JP5487673B2 - ミシン - Google Patents

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Description

本発明は、段縫い装置を備えたミシンに関する。
従来のミシンの段差部の裁縫(段縫い)は、押え棒バネにより布押えを下方に付勢しているため、段差が乗り越え難く送り量の減少などを生じ、また布厚の変化から、糸締り不良、上下糸のバランス不良、目とび等が生じやすく、段縫い部の縫い品質向上が求められていた。
これに対して従来技術として、通常縫いでの適正な糸張力、布送り量、押え圧力いずれか一つを設定可能なミシンにおいて、ミシンの操作面に配置された段縫いスイッチの操作にて、糸張力、布送り量、押え圧力いずれか一つを段縫いに適正な設定に連続変化させた段縫いモードに切り替えて段縫いができる構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、針落ち手前の布圧検出位置での布厚をセンサによって検出し、布厚検出位置と針落ちとの間の距離、布送り量より、検出した布厚データから一針毎に縫い目に必要な糸繰り出し量を算出する。その際、糸繰り出し量を決定する針落ちでの布厚を、何針か前の布厚検出位置で検出した布厚データを用いることにより段部の布厚に応じた糸繰り出し量を設定する構成が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
また、布押え部材との接触位置に布の前端部あるいは段部がさしかかった時点で布圧検出手段がこれを検出し、その布圧検出手段からの検出信号を受けて、布押え部材による押圧力を減少させると共に、送り歯の水平移動量を増大させるように制御する構成が知られている(例えば、特許文献3参照。)。
特開平16−208734号公報 特開平10−235058号公報 特開平5−161771号公報
しかしながら、特許文献1の従来のミシンでは、糸張力、布送り量、押え圧力設定により段差部の糸締り不良、送り不良、段差乗り上げには対応するが、段差部での目とびの発生を抑えることができない。
また、特許文献2の従来のミシンでは、押え圧力設定により段差部の送り不良、段差乗り上げには対応するが、段差部での目とびの発生を抑えることができない。
また、特許文献3の従来のミシンでは、布送り量、押え圧力設定により段差部の糸締り不良、送り不良、段差乗り上げには対応するが、段差部での目とびの発生を抑えることができない。
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたものであり、段縫い時に段差部での目とびの発生を抑えたミシンを提供することを目的とする。
本発明の第1の課題解決手段は、機枠と、前記機枠に回転自在に支持されて針棒を駆動する上軸と、前記機枠に回転自在に支持されて釜を駆動する下軸と、前記上軸と前記下軸を連結し前記上軸の回転と前記下軸の回転を同期するタイミングベルトと、前記タイミングベルトに常時接触するプーリを備え前記プーリの振り幅により前記上軸と前記下軸の位相を変える針釜タイミング調整機構と、を備えるミシンであって、段縫い時には前記針釜タイミング調整機構により、前記針と前記釜の出会いのタイミングを調整するミシンとして構成するものである。
また、前記針釜タイミング調整機構は、ボタンホール縫いに使用するボタンホール押えの位置を検知する検出スイッチからの信号で前記針と前記釜の出会いのタイミングを調整する構成である。
また、前記針釜タイミング調整機構は、段差部を検出する段縫い押えにより自動で前記針と前記釜の出会いのタイミングを調整する構成である。
本発明のミシンは、段縫い(段差上り、段差下り)の時に針釜タイミング調整機構により、針と釜の出会いのタイミングを調整する。縫い目の形成は、針が布に刺さり最下点に達した後、上昇に転じた際にできる上糸のループを釜の剣先が捉えることにより形成される。この最下点から釜の剣先が針の位置にきてループを捉えるまでの、針の上昇量が小さいとループが形成されなかったり、ループが小さくなり、釜の剣先がループを捉えられずに目とびの原因になる。段差部では、針が布に刺さり最下点に達した後、上昇に転じた際に布の押圧力が十分でないため、針の上昇と共に布も上昇してしまい針上り量にロスが生じ、ループが形成されなかったり、小さくなったりして剣先がループを捉えられずに縫い目が形成されず目とびが生じる。針釜タイミング調整機構により段差部で針上り量をロスする分、針上がり量をループの形成に好適となるように調整(針の上昇量をロス分増)することで、段縫い時に段差部での目とびの発生を抑えることができる。
また、針釜タイミング調整機構は、ボタンホール縫いに使用するボタンホール押えの位置を検知する検出スイッチからの信号で針と釜の出会いのタイミングを調整するため、段縫いを検出する装置を別途設ける必要がなくなり、ミシン本体及び段縫い押え周辺が煩雑にならず、また安価に段差検出機能を提供できる。
また、針釜タイミング調整機構は、段差部を検出する段縫い押えにより自動で針と釜の出会いのタイミングを調整するため、通常縫い部と段縫い部を連続して裁縫することが可能になり、作業性が向上する。
本発明のミシンの正面の構成を示す説明図である。 本発明のミシンの右側面の構成を示す説明図である。 ミシンの左側面に設けたボタンホール検出スイッチとボタンホール押えの側面図である。 ミシンにおいて段縫い時に使用する段縫い押えの斜視図である。 裁縫時のループの形成を示す説明図である。 ミシンの針と釜の出会いのタイミングを示す説明図である。 本発明のミシンの針釜タイミング調整機構による上軸と下軸の位相をタイミングプーリにより調整する動作を模式的に示す説明図である。 ミシンの針と釜の出会いのタイミングの調整後を示す説明図である。 段縫い時の布押えの状態を示す説明図である。 ミシンの通常縫い、ボタンホール縫い、段縫いの状態を示す説明図である。 ミシンに段縫い押えを取り付けて段縫いを行う場合の説明図である。 ミシンの制御構成を示すブロック図である。 ミシンの段縫いを行う場合の動作を示すフローチャートである。
以下に本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1、図2は、本発明のミシン100で、図1は正面の構成を示す説明図で、図2は図1の右側面の構成を示す説明図である。ミシン100は、外郭1と機枠2を備える。上軸3は、機枠2に固着された一対の軸受4a、4bにより回動自在に支持されている。上軸3の一端には、ハンドホイール5、プーリ6が固着している。プーリ6には、大径部の従動プーリ6aと第1のタイミングプーリ6bが形成されている。機枠2に固着された駆動モータ9に固着したモータプーリ8と従動プーリ6aには駆動ベルト7が掛けられ、駆動モータ9の回転は減速されて上軸3に伝えられる。上軸3の他端には、針棒クランク10が固定されていて、クランクロッド11により針棒12が上下動する。針棒12の先端には、針留38が取り付けられていて、針39を針棒12に固定している。下軸17は、機枠2に固着した軸受18、19により回動自在に支持される。下軸17の一端には第2のタイミングプーリ20が止めねじ21により固定される。第2のタイミングプーリ20と第1のタイミングプーリ6bは同一歯数に設定している。一方、下軸17の他端には図示しないねじ歯車が固着しており図示しない釜が2倍に増速されて回転する。第1のタイミングプーリ6bと第2のタイミングプーリ20には、タイミングベルト22が巻き掛けられていて、上軸3と下軸17は通常は等速回転する。
第1のタイミングプーリ6bと第2のタイミングプーリ20の間の第2のタイミングプーリ20寄りには針釜タイミング調整機構23が設けられている。針釜タイミング調整機構23は、タイミングベルト22に常時接触する2つのテンションプーリ13、14(プーリ)と、テンションプーリ13、14を軸15を支点に回動するステッピングモータ24を備え、ステッピングモータ24は上軸3の回転及び振り幅量や糸の種類、布の種類等の情報に応じ図示しないコンピュータにより制御される。針釜タイミング調整機構23は、上軸3と下軸17の位相をテンションプーリ13、14の振り幅により変更する。
機枠2の針棒12の後方には、押え棒抱き26を有するとともに下端に押えホルダ27を有する押え棒25が、ブッシュによって機枠2に上下動可能に取り付けられている。この押え棒25は、機枠2と押え棒抱き26の間に設けられた図示しないが押え棒バネにより下方に付勢される。押えホルダ27には布押え40が回動可能に取り付けられ、裁縫時に図示しない送り歯と協働して布を送り方向に搬送する。
図3は、ミシン100の図1の左側面に設けたボタンホール検出スイッチ31とボタンホール押え32の側面図である。機枠2の上部左端には、機枠2に固着された軸28を支点に送り方向に回動可能に取り付けられたボタンホール切替腕29が設けられ、そのボタンホール切替腕29に対し上下動可能にボタンホール切替レバー30が取り付けられている。ボタンホール切替腕29の上端には対向配置された検出スイッチ31a、31bがあり、ボタンホール切替腕29の角度によって検出スイッチの一方がON、或いはボタンホール切替腕29の中立位置では両方がOFFとなるように配置される。ボタンホール切替レバー30は下端まで引き下げるとボタンホール押え32の突起部32aと当接し、押えホルダ27に軸着されたボタンホール押え32の突起部32a、32bがボタンホール切替レバー30を介して、ボタンホール切替腕29の角度を変え、検出スイッチ31a、31bをON−OFFさせ、ボタンホールの前後位置を決定する。
図4は、ミシン100において段縫い時に使用する段縫い押え33の斜視図である。段縫い押え33は、前後端が上方へ湾曲した布押え部34aと、布押え部34aと一体に形成され押えホルダ27と回動自在に軸着可能な嵌合部34bとからなる押え金34と、押え金34から送り方向に垂直に突出した軸34cによって送り方向に回動可能に嵌合し、一端に布厚検出部35aを有し、他端にコの字型のボタンホール切替レバー30との係合部35bを有する略L字型の布厚検出レバー35と、一端を押え金34に固定し、他端を布厚検出レバー35に固定して、布厚検出レバー35が常に布を押えるように付勢するねじりコイルバネ36と、軸34cに布厚検出レバー35を固定する為のEリング37から構成される。
図5は、裁縫時のループの形成を示す説明図である。針39が最下点よりH上昇することにより上糸16にループが形成される。縫い目は、針39が布に刺さり最下点に達した後、上昇に転じた際にできる上糸16のループを釜の剣先41(図6)が捉えることで形成される。この最下点から釜の剣先41が針の位置にきてループを捉えるまでの、針39の上昇量h(図6)が小さいとループが形成されなかったり、ループが小さくなったりして、釜の剣先41がループを捉えられずに目とびの原因になる。また、針39が布に刺さり最下点に達した後、上昇に転じた際に布の押圧力が十分でないと、針39の上昇と共に布も上昇してしまい針上り量hにロスが生じ、ループが形成されなかったり、小さくなったりして剣先がループを捉えられずに縫い目が形成されず目とびの原因になる。
図6は、ミシン100の針39と釜41の出会いのタイミングを示す説明図である。針上り量hは、ジグザグ縫い時において振り幅量によって針39と釜41の剣先の出会いのタイミングにおいて釜41の回転が、右針落ちにおいて−θ早くなり、左針落ちにおいては+θ遅くなる為、中央針落ち、右針落ち、左針落ちにおいて、ループ形成のための針上り量HがそれぞれhM,hR,hLとなり縫いに必要なループの大きさが一定にならない。
図7は、本発明のミシン100の針釜タイミング調整機構23による上軸3と下軸17の位相をタイミングプーリ13、14により調整する動作を模式的に示す説明図である。ステッピングモータ24により軸15を支点にテンションプーリ13、14を左右に振ることで、上軸3と下軸17の位相が変わる。左針落ちの場合は、中央針落ちの場合に対し+θ/2分、第1のタイミングプーリ6bに対し第2のタイミングプーリ20を進角させる。右針落ちの場合は、中央針落ちの場合に対し−θ/2分、第1のタイミングプーリ6bに対し第2のタイミングプーリ20を遅角させる。
図8は、本発明のミシン100の針39と釜41の出会いのタイミングの調整後を示す説明図である。針釜タイミング調整機構23上軸3と下軸17の位相を振り幅によって調整することで中央針落ち、右針落ち、左針落ちにおいて針上り量hを一定に保つことができる。
図9は、段縫い時の布押え40の状態を示す説明図である。段縫い時、特にデニム生地のような厚みのある布地の段縫いでは、段差部の上りにおいては、布押え40の先端が段部にかかって前上がり状態になり、布押え40と布の間に三角の隙間ができ、十分に布に押え圧力が伝わらず目とびを生じる場合がる。また段差部の下りにおいては、布押え40の先端から針孔が段差部より突出しても、布押え40と押えホルダ27の嵌合部は針孔より後方にあるため、布押え40後方に押え圧力がかかり布押え40は水平に保たれる。このような状態では、針落ち部の布地に十分な押圧力がかからない為、布地がばたつき易く、ループを形成するのに有効な針上がり量はH−△h1,H−△h2となり、必要な針上がり量が得られず、目とびが発生する可能性がある。△h1、△h2は布のばたつきによる針上り量のロスである。
本発明のミシン100では、針釜タイミング調整機構23により段差部の裁縫において段縫いスイッチなどの操作を行うことにより、針釜タイミングを各針落ちでの針上り量が適正値に対して△H大きくなるように調整する。△Hを△h1、△h2と同等にとれば、段差部の上り及び下りでの裁縫において針上り量Hのロスはなくなりループが安定して形成されるため目とびの発生を抑えることができる。また、布厚や段差部の高さに応じて、△Hの設定値を段差小、段差中、段差大で予め設定しておけば、ミシン使用者の操作を軽減し、より適当な条件で目とびしない段縫いが可能である。
図10は、ミシン100の通常縫い、ボタンホール縫い、段縫いの状態を示す説明図である。通常縫いを行う場合は、布押え40を使用し、ボタンホール切替レバー30は図10の上方に押し上げられた状態である。ボタンホール縫いを行う場合は、押えホルダ27にボタンホール押え32を取り付け、ボタンホール切替レバー30を引き下ろす。段縫いを行う場合には、押えホルダ27に段縫い押え33を取り付け、ボタンホール切替レバー30を引き下ろし、布厚検出レバー35のコの字の係合部35bと係合する。
図11は、ミシン100に段縫い押え33を取り付けて段縫いを行う場合の説明図である。ミシン100は布厚検出を段縫い用押え33とボタンホール切替レバー30により行う。段差部の段部上りにおいては、布厚検出レバー35の布厚検出部35aが段差によって押し上げられ、ボタンホール切替レバー30との係合部35bが送り方向後方に回動する。よってボタンホール切替レバー30を介してボタンホール切替腕29が前方に回動し、検出スイッチ31a(SW1)がONになる。段部下りにおいては、段縫い押え33の先端が段差部分より突出すると、布厚検出レバー35の布厚検出部35aがねじりコイルバネ36よって押し下げられ、ボタンホール切替レバー30との係合部35bが送り方向前方に回動する。よってボタンホール切替レバー30を介してボタンホール切替腕29が後方に回動し、検出スイッチ31b(SW2)がONになる。平坦部で布厚検出部35aと布押え部34aが同一面にある場合は、検出スイッチ31a(SW1)、31b(SW2)はどちらもOFFになる。
図12は、ミシン100の制御構成を示すブロック図である。中央演算装置42(CPU)には、設定入力装置52から模様の種類や振り幅、送り量等の情報が送られ、液晶タッチパネルである表示装置51に表示される。中央演算装置42には、ボタンホール切替検出手段53、上軸回転速度センサ54、押え金上下位置検出手段55からの情報も送られる。中央演算装置42は、送られてきた情報に基づいて幅出し用モータ駆動回路50により幅出し用モータ43を、送り量調整用モータ駆動回路49により送り量調整用モータ44を、メインモータ駆動回路48によりメインモータ45を、針釜タイミング調整用モータ駆動回路47により針釜タイミング調整用モータ46を制御する。
図13は、ミシン100の段縫いを行う場合の動作を示すフローチャートである。裁縫を開始するに先立ち、作業者は設定入力装置52により形成すべき縫い目模様、送りピッチ、振り幅、回転数等を入力すると共に、裁縫条件に適した押えを選択し、押えホルダ27に取り付けておく。
ミシンの動作開始と共に、中央演算装置42は検出スイッチ31a(SW1)、31b(SW2)のON−OFF状態の読み込みを行う(S101,S114)。裁縫開始ともに、検出スイッチ31aがONとなっていると、設定入力装置52により設定された形成すべき縫い目模様がボタンホールであるかの確認を行い(S103)、ボタンホールが選択されている場合はボタンホール縫いモードとして一連のボタンホール縫い作業を行う(S104〜S111)。この際、検出スイッチ31a(SW1)、31b(SW2)はボタンホールの前後の閂縫い位置の検出の役割を果たす。
検出スイッチ31a(SW1)がONとなっているが、設定入力装置52により設定された形成すべき縫い目模様がボタンホールでない場合は、段縫いモード(上り)として(S112)、中央演算装置42は振り幅、回転数等により、適切なタイミング調整量を算出し、針釜タイミング調整用モータ46を駆動させる。
また検出スイッチ31b(SW2)がONとなっている場合は、段縫いモード(下り)として(S115)、中央演算装置42は適切なタイミング調整量を算出し、針釜タイミング調整用モータ46を駆動させる。両段縫いモードにおいてそれぞれ検出スイッチ31a、31bがONの間は段縫いモードを継続し、検出スイッチ31a、31bがOFFとなると中央演算装置42は段差部を乗り越えた、或いは段差を下ったと判断し(S113、S116)、針釜タイミング調整用モータ46を駆動させて針上り量を調整し、通常縫いモードに切り替える(S117)。裁縫を続行する(S118)中で再度検出スイッチ31a、31bがONになった場合は再び段縫いモードに切り替える。
上記のように、検出スイッチ31a、31bがONになった場合に、選択模様がボタンホールであるかどうかによって、ボタンホール縫いであるか、段縫いであるかを判断することで検出スイッチ31a、31bを布厚検出装置として使用することが可能になる。
また、布厚検知装置をボタンホール切替レバー30を利用して構成すれば、押え周辺に別途検出スイッチを設ける必要がなく、押え周辺が煩雑にならず、安価に布厚検知装置を提供できる。
また、段縫い押え33により段差部の検出を行い、段差部が検出された場合に中央演算装置42により、針釜タイミングを自動調節するようにすれば、使用者は平坦部とそれに続く段差部を連続して裁縫することが可能になる。
2 機枠
3 上軸
12 針棒
13、14 テンションプーリ(プーリ)
17 下軸
22 タイミングベルト
31a、31b 検出スイッチ
33 段縫い押え
41 釜

Claims (2)

  1. 機枠と、
    前記機枠に回転自在に支持されて針棒を駆動する上軸と、
    前記機枠に回転自在に支持されて釜を駆動する下軸と、
    前記上軸と前記下軸を連結し前記上軸の回転と前記下軸の回転を同期するタイミングベルトと、
    前記タイミングベルトに常時接触するプーリを備え、
    前記プーリの振り幅により前記上軸と前記下軸の位相を変える針釜タイミング調整機構と、を備え
    段縫い時には前記針釜タイミング調整機構により、前記針と前記釜の出会いのタイミングを調整するミシンであって、
    前記針釜タイミング調整機構は、段差部を検出する段縫い押えが作動されることにより、ボタンホール縫いに使用するボタンホール押えの位置を検知する検出スイッチが作動されて、前記検出スイッチからの信号に基づき前記針と前記釜の出会いのタイミングを自動で調整する
    ことを特徴とするミシン。
  2. 機枠と、
    前記機枠に回転自在に支持されて針棒を駆動する上軸と、
    前記機枠に回転自在に支持されて釜を駆動する下軸と、
    前記上軸と前記下軸を連結し前記上軸の回転と前記下軸の回転を同期するタイミングベルトと、
    前記タイミングベルトに常時接触するプーリを備え、
    前記プーリの振り幅により前記上軸と前記下軸の位相を変える針釜タイミング調整機構と、を備え、
    段縫い時には前記針釜タイミング調整機構により、前記針と前記釜の出会いのタイミングを調整するミシンであって、
    ボタンホール縫いに使用するボタンホール押えの位置を検知する検出スイッチと、
    前記検出スイッチを作動させるボタンホール切替レバーと、
    段差部を検出する段縫い押えの布厚検出レバーと、
    前記布厚検出レバーに配設され、前記ボタンホール切替レバーに係合する係合部と、を備え、
    前記針釜タイミング調整機構は、前記布厚検出レバーが作動されることによって前記係合部を介して前記ボタンホール切替レバーが作動され、前記ボタンホール切替レバーにより前記検出スイッチが作動されることにより、前記検出スイッチからの信号に基づき前記針と前記釜の出会いのタイミングを自動で調整することを特徴とするミシン。
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