JP5497136B1 - データベース蓄積方法 - Google Patents

Abstract

【課題】従来のデータベース蓄積方法は、店舗の情報及び店舗で扱っている商品の情報と店舗で登録されている顧客情報の組み合わせ的な付加情報しか蓄積できない点、及び顧客に対する店舗あるいは商品以外の情報は蓄積できない点を解消する。
【解決手段】本発明は、店舗サーバ１と広告サーバ２との間に集約サーバ４を設け、該集約サーバ４に店舗サーバ１から提供された商品の発送に関する情報と、広告サーバ２から提供された広告情報２Ａを蓄積し、広告サーバ２から提供された広告情報２Ａを商品と共に顧客５へ発送し、当該顧客５が広告情報２Ａに基づいて別店舗サーバ３に接続した際に別店舗サーバ３に接続した際の顧客情報５Ａと広告情報５Ｃと発送した商品の購入情報５Ｂを蓄積し、また、当該別店舗において商品を購入した場合にはその購入した商品の購入情報５Ｄを蓄積する。
【選択図】図１

Description

本発明は、開放的かつ非限定的に顧客情報や商品情報並びに店舗情報を集約的に蓄積することができるデータベース蓄積方法に関するものである。

例えばウェブショッピングでは、ウェブページ上の店舗（以下、店舗という）で商品を購入すると、購入の手続が行われ、商品がその購入者に届く。この一連のサイクルの中では、商品に伴って該商品の情報と購入者の情報が、この場合、購入者、店舗、倉庫及び配送業者でやりとりされる。なお、決済情報を取り扱う決済会社も含まれるがここでは除くこととする。

上記の例えば商品情報や購入者情報は、今後の商品展開上の有用な情報としてデータベースに蓄積される（蓄積されている）。データベースは、例えば店舗側で独自に構築する場合もある他、商品情報や購入者情報の受け渡しポイントで構築する。

従来、例えばある店舗が特売的意図の複数種のクーポンを発行してこれらクーポンを配布してこのクーポンの効果（クーポンによる購入者の動向）を調査して得た情報を蓄積する手法は、対象商品についての例えば特売等の情報が付与されたクーポンを店舗から発行し、このクーポンを顧客に渡し、クーポンを渡された顧客のうちどの程度そのクーポンに誘導されて店舗に来店するか、を調べるというクーポンの効果測定を行うことが知られている。

この手法で店舗が得られる情報としては、クーポンで誘導された顧客情報、クーポンの内容、及びクーポンの発行数に対する来店数の割合の情報、である。クーポン内容に対する顧客の動向を知るうえでは、顧客情報にそのクーポン情報を付加的に紐付けしてデータベースに蓄積する、あるいはクーポン（例えば商品の情報）情報に顧客情報を付加的に紐付けしてデータベースに蓄積する。

また、従来、例えば店舗における商品情報同士を関連付け（カテゴライズ）しておいて、ある商品を購入した際に、その商品の過去の購入履歴における同一カテゴリ中の別の商品情報を抽出して表示して別商品へ誘導する、いわゆる興味関心連動型の広告を行うことが知られている。

この場合、店舗が得られる情報としては、主に顧客の購入履歴とその別の商品情報を閲覧表示することによる興味の傾向情報である。顧客の興味の傾向を知るうえでは、顧客情報にその商品情報と別の商品情報を付加的に紐付けしてデータベースに蓄積する、あるいは、商品情報に顧客情報を付加的に紐付けしてデータベースに蓄積する。

以上のように、ウェブ上の店舗で表示された情報を見る（この場合ＵＲＬで指定されたサイトを閲覧することを意味する）だけで、顧客情報と商品情報とがデータベースに紐付けされて蓄積されることとなる。店舗側では、こうしたデータベースに基づいて、収益に繋がるよう傾向を探ったり適切な商品提示ができるようデータマイニングしている。

しかしながら、従来の主立った２つのデータデースの蓄積手法では、その店舗の情報及びその店舗で扱っている商品についての情報とその店舗で登録されている顧客情報との組み合わせ的な付加情報しか蓄積できないという閉鎖的な蓄積手法であるという問題があると共に、顧客に対するその店舗あるいはその商品以外の情報は蓄積できないという選択的かつ限定的な蓄積手法であるという問題があった。

解決しようとする問題点は、従来のデータベース蓄積方法は、その店舗の情報及びその店舗で扱っている商品についての情報とその店舗で登録されている顧客情報との組み合わせ的な付加情報しか蓄積できない点、及び顧客に対するその店舗あるいはその商品以外の情報は蓄積できない点である。

本発明は、ウェブサイト上における店舗の顧客情報と購入情報と商品情報とを蓄積した複数の店舗サーバと、広告情報を蓄積した複数の広告サーバと、を接続して情報を集約的に蓄積するデータベース蓄積方法であって、前記複数の店舗サーバと前記広告サーバとの間に、広告マッチング手段と、商品発送手配手段と、接続検知手段と、情報蓄積手段とを備えた集約サーバを設け、この集約サーバに対して商品の発送指示が送られると、顧客情報、商品情報から前記広告マッチング手段により広告情報をマッチングして、商品を購入者へ送るサイクルにおいて、前記集約サーバが、店舗サーバから提供された商品の発送に関する顧客情報と購入情報と商品情報とを蓄積する一方で、広告サーバから提供された複数の店舗の広告情報を蓄積すると共に、広告マッチング手段により前記広告情報から発送する商品及び顧客に関連する別店舗の広告情報を抽出し、商品発送手配手段により購入した商品に同梱する広告媒体又は商品を梱包する包装媒体に顧客情報及び購入情報を紐付けできる情報を付加した前記広告情報を、さらに顧客情報に基づいて商品発送のための荷札を、それぞれ印刷し、商品と共に顧客へ前記広告情報が到達した後、当該顧客が前記広告情報に基づいて別店舗の店舗サーバに接続した場合には接続検知手段によりこれを検知し、情報蓄積手段により、前記広告サーバから提供される広告情報を、前記店舗サーバから発送時に指示される顧客情報と商品情報を、商品到着時に顧客が広告情報に基づいて別の店舗サーバに接続した際には顧客情報、購入情報、広告情報を、その別店舗にて商品を購入した際には該別の店舗サーバの購入情報を当該顧客情報に紐付けして蓄積することを最も主要な特徴とする。

本発明は、その店舗の情報とその店舗で扱っている商品についての情報とその店舗で登録されている顧客情報との組み合わせ的な付加情報以外に、複数の店舗でのこれらの情報のみならず発送に際して提供される別店舗の広告情報に対する顧客の対応に係る情報を新たに蓄積することができ、また、その別店舗において顧客が購入した商品の購入情報も蓄積することができるという利点がある。また、本発明は、顧客に対するその店舗あるいはその商品以外に、別店舗及び別店舗における他の商品に関する情報も蓄積することができるという利点がある。

すなわち、本発明の蓄積方法によって集約サーバにおいて蓄積されたデータベースは、顧客情報という観点からは、ある店舗の購入情報のみならず、広告情報から、別店舗の情報や、広告情報を受け取った購入者の別店舗への閲覧履歴（広告効果）や、別店舗における購入情報が永続的かつほぼ自動的に蓄積され続けることになり、結果として蓄積されたデータベースを用いたきめ細やかで様々な切り口からのデータマイニングが行えるという利点がある。

図１は本発明のデータベース蓄積方法の概略を示す図である。 図２は本発明のデータベース蓄積方法の情報の遷移状況を示す図である。 図３は本発明のデータベース蓄積方法の接続検知手段の動作状況を示す図である。

本発明は、従来のデータベース蓄積手法では店舗と顧客との間での商品情報を介した閉鎖的な関係の組み合わせ的な付加情報しか蓄積できない点、及び顧客に対するその店舗あるいはその商品の情報を選択的かつ限定的にしか蓄積できない点を、複数の店舗サーバと広告サーバとの間に、広告マッチング手段と、商品発送手配手段と、接続検知手段と、情報蓄積手段とを備えた集約サーバを設け、該集約サーバに店舗サーバから商品の発送に関する顧客情報と商品情報と共に広告サーバから提供された別店舗の広告情報を蓄積し、広告サーバから提供された別店舗の広告情報を商品と共に顧客へ発送し、当該顧客が広告情報に基づいてその広告情報の別店舗サーバに接続した際に別店舗サーバに接続した際の顧客情報と広告情報と発送した商品の購入情報を蓄積し、また、当該別店舗において商品を購入した場合にはその購入した商品の購入情報を蓄積することで解消した。

以下に、本発明のデータベース蓄積方法の実施例を図１〜図３を参照して説明する。本発明のデータベース蓄積方法は、複数の店舗サーバ１と、複数の広告サーバ２と、別店舗サーバ３と、集約サーバ４と、顧客が用いるインターネット接続可能な環境として例えばパーソナルコンピュータ（以下、顧客５と記す）とが、互いにネットワーク接続した状態で実施される。

店舗サーバ１、広告サーバ２、別店舗サーバ３、集約サーバ４、顧客５、の物理的かつ具体的ハードウェア構成は、上記のとおりネットワーク接続可能な一般的な構成であるので説明を割愛するが、店舗サーバ１、広告サーバ２、別店舗サーバ３、集約サーバ４には、記憶装置としてのハードディスクに次に説明する各情報を有しているものとする。

店舗サーバ１には、その店舗で登録された顧客情報１Ａと、その店舗で扱う商品情報１Ｂとが蓄積されている。広告サーバ２は、別店舗サーバ３から提供された広告情報２Ａが蓄積されている。別店舗サーバ３には、その店舗で登録された顧客情報３Ａと、その店舗で扱う商品情報３Ｂとが蓄積されている（説明上店舗サーバ１と分けている）。

顧客情報１Ａ（３Ａ）は、顧客に関する例えば顧客ＩＤ、氏名、住所、等が蓄積されたものである。商品情報１Ｂは、商品に関する例えば商品ＩＤ、名前、属類、値段、等が蓄積されたものである。広告情報２Ａは、店舗と店舗で扱う商品に関する例えば広告ＩＤ、店舗名、ＵＲＬ、商品名、等が蓄積されたものである。

この広告サーバ２における広告情報２Ａは、本例では別店舗サーバ３から広告を掲載する旨の依頼があった際に該別店舗サーバ３から提供されたものを意味する。

集約サーバ４は、プログラムとして、商品発送手配手段４Ａ、広告マッチング手段４Ｂ、接続検知手段４Ｃ、情報蓄積手段４Ｄを有している。商品発送手配手段４Ａは、集約サーバ４におけるハードウェアに、店舗サーバ１で購入した商品を発送する旨の指示を受けると、包装媒体Ｐに同梱する広告情報２Ａを掲載した広告媒体ＡＤを印刷指示する又は商品を梱包する包装媒体Ｐに広告情報２Ａを印刷指示し、また、商品を発送する（店舗サーバ１から提供される）顧客情報に基づいて荷札Ｔを印刷指示する。

広告マッチング手段４Ｂは、広告サーバ２を介して広告の掲載のために提供されている広告情報２Ａと、店舗サーバ２から商品の発送の指示を受けた顧客情報１Ａ、商品情報１Ｂの一方又は両方に適切と思われる広告情報２Ａを抽出する。

接続検知手段４Ｃは、本例では、後述するが、顧客５が別店舗サーバ３に接続したことを検知する。情報蓄積手段４Ｄは、顧客５から別店舗サーバ３に接続したことを前記接続検知手段４Ｃにより検知した際に、その顧客情報５Ａ、その顧客による発送された商品の購入情報５Ｂ、その顧客に対して掲載した広告情報５Ｃ、別店舗にて購入した商品がある場合はその別店舗購入情報５Ｄ、を主として蓄積する。

なお、購入情報５Ａ及び別店舗購入情報５Ｄは、例えば購入日時、購入商品、購入店舗、の情報を意味し、本例では、これらの情報を総称している。

情報蓄積手段４Ｄは、後述するとおり、集約サーバ４に商品の発送を依頼した場合の顧客情報１Ａ、商品情報１Ｂ、及び集約サーバ４に広告情報２Ａの掲載を依頼した場合の広告情報２Ａも、蓄積している。

図２には、集約サーバ４の情報蓄積手段４Ｄに各種情報が集約される状況を示している。集約サーバ４には、広告サーバ２から提供される広告情報２Ａが、店舗サーバ１から発送時に指示される顧客情報１Ａと商品情報１Ｂが、商品到着時に顧客５が広告媒体ＡＤの情報に基づいて別店舗サーバ３に接続した際には顧客情報５Ａ、購入情報５Ｂ、広告情報５Ｃが、さらに、別店舗にて商品を購入した場合は該別店舗サーバ３から別店舗購入情報５Ｄが、各々情報蓄積手段４Ｄに蓄積されることとなる。

また、別店舗購入情報５Ｄに基づいて集約サーバ４に対して新たな商品の発送指示が送られると、（説明上、以下、別店舗サーバ３を店舗サーバ１と置き換える）店舗サーバ１の顧客情報１Ａ、商品情報１Ｂから広告マッチング手段４Ｂにより新たな広告情報２Ａをマッチングして広告媒体ＡＤ、荷札Ｔを印刷して、商品を包装媒体Ｐに梱包して購入者５に送るサイクルになる。

ここで、広告情報２Ａから生成する広告媒体ＡＤと、集約サーバ４における接続検知手段４Ｃによる接続検知手法と、について説明する。広告媒体ＡＤは、別店舗サーバ３へ誘導する広告・商品の内容を表記すると共に、例えばＵＲＬを埋め込んだＱＲコード（登録商標）を表記、ＵＲＬリンクを記載した電子メールを送信、ＵＲＬを埋め込んだ自動読み込み型のセンサを設ける、あるいはＵＲＬそのものを表記、するように構成している。

そして、このＵＲＬには、情報蓄積手段４Ｄに既に蓄積されている商品が発送された当該顧客５の顧客情報１Ａと当該広告情報２Ａなどを一まとめにして、顧客情報１Ａに紐付けされて別途バッファされた記憶領域をコード化したアドレスとされている。

広告媒体ＡＤを介して顧客５は、上記のうちのいずれかの経緯で誘導しようとするＵＲＬを辿ると、図３に示すように、一旦は集約サーバ４の接続検知手段４Ｃに接続され、こここから別店舗サーバ３にリダイレクトされる。そして、この接続検知手段４Ｃが、顧客５の別店舗サーバ３への接続を検知した際には、上記別途バッファした各情報（つまり顧客情報５Ａ、購入情報５Ｂ、広告情報５Ｃ）を当該顧客情報１Ａに紐付けして情報蓄積手段４Ｄに正規蓄積する。

また、このときに、顧客５が別店舗にて商品を購入した場合、顧客情報５Ａ、購入情報５Ｂ、広告情報５Ｃに加えて、別店舗サーバ３より別店舗購入情報５Ｄが送られてこれが情報蓄積手段４Ｄに当該顧客情報１Ａに紐付けされて蓄積される。

１ 店舗サーバ
１Ａ 顧客情報
１Ｂ 商品情報
２ 広告サーバ
２Ａ 広告情報
３ 別店舗サーバ
３Ａ 顧客情報
３Ｂ 商品情報
４ 集約サーバ
４Ａ 商品発送手配手段
４Ｂ 広告マッチング手段
４Ｃ 接続検知手段
４Ｄ 情報蓄積手段
５ 顧客
５Ａ 顧客情報
５Ｂ 購入情報
５Ｃ 広告情報
５Ｄ 別店舗購入情報

Claims (1)

1. ウェブサイト上における店舗の顧客情報と購入情報と商品情報とを蓄積した複数の店舗サーバと、広告情報を蓄積した複数の広告サーバと、を接続して情報を集約的に蓄積するデータベース蓄積方法であって、前記複数の店舗サーバと前記広告サーバとの間に、広告マッチング手段と、商品発送手配手段と、接続検知手段と、情報蓄積手段とを備えた集約サーバを設け、この集約サーバに対して商品の発送指示が送られると、顧客情報、商品情報から前記広告マッチング手段により広告情報をマッチングして、商品を購入者へ送るサイクルにおいて、前記集約サーバが、店舗サーバから提供された商品の発送に関する顧客情報と購入情報と商品情報とを蓄積する一方で、広告サーバから提供された複数の店舗の広告情報を蓄積すると共に、広告マッチング手段により前記広告情報から発送する商品及び顧客に関連する別店舗の広告情報を抽出し、商品発送手配手段により購入した商品に同梱する広告媒体又は商品を梱包する包装媒体に顧客情報及び購入情報を紐付けできる情報を付加した前記広告情報を、さらに顧客情報に基づいて商品発送のための荷札を、それぞれ印刷し、商品と共に顧客へ前記広告情報が到達した後、当該顧客が前記広告情報に基づいて別店舗の店舗サーバに接続した場合には接続検知手段によりこれを検知し、情報蓄積手段により、前記広告サーバから提供される広告情報を、前記店舗サーバから発送時に指示される顧客情報と商品情報を、商品到着時に顧客が広告情報に基づいて別の店舗サーバに接続した際には顧客情報、購入情報、広告情報を、その別店舗にて商品を購入した際には該別の店舗サーバの購入情報を当該顧客情報に紐付けして蓄積することを特徴とするデータベース蓄積方法。

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