JP5499495B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents
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Description
画像形成装置としてのMFP(Multifunction Peripheral:複合機)装置には、プロッタ、スキャナ、操作部の液晶パネル、Fax用の通信ボード、LAN(Local Area Network)ボードなど、電力を多く消費するデバイスが数多く存在する。一般に、MFP装置には省エネモードという設定を有し、その省エネモードになっていると、これらのデバイスに最低限の電力のみが供給されて電力消費を抑えることができる。
図1は、本発明に係るMFP装置の一実施の形態を示すブロック図である。
同図に示すMFP装置100は、原稿センサ101、用紙センサ102、Video(ビデオ)メモリ103、バッテリ104、スキャナ105、プロッタ106、操作表示部107、画像メモリ108、パラメータメモリ109、時計回路111、通信制御部112、符号化複合化部113、CPU(Central Processing Unit)114、ROM(Read Only Memory)115、バッファメモリ116、キャラクタジェネレータ117、Network I/F118、モデム119、網制御装置120、及びバスライン101で構成されている。
用紙センサ102は、図示しない用紙ストックに用紙があるか否かを判断するセンサであり、例えばフォトセンサが用いられる。
Videoメモリ103は、映像データを格納するメモリである。
バッテリ104は、パラメータメモリ109のパラメータをバックアップするための電池である。
スキャナ105は、原稿をスキャニングする装置である。
プロッタ106は、用紙に画像や文字を印刷する装置である。
操作表示部107は、電源スイッチ、テンキー、スタートボタン、停止ボタン、表示パネル等の操作に必要なスイッチやパネル類からなる。
画像メモリ108は、画像データを記憶するメモリである。
パラメータメモリ109は、パラメータを記憶するメモリである。
時計回路111は、クロック信号を供給すると共に、時間を計測する回路である。
通信制御部112は、ネットワークを介して外部の装置とのデータの授受を行うため、Network I/F118、モデム119、及び網制御装置120を制御する回路である。
CPU114は、MFP装置を統括制御する回路である。
ROM(Read Only Memory)115は、MFP装置の制御プログラムを記憶するメモリである。
バッファメモリ116は、コピーするためのデータを一時的に記憶するメモリである。
キャラクタジェネレータ117は、文字や符号を発生する回路である。
Network I/F118は、ネットワークとの間でデータを授受するためのインターフェースである。
モデム119は、MFP装置100と外部の装置との間を電話回線で接続する回路である。
網制御装置120は、MFP装置100と外部の網との間のデータの授受を制御する回路である。
バスライン101は、各部との間の制御信号及びデータ信号を授受するためのラインである。
ここで、図1に示したMFP装置の制御手段について述べる。
図2は、図1に示したMFP装置の制御手段のブロック図の一例である。
同図に示す制御手段200−1は、図1に示したCPU114に対応する。
制御手段200−1は、連動手段201、待機手段202、保存/読出手段203、設定手段204、変更手段205、及び問合わせ手段206を備える。
待機手段202は、選択された機能に応じて不要なデバイスを省エネモードで待機させる機能を有する。
保存/読出手段203は、利用者毎の使用電力量を保存/読み出しする機能を有する。
設定手段204は、選択された機能に応じて省エネモードで待機させるデバイスの制御を設定する機能を有する。
変更手段205は、得られた回答によって省エネモードの制御を変更する機能を有する。
問合わせ手段206は、現在の設定状況での使い勝手が良いか否かをユーザーに問い合わせる機能を有する。
図2に示した制御手段200−1の制御は、後述する図9に示すフローチャートに対応する。
図3は、図1に示したMFP装置の制御手段のブロック図の他の一例である。
以下、図2に示した要素と同様の要素については同一の符号を用いる。
図3に示した制御手段200−2と、図2に示した制御手段200−1との相違点は、問い合わせるタイミングをアプリケーション機能単位の終了時に行う手段、すなわち現在の設定状況での使い勝手が良いか否かをユーザーに問い合わせるタイミングをアプリケーション機能単位の終了時に行う手段207を有する点である。
図3に示した制御手段の2002−2の制御は、後述する図10のフローチャートに対応する。
図4は、図1に示したMFP装置の制御手段のブロック図の他の一例である。
図4に示した制御手段200−3と、図2に示した制御手段200−1との相違点は、問い合わせるタイミングを機能単位の終了時に行う手段、すなわち現在の設定状況での使い勝手が良いか否かをユーザーに問い合わせるタイミングを機能単位の終了時に行う手段208を有する点である。
図4に示した制御手段200−3の制御は、後述する図11のフローチャートに対応する。
図5は、図1に示したMFP装置の制御手段のブロック図の他の一例である。
図5に示した制御手段200−4と、図2に示した制御手段200−1との相違点は、問い合わせを、E−mailを使って行う手段、すなわち、現在の設定状況での使い勝手が良いか否かをユーザーに問い合わせる際に、その問い合わせを、E−mailを使って行う手段209を有する点である。
図5に示した制御手段200−4の制御は、後述する図12のフローチャートに対応する。
図6は、図1に示したMFP装置の制御手段のブロック図の他の一例である。
図6に示した制御手段200−5と、図2にした制御手段200−1との相違点は、問い合わせを、レポートを使って行う手段、すなわち、現在の設定状況での使い勝手が良いか否かをユーザーに問い合わせる際に、その問い合わせを、レポートを使って行う手段210を有する点である。
図6に示した制御手段200−5の制御は、後述する図13のフローチャートに対応する。
図7は、図1に示したMFP装置の制御手段のブロック図の他の一例である。
図7に示した制御手段200−6と、図2にした制御手段200−1との相違点は、ユーザーの機能利用権限を判断する手段211と、省エネモードの制御を変更する際に、その判断内容を加味する手段212とを有する点である。
図7に示した制御手段200−6の制御は、後述する図14のフローチャートに対応する。
図8は、図1に示したMFP装置の制御手段のブロック図の他の一例である。
図8に示した制御手段200−7と、図2にした制御手段200−1との相違点は、ユーザーの機能利用頻度を判断する手段213と、省エネモードの制御を変更する際に、その判断内容を加味する手段212とを有する点である。
図8に示した制御手段200−6の制御は、後述する図15のフローチャートに対応する。
<動 作 1>
図9は、本発明に係るMFP装置の制御方法を適用したフローチャートの一例である。
ログアウト操作されたか否かを判断する(*a:ステップS1)。
ログアウト操作されていないと判断した場合は待機し(ステップS1/No)、ログアウト操作されたと判断した場合(ステップS1/Yes)、ログインしているユーザーの単位時間当たりの電力消費量を更新(*b)した後、ユーザーに対して電力消費量を提示する(*c:ステップS2)。
使い勝手が変わったか否かを操作部上で問い合わせる(*d:ステップS3)。
回答内容から判断して、省エネモードの制御を変更し(*e:ステップS4)、終了する。
図10は、本発明に係るMFP装置の制御方法を適用したフローチャートの他の一例である。
アプリ(アプリケーション)操作が終了したか否かを判断する(*f:ステップS11)。
アプリ操作が終了していないと判断した場合は待機し(ステップS11/No)、アプリ操作が終了したと判断した場合(ステップS11/Yes)、ログインしているユーザーのそのアプリの単位時間当たりの電力消費量を更新してから、提示する(ステップS12)。
使い勝手が変わったか否かを操作部上で問い合わせる(ステップS13)。
回答内容から判断して、省エネモードの制御を変更し(ステップS14)、終了する。
図11は、本発明に係るMFP装置の制御方法を適用したフローチャートの他の一例である。
機能操作が終了したか否かを判断する(*g:ステップS21)。
機能操作が終了していないと判断した場合は待機し(ステップS21/No)、機能操作が終了したと判断した場合(ステップS21/Yes)、ログインしているユーザーのそのアプリの単位時間当たりの電力消費量を更新してから、提示する(ステップS22)。
使い勝手が変わったか否かを操作部上で問い合わせる(ステップS23)。
回答内容から判断して、省エネモードの制御を変更し(ステップS24)、終了する。
図12は、本発明に係るMFP装置の制御方法を適用したフローチャートの他の一例である。
ログアウトしたか否かを判断する(ステップS31)。
ログアウトしていないと判断した場合は待機し(ステップS31/No)、ログアウトしたと判断した場合(ステップS31/Yes)、ログインしているユーザーのそのアプリの単位時間当たりの電力消費量を更新してから、提示する(ステップS32)。
使い勝手が変わったか否かを問い合わせる内容のE−mailを作成して、ログインしているユーザーに送信する(*h:ステップS33)。
回答内容から判断して、省エネモードの制御を変更し(*e:ステップS34)、終了する。
図13は、本発明に係るMFP装置の制御方法を適用したフローチャートの他の一例である。
ログアウトしたか否かを判断する(ステップS41)。
ログアウトしていないと判断した場合は待機し(ステップS41/No)、ログアウトしたと判断した場合(ステップS41/Yes)、ログインしているユーザーのそのアプリの単位時間当たりの電力消費量を更新してから、提示する(ステップS42)。
使い勝手が変わったか否かを問い合わせる内容のレポートを作成して印刷(出力)する(*i:ステップS43)。
レポートの内容には使い勝手に応じて変更すべき設定の変更方法を記載しておく(*j)。これにより、省エネモードの制御を変更し(*e:ステップS44)、終了する。
図14は、本発明に係るMFP装置の制御方法を適用したフローチャートの他の一例である。
ログアウトしたか否かを判断する(ステップS51)。
ログアウトしていないと判断した場合は待機し(ステップS51/No)、ログアウトしたと判断した場合(ステップS51/Yes)、ログインしているユーザーのそのアプリの単位時間当たりの電力消費量を更新してから、提示する(ステップS52)。
使い勝手が変わったか否かを操作部上で問い合わせる(ステップS53)。
ログインしているユーザーの利用権限情報を取得する(ステップS54)。
回答内容とそのユーザーの利用権限から判断して(*k)、省エネモードの制御を変更し(*e:ステップS55)、終了する。
図15は、本発明に係るMFP装置の制御方法を適用したフローチャートの他の一例である。
ログアウトしたか否かを判断する(ステップS61)。
ログアウトしていないと判断した場合は待機し(ステップS61/No)、ログアウトしたと判断した場合(ステップS61/Yes)、ログインしているユーザーのそのアプリの単位時間当たりの電力消費量を更新してから、提示する(ステップS62)。
使い勝手が変わったか否かを操作部上で問い合わせる(ステップS63)。
ログインしているユーザーの利用頻度情報を取得する(ステップS64)。
回答内容とそのユーザーの利用頻度情報から判断して(*l)、省エネモードの制御を変更し(*e:ステップS65)、終了する。
(*a)ログイン〜ログアウト間の時間、電力消費量などが必要となるため、ログアウト時に処理を行う。
「操作に対するレスポンスが悪くなったと感じましたか?」
等の質問を行う。省エネモードを変更したことにより、各デバイスの動作開始時などに動作が重く/軽くなったと感じられると予想されるため、それが判断できるような問い合わせを行う。
・ ファクシミリアプリケーションの通信管理レポート印刷
つまり、アプリケーションの中に含まれる、小さな機能の1つのことである。
「操作に対するレスポンスが悪くなったと感じた場合は、初期設定X-YY-ZZZの値をAAAに変更してください。」
などのように記載しておく。この設定を変更した場合、省エネ制御を弱めにするようにすれば良い。
以上で説明した本発明にかかるMFP装置は、コンピュータで処理を実行させるプログラムによって実現されている。コンピュータとしては、例えばパーソナルコンピュータやワークステーションなどの汎用的なものが挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではない。よって、一例として、プログラムにより本発明を実現する場合の説明を以下で行う。
(1)連動手段が、選択された機能に応じて異なる組合せで内蔵する複数のデバイスを連動させる手順、
(2)待機手段が、選択された機能に応じて不要なデバイスを省エネモードで待機させる手順、
(3)設定手段が、選択された機能に応じて省エネモードで待機させるデバイスの制御を設定する手順、
(4)保存/読出手段が、利用者毎の使用電力量を保存/読み出しする手順、
(5)問合せ手段が、現在の設定状況での使い勝手が良いか否かをユーザーに問い合わせる手順、
(6)変更手段が、得られた回答によって省エネモードの制御を変更する手順、
を実行させるプログラムが挙げられる。
このようなプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶されていてもよい。
ここで、記憶媒体としては、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD−R(CD Recordable)、などのコンピュータで読み取り可能な記憶媒体、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、FeRAM(強誘電体メモリ)等の半導体メモリやHDD(Hard Disc Drive)が挙げられる。
省エネ制御を変更した際、ユーザーに使い勝手を問い合わせてその回答内容を判断材料とするため、省エネ制御をよりユーザーに不満の無いような設定にすることができる。
101 原稿センサ
102 用紙センサ
103 Vdeioメモリ
104 バッテリ
105 スキャナ
106 プロッタ
107 操作表示部
108 画像メモリ
109 パラメータメモリ
110 ハードディスク
111 時計回路
112 通信制御部
113 符号化複合化部
114 CPU
115 ROM
116 バッファメモリ
117 キャラクタジェネレータ
118 NetworkI/F
119 モデム
120 網制御装置
121 バスライン
Claims (9)
- 複数の機能を具備した画像形成装置において、
ユーザーから機能の選択を受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって受け付けたユーザーから選択された機能に応じて異なる組合せで内蔵する複数のデバイスを連動させる連動手段と、
選択された機能に応じて前記連動手段で連動することのない不要なデバイスを省エネモードとして待機させる待機手段と、
選択された機能に応じて省エネモードで待機させる前記連動手段で連動するデバイスを含むデバイスの制御を設定する設定手段と、
ユーザー毎の使用電力量を保存/読み出しする保存/読出手段と、
現在の設定状況でのユーザーが入力するためのレポート情報を問い合わせる問い合わせ手段と、
前記問い合わせ手段によって問い合わせたレポート情報の結果に基づいて省エネモードの制御を変更する変更手段と、
を備えた画像形成装置であって、
ログアウト操作されたか否かを判断する判断手段と、
ログアウト操作されていないと判断した場合は待機し、ログアウト操作されたと判断された場合、ログインしているユーザーの単位時間当たりの電力消費量を更新した後に、ユーザーに対して電力消費量を提示する提示手段と、を備え、
前記変更手段が、問い合わせた結果に基づいて省エネモードの制御を変更するようにしたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の装置において、
現在の設定状況での使い勝手が良いか否かをユーザーに問い合わせるタイミングをアプリケーション機能単位の終了時に行う手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の装置において、
現在の設定状況での使い勝手が良いか否かをユーザーに問い合わせるタイミングを機能単位の終了時に行う手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の装置において、
現在の設定状況での使い勝手が良いか否かをユーザーに問い合わせる際に、その問い合わせを、E−mailを使って行う手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の装置において、
ユーザーの機能利用権限を判断する手段と、
省エネモードの制御を変更する際に、その判断内容を加味する手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の装置において、
ユーザーの機能利用頻度を判断する手段と、
省エネモードの制御を変更する際に、その判断内容を加味する手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 複数の機能を具備した画像形成装置の制御方法において、
ユーザーから機能の選択を受け付ける工程と、
前記受け付ける工程によって受け付けたユーザーから選択された機能に応じて異なる組合せで内蔵する複数のデバイスを連動させる工程と、
選択された機能に応じて前記連動させる工程で連動することのない不要なデバイスを省エネモードとして待機させる工程と、
選択された機能に応じて省エネモードで待機させる前記連動させる工程で連動するデバイスを含むデバイスの制御を設定する工程と、
ユーザー毎の使用電力量を保存/読み出しする工程と、
現在の設定状況でのユーザーが入力するためのレポート情報を問い合わせる工程と、
前記問い合わせる工程によって問い合わせたレポート情報の結果に基づいて省エネモードの制御を変更する工程と、
を備えた画像形成装置の制御方法であって、
ログアウト操作されたか否かを判断する工程と、
ログアウト操作されていないと判断した場合は待機し、ログアウト操作されたと判断された場合、ログインしているユーザーの単位時間当たりの電力消費量を更新した後に、ユーザーに対して電力消費量を提示する工程と、
問い合わせた結果に基づいて省エネモードの制御を変更する変更工程と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 複数の機能を具備した画像形成装置のコンピュータに、
受付手段が、ユーザーから機能の選択を受け付ける手順、
連動手段が、前記受付手段によって受け付けたユーザーから選択された機能に応じて異なる組合せで内蔵する複数のデバイスを連動させる手順、
待機手段が、選択された機能に応じて前記連動手段で連動することのない不要なデバイスを省エネモードで待機させる手順、
設定手段が、選択された機能に応じて省エネモードで待機させる前記連動手段で連動するデバイスを含むデバイスの制御を設定する手順、
保存/読出手段が、ユーザー毎の使用電力量を保存/読み出しする手順、
問い合わせ手段が、現在の設定状況でのユーザーが入力するためのレポート情報を問い合わせる手順、
変更手段が、前記問い合わせ手段によって問い合わせたレポート情報の結果に基づいて省エネモードの制御を変更する手順、
を実行させるプログラムであって、
前記コンピュータに、
判断手段が、ログアウト操作されたか否かを判断する手順、
提示手段が、ログアウト操作されていないと判断した場合は待機し、ログアウト操作されたと判断された場合、ログインしているユーザーの単位時間当たりの電力消費量を更新した後に、ユーザーに対して電力消費量を提示する手順、
前記変更手段が、問い合わせた結果に基づいて省エネモードの制御を変更する手順
を実行させることを特徴とするプログラム。 - 請求項8記載のプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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