉を、上記地上回線及び/又は上記衛星回線における少なくとも一以上の他の無線通信に基づいて計算する電波干渉計算手段と、
    上記計算ステップにおいて計算された電波干渉の計算結果に基づいて上記地上−衛星周波数共用通信システムに収容可能な最大通信回線数を算出する通信回線数算出手段とを備えること
    を特徴とし、
    前記電波干渉計算手段は、干渉評価を実施したい被干渉回線数を示す所望回線数iと、送信を希望する無線信号である希望波に対して干渉しえる干渉波の数を示す干渉源数jとを設定し、受信電力をC、単位帯域あたりの熱雑音電力No、単位帯域あたりの干渉波電力をIoとし、i個の所望回線のそれぞれについて、j個の干渉源の各々のC/(No+Io)の値を閾値と比較し、C/(No+Io)の値が上記閾値以上の場合には被干渉回線が成立可能であるとして通信回線とカウントし、C/(No+Io)の値が上記閾値未満の場合には通信回線としてカウントせず、
    前記通信回線算出手段は、上記C/(No+Io)の値が上記閾値を上回る回線数の総和を上記地上−衛星周波数共用通信システムに収容可能な最大通信回線数として算出する
    こと特徴とする地上−衛星周波数共用通信システムの干渉評価装置。
  7. 地上端末と基地局間で無線通信する地上回線、並びに衛星端末と衛星間で無線通信する衛星回線、との間で同一周波数を共用する地上−衛星周波数共用通信システムに対し、上記地上回線又は上記衛星回線における一の無線通信の電波干渉を、上記地上回線及び/又は上記衛星回線における少なくとも一以上の他の無線通信に基づいて計算する電波干渉計算ステップと、
    上記計算ステップにおいて計算された電波干渉の計算結果に基づいて上記地上−衛星周波数共用通信システムに収容可能な最大通信回線数を算出する通信回線数算出ステップとをコンピュータに実行させ、
    上記電波干渉計算ステップは、干渉評価を実施したい被干渉回線数を示す所望回線数iと、送信を希望する無線信号である希望波に対して干渉しえる干渉波の数を示す干渉源数jとを設定し、受信電力をC、単位帯域あたりの熱雑音電力No、単位帯域あたりの干渉波電力をIoとし、i個の所望回線のそれぞれについて、j個の干渉源の各々のC/(No+Io)の値を閾値と比較し、C/(No+Io)の値が上記閾値以上の場合には被干渉回線が成立可能であるとして通信回線とカウントし、C/(No+Io)の値が上記閾値未満の場合には通信回線としてカウントせず、
    前記通信回線数算出ステップは、上記C/(No+Io)の値が上記閾値を上回る回線数の総和を上記地上−衛星周波数共用通信システムに収容可能な最大通信回線数として算出する
    ことを特徴とする干渉評価プログラム。
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