JP6331007B2 - 無線通信システム、基地局、送信方法、及びプログラム - Google Patents

無線通信システム、基地局、送信方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6331007B2
JP6331007B2 JP2014073487A JP2014073487A JP6331007B2 JP 6331007 B2 JP6331007 B2 JP 6331007B2 JP 2014073487 A JP2014073487 A JP 2014073487A JP 2014073487 A JP2014073487 A JP 2014073487A JP 6331007 B2 JP6331007 B2 JP 6331007B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
transmission
channel estimation
estimation value
wireless communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014073487A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015198259A (ja
Inventor
康則 二木
康則 二木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2014073487A priority Critical patent/JP6331007B2/ja
Publication of JP2015198259A publication Critical patent/JP2015198259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6331007B2 publication Critical patent/JP6331007B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、無線通信システム、基地局、送信方法、及びプログラムに関する。
次世代無線通信システムでは伝送速度の広帯域化、システムの多様化に伴い、周波数資源の枯渇が懸念されている。近年、周辺の電波環境や利用者のニーズを認知し、自律的に最適な周波数や通信システムを選択して通信するコグニティブ無線が検討されている。このコグニティブ無線において既存の無線システムに割り当てられている周波数帯を別の無線システムが2次利用するダイナミックスペクトルアクセスが周波数資源の有効利用の観点から注目を集めている。具体的には、ダイナミックスペクトルアクセスは、新規の無線システムである第2システムが既存の無線システムである第1システムに割り当てられた周波数帯の空きスペクトルを第1システムの通信を妨げないように利用するものである。
図15は、ダイナミックスペクトルアクセスを説明するための一般的な通信システムの構成図である。該通信システムにおいて、第2システムは、第1システムに割り当てられた周波数帯を共用する。
図15に示すシステムは、第1システム基地局1511と、第2システム第1基地局1521と、第2システム第1移動局1522と、第2システム第2基地局1531と、第2システム第2移動局1532とから構成される。第2システムは、同一周波数を用いて上り及び下りリンクの通信を行う時分割複信方式(TDD:Time Division Duplex)を採用する。第1システムの保護境界1501及び第2システムの基地局送信境界1502は、第2システムから第1システムへの干渉を保護するために設けられている。第1システム保護境界1501は第2システムが第1システムに干渉を与えずに通信できるエリアを示し、第2システムは第1システム保護境界1501の内側において、通信することは認められていない。
一般に、第2システムの基地局の下り送信は、第2システムの移動局の上り送信と比べて第1システムへの干渉が大きくなる。このため、第2システム基地局が下り送信可能なエリアは限定されている。第2システム基地局送信境界1502は、第2システムの基地局が下り送信可能なエリアを示し、第2システム第1基地局1521は、第2システム基地局送信境界1502の内側に配置されるため、下り送信は認められていない。一方、第2システム第2基地局1531は、第2システムの基地局送信境界1502の外側に配置されるため、下り送信が認められている。第2システム移動局は、第1システム保護境界1501の外側であれば、上り通信することが認められている。
以上により、第2システムは、第1システムの通信を妨げずに第1システムに割り当てられた周波数を二次利用できる。
図16は、図15に示す第2システム内の基地局間干渉及び移動局間干渉を説明するための構成図である。第2システム第1基地局1521は、第1システム保護境界1501の外側且つ第2システム基地局送信境界1502の内側に配置され、第2システム第2基地局1531は、第2システムの基地局送信境界1502の外側に配置される例である。ここで、実線の矢印は所望信号、破線の矢印は干渉信号を示している。
図17(a)は、第2システム第1基地局1521配下のセルの無線リソースを示し、図17(b)は、第2システム第2基地局1531配下のセルの無線リソース使用状況を示し、横軸は時間、縦軸は送信電力を示す。図17(a)の第2システムの基地局1521のセルの無線リソース使用状況では、第2システムの基地局1521のセルは上り送信のみが認められているため、時間スロットであるt1及びt2スロットにおいて、上りリンクを用いて通信している。図17(b)の第2システム第2基地局1531配下のセルの無線リソース使用状況では、t1スロットにおいて上りリンク、t2スロットでは、下りリンクを用いて通信している。ここで、t2スロットでは、逆方向の通信リンクが同時送信するため、第2システム第2基地局1531から第2システム第1基地局1521へ干渉を与える。また、第2システム第1移動局1521から第2システム第2移動局1532へ干渉を与える。特に、基地局間干渉は、移動局間干渉と比べてカップリングゲインが大きいため、干渉の問題が顕著になる。以降の説明では基地局間干渉のみに着目して説明する。なお、基地局間干渉及び移動局間干渉はTDDシステム固有の問題である。
上記問題を解決するための技術として、特許文献1にて開示されている無線通信システムが知られている。特許文献1では、TDDを採用する近傍基地局間において、上り及び下りリンクを同時に送信するときに発生する干渉を、上りあるいは下りリンクが異なる無線リソースの送信を停止することにより、干渉が発生しないようにしている。図18に特許文献1の動作例を示す。図18(a)は、特許文献1記載の技術を適用する前の第2システム第1基地局1521配下のセル、図18(b)は、特許文献1記載の技術を適用する前の第2システム第2基地局1531配下のセルの無線リソース使用状況を示している。また、図18(c)は、特許文献1の技術の第2システム第1基地局1521配下のセル、図18(d)は、特許文献1の技術の第2システム第2基地局1531配下のセルの無線リソース使用状況を示している。
図18(d)では、第2システム第2基地局1531配下のセルにおいて、基地局間で上り及び下りリンクが異なるt1スロットの下り送信を停止することにより、第2システム第1基地局1521のセルの上りリンクへの干渉を低減している。同様に、特許文献1では、上り及び下りリンクが異なるスロットにおいて、送信電力を小さくすることにより、第2システム第1基地局1521のセルの上りリンクへの干渉を低減する方法も示唆されている。
WO2012‐165067号公報
特許文献1に開示された技術では、上り及び下りリンク割当が異なる無線リソースの送信信号を停止あるいは送信電力を抑制する。このため、特許文献1に開示された無線通信システムでは無線リソースを十分に利用できないという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、第2システムの基地局間干渉を低減させ、第2システムのスループットを向上できる技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための本願発明は、複数の基地局が同一周波数を利用する無線通信システムであって、被干渉側の第1の基地局で前記第1の基地局と与干渉側の第2の基地局との間のチャネル推定値を測定する測定手段と、前記測定されたチャネル推定値に応じた送信ウェイトを下りリンク送信信号に乗算する乗算手段と、前記乗算された送信信号を前記第2の基地局から送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
上記課題を解決するための本願発明は、複数の基地局が同一周波数を利用する無線通信システムの基地局であって、被干渉側の第1の基地局で測定された、前記第1の基地局と与干渉側の第2の基地局との間のチャネル推定値に応じた送信ウェイトを下りリンク送信信号に乗算する乗算手段と、前記乗算された送信信号を前記第2の基地局から送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
上記課題を解決するための本願発明は、複数の基地局が同一周波数を利用する無線通信システムの送信方法であって、被干渉側の第1の基地局と与干渉側の第2の基地局との間のチャネル推定値を前記第1の基地局で測定する測定ステップと、前記測定されたチャネル推定値に応じた送信ウェイトを下りリンク送信信号に乗算する乗算ステップと、前記乗算された送信信号を前記第2の基地局から送信する送信ステップとを備えることを特徴とする。
上記課題を解決するための本願発明は、複数の基地局が同一周波数を利用する無線通信システムにおける基地局のプログラムであって、前記プログラムは前記基地局を、被干渉側の第1の基地局で測定された、前記第1の基地局と与干渉側の第2の基地局との間のチャネル推定値に応じた送信ウェイトを下りリンク送信信号に乗算する乗算手段と、前記乗算された送信信号を前記第2の基地局から送信する送信手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、基地局間の干渉を低減させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムのフローチャートである。 図1に示す第2システム第1基地局の構成例を示すブロック図である。 図1に示す第2システム第2基地局の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの動作を説明するための無線リソース使用状況を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの動作を説明するための無線リソース使用状況を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムのヌルステアリング動作を説明するための模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 図8に示す第2システム第1基地局の構成例を示すブロック図である。 図8に示す第2システム第2基地局の構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る無線通信システム第2システム第2基地局の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る無線通信システムのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る無線通信システムの動作を説明するための無線リソース使用状況を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る無線通信システムのヌルステアリング及びビームフォーミング動作を説明するための模式図である。 周波数共用時の第2システムの通信リンクを説明するための模式図である。 TDD方式における周波数共用時の第2システム間干渉を説明するための模式図である。 TDD方式における周波数共用時の第2システム間干渉を説明するための無線リソース使用状況を示す模式図である。 特許文献1に開示された従来の無線通信システムの無線リソース使用状況を示す模式図である。
以下で説明する本発明の各実施形態では、複信方式としてTDD方式を採用した複数アンテナを搭載する周波数共用型無線通信システムを例に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムを説明するための構成図である。本発明の無線通信システムは、第1システム及び第2システムから構成されている。第1システムは既存の無線通信システムであり、単数アンテナの基地局111が図示されている。第2システムは、第1システムに割り当てられている周波数帯を2次利用することができるコグニティブ無線通信システムである。第2システムは、複数アンテナを有する第2システム第1基地局121と、第2システム第1移動局122と、複数アンテナを有する第2システム第2基地局131と、第2システム第2移動局132とから構成される。第2システム第1基地局121は、第1システム無線機111近くに配置され、配下に第2システム第1移動局122を有する。第2システム第2基地局131は、第1システム無線機111から遠方に配置され、配下に第2システム第2移動局132を有する。第2システム第1基地局121及び第2システム第2基地局131は、基地局間インターフェース141を介して接続される。本無線通信システムでは第2システム基地局が下り送信可能なエリアは限定されており、第2システム第1基地局121は第2システム基地局送信境界の内側に配置されるため、配下のセル内では上りリンク送信が認められているが下り送信は認められていない。一方、第2システム第2基地局131は、第2システムの基地局送信境界の外側に配置されるため、配下のセル内では上りリンク及び下りリンク送信が認められる。第2システムの第1移動局122及び第2移動局132は、第1システム保護境界の外側であれば、上り通信することが認められている。
図2は、与干渉側の第2システム第2基地局131が被干渉側の第2システム第1基地局121への干渉を低減するヌルステアリング動作の動作例を示したフローチャートである。
第2システム第2基地局131は、第2システム第2移動局132に対して下り送信を行う(ステップA01)。
第2システム第1基地局121は、第2システム第2基地局131から送信された例えばパイロット信号を受信して、第2システム第2基地局131と第1基地局121との間のチャネル推定値を測定する。チャネル推定値は、例えばパイロットレプリカと受信パイロット信号との相関処理により求めることができる(ステップA02)。
第2システム第1基地局121は、取得したチャネル推定値を、基地局間インターフェース141を介して第2システム第2基地局131へ通知する(ステップA03)。
第2システム第2基地局131は、基地局間インターフェース141を介して通知されたチャネル推定値を用いて第2システム第1基地局121への干渉を低減するようにヌルステアリングを適用して下り送信する(ステップA04)。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システム第2システム第1基地局121の構成を示すブロック図である。第2システム第1基地局121は、第2システム第2基地局131から送信される無線信号のパイロット信号を受信し、基地局間インターフェース141を介してチャネル推定値を第2システム第2基地局131へ通知する。第2システム第1基地局121は、チャネル推定値測定部301と、チャネル推定値302とを含む。
チャネル推定値測定部301は、第2システム第2基地局131から送信される無線通信の例えばパイロット信号を受信し、相関処理により第2システム第2基地局131及び第2システム第1基地局121間のチャネル推定値を測定する。チャネル推定値はアンテナ本数分の複素数から構成されるベクトルであることが望ましい。チャネル推定値測定部301は、測定したチャネル推定値をチャネル推定値通知部302へ出力する。
チャネル推定値通知部302は、チャネル推定値測定部301から測定したチャネル推定値を入力し、基地局間インターフェース141を介して第2システム第2基地局131へ通知する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システム第2システム第2基地局131の構成を示すブロック図である。第2システム第2基地局131は、第2システム第1基地局121から基地局間インターフェース141を介して通知されるチャネル推定値を取得してヌルステアリングを適用して下り送信する。
第2システム第2基地局131は、チャネル推定値取得部401と、ヌルステアリングウェイト生成部402と、下り送信信号生成部403と、乗算部404と、RF(Radio Frequency)送信部405とを含む。
チャネル推定値取得部401は、基地局間インターフェース141を介して第2システム第1基地局121からチャネル推定値を取得する。チャネル推定値取得部401は、取得したチャネル推定値をヌルステアリングウェイト生成部402へ出力する。
ヌルステアリングウェイト生成部402は、チャネル推定値取得部401からチャネル推定値を入力し、第2システム第2基地局131から第2システム第1基地局121への干渉が小さくなるようにヌルステアリングウェイトを生成する。ヌルステアリングウェイトは、例えばゼロフォーシングアルゴリズムにより求めることができ、アンテナ本数分の複素数から構成されるベクトルであることが望ましい。ヌルステアリングウェイト生成部402は、生成したヌルステアリングウェイトを乗算部404へ出力する。
下り送信信号生成部403は、送信データ、制御信号及びパイロット信号から構成される下りベースバンド信号を生成し、乗算部404へ出力する。
乗算部404は、ヌルステアリングウェイト生成部402からヌルステアリングウェイトを入力し、下り送信信号生成部403から下りベースバンド信号を入力し、下りベースバンド信号にヌルステアリングウェイトを線形乗算する。乗算部404は、線形乗算した下りベースバンド信号をRF送信部405へ出力する。
RF送信部405は、乗算部404から線形乗算後の下りベースバンド信号を入力し、線形乗算後の下りベースバンド信号をアンテナから送信する高周波の無線周波数に変換する。
図5は、図2のフローチャートのステップA01及びA02の実行時の使用周波数における無線リソースの使用状況を示した模式図である。図5(a)は、第2システム第1基地局121配下のセルの無線リソースを示し、図5(b)は、第2システム第2基地局131配下のセルの無線リソースを示し、横軸は時間、縦軸は送信電力を表す。
図5(a)第2システム第1基地局121配下のセルでは、t1スロットにおいて上りリンク送信し、t2スロットにおいて基地局間のチャネル推定値を測定する。図5(b)第2システム第2基地局131配下のセルでは、t1スロットにおいて上りリンク送信し、t2スロットにおいて下り送信する。
図6は、図2のフローチャートのステップA04実行時の使用周波数における無線リソースの使用状況を示す模式図である。図6(a)第2システム第1基地局121配下のセルでは、t1及びt2スロットにおいて上りリンク送信する。図6(b)第2システム第2基地局131配下のセルでは、t1スロットにおいて上り送信し、t2スロットにおいてヌルステアリングを適用して下り送信する。
図7は、図2のフローチャートのステップA04実行時の基地局間干渉を示す模式図である。第1の実施形態では、t2スロットにおいて、第2システム第2基地局131にて第2システム第1基地局121に対して送信ビームの指向性を向けないようにするヌルステアリングを適用する。
以上の構成及び動作により、本発明の第1の実施形態では、基地局間のチャネル推定値をフィードバックしてヌルステアリングすることにより、送信信号を停止あるいは送信電力を抑制することなく、基地局間干渉を低減できる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、第2システム第1基地局121から第2システム第2基地局131へPMI(Precoding Matrix Indicator)をフィードバックする例である。以降、第2の実施形態の説明では第1の実施形態からの相違点のみ説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る無線通信システムを示す構成図である。図8では、第2システム第1基地局121から第2システム第2基地局131に対して、基地局間インターフェース141を介して、チャネル推定値の代わりにPMIを通知する。
図9は、本発明の第2の実施形態に係る無線通信システム第2システム第1基地局121の構成を示すブロック図である。第2システム第1基地局121は、チャネル推定値測定部401と、コードブック保持部901と、PMI選択部902と、PMI通知部903とを含む。
チャネル推定値測定部301は、測定したチャネル推定値をPMI選択部902へ出力する。
コードブック保持部901は、あらかじめ決められたヌルステアリング動作を行うウェイト(プリコーディング)の候補であるコードブックを保持する。コードブック保持部901は、保持しているコードブックをPMI選択部902へ出力する。
PMI選択部902は、チャネル推定値測定部301からチャネル推定値を入力し、コードブック保持部901からコードブックを入力し、基地局間の干渉が小さくなるプリコーディングのインデックスであるPMIを選択する。PMI選択部902は、選択したPMIをPMI通知部903へ出力する。
PMI通知部903は、PMI選択部902からPMIを入力し、入力したPMIを基地局間インターフェース141を介して第2システム第2基地局131へ通知する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る無線通信システム第2システム第2基地局131の構成を示すブロック図である。第2システム第2基地局131は、PMI取得部1001と、コードブック保持部901と、ヌルステアリングウェイト生成部1002と、下り送信信号生成部403と、乗算部404と、RF送信部405とを含む。
PMI取得部1001は、基地局間インターフェース141を介して第2システム第1基地局121から通知されるPMIを入力し、ヌルステアリングウェイト生成部1002へ出力する。
コードブック保持部901は、ヌルステアリング動作を行うあらかじめ決められたプリコーディングウェイトの候補であるコードブックを保持する。コードブック保持部は、保持しているコードブックをヌルステアリングウェイト生成部1002へ出力する。
ヌルステアリングウェイト生成部1002は、PMI取得部1001からPMIを入力し、コードブック保持部901からコードブックを入力し、コードブックの中からPMIに対応するプリコーディングウェイトを取得することによりヌルステアリングウェイトを生成する。ヌルステアリングウェイト生成部1002は、生成したヌルステアリングウェイトを乗算部404へ出力する。
以上の構成及び動作により、本発明の第2の実施形態では、基地局間でチャネル推定値の代わりに、量子化したPMIをフィードバックすることにより、基地局間でフィードバックする情報量を削減して基地局間干渉を低減できる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態は、ヌルステアリングとビームフォーミングを併用する例である。以降、第3の実施形態の説明では、第1の実施形態からの相違点のみ説明する。
図11は、本発明の第3の実施形態に係る無線通信システム第2システム第2基地局131の構成を示すブロック図である。第2システム第2基地局131は、チャネル推定値取得部1101と、ヌルステアリングウェイト生成部1102と、チャネル推定値測定部1103と、ビームフォーミングウェイト生成部1104と、ウェイト合成部1105と、下り送信信号生成部403と、乗算部404と、RF送信部405とを含む。
チャネル推定値取得部1101では、基地局間インターフェース141を介して第2システム第1基地局121からチャネル推定値を取得する。チャネル推定値取得部1101は、取得したチャネル推定値を第1チャネル推定値としてヌルステアリングウェイト生成部1102へ出力する。
ヌルステアリングウェイト生成部1102は、チャネル推定値取得部1101から第1チャネル推定値を入力し、第1の実施形態と同様にヌルステアリングウェイトを生成してウェイト合成部1105へ出力する。
チャネル推定値測定部1103は、第2システム第2基地局131の所望端末である第2システム第2移動局132から送信される無線信号の例えばパイロット信号を受信し、相関処理により第2システム第2移動局132及び第2システム第2基地局131間のチャネル推定値を測定する。チャネル推定値測定部1103は、測定したチャネル推定値を第2チャネル推定値としてビームフォーミングウェイト生成部1104へ出力する。
ビームフォーミングウェイト生成部1104は、チャネル推定値測定部1103から第2チャネル推定値を入力して、第2システム第2基地局131から第2システム第2移動局132に対して送信ビームを向けるビームフォーミングウェイトを生成する。ビームフォーミングウェイト生成部1104は、生成したビームフォーミングウェイトをウェイト合成部1105へ出力する。
ウェイト合成部1105は、ヌルステアリングウェイト生成部1102からヌルステアリングウェイトを入力し、ビームフォーミングウェイト生成部1104からビームフォーミングウェイトを入力し、ヌルステアリングウェイトとビームフォーミングウェイトを線形合成する。ここで、ヌルステアリングウェイトベクトル、ビームフォーミングベクトル、重み係数をそれぞれ、Wnull、Wbeam、αとすると、ウェイト合成後のウェイトベクトルWは、数式(1)で表される。
W=αWnull+(1−α)Wbeam (1)
なお、Wnull、Wbeam、Wは、「1x送信アンテナ本数」の行ベクトルである。
ここで、重み係数αを大きくすると第2システム第1基地局121への干渉低減を優先し、重み係数αを小さくすると第2システム第2移動局132への信号電力増大を優先するウェイトベクトルが生成される。なお、重み係数αは、例えば第2システム第1基地局121及び第2システム第2基地局132の配下の移動局との受信信号電力対干渉雑音電力比:SINR(Signal to Interference plus Noise Power Ratio)、通信負荷、位置関係等に基づいて決定される
重み係数αを決定する具体的な例としては、第2システム第1基地局121の所要受信SINRを満たすように決定する方法や第2システム第2移動局132の所要受信SINRを満たすように決定する方法が挙げられる。また、第2システム第1基地局121配下のセル及び第2システム第2基地局131配下のセルの合計通信容量を最大化する規範に基づいて重み係数αを決定する方法が挙げられる。他の例としては、第2システム第1基地局121の通信負荷が小さい場合は、重み係数αを小さくし、第2システム第1基地局121の通信負荷が大きい場合は、重み係数αを大きくする方法が挙げられる。同様に、第2システム第2移動局132の通信負荷が小さい場合は、重み係数αを大きくし、第2システム第2移動局132の通信負荷が大きい場合は、重み係数αを小さくする方法が挙げられる。
図12は、第2システム第2基地局131がヌルステアリング及びビームフォーミング動作を行う一連の動作例を示したフローチャートである。
ステップB01からステップB03は図2のステップA01からステップA03と同一の処理を行う。以降では、ステップB04以降について説明する。
第2システム第2移動局132は、第2システム第2基地局131に対して上り送信を行う(ステップB04)。
第2システム第2基地局131は、第2システム第2移動局132から送信されたパイロット信号を受信して、第2システム第2移動局132及び第2システム第1基地局131間の第2チャネル推定値を取得する(ステップB05)。
第2システム第2基地局131は、ヌルステアリングウェイトとビームフォーミングウェイトを合成する(ステップB06)。
第2システム第2基地局131は、合成したウェイトを用いてヌルステアリング及びビームフォーミングを適用して下り送信する(ステップB07)。
図13は、図12のフローチャートのステップB07実行時の使用周波数における無線リソースの使用状況を示す構成図である。図13(a)は、第2システム第1基地局121配下のセル、図13(b)は、第2システム第2基地局131配下のセルの無線リソースの使用状況を示す。図13(b)第2システム第2基地局132配下のセルでは、t2スロットにおいてヌルステアリングウェイト及びビームフォーミングウェイトを合成したウェイトを用いて下りリンク送信する。
図14は、図12のフローチャートのステップB07実行時の基地局間干渉を示す模式図である。第3の実施形態では、t2スロットにおいて、第2システム第2基地局131にて第2システム第1基地局121に対してヌルステアリングを適用し、同時に第2システム第2移動局132に対して送信ビームの指向性を向けるビームフォーミングを適用する。
以上の構成及び動作により、本発明の第3の実施形態では、第2システム第1基地局121への干渉低減と第2システム第2移動局132への信号電力増大を両立できる。
本発明の第1から第3の実施形態では、第1システムと第2システムが周波数共用する例を挙げて説明したが、第2システムが周波数共用しない一般的なTDDシステムにも適用することができる。
また、第1から第3の実施形態では、第2システム基地局送信境界1502の内側に一つの第2システム基地局が配置され、第2システム基地局送信境界1502の外側に一つの第2システム基地局が配置される例を挙げて説明したが、第2システム基地局送信境界1502の内側に複数の第2システム基地局が配置され、第2システム基地局送信境界1502の外側に複数の第2システム基地局が配置され、第2システム間において干渉低減を行う例にも適用することができる。
また、第3の実施形態では、基地局間インターフェース141を介してチャネル推定値を第2システム第1基地局121から第2システム第2基地局131へフィードバックする例を挙げて説明したが、チャネル推定値の代わりにPMIをフィードバックする例にも適用することができる。
また、第1から第3の実施形態では、第2システム第1基地局121及び第2システム第2基地局131が基地局間インターフェース141を介してチャネル推定値あるいはPMIをフィードバックする例を挙げて説明したが、基地局がRemote Radio Headであり、基地局間インターフェース141が同一装置内のインターフェースである場合に適用されてもよい。
また、以上説明した第1から第3の実施形態は、所定のハードウェア、例えば、回路として具現化することもできる。
また、以上説明した第1から第3の実施形態は、制御プログラムに基づいて図示しないコンピュータ回路(例えば、CPU(Central Processing Unit))によって制御され、動作するようにすることができる。その場合、これらの制御プログラムは、無線受信装置又はベースバンド部内部の記憶媒体(例えば、ROM(Read Only Memory)やハードディスク等)、あるいは、外部の記憶媒体(例えば、リムーバブルメディアやリムーバブルディスク等)に記憶され、上記コンピュータ回路によって読み出され実行される。
本発明は、複数の基地局が同一周波数を利用する無線通信システムの技術であれば好適に適用可能である。
(付記1)
複数の基地局が同一周波数を利用する無線通信システムであって、
被干渉側の第1の基地局で前記第1の基地局と与干渉側の第2の基地局との間のチャネル推定値を測定する測定手段と、
前記測定されたチャネル推定値に応じた送信ウェイトを下りリンク送信信号に乗算する乗算手段と、
前記乗算された送信信号を前記第2の基地局から送信する送信手段と
を備えることを特徴とする無線通信システム。
(付記2)
前記第1の基地局は、前記第2の基地局と比べて、前記既存の無線通信システムの基地局の近傍に配置されていることを特徴とする付記1に記載の無線通信システム。
(付記3)
前記第1及び第2の基地局間では上りリンク及び下りリンクの時間スロット割当が異なり、前記第1及び第2の基地局間で干渉が発生する位置に前記第1及び第2の基地局が配置されていることを特徴とする付記1又は付記2に記載の無線通信システム。
(付記4)
前記送信ウェイトは、前記測定されたチャネル推定値を用いて、前記第2の基地局から前記第1の基地局への干渉が小さくなるように生成されることを特徴とする付記1から付記3のいずれかに記載の無線通信システム。
(付記5)
前記送信ウェイトは、あらかじめ定められた送信ウェイトの候補を格納したコードブックの中から前記測定されたチャネル推定値に応じて選択された送信ウェイトインデックスに対応する送信ウェイトであることを特徴とする付記1から付記3のいずれかに記載の無線通信システム。
(付記6)
前記送信ウェイトは、前記測定されたチャネル推定値を用いて、前記第2の基地局から前記第1の基地局への干渉が小さくなるように生成されたヌルステアリングウェイトと、
前記第2基地局配下の移動局と前記第2基地局との間のチャネル推定値を用いて、前記第2基地局配下の移動局における受信信号電力が増大するように生成されたビームフォーミングウェイトとを重み係数に従って合成された送信ウェイトであることを特徴とする付記1から付記3のいずれかに記載の無線通信システム。
(付記7)
前記重み係数は、前記第1基地局及び前記第2基地局配下の移動局の受信信号電力対干渉雑音電力比、通信負荷、及び位置関係の少なくとも1つのパラメータに従って決定されることを特徴とする付記6に記載の無線通信システム。
(付記8)
複数の基地局が同一周波数を利用する無線通信システムの基地局であって、
被干渉側の第1の基地局で測定された、前記第1の基地局と与干渉側の第2の基地局との間のチャネル推定値に応じた送信ウェイトを下りリンク送信信号に乗算する乗算手段と、
前記乗算された送信信号を前記第2の基地局から送信する送信手段と
を備えることを特徴とする基地局。
(付記9)
前記第1の基地局は、前記第2の基地局と比べて、前記既存の無線通信システムの基地局の近傍に配置されていることを特徴とする付記8に記載の基地局。
(付記10)
前記第1及び第2の基地局間では上りリンク及び下りリンクの時間スロット割当が異なり、前記第1及び第2の基地局間で干渉が発生する位置に前記第1及び第2の基地局が配置されていることを特徴とする付記8又は付記9に記載の基地局。
(付記11)
前記送信ウェイトは、前記測定されたチャネル推定値を用いて、前記第2の基地局から前記第1の基地局への干渉が小さくなるように生成されることを特徴とする付記8から付記10のいずれかに記載の基地局。
(付記12)
前記送信ウェイトは、あらかじめ定められた送信ウェイトの候補を格納したコードブックの中から前記測定されたチャネル推定値に応じて選択された送信ウェイトインデックスに対応する送信ウェイトであることを特徴とする付記8から付記10のいずれかに記載の基地局。
(付記13)
前記送信ウェイトは、前記測定されたチャネル推定値を用いて、前記第2の基地局から前記第1の基地局への干渉が小さくなるように生成されたヌルステアリングウェイトと、
前記第2基地局配下の移動局と前記第2基地局との間のチャネル推定値を用いて、前記第2基地局配下の移動局における受信信号電力が増大するように生成されたビームフォーミングウェイトとを重み係数に従って合成された送信ウェイトであることを特徴とする付記8から付記10のいずれかに記載の基地局。
(付記14)
前記重み係数は、前記第1基地局及び前記第2基地局配下の移動局の受信信号電力対干渉雑音電力比、通信負荷、及び位置関係の少なくとも1つのパラメータに従って決定されることを特徴とする付記13に記載の基地局。
(付記15)
複数の基地局が同一周波数を利用する無線通信システムの送信方法であって、
被干渉側の第1の基地局と与干渉側の第2の基地局との間のチャネル推定値を前記第1の基地局で測定する測定ステップと、
前記測定されたチャネル推定値に応じた送信ウェイトを下りリンク送信信号に乗算する乗算ステップと、
前記乗算された送信信号を前記第2の基地局から送信する送信ステップと
を備えることを特徴とする送信方法。
(付記16)
前記第1の基地局は、前記第2の基地局と比べて、前記既存の無線通信システムの基地局の近傍に配置されていることを特徴とする付記15に記載の送信方法。
(付記17)
前記第1及び第2の基地局間では上りリンク及び下りリンクの時間スロット割当が異なり、前記第1及び第2の基地局間で干渉が発生する位置に前記第1及び第2の基地局が配置されていることを特徴とする付記15又は付記16に記載の送信方法。
(付記18)
前記送信ウェイトは、前記測定されたチャネル推定値を用いて、前記第2の基地局から前記第1の基地局への干渉が小さくなるように生成されることを特徴とする付記15から付記17のいずれかに記載の送信方法。
(付記19)
前記送信ウェイトは、あらかじめ定められた送信ウェイトの候補を格納したコードブックの中から前記測定されたチャネル推定値に応じて選択された送信ウェイトインデックスに対応する送信ウェイトであることを特徴とする付記15から付記17のいずれかに記載の送信方法。
(付記20)
前記送信ウェイトは、前記測定されたチャネル推定値を用いて、前記第2の基地局から前記第1の基地局への干渉が小さくなるように生成されたヌルステアリングウェイトと、
前記第2基地局配下の移動局と前記第2基地局との間のチャネル推定値を用いて、前記第2基地局配下の移動局における受信信号電力が増大するように生成されたビームフォーミングウェイトとを重み係数に従って合成された送信ウェイトであることを特徴とする付記15から付記17のいずれかに記載の送信方法。
(付記21)
前記重み係数は、前記第1基地局及び前記第2基地局配下の移動局の受信信号電力対干渉雑音電力比、通信負荷、及び位置関係の少なくとも1つのパラメータに従って決定されることを特徴とする付記20に記載の送信方法。
(付記22)
複数の基地局が同一周波数を利用する無線通信システムにおける基地局のプログラムであって、前記プログラムは前記基地局を、
被干渉側の第1の基地局で測定された、前記第1の基地局と与干渉側の第2の基地局との間のチャネル推定値に応じた送信ウェイトを下りリンク送信信号に乗算する乗算手段と、
前記乗算された送信信号を前記第2の基地局から送信する送信手段と
して機能させることを特徴とするプログラム。
(付記23)
前記第1の基地局は、前記第2の基地局と比べて、前記既存の無線通信システムの基地局の近傍に配置されていることを特徴とする付記22に記載のプログラム。
(付記24)
前記第1及び第2の基地局間では上りリンク及び下りリンクの時間スロット割当が異なり、前記第1及び第2の基地局間で干渉が発生する位置に前記第1及び第2の基地局が配置されていることを特徴とする付記22又は付記23に記載のプログラム。
(付記25)
前記送信ウェイトは、前記測定されたチャネル推定値を用いて、前記第2の基地局から前記第1の基地局への干渉が小さくなるように生成されることを特徴とする付記22から付記24のいずれかに記載のプログラム。
(付記26)
前記送信ウェイトは、あらかじめ定められた送信ウェイトの候補を格納したコードブックの中から前記測定されたチャネル推定値に応じて選択された送信ウェイトインデックスに対応する送信ウェイトであることを特徴とする付記22から付記24のいずれかに記載のプログラム。
(付記27)
前記送信ウェイトは、前記測定されたチャネル推定値を用いて、前記第2の基地局から前記第1の基地局への干渉が小さくなるように生成されたヌルステアリングウェイトと、
前記第2基地局配下の移動局と前記第2基地局との間のチャネル推定値を用いて、前記第2基地局配下の移動局における受信信号電力が増大するように生成されたビームフォーミングウェイトとを重み係数に従って合成された送信ウェイトであることを特徴とする付記22から付記24のいずれかに記載のプログラム。
(付記28)
前記重み係数は、前記第1基地局及び前記第2基地局配下の移動局の受信信号電力対干渉雑音電力比、通信負荷、及び位置関係の少なくとも1つのパラメータに従って決定されることを特徴とする付記27に記載の基地局。
111 第1システム基地局
121 第2システム第1基地局
122 第2システム第1移動局
131 第2システム第2基地局
132 第2システム第2移動局
141 基地局間インターフェース
301 チャネル推定値測定部
302 チャネル推定値通知部
401 チャネル推定値取得部
402 ヌルステアリングウェイト生成部
403 下り送信信号生成部
404 乗算部
405 RF送信部
901 コードブック保持部
902 PMI選択部
903 PMI通知部
1001 PMI取得部
1002 ヌルステアリングウェイト生成部
1101 チャネル推定値取得部
1102 ヌルステアリングウェイト生成部
1103 チャネル推定値測定部
1104 ビームフォーミングウェイト生成部
1105 ウェイト合成部
1501 第1システム保護境界
1502 第2システム基地局送信境界
1511 第1システム無線機
1521 第2システム第1基地局
1522 第2システム第1移動局
1531 第2システム第2基地局
1532 第2システム第2移動局

Claims (8)

  1. 複数の基地局が同一周波数を利用する無線通信システムであって、
    被干渉側の第1の基地局で前記第1の基地局と与干渉側の第2の基地局との間のチャネル推定値を測定する測定手段と、
    前記測定されたチャネル推定値に応じた送信ウェイトを下りリンク送信信号に乗算する乗算手段と、
    前記乗算された送信信号を前記第2の基地局から送信する送信手段と
    を備え
    前記第1及び第2の基地局間では上りリンク及び下りリンクの時間スロット割当が異なり、
    前記第1の基地局は、前記第2の基地局と比べて、既存の無線通信システムの基地局の近傍に配置され、
    前記第1及び第2の基地局間で干渉が発生する位置に前記第1及び第2の基地局が配置されている
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記送信ウェイトは、前記測定されたチャネル推定値を用いて、前記第2の基地局から前記第1の基地局への干渉が小さくなるように生成されることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記送信ウェイトは、あらかじめ定められた送信ウェイトの候補を格納したコードブックの中から前記測定されたチャネル推定値に応じて選択された送信ウェイトインデックスに対応する送信ウェイトであることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記送信ウェイトは、前記測定されたチャネル推定値を用いて、前記第2の基地局から前記第1の基地局への干渉が小さくなるように生成されたヌルステアリングウェイトと、
    前記第2基地局配下の移動局と前記第2基地局との間のチャネル推定値を用いて、前記第2基地局配下の移動局における受信信号電力が増大するように生成されたビームフォーミングウェイトとを重み係数に従って合成された送信ウェイトであることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  5. 前記重み係数は、前記第1基地局及び前記第2基地局配下の移動局の受信信号電力対干渉雑音電力比、通信負荷、及び位置関係の少なくとも1つのパラメータに従って決定されることを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  6. 複数の基地局が同一周波数を利用する無線通信システムの基地局であって、
    被干渉側の第1の基地局で測定された、前記第1の基地局と与干渉側の第2の基地局との間のチャネル推定値に応じた送信ウェイトを下りリンク送信信号に乗算する乗算手段と、
    前記乗算された送信信号を前記第2の基地局から送信する送信手段と
    を備え
    前記第1及び第2の基地局間では上りリンク及び下りリンクの時間スロット割当が異なり、
    前記第1の基地局は、前記第2の基地局と比べて、既存の無線通信システムの基地局の近傍に配置され、
    前記第1及び第2の基地局間で干渉が発生する位置に前記第1及び第2の基地局が配置されている
    ことを特徴とする基地局。
  7. 複数の基地局が同一周波数を利用する無線通信システムの送信方法であって、
    被干渉側の第1の基地局と与干渉側の第2の基地局との間のチャネル推定値を前記第1の基地局で測定する測定ステップと、
    前記測定されたチャネル推定値に応じた送信ウェイトを下りリンク送信信号に乗算する乗算ステップと、
    前記乗算された送信信号を前記第2の基地局から送信する送信ステップと
    を備え
    前記第1及び第2の基地局間では上りリンク及び下りリンクの時間スロット割当が異なり、
    前記第1の基地局は、前記第2の基地局と比べて、既存の無線通信システムの基地局の近傍に配置され、
    前記第1及び第2の基地局間で干渉が発生する位置に前記第1及び第2の基地局が配置されている
    ことを特徴とする送信方法。
  8. 複数の基地局が同一周波数を利用する無線通信システムにおける基地局のプログラムであって、前記プログラムは前記基地局を、
    被干渉側の第1の基地局で測定された、前記第1の基地局と与干渉側の第2の基地局との間のチャネル推定値に応じた送信ウェイトを下りリンク送信信号に乗算する乗算手段と、
    前記乗算された送信信号を前記第2の基地局から送信する送信手段と
    して機能させ
    前記第1及び第2の基地局間では上りリンク及び下りリンクの時間スロット割当が異なり、
    前記第1の基地局は、前記第2の基地局と比べて、既存の無線通信システムの基地局の近傍に配置され、
    前記第1及び第2の基地局間で干渉が発生する位置に前記第1及び第2の基地局が配置されている
    ことを特徴とするプログラム。
JP2014073487A 2014-03-31 2014-03-31 無線通信システム、基地局、送信方法、及びプログラム Active JP6331007B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014073487A JP6331007B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 無線通信システム、基地局、送信方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014073487A JP6331007B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 無線通信システム、基地局、送信方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015198259A JP2015198259A (ja) 2015-11-09
JP6331007B2 true JP6331007B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=54547758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014073487A Active JP6331007B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 無線通信システム、基地局、送信方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6331007B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104980380A (zh) * 2014-04-14 2015-10-14 株式会社Ntt都科摩 基站、通信系统及其方法
RU2711514C1 (ru) * 2016-06-03 2020-01-17 Телефонактиеболагет Лм Эрикссон (Пабл) Администрирование управления потоком разбитого носителя 5g
CN116134769A (zh) * 2020-08-05 2023-05-16 华为技术有限公司 一种抑制远端干扰的方法、装置以及设备
JPWO2023026694A1 (ja) * 2021-08-23 2023-03-02

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3562420B2 (ja) * 2000-02-10 2004-09-08 日本電気株式会社 適応アンテナ装置
WO2011043298A1 (ja) * 2009-10-05 2011-04-14 住友電気工業株式会社 基地局装置及び干渉抑制方法
JP5581230B2 (ja) * 2011-01-07 2014-08-27 株式会社Nttドコモ 無線基地局装置及び無線通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015198259A (ja) 2015-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10637554B2 (en) Wireless communication method and wireless communication device
US10230440B2 (en) Communication method and apparatus using beamforming in a wireless communication system
EP3289817B1 (en) System and method for multi-level beamformed non-orthogonal multiple access communications
US10727917B2 (en) Beamforming of beams
WO2015199262A1 (ko) 무선 통신 시스템에서 고주파 대역 통신을 위한 프리코딩 행렬 인덱스 보고 방법 및 이를 위한 장치
US10804975B2 (en) Hybrid beamforming-based open-loop MIMO transmission method and apparatus therefor
US11855921B2 (en) Transmission of reference signals from a terminal device
JP6331007B2 (ja) 無線通信システム、基地局、送信方法、及びプログラム
KR101290918B1 (ko) 다중 셀 환경에서 간섭 정렬 기법을 이용한 통신 시스템
US20220166464A1 (en) Transmission of reference signals from a terminal device
KR20130104369A (ko) 협력 전송 기반의 다중 안테나 시스템에서의 전송 파워 결정 방법
KR101868557B1 (ko) 다중사용자 다중입출력 방식에서의 랜덤 유니터리 빔포밍 장치 및 방법
US11139870B2 (en) Transmission of reference signals from a terminal device
KR20150073739A (ko) 기회적 하향링크 간섭 정렬
US10637542B2 (en) Base station and method for performing beamforming in an MU-MIMO environment
US11616539B2 (en) Beamforming method and apparatus for massive MIMO system
US20170324433A1 (en) Method and device for transmitting and receiving inter-cell information for cancelling inter-cell interference
Hanif et al. Transmit Antenna Selection for Multi-User Underlay Cognitive Transmission with Zero-Forcing Beamforming
Wu et al. Performance analysis for RUB-based cognitive radio network with cooperative beam selection
KR20170039983A (ko) 단말 무선 환경에 따른 다중 안테나 제어 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6331007

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150