JP5498334B2 - 部品実装装置 - Google Patents

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この発明は、鉛直方向に伸びる回転中心の回りに回転自在な吸着ノズルによって部品を吸着するロータリーヘッドをX方向に複数並べた部品実装装置に関するものである。
従来、鉛直方向に伸びる回転中心の回りに回転自在な吸着ノズルによって部品を吸着するロータリーヘッドを用いた部品実装装置が知られている。また、特許文献1では、複数のロータリーヘッド(同文献のサブヘッド)を、所定方向に直線状(インライン)に並べた部品実装装置が提案されている。
特開2003−273582号公報
ところで、このロータリーヘッドは、吸着ノズルを回転中心に適宜公転させて部品吸着に用いるものである。したがって、複数のロータリーヘッドを所定方向(X方向)に並べるにあたっては、隣接するロータリーヘッドの間で吸着ノズルの公転軌跡が接することがないように、これらロータリーヘッドはX方向へ離されている。換言すれば、隣接するロータリーヘッドそれぞれの吸着ノズルの公転軌跡の間には、X方向に隙間が設けられており、その結果、ロータリーヘッドの配置スペースがX方向に大きくなってしまうという問題があった。
この発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、複数のロータリーヘッドをX方向に並べた部品実装装置において、ロータリーヘッドをX方向にコンパクトに配置することを可能とする技術の提供を目的とする。
本発明にかかる部品実装装置は、鉛直方向に伸びる回転中心の回りに公転自在な吸着ノズルによって部品を吸着するロータリーヘッドをX方向に複数並べた部品実装装置であって、上記目的を達成するために、基板を保持する基板搬送機構と、基板搬送機構のX方向に直交するY方向に配置された部品供給部と、複数のロータリーヘッドを支持するヘッドユニットとを備え、ヘッドユニットは、X方向およびY方向に移動可能となっており、ロータリーヘッドで部品供給部から吸着した部品を基板の上方まで搬送するとともに、部品を基板に実装後は部品供給部の上方に戻り、複数のロータリーヘッドのうち第1のロータリーヘッドの回転中心となる吸着ノズルの第1の公転中心と、複数のロータリーヘッドのうち第1のロータリーヘッドに隣接する第2のロータリーヘッドの回転中心となる吸着ノズルの第2の公転中心とが、X方向に距離Pxを空けて並ぶとともに、X方向に直交するY方向に距離Pyだけずれており、第1のロータリーヘッドの吸着ノズルが第1の公転中心回りに一回公転して描く第1のノズル公転軌跡の外周縁の径をD1とし、第2のロータリーヘッドの吸着ノズルが第2の公転中心の回りに一回公転して描く第2のノズル公転軌跡の外周縁の径をD2としたとき、次の関係式
Px≦(D1/2+D2/2)
が成立するように、第1および第2のロータリーヘッドが配置されていることを特徴としている。
このように構成された発明(部品実装装置)では、互いに隣接する第1および第2のロータリーヘッドは、それぞれの吸着ノズルの公転中心がY方向に距離Pyだけずれるように配置されている。ここで、Y方向は、複数のロータリーヘッドが並ぶX方向に直交する方向である。そして、このように第1および第2のロータリーヘッドを配置した場合、第1のロータリーヘッドの吸着ノズルが一回転して描く第1のノズル公転軌跡と、第2のロータリーヘッドの吸着ノズルが一回転して描く第2のノズル公転軌跡とがY方向に互いにずれるため、これら第1および第2のノズル公転軌跡の間にX方向への隙間を設けなくとも、第1および第2のノズル公転軌跡の接触を防止できる。
そこで、この発明では、第1のノズル公転軌跡の外周縁の径をD1と、第2のノズル公転軌跡の外周縁の径をD2としたとき、次の関係式
Px≦(D1/2+D2/2)
が成立するように、第1および第2のロータリーヘッドが配置されている。つまり、第1および第2のノズル公転軌跡の間にX方向への隙間を設けることなく、第1のロータリーヘッドの回転中心と第2のロータリーヘッドの回転中心とのX方向への距離Pxを短くして、ロータリーヘッドをX方向にコンパクトに配置している。
このとき、距離Px、径D1および径D2が、次の関係式
Px<(D1/2+D2/2)
を満たしており、第1のノズル公転軌跡と第2のノズル公転軌跡がX方向においてオーバーラップするように構成しても良い。これによって、第1のロータリーヘッドの吸着ノズルの回転中心と第2のロータリーヘッドの吸着ノズルの回転中心とのX方向への距離Pxをさらに短くして、ロータリーヘッドをよりコンパクトにX方向に配置することができる。
また、距離Py、径D1および径D2が、次の関係式
|D1/2−D2/2|<Py≦(D1/2+D2/2)
を満たすように、第1および第2のロータリーヘッドを配置しても良い。さらには、距離Py、径D1および径D2が、次の関係式
Py<(D1/2+D2/2)
を満たしており、第1のノズル公転軌跡と第2のノズル公転軌跡がY方向においてオーバーラップするように構成しても良い。
そして、複数の部品吸着位置を所定のピッチLpでX方向に直線状に並べ、部品吸着位置で部品を吸着ノズルにより吸着する部品実装装置にあっては、上述のように、第1のノズル公転軌跡と第2のノズル公転軌跡をY方向においてオーバーラップさせた上で、さらに次のように構成することが好適となる。つまり、第1のロータリーヘッドの吸着ノズルおよび第2のロータリーヘッドの吸着ノズルを、それぞれの回転位置を調整することで、第1のノズル公転軌跡と第2のノズル公転軌跡がY方向においてオーバーラップする範囲に位置させるとともに、ピッチLpに正の整数mを乗じたピッチ(=Lp×m)でX方向に直線状に並べて、2つの部品供給位置での部品の同時吸着に用いるように構成すると良い。なぜなら、このような構成は、2つの部品供給位置で部品を同時吸着できるため、部品実装の効率化に極めて有利となるからである。
さらには、第1のロータリーヘッドの第1の公転中心を中心とした第1の円上に吸着ノズルの中心が位置するように吸着ノズルを配置し、この第1の円の直径をD01とし、第2のロータリーヘッドの第2の公転中心を中心とした第2の円上に吸着ノズルの中心が位置するように吸着ノズルを配置し、この第2の円の直径をD02とするとき、Py=(D01/2+D02/2)となるように、第1の円と第2の円がY方向に1点を除き重ならないように位置させても良い。このような構成は、確実に2つの部品供給位置で部品を同時吸着できるため、部品実装の効率化に極めて有利となる。
また、第1のロータリーヘッドの第1の公転中心を中心とした第1の円上に吸着ノズルの中心が位置するように吸着ノズルを配置し、この第1の円の直径をD01とし、第2のロータリーヘッドの第2の公転中心を中心としたその直径がD01と異なる第2の円上に吸着ノズルの中心が位置するように吸着ノズルを配置し、この第2の円の直径をD02とするとき、Py=|D01/2−D02/2|となるように、第1の円と第2の円がY方向に全て重なるように位置させても良い。このような構成も、確実に2つの部品供給位置で部品を同時吸着できるため、部品実装の効率化に極めて有利となる。
さらには、第1のロータリーヘッドは、回転中心を中心とする円周上に複数の吸着ノズルを配置した部品実装装置にあっては、第1のノズル公転軌跡と第2のノズル公転軌跡がY方向においてオーバーラップする範囲で、第1のロータリーヘッドが有する複数の吸着ノズルのうち第1の吸着ノズルが、第2のロータリーヘッドの吸着ノズルと、ピッチLpに正の整数mを乗じたピッチ(=Lp×m)でX方向に直線状に並んだ状態において、第1のノズル公転軌跡と第2のノズル公転軌跡がY方向においてオーバーラップする範囲の外で、第1のロータリーヘッドが有する複数の吸着ノズルのうち第2および第3の吸着ノズルが、ピッチLpに正の整数nを乗じたピッチ(=Lp×n)でX方向に直線状に並んで、2つの部品吸着位置にある部品の同時吸着を行うように構成しても良い。これによって、部品実装のさらなる効率化を図ることが可能になる。
ちなみに、第1のノズル公転軌跡の外周縁の径をD1と、第2のノズル公転軌跡の外周縁の径をD2とは互いに等しくても良いし、異なっていても良い。これら径D1、D2が異なる場合には、吸着ノズルの種類の選択の幅が広がるといった利点がある。
複数のロータリーヘッドをX方向に並べた部品実装装置において、ロータリーヘッドをX方向にコンパクトに配置することができる。
本発明にかかる部品実装装置の一実施形態の概略構成を示す平面図である。 図1に示す部品実装装置が具備するヘッドユニットの部分斜視図である。 図1に示す部品実装装置が具備する電気的構成の概略を示すブロック図である。 ヘッドユニットにおける実装ヘッドの配置態様の説明図である。 実装ヘッドの配置態様の変形例を示す図である。 実装ヘッドの配置態様の変形例を示す図である。
図1は本発明にかかる部品実装装置の一実施形態の概略構成を示す平面図である。図2は、図1に示す部品実装装置が具備するヘッドユニットの部分斜視図である。図3は、図1に示す部品実装装置が具備する電気的構成の概略を示すブロック図である。なお、図1、図2及び後で説明する図面では、各図の方向関係を明確にするために、XYZ直交座標軸が適宜示されている。
この部品実装装置1では、基台11上に基板搬送機構2が配置されており、基板3を所定の搬送方向Xに搬送可能となっている。より詳しくは、基板搬送機構2は、基台11上において基板3を図1の右側から左側へ搬送する一対のコンベア21、21を有している。コンベア21、21は基板3を搬入し、所定の実装作業位置(同図に示す基板3の位置)で停止させ、図略の保持装置で基板3を固定し保持する。そして部品供給部4から供給される電子部品がヘッドユニット6に搭載された実装ヘッド62により基板3に移載される。基板3に実装すべき部品の全部について実装処理が完了すると、基板搬送機構2は基板3を搬出する。なお、基台11上には、部品認識用カメラ7が配設されている。この部品認識用カメラ7は、照明部およびCCD(Charge Coupled Device)カメラなどから構成されており、ヘッドユニット6の各実装ヘッド62に保持された電子部品をその下側から撮像するようになっている。
このように構成された基板搬送機構2の前方側(+Y軸方向側)および後方側(−Y軸方向側)には、上記した部品供給部4が配置されている。これら部品供給部4のそれぞれでは、複数のテープフィーダ41が設けられており、各テープフィーダ41がその先端部に設けられた部品吸着位置42に電子部品を供給する。より具体的には、各部品供給部4では、これら複数のテープフィーダ41がX方向に並んでおり、その結果、複数の部品吸着位置42が所定のピッチLpでX方向に直線状に並んでいる。
各テープフィーダ41には、電子部品を収納・保持したテープを巻回したリール(図示省略)が配置されており、電子部品を部品吸着位置42に供給可能となっている。すなわち、各テープには、集積回路(IC)、トランジスタ、コンデンサ等の小片状のチップ電子部品が所定間隔おきに収納、保持されている。そして、テープフィーダ41がリールからテープを部品吸着位置42に送り出すことによって該テープ内の電子部品が間欠的に繰り出され、その結果、電子部品が部品吸着位置42に供給される。そして、この部品吸着位置42に供給された電子部品を、ヘッドユニット6がピックアップする。
このヘッドユニット6は電子部品を吸着保持したまま基板3に搬送するとともに、ユーザより指示された位置に移載するものであり、ヘッドホルダ61により、電子部品を吸着する下記の吸着ノズル64をそれぞれ複数備えた4基の実装ヘッド62を支持する概略構成を備える。また、ヘッドホルダ61の(−X)方向側面には、基板3表面の各種マーク(フィデューシャルマークやバッドマーク等)を撮像する基板認識用カメラ9が取り付けられている。
図1および図2に示すとおり、ヘッドユニット6では、4基の実装ヘッド62がX方向に所定のピッチPxで千鳥状に並んでいる。なお、本実施形態の説明では、X方向に並ぶ4基の実装ヘッド62を、(+X)方向から順に第1の実装ヘッド62a、第2の実装ヘッド62b、第3の実装ヘッド62cおよび第4の実装ヘッド62dと適宜称することとする。各実装ヘッド62は、鉛直方向(Z方向)に伸びる回転中心の回りに回転自在とされ、下方から見てこの回転中心から所定の半径上においてそれぞれの中心が等しい角度間隔(45°)で並ぶ8個の吸着ノズル64を有し、各吸着ノズル64をそれぞれ鉛直方向に昇降自在、且つそれぞれ周方向に固定して支持するロータリーヘッドである。このように実装ヘッド62毎に設けられた8個の吸着ノズル64は、実装ヘッド本体62Aの下端面から、下方に突出している。
一方、ヘッドホルダ61のZ方向の上側面には、Z軸サーボモータMzおよびR軸サーボモータMrとが、実装ヘッド62毎に設けられている(図2、図3)。これらの駆動モーターMz、MrのうちZ軸サーボモータMzは、部品の吸着あるいは実装を行なう時の下降位置と、部品の搬送を行なう時の上昇位置との間で、対応する吸着ノズル64をZ軸方向に昇降させるものである。つまり、一つの吸着ノズル64を選択する不図示の昇降ノズル切換機構が各実装ヘッド62毎に設けられており、選択された吸着ノズル64が、選択された吸着ノズル6を搭載する実装ヘッド62のZ軸サーボモータMzの駆動力を受けて不図示の昇降ノズル切換機構を介し昇降する。4基の実装ヘッド62のうち、所定の実装ヘッド62が個別あるいは同時にそれぞれ選択された吸着ノズル6を昇降するよう、各Z軸サーボモータMzが個別あるいは複数同時に駆動する。また、R軸サーボモータMrは、実装ヘッド62を必要に応じて回転させるものであり、この回転に対応し固定された8個の吸着ノズル64のR軸方向も変化する。すなわち、所定の方向を向く電子部品を吸着した後回転角度(吸着ノズル64の公転角度)を調整することによって、電子部品を所定のR軸方向に位置させて実装することが可能となっている。
また、図3に示すように、各吸着ノズル64は、真空切替バルブ機構201を介して負圧発生装置、正圧発生装置、及び大気のいずれかに連通可能とされており、バルブ制御部200により負圧発生装置からの負圧吸着力を吸着ノズル64に与えることで、該吸着ノズル64の下方端部(先端部)が電子部品の上面を吸着して部品保持が可能となっている。逆にバルブ制御部200により吸着ノズル64へ正圧発生装置からの正圧を供給すると、吸着ノズル64による電子部品の吸着保持が解除されるとともに、正圧により電子部品を瞬時に基板3に実装する。そして、電子部品の実装後、吸着ノズル64は大気開放とされる。また、真空切替バルブ機構201と各吸着ノズル64との間には流量センサ301が介挿されており、流量センサ301が検出した流量が入出力I/F部300を介してバルブ制御部200に与えられる。そして、バルブ制御部200は、流量センサ301の検出結果に基づいて負圧吸着力及び正圧供給を制御して、電子部品の吸着・実装を行なう。
さらに、ヘッドユニット6は、これらの実装ヘッド62で吸着された電子部品を基板3上方まで搬送するとともに、電子部品を基板3に実装後は再び吸着のため部品供給部4上方に戻るため、基台11の所定範囲にわたりX軸方向及びY軸方向に移動可能となっている。すなわち、ヘッドユニット6は、X軸方向に延びる実装ヘッド支持部材63に対してX軸に沿って移動可能に支持されている。また、実装ヘッド支持部材63は、両端部がそれぞれY軸方向の固定レール65に支持され、この固定レール65に沿ってY軸方向に移動可能になっている。そして、このヘッドユニット6は、X軸サーボモータMxによりボールねじ66、およびボールねじ66とねじ嵌合しヘッドユニット6に固定される不図示のボールナットを介してX軸方向に駆動され、実装ヘッド支持部材63はY軸サーボモータMyによりボールねじ68、およびボールねじ68とねじ嵌合し実装ヘッド支持部材63に固定される不図示のボールナットを介してY軸方向へ駆動される。このようにヘッドユニット6は実装ヘッド62に吸着された電子部品を部品供給部4から目的位置まで搬送可能となっている。
なお、上述した、コンベア21および各サーボモータMx、My、Mz、Mrは、駆動制御部400からの制御に基づいて各駆動動作を実行するとともに、各制御部200、300、400は、主制御部100からの指令に基づいて必要な制御動作を実行する(図3)。
続いて、図4を用いつつ、ヘッドユニット6における実装ヘッド62の配置態様について説明する。ここで、図4は、ヘッドユニットにおける実装ヘッドの配置態様の説明図であり、鉛直方向の下方(−Z)から平面視した4基の実装ヘッド62およびそれぞれの吸着ノズル64が部分的に示されている。同図に示すように、4基の実装ヘッド62は、X方向に等しいピッチPxでX方向に並んでいる。また、隣接する実装ヘッド62は、Y方向に距離Pyだけ互いにずれている。こうして、4基の実装ヘッド62がX方向に千鳥状に並ぶ。また、隣接する実装ヘッド62は、オーバーラップ範囲LxにおいてX方向に部分的にオーバーラップするとともに、4基の実装ヘッド62は、オーバーラップ範囲LyにおいてY方向に部分的にオーバーラップしている。
このような実装ヘッド62の配置態様について、第1および第2の実装ヘッド62a、62bで代表してより詳しく説明する。第1の実装ヘッド62aの回転中心(吸着ノズル64の公転中心)Caと、第2の実装ヘッド62bの回転中心(吸着ノズル64の公転中心)Cbとは、X方向に距離Pxを空けて並ぶとともに、Y方向に距離Pyだけ互いにずれている。また、第1の実装ヘッド62aにおいて8個の吸着ノズル64の各中心は、公転中心Caから所定半径(=D01/2)の第1の円(直径D01、図4中の一点鎖線円)上に並び、第2の実装ヘッド62bにおいて8個の吸着ノズル64の各中心は、公転中心Cbから所定半径(=D02/2)の第2の円(直径D02、図4中の二点鎖線円)上に並ぶ。
そして、第1のノズル公転軌跡TRa、第2のノズル公転軌跡TRb、径D1、径D2、径D01、径D02を、以下、
TRa:第1の実装ヘッド62aの吸着ノズル64が公転中心Caの回りに一回公転して描く公転軌跡(第1の実装ヘッド62aの8個の吸着ノズル64のうち、最大外形を有する吸着ノズル64の公転軌跡)、
TRb:第2の実装ヘッド62bの吸着ノズル64が公転中心Cbの回りに一回公転して描く公転軌跡(第2の実装ヘッド62bの8個の吸着ノズル64のうち、最大外形を有する吸着ノズル64の公転軌跡)、
径D1:第1のノズル公転軌跡TRaの外周縁(図4の破線円)の径
径D2:第2のノズル公転軌跡TRbの外周縁(図4の破線円)の径
径D01:公転中心Caを中心とした第1の実装ヘッド62aにおける8個の吸着ノズル64の各中心の配置径(第1のノズル配置径、図4中の一点鎖線円の径)
径D02:公転中心Cbを中心とした第2の実装ヘッド62bにおける8個の吸着ノズル64の各中心の配置径(第2のノズル配置径、図4中の二点鎖線円の径)
と定義したとき、次の関係式、
Px≦(D1/2+D2/2) …(式1)
|D1/2−D2/2|<Py≦(D1/2+D2/2) …(式2)
が成立するように、第1および第2の実装ヘッド62a、62bは配置されている。なお、図4に示す例では、径D1および径D2は互いに等しい(D1=D2)。
特に、この実施形態では、次の関係式、
Px<(D1/2+D2/2) …(式3)
が成立しており、第1および第2のノズル公転軌跡TRa、TRbが、オーバーラップ範囲LxにおいてX方向に部分的にオーバーラップするとともに、次の関係式、
Py<(D1/2+D2/2) …(式4)
が成立しており、第1および第2のノズル公転軌跡TRa、TRbが、オーバーラップ範囲LyにおいてY方向に部分的にオーバーラップしている。そして、これら第1および第2の実装ヘッド62a、62bのペアが満たす上記配置関係は、隣接する実装ヘッドからなるその他のペア(第2および第3の実装ヘッド62b、62cのペア、第3および第4の実装ヘッド62c、62dのペア)にも同様に適用されている。
また、Py≦(D01/2+D02/2) …(式5)
が成立する条件下において、各実装ヘッド62の吸着ノズル64の公転の角度位置を調整することで、2基ないし4基の実装ヘッド62それぞれの吸着ノズル64(図4において斜線ハッチングが施された吸着ノズル64)を、オーバーラップ範囲Lyに位置させるとともに、これら吸着ノズル64の中心をX方向にピッチP1でX方向に直線状に並べることができる。しかも、これら吸着ノズル64の配列ピッチP1は、X方向に直線状に並ぶ複数の部品吸着位置42の配列ピッチLpに正の整数mを乗じたものとなっている(P1=Lp×m)。したがって、これら吸着ノズル64は、2ないし4つの部品吸着位置42にある部品(2個ないし4個の部品)を同時に吸着することができ、部品実装の効率化を図ることが可能になっている。なお、図4に示す実施形態においてはPy=(D01/2+D02/2)であり、最多で4個の部品を同時に吸着することができる。
さらに、図4において斜線ハッチングが施された4個の吸着ノズル64が、オーバーラップ範囲LyでX方向にピッチP1で直線状に並んだ状態において、このオーバーラップ範囲Lyの外で、さらに4個の吸着ノズル64がX方向に直線的に並んでいる(例えば図4において、薄いドットハッチングが施された4個の吸着ノズル64、あるいは濃いドットハッチングが施された4個の吸着ノズル64)。しかも、これら4個の吸着ノズル64の中心の配列ピッチP2は、X方向に直線状に並ぶ複数の部品吸着位置42の配列ピッチLpに正の整数nを乗じたものとなっている(P2=Lp×n)。したがって、これら吸着ノズル64は、4つの部品吸着位置42にある部品(4個の部品)を同時に吸着することができる。このように、オーバーラップ範囲Ly以外でも同時吸着を可能とすることで、部品実装のさらなる効率化が可能となっている。
以上のように、上記実施形態にかかる部品実装装置では、互いに隣接する実装ヘッド62は、それぞれの吸着ノズル64の公転中心(例えば、Ca、Cb)がY方向に距離Pyだけずれるように配置されている。このように、互いに隣接する実装ヘッド62を配置した場合、一方の実装ヘッド62の吸着ノズル64が一回公転して描くノズル公転軌跡(例えば、TRa)と、他方の実装ヘッド62の吸着ノズル64が一回公転して描くノズル公転軌跡(例えば、TRb)とがY方向に互いにずれるため、これらのノズル公転軌跡の間にX方向への隙間を設けなくとも、これらのノズル公転軌跡の接触を防止できる。
そこで、上記実施形態では、隣接する実装ヘッド62それぞれのノズル公転軌跡の径D1、D2について、上記式1
Px≦(D1/2+D2/2)
が成立するように、隣接する実装ヘッド62が配置されている。つまり、隣接する実装ヘッドそれぞれのノズル公転軌跡(例えば、TRa、TRb)の間にX方向に隙間を設けることなく、隣接する実装ヘッドそれぞれのノズル公転中心(例えば、Ca、Cb)のX方向への距離Pxを短くして、実装ヘッド62をX方向にコンパクトに配置している。
さらに、上記実施形態では、距離Px、径D1および径D2が、上記式3
Px<(D1/2+D2/2)
を満たしており、オーバーラップ範囲Lxにおいて、隣接する実装ヘッド62のノズル公転軌跡(例えば、TRa、TRb)がX方向においてオーバーラップしている。これによって、隣接する実装ヘッドそれぞれのノズル公転中心(例えば、Ca、Cb)のX方向への距離Pxをさらに短くして、実装ヘッド62をよりコンパクトにX方向に配置することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では、4本の実装ヘッド62をX方向に並べていたが、実装ヘッド62の本数はこれに限られない。また、上記実施形態では、隣接する実装ヘッド62のペアの全てにおいて、上記式1が成立するように各実装ヘッド62が配置されていた。しかしながら、一部のペア(隣接する実装ヘッド62のペア)のみが、上記式1を満たすように配置されても良い。なぜなら、少なくとも、当該一部のペアを構成する実装ヘッド62については、それぞれのノズル公転中心のX方向への距離Pxを短くして、X方向にコンパクトに配置できるからである。
そこで、例えば、図5に示すように実装ヘッド64の配置態様を変更しても良い。ここで、図5は、実装ヘッドの配置態様の変形例を示す図であり、鉛直方向の下方(−Z)から平面視した3ないし5基の実装ヘッド62およびそれぞれの吸着ノズル64が部分的に示されている。図5に示す変形例1では、5基の実装ヘッド62がX方向に千鳥配置されている。図5に示す変形例2では、変形例1において中央に配置されていた実装ヘッド62が排されている。なお、特に図示はしていないが、実装ヘッド62が排されたスペースに部品認識用カメラ等を配置して、この空きスペースを有効利用するように構成しても良い。図5に示す変形例3では、3基の実装ヘッド62がX方向に千鳥配置されている。そして、いずれの変形例1〜3においても、全部あるいは一部のペア(隣接する実装ヘッド62のペア)が、上記式1を満たすように配置されており、これによって、実装ヘッド62がX方向にコンパクトに配置されている。
さらに、これらの変形例1〜3においても、上記式3を満たすように、全部あるいは一部のペア(隣接する実装ヘッド62のペア)について、実装ヘッド62のノズル公転軌跡TRをX方向においてオーバーラップさせつつ、各実装ヘッド62を配置することで、実装ヘッド62がX方向にさらにコンパクトに配置されている。また、実装ヘッド62それぞれの吸着ノズル64(図5において斜線ハッチングが施された吸着ノズル64)を、ノズル公転軌跡がY方向にオーバーラップするオーバーラップ範囲Lyに位置させるとともに、これら吸着ノズル64の中心をX方向にピッチP1(=Lp×m)で直線状に並べている。したがって、これら吸着ノズル64は、複数の部品吸着位置42にある部品(複数の部品)を同時に吸着することができ、部品実装の効率化が図られている。なお、図5に示す実施形態においても、隣接する実装ヘッド62におけるそれぞれのノズル配置径の2分の1を加えた値は、Pyと一致するようにしている。
ところで、これまでに説明してきた実施形態では、各実装ヘッド62のノズル公転軌跡の外周縁の径D1、D2は互いに等しかったが、これらの径D1、D2は互いに異なっていても良い(D1≠D2)。また、各実装ヘッド62では複数の吸着ノズル64が設けられていたが、実装ヘッド62が有する吸着ノズル64の個数はこれに限られず、1個だけでも良い。
そこで、例えば、図6に示すように実装ヘッド64の配置態様を変更しても良い。ここで、図6は、実装ヘッドの配置態様の変形例を示す図であり、鉛直方向の下方(−Z)から平面視した実装ヘッド62およびそれぞれの吸着ノズル64が部分的に示されている。図6に示す変形例4では、大きい径D1のノズル公転軌跡を有する実装ヘッド62lと、小さい径D2のノズル公転軌跡を有する実装ヘッド62sとが、交互にX方向に千鳥状に並んでいる(D1>D2)。図6に示す変形例5においても、大きい径D1のノズル公転転軌跡を有する実装ヘッド62lと、小さい径D2のノズル公転軌跡を有する実装ヘッド62sとが、交互にX方向に千鳥状に並んでいる(D1>D2)。ただし、変形例5では、実装ヘッド62sが有する吸着ノズル64の個数は、複数ではなくて1個である。図6に示す変形例6では、1個のみの吸着ノズル64を有する実装ヘッド62が、X方向に千鳥状に並んでいる。図6に示す変形例7では、大きい径D1のノズル公転軌跡を有する実装ヘッド62lと、小さい径D3のノズル公転軌跡を有する実装ヘッド62sと、中程度の径D2のノズル公転軌跡を有する実装ヘッド62mとが、この順番でX方向に千鳥状に並んでいる(D1>D3>D2)。
そして、いずれの変形例4〜7においても、各実装ヘッド62は上記式1を満たすように配置されており、これによって、実装ヘッド62がX方向にコンパクトに配置されている。さらに、上記式3を満たすように、隣接する実装ヘッド62のノズル公転軌跡TRをX方向においてオーバーラップさせつつ、各実装ヘッド62を配置することで、実装ヘッド62がX方向にさらにコンパクトに配置されている。また、実装ヘッド62それぞれの吸着ノズル64(図6において斜線ハッチングが施された吸着ノズル64)を、ノズル公転軌跡TRがY方向においてオーバーラップするオーバーラップ範囲Lyに位置させるとともに、これら吸着ノズル64をX方向にピッチP1(=Lp×m)で直線状に並べている(変形例7では、ピッチP1a=Lp×m1、ピッチP1b=Lp×m2、m1およびm2は互いに異なる正の整数)。したがって、これら吸着ノズル64は、複数の部品吸着位置42にある部品(複数の部品)を同時に吸着することができ、部品実装の効率化が図られている。また、変形例4、6、7では、ノズル公転軌跡の径が異なる複数の実装ヘッド62が用いられており、吸着ノズルの種類の選択の幅が広がるといった利点もある。
なお、変形例1〜3、5〜7においては図4に示す実施形態の斜線ハッチングが施された吸着ノズル64の配置の場合と同様、一方の実装ヘッド62aがY方向において他方の実装ヘッド62bより前方(+Y)側あるいは後方(−Y)側に突出するとともに、Py=(D01/2+D02/2)となるように、D02の直径を有する第1の円(図中の一点鎖線円)とD02の直径を有する第2の円(図中の二点鎖線円)がY方向に1点を除き重ならないように位置させており、吸着ノズル64の公転中心が後方(−Y)側にある実装ヘッド62において公転中心を通るY軸上が前方(+Y)側に位置させた吸着ノズルの中心と、吸着ノズル64の公転中心が前方(+Y)側にある実装ヘッド62において公転中心を通るY軸上後方(−Y)側に位置させた吸着ノズルの中心が、X方向に直線状に並ぶようにしている。
そして、これらのX方向に直線状に並ぶ吸着ノズル64の中心の配列ピッチP1は、互いに隣接するロータリーヘッドの回転中心の間のX方向の距離Pxと一致するとともに、配列ピッチP1を、X方向に直線状に並ぶ複数の部品吸着位置42の配列ピッチLpに正の整数mを乗じたものと一致させることにより、2〜7個の複数の部品吸着位置42にある部品を同時に吸着することができる。
また、変形例4においては、実装ヘッド62sはY方向において実装ヘッド62lより前方(+Y)側および後方(−Y)側に突出はしておらず、Py=|D01/2−D02/2|(ただし、D01は実装ヘッド62lの吸着ノズル64の中心を通る第1の円(図中の一点鎖線円)の径、D02は実装ヘッド62sの吸着ノズル64の中心を通る第2の円(図中の二点鎖線円)の径であり、D01>D02)となるように、第1の円と第2の円がY方向に全て重なるように位置させており、実装ヘッド62lにおいて実装ヘッド62lの回転中心(吸着ノズル64の公転中心)を通るY軸上後方(−Y)側に位置させた吸着ノズルの中心と、実装ヘッド62sにおいて実装ヘッド62sの回転中心(吸着ノズル64の公転中心)を通るY軸上後方(−Y)側に位置させた吸着ノズルの中心とが、X方向に直線状に並ぶようにしている。
そして、これらのX方向に直線状に並ぶ吸着ノズル64の中心の配列ピッチP1は、互いに隣接するロータリーヘッドの回転中心の間のX方向の距離Pxと一致するとともに、配列ピッチP1を、X方向に直線状に並ぶ複数の部品吸着位置42の配列ピッチLpに正の整数mを乗じたものと一致させることにより、5個の部品吸着位置42にある部品を同時に吸着することができる。
なお、以上の実施形態、変形例1〜7においては、第1のノズル公転軌跡TRaの外周縁(図4の破線円)の径が、実装ヘッド本体62Aの下端部の径より大きく、且つ第2のノズル公転軌跡TRaの外周縁(図4の破線円)の径が、実装ヘッド本体62Aの下端部の径より大きい場合を前提にしている。
しかしながら、実装ヘッド62aの本体62Aの下端部の径の方が第1のノズル公転軌跡TRaの外周縁(図4の破線円)の径より大きい場合は、実装ヘッド62aの本体62Aの下端部の径を径D1とし、実装ヘッド62bの本体62Aの下端部の径の方が第1のノズル公転軌跡TRaの外周縁(図4の破線円)の径より大きい場合は、実装ヘッド62bの本体62Aの下端部の径を径D2とし、(式1)〜(式4)の関係式が成立するように、実装ヘッド62a、実装ヘッド62bを千鳥配列する。そして、図4〜図6(変形例5〜7)に示す千鳥配列(図中のTRa,TRb,TRは、全て実装ヘッド62a、62b,62の本体62Aの下端部の径に置き換えて考える)においては、一方の実装ヘッド62a(62)がY方向において他方の実装ヘッド62b(62)より前方(+Y)側あるいは後方(−Y)側に突出するとともに、Py=(D01/2+D02/2)となるように、第1の円と第2の円がY方向に1点を除き重ならないように位置させており、吸着ノズル64の公転中心が後方(−Y)側にある実装ヘッド62において公転中心を通るY軸上が前方(+Y)側に位置させた吸着ノズルの中心と、吸着ノズル64の公転中心が前方(+Y)側にある実装ヘッド62において公転中心を通るY軸上後方(−Y)側に位置させた吸着ノズル64の中心が、X方向に直線状に並ぶようにする。
そして、これらのX方向に直線状に並ぶ吸着ノズル64の中心の配列ピッチP1を、X方向に直線状に並ぶ複数の部品吸着位置42の配列ピッチLpに正の整数mを乗じたものと一致させることにより、2〜7個の複数の部品吸着位置42にある部品を同時に吸着することができる。
また、変形例4に示す千鳥配列において径D1、径D2をそれぞれ実装ヘッド62l、62sの本体62Aの下端部の径とする場合においても、上述した変形例4に示す千鳥配列の場合と同様、Py=(D01/2−D02/2)(但し、D01は実装ヘッド62lの吸着ノズル64の中心を通る第1の円の径、D02は実装ヘッド62sの吸着ノズル64の中心を通る第2の円の径)となるように、第1の円と第2の円がY方向に全て重なるように位置させており、X方向に直線状に並ぶ複数の吸着ノズル64の中心の配列ピッチP1を、X方向に直線状に並ぶ複数の部品吸着位置42の配列ピッチLpに正の整数mを乗じたものと一致させることにより、5個の部品吸着位置42にある部品を同時に吸着することができる。
1…部品実装装置
41…テープフィーダ
42…部品吸着位置
6…ヘッドユニット
61…ヘッドホルダ
62,62a,62b,62c,62d…実装ヘッド(ロータリーヘッド)
64…吸着ノズル
TR…ノズル公転軌跡
D1,D2…ノズル公転軌跡の径
X…X方向
Y…Y方向
Z…Z方向(鉛直方向)
Px…X方向への距離
Py…Y方向への距離
Lp…部品吸着位置のX方向へのピッチ
Lx…X方向へのオーバーラップ範囲
Ly…Y方向へのオーバーラップ範囲

Claims (9)

  1. 鉛直方向に伸びる回転中心の回りに公転自在な吸着ノズルによって部品を吸着するロータリーヘッドをX方向に複数並べた部品実装装置において、
    基板を保持する基板搬送機構と、
    前記基板搬送機構の前記X方向に直交するY方向に配置された部品供給部と、
    前記複数のロータリーヘッドを支持するヘッドユニットと
    を備え、
    前記ヘッドユニットは、X方向およびY方向に移動可能となっており、前記ロータリーヘッドで前記部品供給部から吸着した部品を前記基板の上方まで搬送するとともに、前記部品を前記基板に実装後は前記部品供給部の上方に戻り、
    前記複数のロータリーヘッドのうち第1のロータリーヘッドの前記回転中心となる前記吸着ノズルの第1の公転中心と、前記複数のロータリーヘッドのうち前記第1のロータリーヘッドに隣接する第2のロータリーヘッドの前記回転中心となる前記吸着ノズルの第2の公転中心とが、前記X方向に距離Pxを空けて並ぶとともに、前記X方向に直交するY方向に距離Pyだけずれており、
    前記第1のロータリーヘッドの前記吸着ノズルが前記第1の公転中心回りに一回公転して描く第1のノズル公転軌跡の外周縁の径をD1とし、前記第2のロータリーヘッドの前記吸着ノズルが前記第2の公転中心の回りに一回公転して描く第2のノズル公転軌跡の外周縁の径をD2としたとき、次の関係式
    Px≦(D1/2+D2/2)
    が成立するように、前記第1および第2のロータリーヘッドが配置されていることを特徴とする部品実装装置。
  2. 前記距離Px、前記径D1および前記径D2が、次の関係式
    Px<(D1/2+D2/2)
    を満たしており、前記第1のノズル公転軌跡と前記第2のノズル公転軌跡が前記X方向においてオーバーラップする請求項1に記載の部品実装装置。
  3. 前記距離Py、前記径D1および前記径D2が、次の関係式
    |D1/2−D2/2|<Py≦(D1/2+D2/2)
    を満たすように、前記第1および第2のロータリーヘッドが配置されている請求項1または2に記載の部品実装装置。
  4. 前記距離Py、前記径D1および前記径D2が、次の関係式
    Py<(D1/2+D2/2)
    を満たしており、前記第1のノズル公転軌跡と前記第2のノズル公転軌跡が前記Y方向においてオーバーラップする請求項3に記載の部品実装装置。
  5. 複数の部品吸着位置を所定のピッチLpでX方向に直線状に並べ、前記部品吸着位置で部品を前記吸着ノズルにより吸着する請求項4に記載の部品実装装置であって、
    前記第1のロータリーヘッドの前記吸着ノズルおよび前記第2のロータリーヘッドの前記吸着ノズルを、それぞれの公転位置を調整することで、前記第1のノズル公転軌跡と前記第2のノズル公転軌跡が前記Y方向においてオーバーラップする範囲に位置させるとともに、前記ピッチLpに正の整数mを乗じたピッチ(=Lp×m)で前記X方向に直線状に並べて、2つの前記部品供給位置での部品の同時吸着に用いる部品実装装置。
  6. 前記第1のロータリーヘッドの第1の公転中心を中心とした第1の円上に前記吸着ノズルの中心が位置するように前記吸着ノズルを配置し、この第1の円の直径をD01とし、前記第2のロータリーヘッドの第2の公転中心を中心とした第2の円上に前記吸着ノズルの中心が位置するように前記吸着ノズルを配置し、この第2の円の直径をD02とするとき、Py=(D01/2+D02/2)となるように、第1の円と第2の円がY方向に1点を除き重ならないように位置させた請求項5に記載の部品実装装置。
  7. 前記第1のロータリーヘッドの第1の公転中心を中心とした第1の円上に前記吸着ノズルの中心が位置するように前記吸着ノズルを配置し、この第1の円の直径をD01とし、前記第2のロータリーヘッドの第2の公転中心を中心としたその直径がD01と異なる第2の円上に前記吸着ノズルの中心が位置するように前記吸着ノズルを配置し、この第2の円の直径をD02とするとき、Py=|D01/2−D02/2|となるように、第1の円と第2の円がY方向に全て重なるように位置させた請求項5に記載の部品実装装置。
  8. 前記第1のロータリーヘッドは、前記第1の公転中心を中心とする円周上に複数の前記吸着ノズルを配置した請求項5に記載の部品実装装置であって、
    前記第1のノズル公転軌跡と前記第2のノズル公転軌跡が前記Y方向においてオーバーラップする範囲で、前記第1のロータリーヘッドが有する前記複数の吸着ノズルのうち第1の吸着ノズルが、前記第2のロータリーヘッドの前記吸着ノズルと、前記ピッチLpに正の整数mを乗じたピッチ(=Lp×m)で前記X方向に直線状に並んだ状態において、
    前記第1のノズル公転軌跡と前記第2のノズル公転軌跡が前記Y方向においてオーバーラップする範囲の外で、前記第1のロータリーヘッドが有する前記複数の吸着ノズルのうち第2および第3の吸着ノズルが、前記ピッチLpに正の整数nを乗じたピッチ(=Lp×n)で前記X方向に直線状に並んで、2つの前記部品吸着位置にある部品の同時吸着を行う請求項5に記載の部品実装装置。
  9. 前記径D1と前記径D2は互いに異なる請求項1ないし8のいずれか一項に記載の部品実装装置。
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