JP5486986B2 - バッテリ充電装置、バッテリ充電回路及び半導体集積回路装置 - Google Patents

バッテリ充電装置、バッテリ充電回路及び半導体集積回路装置 Download PDF

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Description

本発明は、バッテリ充電技術に関し、特に、二輪車用のバッテリ充電装置、バッテリ充電回路、及びバッテリ充電制御用の半導体集積回路装置に適用して有効な技術に関する。
従来より、二輪車用のバッテリ充電装置が種々提案されている。例えば、特許文献1に記載のバッテリ充電装置では、発電機出力が発生していない状態での充電制御回路及びその他回路部からの漏洩電流によるバッテリ電力損失を低減する方法が開示されている。
特開2001−286074号公報
ところで、前記特許文献1に記載のバッテリ充電装置では、永久磁石式三相交流発電機の出力を入力とし、三相全波整流回路で整流された直流電圧により、バッテリを充電するバッテリ充電装置において、三相全波整流回路がプラス側に接続されたショットキバリアダイオード群と、マイナス側に接続されたFET群により構成され、発電機起動検出回路が発電機の各相出力に接続され、その出力によりバッテリのプラス側と充電制御回路の間に接続された電源スイッチを制御する構成となっている。
上記構成において、交流入力電圧が負の時に各FETのゲート端子を同期整流のタイミング(ゼロクロス)に従って正バイアス(Hレベル)すること、また交流入力電圧が正の時に各FETのゲート端子をゼロクロスに従ってグラウンド電位(Lレベル)とすること、発電機起動検出回路が発電機出力は発生していないと判定した時に電源スイッチをOFFするように制御することを特徴とする。
本構成では、バッテリ電力消費量が少ないときにはバッテリ電圧が低下しない為、バッテリ充電動作が長期にわたり停止され、FETのゲートが正バイアスされた状態で保持される。その結果、発電機起動検出回路は発電機出力が発生していないと判定して電源スイッチをOFFし、充電制御回路の電源電圧が低減する。すると、充電制御回路はFETのゲート電位を制御することができなくなり、発電機出力のゼロクロスのタイミングによらずFETのゲート電圧がLレベルとなり、FETがOFFになる為、発電機のリアクタンス成分により大きなリアクション電圧が発生し、FETやダイオード等の破損、過充電によるバッテリ寿命短縮の恐れがある。
そこで、本発明の代表的な目的は、バッテリ消費電力量が少ない場合でも種々のバッテリ充電制御を可能とするバッテリ充電技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、代表的なものの概要は、バッテリ充電装置等のバッテリ充電技術において、発電機起動検出回路は、バッテリ消費電力量が少なくバッテリ電圧が低下していない状態で、発電機出力が発生していないと認識された場合でも電源スイッチをOFFしないように、発電機の各相端子信号に加えてバッテリの電圧を入力とし、発電機の出力が発生しているとき、又はバッテリの電圧が所定の電圧以上になっている場合には電源スイッチをOFFしないように制御することを特徴とする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、代表的なものによって得られる効果は、バッテリ消費電力量が少ない場合でも種々のバッテリ充電制御を可能とするバッテリ充電技術を提供することができる。
本発明の一実施の形態におけるバッテリ充電装置の構成例を示す図である。 従来技術におけるバッテリ充電装置の構成での電圧波形例を示す図である。 本発明の一実施の形態におけるバッテリ充電装置において、発電機起動検出回路の構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態におけるバッテリ充電装置において、発電機起動検出回路と電源スイッチの集積回路化に適した回路例を示す図である。 本発明の一実施の形態におけるバッテリ充電装置において、発電機起動検出回路と電源スイッチの集積回路化に適した別の回路例を示す図である。 本発明の一実施の形態におけるバッテリ充電装置において、図4に対応した発電機起動検出回路と電源スイッチの集積回路化に適した別の回路例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の一実施の形態におけるバッテリ充電装置の構成例を示す図である。
本実施の形態におけるバッテリ充電装置は、永久磁石式三相交流発電機ACGの出力を入力とし、三相全波整流回路で整流された直流電圧により、バッテリBを充電するバッテリ充電装置であり、三相全波整流回路10と、制御回路20とから構成される。
三相全波整流回路10は、三相交流発電機ACGの出力を入力とし、これを直流電圧に整流する回路である。この三相全波整流回路10は、プラス側に接続された各相の整流素子D1,D2,D3からなる整流素子群と、マイナス側に接続された各相のスイッチ素子M1,M2,M3からなるスイッチ素子群とから構成される。整流素子群としては、例えば、D1,D2,D3をそれぞれ整流素子の一例であるショットキバリアダイオードで構成したショットキバリアダイオード群とすることができるが、本発明はそれに限定されず、D1,D2,D3をその他のダイオードで構成した整流素子群としてもよい。また、スイッチ素子群としては、例えば、M1,M2,M3をそれぞれスイッチ素子の一例であるFETで構成したFET群とすることができるが、本発明はそれに限定されず、例えば、M1,M2,M3をバイポーラトランジスタで構成したバイポーラトランジスタ群としてもよい。
制御回路20は、三相全波整流回路10で整流された直流電圧によりバッテリBを充電する際に、スイッチ素子M1,M2,M3からなるスイッチ素子群を制御する回路である。この制御回路20は、直流電圧又はバッテリBの電力を制御回路20に接続する電源スイッチSWと、三相交流発電機ACGの出力の有無又はバッテリBの電圧と所定電圧との大小により電源スイッチSWをON/OFF制御する発電機起動検出回路21と、スイッチ素子群のゲートを制御する充電制御回路22とから構成される。充電制御回路22は、電源スイッチSWのON状態又はOFF状態と同期して動作するように構成される。
本実施の形態におけるバッテリ充電装置においては、特に、発電機起動検出回路21に、三相交流発電機ACGの出力の各相端子信号だけでなく、バッテリBの電圧を検出するバッテリ電圧信号も接続されている。
ここで、本実施の形態におけるバッテリ充電装置において、バッテリ充電状態の場合の動作を説明する。
三相交流発電機ACGのU相電圧が負から正へゼロクロスすると同時にスイッチ素子M1のゲート電位をLレベルにしてスイッチ素子M1をOFFし、三相交流発電機ACGのU相端子から整流素子D1を介してバッテリBのプラス端子に電流が流れ、バッテリBを充電する。逆に、三相交流発電機ACGのU相電圧が正から負へゼロクロスすると同時にスイッチ素子M1のゲート電位をHレベルにしてスイッチ素子M1をONし、バッテリBのマイナス端子からの電流を三相交流発電機ACGへ還流させる。
また、三相交流発電機ACGのV,W相の場合も同様で、各相電圧が負から正へゼロクロスすると同時に、それぞれスイッチ素子M2,M3をOFFし、負から正へゼロクロスすると同時にスイッチ素子M2,M3をONする。
そして、バッテリBの電圧が所定の電圧より高くなると充電制御回路22は非充電状態になり、U,V,W相電圧が負から正へゼロクロスしても対応するスイッチ素子M1,M2,M3をONのまま保持し、三相交流発電機ACGからの出力電流はスイッチ素子M1,M2,M3を介して三相交流発電機ACGに還流させ、バッテリBを充電しない。
図2は、従来技術におけるバッテリ充電装置の構成での電圧波形例を示す図である。
時間T0からT1までは充電状態で、U,V,W相電圧のゼロクロスに応じてスイッチ素子M1,M2,M3のゲート電位が制御される。時間T1以降はバッテリ電圧が所定の電圧より高くなり非充電状態となり、U,V,W相のゼロクロスに関わらず、スイッチ素子M1,M2,M3のゲート電位はHレベルのまま保持される。このときバッテリBに蓄えられた電力の消費量が小さいと、バッテリ電圧が所定の電圧より低くなったことを検出して、充電制御回路22が再度充電状態に戻って充電を開始するまでの間隔が長くなる。
従来技術の構成では、発電機起動検出回路21は三相交流発電機ACGの相電圧のみを入力として電源スイッチSWを制御しており、非充電期間が長くなると、発電機出力がなくなったと判定して時間T2で電源スイッチSWをOFFする。すると、充電制御回路22の電源電圧が低下し、ある閾値を越えると、スイッチ素子M1,M2,M3のゲート電位を制御することができなくなり、スイッチ素子M1,M2,M3のゲート電位がLレベルに変化してしまうため、スイッチ素子M1,M2,M3がOFFになる。このとき、スイッチ素子M1,M2,M3がOFFするタイミングは充電制御回路22の電源電圧降下のみに依存し、三相交流発電機ACG出力のU,V,W各相電圧のゼロクロスとは無関係になるので、三相交流発電機ACGのリアクタンス成分により、U,V,W相電圧に大きなリアクション電圧が発生してしまう。
これに対して、本実施の形態の構成では、図1に示すように発電機起動検出回路21でバッテリ電圧も検出して電源スイッチSWを制御するため、図2の時間T2で電源スイッチSWがOFFせず、時間T3で発生した大きなリアクション電圧が発生することも無いので、スイッチ素子M1,M2,M3や整流素子D1,D2,D3等の破損、バッテリBの過充電の恐れも無い。
本実施の形態における発電機起動検出回路21の構成は種々考えられるが、例えば図3に示す構成とすることができる。図3は、発電機起動検出回路21の構成例を示す図である。
図3に示す発電機起動検出回路21は、バッテリ電圧検出回路211と、各相の相電圧検出回路212,213,214と、NORゲート回路NORとから構成される。バッテリ電圧検出回路211は、バッテリ電圧が所定の電圧以上であればHレベルを出力し、所定の電圧以下ではLレベルを出力する。各相の相電圧検出回路212,213,214は、各相電圧が発生していればHレベルを出力し、発生していなければLレベルを出力する。
発電機起動検出回路21の出力は、バッテリ電圧検出回路211と相電圧検出回路212,213,214の出力のNORとし、いずれか一つ以上がHレベルのときにLレベルを出力する。電源スイッチSWはスイッチ制御端子にLレベルが入力されればON、Hレベルが入力されればOFFとなる。この構成により、本実施の形態における発電機起動検出動作をすることができる。本構成例では、発電機起動検出回路21の出力は、NORゲート回路NORを用いて1端子としたが、出力を複数の端子とし、複数並列接続した電源スイッチSWの制御端子を各出力端子に接続してもよい。
図4は、発電機起動検出回路21aと電源スイッチSWaの集積回路化に適した回路例を示す図である。
図4に示す発電機起動検出回路21aにおいて、電源スイッチSWaは、スイッチ素子M4b、抵抗R4gで構成され、スイッチ制御端子が発電機起動検出回路21aに接続されて、バッテリプラス端子と充電制御回路22との間に接続される。
相電圧検出回路212a(213a,214aも同様)は、抵抗R4d、コンデンサC4a,C4b、ダイオードD4a,D4bで構成される倍電圧整流回路で、U,V,W相の各相に同じ構成の回路を用いている。これらの相電圧検出回路212a,213a,214aは、入力が三相交流発電機ACGのU,V,W相の各相端子に接続され、出力が抵抗R4eを介してバイポーラトランジスタQ4(抵抗R4fで接地)に接続され、さらに電源スイッチSWaに接続されている。U相に接続された相電圧検出回路212aは、相電圧が発生しているときには倍電圧整流回路出力部がバイポーラトランジスタQ4のベース電位を上昇させてバイポーラトランジスタQ4をONし、バッテリプラス端子から抵抗R4gを経由してバイポーラトランジスタQ4に流れ込む電流によって電源スイッチ内部の抵抗R4g両端に電位差を発生させ、スイッチ素子M4bをONすることで充電制御回路22に電源を供給する。V,W相に相電圧が発生している場合もU相の場合と同様である。
また、バッテリ電圧検出回路211aは、抵抗R4a,R4b、内部電源V4、比較器CMP4で構成される。このバッテリ電圧検出回路211aは、入力がバッテリプラス端子に接続され、出力がスイッチ素子M4a(抵抗R4cで接地)に接続され、さらに電源スイッチSWaに接続されている。バッテリ電圧検出回路211aにおいて、バッテリプラス端子の電位は抵抗R4a,R4bで分圧されて内部電源V4の電位と比較器CMP4で比較され、バッテリプラス端子の電位が所定の電圧より高ければHレベルを出力し、スイッチ素子M4aをONしてバッテリプラス端子から抵抗R4gを経由してスイッチ素子M4aに流れ込む電流によって電源スイッチ内部の抵抗R4g両端に電位差を発生させ、スイッチ素子M4bをONにすることで充電制御回路22に電源を供給する。バッテリプラス端子の電位が所定の電位より低ければバッテリ電圧検出回路211aはLレベルを出力し、スイッチ素子M4a,M4bをOFFして充電制御回路22への電源を遮断する。
この回路例の場合には、相電圧検出回路212a,213a,214aのコンデンサC4a,C4bは集積回路化しようとすると大きなチップ面積を必要とするので、図中に示した発電機起動検出回路21aから相電圧検出回路212a,213a,214aを除いた部分が集積回路化するのに適した部分と言える。但し、図4の全体又は一部(例えば図4の集積回路化に適した範囲から電源スイッチSWaを除いた部分等)を集積回路化してもよい。
この集積回路化できる部分は、この部分の回路が半導体チップに形成され、半導体集積回路装置として製品化される。この製品化される半導体集積回路装置には、図4に示した集積回路化できる部分の他に、図1に示す充電制御回路22も含めて集積回路化されることが多い。また、この集積回路化された半導体集積回路装置と、それ以外の部品を配線基板上に実装した形態のものが、バッテリ充電装置を構成するバッテリ充電回路となる。以下の回路例においても同様である。
図5は、より大きな部分を集積回路化に適する構成に変更した例で、発電機起動検出回路21bと電源スイッチSWbの集積回路化に適した別の回路例を示す図である。
図5に示す発電機起動検出回路21bの構成において、相電圧検出回路212bは、1つの回路から成り、抵抗R5d,R5e,R5f、スイッチ素子M5b,M5c,M5dと、抵抗R5g、コンデンサC5で構成される。この相電圧検出回路212bは、入力が三相交流発電機ACGのU,V,W相の各相端子に接続され、出力がスイッチ素子M5e(抵抗R5hで接地)に接続され、さらに電源スイッチSWbに接続されている。バッテリ電圧検出回路211bの構成は図4と同様であり、抵抗R5a,R5b、内部電源V5、比較器CMP5で構成され、スイッチ素子M5a(抵抗R5cで接地)に接続される。電源スイッチSWbの構成は図4と同様であり、スイッチ素子M5f、抵抗R5iで構成される。
図5に示す発電機起動検出回路21bにおいて、相電圧検出回路212b,213b,214bの動作は、U,V,W相で等価なので、U相の相電圧検出動作を説明する。U相の相電圧がバッテリプラス端子の電位より低いと抵抗R5dに電流が流れ、抵抗R5dの端子間に電位差が発生する。この電位差がスイッチ素子M5bの閾値電圧より大きくなるとスイッチ素子M5bがONし、スイッチ素子M5bを経由してコンデンサC5を充電する。コンデンサC5が充電されるとスイッチ素子M5eのゲート電位がHレベルになりスイッチ素子M5eがONし、抵抗R5iに電流が流れ、スイッチ素子M5fをONすることで充電制御回路22に電源を供給する。三相交流発電機ACGが動作を停止すると、三相全波整流回路10のプラス側に接続された整流素子D1,D2,D3からの漏洩電流によりU相電圧はバッテリ電圧と同等となり、スイッチ素子M5bはOFFし、コンデンサC5に充電された電荷は抵抗R5gを経由してグラウンドに流れ、スイッチ素子M5eのゲート電位がLレベルになりスイッチ素子M5eがOFFする。
バッテリ電圧検出回路211bは図4と同じ構成であり、回路動作も同じであるので、ここでの回路動作の説明は割愛する。
また、集積回路化に適した回路の範囲は図5に示した通りである。すなわち、図中に示した発電機起動検出回路21bから相電圧検出回路212bの抵抗R5gとコンデンサC5を除いた部分が集積回路化するのに適した部分と言える。但し、図5の全体又は一部を集積回路化してもよい。
以上の図4及び図5に示した集積回路化に適した回路例では、電源スイッチSWa,SWbにFET(PMOS)を使用して構成した場合を説明したが、別の例として、バイポーラトランジスタ(PNP)を使用して構成した場合を図6に示す。図6は、図4に対応した発電機起動検出回路21cと電源スイッチSWcの集積回路化に適した別の回路例を示す図である。図5に対応する場合も同様である。
図6に示す発電機起動検出回路21cと電源スイッチSWcの構成において、電源スイッチSWcは、バイポーラトランジスタQ6b、抵抗R6g,R6hで構成され、スイッチ制御端子が発電機起動検出回路21cに接続されて、バッテリプラス端子と充電制御回路22との間に接続される。発電機起動検出回路21cの構成は図4と同様であり、相電圧検出回路212c,213c,214cは、抵抗R6d、コンデンサC6a,C6b、ダイオードD6a,D6bで構成され、抵抗R6eを介してバイポーラトランジスタQ6a(抵抗R6fで接地)に接続される。バッテリ電圧検出回路211cは、抵抗R6a,R6b、内部電源V6、比較器CMP6で構成され、スイッチ素子M6(抵抗R6cで接地)に接続される。
図6に示す発電機起動検出回路21cと電源スイッチSWcの構成においても、動作は図4の構成と同様で、バッテリプラス端子の電位が所定の電位より低ければスイッチ素子M6がONしてバッテリプラス端子から抵抗R6g,R6hを経由してスイッチ素子M6に流れ込む電流によって電源スイッチ内部の抵抗R6g両端に電位差を発生させ、バイポーラトランジスタQ6bをONにすることで充電制御回路22に電源を供給する。逆に、バッテリプラス端子の電位が所定の電位より低ければスイッチ素子M6、バイポーラトランジスタQ6bをOFFして充電制御回路22への電源を遮断する。
図6の構成でも、発電機起動検出回路21cから相電圧検出回路212c,213c,214cを除いた部分が集積回路化するのに適した部分と言えるが、図6の全体又は一部を集積回路化してもよい。
以上説明した本実施の形態のバッテリ充電装置、バッテリ充電回路、及び半導体集積回路装置によれば、発電機起動検出回路21(21a,21b,21c)は、バッテリ消費電力量が少なくバッテリ電圧が低下していない状態で、発電機出力が発生していないと認識された場合でも電源スイッチSW(SWa,SWb,SWc)をOFFしないように、三相交流発電機ACGの各相端子信号に加えてバッテリBの電圧を入力とし、三相交流発電機ACGの出力が発生しているとき、又はバッテリBの電圧が所定の電圧以上になっている場合には電源スイッチSWをOFFしないように制御することにより、バッテリ消費電力量が少ない場合でも種々のバッテリ充電制御を可能とすることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
10…三相全波整流回路
20…制御回路
21,21a,21b,21c…発電機起動検出回路
211,211a,211b,211c…バッテリ電圧検出回路
212,212a,212b,212c…相電圧検出回路
213,213a,213c…相電圧検出回路
214,214a,214c…相電圧検出回路
22…充電制御回路
ACG…三相交流発電機
D1,D2,D3…整流素子
M1,M2,M3…スイッチ素子
SW,SWa,SWb,SWc…電源スイッチ
B…バッテリ
NOR…NORゲート回路
R4a〜R4g,R5a〜R5i,R6a〜R6h…抵抗
V4,V5,V6…内部電源
CMP4,CMP5,CMP6…比較器
M4a,M4b,M5a〜M5f,M6…スイッチ素子
C4a,C4b,C5,C6a,C6b…コンデンサ
D4a,D4b,D6a,D6b…ダイオード
Q4,Q6a,Q6b…バイポーラトランジスタ

Claims (3)

  1. 永久磁石式発電機の出力を入力とし、全波整流回路で整流された直流電圧により、バッテリを充電するバッテリ充電装置であって、
    前記全波整流回路は、プラス側に接続された整流素子群と、マイナス側に接続されたスイッチ素子群とを具備して成り、
    前記バッテリ充電装置は、前記スイッチ素子群を制御する制御回路を具備して成り、
    前記制御回路は、前記直流電圧又は前記バッテリの電力を前記制御回路に接続する電源スイッチと、前記発電機の出力の有無又は前記バッテリの電圧と所定電圧との大小により前記電源スイッチをON/OFF制御する発電機起動検出回路と、前記スイッチ素子群のゲートを制御する充電制御回路とを具備して成り、
    前記充電制御回路は、前記電源スイッチのON状態又はOFF状態と同期して動作するように構成されて成り、
    前記発電機起動検出回路は、
    抵抗、内部電源、及び比較器を具備し、前記抵抗により分圧して得た電圧と、前記内部電源による所定の参照電圧とを前記比較器で比較することで前記バッテリの電圧と前記所定電圧との大小を検出するバッテリ電圧検出回路と、
    抵抗、コンデンサ、及びスイッチ素子を具備し、前記抵抗、前記コンデンサ、及び前記スイッチ素子により、前記発電機からの交流入力電圧及び前記バッテリからの直流入力電圧を検出する相電圧検出回路とを具備して成ることを特徴とするバッテリ充電装置。
  2. プラス側に接続された整流素子群と、マイナス側に接続されたスイッチ素子群とを具備し、永久磁石式発電機の出力を入力とし、これを整流する全波整流回路と、
    前記全波整流回路で整流された直流電圧によりバッテリを充電する際に、前記スイッチ素子群を制御する制御回路とを具備して成るバッテリ充電回路であって、
    前記制御回路は、前記直流電圧又は前記バッテリの電力を前記制御回路に接続する電源スイッチと、前記発電機の出力の有無又は前記バッテリの電圧と所定電圧との大小により前記電源スイッチをON/OFF制御する発電機起動検出回路と、前記スイッチ素子群のゲートを制御する充電制御回路とを具備して成り、
    前記充電制御回路は、前記電源スイッチのON状態又はOFF状態と同期して動作するように構成されて成り、
    前記発電機起動検出回路は、
    抵抗、内部電源、及び比較器を具備し、前記抵抗により分圧して得た電圧と、前記内部電源による所定の参照電圧とを前記比較器で比較することで前記バッテリの電圧と前記所定電圧との大小を検出するバッテリ電圧検出回路と、
    抵抗、コンデンサ、及びスイッチ素子を具備し、前記抵抗、前記コンデンサ、及び前記スイッチ素子により、前記発電機からの交流入力電圧及び前記バッテリからの直流入力電圧を検出する相電圧検出回路とを具備して成ることを特徴とするバッテリ充電回路。
  3. 永久磁石式発電機の出力を入力とする全波整流回路で整流された直流電圧によりバッテリを充電する際に、前記全波整流回路のスイッチ素子群を制御する制御回路を具備して成る半導体集積回路装置であって、
    前記制御回路は、前記直流電圧又は前記バッテリの電力を前記制御回路に接続する電源スイッチと、前記発電機の出力の有無又は前記バッテリの電圧と所定電圧との大小により前記電源スイッチをON/OFF制御する発電機起動検出回路の一部又は全体と、前記スイッチ素子群のゲートを制御する充電制御回路とを具備して成り、
    前記充電制御回路は、前記電源スイッチのON状態又はOFF状態と同期して動作するように構成されて成り、
    前記発電機起動検出回路は、
    抵抗、内部電源、及び比較器を具備し、前記抵抗により分圧して得た電圧と、前記内部電源による所定の参照電圧とを前記比較器で比較することで前記バッテリの電圧と前記所定電圧との大小を検出するバッテリ電圧検出回路と、
    抵抗及びスイッチ素子を具備し、前記抵抗及び前記スイッチ素子と外部に接続されるコンデンサにより、前記発電機からの交流入力電圧及び前記バッテリからの直流入力電圧を検出する相電圧検出回路とを具備して成ることを特徴とする半導体集積回路装置。
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