JP5486280B2 - 画像処理装置およびその制御方法 - Google Patents
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Description
本発明に係る画像処理装置の第1実施形態として、ぶれ補正回路(ぶれ補正部100)を例に挙げて以下に説明する。なお、ここでは、拡縮ぶれは撮像データの左下を中心に発生している場合について説明する。
まず、カメラが被写体に対し前後に移動する(ぶれる)ことによって、画像において拡大・縮小となって表れるぶれが発生する仕組みについて述べる。なお、以降では、画像の拡大・縮小のぶれを”拡縮ぶれ”と呼称することにする。
図1は、第1実施形態に係る画像処理装置(ぶれ補正部100)のブロック図である。
以下、ぶれ補正部100によるぶれ補正の処理について説明する。処理は、大まかに、拡縮ぶれからシフトぶれへの変換、および変換されたシフトぶれの補正に分類される。
このとき拡縮ぶれを表す式は以下のように書ける。
式(2)を用いると、式(1)は
式(7)を式(6)に代入すると、
露光条件は時刻tの関数であるh(t)によって設定される。この関数を設定するのは、式(3)によって生じるシフトぶれのぶれフィルタの周波数特性が特定の周波数で0になるのを避けるためである(以下この現象を”0落ち”と呼称する)。この現象が発生すると、逆フィルタが不定になり、正しく補正画像を求めることができなくなる。
図2は、画像処理装置100の動作についてフローチャートに従って説明する。
第2実施形態では、画像中の任意の位置に直交座標の座標系の原点がある場合について説明する。
図8は、第2実施形態に係る画像処理装置(ぶれ補正部1000)のブロック図である。1001は撮像データが入力する撮像データ入力端子である。1002は原点の位置情報を元に撮像画像を複数に分割する分割部、1003は補正部100で補正された画像データを合成する画像合成部である。1004は拡縮中心情報が入力する中心情報入力端子である。1005は画像合成部1003で合成された画像データが出力される出力端子である。
図9に画像分割部1002および画像合成部1003の動作の概念図を示す。図9において、左側が撮像画像であり、画像の中心に座標系の原点があるとする。画像分割部1002は画像を図のようにA(x>0,y>0)、B(x<0,y>0)、C(x<0,y<0)、D(x>0,y<0)の4つの部分画像データ(つまり、直交座標の4つの象限)に分割する。そして、各々の領域でx>0,y>0となるように以下のように座標軸を取り直す。具体的には、領域A以外の各々の領域画像について、
領域Bでは(x,y)を(−x,y)
領域Cでは(x,y)を(−x,−y)
領域Dでは(x,y)を(x,−y)
にする変換を行う。このようにして、撮像データの左下を中心に拡縮ぶれが発生している4つの領域画像が得られることになる。
補正後の領域Bでは(x,y)を(−x,y)
補正後の領域Cでは(x,y)を(−x,−y)
補正後の領域Dでは(x,y)を(x,−y)
にする座標変換を行う(つまり元の座標軸に戻す)。さらに4つの領域を1つの画像として合成することにより、拡縮ぶれが補正された1つの画像が得られることになる。
図10は、ぶれ補正部1000の動作についてフローチャートに従って説明する。
第3実施形態では、拡縮ぶれと回転ぶれを同時に補正する画像処理装置について説明する。ただし、x,y軸方向の拡縮率は等しいと仮定する。なお、以下の説明では、第1実施形態との差分について説明する。
図11は、第3実施形態に係る画像処理装置(ぶれ補正部1300)のブロック図である。1301は、座標系を直交座標から対数極座標に変換するための対数極座標変換部である。1302は撮像装置の手ぶれによる拡縮の倍率と、撮像時の回転角が記録されているぶれ情報記録部である。1303はシフトぶれ補正部105で補正された画像データを対数極座標から直交座標に変換する直交座標変換部である。つまり、対数座標の代わりに対数極座標を利用する点が第1実施形態と異なる。
以下では、主に、第1実施形態に係るぶれ補正部100の動作原理との差異のみ説明する。一般に拡縮回転ぶれは、時刻tにおけるぶれ倍率をa(t)、回転角をφ(t)と置くと
により、直交座標から極座標(r,Θ)に変換すると、式(12)は(r(t),Θ(t))=(a(t)r(0),Θ(0)+φ(t))と書くことができる。
(x,y)=(exp(η)cosΘ,exp(η)sinΘ)
により、座標系を対数極座標から直交座標に変換し、ぶれ補正後の画像I(x,y)を得る。以上の処理により(拡縮回転ぶれから変換された)シフトぶれが補正される。
図12は、ぶれ補正部1300の動作を概念的に表した図である。まず拡縮回転ぶれを対数極座標変換によってシフトぶれに変換する。そして、変換されたシフトぶれをデコンボリューションによって除去する。最後に直交座標に戻して拡縮回転ぶれを除去する。
第4実施形態では、レンズシフト方式や撮像素子シフト方式など、撮像部による撮像時のぶれを光学的に補償する光学防振の機能を有する撮像装置について説明する。より具体的には、光学防振により補正しきれなかった残存のぶれ(拡縮ぶれなど)を、第1実施形態で説明したぶれ補正部100による画像処理により補正する手法について説明する。
第5実施形態では、時分割露光して連続撮影して得た画像から、予め用意した露光条件に沿って、2以上の画像を選択し加算合成することにより、露光条件を制御する撮像装置(ぶれ補正部)について説明する。
図14は、第5実施形態のぶれ補正部の動作原理を示す概念図である。図14(a)は時分割露光して連続撮影した画像を表している。図14(b)および図14(c)は、それぞれ時分割露光した画像を適宜選択して加算合成する様子を表している。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (6)
- 所定のパターンに従ってシャッターを開閉し撮像する撮像部により取得され、各々が格子状に整列した複数の画素により構成される複数の画像データを入力する画像入力手段と、
前記複数の画像データを撮像した際の前記撮像部におけるぶれ情報を入力する撮像情報入力手段であって、前記ぶれ情報は、前記複数の画像データにわたって生じている撮像時の拡縮ぶれの中心位置および拡縮率を含む、前記撮像情報入力手段と、
前記複数の画像データの各々について、各画素の座標値を、前記中心位置を原点とし前記拡縮率に基づいて決定される対数スケールの座標値に変換する第1変換手段と、
対数スケールの座標値で表現された複数の画像データに対し所定のシフトぶれ補正処理を施し1つの補正画像データを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された補正画像データの各画素の座標値を、前記中心位置を原点とした線形スケールの座標値に変換する第2変換手段と、
線形スケールの座標値に変換された補正画像データを出力する出力手段と、
を含み、
前記所定のシフトぶれ補正処理は、前記ぶれ情報により基づいて導出されるぶれの軌跡および前記所定のパターンの畳み込み演算の逆変換を含み、
前記第1変換手段は、前記複数の画像データの各々について、各画素の座標値を、極座標の座標値に変換した後、前記極座標における各画素の座標値の原点からの距離を前記対数スケールの座標値に変換し、
前記第2変換手段は、前記線形スケールの座標値に変換した後、直交座標の座標値に変換する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記複数の画像データの各々を、前記中心位置を基準とした直交座標の4つの象限の各々に位置する4つの部分画像データに分割する分割手段と、
前記分割手段により分割された部分画像データの各々について、前記第1変換手段、前記生成手段、前記第2変換手段、前記出力手段による処理を実行する制御手段と、
前記制御手段による制御により4つの象限の各々に対応して生成された補正部分画像データを結合して1つの補正画像データを生成する結合手段と、
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記撮像部による撮像時のぶれを光学的に補償する光学防振手段をさらに含み、
前記ぶれ情報は、前記光学防振手段から前記撮像情報入力手段に入力されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 前記撮像情報入力手段は、さらに、前記複数の画像データを撮像した際の前記撮像部における露光条件情報を入力し、
前記露光条件情報に基づいて、前記複数の画像データに含まれる2以上の画像データを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された画像データに対し、ピントが外れたことによるボケを補正する補正手段と、
前記補正手段により補正された画像データの各々について、前記第1変換手段、前記生成手段、前記第2変換手段、前記出力手段による処理を実行する第2制御手段と、
を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 所定のパターンに従ってシャッターを開閉し撮像する撮像部により取得され、各々が格子状に整列した複数の画素により構成される複数の画像データを処理する画像処理装置の制御方法であって、
前記複数の画像データを入力する画像入力工程と、
前記複数の画像データを撮像した際の前記撮像部におけるぶれ情報を入力する撮像情報入力工程であって、前記ぶれ情報は、前記複数の画像データにわたって生じている撮像時の拡縮ぶれの中心位置および拡縮率を含む、前記撮像情報入力工程と、
前記複数の画像データの各々について、各画素の座標値を、前記中心位置を原点とし前記拡縮率に基づいて決定される対数スケールの座標値に変換する第1変換工程と、
対数スケールの座標値で表現された複数の画像データに対し所定のシフトぶれ補正処理を施し1つの補正画像データを生成する生成工程と、
前記生成工程により生成された補正画像データの各画素の座標値を、前記中心位置を原点とした線形スケールの座標値に変換する第2変換工程と、
線形スケールの座標値に変換された補正画像データを出力する出力工程と、
を含み、
前記所定のシフトぶれ補正処理は、前記ぶれ情報により基づいて導出されるぶれの軌跡および前記所定のパターンの畳み込み演算の逆変換を含み、
前記第1変換工程では、前記複数の画像データの各々について、各画素の座標値を、極座標の座標値に変換した後、前記極座標における各画素の座標値の原点からの距離を前記対数スケールの座標値に変換し、
前記第2変換工程では、前記線形スケールの座標値に変換した後、直交座標の座標値に変換する
ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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