JP5493973B2 - 車両用廃熱回収システム - Google Patents

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Description

本発明は車両用廃熱回収システムに関するものである。
内燃機関を搭載した車両の廃熱回収手段には、ランキンサイクルを利用して内燃機関の廃熱を運動エネルギーに変換し、更に、電気エネルギーに変換するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の内燃機関の廃熱利用装置では、エンジンの冷却水回路を循環する冷却液がエンジンの廃熱から回収した熱エネルギーを、冷却水回路とランキンサイクル回路との結合要素となる蒸発器によって、ランキンサイクル回路を循環する作動流体に授けるとともに、作動流体が授かった熱エネルギーを膨張機によって運動エネルギーに変換し、更に、膨張機の運動エネルギーを発電機によって電気エネルギーに変換している。
蒸発器の冷却水経路の冷却水流通方向下流側には、ラジエータ、サーモスタット、及び冷却水をエンジンに送り込むためのポンプが直列に接続され、また、蒸発器から送出される冷却水を、ラジエータの下流側へ導くバイパス路が設けられている。
サーモスタットは、冷却水温度が所定値以下である場合には、冷却水流路が閉じた状態となり、冷却水温度が所定値を上回って上昇する際には、冷却水流路の開度が徐々に拡がり、冷却水温度が所定値へ下降する際には、冷却水流路の開度が徐々に狭まるように構成されている。
長時間駐車していた車両のエンジンを始動した直後は、冷却水回路内の冷却水温度が所定値よりも低く、サーモスタットは冷却水流路が閉じた状態となる。これにより、蒸発器から送出される冷却水は、ラジエータを通過しないので、エンジンの廃熱は積極的に放出されず、いわゆる暖気運転が行われることになる。
車両を走行させるために、燃料噴射量を増加させてエンジンの回転数を高くすると、冷却水回路内の冷却水温度が高くなる。冷却水温度が所定値を超えて上昇し続けると、サーモスタットの冷却水流路の開度が徐々に拡がり、冷却液がラジエータを経て冷却水回路を循環する。冷却液は、ラジエータを通る際にエンジンの廃熱を積極的に放出し、冷却液温度が下降することになる。
特開2008−196342号公報
上述した内燃機関の廃熱利用装置は、蒸発器から送出される冷却水をバイパス路によってラジエータの下流側へ導いているので、冷却液温度が所定値を上回ってサーモスタットの冷却液流路が開いた場合でも、蒸発器から送出される冷却水の一部は、ラジエータに比べて圧力損失が小さいバイパス路へと流れしまう。このため、ラジエータの放熱能力が有効に活用されない。
エンジンを冷却するという観点からは、冷却水の熱エネルギーを蒸発器よりランキンサイクル経路の作動媒体に授けても、ラジエータから大気中に放出しても同様であるが、蒸発器の熱回収能力はラジエータの放熱能力よりも低い。従って、車両の高速走行時や登坂時などエンジンの高負荷運転が継続する場合には、当該エンジンを充分に冷却できないという欠点がある。
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、高負荷運転時のエンジンの廃熱を充分に取り除ける車両用廃熱回収システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の車両用排熱回収システムは、
エンジン冷却液通路の出口から入口に至る冷却液流路と、当該冷却液流路に直列に組み込んだ冷却液循環用ポンプと、冷却液を外気により冷却するラジエータと、冷却液温度が設定値以下では閉じ且つ冷却液温度が上回った際に開くサーモスタットと、エンジン冷却のための冷却液が通る一次流体通路及び当該冷却液から熱を受けるべき作動冷媒が通る二次流体通路を有する廃熱回収用の蒸発器とを備え、
ラジエータを通過する冷却液の圧力損失に比べて、蒸発器を通過する冷却液の圧力損失のほうが大きくなるように、当該蒸発器の一次流体経路の形状を設定しておき、
前記冷却液流路にラジエータとサーモスタットとを、冷却水流通方向上流側から下流側に向けて直列に組み込み、
前記冷却液流路のラジエータ組み込み箇所よりも冷却液流通方向上流側の部位に、蒸発器の一次流体通路の入口を第1の廃熱回収用冷却液流路を介して接続し、前記冷却液流路のサーモスタット組み込み個所よりも冷却液流通方向下流側の部位に、蒸発器の一次流体通路の出口を第2の廃熱回収用冷却液流路を介して接続し、
前記冷却液流路を、前記ラジエータと前記サーモスタットを通ってエンジンに至る流路と、前記蒸発器を通ってエンジンに至る流路と、を有するように形成し、
前記サーモスタットの開度が拡がるのに応じて、前記蒸発器を通ってエンジンに至る流路を通過する冷却量よりも前記ラジエータと前記サーモスタットを通ってエンジンに至る流路を通過する冷却量の流量が増えることを特徴としている。
請求項2に記載の車両用排熱回収システムは、エンジン冷却液通路の出口から入口に至る冷却液流路と、当該冷却液流路に直列に組み込んだ冷却液循環用ポンプと、冷却液温度が設定値以下では閉じ且つ冷却液温度が上回った際に開くサーモスタットと、冷却液を外気により冷却するラジエータと、エンジン冷却のための冷却液が通る一次流体通路及び当該冷却液から熱を受けるべき作動冷媒が通る二次流体通路を有する廃熱回収用の蒸発器とを備え、
ラジエータを通過する冷却液の圧力損失に比べて、蒸発器を通過する冷却液の圧力損失のほうが大きくなるように、当該蒸発器の一次流体経路の形状を設定しておき、
前記冷却液流路にサーモスタットとラジエータとを、冷却水流通方向上流側から下流側に向けて直列に組み込み、
前記冷却液流路のサーモスタット組み込み箇所よりも冷却液流通方向上流側の部位に、蒸発器の一次流体通路の入口を第1の廃熱回収用冷却液流路を介して接続し、前記冷却液流路のラジエータ組み込み個所よりも冷却液流通方向下流側の部位に、蒸発器の一次流体通路の出口を第2の廃熱回収用冷却液流路を介して接続し、
前記冷却液流路を、前記サーモスタットと前記ラジエータを通ってエンジンに至る流路と、前記蒸発器を通ってエンジンに至る流路と、を有するように形成し、
前記サーモスタットの開度が拡がるのに応じて、前記蒸発器を通ってエンジンに至る流路を通過する冷却量よりも前記サーモスタットと前記ラジエータを通ってエンジンに至る流路を通過する冷却量の流量が増えることを特徴としている。
本発明の車両用廃熱回収システムによれば、下記のような優れた作用効果を奏し得る。
(1)請求項1に記載の車両用廃熱回収システムでは、冷却液温度の上昇に伴ってサーモスタットが全開になると、エンジン冷却液通路から冷却液流路へ送出される冷却液の大半が、蒸発器に比べて圧力損失が小さいラジエータへと導かれるので、当該ラジエータの放熱能力が有効に活用される。従って、車両の高速走行時や登坂時などエンジンの高負荷運転が継続する場合でも、当該エンジンの冷却を充分に行うことができる。
(2)請求項2に記載の車両用廃熱回収システムでは、冷却液温度の上昇に伴ってサーモスタットが全開になると、エンジン冷却液通路から冷却液流路へ送出される冷却液の大半がサーモスタットを経たうえ、蒸発器に比べて圧力損失が小さいラジエータへと導かれるので、当該ラジエータの放熱能力が有効に活用される。従って、車両の高速走行時や登坂時などエンジンの高負荷運転が継続する場合でも、当該エンジンの冷却を充分に行うことができる。なお、当該サーモスタットは、廃熱回収システムの設計温度範囲を超えた場合に、開くように設定される。
本発明の車両用廃熱回収システムの実施の形態の第1の例を示す概念図である。 ラジエータのコアを示す部分斜視図である。 ランキンサイクルの一例における温度−エントロピー線図である。 本発明の車両用廃熱回収システムの実施の形態の第2の例を示す概念図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の車両用廃熱回収システムの第1の例を示すものであり、車両に搭載されるエンジン1の冷却液循環経路26に、廃熱回収発電を行うためのランキンサイクル経路3を併設している。
冷却液循環経路26は、吐出口がエンジン1内部に設けられた冷却液通路の入口に連なり且つ当該冷却液通路に冷却液を連続的に供給するポンプ4と、前記エンジン1の廃熱で熱せられた冷却液が通る一次流体通路及び当該冷却液から廃熱を受けるべき作動冷媒が通る二次流体通路を有して冷却液循環経路26とランキンサイクル経路3との結合要素となる蒸発器5と、前記エンジン1の廃熱で熱せられた冷却液を外気により冷却するラジエータ6と、入口ポート7aと出口ポート7bとを有し且つ冷却液の温度に応じて開度が変化するサーモスタット7と備えており、前記ポンプ4は、エンジン1のクランク軸を駆動源としている。ラジエータ6からの放熱量は、エンジン1の出力と同程度であり、蒸発器5の熱差回収能力を、市街地でのエンジン平均出力と同程度の10kW程度としている。
前記エンジン1内部に設けられた冷却液通路の出口は、冷却液流路27を介してラジエータ6の入口に接続され、当該ラジエータ6の出口は、冷却液流路10を介してサーモスタット7の入口ポート7aに接続され、当該サーモスタット7の出口ポート7bは、前記ポンプ4の吸引口に冷却液流路11を介して接続されている。更に、前記蒸発器5の一次流体通路の入口は、第1の廃熱回収用冷却液流路28を介して冷却液流路27に接続され、当該蒸発器5の一次流体通路の出口は、第2の廃熱回収用冷却液流路29を介して前記冷却液流路11に接続されており、ラジエータ6と蒸発器5の一次流体通路とは、上流側の冷却液流路27及び下流側の冷却液流路11に対して並列に接続されていることになる。なお、ポンプ4に替えて、別のポンプをエンジン1内部に設けられた冷却液通路の出口に設ける、という構成も採れる。
ラジエータ6には、プレッシャバルブとベントバルブとを内装したラジエータキャップ6dが付帯しており、当該ラジエータキャップ6dは、冷却液循環経路2内の圧力を一定の範囲に保ち、冷却液の沸点を大気中に比べて上昇させて外気温度と冷却液の温度差を大きくし、熱交換の効率向上を図る役割を担っている。
プレッシャバルブは、ラジエータ6内の圧力が設定値を下回っているときは閉じた状態となり、ラジエータ6内の圧力が設定値を超えると開いた状態となって、ラジエータ6内をリザーブタンク(図示せず)に連通させる。ベントバルブは、ラジエータ6内の圧力が大気圧を上回っているときは閉じた状態となり、ラジエータ6内の圧力が負圧になると開いた状態となって、ラジエータ6内に前記リザーブタンクを連通させる。
エンジン1が回転し続けると、冷却液温度が上がり、冷却液の熱膨張に伴ってラジエータ6内の圧力も上がる。ラジエータ6内の圧力が一定値以上になるとプレッシャバルブが開くことにより、ラジエータ6内の冷却液は一部が蒸気化してリザーブタンクへ回収され、当該ラジエータ6内の圧力上昇が抑止される。エンジン1が停止すると、冷却液温度が次第に下がってラジエータ6内の圧力も下がる。ラジエータ6内の圧力が負圧になると、ベントバルブが開くことにより、リザーブタンクから冷却液がラジエータ6内へ補充され、当該ラジエータ6内が大気圧に保たれる。
図2はラジエータ6のコア6aを示すもので、冷却液が流通する扁平なチューブ6bと、該チューブ6bの外側面に設けたコルゲート状のフィン6cとを有し、チューブ6b内を流通する冷却液の廃熱はフィン6cに伝えられ、当該フィン6cを経て大気中に放出される。
サーモスタット7は、例えば冷却液温度が80℃以下では全閉状態となり、冷却液温度が80℃から85℃へ移行する際には開度が徐々に拡がり、冷却液温度が85℃以上では全開になり、冷却液温度が85℃から80℃へ移行する際には開度が徐々に狭まる。
ランキンサイクル経路3は、冷却液循環経路26とランキンサイクル経路3との結合要素となり且つ一次流体通路を通る冷却液の廃熱で二次流体通路を通る作動冷媒を過熱蒸気化させる先述の蒸発器5と、過熱蒸気化した作動冷媒の膨張により回転し且つ発電機13を駆動する蒸気タービン14と、当該発電機13から得た電力を蓄え得る二次電池15と、蒸気化した作動冷媒を外気により冷却して液化させる凝縮器16と、モータ17によって駆動されるポンプ18とを備えている。
ポンプ18の吐出口は、作動媒体流路19を介して蒸発器5の二次流体通路の入口に接続され、当該蒸発器5の二次流体通路の出口は、作動媒体流路20を介して蒸気タービン14の入口に接続され、当該蒸気タービン14の出口は、作動媒体流路21を介して凝縮器16の入口に接続され、当該凝縮器16の出口は、作動媒体流路22を介して前記ポンプ18の吸引口に接続されている。
ランキンサイクル経路3の作動冷媒には、蒸発器5において温度が90℃以上の冷却液から熱エネルギーを得て蒸発し、蒸気タービン14を効率よく駆動させた後、凝縮器16において温度が25℃程度の大気中に残余の熱エネルギーを放出して凝縮液化可能な物性を有する有機媒体を用いている。
具体的には、図3のT−S(温度−エントロピー)線図に示すように、0.21MPaで蒸発温度が85℃となり、0.06MPaで凝縮温度が45℃となる有機媒体が適している。蒸発器5における作動冷媒の温度−エントロピー変化は、線図の点Aから右側へ向けて上昇した後、線図の点Bに水平に至る区間に相当し、蒸気タービン14における作動冷媒の温度−エントロピー変化は、線図の点Bから右側に向けて下降して線図の点Cに至る区間に相当し、凝縮器16における温度−エントロピー変化は、線図の点Cから右側に向けて下降した後、線図の点Aに水平に至る区間に相当する。
ランキンサイクル経路3の作動媒体に用いる有機媒体としては、
ハイドロフルオロ―エーテル:C37OCH3
ハイドロフルオロ―エーテル:C49OCH3
パーフルオロケトン:C37OC35
パーフルオロケトン:C49OC35
などがあり、分子量が大きくなるほど、沸点が高くなる。
蒸発器5は、一次流体である冷却液と二次流体である作動媒体とが、互いに接触せずに熱交換を行い得るものであればよく、例えば、シェル・アンド・チューブ型熱交換器を用いる場合、複数のチューブ内を冷却液が流通し、当該チューブを取り囲むシェル内を作動媒体が流通することになる。
更に、図1に示す車両用廃熱回収システムには、エンジン1の冷却液通路から送出される冷却液の温度を検出する温度センサ23と、二次電池15の電圧を検出する電圧センサ24と、当該両センサ23、24の検出値に基づきランキンサイクル経路3のポンプ18を駆動するモータ17を発動停止させるコントローラ25とが付帯している。ここでは、コントローラ25を独立した形で表しているが、実際には、車載のエンジン制御ユニットを利用したものである。
コントローラ25は、例えば85℃以上を設定値とし、温度センサ23の検出値(実質的にはエンジン1の冷却液通路の出口温度)が設定値を下回っている場合、もしくは、例えば14.4Vを上限値とし、電圧センサ24の検出値(実質的には二次電池15の充電量)が設定値を上回っている場合に、ランキンサイクル経路3のポンプ18を駆動するモータ17に対して停止信号を送信する機能と、前記温度センサ23の検出値が設定値を上回り、しかも前記電圧センサ24の検出値が上限値を下回っている場合に、ランキンサイクル経路3のポンプ18を駆動するモータ17に対して発動信号を送信する機能とを具備している。
本願発明の特徴部分は、冷却液循環経路26において、ラジエータ6を通過する冷却液の圧力損失よりも蒸発器5を通過する冷却液の圧力損失のほうが大きくなるように、当該蒸発器5の一次流体経路の形状を設定した点にある。ラジエータ6による冷却液の圧力損失は概ね、チューブ6bの本数、流路断面積、及び長さで決まり、蒸発器5がシェル・アンド・チューブ型である場合、蒸発器5による冷却液の圧力損失も概ね、チューブの本数、流路断面積、長さで決まるので、蒸発器5の伝熱部材の冷却液接触面積がラジエータ6の伝熱部材の冷却液接触面よりも大きくなるように、蒸発器5のチューブの設計条件を決定する。
図1に示す車両用廃熱回収システムでは、長時間駐車していた車両のエンジン1を始動した直後は、冷却液循環経路2内の冷却液温度が85℃よりも低く、サーモスタット7は全閉状態であり、温度センサ23の検出値もコントローラ25の設定値よりも低いので、当該コントローラ25は、ポンプ18駆動用のモータ17に停止信号を送信する。
冷却液循環経路26においては、ポンプ4、エンジン1内部の冷却液通路、冷却液流路27、第1の廃熱回収用冷却液流路28、蒸発器5の一次流体通路、第2の廃熱回収用冷却液流路29、冷却液流路11、ポンプ4の順で冷却液が循環するが、当該冷却液はラジエータ6を通過しないので、エンジン1の廃熱は積極的に放出されず、いわゆる暖気運転が行われることになる。この結果、冷却液温度が上昇するとともに、潤滑油も温まり、当該潤滑油の粘性に起因した抵抗が減少する。
また、ランキンサイクル経路3においては、モータ17が停止状態でポンプ18が稼働しないので、蒸発器5の二次流体通路に作動媒体が送給されない。よって、蒸気タービン14を回転させるための過熱蒸気が得られず、発電機13は休止状態になる。
車両を走行させるために、燃料噴射量を増加させてエンジン1の回転数を高くすると、冷却液循環経路26内の冷却液温度が高くなる。サーモスタット7近辺における冷却液温度が80℃を超えて上昇し続けると、当該サーモスタット7の開度が徐々に拡がる。これにより、冷却液の一部が、ポンプ4、エンジン1内部の冷却液通路、冷却液流路27、ラジエータ6、冷却液流路10、サーモスタット7、冷却液流路11、ポンプ4の順で冷却液が循環し始め、サーモスタット7の開度が拡がるのに応じてラジエータ6を通過する冷却液の流量が増える。
電圧センサ24の検出値が14.4Vに及ばず、二次電池15に充電が継続可能な状況である場合に、温度センサ23の検出値が85℃に達すると、コントローラ25は、ポンプ18駆動用のモータ17に発動信号を送信する。ランキンサイクル経路3においては、モータ17がポンプ18を駆動することにより、ポンプ18、作動媒体流路19、蒸発器5の二次流体通路、作動媒体流路20、蒸気タービン14、作動媒体流路21、凝縮器16、作動媒体流路22、ポンプ18の順で作動媒体が循環し始める。
このとき、蒸発器5の二次流体通路で過熱蒸気化した作動冷媒の膨張によって回転する蒸気タービン14が発電機13を駆動し、当該発電機13で生じた電力が二次電池15に蓄えられ、蒸気タービン14を回転させた後の作動冷媒は凝縮器16で液化され、ポンプ18へと戻る。
二次電池15の充電量が満たされて、電圧センサ24の検出値が14.4Vを上回った場合には、コントローラ25が、ポンプ18駆動用のモータ17に停止信号を送信するので、蒸発器5の二次流体通路に作動媒体が送給されず、発電機13は休止状態になる。また、温度センサ23の検出値が設計温度を超える前に電圧センサ24の検出値が14.4Vを上回っていれば、温度センサ23の検出値が85℃を超えても、コントローラ25からポンプ18駆動用のモータ17に対して停止信号が送信される。
サーモスタット7付近における冷却液温度が85℃を超えると、当該サーモスタット7が全開になる。先述したように、冷却液循環経路26においては、ラジエータ6を通過する冷却液の圧力損失に比べて、蒸発器5の通過する冷却液の圧力損失のほうが大きくなるようにしてあるので、エンジン1内の冷却液通路から冷却液流路27へ送出される冷却液の大半は、そのままラジエータ6に流入し、一部の冷却液が、第1の廃熱回収用冷却液流路28を経て蒸発器5の一次流体通路に流入する。
冷却液は、ラジエータ6を通る際にエンジン1の廃熱を積極的に放出し、冷却液温度が下降することになるが、冷却液の大半がラジエータ6へと導かれるので、当該ラジエータ6の放熱能力が有効に活用される。従って、車両の高速走行時や登坂時などエンジン1の高負荷運転が継続する場合でも、当該エンジン1の廃熱を充分に取り除くことができる。
このとき、冷却液流路27、冷却回収用冷却液流路28から蒸発器5の一次流体通路への冷却液の流入や、当該蒸発器5の一次流体通路から第2の冷却回収用冷却液流路29への冷却液の流出が遮断されるわけではなく、また、元来、蒸発器5の熱回収能力はラジエータ6の放熱能力よりも低く設定されているので、ポンプ18が駆動している状態(温度センサ23と電圧センサ24との検出値に応じてコントローラ25がポンプ18駆動用のモータ17を発動させている状態)であれば、冷却液循環経路26を循環する冷却液がエンジン1の廃熱から回収した熱エネルギーを、蒸発器5によってランキンサイクル経路3を循環する作動冷媒に授けるとともに、作動冷媒が授かった熱エネルギーを蒸気タービン14によって運動エネルギーに変換し、蒸気タービン14の運動エネルギーを発電機13によって電気エネルギーに変換したうえ、二次電池15に蓄えることができる。
図4は本発明の車両用廃熱回収システムの第2の例を示すものであり、車両に搭載されるエンジン1の冷却液循環経路30に、廃熱回収発電を行うためのランキンサイクル経路3を併設しており、当該ランキンサイクル経路3は、図1により説明した車両用廃熱回収システムと同様に作動する。
冷却液循環経路30は、エンジン1内部に設けられた冷却液通路の入口に冷却液を連続的に供給するポンプ4と、前記エンジン1の廃熱で熱せられた冷却液が通る一次流体通路及び当該冷却液から廃熱を受けるべき作動冷媒が通る二次流体通路を有して冷却液循環経路2とランキンサイクル経路3との結合要素となる蒸発器5と、冷却するラジエータ6と、サーモスタット7と備えている。
前記エンジン1内部に設けられた冷却液通路の出口は、冷却液流路31を介してサーモスタット7の入口ポート7aに接続され、当該サーモスタット7の出口ポート7bは、冷却液流路32を介してラジエータ6の入口に接続され、当該ラジエータ6の出口は、前記ポンプ4の吸引口に冷却液流路33を介して接続されている。更に、前記蒸発器5の一次流体通路の入口は、第1の廃熱回収用冷却液流路34を介して冷却液流路31に接続され、当該蒸発器5の一次流体通路の出口は、第2の廃熱回収用冷却液流路35を介して前記冷却液流路33に接続されており、ラジエータ6と蒸発器5の一次流体通路とは、上流側の冷却液流路27、及び下流側の冷却液流路11に対して並列に接続されていることになる。
冷却液循環経路30においても、図1に示す車両用廃熱回収システムと同様に、ラジエータ6を通過する冷却液の圧力損失に比べて、蒸発器5の通過する冷却液の圧力損失のほうが大きくなるように、当該蒸発器5の一次流体経路の形状を設定している。
更に、図4に示す車両用廃熱回収システムには、温度センサ23、電圧センサ24、及びコントローラ25とが付帯しており、当該コントローラ25は図1より説明した車両用廃熱回収システムと同様に作動する。
図4に示す車両用廃熱回収システムと図1に示す車両用廃熱回収システムとの構成上の相違は、図1では、サーモスタット7をラジエータ6の冷却液流通方向下流側に設置しているが、図4では、サーモスタット7をラジエータ6の冷却液流通方向上流側に設置している点にある。
冷却液循環経路30内の冷却液温度が80℃よりも低く、サーモスタット7は全閉状態となっている場合、冷却液循環経路30においては、ポンプ4、エンジン1内部の冷却液通路、冷却液流路31、第1の廃熱回収用冷却液流路34、蒸発器5の一次流体通路、第2の廃熱回収用冷却液流路35、冷却液流路33、ポンプ4の順で冷却液が循環するが、当該冷却液はラジエータ6を通過しないので、エンジン1の廃熱は積極的に放出されず、いわゆる暖気運転が行われることになる。この結果、冷却液温度が上昇するとともに、潤滑油も温まり、当該潤滑油の粘性に起因した抵抗が減少する。
車両を走行させるために、燃料噴射量を増加させてエンジン1の回転数を高くすると、冷却液循環経路30内の冷却液温度が高くなる。サーモスタット7近辺における冷却液温度が80℃を超えて上昇し続けると、当該サーモスタット7の開度が徐々に拡がる。これにより、冷却液の一部が、ポンプ4、エンジン1内部の冷却液通路、冷却液流路31、サーモスタット7、冷却液流路32、ラジエータ6、冷却液流路33、ポンプ4の順で冷却液が循環し始め、サーモスタット7の開度が拡がるのに応じてラジエータ6を通過する冷却液の流量が増える。
サーモスタット7付近における冷却液温度が85℃を超えると、当該サーモスタット7が全開になる。先述したように、冷却液循環経路30においては、ラジエータ6を通過する冷却液の圧力損失に比べて、蒸発器5の通過する冷却液の圧力損失のほうが大きくなるようにしているので、エンジン1内の冷却液通路から冷却液流路31へ送出される冷却液の大半は、サーモスタットを通ってラジエータ6に流入し、一部の冷却液が、第1の廃熱回収用冷却液流路34を経て蒸発器5の一次流体通路に流入する。
冷却液は、ラジエータ6を通る際にエンジン1の廃熱を積極的に放出し、冷却液温度が下降することになるが、冷却液の大半がラジエータ6へと導かれるので、当該ラジエータ6の放熱能力が有効に活用される。従って、車両の高速走行時や登坂時などエンジン1の高負荷運転が継続する場合でも、当該エンジン1の廃熱を充分に取り除くことができる。
このとき、冷却液流路27、第1の廃熱回収用冷却液流路34から蒸発器5の一次流体通路への冷却液の流入や、当該蒸発器5の一次流体通路から第2の廃熱回収用冷却液流路35への冷却液の流出が遮断されるわけではなく、また、元来、蒸発器5の熱回収能力はラジエータ6の放熱能力よりも低く設定されているので、ポンプ18が駆動している状態であれば、冷却液循環経路30を循環する冷却液がエンジン1の廃熱から回収した熱エネルギーを、蒸発器5によってランキンサイクル経路3を循環する作動冷媒に授けるとともに、作動冷媒が授かった熱エネルギーを蒸気タービン14によって運動エネルギーに変換し、蒸気タービン14の運動エネルギーを発電機13によって電気エネルギーに変換したうえ、二次電池15に蓄えることができる。
なお、本発明の車両用廃熱回収システムは、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得ることは勿論である。
1 エンジン
4 ポンプ
5 蒸発器
6 ラジエータ
7 サーモスタット
10 冷却液流路
11 冷却液流路
27 冷却液流路
28 第1の廃熱回収用冷却液流路
29 第2の廃熱回収用冷却液流路
31 冷却液流路
32 冷却液流路
33 冷却液流路
34 第1の廃熱回収用冷却液流路
35 第2の廃熱回収用冷却液流路

Claims (2)

  1. エンジン冷却液通路の出口から入口に至る冷却液流路と、当該冷却液流路に直列に組み込んだ冷却液循環用ポンプと、冷却液を外気により冷却するラジエータと、冷却液温度が設定値以下では閉じ且つ冷却液温度が上回った際に開くサーモスタットと、エンジン冷却のための冷却液が通る一次流体通路及び当該冷却液から熱を受けるべき作動冷媒が通る二次流体通路を有する廃熱回収用の蒸発器とを備え、
    ラジエータを通過する冷却液の圧力損失に比べて、蒸発器を通過する冷却液の圧力損失のほうが大きくなるように、当該蒸発器の一次流体経路の形状を設定しておき、
    前記冷却液流路にラジエータとサーモスタットとを、冷却水流通方向上流側から下流側に向けて直列に組み込み、
    前記冷却液流路のラジエータ組み込み箇所よりも冷却液流通方向上流側の部位に、蒸発器の一次流体通路の入口を第1の廃熱回収用冷却液流路を介して接続し、前記冷却液流路のサーモスタット組み込み個所よりも冷却液流通方向下流側の部位に、蒸発器の一次流体通路の出口を第2の廃熱回収用冷却液流路を介して接続し、
    前記冷却液流路を、前記ラジエータと前記サーモスタットを通ってエンジンに至る流路と、前記蒸発器を通ってエンジンに至る流路と、を有するように形成し、
    前記サーモスタットの開度が拡がるのに応じて、前記蒸発器を通ってエンジンに至る流路を通過する冷却量よりも前記ラジエータと前記サーモスタットを通ってエンジンに至る流路を通過する冷却量の流量が増えることを特徴とする車両用廃熱回収システム。
  2. エンジン冷却液通路の出口から入口に至る冷却液流路と、当該冷却液流路に直列に組み込んだ冷却液循環用ポンプと、冷却液温度が設定値以下では閉じ且つ冷却液温度が上回った際に開くサーモスタットと、冷却液を外気により冷却するラジエータと、エンジン冷却のための冷却液が通る一次流体通路及び当該冷却液から熱を受けるべき作動冷媒が通る二次流体通路を有する廃熱回収用の蒸発器とを備え、
    ラジエータを通過する冷却液の圧力損失に比べて、蒸発器を通過する冷却液の圧力損失のほうが大きくなるように、当該蒸発器の一次流体経路の形状を設定しておき、
    前記冷却液流路にサーモスタットとラジエータとを、冷却水流通方向上流側から下流側に向けて直列に組み込み、
    前記冷却液流路のサーモスタット組み込み箇所よりも冷却液流通方向上流側の部位に、蒸発器の一次流体通路の入口を第1の廃熱回収用冷却液流路を介して接続し、前記冷却液流路のラジエータ組み込み個所よりも冷却液流通方向下流側の部位に、蒸発器の一次流体通路の出口を第2の廃熱回収用冷却液流路を介して接続し、
    前記冷却液流路を、前記サーモスタットと前記ラジエータを通ってエンジンに至る流路と、前記蒸発器を通ってエンジンに至る流路と、を有するように形成し、
    前記サーモスタットの開度が拡がるのに応じて、前記蒸発器を通ってエンジンに至る流路を通過する冷却量よりも前記サーモスタットと前記ラジエータを通ってエンジンに至る流路を通過する冷却量の流量が増えることを特徴とする車両用廃熱回収システム。
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