JP5487971B2 - データ通信システムおよび方法およびプログラム - Google Patents

データ通信システムおよび方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、一つの通信データを複数の端末に配送するデータ通信システムおよび方法およびプログラムに関する。なお、本明細書における通信とは、端末間の一回のデータ交換のみならず、例えばテレビ会議システムや以下で説明するグループコミュニケーションアプリケーションのように端末間で何度もデータ交換を行うことで成り立つ通信も含む。
複数端末間で仮想白板上への描画操作を共有するホワイトボード共有のようなグループコミュニケーションアプリケーションは、各端末上で動作するアプリケーションの内部状態を全端末で同一に保つことで実現される。例えば複数仮想白板上に利用者が丸を描画後さらに四角形を描画する場合には、丸の描画イベントが各端末に配送され、その後さらに四角形の描画イベントが各端末に送られ、それらの描画イベントを受け取った各端末ではイベントを受けとった順序にしたがい画面に丸を描画しその後四角形を描画する。
描画イベントの受信順が端末によりまちまちになってしまうと画面の表示結果が端末毎で異なった状態になってしまう。従って、各端末で動作するアプリケーションの内部状態を全端末で同一に保つには、イベントの到着順を保証することが重要である。
グループコミュニケーションアプリケーションの通信データを配送するデータ通信システムの一例が、特許文献1に記載されている。図18に示すように、このデータ通信システムは、サーバのような役割を持つマスタピアと、ピアとから構成されている。
このような構成を有するデータ通信システムはつぎのように動作する。すなわち、アプリケーションに対するユーザからの操作要求をマスタピアが受け付け、他のピア(図18においてはピアAおよびピアB)にイベントとして再配布する。このデータ通信システムにおいては、前記のように一旦マスタピアにイベントデータを集めた後に各ピアに配送することでイベントの到着順を保証することができるようになっている。
このような構成をとる場合には、マスタピアが異常終了してしまうとイベントデータの配送ができなくなりコミュニケーションを継続できなくなってしまうという問題点がある。
特許文献1に記載されているデータ通信システムでは、マスタピアが異常終了した場合には、マスタ候補リストと呼ばれるピアがマスタピアに昇格できる順序を保持するリストを参照して新たにマスタピアに昇格するピアを決定し、新たにマスタピアに昇格したピアは自身の持つ最新の受信済みイベントデータを各ピアに再送して、全ピアが受信を完了したイベントデータの同一性を保証できるようにする。
また、特許文献2に記載されている別のデータ通信システムの一例においては、図19に示すように、マルチキャストルータから構成されるマルチキャストネットワークと、同一のマルチキャストグループに参加する現用系コンテンツサーバ、待機系コンテンツサーバ、端末から構成され、IPマルチキャストでコンテンツを配信する場合に、現用系コンテンツサーバと待機系コンテンツサーバが共にマルチキャストグループに参加し、待機系コンテンツサーバは現用系コンテンツサーバからのマルチキャストパケットを受信しつつ現用系を監視し、現用系コンテンツサーバからのマルチキャストパケットが来なくなったら待機系コンテンツサーバからコンテンツを配信し、コンテンツ配信中に現用系コンテンツサーバに障害が発生してもコンテンツ配信を継続できるようにする。
この他、マスタの端末の情報を他の端末に複製しておき、マスタの端末の障害発生を検知した場合に権限を委譲して復帰する技術が特許文献3、4に記載されている。
特開2005−275539号公報 特開2007−036681号公報 特開2004−005199号公報 特開2001−346181号公報
しかし、特許文献1に記載のデータ通信システムにおいては、マスタピアが異常終了した場合でも他の全ピアが受信したイベントデータの同一性の保証は可能であるが、あるピアが送信した操作要求イベントをロスすることなく各ピアが受信することはできず、マスタピアがアプリケーションに対するユーザからの操作要求イベントを受け付け後ピアに配布する前に異常終了してしまった場合には、前記操作要求イベントがピアに配布されることなく失われてしまう、という課題がある。
また特許文献2に記載のデータ通信システムにおいては、コンテンツ配信中に現用系コンテンツサーバに障害が発生してもコンテンツ配信を継続できるが、現用系コンテンツサーバと待機系コンテンツサーバが同一コンテンツを予め保持していることを前提にしており、端末のディスプレイ等に表示された仮想白板上への描画操作を複数の通信者で共有するホワイトボード共有のようなグループコミュニケーションアプリケーションの通信データを配送するデータ通信システムには適用できない。
さらに特許文献3,4においては異常発生によりマスタの権限委譲が行われマスタが復帰した後のイベントデータの順序性を保証する記載がない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数端末間で仮想白板上への描画操作を共有するホワイトボード共有のようなグループコミュニケーションアプリケーションの通信データを配送する際、通信データの順序性を保証しつつ、通信データ配送中に障害やマスタの端末の途中退出が発生しても通信データをロスすることなく各端末に配信できるデータ通信システムおよび方法およびプログラムを提供することを目的とする。
また、マスタの端末が障害発生やグループコミュニケーションからの途中退出により離脱しても、別の端末にマスタの端末を交代させグループコミュニケーションを継続できるデータ通信システムおよび方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、送信者端末と、データ配送端末と、データ配送バックアップ端末と、受信者端末とが互いにネットワークを介して接続されたデータ通信システムであって、前記送信者端末は、前記受信者端末に配送する通信データを前記データ配送端末に向け送信するデータ送信部を備え、前記受信者端末は、前記データ配送端末および前記データ配送バックアップ端末の情報を保持し、この情報に基づき接続した前記データ配送端末もしくは前記データ配送バックアップ端末から通信データを受信するデータ受信部を備え、前記データ配送端末は、前記送信者端末から送信された通信データを受信する配送データ受信部と、前記通信データを前記データ配送バックアップ端末にコピーする通信データバックアップ部と、前記受信者端末に前記通信データを転送するデータ転送部とを備え、前記データ配送バックアップ端末は、前記データ配送端末の前記通信データバックアップ部から伝達される通信データを再送バッファに一時格納し、さらに前記データ配送端末におけるデータ転送処理のエラーチェックを行う再送制御部と、前記エラーチェックでエラーを検知した場合に前記受信者端末に再送バッファに一時格納されている通信データを転送する再送データ転送部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明を送信者端末としての観点から観ると、本発明は、送信者端末と、データ配送端末と、データ配送バックアップ端末と、受信者端末とが互いにネットワークを介して接続されたデータ通信システムにおける前記送信者端末であって、前記受信者端末に配送する通信データを前記データ配送端末に向け送信するデータ送信部を備えたことを特徴とする。
また、本発明を受信者端末としての観点から観ると、本発明は、送信者端末と、データ配送端末と、データ配送バックアップ端末と、受信者端末とが互いにネットワークを介して接続されたデータ通信システムにおける前記受信者端末であって、前記データ配送端末およびデータ配送バックアップ端末の情報を保持し、この情報に基づき接続した前記データ配送端末もしくは前記データ配送バックアップ端末から通信データを受信するデータ受信部を備えたことを特徴とする。
また、本発明をデータ配送端末としての観点から観ると、本発明は、送信者端末と、データ配送端末と、データ配送バックアップ端末と、受信者端末とが互いにネットワークを介して接続されたデータ通信システムにおける前記データ配送端末であって、前記送信者端末から送信された通信データを受信する配送データ受信部と、前記通信データを前記データ配送バックアップ端末にコピーする通信データバックアップ部と、前記受信者端末に前記通信データを転送するデータ転送部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明をデータ配送バックアップ端末としての観点から観ると、本発明は、送信者端末と、データ配送端末と、データ配送バックアップ端末と、受信者端末とが互いにネットワークを介して接続されたデータ通信システムにおける前記データ配送バックアップ端末であって、前記データ配送端末から伝達される通信データを再送バッファに一時格納し、さらに前記データ配送端末におけるデータ転送処理のエラーチェックを行う再送制御部と、前記エラーチェックでエラーを検知した場合に前記受信者端末に再送バッファに一時格納されている通信データを転送する再送データ転送部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明をデータ配送方法としての観点から観ると、本発明は、送信者端末と、データ配送端末と、データ配送バックアップ端末と、受信者端末とが互いにネットワークを介して接続され、これらの端末が協働して実行するデータ配送方法であって、送信者端末が、受信者端末に配送する通信データをデータ配送端末に向け送信し、受信者端末が、前記データ配送端末およびデータ配送バックアップ端末の情報を保持し、この情報に基づき接続した前記データ配送端末もしくは前記データ配送バックアップ端末から通信データを受信し、データ配送端末が、前記送信者端末から送信された通信データを受信し、前記通信データを前記データ配送バックアップ端末にコピーすると共に、前記受信者端末に前記通信データを転送し、データ配送バックアップ端末が、前記データ配送端末の通信データバックアップ部から伝達される通信データを再送バッファに一時格納し、さらに前記データ配送端末におけるデータ転送処理のエラーチェックを行い、このエラーチェックでエラーを検知した場合に前記受信者端末に再送バッファに一時格納されている通信データを転送することを特徴とする。
また、本発明をプログラムとしての観点から観ると、本発明は、汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、送信者端末と、データ配送端末と、データ配送バックアップ端末と、受信者端末とが互いにネットワークを介して接続されたデータ通信システムにおける前記送信者端末の機能に相応する機能を実現させるプログラムであって、前記受信者端末に配送する通信データを前記データ配送端末に向け送信するデータ送信機能を実現させることを特徴とする。
あるいは、本発明は、汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、送信者端末と、データ配送端末と、データ配送バックアップ端末と、受信者端末とが互いにネットワークを介して接続されたデータ通信システムにおける前記受信者端末の機能に相応する機能を実現させるプログラムであって、前記データ配送端末およびデータ配送バックアップ端末の情報を保持し、この情報に基づき接続した前記データ配送端末もしくは前記データ配送バックアップ端末から通信データを受信するデータ受信機能を実現させることを特徴とする。
あるいは、本発明は、汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、送信者端末と、データ配送端末と、データ配送バックアップ端末と、受信者端末とが互いにネットワークを介して接続されたデータ通信システムにおける前記データ配送端末の機能に相応する機能を実現させるプログラムであって、前記送信者端末から送信された通信データを受信する配送データ受信機能と、前記通信データを前記データ配送バックアップ端末にコピーする通信データバックアップ機能と、前記受信者端末に前記通信データを転送するデータ転送機能とを実現させることを特徴とする。
あるいは、本発明は、汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、送信者端末と、データ配送端末と、データ配送バックアップ端末と、受信者端末とが互いにネットワークを介して接続されたデータ通信システムにおける前記データ配送バックアップ端末の機能に相応する機能を実現させるプログラムであって、前記データ配送端末から伝達される通信データを再送バッファに一時格納し、さらに前記データ配送端末におけるデータ転送処理のエラーチェックを行う再送制御機能と、前記エラーチェックでエラーを検知した場合に前記受信者端末に再送バッファに一時格納されている通信データを転送する再送データ転送機能とを実現させることを特徴とする。
本発明によれば、複数端末間で仮想白板上への描画操作を共有するホワイトボード共有のようなグループコミュニケーションアプリケーションの通信データを配送する際、通信データの順序性を保証しつつ、通信データ配送中に障害やマスタの端末の途中退出が発生しても通信データをロスすることなく各端末に配信できる。
また、マスタの端末が障害発生やグループコミュニケーションからの途中退出により離脱しても、別の端末にマスタの端末を交代させグループコミュニケーションを継続できる。
発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第一の実施形態)
本発明の第一の実施形態は、図1を参照すると、ネットワーク1と、通信者端末で通信データを送信する送信者端末2と、通信者端末で通信データを受信する受信者端末3と、任意の通信者端末が送信する通信データを一旦受信し全通信者端末に転送する1台のデータ配送端末4と、データ配送端末4に障害が起きた際に通信データ転送を代行する1台もしくは複数台のデータ配送バックアップ端末5とから構成されている。
図1では説明の便宜上、送信者端末2、受信者端末3、データ配送端末4、データ配送バックアップ端末5を区別して記述しているが、一つの端末装置内に全ての種別の端末の機能ブロックを一括して含んで構成してもよいし、一部の種別の端末の機能ブロックを含んで構成してもよい。またデータ配信端末4もしくはデータ配信バックアップ端末5の全部もしくは一部を専用のサーバ装置として構成してもよい。
送信者端末2は、呼制御エージェントモジュール61と、グループ通信制御モジュール62と、グループコミュニケーションアプリケーション64と、データ送信モジュール21とを備える。
呼制御エージェントモジュール61は、通信者端末同士で通信を始める前にお互いの端末の情報交換をし、利用する通信メディアのパラメータ等のシグナリングを行なう。グループ通信制御モジュール62は、例えば端末処理能力や設置場所といったデータ配送端末決定のためのパラメータの保持や、データ配送端末の役割を担う通信者端末の決定、データ配送先端末リストの生成または更新、データ配送端末候補リストの生成または更新、データ配送バックアップ端末へのデータ配送先端末リストおよびデータ配送端末候補リスト配布、通信者端末へのデータ配送端末およびデータ配送バックアップ端末の通信接続情報配布、データ配送バックアップ端末でデータ配送端末の異常もしくは退出などによるサービス停止を検知した場合のデータ配送端末の役割引継ぎの判断、データ配送端末でデータ配送バックアップ端末の異常もしくは退出などによるサービス停止を検知した場合のデータ配送バックアップ端末の役割引継ぎの判断、といった処理を行う。グループコミュニケーションアプリケーション64は、端末のディスプレイ等に表示された仮想白板上への描画操作を複数の通信者で共有するホワイトボード共有のようなアプリケーションであり、通信者間で操作イベントやデータファイルといった情報を同期的に各通信者端末に配布し各通信者端末上で同一の操作が行われた画面を表示させるようにすることにより複数端末で同一の画面を共有させることが可能なアプリケーションである。
ここで、データ配送先端末リストには、通信に参加する送信者端末と受信者端末からなる通信者端末の情報がリストアップされ、各通信者端末について、少なくとも端末識別子やIPアドレス、通信ポートの情報が列挙される。端末識別子は、端末を一意に認識するための識別子であり、その一例としてはSIPURIや電話番号などが考えられる。またデータ配送端末候補リストには、データ配送端末およびデータ配送バックアップ端末となりえる端末の情報がデータ配送端末およびデータ配送バックアップ端末を選択する際の優先度順にリストアップされ、各々の端末について少なくとも端末識別子やIPアドレス、通信ポート、状態フラグの情報が列挙される。状態フラグは、少なくとも「データ配送端末」「データ配送バックアップ端末」「異常状態」値をとることができる。
また、通信接続情報には、少なくともデータ配送端末およびデータ配送バックアップ端末の端末識別子、IPアドレス、通信ポートの情報が含まれる。
データ送信モジュール21は、グループコミュニケーションアプリケーション64を通信者が操作することにより発生する、操作イベントやデータファイルといった情報を通信者の端末に配送するためデータ配送端末4に送信する処理を行ない、送信した通信データについてデータ配送端末4およびデータ配送バックアップ端末5が送信者端末2から送信された通信データを確実に受け取って受信者端末3に向け配送ができる状態になったかどうかをチェックするデータ送信部211を備えている。
データ送信部211は、端末内で発生した操作イベントやデータファイルといった情報を、内部の送信バッファに一時格納後データ配送端末4に向け送信する。また通信データ送信後データ配送端末4およびデータ配送バックアップ端末5が送信者端末2から送信された通信データを確実に受け取って受信者端末3に向け配送ができる状態になるまでデータ送信エラーチェックを実施する。
受信者端末3は、呼制御エージェントモジュール61と、グループ通信制御モジュール62と、グループコミュニケーションアプリケーション64と、データ受信モジュール31とを備える。
呼制御エージェントモジュール61、グループ通信制御モジュール62、グループコミュニケーションアプリケーション64は、送信者端末2と同様の動作をする。
データ受信モジュール31は、送信者端末2からデータ配送端末4もしくはデータ配送バックアップ端末5を経由して配送されてきた操作イベントやデータファイルといった情報を受信する処理を行い、データ受信部311と、受信データチェック部312とを備える。
データ受信部311は、データ配送端末およびデータ配送バックアップ端末の情報を保持し、データ配送端末4もしくはデータ配送バックアップ端末5から情報を受信する。受信データチェック部312は、データ受信部311で受信した情報に含まれるシーケンスIDをもとに既に受信済みのデータかどうかをチェックし、既に受信した情報であった場合はそのまま廃棄する。
データ配送端末4は、呼制御エージェントモジュール61と、グループ通信制御モジュール62と、通信者端末情報管理モジュール63と、データ配送モジュール41とを備える。
呼制御エージェントモジュール61およびグループ通信制御モジュール62は、送信者端末2と同様の動作をする。通信者端末情報管理モジュール63は、グループ通信制御モジュール62で生成または更新されるデータ配送先端末リストおよびデータ配送端末候補リストを保持する。
データ配送モジュール41は、送信者端末2から送信された情報を受信し、受信した情報にシーケンスIDを付加した上でデータ配送バックアップ端末5にコピーした後に受信者端末3に受信した情報を転送する処理を行い、データ受信部411と、データ転送部412と、データ配送制御部413と、通信データバックアップ部414とを備える。
データ受信部411は、送信者端末2から送信された情報を受信する。データ転送部412は、通信者が利用する受信者端末3に、送信者端末2から送信された情報を内部の送信バッファに一時格納後転送する。また通信データを転送した後に受信者端末3が通信データを受信するまでデータ転送エラーチェックを実施し、データ転送エラーを検知した場合に内部の送信バッファに一時保持する通信データを再送する。
データ配送制御部413は、データ受信部411で受信した情報にシーケンシャルな識別子であるシーケンス識別情報(以下では、シーケンスIDという)を付加する。シーケンスIDの採番規則については、受信者端末3の受信データチェック部312でデータの重複受信チェックを行うのに支障がでなければどのような規則であってもかまわない。一例として、TCP通信におけるシーケンスIDのように前回の通信で利用したシーケンスIDに前回の通信データサイズを加えた値に1を加えたものを次回の通信で利用するような規則が考えられる。
通信データバックアップ部414では、データ受信部411で受信した情報をデータ配送バックアップ端末5にコピーするため、データ配送バックアップ端末5の再送制御部511に情報を伝達させる。情報の伝達方法については、ネットワーク1を経由して伝達してもかまわないし、共有ディスクの利用や専用線での直接接続等高速なデータ転送方式を利用して接続する構成をとってもかまわない。
データ配送バックアップ端末5は、呼制御エージェントモジュール61と、グループ通信制御モジュール62と、通信者端末情報管理モジュール63と、データ再送モジュール51とを備える。
呼制御エージェントモジュール61およびグループ通信制御モジュール62および通信者端末情報管理モジュール63は、データ配送端末4と同様の動作をするので符号もデータ配送端末4と同一の符号を付した。
データ再送モジュール51は、データ配送端末4を監視しデータ配送端末4からコピーされる配送データを一時保持し、データ配送処理の中でデータ配送端末4のデータ転送処理の異常が検知された場合に一時保持している配送データを受信者端末3に再送する処理を行い、再送制御部511と、再送バッファ512と、再送データ転送部513とを備える。
再送制御部511は、データ配送端末4の通信データバックアップ部414から伝達される配送情報を受信し再送バッファ512に一時格納し、さらに、データ配送端末4におけるデータ転送処理でエラーが発生していないかを確認し、エラーを検知した場合には再送データ転送部513に対し再送バッファ512に一時格納されている配送情報を転送するよう指示する。
再送バッファ512は、配送情報を一時蓄積する。
再送データ転送部513は、再送制御部511からの指示を受けて、通信者が利用する受信者端末3に再送バッファ512に一時蓄積された配送情報を内部の送信バッファに一時格納後転送する。
次に、図1および図2を参照して本実施の形態において、通信を開始する場合の動作について詳細に説明する。
まず、通信に参加する通信者の利用する通信者端末間で通信を始める前にお互いの端末の情報交換をし、電話番号のような端末識別子やIPアドレス、通信ポート、利用する通信メディアのパラメータ等のシグナリングを行なう(図2のステップS101)。
この際、電話のように通信者の一人が他の通信者を呼び出す形態でシグナリングを行ってもよいし、一般的にWeb会議システムと呼ばれるシステムのように別に会議管理サーバ装置を設置し、会議管理サーバ装置を経由してシグナリングを行ってもよい。
次に、各通信者端末のグループ通信制御モジュール62では、保持するデータ配送端末決定のためのパラメータを参照してデータ配送端末4を決定する(ステップS102)。本ステップにおけるデータ配送端末決定方法は任意の決定方法をとってよい。
一例としては例えば発呼者の端末に各通信者端末の保持する、例えば端末処理能力や設置場所等のデータ配送端末決定のためのパラメータの情報を集めて判断を行うのでもよいし、シグナリングの中で情報交換された各端末の端末識別子をもとに判断を行うのでもよいし、あらかじめ各端末のユニークな優先順を決定して各端末に与えておき各端末が自律的に判断できるようにしておくのでもよい。
また、データ配送端末4は通信者端末の中から選択してもよいし、通信者端末でない他の端末や専用のサーバ装置を選択し当該端末にデータ配送端末となることを依頼するのでもよい。また本ステップはステップS101のシグナリング処理の途中で実行してしまってもよいし、シグナリング処理の後で別途実行してもよい。
さらに、データ配送端末4のグループ通信制御モジュール62では、呼制御エージェント61でのシグナリング処理の際に情報交換された、通信に参加する送信者端末2と受信者端末3からなる各通信者端末の端末識別子やIPアドレス、通信ポートの情報を使ってデータ配送先端末リストを作成する(ステップS103)。
また、合わせてデータ配送端末4のグループ通信制御モジュール62では、データ配送端末およびデータ配送バックアップ端末を選択する際の優先度を示したデータ配送端末候補リストを生成する(ステップS104)。
データ配送端末候補リスト内ではデータ配送端末4は最上位にリストアップされ、データ配送端末4の役割を持っていることを示す状態フラグが付く。さらに、データ配送端末候補リスト内の2番目以降にリストアップされている端末についてリスト順にデータ配送バックアップ端末5としての役割が割り当てられ、データ配送バックアップ端末5の役割を持っていることを示す状態フラグが付く。
なお、データ配送バックアップ端末5は1台のみの形態としても複数台ある形態としてもよい。またステップS103およびステップS104では、ステップS102で収集した情報をもとにして作成するのでもよいし、別途各通信者端末から情報を収集するのでもよい。さらに、ステップS104については、リストアップされる端末も通信者端末のみならず通信者端末でない他の端末や専用のサーバ装置をリストアップしてもよい。
次に、データ配送端末4のグループ通信制御モジュール62は、生成したデータ配送先端末リストおよびデータ配送端末候補リストを通信者端末情報管理モジュール63に格納し、データ配送バックアップ端末5や各通信者端末と通信可能な状態にする(ステップS105)。
次に、データ配送端末候補リスト内でデータ配送バックアップ端末の役割の状態フラグが立った端末に、データ配送先端末リストおよびデータ配送端末候補リストを送付し、データ配送バックアップ端末として動作するよう依頼する(ステップS106)。
データ配送先端末リストおよびデータ配送端末候補リストを受け取ったデータ配送バックアップ端末5のグループ通信制御モジュール62では、通信者端末情報管理モジュール63に受け取ったリストを格納し、データ配送端末4や各送信者端末2、各受信者端末3と通信可能な状態にする(ステップS107)。
その後、データ配送端末4のグループ通信制御モジュール62は、送信者端末2と受信者端末3からなる各通信者端末に、データ配送端末およびデータ配送バックアップ端末の端末識別子やIPアドレス、ポート番号といった通信接続情報を配布する(ステップS108)。なお、本ステップで配布する情報の中でIPアドレスやポート番号については、ステップS101におけるシグナリングの中で情報交換してしまい本ステップでは省略することも可能である。
最後に、送信者端末2と受信者端末3からなる各通信者端末のデータ送信モジュール21やデータ受信モジュール31では、ステップS108で配布された情報を元に、データ配送端末4およびデータ配送バックアップ端末5と通信可能な状態にする(ステップS109)。
次に、図1および図3を参照して本実施の形態において、通信中新規に通信者を追加する場合の動作について詳細に説明する。
まず、通信中の端末の呼制御エージェントモジュール61と新たに通信に参加する通信者の利用する通信者端末の呼制御エージェントモジュール61間でお互いの端末の情報交換をし、電話番号のような端末識別子やIPアドレス、通信ポート、利用する通信メディアのパラメータ等のシグナリングを行なう(図3のステップS201)。
この際、電話のように通信者の一人が新たに参加する通信者を呼び出す形態でシグナリングを行ってもよいし、新たに参加する通信者が既に通信中の通信者の一人を呼び出す形態でシグナリングを行ってもよいし、一般的にWeb会議システムと呼ばれるシステムのように別に会議管理サーバ装置を設置し、会議管理サーバ装置を経由してシグナリングを行ってもよい。
データ配送端末4のグループ通信制御モジュール62では新たな通信者の増加を受け、追加通信者端末の端末識別子やIPアドレス、通信ポートの情報をデータ配送先端末リストに追加する(ステップS202)。また合わせてデータ配送端末4のグループ通信制御モジュール62ではデータ配送端末およびデータ配送バックアップ端末を選択する際の優先度を示したデータ配送端末候補リストに追加通信者端末の情報を追加する(ステップS203)。
ここで、データ配送端末4は、追加参加者端末と直接ステップS201のシグナリング処理を行ったのであればそこで交換した情報を元にデータ配送先端末リストを更新してもよいし、直接シグナリングしたのでなければ直接シグナリングした参加者端末を経由して追加参加者端末の情報を得て本ステップを実行するのでもよい。
次に、データ配送端末4のグループ通信制御モジュール62は、更新したデータ配送先端末リストおよびデータ配送端末候補リストを通信者端末情報管理モジュール63に格納し、追加通信者端末と通信可能な状態にする(ステップS204)。
次に、データ配送端末4のグループ通信制御モジュール62はデータ配送バックアップ端末に、更新したデータ配送先端末リストおよびデータ配送端末候補リストを送付する(ステップS205)。
更新されたデータ配送先端末リストおよびデータ配送端末候補リストを受け取ったデータ配送バックアップ端末5のグループ通信制御モジュール62では、通信者端末情報管理モジュール63に受け取ったリストを格納し、追加参加者端末と通信可能な状態にする(ステップS206)。
その後、データ配送端末4のグループ通信制御モジュール62では追加通信者端末に、データ配送端末およびデータ配送バックアップ端末の端末識別子やIPアドレス、ポート番号といった通信接続情報を配布する(ステップS207)。
最後に、追加通信者端末のデータ送信モジュール21やデータ受信モジュール31は、ステップS207で配布された情報を元に、データ配送端末4およびデータ配送バックアップ端末5と通信可能な状態にする(ステップS208)。
次に、図1および図4を参照して本実施の形態において、通信者が通信から退出する場合の動作について詳細に説明する。まず、データ配送端末4のグループ通信制御モジュール62が通信者端末の退出を検知する(図3のステップS301)。本ステップは通信者端末のヘルスチェックによる検知をトリガとしてもよいし呼制御エージェントモジュール61での通信退出のシグナリング処理をトリガとしてもよい。
次に、データ配送端末4のグループ通信制御モジュール62では、退出した通信者端末の情報をデータ配送先端末リストから削除する(ステップS302)。また合わせてデータ配送端末4のグループ通信制御モジュール62ではデータ配送端末およびデータ配送バックアップ端末を選択する際の優先度を示したデータ配送端末候補リストからも退出した通信者端末の情報を削除する(ステップS303)。
次に、データ配送端末4のグループ通信制御モジュール62は、更新したデータ配送先端末リストおよびデータ配送端末候補リストを通信者端末情報管理モジュール63に格納する(ステップS304)。
次に、データ配送端末4のグループ通信制御モジュール62はデータ配送バックアップ端末に、更新したデータ配送先端末リストおよびデータ配送端末候補リストを送付する(ステップS305)。
最後に、更新されたデータ配送先端末リストおよびデータ配送端末候補リストを受け取ったデータ配送バックアップ端末5のグループ通信制御モジュール62では、通信者端末情報管理モジュール63に受け取ったリストを格納する(ステップS306)。
次に、図1および図5を参照して本実施の形態において、送信者端末内で発生した操作イベントやデータファイルといった情報を各通信者の受信者端末に配布する場合の動作について詳細に説明する。
まず、送信者端末2において、通信者がグループコミュニケーションアプリケーション64を操作することで発生した操作イベントやデータファイルといった情報をデータ送信モジュール21のデータ送信部211が受け取りデータ送信部211内部の送信バッファに通信データとして一時格納する(図4のステップS401)。
次に、データ送信部211は、送信バッファ内の通信データをデータ配信端末4に向け送信(ステップS402)した後、データ配送端末4およびデータ配送バックアップ端末5が送信者端末2から送信された通信データを確実に受け取って受信者端末3に向け配送ができる状態になったかどうかをチェックするためのデータ送信エラーチェックを開始する(ステップS403)。
データ配送端末4のデータ配送モジュール41では、データ受信部411にて送信者端末2から送信された通信データを受信し(ステップS501)、データ配送制御部413にて、受けとった通信データに対しシーケンシャルな識別子であるシーケンスIDを付加する(ステップS502)。シーケンスIDの採番規則については、受信者端末3の受信データチェック部312でデータの重複受信チェックを行うのに支障がでなければどのような規則であってもかまわない。
一例として、TCP通信におけるシーケンスIDのように前回の通信で利用したシーケンスIDに前回の通信データサイズを加えた値に1を加えたものを次回の通信で利用するような規則が考えられる。
次に、データ配送端末4のデータ配送モジュール41では通信データバックアップ部414にて、受け取ったシーケンスID付きの通信データをデータ配送バックアップ端末5の再送制御部511に伝達させる(ステップS503)。情報の伝達方法については、ネットワーク1を経由して伝達してもかまわないし、共有ディスクの利用や専用線での直接接続等高速なデータ転送方式を利用して接続する構成をとってもかまわない。
データ配送バックアップ端末5のデータ再送モジュール51では、ステップS503で伝達される通信データを再送制御部511にて受け取って再送バッファ512に一時格納し(ステップS601)、データ配送端末4に通信データの一時保存を完了した旨を一時保存完了通知として通知する(ステップS602)。合わせて、データ配送端末4におけるデータ転送処理でエラーが発生していないかを確認するためのデータ転送エラーチェックを開始する(ステップS603)。
データ配送端末4のデータ配送モジュール41では、通信データバックアップ部414にて一時保存完了通知を受け、データ受信部411にて、送信者端末2へ受信完了通知を返送する(ステップS504)。
さらに、送信者端末2のデータ送信モジュール21では、データ送信部211にて受信完了通知を受信した後にステップS403で開始したデータ送信エラーチェックを正常停止させ(ステップS404)、送信バッファ内に一時格納された通信データを廃棄する(ステップS405)。
続いてデータ配送端末4のデータ転送モジュール41は、ステップS502にてシーケンスIDを付加した通信データを、データ転送部412にて内部の送信バッファに一時格納後各受信者端末3に転送し(ステップS505)、受信者端末3におけるデータ受信処理でエラーが発生していないかを確認するためのデータ転送エラーチェックを開始する(ステップS506)。
各受信者端末3のデータ受信モジュール31では、データ配送端末4から転送されてきた通信データをデータ受信部311にて受信し(ステップS701)、データ配送端末4に受信完了通知を返送する(ステップS702)。
続いて各受信者端末3のデータ受信モジュール31では、受信データチェック部312にて、当該通信データに付加されているシーケンスIDをもとに、既に受信済みの通信データかどうかをチェックし、既に受信した通信データであった場合はそのまま廃棄する(ステップS703)。
一方、データ配送端末4のデータ転送モジュール41では、データ転送部にてステップS702の受信完了通知を受け取った後、ステップS506で開始したデータ転送エラーチェックを正常終了させ(ステップS507)、通信データバックアップ部414からデータ配送バックアップ端末5に向けデータ転送完了通知を送付する(ステップS508)。
データ配送バックアップ端末5のデータ配送モジュール51では、再送制御511にてステップS507のデータ転送完了通知を受け取るとステップS603で開始したデータ転送エラーチェックを正常終了させ(ステップS604)、再送バッファ512に一時格納した通信データを廃棄する(ステップS605)。
次に、図1および図6を参照して本実施の形態において、送信者端末内で発生した操作イベントやデータファイルといった情報を各通信者の受信者端末に配布しようとする際に、データ配送端末が送信者端末からの配送情報受信処理を完了する前に障害を起こした場合の動作について詳細に説明する。
ステップS801〜S803は、前述のステップS401〜ステップS403の処理と同様である。
データ配送端末4に異常が発生し送信者端末2のデータ送信モジュール21から送信された通信データを受信できない、もしくは受信しても以降の処理が正常に行えない状態の場合、ステップS803で開始したデータ送信エラーチェックにてデータ送信エラーが検知され(ステップS804)、送信者端末2のデータ送信モジュール21のデータ送信部211にて、その時点でデータ配送端末となっている端末に向け送信バッファに一時保存されている通信データを再度再送する(ステップS805)。そして再度データ送信エラーチェックを開始する(ステップS806)。ステップS804〜S806を繰り返す間に図9にて後述するデータ配送端末移行処理が行われた場合、ステップS805において新たなデータ配送端末に通信データが送信される。
次に、図1および図7を参照して本実施の形態において、送信者端末内で発生した操作イベントやデータファイルといった情報を各通信者の受信者端末に配布しようとする際に、データ配送端末が送信者端末からの配送情報受信処理を完了後受信者端末に配送情報を転送する前に障害を起こした場合の動作について詳細に説明する。
ステップS901〜S905は、前述のステップS401〜S405の処理と同様である。またステップS1001〜S1004は前述のステップS501〜S504と同様である。またステップS1101〜S1103も前述のステップS601〜S603と同様である。
送信者端末2とデータ配送端末4との間の通信データ受信処理を正常終了した直後で受信者端末3への通信データの配送処理を始める前にデータ配送端末4に異常が発生し受信者端末3への通信データ転送が正常に行えない状態の場合には、データ配送バックアップ端末5のデータ再送モジュール51においてステップS1103で開始したデータ転送エラーチェックにてデータ転送エラーが検出され(ステップS1104)、再送バッファ512に一時保存されている通信データを再送データ転送部513から受信者端末3に向け再送する(ステップS1105)。
その後、再度再送制御部511にてデータ転送エラーチェックを開始する(ステップS1106)。仮にネットワーク1の通信遅延が大きい状態だった場合には、データ配送端末4のデータ配送モジュールから受信者端末3へデータが転送されるのに時間がかかったことでデータ配送バックアップ端末5のデータ再送モジュール51におけるデータ転送エラーチェックにてデータ転送エラーが検出されてしまい、ステップS1105が実行され受信者端末3に複数回同じ通信データが転送されたとしても、受信者端末3の前述のステップS703の重複受信チェックにより重複して送られた余計な通信データを検出し廃棄することができる。
次に、図1および図8を参照して本実施形態において、送信者端末2内で発生した操作イベントやデータファイルといった情報を各通信者の受信者端末3に配布しようとする際に、受信者端末3が配送情報を受信中に障害を起こした場合の動作について詳細に説明する。
ステップS1201〜S1205は、前述のステップS401〜S405の処理と同様である。またステップS1301〜S1306は前述のステップS501〜S506と同様である。またステップS1401〜S1403も前述のステップS601〜S603と同様である。
受信者端末3にて異常が発生しデータ配送端末4のデータ配送モジュール41から転送された通信データを受信できない、もしくは受信しても以降の処理が正常に行えない状態の場合には、データ配送端末4のデータ配送モジュール41においてステップS1306でデータ転送エラーチェックにてデータ転送エラーが検出され(ステップS1307)、データ転送部412にて送信バッファに一時保存されている通信データを受信者端末3に向け再送する(ステップS1308)。その後、データ転送部412にて再度データ転送エラーチェックを開始する(ステップS1309)。
また、通信データバックアップ部414にて、データ配送バックアップ端末5に対し通信データ再転送実行通知を通知し(ステップS1310)、データ配送バックアップ端末5のデータ再送モジュール51は再送制御部511にてその通知を受け取るとステップS1403で開始したデータ転送エラーチェックを一旦停止して再度開始する(ステップS1404)。
次に、図1および図9を参照して本実施の形態において、データ配送バックアップ端末でデータ配送端末の異常もしくは退出などによるサービス停止を検知した場合のデータ配送端末の役割引継ぎの動作について詳細に説明する。
まず、データ配送バックアップ端末5のグループ通信制御モジュール62は、データ配送端末4の異常もしくは退出などによるサービス停止を検知すると(図9のステップS1601)、データ配送バックアップ端末5の通信者端末情報管理モジュール63に保存されているデータ配送端末候補リストを参照し新たにデータ配送端末となるべき端末もしくはサーバ装置を決定し、通信者端末情報管理モジュール63に保存されているデータ配送端末候補リストの状態フラグ情報を更新する(ステップS1602)。
ステップS1602においては、元のデータ配送端末4に異常状態フラグを立て、元のデータ配送端末4の次位にリストアップされている端末にデータ配送端末の役割を示す状態フラグを立て、さらに、新たなデータ配送端末4の次位にリストアップされている端末にデータ配送バックアップ端末の役割を示す状態フラグを立てるように状態フラグ情報を更新する。なお、本ステップは複数台のデータ配送バックアップ端末5がいる場合には、データ配送端末候補リストで最上位にいるデータ端末バックアップ端末5が実行すればよい。
次に、更新されたデータ配送端末候補リスト内でデータ配送バックアップ端末の役割の状態フラグが立った端末に、データ配送先端末リストおよびデータ配送端末候補リストを送付し、データ配送バックアップ端末として動作するよう依頼する(ステップS1603)。
データ配送先端末リストおよびデータ配送端末候補リストを受け取ったデータ配送バックアップ端末5のグループ通信制御モジュール62では、通信者端末情報管理モジュール63に受け取ったリストを格納し、データ配送端末4や各送信者端末2、各受信者端末3と通信可能な状態にする(ステップS1604)。
その後、新たにデータ配送端末の役割を持つことになったデータ配送端末4のグループ通信制御モジュール62は、送信者端末2と受信者端末3からなる各通信者端末に、データ配送端末およびデータ配送バックアップ端末の端末識別子やIPアドレス、ポート番号といった通信接続情報を配布する(ステップS1605)。
最後に、送信者端末2と受信者端末3からなる各通信者端末のデータ送信モジュール21やデータ受信モジュール31では、ステップS1605で配布された情報を元に、データ配送端末4およびデータ配送バックアップ端末5と通信可能な状態にする(ステップS1606)。
次に、図1および図10を参照して本実施の形態において、データ配送端末でデータ配送バックアップ端末の異常もしくは退出などによるサービス停止を検知した場合のデータ配送バックアップ端末の役割引継ぎの動作について詳細に説明する。
まず、データ配送端末4のグループ通信制御モジュール62は、データ配送バックアップ端末5の異常を検知すると(図10のステップS1701)、データ配送端末4の通信者端末情報管理部63に保存されているデータ配送端末候補リストを参照し新たにデータ配送バックアップ端末となるべき端末もしくはサーバ装置を決定し、通信端末情報管理63に保存されているデータ配送端末候補リストの状態フラグ情報を更新する(ステップS1702)。
ステップS1702においては、異常を検知したデータ配送バックアップ端末5に異常状態フラグを立て、元のデータ配送バックアップ端末5の次位にリストアップされている通信者端末にデータ配送バックアップ端末の役割を示す状態フラグを立てるように状態フラグ情報を更新する。
次に、更新されたデータ配送端末候補リスト内でデータ配送バックアップ端末の役割の状態フラグがたった端末に、データ配送先端末リストおよびデータ配送端末候補リストを送付し、データ配送バックアップ端末として動作するよう依頼する(ステップS1703)。
データ配送先端末リストおよびデータ配送端末候補リストを受け取ったデータ配送バックアップ端末5のグループ通信制御モジュール62では、通信者端末情報管理モジュール63に受け取ったリストを格納し、データ配送端末4や各送信者端末2、各受信者端末3と通信可能な状態にする(ステップS1704)。
その後、データ配送端末4のグループ通信制御モジュール62は、送信者端末2と受信者端末3からなる各通信者端末に、データ配送端末およびデータ配送バックアップ端末の端末識別子やIPアドレス、ポート番号といった通信接続情報を配布する(ステップS1705)。
最後に、送信者端末2と受信者端末3からなる各通信者端末のデータ送信モジュール21やデータ受信モジュール31では、ステップS1605で配布された情報を元に、データ配送端末4およびデータ配送バックアップ端末5と通信可能な状態にする(ステップS1706)。
以上説明したように、本実施例によれば、複数端末間で仮想白板上への描画操作を共有するホワイトボード共有のようなグループコミュニケーションアプリケーションの通信データを配送する際、通信データの順序性を保証しつつ、通信データ配送中に障害やデータ配送端末の途中退出が発生しても通信データをロスすることなく各端末に配信することが可能になる。
その理由は、送信者端末2が、通信データを送信した後にデータ配送端末4およびデータ配送バックアップ端末5が通信データを確実に受け取って受信者端末3に向け配送ができる状態になるまでデータ送信エラーチェックを実施し、データ送信エラーを検知した場合に通信データを再送することが可能であり、受信者端末3が、データ配送端末4もしくはデータ配送バックアップ端末5から受信した通信データに対し通信データに付加されたシーケンスIDをもとに重複受信データのチェックをすることが可能であり、データ配送端末4が、送信者端末2から受信した通信データにシーケンスIDを付加し当該通信データをデータ配送バックアップ端末5にコピーすることが可能であり、さらに受信者端末3に通信データを転送した後に受信者端末3が通信データを受信するまでデータ転送エラーチェックを実施し、データ転送エラーを検知した場合に通信データを再送することが可能であり、データ配送バックアップ端末5が、データ配送端末4からコピーされる通信データを再送バッファに保持し、データ配送端末4におけるデータ転送処理のエラーチェックを行って、エラーを検知した場合に受信者端末3に対し再送バッファに保持した通信データを転送することが可能であるからである。
さらに、マスタの端末が障害発生やグループコミュニケーションからの途中退出により離脱しても、別の端末にマスタの端末を交代させグループコミュニケーションを継続することも可能になる。
その理由は、データ配送端末4が、通信開始時や端末途中退出時やデータ配送バックアップ端末5の障害発生時にデータ配送バックアップ端末5を決定しつつデータ配送先端末リストとデータ配送端末候補リストの作成および更新を行ない、データ配送先端末リストとデータ配送端末候補リストをデータ配送バックアップ端末5に配布し、送信者端末2および受信者端末3にデータ配送端末4およびデータ配送バックアップ端末5の通信接続情報を配布することができ、データ配送バックアップ端末5が、データ配送端末4の障害発生時に自端末がデータ配送端末4となるかどうかを判断し、データ配送端末4となる場合にデータ配送バックアップ端末5を決定しつつデータ配送先端末リストとデータ配送端末候補リストの作成および更新を行ない、データ配送先端末リストとデータ配送端末候補リストをデータ配送バックアップ端末5に配布し、送信者端末2および受信者端末3にデータ配送端末4およびデータ配送バックアップ端末5の通信接続情報を配布することができ、送信者端末2が、データ配送端末4から配布される通信接続情報で指定されるデータ配送端末4に通信データを送信することができ、受信者端末3が、データ配送端末4から配布される通信接続情報を保持し通信接続情報で指定されるデータ配送端末4もしくはデータ配送バックアップ端末5から通信データを受信することができるからである。
(第二の実施形態)
本発明の第二の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図11を参照すると、第二の実施形態においては、データ配送端末4のデータ配送モジュール41が、図1に示された実施例におけるデータ配送モジュール41の構成に加え、権限チェック部416を有し、データ配送バックアップ端末5のデータ再送モジュール51が、図1に示された実施例におけるデータ配送モジュール51の構成に加え、権限チェック部514を有する点で異なっている。
権限チェック部416は、受信者端末3毎の通信データの受信権限ルールを保持し、データ配送端末4が受信者端末3に通信データを転送する前に受信権限ルールと照合を行って通信相手の受信者端末3の利用者が通信データを受け取る権限があるかどうかをチェックする。
なお、受信権限ルールは、少なくともデータ転送対象とする端末のリストもしくは転送する通信データの種別もしくはデータ転送の可否といったパラメータからなる。データ転送先の端末については、一部または全部の受信者端末3もしくはデータ配送端末4と受信者端末3を結ぶネットワーク1の通信帯域幅、受信者端末3の保持する入出力手段、受信者端末3の処理性能等の指定に一致する受信者端末3、といった指定が可能である。
また、転送する通信データの種別については、全部または特定のファイルデータもしくは全部または特定のイベントデータ、といった指定が可能である。さらに受信権限ルールは通信データ配送時に通信データと共に与えられるものであってもよいし、通信開始時もしくは通信中任意のタイミングで設定されるものであってもいいし、通信開始前にあらかじめ固定的に与えられてもよい。
次に、図11および図12を参照して本実施の形態において、送信者端末2内で発生した操作イベントやデータファイルといった情報を各通信者の受信者端末3に配布する場合の動作について詳細に説明する。
ステップS1801〜S1805は、前述のステップS401〜S405の処理と同様である。またステップS1901〜S1904は前述のステップS501〜S504と同様である。またステップS1906〜1907は前述のステップS505〜S506と同様である。またステップS2001〜S2005は前述のステップS601〜S605と同様である。またステップS2101〜2103は前述のステップS701〜S703と同様である。
ステップS1904でデータ配送端末4から送信者端末2へ受信完了通知を返送した後、続いてデータ配送端末4のデータ配送モジュール41は、権限チェック部416にて通信データと内部に保持する受信権限ルールとの照合を行って、通信相手の受信者端末3の利用者が通信データを受け取る権限があるかどうかをチェックする(ステップS1905)。
受け取る権限がある場合はその受信者端末3に対し以降のステップS1906およびステップS2101〜S2103の処理を実行し、受け取る権限がない場合はステップS1906を実行しない。
図1に示された実施例では、送信者端末2から送信された通信データは全受信者端末3に配送され、一部の受信者端末3のみに通信データ配送を限定することができない。
これに対し本実施形態では、通信データ配送先の受信者端末3を任意のタイミングで様々な条件により限定させることが可能になるという新たな効果を有し、一例としては送信者が通信データ送信時に受信相手を指定したり、受信者端末3の処理能力やネットワークの利用可能な通信帯域幅に応じて大きなサイズのファイルデータの配送を実行するかどうかを制御したりすることができる。
(第三の実施形態)
本発明の第三の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図13を参照すると、第三の実施形態においては、データ配送端末4のデータ配送モジュール41が、図1に示された実施例におけるデータ配送モジュール41の構成に加え、データ変換部417を有する点で異なっている。
データ変換部417は、通信データのデータ変換ルールを保持し、データ配送端末4が受信者端末3に通信データを転送する前にデータ変換ルールに従って通信相手の受信者端末3に配送する通信データにデータ変換処理を施す。データ変換ルールは受信者端末3毎に定義されてもよいし、全受信者端末3一括で定義されてもよい。
また、データ変換ルールは通信データ配送時に通信データと共に与えられるものであってもよいし、通信開始時もしくは通信中任意のタイミングで設定されるものであってもいいし、通信開始前にあらかじめ固定的に与えられてもよい。
また、条件判定パラメータとして任意のパラメータを利用してよい。条件判定パラメータの一例としては、データ配送端末4と受信者端末3を結ぶネットワーク1の通信帯域幅、受信者端末3の保持する入出力手段、受信者端末3の処理性能等がある。またデータ変換処理については、例えば通信データ暗号化、通信データが画像である場合の画像フォーマット変換や画像品質調整やテキストデータ抽出、通信データが資料データである場合のテキストデータ抽出、といった各種のデータ変換処理を実行してよい。
次に、図13および図14を参照して本実施形態において、送信者端末2内で発生した操作イベントやデータファイルといった情報を各通信者の受信者端末3に配布する場合の動作について詳細に説明する。
ステップS2201〜S2205は、前述のステップS401〜S405の処理と同様である。またステップS2301〜S2304は前述のステップS501〜S504と同様である。またステップS2308〜2311は前述のステップS505〜S508と同様である。またステップS2401〜S2403は前述のステップS601〜S603と同様である。またステップS2406〜S2407は前述のステップS604〜S605と同様である。またステップS2501〜2503は前述のステップS701〜S703と同様である。
ステップS2304でデータ配送端末4から送信者端末2へ受信完了通知を返送した後、続いてデータ配送端末4のデータ転送モジュール41は、データ変換部417にてデータ配送バックアップ端末5に通信データ変換開始通知を通知する(ステップS2305)。
データ配送バックアップ端末5のデータ再送モジュール51では、再送制御部511にて通信データ変換開始通知を受け取り、ステップS2403にて開始したデータ転送チェック処理を停止する(ステップS2404)。
続いて、データ配送端末4のデータ配送モジュール41はデータ変換部417にて通信データのデータ変換処理を実行し(ステップS2306)、実行完了後、データ配送バックアップ端末5に通信データ変換完了通知を通知する(ステップS2307)。
データ配送バックアップ端末5のデータ再送モジュール51では、再送制御部511にて通信データ変換完了通知を受け取り、ステップS2404にて停止したデータ転送チェック処理を再度開始する(ステップS2405)。
図1もしくは図11に示された実施例では、送信者端末2から送信された通信データはそのまま全受信者端末3に配送され、受信者端末3の処理能力や通信に利用するネットワークの利用可能な通信帯域幅によっては受信した通信データを表示できなかったり受信完了までに長い時間が必要になったりして、通信者間のコミュニケーションに支障をきたしてしまう。
これに対し本実施形態では、データ配送端末4において受信者端末3の処理能力や通信に利用するネットワークの利用可能な通信帯域幅に合わせた形で通信データをデータ変換し配送でき、異なる処理能力をもつ端末や品質の異なるネットワークを経由して通信する端末の間で、スムーズにグループコミュニケーションアプリケーションを利用可能になるという新たな効果を有する。
(第四の実施形態)
本発明の第四の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図15を参照すると、第四の実施形態においては、データ配送端末4のデータ配送モジュール41が、図1に示された実施形態におけるデータ配送モジュール41の構成に加え、キャッチアップデータ蓄積部418を有し、さらにデータ転送部412が通信中新規に受信者端末3が追加された時に当該受信者端末3に対しキャッチアップデータ蓄積部418に蓄積されている通信データを一括送信する点で異なっている。
キャッチアップデータ蓄積部418は、データ配送端末4で各送信者端末2から受信した通信データを受信順に蓄積でき、また蓄積されている通信データを受信順に取り出すことが可能である。
次に、図15および図16を参照して本実施の形態において、送信者端末2内で発生した操作イベントやデータファイルといった情報を各通信者の受信者端末3に配布する場合の動作について詳細に説明する。
ステップS2601〜S2605は、前述のステップS401〜S405の処理と同様である。またステップS2701〜S2708は前述のステップS501〜S508と同様である。またステップS2801〜S2805は前述のステップS601〜S605と同様である。またステップS2901〜2903は前述のステップS701〜S703と同様である。
ステップS2708でデータ配送バックアップ端末5に向けデータ転送完了通知を送付した後、続いてデータ配送端末4のデータ配送モジュール41は、データ配送制御部413にてステップS2705で転送した通信データをキャッチアップデータ蓄積部418に蓄積する(ステップS2709)。
次に、図15および図17を参照して本実施形態において、通信中新規に通信者を追加する場合の動作について詳細に説明する。
ステップS3001〜S3008は、前述のステップS201〜S208の処理と同様である。
ステップS3008で追加通信者端末のデータ送信モジュール21やデータ受信モジュール31が、データ配送端末4およびデータ配送バックアップ端末5と通信可能な状態になった後に、データ配送端末4のデータ配送モジュール41は、データ配送制御部413にてキャッチアップデータ蓄積部418に蓄積されている通信データを全て取り出して古い通信データから順に、データ転送部412を経由して追加通信者端末に転送する(ステップS3009)。
図1もしくは図11もしくは図13に示された実施形態では、既にコミュニケーションを行っているところに新たに追加で参加した通信者が、当該追加通信者の参加前にどんな操作イベントやデータファイルがやりとりされたのかを知ることができず、通信者間のコミュニケーションに支障をきたしてしまう。
これに対し本実施形態では、追加参加者が当該追加通信者の参加前にどんな操作イベントやデータファイルがやりとりされたのかを知ることができ、スムーズにグループコミュニケーションアプリケーションを利用可能になるという新たな効果を有する。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、上記記載に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
(発明の効果)
本発明によれば、複数端末間で仮想白板上への描画操作を共有するホワイトボード共有のようなグループコミュニケーションアプリケーションの通信データを配送する際、通信データの順序性を保証しつつ、通信データ配送中に障害やデータ配送端末の途中退出が発生しても通信データをロスすることなく各端末に配信することが可能になる、という第1の効果がある。
その理由は、送信者端末2が、通信データを送信した後にデータ配送端末4およびデータ配送バックアップ端末5が通信データを確実に受け取って受信者端末3に向け配送ができる状態になるまでデータ送信エラーチェックを実施し、データ送信エラーを検知した場合に通信データを再送することが可能であり、受信者端末3が、データ配送端末4もしくはデータ配送バックアップ端末5から受信した通信データに対し通信データに付加されたシーケンスIDをもとに重複受信データのチェックをすることが可能であり、データ配送端末4が、送信者端末2から受信した通信データにシーケンスIDを付加し当該通信データをデータ配送バックアップ端末5にコピーすることが可能であり、さらに受信者端末3に通信データを転送した後に受信者端末3が通信データを受信するまでデータ転送エラーチェックを実施し、データ転送エラーを検知した場合に通信データを再送することが可能であり、データ配送バックアップ端末5が、データ配送端末4からコピーされる通信データを再送バッファに保持し、データ配送端末4におけるデータ転送処理のエラーチェックを行って、エラーを検知した場合に受信者端末3に対し再送バッファに保持した通信データを転送することが可能であるからである。
また、マスタの端末が障害発生やグループコミュニケーションからの途中退出により離脱しても、別の端末にマスタの端末を交代させグループコミュニケーションを継続することが可能になる、という第2の効果がある。
その理由は、データ配送端末4が、通信開始時や端末途中退出時やデータ配送バックアップ端末5の障害発生時にデータ配送バックアップ端末5を決定しつつデータ配送先端末リストとデータ配送端末候補リストの作成および更新を行ない、データ配送先端末リストとデータ配送端末候補リストをデータ配送バックアップ端末5に配布し、送信者端末2および受信者端末3にデータ配送端末4およびデータ配送バックアップ端末5の通信接続情報を配布することができ、データ配送バックアップ端末5が、データ配送端末4の障害発生時に自端末がデータ配送端末4となるかどうかを判断し、データ配送端末4となる場合にデータ配送バックアップ端末5を決定しつつデータ配送先端末リストとデータ配送端末候補リストの作成および更新を行ない、データ配送先端末リストとデータ配送端末候補リストをデータ配送バックアップ端末5に配布し、送信者端末2および受信者端末3にデータ配送端末4およびデータ配送バックアップ端末5の通信接続情報を配布することができ、送信者端末2が、データ配送端末4から配布される通信接続情報で指定されるデータ配送端末4に通信データを送信することができ、受信者端末3が、データ配送端末4から配布される通信接続情報を保持し通信接続情報で指定されるデータ配送端末4もしくはデータ配送バックアップ端末5から通信データを受信することができるからである。
さらに、本発明では、通信データ配送先の受信者端末3を任意のタイミングで様々な条件により限定させることが可能になるという第3の効果がある。この効果の一例としては送信者が通信データ送信時に受信相手を指定したり、受信者端末3の処理能力やネットワークの利用可能な通信帯域幅に応じて大きなサイズのファイルデータの配送を実行するかどうかを制御したりすることができる。
その理由は、データ配送端末4が権限チェック部を有し、受信者端末3毎の通信データの受信権限ルールを保持して、データ配送端末4が受信者端末3に通信データを転送する前に受信権限ルールと照合を行って通信相手の受信者端末3の利用者が通信データを受け取る権限があるかどうかをチェックすることにより通信データを転送するかどうかを制御することができるためである。
さらに、本発明では、データ配送端末4において受信者端末3の処理能力や通信に利用するネットワークの利用可能な通信帯域幅に合わせた形で通信データをデータ変換し配送でき、異なる処理能力をもつ端末や品質の異なるネットワークを経由して通信する端末の間で、スムーズにグループコミュニケーションアプリケーションを利用可能になるという第4の効果がある。
その理由は、データ配送端末4がデータ変換部を有し、データ配送端末4が受信者端末3に通信データを転送する前にデータ変換ルールに従って通信相手の受信者端末3に配送する通信データにデータ変換処理を施すことができるためである。
さらに、本発明では、追加参加者が当該追加通信者の参加前にどんな操作イベントやデータファイルがやりとりされたのかを知ることができ、スムーズにグループコミュニケーションアプリケーションを利用可能になるという第5の効果がある。
その理由は、データ配送端末4が各送信者端末2から受信した通信データを受信順に蓄積するキャッチアップデータ蓄積部を有し、またデータ転送部が通信中新規に受信者端末3が追加された時に当該受信者端末3に対しキャッチアップデータ蓄積部に蓄積されている通信データを一括送信することができるためである。
(プログラムの実施例)
汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、本実施形態の送信者端末2、受信者端末3、データ配送端末4、データ配送バックアップ端末5の機能に相応する機能を実現させるプログラムの実施例を説明する。
本実施例のプログラムは記録媒体に記録されることにより、汎用の情報処理装置は、この記録媒体を用いて本実施例のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本実施例のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接汎用の情報処理装置に本実施例のプログラムをインストールすることもできる。
これにより、汎用の情報処理装置を用いて、本実施形態の送信者端末2、受信者端末3、データ配送端末4、データ配送バックアップ端末5の機能に相応する機能を実現することができる。
例えば、データ送信モジュール21の送信制御機能、データ受信モジュール31のデータ受信制御機能、データ配送モジュール41のデータ配送制御機能、データ再送モジュール51のデータ再送制御機能、呼制御エージェントモジュール61、グループ通信制御モジュール62、通信者端末情報管理モジュール63、グループコミュニケーションアプリケーション64、データ送信部211の送信制御機能、データ受信部311のデータ受信制御機能、受信データチェック部312、データ受信部411のデータ受信制御機能、データ転送部412のデータ転送制御機能、データ配送制御部413、通信データバックアップ部414のバックアップ制御機能、権限チェック部416、データ変換部417のデータ変換制御機能、キャッチアップデータ蓄積部418のデータ蓄積制御機能、再送制御部511の再送制御機能、再送バッファ512のバッファリング制御機能、再送データ転送部513のデータ転送制御機能、権限チェック部514の各機能を本実施例のプログラムを用いて実現することができる。
なお、本実施例のプログラムは、汎用の情報処理装置によって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスクなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。
なお、この出願は、2007年11月12日に出願した、日本特許出願番号2007−292745号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、ネットワークを介して送信者端末と、データ配送端末と、データ配送バックアップ端末と、受信者端末とが通信データを配送するデータ通信システム全般に適用できる。
第一の実施形態の構成を示すブロック図である。 第一の実施形態における通信開始時の動作を示す流れ図である。 第一の実施形態における参加者追加時の動作の具体例を示す図である。 第一の実施形態における参加者退出時の動作の具体例を示す図である。 第一の実施形態における通信データ送信時の動作の具体例を示す図である。 第一の実施形態において、通信データ送信中にデータ配送端末で障害が発生し送信者端末が通信データを再送する場合の動作の具体例を示す図である。 第一の実施形態において、通信データ送信中にデータ配送端末で障害が発生しデータ配送バックアップ端末が通信データを再送する場合の動作の具体例を示す図である。 第一の実施形態において、通信データ送信中に受信者端末で障害が発生しデータ配送端末が通信データを再送する場合の動作の具体例を示す図である。 第一の実施形態において、データ配送端末の障害発生もしくは途中退出が検知された場合のデータ配送端末の引継ぎ処理の動作の具体例を示す図である。 第一の実施形態において、データ配送バックアップ端末の障害発生もしくは途中退出が検知された場合のデータ配送バックアップ端末の引継ぎ処理の動作の具体例を示す図である。 第二の実施形態の構成を示すブロック図である。 第二の実施形態における通信データ送信時の動作の具体例を示す図である。 第三の実施形態の構成を示すブロック図である。 第三の実施形態における通信データ送信時の動作の具体例を示す図である。 第四の実施形態の構成を示すブロック図である。 第四の実施形態における通信データ送信時の動作の具体例を示す図である。 第四の実施形態における参加者追加時の動作の具体例を示す図である。 特許文献1に記載のデータ通信システムの構成を示す図である。 特許文献2に記載のデータ通信システムの構成を示す図である。
符号の説明
1 ネットワーク
2 送信者端末
3 受信者端末
4 データ配送端末
5 データ配送バックアップ端末
21 データ送信モジュール
31 データ受信モジュール
41 データ配送モジュール
51 データ再送モジュール
61 呼制御エージェントモジュール
62 グループ通信制御モジュール
63 通信者端末情報管理モジュール
64 グループコミュニケーションアプリケーション
211 データ送信部
311、411 データ受信部
312 受信データチェック部
412 データ転送部
413 データ配送制御部
414 通信データバックアップ部
416、514 権限チェック部
417 データ変換部
418 キャッチアップデータ蓄積部
511 再送制御部
512 再送バッファ
513 再送データ転送部

Claims (10)

  1. 送信者端末と、データ配送端末と、データ配送バックアップ端末と、受信者端末とが互いにネットワークを介して接続されたデータ通信システムであって、
    前記送信者端末は、前記受信者端末に配送する通信データを前記データ配送端末に向け送信するデータ送信部を備え、
    前記受信者端末は、前記データ配送端末および前記データ配送バックアップ端末の情報を保持し、この情報に基づき接続した前記データ配送端末もしくは前記データ配送バックアップ端末から通信データを受信するデータ受信部を備え、
    前記データ配送端末は、
    前記送信者端末から送信された通信データを受信する配送データ受信部と、
    前記通信データを前記データ配送バックアップ端末にコピーする通信データバックアップ部と、
    前記受信者端末に前記通信データを転送するデータ転送部と、
    前記他の端末と情報を交換する呼制御エージェント部と、
    前記呼制御エージェント部が交換した情報を基に、通信に参加する端末の情報を含むデータ配送先端末リスト並びにデータ配送端末及びデータ配送バックアップ端末の情報を含むデータ配送端末候補リストを作成して、配布する第1のグループ通信制御部と
    を備え、
    前記データ配送バックアップ端末は、
    前記データ配送端末の前記通信データバックアップ部から伝達される通信データを再送バッファに一時格納し、さらに前記データ配送端末におけるデータ転送処理のエラーチェックを行う再送制御部と、
    前記エラーチェックでエラーを検知した場合に前記受信者端末に再送バッファに一時格納されている通信データを転送する再送データ転送部と、
    前記データ配送端末が配布した前記データ配送先端末リスト及び前記データ配送端末候補リストを受け取る第2のグループ通信制御部と、
    前記第2のグループ通信制御部が受け取った前記データ配送先端末リスト及び前記データ配送端末候補リストを格納する通信者端末情報管理部と
    を備え、
    前記第2グループ通信制御部が、
    前記データ配送端末の異常又は退出を検出すると、自端末が、前記通信者端末情報管理部が格納する前記データ配送端末候補リストに含まれる前記異常又は退出が検出されたデータ配送端末の次位の端末である場合に、新たなデータ配送端末として動作し、自端末の次位の端末に新たなデータ配送バックアップ端末として動作することを依頼する
    ことを特徴とするデータ通信システム。
  2. 前記データ配送端末及び前記データ配送バックアップ端末が、
    前記受信者端末が通信データを受け取る資格があるか否かの判定する権限チェック部を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ通信システム。
  3. 前記データ配送端末が、
    前記受信者端末に配送する通信データを変換するデータ変換部を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデータ通信システム。
  4. 前記データ配送端末が、
    前記送信者端末から受信した通信データを蓄積し、受信順に取り出せるキャッチアップデータ蓄積部を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のデータ通信システム。
  5. 前記送信者端末が、
    前記データ配送端末及び前記データ配送バックアップ端末が前記送信者端末から送信された通信データを確実に受け取って前記受信者端末に向け配信できる状態になるまでデータ送信エラーチェックを実施する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のデータ通信システム。
  6. 前記受信者端末が、
    前記データ配送端末もしくは前記データ配送バックアップ端末から受信した情報のシーケンスIDをチェックし、前記データ配送端末からの通信接続情報を基に前記データ配送端末及び前記データ配送バックアップ端末との通信可能な状態にする
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のデータ通信システム。
  7. 送信者端末と、データ配送端末と、データ配送バックアップ端末と、受信者端末とが互いにネットワークを介して接続されたデータ通信システムにおける前記データ配送バックアップ端末であって、
    前記送信者端末から送信された通信データを受信する配送データ受信部と、
    前記通信データを前記データ配送バックアップ端末にコピーする通信データバックアップ部と、
    前記受信者端末に前記通信データを転送するデータ転送部と、
    前記他の端末と情報を交換する呼制御エージェント部と、
    前記呼制御エージェント部が交換した情報を基に、通信に参加する端末の情報を含むデータ配送先端末リスト並びにデータ配送端末及びデータ配送バックアップ端末の情報を含むデータ配送端末候補リストを作成して、配布する第1のグループ通信制御部と
    を備えた前記データ配送端末から伝達される通信データを再送バッファに一時格納し、
    さらに前記データ配送端末におけるデータ転送処理のエラーチェックを行う再送制御部と、
    前記エラーチェックでエラーを検知した場合に前記受信者端末に再送バッファに一時格納されている通信データを転送する再送データ転送部と
    前記データ配送端末が配布した前記データ配送先端末リスト及び前記データ配送端末候補リストを受け取る第2のグループ通信制御部と、
    前記第2のグループ通信制御部が受け取った前記データ配送先端末リスト及び前記データ配送端末候補リストを格納する通信者端末情報管理部と
    を備え、
    前記第2グループ通信制御部が、
    前記データ配送端末の異常又は退出を検出すると、自端末が、前記通信者端末情報管理部が格納する前記データ配送端末候補リストに含まれる前記異常又は退出が検出されたデータ配送端末の次位の端末である場合に、新たなデータ配送端末として動作し、自端末の次位の端末に新たなデータ配送バックアップ端末として動作することを依頼する
    ことを特徴とするデータ配送バックアップ端末。
  8. 前記受信者端末が通信データを受け取る資格があるか否かの判定する権限チェック部を備えた
    ことを特徴とする請求項7に記載のデータ配送バックアップ端末。
  9. 送信者端末と、データ配送端末と、データ配送バックアップ端末と、受信者端末とが互いにネットワークを介して接続され、これらの端末が協働して実行するデータ配送方法であって、
    前記送信者端末が、前記受信者端末に配送する通信データを前記データ配送端末に向け送信し、
    前記受信者端末が、前記データ配送端末および前記データ配送バックアップ端末の情報を保持し、この情報に基づき接続した前記データ配送端末もしくは前記データ配送バックアップ端末から通信データを受信し、
    前記データ配送端末が、
    前記送信者端末から送信された通信データを受信し、
    前記通信データを前記データ配送バックアップ端末にコピーすると共に、
    前記受信者端末に前記通信データを転送し、
    前記他の端末と情報を交換し、
    前記交換した情報を基に、通信に参加する端末の情報を含むデータ配送先端末リスト並びにデータ配送端末及びデータ配送バックアップ端末の情報を含むデータ配送端末候補リストを作成して、配布し、
    前記データ配送バックアップ端末が、
    前記データ配送端末から伝達される通信データを一時格納し、さらに前記データ配送端末におけるデータ転送処理のエラーチェックを行い、このエラーチェックでエラーを検知した場合に前記受信者端末に再送バッファに一時格納されている通信データを転送し、
    前記データ配送端末が配布した前記データ配送先端末リスト及び前記データ配送端末候補リストを受け取り、
    前記受け取った前記データ配送先端末リスト及び前記データ配送端末候補リストを格納し、
    前記データ配送端末の異常又は退出を検出すると、自端末が、前記格納する前記データ配送端末候補リストに含まれる前記異常又は退出が検出されたデータ配送端末の次位の端末である場合に、新たなデータ配送端末として動作し、自端末の次位の端末に新たなデータ配送バックアップ端末として動作することを依頼する
    ことを特徴とするデータ配送方法。
  10. 前記データ配送端末及び前記データ配送バックアップ端末が、
    前記受信者端末が通信データを受け取る資格があるか否かの判定する
    ことを特徴とする請求項9に記載のデータ通信システム。
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