JP5158262B2 - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル画像を処理する方法および装置に係わり、例えば、複数の画像を利用して電子カメラの手ぶれを補正する方法に適用可能である。
近年、手ぶれ補正機能を備えた電子カメラが実用化されている。手ぶれ補正機能は、光学技術または画像処理技術により実現される。そして、手ぶれ幅は、露光時間を短くすることにより小さくすることができる。しかし、露光時間が短くなると、光量が不足するので、画像上のノイズが大きくなってしまう。そこで、画像処理による手ぶれ補正は、露光時間を短くすると共に、例えば、連続撮影により得られる複数の画像を、位置合わせをした後に合成することで実現される。
手ぶれは、撮影時にカメラが動くことにより発生する。ここで、カメラの動きは、図1に示す6つの要素により定義される。
(1)YAW
(2)PITCH
(3)左右平行移動
(4)上下平行移動
(5)ROLL
(6)前後平行移動
ただし、カメラがYAW方向にぶれたときは、画像は、近似的に水平方向にずれることになる。また、カメラがPITCH方向にぶれたときは、画像は、近似的に垂直方向にずれることになる。したがって、カメラの動き要素と画像のずれ成分との関係は、図2に示すようになる。
手ぶれ補正処理では、例えば、連続撮影により得られる2枚の画像(第1および第2の画像)の間でのぶれ量が検出され、そのぶれ量を補償するように第2の画像が変換(例えば、アフィン変換)される。すなわち、位置合わせが行われる。そして、第1の画像および変換後の第2の画像を合成することにより、手ぶれが補正された画像が得られる。
アフィン変換では、元画像の各画素の座標が下記(1)式に従って変換される。
Figure 0005158262
ここで、「dx」は水平方向ずれ量であり、「dy」は垂直方向ずれ量である。「θ」はカメラのROLL方向のずれの回転角である。「S」は、カメラが遠近方向に動くことにより発生する拡大/縮小率である。(x,y)は変換前の画像の座標であり、(x’,y’)は変換後の画像の座標である。アフィン変換による画像変換の例を図3に示す。図3に示す例では、画像は、アフィン変換により、平行移動すると共に、時計方向に回転している。
しかし、アフィン変換では、変換前の画像の各画素および変換後の画像の各画素が1対1に対応するわけではない。すなわち、変換後の画像の各画素は、一般に、変換前の画像の複数の画素により表される。例えば、図4に示す例では、変換後の画像の画素Eは、変換前の画像の4つの画素A〜Dにより表される。
ここで、変換後の画素Eの画素値として、例えば、画素A〜Dの中の1つ(例えば、画素C)の画素値を使用することができる。しかし、この方法では、画像の輪郭線にジャギーが発生するおそれがある。
この問題を解決するためには、例えば、周辺の画素の画素値を利用して補間を行う方法が知られている。ここで、画素値を線形補間することにより変換後の画像が再生される場合、画素Eの画素値Pは、下式で計算される。
P=Sa・Pa+Sb・Pb+Sc・Pc+Sd・Pd
Pa〜Pdは、画素A〜Dの画素値
Sa〜Sdは、画素Eが画素A〜D上に占める面積
なお、関連する技術として、下記の画像処理装置が提案されている。すなわち、基準画像と比較画像の多重解像度画像を作成する。解像度の低い画像に対しては、全範囲マッチングを行って、画像間の2次元のずれを検出する。解像度の比較的高い画像に対しては、ブロックマッチングによって、ブロックごとのずれを検出する。最低解像度から順に高解像度に対して、前段階で求めた動きデータを初期値として用いて、その動きデータをより高解像度の画像によって補正することにより、精度の高いものにしていく。(例えば、特許文献1)
また、他の関連する技術として、特許文献2〜4に記載の画像処理方法が提案されている。
特開2007−226643号公報 特開2000−298300号公報 特開2004−234623号公報 特開2001−223932号公報
しかし、アフィン変換では、回転または拡大/縮小による位置ずれを補正するために、全画素に対して複雑な行列演算を行う必要がある。すなわち、アフィン変換は、計算量が多い。また、アフィン変換を行うと、変換後の画像の各画素値がその周辺の画素値を利用して補間される場合、画像がぼけることがある。この場合、合成画像の画質も劣化してしまう。
本発明の課題は、複数の画像を利用して合成画像を生成する処理の演算量を少なくすることである。
本発明の1つの態様に係る画像処理方法は、連続撮影により得られる複数の画像の中の第1および第2の画像から合成画像を生成する方法であって、前記第1および第2の画像に基づいてノイズパラメータを検出し、前記ノイズパラメータを小さくするシフト量を算出し、前記シフト量に従って前記第2の画像の各画素の座標をシフトすることにより変換画像を生成し、前記第1の画像および前記変換画像を合成して合成画像を生成する。
開示の装置または方法によれば、複数の画像を利用して合成画像を生成する処理の演算量が少なくなる。
カメラの動き要素について説明する図である。 カメラの動き要素と画像のずれ成分との関係をまとめた表である。 アフィン変換による画像変換の例を示す図である。 画素値の線形補間について説明する図である。 手ぶれ補正処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の画像処理装置の構成を示す図である。 第1の実施形態の画像合成方法の概要を説明する図である。 第1の実施形態においてシフト量を算出する手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態の画像処理装置の構成を示す図である。 合成画像のノイズ成分を抽出する方法を説明する図である。 スムージングフィルタの実施例である。 第2の実施形態においてシフト量を算出する手順を示すフローチャートである。 第1および第2の実施形態を利用してシフト量を算出する手順を示すフローチャート(その1)である。 第1および第2の実施形態を利用してシフト量を算出する手順を示すフローチャート(その2)である。 他の実施形態の画像処理方法を示すフローチャート(その1)である。 他の実施形態の画像処理方法を示すフローチャート(その2)である。 回転成分に応じたシフト量の選択範囲について説明する図である。 他の実施形態の画像処理方法を示すフローチャート(その3)である。 画像分割の実施例である。 画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。
デジタルカメラ(または、電子カメラ)は、手ぶれの影響を抑えるための機能が要求されることがある。ここで、画像撮影のための露光時間を短くすれば、手ぶれの影響は抑制される。しかし、露光時間が短いと、画像にノイズが生じる。このため、電子的手ぶれ補正では、一般に、ランダムなノイズを抑制するために、連写撮影により得られる複数の画像が合成される。そして、短時間露光撮影と画像合成により、手ぶれの影響が少なく、かつ、ノイズが抑制された、手ぶれ補正画像を得ることができる。
図5は、手ぶれ補正処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、連写撮影により得られる2枚の画像を利用して手ぶれが補正されるものとする。
ステップS1では、通常よりも露光時間の短い連写撮影により2枚の画像(第1の画像および第2の画像)が生成される。ステップS2では、第1の画像に対する第2の画像のずれ量が算出される。ステップS3では、算出されたずれ量を補正するように、第2の画像が変換される。そして、ステップS4において、第1の画像と変換された第2の画像とが合成される。これにより、手ぶれ補正画像が生成される。
ここで、従来の技術によれば、図5のステップS3において、例えばアフィン変換が行われていた。しかし、上述したように、アフィン変換は演算量が多い。これに対して、実施形態の画像処理方法では、図5のステップS3において、第2の画像は、単に平行移動される。画像の平行移動は、各画素の座標をシフトするだけで実現されるので、演算量が少ない。以下、実施形態の画像処理装置および画像処理方法について説明する。なお、実施形態の画像処理方法では、図5のステップS2は必須の手順ではない。
図6は、第1の実施形態の画像処理装置の構成を示す図である。この画像処理装置は、特に限定されるものではないが、例えば、デジタルカメラ(または、電子カメラ)に搭載される。
画像撮影部1は、例えば、CCDイメージセンサまたはCMOSイメージセンサを含んで構成され、デジタル画像を生成する。なお、画像撮影部1は、連写撮影機能を備えている。この実施例では、画像撮影部1は、1回のシャッタ押圧操作により、短い時間内に撮影される複数の画像(第1の画像および第2の画像)を得ることができる。
画像保持部2A、2Bは、それぞれ、画像撮影部1により得られる第1の画像および第2の画像を保持する。画像保持部2A、2Bは、例えば、半導体メモリである。ここで、第1および第2の画像は、連写撮影により得られた複数の画像の中の任意の2つの画像である。また、第1の画像は、第2の画像よりも先に撮影された画像であってもよいし、第2の画像よりも後に撮影された画像であってもよい。なお、第2の画像が画像シフト部6により変換されたときは、その変換された第2の画像(変換画像)も画像保持部2Bに保持される。
差分算出部3は、画像保持部2A、2Bにより保持されている1組の画像の差分を算出する。すなわち、差分画像が生成される。このとき、1組の画像の各画素についてそれぞれ画素値の差分が算出される。画素値は、一般に、輝度データおよび色データを含むが、この実施例では、例えば、各画素の輝度データの差分が算出される。
動き領域検出部4は、差分算出部3の演算結果を参照し、画像間の画素値の差分が予め決められた閾値よりも大きい画素を検出する。以下の説明では、画素値の差分が予め決められた閾値よりも大きい領域を「動き領域」と呼ぶことがある。動き領域は、例えば、撮影時の手ぶれによって発生する。ただし、手ぶれが生じたとしても、同じ画素値が一様に広がっている領域(例えば、風景画像の青空が広がっている領域など)は、画像間で対応する画素の画素値は変化しないので、動き領域にはならない。
シフト量選択部5は、第2の画像を変換するためのシフト量(X方向移動量およびY方向移動量)を選択する。ここで、シフト量は、予め決められた範囲内から選択されるようにしてもよい。また、シフト量は、画素を単位として表される。すなわち、シフト量は、水平方向および垂直方向のシフト量を指示する整数(ゼロ、負の値を含む)により表される。
画像シフト部6は、シフト量選択部5により選択されたシフト量に従って、画像保持部2Bに保持されている第2の画像の各画素を、水平方向および/または垂直方向にシフトさせる。このシフト処理は、例えば、各画素のアドレスおよび画素値が対応づけられている画像データにおいて、各画素のアドレスを同じ量だけシフトすることによって実現される。例えば、選択されたシフト量が「dx=10、dy=5」であれば、画像シフト部6は、第2の画像の各画素の座標(アドレス)を、X方向に10画素分だけシフトさせると共に、Y方向に5画素分だけシフトさせる。
差分算出部3、動き領域検出部4、シフト量選択部5、画像シフト部6は、後で詳しく説明するが、シフト量を変えながら対応する動き領域を検出する。このとき、シフト量決定部7は、動き領域検出部4により検出される動き領域が所定の条件を満たすシフト量を決定する。そして、シフト量決定部7は、動き領域が所定の条件を満たしたときに、画像合成指示を出力する。
画像合成部8は、シフト量決定部7から画像合成指示を受信すると、画像保持部2A、2Bに保持されている1組の画像を合成する。このとき、画像保持部2Aには、第1の画像が保持されている。また、画像保持部2Bには、動き領域が所定の条件を満たすようにシフトされた第2の画像が保持されている。すなわち、第1の画像および第2の画像の変換画像が合成される。
なお、上記1組の画像の各画素値(輝度データ、色データを含む)を互いに足し合わせると、合成画像においては、動き領域の像は2重に写ってしまう。すなわち、像がぶれてしまう。このため、画像合成部8は、動き領域については、画素値の足し算を行うことなく、1組の画像のうちの一方(例えば、第1の画像)の画素値を出力する。
図7は、第1の実施形態の画像合成方法の概要を説明する図である。なお、図7(a)は、連写撮影により得られた第1の画像または第2の画像のいずれか一方であるものとする。
図7(b)は、手ぶれに起因する第1、第2の画像間の位置ずれを表す図である。手ぶれは、図1に示すように、6つの要素に起因して発生する。ここで、左右平行移動および上下平行移動に起因する位置ずれは、画像上のすべての座標において同じである。また、YAWおよびPITCHに起因する位置ずれは、近似的に、画像上のすべての座標において同じである。よって、これら4つの要素に起因する位置ずれは、画像上のすべての座標においてほぼ同じである。すなわち、図7(b)において、第1、第2の画像間での画素P1〜P4の位置ずれの平行移動成分(左右方向移動、上下方向移動、YAW、PITCHに起因する位置ずれの和)を表す並進ベクトルT1〜T4は、互いにほぼ同じである。
これに対して、ROLLに起因して発生する手ぶれの成分(回転成分)は、画像内の座標により異なる。すなわち、画素P1〜P4の手ぶれの回転成分を表す回転ベクトルR1〜R4は、互いに異なっている。図7(b)に示す例では、画素P1が右方向に移動し、画素P2が下方向に移動し、画素P3が左方向に移動し、画素P4が上方向に移動している。なお、前後平行移動に起因する位置ずれも、ROLLに起因する位置ずれと同様に、画像内の座標により異なる。ただし、一般に、前後平行移動に起因する位置ずれは、ROLLに起因する位置ずれと比較して小さい。よって、ここでは、前後平行移動に起因する位置ずれは無視するものとする。そうすると、画素P1〜P4の位置ずれを表すベクトルS1〜S4は、それぞれ、並進ベクトルT1〜T4と回転ベクトルR1〜R4との和である。
実施形態の画像処理方法では、第1および第2の画像を合成するための位置合わせ処理を簡単にするために、画像の平行移動によって位置合わせが実現される。ここで、位置合わせ処理は、例えば、図7(b)に示す並進ベクトルT1〜T4を補償する平行移動処理が考えられる。
図7(c)は、第1の画像と並進ベクトルT1〜T4が補償された第2の画像との差分画像を示している。図7(c)では、これらの1組の画像間での画素値の差分が閾値よりも大きい領域(すなわち、動き領域)が黒色で表されている。この場合、回転成分が補償されていないので、動き領域が大きい。
ここで、上記1組の画像を合成すると、合成画像において、動き領域の像は2重に写ってしまう。すなわち、像がぶれてしまう。このため、上述したように、画像合成部8は、動き領域については、画素値の足し算を行うことなく、1組の画像のうちの一方(たとえば、第1の画像)の画素値を出力する。ただし、一方の画像のみが使用される領域では、画像合成によるノイズ低減効果が得られないので、画質が劣化する(画質を向上させられない)おそれがある。このため、画像合成処理においては、動き領域が少ないことが好ましい。
第1の実施形態の画像処理方法では、動き領域が小さくなるように第2の画像がシフトされ、第1の画像とシフト後の第2の画像とが合成される。ここで、一般に、動き領域が画像全体に均一に分布していることは稀である。例えば、図7(c)に示す例では、画像内の下部領域に動き領域が多く存在している。この場合、画像内の下部領域で発生する画素の位置ずれを補償するように、第2の画像のシフト量が決定される。図7(b)に示す例では、画素P3の手ぶれベクトルS3を補償するように、第2の画像全体に対してシフト処理が行われる。
図7(d)は、第1の画像と、下部領域の位置ずれを補償するようにシフト処理が行われた第2の画像との差分画像を示している。この差分画像では、図7(c)に示す例と比較して、動き領域(黒色で表されている領域)が小さくなっている。このため、画像が合成される領域が大きくなり、合成画像のノイズが少なくなる。なお、図7(d)に示すように、下部領域の位置ずれを補償するようにシフト処理が行われると、上部領域のずれ量は大きくなることがある。しかし、上部領域は、この例では、動き領域が少ない。すなわち、上部領域は、画素値の変化が小さい領域である。このため、第1、第2の画像間での位置ずれが大きくても、合成画像において画質の劣化は認識されにくい。したがって、第1の実施形態の方法により得られる合成画像は、全体として、認識されるノイズが少なくなる。
図8は、第1の実施形態においてシフト量を算出する手順を示すフローチャートである。ここで、シフト量dx、dyは、各画素の座標のシフト量であり、いずれも整数である。なお、シフト処理(平行移動)による座標変換は、下記(2)式で表される。
Figure 0005158262
「dx」は水平方向シフト量であり、「dy」は垂直方向シフト量である。(x,y)は、変換前の画像の座標であり、(x’,y’)は、変換後の画像の座標である。ただし、第1の実施形態では、(2)式に示す行列演算を行う必要はなく、例えば、各画素のアドレスおよび画素値が対応づけられている画像データにおいて、各画素のアドレスをシフトすることにより実現される。
ステップS11において、画像撮影部1は、連写撮影により、2枚の画像(第1および第2の画像)を取得する。なお、第1および第2の画像は、それぞれ、画像保持部2A、2Bに保持される。
ステップS12において、差分算出部3は、第1の画像と第2の画像との差分画像を生成する。そして、動き領域検出部4は、この差分画像において動き領域を検出する。動き領域は、上述したように、画像間の画素値の差分の絶対値が閾値よりも大きい領域である。なお、ステップS12で得られる動き領域は、画像変換が行われる前の1組の画像から得られる初期動き領域であり、以下の説明では、「動き領域A」と呼ぶことにする。
ステップS13において、シフト量選択部5は、シフト量(平行移動量)を計算するための変数dx、dyを初期化する。続いて、ステップS14において、画像シフト部6は、シフト量選択部5により選択されたシフト量dx、dyだけ、第2の画像の各画素の座標をシフトさせる。すなわち、第2の画像に対して平行移動が実行される。そして、座標シフトが行われた第2の画像は、画像保持部2Bに書き込まれる。
シフト量選択部5は、予め決められたアルゴリズムに従って、シフト量dx、dyを選択するようにしてもよい。このとき、シフト量選択部5は、ステップS14〜S17が繰り返し実行される毎に、順番に、異なるシフト量dx、dyを出力する。下記に順番に選択されるシフト量の一例を示す。
(dx、dy)=「0,3」→「0,6」→「0,9」→「0,12」→「0,−3」→「0,−6」→「0,−9」→「0,−12」→「3,0」→「3,3」→「3,6」→「3,9」→「3,12」→「3,−3」→「3,−6」→「3,−9」→「3,−12」...「−12,−12」
この例では、dxおよびdyは、それぞれ「−12から+12」の範囲から選択される。また、ステップサイズΔdx、Δdyは、それぞれ「3」である。なお、上記範囲およびステップサイズは、例えば、画像のサイズ(すなわち、画素数)に応じて決定されるようにしてもよい。
ステップS15において、差分算出部3は、第1の画像と座標シフトが行われた第2の画像との差分画像を生成する。そして、動き領域検出部4は、この差分画像において動き領域を検出する。なお、以下の説明では、ステップS15で得られる動き領域を「動き領域B」と呼ぶことにする。
ステップS16において、シフト量決定部7は、動き領域Aおよび動き領域Bの面積を比較する。動き領域Bの面積が動き領域Aの面積よりも大きいときは、ステップS17において、ステップS14〜S16の実行回数が所定値に達したか否かがチェックされる。そして、ステップS14〜S16の実行回数が所定値に達していなければ、ステップS14に戻る。
動き領域Bの面積が動き領域Aの面積よりも小さければ、シフト量決定部7は、そのときにシフト量選択部5より選択されているシフト量dx、dyを保持する。すなわち、シフト量dx、dyが決定される。ここで、動き領域Bが動き領域Aよりも小さい状態は、第2の画像をシフトさせることにより、新たな動き領域が初期動き領域よりも小さくなったことを意味する。このように、第1の実施形態の方法では、動き領域を小さくするように、第2の画像のシフト量が決定される。なお、以下の説明では、第1の実施形態の画像処理方法で得られるシフト量を「dx1、dy1」と呼ぶことがある。
シフト量決定部7は、シフト量dx、dyを決定すると、画像合成指示を出力する。そして、画像合成部8は、画像合成指示を受信すると、画像保持部2A、2Bに保持されている1組の画像を合成する。このとき、画像保持部2Aには、第1の画像が保持されている。また、画像保持部2Bには、ステップS11〜18において算出されたシフト量dx、dyだけシフトされた第2の画像が保持されている。すなわち、第1の画像およびシフトされた第2の画像が合成される。
このように、第1の実施形態の画像処理方法においては、第1および第2の画像間の動き領域が小さくなるように第2に画像が変換され、第1の画像および変換された第2の画像が合成される。このとき、第2の画像の変換は、各画素の座標を画素単位でシフトするだけで実現される。したがって、少ない演算量で画像合成が実現され、手ぶれが補正される。
なお、合成画像のノイズは、上述したように、第1および第2の画像間の動き領域の大きさに依存する。すなわち、動き領域の大きさは、合成画像のノイズを表す指標である。したがって、図6に示す差分算出部3および動き領域検出部4は、ノイズパラメータを検出するノイズパラメータ検出部として動作する。また、シフト量選択部5およびシフト量決定部7は、ノイズパラメータ検出部により検出されたノイズパラメータを小さくするようにシフト量を算出するシフト量算出部として動作する。
図9は、第2の実施形態の画像処理装置の構成を示す図である。第2の実施形態の画像処理装置において、画像撮影部1、画像保持部2A、2B、シフト量選択部5、画像シフト部6、画像合成部8は、基本的に、第1の実施形態と同じである。
ノイズ算出部11は、画像合成部8により生成される合成画像のノイズ感を算出する。ノイズ感は、合成画像のノイズ成分を抽出することにより算出される。ノイズ成分は、下式により算出される。
ノイズ成分=元画像−元画像のぼかし画像
ノイズ感は、例えば、各画素について算出されるノイズ成分の総和である。この場合、ノイズ感が高い状態は、元画像と元画像のぼかし画像との差分(すなわち、ノイズ成分)が大きく、ノイズ成分の総和が大きい状態に相当する。また、ノイズ間が低い状態は、元画像と元画像のぼかし画像との差分(すなわち、ノイズ成分)が小さく、ノイズ成分の総和が小さい状態に相当する。ただし、ノイズ感は、この例に限定されるものではなく、他のパラメータで表されてもよい。
図10Aは、合成画像のノイズ成分を抽出する方法を説明する図である。図10Aに示すように、ぼかし画像は、合成画像に対してスムージングフィルタ演算を実行することにより生成される。スムージングフィルタは、例えば、図10Bに示す演算により実現される。さらに、元画像とスムージングフィルタ演算を施した後のぼかし画像との間で各画素値の差分が計算される。そして、合成画像のノイズ成分は、各画素値の差分の絶対値の総和を計算することにより得られる。
シフト量決定部12は、ノイズ算出部11により算出されるノイズ感が所定の条件を満たすシフト量を決定する。そして、シフト量決定部12は、ノイズ感が所定の条件を満たしたときに、画像合成指示を出力する。
スイッチ13は、シフト量決定部12から画像合成指示を受信すると、画像合成部8により生成された合成画像を出力する。すなわち、合成画像のノイズ感が所定の条件を満たしたときに、その合成画像が出力される。
図11は、第2の実施形態においてシフト量を算出する手順を示すフローチャートである。第2の実施形態においても、シフト量dx、dyが算出される。また、第2の実施形態の手順は、基本的には、第1の実施形態と同じである。ただし、第1の実施形態では動き領域の面積に基づいてシフト量が算出されたが、第2の実施形態ではノイズ感に基づいてシフト量が算出される。
ステップS21において、画像撮影部1は、連写撮影により2枚の画像(第1および第2の画像)を取得する。ステップS22において、ノイズ算出部11は、第1および第2の画像の合成画像のノイズ感を算出する。なお、以下の説明では、ステップS22で得られるノイズ感のことを「ノイズ感C」と呼ぶことにする。
ステップS23、S24は、第1の実施形態のステップS13、S14と同じである。すなわち、ステップS23では、シフト量dx、dyが初期化される。また、ステップS24では、シフト量選択部5により選択されたシフト量dx、dyだけ、第2の画像に対して座標シフトが実行される。このとき、画像合成部8は、第1の画像と座標シフトが行われた第2の画像との合成画像を生成する。
ステップS25において、新たに生成された合成画像のノイズ感を算出する。なお、以下の説明では、ステップS25で得られるノイズ感を「ノイズ感D」と呼ぶことにする。
ステップS26において、シフト量決定部12は、ノイズ感Cおよびノイズ感Dを比較する。そして、ノイズ感Dがノイズ感Cよりも多ければ、ステップS27において、ステップS24〜S26の実行回数が所定値に達したか否かがチェックされる。そして、ステップS24〜S26の実行回数が所定値に達していなければ、ステップS24に戻る。
ノイズ感Dがノイズ感Cよりも少なければ、シフト量決定部12は、そのときシフト量選択部5より選択されているシフト量dx、dyを保持する。すなわち、第2の画像を変換するためのシフト量dx、dyが決定される。ここで、ノイズ感Dがノイズ感Cよりも少ない状態は、第2の画像を平行移動することにより、合成画像のノイズが低減したことを意味する。このように、第2の実施形態の方法においては、ノイズ感を少なくするように、第2の画像のシフト量が決定される。なお、以下の説明では、第2の実施形態の画像処理方法で得られるシフト量を「dx2、dy2」と呼ぶことがある。
シフト量決定部12は、シフト量dx、dyを決定すると、画像合成指示を出力する。そうすると、スイッチ13は、画像合成部8により生成された合成画像を出力する。このとき、画像合成部8は、ノイズ感が少ない合成画像を生成している。したがって、ノイズ感が少ない合成画像が生成されることになる。
このように、第2の実施形態の画像処理方法においては、第1および第2の画像の合成画像のノイズ感が少なくなるように第2の画像が変換され、第1画像および変換された第2の画像が合成される。このとき、第2の画像の変換は、各画素の座標をシフトするだけで実現される。したがって、少ない演算量で画像合成が実現され、手ぶれが補正される。
なお、上記構成の画像処理装置において、ノイズ算出部11は、ノイズパラメータを検出するノイズパラメータ検出部として動作する。また、シフト量選択部5およびシフト量決定部12は、ノイズパラメータ検出部により検出されたノイズパラメータ(第2の実施形態では、ノイズ感)を小さくするようにシフト量を算出するシフト量算出部として動作する。
ところで、画像のノイズは、画像内の画素値の変動が大きい領域よりも、画素値の変動が緩やかな領域の方が目立つ、という性質を有する。この性質は、画素値の変動が大きいと、ノイズが画素値の変動に埋もれ、人間の目がノイズの濃淡を判別しにくくなるためである。したがって、ぼかし画像の階調変動が大きい領域(元画像の画素値変動が大きい領域)の重みを小さくし、階調変動の小さい領域の重みを大きくすることで、下式により画像のノイズ感Nrを数値化することができる。
ノイズ感Nr=ΣΣkx,y ×w[s]
x:画像内の水平方向座標
y:画像内の垂直方向座標
x,y :座標(x,y)の動き領域判定結果(1:動き領域、0:非動き領域)
w[s] :階調変動sに対する重み係数(例えば、w[0]=1、w[1]=2)
ここで、階調変動sは、この実施例では、パラメータJが閾値よりも大きいときに「1」であり、パラメータJが閾値以下のときに「0」である。
J=abs{Y(x,y-1)−Y(x,y)}+abs{Y(x-1,y)−Y(x,y)}+abs{Y(x+1,y)−Y(x,y)}+abs{Y(x,y+1)−Y(x,y)}
ここで、「abs{}」は、絶対値を算出する関数である。また、「Y(i,j)」は、ぼかし画像の座標(i,j)における輝度値である。
上記演算によれば、非動き領域は、kx,y がゼロなので、各画素のノイズ指標もゼロである。一方、動き領域のノイズ指標は、階調変動sに依存する。すなわち、階調変動sが閾値Nthよりも大きい領域に属する画素のノイズ指標は「1」であり、階調変動sが閾値Nth以下の領域に属する画素のノイズ指標は「2」である。そして、ノイズ感Nrは、各画素のノイズ指標の総和を計算することにより得られる。図11に示すフローチャートのステップS22およびS25では、このノイズ感Nrを算出するようにしてもよい。
図12は、第1および第2の実施形態を利用してシフト量を算出する手順を示すフローチャートである。
ステップS31では、図8に示すフローチャートの処理が実行される。すなわち、シフト量dx1、dy1が算出される。ステップS32では、図11に示すフローチャートの処理が実行される。すなわち、シフト量dx2、dy2、およびノイズ感Dが算出される。
ステップS33においては、ノイズ感Dおよび閾値Nthが比較される。ここで、ノイズ感Dは、第1の画像とシフトされた第2の画像との合成画像のノイズ感を表す。そして、ノイズ感Dが閾値Nthよりも多いときは、ステップS34において、シフト量dx2、dy2が出力される。この場合、第2の画像はシフト量dx2、dy2だけシフトされ、第1の画像とシフトされた第2の画像との合成画像が生成される。一方、ノイズ感Dが閾値Nth以下であれば、ステップS35において、シフト量dx1、dy1が出力される。この場合、第2の画像はシフト量dx1、dy1だけシフトされ、第1の画像とシフトされた第2の画像との合成画像が生成される。
上記手順によれば、ノイズ感が多い画像においては、ノイズ感の低減が実現されるように画像シフトが行われる。また、ノイズ感が少ない画像では、動き領域の低減が実現されるように(すなわち、合成される面積が大きくなるように)画像シフトが行われる。すなわち、画像の性質に応じて画像合成方法が選択される。したがって、手ぶれ補正の精度が向上する。
図13は、第1および第2の実施形態を利用してシフト量を算出する他の手順を示すフローチャートである。なお、ステップS31、S32は、図12を参照しながら説明した通りである。
ステップS36では、ノイズ感Dに基づいて重み係数Wが算出される。重み係数Wは、例えば、下記のように決定される。
(1)ノイズ感Nrが閾値Nthよりも大きいときは、W=1
(2)ノイズ感Nrが閾値Nth以下であるときは、W=Nr/Nth
そして、ステップS37において、ステップS31で得られるシフト量dx1、dy1、ステップS32で得られるシフト量dx2、dy2、およびステップS36で得られる重み係数Wに基づいて、第2の画像の変換画像を生成するためのシフト量dx、dyを算出する。シフト量dx、dyの算出は、例えば、下式に従う。
dx=dx1×(1−W)+dx2×W
dy=dy1×(1−W)+dy2×W
このように、図13に示す手順では、ノイズ感が少ないときには、動き領域およびノイズ感の双方に基づいて、第2の画像のシフト量が決定される。すなわち、この手順によっても、画像の性質に応じて画像合成方法が選択される。したがって、手ぶれ補正の精度が向上する。
なお、図8に示すフローチャートでは、動き領域を小さくするシフト量が算出されたときに、そのシフト量で第2の画像がシフトされる。また、図11に示すフローチャートでは、ノイズ感を少なくするシフト量が算出されたときに、そのシフト量で第2の画像がシフトされる。しかし、第1および第2の実施形態に係る方法は、この手順に限定されるものではない。すなわち、第1の実施形態の方法は、例えば、動き領域を最小化するシフト量を算出し、そのシフト量で第2の画像がシフトされるようにしてもよい。同様に、第2の実施形態の方法は、例えば、ノイズ感を最小化するシフト量を算出し、そのシフト量で第2の画像がシフトされるようにしてもよい。
また、上述の実施例では、2枚の入力画像が合成されているが、実施形態の画像処理装置は、3枚以上の画像を利用して合成画像を生成することもできる。例えば、第1〜第3の画像が入力され、第1の画像が基準画像であるものとする。この場合、第2の画像および第3の画像それぞれについて座標シフトによる画像変換が行われる。そして、画像合成部8は、第1の画像、変換後の第2の画像、変換後の第3の画像を合成する。あるいは、画像合成部8は、変換後の第2の画像および変換後の第3の画像を合成するようにしてもよい。
さらに、図6または図9に示す画像処理装置は、ハードウェア回路で実現することができる。あるいは、この画像処理装置の一部の機能をソフトウェアで実現するようにしてもよい。例えば、差分算出部3、動き領域検出部4、シフト量選択部5、画像シフト部6、シフト量決定部7、画像合成部8、ノイズ算出部11、シフト量決定部12、スイッチ13の一部または全部がソフトウェアで実現されるようにしてもよい。
<他の実施形態1>
図14は、他の実施形態の画像処理方法を示すフローチャートである。この画像処理方法では、まず、第1および第2の画像間の手ぶれの平行移動成分(左右方向移動、上下方向移動、YAW、PITCHに起因する位置ずれの和)が算出される。そして、第2の画像のシフト量は、画像間の手ぶれの平行移動成分を初期値として算出される。
ステップS41では、第1および第2の画像が取得される。ステップS42では、第1の画像の特徴点が抽出される。このとき、複数の特徴点が抽出される。ステップS43では、第2の画像において特徴点追跡が行われる。上記ステップS41〜S43により、第1および第2の画像間のずれ量が算出される。画像間のずれ量は、特に限定されるものではないが、例えば下記の手順で算出されるようにしてもよい。
(1)画像保持部2Aに保持されている第1の画像において、各画素の特徴量がそれぞれ算出される。各画素の特徴量は、例えば、KLT法またはモラベックオペレータにより算出される。そして、予め決められている閾値レベルよりも大きな特徴量を有する1または複数の画素が、特徴点として抽出される。このとき、複数の特徴点が抽出されることが好ましい。
(2)画像保持部2Bに保持されている第2の画像において、第1の画像から抽出された各特徴点がそれぞれ探索される。
(3)第1および第2の画像間で、対応する特徴点の移動量(動きベクトル)が算出される。
(4)各特徴点の移動量に基づいて、2枚の画像間の位置ずれの平行移動量(dx,dy)、回転角(θ)、拡大/縮小率Sが算出される。なお、平行移動量は、画素を単位として表される。
ステップS44では、変数dxの初期値として、各特徴点のX方向移動量の平均が設定される。また、変数dyの初期値として、各特徴点のY方向移動量の平均が設定される。ステップS45では、ステップS44で設定されたdx、dyで第2の画像に対して座標シフトが行われる。そして、ステップS46において、第1の画像と座標シフトされた第2の画像との間の動き領域(動き領域A)が検出される。
ステップS47〜S51は、基本的に、図8に示すステップS14〜S18と同じである。すなわち、動き領域Bが検出され、動き領域A、Bが比較される。そして、動き領域Bが動き領域Aよりも小さくなると、その時点で選択されているシフト量が出力される。
この手順によれば、第1および第2の画像間の位置ずれのうち、平行移動成分が初期値として設定されるので、動き領域を小さくするシフト量を算出するための処理量が少なくなる。例えば、シフト量の選択範囲が「−12」から「+12」であり、画像間の位置ずれの平行移動成分が「X方向:+9、Y方向:+6」であるものとする。この場合、例えば、シフト量dxの選択範囲は「+6」から「+12」とすることができ、また、シフト量dyの選択範囲は「+3」から「+9」とすることができる。
このように、図14に示す手順においても、第2の画像の座標をシフトするだけで画像合成のための変換画像が生成される。このとき、第2の画像のシフト量は、手ぶれの回転成分および拡大/縮小成分も含んでいる。したがって、画像間の位置ずれの平行移動成分のみを補償する方法よりも、合成画像の画質が向上する。
<他の実施形態2>
図14は、さらに他の実施形態の画像処理方法を示すフローチャートである。この方法では、カメラ(画像撮影部1)の露光時間を考慮して画像処理が行われる。なお、露光時間は、カメラにより自動的に決定されてもよいし、ユーザにより指定されてもよい。
ステップS61では、画像撮影部1の露光時間に従って、実行回数Nが決定される。実行回数Nは、ステップS65〜S68を実行する回数である。ステップS62では、第1および第2の画像が取得される。ステップS63では、第1および第2の画像間の動き領域の面積dMinが算出される。動き領域の面積は、例えば、第1および第2の画像間で画素値の差分が閾値よりも大きい画素の個数に相当する。なお、dMinは、以下の処理においては、より小さい動き領域をサーチするための変数として使用される。ステップS64では、シフト量を算出するための変数dx、dyが初期化される。
ステップS65では、図8のステップS14と同様に、シフト量選択部5により選択されたシフト量で第2の画像がシフトされる。ステップS66では、第1画像とシフトされた第2の画像との間の動き領域の面積d’が算出される。ステップS67では、面積dMinと面積d’とが比較される。
面積d’が面積dMinよりも小さければ、ステップS68において、変数として使用されているdMinにd’が代入される。また、変数dx1、dy1に、ステップS65で選択されたシフト量dx、dyが代入される。なお、面積d’が面積dMin以上であれば、ステップS68はスキップされる。
ステップS69では、ステップS65〜S68の実行回数が「N」に達したか否かがチェックされる。「N」は、ステップS61において、画像撮影部1の露光時間に応じて決定されている。そして、実行回数が「N」に達すると、適切なシフト量をサーチする処理を終了する。
このように、図15に示す方法では、露光時間に応じて決まる実行回数内で、動き領域を最小にするようなシフト量dx、dyが算出される。ここで、露光時間が長いときは、一般に、第1および第2の画像間の位置ずれが大きくなる。したがって、露光時間が長いときは、ステップS65〜S68の実行回数を多くすることにより、広い選択範囲から適切なシフト量を得ることができる。一方、露光時間が短いときは、一般に、第1および第2の画像間の位置ずれが小さいので、適切なシフト量も小さくなるはずである。よって、ステップS65〜S68の実行回数を少なくしても、適切なシフト量が得られる。これにより、演算量を少なくすることができる。
<他の実施形態3>
シフト量を選択する範囲は、カメラの回転または前後方向移動に起因する位置ずれに応じて決定される。例えば、撮影される画像の画素数がHeight×Widthであり、撮影時に想定されるカメラの回転角の最大値がθであるものとする。この場合、図16に示すように、カメラの回転を補償するための横方向シフト量は「−Height×sin(θ/2)」から「+Height×sin(θ/2)」の範囲内に存在する。また、カメラの回転を補償するための縦方向シフト量は「−Width×sin(θ/2)」から「+Width×sin(θ/2)」の範囲内に存在する。したがって、第1および第2の画像を合成する際に、上記範囲内で選択されるシフト量で第2の画像を変換するようにすれば、演算量が少なくなる。なお、シフト量の選択範囲を限定することで演算量を少なくする方法は、カメラの前後方向移動に起因するずれ成分を補償する場合にも有効である。以下、図17を参照しながら、カメラの回転または前後方向移動に応じて制限された範囲内でシフト量を算出する方法について説明する。
ステップS71では、第1および第2の画像が取得される。ステップS72では、シフト量の選択範囲が指定される。この例では、横方向のシフト量の範囲は−dx0〜+dx0であり、縦方向のシフト量の範囲は−dy0〜+dy0である。これらの範囲は、例えば、図16を参照しながら説明した方法で決定される。また、dx0、dy0は、整数である。
ステップS73では、第1および第2の画像間の動き領域の面積dMinが算出される。dMinは、以下の処理においては、最小の動き領域をサーチするための変数として使用される。ステップS74では、シフト量を算出するための変数を初期化する。初期値としては、各範囲の最小値が与えられる。
ステップS75〜S78の処理は、基本的に、図15に示すステップS65〜S68と同じである。ただし、ここでは、dyが固定された状態で、dxについて演算が行われる。すなわち、選択されたシフト量で第2の画像がシフトされ、第1画像とシフトされた第2の画像との間の動き領域の面積d’が算出され、面積dMinと面積d’とが比較される。そして、面積d’が面積dMinよりも小さければ、変数dMinにd’が代入される。また、変数dx1に、ステップS75で選択されたシフト量dxが代入される。なお、面積d’が面積dMin以上であれば、ステップS68はスキップされる。
ステップS79は、縦方向シフト量を固定した状態で、横方向シフト量を「−dx」から「+dx」までスキャンするために設けられている。また、ステップS80、S81は、横方向シフト量を固定した状態で、縦方向シフト量を「−dy」から「+dy」までスキャンするために設けられている。
このように、図17に示す方法では、初期値として設定された範囲内で動き領域が最小になるシフト量が算出される。そして、第2の画像がそのシフト量で変換され、第1の画像と変換された第2の画像の合成画像が生成される。したがって、合成画像を生成する際に、合成される領域の面積が最大になり、ノイズが最小化される。なお、図14および図17に示す方法を組み合わせて実行することができる。すなわち、カメラの手ぶれに起因する画像間の位置ずれの平行移動成分に基づいてシフト量dx、dyの初期値を設定し、且つ、カメラの回転角の最大値に応じてシフト量の選択範囲を設定するようにしてもよい。
なお、上述した3つの実施形態(他の実施形態1〜3)の説明では、動き領域を小さくするシフト量が算出されているが、いずれの実施形態においても、ノイズ感を少なくするようにシフト量が算出されてもよい。
<他の実施形態4>
複数の画像を合成することで手ぶれを補正する画像処理方法では、動き領域の多い領域またはノイズ感の強い領域において画質が劣化しやすい。このため、この実施形態では、まず、注目領域として、動き領域の多い領域またはノイズ感の強い領域が抽出される。そして、その注目領域に対して図8、図11〜図15、図17に示すフローチャートの処理が実行される。この方法によれば、少ない演算量で高画質な合成画像を作成することができる。
注目領域は、例えば、画像を複数のブロックに分割し、各ブロックにおいて動き領域の面積またはノイズ感を算出することにより決定される。図18(a)では画像が上ブロックおよび下ブロックに分割されている。図18(b)では画像が右ブロックおよび左ブロックに分割されている。図18(c)では画像が4つのブロックに分割されている。このとき、動き領域の面積が最大のブロックまたはノイズ感が最も強いブロックが注目領域として選択される。あるいは、動き領域の面積またはノイズ感が閾値レベルを超えているブロックが注目領域として選択されるようにしてもよい。
なお、1枚の画像に対して1つのシフト量が算出されてもよいし、ブロック毎にそれぞれシフト量が算出されるようにしてもよい。
また、上述のようにして注目領域が検出される方法では、以下の手順で合成画像を生成するようにしてもよい。
(1)第1および第2の画像間で画素値の差分が閾値よりも大きい領域を特定する。
(2)特定された領域内の画素について、第1および第2の画像間の動きベクトルを算出する。
(3)算出した動きベクトルに従って、第2の画像の各画素の座標をシフトすることにより変換画像を生成する。
(4)第1の画像および変換画像を合成して合成画像を生成する。
<各実施形態の共通の事項>
図6〜図18を参照しながら説明した各実施形態においては、第1および第2の画像に基づいてノイズパラメータが検出される。ここで、ノイズパラメータは、例えば、第1の実施形態では、第1および第2の画像間での動き領域の面積に相当する。第2の実施形態では、ノイズパラメータは、ノイズ感に相当する。
また、各実施形態においては、ノイズパラメータを小さくするシフト量が算出される。ここで、ノイズパラメータを小さくする処理は、少なくとも下記の3つのアルゴリズムの中から選ぶことができる。
(1)第1の画像と変換された第2の画像との合成画像のノイズパラメータが、第1および第2の画像がそのまま合成される場合のノイズパラメータと比較して小さくなった時点で演算を終了する
(2)ノイズパラメータを最小化する
(3)所定の演算回数の中でノイズパラメータを最小化する
さらに、各実施形態の画像処理方法は、手ぶれ補正だけでなく、他の画像合成技術にも適用可能である。例えば、各実施形態の方法は、モザイキング処理に適用することもできる。
また、上述した各実施形態は、処理内容に矛盾の無い限りにおいて、互いに組み合わせることが可能である。
<ハードウェア構成>
図19は、各実施形態の画像処理装置(あるいは、画像処理方法を実行するコンピュータ)のハードウェア構成を示す図である。図19において、CPU101は、メモリ103を利用して画像処理プログラムを実行する。記憶装置102は、画像処理プログラムを格納する。なお、記憶装置102は、外部記録装置であってもよい。メモリ103は、例えば半導体メモリであり、RAM領域およびROM領域を含んで構成される。
読み取り装置104は、CPU101の指示に従って可搬型記録媒体105にアクセスする。可搬型記録媒体105は、例えば、半導体デバイス(PCカード等)、磁気的作用により情報が入出力される媒体、光学的作用により情報が入出力される媒体を含むものとする。通信インタフェース106は、CPU101の指示に従って、ネットワークを介してデータを送受信する。入出力装置107は、この実施例では、カメラ、表示装置、ユーザからの指示を受け付けるデバイス等に相当する。
実施形態に係わる画像処理プログラムは、例えば、下記の形態で提供される。
(1)記憶装置102に予めインストールされている。
(2)可搬型記録媒体105により提供される。
(3)プログラムサーバ110からダウンロードする。
そして、上記構成のコンピュータで画像処理プログラムを実行することにより、実施形態に係わる画像処理装置が実現される。
以上記載した各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
<付記1>
連続撮影により得られる複数の画像の中の第1および第2の画像から合成画像を生成する画像処理方法であって、
前記第1および第2の画像に基づいてノイズパラメータを検出し、
前記ノイズパラメータを小さくするシフト量を算出し、
前記シフト量に従って前記第2の画像の各画素の座標をシフトすることにより変換画像を生成し、
前記第1の画像および前記変換画像を合成して合成画像を生成する
画像処理方法。
<付記2>
付記1に記載の画像処理方法であって、
前記ノイズパラメータとして、前記第1および第2の画像間で画素値の差分が閾値よりも大きい領域を検出し、
前記領域を小さくする第1のシフト量を算出し、
前記ノイズパラメータとして、前記第1および第2の画像の合成画像のノイズ感を算出し、
前記ノイズ感を低くする第2のシフト量を算出し、
前記ノイズ感に対応する重みを算出し、
前記第1のシフト量、前記第2のシフト量、前記重みに基づいてシフト量を算出する
ことを特徴とする画像処理方法。
<付記3>
付記1に記載の画像処理方法であって、
前記第1および第2の画像間の位置ずれ平行移動成分を検出し、
前記シフト量は、前記平行移動成分を初期値として算出される
ことを特徴とする画像処理方法。
<付記4>
付記1に記載の画像処理方法であって、
前記シフト量は、前記ノイズパラメータを利用するフィードバック演算で算出されるものであり
前記フィードバック演算の実行回数は、前記撮影の露光時間に応じて決まる
ことを特徴とする画像処理方法。
<付記5>
付記1に記載の画像処理方法であって、
前記シフト量は、前記第1または第2の画像のサイズおよび前記第1および第2の画像間の位置ずれ回転角度の想定される最大値に基づいて決まる範囲内で算出される
ことを特徴とする画像処理方法。
<付記6>
付記1に記載の画像処理方法であって、
前記ノイズパラメータは、画像内の注目領域において検出される
ことを特徴とする画像処理方法。
<付記7>
連続撮影により得られる複数の画像の中の第1および第2の画像から合成画像を生成する画像処理方法であって、
前記第1および第2の画像間で画素値の差分が閾値よりも大きい領域を特定し、
前記特定された領域内の画素について、前記第1および第2の画像間の動きベクトルを算出し、
前記動きベクトルに従って前記第2の画像の各画素の座標をシフトすることにより変換画像を生成し、
前記第1の画像および前記変換画像を合成して合成画像を生成する
画像処理方法。

Claims (10)

  1. 連続撮影により得られる複数の画像の中の第1および第2の画像から合成画像を生成する画像処理装置であって、
    前記第1および第2の画像に基づいて、前記第1および第2の画像の合成画像のノイズ感を表すノイズパラメータを算出するノイズパラメータ算出部と、
    前記ノイズパラメータによって表される前記ノイズ感を低くするシフト量を算出するシフト量算出部と、
    前記シフト量に従って前記第2の画像の各画素の座標をシフトすることにより変換画像を生成する画像シフト部と、
    前記第1の画像および前記変換画像を合成して合成画像を生成する画像合成部、
    を有する画像処理装置。
  2. 連続撮影により得られる複数の画像の中の第1および第2の画像から合成画像を生成する画像処理装置であって、
    前記第1および第2の画像に基づいて、前記第1および第2の画像の各画素値の差分が閾値よりも大きい領域を検出すると共に、前記第1および第2の画像の合成画像のノイズ感を表すノイズパラメータを算出するノイズパラメータ算出部と、
    前記ノイズ感が予め決められた閾値よりも低ければ、前記領域を小さくするシフト量を算出し、前記ノイズ感が予め決められた閾値よりも高ければ、前記ノイズ感を低くするシフト量を算出するシフト量算出部と、
    前記シフト量に従って前記第2の画像の各画素の座標をシフトすることにより変換画像を生成する画像シフト部と、
    前記第1の画像および前記変換画像を合成して合成画像を生成する画像合成部、
    を有する画像処理装置。
  3. 前記第1および第2の画像間の位置ずれ平行移動成分を検出する手段をさらに有し、
    前記シフト量算出部は、前記平行移動成分を初期値として前記シフト量を算出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記シフト量算出部は、前記ノイズパラメータを利用するフィードバック演算を、前記撮影の露光時間に応じて決まる回数だけ実行することにより、前記シフト量を算出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  5. 前記シフト量算出部は、前記第1または第2の画像のサイズおよび前記第1および第2の画像間の位置ずれ回転角度の想定される最大値に基づいて決まる範囲内で前記シフト量を算出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  6. 前記ノイズパラメータ算出部は、画像内の注目領域において前記ノイズパラメータを算出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  7. 連続撮影により得られる複数の画像の中の第1および第2の画像から合成画像を生成する画像処理方法であって、
    前記第1および第2の画像に基づいて、前記第1および第2の画像の合成画像のノイズ感を表すノイズパラメータを算出し、
    前記ノイズパラメータによって表される前記ノイズ感を低くするシフト量を算出し、
    前記シフト量に従って前記第2の画像の各画素の座標をシフトすることにより変換画像を生成し、
    前記第1の画像および前記変換画像を合成して合成画像を生成する
    画像処理方法。
  8. 連続撮影により得られる複数の画像の中の第1および第2の画像から合成画像を生成する画像処理方法であって、
    前記第1および第2の画像に基づいて、前記第1および第2の画像の各画素値の差分が閾値よりも大きい領域を検出すると共に、前記第1および第2の画像の合成画像のノイズ感を表すノイズパラメータを算出し、
    前記ノイズ感が予め決められた閾値よりも低ければ、前記領域を小さくするシフト量を算出し、前記ノイズ感が予め決められた閾値よりも高ければ、前記ノイズ感を低くするシフト量を算出し、
    前記シフト量に従って前記第2の画像の各画素の座標をシフトすることにより変換画像を生成し、
    前記第1の画像および前記変換画像を合成して合成画像を生成する
    画像処理方法。
  9. 連続撮影により得られる複数の画像の中の第1および第2の画像から合成画像を生成するために、コンピュータに、
    前記第1および第2の画像に基づいて、前記第1および第2の画像の合成画像のノイズ感を表すノイズパラメータを算出する手順、
    前記ノイズパラメータによって表される前記ノイズ感を低くするシフト量を算出する手順、
    前記シフト量に従って前記第2の画像の各画素の座標をシフトすることにより変換画像を生成する手順、
    前記第1の画像および前記変換画像を合成して合成画像を生成する手順
    を実行させる画像処理プログラム。
  10. 連続撮影により得られる複数の画像の中の第1および第2の画像から合成画像を生成するために、コンピュータに、
    前記第1および第2の画像に基づいて、前記第1および第2の画像の各画素値の差分が閾値よりも大きい領域を検出すると共に、前記第1および第2の画像の合成画像のノイズ感を表すノイズパラメータを算出する手順、
    前記ノイズ感が予め決められた閾値よりも低ければ、前記領域を小さくするシフト量を算出し、前記ノイズ感が予め決められた閾値よりも高ければ、前記ノイズ感を低くするシフト量を算出する手順、
    前記シフト量に従って前記第2の画像の各画素の座標をシフトすることにより変換画像を生成する手順、
    前記第1の画像および前記変換画像を合成して合成画像を生成する手順
    を実行させる画像処理プログラム。
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