JP5496124B2 - 管座及びこれを用いた鉄道用車両のブレーキ装置 - Google Patents
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Description
このブレーキ装置の管座の内部には管路が形成されており、当該管路の開口に上記のような各種弁装置が取り付けられている。そして、ブレーキ装置は、圧縮空気源から管路内に供給される圧縮空気が当該管路内を流通して各種弁装置を通過することで最終的にはブレーキ圧として出力されるようになっている。
よって、この流体の圧力に抗するには、第一プレートと弁取付板との接着面積を大きく確保して接着強度を高くする必要がある。
ところが、上記のように接着強度を高くすべく接着面積を確保しようとすると、これに相反して通路同士の間隔を大きくあける必要があり、即ち、第一プレートと第二プレートとの接着強度を担保しつつ通路の幅や本数を自由に設定することができないという問題があった。
このような問題は、鉄道用車両のブレーキ装置のみならず、高圧の作動流体を使用する流体装置全般において言えることである。
即ち、本発明に係る管座は、表面に溝状の通路が形成された第一プレートと、前記表面を接着面として前記第一プレートに重ね合わされる第二プレートとを備え、前記通路と前記第二プレートとによって作動流体としての圧縮空気が流通し、弁装置が接続される管路が画成され、前記管路を流通する前記圧縮空気を、前記弁装置を介してブレーキ圧力として出力する鉄道用車両のブレーキ装置の管座において、前記通路の延在方向に直交する断面において、前記表面における前記通路の開口部の幅が、前記通路内部の幅に比べて小さく形成されていることを特徴とする。
これにより、第二プレートの孔部を介して弁装置を容易に取り付けることができる。
また、本発明に係る管座は、前記通路の内壁面に、前記通路の底部から前記開口部に向かうに従って少なくとも一段張り出す段差部が形成されていてもよい。
これによって、接着面積を確保するとともに第一プレートにおける通路の開口部を肉厚とすることができ、該開口部の強度を確保することができる。
これにより、コンパクトかつ強度の高いブレーキ装置を実現することができる。
また、本発明の鉄道用車両のブレーキ装置によれば、上記管座を用いているため、装置自体のコンパクトを図ることができるとともに、管座の強度自体が向上するため、より高いブレーキ圧を管路内に流通させることができる。
図1及び図2に示すように、ブレーキ装置10は、複数の弁装置20と、配管口部材25と、これら弁装置20及び配管口部材25が取り付けられる管座30とを備えている。
常用制御弁20aは、運転手のブレーキハンドルの操作によって常用ブレーキ指令が入力された際に、圧縮空気源としてのSR空気タンクから供給される圧縮空気圧に基づいてブレーキ指令圧を生成し、該ブレーキ指令圧を中継弁20dに供給する。
応荷重弁20bは、車両を支持する空気バネの荷重に基づく空気バネ圧力を制御圧として、圧縮空気源から供給される圧縮空気圧に基づいて応荷重圧を生成する。この応荷重圧は、乗客の重量を含む車両の全重量に応じた圧力となる。
中継弁20dは、供給されるブレーキ指令圧又は応荷重圧を制御圧として圧縮空気源の圧縮空気に基づいた容量増幅を行う。これにより、ブレーキ指令圧が制御圧とされた場合には、常用ブレーキ時のブレーキ圧が出力される一方、応荷重圧が制御圧とされた場合には、非常ブレーキ時のブレーキ圧力が出力される。
第一プレート40は、平面視略矩形状をなす所定の厚みを有する板状の部材であって、その表面40aには、溝状に延在する通路41が形成されている。なお、この通路41は、第一プレート40の裏面40bまで到達しておらず、即ち、通路41は第一プレート40の厚みよりも小さい所定の深さを有するように形成されている。なお、この第一プレート40の表面40aにおける通路41を除く面積が、第二プレート50との接着面積となる。
即ち、図3〜5に示すように、通路41の幅方向に対向する一対の内壁面42同士の対向距離が、通路41の開口部41aに比べて通路41の内部の方が大きくなるようにこれら内壁面42同士が形成されている。
さらに、この他、傾斜面43と段差面との両方を備えた内壁面42としてもよい。
上記管座30の管路31には、上述したように圧縮空気源からの圧縮空気圧、ブレーキ指令圧、応荷重圧、ブレーキ圧が流通する。この中で特に、圧縮空気圧やブレーキ圧は非常に大きな圧力となるため、第一プレート40と第二プレート50とを互いに引き離そうとする力が発生する。よって、この圧縮空気の圧力に抗するべく、第一プレート40と第二プレート50との接着面積、即ち、第一プレート40における通路41面積を除く表面40a面積を大きく確保する必要がある。
一方で、管座30自体のコンパクト化、及び、ブレーキ装置10のコンパクトを図るためには、管座30における通路41間の幅を小さくすることが好ましい。
この点、本実施形態の管座30においては、図9(b)に示すように、通路41の開口部41aの幅寸法が通路41内部の幅寸法より小さく形成されているため、通路41同士の間隔を小さくしたとしても、第二プレート50との接着に寄与する第一プレート40の表面40a面積を大きく確保することができる。
例えば、実施形態においては管座30を鉄道用車両のブレーキ装置10に適用した例を説明したが、空圧、油圧等の流体圧によって作動するものならば他の用途に用いてもよい。
Claims (5)
- 表面に溝状の通路が形成された第一プレートと、前記表面を接着面として前記第一プレートに重ね合わされる第二プレートとを備え、前記通路と前記第二プレートとによって作動流体としての圧縮空気が流通し、弁装置が接続される管路が画成され、前記管路を流通する前記圧縮空気を、前記弁装置を介してブレーキ圧力として出力する鉄道用車両のブレーキ装置の管座において、
前記通路の延在方向に直交する断面において、前記表面における前記通路の開口部の幅が、前記通路内部の幅に比べて小さく形成されていることを特徴とする管座。 - 前記通路の端部は、前記通路の延在方向に直交する断面における前記開口部の幅と前記通路内部の幅とが同一に形成され、
前記第二プレートにおける前記通路の端部に対応する箇所に、該第二プレートの厚み方向に貫通する孔部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の管座。 - 前記通路の内壁面の少なくとも一部に、前記通路の底部側から前記開口部側に向かうに従って漸次突出していく傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の管座。
- 前記通路の内壁面に、前記通路の底部から前記開口部に向かうに従って少なくとも一段張り出す段差部が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の管座。
- 請求項1から4のいずれか一項に記載の管座と、
前記管座の管路に接続される弁装置とを備え、
前記作動流体として前記管路を流通する圧縮空気を、前記弁装置を介してブレーキ圧力として出力することを特徴とする鉄道用車両のブレーキ装置。
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