JP5485738B2 - 投射表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、投射表示装置に関する。
従来、投射表示装置の一種として、立体視可能な画像を投射することができる立体画像投射表示装置がある。かかる立体画像投射表示装置として、たとえば、特許文献1、2には、次の構成が開示されている。つまり、光源から出射した光を、プリズム型の偏光ビームスプリッタによりS偏光とP偏光とに分離を行い、分離されたS偏光を、たとえば、左目用の光学画像形成のために用い、また、P偏光を、右目用の光学画像形成のために用いる。そして、左目用の光学画像と右目用の光学画像とをプリズム型の偏光ビームスプリッタにて合成しスクリーンに投射することで、立体視可能な画像がスクリーンに投射される構成となっている。スクリーンに投射された画像は偏光メガネを介して観察することで、立体画像を観察することができる。
特開平5−127121号公報 特開平9−96780号公報
ところで、立体画像投射表示装置の小型、軽量化を図ることにより、立体画像投射表示装置の携帯性や設置場所の自由度を向上させることに寄与することができる。しかしながら、プリズム型の偏光ビームスプリッタは、ガラス等から構成される直方体状のガラス塊を呈しているため、立体画像投射表示装置の小型、軽量化を図り難いという問題がある。
そこで、本発明は、小型、軽量化を図ることができる投射表示装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、投射表示装置は、光源と、光源から出射された出射光をS偏光とP偏光とに分離する偏光分離手段と、偏光分離手段により分離されたS偏光が入射し、このS偏光を第1の画像情報に基づいてP偏光に偏光して出射する第1の画像形成手段と、偏光分離手段により分離されたP偏光が入射し、このP偏光を第2の画像情報に基づいてS偏光に偏光して出射する第2の画像形成手段と、第1の画像形成手段から出射したP偏光と第2の画像形成手段から出射したS偏光とを合成する偏光光合成手段と、偏光光合成手段から出射したS偏光およびP偏光を被投射面に対して投射する投射光学系とを備え、偏光分離手段および偏光光合成手段の内、少なくとも偏光光合成手段については、ワイヤーグリッド偏光素子であることとする。
上記発明に加えて、投射表示装置は、第1の画像形成手段から出射したP偏光または第2の画像形成手段から出射したS偏光のうち、偏光光合成手段を透過する偏光の光路中に、この偏光が前記偏光光合成手段を透過する際に発生する非点収差を補正することができる非点収差補正板を備えることとしてもよい。
上記発明に加えて、投射表示装置においては、非点収差補正板が、くさび形状を呈していることとしてもよい。
上記発明に加えて、投射表示装置においては、くさび形状を呈する非点収差補正板に一体的に偏光光合成手段が備えられることとしてもよい。
上記発明に加えて、投射表示装置においては、第1の画像情報と第2の画像情報は、いずれか一方が右目用の画像情報であり、他方が左目用の画像情報であることとしてもよい。
上記発明に加えて、投射表示装置においては、第1の画像情報と第2の画像情報は、同一の画像情報であることとしてもよい。
本発明の実施の形態に係る立体画像投射表示装置の概略構成を示す図である。 図1に示す立体画像投射表示装置の第1の変形例の概略構成を示す図である。 図1に示す立体画像投射表示装置の第2の変形例の概略構成を示す図である。 非点収差補正を行わない立体画像投射表示装置のMTFを示す図である。 図3に示す立体画像投射表示装置のMTFを示す図である。 本発明の実施の形態に係る立体画像投射表示装置の第3の変形例の概略構成を示す図である。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明をする。
(立体画像投射表示装置1の構成)
図1は、本発明の投射表示装置の実施の形態に係る立体画像投射表示装置1の概略構成を示す図である。立体画像投射表示装置1は、光源としての3つのLED(Light
Emitting Diode)2R,2G,2Bと、集光レンズ3R,3G,3Bと、ダイクロイックプリズム4と、フライアイレンズ(インテグレーターレンズ)5と、偏光分離手段および偏光光合成手段としてのワイヤーグリッド偏光素子6と、第1画像形成手段としてのLCOS(Liquid Crystal
On Silicon)7と、第2画像形成手段としてのLCOS8と、フィールドレンズ9,10と、非点収差補正板11と、投射光学系としての投射レンズ12等を備え、これらの部材が、外装筐体13に対して装着されている。
LED2Rは、赤色の単色光(以下、赤色光と記載する。)を出射し、LED2Gは、緑色の単色光(以下、緑色光と記載する。)を出射する。また、LED2Bは、青色の単色光(以下、青色光と記載する。)を出射する。
ダイクロイックプリズム4は、互いに直交するダイクロイック面4A,4Bを有する。ダイクロイック面4Aは赤色光を反射し、緑色光および青色光を透過するように光学多層膜が形成されている。また、ダイクロイック面4Bは、青色光を反射し、赤色光および緑色光を透過するように光学多層膜が形成されている。したがって、LED2R,2G,2Bから出射し、異なる光路14R,14G,14Bからダイクロイックプリズム4に入射した光は、ダイクロイック面4A,4Bにより同一の光路15に導かれ、ダイクロイックプリズム4からワイヤーグリッド偏光素子6に向けて出射する。
ワイヤーグリッド偏光素子6は、平板状のガラス基板16の一方の面に複数の微細な金属製ワイヤー部が微小ピッチで設けられた素子であり、微細ワイヤーに平行な偏光軸を有する光については反射し、微細ワイヤーに直角な偏光軸を有する光については透過する性質を有する。つまり、ワイヤーグリッド偏光素子6は、ガラス基板16のワイヤー部が設けられている面が偏光子面17として機能する。
ワイヤーグリッド偏光素子6は、偏光子面17の側がLCOS8と投射レンズ12の側に配置され、偏光子面17に対して反対側となるガラス基板16の側がダイクロイックプリズム4とLCOS7の側に配置されるように配置されている。また、ワイヤーグリッド偏光素子6は、ダイクロイックプリズム4から出射した光の光路の光軸15Aに対して偏光子面17が45度の角度を成すように配置されている。また、ワイヤーグリッド偏光素子6は、ダイクロイックプリズム4から出射した光のうち、S偏光については反射し、P偏光については透過するように構成されている。そして、LCOS7は、ダイクロイックプリズム4から出射しワイヤーグリッド偏光素子6で反射されたS偏光が入射する位置に配置されている。また、LCOS8は、ダイクロイックプリズム4から出射しワイヤーグリッド偏光素子6を透過したP偏光が入射する位置に配置されている。つまり、ワイヤーグリッド偏光素子6は、ダイクロイックプリズム4から出射した光に対しては、偏光分離手段として機能する。
LCOS7は、図示を省略する制御部により駆動される。LCOS7は、第1の画像情報としての右目用の画像データに基づき制御部により駆動され、LCOS7に入射したS偏光をP偏光に変換して右目用の光学画像を表示する。また、LCOS8も、LCOS7と同様に、図示を省略する制御部により駆動される。LCOS8は、第2の画像情報としての左目用の画像データに基づき制御部により駆動され、LCOS8に入射したP偏光をS偏光に変換して左目用の光学画像を表示する。
LCOS7,8を駆動する画像データとしては、予め、たとえば、ステレオカメラにより撮影された右目用と左目用の画像の画像データが用いられる。つまり、ステレオカメラで撮影された右目用画像データによりLCOS7が駆動されることで、LCOS7には右目用の光学画像が表示される。また、ステレオカメラで撮影された左目用画像データによりLCOS8が駆動されることで、LCOS8には左目用の光学画像が表示される。
上述のように、LCOS7には、P偏光の右目用の光学画像が表示され、また、LCOS8には、S偏光の左目用の光学画像が表示される。したがって、LCOS7から右目用の光学画像として出射したP偏光は、ワイヤーグリッド偏光素子6を透過し、また、LCOS8から左目用の光学画像として出射したS偏光は、ワイヤーグリッド偏光素子6で反射される。つまり、LCOS7から出射したP偏光と、LCOS8から出射したS偏光とは、ワイヤーグリッド偏光素子6により、投射レンズ12に入射するように導かれる。すなわち、ワイヤーグリッド偏光素子6は、LCOS7から出射したP偏光と、LCOS8から出射したS偏光とに対して、偏光光合成手段として機能する。そして、投射レンズ12は、ワイヤーグリッド偏光素子6から出射した光を被投射面としてのスクリーン(図示省略)に向けて投射する。つまり、スクリーンには、LCOS7に表示された右目用の光学画像が拡大投射されると共に、LCOS8に表示された左目用の光学画像が拡大投射される。
なお、以下の説明において、LCOS7によりS偏光からP偏光に変換され右目用の光学画像としてLCOS7から出射する光を投射用P偏光と記載し、また、LCOS8によりP偏光からS偏光に変換され左目用の光学画像としてLCOS8から出射する光を投射用S偏光と記載することとする。
LED2R、2G、2Bからの各出射光は、集光レンズ3R、3G,3Bでそれぞれコリメートされた後、ダイクロイックプリズム4で合成され、さらにフライアイレンズ5を用いることによりLCOS7,8の画像表示面を均一な照度で照明するように図られている。
LED2R,2G,2Bは、図示を省略する制御部により駆動され、時分割で順次に点滅する。したがって、LCOS7およびLCOS8には、発光しているLEDの光の色に対応した色の画像が表示される。つまり、スクリーン上にも発光しているLEDの色の光に対応した色の画像が表示される。しかしながら、点滅速度が、人間の目の残像時間より短いため、人間の目には、赤色、緑色、青色が加色された色彩の投射画像が視認される。
上述したように、LCOS7には右目用の光学画像が表示され、LCOS8には左目用の光学画像が表示される。そして、スクリーン(図示省略)には右目用の光学画像と左目用の光学画像が投射される。したがって、スクリーンに投射された右目用の光学画像と左目用の光学画像を、偏光メガネ(右目側にP偏光を透過する偏光フィルムを有し、左目側にS偏光を透過する偏光フィルムを有する)を介して観察することで、立体的な画像を観察することができる。
また、上述したように、ワイヤーグリッド偏光素子6は、ガラス基板16に対して偏光子面17が形成されるものであるため、プリズム型の偏光ビームスプリッタを用いる場合に比べて、立体画像投射表示装置1の軽量化と小型化を図ることができる。また、コストの低下を図ることもできる。
ところで、ワイヤーグリッド偏光素子6は、上述したように、ガラス基板16上に複数の微細な金属製ワイヤーが微小ピッチで設けられた素子であり、偏光子面17とLCOS7との間にはガラス基板16が存在する。また、ワイヤーグリッド偏光素子6は、偏光子面17が、投射用P偏光(LCOS7から出射したP偏光)の光路の光軸19に対して45度の角度を成すように配置されている。したがって、投射用P偏光は、ワイヤーグリッド偏光素子6を透過する際に、ガラス基板16への入射角およびガラス基板16の厚さに応じて非点収差を発生する。この非点収差の発生により、投射画像の鮮鋭度が低下する。
そこで、本実施の形態に係る立体画像投射表示装置1においては、フィールドレンズ9とワイヤーグリッド偏光素子6との間に、ワイヤーグリッド偏光素子6を透過する投射用P偏光に対して、非点収差を補正するための非点収差補正板11を配置している。非点収差補正板11のガラス板の厚さや屈折率および非点収差補正板11の光軸19に対する角度等が適切に設定されることで、ワイヤーグリッド偏光素子6のガラス基板16を透過した投射用P偏光に対する非点収差を少なくすることができる。非点収差補正板11により、ワイヤーグリッド偏光素子6を透過した投射用P偏光に対する非点収差を少なくすることで、投射レンズ12によりスクリーン(図示省略)に投射される画像を鮮鋭なものとすることができる。
なお、上述の説明では、ワイヤーグリッド偏光素子6は、ダイクロイックプリズム4から出射した光に対し、S偏光を反射し、P偏光を透過するように構成されているが、P偏光を反射し、S偏光を透過する構成としてもよい。この場合には、LCOS7では、LCOS7に入射したP偏光をS偏光に変換して右目用の光学画像が表示され、LCOS8では、LCOS8に入射したS偏光をP偏光に変換して左目用の光学画像が表示されることになる。また、LCOS7において左目用の光学画像を形成、LCOS8において右目用の光学画像を形成する構成としてもよい。
(変形例1)
図2に、立体画像投射表示装置1の第1の変形例を示す。なお、図1に示す立体画像投射表示装置1と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。図1に示す非点収差補正板11に換えて、非点収差補正板として、図2に示すように、非点収差補正板20を用いてもよい。非点収差補正板20は、光線21A側に比べて光線21B側ほど、ガラス板の厚さが厚くなる楔型を呈している。すなわち、非点収差補正板20は、ガラス基板16に入射する投射用P偏光(LCOS7から出射したP偏光)の入射角が小さくなる側ほど、ガラス板の厚さが厚くなる楔型を呈している。
非点収差補正板20を構成するガラス板の厚さを、光線21A側に比べて光線21B側ほど厚くすることに加えて、非点収差補正板20の光軸19に対する角度(投射用P偏光の非点収差補正板20に対する入射角と出射角)、および非点収差補正板20を形成するガラス板の屈折率等を適切に設定することで、ワイヤーグリッド偏光素子6を透過した投射用P偏光の非点収差を少なくすることができる。このように非点収差補正板20を備えることで、非点収差が抑えられた鮮鋭な画像を、投射レンズ12からスクリーン(図示省略)に投射することができる。
図1に示す立体画像投射表示装置1においては、非点収差補正板11が、平板状のガラス板であり、また、ワイヤーグリッド偏光素子6のガラス基板16も平板状のガラス板である。そのため、ガラス基板16を透過した投射用P偏光に対する非点収差を少なくするためには、図1に示すように、非点収差補正板11の光軸19に対する傾斜方向が、ガラス基板16の光軸19に対する傾斜方向に対して逆側になるように、非点収差補正板11を配置する必要がある。すなわち、ガラス基板16が、投射用P偏光に対し、光線21Aの側から光線21Bの側に向かって入射角が小さくなるように配置されているのに対し、非点収差補正板11を、投射用P偏光に対して、光線21Aの側から光線21Bの側に向かって入射角が大きくなるように配置することで、ワイヤーグリッド偏光素子6のガラス基板16を透過した投射用P偏光に対する非点収差を少なくすることができる。
これに対し、非点収差補正板20は、上述したように、偏光子面17に入射する投射用P偏光の入射角が小さくなる側ほど(光線21Aよりも光線21B側に向かって)ガラス板の厚さが厚くなる楔形を呈するように構成されている。このように、非点収差補正板20を構成することで、光軸19に対する非点収差補正板20の傾斜方向をガラス基板16の傾斜方向と同じ側にすることができる。そのため、図1に示すように、非点収差補正板11とガラス基板16とを、光軸19に対して傾斜する方向が逆側になるように配置する場合に比べて、図2に示す立体画像投射表示装置1では、非点収差補正板20をワイヤーグリッド偏光素子6に近づけて(非点収差補正板20とワイヤーグリッド偏光素子6とを、非点収差補正板20とワイヤーグリッド偏光素子6との間の空間の容積が少なくなるように)配置することができる。つまり、立体画像投射表示装置1の小型化を図ることができる。
(変形例2)
図3に、立体画像投射表示装置1の第2の変形例を示す。なお、図1に示す立体画像投射表示装置1と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。図1に示すワイヤーグリッド偏光素子6に換えて、偏光分離手段および偏光光合成手段として、図3に示すように、楔形を呈するガラス基板22に微細な金属製ワイヤー部により形成される偏光子面17が形成されたワイヤーグリッド偏光素子23を用いてもよい。
ワイヤーグリッド偏光素子23は、ワイヤーグリッド偏光素子6と同様に、偏光子面17の側がLCOS8と投射レンズ12の側に配置され、偏光子面17に対して反対側となるガラス基板22の側がダイクロイックプリズム4とLCOS7の側に配置されている。そして、ワイヤーグリッド偏光素子23は、ダイクロイックプリズム4から出射した光の光路の光軸15Aに対して偏光子面17が45度の角度を成すように配置されている。また、ワイヤーグリッド偏光素子23は、ダイクロイックプリズム4から出射した光のうち、S偏光については反射し、P偏光については透過するように構成されている。そして、LCOS7は、ダイクロイックプリズム4から出射しワイヤーグリッド偏光素子23で反射されたS偏光が入射する位置に配置されている。また、LCOS8は、ダイクロイックプリズム4から出射しワイヤーグリッド偏光素子23を透過したP偏光が入射する位置に配置されている。つまり、ワイヤーグリッド偏光素子23は、ダイクロイックプリズム4から出射した光に対しては、偏光分離手段として機能する。
ガラス基板22の楔形は、投射用P偏光(LCOS7から出射したP偏光)の入射角が小さくなる側ほどガラス板の厚さが厚くなる楔形を呈するように構成されている。すなわち、ガラス基板22は、光線21Aよりも光線21B側に向かってガラス板の厚さが厚くなる楔形を呈している。ワイヤーグリッド偏光素子23を構成するガラス基板22の厚さを、光線21A側に比べて光線21B側ほど厚くすることに加えて、ガラス基板22の光軸19に対する角度(投射用P偏光のガラス基板22に対する入射角と出射角)、およびガラス基板22を形成するガラス材の屈折率等を適切に設定することで、ワイヤーグリッド偏光素子23を透過したP偏光に対する非点収差を少なくすることができる。このようなワイヤーグリッド偏光素子23を備えることで、非点収差が抑えられた鮮鋭な画像を、投射レンズ12からスクリーン(図示省略)に投射することができる。
上述にように、ワイヤーグリッド偏光素子23は、非点収差補正機能を有するガラス基板22とP偏光とS偏光を合成する偏光子面17が一体に設けられた構成となっている。そのため、図1および図2に示すように非点収差補正板11や非点収差補正板20を、ワイヤーグリッド偏光素子6と別体で備える必要がなく、立体画像投射表示装置1の部品点数の削減と小型化を図ることができる。また、図2に示す立体画像投射表示装置1においては、非点収差補正板20とワイヤーグリッド偏光素子6との間空気間隔が形成されている。非点収差補正板20を透過した投射用P偏光は、ワイヤーグリッド偏光素子6のガラス基板16に入射する際に入射面で反射する。そのため、投射用P偏光は、非点収差補正板20を透過した後、ワイヤーグリッド偏光素子6のガラス基板16に入射する際に、光量の損失が発生する。これに対し、ワイヤーグリッド偏光素子23のガラス基板22に非点収差の補正機能を持たせることで、非点収差補正板20を透過しワイヤーグリッド偏光素子6のガラス基板16に入射する際に発生する光量の損失に対応する損失がないため、P偏光による投射画像の明るさの向上を図ることができる。
図4は、LCOS7から出射した投射用P偏光を、非点収差補正板による補正を行うことなく、図1または図2に示すワイヤーグリッド偏光素子6に透過させ、投射レンズ12により投射したときの投射像のMTFを示す。図5は、LCOS7から出射した投射用P偏光を、ワイヤーグリッド偏光素子23に透過させ、投射レンズ12により投射したときの投射像のMTFを示す。図4および図5から判るように、ワイヤーグリッド偏光素子23のガラス基板16を楔形とし非点収差補正機能を持たせることで、投射像のMTFを向上させることができる。
(変形例3)
図6は、図3に示す立体画像投射表示装置1の第3の変形例に係る立体画像投射表示装置30の概略構成を示す図である。図3に示す立体画像投射表示装置1と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。上述の立体画像投射表示装置1においては、第1の画像形成手段および第2の画像形成手段としてLCOSを使用している。これに対し、立体画像投射表示装置30は、第1の画像形成手段および第2の画像形成手段として、透過型液晶表示素子31,32を用いる構成となっている。
立体画像投射表示装置30では、LED2R,2G,2Bから出射した各単色光を、ダイクロイックプリズム4により同一の光路15に導き、ダイクロイックプリズム4から出射した光が、偏光分離手段としてのワイヤーグリッド偏光素子33により、P偏光とS偏光とに分離される。ワイヤーグリッド偏光素子33は、平板状のガラス基板34の一方の面に複数の微細な金属製ワイヤー部が微小ピッチで設けられている偏光子面35を備えるもので、上述のワイヤーグリッド偏光素子6と同様な構成である。ただし、ワイヤーグリッド偏光素子33は、P偏光について透過し、S偏光について反射するようにワイヤーグリッド方向が設定されている。ワイヤーグリッド偏光素子33により分離されたP偏光については、反射ミラー36で反射されると共に半波長板38によりS偏光に変換され透過型液晶表示素子31に入射する。また、ワイヤーグリッド偏光素子33により分離されたS偏光については、反射ミラー37で反射されると共に半波長板39によりP偏光に変換され透過型液晶表示素子32に入射する。
透過型液晶表示素子31,32は、図示を省略する制御部により駆動される。透過型液晶表示素子31は、右目用の画像データに基づき制御部により駆動され、透過型液晶表示素子31に入射したS偏光をP偏光に変換して右目用の光学画像を表示する。また、透過型液晶表示素子32は、左目用の画像データに基づき制御部により駆動され、透過型液晶表示素子32に入射したP偏光をS偏光に変換して左目用の光学画像を表示する。そして、透過型液晶表示素子31から出射したP偏光は、偏光光合成手段としてのワイヤーグリッド偏光素子23を透過し、また、透過型液晶表示素子32から出射した投射用S偏光は、ワイヤーグリッド偏光素子23で反射される。そして、透過型液晶表示素子31から出射したP偏光と、透過型液晶表示素子32から出射したS偏光とは、投射レンズ12に入射し、スクリーン(図示省略)に向けて投射される。
上述のように立体画像投射表示装置30を構成した場合にも、ワイヤーグリッド偏光素子23とワイヤーグリッド偏光素子33を用いることで、プリズム型の偏光ビームスプリッタを用いる場合に比べて、立体画像投射表示装置30の軽量化と小型化を図ることができる。また、非点収差補正を行うことができるガラス基板22を有するワイヤーグリッド偏光素子23を用いることで、ワイヤーグリッド偏光素子23を透過したP偏光に対する非点収差を少なくすることができ、投射レンズ12によりスクリーン(図示省略)に投射される画像を鮮鋭なものとすることができる。
立体画像投射表示装置30において、ワイヤーグリッド偏光素子23に換えて、図1に示される非点収差補正板11およびワイヤーグリッド偏光素子6を用いたり、あるいは、図2に示される非点収差補正板20およびワイヤーグリッド偏光素子6を用いてもよい。
上述の実施の形態およびその変形例で示した立体画像投射表示装置1,30においては、LCOS7とLCOS8を、あるいは、透過型液晶表示素子31と透過型液晶表示素子32を、互いに異なる画像データ、すなわち、右目用の画像データと左目用の画像データとにより駆動している。これに対し、LCOS7とLCOS8を、あるいは、透過型液晶表示素子31と透過型液晶表示素子32を、左右の区別のない同一の画像データで駆動するようにしてもよい。このように構成した場合には、スクリーンにはいわゆる二次元の画像が投射されることになるが、1つのLCOSあるいは1つの透過型の液晶表示素子を用いる場合に比べて、2つのLCOSあるいは2つの透過型の液晶表示素子を用いることで、偏光方向が直交する2つの偏光を用いることができ、LED2R,2G,2Bから出射する光の利用効率が高くなり、高い輝度の投射画像を得ることができる。
(実施の形態の主な効果)
上述のように本実施の形態に係る立体画像投射表示装置1は、光源としてのLED2R,2G,2Bと、LED2R,2G,2Bから出射された出射光をP偏光とS偏光とに分離する偏光分離手段としてのワイヤーグリッド偏光素子6(23)と、ワイヤーグリッド偏光素子6(23)により分離されたS偏光が入射し、このS偏光を第1の画像情報としての右目用画像データに基づいてP偏光に変換して出射する第1の画像形成手段としてのLCOS7と、ワイヤーグリッド偏光素子6(23)により分離されたP偏光が入射し、このP偏光を第2の画像情報としての左目用画像データに基づいてS偏光に変換して出射する第2の画像形成手段としてのLCOS8と、LCOS7から出射したP偏光とLCOS8から出射したS偏光とを合成する偏光光合成手段としてのワイヤーグリッド偏光素子6(23)と、ワイヤーグリッド偏光素子6(23)から出射したS偏光およびP偏光を被投射面に対して投射する投射光学系としての投射レンズ12とを備える。
ワイヤーグリッド偏光素子6(23)は、ガラス基板16(22)に対して偏光子面17が形成されて構成されるものである。したがって、偏光分離手段または偏光光合成手段としてプリズム型の偏光ビームスプリッタを用いる場合に比べて、立体画像投射表示装置1の軽量化と小型化を図ることができる。また、プリズム型の偏光ビームスプリッタを用いる場合に比べて、ガラス基板16(22)に対して偏光子面17が形成されるワイヤーグリッド偏光素子6(23)は、安価に製造することができ、立体画像投射表示装置1のコストの低減を図ることもできる。
立体画像投射装置1は、LCOS7から出射しワイヤーグリッド偏光素子6(23)を透過するP偏光の光路中に、このP偏光が、ワイヤーグリッド偏光素子6(23)を透過する際に発生する非点収差を補正することができる非点収差補正板11を備えている。なお、立体画像投射装置1を、LCOS8から出射したS偏光がワイヤーグリッド偏光素子6(23)を透過する構成とすると共に、LCOS8から出射しワイヤーグリッド偏光素子6(23)を透過するS偏光の光路中に、このS偏光が、ワイヤーグリッド偏光素子6(23)を透過する際に発生する非点収差を補正することができる非点収差補正板11を備える構成としてもよい。
このように立体画像投射表示装置1を構成することで、ワイヤーグリッド偏光素子6を透過した偏光に対する非点収差を少なくすることができ、投射レンズ12によりスクリーンに投射される画像を鮮鋭なものとすることができる。
立体画像投射表示装置1の第1の変形例の構成においては、非点収差補正板11に換えて、くさび形状の非点収差補正板20を備えている。
このように立体画像投射表示装置1を構成することで、ワイヤーグリッド偏光素子6と非点収差補正板20との間の間隔を狭くすることができ、立体画像投射表示装置1の小型化を図ることができる。
立体画像投射表示装置1の第2の変形例の構成においては、非点収差補正板11およびワイヤーグリッド偏光素子6に換えて、くさび形状を呈する非点収差補正板として機能するガラス基板22に一体的に偏光光合成手段としての機能を有する偏光子面17が備えられているワイヤーグリッド偏光素子23を備えている。
このように立体画像投射表示装置1を構成することで、非点収差補正板と偏光光合成手段とを別部材で構成する場合に比べて、部品点数の削減と小型化を図ることができる。
立体画像投射表示装置1において、第1の画像情報と第2の画像情報は、いずれか一方は右目用の画像情報であり、他方は左目用の画像情報としている。
このように立体画像投射表示装置1を構成することで、LCOS7には右目用の光学画像が表示され、LCOS8には左目用の光学画像が表示される。そして、スクリーン(図示省略)には、右目用の光学画像と左目用の光学画像が投射される。したがって、スクリーンに投射された右目用の光学画像と左目用の光学画像を、偏光メガネ(右目側にP偏光を透過する偏光フィルムを有し、左目側にS偏光を透過する偏光フィルムを有する)を介して観察することで、立体的な画像を観察することができる。
立体画像投射表示装置1において、第1の画像情報と第2の画像情報は、左右の区別のない同一の画像情報とすることもできる。
立体画像投射表示装置1をこのように構成した場合には、スクリーンにはいわゆる二次元の画像が投射されることになるが、1つのLCOSあるいは透過型の液晶表示素子を用いる場合に比べて、2つのLCOSあるいは2つの透過型の液晶表示素子を用いることで高い輝度の投射画像を得ることができる。
また、立体画像投射表示装置1の第3の変形例に係る立体画像投射表示装置30は、光源としてのLED2R,2G,2Bと、LED2R,2G,2Bから出射された出射光をP偏光とS偏光とに分離する偏光分離手段としてのワイヤーグリッド偏光素子33と、ワイヤーグリッド偏光素子33により分離されたP偏光をS偏光に変換する半波長板38と、半波長板38から出射したS偏光が入射し、このS偏光を第1の画像情報としての右目用画像データに基づいてP偏光に偏光して出射する第1の画像形成手段としての透過型液晶表示素子31と、ワイヤーグリッド偏光素子33により分離されたS偏光をP偏光に変換する半波長板39と、が入射し、このP偏光を第2の画像情報としての左目用画像データに基づいてS偏光に偏光して出射する透過型液晶表示素子32と、透過型液晶表示素子31から出射したP偏光と透過型液晶表示素子32から出射したS偏光とを合成する偏光光合成手段としてのワイヤーグリッド偏光素子23と、ワイヤーグリッド偏光素子23から出射したS偏光およびP偏光を被投射面に対して投射する投射光学系としての投射レンズ12とを備える。
ワイヤーグリッド偏光素子23は、ガラス基板22に対して偏光子面17が形成されて構成されるものである。また、ワイヤーグリッド偏光素子33も、ガラス基板34に対して偏光子面35が形成されて構成されるものである。したがって、偏光分離手段または偏光光合成手段としてプリズム型の偏光ビームスプリッタを用いる場合に比べて、立体画像投射表示装置30の軽量化と小型化を図ることができる。
なお、上述した立体画像投射表示装置1および立体画像投射表示装置30は、フロント投射型、リア投射型のいずれの投射方式にも利用できる。
1,3 ・・・ 立体画像投射表示装置(投射表示装置)
2R,2G,2B ・・・ LED(光源)
6,23 ・・・ワイヤーグリッド偏光素子(偏光分離手段,偏光光合成手段)
7 ・・・ LCOS(第1の画像形成手段)
8 ・・・ LCOS(第2の画像形成手段)
11,20,22 ・・・ 非点収差補正板
12 ・・・ 投射レンズ(投射光学系)
31 ・・・ 透過型液晶表示素子(第1の画像形成手段)
32 ・・・ 透過型液晶表示素子(第2の画像形成手段)

Claims (3)

  1. 光源と、
    前記光源から出射された出射光をS偏光とP偏光とに分離する偏光分離手段と、
    前記偏光分離手段により分離されたS偏光が入射し、このS偏光を第1の画像情報に基づいてP偏光に偏光して出射する第1の画像形成手段と、
    前記偏光分離手段により分離されたP偏光が入射し、このP偏光を第2の画像情報に基づいてS偏光に偏光して出射する第2の画像形成手段と、
    前記第1の画像形成手段から出射したP偏光と前記第2の画像形成手段から出射したS偏光とを合成する偏光光合成手段と、
    前記偏光光合成手段から出射したS偏光およびP偏光を被投射面に対して投射する投射光学系と、
    を備え、
    前記偏光分離手段および前記偏光光合成手段の内、少なくとも前記偏光光合成手段については、ワイヤーグリッド偏光素子であり、
    前記第1の画像形成手段から出射したP偏光または前記第2の画像形成手段から出射したS偏光のうち、前記偏光光合成手段を透過する偏光の光路中に、この偏光が前記偏光光合成手段を透過する際に発生する非点収差を補正することができる非点収差補正板を備え、
    前記非点収差補正板は、くさび形状を呈し、
    前記くさび形状を呈する非点収差補正板に一体的に前記偏光光合成手段が備えられる、
    ことを特徴とする投射表示装置。
  2. 請求項1に記載の投射表示装置において、
    前記第1の画像情報と前記第2の画像情報は、いずれか一方は右目用の画像情報であり、他方は左目用の画像情報である、
    ことを特徴とする投射表示装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の投射表示装置において、
    前記第1の画像情報と前記第2の画像情報は、同一の画像情報である、
    ことを特徴とする投射表示装置。
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