JP5485705B2 - 洗濯用酵素フォーム処理 - Google Patents

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Description

本発明は、織物の洗濯のための方法、及び当該方法において使用するための酵素組成物、に関する。特に、本発明は、1又は複数の酵素を含んで成るフォーム組成物に関する。
一般的に、洗濯は織物をある一定期間洗剤溶液中で攪拌し、織物を水中ですすぐことで実施される。洗濯は自動洗濯機中で実施されるか、あるいは手洗いで実施されることがある。現在の洗剤は、多数の成分、例えば界面活性剤、ビルダー、漂白剤、ポリマー及び酵素を含んで成る複雑な組成物であり、通常、粉末又は液体として調製される。
洗濯方法及び洗剤組成物の様々な改良が提案されており、その結果、洗濯方法のパフォーマンスが増大し、あるいは洗濯の際の水又はエネルギー消費が減少している。
WO9820100A1は、酵素を含んで成る、フォーム形態の洗剤組成物、かかる組成物、例えばエアロゾルを分配する装置、当該フォームを用いて洗濯物を洗浄するための方法、を開示している。前記方法は、当該フォームを洗濯物上又は水中に分配してせっけん水(suds)を調製し、任意に保持期間を設け、そして最終的に攪拌し、すすぎ、コンディショニング等をすることを含んで成る。
US6,303,563は、酵素を含んで成り、更に第四級アンモニウム化合物のジエステル又はジアミド、任意にホウ素酵素安定化剤を含んで成る、フォーム形態の洗剤組成物を開示している。更に、洗濯物を洗浄する方法が開示されており、当該方法は、かかるフォームを洗濯物上又は水中に分配してせっけん水を調製し、任意に保持期間を設け、そして最終的に攪拌し、すすぎ、コンディショニング等をすることを含んで成る。
EP86935は、汚れた繊維製品を洗浄する方法であって、フォームを作り、そしてこれを当該繊維に吹きかける方法を開示している。当該方法の利点は、少量の洗剤及び水を用いて実施することができるという点にある。この文献は酵素について言及していない。
US5,435,809は、デニム繊維を処理して「ストーンウォッシュ」の外観を得る方法であって、当該繊維がセルラーゼ含有フォームで処理される方法を開示している。
EP677577は、フォーム形態の洗剤組成物を開示している。実施例において、酵素はフォームに含まれている。使用の際、当該組成物は、予め濡らした繊維上に行き渡らされ、そして一定期間任意に浸漬され、そして水を添加してその混合物中で攪拌される。
GB2,417,492は、洗剤を、例えば、食洗機中に運ぶための洗剤用のディスペンサーを開示している。この文献は、カートリッジ内の異なるチャンバーに異なる洗剤組成物を含めて、洗浄プログラムの異なる段階に組成物を運ぶことの可能性について考察している。
本発明の概要
第一の観点において、本発明は、織物を洗濯する方法であって:
a)酵素を含んで成るフォーム組成物を織物全体に行き渡らせ、続いて保持期間を設けるステップ、及び
b)水、及び好ましくは洗剤組成物を添加し、そしてこの混合物を攪拌するステップ、
を含んで成る方法、に関する。
これらのステップは各々繰り返すことができる。
第二の観点において、本発明は、1又は複数のフォーム形成剤(foaming agent)及び1又は複数の酵素を含んで成るフォーム組成物に関する。当該酵素は、好ましくはプロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、アミラーゼ、カルボヒドラーゼ、セルラーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、アラビナーゼ、ガラクタナーゼ、キシラナーゼ、オキシダーゼ、例えばラッカーゼ、及び/又はペルオキシダーゼの中から選択され、但し、前記フォーム組成物は、少なくとも1つの非セルロース分解性酵素を含んで成る。フォーム組成物の追加成分として、pH制御剤及び酵素安定化剤がある。
別の観点において、本発明は、本発明の方法を実施することができる装置に関する。
実施例で使用したモデル洗浄の略図。 実施例1における比較試験結果を示すダイアグラム。 フォームの酵素によるフォーム処理を用い、水洗の際に市販のコンパクト粉末洗剤の量を変化させた場合の洗浄効率を示すダイアグラム。
本発明は、酵素に富むフォームが織物に添加されると、通常の洗浄と比較して驚くほど増大した洗浄利益が得られるという観察に基づいている。
フォーム組成物は、フォーム形態の水溶性組成物であって、酵素及び少なくとも1つのフォーム形成剤を含んで成るものであり、但し、当該フォーム組成物がセルラーゼを含んで成る場合、少なくとも1つの追加の酵素が当該組成物に含まれる。他の成分、例えば酵素安定化剤、pH制御成分等を更に当該組成物に含めてもよい。
フォームで使用される酵素は、原則として、汚れた織物に対し効果を有することが知られている任意の酵素、例えばプロテアーゼ、クチナーゼ、アミラーゼ、カルボヒドラーゼ、セルラーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、アラビナーゼ、ガラクタナーゼ、キシラナーゼ、オキシダーゼ、例えばラッカーゼ、及び/又はペルオキシダーゼであってもよい。
1つの好ましい態様において、フォーム組成物は
a)1又は複数のフォーム形成剤、
b)1又は複数の酵素、
c)フォーム安定化剤、酵素安定化剤、pH制御剤、香料及び色素の中から任意に選択される1又は複数の化合物;
d)水、
から成る。
本発明のフォーム組成物で使用すべき酵素は、洗濯で伝統的に使用されている酵素であって、中性からアルカリ領域で至適活性を有する酵素、又は酸性から中性領域で至適活性を有する酵素、であってもよい。
フォーム組成物についての酵素の例として、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、クチナーゼ、カルボヒドラーゼ、セルラーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、アラビナーゼ、ガラクタナーゼ、キシラナーゼ、オキシダーゼ、例えばラッカーゼ及びペルオキシダーゼがある。
フォーム組成物は、少なくとも1つのプロテアーゼを含んで成ることが好ましい。これは、本発明の方法を用いることで、プロテアーゼの性能が伝統的な洗濯法と比較してかなり増強され得るという驚くべき発見があったためである。
本発明のフォーム組成物で使用するのに好ましい酵素は、以下に詳述するものである。
プロテアーゼ:
適当なプロテアーゼには、動物、植物又は微生物を起源とするものが含まれる。微生物起源が好ましい。化学的又は遺伝的に修飾した突然変異体が含まれる。当該プロテアーゼはセリンプロテアーゼ、好ましくはアルカリ性の微生物プロテアーゼ又はトリプシン様プロテアーゼであってもよい。アルカリ性プロテアーゼの例として、ズブチリシン、特にバチルス由来のもの、例えばズブチリシン ノボ、ズブチリシン カールスバーグ、ズブチリシン309、ズブチリシン147及びズブチリシン168(WO89/06279に記載のもの)がある。トリプシン様プロテアーゼの例はトリプシン(例えばブタ又はウシ起源のもの)及びWO89/06270に記載のフサリウムのプロテアーゼである。
好ましい市販のプロテアーゼ酵素として、Novozyme A/S(デンマーク)によりAlcalase, Savinase, Primase, Durazym, 及びEsperaseの商用名のもと販売されているもの、ジェネンコア インターナショナルによりMaxatase, Maxacal, Maxapem, Properase, Purafect and Purafect OXPの商用名のもと販売されているもの、及びソルベイ エンザイムスによりOpticlean及びOptimaseの商用名のもと販売されているものがある。プロテアーゼ酵素は、本発明によれば、組成物の重量当たり0.00001%〜10%の酵素タンパク質のレベル、好ましくは組成物の重量当たり0.0001%〜5%の酵素タンパク質のレベル、より好ましくは組成物の重量当たり0.001%〜2%の酵素タンパク質のレベル、より更に好ましくは組成物の重量当たり0.01%〜1%の酵素タンパク質のレベルでフォーム組成物に組み込まれうる。
リパーゼ:
適当なリパーゼとして、細菌又は真菌起源のものがある。化学的又は遺伝的に修飾した突然変異体も含まれる。
有用なリパーゼの例として、フミコラ・ラヌギノサ(Humicola lanuginosa)リパーゼ、例えばEP 258 068及びEP 305 216に記載のもの、リゾムコール・ミーヘイ(Rhizomucor miehei)リパーゼ、例えばEP 238 023に記載のもの、カンジダ(Candida)リパーゼ、例えばC.アンタルクチカ(C. antarctica)リパーゼ、例えばEP 214 761に記載のC.アンタルクチカ リパーゼA又はB、シュードモナス(Pseudomonas)リパーゼ、例えばP.アルカリジェネス(P. alcaligenes)及びP.シュードアリカリジェネス(P. pseudoalcaligenes)リパーゼ、例えばEP 218 272に記載のもの、P.セパシア(P. cepacia)リパーゼ、例えばEP 331 376に記載のもの、P.スタッツェリ(P. stutzeri)リパーゼ、例えばGB1,372,034に開示されているもの、P.フルオレセンス(P. fluorescens)リパーゼ、バチルス(Bacillus)リパーゼ、例えばB.サブチリス(B. subtilis)リパーゼ(Dartois et al., (1993), Biochemica et Biophysica acta 1 131 , 253-260)、B.ステアロサーモフィラス(B. stearothermophilus)リパーゼ(JP64/744992)及びB.プミラス(B. pumilus)リパーゼ(WO91/16422)がある。
更に、多数のクローン化されたリパーゼも有用な場合があり、例えば、Yamaguchi et al., (1991), Gene 103, 61-67に記載のペニシリウム・カメンベルティ(Penicillium camembertii)リパーゼ、ゲオトリカム・カンジダム(Geotricum candidum)リパーゼ(Schimada, Y. et al., (1989), J. Biochem., 106, 383-388)、及び種々のリゾパス(Rhizopus)リパーゼ、例えばR.デレマー(R. delemar)リパーゼ(Hass, MJ et al., (1991), Gene 109, 117-113)、R.ニベウス(R. niveus)リパーゼ(Kugimiya et al., (1992), Biosci. Biotech. Biochem. 56, 716-719)及びR.オリザエ(R. oryzae)リパーゼがある。
他のタイプの脂肪分解酵素、例えばクチナーゼ、例えばWO88/09367に記載のシュードモナス・メンドシナ(Pseudomonas mendocina)由来のクチナーゼ、又はフサリウム・ソラニ ピシ (Fusarium solani pisi) に由来するクチナーゼ(例えば、WO90/09446に記載されているもの)を包含する。
特に適当なリパーゼは、M1リパーゼ(登録商標)、Luma fast(登録商標)及びLipomax(登録商標)(ジェネンコア)、リポラーゼ(登録商標)及びリポラーゼ ウルトラ(登録商標)(ノボノルディスクA/S)、及びリパーゼP「アマノ」(天野製薬)である。
リパーゼは、通常、組成物の重量当たり0.00001%〜10%の酵素タンパク質のレベル、好ましくは組成物の重量当たり0.0001%〜5%の酵素タンパク質のレベル、より好ましくは組成物の重量当たり0.001%〜2%の酵素タンパク質のレベル、より更に好ましくは組成物の重量当たり0.01%〜1%の酵素タンパク質のレベルでフォーム組成物に組み込まれる。
アミラーゼ:
任意のアミラーゼ(α及び/又はβ)は、原則、使用してもよい。適当なアミラーゼとして、細菌又は真菌起源のものがある。化学的又は遺伝的に修飾した突然変異体も含まれる。アミラーゼには、例えば、GB1,296,839で詳述されている、B.リシェニフォルミス(B. licheniformis)の特別な菌株から得られたα−アミラーゼが含まれる。市販のアミラーゼは、Duramyl(登録商標), Termamyl(登録商標), Fungamyl(登録商標)及びBAN(登録商標)(ノボザイムスA/Sから入手可能)並びにRapidase(登録商標)及びMaxamyl P(登録商標)(ジェネンコアから入手可能)である。
アミラーゼは、通常、組成物の重量当たり0.00001%〜10%の酵素タンパク質のレベル、好ましくは組成物の重量当たり0.0001%〜5%の酵素タンパク質のレベル、より好ましくは組成物の重量当たり0.001%〜2%の酵素タンパク質のレベル、より更に好ましくは組成物の重量当たり0.01%〜1%の酵素タンパク質のレベルでフォーム組成物に組み込まれる。
セルラーゼ:
原則として、任意のセルラーゼを使用してもよい。適当なセルラーゼとして、細菌又は真菌起源のものがある。化学的又は遺伝的に修飾した突然変異体も含まれる。適当なセルラーゼはUS4,435,307に開示されており、これは、フミコラ・インソレンス(Humicola insolens)から産生した真菌セルラーゼを開示している。特に適当なセルラーゼは、色を保護する効果を有するセルラーゼである。かかるセルラーゼの例として、欧州特許出願第0 495 257に記載のセルラーゼがある。
市販のセルラーゼとして、フミコラ・インソレンスの菌株から産生したCelluzyme(登録商標)(ノボザイムスA/S)、及びKAC−500(B)(登録商標)(花王株式会社)がある。
セルラーゼは、通常、組成物の重量当たり0.00001%〜10%の酵素タンパク質のレベル、好ましくは組成物の重量当たり0.0001%〜5%の酵素タンパク質のレベル、より好ましくは組成物の重量当たり0.001%〜2%の酵素タンパク質のレベル、より更に好ましくは組成物の重量当たり0.01%〜1%の酵素タンパク質のレベルでフォーム組成物に組み込まれる。
ペルオキシダーゼ/オキシダーゼ:
ペルオキシダーゼ酵素は、過酸化水素又はその起源(例えば過炭酸塩、過ホウ酸塩又は過硫酸塩)と一緒に使用される。オキシダーゼ酵素は酸素と一緒に使用される。両方のタイプの酵素は、「溶液漂白」(solution breaching)のために、すなわち、織物を洗浄溶液中で一緒に、好ましくはWO94/12621及びWO95/01426に記載のような促進剤(enhancing agent)と一緒に洗浄した場合、染織物由来の織物染料が別の織物へと移るのを防ぐために使用される。適当なペルオキシダーゼ/オキシダーゼには、植物、細菌又は真菌起源のものが含まれる。化学的又は遺伝的に修飾した突然変異体も含まれる。
ペルオキシダーゼ及び/又はオキシダーゼ酵素は、通常、組成物の重量当たり0.00001%〜10%の酵素タンパク質のレベル、好ましくは組成物の重量当たり0.0001%〜5%の酵素タンパク質のレベル、より好ましくは組成物の重量当たり0.001%〜2%の酵素タンパク質のレベル、より更に好ましくは組成物の重量当たり0.01%〜1%の酵素タンパク質のレベルでフォーム組成物に組み込まれる。
上文で言及した酵素の混合物、特に、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ及び/又はセルラーゼの混合物は本明細書に包含される。
フォーム形成剤は、原則として、適当なフォームを形成することができる、任意な既知のフォーム形成剤、例えば、陰イオン及び/又は陽イオン及び/又は両性イオン及び/又は双性イオン及び/又は半極性の界面活性剤の中から選択される、フォーム形成する能力が高い界面活性剤であってもよい。フォーム形成剤の例として、エトキシル化アルコール、エトキシル化アルキルフェノール、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドブロックポリマー、カルボン酸アミド、硫酸化アミド、アミンオキシド又は硫酸化アルコール、リン酸化アルコール、カルボキシル化アルコール又はスルホン化アルコール及びアルキルカルボキシラート、アルキルポリグルコーススルホサクシネート、アルキルポリグルコースのクエン酸塩及びアルキルポリグルコースの酒石酸塩、サルコシン酸塩及び非イオン性のもの、を挙げることができる。
フォーム形成剤は非イオン性界面活性剤を含まないことが好ましい。これは、非イオン性海面活性剤によっては、非イオン性の界面活性剤を含んで成るフォームに含まれる酵素の性能に若干の負の影響をもたらし、そのため、本発明の方法を用いた場合の予想できない有利な効果が、異なる界面活性剤、例えば陰イオン性界面活性剤が使用される状況と比較して、そのような非イオン性界面活性剤を用いると減少することがあることが明らかとなったためである。
フォーム形成剤は、陰イオン性界面活性剤の中から選択されるのがより好ましい。
フォーム形成剤の好ましい例として、Eucerin及び直鎖C12アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)がある。
フォーム組成物は、更に、1又は複数のフォーム安定化剤、例えば、水/界面活性剤/ガス乳化剤を安定化することができることが知られているグルコシド又は乳化剤を更に含んで成ることがある。
本発明のフォーム組成物の酵素は、常用の酵素安定化剤、例えばポリオール、例えばプロピレングリコール又はグリセロール、糖又は糖アルコール、乳酸、ホウ酸、又はホウ酸誘導体、例えば芳香族ホウ酸エステル、又はフェニルホウ酸誘導体、例えば4−ホルミルフェニルホウ酸を用いて安定化してもよい。
フォーム組成物は、更に、当業者に知られているpH制御化合物を含んでもよい。pH制御化合物の例として、無機塩、例えばリン酸塩、硫酸塩及び炭酸塩、有機化合物、例えばカルボン酸、カルボキシラート、アミン、スルホン酸塩等を挙げることができる。
pH制御化合物は、フォーム組成物のpH値が組成物に含まれる酵素にとって最適な条件を提供するよう選択されるべきである。
伝統的に、洗剤組成物は、通常アルカリ性又は中性の領域内のpH値を有する。これは、多数の石鹸、界面活性剤及び伝統的な洗剤組成物で一般的に使用される他の組成物がアルカリ性というのが理由の一つである。対照的に、本発明のフォーム組成物は、必須の石鹸成分又は界面活性剤成分を含んでおらず、そのため、特定の範囲のpH値を維持するものに限定されないが、組成物のpHは、組成物に含まれる酵素にとって最適な条件を得るために選択することができる。従って、フォーム組成物のpHは、酸性範囲、アルカリ性範囲であってもよく、あるいは、中性であってもよい。特に、4〜10、より好ましくは5〜9の範囲のpHを選択することができる。
本発明に従うpH制御化合物として、周知の緩衝液成分、例えばグリシン及び炭酸ナトリウムがある。
当業者は、本発明の方法が、洗濯方法で使用される酵素に関して追加の多用性を提供することを理解するであろう。従って、1つの態様において、フォーム組成物は酸性pHを有しており、そして酵素は酸性条件のもとで最大の活性を有するよう選択され、別の態様においては、フォーム組成物は中性pH値を有しており、そして酵素は中性条件下で最大活性を有するよう選択され、そして第三の態様において、フォーム組成物はアルカリ性のpHを有し、そして酵素はアルカリ条件下で最大活性を有するよう選択される。対照的に、伝統的な洗剤組成物はアルカリ性のpH値を有しており、アルカリ条件下で活性を有する酵素のみがかかる伝統的な洗剤組成物に適している。
好ましい本発明のフォーム組成物は、以下の成分を含んで成る:
フォーム形成剤 0.1〜40%
酵素(w/wタンパク質として算出) 0.001〜20%
pH制御成分、フォーム及び/又は安定化剤等 0〜5%
水 100%になるよう添加
本発明のフォーム組成物は、原則、既知のフォーム形成方法を用いて行ってもよい。フォームを調製する方法は、硬表面、例えば食品業界における硬表面を洗浄する領域内で周知であり、かかる周知な方法及び当該方法に使用する装置も本発明に適当可能であることは理解されるべきである。
本発明のフォーム組成物を調製する1つの方法は、高剪断ミキサー内で前記成分を混合してフォーム形成することである。
本発明のフォーム組成物を調製するための別の方法は、スプレー缶又はエアゾール缶について周知の技術を用いて、前記成分を、適当な噴射剤(propellant)を有する容器内で一緒に加圧して、開口部から組成物を分注することでフォーム組成物を作ることである。
噴射剤は、周囲温度で圧縮性ガスであり、且つフォーム組成物に対し不活性の、任意の化合物であってもよい。しかしながら、更に、ユーザー及び環境にとって害がない噴射剤を使用することが好ましい。当業界で周知のそのような噴射剤は、本発明において使用することができる。適当な噴射剤の例として、窒素、プロパン及びブタンを挙げることができる。
フォームを作る別の方法は、濃縮された洗剤を容器に含めることによる、硬表面クリーニングにおけるフォーム分散のための常用の方法を使用することである。フォーミングの状況においては、(水に対し)比例する量の洗剤から、フォーミングノズルにかけて水流が引き出される。洗剤の濃度は水圧に依存する。酵素を洗剤組成物に含めてもよく、あるいはこれを別の容器に配置し、そして水洗剤の流れからフォーミングノズルへと引き出すことができる。
手作業で、機械的な作用を用いることにより成分を混合し、そして混合物を形成することで、例えばフォームを泡立て、又はハンドフォーマーを用いることで、フォーム組成物を調製することもできる。ハンドフォーマーは当業界で知られており、これは更に本発明で有用であろう。
洗剤組成物
洗剤組成物は、本発明によれば、前記方法のステップbにおいて水と一緒に添加される。
洗剤組成物は、通常、任意な既知の洗剤組成物であってもよい。しかしながら、洗剤は本発明の方法において使用するのに適合したものが好ましい。
洗剤組成物は酵素を含んでもよく、あるいは、これは酵素を含まなくてもよい。洗剤組成物が酵素を含まない場合、本発明の方法のステップbの間に活性な酵素のみがフォーム組成物に含まれる酵素である。洗剤組成物は酵素を含んで成ることが好ましい。
従って、1つの態様において、洗剤組成物は、界面活性剤系及びビルダー系及び、好ましくは1又は複数の以下の成分:酵素、漂白剤、泡抑制剤(suds suppressor)、pH制御成分、汚れ懸濁剤(soil suspending agents)、汚れ放出剤(soil-releasing agents)、蛍光増白剤、研磨剤、殺菌剤、曇り防止剤、着色剤、柔軟剤、ポリマー性移染阻害剤及び/又はカプセル封入された若しくはカプセル封入されていない香料を含んで成る。
洗剤組成物は、例えば、手作業又は機械による洗濯の洗剤組成物として調製してもよい。
洗剤組成物は1又は複数の界面活性剤を含んで成り、これは、非イオン性、例えば半極性及び/又は陰イオン性及び/又は陽イオン性及び/又は双性イオン性であってもよい。界面活性剤は、典型的には、0.1重量%〜60重量%のレベルで存在する。
洗剤は、これが含まれている場合、約1%〜約40%の陰イオン界面活性剤、例えば直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルファオレインスルホン酸塩、アルキル硫酸塩(脂肪アルコールの硫酸塩)、アルコールエトキシサルフェート、第二級アルカンスルホネート、アルファ−スルホン酸メチルエステル、アルキル−若しくはアルケニルコハク酸又は石鹸を通常含む。
洗剤は、これが含まれている場合、約0.2%〜約40%の非イオン界面活性剤、例えばアルコールエトキシレート、ノニルフェノールエトキシレート、アルキルポリグリコシド、アルキルジメチルアミンオキシド、エトキシル化脂肪酸モノエタノールアミド、脂肪酸モノエタノールアミド、ポリヒドロキシアルキル脂肪酸アミド、又はグルコサミンのN−アシルN−アルキル誘導体(「グルカミド」)を通常含む。
洗剤は、0〜65%の洗剤ビルダー又は錯化剤、例えばゼオライト、二リン酸塩、三リン酸塩、ホスホン酸塩、炭酸塩、クエン酸塩、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、アルキル−若しくはアルケニルコハク酸、可溶性ケイ酸塩又は層状ケイ酸塩(例えばHoechst社のSKS-6)を含んでもよい。
洗剤は1又は複数のポリマーを含むことがある。例えば、カルボキシメチルセルロース、ポリ(ビニルピロリドン)、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルピリジン−N−オキシド)、ポリ(ビニルイミダゾール)、ポリカルボキシレート、例えばポリアクリレート、マレイン酸/アクリル酸コポリマー及びラウリルメタクリレート/アクリル酸コポリマーである。
洗剤は漂白系を含んでもよく、これは、H22源、例えば過ホウ酸塩又は過炭酸塩を含んで成ることもあり、これらは過酸を形成する漂白活性化剤、例えばテトラアセチルエチレンジアミン又はノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩と併用してもよい。あるいは、漂白系は、ペルオキシ酸、例えばアミド、イミド、又はスルホン型のペルオキシ酸を含んで成ることがある。
本発明の洗剤組成物の酵素は、常用の安定化剤、例えばポリオール、例えばプロピレングリコール又はグリセロール、糖又は糖アルコール、乳酸、ホウ酸、又はホウ酸誘導体、例えば芳香族ホウ酸エステル、又はフェニルホウ酸誘導体、例えば4−ホルミルフェニルホウ酸、を用いて安定化してもよく、そして当該組成物は、例えばWO92/19709及びWO92/19708に記載のとおりに調製してもよい。
洗剤は、更に、他の常用の洗剤成分、例えば柔軟材、例えばクレー、増泡剤、泡抑制剤、防食剤、汚れ懸濁剤、再汚染防止剤、色素、殺菌剤、蛍光増白剤、ハイドロトロープ、曇り防止剤、又は香料を含んでもよい。
酵素
好ましい洗剤組成物は、洗浄性能及び/又は織物を保護する効果を提供する酵素を含んで成る。本発明の方法においては、酵素を含んで成るフォーム組成物は、本発明の方法のステップa)で使用される。ステップa)がステップb)の前に使用される場合、フォーム組成物中に存在する酵素は、ステップb)の間にも存在しており、この態様においては、洗剤組成物中に酵素を含めないことが望ましいことがあり、あるいは、使用するフォーム組成物に含まれる酵素の組み合わせ異なる組み合わせの酵素を当該洗剤組成物に含めることが望ましい場合がある。
かかる酵素として、他のプロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ、ペルオキシダーゼ、オキシダーゼ(例えばラッカーゼ)がある。
酵素の詳細な説明は、フォーム組成物の説明において見ることができるが、本発明の洗剤組成物に含めるべき酵素は、洗剤組成物により決定されるアルカリ性から中性のpHのいて高い活性を有するべきであることに留意すべきである。
洗剤組成物中に組み込まれる酵素は、通常、各酵素につき、組成物の重量当たり0.00001%〜2%の酵素タンパク質のレベルで、好ましくは組成物の重量当たり0.0001%〜1%の酵素タンパク質のレベルで、より好ましくは組成物の重量当たり0.001%〜0.5%の酵素タンパク質のレベルで、更により好ましくは組成物の重量当たり0.01%〜0.2%の酵素タンパク質のレベルで洗剤組成物中に組み込まれる。洗剤組成物中に組み込まれる酵素は、通常、各酵素につき、組成物の重量当たり0.00001%〜5%の酵素タンパク質のレベルで、好ましくは組成物の重量当たり0.0001%〜2%の酵素タンパク質のレベルで、より好ましくは組成物の重量当たり0.001%〜1%の酵素タンパク質のレベルで、更により好ましくは組成物の重量当たり0.01%〜1%の酵素タンパク質のレベルで洗剤組成物中に組み込まれる。
洗剤組成物中に含まれる酵素は、フォーム組成物に含まれる酵素と同一のタイプのものであってもよく、あるいは、それらは異なるタイプのものであってもよい。
本発明の方法
本発明の洗濯法は、
a.1又は複数の酵素を含んで成るフォーム組成物を、織物全体に行き渡らせ、続いて保持期間を設け、そして
b.水及び、任意に洗剤組成物を織物に添加し、そしてこの混合物を第二の期間攪拌する、2つのステップを含んで成る。ステップa)及びステップb)の後、洗濯方法は、通常、その目的のための周知の手順を用いて、織物を水中ですすぎ、そして乾燥させることで完了する。所望により、柔軟剤を用いた処理も含めてもよい。
ステップa)
このステップにおいて、フォーム組成物は、織物全体に行き渡らされる。均一な洗濯を保証するために、フォーム組成物を織物全体に均一に行き渡らせることが重要である。フォーム組成物を織物全体に行き渡らせることは手作業により実施してもよく、あるいは、これは洗濯機において自動で行ってもよい。
フォームを行き渡らせる1つの方法は、織物を容器内に提供し、フォーム組成物を添加し、そしてゆっくりとこの混合物を短期間、例えば数分間、フォーム組成物が均一に行き渡るまで攪拌することである。
フォーム組成物を織物全体に行渡らせる方法の1つは、洗濯機のドラム内に織物を提供し、フォーム組成物を添加し、そして数分間ゆっくりとドラムを回転させ、そしてそれによりフォーム組成物を行き渡らせることである。
フォーム組成物を織物全体に行渡らせる別の方法は、手でフォームを行渡らせることである。
好ましい態様において、織物は、フォーム組成物を行渡らせる前に予め濡らされる。少なくとも、幾つかのフォーム組成物及び/又はいくつかの織物のタイプについては、織物を予め濡らすことで、織物全体にフォーム組成物を均一に行渡らせることが容易になる。
用語「予め濡らす」とは、本明細書及び特許請求の範囲においては、織物が本質的に水で飽和していることを意味することが意図されている。織物中に残留している水の正確な量は本発明にとって本質的なものではないが、予め濡らされた織物は、実質的に織物から水が滴り落ちることがない程度に乾燥した状態にあることが好ましい。更に、予め濡らした織物における水の適当な量は、処理される特定の織物に依存する。これは、織物が異なれば、水と結合し、そして水を保持する能力が異なるためであり、例えば、天然繊維によっては、例えば綿は、比較的大量の水と結合できるが、合成繊維によっては、例えばポリエステルは、水と結合できる量が比較的少ないことは周知である。水対織物の適当な比率は、特定の織物に関しては、単純な実験を用いて決定することができる。通常、0.2〜0.8gの水/1gの織物、好ましくは0.4〜0.6gの水/1gの織物という水対織物の比率は、多くの織物に適しており、そして、かかる比率は、更なる実験を行う必要なしに満足のいく結果とともに広く適用することができる。
織物は、水に浸すことで予め濡らすことができる。その後、余分な水は、例えば手で織物を絞るか、又は織物から水を絞り出すことにより、あるいは短時間遠心することで織物から除去される。当業者であれば、織物を予め濡らす他の方法が本発明に使用可能であることを理解するであろう。
フォーム組成物を行渡らせた後の保持期間において、織物を休ませることで酵素が汚れに作用する。保持期間は、汚れが直ちに分解することができる程度まで酵素がそれらの基質を加水分解することを確保するのに十分な長さであるべきである。1分から2時間の保持期間で通常十分であり、好ましくは2分から30分、より好ましくは5分から20分、最も好ましくは約10分である。
ステップa)の間の温度は、酵素が前記温度の間活性を保持する限り、必須ではない。当業者であれば、酵素によって低温が適しているものもあれば、高温が適しているものもあることを理解するであろう。従って、酵素の選択、及び洗濯される特定の織物について相当の注意を払い、ステップa)にとって適当な温度を選択することができる。通常、温度は0〜90℃の範囲内であるが、周囲温度と約40℃との間の温度を用いることが好ましく、より好ましくは周囲温度から30℃の間である。
ステップb)
ステップb)において、水、及び、任意に洗剤組成物が織物に添加され、そして織物は、通常の洗濯方法の間に洗浄が実質的に起こるよう、特定の温度及び時間で、撹拌しながら洗浄される。
ステップb)において洗剤組成物を添加することが好ましい。
このステップにおいて、せっけん水が作られ、そして織物は一定期間撹拌することで清浄される。このステップは、都合よくは、ドラム式の洗濯機で実施され、この中で、常用の洗濯方法で知られているように、ドラムを回転することで撹拌は行われる。ステップb)は、通常、織物から汚れを除去するのに都合よいと認められる任意の時間実施されうる。しかしながら、通常、合理的な時間で洗濯方法が終了するよう、あまり長いステップb)は回避されることが好ましい。通常、ステップb)は、10分から2時間の範囲内、好ましくは10分から1時間の範囲内、最も好ましくは15〜30分の範囲内で実施される。
ステップb)において、フォーム組成物のすべての成分が、織物、洗剤及び水の混合物に含められる。その結果、フォーム組成物に存在する酵素が、ステップb)の間それらの活性を発揮し続けるであろう。
1つの態様において、洗剤組成物は酵素を全く含まない。この態様において、本発明の洗濯方法は、完全な洗濯方法の間存在しており、そして出来る限り作用する、フォーム組成物の酵素と一緒に実施される。
別の態様において、洗剤組成物は上述の酵素を含む。この態様において、フォーム組成物の酵素は、完全な洗濯方法の間存在しており、そして出来る限り作用するものであり、そして洗剤組成物の酵素はステップb)の間存在しており、且つ作用するものであろう。
洗剤組成物に含まれる酵素は、フォーム組成物に含まれる酵素と本質的に同一の特異性を有する同一の酵素タイプであってもよい。
あるいは、洗剤組成物に含まれる酵素は、フォーム組成物に含まれる酵素と異なっていてもよく、異なる酵素タイプのものでもよく、そして/あるいはフォーム組成物に含まれる酵素と異なる特性を有していていてもよい。この態様において、ステップa)は、ある組み合わせの特異性を有するある組み合わせの酵素の存在下で実施され、そしてステップb)は、異なる組み合わせの特異性を有する異なる組み合わせの酵素の存在下で実施される。
ステップa)の生理学的/化学的な条件は、ステップb)の条件と同様に又はそれと異なって選択されることがある。
従って、ステップa)は、例えば、酸性から中性の条件下で実施されることがあり、そしてステップb)はアルカリ性の条件下で実施されることがある。この態様は、ステップa)のもとで、酸性から中性の条件下で至適活性を有する、ある組み合わせの酵素をフォーム組成物に含める機会を提供し、そして、ステップb)のもと、アルカリ性条件下で至適活性を有する、異なる組み合わせの酵素を洗剤組成物に含めてもよい。
リパーゼを洗濯方法に含めることが望ましい場合、本発明によれば、当該リパーゼをフォーム組成物に含めることが好ましい。これは、ステップa)において、相対的に低い水分活性が、少ない水分条件下でより性能が発揮されることが知られているリパーゼにとって好ましいためである。
最後に、天然の酵素はタンパク質性であるため、ある程度プロテアーゼの作用に感受性があるであろう。本発明は、特定のプロテアーゼ感受性酵素をフォーム組成物に含め、ステップa)の間最大活性を有するようにし、そして、プロテアーゼを本発明の洗剤組成物に含め、そしてステップb)の間にプロテアーゼ活性を有するようにする機会を提供する。
更に、漂白剤を含んで成る洗剤組成物が使用される場合、漂白剤感受性酵素をフォーム組成物に含め、漂白剤耐性酵素を洗剤組成物に含めることができ、それにより、全ての酵素を洗剤組成物に含める場合と比較してより効果的な洗浄が得られる。
したがって、本発明は、特定の選択されたフォーム組成物及び洗剤組成物並びにこれらの組成物に含まれる酵素の特定の選択に依存して、非常に多くの多様性を洗濯方法に提供する。
本発明に係る洗濯方法は、全ての成分が1つの組成物として添加される伝統的な洗濯方法と比較して、洗濯方法の際に少量の水を用いて実施することができるという利点を有するものである。更に、当該過程において消費される水及びエネルギーの量は、伝統的な洗濯方法と比較して少ない。
更に、許容される洗濯の結果は、全ての酵素、水、及び洗剤組成物が最初から添加される伝統的な洗濯方法と比較して、より少量の洗剤組成物を用いて達成することができる。
本発明の洗濯方法は、全ての成分が一組成物として添加される伝統的な洗濯方法と比較して、高い洗浄効率を提供する。理論に拘束されることを意図するものではないが、本発明による高い洗浄効率は、ステップa)の間、織物の表面上で水の量が少なく、このため、酵素及び界面活性剤が高濃度であり、その結果、汚れが非常に効率よく酵素分解されることに起因するものと考えられる。
これにより、本発明による洗濯は、より短期間で、常用の洗濯方法を用いてより長期間かかるであろう結果と同一の結果で実施され得るという結果をもたらす。
更に別の観点において、本発明は、織物のための容器、フォーム組成物送達装置、洗濯混合物を撹拌するための手段、水道、及び洗剤組成物用の装置、を含んで成る、本発明の洗濯方法を実施するための装置に関する。
織物のための容器は、洗濯方法の間織物を保持する。織物にとって便宜な容器は、伝統的な洗濯機で周知のとおり、穴の開いた金属製ドラムである。当該ドラムは、装置の全体的なデザインによって、水平又は垂直に取り付けられることがある。
洗濯混合物を撹拌する手段は、洗濯機業界で周知である。都合よくは、撹拌は、ドラムを、長手方向軸を中心として回転させることによって提供される。伝統的な洗濯機業界で周知の、ドラムをその長手軸を中心として回転させる手段も、本発明に応用される。
フォーム組成物送達装置は、原則として、本発明のフォーム組成物を調製し、そして送達することができる任意の装置であってもよい。1つの態様において、フォーム組成物送達装置は、フォーム組成物の全成分を含んで成るが、フォーム以外の形態の組成物からフォーム組成物を調製することができる泡立て装置から成る。別の態様において、フォーム組成物送達装置は、作動装置を作動させることで、フォーム組成物を送達することができるスプレー缶を受け入れることができるホルダーである。他の態様において、フォーム組成物送達装置はノズルを含んで成り、この中で、界面活性剤と酵素は噴射している水の中へと注入され、これによりフォームが作られる。
フォームを調製し、送達するための装置は当業界で周知であり、例えば、硬表面を洗浄するためのフォームを送達するための装置であり、かかる装置は本発明において使用してもよい。
水道は、上水道及び蛇口を含んで成る。更に、水の温度を調節するための加熱装置及びサーモスタットが設けられてもよい。水流は、当業者が認識しているような適当なバルブ及びポンプによって制御される。
伝統的な洗濯機の業界で周知の洗剤組成物用の装置も本発明に応用される。洗剤組成物用の装置は、多くの常用の洗濯機で見られるような洗剤トレーであってもよい。
好ましくは、本発明の洗濯方法を実施するための装置は自動化されており、既定プログラムにおける完全な洗濯方法を制御することができる。本発明の洗濯方法にとって好ましいあるプログラムは、以下のステップ:
−織物が織物用の容器内に取り込まれるステップ;
−水が添加され、そして織物が予め濡らされ、そして過剰な水が除去されるステップ;
−織物を既定の期間休める保持期間のステップ;
−水及び洗剤が供給され、そして織物が既定の期間撹拌することで洗浄されるステップ;
−せっけん水が排出されるステップ;
−水が添加され、そして織物がすすがれるステップ;及び
−すすぎ水を排水した後、織物が取り出され、そして乾燥されるステップ、
を含んで成る。
当業者は、より効率的な水又はせっけん水の除去を確実にするために、多数の遠心ステップを含めてもよいことを理解するであろう。
本発明は更に以下の実施例によって詳述されるが、これは単に例示目的であり、限定するものとして何ら解釈されるべきではない。
材料と方法
洗浄方法:生地見本(swatch)を裁断し、マーキングし、そして洗濯用の手提げ袋に据え、そして洗濯機内で濡らし、そして400rpmで4分遠心する。泡立てられるべきこれらの生地見本をガラスビーカー内に据える。20分間洗浄されている生地見本を直接、1gのEucerin±酵素カクテルの500ml洗浄溶液が入ったTOMビーカー内に据える。酵素を含むか、又は含まない1mlの手洗い用石鹸のローションであるEucerinを7mlの水道水(21゜dH)に添加し、混合し、フィンガーフォーマーで泡立てる。この泡をガラスビーカー内の生地見本に添加し、ゴムベラで軽く混合する。10分間休ませ、482mlの洗浄溶液が入ったガラスビーカーから流し出し、TOMビーカーに移し、そして20分間の洗浄と同一の条件で10分間洗浄する。
洗浄後、各ビーカーに由来する生地見本を、流れている冷たい水道水ですすぎ、そして選択用の手提げ袋に据え、そして4分間400rpmで遠心する。
室温で一晩乾燥させ、規約反射率(remission)をcolor eyeを用い460nmで測定する。
洗浄方法を図1に概略的に示す。
Figure 0005485705
Figure 0005485705
EMPA111、EMPA117及びEMPA164は、プロテアーゼ感受性の汚れとみなされる。EMPA101、EMPA106及びwfk 10TEは、界面活性剤感受性の汚れとみなされる。EMPA112、wfk 10D、wfk 20D、wfk 20MU及びEMPA120は、リパーゼ感受性の汚れとみなされる。
EMPA114、wfk 10U及びwfk 10WBは、漂白剤感受性の汚れとみなされる。
wfk10062及びCS−28は、アミラーゼ感受性の汚れとみなされる。
wfk 10A及びwfk 30Aはトレースの生地見本(trace swatch)である。
生地見本は、Center for Testmaterials BV(オランダ国フラールディンゲン)から入手した。
実施例1
この実施例において、前記方法の性能は、界面活性剤及び洗剤としてEucerinを、そして21゜dHの硬度を有する水道水を用いた、温度が22℃で、そして合計の処理時間が20分のモデル洗浄方法で説明する。処理後の洗浄溶液は、120rpmの遠心で除去する。
次の4つの洗浄を実施した。それぞれ、2gの各生地見本を含んでいた。結果は、全ての処理済みの生地見本についての規約反射率の合計として算出した。
Figure 0005485705
結果を図2に示す。本実験は、酵素カクテルを用いた洗浄が酵素を用いないものよりも有意に優れた性能を発揮することを示している(♯2及び♯4と♯1及び♯3とをそれぞれ比較する)。更に、フォーム形態の酵素によりフォームステップを用いた本発明の洗浄♯2は、同一の酵素カクテル及び界面活性剤/洗剤を用いたが、フォームステップを用いていない洗浄♯4よりも有意に優れた性能を発揮する。
実施例2
直鎖C12アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)及び酵素カクテルと、漂白剤及び酵素を含むEUのコンパクト粉末洗剤(HDP洗剤)とを水洗段階で用いるフォームテスト。LASは、当該フォーム中でpH9に調節され、そして何ら緩衝剤は添加されない。
この試験におけるフォーム洗浄は、半分がLASフォームと酵素カクテルのインキュベーションステップ、続いて、洗浄溶液中に異なる量のHDPによる水洗ステップで行う。本試験はTerg−O−Tometer(TOM)で行う。
本発明者は、このフォーム洗浄と、全洗浄が水洗サイクルであり、且つ当該フォーム洗浄に相当する成分を有する伝統的なTOMウォッシュとを比較する。両洗浄方法についての合計の処理時間は20分である。本試験における洗浄条件は室温であり(22℃、そして21゜dHの水道水)、実施例1と同一の汚れの組み合わせを使用する。水洗は、種々の量の洗剤を添加した500mlのH2O中で実施する。HDP洗剤は、漂白剤及び酵素を含むEUコンパクト粉末洗剤である。
処理後の結果は、実施例1と同一の方法を用いて測定した。
Figure 0005485705
洗浄番号6〜11において、フォーム組成物は、水及びHDPの添加直前に生地見本に添加され、その結果、フォーム処理期間は、これらの試験においては存在しなかった。洗浄番号11及び12において、フォームは添加されなかったが、相当の量のLAS、及び酵素カクテルが、12において、水洗に添加された。
結果を図3に示す。
再び、フォーム組成物中で酵素カクテルを用いる本発明の方法により、かなりの増強を確認することができる。この結果は更に、本発明の方法を用いてより少ない量の洗剤組成物で、満足の行く洗濯結果を得ることができることを示している。
実施例3
本実施例では、フォーム洗浄及びTOM洗浄における、酵素量の増大効果について試験する。LASを含んで成るフォーム組成物を本実施例で使用した。洗剤として、市販の製品Ariel Sensitive(登録商標)を使用した。TOM洗浄において、フォーム組成物に含まれる量と同一の量のLASを添加した。
フォーム洗浄は、30mlの水、0.25gのLAS(8.3g/LのLAS)と表記のとおりの酵素との混合物を泡立てることによって調製したフォームを、生地見本上に行渡らせ、そして5分間インキュベートすることで実施した。次に、450mlの水道水(15゜dH)及び洗剤組成物(0.5g/LのAriel Sensitive(登録商標))を添加し、そして生地見本を、TOMにおいて、15分間20℃で洗浄した。せっけん水は廃棄され、そして生地見本の規約反射率(remittance)が測定された。
合計4つのフォーム洗浄が酵素を用いずに、1×酵素混合物、3×酵素混合物、及び5×酵素混合物を用いて実施された。
TOM洗浄は、生地見本(7.5g)、450mlの水、洗剤(0.5g/Lの濃度のAriel Sensitive(登録商標))、LAS及び表記のとおりの酵素を添加することで実施した。LAS及び酵素は、8.3g/LのLASの30ml溶液として添加することで、各成分がフォーム洗浄中の量と同一の量になるようにした。生地見本は、20℃で20分間洗浄した。せっけん水を廃棄し、生地見本の規約反射率(remittance)を測定した。
得られた結果は、Δ規約反射率(洗浄した生地見本の規約反射率を差し引いた、洗浄しなかった生地見本の規約反射率)として算出した。合計のΔ規約反射率は、全ての生地見本についてのΔ規約反射率の合計である。
本実施例で使用した酵素混合物(1×)の組成は以下のとおりである:
Lipex:0,150mg ep
Savinase:0,480mg ep
Amylase:0,225mg ep
Celluclean:0,150mg ep
(epは酵素タンパク質を表す)
以下の生地見本を本実施例で使用した。
Figure 0005485705
以下の結果が得られた。
Figure 0005485705
この結果は、本発明のフォーム洗浄法が全ての酵素量について優れた洗浄結果をもたらすことを示すものである。
実施例4
実施例3のTOM洗浄は、酵素混合物を添加することなく繰り返したが、量が10倍多い洗剤組成物(5.0g/LのAriel Sensitive(登録商標))(製造業者によって推奨された量)を用いた。合計で268のΔ規約反射率(remittance)が確認された。
本実施例は、本発明の方法を、少量の洗剤量で用いることで、伝統的なTOM洗浄を用いてかなり大量の洗剤量を必要とするものと同様の満足の行く洗濯結果を得ることが出来ることを示している。
実施例5
本実施例において、本発明の方法の効果を、追加の洗剤を添加することなく試験した。したがって、実施例3に記載の実験を、洗剤組成物を添加することなく繰り返した。
以下の結果が得られた。
Figure 0005485705
これらの結果は、伝統的な洗濯方法と比較して、本発明の方法を用いた場合、優れた結果が得られたことを証明している。
実施例6
実施例5で実施した実験において、プロテアーゼ感受性の生地見本由来の結果を算出した。プロテアーゼ感受性とみなされた生地見本は、EMPA116、EMPA117及びEMPA164である。
Figure 0005485705
これは、本発明の方法が、伝統的なTOM法と比較して、予測できない優れた効果を奏することを証明するものである。

Claims (10)

  1. 織物を洗濯する方法であって、
    a.1又は複数の酵素を含んで成るフォーム組成物を、予め濡らした織物全体に行き渡らせ、続いて保持期間を設けるステップ;及び
    b.水及び、任意に洗剤組成物を当該織物に添加し、そして当該織物を第二の期間攪拌するステップ、
    を含んで成る、方法。
  2. ステップa)の酵素が、プロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、アミラーゼ、カルボヒドラーゼ、セルラーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、アラビナーゼ、ガラクタナーゼ、キシラナーゼ、オキシダーゼ、及びペルオキシダーゼの中から選択される、請求項1に記載の方法。
  3. ステップa)の保持期間が、1分から2時間の範囲である、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 洗剤組成物がステップb)で添加される、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  5. ステップb)の攪拌が、10分から2時間の範囲内の期間実施される、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  6. 洗剤組成物が、
    a.1又は複数のフォーム形成剤、
    b.1又は複数の酵素、
    c.pH制御剤、フォーム安定化剤、酵素安定化剤の中から選択される1又は複数の追加の化合物;及び
    d.水
    から成る、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法
  7. 1又は複数のフォーム形成剤が非イオン性界面活性剤を含まない、請求項6に記載の方法
  8. 前記1又は複数のフォーム形成剤が陰イオン性界面活性剤を含んで成る、請求項6又は7に記載の方法
  9. 前記フォーム形成剤が、エトキシル化アルコール、エトキシル化アルキルフェノール、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドブロックポリマー、カルボン酸アミド、硫酸化アミド並びにアミンオキシドの中から選択される、請求項6〜8のいずれか1項に記載の方法
  10. 前記酵素がそれぞれ、フォーム組成物の全重量に基づき、0.00001%〜10%(w/w)含んで成る、請求項6〜9のいずれか1項に記載の方法
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