JP5487624B2 - ズームレンズ及びそれを用いたプロジェクタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主にDMDなどの光の反射方向を変えて画像を形成するライトバルブからの画像をスクリーンその他に拡大投射するレンズ口径が小さズームレンズに関するものである。
近年、プロジェクタ装置のライトバルブとしてDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)を用いた製品が急速に普及してきている。プロジェクタ装置においてライトバルブとしてこのDMDを用いる場合、使用する投射用レンズに関して、幾つかのDMD特有の制約が発生する。第1の制約は小型のプロジェクタ装置を開発する上で最大の制約とも考えられる投射用レンズのF値に関するものである。現在、DMDにおいて、画像を生成する際にマイクロミラーのON及びOFFを表現するために旋回する角度は±12°であり、これにより有効な反射光(有効光)と無効な反射光(無効光)とを切り替えている。従って、DMDをライトバルブとしたプロジェクタ装置においては有効光をとらえる必要があると共に無効光を捉えないことが条件となり、この条件から投射用レンズのF値を導くことが出来、すなわちF=2.4となる。実際にはさらに少しでも光量を取り込みたいという要望があるため、実害のない範囲でのコントラストの低下などに配慮した上で更なる小さなF値を要求されることも多い。また、この様な条件は投射用レンズのライトバルブ側の瞳の位置が一定という条件のもとで成立しているため、ズームレンズなどの瞳位置が移動する場合は、移動した分、光量のロスなどが生ずるため、一般的には明るさが問題となりやすい広角端で瞳位置を最適化するなどの配慮も必要となる。第2の制約は光源系との配置に関するものである。小型化の為には投射用レンズのイメージサークルはなるべく小さくしたい為に、DMDに投射用の光束を入力する光源系の配置は限られてしまう。前述のDMDからの有効光を投射用レンズに入力するには、光源系を投射用レンズとほぼ同じ方向(隣り合わせ)に設置することとなる。また投射用レンズの最もライトバルブ側レンズとライトバルブとの間(すなわち一般的にはバックフォーカス)を投射系と光源系との両光学系で使用することになり、投射用レンズには大きなバックフォーカスを設けなければならないと同時に、光源からの導光スペースを確保するために、ライトバルブ側のレンズ系を小さく設計する必要が生ずる。このことは投射用レンズの光学設計の立場から考えると、投射用レンズの後方付近にライトバルブ側の瞳位置が来るように設計するという制約となる。その一方で、投射用レンズの性能を向上するためには、多数のレンズを組み合わせる必要があり、多数枚のレンズを配置すると投射用レンズの全長は有る程度の長さが必要となり、投射用レンズの全長が長くなれば、入射瞳位置が後方にあるレンズでは当然のことながら前方のレンズ径が大きくなってしまうという小型化とは相反する問題となる。
この様に、開発を行う上の大きな制約はあるものの、ライトバルブとしてDMDを採用するプロジェクタ装置は、小型化の上で他の方式よりも有利とされており、現在ではプレゼンテーションを行う際に便利なデータプロジェクタを中心として、携帯可能なコンパクトなものが広く普及してきている。また装置自体をコンパクトに構成するためには、当然のことながら使用される投射用レンズに関しても、コンパクト化の要望は非常に強く、もう一方では、多機能化という要望もあり、諸収差の補正の結果としての画質に関する性能が使用するDMDの仕様を充分満足することはもちろんのこと、利便性の点ではズーム構成による変倍が可能というだけではなく、DMDの中心と投射レンズの光軸をずらした、いわゆるシフト構成を採用するためにイメージサークルが大きいものを要求するようになりレンズのその広角端の画角の大きい物が要求されるようになってきた。このような仕様で開発された投射用レンズは、コスト面や生産面では不利となる非球面レンズの採用も考慮しなければならず、そうしたとしても前群レンズの口径が要望よりどうしても大きくなりがちで、プロジェクタ装置の厚さ寸法に大きな影響を及ぼすことになる。しかしながら、携帯可能であることを前提としたプロジェクタ装置において厚さ寸法を小さくすることはノート型パーソナルコンピュータなどと共に持ち歩くことの多い使われ方をするプロジェクタ装置では、最も重要な要素であるとも言える。この問題を解決する手段として、例えば特開2007−140474号公報(特許文献1参照。)に開示されているような投射用レンズのコンパクト化設計方法の一例があり、プロジェクタ装置の小型化に効果的であることが既に知られているが、この発明の実施例によれば非球面レンズを2枚使用しており、コスト面や生産性を考慮に入れると、製品を提供する上で全てに有効な設計手段であるとは言い難い。
特開2007−140474号公報
本発明は、前述した事情に鑑み、DMDなどの光の反射方向を変えて画像を形成するライトバルブの特性に適しており、ライトバルブからの画像をスクリーン上或いはその他の壁面等に拡大投射する用途において結像性能が高く、さらにレンズ口径が小さくコンパクトなズームレンズを実現し、コンパクトで明るく、小さな会議室等の限られたスペースでも大きな画面を投射可能な高画質で携帯に便利な薄型のプロジェクタ装置を提供することを目的としている。
本発明のズームレンズは、拡大側から順に、全体で負の屈折力を有する第1レンズ群、全体で負の屈折力を有する第2レンズ群、及び全体で正の屈折力を有する第3レンズ群を有する3群或いは4群構成から成る変倍可能なズームレンズであって、前記第1レンズ群は変倍動作中固定されており、前記第2レンズ群は広角端から中間域までは拡大側から縮小側方向へ、また中間域から望遠端にかけては縮小側から拡大側方向へ光軸上を移動し、前記第3レンズ群は広角端から望遠端にかけて縮小側から拡大側方向へ光軸上を移動することによってレンズ全系の変倍を成しており、広角端における第1レンズ群で最も拡大側に配置されるレンズの拡大側面と合焦位置までの光軸上の距離に関して下記条件式(1)を満足しており、前記第1レンズ群のパワーに関して下記条件式(2)を満足しており、前記第2レンズ群の望遠端と広角端における倍率に関して下記条件式(3)を満足しており、前記第3レンズ群の望遠端と広角端における倍率に関して下記条件式(4)を満足しており、前記第2レンズ群と第3レンズ群の望遠端と広角端における合成倍率に関して下記条件式(5)を満足していることを特徴とする(請求項1)
(1) 6.0 < TL / fw ≦ 9.32
(2) −0.27 ≦ fw / fI < −0.1
(3) 0.7 < mII T / mII w < 1.4
(4) 1.4 < mIII T / mIII w < 2.4
(5) 1.4 < mII−III T / mII−III w < 2.4
ただし、
TL :広角端における第1レンズ群で最も拡大側に配置されるレンズの拡大側面と合焦位置までの光軸上の距離
(第1レンズ群の最も拡大側面からの拡大側物体距離1700mmに合焦状態)
w :広角端におけるレンズ全系の合成焦点距離
(第1レンズ群の最も拡大側面からの拡大側物体距離1700mmに合焦状態)
I :第1レンズ群の合成焦点距離
II w :広角端における第2レンズ群の倍率
II T :望遠端における第2レンズ群の倍率
III w :広角端における第3レンズ群の倍率
III T :望遠端における第3レンズ群の倍率
II−III w:広角端における第2レンズ群と第3レンズ群の合成倍率
II−III T:望遠端における第2レンズ群と第3レンズ群の合成倍率
条件式(1)は、広角端における第1レンズ群で最も拡大側に配置されるレンズの拡大側面と合焦位置までの光軸上の距離の条件であり、小型、小径化の条件となる。上限を超えると広角端における第1レンズ群で最も拡大側に配置されるレンズの拡大側面と合焦位置までの距離が大きくなり、またレンズが大口径になり、小型、小径化を損ねてしまい、下限を超えると、諸収差のバランスを取るのが困難になる。条件式(2)は、第1レンズ群のパワーに関する条件である。第1レンズ群は強い負のパワーを持ち、DMD等のライトバルブを照明するための光学系を配する為の空間を第3レンズ群とDMD等のライトバルブの構成部品であるカバーガラスCGとの空気間隔部分(照明光学系との関連において第4レンズ群が構成されている場合には、第4レンズ群との空気間隔部分)に確保する目的を持っている。上限を超えると、第1レンズ群の負のパワーが小さくなり、第3レンズ群と第4レンズ群の空気間隔を確保するのが困難になり、下限を超えると負のパワーが大きくなり第3レンズ群の正のパワーを強めなければならず、諸収差のバランスを取るのが困難になる。条件式(3)は、第2レンズ群の広角端における倍率と、第2レンズ群の望遠端における倍率に関する条件式であり、変倍域にわたってレンズ全系を小型にする条件であり、下限を超えると縮小倍率での全長が長くなり、上限を超えると拡大倍率での全長が長くなる。条件式(4)は、第3レンズ群の広角端における倍率と、第3レンズ群の望遠端における倍率に関する条件式であり、変倍域にわたってレンズ全系を小型にする条件であり、下限を超えると縮小倍率での全長が長くなり、上限を超えると拡大倍率での全長が長くなる。条件式(5)は、第2レンズ群と第3レンズ群の広角端における合成倍率と、第2レンズ群と第3レンズ群の望遠端における合成倍率に関する条件式であり、本ズームレンズ系の変倍率に対応する。上限を超えると、変倍率の大きなレンズ系が得られるが、第2レンズ群の移動量も増大し大型化するとともに性能の変動も大きくなってしまい、下限を超えると、性能的には有利であるが変倍率自体が小さくなり、本発明である小型、高変倍レンズが得られなくなる。
また、前記第1レンズ群は、拡大側から順に、拡大側に凸のメニスカス形状で負の屈折力を有するレンズ(以下負レンズ)、正の屈折力を有するレンズ(以下正レンズ)、負レンズ、負レンズ及び正レンズの5枚を配して構成され、前記第1レンズ群の光軸上の寸法に関して、下記条件式(6)を満足しており、前記第1レンズ群で最も拡大側に配置されるレンズのパワーに関して下記条件式(7)を満足しており、前記第1レンズ群で最も拡大側に配置されるレンズの縮小側面の形状に関して下記条件式(8)を満足しており、前記第1レンズ群を構成する最も拡大側に配置されるレンズと拡大側から2枚目に配置されるレンズに使用される硝材の分散特性と、拡大側から4枚目と最も縮小側に配置されるレンズに使用される硝材の分散特性に関して下記条件式(9)を満足していることが好ましい。(請求項2)
(6) 1.3 < LI / fw < 2.0
(7) −0.6 < fw / f1 < −0.3
(8) 0.7 < fw / r2 < 1.3
(9) −65 <(V1+V2)/ 2−(V4+V5)/ 2
ただし、
I :第1レンズ群で最も拡大側に配置されるレンズの拡大側面と、第1レンズ群で最も縮小側に配置されるレンズの縮小側面の光軸上の距離
1 :第1レンズ群で最も拡大側に配置されるレンズの焦点距離
2 :第1レンズ群で最も拡大側に配置されるレンズの縮小側面の曲率半径
1 :第1レンズ群で最も拡大側に配置される負レンズのアッベ数
2 :第1レンズ群で拡大側から2枚目に配置される正レンズのアッベ数
4 :第1レンズ群で拡大側から4枚目に配置される負レンズのアッベ数
5 :第1レンズ群で最も縮小側に配置される正レンズのアッベ数
条件式(6)は、第1レンズ群の光軸上の寸法に関する条件式であり、少ないレンズ枚数で諸収差を補正する為の条件となる。第3レンズ群とDMD等のライトバルブの構成部品であるカバーガラスCGとの空気間隔部分(照明光学系との関連において第4レンズ群が構成されている場合には、第4レンズとの空気間隔部分)のバックフォーカスに相当する部分を長く取る為には、特に第1レンズ群で最も拡大側に配置されるレンズの負パワーを増大することが有効であるが、負パワーが過大になると諸収差を補正することが困難になる。これを第1レンズ群の光軸上の距離を大きくとることにより解決するか、第1レンズ群の負パワーを分散するために、レンズ枚数を増加させることで解決することになり、必然的に第1レンズ群はある程度長くならざるを得ない。条件式(6)の上限を超えると光軸方向の寸法が大きく成り過ぎて仕様を満足することが難しくなり小型化の意味がなくなり、下限を超えると小口径化は難しくなる。条件式(7)は、第1レンズ群の最も拡大側に配置されるレンズのパワーに関する条件であり、前述のように第1レンズ群の最も拡大側に配置されるレンズの負パワーを増大することは、広角端における第3レンズ群とDMD等のライトバルブの構成部品であるカバーガラスCGとの空気間隔を確保し、かつ小型化に有効であるが、条件式(7)の上限を超えるとレンズの負パワーが強くなり色収差と像面湾曲が発生し、収差の補正が困難になり、下限を超えるとレンズの負パワーが弱くなり第3レンズ群とDMD等のライトバルブの構成部品であるカバーガラスCGとの空気間隔のバックフォーカスに相当する部分を長く取ることが困難になる。条件式(8)は、レンズ全系の歪曲収差とコマ収差補正のための条件式である。第1レンズ群の最も拡大側に配置されるレンズの縮小側の面形状に関するもので、強いパワーを持たせながら、拡大側の光線束に対して概ね同心的形状とし、根本的に収差の発生を抑えた形状としている。したがって上限を超えると、球面収差、コマ収差が補正不足となり、下限を超えると逆に補正過剰になる。条件式(9)は、第1レンズ群内での色収差補正のための条件である。単色収差を補正するには、各レンズのパワーが過大とならないことが必要で、そのためには条件式(9)を満たす正レンズ、負レンズのアッベ数であることが必要な条件となる。下限を超えると、色収差の補正が困難となる。
前記第2レンズ群は、拡大側から順に、負レンズ、正レンズの2枚のレンズを配して構成され、合焦動作を前記第2レンズ群を光軸方向に移動することにより達成し、前記第2レンズ群を構成する各レンズに使用される硝材に関して条件式(10)を満足していることが好ましい。(請求項3)
(10) 19 < V6−V7
ただし、
6 :第2レンズ群で最も拡大側に配置される負レンズのアッベ数
7 :第2レンズ群で最も縮小側に配置される正レンズのアッベ数
条件式(10)は、第2レンズ群内での色収差補正のための条件である。単色収差を補正するには、各レンズのパワーが過大とならないことが必要で、そのためには条件式(10)を満たす正レンズ、負レンズのアッベ数であることが必要な条件となる。下限を超えると、色収差の補正が困難となる。
前記第3レンズ群は、拡大側から順に正レンズ、正レンズ、負レンズ、負レンズ、正レンズ、負レンズ及び正レンズの7枚を配して構成され、前記第3レンズ群を構成する拡大側から3枚目に配置されるレンズのパワーに関して下記条件式(11)を満足しており、前記第3レンズ群を構成する最も拡大側に配置されるレンズと拡大側から2枚目に配置されるレンズのパワーに関して下記条件式(12)を満足しており、前記第3レンズ群を構成する最も拡大側に配置されるレンズの拡大側の形状に関して下記条件式(13)を満足しており、前記第3レンズ群を構成する拡大側から4枚目に配置されるレンズと拡大側から5枚目に配置されるレンズのパワーに関して下記条件式(14)を満足しており、前記第3レンズ群を構成する拡大側から6枚目に配置されるレンズと最も縮小側に配置されるレンズのパワーに関して下記条件式(15)を満足しており、前記第3レンズ群を構成する拡大側から6枚目に配置されるレンズの拡大側の形状に関して下記条件式(16)を満足しており、前記第3レンズ群を構成する最も拡大側に配置されるレンズと拡大側から2枚目及び3枚目に配置されるレンズに使用される硝材の分散特性に関して下記条件式(17)を満足しており、拡大側から6枚目に配置されるレンズと最も縮小側に配置されるレンズに使用される硝材の分散特性に関して下記条件式(18)を満足していることが好ましい。(請求項4)
(11) −1.2 < fw / f10 < −0.1
(12) 0.4 < f8 / f9 < 2.0
(13) −0.2 < fw / rIII 1 < 0.4
(14) 0.4 < (1 / f12 − 1 / f11 )* fw < 1.4
(15) 0.5 < (1 / f14 − 1 / f13 )* fw < 1.5
(16) 0.0 < fw / rIII 11 < 0.7
(17) −25 <(V8+V9)/ 2−V10 < 40
(18) 25 < V14−V13
ただし、
8 :第3レンズ群で最も拡大側に配置されるレンズの焦点距離
9 :第3レンズ群で拡大側から2枚目に配置されるレンズの焦点距離
10 :第3レンズ群で拡大側から3枚目に配置されるレンズの焦点距離
11 :第3レンズ群で拡大側から4枚目に配置されるレンズの焦点距離
12 :第3レンズ群で拡大側から5枚目に配置されるレンズの焦点距離
13 :第3レンズ群で拡大側から6枚目に配置されるレンズの焦点距離
14 :第3レンズ群で最も縮小側に配置されるレンズの焦点距離
III 1 :第3レンズ群の最も拡大側に配置されるレンズの拡大側面の曲率半径
III 11:第3レンズ群で拡大側から6枚目に配置されるレンズの拡大側面の曲率半径
8 :第3レンズ群で最も拡大側に配置される正レンズのアッベ数
9 :第3レンズ群で拡大側から2枚目に配置される正レンズのアッベ数
10 :第3レンズ群で拡大側から3枚目に配置される負レンズのアッベ数
13 :第3レンズ群で拡大側から6枚目に配置される負レンズのアッベ数
14 :第3レンズ群で最も縮小側に配置される正レンズのアッベ数
条件式(11)は、第3レンズ群の拡大側から3枚目に配置される負レンズのパワーに関する条件式である。第3レンズ群の最も拡大側に配置された正レンズと第3レンズ群の拡大側から2枚目に配置された正レンズで発生する球面収差と色収差を補正するために、負のパワーを持たせたレンズを第3レンズ群の拡大側から3枚目に配置することが必要である。条件式(11)の上限を超えると負のパワーが弱くなるため球面収差がアンダーになり、下限を超えると負のパワーが強くなるため球面収差がオーバーになり、球面収差の補正が困難になり、色収差の補正も困難になる。条件式(12)は、第3レンズ群の最も拡大側に配置される正レンズのパワーと、第3レンズ群の拡大側から2枚目に配置される正レンズのパワーに関する条件式である。第3レンズ群で拡大側に配置されるレンズは、第2レンズ群を射出する発散光束を収束状態へと導くための強い正のパワーを有するレンズにすることが必要であり、大きな球面収差を発生させることになるため、第3レンズ群の拡大側に配置される正レンズ以降のレンズで収差補正が可能なパワーにする必要がある。そのため、第3レンズ群の拡大側に2枚の正レンズを適切なパワー配分で配置することにより、球面収差の発生を小さくする必要がある。条件式(12)の上限を超えると、第3レンズ群の最も拡大側に配置される正レンズのパワーが強くなりすぎ、球面収差が大きくなり収差補正が困難になり、下限を超えると、第3レンズ群の拡大側から2枚目に配置される正レンズのパワーが強くなりすぎ、球面収差が大きくなり収差補正が困難になる。条件式(13)は、第3レンズ群の最も拡大側に配置される正レンズの拡大側面の形状に関する条件式である。前述のように、第3レンズ群で拡大側に配置されるレンズは、第2レンズ群を射出する発散光束を収束する状態へと導くための強い正パワーを有するレンズにすることが必要であり、大きな球面収差を発生させることになるため、第3レンズ群の2枚目以降のレンズで収差補正が可能な形状にする必要がある。条件式(13)の上限を超えると面のパワーが大きくなりアンダーの球面収差が大きくなり、下限を超えると面のパワーが小さくなりオーバーの球面収差が大きくなり補正が困難になる。条件式(14)は、第3レンズ群の拡大側から4枚目に配置される負レンズのパワーと、第3レンズ群の拡大側から5枚目に配置される正レンズのパワーに関する条件式である。球面収差、軸上色収差、倍率色収差を補正するためには、負レンズのパワーと正レンズのパワーを最適にする必要がある。条件式(14)の上限を超えると、負レンズと正レンズの合成パワーが強くなりすぎ収差補正が困難になり、下限を超えると、負レンズと正レンズの合成パワーが弱くなりすぎ収差補正が困難になる。条件式(15)は、第3レンズ群の拡大側から6枚目に配置される負レンズのパワーと、第3レンズ群の最も縮小側に配置される正レンズのパワーに関する条件式である。第3レンズ群の拡大側から6枚目に配置される負レンズと、第3レンズ群の最も縮小側に配置される正レンズは、倍率色収差を補正するために重要であり適切なパワー配分にする必要がある。条件式(15)の上限を超えると、負レンズと正レンズの合成パワーが強くなりすぎ収差補正が困難になり、下限を超えると、負レンズと正レンズの合成パワーが弱くなりすぎ収差補正が困難になる。条件式(16)は、第3レンズ群の拡大側から6枚目に配置されるレンズの拡大側面の形状に関する条件式である。前述のように、第3レンズ群の拡大側から6枚目に配置される負レンズのパワーと、第3レンズ群の最も縮小側に配置される正レンズのパワー配分は、倍率色収差の補正に重要であるが、第3レンズ群の拡大側から6枚目に配置されるレンズの拡大側の形状は、球面収差、コマ収差の補正にも関係している。条件式(16)の上限を超えると面のパワーが大きくなりアンダーの球面収差とコマ収差が大きくなり、下限を超えると面のパワーが小さくなりオーバーの球面収差とコマ収差が大きくなり補正が困難になる。条件式(17)は、第3レンズ群内での色収差補正のための条件である。単色収差を補正するには、各レンズのパワーが過大とならないことが必要で、そのためには条件式(17)を満たす正レンズ、負レンズのアッベ数であることが必要な条件となる。下限を超えると、色収差の補正が困難となる。条件式(18)は、倍率色収差補正のための条件である。第3レンズ群は強い正パワーを有しているため、倍率色収差への影響も大きい。特に、第3レンズ群の中で最も強い正パワーを有している最も縮小側に配置される正レンズの影響が大きく、条件式(18)の下限を超えると収差補正が困難になる。
前記第3レンズ群の最も縮小側に配置されるレンズの縮小側の面の形状に関して下記条件式(19)を満足していることが好ましい。(請求項5)
(19) −0.25 < fw / rIII 14 < −0.02
ただし、
III 14:第3レンズ群の最も縮小面側に配置されるレンズの縮小側面の曲率半径
条件式(19)は、レンズ全系における球面収差、コマ収差をきめ細かく補正するための条件式である。前記第3レンズ群の拡大側から配置された6枚のレンズで補正しきれずに残存する球面収差、コマ収差を補正している。上限を超えると補正不足となり、逆に下限を超えると補正過剰となる。
このように本発明ズームレンズをプロジェクタ装置に搭載することにより装置全体を小型化することが可能となり(請求項6)、携帯にも便利な薄型のプロジェクタ装置を提供することが出来る。
本発明によれば、DMDなどのライトバルブの特性に適した結像性能が高くコンパクトなズームレンズを実現し、コンパクトで明るく、高画質のプロジェクタを提供することが出来る。
本発明ズームレンズの第1実施例のレンズ構成を示した構成図である。 第1実施例のレンズの諸収差を示した収差図である。 本発明ズームレンズの第2実施例のレンズ構成を示した構成図である。 第2実施例のレンズの諸収差を示した収差図である。 本発明ズームレンズの第3実施例のレンズ構成を示した構成図である。 第3実施例のレンズの諸収差を示した収差図である。 本発明ズームレンズの第4実施例のレンズ構成を示した構成図である。 第4実施例のレンズの諸収差を示した収差図である。 本発明ズームレンズの第5実施例のレンズ構成を示した構成図である。 第5実施例のレンズの諸収差を示した収差図である。 本発明ズームレンズの第6実施例のレンズ構成を示した構成図である。 第6実施例のレンズの諸収差を示した収差図である。 本発明ズームレンズの第7実施例のレンズ構成を示した構成図である。 第7実施例のレンズの諸収差を示した収差図である。 本発明ズームレンズの第8実施例のレンズ構成を示した構成図である。 第8実施例のレンズの諸収差を示した収差図である。 本発明ズームレンズの第9実施例のレンズ構成を示した構成図である。 第9実施例のレンズの諸収差を示した収差図である。 本発明ズームレンズの第10実施例のレンズ構成を示した構成図である。 第10実施例のレンズの諸収差を示した収差図である。 本発明ズームレンズの第11実施例のレンズ構成を示した構成図である。 第11実施例のレンズの諸収差を示した収差図である。 本発明ズームレンズの第12実施例のレンズ構成を示した構成図である。 第12実施例のレンズの諸収差を示した収差図である。
以下、具体的な数値実施例について、本発明を説明する。以下の第1実施例から第12実施例ズームレンズでは拡大側から順に、全体で負の屈折力を有する第1レンズ群(レンズ群名称LG1)、全体で負の屈折力を有する第2レンズ群(レンズ群名称LG2)、及び全体で正の屈折力を有する第3レンズ群(レンズ群名称LG3)から構成され、前記第1レンズ群LG1は、拡大側から順に、拡大側に凸のメニスカス形状で負の屈折力を有するレンズ(レンズ名称L11、拡大側面101、縮小側面102)(以下負レンズ)、正の屈折力を有するレンズ(レンズ名称L12、拡大側面103、縮小側面104)(以下正レンズ)、負レンズ(レンズ名称L13、拡大側面105、縮小側面106)、負レンズ(レンズ名称L14、拡大側面107、縮小側面108)、及び正の屈折力を有するレンズ(レンズ名称L15、拡大側面109、縮小側面110)の5枚を配して構成され、前記第2レンズ群LG2は、拡大側から順に負レンズ(レンズ名称L21、拡大側面201、縮小側の接合面202)と正レンズ(レンズ名称L22、拡大側の接合面202、縮小側面203)の接合系にて構成され、前記第3レンズ群LG3は、4枚の正レンズと3枚の負レンズを含む7枚のレンズを配して構成され(レンズ名称を拡大側より順にL31、L32・・・・、面の名称を拡大側から順に301、302・・・・とする)、前記第3レンズ群LG3の縮小側には、大きな空気間隔を設けた後に照明光学系との関連において第4レンズ群(レンズ群名称LG4)を、正レンズ一枚(レンズ名称をL41、拡大側面の名称を401、縮小側面の名称を402とする)にて構成しても良く、続いて図では前記第4レンズ群LG4の縮小側とライトバルブ面との間には僅かな空気間隔をおいて配置されるDMD等のライトバルブの構成部品であるカバーガラスCG(拡大側面をC01、縮小側面をC02)が描かれている。前記第1レンズ群LG1及び前記第4レンズ群LG4は変倍動作中固定されており、前記第2レンズ群は広角端から中間域までは拡大側から縮小側方向へ、また中間域から望遠端にかけては縮小側から拡大側方向へ光軸上を移動し、前記第3レンズ群は広角端から望遠端にかけて縮小側から拡大側方向へ光軸上を移動することによってレンズ全系の変倍を成している。
[実施例1]
本発明ズームレンズの第1実施例について数値例を表1に示す。また図1は、そのレンズ構成図、図2はその諸収差図である。表及び図面中、fはズームレンズ全系の焦点距離、FnoはFナンバー、2ωはズームレンズの全画角を表す。また、rは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、ndはd線に対する屈折率、νdはd線のアッベ数を示す(ただし、表中の合焦動作により変化する数値は101面からの物体距離を1700mmとした合焦状態での数値)。諸収差図中の球面収差図におけるCA1、CA2、CA3はそれぞれCA1=550.0nm、CA2=450.0nm、CA3=620.0nmの波長における収差曲線である。非点収差図におけるSはサジタル、Mはメリディオナルを示している。また、全般に亘り特別に記載のない限り、諸値の計算に使用している波長はCA1=550.0nmである。
Figure 0005487624
[実施例2]
本発明ズームレンズの第2実施例について数値例を表2に示す。また図3は、そのレンズ構成図、図4はその諸収差図である。
Figure 0005487624
[実施例3]
本発明ズームレンズの第3実施例について数値例を表3に示す。また図5は、そのレンズ構成図、図6はその諸収差図である。
Figure 0005487624
[実施例4]
本発明ズームレンズの第4実施例について数値例を表4に示す。また図7は、そのレンズ構成図、図8はその諸収差図である。
Figure 0005487624
[実施例5]
本発明ズームレンズの第5実施例について数値例を表5に示す。また図9は、そのレンズ構成図、図10はその諸収差図である。
Figure 0005487624
[実施例6]
本発明ズームレンズの第6実施例について数値例を表6に示す。また図11は、そのレンズ構成図、図12はその諸収差図である。
Figure 0005487624
[実施例7]
本発明ズームレンズの第7実施例について数値例を表7に示す。また図13は、そのレンズ構成図、図14はその諸収差図である。
Figure 0005487624
[実施例8]
本発明ズームレンズの第8実施例について数値例を表8に示す。また図15は、そのレンズ構成図、図16はその諸収差図である。
Figure 0005487624
[実施例9]
本発明ズームレンズの第9実施例について数値例を表9に示す。また図17は、そのレンズ構成図、図18はその諸収差図である。
Figure 0005487624
[実施例10]
本発明ズームレンズの第10施例について数値例を表10に示す。また図19は、そのレンズ構成図、図20はその諸収差図である。
Figure 0005487624
[実施例11]
本発明ズームレンズの第11実施例について数値例を表11に示す。また図21は、そのレンズ構成図、図22はその諸収差図である。
Figure 0005487624
[実施例12]
本発明ズームレンズの第12実施例について数値例を表12に示す。また図23は、そのレンズ構成図、図24はその諸収差図である。
Figure 0005487624
次に第1実施例から第12実施例に関して条件式(1)から条件式(19)に対応する値を、まとめて表13に示す。
Figure 0005487624
表13から明らかなように、第1実施例から第12実施例の各実施例に関する数値は条件式(1)から(19)を満足しているとともに、各実施例における収差図からも明らかなように、各収差とも良好に補正されている。

Claims (6)

  1. 拡大側から順に、全体で負の屈折力を有する第1レンズ群、全体で負の屈折力を有する第2レンズ群、及び全体で正の屈折力を有する第3レンズ群を有する3群或いは4群構成から成る変倍可能なズームレンズであって、前記第1レンズ群は変倍動作中固定されており、前記第2レンズ群は広角端から中間域までは拡大側から縮小側方向へ、また中間域から望遠端にかけては縮小側から拡大側方向へ光軸上を移動し、前記第3レンズ群は広角端から望遠端にかけて縮小側から拡大側方向へ光軸上を移動することによってレンズ全系の変倍を成しており、広角端における第1レンズ群で最も拡大側に配置されるレンズの拡大側面と合焦位置までの光軸上の距離に関して下記条件式(1)を満足しており、前記第1レンズ群のパワーに関して下記条件式(2)を満足しており、前記第2レンズ群の望遠端と広角端における倍率に関して下記条件式(3)を満足しており、前記第3レンズ群の望遠端と広角端における倍率に関して下記条件式(4)を満足しており、前記第2レンズ群と第3レンズ群の望遠端と広角端における合成倍率に関して下記条件式(5)を満足していることを特徴とするズームレンズ。
    (1) 6.0 < TL / fw ≦ 9.32
    (2) −0.27 ≦ fw / fI < −0.1
    (3) 0.7 < mII T / mII w < 1.4
    (4) 1.4 < mIII T / mIII w < 2.4
    (5) 1.4 < mII−III T / mII−III w < 2.4
    ただし、
    TL :広角端における第1レンズ群で最も拡大側に配置されるレンズの拡大側面と合焦位置までの光軸上の距離
    (第1レンズ群の最も拡大側面からの拡大側物体距離1700mmに合焦状態)
    w :広角端におけるレンズ全系の合成焦点距離
    (第1レンズ群の最も拡大側面からの拡大側物体距離1700mmに合焦状態)
    I :第1レンズ群の合成焦点距離
    II w :広角端における第2レンズ群の倍率
    II T :望遠端における第2レンズ群の倍率
    III w :広角端における第3レンズ群の倍率
    III T :望遠端における第3レンズ群の倍率
    II−III w:広角端における第2レンズ群と第3レンズ群の合成倍率
    II−III T:望遠端における第2レンズ群と第3レンズ群の合成倍率

  2. 前記第1レンズ群は、拡大側から順に、拡大側に凸のメニスカス形状で負の屈折力を有するレンズ(以下負レンズ)、正の屈折力を有するレンズ(以下正レンズ)、負レンズ、負レンズ及び正レンズの5枚を配して構成され、前記第1レンズ群の光軸上の寸法に関して、下記条件式(6)を満足しており、前記第1レンズ群で最も拡大側に配置されるレンズのパワーに関して下記条件式(7)を満足しており、前記第1レンズ群で最も拡大側に配置されるレンズの縮小側面の形状に関して下記条件式(8)を満足しており、前記第1レンズ群を構成する最も拡大側に配置されるレンズと拡大側から2枚目に配置されるレンズに使用される硝材の分散特性と、拡大側から4枚目に配置されるレンズと最も縮小側に配置されるレンズに使用される硝材の分散特性に関して下記条件式(9)を満足していることを特徴とする請求項1記載のズームレンズ
    (6) 1.3 < LI / fw < 2.0
    (7) −0.6 < fw / f1 < −0.3
    (8) 0.7 < fw / r2 < 1.3
    (9) −65 <(V1+V2)/ 2−(V4+V5)/ 2
    ただし、
    I :第1レンズ群で最も拡大側に配置されるレンズの拡大側面と、第1レンズ群で最も縮小側に配置されるレンズの縮小側面の光軸上の距離
    1 :第1レンズ群で最も拡大側に配置されるレンズの焦点距離
    2 :第1レンズ群で最も拡大側に配置されるレンズの縮小側面の曲率半径
    1 :第1レンズ群で最も拡大側に配置される負レンズのアッベ数
    2 :第1レンズ群で拡大側から2枚目に配置される正レンズのアッベ数
    4 :第1レンズ群で拡大側から4枚目に配置される負レンズのアッベ数
    5 :第1レンズ群で最も縮小側に配置される正レンズのアッベ数
  3. 前記第2レンズ群は、拡大側から順に、負レンズ、正レンズの2枚のレンズを配して構成され、合焦動作を前記第2レンズ群を光軸方向に移動することにより達成し、前記第2レンズ群を構成する各レンズに使用される硝材に関して条件式(10)を満足していることを特徴とする請求項1または2記載のズームレンズ
    (10) 19 < V6−V7
    ただし、
    6 :第2レンズ群で最も拡大側に配置される負レンズのアッベ数
    7 :第2レンズ群で最も縮小側に配置される正レンズのアッベ数
  4. 前記第3レンズ群は、拡大側から順に正レンズ、正レンズ、負レンズ、負レンズ、正レンズ、負レンズ及び正レンズの7枚を配して構成され、前記第3レンズ群を構成する拡大側から3枚目に配置されるレンズのパワーに関して下記条件式(11)を満足しており、前記第3レンズ群を構成する最も拡大側に配置されるレンズと拡大側から2枚目に配置されるレンズのパワーに関して下記条件式(12)を満足しており、前記第3レンズ群を構成する最も拡大側に配置されるレンズの拡大側の形状に関して下記条件式(13)を満足しており、前記第3レンズ群を構成する拡大側から4枚目に配置されるレンズと拡大側から5枚目に配置されるレンズのパワーに関して下記条件式(14)を満足しており、前記第3レンズ群を構成する拡大側から6枚目に配置されるレンズと最も縮小側に配置されるレンズのパワーに関して下記条件式(15)を満足しており、前記第3レンズ群を構成する拡大側から6枚目に配置されるレンズの拡大側の形状に関して下記条件式(16)を満足しており、前記第3レンズ群を構成する最も拡大側に配置されるレンズと拡大側から2枚目及び3枚目に配置されるレンズに使用される硝材の分散特性に関して下記条件式(17)を満足しており、拡大側から6枚目に配置されるレンズと最も縮小側に配置されるレンズに使用される硝材の分散特性に関して下記条件式(18)を満足していることを特徴とする請求項1記載のズームレンズ
    (11) −1.2 < fw / f10 < −0.1
    (12) 0.4 < f8 / f9 < 2.0
    (13) −0.2 < fw/ rIII 1 < 0.4
    (14) 0.4 <(1 / f12 − 1 / f11 )* fw < 1.4
    (15) 0.5 <(1/f14 − 1 / f13 )* fw < 1.5
    (16) 0.0 < fw / rIII 11 < 0.7
    (17) −25 <(V8+V9)/ 2−V10 < 40
    (18) 25 < V14−V13
    ただし、
    8 :第3レンズ群で最も拡大側に配置されるレンズの焦点距離
    9 :第3レンズ群で拡大側から2枚目に配置されるレンズの焦点距離
    10 :第3レンズ群で拡大側から3枚目に配置されるレンズの焦点距離
    11 :第3レンズ群で拡大側から4枚目に配置されるレンズの焦点距離
    12 :第3レンズ群で拡大側から5枚目に配置されるレンズの焦点距離
    13 :第3レンズ群で拡大側から6枚目に配置されるレンズの焦点距離
    14 :第3レンズ群で最も縮小側に配置されるレンズの焦点距離
    III 1 :第3レンズ群の最も拡大側に配置されるレンズの拡大側面の曲率半径
    III 11:第3レンズ群で拡大側から6枚目に配置されるレンズの拡大側面の曲率半径
    8 :第3レンズ群で最も拡大側に配置される正レンズのアッベ数
    9 :第3レンズ群で拡大側から2枚目に配置される正レンズのアッベ数
    10 :第3レンズ群で拡大側から3枚目に配置される負レンズのアッベ数
    13 :第3レンズ群で拡大側から6枚目に配置される負レンズのアッベ数
    14 :第3レンズ群で最も縮小側に配置される正レンズのアッベ数
  5. 前記第3レンズ群の最も縮小側に配置されるレンズの縮小側の面の形状に関して下記条件式(19)を満足していることを特徴とする請求項4記載のズームレンズ
    (19) −0.25 < fw / rIII 14 < −0.02
    ただし、
    III 14:第3レンズ群の最も縮小面側に配置されるレンズの縮小側面の曲率半径
  6. 請求項1から請求項5の少なくともいずれかの1項に記載されズームレンズを搭載していることを特徴としたプロジェクタ装置。
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