JP5485029B2 - 吹付けシステム - Google Patents

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本発明は、建物の壁面に液体の吹き付けを行う吹付けシステムに関する。
従来より、例えば建物の建築時には、建物の外壁として軽量気泡コンクリートパネル(ALCパネル)やサイディングを設置し、当該外壁の壁面に吹付け剤を吹き付けて塗装することが行われている。この吹付け作業(塗装作業)は、現場にて建物の壁面に足場を作り、人手によって行うことが一般的であった。しかしながら、建物が密集して作業空間が狭小の場合には、足場を作ることができないため、人手による吹付け作業が困難であった。
そこで、吹付け作業を狭小地でも行うことができるように、特許文献1には、壁面に対し横方向に設置されたガイドレールと、ガイドレールに沿って横行する門型フレームの横行台車と、該横行台車に沿って昇降する昇降台車とを備え、該昇降台車には、塗装ノズルと、壁面に接触して当該昇降台車の上下方向の移動を案内する案内部材とが設けられた塗装装置が開示されている。この塗装装置では、塗装ノズル等を有する昇降台車が上下、左右方向に移動できるので、作業空間が狭くても足場を作ることなく人手によらず吹付け作業を行うことができる。
特開2004―108044号公報
しかしながら、上記塗装装置では、建物の壁面にその壁面の横方向の全体に亘ってガイドレールが取り付けられ、そのガイドレールに、建物の外壁の縦方向の全体に亘って延びる横行台車が支持される。この横行台車には、さらに昇降台車が設置される。この結果、装置全体が大掛かりになる。また、大きな荷重がかかるガイドレールや横行台車の強度を確保するため、ガイドレールや横行台車のフレームが太くなり、塗装装置の重量が増える。この結果、塗装装置の設置や、吹付け時の横行台車の移動等に多大な労力が必要になり、吹付け作業が困難になる。
また、建物の吹付けでは、壁面全体の吹付けを効率的に短時間で行うことが望まれている。これを実現するため、例えば上述のような塗装装置において塗装ノズルを複数並べて一度に行える吹付けの範囲を広げることも考えられるが、かかる場合、各塗装ノズル毎に配管等が必要になり、装置が大型化する。このため、塗装装置を狭小地に設置できなくなる恐れがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、軽量化及び小型化が可能で、吹付けを効率的に行うことができる塗装装置などの吹付けシステムを提供することをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、壁面に液体の吹き付けを行う吹付けシステムであって、前記壁面に沿った上下方向に設置可能な左右一対のレールと、前記レールの下端に取り付けられ、前記レールを前記壁面に沿った左右方向に移動自在にする車輪と、前記レールに沿って昇降可能な吹付けユニットと、を有し、前記吹付けユニットは、液体を前記壁面に対向する面状に保持可能で通気可能な液体保持部と、前記液体保持部の後方側から前記壁面側に向けてエアを噴出可能なエア噴出部と、を有する。
本発明によれば、レールを車輪により移動させることができるので、従来のような壁面に取り付けられるガイドレールなどが不要になり、システム全体を軽量化することができる。また、液体保持部により面状に液体を保持し、エア噴出部により当該吹付け保持部の液体を壁面の広範囲に吹付けることができるので、複数の塗装ノズルを並べて用いる場合に比べて配管等が少なくシステムを小型に維持しながら、吹付けを効率的に行うことができる。
前記液体保持部は、メッシュ状のシートであり、前記吹付けユニットは、前記液体が貯留される貯留部と、前記シートを前記貯留部の液体内に送り、その後当該シートを前記エア噴出部の前面に送るシート駆動機構と、を有するようにしてもよい。かかる場合、液体をエア噴出部の前面に安定的に供給することができるので、壁面への吹付けを斑なく行うことができる。
前記シート駆動機構は、前記エア噴出部の上方に設けられ、前記壁面の左右方向に平行に配置可能な上部回転軸と、前記エア噴出部の下方の前記貯留部内に設けられ、前記上部回転軸に平行に配置された下部回転軸と、前記上部回転軸又は前記下部回転軸の少なくともいずれかを回転させる回転駆動部と、を有し、前記シートは、環状に形成され、前記上部回転軸と前記下部回転軸の間に架けられ、前記エア噴出部は、前記シートの内側に配置されていてもよい。かかる場合、環状のシートを回転させ、当該シートにより液体をエア噴出部の前面に連続的かつ安定的に供給することができる。よって、エア噴出部による吹付けを効率的に斑なく行うことができる。
前記エア噴出部は、前記壁面に向けて前記左右方向に幅のある領域にエアを噴出可能であり、前記液体保持部は、前記エアの噴出領域よりも前記左右方向に長い幅を有していてもよい。かかる場合、エア噴出部のエアが適切に液体保持部に供給されるので、吹付けを好適に行うことができる。
前記エア噴出部は、前記左右方向に並べられた複数の噴出孔又は前記左右方向に延びるスリット状の噴出孔を有していてもよい。
前記吹付けユニットは、前記エア噴出部及び前記液体保持部の背面側を覆う背面板をさらに有していてもよい。かかる場合、液体が背面方向に飛散して隣接する建物を汚染することを防止できる。
本発明によれば、軽量化及び小型化が可能で、吹付けを効率的に行う吹付けシステムを実現できる。
壁面に設置された吹付けシステムの正面図である。 壁面に設置された吹付けシステムの側面図である。 ガイドレールの断面図である。 ピンの付いたガイドレールの断面図である。 吹付けユニットの斜視図である。 吹付けユニットの内部構造を示す断面図である。 エア噴出部の斜視図である。 他の構成のエア噴出部の斜視図である。 参考例の吹付けユニットの斜視図である。 他の参考例の吹付けユニットの斜視図である。 他の参考例の吹付けユニットの斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1及び図2は、本実施の形態に係る吹付けシステム1の構成の概略を示す説明図である。図1は、建物2の壁面3に設置された吹付けシステム1の正面図であり、図2は、建物2の壁面3に設置された吹付けシステム1の側面図である。
吹付けシステム1は、建物2の壁面3に沿って上下方向に設置可能な左右一対のレール10と、レール10の下端に取り付けられた車輪11と、壁面3に対して液体としての吹付け剤を吹き付ける吹付けユニット12を有している。
レール10は、複数、例えば3つのレール部材20、21、22が上下方向に連結されて構成されている。上下に隣り合うレール部材同士(レール部材20とレール部材22、レール部材22とレール部材21)は、板状で細長の連結部材30によって接続されている。
図2に示すように各レール部材20〜22の上部と下部には、レール10と壁面3との距離を一定にするためのスペーサ40が設けられている。スペーサ40は、各レール部材20〜22から壁面3側に一定距離突出している。また、図1に示すように各レール部材20〜22には、左右のレール片同士を接続する横フレーム41が設けられている。
車輪11は、レール10の下端に設けられた横フレーム41の下に取り付けられている。車輪11は、壁面3に沿った水平方向(左右方向Y)の2箇所に設けられている。地面Bには、壁面3の左右方向Yに沿ったガイドレール50が設けられている。車輪11は、このガイドレール50上に載置され、ガイドレール50上を回転して左右方向Yに移動できる。ガイドレール50は、図3に示すように中央に突条部50aが形成されている。この突条部50aは、左右方向Yに沿って形成されている。一方、車輪11は、壁面3の垂直方向(前後方向X)に並べられた2つのタイヤ11a、11bからなり、この2つのタイヤ11a、11bの間には隙間Fが形成されている。この車輪11の隙間Fにガイドレール50の突条部50aが嵌め込まれている。また、ガイドレール50は、比較的重量のある鋼板等により形成されている。このガイドレール50の構成により、壁面3に対する前後方向Xへの車輪11のずれを防止している。なお、図4に示すようにガイドレール50の下面に下に尖って突出するピン50bが設けられていてもよく、かかる場合、ガイドレール50の前後方向Xの動きが規制されるので、車輪11が前後方向Xにずれることをより確実に防止できる。
吹付けユニット12は、レール10の左右のレール片の間に配置されている。吹付けユニット12は、例えば図5及び図6に示すように前面が開口した厚みのある方形状の筺体60を有している。筺体60は、その背面側(壁面3の反対側)に方形の背面板61を有している。筺体60の上下左右には、背面板61の周縁部に沿った角柱状の枠体62が設けられている。
例えば筺体60の上面には、リング64が取り付けられている。リング64には、ワイヤ65が接続され、このワイヤ65は、図1に示すように最上部のレール部材20の最上部の横フレーム41に設けられたモータ等の昇降駆動部66に接続されている。昇降駆動部66によりワイヤ65を上下に移動させることにより、吹付けユニット12をレール10に沿って昇降することができる。
筺体60には、図5及び図6に示すように吹付け剤を壁面3に対向する面状に保持可能で通気可能な液体保持部としてのシート70と、シート70の内側から壁面3側に向けてエアを噴出可能なエア噴出部71と、吹付け剤が貯留される貯留部72と、シート70を貯留部72の吹付け剤内に送りシート70に吹付け剤を付着保持させ、当該シート70をエア噴出部71の前面に送るシート駆動機構73が設けられている。
貯留部72は、筺体60の下部に配置され、上面が開口した容器状に形成されている。貯留部72には、吹付け剤供給管74が接続されている。吹付け剤供給管74は、例えば枠体62内を通過した後、建物2の屋上の図1及び図2に示す吹付け剤供給源75に通じている。
図5及び図6に示すようにシート駆動機構73は、壁面3に対し左右方向Yに平行に配置可能な上部回転軸80と、上部回転軸80に平行に配置された下部回転軸81と、上部回転軸80を回転駆動するモータなどの回転駆動部82を有している。なお、別の例として、回転駆動部82は、下部回転軸81、或いは上部回転軸80及び下部回転軸81の両方を回転駆動するものであってもよい。
上部回転軸80は、筺体60の上部に設けられている。下部回転軸81は、貯留部72内に設けられている。
シート70は、メッシュ状に形成されている。また、シート70は、環状の無端ベルト状に形成され、上部回転軸80と下部回転軸81の間に架け渡されている。回転駆動部82による上部回転軸80の回転により、シート70が回転する。シート70は、貯留部72内を通り、筺体60の前面側を通って上昇し、その後背面側を通って下降して貯留部72内に戻るように回転する。
エア噴出部71は、シート70の前面側と背面側の間である内側に配置されている。エア噴出部71は、図7に示すように左右方向Yに延びる管路90と、当該管路90に等間隔に並べられた複数の噴出孔91を有している。図5及び図6に示すように噴出孔91は、シート70の前面や壁面3に正対し水平方向に向けられている。管路90は、エア供給管92により、例えば屋上に設置される、高圧エアを供給する高圧エア供給源93(図1に示す)に通じている。例えば高圧エア供給源93には、エア噴出部71への高圧エアの供給をオン/オフするスイッチ(図示せず)が接続されている。エア噴出部71は、複数の噴出孔91により左右方向Yに幅のある領域にエアを噴出可能であり、シート70は、そのエアの噴出領域よりも左右方向Yに長い幅を有している。エア噴出部71からシート70の前面に対しエアを噴出することにより、シート70の前面に付着している吹付け剤が壁面3側に飛ばされ壁面3に吹付けられる。
次に、以上のように構成された吹付けシステム1を用いた壁面3への吹付け作業について説明する。
先ず、図1及び図2に示すように吹付けシステム1が建物2の壁面3に設置される。初めに建物2の壁面3に沿った地面Bにガイドレール50が設置される。次に、例えば建物2の屋上において各レール部材20〜22を下から順に連結しながら、レール10が屋上から壁面3に沿って下される。車輪11がガイドレール50上に下され、各車輪11の隙間Fがガイドレール50の突条部50aに嵌め込まれる。その後、レール10が壁面3に押し付けられ、レール10の各スペーサ40が壁面3に当接されて、レール10が壁面3に沿って直立する。
次に、壁面3への吹付け剤の吹付けが行われる。このとき、吹付けユニット12が上下動しながら、吹付けユニット12から壁面3に吹付け剤が吹き付けられる。吹付けユニット12では、図6に示すように回転駆動部82により上部回転軸80が回転され、シート70が上部回転軸80と下部回転軸81の間を回転する。シート70は、貯留部72内を通り、エア噴出部71の前面を通って上昇し、その後エア噴出部71の背面を通って下降して貯留部72内に戻る。これにより、貯留部72内の吹付け剤が順次シート70に保持され、エア噴出部71の前面に送られ、余った吹付け剤が貯留部72に戻される。なお、シート70が貯留部72から上昇してエア噴出部71の前面に到達するまでの間に、シート70面の吹付け剤が均され、シート70には、均一な膜状の吹付け剤が保持される。
シート70が回転した状態で、エア噴出部71の噴出孔91から高圧のエアが噴出される。このエア噴出部71からのエアの噴出は、作業員の手元にあるスイッチをオン/オフすることによって行われる。このエアの噴出により、エアが前面側のシート70に当たりそのシート70を通過し、シート70の吹付け剤が飛ばされて壁面3に吹き付けられる。
壁面3に吹付け剤を吹き付けながら、吹付けユニット12が上下動すると、左右方向Yに幅のある上下方向の帯状に吹付けが行われる。この上下方向の帯状の吹付けが終了すると、作業員によりレール10がガイドレール50に沿って左右方向Yにずらされる。その後、再び吹付けユニット12が上下動して吹付け剤が壁面3に吹き付けられ、所定幅の帯状の吹き付けが行われる。この吹付けが繰り返され、壁面3の所望の範囲に吹付けが行われる。
吹付けの終了後、吹付けシステム1が建物2から取り外される際には、レール10が壁面3から離され、その後レール10が上方に引き上げられ、順次レール部材20〜22が切り離されて、レール10全体が屋上に回収される。
以上の実施の形態によれば、レール10を車輪11により移動させることができるので、従来のような壁面に取り付けられるガイドレールなどが不要になり、吹付けシステム1の全体を軽量化することができる。また、シート70により面状に吹付け剤を保持し、エア噴出部71により当該吹付け剤を壁面3の広範囲に吹付けることができるので、複数の塗装ノズルを用いる場合に比べて配管等を少なくし吹付けシステム1を小型に維持しながら、吹付けを効率的に行うことができる。
シート70は、メッシュ状のシートであり、吹付けユニット12は、貯留部72と、シート駆動機構73を有するので、吹付け剤をエア噴出部71の前面に安定的に供給することができ、これにより、壁面3への吹付けを斑なく行うことができる。
シート駆動機構73は、上部回転軸80と、下部回転軸81と、回転駆動部82を有し、シート70は、上部回転軸80と下部回転軸81の間に架けられ、エア噴出部71は、シート70の内側に配置されている。これにより、シート70を回転させ、当該シート70により吹付け剤をエア噴出部71の前面に連続的かつ安定的に供給することができる。よって、エア噴出部71による吹付けを効率的に斑なく行うことができる。
エア噴出部71は、壁面3に向けて左右方向Yに幅のある領域にエアを噴出可能であり、シート70は、エア噴出部71のエアの噴出領域よりも左右方向Yに長い幅を有しているので、エア噴出部71のエアが適切にシート70に供給されるので、吹付けを好適に行うことができる。
吹付けユニット12は、エア噴出部71及びシート70の背面側を覆う背面板61を有しているので、吹付け剤が背面方向に飛散して隣接する建物を汚染することを防止できる。
エア噴出部71は、左右方向Yに並べられた複数の噴出孔91を有しているので、シート70に対するエアの供給を適切に行うことができる。
なお、エア噴出部71は、複数の噴出孔91に代えて図8に示すようにスリット状の噴出孔91を有していてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば以上の実施の形態では、吹付け剤保持部がシート70であったが、当該シート70のメッシュの目付けは塗料の種類等によって適宜変更可能である。また、壁面3が所定のモジュールを有する複数の外壁パネルを敷設して形成されている場合には、当該シート70の幅は、当該外壁パネルの幅に一致する大きさ或いは当該幅以上の大きさを有していることが好ましい。また、以上の実施の形態では、吹付け剤の吹付けシステム1について説明したが、本発明は、吹付け剤以外の洗浄液などの他の液体の吹付けシステムにも適用できる。
以下に、吹付けユニット12の他の構成を参考例として記載する。
例えば図9に示すように吹付けユニット100は、筺体60内に、吹付け剤が噴出される吹付け剤噴出部101と、吹付け剤が貯留される貯留部102を有している。なお、筺体60は、上記実施の形態と同様の構成であるので同じ符号を用いて説明を省略する。貯留部102は、筺体60の上部に配置され、封鎖されたタンク状に形成されている。貯留部102の側面には、吹付け剤供給管110が接続されている。吹付け剤供給管110は、例えば枠体62内を通過した後、建物2の屋上に設置された図示しない吹付け剤供給源に通じている。
吹付け剤噴出部101は、例えば左右方向Yの水平に延びる管路120と、当該管路120に等間隔に並べられた複数の吹付けノズル121を有している。管路120の端部には、混合部130が形成されている。混合部130には、貯留部102に通じる管路131と、屋上に設置された図示しない高圧エア供給源に通じる管路132が接続されている。この吹付けユニット100では、高圧エアと貯留部102の吹付け剤が混合部130で混合され、管路120を通じて各吹付けノズル121から噴出され、壁面3に吹き付けられる。
上記吹付けユニット100は、図10に示すように各吹付けノズル121が別々に貯留部102と通じていてもよい。かかる場合、例えば各吹付けノズル121が各々の管路140によって貯留部102に接続されている。また、各吹付けノズル121は、管路141によって、吹付けユニット100の外部の図示しない高圧エア供給源に接続されている。管路141は、一端側が高圧エア供給源に接続され、他端側が分岐し各吹付けノズル121に接続されている。吹付けノズル121は、吹付け剤と高圧エアが混合される混合部121aを有し、当該混合部121aの吹付け剤が高圧エアと共に噴出される。この吹付けユニット100では、各吹付けノズル121が別々に貯留部102と通じているので、貯留部102から各吹付けノズル121に供給される吹付け剤の供給圧がより均一になり、各吹付けノズル121からの吹付け剤の噴出量がより均一になる。
別の参考例として、図11に示す吹付けユニット150は、貯留部102がなく、吹付け剤が吹付け剤供給源から直接的に吹付けノズルに供給されるものである。吹付けユニット150は、筺体60内に、吹付け剤噴出部160を有している。吹付け剤噴出部160は、例えば左右方向Yの水平に延びる管路161と、当該管路161に等間隔に並べられた複数の吹付けノズル162を有している。
管路161の中央には、混合部163が接続されている。混合部163には、吹付けユニット150の外部の図示しない吹付け剤供給源に通じる管路164と、吹付けユニット150の外部の図示しない高圧エア供給源に通じる管路165が接続されている。この吹付けユニット150では、高圧エアと吹付け剤が混合部163で混合され、各吹付けノズル162から噴出され、壁面3に吹き付けられる。
本発明は、軽量化及び小型化が可能で、吹付けを効率的に行う吹付けシステムを実現する際に有用である。
1 吹付けシステム
2 建物
3 壁面
10 レール
11 車輪
12 吹付けユニット
20〜22 レール部材
40 スペーサ
70 シート
71 エア噴出部
72 貯留部
73 シート駆動機構
X 前後方向
Y 左右方向

Claims (6)

  1. 壁面に液体の吹き付けを行う吹付けシステムであって、
    前記壁面に沿った上下方向に設置可能な左右一対のレールと、
    前記レールの下端に取り付けられ、前記レールを前記壁面に沿った左右方向に移動自在にする車輪と、
    前記レールに沿って昇降可能な吹付けユニットと、を有し、
    前記吹付けユニットは、
    液体を前記壁面に対向する面状に保持可能で通気可能な液体保持部と、
    前記液体保持部の後方側から前記壁面側に向けてエアを噴出可能なエア噴出部と、を有する、吹付けシステム。
  2. 前記液体保持部は、メッシュ状のシートであり、
    前記吹付けユニットは、
    前記液体が貯留される貯留部と、
    前記シートを前記貯留部の液体内に送り、その後当該シートを前記エア噴出部の前面に送るシート駆動機構と、を有する、請求項1に記載の吹付けシステム。
  3. 前記シート駆動機構は、
    前記エア噴出部の上方に設けられ、前記壁面の左右方向に平行に配置可能な上部回転軸と、
    前記エア噴出部の下方の前記貯留部内に設けられ、前記上部回転軸に平行に配置された下部回転軸と、
    前記上部回転軸又は前記下部回転軸の少なくともいずれかを回転させる回転駆動部と、を有し、
    前記シートは、環状に形成され、前記上部回転軸と前記下部回転軸の間に架けられ、
    前記エア噴出部は、前記シートの内側に配置されている、請求項2に記載の吹付けシステム。
  4. 前記エア噴出部は、前記壁面に向けて前記左右方向に幅のある領域にエアを噴出可能であり、
    前記液体保持部は、前記エアの噴出領域よりも前記左右方向に長い幅を有している、請求項1〜3のいずれかに記載の吹付けシステム。
  5. 前記エア噴出部は、前記左右方向に並べられた複数の噴出孔又は前記左右方向に延びるスリット状の噴出孔を有している、請求項4に記載の吹付けシステム。
  6. 前記吹付けユニットは、前記エア噴出部及び前記液体保持部の背面側を覆う背面板をさらに有する、請求項1〜5のいずれかに記載の吹付けシステム。
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