JP5494600B2 - 交通評価装置、コンピュータプログラム及び交通評価方法 - Google Patents

交通評価装置、コンピュータプログラム及び交通評価方法 Download PDF

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Description

本発明は、模擬道路網内の起点から終点までの経路を探索して模擬車両を走行させる交通評価装置、該交通評価装置を実現するためのコンピュータプログラム及び前記交通評価装置による交通評価方法に関する。
交通規制等による影響を事前に評価する手段として交通シミュレータへの期待が高まっており、様々な技術開発が行われている。このような交通シミュレータは、入力データとして、車両の走行の起終点情報を含む交通量(例えば、OD交通量)、車両の走行速度、加速減速特性などの交通情報が所与として取り扱われている。OD交通量は、車両の起点(出発地)と終点(目的地)(OD情報という)の間の交通量を求めたもので、例えば、国又は自治体が定期的に実施する統計調査の結果得られた調査統計データなどが用いられる。
交通シミュレータの目的は、例えば、工事、事故又は災害などによる交通規制、道路の新設、交差点の改良などの交通環境変化後の影響を事前に評価又は推定することである。そして、交通シミュレータは、予め車両の移動モデル、すなわち、車両の挙動を模した計算式を内包しており、上述の入力データを当該計算式に当てはめることにより、単独交差点、路線及び市街地などの道路網における渋滞長、旅行時間などの交通評価指標、あるいは排ガスに含まれる二酸化炭素などの環境指標を出力する。
交通シミュレータによって交通状況を再現する場合、単独交差点又は路線のような比較的単純な道路網では、OD情報は道路の両端点に設定されるが、市街地など複数の路線が交差する道路網を対象としてシミュレーションを行う場合には、シミュレーション対象区域の内外で発生する交通及び内外を目的地とする交通を再現するため、個々の車両にOD情報を与える。
具体的には、交通シミュレータは、入力されたOD情報、交通量をもとに、道路網の各リンクでの発生交通量(リンクに流入する交通量)及び消滅交通量(リンクから流出する交通量)を求める。そして、交通シミュレータは、各リンクにおいて発生交通量に相当する台数の車両を発生させるとともに、消滅交通量に相当する台数の車両を消滅させて渋滞長などの交通評価指標を求める。
また、特定の区間について、区間の両端に設けた車両感知器から得られる特定車両の旅行時間と時系列に得られる車両感知器データを用いて、時間軸上のデータを空間軸上のデータに投影することにより、渋滞長を求める方法が開示されている(特許文献1参照)。
特開平08−161686号公報
実際の道路網を想定して交通シミュレータにより交通状況を再現する場合、出発地(起点)と目的地(終点)の情報(OD情報)は必須の情報である。また、実際の道路網内では、様々な要因により交通規制などが発生するため、このような交通規制が発生した場合の交通状況を交通シミュレータにより再現する必要がある。しかし、例えば、都市の中心部の広範囲に亘る区域が交通規制により通行止めとなるような状況を想定した場合、当該広範囲に亘る区域内に目的地がある車両は、目的地を失うことになる。このため、従来の交通シミュレータでは、目的地を失った車両はその時点で経路を探索することができず消滅させるしか方法がなく、交通規制が発生した状態での交通状況を再現することができなかった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、交通規制が発生した状態でも車両の経路を探索することができる交通評価装置、該交通評価装置を実現するためのコンピュータプログラム及び前記交通評価装置による交通評価方法を提供することを目的とする。
第1発明に係る交通評価装置は、模擬道路網内の起点から終点までの経路を探索して模擬車両を走行させる交通評価装置において、起点から模擬車両の位置までの経路の走行距離又は旅行時間の実績値を算出する実績値算出手段と、前記模擬車両の位置から終点までの経路の走行距離又は旅行時間の予測値を算出する予測値算出手段と、任意の経路を通行不可に設定する設定手段と、該設定手段で前記点までの経路を通行不可に設定した場合に、前記実績値と予測値との合計値に対する前記実績値の割合が所定の閾値より大きいときは、前記終点に近い地点までの通行可能な経路を探索する経路探索手段とを備えることを特徴とする。
第2発明に係る交通評価装置は、第1発明において、前記経路探索手段は、前記設定手段で通行不可に設定した場合に、前記実績値と予測値との合計値に対する前記実績値の割合が前記閾値より小さいときは、前記起点までの経路を探索するように構成してあることを特徴とする。
第3発明に係る交通評価装置は、第2発明において、前記経路探索手段は、前記起点までの経路を探索できない場合、前記終点に近い地点までの通行可能な経路を探索するように構成してあることを特徴とする。
第4発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、模擬道路網内の起点から終点までの経路を探索して模擬車両を走行させるためのコンピュータプログラムにおいて、コンピュータが有するCPUに、起点から模擬車両の位置までの経路の走行距離又は旅行時間の実績値を算出するステップと、前記模擬車両の位置から終点までの経路の走行距離又は旅行時間の予測値を算出するステップと、前記終点までの経路を通行不可に設定した場合に、前記CPUが算出した実績値と予測値との合計値に対する前記実績値の割合が所定の閾値より大きいときは、前記終点に近い地点までの通行可能な経路を探索するステップとを実行させることを特徴とする。
第5発明に係る交通評価方法は、模擬道路網内の起点から終点までの経路を探索して模擬車両を走行させる交通評価装置による交通評価方法おいて、起点から模擬車両の位置までの経路の走行距離又は旅行時間の実績値を実績値算出手段が算出するステップと、前記模擬車両の位置から終点までの経路の走行距離又は旅行時間の予測値を予測値算出手段が算出するステップと、任意の経路を通行不可に設定手段が設定するステップと、前記終点までの経路が通行不可に設定された場合に、前記実績値と予測値との合計値に対する前記実績値の割合が所定の閾値より大きいときは、前記終点に近い地点までの通行可能な経路を経路探索手段が探索するステップとを含むことを特徴とする。
第1発明、第4発明及び第5発明にあっては、起点(出発地)から模擬車両の位置(現在地)までの経路の走行距離又は旅行時間の実績値を算出し、模擬車両の位置から終点(目的地)までの経路の走行距離又は旅行時間の予測値を算出する。終点までの経路を通行不可に設定した場合に、実績値と予測値との合計値に対する実績値の割合が所定の閾値より大きいときは、終点に近い地点までの通行可能な経路を探索する。すなわち、目的地までの経路上で交通規制が発生し、目的地まで到達することができない事態を想定したときに、出発地から目的地までの経路上の現在地が出発地よりも目的地に近い場合には、目的地に近い地点(最も近い地点でもよい)までの経路を探索して、当該地点まで車両を走行させる。これにより、交通規制が発生した状態でも車両の経路を探索することができ、また、実際に交通規制が発生した場合に、運転者が行う走行状態に近づけることができ、交通状況の再現性を向上させることができる。
第2発明にあっては、終点までの経路を通行不可に設定した場合に、実績値と予測値との合計値に対する実績値の割合が所定の閾値より小さいときは、起点(出発地)までの経路を探索する。すなわち、目的地までの経路上で交通規制が発生し、目的地まで到達することができない事態を想定したときに、出発地から目的地までの経路上の現在地が目的地よりも出発地に近い場合には、出発地に帰る経路を探索して、出発地まで車両を走行させる。これにより、交通規制が発生した状態でも車両の経路を探索することができ、また、実際に交通規制が発生した場合に、運転者が行う走行状態に近づけることができ、交通状況の再現性を向上させることができる。
第3発明にあっては、起点までの経路を探索できない場合、終点に近い地点までの通行可能な経路を探索する。すなわち、目的地までの経路上で交通規制が発生し、目的地まで到達することができない事態を想定したときに、出発地から目的地までの経路上の現在地が目的地よりも出発地に近い場合には、出発地に帰る経路を探索し、出発地までの経路が見つからない場合には、目的地に近い地点(最も近い地点でもよい)までの経路を探索して、当該地点まで車両を走行させる。現在地が目的地よりも出発地に近い場合でも、出発地まで帰る経路が見つからない場合には、出発地に戻る代わりに、当初の目的地にできるだけ近い地点までの経路を探索するので、交通規制が発生した状態でも車両の経路を探索することができ、また、実際に交通規制が発生した場合に、運転者が行う走行状態に近づけることができ、交通状況の再現性を向上させることができる。
本発明によれば、交通規制が発生した状態でも車両の経路を探索することができる。
本実施の形態に係る交通評価装置の一例である交通シミュレータにおける車両挙動の例を示す模式図である。 車両の起終点情報の一例を示す模式図である。 OD交通量の一例を示す説明図である。 本実施の形態に係る交通評価装置の一例としての交通シミュレータの構成例を示すブロック図である。 本実施の形態の交通シミュレータによる車両の経路探索の一例を示す模式図である。 本実施の形態の交通シミュレータによる交通規制を設定した場合の一例を示す模式図である。 本実施の形態の交通シミュレータによる交通規制が発生した場合の経路探索の一例を示す説明図である。 本実施の形態の交通シミュレータによる終点に近い地点を新目的地とした場合の経路探索の一例を示す模式図である。 本実施の形態の交通シミュレータによる出発地を新目的地とした場合の経路探索の一例を示す模式図である。 本実施の形態の交通シミュレータの経路探索の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態の交通シミュレータの経路探索の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る交通評価装置、該交通評価装置を実現するためのコンピュータプログラム及び前記交通評価装置による交通評価方法の実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係る交通評価装置の一例である交通シミュレータにおける車両挙動の例を示す模式図である。交通シミュレータは、複数の模擬車両(以下、車両とも称する。)の模擬走行により交通評価指標を出力する。
交通シミュレータは、入力データとして、例えば、車両の走行の起終点情報(OD情報)を含む交通量(例えば、OD交通量、OはOrigin、DはDestinationの意味である)、車両の走行速度、加速減速特性、交通評価指標の実測値(例えば、実測渋滞長、実測交通量等)、信号情報などの交通情報が所与として取り扱われている。OD交通量は、車両の起点(出発地)と終点(目的地)との間の交通量を求めたもので、例えば、市や町などの行政区域の単位毎に発生交通量と消滅交通量とを含む。OD交通量は、国又は自治体が定期的に実施する統計調査の結果得られた調査統計データなどが用いられる。
交通シミュレータは、予め車両の移動モデル、すなわち、車両の挙動を模した計算式を内包しており、上述の入力データを当該計算式に当てはめることにより、複数の車両を模擬的に走行させることにより、単独交差点、路線及び市街地などの道路網における渋滞長、旅行時間、交通量、待ち行列長(待ち行列台数)などの交通評価指標を出力する。この場合、道路網(模擬道路網)は、複数のリンク(例えば、交差点と交差点とを繋ぐ道路で上り及び下りの2つの方向を有する)とリンク同士が交差する点であるノード(例えば、交差点)などで構成される。図1では、簡略化のため道路網の一部として3つのノードと2つのリンクとを例示している。
図2は車両の起終点情報の一例を示す模式図である。交通シミュレータで交通評価指標を再現する場合、単独交差点または路線のように比較的単純な道路網では、車両の走行の起終点情報は、道路の両端点に設定される。しかし、市街地などの複数の路線が交差する比較的複雑な道路網では、シミュレーション区域Sの内外を出発地(起点)とする交通、目的地(終点)とする交通を再現するために、個々の車両に走行の起点(出発地)と終点(目的地)の情報を与える。
図2に示すように、模擬道路網(以下、道路網とも称する)は、交差点に相当する複数のノードと、交差点同士を繋ぐ道路をリンクとして構成される。図2の例では、道路網の一部又は全部にシミュレーション区域Sを設定する。シミュレーション区域Sの外側には、起点終点A1、A2、…A12がある。また、シミュレーション区域Sの内側には、起点終点B1、B2、B3がある。なお、起点終点は一例であって、図2の例に限定されるものではない。図2に示すように、一例として、起点をA5とし終点をA6とする外々交通、起点をA5とし終点をB1とする外内交通、起点をB2とし終点をB3とする内々交通、起点をB2とし終点をA8とする内外交通などがある。OD交通量などに基づいて、個々の車両は、それぞれの起点と終点が与えられ、交通シミュレータにおいて、車両の移動モデルに従って、起点から終点までの走行経路を探索(計算)して車両の挙動を求めることができる。
図3はOD交通量の一例を示す説明図である。図3の例は、図2の起点終点A1、A5、A6、A10、A12とした場合の交通量が所与としている。なお、起点終点の例は一例であり、これに限定されるものではない。図3の例では、例えば、起点をA1とし終点をA5とする交通量が所定時間内に40台あることを示す。また、起点をA10とし終点をA5とする交通量が150台あることを示す。他も同様である。なお、図3に示す車両の台数は、単に模式的に示したものであり、値は例示であって限定されるものではない。
図4は本実施の形態に係る交通評価装置の一例としての交通シミュレータ10の構成例を示すブロック図である。交通シミュレータ10は、車両の移動モデルを表す計算式に基づいて演算を行うシミュレータエンジン部11、所与のOD交通量(OD情報を含む)に基づいて起点(出発地)から車両を発生させるための発生交通量及び終点(目的地)で車両を消滅させるための消滅交通量を算出する交通量算出部12、OD情報に基づいて、車両の走行経路を探索(計算)する経路探索手段としての経路探索部13、車両の走行距離(出発地から現在地までの経路の走行距離の実績値及び現在地から目的地までの経路の走行距離の予測値など)を算出する走行距離算出部14、目的地までの経路を通行不可に設定する設定手段としての交通規制設定部15、交通量算出部12で算出された交通量に基づいて各リンクでの交通評価指標の推定値を算出する交通評価指標算出部16、車両の旅行時間(出発地から現在地までの経路の旅行時間の実績値及び現在地から目的地までの経路の旅行時間の予測値など)を算出する旅行時間算出部17、道路網情報などの所定の情報を記憶する記憶部18などを備える。なお、走行距離算出部14と旅行時間算出部17とは、いずれか一方のみを具備してもよい。また、実績値は既に走行した経路の走行距離であり、予測値は、これから走行すると予想される経路の走行距離である。
交通シミュレータ10には、入力データとして、例えば、車両の走行速度、加速減速特性、車両の走行の起点終点情報(OD情報)、交通量、実測渋滞長、実測交通量、リンクが交差する各交差点の信号灯器の信号情報などのデータが与えられる。
交通シミュレータ10は、入力データを用いて、各リンクの渋滞長、車両の旅行時間、交通量、待ち行列長(待ち行列台数)などの交通評価指標(推定交通評価指標)を出力する。なお、交通評価指標は、道路網を表す地図上で表示される。なお、交通評価指標に環境汚染物質(二酸化炭素など)の排出量(例えば、環境指標)を含めることもできる。渋滞長を再現性よく求めることができる場合、旅行時間や環境汚染物質の排出量も渋滞長に比例するので再現性よく求めることが可能となる。
交通量算出部12は、OD交通量(車両の走行の起終点情報を含む交通量)を用いて起点と終点との間の任意のリンクで発生する交通量(発生交通量)及び任意のリンクで消滅する交通量(消滅交通量)を算出する。任意のリンクで発生する交通量又は消滅する交通量は、OD情報(OD交通量)に従って起点から終点に向かって走行する車両による交通量である。
経路探索部13は、OD情報が与えられた個々の車両について、出発地(起点)又は現在地から目的地(終点)までの経路を探索し、例えば、旅行時間が最小になる経路を求める。なお、経路計算は、所定の経路計算周期(例えば、10分など)毎に目的地までの経路を探索して行われる。
走行距離算出部14は、出発地から車両の現在地までの経路の走行距離の実績値を算出する。また、走行距離算出部14は、車両の現在地から目的地までの経路の走行距離の予測値を算出する。
交通規制設定部15は、シミュレーションを行う道路網の中で任意の範囲で交通規制を設定することができる。例えば、道路網の1又は複数のリンクを通行止めとすることができる。これにより、例えば、都市中心部の広範囲に亘る区域を全面通行止めにした事態を再現することができる。
交通評価指標算出部16は、交通量算出部12で算出した交通量に基づいて、任意の補正周期毎に、任意のリンクでの交通評価指標(例えば、渋滞長、旅行時間、交通量、待ち行列長など)の推定値を算出する。なお、交通評価指標の推定値を求める場合、車両の走行速度、加速減速特性、当該リンク両端の交差点での信号現示、リンク長などのパラメータを記憶部18に記憶しておき、当該パラメータを使用することができる。
旅行時間算出部17は、出発地から車両の現在地までの経路の旅行時間の実績値を算出する。また、旅行時間算出部17は、車両の現在地から目的地までの経路の旅行時間の予測値を算出する。なお、旅行時間の予測値は、交通評価指標算出部16で算出した各リンクの旅行時間の推定値から、車両の現在地から目的地までの経路に含まれるリンクを抽出し、抽出した各リンクの旅行時間の推定値を合計して求めることもできる。
図5は本実施の形態の交通シミュレータ10による車両の経路探索の一例を示す模式図である。図5では、便宜上、道路網内の各道路が格子状に交差しているとする。縦横の線分はリンクである。OD情報に基づいて起点O(出発地)と終点D(目的地)が与えられた車両は、目的地までの経路を探索し、出発地(起点O)から経路R1を走行して現在位置Pに存在している。そして、車両は、現在位置Pから経路R2を走行して目的地(終点D)まで走行するものとする。
図6は本実施の形態の交通シミュレータ10による交通規制を設定した場合の一例を示す模式図である。図6の例では、車両の目的地(終点D)を含む道路区域で交通規制を設定した場合を示し、終点Dの周辺のリンク(斜線で示すリンク)が通行止めとなっている。このため、車両は目的地(終点D)まで到達することができず、目的地を失うことになる。なお、図5、図6において、経路R1は既に走行した経路であり、経路R1の走行距離は実績値である。また、経路R2はこれから走行すると予想される経路であり、経路R2の走行距離は予測値である。以下では、本実施の形態の交通シミュレータ10による新しい新目的地を求める方法について説明する。
図7は本実施の形態の交通シミュレータ10による交通規制が発生した場合の経路探索の一例を示す説明図である。図7は、道路網内で交通規制を設定したことにより、当初の目的地までの経路の一部が通行止めとなって目的地を失った場合の新たな経路探索の例を示す。
走行距離算出部14は、起点(出発地)から車両の位置(現在地)までの経路の走行距離の実績値Loを算出し、車両の位置から終点(目的地)までの旅行時間が最小となる経路の走行距離の予測値Ldを算出する。なお、走行距離の予測値Ldを算出する場合、交通規制となったリンクの仮想旅行時間は、交通規制直前の旅行時間を用いてもよく、あるいは距離を平均旅行速度で除算して求めてもよい。
終点までの経路を通行不可に設定した場合に、経路探索部13は、実績値Loと予測値Ldとの合計値(Lo+Ld)に対する実績値Loの割合が所定の閾値より大きいときは(Lo/(Lo+Ld)>閾値)、終点までの経路上で終点に近い地点(例えば、最も近い地点)を新目的地とし、当該新目的地までの通行可能な経路を探索(計算)する。
図8は本実施の形態の交通シミュレータ10による終点に近い地点を新目的地とした場合の経路探索の一例を示す模式図である。図8に示すように、目的地(終点D)までの経路上で交通規制が発生し、目的地まで到達することができない事態を想定したときに、出発地から目的地までの経路上の現在地が出発地よりも目的地に近い場合には、目的地に近い地点A(最も近い地点でもよい)までの経路R3を探索して、当該地点(新目的地)Aまで車両を走行させる。これにより、交通規制が発生した状態でも車両の経路を探索することができ、また、実際に交通規制が発生した場合に、運転者が行う走行状態に近づけることができ、交通状況の再現性を向上させることができる。
また、図7に示すように、終点までの経路を通行不可に設定した場合に、経路探索部13は、実績値Loと予測値Ldとの合計値(Lo+Ld)に対する実績値Loの割合が所定の閾値以下であるとき(Lo/(Lo+Ld)≦閾値)に、起点(出発地)までの経路がある場合、すなわち出発地まで帰る経路が見つかる場合には、起点(出発地)までの経路を探索(計算)する。なお、(Lo/(Lo+Ld)≦閾値)の式に代えて、(Lo/(Lo+Ld)<閾値)の式を用いてもよい。
図9は本実施の形態の交通シミュレータ10による出発地を新目的地とした場合の経路探索の一例を示す模式図である。図9に示すように、目的地までの経路上で交通規制が発生し、目的地まで到達することができない事態を想定したときに、出発地から目的地までの経路上の現在地が目的地よりも出発地に近い場合には、出発地に帰る経路R4を探索して、出発地まで車両を走行させる。これにより、交通規制が発生した状態でも車両の経路を探索することができ、また、実際に交通規制が発生した場合に、運転者が行う走行状態に近づけることができ、交通状況の再現性を向上させることができる。
また、図7に示すように、終点までの経路を通行不可に設定した場合に、経路探索部13は、実績値Loと予測値Ldとの合計値(Lo+Ld)に対する実績値Loの割合が所定の閾値以下であるとき(Lo/(Lo+Ld)≦閾値)に、起点(出発地)までの経路がない場合、すなわち出発地まで帰る経路が見つからない場合には、終点までの経路上で終点に近い地点(例えば、最も近い地点)を新目的地とし、当該新目的地までの通行可能な経路を探索(計算)する。この場合、図8と同様の経路探索を行うことになる。
現在地が目的地よりも出発地に近い場合でも、出発地まで帰る経路が見つからない場合には、出発地に戻る代わりに、当初の目的地にできるだけ近い地点までの経路を探索するので、交通規制が発生した状態でも車両の経路を探索することができ、また、実際に交通規制が発生した場合に、運転者が行う走行状態に近づけることができ、交通状況の再現性を向上させることができる。
上述の例において、車両の現在地が目的地よりも出発地に近い場合には、以下の優先順位で経路を探索することもできる。すなわち、まず、出発地へ帰る経路を探索し、経路が見つかれば、出発地を新目的地として当該新目的地までの経路を計算する。仮に出発地までの経路が見つからない場合には、次の優先順位として、当初の目的地に近い地点であって通行可能な地点を新目的地として当該新目的地までの経路を計算する。
上述の実施の形態において、閾値は0から1までの任意の値にすることができる。例えば、閾値が0.5である場合は、車両が目的地までの経路上の中間を通過していなければ、まず出発地に戻ろうとし、出発地に帰る経路がない場合には、当初の目的地に近い新目的地に向かうことになる。
また、閾値が0である場合は、車両は常に目的地に向かうことになり、閾値が1である場合には、車両は常に出発地に戻ろうとし、出発地までの経路がない場合には、当初の目的地に近い新目的地に向かうことになる。
次に、本実施の形態の交通シミュレータ10の動作について説明する。図10及び図11は本実施の形態の交通シミュレータ10の経路探索の処理手順を示すフローチャートである。
交通シミュレータ10は、経路計算周期(例えば、10分)が経過したか、又は交通規制があるか否かを判定し(S11)、経路計算周期が経過、又は交通規制がある場合(S11でYES)、交通規制を加味した道路網情報、各リンクの旅行時間情報を取得する(S12)。なお、旅行時間は、交通評価指標として推定した旅行時間を用いてもよく、外部の装置から交通シミュレータ10に入力するようにしてもよい。
交通シミュレータ10は、目的地までの経路の計算が可能であるか否かを判定し(S13)、例えば、目的地までの経路の一部が交通規制で通行止めとなって、経路の計算が可能でない場合(S13でNO)、交通規制が実施されたリンク(通行止めのリンク)の旅行時間を推定する(S14)。旅行時間を推定する理由は、通行止めのリンクでは、車両が走行することができないので、交通評価指標としての旅行時間を算出することができないからである。また、旅行時間の推定は、交通規制直前に得られた旅行時間を用いてもよく、リンクの距離を当該リンクの平均旅行速度で除算して求めてもよい。
交通シミュレータ10は、交通規制が実施されたリンクも含めて車両の現在地から目的地までの経路と予測走行距離(走行距離の予測値)Ldを算出し(S15)、出発地から車両の現在地までの実績走行距離(走行距離の実績値)Loを算出する(S16)。
交通シミュレータ10は、Lo/(Lo+Ld)≦閾値の式が成り立つか否かを判定し(S17)、前述の式が成り立つ場合(S17でYES)、出発地までの経路の計算が可能であるか否かを判定する(S18)。
出発地までの経路の計算が不可である場合(S18でNO)、交通シミュレータ10は、目的地までの経路上で目的地に最も近いリンク(地点)までの経路を計算し(S19)、出発地までの経路の計算が可能である場合(S18でYES)、交通シミュレータ10は、出発地までの経路を計算する(S20)。
交通シミュレータ10は、出発地(起点)から車両を発生し、目的地(終点)で車両を回収し(S21)、信号灯器の灯色を、例えば、0.1秒進め、車両の移動モデルに従って車両を0.1秒走行させ(S22)、シミュレーション周期(例えば、0.1秒)を終了する。
Lo/(Lo+Ld)≦閾値の式が成り立たない場合(S17でNO)、交通シミュレータ10は、ステップS19の処理を行う。ステップS13で目的地までの経路が計算可能である場合(S13でYES)、交通シミュレータ10は、交通規制による影響がないとして、目的地までの経路を計算し(S23)、ステップS21の処理を行う。また、経路計算周期が経過しておらず、かつ交通規制がない場合(S11でNO)、交通シミュレータ10は、ステップS21の処理を行う。
上述の交通シミュレータ10は、CPU、RAMなどを備えた汎用コンピュータを用いて実現することもできる。すなわち、図10及び図11に示すような各処理手順を定めたコンピュータプログラムをコンピュータに備えられたRAMにロードし、コンピュータプログラムをCPUで実行することにより、コンピュータ上で交通シミュレータ10を実現することができる。
上述の実施の形態では、走行距離の実績値及び予測値に基づいて、新目的地を探索(計算)する構成であったが、走行距離に代えて旅行時間を用いることもできる。この場合、例えば、図7に例示した走行距離を旅行時間に置き換えればよい。
上述の実施の形態において、目的地を失った車両は、出発地に帰るであろうと予測される場合もあるので、以下の優先順位で目的地を再計算することもできる。すなわち、最も高い第1優先順位(1)として、出発地へ帰る経路を計算する、次に高い第2優先順位(2)として、最寄りの目的地までの経路を計算する、次に高い第3優先順位(3)として、その場で走行を終了する。なお、第1優先順位又は第2優先順位の計算を行わないとすることも可能である。
開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 交通シミュレータ
11 シミュレータエンジン部
12 交通量算出部
13 経路探索部(経路探索手段)
14 走行距離算出部(実績値算出手段、予測値算出手段)
15 交通規制設定部(設定手段)
16 交通評価指標算出部
17 旅行時間算出部(実績値算出手段、予測値算出手段)
18 記憶部

Claims (5)

  1. 模擬道路網内の起点から終点までの経路を探索して模擬車両を走行させる交通評価装置において、
    起点から模擬車両の位置までの経路の走行距離又は旅行時間の実績値を算出する実績値算出手段と、
    前記模擬車両の位置から終点までの経路の走行距離又は旅行時間の予測値を算出する予測値算出手段と、
    任意の経路を通行不可に設定する設定手段と、
    該設定手段で前記点までの経路を通行不可に設定した場合に、前記実績値と予測値との合計値に対する前記実績値の割合が所定の閾値より大きいときは、前記終点に近い地点までの通行可能な経路を探索する経路探索手段と
    を備えることを特徴とする交通評価装置。
  2. 前記経路探索手段は、
    前記設定手段で通行不可に設定した場合に、前記実績値と予測値との合計値に対する前記実績値の割合が前記閾値より小さいときは、前記起点までの経路を探索するように構成してあることを特徴とする請求項1に記載の交通評価装置。
  3. 前記経路探索手段は、
    前記起点までの経路を探索できない場合、前記終点に近い地点までの通行可能な経路を探索するように構成してあることを特徴とする請求項2に記載の交通評価装置。
  4. コンピュータに、模擬道路網内の起点から終点までの経路を探索して模擬車両を走行させるためのコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータを、
    起点から模擬車両の位置までの経路の走行距離又は旅行時間の実績値を算出する実績値算出手段、
    前記模擬車両の位置から終点までの経路の走行距離又は旅行時間の予測値を算出する予測値算出手段、
    前記終点までの経路を通行不可に設定した場合に、前記実績値と予測値との合計値に対する前記実績値の割合が所定の閾値より大きいときは、前記終点に近い地点までの通行可能な経路を探索する経路探索手段、
    として機能させるためのコンピュータプログラム。
  5. 模擬道路網内の起点から終点までの経路を探索して模擬車両を走行させる交通評価装置による交通評価方法おいて、
    起点から模擬車両の位置までの経路の走行距離又は旅行時間の実績値を実績値算出手段が算出するステップと、
    前記模擬車両の位置から終点までの経路の走行距離又は旅行時間の予測値を予測値算出手段が算出するステップと、
    任意の経路を通行不可に設定手段が設定するステップと、
    前記終点までの経路が通行不可に設定された場合に、前記実績値と予測値との合計値に対する前記実績値の割合が所定の閾値より大きいときは、前記終点に近い地点までの通行可能な経路を経路探索手段が探索するステップと
    を含むことを特徴とする交通評価方法。
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