JP5486280B2 - 画像処理装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像時にぶれが発生した画像における画質劣化を軽減する画像処理技術に関するものである。
近年の撮像装置の高画素化、高ズーム化に伴い、撮影時の手ぶれによる撮影画像の画像劣化が問題となってきている。この手ぶれの問題を解決するため、従来より手ぶれ補正機能付き撮像装置が広く使用されている。このような手ぶれ補正機能付き撮像装置では、手ぶれによるシフトベクトルを検出するセンサと、手ぶれを打ち消すようにレンズと撮像素子との相対的位置を制御する駆動装置とで光学的に手ぶれを相殺する光学式手ぶれ補正方式が一般的である。
一方、例えば特許文献1には、手ぶれによって劣化した画像を画像処理によって修整する技術が開示されている。具体的には、シャッターを予め符号化されたパターンに従って開閉し画像を取得する(この露光のパターンを”Coded Exposure”と呼ぶ)。そして、手ぶれによる画像の劣化過程をCoded Exposureパターンによる畳み込みと解釈し、逆フィルタを求め、画像処理を行なっている。
ところで、最近では撮像装置の小型、軽量化が図られたため撮像装置を片手で簡単に保持して撮影することが可能になった。片手で支えて撮影する場合、両手で支えて撮影する場合に比較し手ぶれも発生しやすくなっている。特にカメラ付携帯電話や、液晶表示モニターなどを一体化して備えたカメラでの撮影においては、従来のファインダーを覗くタイプのカメラと比べて奥行方向(前後)の手ぶれが発生し易くなる。
特開2008−310797号公報
しかしながら、特許文献1に開示される手法はの手法では画像全体のぶれ量が等しいシフトぶれの場合には画像処理でぶれ補正を行うことができるものの、画像の拡大・縮小など画像の画像内の位置によってぶれ量が異なる場合には適切な補正をすることができない。
本発明は、上述の問題点に鑑みなされたものであり、撮像時にぶれが発生した画像における画質劣化を軽減可能とする画像処理技術を提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、画像処理装置において、所定のパターンに従ってシャッターを開閉し撮像する撮像部により取得され、各々が格子状に整列した複数の画素により構成される複数の画像データを入力する画像入力手段と、前記複数の画像データを撮像した際の前記撮像部におけるぶれ情報を入力する撮像情報入力手段であって、前記ぶれ情報は、前記複数の画像データにわたって生じている撮像時の拡縮ぶれの中心位置および拡縮率を含む、前記撮像情報入力手段と、前記複数の画像データの各々について、各画素の座標値を、前記中心位置を原点とし前記拡縮率に基づいて決定される対数スケールの座標値に変換する第1変換手段と、対数スケールの座標値で表現された複数の画像データに対し所定のシフトぶれ補正処理を施し1つの補正画像データを生成する生成手段と、前記生成手段により生成された補正画像データの各画素の座標値を、前記中心座標を原点とした線形スケールの座標値に変換する第2変換手段と、線形スケールの座標値に変換された補正画像データを出力する出力手段と、を含み、前記所定のシフトぶれ補正処理は、前記ぶれ情報により基づいて導出されるぶれの軌跡および前記所定のパターンの畳み込み演算の逆変換を含み、前記第1変換手段は、前記複数の画像データの各々について、各画素の座標値を、極座標の座標値に変換した後、前記極座標における各画素の座標値の原点からの距離を前記対数スケールの座標値に変換し、前記第2変換手段は、前記線形スケールの座標値に変換した後、直交座標の座標値に変換する
本発明によれば、撮像時にぶれが発生した画像における画質劣化を軽減可能とする画像処理技術を提供することができる。
第1実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。 第1実施形態に係る画像処理装置の動作フローチャートである。 拡縮ぶれの発生原理を示した図である。 第1実施形態のぶれ補正部の動作原理を示す概念図である。 通常の露光条件および当該露光条件におけるフィルタの周波数特性を示す図である。 コントロールされた露光条件および当該露光条件におけるフィルタの周波数特性を示す図である。 拡縮ぶれ補正処理を適用前後の画像の例を示す図である。 第2実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。 画像分割部の動作を示す概念図である。 第2実施形態に係る画像処理装置の動作フローチャートである。 第3実施形態に係る画像処理装置のブロック図である。 第3実施形態のぶれ補正部の動作原理を示す概念図である。 第4実施形態に係る撮像装置のブロック図である。 第5実施形態のぶれ補正部の動作原理を示す概念図である。 画像データに補正に利用する情報を埋め込む例を示す図である。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態はあくまで例示であり、本発明の範囲を限定する趣旨のものではない。
(第1実施形態)
本発明に係る画像処理装置の第1実施形態として、ぶれ補正回路(ぶれ補正部100)を例に挙げて以下に説明する。なお、ここでは、拡縮ぶれは撮像データの左下を中心に発生している場合について説明する。
<拡縮ぶれの発生原理>
まず、カメラが被写体に対し前後に移動する(ぶれる)ことによって、画像において拡大・縮小となって表れるぶれが発生する仕組みについて述べる。なお、以降では、画像の拡大・縮小のぶれを”拡縮ぶれ”と呼称することにする。
図3は、被写体までの距離とカメラの焦点面に写る像の大きさの関係について示す。図3(a)は、撮像系を視点と仮想スクリーンでモデル化した場合の被写体の像の大きさを表している。視点から仮想スクリーンまでの距離をf、視点から被写体までの距離をL、被写体の大きさをD、仮想スクリーンに投影される像の大きさをxとする。この時、相似形を用いることにより、x:D=f:Lの関係から、x=Df/Lを得る。
一方、図3(b)はカメラが図3(a)に比べ、距離ΔLだけ前に出た状況を表している。この時の像の大きさx’はxを求めた場合と同様にx’=Df/(L−ΔL)となる。即ちカメラがΔLだけ前に出る(被写体に近づく)ことによって、像の大きさはx’/x=L/(L−ΔL)と拡大される。以上、カメラが被写体に対し前後することによって像の拡大縮小が起きるメカニズムである。
<装置構成>
図1は、第1実施形態に係る画像処理装置(ぶれ補正部100)のブロック図である。
101は、撮像装置によって撮影された撮像データが入力する撮像データ入力端子(画像入力手段)である。撮像データには、格子状に整列した複数の画素により構成される複数の画像データが含まれる。102は、座標系を直交座標から対数座標に変換するための対数座標変換部である。103は撮像装置の手ぶれによる拡縮倍率が記録されているぶれ倍率記録部である。104は撮影時の露光条件が記録されている露光条件記録部である。105はぶれ倍率記録部103、露光条件記録部104の情報を元にシフトぶれを補正するシフトぶれ補正部である。106は105で補正された画像データを対数座標から直交座標に変換する直交座標変換部である。107はぶれ情報が入力されるぶれ情報入力端子(撮像情報入力手段)である。108は露光条件の情報が入力する露光条件入力端子である。109は座標系の原点情報が入力される原点情報入力端子である。110は直交座標変換部104で得られたぶれ補正データを出力する出力端子である。なお、上述の各機能部は、専用のハードウェアにより実現してもよいし、CPUに所定のソフトウェアを実行させることにより実行しても良い。
<ぶれ補正部100の動作原理>
以下、ぶれ補正部100によるぶれ補正の処理について説明する。処理は、大まかに、拡縮ぶれからシフトぶれへの変換、および変換されたシフトぶれの補正に分類される。
一般に拡縮ぶれは、時刻tにおける時刻0に対するx方向の拡縮倍率をa(t)、y方向の拡縮倍率をb(t)と置くと(x(t),y(t))=(a(t)x(0),b(t)y(0))と書ける。時刻t=0におけるぶれのない画像を基準にし、時刻tに座標(x,y)に来る点を考える。この点は時刻0では座標(x/a(t),y/b(t))にある。
このとき拡縮ぶれを表す式は以下のように書ける。
ここで、Iはぶれ補正処理が実施された画像、Iblurは拡縮により像がぶれた画像である。Tは露光時間である。h(t)は露光条件を決める関数であり、撮像装置のシャッターの開閉に該当する。ここではシャッターは予め符号化されたパターンに従って開閉し、ぶれ画像を取得するものとする。以下、この露光のパターンを”Coded Exposure”と呼称する。露光条件の詳細については後述する。
次に対数座標系を以下の式で定義する。
対数座標において、真数は正でなければならないため、ここでは、x>0,y>0の場合のみ考えるものとする。上述したように、原点は画像の左下に位置し、原点から右方向にx軸の正方向、原点から上方向にy軸の正方向を取るものとする。
式(2)を用いると、式(1)は
となる。
これは理論上の式であり、実際のデータはデジタルであるから、実空間から対数座標への変換を行うためには何らかの補間が必要になる。補間方法は任意のものを用いてよい。ここではバイキュービックを用いるものとする。
一方シフトぶれが発生した場合は、時刻tにおけるシフトベクトルを(u(t),v(t))とすると、(x(t),y(t))=(x(0)+u(t),y(0)+v(t))と書くことができる。後述するように、シフトぶれを表す式は以下のように書くことができる。
式(3)と式(4)を比較すると、(ρ,ξ)は(x,y)に対応していることが分かる。また、(ln(a(t)),ln(b(t)))は(u(t),v(t))に対応していることが分かる。
以上のことから、式(3)は時刻tに(ln(a(t)),ln(b(t)))だけシフトするシフトぶれの式と同等である。シフトぶれは後述する手法によって補正することが可能である。
シフトぶれ補正を行い、対数座標におけるぶれ補正後の画像I(ρ,ξ)を求めたら、変換(x,y)=(exp(ρ),exp(ξ))を行って座標系を対数座標系から直交座標に変換し、ぶれ補正後の画像I(x,y)を得る。
図4にぶれ補正部100の動作を概念的に表した図を示す。まず拡縮ぶれを対数座標変換によって、シフトぶれに変換し、そのシフトぶれをデコンボリューションによって除去する。最後に直交座標に戻して拡縮ぶれを除去する。以上がぶれ補正部100によって拡縮ぶれが補正できる原理である。
シフトぶれは、x、s、mを2次元ベクトルとし、時刻tにおけるカメラのシフトぶれベクトルをs(t)、着目位置をx(t)と置くと、
と書ける。ここで、撮影開始の時刻を時刻t=0とした。時刻t=0におけるぶれのない画像をIとする。時刻tに座標mの点に位置する画素の時刻0における座標ベクトルm(0)は、式(5)よりm=m(0)+s(t)となりm(0)=m−s(t)となる。ここで、ベクトルmは成分が整数値の点、いわゆる格子点を表すものとする。着目画素mの点に寄与する画素値はベクトルm−s(t)における画素値I(m−s(t))を時刻t=0から露光時間Tまで積分したものになるので、シフトぶれを表す式は以下のように書ける。
ここでh(t)は露光条件を決める関数であり、Iblurはシフト運動によりぶれた画像である。なお、露光条件h(t)の詳細については後述する。シフトぶれが非整数値でも対応できるように、周期的補間Kernelφ(x)を導入し、非整数値画素における画素値を以下のように定義する。
ここで、Zは整数の集合を現し、Z/NZは[0,1,2,・・・・,N−1]の集合を記号的に表したものである。但し0とNを同一視するものとする。式(7)は「周期的」と言う条件以外は通常の補間の式と同一である。周期的補間Kernelにおける「周期的」とは以下の条件を満たすものとする。M,Nをそれぞれ画像の横、縦のサイズとすると、
補間Kernelを周期的にした理由については後述する。
式(7)を式(6)に代入すると、
と書くことができる。式(9)において、フィルタKを
と定義すると、式(9)は
の形に書くことができ、巡回畳み込みの形に帰着する。ここで、補間Kernelを周期的にしたのは式(11)において巡回畳み込み演算の形にするためである。式(10)によって、ぶれの軌跡s(t)と、露光条件h(t)の情報から、フィルタKを求めることができる。よってフィルタKによるデコンボリューション(逆変換)を行えば式(11)を用いてIblurよりIを求めることができる。以上の処理により(拡縮ぶれから変換された)シフトぶれが補正される。
<露光条件h(t)>
露光条件は時刻tの関数であるh(t)によって設定される。この関数を設定するのは、式(3)によって生じるシフトぶれのぶれフィルタの周波数特性が特定の周波数で0になるのを避けるためである(以下この現象を”0落ち”と呼称する)。この現象が発生すると、逆フィルタが不定になり、正しく補正画像を求めることができなくなる。
例として、横方向に拡大運動をしている場合を考えてみる。ここでは横方向の拡縮倍率の時間依存性をc(t)=1+0.05t(0≦t≦1)とする。このとき、通常の露光条件を図5(a)に示す。これは露光時間Tの間だけシャッターを開き、その後閉じたものである。横軸は時間、縦軸はh(t)の値である。この露光条件でシフトぶれのフィルタを式(10)に基づいて算出し、その周波数特性を求めた例を図5(b)に示す。図5(b)において横軸は周波数、縦軸はフィルタの離散フーリエ変換の絶対値である。図5(b)を見ると分かるようにフィルタの周波数特性が0になる周波数が存在し、0落ちが発生していることが分かる。
次に0落ちを避けるために、Coded Exposureを用いて露光条件h(t)をコントロールした例を図6(a)に示す。この露光条件で図5(b)と同様のシフトぶれに関してシフトぶれのフィルタの周波数特性を求めた例を図6(b)に示す。このように露光条件h(t)をコントロールすることによって、フィルタの周波数特性の値が0になることを防ぐことができる。
ここではシャッターの開閉状態を”0”または”1”として表現しコントロールしたが、シャッターを開いた時の開口量を調節して、h(t)の値を0〜1の間で連続的に変化させても良い。
<装置の動作>
図2は、画像処理装置100の動作についてフローチャートに従って説明する。
ステップS201では、撮像データ入力端子101より撮像データを入力する。なお、ここでは、撮像時の拡縮ぶれは撮像データの左下を中心位置として発生していると仮定する。
ステップS202では、対数座標変換部102(第1変換手段)が、原点情報入力端子109から入力された所定の原点情報に基づいて、ステップS201で入力された撮像データを直交座標から対数座標に変換する。つまり、各画素の座標値を、拡縮ぶれの中心位置を原点とした対数スケールの座標値に変換する。なお、ここでは、拡縮ぶれは撮像データの左下を中心に発生していることから、原点は画像の左下に位置する。
ステップS203では、露光条件記録部104が露光条件入力端子108から撮影時間中の各時刻における露光条件の情報を取得する。そして、ステップS204では、ぶれ倍率記録部103がぶれ情報入力端子107から撮影時間中の各時刻におけるぶれ倍率の情報を取得する。
ステップS205では、シフトぶれ補正部105が、S203で得られた露光条件の情報、S204で得られたぶれ倍率の情報を元に対数座標上でのシフトぶれを補正する。そして、ステップS206では、直交座標変換部106(第2変換手段)が、シフトぶれ補正を行った後の画像データを対数座標から直交座標に変換する。つまり、各画素の座標値を、中心位置を原点とした線形スケールの座標値に変換する。ステップS207では、ステップS206により算出された結果を出力端子110より出力する。
上述の一連のステップにより、拡縮ぶれが低減された補正後の画像データが得られることになる。
図7は、補正処理の効果の例を示した図である。図7において、拡縮ぶれが発生した画像701、および拡縮ぶれを補正した画像702が例示的に示されている。図7を見ると、上述した処理により拡縮ぶれが低減された画像が得られていることが分かる。
以上説明したように、第1の実施形態に係る画像処理装置100により、1枚の画像のみから拡縮倍率及び露光条件を用いて画像処理によって拡縮ぶれが低減された画像を得ることが可能となる。
なお、上述の説明では、露光条件の情報やぶれ倍率の情報を専用の端子から入力するとして説明したが、当該情報を画像データのヘッダに埋め込むよう構成してもよい。また、画像データのヘッダに埋め込む代わりに、画像データに対応するメタデータ(属性データ)として格納されたデータを利用するようにしても良い。図15は、ぶれ情報が記録されているぶれ情報タグ1701および露光条件が記録されている露光条件タグ1702を有する画像ファイル1700を例示的に示す図である。
(第2実施形態)
第2実施形態では、画像中の任意の位置に直交座標の座標系の原点がある場合について説明する。
<装置構成>
図8は、第2実施形態に係る画像処理装置(ぶれ補正部1000)のブロック図である。1001は撮像データが入力する撮像データ入力端子である。1002は原点の位置情報を元に撮像画像を複数に分割する分割部、1003は補正部100で補正された画像データを合成する画像合成部である。1004は拡縮中心情報が入力する中心情報入力端子である。1005は画像合成部1003で合成された画像データが出力される出力端子である。
<ぶれ補正部1000の動作原理>
図9に画像分割部1002および画像合成部1003の動作の概念図を示す。図9において、左側が撮像画像であり、画像の中心に座標系の原点があるとする。画像分割部1002は画像を図のようにA(x>0,y>0)、B(x<0,y>0)、C(x<0,y<0)、D(x>0,y<0)の4つの部分画像データ(つまり、直交座標の4つの象限)に分割する。そして、各々の領域でx>0,y>0となるように以下のように座標軸を取り直す。具体的には、領域A以外の各々の領域画像について、
領域Bでは(x,y)を(−x,y)
領域Cでは(x,y)を(−x,−y)
領域Dでは(x,y)を(x,−y)
にする変換を行う。このようにして、撮像データの左下を中心に拡縮ぶれが発生している4つの領域画像が得られることになる。
そして、各領域画像に対して第1実施形態と同様の補正処理を施す。その後、画像合成部1003は、
補正後の領域Bでは(x,y)を(−x,y)
補正後の領域Cでは(x,y)を(−x,−y)
補正後の領域Dでは(x,y)を(x,−y)
にする座標変換を行う(つまり元の座標軸に戻す)。さらに4つの領域を1つの画像として合成することにより、拡縮ぶれが補正された1つの画像が得られることになる。
<装置の動作>
図10は、ぶれ補正部1000の動作についてフローチャートに従って説明する。
ステップS1201では、撮像データ入力端子1001より撮像データを入力する。そして、ステップS1202では、画像分割部1002が図9に従って各領域に分割する。なお、4つの領域に分割する際の原点(拡縮ぶれの中心)の情報はユーザから受け付けるよう構成してもよいし、ぶれ補正部1000で決定するよう構成してもよい。
ステップS1203では、4つの各領域の拡縮ぶれを第1実施形態と同様にして補正し、ステップS1204では、画像合成部1003(結合手段)が補正後の各領域(補正部分画像データ)を合成する。ステップS1205では、合成された補正画像データを出力端子1005から出力する。
以上説明したように第2実施形態によれば、座標系の原点(拡縮ぶれの中心)が画像内の任意の点にあった場合であっても拡縮ぶれを補正することが可能になる。なお、上述の説明では、予め座標系の原点(拡縮ぶれの中心)を指定し、当該原点に基づいて処理を行なうよう説明したが。しかし、画像内の複数の点に関して上述の処理を行い複数の補正画像データを出力し、ユーザが当該複数の補正画像データの中から好適な補正画像データを選択するよう構成してもよい。
(第3実施形態)
第3実施形態では、拡縮ぶれと回転ぶれを同時に補正する画像処理装置について説明する。ただし、x,y軸方向の拡縮率は等しいと仮定する。なお、以下の説明では、第1実施形態との差分について説明する。
<装置構成>
図11は、第3実施形態に係る画像処理装置(ぶれ補正部1300)のブロック図である。1301は、座標系を直交座標から対数極座標に変換するための対数極座標変換部である。1302は撮像装置の手ぶれによる拡縮の倍率と、撮像時の回転角が記録されているぶれ情報記録部である。1303はシフトぶれ補正部105で補正された画像データを対数極座標から直交座標に変換する直交座標変換部である。つまり、対数座標の代わりに対数極座標を利用する点が第1実施形態と異なる。
<ぶれ補正部1300の動作原理>
以下では、主に、第1実施形態に係るぶれ補正部100の動作原理との差異のみ説明する。一般に拡縮回転ぶれは、時刻tにおけるぶれ倍率をa(t)、回転角をφ(t)と置くと
と書くことができる。
(x,y)=r(cosΘ,sinΘ)
により、直交座標から極座標(r,Θ)に変換すると、式(12)は(r(t),Θ(t))=(a(t)r(0),Θ(0)+φ(t))と書くことができる。
時刻t=0におけるぶれのない画像を基準にし、時刻t=0におけるぶれのない画像を基準にし、時刻tに極座標(r,Θ)に来る点を考える。この点は時刻0では極座標(r/a(t),Θ−φ(t))にある。このとき拡縮ぶれを表す式は以下のように書ける。
各記号は第1実施形態と同様である。次にrを対数座標系に変換する。η≡ln(r)と定義すると、式(13)は、
となる。第1実施形態の場合と同様にシフトぶれの式(4)と比較すると、(η,Θ)が(x,y)に対応し、(ln(a(t)),φ(t))が(u(t),v(t))に対応していることが分かる。つまり、式(14)は時刻tに以下の量だけシフトするシフトぶれの補正の式と同等である。
よって第1実施形態と同様の方法を用いて式(15)のシフトぶれ補正を行うことが可能であることが分かる。
第1実施形態と同様にシフトぶれ補正を行い、対数極座標におけるぶれ補正後の画像I(η,Θ)を求めた後、
(x,y)=(exp(η)cosΘ,exp(η)sinΘ)
により、座標系を対数極座標から直交座標に変換し、ぶれ補正後の画像I(x,y)を得る。以上の処理により(拡縮回転ぶれから変換された)シフトぶれが補正される。
<装置の動作>
図12は、ぶれ補正部1300の動作を概念的に表した図である。まず拡縮回転ぶれを対数極座標変換によってシフトぶれに変換する。そして、変換されたシフトぶれをデコンボリューションによって除去する。最後に直交座標に戻して拡縮回転ぶれを除去する。
以上説明したように第3実施形態によれば、画像における拡縮ぶれと回転ぶれを補正することが可能になる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、レンズシフト方式や撮像素子シフト方式など、撮像部による撮像時のぶれを光学的に補償する光学防振の機能を有する撮像装置について説明する。より具体的には、光学防振により補正しきれなかった残存のぶれ(拡縮ぶれなど)を、第1実施形態で説明したぶれ補正部100による画像処理により補正する手法について説明する。
図13は、第4実施形態に係る撮像装置(撮像部1500)のブロック図である。
1501は撮影する被写体の反射光が入力される入力端子である。1502はレンズである。1503はシャッターである。1504は撮像素子である。1505はアナログ→デジタル変換部である。1506は露光条件を設定する露光条件設定部である。1507は撮像部1500のぶれを検出する姿勢検出部である。1508は露光条件(露光条件情報)が出力される露光条件出力端子である。1509は撮像部1500によって撮像された撮像データが出力される撮像データ出力端子である。1510は姿勢検出部1507によって検出されたぶれ情報を出力するぶれ情報出力端子である。
撮像部1500において、ぶれは姿勢検出部1507によって検知されシフトぶれとその他のぶれに分けられる。姿勢検出部1507は動きを測定する装置でも良いし、複数画像を取得して、動きを推定する装置であっても良い。拡縮ぶれのぶれ倍率情報は撮像装置の前後の移動情報から算出する。前後の移動情報の取得法については、例えば特開2006−319578に開示されている。
姿勢検出部1507で検出されたシフトぶれの情報は撮像素子1504に送られ、撮像素子1504自体が動くことにより、シフトぶれを補正する。撮像素子1504でシフトぶれを補正する以外に、レンズ1502によってシフトぶれを補正する方法もある。このように撮像部によってシフトぶれを補正できれば、撮像素子シフト方式、レンズシフト方式いずれの手法でも良い。
次に、ぶれ情報、露光条件がぶれ補正部100に送られ、これらの情報を元に、ぶれ補正部100が光学防振によりシフトぶれを除去した後、画像処理で残りのぶれを補正する。なお、第1実施形態に係るぶれ補正部100の代わりに、第2実施形態に係るぶれ補正部1000、若しくは第3実施形態に係るぶれ補正部1300を使用するよう構成してもよい。
以上説明したように、第4実施形態によれば、シフトぶれは主に光学防振で補正し、光学防振では除去が困難なぶれに関しては画像処理によって補正する。このような構成とすることにより、シフトぶれとその他のぶれが混在するような複雑なぶれを好適に補正することが可能になる。
(第5実施形態)
第5実施形態では、時分割露光して連続撮影して得た画像から、予め用意した露光条件に沿って、2以上の画像を選択し加算合成することにより、露光条件を制御する撮像装置(ぶれ補正部)について説明する。
<ぶれ補正部の動作原理>
図14は、第5実施形態のぶれ補正部の動作原理を示す概念図である。図14(a)は時分割露光して連続撮影した画像を表している。図14(b)および図14(c)は、それぞれ時分割露光した画像を適宜選択して加算合成する様子を表している。
図14(b)および(c)において、I(t)は連続撮影した画像群を表し、h(t)は露光条件を表している。また画像I(t)の下に記載されている数値が”0”の時は加算対象から除外し、”1”の時は加算対象とすることを表している。加算対象とする画像に対しては、画像処理によりピントが合った画像とする。ピントが合った画像の作成方法は任意のもので良いが、例えば特開2001−208524に開示された技術を利用することが出来る。
時分割連続画像のうち、ある時刻の画像において、”Depth From Defocus”の手法を用いて画像のぼけ量から被写体までの距離を推定する。その距離情報と各時刻の拡縮倍率情報から、各時分割画像における被写体までの距離情報を算出する。そして、例えば特開平11−337313に記載の技術を利用して、各時分割画像における距離情報を用いて、距離に応じたピンボケによるPSFを算出し、デコンボリューションすることによりピンボケ補正を行う。
図14(b)および(c)に例示されるように、時分割画像の選択の仕方によって様々なCoded Exposureパターンを生成され得るが、合成後の画像においてはピンボケが除去され、拡縮ぶれのみが残存する画像が生成される。そこで、当該合成後の画像に対し、上述の実施形態による画像処理を施す(第2制御手段)ことで拡縮ぶれが補正される。
以上説明したように、第5実施形態によれば、連続撮影した画像の内、ピンボケ補正を行いピントが合った画像を加算合成することにより、ピンボケおよび拡縮ぶれの双方をより好適に補正することが可能になる。一般に、拡縮ぶれが起こるような状況では、カメラが前後することによるピンボケが同時に発生するため当該技術は重要である。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (6)

  1. 所定のパターンに従ってシャッターを開閉し撮像する撮像部により取得され、各々が格子状に整列した複数の画素により構成される複数の画像データを入力する画像入力手段と、
    前記複数の画像データを撮像した際の前記撮像部におけるぶれ情報を入力する撮像情報入力手段であって、前記ぶれ情報は、前記複数の画像データにわたって生じている撮像時の拡縮ぶれの中心位置および拡縮率を含む、前記撮像情報入力手段と、
    記複数の画像データの各々について、各画素の座標値を、前記中心位置を原点とし前記拡縮率に基づいて決定される対数スケールの座標値に変換する第1変換手段と、
    対数スケールの座標値で表現された複数の画像データに対し所定のシフトぶれ補正処理を施し1つの補正画像データを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された補正画像データの各画素の座標値を、前記中心位置を原点とした線形スケールの座標値に変換する第2変換手段と、
    線形スケールの座標値に変換された補正画像データを出力する出力手段と、
    を含み、
    前記所定のシフトぶれ補正処理は、前記ぶれ情報により基づいて導出されるぶれの軌跡および前記所定のパターンの畳み込み演算の逆変換を含み、
    前記第1変換手段は、前記複数の画像データの各々について、各画素の座標値を、極座標の座標値に変換した後、前記極座標における各画素の座標値の原点からの距離を前記対数スケールの座標値に変換し、
    前記第2変換手段は、前記線形スケールの座標値に変換した後、直交座標の座標値に変換する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記複数の画像データの各々を、前記中心位置を基準とした直交座標の4つの象限の各々に位置する4つの部分画像データに分割する分割手段と、
    前記分割手段により分割された部分画像データの各々について、前記第1変換手段、前記生成手段、前記第2変換手段、前記出力手段による処理を実行する制御手段と、
    前記制御手段による制御により4つの象限の各々に対応して生成された補正部分画像データを結合して1つの補正画像データを生成する結合手段と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記撮像部による撮像時のぶれを光学的に補償する光学防振手段をさらに含み、
    前記ぶれ情報は、前記光学防振手段から前記撮像情報入力手段に入力されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記撮像情報入力手段は、さらに、前記複数の画像データを撮像した際の前記撮像部における露光条件情報を入力し、
    前記露光条件情報に基づいて、前記複数の画像データに含まれる2以上の画像データを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された画像データに対し、ピントが外れたことによるボケを補正する補正手段と、
    前記補正手段により補正された画像データの各々について、前記第1変換手段、前記生成手段、前記第2変換手段、前記出力手段による処理を実行する第2制御手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  5. 所定のパターンに従ってシャッターを開閉し撮像する撮像部により取得され、各々が格子状に整列した複数の画素により構成される複数の画像データを処理する画像処理装置の制御方法であって、
    前記複数の画像データを入力する画像入力工程と、
    前記複数の画像データを撮像した際の前記撮像部におけるぶれ情報を入力する撮像情報入力工程であって、前記ぶれ情報は、前記複数の画像データにわたって生じている撮像時の拡縮ぶれの中心位置および拡縮率を含む、前記撮像情報入力工程と、
    記複数の画像データの各々について、各画素の座標値を、前記中心位置を原点とし前記拡縮率に基づいて決定される対数スケールの座標値に変換する第1変換工程と、
    対数スケールの座標値で表現された複数の画像データに対し所定のシフトぶれ補正処理を施し1つの補正画像データを生成する生成工程と、
    前記生成工程により生成された補正画像データの各画素の座標値を、前記中心位置を原点とした線形スケールの座標値に変換する第2変換工程と、
    線形スケールの座標値に変換された補正画像データを出力する出力工程と、
    を含み、
    前記所定のシフトぶれ補正処理は、前記ぶれ情報により基づいて導出されるぶれの軌跡および前記所定のパターンの畳み込み演算の逆変換を含み、
    前記第1変換工程では、前記複数の画像データの各々について、各画素の座標値を、極座標の座標値に変換した後、前記極座標における各画素の座標値の原点からの距離を前記対数スケールの座標値に変換し、
    前記第2変換工程では、前記線形スケールの座標値に変換した後、直交座標の座標値に変換する
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  6. コンピュータを請求項1乃至の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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