JP5498197B2 - アナログ信号をディジタル信号に変換する方法 - Google Patents

アナログ信号をディジタル信号に変換する方法 Download PDF

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Description

本発明は全般的には信号処理に関し、またさらに詳細にはディジタルX線撮像システムにおいてノイズフロアを低減するためのシステム及び方法に関する。
様々な設計の多数の放射線撮像システムが知られておりかつ現在使用されている。これらのシステムのあるものは、関心対象に向け導かれるX線の発生に基づく。X線は対象を横断し、ディジタル撮像システム内でディジタル検出器に当たる。こうしたX線システムは、対象の構造を通ることによって減衰、散乱または吸収を受けたX線を検出するためにディジタル回路を使用している。例えば医学診断のコンテキストでは、こうしたシステムは内部組織を視覚化し患者疾患を診断するために使用されることがある。別のコンテキストでは、その内容物を評価するためやその他の目的で、部品、手荷物、小包やその他の対象が撮像されることがある。
基本的なX線放射撮像システムは投影像を作成することだけを目的として設計されることがある。こうした投影像はよく知られた反転像として提示されることがあるが、画像データ自体は様々な提示法を受ける。X線放射撮像システム以外に、同様のX線放射の発生・検出に基づく蛍光透視システム、コンピュータ断層システム及びトモシンセシス(CT)システムを用いても画像が作成される。蛍光透視システムでは例えば、リアルタイムの動画像の作成のために低線量X線信号が使用されることがある。
計測システム内の量子及び電子ノイズは、前述のタイプのシステムのうちの任意の1つで収集した放射線学的データ内に様々なアーチファクトを生じさせる傾向がある。こうしたアーチファクトは注意を逸らさせるものとなるばかりではなく、医用コンテキストの診断の場合などで画像の有効な利用を損なうこともある。具体的には、こうしたアーチファクトが画像内で視認可能であるはずの微細なフィーチャあるいはより精細なフィーチャの検出や識別を困難にすることがある。したがって、ノイズフロアを低減すると画質が向上する結果となると共に、より低線量のプロトコルが可能となることがある。
マンモグラフィや放射線撮像などの用途では、X線源エネルギーが高く、かつ受信電子回路の利得は比較的低い。このため受信器は画像を高ダイナミックレンジで作成することが可能である。こうしたシステムでは、ノイズフロアは本来的なX線量子ノイズによって支配されており、また電子回路が発生させるノイズはそれほど重要ではない。蛍光透視システムなどの用途では、X線源エネルギーが低く、かつ受信器回路の利得は比較的高い。これによって、患者に対する全体的なX線照射を、適当な画像を依然として生成しながら低減することができる。これらのタイプのシステムでは、ノイズフロアは受信回路により支配される。
多種多様な用途でノイズフロアを低減させるための既存の技法は、所与のX線用途に適応するようにX線源信号の強度に基づいて調整されるのが典型的である。したがって、その各々がX線の用途に応じた異なるノイズ低減技法を備える複数の画像処理プラットフォームを開発する必要があった。
米国特許第7321847号
したがって、広範囲の信号レベルに対して使用できるような放射線画像データ内のノイズを低減し、これにより単一の画像処理プラットフォームを広範なX線用途で利用可能とするための改良型の技法を提供できると有利である。
本技法の実施形態では、広範囲のアナログ信号強度に関して低ノイズ計測を取得するためのシステム及び方法を提供する。本技法の一態様では、入力画素電荷の低利得計測が実施されており、この入力画素電荷は一緒になって1つの比較的低い積分器利得を提供するような2つのフィードバックコンデンサに分配されている。低利得計測の後で高利得計測が実施されており、ここではコンデンサのうちの一方がフィードバックループから除外されると共に、電荷は残りのコンデンサに再分配されている。別の実施形態では、入力画素電荷は初めに2つのフィードバックコンデンサに分配されており、かつ積分器利得を増加させるべきか否かを判定するために積分器の出力が計測されている。諾であれば、コンデンサのうちの一方をフィードバックループから除外すると共に、電荷を残りのコンデンサに再分配している。
本発明に関するこれらの特徴、態様及び利点、並びにその他の特徴、態様及び利点については、同じ参照符号が図面全体を通じて同じ部分を表している添付の図面を参照しながら以下の詳細な説明を読むことによってより理解が深まるであろう。
本発明の態様に従った改良型のノイズ低減技法が実現されている例示的なディジタルX線システムの模式図である。 本発明の態様に従ったノイズを低減するための改良型技法を伴う図1に示したディジタルX線システムのための例示的なディジタル変換システムの模式図である。 本発明の態様に従ったノイズを低減するための一技法を表している図2に示した例示的ディジタル変換システムの詳細模式図である。 本発明の態様に従った図3に示した回路の動作を表しているタイミング図である。 本発明の態様に従ったノイズを低減するための第2の技法を表している図2に示した例示的ディジタル変換システムの別の詳細模式図である。 本発明の態様に従った図5に示した回路の動作を表しているタイミング図である。
以下のパラグラフでは、信号変換のための低ノイズ技法に関する様々な態様について詳細に説明することにする。以下では図面の支援を得ながら、単に一例として本技法の様々な態様について詳細に説明することにする。アナログ信号をディジタル信号に変換するための本低ノイズ技法について一般に、その全体を参照番号10で示した例示的なディジタルX線システムを参照することによって記載することにする。しかし、本技法はある範囲の設定やシステムにおいて用途が見出され得ること、並びに図示したX線システムでの利用は単にこうした用途の1つに過ぎないことに留意されたい。
図1のディジタルX線システム10は、医学的検査を受ける対象12の身体の一部に関するX線投影を捕捉するように動作可能である。しかし、ディジタルX線システム10が、鋳物、鍛造品やパイプラインなどの材料に関する非破壊検査(NDE)、部品、小包及び手荷物の検査、並びにこうした別の用途について利用されることもあることは当業者であれば理解されよう。ディジタルX線システム10は、対象12のスキャンに用いられるX線源14を備える。X線源14は、コリメータ16を通過した後に対象12内を貫通するX線ビームを発生させる。典型的な医学的用途では、このX線ビームは、対象12の身体の様々な部分において臓器、皮膚、病変部、筋肉、骨その他の密度に基づいて減衰を受けることがある。減衰を受けたX線は、1つの画素アレイを形成する複数のフォトダイオードを備えた図1に示すようなディジタルX線パネル18により捕捉される。パネル18は、1つまたは複数のスキャンモジュール22によって各画素ラインのスキャンを有効にできるようにして、横列ごとあるいは縦列ごとに1つまたは複数のデータモジュール20によって読み取られる。制御回路24はデータモジュール20及びスキャンモジュール22の動作を制御するために使用される。
ディジタルX線パネル18は、その各々が1つの画素マトリックスまたは画素アレイを形成するように隣接して配列された複数の画素28を包含した複数の横列26を備える。実施形態において各画素は、フォトダイオードなどの放射線検出素子を含む。X線パネル18の動作時において、受け取ったX線放射はより低エネルギーの形態に変換されると共に、画素28のフォトダイオードの各々は初期電荷を有しており、これが各画素28のそれぞれの箇所に入射したX線放射量を表す量に従って減少する。データモジュール20は画素28のそれぞれからの電荷量を読み取っている。各横列26は、データモジュール20がスキャンモジュール22と連係することによってスキャンを受け、当該の横列26(または、縦列)内にあるすべての画素28からの電荷量が読み取られる。ある横列26に対応するスキャンモジュール22は、当該横列26内の画素28の読み取りを有効にしている。画素28の読み取りが有効になると、当該画素28に対応するデータモジュール20はフォトダイオードを再充電することによってフォトダイオードまたは画素28上に蓄積された電荷を読み取る。複数の画素28からの電荷値が読み取られると、データモジュール20はこの電荷値をディジタル等価値に変換し、これがデータ収集回路30に送られ、例えば放射線像や投影を作成するなどの後続の処理が行われる。
ディジタルX線システム10は放射線撮像システム、マンモグラフィシステム、蛍光透視システムとすることがあり、あるいは幾つかのX線用途の機能を合成したシステムとすることがある。上で検討したように、X線源14のエネルギー強度はディジタルX線システム10でどの様な用途が実施されているかに従って様々となり得る。本明細書に記載したデータモジュール20は、利用されるX線エネルギー強度に関わりなく多種多様なX線用途で使用することができる。これによって、1つのデータモジュールを多種多様な撮像システムで用いることができ、その結果より大きなスケールメリット並びに生産コストの低減が得られる。
図2は、本発明の態様に従った図3に示すような例示的なデータモジュール20の模式図である。各データモジュール20は、フォトダイオードまたは画素28からの入力画素電荷32を読み取りそのディジタル等価値をデータ収集回路30に提供するように構成されている。幾つかの実施形態ではそのデータモジュール20は、その各々が個々の1つの画素28に結合されると共に当該画素28からの画素電荷32を処理するように構成された幾つかの処理チャンネルを含むことがある。データ収集回路30は、データモジュール20からディジタルデータを受け取り、そのデータを処理して画像を形成する。図示した実施形態では各データモジュール20は、ノイズ低減のために低域通過フィルタ36に供給される等価電圧値に変換するために、画素電荷32を積分している1つの積分器34を備える。低域通過フィルタ36から出力された電圧信号はダブルサンプリング増幅器(DSA)38に供給される。DSA38の出力は、サンプルアンドホールド(S/H)回路40内でサンプリング及びホールドを受ける。DSA38と積分器34が連係することによって、オフセット及びフリッカノイズを低減する役割をする「相関型ダブルサンプリング(correlated double sampling)」と呼ばれる計測技法を可能にすることができる。
S/H回路40の出力は、計測されたアナログ信号(複数のこともある)をディジタルフォーマットに変換しこのデータを後続の処理のためにデータ収集回路30に送っているアナログ対ディジタル変換器(ADC)42に供給されることがある。ADC42は、適当な任意のアナログ対ディジタル変換器とすることができる。幾つかの実施形態ではそのADC42は、比較器、ディジタル対アナログ変換器(DAC)、カウンタ及びレジスタを含むことがある。この実施形態ではその比較器は、S/H回路40の電圧出力とDACが提供する比較信号との比較に基づいて高出力と低出力のいずれか一方を提供する。レジスタには、比較信号を発生させるためにDACが提供したディジタルコードに比例するようなカウンタからのカウンタ値が提供される。このカウンタ値とDACにより提供されるディジタルコードの両者は、比較信号が徐々に増加するように時間の経過に従った増分を受ける。比較器の出力は、S/H回路40の出力と比較信号とが等しいときにレジスタのカウンタ値をフリーズするように構成されることがある。DACとレジスタに提供されるカウンタ値は比例しているため、レジスタ内でフリーズされたカウンタ値は対応する画素28の入力画素電荷32に関するディジタル化出力を表している。したがってその一部においてS/H回路の出力をどの程度迅速にディジタル化できるかは、比較信号の開始点によって決定されることになる。
積分器34、低域通過フィルタ36、DSA38、S/H回路40及びADC42によって、単一のフォトダイオードまたは画素28を読み取る単一のチャンネルを構成できることに留意されたい。各データモジュール20はこうしたチャンネルを幾つか含むことがある。幾つかの実施形態ではそのデータモジュールは、P個の画素に対する同時読み取り及びディジタル化を可能にするだけの十分なチャンネルを含むことがある。したがって、M個の画素からなる横列を同時に読み取らなければならない場合、M/P個のデータモジュール20が利用されることがある。
上述の回路は、例えば量子ノイズや電子ノイズなどの幾つかのノイズ源に影響されることがある。電子ノイズは、ディジタルX線システム10の電子回路内で発生するノイズである。電子ノイズ及びオフセットは、相関型ダブルサンプル技法などのキャリブレーション技法を通じて低減することができる。量子ノイズは、X線画像にとって本来的なノイズであり、相関型ダブルサンプル技法によって低減できないことがある。X線ビームが発生させる量子ノイズの量は検出器16上に入射するX線の数の平方根に等しい。したがってX線フラックスが高い場合、ディジタルX線システム10は量子ノイズの影響をより多く受けやすくまた電子ノイズの影響は比較的小さいため、高エネルギーX線の計測に関して相関型ダブルサンプル技法はより重要でなくなる。本技法の実施形態によれば、相関型ダブルサンプリング法を介して低エネルギー(高利得)のX線計測のために電子ノイズを上手く低減できる一方、同じ入力画素電荷に関する高エネルギー(低利得)計測も可能となる。
図3は、本実施形態に従ったノイズを低減するための一技法を表している図2に示した例示的データモジュール20のより詳細な模式図である。この実施形態では、画素電荷32(Qpixel)は、画素コンデンサ62内に保持されることがあり、また画素スイッチ64(Spixel)によって積分器34の入力に結合されることがある。図示した実施形態では積分器34は、フィードバックループ内に2つの積分コンデンサ46及び48を有する演算増幅器(オペアンプ)44を備える。このコンデンサ46と48の両者はオペアンプの負入力端子に結合されている。さらにコンデンサ46及び48は、スイッチ52(S2ref)、54(S2out)、56(S1ref)、58(S1out)を介してオペアンプ44の出力(すなわち、フィードバックモードの場合)と基準電圧50(Vref)のいずれかに選択的に結合されることがある。図4を参照しながら以下で詳細に説明することにするが、コンデンサ46または48がオペアンプ44の出力に結合されているとき、該コンデンサはオペアンプ44の電圧出力を増幅し画素電荷32に比例した電荷を蓄積している。逆に、コンデンサ46または48が電圧基準50の方に結合されているときは、該コンデンサは積分器34に対する入力の様な挙動をし、その電荷をフィードバックループ内の残りのコンデンサに転送することがある。
図示した実施形態は2つのコンデンサを含む。コンデンサ46(C)は高振幅X線信号を計測するために比較的大きくかつ対応して低利得計測を提供する一方、コンデンサ48は低振幅X線信号を計測するために比較的小さくかつより高利得の計測を提供する。便宜上コンデンサを2つだけしか図示していないが、幾つかの実施形態ではその積分器34は、広範囲の信号増幅を提供するように積分器34の利得をプログラムできるように様々なキャパシタンス値をもつ追加的な並列コンデンサを含むことがある。こうした実施形態では、使用していないコンデンサは追加のスイッチを使用することによって積分器34から分離させることがある。実施形態は、0.45、0.45、0.9、1.8及び7.2ピコファラッドという個別の値を有する5つの並列コンデンサからなる組を含むことがある。
積分器34はさらに、積分器の出力が接地電圧に設定される初期条件に積分器34をリセットするために使用されるリセットスイッチ60(Sreset)を含む。幾つかの実施形態では、その接地電圧は−1.0ボルトに等しいことがあり、またその基準電圧50は−1.4ボルトに等しいことがある。
図示した実施形態ではそのDSA38は、積分器34からの電荷を蓄積する入力コンデンサ66(CDSA1)を含むことがある。入力コンデンサ66は、オペアンプ68に対して直列に結合されている。オペアンプ68のフィードバックループは、オペアンプ68の負入力に結合されたフィードバックコンデンサ70(CDSA2)を含む。コンデンサ66と70の比によって、DSA38の利得が決定されることになる。積分器34の場合と同様にDSA38も、DSA38に対する追加の利得倍率を提供するためにDSA68のフィードバックループに任意選択で結合し得るある幾つかの追加のフィードバックコンデンサを含むことがある。DSA38はさらに、以下で説明するように画素電荷の読み値が初期化されるまでDSA38の出力を接地電圧に保持するクランプ用スイッチ72(Sclamp)を含むことがある。オペアンプ68の出力はS/H回路40に結合されている。スイッチ52、54、56、58、60、64及び72は、図1に示した制御回路24によって制御されることがある。
図4を参照しながら以下で詳細に説明することにするが、データモジュール回路20はその画素電荷が既知の基準電圧に対して比較されるような相関型ダブルサンプリング法の使用を可能にしている。相関型ダブルサンプリング法は高利得/低X線強度計測でより影響力が大きい電子ノイズの低減に関してよく機能する。しかし相関型ダブルサンプリング法は、低利得/高X線強度計測でより影響力が大きい固有の量子ノイズを低減させない。したがってデータ収集回路20により、相関型ダブルサンプル技法を用いて同じ入力画素電荷に関する高利得計測と低利得計測を提供するような一連の計測を可能にしている。この相関型ダブルサンプル技法は、高利得計測におけるノイズの低減を有効にすることができる。
図4は、本発明の態様に従った図3に示したデータモジュール20の動作を表しているタイミング図である。タイミング図74は、入力画素電荷を対応するディジタル化値に正確に変換するための計測の全体組の間におけるスイッチ52、54、56、58、60、64及び72の状態を表している。各スイッチの状態は、スイッチの時間的遷移を示した対応する信号トレースによって表している。信号が高い位置のときは、スイッチはオン状態にある(すなわち、閉じている)。信号が低い位置のときは、スイッチはオフ状態である(すなわち、開放されている)。
タイミング図74で示した計測シーケンスは、4つのステップに分けることができる。その第1としてステップ76において、データモジュール20がリセットされて次の入力画素電荷32に備える。このステップの間はSresetとSclampの両方がオン状態(閉じた状態)にあり、これにより積分器34とDSA38の出力を接地電位にさせる。さらにS1refとS2refの両方をオン状態(閉じた状態)としかつS1outとS2outの両方をオフ状態(開放状態)とし、これによりコンデンサ46と48の両方を積分器34のフィードバックループから脱結合させて基準電圧50に結合させている。コンデンサ46と48の両者によって基準電圧に比例する電荷が生成されることになる。さらにS/H回路40とSpixelの両方はオフ状態である。この期間中において画素コンデンサ62は、パネル18内の画素28のうちの1つに符合する電荷を保持することがある。
次にステップ78においてデータモジュール20は、相関型ダブルサンプル技法の基準計測を提供するように構成し直されされる。ステップ78の間において、コンデンサ48は積分器34のフィードバックループに結合されており、またコンデンサ46は基準電圧50に結合されたままである。コンデンサ48をフィードバックループに結合させるために、先ず遷移80の時点でS1refがオンに変わり、次いで遷移82の時点でSresetがオフに変わり、さらに遷移84の時点でS1outがオンに変わる。このスイッチ遷移タイミングによってリセットスイッチ60(Sreset)に跨ったコンデンサ48の短絡が防止される。コンデンサ48をフィードバックループに結合させた後では、コンデンサ46と直列の基準電圧50が積分器34の入力となり、かつ積分器34の出力は基準電圧50に等しい。したがってコンデンサ66もまた基準電圧50に比例した充電を受けることになる。
次に、コンデンサ48をフィードバックループに結合させた後でダブルサンプリング増幅器38はクランプ解除される。したがってクランプ用スイッチ72(Sclamp)が遷移86の時点でオフに変わり、これによってDSAオペアンプ68の出力が積分器の将来出力に応答して上昇することが許容される。この時点におけるDSA38の出力は接地電位のままであり、またDSA38は相関型ダブルサンプル技法に関する基準計測を取得し終えている、すなわち入力コンデンサ66両端の電圧は基準電圧50に等しい。
次にステップ88においてデータモジュール20は、画素コンデンサ62からの入力画素電荷32を低積分器利得によって計測するように構成される。積分器34の利得を低下させるためには、コンデンサ46をコンデンサ48と並列にしてフィードバックループに結合させる。したがって、遷移88の時点でスイッチ52(S2ref)がオフに変わり、また遷移90の時点でスイッチ54(S2out)がオンに変わる。この時点はコンデンサ46とコンデンサ48の両方がフィードバック内にあり、これによって積分器34の利得が低下すると共に入力画素電荷32に関する大きな電荷蓄積容量を提供することができる。次に、遷移92の時点で画素スイッチ64(Spixel)がオンに変わり、また画素コンデンサにより保持されていた電荷が積分器34に供給される。画素スイッチ64(Spixel)をオンにした後、画素コンデンサ62からの電荷が実際上コンデンサ46及び48に転送されることになり、また積分器34の出力は入力画素電荷32に比例して変化することになる。積分器34の出力はまたDSA38に供給され、その出力も入力画素電荷32に比例して上昇することになる。さらに画素コンデンサ62は放電されることになり、したがって遷移94の時点において画素スイッチ64(Spixel)をオフすることによって画素コンデンサ62を積分器34の入力から脱結合し、これによりパネル18からのノイズを回避することができる。画素スイッチ64をオフにした後、パネル18の画素横列26内の次の画素28に電子回路を接続することができる。
次いで遷移96の時点で、S/H回路40により低利得計測が取り込まれる。S/H回路40により計測されたアナログ電圧値は、ADC42により次いでディジタル値に変換される。上で言及したように、ADC42がアナログサンプルをディジタル値に変換する速度は比較器が使用する比較信号の開始点に依存することがある。したがってディジタル変換速度を増加させるためには、低利得計測が高X線強度信号の計測のためだけに使用することを目的としているため、比較信号を比較的高い値で開始させることがある。低利得サンプルが低過ぎる場合、ADC42はアンダーレンジとなり(すなわち、比較信号がS/H回路40からの信号と比べて常により大きくなり)、またADC42はあるディジタル値に確定されないことになる。次いでこのデータは、ステップ100において従う高利得計測の都合に合わせて無視されることがある。さらにある種の実施形態では、さらにADC42がアンダーレンジであることを用いて、ステップ100を省略するのではなくステップ100の高利得計測の実行に進むようにデータモジュール20をトリガすることがある。最後に、ステップ88の間にADC42が発生させたディジタル値が上述のようにデータ収集回路30に送られることがある。
ある種の実施形態では、基準計測と画素電荷計測の両者は同じ回路構成(例えば、同じ積分器利得)を有する。タイミング図から分かるように、この回路構成は基準計測と低利得画素電荷計測とで同じではない。したがって相関型ダブルサンプル技法は低利得計測では有効でないことがある。しかし上で述べたように、相関型ダブルサンプリング法は低利得計測での使用に制約がある、というのは低利得計測のノイズフロアは電子ノイズではなく量子ノイズにより支配されるからである。逆にこの回路構成は、次のステップで分かるように基準計測及び高利得画素電荷計測に関して同じとなる。
次にステップ100ではデータモジュール20は、画素コンデンサ62(Cpixel)からの同じ入力画素電荷32を今度は高積分器利得で計測するように構成される。上で述べたように画素コンデンサ62は目下のところ放電された状態にあり、電荷は実際上2つの積分器コンデンサ46及び48に転送されている。入力画素電荷32をより高い積分器利得で再度サンプリングするために、コンデンサ46をフィードバックループから脱結合させて基準電圧50に結合させることがある。したがって、遷移102の時点でスイッチ52(S2ref)がオンに変わり、また遷移104の時点でスイッチ54(S2out)がオフに変わる。この時点は、積分器34の利得を増大させるようにコンデンサ48だけがフィードバック内にあり、またコンデンサ46(C)は積分器34の入力と基準電圧50との間に結合されている。コンデンサ46をフィードバックループから取り除いた後、コンデンサ46からの電荷は残りのフィードバックコンデンサ48に転送されることになり、また積分器34の出力は転送された電荷に比例して変化することになる。積分器34の出力は再度DSA38に供給されることになり、その出力も同じく転送された電荷に比例して変化することになる。次いでDSA38の出力は遷移106の時点でS/H回路40により取り込まれる。S/H回路40により計測したアナログ電圧は次いで、ADC42によってディジタルサンプルに変換される。低利得サンプルと異なり、ADC42がアンダーレンジにならないようにアナログ対ディジタル変換の比較信号は比較的低い値で開始される。次いでこのディジタル値は上述のようにデータ収集回路30に送られる。図示した実施形態では、高利得計測に関する回路構成は基準計測に関する回路構成と同一であり、したがって相関型ダブルサンプリング法が高利得計測に関して有効となることに留意すべきである。
最後に、データモジュール20がリセットされ次の入力画素電荷32に備える。したがって、ステップ76が反復される。したがって、遷移110及び112のそれぞれにおいてSreset及びSclampがオンに変わり、遷移114の時点でS1refがオンに変わり、かつ遷移116の時点でS1outオフに変わる。次いで、パネル18の画素横列26内の次の画素28を計測するために上述した処理全体が反復される。
幾つかの実施形態では、処理74はステップ88からリセットステップ76までスキップし、ステップ100の高利得計測は省略されることがある。低利得計測の振幅が適当なディジタル値計測が得られるように十分に高いとき、あるいは低利得計測の振幅によって積分器利得の増大が積分器34を飽和させることが示唆されるときにこれを実施するようにプログラムされることがある。第2の高利得計測を実施するか否かに関する判定は、第1の低利得計測がディジタル化されてデータ収集回路30に送られた後にデータ収集回路30または制御回路24によって実施される。
上述した計測技法により幾つかの利点が提供される。本技法の実施形態によって、同じ入力画素電荷32に関して高利得計測と低利得計測を実行することが可能となる。入力画素電荷32は、大きなキャパシタンスによって最初に収集され、これにより積分器34に起こり得る飽和や画素計測チャンネル間のチャンネル対チャンネルのクロストークが防止される。さらに高利得計測では、電子ノイズを低減するために相関型ダブルサンプル技法が利用されることがある。さらに、サンプル計測に要する時間も従来の方法と比べて短縮することができる。例えば上述のように、比較的高い比較信号で開始しかつADC42のアンダーレンジを許容することによって低利得サンプルをより迅速にディジタル値に変換することができる。さらに、低利得計測によって適当なディジタル値が得られれば第2の高利得計測は省略されることがある。
図5は、本実施形態に従ったノイズを低減するための第2の技法を表している図2に示した例示的なデータモジュール20の別の詳細模式図である。図3に示した回路以外に、データモジュール20はさらに比較器118とディジタル論理回路120とを含むことがある。比較器118は積分器34の出力に結合されると共に、積分器34の出力のしきい電圧122(Vth)との比較を可能にする役割をすることがある。次いで比較器118の出力は、スイッチ52(S2ref)及び54(S2out)を制御するディジタル論理回路120に送られることがある。ディジタル論理回路120は制御回路24内に含まれることがあり、あるいはスタンドアロン回路とすることがある。図6に関連して以下で詳細に記載することにするが、図5のデータモジュール20は積分器34の利得を入力画素電荷32の大きさに対して迅速に適応させることを可能にする。処理74の場合と同様に低利得計測及び高利得計測を収集するのではなく、データモジュール20により積分器34に関する適当な利得倍率が決定された後ではS/H回路40によって一方の計測サンプルだけが収集される。
図6は、本発明の態様に従った図5に示したデータモジュール20の動作を表しているタイミング図である。タイミング図74で示した計測シーケンスは4つのステップに分けることができる。最初の2つのステップ(ステップ76及び78)は処理74の最初の2つのステップと同じまたは同様である。したがって上述の処理74の場合と同様に、データモジュール20はステップ76においてリセットされて次の入力画素電荷32に備えることがあり、かつデータモジュール20はステップ78において、相関型ダブルサンプル技法の基準計測を提供するように構成し直されされると共にダブルサンプリング増幅器38がクランプ解除されることがある。
次にステップ126においてデータモジュール20は、画素コンデンサ62(Cpixel)からの入力画素電荷を低積分器利得で計測するように構成される。積分器34の利得を低下させるためには、コンデンサ46(C)をコンデンサ48と並列にしてフィードバックループに結合させる。したがって、遷移88の時点でスイッチ52(S2ref)がオフに変わり、また遷移90の時点でスイッチ54(S2out)がオンに変わる。この時点においてコンデンサ46とコンデンサ48の両方がフィードバック内にあり、これによって積分器34の利得が低下すると共に画素コンデンサ62(Cpixel)からの入力画素電荷32に対して大きな電荷蓄積容量を提供することができる。
次に、遷移92の時点で画素スイッチ64(Spixel)がオンに変わり、また画素コンデンサ(Cpixel)が保持していた電荷が積分器に供給される。画素スイッチ64(Spixel)をオンにした後、画素コンデンサ62からの電荷は実際上積分器コンデンサ46及び48に転送されることになり、また積分器34の出力は入力画素電荷32に比例して変化することになる。積分器34の出力はさらにDSA38に供給され、その出力も入力画素電荷32に比例して上昇することになる。しかし計測サンプルはこの時点では収集していない。これに対して積分器34の出力(また別の実施形態では、DSAの出力)がさらに比較器118に供給され、これを用いてステップ128に記載したように積分器利得が決定される。
したがってステップ128において、積分器34の利得を増加させるか否かの判定が実施される。積分器の出力が比較器118により決定される指定のしきい電圧122(Vth)未満であれば、積分器34の利得を増加させる。利得を増加させるには、コンデンサ46をフィードバックループから脱結合させて基準電圧50に結合させることがある。このケースでは、遷移130の時点でスイッチ52(S2ref)がオンに変わり、また遷移132の時点でスイッチ54(S2out)がオフに変わる。利得を増加させた後では、コンデンサ48がフィードバック内にありかつコンデンサ46(C)は積分器34の入力に結合されることになる。上述のように、コンデンサ46からの電荷は残りのフィードバックコンデンサ48に転送されることになり、また積分器34及びDSA38の出力は転送された電荷に比例して変化することになる。しかし、積分器の出力が指定のしきい電圧122(Vth)を超えていれば、積分器34の利得は低い側の値に保持される。このケースでは、コンデンサ46と48の両方がフィードバック内に保持されたままであり、積分器回路には何も変更が起きない。したがって、スイッチ52(S2ref)はオフに保持され、かつスイッチ54(S2out)はオンに保持されている。
次にステップ134において、S/H回路40により遷移136の時点で計測値が取り込まれる。S/H回路40により計測されたアナログ電圧値は次いで、ADC42によってディジタル値に変換され、上述のようにデータ収集回路30に送られる。
図3及び4に関連して記載した実施形態と同様に、利得が高ければ、この計測向けの回路構成は基準計測向けの回路構成と同一となり、したがって相関型ダブルサンプリング法をこの計測時のノイズ低減に有効とさせることができる。しかし利得が低ければ、相関型ダブルサンプル技法はこの計測時のノイズ低減に有用とならないことがある。
最後にステップ76が反復されると共に、データモジュール20がリセットされ次の入力画素電荷32に備える。したがって、遷移110及び112のそれぞれの時点でSresetとSclampがオンに変わり、遷移114の時点でS1refがオンに変わり、また遷移116の時点でS1outオフに変わる。さらにステップ128において利得を増加させていれば、遷移138の時点でS2refがオンに変わり、また遷移140の時点でS2outオフに変わる。次いで、画素横列26の次の画素28を計測するために上述した処理全体が反復されることがある。
図5及び6に関連して上述した計測技法によれば、幾つかの利点が提供される。図3及び4に関連して検討した実施形態の場合と同様に、本技法の実施形態によれば同じ入力画素電荷32に関して高利得計測及び低利得計測を実施することが可能となる。高利得計測に関して、相関型ダブルサンプル技法は電子ノイズの低減に有効となり得る。さらに入力画素電荷が大きなキャパシタンスによって初めに収集されており、これにより積分器34に起こり得る飽和や画素計測チャンネル間のチャンネル対チャンネルのクロストークが防止される。さらに図5及び6に図示した実施形態では、ディジタル変換の実行が2回ではなく1回だけであるため、計測に要する時間をさらに短縮することができる。
本発明について限られた数の実施形態に関連して詳細に記載してきたが、本発明が開示したこうした実施形態に限定されないことは容易に理解できよう。それどころか本発明は、ここまでに記載していないが本発明の精神及び趣旨に相応するような任意の数の変形形態、修正形態、置換形態、等価形態の機構を組み込むように修正することが可能である。さらに、本発明に関して様々な実施形態を記載しているが、本発明の態様は記載した実施形態のうちの一部のみを含むこともあり得ることを理解すべきである。したがって、本発明は上述の記述によって限定されるものと理解すべきではなく、添付の特許請求の範囲の趣旨によってのみ限定されるものである。
10 ディジタルX線システム
12 対象
14 X線源
16 コリメータ
18 パネル
20 データモジュール
22 スキャンモジュール
24 制御回路
26 横列
28 画素
30 データ収集回路
32 入力画素電荷
34 積分器
36 低域通過フィルタ
38 ダブルサンプリング増幅器
40 サンプルアンドホールド(S/H)回路
42 アナログ対ディジタル変換器(ADC)
44 演算増幅器(オペアンプ)
46 コンデンサ
48 コンデンサ
50 基準電圧
52 スイッチ
54 スイッチ
56 スイッチ
58 スイッチ
60 リセットスイッチ
62 画素コンデンサ
64 スイッチ
66 入力コンデンサ
68 演算増幅器(オペアンプ)
70 フィードバックコンデンサ
72 スイッチ
74 タイミング図
76 リセットステップ
78 基準値ステップ
80 遷移
82 遷移
84 遷移
86 遷移
88 低利得サンプリングステップ
90 遷移
92 遷移
94 遷移
96 遷移
100 高利得サンプリングステップ
102 遷移
104 遷移
106 遷移
110 遷移
112 遷移
114 遷移
116 遷移
118 比較器
120 ディジタル論理回路
122 しきい電圧
124 タイミング図
126 信号収集ステップ
128 積分器利得の決定ステップ
130 遷移
132 遷移
134 サンプリングステップ
136 遷移
138 遷移
140 遷移

Claims (10)

  1. アナログ信号をディジタル信号に変換するための方法であって、
    少なくとも第1のコンデンサ(46)及び第2のコンデンサ(48)をフィードバック構成で積分器(34)に結合させる工程と、
    積分器(34)内に検出器アレイの複数の画素の少なくとも1つからの前記アナログ信号に対応する入力電荷(32)を受け入れると共に、前記積分器(34)からの第1の積分器出力が前記入力電荷(32)に比例して変動するように、前記入力電荷(32)を第1及び第2のコンデンサ(46、48)に分配する工程と、
    前記第1の積分器出力をダブルサンプリング増幅器(38)に供給して、前記入力電荷(32)に比例して前記ダブルサンプリング増幅器(38)の第1の出力を変化させる工程と、
    前記入力電荷(32)を前記積分器(34)から脱結合する工程と、
    前記ダブルサンプリング増幅器(38)の前記第1の出力又は第1の積分器出力を第1のディジタル値に変換する工程と、
    前記第2のコンデンサ(48)の結合をフィードバック構成から積分器入力構成に変更すると共に、前記積分器(34)からの第2の積分器出力が前記第2のコンデンサ(48)から前記第1のコンデンサ(46)に分配された電荷に比例して変動するように、前記第2のコンデンサ(48)の電荷を前記第1のコンデンサ(46)に転送する工程と、
    前記第2の積分器出力をダブルサンプリング増幅器(38)に供給して、前記転送された電荷に比例して前記ダブルサンプリング増幅器(38)の第2の出力を変化させる工程と、
    前記ダブルサンプリング増幅器(38)の前記第2の出力又は第2の積分器出力を第2のディジタル値に変換する工程と、
    を含む方法。
  2. アナログ信号をディジタル信号に変換するための方法であって、
    第1のコンデンサ(46)を積分器(34)のフィードバックループに結合する工程と、
    前記積分器(34)の入力と基準電圧の間に第2のコンデンサ(48)を直列に結合する工程と、
    前記積分器(34)の出力に結合されたダブルサンプリング増幅器(38)をクランプ解除する工程と、
    前記第2のコンデンサ(46)を前記基準電圧から脱結合し、前記第2のコンデンサ(46)を前記フィードバックループに結合する工程と、
    前記積分器(34)内に検出器アレイの複数の画素の少なくとも1つからの前記アナログ信号に対応する入力電荷(32)を受け入れると共に、前記積分器(34)からの第1の積分器出力が前記入力電荷(32)に比例して変動するように、前記入力電荷(32)を第1及び第2のコンデンサ(46、48)に分配する工程と、
    前記ダブルサンプリング増幅器(38)の前記第1の出力を第1のディジタル値に変換する工程と、
    前記第2のコンデンサ(48)を前記積分器(34)の出力から脱結合し、前記第2のコンデンサ(48)を基準電圧に結合すると共に、前記積分器(34)からの第2の積分器出力が前記第2のコンデンサ(48)から前記第1のコンデンサ(46)に分配された電荷に比例して変動するように、前記第2のコンデンサ(48)の電荷を前記第1のコンデンサ(46)に転送する工程と、
    前記第2の積分器出力を第2のディジタル値に変換する工程と、
    を含む方法。
  3. アナログ信号をディジタル信号に変換するための方法であって、
    第1のコンデンサ(46)及び第2のコンデンサ(48)を積分器(34)のフィードバックループに並列に結合する工程と、
    積分器(34)内に検出器アレイの複数の画素の少なくとも1つからの前記アナログ信号に対応する入力電荷(32)を受け入れると共に、前記積分器(34)からの第1の積分器出力が前記入力電荷(32)に比例して変動するように、前記入力電荷(32)を第1及び第2のコンデンサ(46、48)に分配する工程と、
    前記第1の積分器出力をダブルサンプリング増幅器(38)に供給して、前記入力電荷(32)に比例して前記ダブルサンプリング増幅器(38)の第1の出力を変化させる工程と、
    前記入力電荷(32)を前記積分器(34)から脱結合する工程と、
    前記ダブルサンプリング増幅器(38)の前記第1の出力又は、前記第1の積分器出力をしきい電圧(122)と比較する工程と、
    前記ダブルサンプリング増幅器(38)の前記第1の出力又は、前記第1の積分器出力が前記しきい電圧(122)よりも小さいときに、前記第2のコンデンサ(48)の結合をフィードバック構成から積分器入力構成に変更すると共に、前記積分器(34)からの第2の積分器出力が前記第2のコンデンサ(48)から前記第1のコンデンサ(46)に分配された電荷に比例して変動するように、前記第2のコンデンサ(48)の電荷を前記第1のコンデンサ(46)に転送する工程と、
    前記第2の積分器出力をダブルサンプリング増幅器(38)に供給して、前記転送された電荷に比例して前記ダブルサンプリング増幅器(38)の第2の出力を変化させる工程と、
    前記ダブルサンプリング増幅器(38)の前記第2の出力を第2のディジタル値に変換する工程と、
    を含む方法。
  4. 第1のコンデンサ(46)及び第2のコンデンサ(48)をフィードバック構成で積分器(34)に結合させる前記工程は、第1及び第2のコンデンサの第2のリードを演算増幅器(44)の出力端子に結合させる工程を含む、請求項1または3に記載の方法。
  5. 第2のコンデンサ(48)の結合をフィードバック構成から積分器入力構成に変更する前記工程は、第2のコンデンサの第2のリードを基準電圧(50)に結合させる工程を含む、請求項1または3に記載の方法。
  6. 第1のコンデンサ(46)をフィードバック構成で積分器(34)に結合させる工程、第2のコンデンサ(48)を積分器入力構成で積分器(34)に結合させる工程、並びにダブルサンプリング増幅器(38)によって基準計測を収集する工程を含む請求項1乃至5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記積分器(34)は演算増幅器(44)を含むと共に、前記第1及び第2のコンデンサの第1のリードが該演算増幅器(44)の負入力端子に結合されている、請求項1乃至6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記第1の積分器出力を低域通過フィルタリングし、前記ダブルサンプリング増幅器(38)に供給する工程と、
    前記第2の積分器出力を低域通過フィルタリングし、前記ダブルサンプリング増幅器(38)に供給する工程と、
    を含む、請求項1乃至7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記検出器が、医用ディジタルX線パネルである、請求項1乃至8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記検出器が、蛍光透視システム用のディジタルX線パネルである、請求項9に記載の方法。
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