JP5489290B2 - 建築物の採光システム - Google Patents
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Description
建築物が有する非透光性の天井構造又は床構造によって上方を覆われた建築物の奥部に配置された照射ポイントへ太陽光を導くための複数の採光路を有するシステムであって、
上記採光路は、建築物の表面に開口する採光口から上記天井構造ないし床構造を通過して上記照射ポイントへ直線的に延びており、
通年の同一時間帯の太陽から照射ポイントへ至る仮想直線が建築物の表面と交わる点を連ねた太陽位置表示ラインの全部又は一部に沿って、その各交点に上記採光口を配置することで、各採光路が異なる傾斜角度及び方位を有するように設け、
さらに各採光路が年間の或る時期の上記時間帯に限って採光路の傾斜角度及び方位に合致した太陽光を直射光として照射ポイントに導くように設け、
上記採光口には、採光路の方向に直射光の透過率が高い透光手段を設けている。
上記透光手段は、その採光路の傾斜角度に沿った方向に入射した光を直進させるとともに、その傾斜角度と異なる方向に入った光を拡散させる機能を有する。
上記建築物は、複数の階層からなり、その最上階の天井構造に少なくとも一つの採光路の採光口を形成するととともに、最上階以外の階に照射ポイントを配置しており、
上記採光路は、建築物の床材や壁材のうち採光路と交差する部分を光の直進が可能な透光口とするとともに、これら透光口を除く光路部分を自由空間で形成する開放通路としている。
採光路の少なくとも一部は、上記床構造に代えて建築物の側壁に上記採光口を配置している。
建築物の表面に、異なる時刻に相応する2つ以上の太陽位置表示ラインを設定して、
上記複数の採光路の採光口を、一つの太陽位置表示ラインに沿って配置する代わりに、2つ以上の太陽位置表示ラインの同一の日に相当する箇所にそれぞれ配置して、その一日の異なる時刻に太陽光が複数回照射ポイントに導かれるように構成している。
[数式1] X=p+L×(-sinαcosβ,-cosαcosβ,sinβ)
(1){pとSとを結ぶ直線}∩{建築部材}
(2)∪p∈P[{pとSとを結ぶ直線}∩{建築部材}]
(3)∪t∈T∪p∈P[{pとS(t)とを結ぶ直線}∩{建築物の部材}]
(4)∪n∪t∈T∪p∈P[{pとS(t)とを結ぶ直線}∩{建築物の部材(n)}]
図12は、本発明の採光システムの一つの実施例である。先の実施形態では、複数介装の建築物の最上階に採光口6を設け、下層階に照射ポイントpを設けていたが、本実施例のように、採光口を設けた階に照射ポイントを設けることもできる。この構成によれば、所定の照射時間の開始時刻になると、それまで採光口6から広い範囲に拡散していた光が照射ポイントpに集中する。照射ポイントが明るくなり、逆に照射ポイント以外の場所が暗くなるので、例えば照射ポイントに展示品などを載置しておけば、効果的な照明効果が得られる。
図13及び図14は、本発明の実施形態である採光装置を示している。この採光装置は、矩形のケース9の内部に、フレーム9aの任意の2つの対向辺(図示例では左右両辺)に平行な斜めの仕切り板13を設け、仕切り板の間に別々に形成した多数の導光管12を挿入している。
9a…フレーム 9b…閉塞板
10…透光手段 12…導光管 13…仕切り板 14…透光口
A…太陽位置表示ライン P…照射ポイント S…太陽
100…建築物 102…天井構造 104…床構造 106…外壁
Claims (5)
- 建築物が有する非透光性の天井構造又は床構造によって上方を覆われた建築物の奥部に配置された照射ポイントへ太陽光を導くための複数の採光路を有するシステムであって、
上記採光路は、建築物の表面に開口する採光口から上記天井構造ないし床構造を通過して上記照射ポイントへ直線的に延びており、
通年の同一時間帯の太陽から照射ポイントへ至る仮想直線が建築物の表面と交わる点を連ねた太陽位置表示ラインの全部又は一部に沿って、その各交点に上記採光口を配置することで、各採光路が異なる傾斜角度及び方位を有するように設け、
さらに各採光路が年間の或る時期の上記時間帯に限って採光路の傾斜角度及び方位に合致した太陽光を直射光として照射ポイントに導くように設け、
上記採光口には、採光路の方向に直射光の透過率が高い透光手段を設けたことを特徴とする、建築物の採光システム。 - 上記透光手段は、その採光路の傾斜角度に沿った方向に入射した光を直進させるとともに、その傾斜角度と異なる方向に入った光を拡散させる機能を有することを特徴とする、請求項1記載の建築物の採光システム。
- 上記建築物は、複数の階層からなり、その最上階の天井構造に少なくとも一つの採光路の採光口を形成するととともに、最上階以外の階に照射ポイントを配置しており、
上記採光路は、建築物の床材や壁材のうち採光路と交差する部分を光の直進が可能な透光口とするとともに、これら透光口を除く光路部分を自由空間で形成する開放通路としたことを特徴とする、請求項2記載の建築物の採光システム。 - 採光路の少なくとも一部は、上記床構造に代えて建築物の側壁に上記採光口を配置したことを特徴とする、請求項3記載の建築物の採光システム。
- 建築物の表面に、異なる時刻に相応する2つ以上の太陽位置表示ラインを設定して、
上記複数の採光路の採光口を、一つの太陽位置表示ラインに沿って配置する代わりに、2つ以上の太陽位置表示ラインの同一の日に相当する箇所にそれぞれ配置して、その一日の異なる時刻に太陽光が複数回照射ポイントに導かれるように構成したことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の建築物の採光システム。
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JP2010189644A JP5489290B2 (ja) | 2010-08-26 | 2010-08-26 | 建築物の採光システム |
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