JP5489072B2 - 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置並びに現像ギャップの測定方法 - Google Patents

現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置並びに現像ギャップの測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5489072B2
JP5489072B2 JP2010106536A JP2010106536A JP5489072B2 JP 5489072 B2 JP5489072 B2 JP 5489072B2 JP 2010106536 A JP2010106536 A JP 2010106536A JP 2010106536 A JP2010106536 A JP 2010106536A JP 5489072 B2 JP5489072 B2 JP 5489072B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
developing device
developing
latent image
process unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010106536A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011237487A (ja
Inventor
大輔 濱田
直志 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010106536A priority Critical patent/JP5489072B2/ja
Publication of JP2011237487A publication Critical patent/JP2011237487A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5489072B2 publication Critical patent/JP5489072B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Description

本発明は、現像装置、その現像装置を備えたプロセスユニット及び画像形成装置、並びに現像ギャップの測定方法に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の電子写真方式の画像形成装置において、装置本体の筺体に対して回転可能に軸支された潜像担持体と、当該筺体に保持された現像ユニットのケーシングに対して回転可能に軸支された現像剤担持体との最も近接した表面の間隙である現像ギャップが、画質の良否に大きな影響を及ぼすことが知られている。そのため、従来から現像ギャップの管理には大変な注意が払われている。
ところで、近年、複写機やプリンタ等の電子写真技術を用いた画像形成装置の小型化やパーソナル化の市場要求に伴って、画像形成装置内で使用される現像装置の小型化が図られている。また、こうした要求に伴って、トナーが無くなった時点で、現像装置ごと交換する使い捨てタイプの現像装置や、この現像装置の他に、潜像担持体、及び潜像担持体上に残留したトナーを除去するクリーニング装置等が一体化された、いわゆるプロセスユニットも一般に広く用いられるようになってきている。このような要求に伴って、現像剤粒子であるキャリア・トナーの小粒子径化・高線速化によって現像ギャップ長の最適値は狭くなる方向にあり、かつ、ますますその空間的精度や時間的変動に対する余裕度が厳しく要求されている。一般に、現像ギャップ長の空間的精度は、100μm程度の誤差範囲であることが要求される。また、現像ギャップ長を測定するための一般的な手段としては、シックネッスゲージを挿入して計測する手段や、半導体レーザを用いた、いわゆる2次元走査三角測距式等がある。特に、光を用いた測定は両担持体を傷つけずに容易に精度良く測定ができるということが知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、近年のプロセスユニット化に代表されるような現像装置の小型化により、光によって現像ギャップを測定する場合の光路を単純に確保することは難しくなってきている。特に、現像剤担持体への現像剤の供給と、現像剤担持体からの現像剤の回収を、別個の現像剤搬送部材によって行うように構成された現像装置は、現像剤の供給と回収の両方を1つの現像剤搬送部材で行うように構成されたものに比べて、現像剤担持体の周囲に配設される現像剤搬送部材の数が増えるため、上記光路の確保がますます困難となる。
本発明は、斯かる事情に鑑み、小型化しても現像ギャップを測定するためのレーザ光の光路を確保できる現像装置、その現像装置を備えたプロセスユニット及び画像形成装置、並びに現像ギャップの測定方法を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、表面に潜像を担持する潜像担持体に対して現像ギャップを介して配設され表面に現像剤を担持する現像剤担持体と、現像剤を搬送する現像剤搬送部材と、前記現像剤担持体と前記現像剤搬送部材を保持すると共に内部に現像剤を収容する現像筐体とを備えた現像装置において、前記現像ギャップの長さを測定するために照射するレーザ光を通過させる測定用開口部を前記現像筐体に設け、当該測定用開口部と前記現像ギャップとを結ぶ光路が前記現像剤搬送部材の互いに対向する面の間を通過するように構成したものである。
これにより、レーザ光を、現像筐体内であって、さらに現像剤搬送部材の近傍を通過させることができるので、従来では光路の確保が困難であった現像装置においても光路を確保することができるようになる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の現像装置において、前記現像剤搬送部材が回転軸の外周に羽根を設けて構成されたものであって、当該羽根の間を前記レーザ光が通過するように構成したものである。
これにより、レーザ光を、現像剤搬送部材の近傍を通過させることができる。
請求項3の発明は、請求項2に記載の現像装置において、前記羽根が前記回転軸に対して所定のリード角を持って設けられ、前記レーザ光を前記回転軸に対して前記リード角と同等の角度で傾斜して通過させるように前記測定用開口部を配設したものである。
これにより、レーザ光の光路を羽根に接近させることができるので、光路と羽根の位置関係をコンパクトに構成でき、間隔の狭い羽根同士の間でもレーザ光を通過させることが可能となる。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の現像装置において、前記測定用開口部を封止する封止部材を備えるものである。
封止部材で測定用開口部を封止することにより、測定用開口部からの現像剤の漏出を防止することができる。
請求項5の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の現像装置において、前記現像剤担持体への現像剤の供給と前記現像剤担持体からの現像剤の回収を別個の前記現像剤搬送部材によって行うように構成したものである。
特に、このように構成された現像装置は、現像剤担持体の周囲に配設される現像剤搬送部材の数が増えるため、従来ではレーザ光の光路を確保することが困難であったが、本発明の構成を適用することにより、光路を容易に確保することができるようになる。
請求項6の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の前記現像装置と前記潜像担持体を一体的に備えたプロセスユニットである。
プロセスユニットが、請求項1から5のいずれか1項に記載の現像装置を備えているので、これらの現像装置による上記効果が得られる。
請求項7の発明は、請求項6に記載のプロセスユニットにおいて、前記現像装置の前記現像筐体に、前記潜像担持体を一体的に保持したものである。
このように構成されたプロセスユニットにも本発明の構成を適用可能である。
請求項8の発明は、請求項6又は7に記載のプロセスユニットにおいて、前記潜像担持体の表面を帯電させる帯電部材を少なくとも含む部材を、前記現像筐体とは別体で構成された筐体に保持したものである。
このように構成されたプロセスユニットにも本発明の構成を適用可能である。
請求項9の発明は、請求項6から8のいずれか1項に記載のプロセスユニットにおいて、前記現像装置と前記潜像担持体のみを一体的に構成したものである。
このように構成されたプロセスユニットにも本発明の構成を適用可能である。
請求項10の発明は、請求項6から9のいずれか1項に記載のプロセスユニットを備えた画像形成装置である。
画像形成装置が、請求項6から9のいずれか1項に記載のプロセスユニットを備えているので、これらのプロセスユニットが備える現像装置による上記効果が得られる。
請求項11の発明は、発光素子から照射したレーザ光を、表面に潜像を担持する潜像担持体と表面に現像剤を担持する現像剤担持体との間の現像ギャップと、内部に現像剤を収容する現像筐体に設けられた測定用開口部と、前記現像筐体内の現像剤を搬送する現像剤搬送部材の互いに対向する面の間とを、通過させて受光素子に受光させ、そのときの当該受光素子の出力値に基づいて前記現像ギャップの長さを測定する測定方法である。
これにより、レーザ光を、現像筐体内であって、さらに現像剤搬送部材の近傍を通過させることができるので、従来では光路の確保が困難であった現像装置においても光路を確保することができるようになる。
請求項12の発明は、請求項11に記載の現像ギャップの測定方法において、前記現像剤担持体を回転させつつ前記現像ギャップの長さを測定する方法である。
これにより、現像剤担持体の偏心周期を考慮した現像ギャップの測定を行うことが可能となる。
本発明によれば、レーザ光を、現像筐体内であって、さらに現像剤搬送部材の近傍を通過させることができるので、従来では光路の確保が困難であった現像装置においても光路を確保することができるようになる。これにより、現像装置を小型化しても、光を用いた現像ギャップの測定が可能となり、現像剤担持体や潜像担持体を傷つけずに容易に精度良く測定することが可能となる。
本発明の実施の一形態を適用した画像形成装置の外観斜視図である。 前記画像形成装置の内部構成の一例を示す概略断面図である。 前記画像形成装置に搭載されたプロセスユニットの概略断面図である。 前記プロセスユニットのハウジングを分離した状態を示す図である。 本発明に係る現像装置の縦断面図である。 前記現像装置の横断面図である。 本発明の他の実施形態に係る現像装置の横断面図である。 1本の搬送スクリューで潤滑剤の供給と回収の両方を行うように構成された現像装置の一例を示す概略断面図である。
以下、図を参照して本発明の実施形態を説明する。実施形態及び変形例等に亘り、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の実施の一形態を適用した画像形成装置の全体構成と共に動作を説明する。図1は、本発明の実施の一形態を適用した画像形成装置の外観斜視図、図2は、その画像形成装置の内部構成の一例を示す概略断面図である。両図に示した画像形成装置は、タンデムタイプのカラー画像形成装置である。
図1及び図2に示す画像形成装置は、装置本体1のほぼ中央に配置され、シートに画像を形成する後述の画像形成手段等を備えた画像形成部2と、この画像形成部2の下方に配置され、画像形成部2にシートもしくはシート状記録媒体の一例としての用紙Sを給送する給紙部20と、画像形成部2にて画像形成された用紙を装置本体1の手前(両図の右側前方であり、装置正面側である)から奥側(両図の左側後方であり、装置背面側である)に排出するシート排出部としてのシート排紙部25と、画像形成部2の上部に配置され、シート排紙部25から排出される用紙を積載するシート積載部40とを有する。ここで、シートとは、例えば転写紙や記録紙等の用紙(厚紙、はがき、封筒、普通紙、薄紙等を含む)、塗工紙(コート紙やアート紙等を含む)、OHPシートもしくはOHPフィルム、トレーシングペーパ等を含み、画像転写可能な被画像形成媒体を意味する。なお、画像形成部2は用紙Sに画像を記録する画像記録部2とも呼ばれ、シート積載部40は排出されたシートを載置・積載するシート載置部40とも呼ばれる。
画像形成部2には、図2に示すように、像担持体ないし潜像担持体として構成された複数のドラム状の感光体3a,3b,3c,3dを有し、その各感光体3a〜3dには、互いに異なった色のトナー像がそれぞれ形成される。図示した例では、感光体3a〜3dの表面に、イエロートナー像、シアントナー像、マゼンタトナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成される。各感光体3a〜3dは、所定の間隔をあけて互いに平行に配置され、これらの感光体3a〜3dの下部に対向して中間転写体として構成された中間転写ベルト4が配置されている。この像担持体・中間転写体としては、ドラムを用いることもできるが、図示した例では複数の支持ローラ5,6に巻き掛けられて矢印方向(図2中反時計方向)に駆動される無端ベルトからなる中間転写ベルト4が用いられている。
各感光体3a〜3dの周囲の構成は、同様であるため、図2において一番右側に配置されたイエロートナー像が形成される感光体3aを代表して説明する。すなわち、感光体3aには、感光体3aの表面に一様な帯電処理を行う帯電部材としての帯電ローラ7と、画像情報に基づいて感光体3aの表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する光走査装置(LSU)8と、感光体3aの表面に形成された静電潜像を可視像化する現像装置9と、中間転写ベルト4を介して感光体3aと対向配置された転写装置10と、中間転写ベルト4に転写後の感光体3aの表面に残留するトナー等を除去するクリーニング手段としてのクリーニングブレード11とがこの順に設けられている。現像装置9の上方には、円筒形状のトナー容器16と補給機構19が配置され、現像装置9でのトナー消費に応じて補給機構19が駆動し、トナー容器16から現像装置9にトナーが供給されるようになっている。
かかる画像形成装置において画像形成が開始されると、感光体3aが図2における時計方向に回転駆動され、この時、帯電ローラ7によって感光体3の表面が所定の極性に一様に帯電される。次いで、その感光体3aの帯電面に、光走査装置8から画像情報に基づくレーザ光が照射され、これによって感光体3aに静電潜像が形成される。そして、感光体3aの表面に形成された静電潜像は、現像装置9によってイエロートナー像として可視像化され、そのイエロートナー像は転写装置10によって中間転写ベルト4上に転写される。
フルカラー画像形成時は上記の画像形成動作が残りの全ての感光体3b〜3dで同様に行われ、これによって各感光体3a〜3dにそれぞれ形成されたイエロートナー像、シアントナー像、マゼンタトナー像及びブラックトナー像が中間転写ベルト4上に順次重ねて転写される。
一方、画像形成部2の下方に配置された給紙部20には、転写紙、記録紙または樹脂フィルムなどから成るシートとしての用紙Sを積載するシート収容部としての給紙トレイ21と、該給紙トレイ21に積載された用紙Sを送り出す給紙コロ22と、重送された用紙を1枚に分離する分離手段としてのフリクションパッド23等が設けられている。
給紙部20から給送された用紙Sは、レジストローラ13に向けて送り出され、その先端が停止しているレジストローラ13に一旦突き当てられる。これによって用紙S先端の斜めずれなどが修正・整合された後、レジストローラ13は、上記中間転写ベルト4上に形成されたカラートナー像が2次転写ローラ12を設けた2次転写部で用紙Sの先端部と合致するような所定のタイミングで回転を再開し、2次転写ローラ12を備えた2次転写部に向けて用紙Sを送り出す。
2次転写部で未定着のカラートナー像が転写された用紙Sは、定着装置である定着部14に送られ、定着部14による加熱・加圧によって未定着のカラートナー像が定着された後、シート排紙部25の排紙ローラ対25a,25bにより装置本体1の上面に設けられたシート積載部40に、画像面が下向き(フェースダウン)で排出・排紙される。上記定着部(定着装置)14は、定着ローラ14a、定着ローラ14aに巻き掛けられた定着ベルト14c、定着ベルト14cを介して定着ローラ14aに圧接する加圧ローラ14bとからなる。定着部14は、上記したものに限らず、ヒータを内蔵したローラ式のもの、また加熱方式もIHを採用したものなど、適宜採用することができる。なお、カラートナー像転写後の中間転写ベルト4の表面に付着する転写残トナー等は、ベルトクリーニング装置15によって除去され、次の作像・転写工程に備える。
装置本体1の上部には、画像形成部2を覆う上カバー部材としての上カバー18が設けられ、この上カバー18の上面部分をシート積載部40のシート排出台としての排紙トレイ(シート積載面)41として用いている。上カバー18の後端側の辺には支持部を設けていない。この構成によって、上カバー18の排紙トレイ41の前後方向幅より長い長尺シートであってもその一部が排紙トレイ41を越えて後側へ垂らすことで支障なくその長尺シートをストックすることができる。
また、上カバー18は、図2に示すように、その下部に画像形成部(画像形成手段)2の一部である光走査装置8を支持しており、装置の後端側に設けたヒンジ17を中心に上方へ開放可能に構成されている。この上カバー18は、後述するロック手段としてのロックレバー60によって装置本体1にロックされ、このロックを解除すると揺動・開閉可能な状態になる。そして、図示を省略しているが、上カバー18を反時計方向へ揺動・開放すると、下部の光走査装置8が一緒に揺動上昇され、画像形成ユニットにアクセスすることが可能となり、メンテナンス等を容易に行うことができる。さらに、本実施形態では上カバー18を開放した部分から画像形成部2の感光体3a〜3d、これらの周囲にそれぞれ配置された帯電ローラ7、現像装置9およびクリーニング装置11が一体化された4つのプロセスユニットを交換等のため取り出し・装着可能となっている。また、プロセスユニットは、上記トナー容器16及びトナー補給機構19と一体的に装置本体1に対して着脱可能にも構成されている。さらに、トナー容器16はトナー補給機構19に対して着脱可能となっている。
上記上カバー18を揺動・開放するとき、排紙トレイ41の後端側が下となるように揺動上昇されるが、排紙トレイ41上にシートがストックされているときに誤って揺動・開放してしまうと、ストックしていたシートが装置の後側に落下するという問題が生じる。すなわち、ストックしたシートSを取り忘れて上カバー18を回動してしまうと、排紙トレイ41にストックしたシートSが装置本体1の裏側に落ちてしまうという問題が発生する。この問題は、図示しない支持部を上カバー18の後端側にも設けることによって解決できるが、長尺シートの場合その後端支持部に当たりストックに支障がでてしまう。
そこで、本実施形態では、ロックレバー60のロックを解除して上カバー18を揺動・開放可能状態にする操作部61を排紙トレイ41上で、しかもストックされたシートSで隠れる位置に設けている。このロックレバー60には、一端側にユーザーが操作する操作部61が、他端側に装置本体1に固着された突起64に係合するロック爪62がそれぞれ一体的に設けられている。ロックレバー60は、上カバー18に固着されたピン63を中心に回転可能に支持されており、また、ピン63の回りに装着された図示しないねじりコイルばねによって、ロック爪62が常に突起64に係合する向きの揺動付勢力が付与されている。ロックレバー60の操作部61は、排紙トレイ41と同一面上に沿うような面を備えた板材で形成されていて、排紙トレイ41にはその操作部61に手を掛けられるようにするための扇状の図1に示す凹部44が形成されている。
前記構成のとおり、上カバー18を開放するときには凹部44から手を差し込み、図示しないねじりコイルばねの前記付勢力に抗してロックレバー60の操作部61を上に持ち上げることにより、ロックレバー60がピン63を中心に時計方向に回転し、ロック爪62が突起64から外れる。そして、そのまま操作部61を持ち上げることで、上カバー18はヒンジ17を中心として揺動される。
このように、上カバー18を揺動・開閉可能にするロックレバー60の操作部61をシートSのストックされる排紙トレイ41に配置しているので、排紙トレイ41上にシートSがある状態で上カバー18を揺動・開放してしまうことが確実に防止される。
図3は、上記各感光体3a〜3dを備えるプロセスユニットの概略断面図である。各プロセスユニットの構成は、同様であるため、図2において一番右側に配置されたプロセスユニットを例にその構成を詳しく説明する。
図3に示すように、プロセスユニット30は、帯電ローラ7とクリーニングブレード11等を一体的に保持する第1のハウジング31と、感光体3aと現像装置9を一体的に保持する第2のハウジング32とを有する。第1のハウジング31と第2のハウジング32は、互いに組付け・分離可能に構成されている(図4参照)。また、互いに組み付けられた第1のハウジング31と第2のハウジング32との間には、図1に示す光走査装置8から感光体3aに照射されるレーザ光を通すレーザ光路空間33が形成されている。
第1のハウジング31には、帯電ローラ7、帯電ローラの表面をクリーニングする帯電ローラ清掃部材26、クリーニングブレード11、クリーニングブレード11で感光体3aの表面から除去したトナーを図示しない廃トナー回収部へと搬送する廃トナー回収スクリュー27、潤滑剤28、潤滑剤28を削り取って感光体3aの表面に塗布する潤滑剤塗布ブラシ29が保持されている。
一方、第2のハウジング32には、感光体3a、現像剤を表面に担持する現像剤担持体としての現像ローラ34、現像ローラ34に供給される現像剤を収容する供給路35、供給路35内で現像剤を搬送する現像剤搬送部材としての供給スクリュー36、現像ローラ34から回収された現像剤を収容する回収路37、回収路37内で現像剤を搬送する現像剤搬送部材としての回収スクリュー38、現像ローラ34の表面に担持される現像剤の厚さを規制する規制部材としてのドクタブレード39、トナーの濃度を検知するトナー濃度センサ42が保持されている。感光体3aと現像ローラ34は、対向して配設されており、両者の最も近接した表面の間には所定の間隙である現像ギャップGが形成されている。また、第2のハウジング32内には、トナーとキャリアから成る2成分現像剤を収容している。
以下、図3に基づき、現像装置9の動作を説明する。
供給路35内の現像剤は、供給スクリュー36によって搬送され、供給路35の開口部から落下して現像ローラ34上に担持される。現像ローラ34上に担持された現像剤は、ドクタブレード39と現像ローラ34の表面との間の所定の隙間を通過することによって所定の厚さに規制される。そして、現像剤が現像ローラ34と感光体3aとの対向位置(現像ギャップ)に搬送された際、現像剤のトナーが感光体3aへ静電的に転移して感光体3a上の静電潜像が顕像化される。その後、現像ローラ34上の現像剤は回収路37へ回収される。回収路37に回収された現像剤は、回収スクリュー37によって搬送されその搬送方向の下流側で堆積し、堆積した現像剤は図示しない搬送手段によって再び供給路35内へ搬送される。供給路35内では、消費されたトナー量に応じて図2に示すトナー容器16からトナーが補給される。また、トナー濃度センサ42によって回収路37内の現像剤のトナー濃度が磁気的に検知され、その検知情報に基づいてトナー濃度調整が行われる。
上記のように、本実施形態に係る現像装置は、現像ローラ34への現像剤の供給と、現像ローラ34からの現像剤の回収を、それぞれ別個の搬送スクリュー(供給スクリュー36と回収スクリュー38)によって行っているので、例えば、図8に示すような現像剤の供給と回収の両方を1本の搬送スクリューで行うように構成されたものに比べて、現像ローラの長手方向の両端において画像濃度に差異が生じるのを抑制することができる。
詳しくは、図8に示す現像装置では、搬送路800内に配設された搬送スクリュー700によって現像剤を軸方向に搬送する間に、現像剤が現像ローラ900に繰り返し供給されトナーが消費されるので、現像剤中のトナー量は搬送方向の下流側に向かうにつれて少なくなる。このため、搬送方向の上流側と下流側(現像ローラの長手方向の両端)においてトナー濃度に差異が生じやすい。これに対し、本実施形態の現像装置9では、現像ローラ34に供給されトナーを消費した現像剤が、そのまま現像ローラ34へ繰り返し供給されずに一旦回収され、その後トナーが補給される。すなわち、現像ローラ34には、未使用の現像剤が供給されるか、又は使用後にトナーが補給された現像剤が供給されるため、現像ローラ34の長手方向の両端において画像濃度に差異が生じるのを抑制することが可能である。
ただし、本発明に係る現像装置は、供給スクリュー36と回収スクリュー38とを有する構成に限定されるものではなく、図8に示す構成や、それ以外の構成のものを適用することも可能である。
以下、図5と図6に基づいて、本発明の特徴部分の構成について説明する。
図5に示すように、第2のハウジング32には、レーザ光Lを通過させるための測定用開口部45が設けられている。また、測定用開口部45と現像ギャップGとを結ぶレーザ光Lの光路は、回収スクリュー38の近傍を通過するように構成されている。具体的には、図6に示すように、光路は、回収スクリュー38の回転軸38aの外周に螺旋状に設けられた羽根38bの間を通過するように配設されている。また、本実施形態では、測定用開口部45は、現像ギャップGの長手方向(図6の横方向)の中央部と両端部に対応した位置にそれぞれ配設されている。
図7は、本発明の他の実施形態に係る構成を示す図である。
上記図6に示す実施形態では、レーザ光Lの光路が回収スクリュー38の回転軸38aに直交するように配設されているが、図7に示す実施形態では、レーザ光Lの光路が回転軸38aに対して傾斜するように配設されている。詳しくは、図7に示すように、回収スクリュー38の羽根38bは回転軸38aに対して所定のリード角θを持って設けられており、レーザ光Lの光路は、このリード角θと同等に回転軸38aに対して傾斜している。すなわち、図7に示す実施形態では、レーザ光Lが羽根38bに沿って通過するように測定用開口部45が配設されている。なお、それ以外の構成は、上記実施形態の構成と同様となっている。
現像ギャップを測定する方法としては、発光素子と受光素子を用いた一般的な方法を適用することが可能である。現像ギャップを測定するには、まず、図5に示すように、発光素子51と受光素子52を、第2のハウジング32を挟んで互いに反対側に配設すると共に、現像ギャップG及び測定用開口部45と一直線となるように配設する。次に、発光素子51から、感光体3aの表面、現像ギャップG、現像ローラ34の表面に渡ってレーザ光Lを照射し、レーザ光Lは現像ギャップG、測定用開口部45、回収スクリュー38の羽根の間を通過して受光素子52に受光される。そして、そのときの受光素子52の出力値に基づき図示しない演算部によって現像ギャップGの長さが算出される。なお、発光素子51と受光素子52の配置を入れ換えて測定することも可能である。また、本実施形態では、現像ギャップGの測定を、感光体3aと現像ローラ34を静止させた状態で行っているが、感光体3aや現像ローラ34を回転させた状態で現像ギャップGを測定することにより、感光体3aや現像ローラ34の偏心周期を考慮した測定を行うことが可能である。
また、図7に示すように、レーザ光Lを羽根38bに沿って通過させるように構成した場合は、レーザ光Lの光路を羽根38bに接近させることができるので、光路と羽根38bの位置関係をコンパクトに構成でき、間隔の狭い羽根38b同士の間でもレーザ光Lを通過させることが可能である。
また、上記現像ギャップGの測定を終えた後は、測定用開口部45を封止部材で封止する(図示省略)。これにより、測定用開口部45からの現像剤の漏出を防止することができる。
以上のように、本発明によれば、レーザ光Lを、現像筐体(第2のハウジング32)内であって、さらに現像剤搬送部材(回収スクリュー38)の近傍を通過させることができるので、従来では光路の確保が困難であった現像装置においても光路を確保することができるようになる。これにより、現像装置を小型化しても、光を用いた現像ギャップの測定が可能となり、現像剤担持体や潜像担持体を傷つけずに容易に精度良く測定することが可能となる。
特に、上記本実施形態のように、現像ローラ34への現像剤の供給と現像ローラ34からの現像剤の回収とを別個の搬送スクリューで行うように構成された現像装置は、現像ローラ34の周囲に配設される搬送スクリューの本数が増えることから、従来ではレーザ光の光路を確保することが困難であったが、本発明の構成を適用することにより、光路を容易に確保することができるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。また、本発明に係る画像形成装置は、図1に示すタンデムタイプのカラー画像形成装置に限らず、その他の複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置であってもよい。
3a 感光体(潜像担持体)
7 帯電ローラ(帯電部材)
9 現像装置
30 プロセスユニット
31 第1のハウジング
32 第2のハウジング(現像筐体)
34 現像ローラ(現像剤担持体)
36 供給スクリュー(現像剤搬送部材)
38 回収スクリュー(現像剤搬送部材)
38a 回転軸
38b 羽根
51 発光素子
52 受光素子
G 現像ギャップ
L レーザ光
θ リード角
特開平8−286508号公報

Claims (12)

  1. 表面に潜像を担持する潜像担持体に対して現像ギャップを介して配設され表面に現像剤を担持する現像剤担持体と、
    現像剤を搬送する現像剤搬送部材と、
    前記現像剤担持体と前記現像剤搬送部材を保持すると共に内部に現像剤を収容する現像筐体とを備えた現像装置において、
    前記現像ギャップの長さを測定するために照射するレーザ光を通過させる測定用開口部を前記現像筐体に設け、当該測定用開口部と前記現像ギャップとを結ぶ光路が前記現像剤搬送部材の互いに対向する面の間を通過するように構成したことを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像剤搬送部材が回転軸の外周に羽根を設けて構成されたものであって、当該羽根の間を前記レーザ光が通過するように構成した請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記羽根が前記回転軸に対して所定のリード角を持って設けられ、前記レーザ光を前記回転軸に対して前記リード角と同等の角度で傾斜して通過させるように前記測定用開口部を配設した請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記測定用開口部を封止する封止部材を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 前記現像剤担持体への現像剤の供給と前記現像剤担持体からの現像剤の回収を別個の前記現像剤搬送部材によって行うように構成した請求項1から4のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の前記現像装置と前記潜像担持体を一体的に備えたことを特徴とするプロセスユニット。
  7. 前記現像装置の前記現像筐体に、前記潜像担持体を一体的に保持した請求項6に記載のプロセスユニット。
  8. 前記潜像担持体の表面を帯電させる帯電部材を少なくとも含む部材を、前記現像筐体とは別体で構成された筐体に保持した請求項6又は7に記載のプロセスユニット。
  9. 前記現像装置と前記潜像担持体のみを一体的に構成した請求項6から8のいずれか1項に記載のプロセスユニット。
  10. 請求項6から9のいずれか1項に記載のプロセスユニットを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 発光素子から照射したレーザ光を、表面に潜像を担持する潜像担持体と表面に現像剤を担持する現像剤担持体との間の現像ギャップと、内部に現像剤を収容する現像筐体に設けられた測定用開口部と、前記現像筐体内の現像剤を搬送する現像剤搬送部材の互いに対向する面の間とを、通過させて受光素子に受光させ、そのときの当該受光素子の出力値に基づいて前記現像ギャップの長さを測定することを特徴とする現像ギャップの測定方法。
  12. 前記現像剤担持体を回転させつつ前記現像ギャップの長さを測定する請求項11に記載の現像ギャップの測定方法。
JP2010106536A 2010-05-06 2010-05-06 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置並びに現像ギャップの測定方法 Expired - Fee Related JP5489072B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010106536A JP5489072B2 (ja) 2010-05-06 2010-05-06 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置並びに現像ギャップの測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010106536A JP5489072B2 (ja) 2010-05-06 2010-05-06 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置並びに現像ギャップの測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011237487A JP2011237487A (ja) 2011-11-24
JP5489072B2 true JP5489072B2 (ja) 2014-05-14

Family

ID=45325558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010106536A Expired - Fee Related JP5489072B2 (ja) 2010-05-06 2010-05-06 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置並びに現像ギャップの測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5489072B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5432809B2 (ja) * 2009-06-08 2014-03-05 株式会社神戸製鋼所 鉄鋼スラグ粉末の炭酸化処理方法およびその装置
JP6223053B2 (ja) * 2013-08-09 2017-11-01 キヤノン株式会社 プロセスカートリッジ
JP6381414B2 (ja) * 2014-11-13 2018-08-29 キヤノン株式会社 現像回転体と現像剤規制部材との間のギャップの測定方法と現像装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01144063A (ja) * 1987-11-30 1989-06-06 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置のプロセスユニット検査構造
JPH052292A (ja) * 1991-06-26 1993-01-08 Canon Inc プロセスカートリツジ
JPH05323693A (ja) * 1992-05-20 1993-12-07 Canon Inc プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011237487A (ja) 2011-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5692642B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP2018049118A (ja) 現像装置及び画像形成装置
EP3625626B1 (en) Developer container and image forming apparatus incorporating same
JP5489072B2 (ja) 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置並びに現像ギャップの測定方法
JP5476695B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5919666B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2017097039A (ja) 廃トナー搬送装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2010210799A (ja) 潤滑剤塗布機構、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4821885B2 (ja) 画像形成装置
EP2942671B1 (en) Developing unit, image forming unit, and image forming apparatus
JP5370922B2 (ja) 現像装置、プロセスユニット、画像形成装置及び現像装置の組立方法
JP5957911B2 (ja) 現像剤補給装置及び画像形成装置
JP5915926B2 (ja) 現像装置、並びにこれを用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2013156503A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US9104136B2 (en) Developer conveyance device, development device, and image forming apparatus
JP5162951B2 (ja) 現像剤搬送装置および画像形成装置
JP2012237917A (ja) 現像剤搬送装置並びにこれを用いた容器及び装置
JP5585881B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP6741227B2 (ja) 着脱ユニットの駆動伝達装置、着脱ユニットおよび画像形成装置
JP6614122B2 (ja) トナー回収装置及び画像形成装置
JP5874243B2 (ja) 現像装置、プロセスユニット、および画像形成装置
JP6772030B2 (ja) プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2022151597A (ja) トナー収納容器、及び、画像形成装置
JP2023166689A (ja) 画像形成装置
JP4824440B2 (ja) 濃度測定装置およびそれを備えた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140216

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees