JP5493199B2 - 遊技用システム、遊技用サーバ、携帯端末、遊技用プログラム、および、携帯端末用プログラム - Google Patents

遊技用システム、遊技用サーバ、携帯端末、遊技用プログラム、および、携帯端末用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、遊技用システム、遊技用サーバ、携帯端末、遊技用プログラム、および、携帯端末用プログラムに関する。詳しくは、遊技者が使用する携帯端末と前記遊技者に対して特典を付与するサーバとを備える遊技用システム、遊技者に対して特典を付与する遊技用サーバ、遊技者が使用する携帯端末、遊技者が使用する携帯端末によって実行される携帯端末用プログラムと所定の情報を記憶する記憶手段を有し前記遊技者に対して特典を付与するサーバによって実行されるサーバ用プログラムとを含む遊技用プログラム、所定の情報を記憶する記憶手段を有し遊技者が使用する携帯端末によって実行される携帯端末用プログラム、および、所定の情報を記憶する記憶手段を有し遊技者が使用する携帯端末によって実行される携帯端末用プログラムと前記遊技者に対して特典を付与するサーバによって実行されるサーバ用プログラムとを含む遊技用プログラムに関する。
従来、遊技場に設置された遊技機から出力される2次元コードに含まれるURLにアクセスすることにより、特典が付与されるシステムがあった(特許文献1参照)。また、家庭用ゲーム機で実行される遊技機シミュレーションゲームがあった(特許文献2参照)。
特開2006−158846号公報 特開2007−215597号公報
しかし、特許文献1に記載のシステムにおいて遊技場の遊技機で遊技を行ない前述のアクセスを行なった遊技者による、遊技機シミュレーションゲームの実施を効果的に促進できないといった問題があった。
また、特許文献2に記載の遊技機シミュレーションゲームの実施者による、遊技場の遊技機での遊技を効果的に促進できないといった問題があった。このように、遊技機とゲームとの相乗効果が低いといった問題があった。
この発明はかかる事情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、遊技場の遊技機で遊技を行なった遊技者によるゲーム装置でのゲームを効果的に促進できるとともに、ゲーム装置でゲームを実施した遊技者による遊技機での遊技を効果的に促進できることによって、遊技機とゲームとの相乗効果を向上させることが可能な遊技用システム、遊技用サーバ、携帯端末、遊技用プログラム、および、携帯端末用プログラムを提供することである。
課題を解決するための手段の具体例およびその効果
(1) 遊技者が使用する携帯端末(たとえば、携帯端末100)と、前記遊技者に対して特典(たとえば、図15の組合せ特典、具体的には、待受け画像、着信メロディ、着信音楽、ゲームアプリ)を付与するサーバ(たとえば、遊技機メーカサーバ200)とを備える遊技用システム(たとえば、特典付与システム10)であって、
前記携帯端末は、
遊技場(たとえば、遊技場30)に設置される遊技機(たとえば、パチンコ遊技機700)から出力される第1出力情報(たとえば、2次元コード191)を取得する第1出力情報取得手段(たとえば、カメラ部190、データ処理部110、図21のステップS123〜ステップS125)と、
前記遊技場に設置される前記遊技機と異なるゲーム装置(たとえば、ゲーム機800)で所定のゲームプログラム(たとえば、遊技機シミュレーションゲームプログラム)に基づいて実行されるゲーム(たとえば、遊技機シミュレーションゲーム)において出力され前記第1出力情報と異なる第2出力情報(たとえば、2次元コード192)を取得する第2出力情報取得手段(たとえば、カメラ部190、データ処理部110、図21のステップS123〜ステップS125)と、
前記サーバに前記特典を受けるためのアクセス(たとえば、2次元コードに含まれる暗号化非公開URLで示されるウェブページへのアクセス)を行なうとともに、該アクセスに伴って、前記第1出力情報取得手段によって前記第1出力情報を取得済か前記第2出力情報取得手段によって前記第2出力情報を取得済かを少なくとも特定可能な種別情報(たとえば、種別(実機またはシミュレーションゲーム)により異なる2次元コードに含まれる暗号化非公開URLへのアクセス要求情報)を、前記サーバに送信するアクセス手段(たとえば、データ処理部110、無線通信部160、図21のステップS135)とを備え、
前記サーバは、
前記携帯端末からの前記アクセスを受付けるとともに、前記種別情報を受信するアクセス受付手段(たとえば、通信部260、データ処理部210、図23のステップS231)と、
前記アクセス受付手段によって受信された前記種別情報を記憶する記憶手段と、
少なくとも前記第1出力情報の取得を特定可能な前記種別情報および前記第2出力情報の取得を特定可能な前記種別情報の両方が前記記憶手段に記憶されていること(たとえば、図23のステップS231で、非公開URLにアクセスがあり、図24のステップS241で、そのアクセスがあったURLに対応する特別特典IDが組合せ未付与特典IDとして記憶され、図24のステップS242で、組合せ未付与特典IDに組合せ特典DBの組合せが記憶されていると判断されること)を条件として、前記特典を付与するための特典付与処理を行なう特典付与手段(たとえば、データ処理部210、通信部260、図24のステップS247)とを備える。
このような構成によれば、遊技者が使用する携帯端末によって、遊技場に設置される遊技機から出力される第1出力情報が取得され、遊技場に設置される遊技機と異なるゲーム装置で所定のゲームプログラムに基づいて実行されるゲームにおいて出力され第1出力情報と異なる第2出力情報が取得され、サーバに特典を受けるためのアクセスが行なわれるとともに、該アクセスに伴って、第1出力情報を取得済か第2出力情報を取得済かを少なくとも特定可能な種別情報が、サーバに送信される。
遊技者に対して特典を付与するサーバによって、携帯端末からのアクセスが受付けられるとともに、種別情報が受信され、受信された種別情報が記憶され、少なくとも第1出力情報の取得を特定可能な種別情報および第2出力情報の取得を特定可能な種別情報の両方が記憶されていることを条件として、特典を付与するための特典付与処理が行なわれる。
このため、遊技機およびゲーム装置の両方からそれぞれ第1出力情報および第2出力情報を取得したことを条件として特典が付与される。その結果、遊技場の遊技機で遊技を行なった遊技者による遊技場の遊技機と異なるゲーム装置でのゲームを効果的に促進できるとともに、ゲーム装置でゲームを実施した遊技者による遊技機での遊技を効果的に促進できることによって、遊技機とゲームとの相乗効果を向上させることが可能な遊技用システムを提供することができる。
(2) 前記遊技機は、前記第1出力情報を複数種類出力し(たとえば、図13の特別特典DBで示すようにそれぞれの出力元の遊技機に対して複数の非公開URLがあり、それらの複数の非公開URLがそれぞれ暗号化されて2次元コード化されている)、
前記ゲーム装置は、前記第2出力情報を複数種類出力し(たとえば、図13の特別特典DBで示すようにそれぞれの出力元の遊技機シミュレーションゲームに対して複数の非公開URLがあり、それらの複数の非公開URLがそれぞれ暗号化されて2次元コード化されている)、
前記アクセス手段は、前記第1出力情報または前記第2出力情報の種類をさらに特定可能な前記種別情報を前記サーバに送信し(たとえば、図21のステップS135で非公開URLへのアクセス要求情報を送信することによって、サーバによって、図13の特別特典DBに基づいて、いずれの機種および種別(実機またはシミュレーションゲーム)のいずれの種類の2次元コードであるかが特定できる)、
前記特典付与手段は、前記第1出力情報および前記第2出力情報の種類の組合せに応じた前記特典を付与するための前記特典付与処理を行なう(たとえば、図15の組合せ特典DBで示すように、実機およびシミュレーションゲームから出力された2次元コード191,192で特定される非公開URLに対応する特典ID(頭文字がそれぞれ「Y」および「S」)の種類の組合せ(頭文字が「Y」および「S」の特典IDの組合せ)に応じた組合せ特典が、図24のステップS247で携帯端末100に送信される)。
このような構成によれば、遊技機によって、第1出力情報が複数出力される。ゲーム装置によって、第2出力情報が複数種類出力される。携帯端末によって、第1出力情報または第2出力情報の種類をさらに特定可能な種別情報がサーバに送信される。サーバによって、第1出力情報および第2出力情報の種類の組合せに応じた特典を付与するための特典付与処理が行なわれる。
このため、遊技機およびゲーム装置の両方からそれぞれ取得した第1出力情報および第2出力情報の種類の組合せに応じた特典が付与される。その結果、様々な第1出力情報および第2出力情報を取得する動機付けができるため、遊技機での遊技およびゲーム装置でのゲームの利用をより促進できる。
(3) 前記特典付与手段は、前記第1出力情報の取得を特定可能なアクセスおよび前記第2出力情報の取得を特定可能なアクセスの受付順序に応じた前記特典を付与するための前記特典付与処理を行なう(たとえば、図15の組合せ特典DBで示すように、取得した2次元コード191,192に対応する特典IDの遊技機メーカサーバ200での受付順序に応じた組合せ特典を含む特典ページが、図24のステップS247で携帯端末100に送信される)。
このような構成によれば、サーバによって、第1出力情報の取得を特定可能なアクセスおよび第2出力情報の取得を特定可能なアクセスの受付順序に応じた特典を付与するための特典付与処理が行なわれる。
このため、一旦ある組合せに応じた特典の付与を受けた場合であっても、同じ組合せで異なる順序で第1出力情報および第2出力情報がサーバに送信されたことを条件として、サーバでの受付順序に応じた特典が付与される。その結果、異なる順序で第1出力情報および第2出力情報を取得する動機付けができるため、さらなる遊技機での遊技およびゲーム装置でのゲームの利用を促進できる。
(4) 前記サーバは、さらに、
前記特典付与手段によって前記特典付与処理が行なわれたこと(たとえば、図24のステップS247で、組合せ特典を含む特典ページが携帯端末100に送信されたこと)を条件として、該特典付与処理の対象とされた前記種別情報を無効化する無効化手段(たとえば、データ処理部210、記憶部220、図12の会員情報DBの組合せ未付与特典ID、図24のステップS248)を備える。
このような構成によれば、サーバによって、さらに、特典付与処理が行なわれたことを条件として、該特典付与処理の対象とされた種別情報が無効化される。
このため、第1出力情報および第2出力情報それぞれの取得を特定可能な種別情報を伴うアクセスが受付けられたことを条件として行なわれた特典付与処理の対象である種別情報が無効化される。その結果、同一の第1出力情報または第2出力情報により繰返しアクセスを行なって特典を繰返し取得するような行為を防止できる。
(5) 遊技者が使用する携帯端末(たとえば、携帯端末100)と、前記遊技者に対して特典(たとえば、図15の組合せ特典、具体的には、待受け画像、着信メロディ、着信音楽、ゲームアプリ)を付与するサーバ(たとえば、遊技機メーカサーバ200)とを備える遊技用システム(たとえば、特典付与システム10)であって、
前記携帯端末は、
遊技場(たとえば、遊技場30)に設置される遊技機(たとえば、パチンコ遊技機700)から出力される第1出力情報(たとえば、2次元コード191)を取得する第1出力情報取得手段(たとえば、カメラ部190、データ処理部110、図28のステップS123〜ステップS125)と、
前記遊技場に設置される前記遊技機と異なるゲーム装置(たとえば、ゲーム機800)で所定のゲームプログラム(たとえば、遊技機シミュレーションゲームプログラム)に基づいて実行されるゲーム(たとえば、遊技機シミュレーションゲーム)において出力され前記第1出力情報と異なる第2出力情報(たとえば、2次元コード192)を取得する第2出力情報取得手段(たとえば、カメラ部190、データ処理部110、図28のステップS123〜ステップS125)と、
前記第1出力情報取得手段によって前記第1出力情報を取得済か前記第2出力情報取得手段によって前記第2出力情報を取得済かを特定可能な種別情報(たとえば、組合せ未付与特典ID)を記憶する記憶手段(たとえば、データ処理部110、記憶部120、図26の組合せ未付与DB、図29のステップS151)と、
前記サーバに前記特典を受けるためのアクセス(たとえば、2次元コードに含まれる暗号化非公開URLで示されるウェブページへのアクセス)を行なうとともに、該アクセスに伴って、前記記憶手段に記憶された前記種別情報(たとえば、組合せ未付与特典ID)を、前記サーバに送信するアクセス手段(たとえば、データ処理部110、無線通信部160、図29のステップS135a、ステップS135b)とを備え、
前記サーバは、
前記携帯端末からの前記アクセスを受付けるとともに、前記種別情報を受信するアクセス受付手段(たとえば、通信部260、データ処理部210、図30のステップS231a、ステップS234)と、
前記第1出力情報および前記第2出力情報の両方の取得を特定可能な前記種別情報を伴うアクセスが前記アクセス受付手段によって受付けられたこと(たとえば、図30のステップS231aで、非公開URLにアクセスがあり、ステップS234で、そのアクセスとともに組合せ対象の特典IDも受信されたと判断されること)を条件として、前記特典を付与するための特典付与処理を行なう特典付与手段(たとえば、データ処理部210、通信部260、図30のステップS247a)とを備える。
このような構成によれば、遊技者が使用する携帯端末によって、遊技場に設置される遊技機から出力される第1出力情報が取得され、遊技場に設置される遊技機と異なるゲーム装置で所定のゲームプログラムに基づいて実行されるゲームにおいて出力され第1出力情報と異なる第2出力情報が取得され、第1出力情報を取得済か第2出力情報を取得済かを特定可能な種別情報が記憶され、サーバに特典を受けるためのアクセスが行なわれるとともに、該アクセスに伴って、記憶された種別情報がサーバに送信される。
遊技者に対して特典を付与するサーバによって、携帯端末からのアクセスが受付けられるとともに、種別情報が受信され、第1出力情報および第2出力情報の両方の取得を特定可能な種別情報を伴うアクセスが受付けられたことを条件として、特典を付与するための特典付与処理が行なわれる。
このため、遊技機およびゲーム装置の両方からそれぞれ第1出力情報および第2出力情報を取得したことを条件として特典が付与される。その結果、遊技場の遊技機で遊技を行なった遊技者による遊技場の遊技機と異なるゲーム装置でのゲームを効果的に促進できるとともに、ゲーム装置でゲームを実施した遊技者による遊技機での遊技を効果的に促進できることによって、遊技機とゲームとの相乗効果を向上させることが可能な遊技用システムを提供することができる。
(6) 前記遊技機は、前記第1出力情報を複数種類出力し(たとえば、図13の特別特典DBで示すようにそれぞれの出力元の遊技機に対して複数の非公開URLがあり、それらの複数の非公開URLがそれぞれ暗号化されて2次元コード化されている)、
前記ゲーム装置は、前記第2出力情報を複数種類出力し(たとえば、図13の特別特典DBで示すようにそれぞれの出力元の遊技機シミュレーションゲームに対して複数の非公開URLがあり、それらの複数の非公開URLがそれぞれ暗号化されて2次元コード化されている)、
前記アクセス手段は、前記第1出力情報または前記第2出力情報の種類をさらに特定可能な前記種別情報を前記サーバに送信し(たとえば、出力元の機種および種別(実機またはシミュレーションゲーム)に対応する非公開URLを含む2次元コードから図13の特別特典DBに基づいて特定された特典IDから、図15の組合せDBに基づいて特定された組合せ対象の特典IDが図29のステップS135bで送信される)、
前記特典付与手段は、前記アクセス受付手段によって受信された前記種別情報で特定される前記第1出力情報および前記第2出力情報の種類の組合せに応じた前記特典を付与するための前記特典付与処理を行なう(たとえば、図15の組合せ特典DBで示すように、実機およびシミュレーションゲームから出力された2次元コードで特定される非公開URLに対応する特典ID(頭文字がそれぞれ「Y」および「S」)の種類の組合せ(頭文字が「Y」および「S]の特典IDの組合せ)に応じた組合せ特典が、図30のステップS247aで携帯端末100に送信される)。
このような構成によれば、遊技機によって、第1出力情報が複数出力される。ゲーム装置によって、第2出力情報が複数種類出力される。携帯端末によって、第1出力情報または第2出力情報の種類をさらに特定可能な種別情報がサーバに送信される。サーバによって、受信された種別情報で特定される第1出力情報および第2出力情報の種類の組合せに応じた特典を付与するための特典付与処理が行なわれる。
このため、遊技機およびゲーム装置の両方からそれぞれ取得した第1出力情報および第2出力情報の種類の組合せに応じた特典が付与される。その結果、様々な第1出力情報および第2出力情報を取得する動機付けができるため、遊技機での遊技およびゲーム装置でのゲームの利用をより促進できる。
(7) 前記アクセス手段は、前記記憶手段に記憶された前記種別情報に基づいて、前記第1出力情報および前記第2出力情報の前記取得順序を特定可能な前記種別情報を送信し(たとえば、特典IDに対応する非公開URLを含む2次元コードの取得順序から図15の組合せDBに基づいて特定された組合せ対象の特典IDが図29のステップS135bで送信される)、
前記特典付与手段は、前記アクセス受付手段によって受信された前記種別情報によって特定される取得順序に応じた前記特典を付与するための前記特典付与処理を行なう(たとえば、図30のステップS234で受信された組合せ対象の特典IDに対応する組合せ特典を含む特典ページが、図30のステップS247aで携帯端末100に送信される)。
このような構成によれば、携帯端末によって、記憶された種別情報に基づいて、第1出力情報および第2出力情報の取得順序を特定可能な種別情報が送信される。サーバによって、受信された種別情報によって特定される取得順序に応じた特典を付与するための特典付与処理が行なわれる。
このため、一旦ある組合せに応じた特典の付与を受けた場合であっても、同じ組合せで異なる取得順序で第1出力情報および第2出力情報を取得したことを条件として、取得順序に応じた特典が付与される。その結果、異なる順序で第1出力情報および第2出力情報を取得する動機付けができるため、さらなる遊技機での遊技およびゲーム装置でのゲームの利用を促進できる。
(8) 前記サーバは、さらに、
前記アクセス受付手段によって前記種別情報が受信されたときに、前記特典付与手段によって行なわれる前記特典付与処理の条件が成立するために必要な残りの前記第1出力情報または前記第2出力情報を示唆するための示唆情報(たとえば、特典ページに含まれる示唆情報)を、前記携帯端末に返信する示唆手段(たとえば、データ処理部210、通信部260、図24のステップS246)を備える。
このような構成によれば、サーバによって、種別情報が受信されたときに、特典付与処理の条件が成立するために必要な残りの第1出力情報または第2出力情報を示唆するための示唆情報が携帯端末に返信される。
このため、携帯端末を使用する遊技者に特典付与処理の条件が成立するために必要な残りの第1出力情報または第2出力情報を示唆可能とすることができる。その結果、第1出力情報または第2出力情報を取得する動機付けができるため、遊技機での遊技およびゲーム装置でのゲームの利用をより促進できる。
(9) 遊技者に対して特典を付与する遊技用サーバであって、
前記遊技者が使用する携帯端末からの前記特典を受けるためのアクセスを受付けるとともに、遊技場に設置される遊技機から出力される第1出力情報を当該携帯端末によって取得済か前記遊技場に設置される前記遊技機と異なるゲーム装置で所定のゲームプログラムに基づいて実行されるゲームにおいて出力され前記第1出力情報と異なる第2出力情報を当該携帯端末によって取得済かを少なくとも特定可能な種別情報を受信するアクセス受付手段と、
前記アクセス受付手段によって受信された前記種別情報を記憶する記憶手段と、
少なくとも前記第1出力情報の取得を特定可能な前記種別情報および前記第2出力情報の取得を特定可能な前記種別情報の両方が前記記憶手段に記憶されていることを条件として、前記特典を付与するための特典付与処理を行なう特典付与手段とを備える。
このような構成によれば、遊技場の遊技機で遊技を行なった遊技者による遊技場の遊技機と異なるゲーム装置でのゲームを効果的に促進できるとともに、ゲーム装置でゲームを実施した遊技者による遊技機での遊技を効果的に促進できることによって、遊技機とゲームとの相乗効果を向上させることが可能な遊技用サーバを提供することができる。
(10) 遊技者が使用する携帯端末であって、
遊技場に設置される遊技機から出力される第1出力情報を取得する第1出力情報取得手段と、
前記遊技場に設置される前記遊技機と異なるゲーム装置で所定のゲームプログラムに基づいて実行されるゲームにおいて出力され前記第1出力情報と異なる第2出力情報を取得する第2出力情報取得手段と、
所定の情報を記憶する記憶手段を有し、かつ、当該携帯端末からのアクセスを受付けるとともに前記第1出力情報取得手段によって前記第1出力情報を取得済か前記第2出力情報取得手段によって前記第2出力情報を取得済かを少なくとも特定可能な種別情報を受信し、かつ、受信された前記種別情報を前記記憶手段に記憶し、かつ、当該携帯端末において少なくとも前記第1出力情報が取得されたこと特定可能な種別情報および前記第2出力情報が取得されたこと特定可能な種別情報の両方が前記記憶手段に記憶されていることを条件として前記特典を付与するための特典付与処理を行なうサーバに、前記アクセスを行なうとともに、該アクセスに伴って前記種別情報を前記サーバに送信するアクセス手段とを備える。
このような構成によれば、遊技場の遊技機で遊技を行なった遊技者による遊技場の遊技機と異なるゲーム装置でのゲームを効果的に促進できるとともに、ゲーム装置でゲームを実施した遊技者による遊技機での遊技を効果的に促進できることによって、遊技機とゲームとの相乗効果を向上させることが可能な携帯端末を提供することができる。
(11) 遊技者が使用する携帯端末によって実行される携帯端末用プログラムと、所定の情報を記憶する記憶手段を有し前記遊技者に対して特典を付与するサーバによって実行されるサーバ用プログラムとを含む遊技用プログラムであって、
前記携帯端末用プログラムは、
遊技場に設置される遊技機から出力される第1出力情報を取得するステップと、
前記遊技場に設置される前記遊技機と異なるゲーム装置で所定のゲームプログラムに基づいて実行されるゲームにおいて出力され前記第1出力情報と異なる第2出力情報を取得するステップと、
前記サーバに前記特典を受けるためのアクセスを行なうとともに、該アクセスに伴って、前記第1出力情報を取得済か前記第2出力情報を取得済かを少なくとも特定可能な種別情報を、前記サーバに送信するステップとを前記携帯端末に実行させ、
前記サーバ用プログラムは、
前記携帯端末からの前記アクセスを受付けるとともに、前記種別情報を受信するステップと、
受信された前記種別情報を前記記憶手段に記憶させるステップと、
少なくとも前記第1出力情報の取得を特定可能な前記種別情報および前記第2出力情報の取得を特定可能な前記種別情報の両方が前記記憶手段に記憶されていることを条件として、前記特典を付与するための特典付与処理を行なうステップとを前記サーバに実行させる。
このような構成によれば、遊技場の遊技機で遊技を行なった遊技者による遊技場の遊技機と異なるゲーム装置でのゲームを効果的に促進できるとともに、ゲーム装置でゲームを実施した遊技者による遊技機での遊技を効果的に促進できることによって、遊技機とゲームとの相乗効果を向上させることが可能な遊技用プログラムを提供することができる。
(12) 遊技者に対して特典を付与する遊技用サーバであって、
遊技場に設置される遊技機から出力される第1出力情報を取得済か前記遊技場に設置される前記遊技機と異なるゲーム装置で所定のゲームプログラムに基づいて実行されるゲームにおいて出力され前記第1出力情報と異なる第2出力情報を取得済かを特定可能な種別情報を記憶する記憶手段を備え前記遊技者が使用する携帯端末からの前記特典を受けるためのアクセスを受付けるとともに、前記記憶手段に記憶された前記種別情報を受信するアクセス受付手段と、
前記第1出力情報および前記第2出力情報の両方の取得を特定可能な前記種別情報を伴うアクセスが前記アクセス受付手段によって受付けられたことを条件として、前記特典を付与するための特典付与処理を行なう特典付与手段とを備える。
このような構成によれば、遊技場の遊技機で遊技を行なった遊技者による遊技場の遊技機と異なるゲーム装置でのゲームを効果的に促進できるとともに、ゲーム装置でゲームを実施した遊技者による遊技機での遊技を効果的に促進できることによって、遊技機とゲームとの相乗効果を向上させることが可能な遊技用サーバを提供することができる。
(13) 遊技者が使用する携帯端末であって、
遊技場に設置される遊技機から出力される第1出力情報を取得する第1出力情報取得手段と、
前記遊技場に設置される前記遊技機と異なるゲーム装置で所定のゲームプログラムに基づいて実行されるゲームにおいて出力され前記第1出力情報と異なる第2出力情報を取得する第2出力情報取得手段と、
前記第1出力情報取得手段によって前記第1出力情報を取得済か前記第2出力情報取得手段によって前記第2出力情報を取得済かを特定可能な種別情報を記憶する記憶手段と、
前記第1出力情報および前記第2出力情報の両方の取得を特定可能な種別情報を伴うアクセスが受付けられたことを条件として特典を付与するための特典付与処理を行なうサーバに、前記特典を受けるためのアクセスを行なうとともに、該アクセスに伴って、前記記憶手段に記憶された前記種別情報を、前記サーバに送信するアクセス手段とを備える。
このような構成によれば、遊技場の遊技機で遊技を行なった遊技者による遊技場の遊技機と異なるゲーム装置でのゲームを効果的に促進できるとともに、ゲーム装置でゲームを実施した遊技者による遊技機での遊技を効果的に促進できることによって、遊技機とゲームとの相乗効果を向上させることが可能な携帯端末を提供することができる。
(14) 所定の情報を記憶する記憶手段(たとえば、記憶部120)を有し遊技者が使用する携帯端末(たとえば、携帯端末100)によって実行される携帯端末用プログラム(たとえば、図28の特典受取アプリ)であって、
遊技場(たとえば、遊技場30)に設置される遊技機(たとえば、パチンコ遊技機700)から出力される第1出力情報(たとえば、2次元コード191)を取得するステップ(たとえば、カメラ部190、データ処理部110、図28のステップS123〜ステップS125)と、
前記遊技場に設置される前記遊技機と異なるゲーム装置(たとえば、ゲーム機800)で所定のゲームプログラム(たとえば、遊技機シミュレーションゲームプログラム)に基づいて実行されるゲーム(たとえば、遊技機シミュレーションゲーム)において出力され前記第1出力情報と異なる第2出力情報(たとえば、2次元コード192)を取得するステップ(たとえば、カメラ部190、データ処理部110、図28のステップS123〜ステップS125)と、
前記第1出力情報を取得済か前記第2出力情報を取得済かを特定可能な種別情報(たとえば、組合せ未付与特典ID)を前記記憶手段に記憶させるステップ(たとえば、データ処理部110、記憶部120、図26の組合せ未付与DB、図29のステップS151)と、
前記第1出力情報および前記第2出力情報の両方の取得を特定可能な種別情報(たとえば、非公開URLに対応して図13の特別特典DBに記憶されている特別特典ID)を伴うアクセスが受付けられたこと(たとえば、図30のステップS231aで、非公開URLにアクセスがあり、ステップS234で、そのアクセスとともに組合せ対象の特典IDも受信されたと判断されること)を条件として特典(たとえば、図15の組合せ特典、具体的には、待受け画像、着信メロディ、着信音楽、ゲームアプリ)を付与するための特典付与処理を行なう(たとえば、データ処理部210、通信部260、図30のステップS247a)サーバ(たとえば、遊技機メーカサーバ200)に、前記特典を受けるためのアクセス(たとえば、2次元コードに含まれる暗号化非公開URLで示されるウェブページへのアクセス)を行なうとともに、該アクセスに伴って、前記記憶手段に記憶された前記種別情報を、前記サーバに送信するステップ(たとえば、データ処理部110、無線通信部160、図29のステップS135a、ステップS135b)とを前記携帯端末に実行させる。
このような構成によれば、遊技場の遊技機で遊技を行なった遊技者による遊技場の遊技機と異なるゲーム装置でのゲームを効果的に促進できるとともに、ゲーム装置でゲームを実施した遊技者による遊技機での遊技を効果的に促進できることによって、遊技機とゲームとの相乗効果を向上させることが可能な携帯端末用プログラムを提供することができる。
(15) 前記アクセスに伴って前記記憶手段に記憶された前記種別情報が送信されたこと(たとえば、図29のステップS135bで、組合せ対象の特典IDが遊技機メーカサーバ200に送信されたこと)を条件として、当該種別情報を無効化するステップ(たとえば、データ処理部110、記憶部120、図26の組合せ未付与DB、図29のステップS154)をさらに前記携帯端末に実行させる。
このような構成によれば、携帯端末によって、さらに、アクセスに伴って記憶された種別情報が送信されたことを条件として、当該種別情報が無効化される。
このため、アクセスに伴って第1出力情報および第2出力情報それぞれの取得を特定可能な種別情報が送信されたことを条件として行なわれた特典付与処理の対象である種別情報が無効化される。その結果、同一の第1出力情報または第2出力情報により繰返しアクセスを行なって特典を繰返し取得するような行為を防止できる。
(16) 前記サーバによって行なわれる前記特典付与処理の条件が成立するために必要な残りの前記第1出力情報または前記第2出力情報を示唆するための示唆情報(たとえば、特典ページと合わせて表示される示唆情報)を報知するステップ(たとえば、データ処理部110、無線通信部160、図29のステップS142a)をさらに前記携帯端末に実行させる。
このような構成によれば、携帯端末によって、サーバによって行なわれる特典付与処理の条件が成立するために必要な残りの第1出力情報または第2出力情報を示唆するための示唆情報が報知される。
このため、携帯端末を使用する遊技者に特典付与処理の条件が成立するために必要な残りの第1出力情報または第2出力情報を示唆することができる。その結果、第1出力情報または第2出力情報を取得する動機付けができるため、遊技機での遊技およびゲーム装置でのゲームの利用をより促進できる。
(17) 所定の情報を記憶する記憶手段を有し遊技者が使用する携帯端末によって実行される携帯端末用プログラムと、前記遊技者に対して特典を付与するサーバによって実行されるサーバ用プログラムとを含む遊技用プログラムであって、
前記携帯端末用プログラムは、
遊技場に設置される遊技機から出力される第1出力情報を取得するステップと、
前記遊技場に設置される前記遊技機と異なるゲーム装置で所定のゲームプログラムに基づいて実行されるゲームにおいて出力され前記第1出力情報と異なる第2出力情報を取得するステップと、
前記第1出力情報を取得済か前記第2出力情報を取得済かを特定可能な種別情報を前記記憶手段に記憶させるステップと、
前記サーバに前記特典を受けるためのアクセスを行なうとともに、該アクセスに伴って、前記記憶手段に記憶された前記種別情報を、前記サーバに送信するステップとを前記携帯端末に実行させ、
前記サーバ用プログラムは、
前記携帯端末からの前記アクセスを受付けるとともに、前記種別情報とを受信するステップと、
前記第1出力情報および前記第2出力情報の両方の取得を特定可能な前記種別情報を伴うアクセスが受付けられたことを条件として、前記特典を付与するための特典付与処理を行なうステップとを前記サーバに実行させる。
このような構成によれば、遊技場の遊技機で遊技を行なった遊技者による遊技場の遊技機と異なるゲーム装置でのゲームを効果的に促進できるとともに、ゲーム装置でゲームを実施した遊技者による遊技機での遊技を効果的に促進できることによって、遊技機とゲームとの相乗効果を向上させることが可能な遊技用プログラムを提供することができる。
[第1の実施の形態]
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明では、同一のまたは相当する部品には同一の符号を付しており、それらの名称および機能は同様であるので、それらの詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明に係る特典付与システム10の構成の一例を示すシステム構成図である。図1を参照して、特典付与システム10は、携帯端末100と、遊技機メーカサーバ200と、パチンコ遊技機700と、ゲーム機800とを含む。
遊技機メーカサーバ200および携帯端末キャリアサーバ500は、それぞれ、インターネット520に接続される。携帯端末キャリアサーバ500は、アンテナ510を用いて無線で、携帯端末100と通信することが可能である。これにより、携帯端末100および遊技機メーカサーバ200は、通信することが可能である。
遊技場30には、パチンコ遊技機700およびスロットマシンなどが設置される。カードユニット600は、パチンコ遊技機700およびスロットマシンごとに設けられる。
携帯端末100は、少なくとも、遊技機メーカサーバ200にアクセスを行なって通信する前述の機能に加えて、パチンコ遊技機700の変動表示装置745およびゲーム機800に接続されるモニタ841にそれぞれ表示された2次元コード191,192を取得する機能を有する。ここで、「サーバにアクセスする」とは、サーバに通信の要求をすることをいう。
さらに、携帯端末100は、アプリケーションソフト実行機能、ウェブページ閲覧機能、および、電子メール機能を有する。また、携帯端末100は、本実施の形態においては用いられない機能であるが、通話機能を有する。
図2は、本実施の形態における携帯端末100の構成の一例を示すブロック図である。図2を参照して、携帯端末100は、データ処理部110と、記憶部120と、データ入力部130と、表示部140と、音声入出力部150と、無線通信部160と、アンテナ161と、カメラ部190とを含む。
記憶部120は、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやRAM(Random Access Memory)などの揮発性メモリなどの半導体メモリで構成される。記憶部120は、携帯端末100の各種機能をデータ処理部110に実行させるためのアプリケーションプログラムなどのプログラムやデータを記憶する。
データ入力部130は、電話番号や各種データなどの数字やアルファベットやその他の文字などを入力するためのダイヤルキーや十字操作キーやその他のファンクションキーで構成される。データ入力部130は、ユーザからデータの入力を受付けて、入力されたデータをデータ処理部110に受渡す。
表示部140は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display、以下「LCD」という)で構成される。なお、表示部140は、EL(Electro Luminescence)ディスプレイなど他の表示装置で構成されてもよい。表示部140は、データ処理部110から受けた文字データおよび画像データを表示する。
音声入出力部150は、マイクおよびスピーカで構成される。音声入出力部150は、外部からマイクに入力された音声を電気信号に変えて、データ処理部110に受渡し、データ処理部110からの電気信号を音声に変換して、スピーカで外部に出力する。
無線通信部160は、他の携帯端末またはサーバからアンテナ161で受信した信号をデータ処理部110に受渡し、データ処理部110から他の携帯端末またはサーバへ送信する信号をアンテナ161から出力させる。
カメラ部190は、2次元コード191,192などの被写体を撮像して、撮像された画像を画像データに変換して、変換された画像データをデータ処理部110に出力する。
データ処理部110は、マイクロプロセッサ(Micro Processing Unit、以下「MPU」という)で構成される。データ処理部110は、記憶部120に記憶されたアプリケーションプログラムなどのプログラムに従って、記憶部120、データ入力部130、無線通信部160、音声入出力部150、または、カメラ部190から入力されたデータを処理して、記憶部120、表示部140、無線通信部160、または、音声入出力部150に出力する。
なお、本実施の形態においては、携帯端末100は、音声入出力部150を含んでも含まなくてもよい。
図3は、本実施の形態における遊技機メーカサーバ200の構成の一例を示すブロック図である。図3を参照して、遊技機メーカサーバ200は、データ処理部210と、記憶部220と、データ入力部230と、表示部240と、通信部260とを含む。
記憶部220は、ROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやRAMなどの揮発性メモリなどの半導体メモリ、および、ハードディスクなどの外部記憶装置で構成される。記憶部220には、遊技機メーカサーバ200の各種機能をデータ処理部210に実行させるためのプログラムやデータが記憶される。
データ入力部230は、キーボードおよびマウスなどの入力装置で構成される。データ入力部230は、遊技機メーカサーバ200の管理者などのユーザからデータの入力を受付けて、入力されたデータをデータ処理部210に受渡す。
表示部240は、LCDで構成される。なお、表示部240は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイやEL(Electro Luminescence)ディスプレイなど他の表示装置で構成されてもよい。表示部240は、データ処理部210から受けた文字データおよび画像データを表示する。
通信部260は、携帯端末100または他のサーバから、インターネット520または他のネットワークを介して受信したデータをデータ処理部210に受渡し、データ処理部210からインターネット520または他のネットワークを介して携帯端末100または他のサーバに送信するデータを出力する。
データ処理部210は、MPUで構成される。データ処理部210は、記憶部220に記憶されたプログラムに従って、記憶部220、データ入力部230、または、通信部260から入力されたデータを処理して、記憶部220、表示部240、または、通信部260に出力する。
なお、携帯端末キャリアサーバ500の構成は、図3で説明した遊技機メーカサーバ200の構成と同様である。
図4は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機700を正面から見た正面図である。図4を参照して、パチンコ遊技機700は、遊技媒体としての遊技球を用いて所定の遊技を行う遊技機である。パチンコ遊技機700は、遊技場(遊技店)30に設置される。遊技場30内には遊技機が複数台並べて配置されている遊技機設置島が複数設けられており、パチンコ遊技機700は、そのような遊技機設置島に設置される。パチンコ遊技機700は、縦長の方形状に形成された外枠(図示せず)と、外枠の内側に開閉可能に取付けられた遊技枠とで構成される。
図4に示すように、パチンコ遊技機700は、遊技枠に開閉可能に設けられている額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。遊技枠は、外枠に対して開閉自在に設置される前面枠(図示せず)と、機構部品等が取付けられる機構板と、それらに取付けられる種々の部品(後述する遊技盤を除く。)とを含む構造体である。
ガラス扉枠2の下部表面には打球供給皿(上皿)3がある。打球供給皿3の下部には、打球供給皿3に収容しきれない遊技球を貯留する余剰球受皿4と遊技球を発射する打球操作ハンドル(操作ノブ)5が設けられている。また、ガラス扉枠2の背面には、遊技盤が着脱可能に取付けられている。なお、遊技盤は、それを構成する板状体と、その板状体に取付けられた種々の部品とを含む構造体である。また、遊技盤の前面には、打込まれた遊技球が流下可能な遊技領域7が形成されている。
遊技領域7の中央付近には、それぞれが演出用の飾り図柄を変動表示(可変表示または更新表示ともいう)する複数の変動表示領域を含み、所定の始動条件の成立(たとえば、打球が始動入賞口14に入賞したこと)に基づいて各々を識別可能な複数種類の演出用の飾り図柄を変動表示し表示結果を導出表示する変動表示装置745が配置されている。
この実施の形態では、変動表示装置745は液晶表示装置(LCD)により構成され、左・中・右の3つの表示領域(飾り図柄表示エリア)に飾り図柄が表示制御されるように構成されている。
また、この実施の形態においては、大当り遊技状態が終了したこと、および、3連チャン(次回までの確率変動または時間短縮中に再び大当り遊技状態が発生して、大当り遊技状態が3回連続で発生すること)が終了したことを条件として、特典を受取るためのURLなどの情報がコード化された2次元コード191が変動表示装置745に表示制御されるように構成されている。
なお、入賞とは、入賞口等の予め入賞領域として定められている領域に遊技球が入ったことである。また、表示結果を導出表示するとは、図柄の変動表示を開始してから所定の変動時間が経過したときに図柄を停止表示させることである(いわゆる再変動の前の仮停止を除く。)。
この実施の形態では、変動表示装置745の3つの表示領域に表示される飾り図柄として、「0」〜「9」の数字の図柄を用いている。飾り図柄の変動表示(変動)中、「0」〜「9」の飾り図柄が番号順に表示される。
変動表示装置745の上部には、識別情報としての特別図柄を変動表示する特別図柄表示器(特別図柄表示装置)8が設けられている。この実施の形態では、特別図柄表示器8は、たとえば「0」〜「99」の数字を可変表示可能な簡易で小型の表示器(たとえば7セグメントLED)で実現されている。なお、特別図柄表示器8は、より簡易化した「0」〜「9」等の数字を可変表示するように構成されていてもよい。特別図柄表示器8は表示部が小型であるので、変動表示の態様および変動表示の表示結果が変動表示装置745と比べて見づらいため、遊技者は主として変動表示装置745の方に注目する。
変動表示装置745は、特別図柄表示器8による特別図柄の変動表示期間中に、装飾用(演出用)の図柄としての飾り図柄の変動表示を行なう。飾り図柄の変動表示を行なう変動表示装置745は、演出制御部の演出制御用マイクロコンピュータによって制御される。特別図柄の変動表示を行なう特別図柄表示器8は、遊技制御部の遊技制御用マイクロコンピュータによって制御される。
なお、本実施の形態においては、変動表示装置745は、液晶表示装置を用いた例について説明するが、これに限らず、変動表示装置745は、CRT(Cathode Ray Tube)、FED(Field Emission Display)、PDP(Plasma Display Panel)、ドットマトリクス、7セグメントLED等のLED(Light Emitting Diode)、エレクトロルミネッセンス、蛍光表示管等のその他の画像表示式の表示装置により構成されてもよい。
変動表示装置745の下部には、始動入賞口14に入った有効入賞球数の記憶数すなわち保留記憶(始動記憶または始動入賞記憶ともいう。)数を表示する4つの表示器からなる特別図柄保留記憶表示器18が設けられている。有効始動入賞がある毎に、1つの表示器の表示色を変化させる。そして、特別図柄表示器8の変動表示が開始される毎に、1つの表示器の表示色を元に戻す。この例では、特別図柄表示器8と特別図柄保留記憶表示器18とが別個に設けられているので、変動表示中も保留記憶数が表示された状態にすることができる。
なお、変動表示装置745の表示領域内に、保留記憶数を表示する4つの表示領域からなる特別図柄保留記憶表示領域を設けるようにしてもよい。また、この実施の形態では、保留記憶数の上限値を4とするが、上限値をより大きい値にしてもよい。さらに、上限値を、遊技状態に応じて変更可能であるようにしてもよい。
変動表示装置745の下方には、始動入賞口14を有する可変入賞球装置15が設けられている。可変入賞球装置15には、開閉動作をすることが可能な態様で左右一対の可動片が設けられている。可変入賞球装置15の可動片は、後述する開放条件が成立したときに、ソレノイド16によって駆動されて所定期間開状態とされる。可変入賞球装置15の可動片が開状態となることにより、遊技球が始動入賞口14に入賞し易くなり(始動入賞し易くなり)、遊技者にとって有利な状態(第1の状態)となる。一方、可変入賞球装置15の可動片が閉状態となることにより、遊技球が始動入賞口14に入賞しにくくなり(始動入賞しにくくなり)、遊技者にとって不利な状態(第2の状態)となる。始動入賞口14に入った入賞球は、遊技盤の背面に導かれ、始動口スイッチ14aによって検出される。
可変入賞球装置15の下部には、特別図柄表示器8に特定表示結果(大当り図柄:たとえば「−−」以外の「00」〜「99」の図柄)が導出表示された場合に生起する特定遊技状態(大当り遊技状態)においてソレノイド21によって開閉される開閉板20aを用いた特別可変入賞球装置20が設けられている。特別可変入賞球装置20は、開閉板20aによって開閉される大入賞口が設けられており、大当り遊技状態において開閉板20aが遊技者にとって有利な開状態(第1の状態)に制御され、大当り遊技状態以外の状態において開閉板が遊技者にとって不利な閉状態(第2の状態)に制御される。このように、特別可変入賞球装置20は、大当り遊技状態となるときに開放条件が成立する。特別可変入賞球装置20に入賞し遊技盤の背面に導かれた入賞球のうち一方(V入賞領域:特別領域)に入った入賞球はV入賞スイッチ22で検出された後カウントスイッチ23で検出され、他方の領域に入った遊技球は、そのままカウントスイッチ23で検出される。遊技盤の背面には、大入賞口内の経路を切換えるためのソレノイド21Aも設けられている。
本実施の形態の場合は、大当りとして複数種類の大当りが設けられている。大当りには、通常大当り、および、確変大当りが設けられている。なお、大当りのうち、確変大当りのときと通常大当りのときとで、特別図柄表示器8に異なる図柄を表示させるようにしてもよい。たとえば、確変大当りのときには特別図柄表示器8に「40」〜「79」の図柄を表示させるようにし、通常大当りのときには特別図柄表示器8に「00」〜「39」の図柄を表示させるようにしてもよい。また、確変大当りのときと通常大当りのときとで、特別図柄表示器8に同じ図柄を表示させるようにしてもよい。たとえば、確変大当りまたは通常大当りのいずれの場合であっても、特別図柄表示器8に「00」〜「79」の図柄を表示させるようにしてもよい。
変動表示装置745の真上には、普通図柄表示器10が設けられている。普通図柄表示器10は、普通図柄と呼ばれる複数種類の識別情報(たとえば、「○」および「×」)を変動表示する。
ゲート32に遊技球が入賞しゲートスイッチ32aで検出されると、普通図柄表示器10の表示の変動表示が開始される。この実施の形態では、左右のランプ(点灯時に図柄が視認可能になる)が交互に点灯することによって変動表示が行なわれ、たとえば、変動表示の終了時に左側のランプが点灯すれば当りとなる。そして、普通図柄表示器10における停止図柄が所定の図柄(当り図柄)である場合に、可変入賞球装置15が所定回数、所定時間だけ開状態になる。すなわち、可変入賞球装置15の状態は、普通図柄の停止図柄が当り図柄である場合に、遊技者にとって不利な状態から有利な状態に変化する。普通図柄表示器10の近傍には、ゲート32を通過した入賞球数を表示する4つのLEDによる表示部を有する普通図柄保留記憶表示器41が設けられている。ゲート32への遊技球の通過がある毎に、普通図柄保留記憶表示器41は点灯するLEDを1増やす。そして、普通図柄表示器10の変動表示が開始される毎に、点灯するLEDを1減らす。
遊技盤には、図示はしていないが、複数の入賞口が設けられ、遊技球の入賞口への入賞は、それぞれ入賞口スイッチによって検出される。各入賞口は、遊技球を受け入れて入賞を許容する領域として遊技盤に設けられる入賞領域を構成している。なお、始動入賞口14や大入賞口も、遊技球を受け入れて入賞を許容する入賞領域を構成する。遊技盤の遊技領域7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾ランプが設けられ、下部には、入賞しなかった打球が取込まれるアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左右上部には、所定の音声出力として効果音や音声を発声する2つの音出力装置としてのスピーカ27が設けられている。遊技領域7の外周には、LEDよりなる天枠ランプ、左枠ランプおよび右枠ランプが設けられている。さらに、遊技領域7における各構造物(大入賞口等)の周囲には装飾LEDが設置されている。天枠ランプ、左枠ランプ、右枠ランプおよび装飾用LEDは、パチンコ遊技機700に設けられている装飾発光体の一例である。
そして、この例では、左のスピーカ27の下部の近傍に、賞球払出中に点灯するLEDよりなる賞球ランプ51が設けられ、右のスピーカ27の下部の近傍に、補給球が切れたときに点灯するLEDよりなる球切れランプ52が設けられている。さらに、プリペイドカードが挿入されることによって球貸しを可能にするプリペイドカードユニット(以下、「カードユニット」という。)600が、パチンコ遊技機700に隣接して設置されている。賞球ランプ51、球切れランプ52、装飾ランプ、天枠ランプ、左枠ランプおよび右枠ランプ等の各種発光手段は、ランプドライバ基板によって点灯制御(ランプ制御)される。また、スピーカ27からの音発生制御(音制御)は、後述する音声出力基板によって行なわれる。
カードユニット600には、たとえば、使用可能状態であるか否かを示す使用可表示ランプ、カードユニット600がいずれの側のパチンコ遊技機700に対応しているのかを示す連結台方向表示器、カードユニット600内にカードが投入されていることを示すカード投入表示ランプ、記録媒体としてのカードが挿入されるカード挿入口、および、カード挿入口の裏面に設けられているカードリーダライタの機構を点検する場合にカードユニット600を解放するためのカードユニット錠が設けられている。
パチンコ遊技機700には、遊技者が打球操作ハンドル5を操作することに応じて駆動モータを駆動し、駆動モータの回転力を利用して遊技球を遊技領域7に発射する打球発射装置(図示せず)が設けられている。打球発射装置から発射された遊技球は、遊技領域7を囲むように円形状に形成された打球レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7を下りてくる。遊技球が始動入賞口14に入り始動口スイッチ14aで検出されると、特別図柄の変動表示を開始できる状態であれば(たとえば、大当り遊技終了または前回の変動表示の終了)、特別図柄表示器8において特別図柄の変動表示(変動)が開始されるとともに、変動表示装置745において飾り図柄の変動表示が開始される。特別図柄の変動表示を開始できる状態でなければ、特別図柄保留記憶表示器18についての保留記憶数を1増やす。
特別図柄表示器8における特別図柄および変動表示装置745の飾り図柄の変動表示は、所定時間が経過したときに停止する。停止時の停止図柄が大当り図柄(特定表示結果)になると、大当り遊技状態に移行する。すなわち、遊技状態が大当り遊技状態以外の通常状態のときと比較して遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行する。特定遊技状態(大当り遊技状態)では、一定時間(たとえば29.5秒)が経過するまで、または、所定個数(たとえば、10個)の遊技球が大入賞口に入賞するまで特別可変入賞球装置20が開放される。なお、特別可変入賞球装置20が開放されてから一定期間経過するまで、または、所定個数(たとえば、10個)の打球が大入賞口に入賞するまでが大当り遊技状態における1ラウンドである。なお、この実施の形態では、大当り遊技状態を15ラウンド継続させる。
特別図柄表示器8における特別図柄の変動表示と、変動表示装置745における飾り図柄の変動表示とは同期している。ここで、同期とは、変動表示の期間が同じであることをいう。また、特別図柄表示器8において大当り図柄(たとえば「−−」以外の「00」〜「99」の図柄)が停止表示されるときには、変動表示装置745において左中右の飾り図柄が揃った状態(たとえば「222」や「777」等)で停止表示される。以下、変動表示装置745において左中右の飾り図柄が揃った状態で停止表示されることを、飾り図柄の大当り図柄(特定表示結果)が表示されるというように表現する。
変動表示装置745において左中右の奇数の飾り図柄(「1」「3」「5」「7」「9」)が揃った状態(たとえば「777」)で停止表示されたときは、大当り遊技状態に移行するとともに、大当り遊技状態の終了後に、大当りの判定を行なう際に通常遊技状態よりも高い確率(割合)で大当りと判定する遊技者にとって有利な特別遊技状態としての確変状態(確率変動状態のことをいい、高確率状態ともいう)に制御される。すなわち、変動表示装置745の表示結果が大当り図柄の表示結果のうちの特別な表示結果となったときには、確変状態という遊技者にとってさらに有利な状態になる。この実施の形態では、所定の移行条件が成立したときに遊技状態が確変状態に移行される。具体的には、内部的に確変とすることが決定され、上記のように飾り図柄の変動表示の終了時に停止図柄として確変図柄を停止表示したとき(左中右の奇数の図柄が揃った状態で停止表示したとき、飾り図柄が「123」または「357」で停止表示したとき)、所定の移行条件が成立したとして確変状態に移行される。
このように、「0」〜「9」の飾り図柄のうち、確変状態を生起させる奇数の飾り図柄のことを確変図柄といい、確変状態を生起させない偶数の飾り図柄のことを非確変図柄という。また、変動表示装置745において左中右の奇数の飾り図柄が揃った状態で停止表示されることを、飾り図柄の確変図柄(特別表示結果)が表示されるというように表現する。
この実施の形態では、確変大当りにすることが事前決定されているときに、高確率状態に移行するとともに、特別図柄および飾り図柄の変動時間を短縮する時短状態に移行するように制御する。その場合、確変フラグとは別に時短フラグをセットし、時短フラグに基づいて変動時間を短縮させればよい。なお、遊技状態を確変状態に移行する場合には、単に特別図柄や飾り図柄が大当り図柄となる確率を高めた高確率状態に移行するだけで、普通図柄が当り図柄となる確率や、可変入賞球装置15における開放時間や開放回数の状態を変化させず、普通図柄が当り図柄となる確率や、可変入賞球装置15における開放時間や開放回数の状態の変化は、時短状態(時短フラグがセットされた状態)に制御されていることに基づいて実行するようにすればよい。
たとえば、確変大当りである場合には、遊技状態を高確率状態に移行するとともに、遊技球が始動入賞しやすくなる(すなわち、特別図柄表示装置8や変動表示装置745における変動表示の実行条件が成立しやすくなる)ように制御された遊技状態である高ベース状態に移行する。高ベース状態である場合には、たとえば、高ベース状態でない場合と比較して、可変入賞球装置15が開状態となる頻度が高められたり、可変入賞球装置15が開状態となる時間が延長されたりして、始動入賞しやすくなる。
なお、可変入賞球装置15が開状態となる時間を延長する(開放延長状態ともいう)のでなく、普通図柄表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が高められる普通図柄確変状態に移行することによって、高ベース状態に移行してもよい。普通図柄表示器10における停止図柄が所定の図柄(当り図柄)となると、可変入賞球装置15が所定回数、所定時間だけ開状態になる。この場合、普通図柄確変状態に移行制御することによって、普通図柄表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が高められ、可変入賞球装置15が開状態となる頻度が高まる。したがって、普通図柄確変状態に移行すれば、可変入賞球装置15の開放時間と開放回数が高められ、始動入賞しやすい状態(高ベース状態)となる。すなわち、可変入賞球装置15の開放時間と開放回数は、普通図柄の停止図柄が当り図柄であったり、特別図柄の停止図柄が確変図柄である場合等に高められ、遊技者にとって不利な状態から有利な状態(始動入賞しやすい状態)に変化する。なお、開放回数が高められることは、閉状態から開状態になることも含む概念である。
また、普通図柄表示器10における普通図柄の変動時間(変動表示期間)が短縮される普通図柄時短状態に移行することによって、高ベース状態に移行してもよい。普通図柄時短状態では、普通図柄の変動時間が短縮されるので、普通図柄の変動が開始される頻度が高くなり、結果として普通図柄が当りとなる頻度が高くなる。したがって、普通図柄が当りとなる頻度が高くなることによって、可変入賞球装置15が開状態となる頻度が高くなり、始動入賞しやすい状態(高ベース状態)となる。
また、特別図柄や飾り図柄の変動時間(変動表示期間)が短縮される特別図柄時短状態に移行することによって、高ベース状態に移行してもよい。特別図柄時短状態では、特別図柄や飾り図柄の変動時間が短縮されるので、特別図柄や飾り図柄の変動が開始される頻度が高くなり(換言すれば、保留記憶の消化が速くなる。)、結果として、始動入賞しやすくなり(高ベース状態に移行し)大当り遊技が行なわれる可能性が高まる。
さらに、上記に示した全ての状態(開放延長状態、普通図柄確変状態、普通図柄時短状態および特別図柄時短状態)に移行させることによって、始動入賞しやすくなる(高ベース状態に移行する)ようにしてもよい。また、上記に示した各状態(開放延長状態、普通図柄確変状態、普通図柄時短状態および特別図柄時短状態)のうちのいずれか複数の状態に移行させることによって、始動入賞しやすくなる(高ベース状態に移行する)ようにしてもよい。
次に、リーチ表示態様(リーチ)について説明する。この実施の形態におけるリーチ表示態様(リーチ)とは、停止した飾り図柄が大当り図柄の一部を構成しているときに未だ停止していない飾り図柄については変動表示(変動表示)が行なわれていること、および、全てまたは一部の飾り図柄が大当り図柄の全てまたは一部を構成しながら同期して変動表示している状態である。
たとえば、変動表示装置745における左、中、右の表示領域のうち左、右の表示領域には大当り図柄の一部になる飾り図柄(たとえば、「7」)が停止表示されている状態で中の表示領域は未だ変動表示が行なわれている状態、および表示領域の全てまたは一部の図柄が大当り図柄の全てまたは一部を構成しながら同期して変動表示している状態(たとえば、変動表示装置745における左、中、右の表示領域の全てに変動表示が行なわれ、常に同一の図柄が揃っている状態で変動表示が行なわれている状態)がリーチ表示態様またはリーチになる。
また、リーチの際に、通常と異なる演出がランプや音で行なわれる。その演出と変動表示装置745におけるリーチ表示態様とをリーチ演出という。また、リーチの際に、キャラクタ(人物等を模した演出表示であり、図柄(飾り図柄等)とは異なるもの)を表示させたり、変動表示装置745の背景の表示態様(たとえば、色等)を変化させたりすることがある。
図5は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機700の構成の一例を示すブロック図である。図5を参照して、パチンコ遊技機700は、遊技制御部710と、演出制御部740と、払出制御部760と、各種スイッチ730と、各種アクチュエータ750と、変動表示装置745と、球払出装置765とを含む。
遊技制御部710には、プログラムにしたがってパチンコ遊技機700を制御する基本回路(遊技制御手段に相当)と、ゲートスイッチ32a、始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23、および入賞口スイッチ等の各種スイッチ730からの信号を基本回路に与える入力ドライバ回路と、可変入賞球装置15を開閉するソレノイド16、特別可変入賞球装置20を開閉するソレノイド21および大入賞口内の経路を切換えるためのソレノイド21Aなどの各種アクチュエータ750を基本回路からの指令にしたがって駆動する出力回路とが搭載されている。
なお、ゲートスイッチ32a、始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23、入賞口スイッチ等の各種スイッチ730は、センサと称されているものでもよい。すなわち、遊技球を検出できる遊技媒体検出手段(この例では遊技球検出手段)であれば、その名称を問わない。入賞検出を行なう始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23、および入賞口スイッチの各種スイッチ730は、入賞領域への遊技球の入賞を検出する入賞検出手段でもある。なお、ゲート32のような通過ゲートであっても、賞球の払出しが行なわれるものであれば、通過ゲートへ遊技球が進入することが入賞になり、通過ゲートに設けられているスイッチ(たとえばゲートスイッチ32a)が入賞検出手段になる。
基本回路は、ゲーム制御(遊技進行制御)用のプログラム等を記憶するROM、ワークメモリとして使用される記憶手段(変動データを記憶する変動データ記憶手段)としてのRAM、およびプログラムにしたがって制御動作を行なうCPUを有する遊技制御用マイクロコンピュータを含む。なお、この実施の形態では、CPUとは、基本回路のうち、プログラムにしたがって動作する中央処理装置(ROMやRAM等の記憶手段、I/Oポート部57等を除いた部分)を指し、後述するメイン処理や割込処理(タイマ割込処理)を実行する。また、遊技制御用マイクロコンピュータとは、基本回路のうち、CPUに加えて、ROMやRAM等の記憶手段、I/Oポート部等を含む部分を指し、各基板(払出制御部760や演出制御部740)が搭載するマイクロコンピュータと各種データの送受信を行なう。
この実施の形態では、ROM、ワークメモリとしての記憶手段であるRAMおよびI/Oポート部は遊技制御用マイクロコンピュータに内蔵されている。すなわち、遊技制御用マイクロコンピュータは、1チップマイクロコンピュータである。1チップマイクロコンピュータは、少なくともRAMが内蔵されていればよく、ROMは外付けであっても内蔵されていてもよい。
なお、遊技制御用マイクロコンピュータにおいてCPUがROMに格納されているプログラムにしたがって制御を実行するので、以下、遊技制御用マイクロコンピュータが実行する(または、処理を行なう)ということは、具体的には、CPUがプログラムにしたがって制御を実行することである。このことは、遊技制御部710以外の他の基板に搭載されているマイクロコンピュータについても同様である。また、遊技制御手段は、遊技制御用マイクロコンピュータを含む基本回路で実現されている。
また、RAMは、揮発性の記憶手段であるが、その一部または全部が電源基板において作成されるバックアップ電源によってバックアップされていることにより、不揮発性記憶手段として機能するバックアップRAMである。すなわち、パチンコ遊技機に対する電力供給が停止しても、所定期間(バックアップ電源としてのコンデンサが放電してバックアップ電源が電力供給不能になるまで)は、RAMの一部または全部の内容は保存される。特に、少なくとも、遊技状態すなわち遊技制御手段の制御状態に応じたデータ(特別図柄プロセスフラグ等)と未払出賞球数を示すデータは、バックアップRAMに保存される。遊技制御手段の制御状態に応じたデータとは、停電等が生じた後に復旧した場合に、そのデータに基づいて、制御状態を停電等の発生前に復旧させるために必要なデータである。また、制御状態に応じたデータと未払出賞球数を示すデータとを遊技の進行状態を示すデータと定義する。なお、この実施の形態では、RAMの全部が、電源バックアップされているとする。
なお、パチンコ遊技機700は、バックアップ電源電圧を検知し、検知した電圧値が所定時間継続して一定値以下に低下すると、電力が低下した旨を変動表示装置745に表示したり音やランプを用いて報知する報知手段を設けてもよい。なお、バックアップ電源はコンデンサに限らず、たとえば、電池でもよく、コンデンサと電池とを併用して用いてもよい。要は、バックアップ電源は、瞬停電または停電の間において、たとえば、大当りに関する情報および確変に関する情報等の遊技状態に関する情報を記憶できるように、電力供給が可能なものであればよい。
遊技制御用マイクロコンピュータのリセット端子には、電源基板からのリセット信号が入力される。また、払出制御用マイクロコンピュータのリセット端子にも、電源基板からのリセット信号が入力される。なお、リセット信号がハイレベルになると遊技制御用マイクロコンピュータおよび払出制御用マイクロコンピュータは動作可能状態になり、リセット信号がローレベルになると遊技制御用マイクロコンピュータおよび払出制御用マイクロコンピュータは動作停止状態になる。したがって、リセット信号がハイレベルである期間は、遊技制御用マイクロコンピュータおよび払出制御用マイクロコンピュータの動作を許容する許容信号が出力されていることになり、リセット信号がローレベルである期間は、遊技制御用マイクロコンピュータおよび払出制御用マイクロコンピュータの動作を停止させる動作停止信号が出力されていることになる。なお、リセット回路をそれぞれの制御基板(遊技制御部710を含む)に含まれてもよいし、複数の制御基板のうちの一つまたは複数にリセット回路を搭載し、そこからリセット信号を他の制御基板に供給するようにしてもよい。
さらに、基本回路の入力ポートには、払出制御部760を経由して、電源基板からの電源電圧が所定値以下に低下したことを示す電源断信号が入力される。また、基本回路の入力ポートには、遊技制御用マイクロコンピュータ等のマイクロコンピュータのRAMの内容をクリアすることを指示するためのクリアスイッチが操作されたことを示すクリア信号が入力される。
クリア信号は、遊技制御部710において分岐され、演出制御部740にも供給される。なお、遊技制御用マイクロコンピュータが入力ポートを介して入力したクリア信号の状態を、出力ポートを介して演出制御部740に出力してもよい。
遊技制御用マイクロコンピュータは、演出制御部740に表示制御、音制御、および、ランプ制御を含む演出制御を指令するための制御信号としての演出制御コマンド(演出制御信号)を送信する。演出制御部740には、中継基板を介して遊技制御用マイクロコンピュータからの演出制御コマンドを受信し、変動表示装置745での表示制御を行なう演出制御用マイクロコンピュータ等の電気部品制御手段が搭載されている。遊技制御部710と演出制御部740との間には、演出制御信号としての演出制御コマンドをパラレル信号で送信するためのパラレル信号線として、8本の信号線と、ストローブ信号としての演出制御INT信号を送信するための1本の信号線とが設けられている。
この実施の形態では、演出制御部740等に含まれている演出制御手段(演出制御用マイクロコンピュータや各種処理回路で構成される。)が、中継基板を介して遊技制御用マイクロコンピュータからの演出制御コマンドを受信し、飾り図柄を変動表示する変動表示装置745の表示制御を行なう。また、演出制御手段は、音声出力基板を介してスピーカ27の音出力制御を行なったり、ランプドライバ基板を介して各ランプの表示制御等を行なう。また、この実施の形態では、「演出制御」とは、変動表示装置745の表示制御や、スピーカ27の音出力制御、各ランプの表示制御を行なうことによって、遊技演出等の演出を行なうことをいう。また、この実施の形態では、演出制御手段は、変動表示装置745の表示制御、スピーカ27の音出力制御、および各ランプの表示制御を行なう演出制御用マイクロコンピュータや各種処理回路(たとえば、リアルタイムクロックやバックアップ電源回路、音声合成用IC)によって実現される。
演出制御用マイクロコンピュータは、演出制御コマンドに応じて、変動表示装置745の変動表示等の各種表示の演出に関する制御の他に、賞球ランプ51、球切れランプ52、装飾ランプ、天枠ランプ、左枠ランプおよび右枠ランプの制御(ランプ制御)と、スピーカ27を用いた遊技音発生制御(音制御)とを含む各種演出に関する制御を行なう。演出制御部740には、演出制御用マイクロコンピュータの他に、たとえば、画像表示を行なう表示制御機能および高速描画機能を有する処理装置であり、変動表示装置745の表示制御を行なうVDP(Video Display Processor)、変動表示装置745に表示する画像データを予め格納するキャラクタROM、および、VDPによって生成された画像データを展開するためのVRAM(Video Random Access Memory)が搭載されている。
遊技球が遊技領域に発射され、遊技領域を流下して、始動入賞口14に入賞すると、各種スイッチ730の1つである始動口スイッチ14aが、入賞した遊技球を検出し、検出信号を遊技制御部710に出力する。遊技制御部710は、始動口スイッチ14aからの検出信号を受けたことを条件として、乱数を用いて大当り遊技状態を発生させるか否かを決定し、その決定結果に基づいた演出制御コマンドを演出制御部740に出力する。
遊技制御部710は、特別図柄を可変表示するように特別図柄表示器8を制御する。演出制御部740は、遊技制御部710から受けた演出制御コマンドに従って、飾り図柄を可変表示するよう変動表示装置745を制御する。そして、遊技制御部710によって大当り遊技状態を発生させることが事前に決定されている場合、遊技制御部710は、特別図柄の大当り図柄(特定表示結果)を停止表示させるように制御し、その旨の演出制御コマンドを演出制御部740に出力する。その旨の演出制御コマンドを受けた場合、演出制御部740は、飾り図柄の大当り図柄を停止表示させるよう変動表示装置745を制御する。
そして、大当り図柄が停止表示されると、遊技制御部710は、遊技状態を大当り遊技状態(特定遊技状態)に移行させる。大当り遊技状態において、遊技制御部710は、大入賞口および開閉板20aによって構成される特別可変入賞球装置20を、各種アクチュエータ750の1つであるソレノイド21を動作させて開閉板20aを開状態にすることで遊技球が入賞可能な開放状態にするように制御し、所定回数、特別可変入賞球装置20を開放状態と遊技球が入賞不可能な閉塞状態とに変化させることでラウンド継続させる。
始動入賞口14および大入賞口などの入賞口への遊技球の入賞に応じて、それぞれ、始動口スイッチ14aおよびカウントスイッチ23などの各種スイッチ730によって出力された検出信号を受けると、遊技制御部710は、入賞口に応じて設定された賞球個数を示す払出制御コマンドを払出制御部760に出力する。
遊技制御部710から払出制御コマンドを受けると、払出制御部760は、当該払出制御コマンドに応じて球払出装置765を駆動して賞球を打球供給皿3に払出す。
カードユニット600は、パチンコ遊技機700に対応して設けられる。カードユニット600は、遊技者からプリペイドカードを受付けて、パチンコ遊技機700に設けられた球貸ボタンの操作に応じて、プリペイドカードに記録されたプリペイドデータで示される価値のうちから所定額相当(たとえば、500円相当)の価値を減算して、減算した価値に見合った遊技球を払出すことを指示する球貸操作信号をパチンコ遊技機700に送信する。
カードユニット600から球貸操作信号を受けると、払出制御部760は、当該球貸操作信号に応じて球払出装置765を駆動して貸球を打球供給皿3に払出す。
カードユニット600は、遊技者から現金を受付けると、プリペイドカードに受付けた現金で示される価値を追加記録する。カードユニット600は、パチンコ遊技機700に設けられた返却ボタンの操作に応じて、プリペイドカードを排出する。
図6は、本実施の形態におけるゲーム機800の構成の一例を示すブロック図である。図6を参照して、ゲーム機800は、データ処理部810と、記憶部820と、表示制御部840とを含む。また、ゲーム機800には、コントローラ831およびモニタ841が接続される。
コントローラ831は、ユーザによって操作されて、操作に基づく操作信号をゲーム機800に出力する。モニタ841は、ゲーム機800から出力された映像を表示部842に表示し、スピーカから音声を出力する。
記憶部820は、ROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやRAMなどの揮発性メモリなどの半導体メモリ、および、DVD(Digital Versatile Disk)ドライブなどの外部記憶装置で構成される。記憶部820には、ゲーム機800の各種機能をデータ処理部210に実行させるためのプログラムやデータが記憶される。ゲーム機800で実行される遊技機シミュレーションゲームなどのプログラムは、DVDディスクに記録されて販売される。
データ処理部810は、MPUで構成される。データ処理部810は、記憶部820に記憶されたプログラムに従って、記憶部820、または、コントローラ831から入力されたデータを処理して、記憶部820、または、表示制御部840に出力する。
表示制御部840は、プログラムが実行されることによって出力されるデータ処理部810からの命令に従って画像データを生成し、生成された画像データで示される画像をモニタ841に出力する。本実施の形態においては、遊技機シミュレーションゲームのゲームプログラムが、コントローラ831を介して入力されるユーザからの操作に応じて、データ処理部810によって実行されることによって、表示制御部840は、遊技機で遊技が行なわれている状態を示す画像や大当り遊技状態が発生した後に2次元コード192をモニタ841の表示部842に表示させる。
図7は、本実施の形態におけるゲーム機800から出力されてモニタ841の表示部842に表示される遊技機選択画面を示す表示画面図である。図7を参照して、遊技機選択画面には、上部に、この画面の名称である「遊技機選択画面」の文字、ならびに、中程から下部にかけての左半分に、パチンコ遊技機700である遊技機αの名称である「遊技機α」の文字および遊技機αの画像、ならびに、右半分に、スロットマシンである遊技機βの名称である「遊技機β」の文字および遊技機βの画像が表示される。
なお、本実施の形態の遊技機シミュレーションゲームは、実際に遊技場に設置されている遊技機を仮想的に遊技できるゲームである。
この遊技機選択画面は、ゲーム機800に遊技機シミュレーションゲームのDVDディスクが挿入されて、遊技機シミュレーションゲームのプログラムが起動されると表示される。図7においては、選択フレームで、遊技機αの文字および画像が囲まれた状態とされることによって、遊技機シミュレーションゲームでシミュレーションを行なうことができる機種である遊技機αおよび遊技機βのうち、遊技機αが選択された状態となっている。選択される遊技機は、コントローラ831で切換えることができる。選択された状態で、コントローラ831で、選択を決定する操作が行なわれると、決定された遊技機のメニュー画面がモニタ841の表示部842に表示される。
図8は、本実施の形態におけるゲーム機800から出力されてモニタ841の表示部842に表示される第1の遊技機のメニュー画面および設定画面を示す表示画面図である。図8(A)を参照して、第1の遊技機のメニュー画面には、上部に、この画面の名称である「遊技機αメニュー」の文字、中程の左側に、「機種紹介」ボタン、右側に、「図柄配列参照」ボタン、下部の左側に、「シミュレーションモード」ボタン、右側に、「リーチ研究」ボタンが表示される。
「機種紹介」ボタンが選択されると、遊技機αの特徴やスペックなどが記載された機種紹介の画面がモニタ841の表示部842に表示される。「図柄配列参照」ボタンが選択されると、変動表示装置で変動表示される飾り図柄の配列を確認することができる画面がモニタ841の表示部842に表示される。「リーチ研究」ボタンが選択されると、リーチ演出や予告演出の種類を選択してその演出を再生して見ることができる画面がモニタ841の表示部842に表示される。「シミュレーションモード」ボタンが選択されると、遊技機のシミュレーションを実行するシミュレーションモードの各種設定を行なうための設定画面がモニタ841の表示部842に表示される。
図8(B)を参照して、第1の遊技機の設定画面には、上部に、この画面の名称である「遊技機αシミュレーション確率設定画面」の文字、中程から下部にかけての左側に、大当り確率設定部、その右側に、高確率時設定部、その右側に、レア演出出現確率設定部、右下部に、「シミュレーション開始」ボタンが表示される。
大当り確率設定部には、大当りが発生する確率値として設定可能な選択肢として「1/397.2」,「1/200」,「1/100」,「1/39.7」,「1/20」,「1/10」,「1/5」,「1/1」、および、選択されている確率値を示す三角形のマークが表示される。図8(B)においては、大当り確率として、「1/397.2」が選択されている状態となっている。
高確率時設定部には、確変時において大当りが発生する確率値として設定可能な選択肢として「1/397.2」,「1/200」,「1/100」,「1/39.7」,「1/20」,「1/10」,「1/5」,「1/1」、および、選択されている確率値を示す三角形のマークが表示される。図8(B)においては、高確率時の大当り確率として、「1/39.7」が選択されている状態となっている。
レア演出出現確率設定部には、出現する確率が比較的低いリーチ演出や予告演出が出現する確率として設定可能な選択肢として「高い」,「普通」,「低い」、および、選択されている確率を示す三角形のマークが表示される。図8(B)においては、レア演出出現確率として、「普通」が選択されている状態となっている。
なお、遊技場30に設置されている遊技機αの実機の大当り確率、高確率時確率、および、レア演出出現確率は、それぞれ、「1/397.2」、「1/39.7」および「普通」に相当する。このため、遊技機シミュレーションゲームにおいては、実機と異なる確率を設定することによって、実機と異なる頻度で大当りを発生させたりレア演出を発生させたりすることができる。
大当り確率設定部、高確率時設定部およびレア演出出現確率設定部で選択肢が選択され、「シミュレーション開始」ボタンが選択されると、遊技機のシミュレーションが開始される。
図9は、本実施の形態におけるゲーム機800から出力されてモニタ841の表示部842に表示される第1の遊技機のシミュレーション画面を示す表示画面図である。図9を参照して、シミュレーション画面には、画面全体に亘って、パチンコ遊技機700である遊技機αの遊技領域7、上部に、遊技のシミュレーションの状態に関する情報861、右下部に、上から順に、遊技状態を示す情報、ハンドルの画像805、遊技球を打出す強さを示すインジケータ806が表示される。
遊技のシミュレーションの状態に関する情報861としては、前回大当りからの変動表示の回数、シミュレーションを開始してから大当りとなった回数である大当り回数、シミュレーションを開始してからの経過時間であるプレイ時間、現在の持ち玉の数が表示される。
ここでは、前回大当りからの変動表示の回数として「50」回転、シミュレーションを開始してからの大当り回数として「9」回、シミュレーションを開始してからのプレイ時間として「03:18:06」、現在の持ち玉の数として「4880」玉が表示されている。
また、遊技状態を示す情報としては、現在確変中であることを示す「確変中」の文字が表示されている。ハンドルパワーの強弱をコントローラ831の操作によって変更すると、遊技球を打出す強さを示すインジケータ806の表示が変更される。そして、その強さに応じて遊技球が遊技領域7に打出されて遊技領域7を流下するような態様で映像が表示されるようにデータ処理部810によって計算されて表示制御部840によって映像が生成され、その遊技領域7の映像がモニタ841の表示部842に表示される。
表示部842に表示される遊技領域7には、パチンコ遊技機700である遊技機αの実機の変動表示装置745、特別図柄表示器8、特別図柄保留記憶表示器18、始動入賞口14を有する可変入賞球装置15、普通図柄表示器10、普通図柄保留記憶表示器41およびゲート32と同様の、変動表示装置845、特別図柄表示器808、特別図柄保留記憶表示器818、始動入賞口814を有する可変入賞球装置815、普通図柄表示器811、普通図柄保留記憶表示器841およびゲート832が表示される。
なお、遊技領域7は、図9で示されているよりも拡大または縮小表示することができる。縮小表示した場合には、さらに、パチンコ遊技機700である遊技機αの実機の開閉板20aによって開閉される大入賞口が設けられた特別可変入賞球装置20およびアウト口26と同様の、開閉板によって開閉される大入賞口が設けられた特別可変入賞球装置およびアウト口などの遊技領域7の図9で示されていない部分が、表示部842に表示される遊技領域7に表示される。
そして、計算によって遊技領域7を流下するような態様で表示されている遊技球が、始動入賞口に入賞するように計算された場合は、データ処理部810は、始動入賞口に入賞した以降のタイミングで、図8(B)の遊技機αシミュレーション確率設定画面で設定された確率に従って、乱数を用いて大当り遊技状態を発生させるか否かの決定をし、特別図柄および飾り図柄をそれぞれ可変表示するような態様で特別図柄表示部808および変動表示装置845を表示させるよう表示制御部840を制御する。
そして、大当り遊技状態を発生させることが事前に決定された場合、データ処理部810は、特別図柄および飾り図柄の大当り図柄をそれぞれ停止表示させるような態様で特別図柄表示部808および変動表示装置845を表示させるよう表示制御部840を制御する。
そして、大当り図柄が停止表示された後に、データ処理部810は、遊技状態を大当り遊技状態に移行させる。大当り遊技状態において、データ処理部810は、大入賞口および開閉板によって構成される特別可変入賞球装置を、開閉板を開状態にすることで遊技球が入賞可能な開放状態となっているような態様で表示させるよう表示制御部840を制御し、所定回数、特別可変入賞球を開放状態と遊技球が入賞不可能な閉塞状態とに変化させるような態様で表示させるよう表示制御部840を制御することでラウンド継続させる。
大当りのラウンドが終了して大当り遊技状態が終了すると、データ処理部810は、図9に示すように、たとえば図13の特別特典DBの特典ID「Sα1」に対応する暗号化非公開URL「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/tokutenSα1」を含む2次元コード192と、この2次元コードを撮影してサイトにアクセスすると特典が得られる旨とを、変動表示装置845が表示しているような態様で表示させるよう表示制御部840を制御する。また、大当りの3連チャンが終了すると、データ処理部810は、たとえば図13の特別特典DBの特典ID「Sα2」に対応する暗号化非公開URL「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/tokutenSα2」を含む2次元コード192と、この2次元コードを撮影してサイトにアクセスすると特典が得られる旨とを、変動表示装置845が表示しているような態様で表示させるよう表示制御部840を制御する。
このように、本実施の形態の遊技機αのシミュレーションゲームにおいては、遊技場30に設置される遊技機αの実機から出力される2次元コード191とは異なるURLを含む2次元コード192を第2出力情報として出力し、しかも大当り時と3連チャン時とで異なる2種類の2次元コード192を出力する。
始動入賞口814および大入賞口などの入賞口への遊技球の入賞に応じて、それぞれ、データ処理部810は、入賞口に応じて設定された賞球個数を、遊技のシミュレーションの状態に関する情報861の現在の持ち玉に加算して表示させるよう表示制御部840を制御する。
また、ユーザによってコントローラ831が操作されて球貸操作が行なわれると、データ処理部810は、球貸操作に応じた個数を、遊技のシミュレーションの状態に関する情報861の現在の持ち玉に加算して表示させるよう表示制御部840を制御する。
図10は、本実施の形態におけるゲーム機800から出力されてモニタ841の表示部842に表示される第2の遊技機のメニュー画面および設定画面を示す表示画面図である。図10(A)を参照して、第2の遊技機のメニュー画面には、上部に、この画面の名称である「遊技機βメニュー」の文字、中程に左から順に、「機種紹介」ボタン、「シミュレーションモード」ボタン、「目押し練習」ボタンが表示される。
「機種紹介」ボタン、および、「シミュレーションモード」ボタンについては、図8(A)で説明したものと同様であるので重複する説明は繰返さない。「目押し練習」ボタンが操作されると、所定図柄をライン上に停止させるまたは停止させないための目押しの練習のための画面がモニタ841の表示部842に表示される。
図10(B)を参照して、第2の遊技機の設定画面には、上部に、この画面の名称である「遊技機βシミュレーション確率設定画面」の文字、中程から下部にかけての左側に、設定値設定部、右下部に、「シミュレーション開始」ボタンが表示される。
設定値設定部には、設定値として設定可能な選択肢として「ランダム」,「設定1」,「設定2」,「設定3」,「設定4」,「設定5」,「設定6」、それぞれの設定の確率値、および、選択されている設定値を示す三角形のマークが表示される。図10(B)においては、設定値として「ランダム」が選択されている状態となっている。なお、設定値として「ランダム」が選択された場合、「設定1」から「設定6」までの設定値からランダムに設定値が選ばれる。
ここでは、設定1のBB(ビッグボーナス)確率、RB(レギュラーボーナス)確率、および、BB確率とRB確率との合成確率は、それぞれ、「1/372」,「1/809」,「1/255」である。同様に、設定2については、それぞれ、「1/352」,「1/762」,「1/243」、設定3については、それぞれ、「1/330」,「1/712」,「1/225」、設定4については、それぞれ、「1/318」,「1/661」,「1/214」、設定5については、それぞれ、「1/309」,「1/624」,「1/206」、設定6については、それぞれ、「1/284」,「1/585」,「1/191」である。
設定値設定部で選択肢が選択され、「シミュレーション開始」ボタンが選択されると、遊技機のシミュレーションが開始される。
図11は、本実施の形態におけるゲーム機800から出力されてモニタ841の表示部842に表示される第2の遊技機のシミュレーション画面を示す表示画面図である。図11を参照して、シミュレーション画面には、画面全体に亘って、スロットマシンである遊技機βの正面図、右側に、遊技のシミュレーションの状態に関する情報961が表示される。
データ処理部810は、本実施の形態のスロットマシンには、外周に複数種の図柄が配列されたリール902L、902C、902R(以下、左リール、中リール、右リールともいう)が水平方向に並設されており、図11に示すように、これらリール902L、902C、902Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄が前面扉に設けられた透視窓から見えるように配置されているように、モニタ841の表示部842に表示されるように表示制御部840を制御する。
リール902L、902C、902Rの外周部には、それぞれ「メロン」、「ブドウ」、「バナナ」、「チェリー」、「オレンジ」、「星」、「赤7(図3においては黒塗りの7)」、「白7(図3においては白抜きの7)」、「BAR」といった互いに識別可能な複数種類の図柄が所定の順序で、それぞれ21個ずつ描かれているように表示部820に表示される。リール902L、902C、902Rの外周部に描かれた図柄は、透視窓において各々上中下三段に表示される。
各リール902L、902C、902Rは、各リール902L、902C、902Rの図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示されるとともに、各リール902L、902C、902Rの回転を停止させることで、透視窓に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示するようになっている。
また、前面扉には、演出画像を表示するための液晶表示器945、メダルを投入可能なメダル投入部914、クレジット(遊技者所有の遊技用価値として記憶されているメダル数)を用いてメダル1枚分の賭数を設定する際に操作される1枚BETスイッチ905、クレジットを用いて、その範囲内において遊技状態に応じて定められた規定数の賭数(本実施の形態では後述の通常遊技状態およびRT(リプレイタイム)においては3、後述のレギュラーボーナスにおいては1)を設定する際に操作されるMAXBETスイッチ906、クレジットとして記憶されているメダルおよび賭数の設定に用いたメダルを精算する(クレジットおよび賭数の設定に用いた分のメダルを返却させる)際に操作される精算スイッチ910、ゲームを開始する際に操作されるスタートレバー907、リール902L、902C、902Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ908L、908C、908R、が設けられているように、表示部842に表示される。
また、前面扉には、クレジットとして記憶されているメダル枚数が表示されるクレジット表示器911、後述するビッグボーナス中のメダルの獲得枚数やエラー発生時にその内容を示すエラーコード等が表示される遊技補助表示器912、入賞の発生により払い出されたメダル枚数が表示されるペイアウト表示器913が設けられているように、表示部842に表示される。
また、前面扉には、賭数が1設定されている旨を点灯により報知する1BETLED914、賭数が2設定されている旨を点灯により報知する2BETLED915、賭数が3設定されている旨を点灯により報知する3BETLED916、メダルの投入が可能な状態を点灯により報知する投入要求LED917、スタートレバー907の操作によるゲームのスタート操作が有効である旨を点灯により報知するスタート有効LED918、ウェイト(前回のゲーム開始から一定期間経過していないためにリールの回転開始を待機している状態)中である旨を点灯により報知するウェイト中LED919、後述するリプレイゲーム中である旨を点灯により報知するリプレイ中LED920が設けられているように、表示部842に表示される。
本実施の形態のスロットマシンにおいてゲームを行なう場合には、まず、クレジットを使用して賭数を設定する操作をコントローラ831で行なう。クレジットを使用するには1枚BETスイッチ905、またはMAXBETスイッチ906を操作することに相当する操作をコントローラ831で行なえばよい。遊技状態に応じて定められた規定数の賭数が設定されると、入賞ラインL1〜L5が有効となり、スタートレバー907の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。なお、本実施の形態では、規定数の賭数として後述する通常遊技状態およびRTにおいては3枚が定められており、後述するレギュラーボーナス中においては、1枚が定められている。なお、遊技状態に対応する規定数を超えてメダルが投入された場合には、その分はクレジットに加算される。
ゲームが開始可能な状態でスタートレバー907を操作することに相当する操作をコントローラ831で行なうと、各リール902L、902C、902Rが回転し、各リール902L、902C、902Rの図柄が連続的に変動するように、表示部842に表示される。この状態でいずれかのストップスイッチ908L、908C、908Rを操作ことに相当する操作をコントローラ831で行なうと、対応するリール902L、902C、902Rの回転が停止し、透視窓3に表示結果が導出表示されるように、表示部842に表示される。
そして全てのリール902L、902C、902Rが停止されることで1ゲームが終了し、有効化されたいずれかの入賞ラインL1〜L5上に予め定められた図柄の組み合わせ(以下、役とも呼ぶ)が各リール902L、902C、902Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞に応じて定められた枚数のメダルが遊技者に対して付与され、クレジットに加算される。なお、有効化された複数の入賞ライン上にメダルの払出を伴う図柄の組み合わせが揃った場合には、有効化された入賞ラインに揃った図柄の組み合わせそれぞれに対して定められた払出枚数を合計し、合計した枚数のメダルが遊技者に対して付与されることとなる。ただし、1ゲームで付与されるメダルの払出枚数には、上限(本実施の形態では、15枚)が定められており、合計した払出枚数が上限を超える場合には、上限枚数のメダルが付与されることとなる。また、有効化されたいずれかの入賞ラインL1〜L5上に、遊技状態の移行を伴う図柄の組み合わせが各リール902L、902C、902Rの表示結果として停止した場合には図柄の組み合わせに応じた遊技状態に移行するようになっている。
本実施の形態のスロットマシンは、前述のように遊技状態に応じて設定可能な賭数の規定数が定められており、遊技状態に応じて定められた規定数の賭数が設定されたことを条件にゲームを開始させることが可能となる。本実施の形態では、後に説明するが、遊技状態として、レギュラーボーナス、通常遊技状態、RT(リプレイタイム)があり、このうちレギュラーボーナスに対応する賭数の規定数として1が定められており、通常遊技状態およびRTに対応する賭数の規定数として3が定められている。このため、遊技状態がレギュラーボーナスにあるときには、賭数として1が設定されるとゲームを開始させることが可能となり、遊技状態が通常遊技状態またはRTにあるときには、賭数として3が設定されるとゲームを開始させることが可能となる。なお、本実施の形態では、遊技状態に応じた規定数の賭数が設定された時点で、全ての入賞ラインL1〜L5が有効化されるようになっており、遊技状態に応じた規定数が1であれば、賭数として1が設定された時点で全ての入賞ラインL1〜L5が有効化され、遊技状態に応じた規定数が3であれば、賭数として3が設定された時点で全ての入賞ラインL1〜L5が有効化されることとなる。
本実施の形態のスロットマシンは、全てのリール902L、902C、902Rが停止した際に、有効化された入賞ライン(本実施の形態の場合、常に全ての入賞ラインが有効化されるため、以下では、有効化された入賞ラインを単に入賞ラインと呼ぶ)上に役と呼ばれる図柄の組み合わせが揃うと入賞となる。入賞となる役の種類は、遊技状態に応じて定められているが、大きく分けて、メダルの払い出しを伴う小役と、賭数の設定を必要とせずに次のゲームを開始可能となる再遊技役と、遊技状態の移行を伴う特別役と、がある。以下では、小役と再遊技役をまとめて一般役とも呼ぶ。遊技状態に応じて定められた各役の入賞が発生するためには、後述する内部抽選に当選して、当該役の当選フラグがRAMに設定されている必要がある。
なお、これら各役の当選フラグのうち、小役および再遊技役の当選フラグは、当該フラグが設定されたゲームにおいてのみ有効とされ、次のゲームでは無効となるが、特別役の当選フラグは、当該フラグにより許容された役の組み合わせが揃うまで有効とされ、許容された役の組み合わせが揃ったゲームにおいて無効となる。すなわち特別役の当選フラグが一度当選すると、例え、当該フラグにより許容された役の組み合わせを揃えることができなかった場合にも、その当選フラグは無効とされずに、次のゲームへ持ち越されることとなる。
ビッグボーナスおよびレギュラーボーナスの内部抽選は、図10(B)の遊技機βシミュレーション設定値設定画面で設定された設定値ごとの確率に従って行なわれる。ビッグボーナスまたはレギュラーボーナスが終了すると、データ処理部810は、図11に示すように、たとえば図13の特別特典DBの特典ID「Sβ1」に対応する暗号化非公開URL「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/tokutenSβ1」を含む2次元コード192と、この2次元コードを撮影してサイトにアクセスすると特典が得られる旨とを、液晶表示器945が表示しているような態様で表示させるよう表示制御部840を制御する。また、ビッグボーナスまたはレギュラーボーナスの3連チャンが終了すると、データ処理部810は、たとえば図13の特別特典DBの特典ID「Sβ2」に対応する暗号化非公開URL「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/tokutenSβ2」を含む2次元コード192と、この2次元コードを撮影してサイトにアクセスすると特典が得られる旨とを、変動表示装置845が表示しているような態様で表示させるよう表示制御部840を制御する。
このように、本実施の形態の遊技機βのシミュレーションゲームにおいては、遊技場30に設置される遊技機βの実機から出力される2次元コード191とは異なるURLを含む2次元コード192を第2出力情報として出力し、しかもビッグボーナス時およびレギュラーボーナス時と、ビッグボーナスおよびレギュラーボーナスの3連チャン時とで異なる2種類の2次元コード192を出力する。
遊技のシミュレーションの状態に関する情報961としては、メダルの持ち枚数、シミュレーションを開始してからの総プレイ数、前回ボーナスからのゲーム数、前回ビッグボーナスからのゲーム数、ビッグボーナスの当選回数、レギュラーボーナスの当選回数、ビッグボーナスの取得率、レギュラーボーナスの取得率、アウト枚数とイン枚数との差枚数、投資金額、回収金額に持ちメダル額を加算した額から投資金額を減算した収支金額が表示される。
ここでは、それぞれ、「682」枚、「98」ゲーム、「46」ゲーム、「2」回、「0」回、「1/49.0」、「−」、「583」枚、「2000」円、「11600」円が表示されている。
図12は、本実施の形態における遊技機メーカサーバ200の記憶部220に記憶される会員情報DB(Database)を説明するための図である。本実施の形態においては、遊技者は、特別特典を受取るための特典受取アプリおよび復号アプリをダウンロードするために、会員登録する必要がある。特別特典とは、遊技機メーカサーバ200の非公開URLへのアクセスで付与される特典であり、たとえば、待受け画像などである。
ここで、特典受取アプリは、特別特典を受取るための遊技機メーカサーバ200の非公開URLへのアクセスを行なうための携帯端末100の処理手順を示すアプリケーションプログラムである。また、復号アプリは、機種ごとに暗号化された非公開URLを復号するための携帯端末100の処理手順を示すアプリケーションプログラムである。なお、復号アプリには、復号アプリ自体に加えて、機種ごとの非公開URLを暗号化した暗号化キーに対応する復号キーが含まれる。
図12を参照して、会員情報DBには、遊技者の会員IDに対応付けて、遊技者の氏名、性別、生年月日、メールアドレス、および、組合せ未付与特典IDが記憶される。後述する遊技機の新機種が発表されたときにその新機種の復号アプリがダウンロード可能となった旨を会員の携帯端末に送信するために、このメールアドレスが利用される。
組合せ未付与特典IDは、後述する組合せ特典の付与の対象となっていない特典IDである。
たとえば、会員IDが「0001」の遊技者については、氏名が「佐藤太郎」、性別が「男」、生年月日が「1970年11月22日」、メールアドレスが「sato@abc」、組合せ未付与特典IDが「Yβ1」であることが会員情報DBによって示されている。
また、会員IDが「0002」の遊技者については、氏名が「鈴木花子」、性別が「女」、生年月日が「1971年8月4日」、メールアドレスが「suzuki@def」、組合せ未付与特典IDが「Yα1,Sα1」であることが会員情報DBによって示されている。
図13は、本実施の形態における遊技機メーカサーバ200の記憶部220に記憶される特別特典DBを説明するための図である。図13を参照して、特別特典DBには、特典に対して一意に割振られる特典IDに対応させて、当該特典を取得するためにアクセスする非公開URLを含む2次元コードを出力する出力元の機種名および種別、ならびに、当該非公開URL、ならびに、当該特典の内容が記憶される。
たとえば、特典ID「Yα1」に対応付けて、出力元「遊技機αの実機」、非公開URL「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/tokutenYα1」、特典「キャラクタX待受け画像No.1」が記憶される。
同様に、特典ID「Yα2」,「Yβ1」,「Yβ2」のそれぞれに対応付けて、出力元「遊技機αの実機」,「遊技機βの実機」,「遊技機βの実機」、非公開URL「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/ tokutenYα2」,「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/ tokutenYβ1」,「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/ tokutenYβ2」、特典「キャラクタY待受け画像No.1」,「キャラクタP待受け画像No.1」,「キャラクタQ待受け画像No.1」が記憶される。
また、特典ID「Sα1」,「Sα2」,「Sβ1」,「Sβ2」のそれぞれに対応付けて、出力元「遊技機αのシミュレーション」,「遊技機αのシミュレーション」,「遊技機βのシミュレーション」,「遊技機βのシミュレーション」、非公開URL「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/ tokutenSα1」,「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/ tokutenSα2」,「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/ tokutenSβ1」,「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/ tokutenSβ2」、特典「キャラクタX待受け画像No.2」,「キャラクタY待受け画像No.2」,「キャラクタP待受け画像No.2」,「キャラクタQ待受け画像No.2」が記憶される。
図14は、本実施の形態における遊技機メーカサーバ200の記憶部220に記憶される組合せ特典DBを説明するための図である。図14を参照して、組合せ特典DBには、特典取得順序に対応させて、当該取得順序に対応する組合せ特典の内容が記憶される。特典取得順序とは、遊技者が取得した2次元コードに含まれる非公開URLにアクセスして取得した特典の特典IDの順序である。
たとえば、特典取得順序が特典ID「Yα1」から特典ID「Sα1」の順の組合せに対応させて、組合せ特典「キャラクタX特別待受け画像No.1」が記憶される。同様に、特典取得順序が特典ID「Sα1」から特典ID「Yα1」の順の組合せに対応させて、組合せ特典「キャラクタX特別待受け画像No.2」が記憶される。また、特典取得順序が特典ID「Yα1」から,特典ID「Sα2」の順の組合せに対応させて、組合せ特典「キャラクタX,Y組合せ待受け画像No.1」が記憶される。また、特典取得順序が特典ID「Sα1」から,特典ID「Yα2」の順の組合せに対応させて、組合せ特典「キャラクタX,Y組合せ待受け画像No.2」が記憶される。また、特典取得順序が特典ID「Yα2」から,特典ID「Sα2」の順の組合せに対応させて、組合せ特典「キャラクタY特別待受け画像」が記憶される。
また、特典取得順序が特典ID「Yα1」から,特典ID「Sβ1」の順の組合せに対応させて、組合せ特典「キャラクタX,P組合せ待受け画像No.1」が記憶される。また、特典取得順序が特典ID「Sα1」から,特典ID「Yβ1」の順の組合せに対応させて、組合せ特典「キャラクタX,P組合せ待受け画像No.2」が記憶される。また、特典取得順序が特典ID「Yα1」から,特典ID「Sβ2」の順の組合せに対応させて、組合せ特典「キャラクタX,Q組合せ待受け画像No.1」が記憶される。また、特典取得順序が特典ID「Sα1」から,特典ID「Yβ2」の順の組合せに対応させて、組合せ特典「キャラクタX,Q組合せ待受け画像No.2」が記憶される。また、特典取得順序が特典ID「Yα2」から,特典ID「Sβ2」の順の組合せに対応させて、組合せ特典「キャラクタY,Q組合せ待受け画像」が記憶される。
また、特典取得順序が特典ID「Yα1」から,特典ID「Sα1」,特典ID「Yα1」の順の組合せに対応させて、組合せ特典「遊技機α着信音楽」が記憶される。また、特典取得順序が特典ID「Sα1」から,特典ID「Yα1」,特典ID「Sα1」の順の組合せに対応させて、組合せ特典「遊技機α着信メロディ」が記憶される。
また、特典取得順序が、特典ID「Yα1」,特典ID「Yα2」,特典ID「Sα1」,特典ID「Sα2」の組合せのいずれの順序でもよい組合せに対応させて、組合せ特典「遊技機αのゲームアプリ」が記憶される。
なお、組合せ特典は、遊技機の実機およびシミュレーションゲームの両方で遊技をして2次元コードを取得して2次元コードに含まれる非公開URLにアクセスしないと取得することができないので、特別特典と比較して、遊技者が取得する手間が掛かる。このため、取得したいといったインセンティブを遊技者に与えるために、組合せ特典は、特別特典に対して、遊技者が取得したいと思うような価値の高い特典とする必要がある。
たとえば、特別特典の待受け画像が、単独のキャラクタで構成される画像であれば、組合せ特典の特別な待受け画像は、複数のキャラクタで構成される画像や単独のキャラクタであっても特別特典の待受け画像と異なる画像とする。また、組合せ特典には、特別特典には含まれない、1曲すべてをデジタルデータ化した着信音楽や、1曲の音楽の一部をデジタルデータ化した着信メロディや、携帯端末100で遊技機のシミュレーションを行なうためのプログラムであるゲームアプリなど待受け画像と比較してより良い特典も含まれる。
また、待受け画像、着信メロディおよび着信音楽などの著作物のコンテンツなどの無体物と異なり、有体物を購入することに用いることができる買物ポイント、および、有体物である記念品などが、組合せ特典に含まれるようにしてもよい。
図15は、本実施の形態における遊技機メーカサーバ200の記憶部220に記憶される特別特典DBおよび組合せ特典DBを設定するための設定画面である。図15(A)を参照して、特別特典DBを設定するための設定画面である特別特典設定画面には、最上段に、この設定画面の名称である「特別特典設定画面」の文字、以下、特典付与の対象の機種名を選択するための「機種名選択」欄、特典付与の対象の遊技機の種別が実機であるかシミュレーションゲームであるかを選択するための種別選択欄、特典付与を受けるためにアクセスするURLを入力するための「特典ページURL入力」欄、付与する特典を入力するための「特典内容入力」欄、最下段に、遊技機メーカサーバ200によって一意に付与された当該特典の特典ID、最下段の右側に、選択または入力された内容を遊技機メーカサーバ200の記憶部220の特別特典DBに記憶させて設定を完了するための「設定」ボタンが表示される。
ここでは、機種名として「α」が選択され、種別として「実機」が選択され、特典ページの非公開URLとして「http://sankyo-fever.co.jp/mo...」が入力され、特典内容として「キャラクタX待受け画像No.1」が入力されている。また、特典IDとして「Yα1」が付与されている。この状態で「設定」ボタンが操作されると、図13で説明した特別特典DBの最上段のように、選択または入力された内容が記憶される。
図15(B)を参照して、組合せ特典DBを設定するための設定画面である組合せ特典設定画面には、最上段に、この設定画面の名称である「組合せ特典設定画面」の文字、以下、1番目の特典IDを選択するための「特典ID(1)選択」欄、2番目の特典IDを選択するための「特典ID(2)選択」欄、3番目の特典IDを選択するための「特典ID(3)選択」欄、4番目の特典IDを選択するための「特典ID(4)選択」欄、1番目から4番目までの特典IDの順序を昇順とするか降順とするか順番を問わないこととするかを選択するための「順序選択」欄、付与する特典を入力するための「特典内容入力」欄、最下段の右側に、選択または入力された内容を遊技機メーカサーバ200の記憶部220の組合せ特典DBに記憶させて設定を完了するための「設定」ボタンが表示される。
ここでは、特典ID(1)として「Yα1」が選択され、特典ID(2)として「Sα1」が選択され、特典ID(3),特典ID(4)としては何も選択されず、順序として「昇順」が選択され、特典内容として「キャラクタX特別待受け画像No.1」が入力されている。この状態で「設定」ボタンが操作されると、図14で説明した組合せ特典DBの最上段のように、選択または入力された内容が記憶される。
図16は、本実施の形態における遊技機メーカサーバ200の記憶部220に記憶される付与済特定情報DBを説明するための図である。図16を参照して、付与済特定情報DBには、アクセスに伴って送信される情報に含まれる遊技機IDまたは製品IDに対応付けて、取得日時が記憶される。
たとえば、遊技機IDまたは製品ID「1111111」に対応付けて取得日時「10021030」が記憶される。同様に、遊技機IDまたは製品ID「1234567」,「2222222」,「7777777」,「3333333」,「7654321」,「4444444」,「1234321」に対応付けて、それぞれ、取得日時「10091520」,「10031220」,「10101750」,「10032030」,「10181640」,「01231450」,「01240910」が記憶される。
図17は、本実施の形態における携帯端末100で実行されるウェブブラウザ処理および遊技機メーカサーバ200で実行されるアプリダウンロード処理それぞれの流れを示すフローチャートである。図17を参照して、まず、携帯端末100において、ステップS101で、携帯端末100のデータ処理部110は、会員登録ページのURLの指定が受付けられたかを判断する。URLの指定は、他のウェブページまたは電子メールなどに添付されたリンクが選択されることによってなされたり、携帯端末100に直接URLが入力されることによってなされたりする。
会員登録ページのURLの指定が受付けられていないと判断した場合(ステップS101でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS105以降の処理に進める。
一方、会員登録ページのURLの指定が受付けられたと判断した場合(ステップS101でYESと判断した場合)、ステップS102で、データ処理部110は、指定されたURLで示される遊技機メーカサーバ200の会員登録ページにアクセスをするよう無線通信部160を制御する。ここで、「ウェブページにアクセスする」とは、ウェブページの送信の要求をすることをいう。
遊技機メーカサーバ200においては、ステップS201で、遊技機メーカサーバ200のデータ処理部210は、会員登録ページにアクセスが有ったかを判断する。
会員登録ページへのアクセスが無いと判断した場合(ステップS201でNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS205以降の処理に進める。
一方、会員登録ページへのアクセスが有ったと判断した場合(ステップS201でYESと判断した場合)、ステップS202で、データ処理部210は、アクセスしてきた携帯端末100に、会員登録ページを送信するよう通信部260を制御する。
ここで、「ページを送信する」とは、HTML(HyperText Markup Language)などのマークアップ言語で記述されたウェブページを表示するためのハイパーテキストデータを送信することである。
携帯端末100においては、ステップS103で、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200から会員登録ページを受信するよう無線通信部160を制御し、受信した会員登録ページを表示するよう表示部140を制御する。
図18は、本実施の形態における携帯端末100の表示部140に表示される第1の表示画面図である。図18(A)を参照して、図17のステップS103で携帯端末100の表示部140に表示される会員登録ページには、最上段に、このウェブページの名称である「会員登録ページ」、以下の段に、氏名入力欄、性別選択欄、生年月日入力欄、および、入力された内容を遊技機メーカサーバ200に送信するために操作される「登録」ボタンが表示される。
遊技者は、携帯端末100のデータ入力部130を用いて、この会員登録ページに、必要事項を入力する。ここでは、氏名として「佐藤太郎」、性別として「男」、生年月日として「1970/11/11」が入力されている。
図17に戻って、携帯端末100において、遊技者によって必要事項が入力され、「登録」ボタンが操作されると、ステップS104で、データ処理部110は、会員登録ページに会員登録のために入力された必要事項の情報を、遊技機メーカサーバ200に送信するよう無線通信部160を制御する。
遊技機メーカサーバ200においては、ステップS203で、データ処理部210は、携帯端末100から、会員登録の入力情報を受信するよう通信部260を制御する。
そして、ステップS204で、データ処理部210は、新たに会員IDを発行し、発行した会員ID、ならびに、受信した会員登録の入力情報に基づく氏名、性別および生年月日を、図12で説明した記憶部220の会員情報DBに登録する。
次に、ステップS205で、データ処理部210は、記憶部220に記憶された後述する図21で説明する特典受取アプリを読出して、携帯端末100に送信するよう通信部260を制御する。
携帯端末100においては、ステップS105で、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200から特典受取アプリを受信するよう無線通信部160を制御し、受信した特典受取アプリを記憶部120に記憶させる。
図18に進んで、図18(B)で示される特典受取アプリダウンロードページは、特典受取アプリの受信前に携帯端末100の表示部140に表示される。図18(B)を参照して、特典受取アプリダウンロードページには、最上段に、このウェブページの名称である「特典受取アプリダウンロードページ」、以下の段に、特典を受取るためには特典受取アプリが必要である旨の文章、ダウンロードを開始するために「開始」ボタンの操作を促すための文章、および、特典受取アプリのダウンロードを開始させるための「開始」ボタンが表示される。
「開始」ボタンが遊技者によって操作されると、携帯端末100において、特典受取アプリの受信が開始される。そして、特典受取アプリの受信後に、図18(C)で示される特典受取アプリダウンロードページが、携帯端末100の表示部140に表示される。
図18(C)を参照して、特典受取アプリダウンロードページには、最上段に、このウェブページの名称である「特典受取アプリダウンロードページ」、以下の段に、特典受取アプリのダウンロードが完了した旨、特典受取アプリを起動して遊技機に表示される2次元コード191を読取ると特典を受取ることができる旨、および、特典受取アプリのダウンロードのための処理を終了させるための「OK」ボタンが表示される。
図17に戻って、携帯端末100において、ステップ111で、遊技機機種選択ページのURLの指定が受付けられたかを判断する。遊技機機種選択ページのURLの指定が受付けられていないと判断した場合(ステップS111でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS113以降の処理に進める。
一方、遊技機機種選択ページのURLの指定が受付けられたと判断した場合(ステップS111でYESと判断した場合)、ステップS112で、データ処理部110は、指定されたURLで示される遊技機メーカサーバ200の遊技機機種選択ページにアクセスするよう無線通信部160を制御する。
遊技機メーカサーバ200においては、ステップS211で、データ処理部210は、遊技機機種選択ページにアクセスが有ったかを判断する。遊技機機種選択ページにアクセスが無いと判断した場合(ステップS211でNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS212以降の処理に進める。
一方、遊技機機種選択ページへのアクセスが有ったと判断した場合(ステップS211でYESと判断した場合)、ステップS212で、データ処理部210は、アクセスしてきた携帯端末100に、遊技機機種選択ページを送信するよう通信部260を制御する。
携帯端末100においては、ステップS113で、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200から遊技機機種選択ページを受信するよう無線通信部160を制御し、受信した遊技機機種選択ページを表示するよう表示部140を制御する。
図19は、本実施の形態における携帯端末100の表示部140に表示される第2の表示画面図である。図19(A)を参照して、図17のステップS113で携帯端末100の表示部140に表示される遊技機機種選択ページには、最上段に、このウェブページの名称である「遊技機機種選択ページ」、以下の段に、遊技機の情報を取得したい機種の選択を遊技者に促す旨の文章、「機種A」を選択するためのボタン、「機種B」を選択するためのボタン、および、「機種C」を選択するためのボタンが表示される。
図17に戻って、携帯端末100において、ステップS111で、データ処理部110は、遊技者の所望の機種の遊技機機種情報ページのURLが指定されたか否かを判断する。遊技機機種情報ページのURLが指定されていないと判断した場合(ステップS111でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS116以降の処理に進める。
一方、図19(A)の遊技機機種選択ページで、遊技者によって所望の機種のボタンが操作されて、当該機種の遊技機機種情報ページのURLの指定が受付けられたと判断した場合(ステップS111でYESと判断した場合)、ステップS112で、データ処理部110は、指定されたURLで示される遊技機メーカサーバ200の当該機種の遊技機機種情報ページにアクセスをするよう無線通信部160を制御する。
遊技機メーカサーバ200においては、ステップS211で、データ処理部210は、いずれかの機種の遊技機機種情報ページにアクセスが有ったかを判断する。
いずれの機種の遊技機機種情報ページへのアクセスも無いと判断した場合(ステップS211でNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS212以降の処理に進める。
一方、いずれかの機種の遊技機機種情報ページへのアクセスが有ったと判断した場合(ステップS211でYESと判断した場合)、ステップS212で、データ処理部210は、アクセスしてきた携帯端末100に、当該機種の遊技機機種情報ページを送信するよう通信部260を制御する。
携帯端末100においては、ステップS113で、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200から遊技機機種情報ページを受信するよう無線通信部160を制御し、受信した遊技機機種情報ページを表示するよう表示部140を制御する。
図19に進んで、図19(B)を参照して、図17のステップS116で携帯端末100の表示部140に表示される遊技機機種情報ページには、最上段に、このウェブページの名称である「遊技機機種情報ページ」、以下の段に、当該ページの機種の名称,特徴,大当り確率などの機種に関する情報、当該機種に対応する復号アプリのダウンロードを確認する旨の文章、および、当該機種の復号アプリのダウンロードを開始するための「はい」ボタンが表示される。
図17に戻って、携帯端末100において、ステップ117で、遊技者の所望機種の復号アプリDL(download)ページのURLの指定が受付けられたかを判断する。復号アプリDLページのURLの指定が受付けられていないと判断した場合(ステップS117でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS119以降の処理に進める。
一方、図19(B)の遊技機機種情報ページで、遊技者によって「はい」ボタンが操作されて、復号アプリDLページのURLの指定が受付けられたと判断した場合(ステップS117でYESと判断した場合)、ステップS118で、データ処理部110は、指定されたURLで示される遊技機メーカサーバ200の復号アプリDLページにアクセスするよう無線通信部160を制御する。
遊技機メーカサーバ200においては、ステップS215で、データ処理部210は、いずれかの機種の復号アプリDLページにアクセスが有ったかを判断する。
いずれの機種の復号アプリDLページへのアクセスも無いと判断した場合(ステップS215でNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS216以降の処理に進める。
一方、いずれかの機種の復号アプリDLページへのアクセスが有ったと判断した場合(ステップS215でYESと判断した場合)、ステップS216で、データ処理部210は、アクセスしてきた携帯端末100に、当該機種に対応する復号アプリを送信するよう通信部260を制御する。
ここで、すでに他の機種の復号アプリが携帯端末100に送信済である場合は、当該機種に対応する差分で復号アプリを更新するための情報を送信する。前述したように、本実施の形態においては、復号アプリには、復号アプリ自体に加えて、機種ごとの非公開URLを暗号化した暗号化キーに対応する復号キーが含まれるので、ここでの差分は、当該機種に対応する復号キーを復号アプリに加えるための情報である。
携帯端末100においては、ステップS119で、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200から復号アプリを受信するよう無線通信部160を制御し、受信した復号アプリを記憶部120に記憶させる。
図19に進んで、復号アプリの受信後に、図19(C)で示されるウェブページが、携帯端末100の表示部140に表示される。図19(C)を参照して、このウェブページには、所望の機種に対応する復号アプリのDLが完了した旨の文章、特典受取アプリを起動して、当該機種に表示される2次元コード191を読取ると、ダウンロードした復号アプリで非公開URLが復号されて特別特典が受取れる旨の文章、および、復号アプリのダウンロードのための処理を終了させるための「OK」ボタンが表示される。
図20は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機700の演出制御部740で実行される2次元コード関連処理の流れを示すフローチャートである。この2次元コード関連処理は、演出制御部740によって行なわれるパチンコ遊技機700における変動表示装置745およびスピーカなどでの演出を制御するための処理のサブルーチンとして実行される処理である。
図20を参照して、パチンコ遊技機700において、ステップS701で、演出制御部740は、遊技制御部710からのコマンドに基づいて、大当り遊技状態が終了したか否かを判断する。大当り遊技状態が終了していないと判断した場合(ステップS701でNOと判断した場合)、演出制御部740は、実行する処理をステップS703の処理に進める。
一方、大当り遊技状態が終了したと判断した場合(ステップS701でYESと判断した場合)、ステップS702で、演出制御部740は、大当り回数を1回加算更新する。
次に、ステップS703で、演出制御部740は、図4のパチンコ遊技機700の変動表示装置745で示すように、大当りに対応する2次元コード191を、所定時間(たとえば、1分間)、表示するよう変動表示装置745を制御する。
この2次元コード191は、パチンコ遊技機700の機種に対応して生成され演出制御部740のROMに予め記憶される。また、この2次元コード191は、公開URL、暗号化非公開URL、当該機種の機種ID、および、当該パチンコ遊技機700に対して一意に割振られる遊技機IDを含む情報がコード化された画像である。大当りに対応する2次元コード191に含まれる暗号化非公開URLは、たとえば、図13の特別特典DBの特典ID「Yα1」に対応する「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/tokutenYα1」が暗号化されたものである。
次に、ステップS704で、遊技制御部710からのコマンドに基づいて、大当り遊技状態が3回連続で発生する3連チャンが終了したか否かを判断する。3連チャンが終了していないと判断した場合(ステップS704でNOと判断した場合)、演出制御部740は、実行する処理をステップS706の処理に進める。
一方、3連チャンが終了したと判断した場合(ステップS704でYESと判断した場合)、ステップS705で、演出制御部740は、ステップS703と同様に、3連チャンに対応する2次元コード191を、所定時間(たとえば、1分間)、表示するよう変動表示装置745を制御する。3連チャンに対応する2次元コード191に含まれる暗号化非公開URLは、たとえば、図13の特別特典DBの特典ID「Yα2」に対応する「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/tokutenYα2」が暗号化されたものである。
次に、ステップS706で、演出制御部740は、遊技者によって遊技終了ボタンが操作されることによって遊技終了操作が行なわれたか否かを判断する。遊技終了ボタンが操作されていないと判断した場合(ステップS706でNOと判断した場合)、演出制御部740は、実行する処理をこの2次元コード関連処理の呼出元の処理に戻す。
一方、遊技終了ボタンが操作されたと判断した場合(ステップS706でYESと判断した場合)、ステップS707で、演出制御部740は、大当り回数を0回にリセットする。その後、演出制御部740は、実行する処理をこの2次元コード関連処理の呼出元の処理に戻す。
このように、本実施の形態の遊技機αの実機は、遊技機メーカサーバ200へアクセスするためのURLを含む2次元コード191を第1出力情報として表示出力し、しかも大当り時と3連チャン時とで異なる2種類の2次元コード191を出力する。
なお、ここでは、パチンコ遊技機700の実機において2次元コードが出力される処理について説明したが、スロットマシンである遊技機βなど他の遊技機の実機においても同様の処理が行なわれて2次元コードが出力される。
スロットマシンである本実施の形態の遊技機βの実機は、遊技機メーカサーバ200へアクセスするためのURLを含む2次元コード191を第1出力情報として表示出力し、しかもビッグボーナス時およびレギュラーボーナス時と、ビッグボーナスおよびレギュラーボーナスの3連チャン時とで異なる2種類の2次元コード191を出力する。
図21は、本実施の形態における携帯端末100で実行される特典受取アプリの流れを示すフローチャートである。図21を参照して、携帯端末100において、特典受取アプリが起動されると、まず、ステップS121で、データ処理部110は、メニュー画面を表示するよう表示部140を制御する。
図22は、本実施の形態における携帯端末100の表示部140に表示される第3の表示画面図である。図22(A)を参照して、図21のステップS121で携帯端末100の表示部140に表示されるメニュー画面には、最上段に、このアプリケーションプログラムの名称である「特典受取アプリ」、以下の段に、メニューとして、2次元コードの読取りを開始するための「1.2次元コード読取」リンク、特典の受取りを開始するための「2.特典受取」リンク、特典受取アプリを終了させるための「3.終了」リンク、および、いずれかのリンクの選択を促す旨の文章が表示される。
図21に戻って、携帯端末100において、ステップS122で、データ処理部110は、図22(A)のメニュー画面で、遊技者によって「2次元コード読取」リンクが操作されることによって、2次元コードの読取りを開始することが選択されたか否かを判断する。2次元コード読取が選択されていないと判断した場合(ステップS122でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS130の処理に進める。
一方、2次元コード読取が選択されたと判断した場合(ステップS122でYESと判断した場合)、ステップS123で、データ処理部110は、カメラ機能を起動させて、カメラ部190で撮影されている画像を表示するよう表示部140を制御する。
図22に進んで、図22(B)を参照して、特典受取アプリの2次元コード読取中の画面には、最上段に、このアプリケーションプログラムの名称である「特典受取アプリ」、以下の段に、2次元コード読取中である旨の文章、および、カメラ部190で撮影されている画像が表示される。
図21に戻って、ステップS124で、データ処理部110は、遊技者によって携帯端末100が動かされて、撮影されている画像に2次元コードが含まれるようになったか否かを判断する。ここで、撮影される2次元コードは、遊技機の実機またはシミュレーションゲームからそれぞれ出力された2次元コード191,192である。撮影画像に2次元コードが含まれないと判断した場合(ステップS124でNOと判断した場合)、データ処理部110は、ステップS124の処理を繰返す。
一方、撮影画像に2次元コードが含まれるようになったと判断した場合(ステップS124でYESと判断した場合)、ステップS125で、データ処理部110は、撮影された2次元コードで示される情報および2次元コードの取得日時を記憶部120に記憶させ、記憶が完了した旨を表示するよう表示部140を制御する。2次元コードで示される情報には、公開URL、暗号化非公開URL、機種ID、および、遊技機IDが含まれる。
つまり、携帯端末100は、遊技場に設置されるパチンコ遊技機である遊技機αやスロットマシンである遊技機βにおいて表示された2次元コードに含まれる情報を取得するとともに、遊技機αや遊技機βのシミュレーションゲームにおいて表示された2次元コードに含まれる情報を取得する。
図22に進んで、図22(C)を参照して、図21のステップS125で携帯端末100の表示部140に表示される画面には、最上段に、このアプリケーションプログラムの名称である「特典受取アプリ」、以下の段に、2次元コードで示される情報が記憶された旨の文章、および、2次元コードの読取りを終了するための「OK」ボタンが表示される。
図21に戻って、図22(C)の画面で「OK」ボタンが操作されると、データ処理部110は、実行する処理をステップS121の処理に戻す。
次に、ステップS130で、データ処理部110は、図22(A)のメニュー画面で、遊技者によって「特典受取」リンクが操作されることによって、特典の受取りを開始することが選択されたか否かを判断する。特典受取が選択されていないと判断した場合(ステップS130でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS146の処理に進める。
一方、特典受取が選択されたと判断した場合(ステップS130でYESと判断した場合)、ステップS131で、データ処理部110は、2次元コードが記憶部120に記憶されているか否かを判断する。2次元コードが記憶されていないと判断した場合(ステップS131でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS121の処理に戻す。
一方、2次元コードが記憶されていると判断した場合(ステップS131でYESと判断した場合)、ステップS132で、データ処理部110は、少なくとも1つの復号アプリが記憶部120に記憶されているか否かを判断する。
復号アプリが少なくとも1つ記憶されていると判断した場合(ステップS132でYESの場合)、ステップS133で、データ処理部110は、ステップS125で記憶部120に記憶された2次元コードのうち取得日時の最先の2次元コードで示される情報のうち暗号化非公開URLを、記憶部120に記憶されている復号アプリに含まれるすべての機種および非公開URLごとの復号キーで、順次、復号することを試みる。
そして、ステップS134で、データ処理部110は、暗号化非公開URLから正常に復号されたものがあるか否かを判断する。正常に復号されたか否かは、復号されたものがURLの体をなしているか否か、たとえば、復号されたものが「http://」の文字で始まる文字列であるか否かを判断することによって判断することができる。
復号アプリが1つも記憶されていないと判断した場合(ステップS132でNOと判断した場合)、または、暗号化非公開URLから正常に復号されたものがないと判断した場合(ステップS134でNOと判断した場合)、ステップS144で、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200の公開URLのうちの1つであるステップS125で記憶部120に記憶された2次元コードで示される情報に含まれる公開URLにアクセスし、特典受取アプリに登録された会員ID、ならびに、当該2次元コードで示される情報に含まれる機種IDおよび遊技機ID、ならびに、ステップS125で記憶部120に記憶された取得日時を、遊技機メーカサーバ200に送信する。ここで、「URLにアクセスする」とは、URLで示される処理の要求をすることである。
図23は、本実施の形態における遊技機メーカサーバ200で実行される特典付与処理の流れを示すフローチャートである。図23を参照して、遊技機メーカサーバ200において、まず、ステップS221で、データ処理部210は、通信部260を確認することによって、公開URLのうちの1つにアクセスが有ったか否かを判断する。
公開URLにアクセスが無いと判断した場合(ステップS221でNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS231の処理に進める。
一方、公開URLの1つにアクセスが有ったと判断した場合(ステップS221でYESと判断した場合)、ステップS222で、データ処理部210は、公開URLへのアクセスに伴って送信される情報である会員ID、機種ID、遊技機IDおよび取得日時を携帯端末100から受信したか否かを判断する。
特典受取アプリからの公開URLへのアクセスであれば、図21のステップS144で説明したように、当該アクセスに伴って会員ID、機種ID、遊技機IDおよび取得日時が送信される。
このため、公開URLへのアクセスに伴って送信される情報を受信していないと判断した場合(ステップS222でNOと判断した場合)、特典受取アプリからのアクセスでないので、ステップS223で、データ処理部210は、特別特典を受取るためには特典受取アプリが必要である旨の案内情報を含む案内情報ページを、アクセス元の携帯端末100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS221の処理に戻す。
一方、公開URLへのアクセスに伴って送信される情報を受信したと判断した場合(ステップS222でYESと判断した場合)、特典受取アプリからのアクセスであり、特典受取アプリは既にダウンロードされているので、ステップS224で、データ処理部210は、図17および図19(B)で説明した遊技機機種情報ページにアクセスして機種に応じた復号アプリをダウンロードすれば特別特典および組合せ特典を受取ることが可能である旨の案内情報案内情報ページを、アクセス元の携帯端末100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS221の処理に戻す。
図21に戻って、携帯端末100においては、ステップS145で、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200から案内情報ページを受信するよう無線通信部160を制御し、受信した案内情報ページを表示するよう表示部140を制御する。
図25は、本実施の形態における携帯端末100の表示部140に表示される第4の表示画面図である。図25(A)を参照して、特典受取アプリからのアクセスでない公開URLへのアクセスに応じてステップS145で携帯端末100の表示部140に表示される案内情報ページには、上段から順に、特別特典を受取るためには特典受取アプリが必要である旨の案内情報、特典受取アプリのダウンロードを促す旨の文章、および、特典受取アプリをダウンロードするためのウェブページのホームページのURLへのリンクが表示される。
また、図25(B)を参照して、特典受取アプリからの公開URLへのアクセスに応じてステップS145で携帯端末100の表示部140に表示される案内情報ページには、最上段に、案内情報ページを表示させているアプリケーションプログラムの名称である「特典受取アプリ」、以下の段に、機種ごとの復号アプリをインストールするとさらに豪華な特別特典を受取ることができる旨の案内情報、特典受取アプリのダウンロードを促す旨の文章、および、特典受取アプリをダウンロードするためのウェブページのホームページのURLへのリンクが表示される。
図21に戻って、一方、暗号化非公開URLから正常に復号されたものがあると判断した場合(ステップS134でYESと判断した場合)、ステップS135で、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200の非公開URLのうちの1つである、ステップS133で復号された非公開URLにアクセスするとともに、特典受取アプリに登録された会員ID、ならびに、ステップS133で復号された2次元コードで示される情報に含まれる機種IDおよび遊技機ID、ならびに、当該2次元コードに対応付けてステップS125で記憶部120に記憶された取得日時を、遊技機メーカサーバ200に送信する。
つまり、携帯端末100は、遊技機メーカサーバ200へのアクセスに伴って、携帯端末を個々に識別可能な会員IDを送信している。また、図13の特別特典DBで説明したように、本実施の形態の非公開URLには、その末尾に特典IDが含まれている。したがって、遊技機メーカサーバ200へのアクセスに伴って、この非公開URLに含まれる特典IDが種別情報として送信されることになり、遊技機メーカサーバ200は、この特典IDから、当該非公開URLを出力したのが、遊技場30の遊技機の実機かシミュレーションゲームか、さらには、出力した遊技機の実機またはシミュレーションゲームの機種を識別可能であるとともに、当該非公開URLへのアクセスを他の非公開URLと識別可能となる。
図23に進んで、遊技機メーカサーバ200において、ステップS231で、データ処理部210は、通信部260を確認することによって、非公開URLのうちの1つにアクセスが有って、非公開URLへのアクセスに伴って送信される情報である会員ID、機種ID、遊技機IDおよび取得日時を携帯端末100から受信したか否かを判断する。
会員IDの送信は、特定プログラム(たとえば、特典受取アプリ+復号アプリ)を記憶している携帯端末100がその特定プログラムに従ってアクセスしなければ送信できないものであり、このステップS231により、携帯端末100からの受信情報中に会員IDが含まれているか否かを判断することが、特定プログラムに従ったアクセスであるか否かの判断となる。
本実施の形態においては、復号された非公開URLは遊技者に表示されないようにしているが、該遊技者が該特定プログラムを改造し、復号後の非公開URLが表示された場合であっても、サーバにて、非公開URLへのアクセスに伴って送信される会員ID等の情報を受信したか否かを判断することによって、非公開URLが一度復号されたものが、特定プログラムを記憶していない携帯端末にコピーされて使い回された場合であっても、特定プログラムを記憶していない携帯端末からは、会員ID等が送信されないため、ステップS231にてNOと判断され、特別特典は付与されない。これにより、効果的に使い回しを防止することができる。
また、復号された非公開URLを表示するようにした場合であっても、特定プログラムを記憶していない携帯端末からは、会員ID等が送信されないため、ステップS231にてNOと判断され、特別特典は付与されない。つまり、この場合であっても、効果的に使い回しを防止することができる。
非公開URLへのアクセスが無い、または、アクセスが有っても、伴って送信される情報が受信されていないと判断した場合(ステップS231でNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS221の処理に戻す。
一方、非公開URLへのアクセスが有って、伴って送信される情報も受信されたと判断した場合(ステップS231でYESの場合)、ステップS232で、データ処理部210は、記憶部220に記憶されている図16で説明した付与済特定情報DBに、ステップS231で受信した遊技機IDに対して記憶されている取得日時を含む所定時間の範囲(たとえば、取得日時の前後1分の範囲)に、ステップS231で受信した取得日時が含まれるような、遊技機IDおよび取得日時の組合せが既に記憶されているか否かを判断する。
なお、このように判断することが、2次元コードを特定可能な情報であるステップS231で受信した遊技機IDおよび取得日時の組合せが、付与済特定情報DBに既に記憶されているか否かを判断することであるとみなす。
たとえば、2次元コードがt分間表示される場合、図16の付与済特定情報DBに、取得日時として、10月2日10時30分を示す「10021030」が記憶されているとすると、10月2日10時(30−t)分から10月2日(30+t)分までの間に、複数回2次元コードが撮影されている可能性があるので、所定時間の範囲は、記憶されている取得日時の前後t分の範囲を少なくとも含む範囲とすることが好ましい。
これによって、パチンコ遊技機700に表示された2次元コードをそのまま他の携帯端末にコピーして使い回すこと、および、パチンコ遊技機700に表示された2次元コードを複数台の携帯端末で同時に撮影して使うことだけでなく、パチンコ遊技機700に表示された2次元コードを時間をずらして1台または複数の携帯端末で撮影して使うことも防止することができる。
遊技機IDおよび取得日時の組合せが既に記憶されていると判断した場合(ステップS232でYESと判断した場合)、ステップS239で、データ処理部210は、当該特別特典は既に付与済である旨を、アクセス元の携帯端末100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS221の処理に戻す。
一方、遊技機IDおよび取得日時の組合せが未だ記憶されていないと判断した場合(ステップS232でNOと判断した場合)、ステップS233で、データ処理部210は、図16の付与済特定情報DBに、ステップS231で受信した遊技機IDおよび取得日時の組合せを記憶させる。次に、ステップS240で、データ処理部210は、特典送信処理を実行する。
図24は、本実施の形態のおける遊技機メーカサーバ200で実行される特典送信処理の流れを示すフローチャートである。図24を参照して、まず、ステップS241で、データ処理部210は、アクセスされた非公開URLに対応して図13で説明した特別特典DBに記憶されている特別特典の特典ID(以下、「特別特典ID」ともいう)を、記憶部220の図12で説明した会員情報DBにおいて、図23のステップS231で受信した会員IDの組合せ未付与特典IDとして記憶させる。
つまり、遊技機メーカサーバ200は、非公開URLへのアクセスに伴って、会員IDおよび特典IDを受信し、種別情報としての特典IDを組合せ未付与特典IDとして記憶する。ここで、図12の会員情報DBの組合せ未付与特典IDの記憶領域は、複数の記憶部に分かれており、受信した特典IDが決まった順序で各記憶部に記憶されることにより、各特典IDの受信順序を特定可能となっている。
次に、ステップS242で、データ処理部210は、図12の会員情報DBにおいて、ステップS241で記憶させた会員IDに対応する組合せ未付与特典IDに、図14で説明した組合せ特典DBの特典IDの順序付けられた組合せと同じ受信順序の組合せが記憶されているか否かを判断する。
特典IDの組合せが記憶されていると判断した場合(ステップS242でYESと判断した場合)、ステップS243で、データ処理部210は、さらに、特別特典IDを加えると組合せが成立するような特典IDの組合せが、組合せ特典DBにあるか否かを判断する。
たとえば、組合せ未付与特典IDとして、「Yα1」が記憶されている状態で、ステップS241で、「Sα1」が組合せ未付与特典IDとして記憶された場合、図12で示した会員ID「0002」の組合せ未付与特典IDのように、「Yα1」が先の順序、「Sα1」が後の順序で記憶される。そして、ステップS242で、この組合せ未付与特典IDの受信順序の組合せの中に、図14の組合せ特典DBの特典IDの順序付けられた組合せのうち同じ受信順序の組合せ「Yα1,Sα1」が記憶されていると判断される。さらに、ステップS243で、さらに、特典ID「Yα1」の特典を取得すると「Yα1,Sα1,Yα1」の順序の組合せが成立すると判断される。
さらに特別特典IDを加えると成立する組合せがあると判断した場合(ステップS243でYESと判断した場合)、ステップS244で、データ処理部210は、今組合せ特典を受取るか否かを確認するための確認画面を携帯端末100に送信するように通信部260を制御する。
図21に戻って、ステップS135の後、ステップS136で、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200から確認画面を受信したか否かを判断する。確認画面を受信したと判断した場合(ステップS136でYESと判断した場合)、ステップS137で、データ処理部110は、確認画面を表示するように表示部140を制御する。
図25に進んで、図25(C)を参照して、ステップS137で携帯端末100の表示部140に表示される確認画面には、最上段に、確認画面を表示させているアプリケーションプログラムの名称である「特典受取アプリ」、以下の段に、現在の組合せで付与される特別特典の概要、さらに所定の条件を満たせばより良い組合せ特典が付与される旨、組合せ特典を今受取るか否かの入力を促す旨、組合せ特典を今受取る旨を返答するための「YES」ボタン、組合せ特典を今は受取らない旨を返答するための「NO」ボタンが表示される。
ここで、より良い組合せ特典は、図24のステップS243でさらに特典IDを加えると成立すると判断された組合せによって得られる組合せ特典である。また、所定の条件は、ステップS243で判断された組合せを成立させるための特典IDに対応する非公開URLが含まれる2次元コードが表示される条件である。たとえば、さらに、特典ID「Yα1」の特典を取得すると「Yα1,Sα1,Yα1」の順序の組合せが成立すると判断された場合、より良い組合せ特典は、「Yα1,Sα1,Yα1」の特典取得順序に対応して図14の組合せ特典DBに記憶されている「遊技機α着信音楽」である。また、所定の条件は、「Yα1,Sα1,Yα1」の組合せを成立させるための特典ID「Yα1」に対応する非公開URL「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/tokutenYα1」が含まれる2次元コード191が表示される条件であり、ここでは、遊技機αの実機で大当り遊技状態が終了することという条件である。
図21に戻って、ステップS137の後、ステップS138で、データ処理部110は、入力されたのが今受取る旨を返答するための「YES」ボタンの選択であるか否かを判断する。「YES」ボタンの選択であると判断した場合(ステップS138でYESと判断した場合)、ステップS139で、今受取る旨の返答を遊技機メーカサーバ200に送信する。一方、「YES」ボタンの選択でない、つまり、「NO」ボタンの選択であると判断した場合(ステップS138でNOと判断した場合)、ステップS140で、今受取らない旨の返答を遊技機メーカサーバ200に送信する。
図24に進んで、ステップS245で、データ処理部210は、今受取る旨の返答を携帯端末100から受信したか否かを判断する。
特典IDの組合せが記憶されていないと判断した場合(ステップS242でNOと判断した場合)、および、今受取る旨の返答を受信していないと判断した場合、つまり今受取らない旨の返答を受信した場合(ステップS245でNOと判断した場合)、ステップS246で、アクセスされた非公開URLに対応して図13の特別特典DBに記憶されている特別特典と、組合せ特典を得るための組合せが成立するための示唆情報とを含む特典ページを、アクセス元の携帯端末100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をこの特典送信処理の呼出元の図23の特典付与処理に戻す。
ここで、ステップS245でNOの場合、つまり、今受取らない旨の返答を受信した場合においては、示唆情報は、ステップS243でさらに特典IDを加えると成立すると判断された組合せが成立するための条件を含む情報である。この示唆情報に含まれる条件は、ステップS243で判断された組合せを成立させるための特典IDに対応する非公開URLが含まれる2次元コードが表示される条件である。たとえば、さらに、特典ID「Sα1」の特典を取得すると図14の組合せ特典DBで示される「Sα1,Yα1,Sα1」の順序の組合せが成立すると判断された場合、示唆情報に含まれる条件は、「Sα1,Yα1,Sα1」の組合せを成立させるための特典ID「Sα1」に対応する非公開URL「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/tokutenSα1」が含まれる2次元コード192が表示される条件であり、ここでは、遊技機αのシミュレーションゲームで大当り遊技状態が終了することという条件である。
また、ステップS242でNOの場合、つまり、特典IDの組合せが記憶されていないと判断した場合においては、示唆情報は、組合せ未付与特典IDとして記憶されている特典IDにさらに特典IDを加えると成立する組合せが成立するための条件を含む情報である。この示唆情報に含まれる条件は、この組合せを成立させるための特典IDに対応する非公開URLが含まれる2次元コードが表示される条件である。たとえば、図12の会員情報DBの会員ID「0001」の組合せ未付与特典IDのように、組合せ未付与特典IDとして「Yβ1」が記憶されている場合に、ステップS241で、「Sα1」が組合せ未付与特典IDとして記憶された場合、「Yβ1」が先の順序、「Sα1」が後の順序で記憶される。そして、ステップS242で、この組合せ未付与特典IDの受信順序の組合せの中に、図14の組合せ特典DBの特典IDの順序付けられた組合せのうち同じ受信順序の組合せが記憶されていないと判断される。そして、特典ID「Yα1」,「Yα2」,「Yβ1」,「Yβ2」の特典を取得するとそれぞれ図14の組合せ特典DBで示される「Sα1,Yα1」,「Sα1,Yα2」,「Sα1,Yβ1」,「Sα1,Yβ2」の順序の組合せが成立すると検索され、このうち、1つの組合せ「Sα1,Yα1」がランダムに決定される。このため、示唆情報に含まれる条件は、「Sα1,Yα1」の組合せを成立させるための特典ID「Yα1」に対応する非公開URL「http://sankyo-fever.co.jp/mobile/tokutenYα1」が含まれる2次元コード191が表示される条件であり、ここでは、遊技機αの実機で大当り遊技状態が終了することという条件である。なお、ここでは、複数の成立する組合せがある場合に、ランダムに1つの組合せを決定するようにしたが、これに限定されず、すべての組合せがそれぞれ成立するための条件を示唆情報に含むようにしてもよい。
一方、さらに特別特典IDを加えると成立する組合せがないと判断した場合(ステップS243でNOと判断した場合)、および、今受取る旨の返答を受信したと判断した場合(ステップS245でYESと判断した場合)、ステップS247で、データ処理部210は、アクセスされた非公開URLに対応して図13の特別特典DBに記憶されている特別特典と、ステップS242で記憶されていると判断された順序付けられた組合せに対応して図14の組合せ特典DBに記憶されている組合せ特典とを含む特典ページを、アクセス元の携帯端末100に送信する。
次に、ステップS248で、データ処理部210は、組合せ対象の特典IDを、図12の会員情報DBの組合せ未付与特典IDの欄から削除する。その後、データ処理部210は、実行する処理をこの特典送信処理の呼出元の図23の特典付与処理に戻す。
図23に戻って、ステップS240の後、データ処理部210は、実行する処理をステップS221の処理に戻す。
図21に戻って、携帯端末100においては、確認画面を受信していないと判断した場合(ステップS136でNOと判断した場合)、ステップS139の後、および、ステップS140の後、ステップS141で、遊技機メーカサーバ200から特典ページを受信したか否かを判断する。特典ページを受信していないと判断した場合(ステップS141でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS136の処理に戻す。
一方、特典ページを受信したと判断した場合(ステップS141でYESと判断した場合)、ステップS142で、データ処理部110は、受信した特典ページを表示するよう表示部140を制御する。
図25に進んで、図25(D)を参照して、ステップS142で携帯端末100の表示部140に表示される組合せ特典が含まれない特典ページには、最上段に、特典ページを表示させているアプリケーションプログラムの名称である「特典受取アプリ」、以下の段に、当該非公開URLに対応する特別特典であるキャラクタX待受け画像No.1、特別特典が付与された旨、および、組合せ特典を得るための組合せが成立するための示唆情報が表示される。
また、図25(E)を参照して、S142で携帯端末100の表示部140に表示される組合せ特典が含まれる特典ページには、最上段に、特典ページを表示させているアプリケーションプログラムの名称である「特典受取アプリ」、以下の段に、当該非公開URLに対応する特別特典であるキャラクタX待受け画像No.2、組合せ特典であるキャラクタX特別待受け画像No.1、および、特別特典および組合せ特典が付与された旨が表示される。
図21に戻って、ステップS142の後、ステップS143で、データ処理部110は、ステップS125で記憶部120に記憶された2次元コードのうち特別特典の付与の対象となった2次元コードで示される情報を記憶部120から削除する。その後、データ処理部110は、実行する処理をステップS121の処理に戻す。
また、ステップS146では、データ処理部110は、図22(A)のメニュー画面で、遊技者によって「終了」リンクが操作されることによって、特典受取アプリを終了させることが選択されたか否かを判断する。特典受取アプリの終了が選択されていないと判断した場合(ステップS146でNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS121に戻す。
一方、特典受取アプリの終了が選択されたと判断した場合(ステップS146でYESと判断した場合)、データ処理部110は、この特典受取アプリを終了させる。
[第2の実施の形態]
第1実施形態においては、図12で説明した組合せ未付与特典ID、および、図14で説明した組合せ特典DBが遊技機メーカサーバ200の記憶部220に記憶されるようにして、遊技機メーカサーバ200によって、組合せの成立を判定するようにした。第2実施形態においては、組合せ未付与特典ID、および、組合せ特典DBが携帯端末100の記憶部120に記憶されるようにして、携帯端末100によって、組合せの成立を判定するようにする。
図26は、第2の実施の形態における携帯端末100の記憶部120に記憶される組合せ未付与DBを説明するための図である。図26を参照して、組合せ未付与DBには、図12で説明したものと同様の組合せ未付与特典IDが記憶される。ここでは、組合せ未付与特典IDとして、「Yβ1,Yα1」が記憶される。
図27は、第2の実施の形態における携帯端末100で実行されるウェブブラウザ処理および遊技機メーカサーバ200で実行されるアプリダウンロード処理それぞれの流れを示すフローチャートである。この処理が図17で説明した第1の実施の形態の処理と異なる点は、ステップS105およびステップS205をそれぞれ、ステップS105aおよびステップS205aに変更したことである。その他の処理は、図17で説明した処理と同様であるので重複する説明は繰返さない。
遊技機メーカサーバ200においては、ステップS205aで、データ処理部210は、記憶部220に記憶された、後述する図28で説明する特典受取アプリと、図13で説明した特別特典DBと、図14で説明した組合せ特典DBとを読出して、携帯端末100に送信するよう通信部260を制御する。
携帯端末100においては、ステップS105aで、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200から特典受取アプリと、特別特典DBと、組合せ特典DBとを受信するよう無線通信部160を制御し、受信した特典受取アプリと、特別特典DBと、組合せ特典DBとを記憶部120に記憶させる。
図28は、第2の実施の形態における携帯端末100で実行される特典受取アプリの流れを示すフローチャートである。この処理は、図21で説明した第1の実施の形態の処理と、ステップS121からステップS130まで、および、ステップS144からステップS146までが共通である。このため、ここでは、図21の処理と異なる処理について説明する。
図28を参照して、特典受取が選択されたと判断した場合(ステップS130でYESと判断した場合)、ステップS131aで、データ処理部110は、少なくとも1つの2次元コードが記憶部120に記憶されているか否かを判断する。2次元コードが1つも記憶されていないと判断した場合(ステップS131aでNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS121の処理に戻す。
一方、少なくとも1つの2次元コードが記憶されていると判断した場合(ステップS131aでYESと判断した場合)、ステップS132で、データ処理部110は、少なくとも1つの復号アプリが記憶部120に記憶されているか否かを判断する。
復号アプリが少なくとも1つ記憶されていると判断した場合(ステップS132でYESの場合)、ステップS133aで、データ処理部110は、ステップS125で記憶部120に記憶されたすべての2次元コードで示される情報のうち暗号化非公開URLを、記憶部120に記憶されている復号アプリに含まれるすべての機種および非公開URLごとの復号キーで、順次、復号することを試みる。
そして、ステップS134aで、データ処理部110は、暗号化非公開URLから正常に復号されたものがあるか否かを判断する。正常に復号されたか否かは、復号されたものがURLの体をなしているか否か、たとえば、復号されたものが「http://」の文字で始まる文字列であるか否かを判断することによって判断することができる。
復号アプリが1つも記憶されていないと判断した場合(ステップS132でNOと判断した場合)、または、暗号化非公開URLから正常に復号されたものがないと判断した場合(ステップS134aでNOと判断した場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS144の処理に進める。ステップS144,ステップS145の処理は、図21で説明した処理と共通である。
一方、暗号化非公開URLから正常に復号されたものがあると判断した場合(ステップS134aでYESと判断した場合)、ステップS150で、データ処理部110は、特典要求処理を実行する。
図29は、第2の実施の形態における携帯端末100で実行される特典要求処理の流れを示すフローチャートである。図29を参照して、ステップS151で、データ処理部110は、復号された対象2次元コードの非公開URLに対応して図27のステップS105aで記憶部120に記憶された特別特典DBに記憶されている特別特典IDを、図26の組合せ未付与DBの組合せ未付与特典IDとして記憶させる。
次に、ステップS152で、データ処理部110は、図26の組合せ未付与DBにおいて、組合せ未付与特典IDとして、図27のステップS105aで記憶部120に記憶された組合せ特典DBの特典IDの組合せが記憶されているか否かを判断する。
特典IDの組合せが記憶されていると判断した場合(ステップS152でYESと判断した場合)、ステップS153で、データ処理部110は、さらに、特別特典IDを加えると組合せが成立するような特典IDの組合せが、組合せ特典DBにあるか否かを判断する。
さらに特別特典IDを加えると成立する組合せがあると判断した場合(ステップS153でYESと判断した場合)、図21と同様、ステップS137で、データ処理部110は、確認画面を表示するように表示部140を制御する。
そして、ステップS138aで、データ処理部110は、今受取る旨の返答が入力されたか否かを判断する。今受取らない旨の返答が入力されたと判断した場合(ステップS138aでNOと判断した場合)、ステップS135aで、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200の非公開URLにアクセスするとともに、特典受取アプリに登録された会員ID、ならびに、図28のステップS133で復号された2次元コードで示される情報に含まれる機種IDおよび遊技機ID、ならびに、当該2次元コードに対応付けてステップS125で記憶部120に記憶された取得日時、ならびに、対象2次元コードの復号された非公開URLに対応して記憶部120の特別特典DBに記憶された特別特典IDを、遊技機メーカサーバ200に送信する。
なお、第2の実施の形態においては、アクセス先の非公開URLは、図13に示した非公開URLのうち末尾の特典IDを除いたものであり、2次元コードによらず共通のURLである。
一方、今受取る旨の返答が入力されたと判断した場合(ステップS138aでNOと判断した場合)、ステップS135bで、データ処理部110は、遊技機メーカサーバ200の非公開URLにアクセスするとともに、特典受取アプリに登録された会員ID、ならびに、図28のステップS133で復号された2次元コードで示される情報に含まれる機種IDおよび遊技機ID、ならびに、当該2次元コードに対応付けてステップS125で記憶部120に記憶された取得日時、ならびに、対象2次元コードの復号された非公開URLに対応して記憶部120の特別特典DBに記憶された特別特典ID、ならびに、組合せ対象の特典IDを、遊技機メーカサーバ200に送信する。
つまり、携帯端末100は、遊技機メーカサーバ200へのアクセスに伴って、携帯端末を個々に識別可能な会員IDを送信するとともに、組合せ対象となった複数の特典IDを送信する。また、各特典IDに対応する2次元コード191,192の取得日時も併せて送信する。これにより、遊技機メーカサーバ200側で当該特典ID(非公開URL)を出力したのが、遊技場の遊技機の実機か遊技機シミュレーションゲームか、さらには、出力した遊技機の実機またはシミュレーションゲームの機種を識別可能であるとともに、個々の特典IDを識別可能となるとともに、取得日時から各特典IDの取得順序を特定可能となる。
次に、ステップS154で、データ処理部110は、組合せ対象の特典IDを、図26の組合せ未付与DBの組合せ未付与特典IDの欄から削除する。
図30は、第2の実施の形態における遊技機メーカサーバ200で実行される特典付与処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、図23で説明した第1の実施の形態の処理と、ステップS221からステップS224まで、および、ステップS239が共通である。このため、ここでは、図23の処理と異なる処理について説明する。
図30を参照して、ステップS231aで、データ処理部210は、通信部260を確認することによって、非公開URLのうちの1つにアクセスが有って、非公開URLへのアクセスに伴って送信される情報である会員ID、ならびに、少なくとも1つの対象2次元コードの機種ID、遊技機ID、取得日時、および、特別特典IDを携帯端末100から受信したか否かを判断する。
非公開URLへのアクセスが無い、または、アクセスが有っても、伴って送信される情報が受信されていないと判断した場合(ステップS231aでNOと判断した場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS221の処理に戻す。
一方、非公開URLへのアクセスが有って、伴って送信される情報も受信されたと判断した場合(ステップS231aでYESの場合)、データ処理部210は、図23で説明したステップS232,ステップS233,ステップS239と同様の処理を行なう。
ステップS233の後、ステップS234で、データ処理部210は、ステップS231aで受信した情報に合わせて、組合せ対象の特典IDも受信したか否かを判断する。
組合せ対象の特典IDは受信していないと判断した場合(ステップS234でNOと判断した場合)、ステップS246aで、ステップS231aで受信した特別特典IDの特別特典を含む特典ページを、アクセス元の携帯端末100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS221の処理に戻す。
一方、組合せ対象の特典IDも受信したと判断した場合(ステップS234でYESと判断した場合)、ステップS247aで、データ処理部210は、ステップS231aで受信した特別特典IDの特別特典と、ステップS234で受信した組合せ対象の特典IDに対応して図14の組合せ特典DBに記憶されている組合せ特典とを含む特典ページを、アクセス元の携帯端末100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS221の処理に戻す。
図29に戻って、ステップS142aで、データ処理部110は、特典ページを受信し、受信した特典ページを、組合せ特典を得るための組合せが成立するための示唆情報と合わせて表示するよう表示部140を制御する。その後、ステップS143で、データ処理部110は、図21で説明した処理と同様の処理を行ない、実行する処理をこの特典要求処理の呼出元の図28の特典受取アプリに戻す。
図28に戻って、ステップS150の後、データ処理部110は、実行する処理をステップS121の処理に戻す。
次に、前述した実施の形態により得られる主な効果を説明する。
(1−1) 図21のステップS123〜ステップS125で説明したように、携帯端末100によって、遊技場30に設置されるパチンコ遊技機700から出力される2次元コード191が取得される。図21のステップS123〜ステップS125で説明したように、携帯端末100によって、ゲーム機800で遊技機シミュレーションゲームプログラムに基づいて実行される遊技機シミュレーションゲームにおいて出力されパチンコ遊技機700から出力される2次元コード191と異なる2次元コード192が取得される。
図21のステップS135で説明したように、携帯端末100によって、遊技機メーカサーバ200に特別特典を受けるための2次元コードに含まれる非公開URLで示されるウェブページへのアクセスが行なわれるとともに、該アクセスに伴って、実機またはシミュレーションゲームの種別により異なる2次元コードに含まれる非公開URLへのアクセス要求情報が、遊技機メーカサーバ200に送信される。なお、このアクセス要求情報によって、パチンコ遊技機700の実機から2次元コード191を取得済か遊技機シミュレーションゲームから2次元コード192を取得済かを特定可能である。
図23のステップS231で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、携帯端末100からのアクセスが受付けられるとともに、アクセス要求情報とが受信される。
図14の組合せ特典DBで説明したように、少なくとも、パチンコ遊技機700などの遊技機の実機からの2次元コード191で取得できる特別特典の特典IDと、遊技機シミュレーションゲームからの2次元コード192で取得できる特別特典の特典IDとの両方の組合せに対して、組合せ特典が付与されるように組合せ特典が設定される。図24のステップS247で説明したように、図23のステップS231で、少なくとも、パチンコ遊技機700の実機からの2次元コード191の取得を特定可能なアクセス要求情報を伴うアクセス、および、遊技機シミュレーションゲームからの2次元コード192の取得を特定可能なアクセス要求情報を伴うアクセスの両方が受付けられ、図24のステップS241で、そのアクセスがあったURLに対応する特別特典IDが組合せ未付与特典IDとして記憶され、図24のステップS242で、組合せ未付与特典IDに、組合せ特典DBの組合せが記憶されていると判断されることを条件として、組合せ特典を付与するための特典ページが携帯端末100に送信される。
このように、遊技機(たとえば、パチンコ遊技機700)の実機およびゲーム機800で実行されるゲームの両方からそれぞれ2次元コード191,192を取得したことを条件として組合せ特典が付与される。その結果、遊技場30の遊技機の実機で遊技を行なった遊技者によるゲーム機800でのゲームを効果的に促進できるとともに、ゲーム機800でゲームを実施した遊技者による遊技機の実機での遊技を効果的に促進できることによって、遊技機とゲームとの相乗効果を向上させることができる。
(1−2) 図13の特別特典DBで示したように、2次元コード191は、1種類のパチンコ遊技機700の実機から複数種類出力される。図13の特別特典DBで示したように、2次元コード192は、1種類の遊技機シミュレーションゲームから複数種類出力される。図21のステップS135で説明したように、非公開URLへのアクセス要求情報が送信されることによって、遊技機メーカサーバ200によって、図13の特別特典DBに基づいて、いずれの機種および実機またはシミュレーションゲームの種別のいずれの種類の2次元コードであるかが特定できる。
図24のステップS247で説明したように、図15の組合せ特典DBで示すように、実機およびシミュレーションゲームから出力された2次元コードで特定される非公開URLに対応する特典ID(頭文字が遊技機に対応する「Y」およびシミュレーションゲームに対応する「S」)の種類の組合せ(頭文字が「Y」および「S」の特典IDの組合せ)に応じた組合せ特典が、携帯端末100に送信される。
このように、遊技機の実機およびゲーム機800の両方からそれぞれ取得した2次元コード191,192の種類の組合せに応じた組合せ特典が付与される。その結果、遊技機の実機およびゲーム機800から様々な2次元コード191,192を取得する動機付けができるため、遊技機での遊技およびゲーム機800でのゲームの利用をより促進できる。
(1−3) 図24のステップS247で説明したように、図15の組合せ特典DBで示すように、取得した2次元コード191,192に対応する特典IDの遊技機メーカサーバ200での受付順序に応じた組合せ特典を含む特典ページが、携帯端末100に送信される。
このように、一旦ある組合せに応じた組合せ特典の付与を受けた場合であっても、同じ組合せで異なる順序で2次元コード191,192が遊技機メーカサーバ200に送信されたことを条件として、遊技機メーカサーバ200での受付順序に応じた組合せ特典が付与される。その結果、異なる順序で2次元コード191,192を取得する動機付けができるため、さらなる遊技機の実機での遊技およびゲーム機でのシミュレーションゲームの利用を促進できる。
(1−4) 図24のステップS248で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、図24のステップS247で組合せ特典を含む特典ページが携帯端末に送信されたことを条件として、組合せ特典付与の対象とされた記憶部220の図12の会員情報DBの組合せ未付与特典IDが削除される。
このように、2次元コード191,192それぞれの取得を特定可能なアクセス要求情報を伴うアクセスが受付けられたことを条件として行なわれた組合せ特典の付与の対象である組合せ未付与特典IDが削除される。その結果、同一の2次元コード191,192により繰返しアクセスを行なって組合せ特典を繰返し取得するような行為を防止できる。
(1−5) 図28のステップS123〜ステップS125で説明したように、携帯端末100によって、遊技場30に設置されるパチンコ遊技機700から出力される2次元コード191が取得される。図28のステップS123〜ステップS125で説明したように、携帯端末100によって、ゲーム機800で遊技機シミュレーションゲームプログラムに基づいて実行される遊技機シミュレーションゲームにおいて出力されパチンコ遊技機700から出力される2次元コード191と異なる2次元コード192が取得される。
図29のステップS151で説明したように、携帯端末100によって、組合せ未付与特典IDが記憶される。この組合せ未付与特典IDによって、パチンコ遊技機700の実機から2次元コード191を取得済か遊技機シミュレーションゲームから2次元コード192を取得済かを特定可能である。図29のステップS135a,ステップS135bで説明したように、携帯端末100によって、遊技機メーカサーバ200に特別特典を受けるための2次元コードに含まれる非公開URLで示されるウェブページへのアクセスが行なわれるとともに、該アクセスに伴って、組合せ未付与特典IDが遊技機メーカサーバ200に送信される。
図30のステップS231a、ステップS234で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、携帯端末100からのアクセスが受付けられるとともに、組合せ未付与特典IDが受信される。図14の組合せ特典DBで説明したように、少なくとも、パチンコ遊技機700などの遊技機の実機からの2次元コード191で取得できる特別特典の特典IDと、遊技機シミュレーションゲームからの2次元コード192で取得できる特別特典の特典IDとの両方の組合せに対して、組合せ特典が付与されるように組合せ特典が設定される。図30のステップS247aで説明したように、図30のステップS231aで、パチンコ遊技機700の実機からの2次元コード191および遊技機シミュレーションゲームからの2次元コード192の両方の取得を特定可能な組合せ未付与特典IDを伴うアクセスが受付けられたと判断されることを条件として、当該組合せ未付与特典IDに対応する組合せ特典を付与するための特典ページが携帯端末100に送信される。
このように、遊技機(たとえば、パチンコ遊技機700)の実機およびゲーム機800で実行されるゲームの両方からそれぞれ2次元コード191,192を取得したことを条件として特別特典が付与される。その結果、遊技場30の遊技機の実機で遊技を行なった遊技者によるゲーム機800でのゲームを効果的に促進できるとともに、ゲーム機800でゲームを実施した遊技者による遊技機の実機での遊技を効果的に促進できることによって、遊技機とゲームとの相乗効果を向上させることができる。
(1−6) 図13の特別特典DBで示したように、2次元コード191は、1種類のパチンコ遊技機700の実機から複数種類出力される。図13の特別特典DBで示したように、2次元コード192は、1種類の遊技機シミュレーションゲームから複数種類出力される。図29のステップS135bで説明したように、遊技機の実機から出力された2次元コード191またはシミュレーションゲームから出力された2次元コード192の出力元の機種および実機またはシミュレーションゲームの種別に対応する非公開URLを含む2次元コードから図13の特別特典DBに基づいて特定された特典IDから、図15の組合せDBに基づいて特定された組合せ対象の特典IDが、遊技機メーカサーバ200に送信される。
図30のステップS247aで説明したように、図15の組合せ特典DBで示すように、遊技機の実機および遊技機シミュレーションゲームから出力された2次元コード191,192で特定される非公開URLに対応する特典ID(頭文字が遊技機に対応する「Y」およびシミュレーションゲームに対応する「S」)の種類の組合せ(頭文字が「Y」および「S」の特典IDの組合せ)に応じた組合せ特典が、携帯端末100に送信される。
このように、遊技機の実機およびゲーム機800の両方からそれぞれ取得した2次元コード191,192の種類の組合せに応じた組合せ特典が付与される。その結果、遊技機の実機およびゲーム機800から様々な2次元コード191,192を取得する動機付けができるため、遊技機での遊技およびゲーム機800でのゲームの利用をより促進できる。
(1−7) 図29のステップS135bで説明したように、記憶された組合せ未付与特典IDに基づいて、2次元コード191,192の取得順序を特定可能な組合せ対象の特典IDが、遊技機メーカサーバ200に送信される。図30のステップS247aで説明したように、受信された組合せ対象の特典IDに対応して図14の組合せ特典DBに記憶されている組合せ特典を含む特典ページが、携帯端末100に送信される。
このように、一旦ある組合せに応じた組合せ特典の付与を受けた場合であっても、同じ組合せで異なる順序で2次元コード191,192が携帯端末100によって取得されたことを条件として、取得順序に応じた組合せ特典が付与される。その結果、異なる順序で2次元コード191,192を取得する動機付けができるため、さらなる遊技機の実機での遊技およびゲーム機でのシミュレーションゲームの利用を促進できる。
(1−8) 図24のステップS246で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、アクセス要求情報が受信されたときに、組合せ特典を付与する条件が成立するために必要な残りの2次元コード191,192を示唆するための示唆情報が、特典ページに含められて携帯端末100に送信される。
このように、携帯端末100を使用する遊技者に組合せ特典を付与する条件が成立するために必要な残りの2次元コード191,192を示唆可能とすることができる。その結果、2次元コード191,192を取得する動機付けができるため、遊技機の実機での遊技およびゲーム機800での遊技機シミュレーションゲームの利用をより促進できる。
(1−9) 図29のステップS154で説明したように、ステップS135bでアクセスに伴って記憶部120の組合せ未付与DBに記憶された組合せ対象の特典IDが遊技機メーカサーバ200に送信されたことを条件として、当該特典IDが組合せ未付与特典IDから削除される。
このように、アクセスに伴って2次元コード191,192それぞれの取得を特定可能な組合せ対象の特典IDが送信されたことを条件として行なわれた組合せ特典の付与の対象である組合せ未付与特典IDが削除される。その結果、同一の2次元コード191,192により繰返しアクセスを行なって組合せ特典を繰返し取得するような行為を防止できる。
(1−10) 図29のステップS142aで説明したように、遊技機メーカサーバ200によって行なわれる組合せ特典の付与の条件が成立するために必要な残りの2次元コード191,192を示唆するための示唆情報が特典ページと合わせて携帯端末100の表示部140に表示される。
このように、携帯端末100を使用する遊技者に組合せ特典が付与される条件が成立するために必要な残りの2次元コード191,192を示唆することができる。その結果、2次元コード191,192を取得する動機付けができるため、遊技機の実機での遊技およびゲーム機800での遊技機シミュレーションゲームの利用をより促進できる。
(2−1) 図21のステップS123〜ステップS125で説明したように、携帯端末100によって、パチンコ遊技機700から出力される2次元コードが取得される。図17のステップS105,ステップS119で説明したように、携帯端末100によって、特別特典を受けるための非公開URLへのアクセスを行なうための携帯端末100の処理手順を示す特典受取アプリ+復号アプリが記憶部120に記憶される。図21のステップS125,ステップS134,ステップS135で説明したように、携帯端末100によって、2次元コードが取得されたことを条件として、記憶された特典受取アプリ+復号アプリに従って、サーバの非公開URLへのアクセスが行なわれる。
また、図23のステップS221,ステップS231で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、携帯端末100からのアクセスが受付けられる。図23のステップS231、図24のステップS247,ステップS248で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、受付けられたアクセスが非公開URLへのアクセスであることを条件として、特典ページを携帯端末100に送信する処理が行なわれる。
このように、2次元コードを正規に取得した遊技者が特別特典の付与を受けられないといった事態を防止しつつ、特典受取アプリ+復号アプリを記憶していない携帯端末100を用いた2次元コードの使い回しを効果的に制限することができる。
また、従来のように、遊技機が、現在時刻情報に基づき2次元コードを表示して、サーバが、2次元コードの時刻情報によって2次元コードが正規のものであるか否かを判断するシステムの場合、時刻を計時して時刻情報により暗号化した2次元コードを作成する機能を遊技機に搭載する必要があるため、このような機能を有さない遊技機(既存の遊技機、および、コスト低減のため当該機能が搭載されなかった新機種)については、2次元コードに含められたURLの使い回し等の行為を制限できないという問題があった。
しかし、本実施の形態における特典付与システム10によれば、図20のステップS703,ステップS705で説明したように、パチンコ遊技機700によって、予め記憶された2次元コードが表示されて、図21のステップS123〜ステップS125,ステップS135で説明したように、携帯端末100によって、当該2次元コードが取得されて、特典受取アプリが実行されることによって、2次元コードで示される情報と特典受取アプリに含まれる会員IDとが遊技機メーカサーバ200に送信されて、図23のステップS231で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、会員ID等の情報が受信されることによって、正規の2次元コードに含められたURLに基づくアクセスであると判断するようにする。
このように、遊技機メーカサーバ200および特典受取アプリの機能によって正規のアクセスであるか否かを判断するので、RTC(RealTimeClock)機能および2次元コード作成機能などの特別な出力情報を作成する機能をパチンコ遊技機700に備えなくても、2次元コードの使い回しを効果的に制限することができる。
(2−2) 図21のステップS135で説明したように、携帯端末100によって、非公開URLへのアクセスに伴って、パチンコ遊技機700から取得された2次元コードを特定可能な遊技機IDおよび2次元コードの取得日時が遊技機メーカサーバ200に送信される。また、図23のステップS233で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、受付けられた非公開URLへのアクセスに伴って送信される遊技機IDおよび2次元コードの取得日時が、図16の付与済特定情報DBに記憶される。また、図23のステップS231,ステップS232,ステップS239で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、非公開URLへのアクセスが受付けられたときに、受付けられた非公開URLへのアクセスに伴って送信される遊技機IDおよび取得日時が付与済特定情報DBに既に記憶されていることを条件として、特典ページが付与されずに、当該特別特典を付与済である旨が送信される。
このように、ある2次元コードに基づいて非公開URLへのアクセスが行なわれ特別特典が付与されると、当該2次元コードを特定可能な遊技機IDおよび取得日時が付与済特典DBに記憶されるので、その後に、その2次元コードに基づいて非公開URLへのアクセスが行なわれてもその2次元コードの遊技機IDおよび取得日時が既に記憶されているので、当該非公開URLに対応する特別特典の付与が禁止される。その結果、同一の2次元コードに基づいて繰返し非公開URLへのアクセスを行ない特別特典の付与を受けるような行為を防止することができる。
(2−3) 図23のステップS221,ステップS223で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、受付けられたアクセスが非公開URLへのアクセスでないことを条件として、当該アクセスを行なった携帯端末100に対して、特別特典を受けるためには特典受取アプリが必要である旨を示す案内情報が返信される。
このように、特別特典の付与を受けるためには特典受取アプリの取得が必要であることを遊技者に認識させることができる。
(3−1) 図21のステップS123〜ステップS125で説明したように、携帯端末100によって、パチンコ遊技機700から出力される2次元コードが取得される。図17のステップS211〜ステップS214で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、携帯端末100からの遊技機機種選択ページおよび遊技機機種情報ページへのアクセスに応じて予め記憶している遊技機機種選択ページおよび遊技機機種情報ページが送信される。図17のステップS201,ステップS211,ステップS213,ステップS215、図23のステップS221,ステップS231で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、携帯端末100からのアクセスが受付けられる。図17のステップS215,ステップS216で説明したように、図17のステップS212で送信された遊技機機種選択ページにおいて、ステップS114で遊技者によって所望の機種の遊技機機種情報ページのURLが指定されてステップS115で行なわれたアクセスに応じてステップS214で送信された遊技機機種情報ページにおいて、ステップS117で遊技者によって復号アプリのDLページのURLが指定されてステップS118で行なわれた復号アプリのDLページへのアクセスがステップS215で有ったと判断されたことを条件として、当該アクセスを行なった携帯端末100に対して、暗号化非公開URLを復号するための携帯端末100の処理手順を示す復号アプリが送信される。
また、図17のステップS119で説明したように、携帯端末100によって、遊技機メーカサーバ200から送信されてきた復号アプリが記憶部120に記憶される。図21のステップS133で説明したように、携帯端末100によって、記憶された復号アプリに従って、取得された2次元コードで示される情報に含まれる暗号化非公開URLが復号される。
そして、図21のステップS144で説明したように、携帯端末100によって、図21のステップS132で復号アプリが当該携帯端末100に記憶されていないと判断され、かつ、図21のステップS123からステップS125までで2次元コードが撮影され2次元コードで示される情報が記憶されたことを条件として、当該2次元コードで示される情報に含まれる公開URLに基づくアクセスが行なわれる。一方、図21のステップS135で説明したように、図21のステップS132で復号アプリが当該携帯端末100に記憶されていると判断され、かつ、図21のステップS123からステップS125までで2次元コードが撮影され2次元コードで示される情報が記憶されたことを条件として、復号された非公開URLに基づくアクセスが行なわれる。
また、図23のステップS224で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、図23のステップS221で公開URLへのアクセスが受付けられたと判断されたことを条件として、案内情報ページを携帯端末100に送信する処理が行なわれる。一方、図24のステップS247,ステップS248で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、図23のステップS231で非公開URLへのアクセスが受付けられたと判断されたことを条件として、特典ページを携帯端末100に送信する処理が行なわれる。
このように、特別特典を受けるためには、復号アプリの配信を受けておく必要があるので、遊技機機種選択ページおよび遊技機機種情報ページへのアクセスを行なう必要がある。また、復号アプリの配信を受けた後特別特典を受けるためには、パチンコ遊技機700から出力される2次元コードを取得する必要があるので、実際にパチンコ遊技機700で遊技する必要がある。
その結果、パチンコ遊技機700での遊技が遊技機機種選択ページおよび遊技機機種情報ページにアクセスすることに対する動機付けになるとともに、遊技機機種選択ページおよび遊技機機種情報ページへのアクセスがパチンコ遊技機700において遊技することに対する動機付けとなるといった相乗効果を得ることが可能な特典付与システム10を提供することができる。
(3−2) 図23のステップS224で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、公開URLへのアクセスを行なった携帯端末100に対して、遊技機機種選択ページおよび遊技機機種情報ページへのアクセスを条件に特別特典の付与が受けられる旨を示す案内情報が返信される。
このように、特別特典の付与を受けられることを知らない遊技者に案内情報が送信される。その結果、遊技機機種選択ページおよび遊技機機種情報ページへのアクセスを新たな遊技者に対して促すことができるので、遊技機機種選択ページおよび遊技機機種情報ページへのアクセス数を増加させることができる。
(3−3) 図17のステップS214で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、パチンコ遊技機700の各機種ごとの機種情報を含む遊技機機種情報ページが送信される。図17のステップS216で説明したように、遊技機メーカサーバ200によって、図17のステップS114で遊技者の所望の機種の遊技機機種情報ページのURLが指定されることに応じてステップS214で送信された遊技機機種情報ページの復号アプリDLページのURLが指定されることに応じて対応する復号アプリが送信される。また、図21のステップS132〜ステップS135で説明したように、携帯端末100によって、ステップS132で、少なくとも1つの復号アプリが記憶されていると判断され、ステップS133で、記憶されたすべての復号アプリで暗号化非公開URLの復号が試みられ、ステップS134で、正常に復号されたものがあったと判断されることによって、間接的に、取得された2次元コードに含まれる機種IDから特定される機種の復号アプリが記憶部110に記憶されていると判断されることをさらに条件として、非公開URLへのアクセスが行なわれる。
このように、特別特典を受けるためには、さらに、2次元コードが出力されるパチンコ遊技機700の機種の復号アプリが必要である。その結果、遊技機機種情報ページへアクセスして機種ごとに復号アプリを取得する必要があるため、遊技機機種情報ページへのアクセス数を増加させることができる。
次に前述した実施の形態の変形例を挙げる。
(1) 前述した実施の形態では、パチンコ遊技機700およびスロットマシンなどの遊技機およびゲーム機800から、それぞれ出力される2次元コード191,192を携帯端末100が撮影してそれに含まれるURLにアクセスするものを示したが、それに代えて、予め定められた演出画像が表示され、その演出画像を携帯端末100で撮影して遊技機メーカサーバ200に送信するようにしてもよい。この場合は、同じ機種の遊技機の実機およびシミュレーションゲームとで同じ演出画像にすると実機およびシミュレーションゲームのいずれから出力されたか識別できないので、出力元が実機かシミュレーションゲームかを識別するために異なる演出画像にする必要がある。
その場合に、特別特典DBにおいて、URLの代わりに演出画像を記憶させ、送信されてきた演出画像がどの種類の演出画像に一致するかを判別して、その一致する演出画像に対応して記憶されている特別特典を付与する。
なお、各種演出画像とそれに対応した演出画像コードとを記憶する専用の演出画像DBを構築し、送信されてきた演出画像をその演出画像DBで照合チェックして、一致する演出画像に対応する演出画像コードを割出すようにしてもよい。そして特典DBには演出画像自体を記憶させるのではなく演出画像コードを記憶させ、割出された演出画像コードに対応して記憶されている特別特典を特別特典DBを検索して割出すようにしてもよい。
また、実機とシミュレーションゲームとで、一方が、演出画像、他方が、URLを含む2次元コードを出力するようにしてもよい。
(2) 前述した実施の形態においては、ゲーム機800は、家庭用ゲーム機であることとした。しかし、これに限定されず、ゲーム機800は、ゲームセンタ等に設置された業務用ゲーム機であってもよい。
業務用ゲーム機は、パチンコ遊技機またはスロットマシンなど遊技場30に設置される遊技機と同じものでもよいが、この場合は、遊技機メーカサーバ200で識別可能とするために、業務用ゲーム機としてゲームセンタ等に設置される遊技機は、遊技場30の遊技機から出力される第1出力情報としての2次元コード191と異なる第2出力情報としての2次元コード192を出力するようにする。
(3) 前述した実施の形態においては、図14の組合せ特典DBで示したように、同じ機種の実機とシミュレーションゲームとの組合せだけでなく、異なる機種間の実機とシミュレーションゲームとに跨った組合せに対しても、組合せ特典を設定するようにした。しかし、これに限定されず、同じ機種の実機とシミュレーションゲームとのみの組合せのみに対して、組合せ特典を設定するようにしてもよいし、異なる機種間の実機とシミュレーションゲームとに跨った組合せのみに対して、組合せ特典を設定するようにしてもよい。
(4) 前述した実施の形態においては、図20で説明したように、遊技機の実機およびシミュレーションゲームで、大当り遊技状態または3連チャンが終了すると、2次元コード191,192を表示するようにした。しかし、これに限定されず、他の条件(たとえば、プレミアムリーチ等のレア演出の出現)が成立したことを条件として、2次元コード191,192を表示するようにしてもよい。
また、図13で説明したように、それぞれの機種の遊技機の実機およびシミュレーションゲームで2種類の2次元コードを表示するようにしたが、これに限定されず、3種類以上の2次元コードを表示するようにしてもよい。
(5) 前述した実施の形態においては、図20で説明したように、遊技機の実機およびシミュレーションゲームで、大当り遊技状態または3連チャンが終了すると、必ず、2次元コード191,192を表示するようにした。しかし、シミュレーションゲームにおいては、図8および図10で説明したように、通常時や高確率時の大当り確率やBB確率やRB確率を設定できるので、これらの確率を高く設定すると、2次元コード192が、高確率で出現することとなってしまう。このため、大当り遊技状態の終了や3連チャンの終了など所定の条件が発生する標準の設定確率のときに必ず2次元コードを表示するようにした場合、所定の条件が発生する設定確率を標準のn倍に変更すると、2次元コードが表示される頻度を1/n倍に変更するようにしてもよい。たとえば、大当り遊技状態が発生する標準確率が1/397.2であり大当り遊技状態が終了すると必ず2次元コードを表示するようにした場合、設定確率を1/39.7に変更すると、標準の10倍になるので、2次元コードが表示される頻度を1/10倍に変更、つまり、大当り遊技状態が終了すると10回に1回の割合で2次元コードを表示する。
(6) 前述した実施の形態においては、携帯端末100を使用する遊技者の会員IDで携帯端末100を識別することとした。しかし、これに限定されず、携帯端末100を個々に識別可能な情報であれば他の情報であってもよい。たとえば、電話番号、メールアドレス、または、シリアルナンバなどの携帯端末自体のIDであってもよい。
(7) 前述した実施の形態においては、図23のステップS231でアクセスを受付けるごとに、図24のステップ241で、当該アクセスに対応する特別特典IDを組合せ未付与特典IDとして記憶するようにして、図24のステップS242で、その記憶された後の組合せ未付与特典IDに組合せ特典DBの組合せがあるか否かを判断するようにした。しかし、これに限定されず、図23のステップS231でアクセスを受付けてから、当該アクセスに対応する特別特典IDを記憶させずに、組合せ未付与特典IDとして記憶されている特典IDと受付けた特典IDとの組合せが、組合せ特典DBにあるか否かを判断するようにしてもよい。
(8) 前述した実施の形態においては、図12で説明した会員情報DBおよび図26で説明した組合せ未付与DBに記憶される組合せ未付与特典IDを、それぞれ、受付順序および取得順序を特定可能なように記憶するようにした。しかし、図14の組合せ特典DBに、2つの組合せ、または、順序を問わない組合せしかなければ、受付順序または取得順序を特定可能なように記憶しなくてもよい。
(9) 前述した実施の形態においては、携帯端末100によって、取得した2次元コード191,192の取得順序で、2次元コードに基づくアクセスが行なわれるようにして、遊技機メーカサーバ200によって、同じ順序で、2次元コードに基づくアクセスが受付けられるようにした。このため、携帯端末100による2次元コードの取得順序と遊技機メーカサーバ200による2次元コードに基づくアクセスの受付順序とは同じであった。しかし、これに限定されず、2次元コードに基づくアクセスの順序を携帯端末100のユーザが選択可能なようにしてもよい。この場合は、携帯端末100による2次元コードの取得順序と遊技機メーカサーバ200による2次元コードに基づくアクセスの受付順序とは異なる場合が生じることとなる。
(10) 前述した実施の形態においては、図21および図28それぞれのステップS122およびステップS130で示したように、2次元コードの取得と、特典の受取とを選択的に行なうようにした。しかし、これに限定されず、図21においては、ステップS121からステップS125までの処理が実行されて、2次元コードが取得されると、ステップS130の処理が行なわれることなく、ステップS131以降の処理が実行されるようにしてもよい。また、図28においては、ステップS121からステップS125までの処理が実行されて、2次元コードが取得されると、ステップS130の処理が行なわれることなく、ステップS131a以降の処理が実行されるようにしてもよい。
(11) 前述した実施の形態においては、図23および図30それぞれのステップS223およびステップS224では、特典を付与しないようにした。しかし、これに限定されず、ステップS223またはステップS224で、特典を付与するようにしてもよい。
(12) 前述した実施の形態のおいては、遊技機メーカサーバ200が図23および図30の特典付与処理を実行するようにした。しかし、これに限定されず、遊技機メーカサーバ200と異なるサーバ、たとえば、遊技機メーカと異なる特典付与会社のサーバが特典付与処理を実行するようにしてもよい。
(13) 前述した実施の形態においては、携帯端末の例として、たとえば電話機能を有する携帯端末100を示した。しかし、これに限定されず、本発明における携帯端末は、2次元コード191などのアクセス先を特定可能な情報を取得する機能と、サーバにアクセスを行なう機能とを有する携帯端末であれば、どのような携帯端末であってもよく、たとえば、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型パーソナルコンピュータ、および、腕時計などであってもよい。
(14) 前述した実施の形態においては、特典受取アプリと復号アプリとを遊技機メーカサーバ200から携帯端末100がダウンロードするものを示したが、それに代えて、それらアプリの一方または双方を予め記憶している携帯端末100であってもよい。
(15) 前述した実施の形態においては、特典付与システム10のサーバの例として、遊技機メーカサーバ200を示した。しかし、これに限定されず、本発明におけるサーバは、ウェブサーバ機能(機種情報を提供する機能を含む)と、携帯端末100に特典を付与する機能とを有するサーバであれば、どのようなサーバであってもよく、たとえば、ウェブサーバ機能を有するサーバと、携帯端末100に特典を付与する機能を有するサーバとを含むサーバ群であってもよい。この場合、アクセス受付手段は、各々のサーバに設けられる。つまり、アクセス受付手段は、複数のものから構成されていてもよい。
(16) 前述した実施の形態においては、パチンコ遊技機700などの遊技機から出力される出力情報またはアクセス情報である2次元コードに、特典の付与を受けるアクセスのアクセス先の公開URLおよび非公開URLが含まれるようにした。しかし、これに限定されず、出力情報またはアクセス情報は、特典の付与を受けるアクセスのアクセス先を特定可能なものであればよい。
たとえば、予め特典受取アプリまたは復号アプリに特典の付与を受けるアクセスのアクセス先を当該アクセス先の識別情報とともに記憶しておき、出力情報またはアクセス情報には、当該識別情報を含むようにしてもよい。
また、2次元コードに、公開URLや非公開URLが含まれずに、出力特定情報としての出力情報の種類を示すコード情報(特典種別ID)が含まれるようにしてもよい。この場合、特典受取アプリに1つのURLが含まれており、そのURLへのアクセスに伴ってコード情報(特典種別ID)を送信するようにしてもよい。
また、出力情報またはアクセス情報は、単なる画像であり、当該画像を取得した携帯端末100によって、当該画像が電子メールに添付されて遊技機メーカサーバ200に送信され、遊技機メーカサーバ200によって、当該画像が認識されて、当該画像が正当なものであれば当該画像に対応するアクセス先を示す情報が携帯端末100に送信されるようにしてもよいし、当該アクセス先に代えて、特典が添付された電子メールを返信するようにしてもよい。
(17) 前述した実施の形態においては、図20のステップS706で、遊技終了操作が行なわれたときに、ステップS707で、遊技結果情報である大当り回数をリセットするようにした。しかし、これに限定されず、所定時間、遊技機の稼動がないことで遊技結果情報をリセットするようにしてもよい。
また、遊技開始ボタンを設け、遊技開始ボタンが操作されると、ステップS707のように、大当り回数を0回にリセットするようにしてもよい。
(18) 前述した実施の形態においては、パチンコ遊技機700から取得した2次元コードを特定可能な情報が、2次元コードで示される情報に含まれる遊技機ID、および、図21のステップS125で2次元コードが取得されたときに携帯端末100によって定められる取得日時であることとした。
しかし、これに限定されず、パチンコ遊技機700に2次元コードを生成する機能およびリアルタイムクロック機能を設けるようにして、パチンコ遊技機700から取得した2次元コードを特定可能な情報が、予めパチンコ遊技機700に記憶され2次元コードで示される情報に含められた遊技機ID、および、2次元コード生成時に2次元コードに含められた時刻情報であることとしてもよい。
(19) 前述した実施の形態においては、図23のステップS233で、2次元コードを特定可能な情報として遊技機IDおよび取得日時の組合せが一度記憶されると、次に、同じ遊技機IDおよび当該取得日時の所定範囲の取得日時の組合せでアクセスが行なわれたとしても、ステップS232で、既にその組合せが記憶されているとして、特典を付与しないようにした。
しかし、これに限定されず、アクセスの上限回数を設定するようにして、設定された上限回数以上アクセスが行なわれたときに、特典を付与しないようにしてもよい。
(20) 前述した実施の形態のおいては、図17のステップS216で、すでに他の機種の復号アプリが携帯端末100に記憶されている場合には、遊技者の所望の機種に対応する差分で復号アプリを更新するための情報を携帯端末100に送信するようにした。
しかし、これに限定されず、各機種ごとに個別に復号アプリを設け、他の機種の復号アプリがすでに携帯端末100に記憶されていたとしても、遊技者の所望の機種に対応する新たな復号アプリを携帯端末100に送信するようにしてもよい。
(21) 前述した実施の形態においては、復号アプリは、一度、携帯端末100にダウンロードされれば、特に期限はなく使えるものとした。しかし、これに限定されず、復号アプリの使用可能期限を設けるようにしてもよい。
具体的には、所定期間ごと(たとえば月ごと)の複数の暗号キーで非公開URLがそれぞれ暗号化され、それぞれの暗号キーごとの復号アプリが生成され、2次元コードに所定期間ごとの暗号化非公開URLを示す情報が含められるようにし、図17のステップS216で、日に応じた所定期間に対応する復号アプリがダウンロードされるようにする。そして、パチンコ遊技機700によって、日に応じた所定期間に対応する2次元コードが表示されるようにする。これによって、復号アプリの使用可能期限を所定期間とすることができる。
(22) 前述した実施の形態においては、図21のステップS132で、少なくとも1つの復号アプリが記憶されているか否かを判定するようにした。しかし、これに限定されず、各機種IDからそれに対応する復号アプリを特定できるように携帯端末100に記憶させておき、読取った2次元コードに含まれている機種IDに対応する復号アプリが記憶されているか否か判定し、記憶されている場合にその復号アプリを用いて暗号化非公開URLを復号するようにしてもよい。
また、アプリとしては、特典受取アプリと復号アプリとがあるが、特典受取アプリのみにしてもよい。この場合には、読取った2次元コードに含まれている機種情報に基づいて対応する復号キーが特典受取アプリに記憶され、その復号キーを用いて特典受取アプリが暗号化非公開URLを復号する。
(23) 前述の実施の形態では、復号アプリを携帯端末100にダウンロードした会員のみが、暗号化URLを復号して非公開URLにアクセスして特別特典を取得できるようにしたが、2次元コード191に暗号化されていない平文のURLを含ませ、読取った平文のURLに直接アクセスして特別特典を取得できるようにしてもよい。
また、前述の実施の形態では、携帯端末100により非公開URLにアクセスしてデータを送信する際に遊技機IDと取得日時も送信し(図21のステップS135参照)、遊技機メーカサーバ200側において、同じ遊技機IDおよび取得日時の組合せの重複した送信による重複した特典の取得という不正行為を防止している(図23のステップS235参照)。しかし、この遊技機IDおよび取得日時の送信およびそれに基づいた不正行為のチェックを行なわないようにしてもよい。
(24) 前述した実施の形態においては、携帯端末100によって、遊技機機種情報ページへアクセスされて機種ごとの復号キーを含む復号アプリが取得されて、パチンコ遊技機700から取得された2次元コードに含まれる機種IDで特定される機種の復号キーを含む復号アプリが記憶されていることを条件として、非公開URLへのアクセスが行なわれるようにした。つまり、当該復号アプリが記憶されていなければ非公開URLへのアクセスが行なわれない。
しかし、これに限定されず、次のようにしてもよい。すなわち、全機種の暗号化非公開URLを復号可能な復号キーおよび復号アプリが、予め携帯端末に記憶されていることを前提にして、携帯端末100によって、遊技機機種情報ページへアクセスされることを条件として、当該ページへアクセスをしたことを示すフラグが記憶されるようにして、パチンコ遊技機700から取得された2次元コードに含まれる機種IDで特定される機種の遊技機機種情報ページへアクセスしたことを示すフラグが記憶されていることを条件として、非公開URLへのアクセスが行なわれるようにしてもよい。つまり、非公開URLは復号されるが、当該フラグが記憶されていなければ非公開URLへのアクセスが行なわれないようにしてもよい。
これによっても、特別特典をうけるためには、さらに、2次元コードが出力されるパチンコ遊技機700の機種の遊技機機種情報ページへアクセスすることが必要である。その結果、遊技機機種情報ページへのアクセス数を増加させることができる。
(25) 前述した実施の形態においては、ゲーム機800で実行されるゲームは、遊技機シミュレーションゲームとした。しかし、これに限定されず、第2出力情報を出力可能であれば、どのようなゲームであってもよく、たとえば、シューティングゲームやRPG(Role Playing Game)ゲームであってもよい。
(26) 前述した実施の形態においては、第1出力情報および第2出力情報の取得方法は、2次元コード191,192を携帯端末100のカメラ部190で撮影することにより取得されるようにした。しかし、これに限定されず、第1出力情報および第2出力情報の両方または一方を、携帯端末100の非接触型ICチップでの通信機能あるいは赤外線通信機能等を用いて取得できるようにしてもよい。
(27) 前述した実施の形態においては、図13で説明したように、第1出力情報および第2出力情報がそれぞれ2種類ずつあることとした。このため、第1出力情報および第2出力情報の種類も特定可能な種別情報をサーバに送信するようにした。しかし、第1出力情報および第2出力情報がそれぞれ1種類ずつであることとしてもよい。この場合は、第1出力情報および第2出力情報の種別のみを識別可能な種別情報をサーバに送信するようにすればよい。
(28) 前述した実施の形態においては、特別特典付与のためのアクセスが、組合せ特典付与のためのアクセスでもあることとした。つまり、携帯端末100が、特別特典付与のためのアクセスに伴って特典IDを特定可能な情報を遊技機メーカサーバ200に送信したときに、遊技機メーカサーバ200が、組合せ特典を付与する条件が成立しているか否かを判断するようにした。しかし、これに限定されず、特別特典付与のためのアクセスと組合せ特典付与のためのアクセスとが別のタイミングであってもよい。つまり、携帯端末100が、特別特典付与のためのアクセスに伴って特典IDを特定可能な情報を遊技機メーカサーバ200に送信したときと別のタイミングで、携帯端末100が、組合せ特典付与のためのアクセスを行なうようにして、組合せ特典付与のためのアクセスを受付けたときに、遊技機メーカサーバ200が組合せ特典を付与する条件が成立しているか否かを判断するようにしてもよい。
(29) 前述した第2の実施の形態においては、図28のステップS123からステップS125で2次元コード191,192で示される情報を一旦記憶させて、ステップS130で、特典受取が選択されたことを条件として、図29のステップS151で、復号された対象2次元コードの非公開URLに対応する特別特典IDを組合せ未付与特典IDとして一旦記憶させるようにして、ステップS135aまたはステップS135bで特典を受けるためのアクセスが行なわれるようにした。
しかし、これに限定されず、図28のステップS123およびステップS124で2次元コード191,192が取得されたときに、取得された2次元コードおよび当該2次元コードに対応する特典IDを一旦記憶させずに、既に記憶された組合せ未付与特典IDと取得された2次元コードに対応する特典IDとの組合せに応じた特典を受けるためのアクセスが行なわれるようにしてもよい。
(30) 前述した第2の実施の形態においては、図29のステップS142aで、携帯端末100が示唆情報を作成し表示するようにした。しかし、これに限定されず、遊技機メーカサーバ200が示唆情報を作成し、当該示唆情報を特典ページに含めて携帯端末100に送信し、携帯端末100によって当該示唆情報が表示されるようにしてもよい。
(31) 前述した実施の形態においては、組合せ特典だけでなく特別特典も付与するようにした。しかし、これに限定されず、特別特典を付与せずに組合せ特典だけを付与するようにしてもよい。
(32) 前述した第1の実施の形態においては、図17で説明したように会員登録をして特典受取アプリおよび復号アプリをダウンロードしたことを条件として特別特典および組合せ特典を受取れることとした。しかし、これに限定されず、会員登録をすることや特典受取アプリおよび復号アプリをダウンロードすることなしに、2次元コードに含まれる暗号化されていないURLにアクセスすることによって特別特典および組合せ特典を受取れることとしてもよい。
(33) 前述した実施の形態においては、組合せ特典や特別特典を付与する特典付与処理は、待受け画像や着信音楽や着信音楽やアプリなどのコンテンツを携帯端末100にダウンロードする処理であることとした。しかし、これに限定されず、特典付与処理は、景品をユーザに配送するための処理であってもよいし、買物や景品交換などに利用できるポイントをユーザに付与するための処理であってもよい。
(34) 前述した実施の形態においては、図24のステップS248および図29のステップS154で、それぞれ、組合せ対象の特典IDを記憶部220,120から削除するようにした。しかし、これに限定されず、組合せ対象の特典IDを無効化されたことが判別可能であれば他の方法であってもよい。たとえば、組合せ未付与特典IDを記憶させたときに当該特典IDが有効である旨のフラグを立てるようにし、当該特典IDを無効化するときには当該特典IDが無効である旨のフラグに変更するようにしてもよい。
(35) 前述した第2の実施の形態においては、組合せ特典を携帯端末100で判定するようにした。しかし、これに限定されず、携帯端末100は、組合せ特典を判定せずに、取得して記憶した複数の特典IDを遊技機メーカサーバ200に送信して、遊技機メーカサーバ200で組合せ特典を判定するようにしてもよい。
(36) 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明に係る特典付与システムの構成の一例を示すシステム構成図である。 本実施の形態における携帯端末の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態における遊技機メーカサーバの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態におけるパチンコ遊技機を正面から見た正面図である。 本実施の形態におけるパチンコ遊技機の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態におけるゲーム機の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態におけるゲーム機から出力されてモニタの表示部に表示される遊技機選択画面を示す表示画面図である。 本実施の形態におけるゲーム機から出力されてモニタの表示部に表示される第1の遊技機のメニュー画面および設定画面を示す表示画面図である。 本実施の形態におけるゲーム機から出力されてモニタの表示部に表示される第1の遊技機のシミュレーション画面を示す表示画面図である。 本実施の形態におけるゲーム機から出力されてモニタの表示部に表示される第2の遊技機のメニュー画面および設定画面を示す表示画面図である。 本実施の形態におけるゲーム機から出力されてモニタの表示部に表示される第2の遊技機のシミュレーション画面を示す表示画面図である。 本実施の形態における遊技機メーカサーバの記憶部に記憶される会員情報DBを説明するための図である。 本実施の形態における遊技機メーカサーバの記憶部に記憶される特別特典DBを説明するための図である。 本実施の形態における遊技機メーカサーバの記憶部に記憶される組合せ特典DBを説明するための図である。 本実施の形態における遊技機メーカサーバの記憶部に記憶される特別特典DBおよび組合せ特典DBを設定するための設定画面である。 本実施の形態における遊技機メーカサーバの記憶部に記憶される付与済特定情報DBを説明するための図である。 本実施の形態における携帯端末で実行されるウェブブラウザ処理および遊技機メーカサーバで実行されるアプリダウンロード処理それぞれの流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における携帯端末の表示部に表示される第1の表示画面図である。 本実施の形態における携帯端末の表示部に表示される第2の表示画面図である。 本実施の形態におけるパチンコ遊技機の演出制御部で実行される2次元コード関連処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における携帯端末で実行される特典受取アプリの流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における携帯端末の表示部に表示される第3の表示画面図である。 本実施の形態における遊技機メーカサーバで実行される特典付与処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態のおける遊技機メーカサーバで実行される特典送信処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における携帯端末の表示部に表示される第4の表示画面図である。 第2の実施の形態における携帯端末の記憶部に記憶される組合せ未付与DBを説明するための図である。 第2の実施の形態における携帯端末で実行されるウェブブラウザ処理および遊技機メーカサーバで実行されるアプリダウンロード処理それぞれの流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態における携帯端末で実行される特典受取アプリの流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態における携帯端末で実行される特典要求処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態における遊技機メーカサーバで実行される特典付与処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 特典付与システム、30 遊技場、100 携帯端末、110 データ処理部、120 記憶部、130 データ入力部、140 表示部、150 音声入出力部、160 無線通信部、161 アンテナ、190 カメラ部、191,192 2次元コード、200 遊技機メーカサーバ、210 データ処理部、220 記憶部、230 データ入力部、240 表示部、260 通信部、500 携帯端末キャリアサーバ、510 アンテナ、520 インターネット、600 カードユニット、700 パチンコ遊技機、710 遊技制御部、730 各種スイッチ、740 演出制御部、745 変動表示装置、750 各種アクチュエータ、760 払出制御部、765 球払出装置、745 変動表示装置、800 ゲーム機、831 コントローラ、841 モニタ。

Claims (17)

  1. 遊技者が使用する携帯端末と、前記遊技者に対して特典を付与するサーバとを備える遊技用システムであって、
    前記携帯端末は、
    遊技場に設置される遊技機から出力される第1出力情報を取得する第1出力情報取得手段と、
    前記遊技場に設置される前記遊技機と異なるゲーム装置で所定のゲームプログラムに基づいて実行されるゲームにおいて出力され前記第1出力情報と異なる第2出力情報を取得する第2出力情報取得手段と、
    前記サーバに前記特典を受けるためのアクセスを行なうとともに、該アクセスに伴って、前記第1出力情報取得手段によって前記第1出力情報を取得済か前記第2出力情報取得手段によって前記第2出力情報を取得済かを少なくとも特定可能な種別情報を、前記サーバに送信するアクセス手段とを備え、
    前記サーバは、
    前記携帯端末からの前記アクセスを受付けるとともに、前記種別情報を受信するアクセス受付手段と、
    前記アクセス受付手段によって受信された前記種別情報を記憶する記憶手段と、
    少なくとも前記第1出力情報の取得を特定可能な前記種別情報および前記第2出力情報の取得を特定可能な前記種別情報の両方が前記記憶手段に記憶されていることを条件として、前記特典を付与するための特典付与処理を行なう特典付与手段とを備えることを特徴とする、遊技用システム。
  2. 前記遊技機は、前記第1出力情報を複数種類出力し、
    前記ゲーム装置は、前記第2出力情報を複数種類出力し、
    前記アクセス手段は、前記第1出力情報または前記第2出力情報の種類をさらに特定可能な前記種別情報を前記サーバに送信し、
    前記特典付与手段は、前記第1出力情報および前記第2出力情報の種類の組合せに応じた前記特典を付与するための前記特典付与処理を行なうことを特徴とする、請求項1に記載の遊技用システム。
  3. 前記特典付与手段は、前記第1出力情報の取得を特定可能なアクセスおよび前記第2出力情報の取得を特定可能なアクセスの受付順序に応じた前記特典を付与するための前記特典付与処理を行なうことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の遊技用システム。
  4. 前記サーバは、さらに、
    前記特典付与手段によって前記特典付与処理が行なわれたことを条件として、該特典付与処理の対象とされた前記種別情報を無効化する無効化手段を備えることを特徴とする、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の遊技用システム。
  5. 遊技者が使用する携帯端末と、前記遊技者に対して特典を付与するサーバとを備える遊技用システムであって、
    前記携帯端末は、
    遊技場に設置される遊技機から出力される第1出力情報を取得する第1出力情報取得手段と、
    前記遊技場に設置される前記遊技機と異なるゲーム装置で所定のゲームプログラムに基づいて実行されるゲームにおいて出力され前記第1出力情報と異なる第2出力情報を取得する第2出力情報取得手段と、
    前記第1出力情報取得手段によって前記第1出力情報を取得済か前記第2出力情報取得手段によって前記第2出力情報を取得済かを特定可能な種別情報を記憶する記憶手段と、
    前記サーバに前記特典を受けるためのアクセスを行なうとともに、該アクセスに伴って、前記記憶手段に記憶された前記種別情報を、前記サーバに送信するアクセス手段とを備え、
    前記サーバは、
    前記携帯端末からの前記アクセスを受付けるとともに、前記種別情報を受信するアクセス受付手段と、
    前記第1出力情報および前記第2出力情報の両方の取得を特定可能な前記種別情報を伴うアクセスが前記アクセス受付手段によって受付けられたことを条件として、前記特典を付与するための特典付与処理を行なう特典付与手段とを備えることを特徴とする、遊技用システム。
  6. 前記遊技機は、前記第1出力情報を複数種類出力し、
    前記ゲーム装置は、前記第2出力情報を複数種類出力し、
    前記アクセス手段は、前記第1出力情報または前記第2出力情報の種類をさらに特定可能な前記種別情報を前記サーバに送信し、
    前記特典付与手段は、前記アクセス受付手段によって受信された前記種別情報で特定される前記第1出力情報および前記第2出力情報の種類の組合せに応じた前記特典を付与するための前記特典付与処理を行なうことを特徴とする、請求項5に記載の遊技用システム。
  7. 前記アクセス手段は、前記記憶手段に記憶された前記種別情報に基づいて、前記第1出力情報および前記第2出力情報の前記取得順序を特定可能な前記種別情報を送信し、
    前記特典付与手段は、前記アクセス受付手段によって受信された前記種別情報によって特定される取得順序に応じた前記特典を付与するための前記特典付与処理を行なうことを特徴とする、請求項5または請求項6に記載の遊技用システム。
  8. 前記サーバは、さらに、
    前記アクセス受付手段によって前記種別情報が受信されたときに、前記特典付与手段によって行なわれる前記特典付与処理の条件が成立するために必要な残りの前記第1出力情報または前記第2出力情報を示唆するための示唆情報を、前記携帯端末に返信する示唆手段を備えることを特徴とする、請求項1から請求項7までのいずれかに記載の遊技用システム。
  9. 遊技者に対して特典を付与する遊技用サーバであって、
    前記遊技者が使用する携帯端末からの前記特典を受けるためのアクセスを受付けるとともに、遊技場に設置される遊技機から出力される第1出力情報を当該携帯端末によって取得済か前記遊技場に設置される前記遊技機と異なるゲーム装置で所定のゲームプログラムに基づいて実行されるゲームにおいて出力され前記第1出力情報と異なる第2出力情報を当該携帯端末によって取得済かを少なくとも特定可能な種別情報を受信するアクセス受付手段と、
    前記アクセス受付手段によって受信された前記種別情報を記憶する記憶手段と、
    少なくとも前記第1出力情報の取得を特定可能な前記種別情報および前記第2出力情報の取得を特定可能な前記種別情報の両方が前記記憶手段に記憶されていることを条件として、前記特典を付与するための特典付与処理を行なう特典付与手段とを備えることを特徴とする、遊技用サーバ。
  10. 遊技者が使用する携帯端末であって、
    遊技場に設置される遊技機から出力される第1出力情報を取得する第1出力情報取得手段と、
    前記遊技場に設置される前記遊技機と異なるゲーム装置で所定のゲームプログラムに基づいて実行されるゲームにおいて出力され前記第1出力情報と異なる第2出力情報を取得する第2出力情報取得手段と、
    所定の情報を記憶する記憶手段を有し、かつ、当該携帯端末からのアクセスを受付けるとともに前記第1出力情報取得手段によって前記第1出力情報を取得済か前記第2出力情報取得手段によって前記第2出力情報を取得済かを少なくとも特定可能な種別情報を受信し、かつ、受信された前記種別情報を前記記憶手段に記憶し、かつ、当該携帯端末において少なくとも前記第1出力情報が取得されたこと特定可能な種別情報および前記第2出力情報が取得されたこと特定可能な種別情報の両方が前記記憶手段に記憶されていることを条件として前記特典を付与するための特典付与処理を行なうサーバに、前記アクセスを行なうとともに、該アクセスに伴って前記種別情報を前記サーバに送信するアクセス手段とを備えることを特徴とする、携帯端末。
  11. 遊技者が使用する携帯端末によって実行される携帯端末用プログラムと、所定の情報を記憶する記憶手段を有し前記遊技者に対して特典を付与するサーバによって実行されるサーバ用プログラムとを含む遊技用プログラムであって、
    前記携帯端末用プログラムは、
    遊技場に設置される遊技機から出力される第1出力情報を取得するステップと、
    前記遊技場に設置される前記遊技機と異なるゲーム装置で所定のゲームプログラムに基づいて実行されるゲームにおいて出力され前記第1出力情報と異なる第2出力情報を取得するステップと、
    前記サーバに前記特典を受けるためのアクセスを行なうとともに、該アクセスに伴って、前記第1出力情報を取得済か前記第2出力情報を取得済かを少なくとも特定可能な種別情報を、前記サーバに送信するステップとを前記携帯端末に実行させ、
    前記サーバ用プログラムは、
    前記携帯端末からの前記アクセスを受付けるとともに、前記種別情報を受信するステップと、
    受信された前記種別情報を前記記憶手段に記憶させるステップと、
    少なくとも前記第1出力情報の取得を特定可能な前記種別情報および前記第2出力情報の取得を特定可能な前記種別情報の両方が前記記憶手段に記憶されていることを条件として、前記特典を付与するための特典付与処理を行なうステップとを前記サーバに実行させることを特徴とする、遊技用プログラム。
  12. 遊技者に対して特典を付与する遊技用サーバであって、
    遊技場に設置される遊技機から出力される第1出力情報を取得済か前記遊技場に設置される前記遊技機と異なるゲーム装置で所定のゲームプログラムに基づいて実行されるゲームにおいて出力され前記第1出力情報と異なる第2出力情報を取得済かを特定可能な種別情報を記憶する記憶手段を備え前記遊技者が使用する携帯端末からの前記特典を受けるためのアクセスを受付けるとともに、前記記憶手段に記憶された前記種別情報を受信するアクセス受付手段と、
    前記第1出力情報および前記第2出力情報の両方の取得を特定可能な前記種別情報を伴うアクセスが前記アクセス受付手段によって受付けられたことを条件として、前記特典を付与するための特典付与処理を行なう特典付与手段とを備えることを特徴とする、遊技用サーバ。
  13. 遊技者が使用する携帯端末であって、
    遊技場に設置される遊技機から出力される第1出力情報を取得する第1出力情報取得手段と、
    前記遊技場に設置される前記遊技機と異なるゲーム装置で所定のゲームプログラムに基づいて実行されるゲームにおいて出力され前記第1出力情報と異なる第2出力情報を取得する第2出力情報取得手段と、
    前記第1出力情報取得手段によって前記第1出力情報を取得済か前記第2出力情報取得手段によって前記第2出力情報を取得済かを特定可能な種別情報を記憶する記憶手段と、
    前記第1出力情報および前記第2出力情報の両方の取得を特定可能な種別情報を伴うアクセスが受付けられたことを条件として特典を付与するための特典付与処理を行なうサーバに、前記特典を受けるためのアクセスを行なうとともに、該アクセスに伴って、前記記憶手段に記憶された前記種別情報を、前記サーバに送信するアクセス手段とを備えることを特徴とする、携帯端末。
  14. 所定の情報を記憶する記憶手段を有し遊技者が使用する携帯端末によって実行される携帯端末用プログラムであって、
    遊技場に設置される遊技機から出力される第1出力情報を取得するステップと、
    前記遊技場に設置される前記遊技機と異なるゲーム装置で所定のゲームプログラムに基づいて実行されるゲームにおいて出力され前記第1出力情報と異なる第2出力情報を取得するステップと、
    前記第1出力情報を取得済か前記第2出力情報を取得済かを特定可能な種別情報を前記記憶手段に記憶させるステップと、
    前記第1出力情報および前記第2出力情報の両方の取得を特定可能な種別情報を伴うアクセスが受付けられたことを条件として特典を付与するための特典付与処理を行なうサーバに、前記特典を受けるためのアクセスを行なうとともに、該アクセスに伴って、前記記憶手段に記憶された前記種別情報を、前記サーバに送信するステップとを前記携帯端末に実行させることを特徴とする、携帯端末用プログラム。
  15. 前記アクセスに伴って前記記憶手段に記憶された前記種別情報が送信されたことを条件として、当該種別情報を無効化するステップをさらに前記携帯端末に実行させることを特徴とする、請求項14に記載の携帯端末用プログラム。
  16. 前記サーバによって行なわれる前記特典付与処理の条件が成立するために必要な残りの前記第1出力情報または前記第2出力情報を示唆するための示唆情報を報知するステップをさらに前記携帯端末に実行させることを特徴とする、請求項14または請求項15に記載の携帯端末用プログラム。
  17. 所定の情報を記憶する記憶手段を有し遊技者が使用する携帯端末によって実行される携帯端末用プログラムと、前記遊技者に対して特典を付与するサーバによって実行されるサーバ用プログラムとを含む遊技用プログラムであって、
    前記携帯端末用プログラムは、
    遊技場に設置される遊技機から出力される第1出力情報を取得するステップと、
    前記遊技場に設置される前記遊技機と異なるゲーム装置で所定のゲームプログラムに基づいて実行されるゲームにおいて出力され前記第1出力情報と異なる第2出力情報を取得するステップと、
    前記第1出力情報を取得済か前記第2出力情報を取得済かを特定可能な種別情報を前記記憶手段に記憶させるステップと、
    前記サーバに前記特典を受けるためのアクセスを行なうとともに、該アクセスに伴って、前記記憶手段に記憶された前記種別情報を、前記サーバに送信するステップとを前記携帯端末に実行させ、
    前記サーバ用プログラムは、
    前記携帯端末からの前記アクセスを受付けるとともに、前記種別情報とを受信するステップと、
    前記第1出力情報および前記第2出力情報の両方の取得を特定可能な前記種別情報を伴うアクセスが受付けられたことを条件として、前記特典を付与するための特典付与処理を行なうステップとを前記サーバに実行させることを特徴とする、遊技用プログラム。
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