JP5493874B2 - 紙葉類識別装置の検出センサおよび紙葉類識別装置 - Google Patents

紙葉類識別装置の検出センサおよび紙葉類識別装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えば紙幣、証券、債券等の紙葉類を識別するための紙葉類識別装置およびその検出センサに関する。
紙幣、証券、債券等の紙葉類を識別するための紙葉類識別装置の識別手段の一つとして、光センサが挙げられる。光センサは、紙葉類に光を照射する光照射部と、紙葉類からの反射光または透過光を受光し電気信号に変換する受光部から構成される。発光手段にはLEDが用いられる。受光部は、フォトダイオードやフォトトランジスタなどを特定の箇所に配置し、特定箇所の光量を1点で検出するものや、CCDカメラやCMOSカメラなどを用いて特定のエリアまたはラインの光量を多点で検出するものがある。CCDカメラやCMOSカメラは、光検出素子がエリア状またはライン状に複数個(数百個以上)並べられたものである。
従来の紙葉類識別装置の光検出センサとして、特許文献1に記載の「光透過データ読取り装置」が知られている。より詳細には、第1の光透過センサ部および第2の光透過センサ部は、それぞれ発光センサおよび受光センサを略同一場所に備えた受発光部が所定ピッチで線状に配列されたもので、互いに受発光部の配列方向に2分の1ピッチずらせて対向して配置される。光透過データ処理部は、第1の光透過センサ部および第2の光透過センサ部の発光センサを順次発光させ、発光させた該発光センサに対向する位置から2分の1ピッチ離れている両側の受光センサのうちの所定側の受光センサで受光させるとともに、第1の光透過センサおよび第2の光透過センサの各受発光部で受光した光透過データのうち、隣接し、且つ逆方向の光路の光透過データの平均値をそれぞれ算出して、各受発光部における光透過データとする。なお平均値は、切換回路にて各発光センサに対応する受光センサが選択され、受光センサごとの透過データを取得し、その受光センサごとの透過データを用いて平均値を演算している。
特開平4−241694号公報
一般的に、紙葉類識別装置における識別箇所は、紙葉類全体に存在することが多く、特定箇所の光学特性を1点で検出するよりも、エリアまたはライン等の多点にて識別するほうが識別精度は良い。
しかしながら、CCDカメラやCMOSカメラなどのエリア(ライン)センサは、フォトダイオードやフォトトランジスタなどと比較し高価であり、紙葉識別装置としては採用する事が困難である。さらに、仮にエリア(ライン)センサを採用しても、光検出素子がエリア状またはライン状に複数個(数百個以上)並べられているため、非常に情報量が多く、情報を取り扱うための演算処理装置に高速で大規模なものが必要となるという問題もある。
一方、特許文献1に記載の発明のように、フォトダイオードやフォトトランジスタなどの特定箇所の光量を1点で検出する光検出素子をライン状またはエリア状に複数個(数個から数十個)配列し、複数個の光検出素子に応じた数の信号線を演算処理装置に接続する方法でも、光検出素子と同じ数だけの入力端子を備えた演算処理装置が必要となる。さらに、識別精度の向上を図るために光検出素子を増やしていくと、エリア(ライン)センサを採用した場合と同様に高速で大規模な演算処理装置が必要になるという問題がある。
さらに、光検出素子の替わりに磁気検出素子を用いても上記と同様の問題がある。
そこで本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、安価でかつ簡易な構成で紙葉類を識別できる紙葉類識別装置の検出センサおよびそれを利用した紙葉類識別装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る紙葉類識別装置の光検出センサは、搬送通路を搬送する紙葉類を識別する紙葉類識別装置の検出センサであって、前記検出センサは、前記紙葉類の物理的特徴量に応じて出力が可変する検出素子として、光検出素子または磁気検出素子が用いられ、前記検出素子は搬送方向に直交する方向に複数配置され、複数の前記検出素子は、一端が共通接続され、他端が直列接続された複数の第1抵抗器からなる第1直列回路の両端または各接続点の何れかにそれぞれ接続され、前記第1直列回路の両端子に、直列接続された2個の第2抵抗器からなる第2直列回路が接続され、共通接続された前記検出素子の一端と、前記第2直列回路における第2抵抗器間の接続点との間に直流電源電圧を印加され、前記第1直列回路の両端の電位変化に基づいて検出センサの出力値を得ること、を特徴とする。
搬送方向に直交する方向に配置した複数の検出センサによって検出される出力値の分布(1次元)の重心位置はアナログ電子回路の電位差として出力される。その出力値は、紙葉類の有する特徴量に応じた値となるため、安価でかつ簡易な構成で紙葉類の識別が可能となる。また、演算処理装置の処理能力や入力端子数に関係なく、識別精度の向上を図るために検出素子の個数を増やすことが可能となる。
紙葉類識別装置の概略構成図である。 紙葉類識別装置における制御装置30のブロック図である。 紙葉類識別装置の動作フローチャートである。 受光部の概略構成図である。 受光部22の第1の回路図である。 5個の光検出素子221を用いた受光部22の概略図である。 5個の光検出素子221を用いた受光部22の回路図である。 受光部22の第2の回路図である。 第1の回路図を有する受光部22から抵抗器223を外部で接続する場合の回路図である。 第1の紙葉類の印刷パターンを示す図である。 第1の紙葉類の印刷パターンの出力端子における電位差を示す図である。 第2の紙葉類の印刷パターンを示す図である。 第2の紙葉類の印刷パターンの出力端子における電位差を示す図である。
まず、本発明に係る紙葉類識別装置の実施形態について図を用いて説明する。なお当該実施形態においては、検出センサが光検出素子であるとして説明する。
図1は、紙葉類識別装置の概略構成図である。1は紙幣、有価証券、通行券、商品券、カード等の貴重品印刷物たる紙葉類である。11は搬送通路、12は紙葉類1を搬送する搬送部、13は搬送部12の駆動部、14は紙葉類1が搬送通路11に挿入されたことを検知する紙葉類検知センサ、21は搬送部12によって搬送される紙葉類1に対して光を照射する光照射部、22は光照射部13に対して搬送通路11を挟んで対向配置された受光部、30は紙葉類識別装置の制御装置である。
図1において、紙葉類1は搬送通路11内を矢印の方向(図1では右から左)に搬送される。搬送手段12は、搬送通路11を挟んで配置された対向ローラである。搬送部12である対向ローラは搬送通路11の搬送方向前側と搬送方向後側に配置されている。搬送部12の駆動部13は、モータが用いられてギア、ベルト、カップリング等の伝達機構を介して動力が搬送部12に伝達される。
なお、図1においては搬送部12ごとに駆動部13を有する態様を記載したが、2組の搬送部12をベルトやチェーン等の伝達機構を介して連結し、駆動部13を1つとしても良い。さらに、搬送部12は2組の対向ローラとして記載しているが、対向したベルトによる搬送としても良い。ベルトを用いる場合には、駆動部13を1つにすることができる。
図1の実施形態は、光照射部21から照射された光が紙葉類1を透過し、受光部22に到達する透過光を検出する場合の配置である。なお、透過光ではなく反射光を検出するようにしても良い。係る場合は、光照射部21と受光部22とは搬送通路11を挟んだ一方の側に近接配置する。
図2は、図1に記載の紙葉類識別装置における制御装置30のブロック図である。10は図1における搬送通路11、搬送部12、駆動部13、紙葉類検知センサ14からなる搬送機構である。制御装置30は、CPUやメモリやI/O等からなるコンピュータであって、メモリ等に記憶されたプログラムが実行されて各部位が機能を発揮し、制御部31、A/D変換部32、記憶部33、識別部34が実現される。
図3は、紙葉類識別装置の動作フローチャートである。
S11では、制御部31が搬送機構10の搬送通路11の入口に配置した紙葉類検知センサ14の検知信号の有無を監視する。S12では、制御部31が紙葉類検知センサ14にて紙葉類1が有ると判断した場合には、駆動部13のモータを駆動して搬送部12の対向ローラを回転させ、紙葉類1の搬送を開始する。S13では、光照射部21から紙葉類へ光の照射を開始する。S14では、受光部22にて検出された紙葉類からの透過光または反射光の検出信号を、A/D変換部32にて増幅したのちデジタル信号に変換し、識別部34に記憶する。S15では、識別部34にて、識別部34に記憶された検出信号と記憶部33にある紙葉類データと比較し、真贋判定や金種判定等の識別判断を行う。
次に、光照射部21と受光部22とからなる光検出センサについて詳細に説明する。
図4は、受光部22の概略構成図である。
受光部22は、複数個(図4では15個)の光検出素子221が紙葉類1の搬送方向(図4の矢印方向)に対して直交する方向に配列されている。光検出素子には、フォトダイオードまたはフォトトランジスタ等を用いる。さらに受光部22は、受光部22に電源を供給する電源電極224,229と、受光部22の検出信号を外部に出力する出力電極227,228がある。図4では、電源電極224を陰極、電源電極229を陽極として直流電源が接続されている。さらに、出力端子227,228は制御装置30に接続されている。
図示しないが、光照射部21は、例えばLEDを光検出素子221と同じ個数だけ用い、紙葉類12を挟んで光検出素子と対向配置する。すなわち、光検出素子と同様に紙葉類1の搬送方向(図4の矢印方向)に対して垂直な方向に配列される。これにより光照射部21のLEDから照射された光の一部は、紙葉類1を透過して光検出素子221に到達する。紙葉類1に特定の模様が印刷してある場合、複数の光検出素子221に到達する透過光は、紙葉類1の印刷模様パターンにより変化することなる。ここで、LEDの発光波長は、印刷の分光特性に応じて決定する。LEDの発光波長は、紫外線、青、緑、赤などの可視光、赤外線などが利用可能である。なお、光照射部21はLEDではなく、蛍光灯を用いることもできる。
次に受光部22について回路図を示して説明する。
図5は、受光部22の第1の回路図である。図5では、光検出素子221としてフォトトランジスタを使用している。受光部22の第1の回路では、回路上で隣り合う光検出素子221のコレクタ電極を、抵抗器222(抵抗値はr)を介して電気的に接続し、回路上で隣り合う光検出素子221のエミッタ電極を直接接続(電気的にショート)している。回路上の両端の光検出素子221のコレクタ電極には第1出力電極227と第2出力電極228が接続されている。さらに、回路上の両端の光検出素子221のコレクタ電極には、それぞれ抵抗器223(抵抗値はR0)を介して電源の陽極(+V)に接続される。一方、エミッタ電極側はすべて電源の陰極(−V)に接続される。
ここで、回路上の光検出素子の配列と物理的な光検出素子の配列は、必ずしも一致している必要はない。つまり回路上で光検出素子が上記のように接続されていれば良い。
制御装置30に含まれる図示しない電位計にて第1出力電極227と第2出力電極228の電位差を測定する。ここで、第1出力電極227と第2出力電極228の電位差は、第1出力電極227と第2出力電極228に流れる全電流とその全電流の電流密度分布の一次モーメントに比例する。よって、第1出力電極227と第2出力電極228の電位差から、各光検出素子221での受光量変化に伴う出力値が得られる事がわかる。
なお、電流密度分布とは、1次元に配置した光検出素子の配置中心を原点とした場合の各光検出素子に流れる電流の分布である。さらに、電流密度分布の一次モーメントとは、光検出素子の配置中心を原点とした各光検出素子までの距離とその光検出素子に流れる電流の積の総和である。
ここで、5個の光検出素子221を用いた受光部22を例に、各光検出素子221での受光量変化に伴う出力値が得られる検出原理を簡単に説明する。
図6は、5個の光検出素子221を用いた受光部22の概略図である。さらに、説明を簡単にするために、光検出素子の回路上の配列と物理的な配列とが一致しているものとする。
図6において、S1〜S5の5つの光検出素子221が直線状に距離dで均等に配置されている。X座標は、光検出素子221の直線状に配列した方向とし、X座標の原点はS3の光検出素子221の中心点とする。つまり、x1=−2d,x2=−d,x3=0,x4=d,x5=2dとなる。
次に図7は、5個の光検出素子221を用いた受光部22の回路図である。
図7において、電源電圧は陽極+V0、陰極−V0である。抵抗器223の抵抗値はR0、抵抗器222の抵抗値はrである。5つの光検出素子221はS1〜S5である。V1〜V5は各ノードの電位、I1〜I5は各光検出素子に流れる電流である。
ここで、図6および図7における受光部22の電流密度分布の一次モーメントは式(1)のように表現できる。
Ix=Σ(x・I)
=x1・I1+x2・I2+x3・I3+x4・I4+x5・I5 ・・・(1)
このとき各光検出素子に流れる電流は式(2−1)〜式(2−5)のように表現できる。
1=(V0−V1)/R0+(V2−V1)/r ・・・(2−1)
2=(V1−V2)/r+(V3−V2)/r ・・・(2−2)
3=(V2−V3)/r+(V4−V3)/r ・・・(2−3)
4=(V3−V4)/r+(V5−V4)/r ・・・(2−4)
5=(V4−V5)/r+(V0−V5)/R0 ・・・(2−5)
よって、式(1)、式(2−1)〜式(2−5)、およびx1〜x5の値を用いると、電流分布の一次モーメントは式(3)ように表現される。
Ix=(−2d)・[(V0−V1)/R0+(V2−V1)/r]
+(−d)・[(V1−V2)/r+(V3−V2)/r]
+0・[(V2−V3)/r+(V4−V3)/r]
+d[(V3−V4)/r+(V5−V4)/r]
+2d[(V4−V5)/r+(V0−V5)/R0]
=d[2*(V1−V5)/R0+(V1−V5)/r]
=d(2/R0+1/r) ・(V1−V5) ・・・(3)
式(3)から、電流密度分布の一次モーメントはノードV1とノードV5の電位差に比例することが理解できる。つまり、ノードV1とノードV5の電位差から、各光検出素子221での受光量変化に伴う出力値が得られる事がわかる。
上記内容に基づき、図5に記載されたn個の光検出素子221を用いた受光部22の場合について説明する。全電流Iallは、電源電圧+Vの電位と電源電圧−Vの電位と、第1出力電極227の電位V27と第2出力電極228の電位V28と抵抗器223の抵抗値R0を用いて式(4)のように表現される。
all=(2V−V27−V28)/R0 ・・・(4)
この電流密度分布の一次モーメントに相当する値Ixは、センサ配置間隔により定まる定数dと抵抗器222の抵抗値rと光検出素子221の数により定まる定数λとを用いて式(5)のように表現される。なお、各光検出素子221は距離dで均等配置されている。
Ix=d(λ/R0+1/r)・(V27−V28) ・・・(5)
なお、定数λは、光検出素子221がn個の場合には式(6)のように定まる。
λ=(n−1)/2・・・(6)
以上より、光検出素子221がn個の場合でも、第1出力電極27の電位V27と第2出力電極28の電位V28の電位差が電流密度分布の一次モーメントIxに比例した値となることが分かる。つまり、第1出力電極27の電位V27と第2出力電極28の電位V28の電位差を測定することで、電流密度分布の一次モーメントIxを求める事ができる。
図8は、受光部22の第2の回路図である。図8の受光22では、隣り合う光検出素子221のエミッタ電極を、抵抗器222を介して電気的に接続し、隣り合う光検出素子221のコレクタ電極を直接接続(電気的にショート)した場合の回路図である。以降電流密度分布の一次モーメントIxの算出方法は、図5の場合と同様であるので省略する。図8に示す第2の回路図を有する受光部22でも、第1出力電極27の電位V27と第2出力電極28の電位V28の電位差を測定することで、電流密度分布の一次モーメントIxを求める事ができる。
なお、図5および図7においては、受光部22に抵抗器223を含めた構成としたが、抵抗器223を受光部22の外部で接続するようにしても良い。例えば、図5の受光部22の抵抗器223を外部で接続した場合の回路図は、図9のようになる。
さらに、上記では光検出素子にフォトトランジスタを用いる場合について説明してきたが、フォトダイオードとすることができる。係る場合、フォトトランジスタのコレクタ端子をフォトダイオードのカソード端子とし、フォトトランジスタのエミッタ端子をフォトダイオードのアノード端子とすることで、フォトトランジスタとフォトダイオードを置き換えすることができる。
次に、印刷パターンによって受光部22の出力値がどのように変化するかを、具体例をもって説明する。
例えば、図10に示す印刷パターンを有する紙葉類1を、搬送部12によって搬送した際には、受光部22の出力端子227,228の電位差は図11のようになる。さらに、図12に示す印刷パターンを有する紙葉類1を、搬送部12によって搬送した際には、受光部22の出力端子227,228の電位差は図13のようになる。なお、図10および図12における矢印は搬送方向を表している。
なお、紙葉類に磁気パターンが付与されている場合には、図5または図8に記載された光検出素子221を磁気により出力値が変化する磁気検出素子に置き換えるだけで、磁気パターンによる紙葉類の識別をすることも可能である。もちろん係る場合には、光照射部21が不要となり、より簡易な構成を採用する事ができる。
ここで使用する磁気検出素子としては、強磁性体の磁気抵抗効果を利用して磁界強度により抵抗値が変化するMRセンサ、磁率の高い磁性線(アモルファスワイヤ)に高周波励磁電流を通電した時に磁性線のインピーダンスが電流通電方向に印加した外部磁界によって敏感に変化するという磁気インピーダンス効果(Magneto-Impedance effect)を利用したMIセンサ等を用いる事ができる。
さらに、図5または図8に記載された光検出素子221の一部のみを磁気検出素子とすることとしても良い。係る場合でも出力端子227,228に生じる電位差は紙葉類毎に異なるため、識別部34に記憶された検出信号と比較することで真贋判定等が可能である。
1 紙葉類
10 搬送機構
21 光照射部
22 受光部
30 制御装置

Claims (9)

  1. 搬送通路を搬送する紙葉類を識別する紙葉類識別装置の検出センサであって、
    前記検出センサは、前記紙葉類の物理的特徴量に応じて出力が可変する検出素子として、光検出素子または磁気検出素子が用いられ、
    前記検出素子は搬送方向に直交する方向に複数配置され、
    複数の前記検出素子は、一端が共通接続され、他端が直列接続された複数の第1抵抗器からなる第1直列回路の両端または各接続点の何れかにそれぞれ接続され、
    前記第1直列回路の両端子に、直列接続された2個の第2抵抗器からなる第2直列回路が接続され、
    共通接続された前記検出素子の一端と、前記第2直列回路における第2抵抗器間の接続点との間に直流電源電圧を印加され、
    前記第1直列回路の両端の電位変化に基づいて検出センサの出力値を得ること、を特徴とする紙葉類識別装置の検出センサ。
  2. 前記紙葉類に波長が所定範囲にある光を照射する光照射部を備え、
    前記検出素子に、光検出素子が用いられ、
    前記光検出素子は、光が前記紙葉類を透過した透過光または前記紙葉類にて反射した反射光を受光すること、を特徴とする請求項1に記載の紙葉類識別装置の検出センサ。
  3. 前記光照射部は、前記光検出素子と対をなす複数の発光素子によって構成されたことを特徴とする請求項2項に記載の紙葉類識別装置の光検出センサ。
  4. 前記発光素子は、所定範囲の波長の光を発するLEDであることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の紙葉類識別装置の光検出センサ。
  5. 前記光検出素子は、フォトトランジスタまたはフォトダイオードの何れか一方を用いたことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の紙葉類識別装置の光検出センサ。
  6. 前記検出素子には、磁気検出素子が用いられ、
    前記磁気検出素子は、前記紙葉類の有する磁気を検出すること、を特徴とする請求項1に記載の紙葉類識別装置の検出センサ。
  7. 前記磁気検出素子は、MIセンサまたはMRセンサの何れかを用いたことを特徴とする請求項6に記載の紙葉類識別装置の検出センサ。
  8. 前記紙葉類に波長が所定範囲にある光を照射する光照射部を備え、
    前記検出素子には、光検出素子および磁気検出素子が用いられ、
    前記光検出素子および前記磁気検出素子は、前記第1直列回路の両端または各接続点の任意の位置に接続されていること、を特徴とする請求項1に記載の紙葉類識別装置の検出センサ。
  9. 紙葉類が搬送される通路を備えた紙葉類搬送機構と、
    前記通路に設置された請求項1乃至8の何れか1項に記載の検出センサと、
    予め紙葉類の判定に用いる基準データを記憶する記憶部と、
    前記紙葉搬送機構を制御する制御部と、
    前記基準データと前記検出センサの出力値とを比較することで紙葉類を識別する識別部と、
    から構成されたことを特徴とする紙葉類識別装置。
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