JP5488914B2 - 波形測定装置 - Google Patents

波形測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5488914B2
JP5488914B2 JP2010158711A JP2010158711A JP5488914B2 JP 5488914 B2 JP5488914 B2 JP 5488914B2 JP 2010158711 A JP2010158711 A JP 2010158711A JP 2010158711 A JP2010158711 A JP 2010158711A JP 5488914 B2 JP5488914 B2 JP 5488914B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
waveform
subtraction
addition
waveform data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010158711A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012021838A (ja
Inventor
悦郎 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP2010158711A priority Critical patent/JP5488914B2/ja
Publication of JP2012021838A publication Critical patent/JP2012021838A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5488914B2 publication Critical patent/JP5488914B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Description

本発明は、波形メモリに記憶されている入力信号の波形データの外縁にウィンドウ幅を作成し、このウィンドウ幅から入力信号が外れた時にトリガを発生させる波形測定装置に関し、詳しくは、入力信号が方形波の場合でも、波形の立ち上がり、立ち下がり領域の判定範囲であるウィンドウ幅を自動で生成し、正確にリアルタイムで波形判定を行うことが可能な波形測定装置に関するものである。
デジタルオシロスコープ等に代表される波形測定装置は、電源異常(瞬時停電(瞬停)、サグ、サージ、周波数変動、電圧降下等)の検出に使用されることがある。従来の波形測定装置には、電源の異常時の波形を捉えるために、ウェーブウィンドウトリガと呼ばれるトリガ機能が用意されている。
図4および図5を用いて、ウェーブウィンドウトリガを説明する。図4は、ウェーブウィンドウトリガのウィンドウ幅の作成を説明する説明図である。図5は、ウェーブウィンドウトリガの動作例を説明する説明図である。
図4に示すように、波形測定装置に取り込まれる電源波形は、繰り返し波形となっている。波形測定装置は、ユーザから同期信号を発生させる電圧レベルや電源波形の変化方向(立ち上がりまたは立ち下がり)を設定され、電源波形の取り込み時に同期信号を発生させる。図4の例では、A〜Dで示される各枠の紙面向かって左端が同期信号発生ポイントとなる。
ウェーブウィンドウトリガ機能で対象波形との比較に用いられる基準波形(リアルタイムテンプレート)を作成する過程を説明する。まず、図4に示すように対象波形となる1周期分の現在の波形から1〜4周期前の波形を平均して平均波形を作成する。なお、平均する波形の周期数はユーザが設定できる。この平均波形に許容値(ウィンドウ幅)を設定してリアルタイムテンプレートを作成する。
ウェーブウィンドウトリガ機能使用時には、波形測定装置は、このリアルタイムテンプレートと対象波形を比較し、図5に示すように、リアルタイムテンプレートのウィンドウ幅から現在の波形が外れるとトリガを発生させる。そして、トリガが発生すると、予め設定された規定回数の波形データを取り込み、測定を終了する。
図6は、従来の波形測定装置の一例を示した構成図である。
図6において、増幅器1は、測定の対象となる入力信号が入力され、適正な電圧に変換して出力する。A/D変換器2は、増幅器1で変換された入力信号を予め設定されたサンプリング周期でサンプリングし、デジタルデータである波形データを出力する。メモリコントローラ3は、A/D変換器2からの波形データを波形メモリ4へ順次書き込むと共に書き込んだアドレスを出力する。
波形メモリ4は、メモリコントローラ3からの波形データを順次記憶する。同期検出回路5は、A/D変換器2からの波形データが入力され、予め設定された条件を満たした時に同期信号を出力する。ここで、予め設定された条件とは、前述のように、電圧レベルや入力信号の変化方向(立ち上がりまたは立ち下がり)等を指している。
アドレスコントローラ6は、メモリコントローラ3からのアドレスと同期検出回路5からの同期信号がそれぞれ入力され、同期信号が発生する度に、メモリコントローラ3からのアドレスを記憶する。また、アドレスコントローラ6は、同期信号が発生する度に、1つ前の同期信号の発生時に記憶されたアドレスである前回アドレスを波形メモリ4に出力し、入力信号の取り込みタイミング(A/D変換器2のサンプリング周期)に応じて、前回アドレスからカウントアップしたアドレスを波形メモリ4に順次出力する。
ウィンドウ幅作成回路7は、波形メモリ4から読み出された波形データが入力され、この波形データに予め設定された許容値を加算した上限比較データと、波形データから予め設定された許容値を減算した下限比較データとを生成して出力する。データ比較回路8は、ウィンドウ幅作成回路7からの上限比較データと下限比較データとがそれぞれ入力され、A/D変換器2からのデジタルデータが上限比較データと下限比較データの間(ウィンドウ幅)に入っているか否かを比較判定する。
このような波形測定装置の動作を説明する。
波形測定装置に入力信号が入力されると、増幅器1でA/D変換器2に入力できるように適正な電圧に変換される。A/D変換器2で変換された波形データは、メモリコントローラ3を介して波形メモリ4に順次記憶される。一方、同期検出回路5は、A/D変換器2からの波形データが予め設定された条件を満たした時に同期信号を出力する。アドレスコントローラ6は、同期検出回路5からの同期信号に応じて、1つ前の同期信号の発生時に記憶したアドレスである前回アドレスを波形メモリ4に出力する。
波形メモリ4は、アドレスコントローラ6から入力されたアドレスに応じて、このアドレスに記憶している波形データを出力する。同様に、アドレスコントローラ6は、入力信号の取り込みタイミングに応じて、前回アドレスからカウントアップしたアドレスを波形メモリ4に順次出力する。すなわち、アドレスコントローラ6は、前回アドレスを起点として入力信号の1周期分の波形データを読み出すように波形メモリ4にアドレスを出力する。
ウィンドウ幅作成回路7は、波形メモリ4から読み出された波形データに基づいて、ウィンドウ幅の上限値と下限値とを生成して出力する。データ比較回路8は、A/D変換器2からのデジタルデータが、ウィンドウ幅の上限値と下限値の間に入っているか否かを比較し、ウィンドウ幅に入っていない場合には、トリガ信号を出力する。そして、波形測定装置は、トリガ信号を検出すると、予め設定された規定回数の波形データを取り込み、測定を終了する。
特許文献1には、電源の入力信号に起こる全ての異常波形を確実に検出することができる電源異常波形検出装置が記載されている。
特開2002−156394号公報
図6に示す従来例では、入力信号が図4に示すような正弦波であれば、問題無く波形の判定を行うことができる。しかし、判定範囲であるウィンドウ幅は、1つ前の波形データに許容値を加算および減算して作成しているので、図7に示すような方形波の場合には、破線で示すように、入力信号のサンプリングタイミングが1点でもずれると、ウィンドウ幅から外れてトリガ信号が発生し、波形判定を行うことができないという問題があった。
なお、図7は、入力信号が方形波の場合の説明図であり、(a)は元の波形を表し、(b)は入力信号のサンプリングタイミングがずれて判定範囲から外れた場合を表している。
また、このような状態は、入力信号のサンプリング周波数が低く、入力信号の波形の変化が大きい場合に同様なことが発生し、波形判定を行うことができなかった。
そこで本発明の目的は、入力信号が方形波の場合でも、波形の立ち上がり、立ち下がり領域の判定範囲であるウィンドウ幅を自動で生成し、正確にリアルタイムで波形判定を行うことが可能な波形測定装置を実現することにある。
請求項1記載の発明は、
波形メモリに記憶されている入力信号の波形データの外縁にウィンドウ幅を作成し、このウィンドウ幅から前記入力信号が外れた時にトリガを発生させる波形測定装置において、
前記入力信号の波形データが記憶される前記波形メモリのアドレスを同期信号に応じて記憶すると共に1つ前の前記同期信号の発生時に記憶されたアドレスである前回アドレスを前記波形データの時間軸の前方向にずらした減算アドレスと前記前回アドレスを前記波形データの時間軸の後ろ方向にずらした加算アドレスとを生成し、前記減算アドレスと前記加算アドレスを起点として前記入力信号の取り込みタイミングに応じて前記波形メモリにアドレスを出力するアドレスコントローラと、
前記減算アドレスに基づいて前記波形メモリから読み出された第1の波形データと前記加算アドレスに基づいて前記波形メモリから読み出された第2の波形データのそれぞれに許容値を加算して得られた値の最大値と、前記減算アドレスに基づいて前記波形メモリから読み出された第1の波形データと前記加算アドレスに基づいて前記波形メモリから読み出された第2の波形データのそれぞれから許容値を減算して得られた値の最小値とを前記ウィンドウ幅として出力するウィンドウ幅作成回路と
を備えたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記アドレスコントローラは、
前記同期信号に応じて前記波形メモリのアドレスを保持するアドレスホールド回路と、
このアドレスホールド回路で保持した前記波形メモリのアドレスを記憶すると共に1つ前の前記同期信号の発生時に記憶されたアドレスである前回アドレスを出力するアドレスレジスタと、
前記前回アドレスを前記波形データの時間軸の前方向にずらした減算アドレスを生成するアドレス減算回路と、
前記前回アドレスを前記波形データの時間軸の後ろ方向にずらした加算アドレスを生成するアドレス加算回路と、
前記減算アドレスと前記加算アドレスを起点として前記入力信号の取り込みタイミングに応じて前記波形メモリにアドレスを出力するアドレス発生回路と
を有することを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、
前記ウィンドウ幅作成回路は、
前記減算アドレスに基づいて前記波形メモリから読み出された第1の波形データに前記許容値を加算した第1の加算波形データと、前記第1の波形データから前記許容値を減算した第1の減算波形データとを生成して出力する第1のデータ加減算回路と、
前記加算アドレスに基づいて前記波形メモリから読み出された第2の波形データに前記許容値を加算した第2の加算波形データと、前記第2の波形データから前記許容値を減算した第2の減算波形データとを生成して出力する第2のデータ加減算回路と、
前記第1のデータ加減算回路からの前記第1の加算波形データと前記第2のデータ加減算回路からの前記第2の加算波形データを比較して最大値を出力する第1の比較値生成回路と、
前記第1のデータ加減算回路からの前記第1の減算波形データと前記第2のデータ加減算回路からの前記第2の減算波形データを比較して最小値を出力する第2の比較値生成回路と
を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、以下のような効果がある。
波形メモリに記憶されている入力信号の波形データの外縁にウィンドウ幅を作成し、このウィンドウ幅から前記入力信号が外れた時にトリガを発生させる波形測定装置において、前記入力信号の波形データが記憶される前記波形メモリのアドレスを同期信号に応じて記憶すると共に1つ前の前記同期信号の発生時に記憶されたアドレスである前回アドレスを前記波形データの時間軸の前方向にずらした減算アドレスと前記前回アドレスを前記波形データの時間軸の後ろ方向にずらした加算アドレスとを生成し、前記減算アドレスと前記加算アドレスを起点として前記入力信号の取り込みタイミングに応じて前記波形メモリにアドレスを出力するアドレスコントローラと、前記減算アドレスに基づいて前記波形メモリから読み出された第1の波形データと前記加算アドレスに基づいて前記波形メモリから読み出された第2の波形データのそれぞれに許容値を加算して得られた値の最大値と、前記減算アドレスに基づいて前記波形メモリから読み出された第1の波形データと前記加算アドレスに基づいて前記波形メモリから読み出された第2の波形データのそれぞれから許容値を減算して得られた値の最小値とをウィンドウ幅として出力するウィンドウ幅作成回路とを備えたことにより、入力信号が方形波の場合でも、波形の立ち上がり、立ち下がり領域の判定範囲であるウィンドウ幅を自動で生成するので、正確にリアルタイムで波形判定を行うことができる。
本発明の波形測定装置の一実施例を示した構成図である。 アドレスコントローラおよびウィンドウ幅作成回路の一実施例を示した構成図である。 ウィンドウ幅の作成動作を説明する説明図である。 ウェーブウィンドウトリガのウィンドウ幅の作成を説明する説明図である。 ウェーブウィンドウトリガの動作例を説明する説明図である。 従来の波形測定装置の一例を示した構成図である。 入力信号が方形波の場合の説明図である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の波形測定装置の一実施例を示した構成図である。ここで、図6と同一のものは同一符号を付し、説明を省略する。図1において、図6に示す構成と異なる点は、アドレスコントローラ6の代わりにアドレスコントローラ10が設けられている点、ウィンドウ幅作成回路7の代わりにウィンドウ幅作成回路11が設けられている点である。
図1において、アドレスコントローラ10は、メモリコントローラ3からのアドレスと同期検出回路5からの同期信号がそれぞれ入力され、波形メモリ4のアドレスを同期信号に応じて記憶すると共に1つ前の同期信号の発生時に記憶されたアドレスである前回アドレスを波形データの時間軸の前方向にずらした減算アドレスと前回アドレスを波形データの時間軸の後ろ方向にずらした加算アドレスとを生成し、減算アドレスと加算アドレスを起点として入力信号の取り込みタイミングに応じて波形メモリ4にアドレスを出力する。
ウィンドウ幅作成回路11は、波形メモリ4から読み出された波形データが入力され、減算アドレスに基づいて波形メモリ4から読み出された波形データWD1と加算アドレスに基づいて波形メモリ4から読み出された波形データWD2のそれぞれに許容値を加算して得られた値の最大値と、波形データWD1と波形データWD2のそれぞれから許容値を減算して得られた値の最小値とをウィンドウ幅として出力する。
図2は、アドレスコントローラ10およびウィンドウ幅作成回路11の一実施例を示した構成図である。アドレスコントローラ10は、アドレスホールド回路21、アドレスレジスタ22、アドレス減算回路23、アドレス加算回路24およびアドレス発生回路25を有している。また、ウィンドウ幅作成回路11は、データ加減算回路31、データ加減算回路32、比較値作成回路33および比較値作成回路34を有している。
アドレスホールド回路21は、メモリコントローラ3からのアドレスと同期検出回路5からの同期信号がそれぞれ入力され、同期信号に応じて波形メモリ4のアドレスを保持する。アドレスレジスタ22は、アドレスホールド回路21で保持した波形メモリ4のアドレスを記憶すると共に1つ前の同期信号の発生時に記憶されたアドレスである前回アドレスを出力する。
アドレス減算回路23は、アドレスレジスタ22からの前回アドレスが入力され、前回アドレスを波形データの時間軸の前方向にずらした減算アドレスを生成する。アドレス加算回路24は、アドレスレジスタ22からの前回アドレスが入力され、前回アドレスを波形データの時間軸の後ろ方向にずらした加算アドレスを生成する。
アドレス発生回路25は、アドレス減算回路23からの減算アドレスとアドレス加算回路24からの加算アドレスがそれぞれ入力され、減算アドレスと加算アドレスを起点として入力信号の取り込みタイミングに応じて波形メモリ4にアドレスを出力する。また、アドレス発生回路25は、減算アドレスに基づいて波形メモリ4からの読み出しを行っていることを示すステータス信号ST1と加算アドレスに基づいて波形メモリ4からの読み出しを行っていることを示すステータス信号ST2をウィンドウ幅作成回路11へそれぞれ出力する。
データ加減算回路31は、波形メモリ4からの波形データとアドレス発生回路25からのステータス信号ST1がそれぞれ入力され、減算アドレスに基づいて波形メモリ4から読み出された波形データWD1に許容値を加算した加算波形データAWD1と、波形データWD1から許容値を減算した減算波形データSWD1とを生成して出力する。データ加減算回路32は、波形メモリ4からの波形データとアドレス発生回路25からのステータス信号ST2がそれぞれ入力され、加算アドレスに基づいて波形メモリ4から読み出された波形データWD2に許容値を加算した加算波形データAWD2と、波形データWD2から許容値を減算した減算波形データSWD2とを生成して出力する。
比較値作成回路33は、データ加減算回路31からの加算波形データAWD1とデータ加減算回路32からの加算波形データAWD2がそれぞれ入力され、加算波形データAWD1と加算波形データAWD2を比較して最大値を出力する。比較値作成回路34は、データ加減算回路31からの減算波形データSWD1とデータ加減算回路32からの減算波形データSWD2がそれぞれ入力され、減算波形データSWD1と減算波形データSWD2を比較して最小値を出力する。
このような波形測定装置の動作を図3を用いて説明する。
図3は、ウィンドウ幅の作成動作を説明する説明図である。増幅器1、A/D変換器2、メモリコントローラ3、波形メモリ4、同期検出回路5およびデータ比較回路8の動作は、図6に示す従来例と同じため、説明を省略する。
アドレスコントローラ10のアドレスホールド回路21は、同期検出回路5からの同期信号に応じて、メモリコントローラ3からの波形メモリ4のアドレスを一時的に保持する。アドレスレジスタ22は、アドレスホールド回路21に保持されている波形メモリ4のアドレスを記憶する。すなわち、アドレスレジスタ22は、同期信号が発生する度に、その時にメモリコントローラ3から波形メモリ4へ出力されているアドレスを記憶する。
また、アドレスレジスタ22は、同期信号に応じて、1つ前の同期信号の発生時に記憶されたアドレスである前回アドレスを出力する。アドレス減算回路23は、アドレスレジスタ22からの前回アドレスを波形データの時間軸の前方向にずらした減算アドレスを生成する。アドレス発生回路25は、アドレス減算回路23で生成された減算アドレスを波形メモリ4へ出力する。波形メモリ4は、アドレス発生回路25からの減算アドレスを受けて、減算アドレスに記憶されている波形データを出力する。
この時に波形メモリ4から出力される波形データは、図3(a)に示される波形である。図3(a)に示す波形は、図3(d)の元の波形よりも時間的に前のデータから読み出されている。
一方、アドレス加算回路24は、アドレスレジスタ22からの前回アドレスを波形データの時間軸の後ろ方向にずらした加算アドレスを生成する。アドレス発生回路25は、アドレス加算回路24で生成された加算アドレスを波形メモリ4へ出力する。波形メモリ4は、アドレス発生回路25からの加算アドレスを受けて、加算アドレスに記憶されている波形データを出力する。
この時に波形メモリ4から出力される波形データは、図3(b)に示される波形である。図3(b)に示す波形は、図3(d)の元の波形よりも時間的に後ろのデータから読み出されている。
そして、アドレス発生回路25は、入力信号の取り込みタイミングに応じて、アドレス減算回路23からの減算アドレスを起点としたアドレスを出力し、続いてアドレス加算回路24からの加算アドレスを起点としたアドレスを出力する。すなわち、入力信号の取り込みタイミングが発生する度に、波形メモリ4からは、減算アドレスを起点とした波形データWD1と加算アドレスを起点とした波形データWD2が時系列に1データずつ読み出される。
データ加減算回路31は、減算アドレスに基づいて波形メモリ4から読み出された波形データWD1に許容値を加算した加算波形データAWD1と、波形データWD1から許容値を減算した減算波形データSWD1とを生成して出力する(図3(a)参照)。なお、この許容値は、ユーザにより、予め設定されているものとする。
同様に、データ加減算回路32は、加算アドレスに基づいて波形メモリ4から読み出された波形データWD2に許容値を加算した加算波形データAWD2と、波形データWD2から許容値を減算した減算波形データSWD2とを生成して出力する(図3(b)参照)。
比較値作成回路33は、データ加減算回路31からの加算波形データAWD1とデータ加減算回路32からの加算波形データAWD2を比較して最大値を出力する。比較値作成回路33からの出力値は、図3(c)に示すように、ウィンドウ幅の上限値となる。
同様に、比較値作成回路34は、データ加減算回路31からの減算波形データSWD1とデータ加減算回路32からの減算波形データSWD2を比較して最小値を出力する。比較値作成回路34からの出力値は、図3(c)に示すように、ウィンドウ幅の下限値となる。
データ比較回路8は、A/D変換器2からのデジタルデータが、ウィンドウ幅の上限値と下限値の間に入っているか否かを比較し、ウィンドウ幅に入っていない場合には、トリガ信号を出力する。そして、波形測定装置は、トリガ信号を検出すると、予め設定された規定回数の波形データを取り込み、測定を終了する。
このように、アドレスコントローラ10が、同期信号に応じて、前回アドレスを波形データの時間軸の前方向にずらした減算アドレスと前回アドレスを波形データの時間軸の後ろ方向にずらした加算アドレスとを生成し、ウィンドウ幅作成回路11が、減算アドレスに基づいて波形メモリ4から読み出された波形データWD1と加算アドレスに基づいて波形メモリ4から読み出された波形データWD2のそれぞれに許容値を加算して得られた値の最大値と、波形データWD1と波形データWD2のそれぞれから許容値を減算して得られた値の最小値とを用いてウィンドウ幅を作成することにより、入力信号が方形波の場合でも、波形の立ち上がり、立ち下がり領域の判定範囲であるウィンドウ幅を自動で生成するので、正確にリアルタイムで波形判定を行うことができる。
4 波形メモリ
10 アドレスコントローラ
11 ウィンドウ幅作成回路
21 アドレスホールド回路
22 アドレスレジスタ
23 アドレス減算回路
24 アドレス加算回路
25 アドレス発生回路
31,32 データ加減算回路
33,34 比較値作成回路

Claims (3)

  1. 波形メモリに記憶されている入力信号の波形データの外縁にウィンドウ幅を作成し、このウィンドウ幅から前記入力信号が外れた時にトリガを発生させる波形測定装置において、
    前記入力信号の波形データが記憶される前記波形メモリのアドレスを同期信号に応じて記憶すると共に1つ前の前記同期信号の発生時に記憶されたアドレスである前回アドレスを前記波形データの時間軸の前方向にずらした減算アドレスと前記前回アドレスを前記波形データの時間軸の後ろ方向にずらした加算アドレスとを生成し、前記減算アドレスと前記加算アドレスを起点として前記入力信号の取り込みタイミングに応じて前記波形メモリにアドレスを出力するアドレスコントローラと、
    前記減算アドレスに基づいて前記波形メモリから読み出された第1の波形データと前記加算アドレスに基づいて前記波形メモリから読み出された第2の波形データのそれぞれに許容値を加算して得られた値の最大値と、前記減算アドレスに基づいて前記波形メモリから読み出された第1の波形データと前記加算アドレスに基づいて前記波形メモリから読み出された第2の波形データのそれぞれから許容値を減算して得られた値の最小値とを前記ウィンドウ幅として出力するウィンドウ幅作成回路と
    を備えたことを特徴とする波形測定装置。
  2. 前記アドレスコントローラは、
    前記同期信号に応じて前記波形メモリのアドレスを保持するアドレスホールド回路と、
    このアドレスホールド回路で保持した前記波形メモリのアドレスを記憶すると共に1つ前の前記同期信号の発生時に記憶されたアドレスである前回アドレスを出力するアドレスレジスタと、
    前記前回アドレスを前記波形データの時間軸の前方向にずらした減算アドレスを生成するアドレス減算回路と、
    前記前回アドレスを前記波形データの時間軸の後ろ方向にずらした加算アドレスを生成するアドレス加算回路と、
    前記減算アドレスと前記加算アドレスを起点として前記入力信号の取り込みタイミングに応じて前記波形メモリにアドレスを出力するアドレス発生回路と
    を有することを特徴とする請求項1記載の波形測定装置。
  3. 前記ウィンドウ幅作成回路は、
    前記減算アドレスに基づいて前記波形メモリから読み出された第1の波形データに前記許容値を加算した第1の加算波形データと、前記第1の波形データから前記許容値を減算した第1の減算波形データとを生成して出力する第1のデータ加減算回路と、
    前記加算アドレスに基づいて前記波形メモリから読み出された第2の波形データに前記許容値を加算した第2の加算波形データと、前記第2の波形データから前記許容値を減算した第2の減算波形データとを生成して出力する第2のデータ加減算回路と、
    前記第1のデータ加減算回路からの前記第1の加算波形データと前記第2のデータ加減算回路からの前記第2の加算波形データを比較して最大値を出力する第1の比較値生成回路と、
    前記第1のデータ加減算回路からの前記第1の減算波形データと前記第2のデータ加減算回路からの前記第2の減算波形データを比較して最小値を出力する第2の比較値生成回路と
    を有することを特徴とする請求項1または2記載の波形測定装置。
JP2010158711A 2010-07-13 2010-07-13 波形測定装置 Active JP5488914B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010158711A JP5488914B2 (ja) 2010-07-13 2010-07-13 波形測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010158711A JP5488914B2 (ja) 2010-07-13 2010-07-13 波形測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012021838A JP2012021838A (ja) 2012-02-02
JP5488914B2 true JP5488914B2 (ja) 2014-05-14

Family

ID=45776241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010158711A Active JP5488914B2 (ja) 2010-07-13 2010-07-13 波形測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5488914B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9134347B2 (en) * 2012-10-01 2015-09-15 Tektronix, Inc. Rare anomaly triggering in a test and measurement instrument

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012021838A (ja) 2012-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5488914B2 (ja) 波形測定装置
JP2009128130A5 (ja)
JP5396675B2 (ja) 絶縁監視装置
JP5575458B2 (ja) 電気特性測定装置および電気特性測定方法
JP5140556B2 (ja) 計量システム
JP2007333391A (ja) 波形解析装置
KR101444582B1 (ko) 주파수 검출 장치 및 방법
JP5210646B2 (ja) 被測定信号の変化点を検出する装置、方法および試験装置
JP2011179849A (ja) 異常波形検出回路
JP5455776B2 (ja) 電流測定装置
JP6240892B2 (ja) モータ駆動装置
JP2010117234A (ja) 測定装置
JP2010078445A (ja) 有義波高算出装置、プログラム、及び有義波高算出方法
JP2012073112A (ja) ピーク検出装置
JP4455938B2 (ja) 電圧測定装置
JP2006145296A (ja) 渦流探傷試験装置
JP2007101293A (ja) 信号測定装置
JP6993082B2 (ja) 判定装置
JP6283813B2 (ja) モータ駆動装置
JP2007292673A (ja) 測定装置
JP5530343B2 (ja) 測定装置および判定方法
JP3604028B2 (ja) データ分布測定装置
JP5171693B2 (ja) 状態検出装置、温度制御装置および温度検出方法
JP4952546B2 (ja) 波形発生装置及び半導体試験装置
JP5558340B2 (ja) 測定装置および判定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130610

A977 Report on retrieval

Effective date: 20140127

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140212

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Ref document number: 5488914

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150